姉「というわけなんだけど」
弟「他あたって」
姉「引きこもりお姉ちゃんにはあなたしかあてがないの……」
弟「いや、そうじゃなくて」
弟「俺、太い女の子の方が好きなんだ……」
姉「え……じゃあ、引きこもりで別にそんなカロリー消費しないお姉ちゃんに、いつもあんなにおいしいごはんを作ってくれたのは……」
弟「太らすためだよ」
姉「就職するか悩んでた時、自分が養うからずっと家にいていいって言ってくれたのは……」
弟「太らすためだよ」
姉「私に食べたらよく寝なさいっていってくれたことも?」
弟「うん、太らすためだよ」
姉「ひどい!せめて弟君を不快にしないようにってお姉ちゃんダイエットがんばってたのに!!」
弟「それこそまったくもって不快に感じていたよ」
弟「でも……もうそんなことに心を乱されることもないんだ」
弟「姉ちゃんをここに閉じ込めておくだけで!俺の理想の姿になってくれるんだから!」
弟「もうダイエットしても無駄!さあ肥え太れ!!」
姉「だめよ!だめだめ!ただでさえお姉ちゃん、あなたに甘やかされたせいでダメ人間で引きこもりなのに!」
姉「その上見た目まで醜い豚になってしなったら、世間様に顔向けできないわ!」
弟「姉ちゃんはもうそんなこと気にしなくていいんだよ……ずっとこの家の中にいてくれればいいんだから」
姉「え……あ、で、でも!ダメよ!お母さんとお父さんがたまに見に来るじゃない!お姉ちゃん怒られちゃう!」
弟「父さんたちには僕がなにも言わせないよ」
弟「そのうち僕が会社で実権を握ってしまうから、あとは父さんたちは隠居させて、なにも文句は言わせない」
姉「でも……ダメ!やっぱりダメだわ!そんなのノーマルじゃない!」
弟「姉ちゃん。姉ちゃんの世界はもうこの部屋だけなんだ。ノーマルとか、外の常識にかかずらわれることはないんだよ」
姉「いいえ、ダメです!お姉ちゃんが絶対あなたをノーマルにしてみせる……!」
姉「そして、毎日セックスしてもらってこのままのお姉ちゃんでいてみせる!」
弟「くっくっく……できるかな。俺はだるだるの肉にしか欲情しない男だよ」
なんだこれ。俺デブ専じゃないのに
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません