それもまた!
チュンチュン
妹「兄さん、起きてください、朝ですよー」
兄「う~ん…」
妹「どうしたんですか?お疲れのようですけど」
兄「分からない…昨日は何とも無かったんだけどな…」
妹「もう夏休みは終わりましたよ?しっかりしてくださいね」
兄「う~ん…」
妹「……」クスッ
妹「兄さん、兄さん!」
兄「うん?」
妹「見てください、催眠術ですよ!催眠術!」
妹は『超簡単!催眠術マスターブック』と書かれた本を手に持ち、嬉しそうに俺に見せた
兄「…そーだな、催眠術だな…」
妹「なんですか、その微妙な反応は!」
兄「いや、なんか見るからに胡散臭いじゃん。第一、ないって催眠なんて」
妹「そんなに言うならっ!兄さんに、かけてあげます!」
うわっ、目が眩しい。さてはコイツ、俺にかけるつもりでこの本を買ったな……。
妹って、こういう所抜けてるからなぁ……。そもそも催眠術なんてかかる訳ないだろ。
兄「…一回だけな。一回だけ」
妹の馬鹿に付き合うのも兄のやるべき事、ここはコイツに従ってみる。
おっ!やったぜ!
書いてあるじゃねえか!
友「おーっす兄、おはよう!」
兄「おはよう…」
友「どうした?元気が無いな」
兄「なんか疲れててさ」
友「夜更かししてないでしっかり寝ろよー」
兄「いや昨日は早めに寝たんだけどな」
友「そうなのか?とりあえず授業に遅れるし急ごうぜ!」
あ、邪魔しちゃったね
ごめん>>1続けて
いやいや!むしろ俺が邪魔だわ
続けて
あげ
兄「…その、まだか?催眠術ってのは…」
妹「も、もう少しですっ!もう少しっ!!」
今読んでる場合かよ…さてはコイツ、昨日、衝動買いしたな…。
見る限り例の本は相当分厚い。恐らく3000円はするだろう。…無駄遣いかと思うと…あぁ、頭が痛い。
ちなみに、妹の月の小遣いは5000円。俺も同じ。一般家庭より低めに設定してるのは
これ以上欲しければバイトでも何でもして稼げという両親の有り難い手抜き愛からである。
妹「よぉしっ!バッチリですっ!」
兄「……そうか。」
待つ事30分、催眠術なしでも既に眠ってしまいそうな状態である。
なぜか妹は風邪でもないのにマスクをしている。別に、どうという事はないのだが。
妹「兄さん、眠いんですか……?少し横になってはどうでしょうか。」
兄「え……?…あ、あぁ…」
進められて妹のベッドで少し横になる。
久しぶりの妹の部屋は、甘い匂いがする…。なんだか……居るだけで……ここち、いい……。
いもう…と…が…なにか…いって…る…。
わから…ない……けど……きもち……いい………。
あげ!
だめだ、眠い
後は頼んだ
キーンコーンカーンコーン
友「兄ー、弁当食おうぜ」
兄「おう、……ん?」
友「どうした?」
兄「弁当忘れたっぽい」
友「おいおいまじかー?食堂でも行くか?」
兄「そうだな、悪いな」
友「いいってことよ、…ん?あれは?」
妹「兄さーん!はいお弁当」
兄「え?」
妹「間違って兄さんの分も持っていってたみたいです」
兄「そうだったのか、ありがとう」
妹「いえいえ、それより兄さん」
妹「たまには一緒にお弁当を食べませんか?」
兄「ん?別にいいけど。じゃ友も一緒に」
妹「二人きりがいいです!!」
兄「え?」
妹「私人見知りですし…」
兄「いやでも…」
友「はいもしもし……はい、はい、すぐ行きます」
友「悪い兄、部活の先輩から呼び出されたわ、ちょっと行ってくる!」
兄「ん、じゃ丁度良かったか、屋上行くか」
妹「はい!」
兄「よっと、おーいい天気だなあ」
妹「……」キョロキョロ
妹(よし!誰もいない!)
兄「ん?何してるんだ?」
妹「なんでもありません。さ、お弁当を食べましょうか」
兄「そうだな」
妹「しかしこんなにいい天気ですと眠たくなっちゃいますね」パクパク
兄「そうだなーなんか今日は疲れてるしなー」パクパク
兄「それにしてもなんでわざわざ鞄まで持ってきたんだ?」
妹「なんでもありませんよ、気にしないでください」
完食
兄「ごちそうさまー」
妹「お粗末さまでした」
兄「さて、戻るか」
妹「え!?」
兄「ん?」
妹「い、いえ」
妹(チャンスは今しかない!)
