綾「まず、ラブレター…は私と陽子の関係だと少し合わない…」

綾「…直接、校舎裏に…」

綾「考えてみると別に校舎裏である必要はないわね」

綾「人が居ない時間帯の公園にしましょう」

綾「陽子には、話したい事があるって言って呼び出せば良いわよね」

綾「嘘じゃないしね」

綾「…よし…」

～当日～

綾「よ、陽子！」ﾋﾟｰﾝ

陽子「ん？なんだ改まって」

綾「す、少し話したい事があるの」

陽子「いいけど、何？」

綾「あ、そのここでじゃ、ちょっと、その…」ﾓｼﾞ

陽子「？」

綾「きょ、今日の放課後、公園に一緒に来てくれないかしら」ｶｧｧ

陽子「……」

綾「あそこなら、人が少ないし、その…」

綾「人に聞かれたくない、話、なの…」ｶｧｧ

陽子「わかったよ」

綾「本当！？」ﾊﾟｧ

陽子「じゃあ今日の放課後は一緒に公園な」

綾「う、うん」

陽子「りょうかーい」

綾「……」

綾「…よしっ…」ﾎﾞｿｯ

～放課後　公園～

陽子「で、話ってなんなの？」

綾「あ、そ、その…」ﾓｼﾞｯ

陽子「ん？」

綾「陽子、お腹空いてない？」

陽子「ちょっと空いてるかも」ｸﾞｰ

綾「ははっ、じゃあこの後一緒にレストランへ行きましょう？」ｶｧｧ

陽子「お？まさか綾のおごりか？」

綾「ま、まぁ、そうね」ｶｧｧ

陽子「ほんとに！？よっしゃー！！」

綾「そ、それでね、陽子」

陽子「あ、ああ話があるんだったっけ、何？」

綾「……」ﾓｼﾞｯ

陽子「？」

綾「陽子」

陽子「ん？」

綾「私、陽子の事が好きなの！」ｶｧｧ

陽子「……」

綾「……」ﾎﾟｯﾎﾟｯ

陽子「……」

陽子「私も綾の事は好きだよ」

綾「えっ」ﾄﾞｷｯ

綾「あ、で、でもそれは、陽子の好きは」

陽子「……」

綾「友達としての好きでしょ？」

陽子「そうだけど」

綾「私は、その、」ﾓｼﾞｯ

陽子「……」

綾「恋愛感情として、陽子の事が好きなの」ｶｧｧ

陽子「……」

陽子「…ふーん…」

綾「……」

陽子「……」

綾「…あっ、だから、その、」

陽子「……」

綾「良かったら、私と付き合ってください！」ﾍﾟｺｯ

陽子「……」

陽子「ごめん、無理」

綾「……」

綾「…え…」ｻｰ

陽子「私、普通に男の人が好きだから」

陽子「大体綾って私の事そういう風に見てたのかー」

陽子「気付かなかったなー」ｽﾀｽﾀ

スタスタ

綾「え？ちょっと陽子、どこ行くのよ！？」

陽子「帰る、レストランはシノか誰か連れてって」

綾「…そんな…」

シーン