忍「 つ な げ て み た い 」 (99)
忍「はぁ~…なんて素晴らしい映画だったんでしょう。なんだか真似したくなってしまいます」
アリス「どうしたのシノ?」
忍「あっ、アリス。今、レンタルしてきた映画を見終わったところだったんです」
アリス「え~、わたしも一緒に見たかったよ~」
忍「ごめんなさい。早く見たくて、アリスを待っていられませんでした。許してくださいね?」
忍「…それにしてもとっても良い映画でした。良い映画を見るとどうしても影響を受けちゃいますよね」ギュ…
アリス「シノは影響受けやすいもんね、特に外国のものには。なんていう映画見たの?」ギュ…
忍「…アリス、わたし試してみたいことがあるんですけど、手伝ってもらえませんか?」ギュ…グググ
アリス「えっ…別に構わないけど、何ていう映g、シノっ…痛いよ」グググ
忍「…」グググ
アリス「…し…の……くる……い…」カク
忍「…【ムカデ人間】て言う映画ですよ。アリス」
忍「さて…あと二人ですね。あっ、でも予備も含めて三人ぐらい居たほうがいいかもしれませんね」
ピピピ
忍「もしもし、陽子ちゃんですか?」
陽子『あっ、シノ。どしたの?』
忍「ちょっと頼み事がるんですけど、これから家まで来てもらえませんか?」
陽子『頼み事?珍しいな。わかった、すぐ行くよー』
忍「ありがとうございます。待ってますね」
ピッ
忍「ふー…あとは綾ちゃんとカレンですね」
ピピ
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綾「もー、ひどい雨」
忍「いらっしゃい、綾ちゃん。お呼びたてしてすいません」
陽子「よっ!」
カレン「アヤヤー!!」
綾「ごめんなさい、私が最後だったみたいね」
陽子「いや、私たちも今きたところだよ。シノ、悪いけどタオルかなんか借りていい?」
忍「はい。すぐ持ってくるのでみんなでリビングに行っててください」
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忍「タオルもってきましたよー、熱い紅茶も淹れました」
カレン「おー、ありがとごじゃいまーす!!」ゴクゴク
綾「ありがと、シノ。ところでアリスは?さっきから姿が見えないけど」
忍「アリスは体調がすぐれなくて、今日は朝からずっとベッドです」
綾「そう…それは心配ね。あとでお見舞いに行かないと…」ズズズ
陽子「アリスも心配だけど、シノ、今日は何か私たちに頼み事があったんじゃないのか?」ゴクゴク
忍「そうなんです!!わたしみんなに大切なお願いがあるんです!!」
陽子「な、なんだよ…そんなに重要なことなのか?」
カレン「む~…むにゃむにゃ…なんだか眠くなってきたデース…」zzz
綾「ちょっとカレン…今、シノが話し始めt…あれ…わたしもなんだか眠く…」zzz
陽子「綾?カレン?あ、あれ…私も…」
忍「ふふふ…」
陽子「シノ…お前…紅茶に…」zzz
忍「さて、これで揃いましたね」
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…ヤ……ヤ…オキロ…アヤ…オキロ…
綾「はっ!?」
陽子「大丈夫か?」
カレン「しっかりするデース」
綾「これは…どうなってるの…」ギシギシ
陽子「わたしもカレンも同じだよ。起きたらこうやってベッドに縛られてたよ」
綾「そんな…誰がこんな…」
カレン「…シノです」
綾「えっ!?」
陽子「うん、信じたくないけど、あいつ紅茶に睡眠薬みたいなものをいれてたみたいなんだ」
綾「ど、どうして…」
陽子「わからない…ただのお遊びだといいけど…!? 誰か来るみたいだ!」
ナニスルノ…ヤメテー…コワイヨ…シノ…
カレン「アリスの声デス!!」
綾「あ、アリスもシノに何かされたのかしら…」
ガチャ…ガラガラ…
忍「あら?みんな起きたんですね」ガラガラ
アリス「みんな!!」
カレン「アリス!!」
陽子「シノ!!私たちをどうする気なんだ!?」
綾「タチの悪い遊びなら止めて!!今すぐこの縄をほどいて!!」
忍「…ごめんなさい、それはできないんです。さぁ、アリスもみんなの隣に並んでくださいね」ガラガラ
アリス「うぅ…うぅ…」
カレン「アリス?大丈夫デスか?」
アリス「うぅ…カレン…ダメだよ…みんな早く逃げないと…」
カレン「どういうことデス?」
忍「アリスにはさっき説明したんですけど…3人にはこれから話しますね。わたしの頼み事…」
綾「…」
陽子「…」
カレン「…」
忍「まずはこの映画を見てくださいね」
【 ム カ デ 人 間 】
綾「え、映画?」
陽子「し、シノ!!ふざけるな!!映画なんかいいから早く訳を話せ!!」
忍「もー、陽子ちゃんはせっかちですね。仕方ありません。重要なシーンまで飛ばします」ピピピ
カレン「…」ガタガタ
綾「か、カレン?大丈夫?」
カレン「こ、この映画知ってるデス…」ガタガタ
忍「はーい、始まりますよ。静かにしてくださいね?」
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綾「い、嫌…嘘よね、シノ…まさかこの映画の真似をしようって…」ガタガタ
