希「にこっちも段々と開発されてきてるようやね。嬉しいわ~」
にこ「やっ…ん…///」
真姫「なんてことなの…こんなコト許されないわ…!」
はよ
早くしろよゴミカス寒いだろうが
>>5-6
おう、もっと言ったれ
ゴガギーン
ドッカン
m ドッカン
=====) )) ☆
∧_∧ | | / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( )| |_____ ∧_∧ < おらっ!出てこい>>1
「 ⌒ ̄ | | || (´Д` ) \___________
| /  ̄ | |/ 「 \
| | | | || || /\\
| | | | | へ//| | | |
| | | ロ|ロ |/,へ \| | | |
| ∧ | | | |/ \ / ( )
/ / / / | / | 〈| | |
/ / / / | | || | |
/ / / / =-----=-------- | |
にこ「真姫ちゃんの大事なココにLOVEにこ~」クチュクチュ
真姫「・・・っ!///」ビクビク
(´・ω・`)
にこ「さすがの真姫ちゃんでもこのローターを入れたまま誰にもバレずに外は歩けないよね~?」
真姫「な!?ば、バカ言わないでよ!そんなの絶対にバレないし!」
って負けず嫌いなところをを煽ればやってくれるかも・・・・
にこ「は、離れなさいよこの変態!」
希「そんなこと言ってー。本当は気持ち良いんやろ?」
にこ「んなわけないでしょ!?」
希「あんな声出してたんやから説得力ないで?」
にこ「っ……」カァァ
希「ふふ、ホンマにこっちは可愛いなぁ。もっとわしわししたなってくるわ」
にこ「ちょっ」
真姫「の、希!!」
希「あ、真姫ちゃん。おったんや」
真姫「っ……さ、さっきからずっといたでしょ。てか一体何をやってるのよ」
希「にこっちが真面目に勉強せんからそのお仕置きやで?」
真姫「うるさくて集中出来ないわ。私の勉強の邪魔だからやめて」
希「やって、にこっち。ウチらはお邪魔らしいから移動しよか」
希「二人きりの場所でいっぱいわしわししたるなー」ニコ
にこ「あ、アンタ何考えてっ」
真姫「まま、待ちなさいよ!誰も出て行けなんて言ってないでしょ!?」
希「そうなん? でも勉強の邪魔になるのは申し訳ないし、ウチら二人は別の場所に」
真姫「行かなくていいから。静かに勉強だけしててくれれば何も言わないわよ」
希「そっか。そやったらウチは邪魔にならんよう静かにわしわしするな」ニコ
真姫「は?」
にこ「な、なんでそうなるのよ!?アンタがセクハラやめれば済む話でしょ!?」
希「わしわしはやめれんよー。そうやないとにこっち真面目にやらんし」
にこ「真面目にやってるでしょ!?なんで問題間違うたびに胸揉まれなきゃなんないのよ!」
希「真面目にやってないから教えたとこ間違うんやんか」
にこ「いくらなんでも横暴過ぎるんでしょ!!」
希「こらこら、静かにせな真姫ちゃんに追い出されてまうで?」
希「間違えんよう真面目にやれば済む話なんやから、にこっち頑張って」
にこ「あ、あのねえ……」
希「ほらまたここ間違ってる。さっき教えたばっかやのに」ワシ…
にこ「ひゃあ!?」
希「真姫ちゃんに迷惑なんやから声出したらアカンで……?」ボソ
にこ「の、のぞみっ……!」
真姫「ちょ、ちょっと!!」
希「ごめんな真姫ちゃん、にこっちのためやと思って大目に見てな」
真姫「わ、私が言ってるのはそういうことじゃ……!」
希「うるさいからにこっちにわしわしして欲しく無いんやろ?それやったら静かにするから」ニコ
真姫「っ……!」
にこ「ふっ、ぁっ……」
希「声出したらアカンやろにこっち?真姫ちゃんのためにも我慢せえな……」
にこ「んんっ……」
希「小さい方が感度良いって言うけど、にこっち見てたらそうなんやなぁ、って思うわ」
にこ「や、やめなさっ……」フルフル
希「また声出して……自分で我慢出来んのなら手伝ったるな」スッ
にこ「んっ!?」
希「声出そうになったら噛んでくれてええから」
にこ(の、希の指が口に……!)