妹「それより兄さん、この前言ってた面白い漫画を友達に借りたんです」
兄「お、本当か?放課後には返すから貸してくれよ」
妹「いいですよ」ガサゴソ
妹「えいっ!」ズギュゥゥゥン
兄「な…っ…えっ……?」
兄「………」
妹「ふふふ」
妹「兄さーん?」
兄「……」
妹「返事をしてください」
兄「……はい」
妹「ふふふ、さてまずは何からさせましょう」
妹「まだ夏ですからね、少し汗をかいちゃいました」
妹「兄さんには体を舐めて綺麗にしてもらいましょうかね」
妹「まずは指から…、兄さん舐めてください」
兄「……」ペロペロ
妹「ふふふ、兄さん可愛いです」クスッ
兄「……」ペロペロ
妹「もう指はいいです、次は足を舐めてもらいましょう」
妹「ちょっと待ってくださいね」ヌギヌギ
妹「ふふ、ではどうぞ」
兄「……」ペロペロ
妹「ニーソックスで蒸れた足を兄さんに舐めさせる」
妹「なんて快感…」ゾクゾク
妹「ちゃんと指の間も綺麗にしてくださいね」
兄「……」ペロペロ
妹「学校でいけない事をすることがこんなに気持ちい事だったなんて…」
妹「それにいつ誰かが屋上に来るかもしれないという状況……、たまりません」ゾクゾク
妹「そろそろ内股の方までお願いします、兄さん」
兄「……」ペロペロ
妹「んっ…本当は犬みたいに息を荒げてもらえると素敵なんですけど」
妹「それはっ…これから調教していく事にしましょう、ふふ」
ガタン
妹「」ビクッ
「…………」ペロペロ
妹「ふふ、誰かが来たのかと焦っちゃいました」
妹「妹のスカートに顔を埋める兄さん」
妹「見られたら二人とも一巻の終わりですよ」クスッ
妹「もっと色んな所を綺麗にして欲しかったところですが、そろそろ時間です」
妹「続きは家に帰ってから、ふふふ」
妹「では兄さんの催眠を解くとしましょう」
兄「……ん、うーん?あれ?」
兄「俺、寝てたのか?」
妹「はい、あまりに気持ちよさそうだったのでそっとしておきました」
兄「そうか、よっぽど疲れてたんだな」
妹「いい天気ですしね」
兄「そういえばなんか借りようとしてなかったっけ?」
妹「」ドキッ
妹「き、気のせいですよ、それよりそろそろチャイムが鳴ります」
妹「早く戻らないと授業に遅刻しますよ」
兄「うーんそうだっけか、よし戻るか」
キーンコーンカーンコーン
兄「ただいまー」
妹「おかえりなさい」
兄「お、妹もう帰ってたのか」
妹「はい、兄さんこれから出かけるんですか?」
兄「ん?友と遊びに行く予定だけど」
妹「そうですか、気をつけてくださいね」
兄「おう、んじゃ行ってくるー」バタン
妹「行ってらっしゃい」
妹「……ふふ、さて帰ってくるまで兄さんの部屋を堪能する事にしましょう」
妹「ああ、まだ洗濯機に兄さんの下着が無い…」
妹「仕方ありません、兄さんの部屋にある洗濯済みで我慢しましょう」
妹「失礼しまーす」パタン
妹「兄さんの下着は…っと」ギィィ
妹「今日はこれにしましょう」
妹「……」スーハ-
妹「…………」スーハースーハー
妹「はぁ、たまりませんね」
妹「ベッドも汗臭くてとても素敵です」
妹「……」ハァハァ
妹「……」ヌギヌギ
妹「今日はどこにマーキングしましょうか」
妹「今日は兄さんの椅子にマーキングしましょう」
妹「んっ……ふっ……」スリスリ
妹「この角が気持ちいい……んっ……」
妹「私が角オナした椅子に座って兄さんが勉強してると思うと……」
妹「なんだかゾクゾクしますね、ふふ」
妹「ついでにペンにもマーキングしておきましょう」
妹「……んっ……」クニクニ
妹「はぁっ……ふっ……んっ…んっ…」クニクニ
―――――――――――――………
兄「ただいまー!」
妹「」ビクッ
妹「いけません、ちょっと夢中になりすぎました」
妹「……」パタン
兄「ん?妹?俺の部屋で何してたんだ?」
妹「洗濯物を取り込んだので兄さんの分をなおしていました」
兄「おう、サンキューな」
妹「あ、」
兄「ん?」
妹「いえ、なんでもありません」
妹(いけない、パンツ置きっぱなしだ…どうしよう)
妹(いやでももしかしたら兄さんが私のパンツに欲情してオナニーに使ったりして……)
妹「ふふふ……ふふふふ」
兄「おーい妹、お前のパンツまで間違えてこっちに来てるぞ」
妹「………申し訳ありません、すぐなおします」
妹(さて、今すぐに催眠かけたいをところですが)
妹(さすがにまだ兄さんも宿題をしてないでしょうしお風呂も入っていません)
妹(まぁ、お風呂は入って頂かない方が良かったりするのですが)
兄「妹もう風呂入ったー?先入っていいー?」
妹「……はい、どうぞ」
兄「んじゃ入ってくるー」
妹「………」
妹「さて、晩御飯の準備でもしましょうか」
「……」トントントン
「……」グツグツ
兄「ふぃーっ、お、良い匂い」
妹「もうすぐ出来上がるので椅子にかけといてください」
兄「食器の用意ぐらいするよ」
妹「ありがとうございます、盛り付けるので持っていってください」
兄「りょうかーい」
妹「さて」
妹・兄「「いただきまーす」」
兄「……」パクパク
妹「……そういえば友さんとは何をして遊んでいたんですか?」
兄「ん?友の家でゲームしてただけだよ」
妹「友さんの家って確か大きかったですよね」
兄「うーん、大きいのかな」
兄「今日も結局10人くらい来てたけど」
妹「」ピクッ
妹「女の人もいらしたんですか?」
兄「え、いたけど」
妹「……そうですか」
妹「それにしても10人もいてゲームですか」
兄「まぁね、最後の王様ゲームは盛り上がったなあ」
妹「………」
妹(これは調教が必要ですね……)
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