妹「兄さん……何をしてるんですか」 (153)

妹「兄さん……何をしてるんですか?」

兄「何って朝飯作ってるんだけど」

妹「はぁ……いつから炭を朝食と呼ぶようになったんですか?」

兄「う、うるせえよ。今日はたまたま調子が悪かっただけだ」

妹「はいはい。それでいったい何を作ろうとしてたんですか?」

兄「見りゃわかるだろ?目玉焼きだ」

妹「なるほど、これが目玉焼きですか……」

兄「だから、調子が悪かったって言ったじゃねえかよ」

妹「わかりましたから、場所を代わってください」

妹「兄さんは料理なんてできないんですから大人しく椅子に座っていてください」

兄「ちっ、仕方ねえな。今日のところは大人しくしといてやるよ」

妹「はいはい、ありがとうございます」

妹(それにしても、兄さんが料理をするなんて……)

妹(いつもなら私が起こしに行くまで絶対に布団から出ることなんかないのに)

兄「おい、何か手伝うことあるか?」

妹「え?」

兄「だから、何か手伝って欲しいことないかって聞いてんだよ」

妹「大丈夫です。むしろ兄さんが台所に立つと危険なので座っててください」

兄「ちっ、わかったよ」

妹(やっぱり何かおかしい……)

妹(最近の兄さんは帰りも遅いし、私と口もきこうとしなかったのに)

妹(それにこの前、女さんと買い物に出掛けていたことを考えると……)

兄「おい妹?なんか変な臭いするぞ?」

妹「え?……きゃっ!?」ゲホゲホ

兄「おい、大丈夫か?」

妹「ごめんなさい、考え事していたら焦がしてしまいました」

兄「まったく何やってんだよ」

妹「うぅ……どうしましょう」

兄「仕方ない、マックにでもいくか」

妹「え?でもお金がかかってしまいますよ?」

兄「いいよ、マックくらいなら俺が出すから」

妹「でも、兄さん……」

兄「ほら行くぞ?」

妹「あ、待ってください兄さん」

モブ1「いらっしゃいませ〜」

兄「朝マック二つで」

モブ1「あうあうあー」

兄「おし、ここら辺でいいか」

モブ2「あれ兄じゃん?こんなとこで何してんの?」

兄「おお、モブ2か久しぶりだな。今から飯だよ」

モブ2「おっと、女連れかよ。んじゃ、邪魔しちゃ悪いし俺は帰るよ」

兄「おう、またな」

モブ2「あうあうあー」

妹「あ、あの……」

兄「ん?なんだよ」

妹「今の人、私のこと勘違いしてたみたいなんですが」

兄「ああ、お前のこと彼女だと思ってたな」

妹「えっと……誤解を解かなくて良かったのですか?」

兄「別にいいだろ。どうせ変な噂が流れても困る奴なんていないし」

妹(困る人がいない?つまり、女さんは彼女じゃないってことかな?)

妹(でも、それならなんで一緒に買い物なんて……)

兄「おい、食べないのか?」

妹「あ、すみません。少し考え事をしていました」

兄「あっそ」

兄「そういえば、お前今日なんか予定あるか?」

妹「予定ですか?特にはないと思います」

兄「なら、少し買い物に手伝えよ」

妹「はい、私は構いませんよ。それで何を買いに行くのですか」

兄「えっと……いろいろだよ、いろいろ」

妹(兄さんと買い物かぁ。少し前までは二人で出掛けることも多かったんですけどね)

兄「それじゃ、そろそろ行くか」

兄「おい、あの映画ってお前が見たいって言ってたやつじゃないか?」

妹「そうですね。確かに少し気になってはいるのですが、レンタルが出るのはまだ先ですね」

兄「興味があるなら見ていくか?」

妹「え?ですが、今日は兄さんの買い物ですし、それにお金も持ってきてないですよ?」

兄「金なら俺が出すよ。ちょうど俺も見たかったし」

妹「でも、兄さんホラーは苦手なはずじゃ……」

兄「うるせえよ。今日は見たい気分なんだよ」

兄「それで、お前は見たくねえのかよ?」

妹「兄さんがそうおっしゃるのでしたら、お言葉に甘えさせてもらいます」

兄「よし、それじゃ行くぞ」ブルブル

妹(兄さん足が震えてる……なんでホラーなんて見る気になったんだろ?)