希「にこっちの体と同じくらい口の中も熱い……ふふ、やっぱり気持ち良いんやね」
にこ「んぁっ……!」
希「にこっちが可愛い反応してくれるから、ウチもわしわししがいがあるわ」
真姫「……」
希「あ、ごめんな真姫ちゃん。ウチらのことは気にせんと勉強してくれてええから」ニコ
真姫「……」ギロ
希(ふふ、あんな可愛い顔して……そんな顔されたらもっと苛めたくなるのに……)
にこ「ん……んんっ……!」
真姫(希……!)
希(真姫ちゃんも難儀やなぁ)
希(にこっちのこと好きなんを隠したいがためにヤキモキして……)
希(その様子やと告白なんて夢のまた夢やね。ヘタレ治さんと奪ってまうで?)クス
真姫(希のあの目……明らかに私のことをからかってる)
真姫(私の反応を見て面白がって……思い通りになんかなってやらないんだから……!)
真姫「ふんっ」パサ
真姫「……」カキカキ…
希(ふぅん、それが真姫ちゃんの選択か……)
希(好きな人より外聞が大切なんて、ちょっと見損なったわ)
希(ま、真姫ちゃんがええんやったらウチも好きにさせてもらおかな……)ニヤ
希「……」スッ
クチュ
にこ「ッ!?」ビクンッ
真姫「なっ……」
希「大丈夫にこっち?ここはまだ早かった感じ?」
にこ「んっ、んーっ!」ジダバタ
希「あはは、ごめんごめん。流石にそこまではせえへんから」
希「でも、にこっちがして、って言うんやったらしてあげてもええで……?」
にこ「っ……」ゾク
希「ふふ、まあゆっくりゆっくり、な……」スル…
にこ(や、やだ……服、脱がされて……)
にこ「んっ……!」ビク
真姫「っ……」ギリ
真姫(なんでにこちゃんは嫌がらないのよ……)
真姫(本気で抵抗すればそれで終わりでしょ……なのになんで……!)
にこ「はぁ……ぁ……」
希(にこっちは流されやすい性格やからなぁ……順序飛ばして一線超えん限りは……)クス
真姫(も、もしかしてにこちゃんは希のことが好きで……?)
真姫(う、嘘。有り得ない。今までそんな素振り一切……)
希(今のにこっちの様子やと、キスくらいはセーフやろなぁ)
希(あとはそのまま……)クス
希「なあなあ、にこっちってキスとかしたことあるん?」
にこ「ふぁ……?」
希「ってこのままやと喋られへんか。ごめんな」ヌル…
にこ「んぁっ……」
希「で、にこっちってキスとかしたことあるん?」
にこ「い、いきなり何よ……?」
希「いいから教えてや」ニコ
にこ「……し、したことないわよ。アイドルなんだから当たり前でしょ」
希「ふぅん、そうなんや……」ニヤ
にこ「あ、アンタなに企んで……」
飯くっくくる
希「にこっち」クイ
にこ「へ?」
希「……」スッ…
真姫(え?なにしようとしてるの?それ以上顔を近付けたら……)
希「ん……」チュウ
にこ「っ……!?」
真姫(う、そ……)
にこ(なに、これ……?唇……?希……?)
希(にこっちの唇、ちっちゃくて柔らかいなぁ……)
真姫(嘘、嘘よ。こんなこと、あり得るわけ……)フルフル
希「ん……ふふ、ごちそうさま」
にこ「の、希……アンタ……」
希「にこっちの初めて、貰ってもうた」ニコ
にこ「ふ、ふ、ふざけんじゃ……!」
バタン!!
