ハンジ「……104期が猫になったのに……」(694)

*ハンジ「あはははは!!リヴァイが!」
*ハンジ「やっぱり皆も猫にしてみた」
の後の話ですが、読まなくても多分OK。でも必要な情報だけ。

・ハンジ(女)が医療班を騙して猫化薬を作らせた

・副作用は元に戻っても暫く猫語がわかる

・ハンジ、リヴァイ、エレン、リヴァイ班全てハンジによって猫化済み

・ハンジはリヴァイを休ませ、エレンを楽しませたかった

・リヴァイは猫を洗うのが上手く、エレンは撫でる天才

・人語→「」、猫語→『』

・軽くリヴァハン?


後は話の中で大体説明してるので分かる……と思う。こんなに続かせるつもりはなかった。だが反省も後悔もしていないっ!……ごめん、反省はする。
こんなめんどいのここまで読んでくれた方ありがとう。この後もお付き合い頂けると幸いです。
投下します。



――調査兵団本部――



ペトラ「はい、兵長。お茶です」コトッ

リヴァイ「ん」ズズズ

エルド「今日、午前中は会議だそうですね」

リヴァイ「ああ」コトッ

グンタ「俺達は午後から合同演習です」

リヴァイ「索敵だったな」

オルオ「はい、そうです」


エレン「それまではここで待機なんですか?」

リヴァイ「まあ、そうなるな」

ハンジ「みーんーなー!!!」

バッターン!!!

リヴァイ「うるせぇ」

ハンジ「ちょ!一大事一大事!!早く来てくんない!?」ゼェゼェ

ペトラ「ど、どうしたんですか?」

ハンジ「後で話すよ!!とにかく早く来て!!」



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


カッカッカッカッ

エルド「あの、一体何があったんです?」

ハンジ「君たちにしか頼めない事なんだよ」

グンタ「俺達しか?」

ハンジ「そう。百聞は一見に如かず。まずは見てもらって、それから話すよ」

バタンッ

ニャア
ミュー
ニャー…

リヴァイエレンリヴァイ班「「「………………」」」


ハンジ「……という訳なんだ」

リヴァイ「何がだ。クソメガネ!」

ハンジ「ストップ!リヴァイ。これ私のせいじゃないからね」

エルド「……と言いますと?」

ハンジ「医療班のミスだよ。猫化レシピと栄養剤系のレシピを取り違えたらしい」

オルオ「は?レシピは猫化薬と共にエルヴィン団長が燃やしたのでは?」

ハンジ「私のはね。医療班は記録としてレシピをちゃんと残してるよ。機密扱いでね」

エレン(猫の声は聞こえるけど皆が前にいるから中が見えないな……横から見れるかな?)ススッ

ペトラ「仔猫が多い……というかほぼ仔猫だけですけど……」

エレン(横からうまく入れそうだ。もうちょい……)ソー

ハンジ「飲んだのは104期の子達だ。先にこの子達が飲んだから他に被害は出なかった」

エレン「104期!?」

?猫『!? エレン!?』


エレン「え?」

?猫「エレン!!エレーン!!」ガバッ!

エレン「うわっ!」ドサッ

?猫『エレン!!』スタッ

エレン「…………ミカサ……か?」

?猫ミカサ『そう!ミカサ!わかるの?』

エレン「ああ……まあ……な」

エレン(いきなり飛んで来そうなのはお前くらいしか思い付かねぇよ)

金色長毛猫『ミカサ!いきなり飛びついたりしたら危ないよ!』ファサ


?猫ミカサ『ごめんなさい、アルミン』シュン

エレン「アルミン!?」

金毛猫アルミン『怪我はない?二人とも』

?猫ミカサ『私は大丈夫』

エレン「あ、ああ。俺も」

金毛猫アルミン『いつまでエレンのお腹に乗ってるの?どいてあげなよ、ミカサ』

?猫ミカサ『そうだった。ごめんなさいエレン』ストッ

エレン「大丈夫だけど……いや、お前らが大丈夫か?」ムクッ


リヴァイ「……飲んだのは何人だ?」

ハンジ「9人。その内7人が上位卒業者だよ」

エルド「何故そんな事に……?」

ハンジ「新兵全員に配る予定だったらしいんだけど、始めに配ったのがこの子達だったそうだ」

ハンジ「この子達は固まって話してたらしくて、まとめて渡したみたいだよ」

ハンジ「で、次に行こうとしたら……」

リヴァイ「飲んだこいつらが猫に……か」

ハンジ「そういうこと」

ハンジ「幸い、この子達が猫になった時、周りにあまり人がいなかったようで他の兵達には知られていない」

グンタ「それで俺達ですか」

ハンジ「今、猫語が分かるのは私らだけだし、余計な混乱は招きたくないからね」


ハンジ「でも私とリヴァイはこれから重要な会議に出なきゃならない」

リヴァイ「……」

ハンジ「医療班が今急ピッチで解毒剤作ってる。多分3、4時間くらいで出来ると思うから、それまで面倒を見てて欲しいんだ」

ハンジ「午後の演習には間に合うと思うけど……。リヴァイ班、頼んだよ?」

リヴァイ班「え゙!?」

エレン「え?俺は……」

ハンジ「ん?エレン、君もリヴァイ班でしょ?」

エレン「あ……、はい!」

ハンジ「ふふ」ニコッ

オルオ「……俺達に押し付けてくのか……」

ハンジ「押し付ける……?」ピクッ

ペトラ「そうじゃなi」ハンジ「そんな訳ないだろう!!」バンッ!

ペトラ「え」ビクッ


ハンジ「こんな……こんな楽し……もとい、興味深い状況なんだよ!?」

リヴァイ「……言い方変えただけじゃねぇか」

ハンジ「しかも私がやった訳じゃないから何のしがらみもなく思う存分研究出来るってもんではない!?原因は医療班だし!?」

リヴァイ「……んな訳ねぇだろ」

ハンジ「(聞いてない)そんな状況なのにも関わらず、今日は重っっっ要な会議なんだよ!!今日、私は抜けらんないんだよっ!!」ギリギリッ

ハンジ「立ち去るにも後ろ髪引かれ過ぎて後頭部がハゲになりそうなくらいなんだよっっ!!?」ダバダバ

ペトラ「ちょっ!!ハンジ分隊長、近い!!というか目から血がっっ!?怖い怖い!!」

リヴァイ「……そろそろ時間だ。行くぞクソメガネ」ガシッ

ハンジ「あだだだ!!後ろ髪引っ張んないで!ハゲるハゲる!!」ズルズル

リヴァイ「お前ら、悪いが後は頼んだぞ」

リヴァイ班エレン「「はい!兵長!」」



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


カッカッカッカッ

ハンジ「いてて……ったくもー!髪引っ張るとかやめてよね」

リヴァイ「お前が暴走し始めるからだ」

ハンジ「だってさー……あれ?」

タタタタタタ!

医療班員「ハァ……調査……兵団所属、ハンジ・ゾエ分隊長……でありますか?」ゼェゼェ

ハンジ「医療班?まさかもう解毒剤出来たとか?」

医療班員「い、いえ。その……」ゴソッ

ハンジ「!」

リヴァイ「!」



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


――仔猫部屋――


ペトラ「改めて見るとこれは……」

エルド「癒される空間だな」

グンタ「ほぼ仔猫だけ……か」

オルオ「全員仲間だからな。汚くねぇ。平気だ」フンスッ

ペトラ「……兵長に似てないしカッコ悪い」

エルド「なあ、エレン。そこの二人は例の幼馴染みか?」

エレン「あ、そうです」


エレン「飛びついてきたのがミカサで、金色のがアルミンです」

?猫ミカサ『……ミカサ・アッカーマンです』ペコリ

金毛猫アルミン『アルミン・アルレルトです』ペコッ

エルド「ちゃんと会うのはは初めてだな。エレンから色々聞いてる。俺はエルド・ジン」

グンタ「グンタ・シュルツだ」

ペトラ「ペトラ・ラルだよ」

オルオ「ちっ……オルオ・ボザドだ」

金毛猫アルミン『?』

ペトラ「あ、この変な人は気にしないで。似てない兵長の真似が好きなの」

オルオ「おい、ペトラ。何ふざけてやがる」

ペトラ「ふざけてんのはあんたでしょうが。やめてよね、新兵達の前で!恥ずかしい」

エルド「……まあ、ああいう奴だ。本当に気にしなくていい」

金毛猫アルミン『は、はぁ……』

金毛猫アルミン(変人が多いとは聞いていたけど……でも他の三人はまともかな?)