映画「ギャヤヤアアアアアアア」

兄「……」ビクッビクッ

妹(兄さんが涙目になってます。苦手なら見なければいいのに……)

妹(それにしても、これは私も少し怖いですね)フルフル

兄「……」スッ

妹(!?兄さんが手を繋いできました!?)

兄「……」ギュウウ

妹(涙目の兄さんなんだか可愛いです……)

妹「ふう、なかなか怖かったですね」

兄「ふ、ふん。あんなの全然怖くねえよ」ブルブル

妹「はいはい、そうですか」

妹(実際は今でも少し震えてるのに……)

妹「それでは、兄さんの買い物に行きましょうか」

兄「その前に昼飯にしないか?」

妹「いいですけど、外食は高いですよ?」

兄「お前はそんなこと気にすんな」

妹「ですが……」

兄「うるせえな、いいから行くぞ」スタスタ

妹「あ、待ってください兄さん」

妹「に、兄さん……」

兄「なんだよ?」

妹「こ、こんなとこに来て大丈夫なんですか?」

兄「何か不満でもあんのかよ?」

妹「いえ、不満は無いのですが……」

兄「なら、オロオロせずに食べろ」

妹「は、はい」

妹(まさか、私がレストランで食事をする時がくるとは)

妹(それにしても兄さん、大丈夫なのでしょうか?)

妹(このような場所に来たことがないので価格は分かりませんが、どれも美味しいものばかりです)

妹(あとで土下座をするはめにならなければいいのですが……)

兄「さて、お前も食べきったとこだし、そろそろ出るか」

妹「そうですね、そろそろ買い物をしないと本来の目的を果たせずに帰ることになってしまいます」

兄「それじゃ行くぞ」

妹「あ、あれ?兄さんお会計はしなくていいのですか?」

兄「だから、お前はそんなこと気にしなくていいんだよ。いいからついてこい」スタスタ

妹「あ、兄さん」ピョコピョコ

妹「それで、結局何を買うのですか?」

兄「見つけにくい物だから、ブラブラしながら探すぞ」

妹「はぁ、きちんと調べずに来たのですか」

妹(兄さんは行動力はあるくせに、無計画なのがたまに傷です)

妹(あ、このテディベア可愛いですね)

兄「……」ピキィィィン

兄「それじゃ、そろそろ暗くなってきたし帰るか」

妹「え?でも結局兄さんの買い物は終わってませんよ?」

兄「うるせえよ、無いもんは買えねえだろうが。いいから帰るぞ」スタスタ

妹「あ、ちょっと待ってください兄さん」ピコピコ

妹「今日は疲れました」

兄「なら、出前でも頼むか?」

妹「そんな!?いくらなんでも散財しすぎですよ兄さん」

兄「うるせえな、いいんだよ俺の金なんだから」

妹「で、ですが……」

兄「いいから、お前はそこに座ってろ」ピポパポ

妹(今日はやけにお金を使いますね。普段の兄さんからはとての考えられません)

妹(へんな事件とかに巻き込まれていなければいいのですが)

読んでる人いる?