忍「ふふふ、さすが綾ちゃんです。察しがいいですね。映画と同じ状況にしたかいがありました」
陽子「ふざけるな!!シノ頭おかしいんじゃないか!!」
アリス「うぇ~ん…うぇ~ん…」
カレン「…Mam」ガタガタガタ
忍「みんな良い反応してくれてうれしいです」
陽子「くそ!!誰かっ!!誰かたすけてーーーー!!」
綾「いやーーー!!!助けてぇーーーー!!」
忍「ふふふ、大声だしても無駄ですよ?今日はお父さんもお母さんもお姉ちゃんもいませんから」
陽子「誰かーーー!!誰かーーーー!!」
忍「聞こえなかったんですか、陽子ちゃん?大声出しても無駄だといったんですよ」グイ
陽子「ンー…ンー…」
忍「他のみんなも猿ぐつわが嫌だったら静かにしてくださいね?」
綾「…」ビクビク
カレン「…」ガタガタ
アリス「…」ガタガタ
忍「みんな聞き分けが良くてうれしいです。さて…それでは誰を先頭にしましょうか?」
陽子・綾・カレン・アリス「!?」
綾「…」ビクビク
カレン「…」ガタガタ
陽子「んー…んー…」
アリス「…」ガタガタ
忍「あれ?だれも立候補しないんですか?映画を見ててわかりましたよね、一番栄養が行き届くのは先頭ですよ。先頭が一番元気でいられるんです」
綾「あ、あ…あたし…が…先…頭に…」
カレン「ず、ずるいデス!!アヤヤ!!ワタシが先頭をやります…」
アリス「う、うぇーん…二人ともやめて…どうかしてるよ」
忍「どうかしてるなんて失礼ですよ、アリス。二人は現状に見切りをつけたんです。より良い選択肢を選ぶのは当然じゃないですか」
アリス「み、みんなおかしいよ…」
陽子「ンハ…ムー…ンー…」
忍「さて…二人立候補がでましたがどうしましょうか」
綾「し、シノ私を先頭にして?長い付き合いでしょ、おねがい…」
カレン「シノ!!私はシノの好きな金髪デスよ?先頭は金髪が綺麗デス」
忍「ふふ…ごめんなさいカレン。本当はもう戦闘は日本人って決めてるんです。やっぱり原作準拠でいきたいと思うので…」
カレン「そ、そんな…」
綾「よ、よかった…」
忍「ごめんなさい。綾ちゃんでもないんです」
綾「え…」
忍「最初から戦闘は陽子ちゃんって決めたました」
陽子「んー…んー…」バタバタ
忍「もう、うるさいですね。はずしてあげますよ、猿ぐつわ」シュルシュル
陽子「ぷはっ…ふざけるな!!先頭も真ん中もどっちも私はお断りだ!!」
忍「ふふ、そうです。この反抗的な態度が理想なんです。綾ちゃんやカレンみたいに結合前に従順になってちゃだめですよね。さすが陽子ちゃんです」
綾「そんな…」
カレン「うぅ…」
忍「二人はとっても結合したがってたみたいでしたから、どちらかを結合体の真ん中にしてあげますね」
綾「や…いや…」
忍「真ん中は大変ですよ~。口とお尻の両方をくっつけるんですから~」
カレン「ファック!!ファックファック!!!」
忍「もう、カレン。汚い言葉はよしてください。そんなこと言ってると真ん中にしちゃいますよ」
カレン「うぅ…」
忍「よし、じゃあ戦闘は陽子ちゃん、後ろの二人は綾ちゃんとカレン、アリスは予備ですね」
アリス「え…」
忍「じゃあ、ちょっと道具を取ってきますね」
ガチャ…バタン…
綾「いやぁ!!あんなモノになりたくない!!たすけて!!たすけてぇ…誰かぁ!!」
陽子「くそっくそっ!!外れろ!!はずれろ!!」ギシギシ
カレン「ファックファック!!ファックファックファックファック!!!」ギシギシ
アリス「シノ…なんでこんなこと…」
綾「アリス…代わって…私と代わってよぉ…」ポロポロ
アリス「アヤ…」
綾「わたし…嫌よぉ…口から誰かの…食べるのなんて…這いつくばって…あんな風に…」ポロポロ
カレン「うぅ…わたしも嫌デス…怖いよぉ…アリス…」
陽子「くそ!!くそ!!くそおおおぉぉぉおお!!!!」
アリス「カレン…陽子…」
ガチャ
忍「おまたせしました…なかなか道具が見つからなくて」
アリス「シノ…」
忍「ごめんなさい、麻酔とか家になかったのでオキシドールで我慢してくださいね?」
アリス「シノ…」
忍「あと、メスとか縫合の道具もなかったので包丁と裁縫針で我慢せいてください」
アリス「シノっ!!」
忍「…どうしたんですか、アリス?」
アリス「シノはどうしてこんなことするの?」
忍「言ったじゃないですか」
忍「 つ な げ て み た い 」
忍「…って」
アリス「…うん、でもねシノ…そんなことしなくても私たち…もう繋がってるよ」
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Fin
いやね、これ以上は書けないわ
だってあんなに可愛いのよ みんな
マジキチssってよく言うけど本当のマジキチってのはムカデ人間みたいな奴のことだよな
途中からこのスレ立てたことを後悔したぜ
あやちゃんprpr
2はクソだったな
>>87
はげどう
実際、狂気と恐怖を感じるのは結合されるまでのシーンなんだよな
1はそこが神がかってたけど2はただのスプラッター映画で残念だった
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