にこ「!?」
希(なるほどな、真姫ちゃんはこういう時そうなるんかぁ……)
にこ「一体なにがどうなって……」
希「にこっち、緊急事態や。ウチとにこっちのせいで真姫ちゃんがへそ曲げてもうた」
にこ「ど、どういうことよ?私がアンタから逃げ出すならまだしも、なんで真姫ちゃんが……」
希「えっ。それ本気で言うてるの?」
にこ「は?どう意味よ」
希(こんなことってあるんや……いや、頭良くないことは知っとったけど、まさか……)
にこ「ってそんなことより!アンタよくも私のファーストキスを……!」
希「にこっち!今すぐ真姫ちゃん追いかけて!」
にこ「な、なんでそんなこと……そりゃ真姫ちゃんは心配だけど、今はアンタを一発ぶん殴って……」
希「ええから早く!あとでいくらでも殴らせたるから!」
にこ「な、なんなのよ一体……ホント意味分かんない……」
にこ「てかどこに行ったかなんて分かんないんだけど……」
希「そんなん走って探せばええやろ!ウチは3年棟の方探しに行くからにこっちは1年棟行って!」
にこ「展開が突拍子無さ過ぎて付いていけないわ……」ハァ
にこ「ってアンタ後で覚えときなさいよ!絶対に許さないんだからね!!」タタッ
希(迂闊やったなぁ……まさかにこっちがここまで鈍感やったなんて……)
希(真姫ちゃん見つけて早く謝らな……許してくれるか微妙やけども……)
希(お願いやから早まるのだけはやめてや……!)
-------------------
にこ(もうっ、どこ行ったのよ真姫ちゃん……!)
にこ(私が希に絡まれてる間ずっと険しい顔してたけど、それと何か関係が……)
にこ「ってもう無理疲れた……これ以上走れない……」
にこ(大体の場所は探したけど居なかったってことは、希あたりがもう見つけて……)
ブーブーブー ブーブーブー
にこ(着信……?って希から……)ピッ
にこ「もしもし?」
希『にこっち、真姫ちゃん見つかった?』
にこ「あらかた探したけど見つからないわ。そっちは?」
希『こっちも大体の場所は探したねんけど見つからんくて』
にこ「もう学校にいないんじゃないの?家に帰ったとか」
希『それは無いと思うわ。下足室に真姫ちゃんの靴残ってたから』
にこ「はぁ……もうこうなったらμ'sメンバー総動員で」
希『それは極力やらん方がええと思うわ。真姫ちゃんのためにも、ウチらだけでなんとかしよ』
にこ「どうしてよ、みんなで探した方がすぐに見つかるじゃない」
希「もうっ、にこっちは乙女心分かってないんやから」
にこ「どういう意味説明しなさいよ!アンタの言うことはいつも要領が得ないっていうかのらりくらりしてるっていうか……」
希『とにかく!もっかいちゃんと探してみよ!学校には絶対におるはずやから!』
にこ「そんなこと言ったってこれ以上どこ探すのよ……」
希『にこっち真姫ちゃんがこういう時に行きそうな場所心当たりないん?』
にこ「こういう時ってどういう時よ」
希『例えば……真姫ちゃんとにこっちの思い出の場所とか』
にこ「思い出の場所って……出会って1年も経って無いのにそんな所……」
にこ「……」
希『心当たりあった感じ?』
にこ「……あんまり期待するんじゃないわよ」
希『にこっち、頼んだで。真姫ちゃんの傷付いた心を癒せるのはにこっちだけなんやから』
にこ「そういう役は私より穂乃香の方が適任だと思うんだけど」
希『鈍いのも大概にしときや。それじゃ、また後で連絡入れるな』ピッ
にこ「……」
にこ(思い出の場所ったって、向こうもそう思ってるとは限らないでしょ……)
にこ「はぁ……」
にこ「いなかったら帰ろ……私じゃなくてもりんぱなか穂乃香あたりがなんとかするでしょ……」トボトボ
にこ(そもそも私がどうこうっていう話じゃないと思うんだけど……てかなんで真姫ちゃんは急に部室から飛び出して……)
--------------------
にこ(ここ以外にもう心当たりは無いけど……)
ガチャ
にこ(音楽室……私と真姫ちゃんが初めてまともに喋った場所……)
にこ(まあ、あの時は色々あったせいでロクなことなかったけど……)テクテク…
にこ「……」
にこ「……はぁ」
真姫「……」
にこ「そんな場所で何うずくまってるのよ。他の人から見れば軽いホラーよ」
真姫「……」
にこ(これ、私はどうすればいいわけ……?)