呼び鈴「ピンポーン」

兄「はーい」ガチャッ

モブ3「お寿司二人前です」

兄「ご苦労様です」

モブ3「あうあうあー」バタン

兄「おし妹、食べるぞ」

妹「兄さんお寿司なんて頼んだんですか!?」

兄「なんだよ、お前寿司嫌いだったか?」

妹「いえ、大好きですが……」

兄「なら、文句言わずに食えばいいんだよ」モグモグ

妹「あ、ありがとうございます」モグモグ

兄「ふう、寿司なんて久しぶりに食ったが、やっぱ美味いな」

妹「はい、ご馳走さまです」

呼び鈴「ピンポーン」

妹「あれ?こんな時間に誰だろ」ガチャッ

モブ4「どうも宅急便です」

妹「へ?」

モブ4「妹さんの住所はこちらであってますか?」

妹「は、はい」

モブ4「ではここにサインをお願いします」

妹「え、えっと……」サラサラ

モブ4「あうあうあー」バタン

妹「兄さん、なぜか私宛に荷物が届いたのですが」

兄「はあ?俺はそんなもん知らねえぞ」

妹「取り敢えず開けてみますね」パカッ

妹「!?」

妹「兄さん兄さん大事件です!?」アタフタ

兄「……」

妹「なぜか私にテディベアが届きました!?」

兄「そいつは良かったじゃねえか」

妹「でも、いったい誰が私に……」

兄「そんなもん知らねえよ。でもせっかくのプレゼントなんだから部屋にでも飾ってな」

妹「はい、そうしますね」

翌日学校

妹友「妹ちゃーん」

妹「どうしたのニヤニヤして」

妹友「ハッピーバースデー!!」

妹「へ?」

妹友「いやー本当は昨日のうちにお祝いしたかったんだけど、妹のお兄さんに止められててさー」

妹「兄さん?口止め?」

妹友「それでそれで、昨日はどうだったの?」

妹「な、なにが?」

妹友「そんなの決まってんじゃん。昨日は兄さんとデートだったんでしょ?」

妹「デート……?」

妹友「いやーお兄さんかなり気合い入ってたから、きっとスッゴいサプライズの連続だったんじゃないかな」

妹「昨日……兄さん……デート……誕生日」

妹友「それで、いったい何をプレゼントされたの?お兄さんバイトかなりしてたみたいだし、やっぱアクセサリーとか?」

妹「兄さんが……バイト」

妹友「どうしたの妹ちゃん。さっきから呆けた顔してるけど」

妹「妹友ちゃん、兄さんがバイト始めたのっていつ頃からですか?」

妹友「多分1、2ヵ月前だと思うけど……」

妹(兄さんがバイト……兄さんが私に構ってくれなくなった時期も……)

女「やっほー妹ちゃん、昨日はお楽しみでしたね♪」

妹「女さん!?」

女「いやー、それにしても兄も憎いよねえ。まさかサプライズしようだなんてね」

妹「サプ……ライズ」

女「しかも、プレゼント何を買えばいいのか分からないからって、私をつれ回すしさあ」

女「しかも結局、当日妹ちゃんが欲しそうにしてたものをあげる〜だもん」

女「私は骨折り損だよ〜」

妹「……」フルフル

女「あれ?妹ちゃん?」

女「なんでそんな……まさかその反応、サプライズのこと今知ったの!?」

妹「……」コクッ

女「あーのーばーかー!!」ワナワナ

女「あれほど最後にネタバラシしろって言ったのに!!」

妹「えへ、えへへへ」

妹友&女『妹ちゃんが笑った!?』

兄「うーす、おはよう」

妹「兄さん!!」ギュウウ

兄「うわっ」

妹「兄さん……大好きです!!」

くぅ〜疲れましたw これにて完結です!
実は、SSの話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、妹達のみんなへのメッセジをどぞ

妹「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」

妹友「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」

女「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」

兄「見てくれありがとな!
正直、作中で言った俺の気持ちは本当だよ!」

モブ達「あうあうあー」

では、

妹、女、妹友、兄、モブ達、俺「皆さんありがとうございました!」



妹、女、妹友、兄、モブ達「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」

本当の本当に終わり

くぅ疲をいつかやりたいも思っていたが、まさか実現する日がくるとわ

妹「続きの依頼が来てますよ兄さん」

兄「でも、ストックは全部書いちまったしなあ」

妹「大丈夫ですよ兄さん」

妹「今の兄さんには私がついてますから」

兄「はあ……んじゃ、少し頑張ってやるか」

ぬるぽ

>>73
ガッ

モブ5「おい新人、ちんたら動いてんじゃねえぞ」

兄「は、はい。すみません」

兄(く……まさかバイトがこんなに辛いとは)

兄(でももう時間もないし、妹のためだ!!)

妹「兄さん最近帰ってくるの遅いですよ?」

妹「兄さんも年頃なんで学校からすぐに帰ってこいとは言いませんが、もう少し早く帰ってきてください」

兄「あ、ああ。悪かっ……」

兄(ちょっと待てよ。ここで謝らないで、少しギスギスし始めた頃にサプライズ)

兄(妹は感激すること間違いなしだな)

兄「お前には関係ないだろ」

妹「に、兄さん!?」

兄「悪いけど疲れてるから寝るよ」

妹「ちょっと、兄さん!?」

妹(そんな……兄さんがあんなことになるなんて)

妹(私なにかしてしまったんでしょうか?)