エレン「……ミカサはアルミンと比べてでかいけど、大人の猫か?」

?猫ミカサ『……わからない』

金毛猫アルミン『……多分、だけど……仔猫……というか仔供だと思うよ』

エレン「そうなのか?で、何の猫なんだ?」

金毛猫アルミン『猫というか……。サーバルキャットだよ』

エレン「サーバル……キャット?猫じゃんか」

金毛猫アルミン『ああ、うん。キャットってついてるけどイエネコの類いじゃないんだよね……ネコ科のも……生き物だから……』

グンタ「仔供でこれなら大人だとどのくらいなんだ?」

金毛猫アルミン『尻尾合わせて91cmから145cmくらいだそうです』

エレン「えっ!?」

ペトラ「そんなに!?」

オルオ「でけぇ……」

エルド(猛獣の‘も’か……)


エルド「……まあ、この大きさだと大人の猫くらいだし、顔はあどけない仔猫の顔してるぞ」

金毛猫アルミン(あ、フォロー入れてくれた……エルドさん……だっけ?助かった……)

ペトラ「確かに可愛いね」

ミカサーバル『えっ』

グンタ「耳、大きいんだな。そこがまた可愛いな」

ミカサーバル『えっ』

オルオ「まあ、可愛い顔してるな」

ミカサーバル『えっ』

金毛猫アルミン(ミカサ、狼狽えてるな……。可愛いなんて言われ慣れてないもんね)

エレン「……言われてみれば確かに……可愛いな」

ミカサーバル『えっ///』

アルミン(あ、とどめだ)


エレン「でもかっこよくもあるよな!名前もサーバルとか!!」

ミカサーバル『……』

アルミン(……エレンはエレンだった)

ミカサーバル(……エレンにも可愛いと言われた。それは嬉しい……)

グンタ「ということは104期は仔猫だけか」

バッターン!

ハンジ「ちょっとごめんよ!!」

ペトラ「ハンジ分隊長!会議に向かわれたんじゃ!?」

ハンジ「途中で医療班から預かってね」

グンタ「預かった?」

ハンジ「この子」スッ


シャム仔猫『……』

エルド「……まだいたんですか?」

ハンジ「この子は憲兵団の子なんだよ。ここにいる104期とは知り合いの筈だから」

オルオ「憲兵団?一人だけですか?」

ハンジ「うん、そう。他の人は飲んでないらしい。憲兵団で最初に渡した子らしくて」

ハンジ「とりあえず、解毒剤出来るまでこの子もよろしく!憲兵団には医療班がうまく言ったらしいから。じゃ」スッ

エルド「じゃ、って……」

ハンジ「リヴァイ待たせてんの!ごめん!よろしくー!!」スタタタ

エルド「あ、はい!」


エレン「憲兵団で俺らが知ってるって……」

ミカサーバル『……一人しかいない』

金毛猫アルミン『まさかアニ?』

シャムアニ『……そうだよ』ゲンナリ

金毛猫アルミン『……うん、なんかシャムってアニに合ってるね』

シャムアニ『……そう?』

エルド「……とにかく、全員把握するか」



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


リヴァイ「――引き留めて悪かったな」

ラシャド「いえ、ではこれで……」

リヴァイ「ああ」

――タタタタタタ!


ハンジ「ごめん!リヴァイ、お待たせ!!」

リヴァイ「……戻ったか」スッ

ハンジ「まさか憲兵団から追加されるとは」スタスタ

リヴァイ「……なんでああなったんだ?」スタスタ

ハンジ「へ?」

リヴァイ「104期だけってのはおかしいだろ」


ハンジ「うーん……実はね、医療班の数人がさ、104期を中心に栄養剤を配ろうって言い出したらしいんだ」

リヴァイ「……栄養剤を?」

ハンジ「何か元気になるものを、と考えた結果らしいよ。医療班らしい……のかな?」

リヴァイ「……なんで104期なんだ」

ハンジ「……104期はさ、訓練兵のままいきなり実戦だったでしょ?で、その後は戦場処理で……」

ハンジ「しかも調査兵団に入った子達はすぐ壁外調査じゃない?だからその子達中心だったらしんだけど。せめて身体くらいは元気にって」

リヴァイ「裏目に出たわけか」

ハンジ「レシピが似てるらしいんだよね。だからまあ、身体の疲れがとれるものも入ってるから多少は元気になるかもね」

リヴァイ「……そうか。まあ、たまには同期同士でいるのも息抜きになんだろ。一応あいつらも付いてるから心配もないしな」

リヴァイ「……しかし、お前といい、医療班といい甘やかす奴等が多いな」

ハンジ「その言葉、“優しい”と受け取った!」

リヴァイ「勝手に意訳してんじゃねぇよ」


ハンジ「とするとリヴァイも“甘やかす奴”だね!!」

リヴァイ「なんでだ」

ハンジ「えー?なんだかんだ言いながら猫になって汚れちゃったリヴァイ班5人を洗ってあげたり」

ハンジ「今だって同期で息抜きしたらいいとかさ。リヴァイは‘甘い’ねー」ニヤニヤ

リヴァイ「…………うるせぇよ」

ハンジ「おぉ?何々?照れてんの?」ニヤニヤ

リヴァイ「馬鹿か」

ハンジ「いやいや、馬鹿じゃないよ。リヴァイを照れさせたらブルーローズもんだもん!そりゃ必死に確認したくなるってもんでしょ!」ゲラゲラ


リヴァイ「……」

リヴァイ「……」スッ

ハンジ「のぁ!ちょっ、眼鏡返せ!!」バッ!

リヴァイ「……」ヒョイッ

ハンジ「あ!こら、リヴァイ!レンズ部分を素手で触んな!指紋がつく!!」

リヴァイ「……」ペタペタキュッキュッ

ハンジ「わざとつけんな!!」

リヴァイ「……」スチャッ

ハンジ「ぬぉ!!いきなり戻すな!……てか指紋で見えねぇーっ!!」

リヴァイ「騒ぐな。行くぞ曇りメガネ」スタスタ

ハンジ「曇らせたのはあなたでしょうが!!てか待てこらリヴァイ!!」フキフキ


.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

―――
――



エルド「――で、俺がエルド・ジンだ。俺達の名前はわかったな?エレンは知ってるよな。俺達5人は今、通称リヴァイ班と呼ばれてる。君達の世話を任された」

グンタ「新兵の君等にまともに……まあ、まともとは言えんが、会うのは初めてだな。よろしくな」

ペトラ「大変な事になっちゃってるけど、私達も一度猫になった事あるから大体わかるよ。安心してね」

オルオ「ガキ共が、せいぜい手間を掛けさせるなよ」フンッ

ペトラ「……この馬鹿の言動は気にしないでね。馬鹿なだけだから」

エレン「猫だと誰が誰だかわかんねぇな……」ポリポリ

金毛猫アルミン『全員エレンが知ってる人だよ』

金毛猫アルミン『皆さん、一人一人紹介しますね』

エルド「おお!それは助かるな」


クリーム色猫『おい!死に急ぎ野郎!なんでミカサを肩に乗せてんだ!』

エレン「ミカサが勝手に乗ってんだよ……ってもしかしてお前ジャンか?」

ミカサーバル『……エレンの肩にいると安心する』ゴロゴロ

エレン「耳そばでゴロゴロ言われると結構音でかいな」

ミカサーバル『ごめんなさい。だけどコレは私でも止められない』ゴロゴロ

エレン「別にいいけどよ」ナデナデ

ミカサーバル『!?』

クリームジャン『あ!てめぇ!』

エレン「おお。ミカサ、毛ぇ柔らかいな。もふもふしてる」ナデナデ

ミカサーバル(エレンに頭撫でられるの久しぶり……)ゴロゴロ

金毛猫アルミン(目を細めて気持ち良さそうだね、ミカサ。エレンのなでなでは凄いからな)


クリームジャン『ふざけんな』ガシッ!