にこ(真姫ちゃんがこうなってる理由が分からないんだから言葉のかけようが無いんだけど……)
にこ(と、とりあえず、希に連絡して……)
真姫「……何しに来たのよ」
にこ「……別に何も。急に飛び出してったアンタを探しに来ただけ」
真姫「出てって。私なら大丈夫だから、一人にさせて」
にこ「どこをどう見ても大丈夫じゃないから心配してるんでしょうが……」ハァ
真姫「……」
にこ「にこは真姫ちゃんみたいに頭良くないから、単刀直入に訊くわ」
にこ「なんでそんな風になってるわけ?急に部室からいなくなるわで意味分かんないんだけど」
真姫「……」
にこ「なにがそんなに気に入らないのよ。私と希が原因?それとも他の理由?」
真姫「……」
にこ「答えなさいよ」
真姫(答えられるわけ、ないでしょ……)
にこ「ねえ」
真姫(希に嫉妬していたなんて、あなたのことが好きだなんて、言えるわけが……)
にこ「はぁ……あっそ。そっちがその気なら別にいいわよ。こっちだってそこまで気になることってわけじゃないんだしね」
真姫「っ……」
にこ「気が済むまでそうやってうじうじしてなさい。それで真姫ちゃんが楽になるなら、私は何も言わないわ」テクテクテク…
真姫(足音が、聞こえる)
真姫(離れていく……希から奪い取ったはずのにこちゃんの関心が、私から……)
真姫(また、奪られる。もう二度と、戻ってこないかもしれない。もう二度と、私のことを見てくれないかもしれない)
真姫(怖い、怖い。嫌だ、もう嫌だ。あんな思いをするのは、もうっ……)
にこ「……真姫、ちゃん?」
真姫(無意識の行動だった)
真姫(ふと我に帰ると……私は後ろからにこちゃんを抱きしめていた)
真姫「……」
にこ(なに、これ……どういう状況?)
にこ(真姫ちゃんが後ろから……)
真姫「行かないで……」
にこ「!」
真姫「希の所に、ぐずっ、行かないでっ……」ギュウ…
にこ「ま、真姫ちゃんもしかして……泣いてる……?」
真姫「泣かせたのは、ひぐっ、にこちゃんでしょ……」
にこ「な、なんでそうなるわけ……?にこ、何もした覚えないんだけど……」
真姫「希とイチャイチャしてたじゃない……」
にこ「い、イチャイチャって……あれはアイツが好き放題してただけで……」
真姫「希に変なことされても嫌がらなかったし、キスもした……」
にこ「ぜ、全部無理やりでしょ!?てかめちゃくちゃ嫌だったわよ!」
にこ「ただ、その、アイツが無駄に上手かったていうか……き、キスに関しては不意打ちだし、そもそも女同士なんてノーカンで……」
真姫「ねえ、にこちゃんは希のことが好きなの……?」
にこ「は、はぁ?」
真姫「真剣に答えて……にこちゃんは希のことが好きなの……?」
にこ「私がアイツのことを好きになる要素がどこにあるのよ……」
にこ「そりゃ同じメンバーの仲間だしなんだかんだ付き合いも長いし、嫌いってことは無いけど……」
真姫「にこちゃんは嫌いじゃない相手にならキスしてもいいの……?」
にこ「んなわけないわよ!希は後でボコボコにするんだから!」
にこ「私のファーストキスなんて何百億以上の価値があるものをアイツは……!」ワナワナ
真姫「……」
にこ「と、とにかく、真姫ちゃんが思ってるようなことはあり得ないから。そもそも希は女だし……」
真姫「……」ギュウ…
にこ「っ……ま、真姫ちゃん?ちょっと痛いんだけど……」
もうだめだ
寝ます。14時くらいまでに残ってたら続きます
海未「穂乃香ではなく穂乃果です、二度と間違えないで下さい」
保守ありがとうございました
スローペースですがぼちぼち始めます
ほ
ほ
ほ
真姫「……ごめんなさい」
にこ「あ、謝るならまず離して欲しいなー」
真姫「……ごめんなさい」ギュウ
にこ(どういうことなのよ……)ハァ
真姫「……」
にこ(真姫ちゃんが何を考えてるのかがまったく分かんない……)
にこ(なんで後ろからハグされてるのかも分かんないし、そもそもなんで泣いてるわけ……?てか真姫ちゃんが泣いてるとことか初めて見て……)
真姫(今にこちゃんから離れたら……もう二度とこんなこと出来ない)
真姫(いつもの臆病な私に戻って、にこちゃんが他の子と仲良くするのを見て、すごく嫌な気持ちになって……)
ほ
にこ(なんていうか、こういう時は自分の頭の悪さが恨めしく思うなぁ……)
にこ(何か嫌なことがあったから、こんな風になって年上の私に甘えてるんだろうけど……)
にこ(てか私年上に思われてるのかな……この子初対面の時から生意気だし今も相変わらずつっけんどんだし……他の連中もそうだけど敬われてる気がしないっていうか……)
にこ(そもそも泣きながら私なんかを抱きしめるって、どう考えても真姫ちゃんのキャラじゃないでしょ……普通に考えて逆の方が……)
真姫「ぐずっ……」
にこ(……と、年上としての包容力みたいなのを発揮する時、なのかしら……?)