妹(兄さん……)

妹「はあ……」

妹友「どうしたの元気無さそうだけど」

妹「妹友ちゃん……実は兄さんが少し変なんです」

妹友「お兄さんが変?そんなの前からじゃん」

妹友「お兄さんのブラコン加減はみんな知ってるよ」

妹「いえ、ベタベタしてくるのではなく、何故か冷たいんです」

妹友「あはは、何いってんの妹ちゃん。兄が妹ちゃんに冷たくするはずないじゃん」

妹「はい、普段の兄さんからは考えられないのですが……」

妹友「それじゃ、直接ききに行こうよ」ガシッ

妹「え?あ、ちょっと妹友ちゃん!?」

兄「なんだよ急に?」

妹友「はい、よかったら今日のお昼ご飯三人で食べませんか?」

兄「悪いけど、俺友達と食べるから」スタスタ

妹友「ちょ、ちょっとお兄さん」

妹「兄さん……」

妹友「大変だよ妹ちゃん。お兄さんの様子が変だよ!?」

妹「はい、だから昨日から変なんですよ」

妹友「何か原因に心当たりないの?」

妹「原因ですか……特に思い当たらないのですが」

妹友「でも、あのお兄さんが冷たいなんてよっぽどの理由がない限りありえないんだけどなあ」

妹「いったい何があったのでしょうか?」

妹友「取り敢えず今は様子を見るしかないよ」

モブ5「おい新人何ショボくれてんだ?」

兄「あ、モブ5さん……」

兄「モブ5さんは俺がこのバイト始めた理由知ってますよね?」

モブ5「確か妹さんの誕生日を祝ってやるんじゃなかったか」

兄「はい、そのサプライズの一つとして、今妹から距離を取ってるんですが……」

モブ5「それで、お前の方が参っちまってるってか?」

兄「お恥ずかしながら」

モブ5「ガハハハ。お前は馬鹿か」

兄「モブ5さん?」

モブ5「いいか、お前に今できることはなんだ?」

モブ5「女々しく妹のことを思うことか?」

モブ5「お前が今すべきなのは妹さんのために働くことだろ」

兄「モブ5さん……」

モブ5「お前も今辛いぶん、成功したときの喜びが増すってもんだぜ」

兄「は、はい!俺頑張ります」

モブ5「おう、頑張れ新人」

兄「ただいまー」

妹「!?兄さんお帰りなさい」

兄「飯は?」

妹「え?あ、今温めますね」

兄「ああ、頼んだ……」スピー

妹「兄さん?……寝てしまいましたか。それにしてもこんな時間までいったい何をしてるんでしょうか……」

イケメン「妹さん、少しいいかな?」

妹「どうしたんですか?」

イケメン「良かったら今日のお昼一緒に食べないかい?」

妹「お昼……ですか」

妹(あれから一週間たちましたが、兄さんの様子は変わりません)

妹(いつもならお昼を誘いに来る兄さんも、この一週間誘いに来てくれませんし……)

妹「そうですね、いいですよ」

イケメン「本当かい?なら一緒に屋上で食べようか」

妹「ただ、妹友ちゃんも一緒にいいですか?」

イケメン「ああ、もちろん構わないよ」

兄「はあ、そろそろ一週間か」

女「大丈夫?最近元気ないけど」

兄「女か……やっぱり辛いな」

女「まあ、普段からあんだけ依存してたら辛いでしょうね」

女「それで、今日も一緒に食べるの?」

兄「ああ頼む。悪いな付き合わせて」

女「気にしないで。私もあんたと食べるの新鮮で楽しいし」

兄「それじゃ、屋上に行くか」

イケメン「やっぱり、両手に花の食事は美味しいですね」

妹友「ちょっと妹ちゃん、これはいったい……」ボソボソ

妹「ゴメンね妹友ちゃん付き合わせて」ボソボソ

妹「私あの人苦手なんですけど、一週間も断り続けるのは流石に悪くて……」ボソボソ

妹友「はあ、そんなことだと思ってたよ」ボソボソ

妹友「でも、気を付けてね。イケメン君顔は良いけど、よくない噂をきくから」ボソボソ

妹「そうですか、覚えておきます」

兄「あれ?妹?」

妹「に、兄さん!?」

兄「イケメンと……食事……」

女「ちょっとどうしたの兄……って、妹ちゃん!?」

妹「兄さんと……女さん……」

兄「おい、女行くぞ」ガシッ

女「え?ちょっと兄!?」

妹「兄さん!?」

妹「行ってしまいました……

女「ちょっと兄、どうしたのよ急に走り出して」

兄「妹が男と妹が男と妹が男と妹が男と……」

女「あちゃー、そんなにショックだったか」

女「でも、安心しなよ。妹ちゃんがイケメンと付き合うわけないから」

兄「なんで言い切れるんだよ?」

女「いやー、あははは」

女(妹ちゃん一途だからなあ)

