にこ「ストーブで」のぞまき「お料理?」 (30)

短いです。すぐ終わります。

中の人ネタ少しあるので不快な人はすいません。



にこ「はい、今日はご飯のお供から離れて簡単に作れるスモークのお話よ!」

真姫「お送りするのは…真姫ちゃん可愛い?」

のぞにこ「かきくけこ~!」

真姫「西木野真姫と?」

希「希パワーた~っぷり注入!は~い、ぷしゅっ!」

まきにこ「いただきました~。」

希「東條希と?」

にこ「大銀河宇宙?」

のぞまき「なんばーわん!」

にこ「矢澤にこで~っすっ!」

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真姫「なんか恥ずかしいんだけどこの挨拶…。」

にこ「その挨拶自分で考案しといてそれはないでしょ?」

真姫「ぐっ…とりあえずそれ置いといて!好きなもの持ってこいってメール有ったけど、またなんか訳のわかんないこと思いついたの?」

希「の割にいつもみたいに調理器具もないね。」

にこ「訳のわかんないって…酷くない?!」

真姫「あー!もう!いいからとっとと進めなさいよ!」

にこ「ほんとに短気なんだから…。最近凄く寒くて暖房器具出した人も多いんじゃないかしら?」

真姫「そうね、うちもエアコンつける事増えたわね。」

希「うん、うちもおこた出したよ。朝晩はほんとに寒いもん。」

にこ「ということで、暖房の定番といえばこれ!」

希「石油ストーブやね。」

真姫「うちは暖炉あるし、こういうの無いわ。別荘の方には有ったけど。」

にこ「マンションやオール電化で少なくなってきてるのも事実よね。こういうストーブってつけるだけだと勿体ないでしょ?何か載せない?」

希「うちはやかんかな?お正月にはお餅とかもいいよね。」

真姫「風情があっていいわね。」

にこ「ということで、今日は手軽にできる燻製をご紹介!」

真姫「燻製ってスモーカー使うあれ?」

にこ「うん、敷居高そうだけどストーブで簡単に作れるのよ。」

にこ「用意するのは、石油ストーブ。ファンヒーターはだめよ?出来れば縦に高いよりも、少し低くて天板が広いタイプがいいわ。だるまストーブっていうの?」

にこ「次にボウル、アルミホイル、フライパン、餅焼き用の網。器具はこれだけ。注意事項は段取りの時にいれてくわね。」

希「あとはこれかな?この木の粉?」

にこ「これがないと燻製にならないから当然スモークチップ。形成した棒状じゃなくて、チップ状のね?あとは、お砂糖。無くてもいいけど出来上がりや時間に差が少し出るの。ザラメだとなお良しよ!」

希「このチップってどこで売ってるん?」

にこ「ホームセンターやハンズなんかには先ずあるはず。最近だと100均でも置いてあるお店あるわ。」

真姫「これが絶対必要なもの?」

にこ「うん。これは有ればで良いんだけど香りの有るアルコール度数高いお酒も有ったらいいかも。今日は学校なので用意できませんでした〜。」

希「そりゃ見つかったら退学もんやね。」

真姫「お酒って具体的にどんなのがいいの?」

にこ「風味の強いラム酒や、シェリー酒、ウイスキー、アブサンとかかな?アルコール度数低いと逆効果だから40度越えない生酒の類、日本酒とかワインはダメよ?」

にこ「アルコール以外は金額大して掛からないので興味が沸いたらみんなも作ってみてね?それじゃ、始めましょ!」

希「ところでにこっち?」

にこ「ん?なに?」

希「なんでそんなにお酒詳しいん??」

にこ「…こ、細かいことは気にしないにこ〜♪」

希「うち、信用してるで?」

真姫「なにからするの?」

にこ「まずは、フライパンにアルミホイルを引いて、と。希、そのたけしここに出して?」

希「たけし???」

にこ「あ、ごめん、チップ。」

希(なにこいつ頭おかしいんじゃ…)