にこ(ラブにこパワー注入!真姫ちゃん元気になるにこ~、とか言って私からも抱きしめて……)
にこ(い、いや、流石にこの空気をぶち壊すような真似は出来ないわね……)
にこ(でも場の空気を変えるのが一流のアイドルだし……うーん……)
真姫「……」
にこ(あーもう!後輩のあしらい方なんてにこに分かるわけないでしょ!友達すら少ないんだから!!)
にこ(たぶんアレよ、こんなの動物と同じよ。適当に頭撫でてれば機嫌直して……)スッ
真姫「!」
にこ「……」ナデナデ…
真姫(にこ、ちゃん……)
にこ(髪柔らかいなぁ)
にこ(それにすごくいい匂いする……何のシャンプー使ってるんだろ)
にこ(きっと私なんかじゃ想像も付かないようなセレブな一品で……)
ガシ
にこ「……え」
真姫「……」
にこ(な、なんで腕掴まれて……やっぱり頭撫でるのはアウトで……)
にこ「きゃっ!?」グイ
にこ「ま、真姫ちゃん……?」
真姫(私の中のたがのようなものが、外れたような気がした)
にこ「え、っと。その、ご、ごめんなさいっ」
にこ「頭撫でられるとか嫌だったわよね。真姫ちゃん子供扱いされるのとか嫌いそうだし……」アハハ
真姫「……なんで、そんなにも鈍いのよ」
にこ「へ……?」
真姫「私が女だから……?そんなことあり得ないって前提があるから……?」
にこ「えっと……何度も言うけど、私頭良くないからもっと分かりやすく……」
真姫「……今から頭の悪いにこちゃんにも分かるように教えてあげるわ」クイ
にこ「……?」
真姫(警戒心も何も無い、本当に無防備……)
真姫(それだけ私は眼中に無いってこと……?)
にこ「真姫ちゃん近いんだけど……」
真姫「もういい……」
にこ「えっ?」
真姫(嫌われてもいい……ただ、知って欲しい)
真姫(あなたのせいで、私がこんなにも苦しんでることを……)
真姫「にこちゃん」
にこ「……なに?」
真姫「大好き」
にこ「……え?」
チュ…
にこ「……」
にこ(そっと触れるだけのキスだった)
にこ(何をされたのか分からないくらい一瞬で、それでも確かに唇同士は重なって)
真姫「……」
にこ「……なに、考えてんのよ」
にこ「アイツもアンタも……人の唇をなんだと思って……」
真姫「……ごめんなさい」
にこ「っ……!」
にこ「なんで!!」
にこ「どうして真姫ちゃんが泣いてるのよ!?普通泣きたくなるのは私しょ!?」
にこ「それなのに、なんで……」
真姫「っ……」
希「間接キスやな」(ゲス顔)
真姫「にこちゃんに、嫌われると思ったら……ぐずっ、涙が、止まらなくて……」
にこ「ふ、ふざけんじゃないわよ……そう思うならなんでこんなことっ……」
真姫「知って欲しかったから……私の気持ち……」
にこ「ほ、本気で言ってるの真姫ちゃん……?私女なんだよ……?」
真姫「私だって、こんな気持ちになるくらいなら……好きになんてなりたくなかったわよ……」
にこ「っ……」
真姫「でも、にこちゃんが……私になんか優しくするから……」
真姫「しつこく付きまとってきて、世話焼いてきて……辛い時は助けてくれて……」
真姫「全部、全部っ、にこちゃんのせいでしょ!!」
真姫「責任、取って……」
にこ「は……?」
真姫「私をこんな風にした責任、取りなさいよ……」
にこ「か、勝手に惚れといて好き放題して、今度は責任取れって……めちゃくちゃにも程が」
真姫「……」グイ…
にこ「ちょ、こらっ、や、やめ……」
にこ「きゃあっ!?」ドサ
真姫(体、小さい……力も弱い……この態勢なら……)
にこ「あ、アンタ、何考えて……」