妹「ゴメン二人とも……私帰る」トボトボ

妹友「ちょっと妹ちゃん!?」

イケメン「大丈夫かい?なんなら僕が保健室に連れていこうか」

妹「結構です、このまま早退しますから」

妹友「妹ちゃん……」

妹友「妹ちゃん、一緒にかえ……行っちゃった。あれから一ヶ月もたつのに妹ちゃんずっと暗いままだ」

妹友「妹ちゃん大丈夫かな?」

妹「……」トボトボ

イケメン「やあ妹ちゃん。良かったら二人で帰らないかい?」

妹「……」トボトボ

イケメン「ちょ、無視はひどいなあ」

妹「……」トボトボ

イケメン「おい、人の話をちゃんと……」

妹「すみません、一人になりたいんで話しかけないでください」

イケメン「なんだって?」ピキピキ

妹「だから、話しかけな……きゃあっ」

イケメン「くそ、ちょっと可愛いからって調子に乗んなよ!!」

イケメン「こっちが誘ってやってんのに偉そうに……」

イケメン「あーもういいや。ついてこいよ」ガシッ

妹「い、いたっ離してください」

イケメン「うるせえな!!お前は黙ってついてくりゃいいんだよ」

妹(助けて……兄さん!!)

???「ちょっとそこの変態!!」

イケメン「ああ!?なんだてめぇ」

???「嫌がってる女の子に何するつもり?」

イケメン「うるせえな、お前には関係な……」

???「てやぁあ」ビシッ

イケメン「うわっ!?てめぇ、なにしやが……」

???「妹ちゃん、逃げるよ」ガシッ

妹「え?あ、はい!!」

イケメン「まちやが……」ガシッ

イケメン「くそ、誰だ!?」

???「おい、お前人の妹に何やってんの?」

イケメン「ヒィィ!?」

???「向こうでゆっくり聞かせてもらおうか」

イケメン「ギャアアアアアア」

妹「あ、あの……助けていただきありがとう……ございます」

妹「あ、あれ?さっきの人は……」

妹「いなくなっちゃった……」

妹「ただいまー」

兄「おかえり妹」

妹「に、兄さん!?」

兄「なんだよ、そんな大きな声だして」

妹「に……兄さん……」グスッ

兄「い、妹?」

妹「兄さあああん!!」ダキッ

兄「おっと!?まったく、うるせえなぁ」ナデナデ

妹「うわぁぁぁああん」

兄(もう少し、もう少し待ってろ妹)

兄(すぐのお前を笑顔にしてやるからな)

妹「というのがこの二ヶ月の出来事です」

妹友「なるほどねぇ」

妹友「それにしても、誰が助けてくれたんだろうね?」

妹「うーん、私もお礼が言いたくて探そうとはしてみたのですが……」

妹友(まあ、だいたい予想はついてるけどね)

妹友「それにしてもイケメン君どこに行っちゃったんだろうね?」

妹「言われてみれば最近見ないね」

妹友「妹ちゃんにしたことのお礼をしてやろうと思ったのに」

妹「あはは……妹友ちゃん顔が怖いよ」

先生「おい、お前ら席につけ」

先生「非常に残念なお知らせがある」

先生「イケメンだが、親の都合で転校することになった」

モブ108「どこに引っ越すんですか?」

先生「詳しくは分からんが、どうやらロシアみたいだ」

???「結局ロシアにしたんだ」

???「ああ、あいつには一生木を数えて生活してもらうことにするよ」

???「うわあ容赦ないね」

???「妹を泣かせた罪は重いんだよ」

くぅ〜疲れましたw Ver.2これにて完結です!
実は、続きの話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、妹達のみんなへのメッセジをどぞ

妹「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」

妹友「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」

女「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」

兄「見てくれありがとな!
正直、作中で言った俺の気持ちは本当だよ!」

イケメン「あうあうあー」

では、

妹、女、妹友、兄、モブ達、俺「皆さんありがとうございました!」



妹、女、妹友、兄、モブ達「って、イケメン君が変になってる!?
改めまして、ありがとうございました!」

本当の本当に終わり

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