エレン「おい!爪立てるなよ!服が破けちゃうだろ!!」

クリームジャン『うるせぇ!服なんかどうでもいいだろうが!羨ましいんだよ!この野郎が!!』ガシッガシッ

金毛猫アルミン『ちょっとジャン、やめなよ!まだみんな紹介してないのに!』

ペトラ「ほらほらー喧嘩しないの!」ヒョイッ

クリームジャン「!?」

ペトラ「君は今、仔猫なんだから勝ち目はないんだよ?」ダッコ

クリームジャン(……こ、後頭部に……この姉さん……)フニフニ


クリームジャン(胸でけぇ……)フニフニ

金毛猫アルミン『……』ジー

ミカサーバル『……』ジー

クリームジャン『Σはっ!!』

ペトラ「どうしたの、君達?じっと見て」

ミカサーバル『……気をつけた方がいいです。ジャンg……』
クリームジャン『なんでもないです!!それよりもう下ろしてください!!』ジタバタ

ペトラ「……もう喧嘩しない?」

クリームジャン『しません!しませんから』ジタバタ

ペトラ「んー、じゃ、わかった」スッ

クリームジャン『……ホッ』ストッ

ミカサーバル『……』ケイベツノマナザシ

金毛猫アルミン『……』アキレタマナザシ

クリームジャン『ふ、不可抗力だろ!!』

金毛猫アルミン『……まあ、自ら望んだわけじゃないし、抱かれただけだからね』


金毛猫アルミン『紹介始めますね』

グンタ「頼む」

金毛猫アルミン『今さっきのクリーム色の猫がジャンです』

クリームジャン『ジ、ジャン・キルシュタインです。よろしくお願いします』ペコッ

金毛猫アルミン『さっき来たシャムがアニです。憲兵団に所属しています』

シャムアニ『……よろしくお願いします』

金毛猫アルミン『このブルーっぽいグレイ色の仔猫がベルトルト』

ベルトルトブルー『……始めまして』

エルド「仔猫だが他よりちょっとでかいか?」

金毛猫アルミン『ベルトルトは背が高いのでそれが反映されているのかもしれません』

エルド「なるほど」


金毛猫アルミン『で、その隣にいるシルバーの斑点模様の仔猫がライナーです』

斑点ライナー『始めまして。ライナー・ブラウンです』ペコッ

グンタ「おお!仔猫だが、がっしりしてるな」

金毛猫アルミン『ライナーは次席なんです。がっしりした体型ですから多分それが……』

金毛猫アルミン『……そしてそこにいる天使のような長毛白猫がクリスタです』

天使猫クリスタ『え?天……?あ、は、始めまして……』ペコリ

ペトラ「うわぁ!綺麗!!毛がキラキラ光ってる!!」

オルオ「光を反射してるのか……すげぇな」

斑点ライナー(美しい……)

オリエンタル猫『さすが私のクリスタだよな』

金毛猫アルミン『あ、彼女はユミルです。おそらくオリエンタルという種で、スリムでしなやかで大きく尖った耳が特徴の猫です』

オリエンユミル『どうも』

金毛猫アルミン『……それから……』


ドドドドドドド!!

黒白猫『こっちですよー!!』ダダダダ

スフィンクス『待て!こら!!』ダダダダ

金毛猫アルミン『サシャ!コニー!今リヴァイ班の方に紹介してるんだからこっち来てよ!!』

猫サシャ『はい!』

猫コニー『おう!』

エルド「元気だな」

金毛猫アルミン『この二人はいつもこんな感じなんです』

猫サシャ&コニー『『いやぁー』』

金毛猫アルミン『褒めてる訳じゃないからね?』


金毛猫アルミン『黒毛が多くて鼻筋の所でハの字に白いのがサシャです』

黒白猫サシャ『始めまして!』

金毛猫アルミン『……そして全身に毛の無い、スフィンクス系の猫がコニーです』

無毛猫コニー『よろしくお願いします!!』

グンタ「おぉう……初めて見たな……毛の無い猫……」

金毛猫アルミン『コニーは頭を剃っていたので、多分それが……』

オルオ「……髪生やしたら生えんのか?」

金毛猫アルミン『それは何とも……』

金毛猫アルミン『法則性みたいなものはよくわかりません。多分、見た目や雰囲気でそうなっているように思えます』



.


途中ですがとりあえずまとめ


・ミカサ→サーバルキャット

・アルミン→金色長毛猫

・ジャン→クリーム色の猫

・アニ→シャム

・クリスタ→輝く毛の白色長毛猫

・ユミル→オリエンタル系

・ライナー→エジプシャンマウ系の銀色

・ベルトルト→ロシアンブルー系

・サシャ→黒白猫鼻筋が白いやつ

・コニー→スフィンクス系

何となくで選びました。なんだったら上記に拘らずお好きな猫でご想像くださいませ。書いてある表現との相違がでまくりますが。
あと……多いんだよっ!104期!!
……では続きを。


エレン「……」ナデ…

無毛猫コニー『うお!』ビクッ

エレン「毛が全く無いように見えるけど産毛みたいのがあるんだな。……しっとりしてて結構気持ちいい」ナデナデ

ペトラ「へぇ、そうなんだ……見慣れてくると可愛いかな」

無毛猫コニー『エレン、お前撫でるのうめぇな』ゴロゴロ

黒白猫サシャ『そうなんですか?』

無毛猫コニー『おお。すげぇいいぞ!』ゴロゴロ

黒白猫サシャ『エレン!私も撫でてもらいたいです!!』

エレン「ん?構わねぇけど」ナデナデ

黒白猫サシャ『おお!これは……気持ちいいです』ゴロゴロ

エルド「さすがはなでなでの天才」

エレン「サシャは見た目がまさに猫!って感じだな。ふわふわしてる」

クリームジャン『ケッ!何がなでなでだ』


黒白猫サシャ『ジャン!ジャンも撫でられてみるといいですよ!!』

クリームジャン『なんでだ!』

無毛猫コニー『いいから撫でられてみろって!すげぇから!!』グイグイ

クリームジャン『ば、馬鹿!押すな!!』

エレン「……」

クリームジャン『……』

エレン「……」…ナデナデ

クリームジャン『!?』

クリームジャン(……こ、これは……!!)

エレン「……ジャンだから毛が固いかと思ったらそうでもないな。仔猫ってのは毛が柔らかいんだな」ナデナデ

クリームジャン『……』…ゴロゴロ

ザワッ!!

――その時!104期に戦慄が走った!

ペトラ「え?何この空気?」

相変わらず面白い。


斑点ライナー『あ、あのジャンが……エレンに撫でられて……』

オリエンユミル『ゴロゴ言ってる……だと!?』

ベルトルトブルー『あ、あり得ない』

天使猫クリスタ『い、一体どれだけ気持ちいいんだろ?』

シャムアニ『……どんな撫で方してんの?』

無毛猫コニー『なー?すげぇだろ?』

黒白猫サシャ『気持ちいいですよねー?』

クリームジャン『うぅ……ぐぬぬ……』ゴロゴロ

金毛猫アルミン『……言葉を出さなくてもゴロゴロ言っちゃってるからバレバレだよ、ジャン』

クリームジャン『……うるせぇな……くそっ!なんでこんなに撫でんのうめぇんだよっ!!ちくしょう!』ゴロゴロ

ミカサーバル『エレンのなでなでは最強。耐えられる人はいないと確信している』ゴロゴロ

ペトラ(……あのリヴァイ兵長までゴロゴロ言わせてたもんね……本当に耐えられる人なんていなさそう)