真姫(顔が青くなって……体が震えてる……)
真姫(やっと、気付いてくれた……私がにこちゃんのこと、どういう風に見てるかを……)
真姫(嬉しい)サワ…
にこ「ひっ」
にこ「や、やめなさいバカ!!大声出すわよ!?」
真姫「その時は口を塞ぐわ……私の唇で」
にこ「っ……」ゾク…
真姫「にこちゃんは本当に華奢ね、ちゃんとご飯食べてるの……?」スリスリ…
にこ「そ、それ以上変なことしてみなさい。本気で暴れるから」
真姫「変なことってこんなこと……?」キュ
にこ「ぁっ……!」ビク
真姫「ふふ、可愛い……」
にこ「い、いい加減にしなさいこの変態!」
にこ「女に欲情するとか頭おかしいんじゃないの!?」
真姫「おかしくしたのはにこちゃんでしょ……」
にこ「あ、あのねえ……!」
真姫「にこちゃんだって女に触られて気持ち良くなる変態じゃない……」
にこ「なっ」
真姫「希にあんなことされて変な声出して……」
にこ「そ、それとこれとは話が別でっ」
真姫「それも私が見てる前で……にこちゃんも十分におかしくなってるってことに気付いてないの?」
にこ「そんなこと、あるわけ……」
ちょっと野暮用終わらせないとだから自保守しとくわ
まともに再開するの日超えるだろうから、落ちたらごめんよ
ほ
ほ
×
ど
正直言うと23時くらいからいるんだけど先が思い付かないんだよね
真姫「口だけでならなんとでも言えるわ」
真姫「だから、こうした方が分かりやすいでしょ?」
真姫「にこちゃんにとっても……私にとっても」スル…
にこ「や、やめっ」
真姫「嫌なら全力で拒んで。……じゃないと私、止まれないから」
にこ(私の頬に手が添えられ、ゆっくりと顔が近付いてくる)
にこ(紫色の瞳が、私に逃げろと訴えかけているような、そんな気がした)
真姫「にこちゃん」
にこ(暴れることだって突き飛ばすことだって出来た。でも……結局身体は動かなかった)
「ん……」
にこ(唇と唇が重なる。真姫ちゃんの左手が腰に回されると、私はいよいよ逃げられなくなる)
にこ(逃げるつもりなんて無いのに、真姫ちゃんは私のことを痛いくらいに強く抱きしめて)
にこ(抱きしめながら、私にキスをしては息継ぎをするを何度も繰り返す)
にこ(雰囲気も優しさも何もない、ただただ乱暴な口付けだった)
にこ(唇を食まれたり、舌で舐められたり、中に入れられたり……)
にこ(犯されるってこういうことなんだなぁ、なんてバカなことを……ぼんやりとする頭の中で思った)
真姫「はぁ……ぁ……」
にこ(真姫ちゃんがとろんとした顔で私を見つめている)
にこ(顔は赤くて息は荒くて……とても普段の様子からじゃ想像も出来ないような姿だった)
にこ(見慣れない真姫ちゃんの姿に胸がドキッとしたのも束の間、また唇を落とされる)
にこ(私に対するがっつき具合と余裕の無さに、本当ににこのことが好きなんだなぁ、なんて思って)
にこ(悪い気がしない自分が、少しだけ嫌になった)
真姫「ん、ぁっ……」
にこ「んんっ」ビク
にこ(や、ヤバい、今のちょっと……)
真姫「ん……」
にこ「!」
にこ「ぷぁ!ま、真姫ちゃんストップ!」
真姫「へ……?」
にこ「あ、っと、その……も、もう満足したでしょ……?」
真姫「……もっとしたい」
にこ「そう、なら次は彼氏でも作って好きなだけしなさい。私の唇は売り切れよ」
真姫「……」
にこ「がっつき過ぎなのよ、バカ……ちょっとくらいならさせてあげてもいいかな、とか思ったけど流石に……」
真姫「……」グイ
にこ「ちょっ」
にこ「んっ!?」
にこ(こ、コイツ……!)