にこ「なんか花陽が感染したみたい。気にしないで。」

希「これくらいかな?もっと?」

にこ「この方法だとそんなに量いらなくて経済的なの。一掴みくらいでオッケーよ。薄く広げたらここに砂糖を小さじ一杯程度入れて?大体でいいわ。」

真姫「え?どこに?このチップに掛けるわけ?」

にこ「そこしかないじゃない。で、よーく混ぜる。ぐーるぐる♪」

希「これ食べるの?」

にこ「虫じゃないんだから。熱を加えることで砂糖が溶けて火が通りやすく、チップが焦げやすくなるの。」

真姫「へぇ…で次は?」

にこ「そこに餅焼き網を置きます。口に引っかかるくらいにフライパンより若干大きめで、網で蓋になる感じの大きさのやつね。」

にこ「網は小さいと底に落ちるけど、大きすぎても邪魔になるくらいで調理にデメリットはないので大きめがおすすめね。」

希「網にボウルを被せて載せるんやね。」

にこ「次がすごい重要なポイントだけど、ボウルは絶対に金属製ね?」

希「確かに。樹脂のやと溶けそうやなぁ。」

にこ「そうそう。で、多少はいいけど、サイズは大体フライパンの口径と同じくらいのね。大きすぎても、小さすぎても煙が隙間から逃げちゃうから。」

希「これ室内でやってほんまに平気??」

にこ「換気扇さえあれば大丈夫よ。ただしフライパンとボウルの口がマッチしなかったらちょっと面倒なことになるから気をつけてね?」

希「ちょっと火上がりすぎ違う?」

にこ「最初は仕方ないのよ。家でやるときはコンロで煙が軽く出るまで熱すると早くて安全ね。」

真姫「あ、いい香りしてきたわ。少しだけ煙漏れてきてるけどいいの?」

にこ「これくらいなら大丈夫よ。そしたら火を少し弱めて、と。」

真姫「換気しないと部屋に篭りそうね。」

にこ「うん、部屋に香りが付いちゃうから換気扇回すか、寒くない程度に窓開けたりしてね?今は部室だから入り口のドア開けとけばいいか。」

希「なんか誰か匂いに釣られて寄ってきそうやなぁ。」

にこ「はい、じゃあここから1時間ほど待ちまーす。」

しカットにこ♪



のぞまき うとうと…


にこ「暖かくて気持ちいいのは分かるけど火付けてんだからもう少し危機感持ちなさいよ、全く…」ファサッ


一時間後


希「ん…あ、ごめん、寝てた?」

真姫「あ、やだ、私ったら寝ちゃってたのね。」

にこ「火付けてんだから危ないでしょ?」

希「にこっちがおるやん。?服掛けてくれたんやね。ありがとう。」

真姫「…ありがと。」

にこ「二人とも寝ちゃうから私の上着全部持ってかれちゃったわよ。ま、ストーブのおかげで寒くはないけどね。ほら、返して!」

希「もー、せっかく感激してたのに台無しやん。燻製の方どんな感じ?」

にこ「あんた達が寝てる間に一回ひっくり返して置いたからそろそろ行けるかな?」

真姫「それじゃ、開けてみましょ?ってアツッ!」

にこ「金属製なんだから鍋つかみとかタオルとかでやらなきゃダメよ!ほら、保冷剤使って!もぅ…綺麗な指なんだから気をつけなきゃだめよ?大丈夫?」

真姫「う、うん。平気。ありがと。」//

希「じゃ、改めて蓋を…ぉお〜、すごい匂い!思ったほど煙がもくもく出てくるわけやないんやね。」

にこ「大量の煙は出ないから安心して。香りは出るけど直接火をつけて燃やしてるわけじゃないから煙は少なめなの。」

希「それで熱で調理っていうてたんやね。」

にこ「そういうこと。さて、食べたいとこだけど、まだとても熱くて持て無いわね。」

花陽「はぁぁあ〜♪」フラフラ

凛「かよちん!ちょっと待ってよ〜!」

希「あ、ほんまに匂いにつられてきた。

凛「にこちゃん達何してるの?」

真姫「燻製作ってたのよ。貴女達も食べる?」