エルド「この二人はどういう関係なんだ」

グンタ「まあ、察するにライバルってとこじゃないか?」

オルオ「ライバルがいるってのは良いことだ。まあ俺には身近にライバルがいねぇからな。俺が強すぎて」

ペトラ「あんたなんかリヴァイ兵長に削がれちゃえばいいのに」


天使猫クリスタ『……ちょっと撫でられてみたいかも』

オリエンユミル『お、おいおい、クリスタちゃんよぉ』

黒白猫サシャ『撫でてもらうといいですよ!本当に心地いいですから!!』

オリエンユミル『お前……』ジロッ


天使猫クリスタ『ほらっ!ユミルも行こうよ!!』グイグイ

オリエンユミル『ちょっ!!押すなよ!』

エレン「ユミル?お前もか?」…ナデナデ

オリエンユミル『私は別に……!?』

オリエンユミル(なっ!?なんだコレ!!)…ゴロ

天使猫クリスタ『あ』

オリエンユミル『……くっ』ゴロゴロ

エレン「ツヤツヤしてるな。あとゴロゴロが他のやつより大きい気がする」


天使猫クリスタ『すごい!ユミルまで』

エレン「クリスタもか?」

天使猫クリスタ『え?あ、う、うん。できたら……』

エレン「別に構わねぇよ」…ナデナデ

天使猫クリスタ『……うわぁ!気持ち良い!』ゴロゴロ

エレン「おお!クリスタ、すげぇ毛並みだな!リv……」ムグッ
エルド「シー!その事は内緒にしとけ。いいな、エレン」ヒソッ

エレン「は、はい。わかりました」

グンタ「猫になったとか、なでなでにやられたとか新兵に知られるのはな……」ヒソッ

エルド「間に合ってよかったよ」ヒソッ

ペトラ(あの子の毛並みってリヴァイ兵長並みなのか……撫でたいなぁ……)

天使猫クリスタ『ふふふ♪』ゴロゴロ

オリエンユミル『くっ!悔しいが気持ちよかった!』

やべっ!今回はかなり気をつけてたのにミス見つけた。>>38のユミル、ゴロゴってなんだ!どこの13だよっ!?
ゴロゴロです。脳内訂正でお願い致します。

レスくださってる皆さんありがとうございます。
>>37嬉しすぎて生爪剥がしそうになった。どうしてくれるありがとう。

すみません、続けます。


無毛猫コニー『お前らも撫でられとけよ』

斑点ライナー『え?いや、俺は……』

ベルトルトブルー『僕もいいよ』

シャムアニ『……私も別に』

無毛猫コニー『撫でられとけって!あのジャンがゴロゴロ言ったんだぜ!?撫でられる価値あるって!!』グイグイ

黒白猫サシャ『そうですよ!!今この時しかないんですから!!』グイグイ

シャムアニ『ちょっと!サシャ!いつのまに!?』

斑点ライナー『おいおい!コニー!』

ベルトルトブルー『ちょ、ちょ、コニー!!』

エレン「……お前らもかよ。つーか全員か」ナデナデ

斑点ライナー『!? これは……!?』ゴロゴロ

エレン「ライナーの毛も固いかと思ったけどそうでもないのな。仔猫でもガタイいいなぁ」ナデナデ

斑点ライナー『う、ううむ……』ゴロゴロ


エレン「次ベルトルトな」ナデナデ

ベルトルトブルー『!?……エレン、す、すごいね……』ゴロゴロ

エレン「ベルトルト、ふわふわで気持ちいいな!毛の色、青っぽい灰色なんだな」ナデナデ

ベルトルトブルー『んー……』ゴロゴロ

無毛猫コニー『目を細めて気持ち良さそうだな!』

エレン「次、アニな」ナデナデ

シャムアニ『!?』…ゴロゴロ

エレン「毛がスベスベで柔らかいなー」ナデナデ

シャムアニ『……くっ』ゴロゴロ

シャムアニ(なんでコイツはこんなに撫でるのがうまいの!?)ゴロゴロ


エルド「エレン無双だな」

グンタ「エレンの周りに仔猫だらけだ」

ペトラ「いいなぁー」

オルオ「……フンッ!別に羨ましくなんかねぇからな!」

エルド(羨ましいのか……)

グンタ(羨ましいんだな)

エレン「これで全員か?」

ミカサーバル『……まだ。アルミンを撫でていない』ゴロゴロ

金毛猫アルミン『え?僕?』

エレン「そうだったな」ナデナデ

金毛猫アルミン『わっ!』…ゴロゴロ


エレン「あははっ!猫でも毛の手触りがあんまり変わらないな、アルミン」

金毛猫アルミン『そう?』ゴロゴロ

ミカサーバル『そう。エレンが来る前に私も撫でた。サラサラしてた』ゴロゴロ

エレン「その姿で撫でたのかよ」

ミカサーバル『猫アルミンが綺麗だったので我慢できなかった』ゴロゴロ

エレン「クリスタに近いよな。長毛でサラサラ」

金毛猫アルミン『……な、なんか照れるなぁ……』ゴロゴロ

エルド「見事に全員ゴロゴロ言わせたな」

グンタ「コツってなんだろうな……?」

ペトラ「何人か撫でさせてもらおうかなぁ」

オルオ「ちっ!クソの役にも立たねぇ特技だなっ!」

ミカサーバル『……』ギロッ

オルオ「うぉ!?」ビクッ

ペトラ「ずっと睨まれてれば?」


ミカサーバル『……』ウズウズ

金毛猫アルミン『? ミカサ、どうしたの?』

ミカサーバル『……エレンにスリスリしたい』

エレン「は?」

金毛猫アルミン『……エレン、猫の本能みたいなものだよ』

ミカサーバル『……ダメ?』クイッ

エレン「うっ……」

ペトラ「仔猫の首かしげ攻撃には勝てないよねぇ」

エルド「あれは断れん」

グンタ「最強の攻撃だな」


エレン「……わかったよ」

ミカサーバル『! ありがとう、エレン!』スリスリ

エレン「わっ!くすぐったいな」

クリームジャン『ぐぬぬぬぬ』ギリギリ

ベルトルトブルー『……ジャンがえらい顔になってるね』

斑点ライナー『いつもの光景だな……』

ミカサーバル『♪』スリスリ

エレン「……ミカサ!いつまでスリスリしてんだよ!」

ミカサーバル『エレン、私達は今、なかなか会えない。ので、このくらいは許される……ハズ』

エレン「なんだそりゃ」

長毛猫アルミン『毎日一緒にいたんだもんね。今は中々会えなくなっちゃったから寂しいんだよ』


ミカサーバル『アルミン。アルミンも』ゴロゴロ

金毛猫アルミン『ええ!?僕はいいよ!』

ミカサーバル『ダメ』ストッ!パクッ

金毛猫アルミン『! ちょっと!ミカサ!首根っこを!!』

ミカサーバル『……』スタッ!スッ

金毛猫アルミン『わっ!』スタッ

エレン「アルミンまで肩に持って来ちゃったのかよ……」

ミカサーバル『……』ジッ

金毛猫アルミン『……わかったよ』スリスリ

ミカサーバル『ふふ』スリスリ

エレン「うわっ!両方から……あははは!くすぐってぇ!!」


ペトラ「……あの三人、かっわいいなぁー!」ホンワカ

エルド「和むな」ホンワカ

グンタ「本当に仲がいいんだな」ホンワカ

オルオ「……ほう、悪くない」ホンワカ

ペトラ「ふんっ!」ドカッ!

オルオ「ぐはっ!何故!?」

ペトラ「なんかスゴくムカついた」

エルド「……あまり理由のない暴力に見舞われてるな」

グンタ「かわいそうに」

斑点ライナー『ん?』

ベルトルトブルー『どうしたの、ライナー?』

斑点ライナー『いや、なんか誰かが代わりになってくれたような……?』



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


グンタ「しかし……このまま3、4時間か」

エルド「特に何かするって訳じゃないしな……」


ペトラ「――いいの?」

天使猫クリスタ『はい、いいですよ』

ペトラ「ありがとう!クリスタ」ナデナデ

天使猫クリスタ『わぁ……』ゴロゴロ

ペトラ「すごーい!さらさらすべすべ!!ふわふわもしてるし!クリスタすごいね!」

天使猫クリスタ『えへへ///ありがとうございます』ゴロゴロ

オリエンユミル『……』

ペトラ「あ!ユミル……だよね?撫でてもいいかなぁ……?」

オリエンユミル『え?』


ペトラ「ダ、ダメかな?」

天使猫クリスタ『ユミル、撫でるくらいいいよね?』

オリエンユミル『……まあ、別に……』

ペトラ「ありがとう!ユミル!」ナデナデ

オリエンユミル『む……』ゴロゴロ

オリエンユミル(この姉さんもなかなか上手い……)ゴロゴロ

エルド「……ペトラも無双しそうだな」

グンタ「あいつ全員やるつもりなのか?」

オルオ「仔猫とペトラ……悪くない絵だ」フッ

エルド「……ペトラ、戻って来てくれ。ツッコミが欲しい」



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


斑点ライナー『……暇だな』

ベルトルトブルー『やることないしね』

斑点ライナー『この身体では筋トレも出来ない』ハァ

ベルトルトブルー『身体を鍛えるの好きだね』

斑点ライナー『……身体は資本だからな』

ベルトルト『……まあ、そうだね』

斑点ライナー『……あと何時k』無毛猫コニー『わははは!』ブミッ!