真姫(確かこの辺りを舐めたらビクッてして……)
にこ「ぁっ」ビクッ
真姫(やっぱり、ここが気持ち良いのね……)
にこ(ちょっ、まっ)
真姫「ん……」
にこ「んんっ!」
真姫(にこちゃん可愛い……気持ち良い……もっと……)
にこ(ま、真姫ちゃん慣れてきてる……このままじゃ……!)
真姫「ちゅ……」
にこ「っ~~~!」
----------------
にこ「はぁ……ぁ……」
真姫「にこ、ちゃん……」トロン…
にこ(これ以上されたら本当に危なかった……キスって、こんなにも……)
真姫「好き……」ス…
にこ「や、やだ!やめてっ!!」
真姫「っ……」ビク
にこ「もう、いいでしょ……いい加減にしなさいよ……」
にこ「散々人の唇弄んどいて、これ以上何しようっていうの……?」
真姫「……」
にこ「言っとくけど、スカート中に手入れた瞬間蹴り飛ばすわよ」
にこ「それだけは絶対に許さないんだから」ギロ
真姫「……そんなこと、言われなくても分かってるわよ」
にこ(なに泣きそうな顔してるのよ……当たり前でしょ、バカっ……)
にこ(むしろ真姫ちゃんだからここまでさせてあげて……)
真姫「……ねえ、にこちゃん」
にこ「……なによ」
真姫「嫌、だった?」
にこ「……当たり前でしょ」
真姫「っ……」
にこ「普通の女の子だったらトラウマ抱えて不登校になってるわよ」
真姫「……ごめんなさい」
にこ「謝るくらいなら最初からしないで」
真姫「……ごめん、なさい」ウルウル
にこ「っ……」
にこ(だ、ダメ。心を鬼にするのよ。私が中途半端に優しくするからこんなことになって……)
にこ(ここで甘やかせば絶対にまたねだってくる、だから……)
真姫「もう二度と、ひぐっ、こんなことしないから……許して、嫌いにならないで……」
にこ「っ……!!」
真姫「ごめんなさい、にこちゃん……ごめん、なさい……」
にこ「……謝るくらいなら最初からするなって言ったでしょ、聞こえなかったの」
真姫「っ……」
にこ「今日のことは全部忘れてあげるわ。だから、真姫ちゃんも忘れて」
にこ「私たちは何もしなかったし、私たちの間には何も無かった」
にこ「私と真姫ちゃんの関係は今まで通りで、これからもμ'sのメンバー同士」
にこ「それでいいわね」
真姫「……」フルフル
にこ「……何が嫌なのよ」
真姫「今まで通りにこちゃんと接するなんて……出来るわけないじゃないっ……」
にこ「……ならなに?険悪に接すればいいわけ?真姫ちゃんを避ければいいわけ?」
真姫「……そうしてくれた方が、私は良い」
にこ「……」
にこ「あっそ。ならそうさせてもらうわ」
真姫「え……?」
にこ「そんなこと出来ないよ!なんて言うとでも思った?……もしそうなら、自惚れるのも大概にしなさい」
真姫「にこ、ちゃん……?」
にこ「アンタは私のこと聖人か何かと勘違いしてるかもしれないけど……そんなことあり得ないんだから」
にこ「無理やり襲われて散々好き放題されて……しかもその相手が同性で……気持ち悪いったらありゃしないわ」
真姫「っ!」
にこ「今も真姫ちゃんと一緒にいると体が震えるくらい」
にこ「それでも我慢して今まで通りしようって提案したのに、まさか却下されるなんてね。思いもしなかったわ」
にこ「そっちがその気なら上等よ。避けるだけ避けてあげるわ」
真姫(心臓を鷲掴みにされ、握りつぶされたような……そんな痛みが、私を酷く傷つけていた)
真姫(頭の中は真っ白で、あれだけ溢れていた涙もいつの間にか枯れていた)
にこ「……これに凝りたら、もう変な気を起こすのはやめなさいよね」
にこ「断言してするけど、真姫ちゃんのそれは一種の気の迷いよ」
にこ「だから、好きになるなら……家族になれるような人を好きになりなさい」
真姫(にこちゃんが何を言っているのかは分からなかった)
真姫(気付いた時には……静かな音楽室に私一人だけが取り残されていた)
終わり
このSSまとめへのコメント
真姫ちゃん可哀想
ハッピーエンドにしてほしかった…
どう考えても一番可哀想なのはにこやろ…
クズ二人に囲まれてどうハッピーになるんや