花陽「うんうん!お願いますっ!こんないい香りしてるのに食べれないなんて我慢できないよぉ〜。」

希「ほな、みんなで食べよっか。」

にこ「どれから行こうかしら?」

真姫「にこちゃんが持ってきた一番作るのに慣れてそうなチキンにしましょ?」

希「お、結構水分抜けてるんやね。」

にこ「フライパンの底のアルミに白いのが溜まってるでしょ?」

希「なんか固まってるなぁ。なにこれ?」

にこ「水分や脂とかアクとかよ。その分身がしまってるのね。アルミホイル引いてないと全部フライパンに落ちて洗うの大変なの。こびりつくし。」

真姫「それでアルミホイル必須なのね。」

にこ「で、どう?味の方。」

凛「表面はジャーキー?っていうのかな、あんな感じだね。」

花陽「中の方はしっかりお肉のままだね。」

希「塩胡椒だけの味付けのはずやのにそんな感じせーへんね。香りのせいかな?」

真姫「うん、美味しいわね。噛むほどに口の中に広がる燻製の香りとチキンの味。」

にこ「グラム40円の胸肉でこれだからいいお肉使うとどうなるのかしら?」

希「安くつくんやね。次は真姫ちゃんのサーモンいこっか?」

真姫「あ、刺身用で骨は無いから凛も安心して食べれるわよ。」

凛「ほんと?ありがと〜、真姫ちゃん!」スリスリ

真姫「ちょ、やめなさいよっ!」//

花陽「はぁぁ〜、なにこれ!焼き鮭ともまた違うこの感じ!おにぎり残しておいてよかった♪」

真姫「確かににこちゃんがいってたみたいに思ってたスモークサーモンじゃないわね。」

にこ「刺身用ならもっと早くこれだけ取り出せばそれっぽくなったかも。」

希「うん、あれやね、焼き鮭と鮭とばの間?」

花陽「うんうん、凄く柔らかい鮭とばみたいな感じだね!」

凛「噛みごたえがなかなかいいにゃ。どっちかっていうとパパが喜びそう。」

にこ「うんうん、燻製っていえばお酒の肴に抜群でしょうね。」

真姫「次はゆで卵ね。」

希「くんたま、っていうんやろ?コンビニのおつまみコーナーで見るね。」

にこ「あれよりもっといい香りよ?でも味はないからお塩付けて食べてね。」

凛「mgmg…うん、ラーメンに載せたい感じにゃ。」

にこ「煮卵じゃないけど合いそうね。」

希「ま、真姫ちゃんお水…。」

真姫「ちょっと希、大丈夫?」

希「はぁ〜、やっぱりゆで卵やね、水気は欲しいかな。」

花陽「これおにぎりに入れたいなぁ〜」

にこ「お弁当箱の中に入れたら全部に香り移っちゃうと思うけど。」

希「最後は豚肉やね。これも固いんかな?」

凛「ん?これは他のと比べてあんまり食感に違い少ない感じだね。」

にこ「分厚くなるほどそうなるわね。薄切り肉でやるとジャーキーっぽくなるし、分厚いとチャーシューみたいになるわ。」

真姫「見た目そう変化ないけど口の中でしっかり香り広がるわね。鳥よりも表面硬くないし。」

花陽「うんうん!燻製は作ったこと無かったけど、お家の隅に燻製釜作りたくなっちゃった♪」

にこ「そんなに?!」


にこ「ちなみに豚肉とかチキンなんかをこうして燻した後にジャガイモ、ニンジン、セロリ、コンソメと一緒に煮込むとおっいし〜ポトフになるにこ!」


にこ「メイン料理にはならないかもしれないけど、作り置きになるし、あと一品欲しい時やお酒のおつまみ欲しい時なんかにぴったり。良かったら作ってみてね?それじゃ!」

みんな「またね〜♪」フリフリ

書き逃げでスイマセン。以上です。
昨日ストーブ出したんで書きました。ほんとに作れるんで是非。
お付き合い有難うございました。

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