斑点ライナー『グエッ』


無毛猫コニー『おっと!わりぃ!!ライナー!!』ダダダダ

ベルトルトブルー『ライナーが踏まれた!!』

黒白猫サシャ『待つんですよ!コニー!!』ダダダダ

斑点ライナー『……お前ら……』ユラリ

斑点ライナー『暴れるんじゃない!!』ダダダダ

ベルトルトブルー『あ!ちょ、ライナー!!それじゃ君も暴れてる事になるよ!?』ダダダダ



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


クリームジャン『……騒がしいな』

シャムアニ『……そうだね』

クリームジャン『アニ、お前憲兵団だったな』

シャムアニ『……そうだけど』

クリームジャン『……どんな感じなんだ?』

シャムアニ『……あんまりいい話でもないと思うよ』

クリームジャン『ある程度は知ってる。調査兵団とは対立してるみたいだからな。色々聞いてるし……』

シャムアニ『……』

クリームジャン『……元々目指してた所だしな。ちょっと知りたい』


シャムアニ『……基本的に上官は毎日飲んだくれてるよ。仕事は新兵に任せっぱなしな状態だね』

クリームジャン『はは……マジかよ。そりゃ上に上がれれば楽できていいな……やっぱ憲兵団にすりゃ良かったかな』ハハッ

シャムアニ『……つまらない嘘つくんだね』

クリームジャン『……』

クリームジャン『マルコが…………いたら何猫だったろうな?』

シャムアニ『…………さあね』

クリームジャン『なんか野暮ったい猫になってそうだな』ハハハ

黒白猫サシャ『そうですかねー?私みたいな白黒じゃないですか?』


クリームジャン『うぉ!?』ビクッ

無毛猫コニー『あれじゃね?足だけ白いやつ』

クリームジャン『コニーまで!!』

斑点ライナー『靴下履いてるみたいなやつか?』

クリームジャン『いつの間に集まってんだ!?』

ベルトルトブルー『コニーとサシャ追いかけてたんだよ』ヌッ

クリームジャン『おお!?』ビクッ!

ベルトルトブルー『そんなに驚かなくても……』

シャムアニ『背後から現れるからでしょ』

クリームジャン『なんで追いかけてんだよ……』

ベルトルトブルー『ライナーがコニーに踏まれたから』

クリームジャン『本当にもう、何やってんだ……』



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


――あの世とか天国とか――

マルコ「へっくしょん!」

ミーナ「マルコ、大丈夫?」

マルコ「んー?大丈夫。誰かに噂でもされたかな?」ズズッ

マルコ「……なんてね」ハハッ

ミーナ「ふふふ、そうかもよ?」

マルコ(僕の噂をするとしたら……ジャンかなぁ?)フフ

――まさかジャン達が猫になっているとは知らない平和なあの世だった――



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


クリームジャン『ふぇっくしょい!』

斑点ライナー『風邪か?』

クリームジャン『いや、そうじゃねぇと思うけど』ズズッ

黒白猫サシャ『風邪ひきそうなのはコニーですよね』

シャムアニ『……毛の無い猫なんて初めて見たよ』

無毛猫コニー『珍しいだろ?』フフン

ベルトルトブルー『……自慢することかなぁ?』


斑点ライナー『毛が無い分、傷付きやすそうだから気をつけろよ?』

黒白猫サシャ『行きますよ!コニー!!』ダダダダ

無毛猫コニー『おう!』ダダダダ

クリームジャン『……聞いてねぇな』

斑点ライナー『……俺はもう知らんぞ』ハァ

ペトラ「ねぇ、君達」

クリームジャン『ん?』



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


ミカサーバル『……エレン。エレンも猫になったの?』

エレン「ん?ああ、まあな」

金毛猫アルミン『どんな猫だったの?』

エレン「黒の縞々」

金毛猫アルミン『キジトラかな?なんかエレンらしいね』

ミカサーバル『……見たかった』

エレン「……もう猫になるのは勘弁だよ」

ミカサーバル『……そう』ションボリ

エレン「……そんなにガッカリしなくてもいいだろ」ナデナデ

ミカサーバル『! なでなで……嬉しい』ゴロゴロ

金毛猫アルミン『あはは!ミカサってばもう機嫌良くなっちゃった』


エレン「……お前らはもう肩から降りる気はないんだな?」

ミカサーバル『ない』ゴロゴロ

金毛猫アルミン『……僕は降りられないだけだからね?』

エレン「……まあ、いいけどよ」

エレン(ちょっと重いけど……なんか安心するしな)

ペトラ「ねぇねぇ!」

エレン「ペトラさん?」

ペトラ「その二人にお願いがあるんだけど……」

ミカサーバル『?』

金毛猫アルミン『なんですか?』


ペトラ『撫でてもいい?』

エレン「え?」

エルド「今ペトラは片っ端から声かけてるんだよ」

エレン「何してるんですか……」

ペトラ「えー?だってこんな仔猫天国で撫でるなって方が酷くない?」

エレン「なんですか、それ……」

ペトラ「エレンだって全員撫でたじゃない」

エレン「それは……撫でて欲しいって言われたからで……」

ペトラ「それにやることないしね」

エレン「……まあ、確かに」


ペトラ「ね!ミカサ、アルミン!ダメかな?」

金毛猫アルミン『か、構いませんよ?』

ミカサーバル『私も……別に』

ペトラ「やった!ありがとう!!」ナデナデ

ミカサーバル『……ん』

金毛猫アルミン『わっ……』

ペトラ『♪』ナデナデ

グンタ「両手で撫でてんな」

エルド「器用だな」


ミカサーバル『……』ゴロゴロ

金毛猫アルミン『……』ゴロゴロ

エレン「……両方からゴロゴロ聞こえる……」

ミカサーバル『……エレン程ではないけれど……ペトラさん、撫でるの上手だから……』ゴロゴロ

金毛猫アルミン『うん、気持ちいいです』ゴロゴロ

ペトラ「本当?ありがとう、ミカサ、アルミン!嬉しいよ!!」


エルド「……さっきから思ってたんだが、なんだかかっこいい事になってるな、エレン」

エレン「え?」

グンタ「ああ、俺も思ってた。肩にミカサとアルミンが乗ってんのかっこいいな」

ペトラ「ああ!確かに」

オルオ「ミカサはかっこいい猫だし、アルミンは金色でゴージャスな感じだからな」

エレン「そ、そうですか?」

無毛猫コニー『確かにカッコイイよな!』

エレン「うわっ!」ビクッ

黒白猫サシャ『いいですよねぇ!私の肩にも乗ってほしいです!』

無毛猫コニー『今乗ったら潰れるぞ』

黒白猫サシャ『元に戻ったらの話ですよ!』

エレン「お前らいつの間に!」


無毛猫コニー『そうだ!なあ、ミカサ!』

ミカサーバル『なに?』

無毛猫コニー『俺が人間に戻ったら肩に乗ってくんねぇ?』

ミカサーバル『いや』

無毛猫コニー『即答かよっ!』

黒白猫サシャ『えー!私も乗ってほしいです!!お願いしますよ、ミカサ!』

ミカサーバル『何故そんな事をしなければならないの?』

黒白猫サシャ『お願いしますー』ベシャッ

無毛猫コニー『頼むぜ!』ベシャッ

グンタ「……あれは頭を下げてるだけなのか、土下座なのか……」

オルオ「伏せてるようにしか見えねぇな」


ミカサーバル『……』

金毛猫アルミン(困ってるなーミカサ。エレンに助けを求めてる……だけど)

エレン「……肩にくらい乗ってやったらいいんじゃないか?」

ミカサーバル『!! ……でも……元に戻るのが遅くなる』

エレン「まあ……けどさ、ちょっとの差だろ?」

ミカサーバル『うーん……分かった』

猫コニーサシャ『『やったー!』』ヤッホーイ

金毛猫アルミン(……やっぱり。でも二人に許可出しちゃったら……)


クリームジャン『お、俺もいいか?』

天使猫クリスタ『私も……お願いしたいな……』

金毛猫アルミン『クリスタまで!?』

天使猫クリスタ『えへへ……』

エレン「もう、全員の肩にに乗ってやったらどうだ?」

ミカサーバル『……エレンがそう言うなら』

天使猫クリスタ『やったー!ありがとう、ミカサ』

クリームジャン『ーーっしゃ!!』

クリームジャン(今回ばかりは感謝するぜ!エレン!)




ペトラ「あ、サシャ、コニー」

黒白猫サシャ『なんですか?』

無毛猫コニー『?』

ペトラ「撫でてもいいかなぁ?」

猫サシャ&猫コニー『『いいですよ』』

ペトラ「即答だ!あはは、ありがとう!サシャからね」ナデナデ

黒白猫サシャ『んふー』ゴロゴロ

無毛猫コニー『気持ち良さそうだな、サシャ』

黒白猫サシャ『良い感じですよー』ゴロゴロ

ペトラ「次、コニーね」ナデナデ


無毛猫コニー『おお!エレンとは違った感じで気持ち良い!』ゴロゴロ

ペトラ「わぁ、初めて毛の無い猫触ったー。しっとりしてんだね。気持ち良い……くせになりそう」ナデナデ

黒白猫サシャ『……』ナデ

無毛猫コニー『うおっ!なんだよサシャ』

黒白猫サシャ『あまりにペトラさんが気持ち良さげでしたので、どんなものなのかと……』ヘヘ

無毛猫コニー『だからって脇腹撫でんなよ!こしょばいだろ』

黒白猫サシャ『……ほほう』キラン+

無毛猫コニー『しまった!』

ペトラ「ふうー。ありがとね、二人……共?」

黒白猫サシャ『うりゃうりゃ』コショコショ

無毛猫コニー『うあははははは!やめろ!サシャ!!』

黒白猫サシャ『あはははは!』コショコショ

ペトラ(仔猫達の戯れって可愛いなぁ)ホンワカ


――密かに全員撫で終えたペトラだった。


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エレン(やることない……か……)

エレン(……俺が猫になった時はお風呂に入ったな……まあ、汚れたからだけど)

エレン(泡がでかくて一面に広がってて……見たことない光景だった)

エレン「……」

エレン「……あの」

オルオ「ん?なんだ?」

エレン「時間があるなら……こいつら風呂に入れちゃダメですかね?」

ミカサーバル『えっ?』

金毛猫アルミン『エ、エレン?』

オルオ「ああ?何言ってんだお前」

エレン「いや、あの……」

エルド「うーん…」

エルド(そういや、この前猫になった時……)


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――トラ猫エレン『おおぉ!すげぇ!!でかい泡!!』

――トラ猫エレン『……ミカサやアルミンにも見せたかったなー』



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.


エルド「……まあ、いいんじゃないか?」

オルオ「ああ?エルドまで何言ってんだ」

グンタ「まあまあ、どうせすることもないしな」

ぺトラ「楽しそうだね!」

オルオ「ハメを外しすぎるのは……ハッ!」

オルオ「……いいだろう。俺の見事な猫洗いを見るといい!」

グンタ「思い出したか」

エルド「ははは、結局なんだかんだでいい奴なんだよなぁ」

ぺトラ「下手な兵長の真似さえしなけりゃまだマシなのにね……」

エレン「ありがとうございます!」

オルオ「まあ、一人二人ずつだからな……そんなに時間も掛からんだろう。とは言え時間が惜しい……すぐに掛かるぞ」

ペトラ「……やっぱりムカつく」

エルド「まあまあ」

グンタ「……それに丁度良かったかもしれないな……」

ペトラ「え?」

深夜はこれからだというのに、悪いが明日早いんだ。すまぬ。

また明日来るよ。それまで夢か脳内で思う存分104期仔猫をもふるが良いよ。

おやすみノシ

レスありがとう。

一つ言い忘れた事あったからそれだけ書いたら投下する。
スフィンクスは遊び好きだけど怪我しやすいから多頭飼いしちゃダメだよ。暴れさせるとかいくない。飼う人は注意してね?

では投下


ガッターン!!

クリームジャン『うわっ!てめぇコニー!!』ペッペッ

シャムアニ『……ゲホッ』

無毛猫コニー『あははは!わりぃ!ジャン、アニ』ズダダダ

黒白猫サシャ『本を落としてしまうなんてまだまだですね、コニー!』ズダダダ

ガッシャーン!

天使猫クリスタ『きゃ!ユミル!?』

オリエンユミル『……あの芋女がっ』ビショビショ

黒白猫サシャ『はわわわ!すみませんっ!!』

無毛猫コニー『てめぇだって花瓶転がしてんじゃねぇか』アハハ


天使猫クリスタ『ユミル!私を庇って……』

オリエンユミル『んー?馬鹿、ちげぇよ。たまたまだ』

天使猫クリスタ『……たまたま、私を突き飛ばしたの?』

オリエンユミル『突然小突いたらどうするかと思ってな?』ウハハ

天使猫クリスタ『突然?私の名前を叫びながら?』

オリエンユミル『……』

天使猫クリスタ『‘危ない!’って言ったよね?』

オリエンユミル『……あーあー、そうだよ!助けてやったんだ。ありがたく思え!』

天使猫クリスタ『ふふ、ありがとう、ユミル』ニコッ

オリエンユミル『チッくそっ。クリスタにやり込められるとは!』

天使猫クリスタ『ふふふ』




グンタ「な?」

ペトラ「さっきもじゃれてたけど……やんちゃだねぇ……」

斑点ライナー『!? コニー!!』

無毛猫コニー『えっ?』ズルッ

ベルトルトブルー『机の上から落ちる!?仔猫の、ましてや無毛のコニーじゃ危ないよ!』

斑点ライナー『うおおぉぉ』ドドドド

無毛猫コニー『うわぁぁぁ!』

黒白猫サシャ『コニー!!』

ペトラ「あ!体勢崩れてて回転出来ないんだ!!」

グンタ「くっ!ここからじゃ間に合わねぇ!!」ダッ!

ベルトルトブルー『コニー!!』

斑点ライナー『コニー!!』ズザーッ!!

ドッシーン!!


無毛猫コニー『……う……痛……くねぇ?』

斑点ライナー『うう……無事か?コニー』

黒白猫サシャ『ライナーが下敷きになってくれたんですよ!大丈夫ですか、ライナー!!』スタッ

無毛猫コニー『ライナー!?お、おい、大丈夫か!?』ストッ

ベルトルトブルー『……ライナー、全く君は……大丈夫かい?』

斑点ライナー『ははっ、大丈夫だ。こういう時の為にも身体を鍛えているんだからな』スクッ

無毛猫コニー『すまねぇ、ライナー』シュンッ

黒白猫サシャ『ごめんなさい』シュンッ

斑点ライナー『……ったく、暴れるのも程々にしておけよ?壁外調査の前に怪我でもしたらどうするんだ』

無毛猫コニー『すまん、いろんな物がでかくて面白くなっちまった』ションボリ

黒白猫サシャ『すみません……ちょっとはしゃぎ過ぎました』ションボリ

斑点ライナー『まあ、二人とも怪我が無くてなりよりだ』ニッ

ベルトルトブルー『ライナーにも怪我が無くて良かったよ。あんまり無茶したらダメだよ』ホッ

斑点ライナー『ああ、悪かったな、ベルトルト』


エレン「ふぅ、危なかった……」

グンタ「ライナー……と言ったか?彼のお陰だな。しかし……殆どの104期が汚れた……」

エルド「無事で良かったが……ふっ!あははは!元気だなぁ!あの二人!!」

オルオ「ちっ!笑い事じゃねぇだろ」

ペトラ「元気良過ぎだよね。もう少しで怪我するところだったよ。でも本当に無事で良かった」フフ

エレン「何やってんだよ、あの二人は」

金毛猫アルミン『猫になってからずっとはしゃいでるんだよ』ハァ

ミカサーバル『皆がいくら止めても聞かない。だから放っておくことにした』


エレン「全く……子供じゃねぇんだから」

ペトラ「子供ねぇ……」チラッ

エルド「子供な……」チラッ

グンタ「誰かさんもでかい泡に……」チラッ

オルオ「長毛に埋もれてはしゃいでたのは誰だったか……」チラッ

エレン「うわあぁぁ!!///シー!シー!!」

リヴァイ班「「「「あははははははは!!」」」」

ミカサーバル『?』

金毛猫アルミン『!』


エレン「と、とにかく。早く風呂場に行きましょう?ユミルとかずぶ濡れだし!」アセアセ

エルド「そうだな」クックックッ

グンタ「そうするか」クックックッ

ペトラ「私、共同のお風呂場使う許可もらってくるね」クスクス

オルオ「ああ、早い時間だしな」ククク

エレン「ううぅ///」

ミカサーバル『??』

金毛猫アルミン(……君もはしゃいだんだね……エレン)



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

*共同風呂→銭湯みたいな感じ?

――お風呂場――


無毛猫コニー『うっひゃあぁぁ!!』ダッ

黒白猫サシャ『すっごい広いですぅぅ!!』ダッ

エルド「おい!暴れるなよ!?コニー!サシャ!」ダッ

シャムアニ『……』

クリームジャン『全く……あいつらはっ……』ハァ

グンタ「ああ、君らはおとなしくしてくれてて助かる」


エレン「肩に乗ってたら洗えねぇぞ?」スタスタ

ミカサーバル『む、仕方ないから降りる』

エレン「よし、じゃあ降ろすぞ。よっと」ヒョイ

ミカサーバル『!?』スタッ

ミカサーバル(エレンに抱きかかえられた!)
*降ろしただけ*

クリームジャン『!? おいコラ死に急ぎ野郎!!』ダッ

グンタ「…………」

シャムアニ『……』

グンタ「……君はおとなしくて助かる」

シャムアニ『どうも……』


ペトラ「さて。とりあえずお湯を少しはって、液体石鹸入れといたよ」

グンタ「兵長方式か」

ペトラ「あはは!兵長方式!兵長方式猫風呂!」

オルオ「なんだそりゃ」

ペトラ「そうだ!誰が誰を洗う?」

エレン「あ、ミカサとアルミンは俺が」

ペトラ「うん、そうだね。そうすべきだと思う」フフ

エルド「コ……ニーと、サシャは俺が……やる」ハァハァ

ペトラ「エルド!」

無毛猫コニー『わははは!すげぇ高く感じるな!』

黒白猫サシャ『身体が小さくなったせいですかね?』

エルド「腕の中で暴れるな!」


グンタ「……その方が良さそうだな……」

ペトラ「あ、じゃあ私、クリスタとユミル洗うね。クリスタの毛並みって繊細そうだし」

グンタ「ああそうだな、ペトラが適役だろう。じゃあ俺は……」

斑点ライナー『コニー、サシャ!先輩方に迷惑掛けるんじゃないぞ!』

ベルトルトブルー『……言っても聞かなそうだね』

グンタ「この二人にするか」

オルオ「じゃ、俺は残りの二人か」

シャムアニ『……』

クリームジャン『おい!ミカサを洗うだとー!!』ギャイギャイ

ペトラ「……アニは私のとこにくる?」

シャムアニ『……いえ、大丈夫です』

ペトラ「そう?」



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


エルド「さ、全員浴槽に入れるぞ」

チャポンッ!×10

ベルトルトブルー『うわぁ、広いね』

斑点ライナー『おお!こんなに広い風呂は初めてだな……』

オルオ「混ぜるぞ?」

バシャバシャアワアワ

104期『『!?』』

天使猫クリスタ『すっごーい!!』キラキラ

オリエンユミル「目が輝いてるなクリスタ。まあコレは仕方ないか……ホントすげぇ」


無毛猫コニー『うっわ!なんだコレ!すげぇ!!』

黒白猫サシャ『なんか美味しそうです!』

クリームジャン『……食べんなよ?芋女』

シャムアニ『……ちょっとこれは驚くね』

クリームジャン『なんだ、お前でもこの泡にはしゃぎたくなったか?』ウキウキ

シャムアニ『……楽しげにしてるあんたに言われたくないね』

クリームジャン『な、なんで!?』

シャムアニ『シッポ。確かピンッと立ってる時は機嫌のいい証拠だったよね。分かりやすい奴だね』

クリームジャン『うぐっ……くそぅ猫の身体ってヤツはっ!』

ベルトルトブルー『うわぁ!』

ライナー『これは凄いとしか言いようがないな!!』

ベルトルトブルー『確かにこの時にしか味わえないね……凄い』


ミカサーバル『……見たことない景色』キラキラ

金毛猫アルミン『わぁ!これはエレンがはしゃぐのも仕方ないよ!!』キラキラ

エレン「!?」

エレン「 は、はしゃいでねぇよ!!」

ミカサーバル『はしゃいでるエレン、見たかった……』ブクブク

エレン「なんで信じるんだよ!」

ミカサーバル『アルミンが言うことだから』

エレン「ぐぬぬ……」

金毛猫アルミン『……納得しちゃうんだ』

エルド「そいじゃ、洗ってくか」



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


入り口近くから順に


ペトラ:クリスタ&ユミル

エルド:コニー&サシャ

オルオ:ジャン&アニ

グンタ:ライナー&ベルトルト

エレン:ミカサ&アルミン

で並んでます。


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.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


――ペトラ:クリスタ&ユミル――


ペトラ「クリスタの毛って本当に綺麗だね。人の時もこんな感じ?」ゴシゴシ

天使猫クリスタ(……人に洗ってもらうのって結構気持ちいい)ホワー

オリエンユミル『そうですね。まあ、金髪なんですけど』

ペトラ「あ、そうなんだ。髪の色なんかが必ず反映されるわけじゃないんだね。そういや私の時もそうか」ゴシゴシ

天使猫クリスタ『……ペトラさんも猫になられたんですよね?』

ペトラ「うん。あなたと同じ白猫だったよ。短毛だけどね」

天使猫クリスタ『へぇ!お揃いですね!』

ペトラ『あはは、そうだね!あなた程綺麗じゃないけどね』


天使猫クリスタ『そ、そんな綺麗じゃ……///』

オリエンユミル『お揃いじゃなくて悪いねー。まあ私が白猫だったらちょっとびっくりだけどね』

天使猫クリスタ『え!?悪いとか言う話じゃないでしょ?ユミルも可愛いし』

オリエンユミル『可愛いくはないだろ』

ペトラ「えぇ!可愛いよ!!」

オリエンユミル『えっ』ビクッ

天使猫クリスタ『ねぇ!可愛いですよね!!』

オリエンユミル『お、おいクリスタ』


天使猫クリスタ『ユミルって乱暴そうに見えて、実は優しいんですよ!』

オリエンユミル『ク、クリスタ?』

天使猫クリスタ『ちょっとひねくれてるような所もあるけどいつも私を気にかけてくれてて……』

オリエンユミル『もういい!クリスタ!』バシャッ

天使猫クリスタ『きゃあ!』

オリエンユミル『お前はもう黙ってろ』コチョコチョ

天使猫クリスタ『あははは!ちょっ!ユミル、くすぐったい!!』

オリエンユミル『私が洗ってやる!』ゴシゴシ

天使猫クリスタ『乱暴だよ!絡まっちゃう』

オリエンユミル『絡まってしまえ』

天使猫クリスタ『酷いよ、ユミル!』

ペトラ「仲が良いんだねぇ」ホンワカ

ペトラ(ああ……癒される……)ホワン



.


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――エルド:コニー&サシャ――


エルド「お前ら暴れるなよ……って言っても無理だろうな。程々にしてくれよ?」

無毛猫コニー『はい!』

黒白猫サシャ『なるべく頑張ります』

無毛猫コニー『そういえばエルドさんも猫になったんスよね?』

黒白猫サシャ『何猫だったんですか?』

エルド「茶色の猫だったよ。何て言ったかな……アビシニアン?に似てたらしい」

黒白猫サシャ『普通の猫な感じですか?』

エルド「だな。サシャに近いだろ。コニーみたいな珍しいのは俺らの中にはいなかったな」

無毛猫コニー『へへへ!』

黒白猫サシャ『うーん……喜ぶ所なんでしょうか』


エルド「さて、まずコニーからな」ゴシゴシ

無毛猫コニー『人に洗ってもらうって変な感じだな』

エルド「毛の無い猫を洗うのも変な感じだよ」ゴシゴシ

黒白猫サシャ『泡、ちゃんと立ちます?』

エルド「うん……?なんか凄いキメ細やかな泡が……」ゴシゴシ

無毛猫コニー『おお!なんかすげぇ』モコモコ

黒白猫サシャ『……クリームみたいですね。美味しそうです』カプッ

エルド「!?」

無毛猫コニー『いって!!痛ぇよ!何すんだ!?サシャ!』


黒白猫サシャ『……うぇぇー不味いです』ベェー

エルド「ペッしろペッ!!石鹸なんだ、不味いに決まってるだろう!」

黒白猫サシャ『ペッ、ペッ』

エルド「コニーは大丈夫か?」

無毛猫コニー『まあ、怪我はなさそうです』

黒白猫サシャ『すみません、コニー。つい……』エヘヘ

無毛猫コニー『つい、じゃねぇよ!歯形ついてんぞ!?』

黒白猫サシャ『まあ、強くは噛んでませんから』

無毛猫コニー『そういう問題じゃねぇよ!』バシャッ

黒白猫サシャ『うわっぷ!やりましたね!コニー!!』バシャッ

無毛猫コニー『うわっ!サシャ!コノヤロー!!』バシャッバシャッ!

黒白猫サシャ『うっぷ!……よくもやりましたね』

無毛猫コニー『……そっちこそ』


黒白猫サシャ『……』シッポビタンビタン

無毛猫コニー『……』ビタンビタン

エルド「……おい、お前らやめ……」

バシャバシャバシャバシャ!!

黒白猫サシャ『うおりゃー!!』バシャッバシャッ

無毛猫コニー『てりゃあー!!』バシャッバシャッ

エルド「おい、コラ!お前ら!!俺に掛かってるだろうが!!おい!!」

バシャバシャバシャバシャ……!!



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


――オルオ:ジャン&アニ――


オルオ「さ、やるぞ。手間掛けさせんなよ、新兵共」

クリームジャン『はぁ、宜しくお願いします』

シャムアニ『……』ペコッ

オルオ(兵長のように……兵長のように洗うんだ!)

クリームジャン(なんか気迫を感じる……)

オルオ「あージャンと言ったか?」

クリームジャン『あ、はい』

オルオ「お前からな」ゴシゴシ

クリームジャン『!?』


クリームジャン(この人見掛けによらず繊細な手つき……洗うのうめぇ)

オルオ(優しく、優しく……)ゴシゴシ

シャムアニ(二人とも無言か……なんか気持ち悪いね)

オルオ「……アニと言ったか?お前だけ憲兵団なんだな」

シャムアニ『え?……はい。ずっとそう決めていたので……』

オルオ「ああ、別に悪いって事じゃねぇからな。まあ調査兵団とは対立するような形にはなってるが」

シャムアニ『……』

オルオ「命を大事にすんのも大切な事だからな」

シャムアニ『……はい』


オルオ「ただ、上位組が殆どこっちに来てるからな……一人で寂しかったりしねぇか?」

シャムアニ『……いえ、別に』

クリームジャン『こいつ、訓練兵の時から一人でいるのが好きだったみたいですから』

オルオ「そうなのか?でもまあ、こんな状態だが久し振りに同期と一緒なんだ。ま、少しは楽しんでいけよ」

シャムアニ『……ありがとうございます』

シャムアニ(……変な人だけど案外悪い人じゃないんだね……)

オルオ「いつまで生きてられるかわかんねぇからな」

クリームジャン『ちょっ!?オルオさん!縁起でもない!!』

シャムアニ(……空気を読むのは苦手なんだろうか……)


オルオ「……なぁ、お前らエレンと同期なんだよな」ゴシゴシ

クリームジャン『え、ええ』

オルオ「訓練兵時代のエレンってのはどんなだったんだ?」

クリームジャン『え?……んーそうですね、何かと突っ掛かって来て、暑苦しくてなんかムカつく奴でしたね』

オルオ「ほう」

クリームジャン『正面切って突き進んで真っ先に死にそうなタイプで……正直今でもそうだと思ってますよ』

クリームジャン『すぐ熱くなりやがるし』

シャムアニ『……それはあんたも同じじゃないの?突っ掛かってくとこも』

クリームジャン『あんな死に急ぎ野郎と一緒にすんなよ!』

クリームジャン『……俺は命の使い方を学んだんだ』

シャムアニ『……まあ暑苦しいのと真っ先に死にそうってのはわかるけどね』


オルオ「……こっちではそこそこおとなしいがな」

クリームジャン『猫被ってんじゃないですか?』

シャムアニ『少しは大人になったんじゃない?』

クリームジャン『そうかぁ?』

シャムアニ『訓練兵時代にあんたを冷静に投げ飛ばした事もあったじゃないか』

クリームジャン『あ、あれは……』

シャムアニ『あんたも感情的になる事多かったよね』

クリームジャン『……だから一緒にすんなって。俺だって今は感情的に行動してねぇし』

シャムアニ『……ふぅん』


オルオ「……ジャンはエレンが嫌いか?」

クリームジャン『うっ……正直好きではないですね』

クリームジャン『……だけど……これでも一応期待はしてるんですよ?』

クリームジャン『あいつの訳のわからない巨人の力や……地下室の事に』

シャムアニ『……』

クリームジャン『ま、あいつがちゃんとやれるかどうかに懸かってますけどね』

オルオ「まあ、その辺は俺らがサポートしていく訳だが……」

オルオ「……出来ねぇと解剖されちまうからな」

クリームジャン『……そうはさせたくないですね』

シャムアニ『……』


クリームジャン『そういや、オルオさんも猫になったんスよね?何猫だったんスか?』

オルオ「あー長毛種でな……メインクーンとか言う種に近いらしい」

クリームジャン『メイクイーン?』

オルオ「そりゃ芋の品種だ!メイン、クーンだ」

黒白猫サシャ『お芋ですか!?』バシャッ

オルオ「ぬぉ!なんだ!?」

シャムアニ『サシャ!』

エルド「おい!サシャ!!」

黒白猫サシャ『お芋って聞こえました!!』

クリームジャン『芋じゃねぇよ。芋ねぇよ』

オルオ「聞き間違いを訂正してただけだ。なんでそんなに芋に食いつくんだ、こいつは」

エルド「ほら!サシャ!!戻ってこい!!」


クリームジャン『こいつ入団の時、調理場からふかした芋盗んだ挙げ句、食べながら整列してたんスよ』

オルオエルド「「は?」」

黒白猫サシャ『はい!あのお芋美味しかったです』ウフフ

オルオ「マジかよ」

エルド「キース教官の前でか?強者だな……」

クリームジャン『しかも半分あげますとか言って小さい方を教官に差し出してたんスよ?ドヤ顔で』

エルド「……もうそこまで行くと怖いな」

オルオ「ありえねぇ」

黒白猫サシャ『いやぁ///』

クリームジャン『誉められてねぇから』

無毛猫コニー『で、付いたあだ名が“芋女”』ヒョコ

エルド「ぴったりだな」

シャムアニ『あの後死ぬほど走らされてたけどね』

黒白猫サシャ『あーあれはキツかったですー』


クリームジャン『その後も人のパン欲しがったりしてたな……今でもか』

黒白猫サシャ『お腹すくんですよ』

シャムアニ『格闘訓練の時はいつもコニーと遊んでたね』

無毛猫コニー『あーよく教官に見つかって叱られたというか持ち上げられたなぁ』アハハ

オルオ「……何やってんだ」

エルド「……要するにバカなんだな、この二人は」

クリームジャン『はい、紛れもないバカです』

無毛猫コニー『おい!ひでぇな』

黒白猫サシャ『酷いですよ!』

クリームジャン『俺、何か間違った事言ったか?』

シャムアニ『……間違ってないと思うよ』

黒白猫サシャ『アニまで!?酷いですよぅ』

オルオエルド「「あははは!」」



.

ダメだ寝る……。

読んでくれてる方いたらありがとう。また明日来ます

おやすみノシ

レスくれてる方本当にありがとう。

投下したの読み直してみたらゴロゴ以外にちょこちょこミスあったわwwミス0は難しいな……。

では投下します。


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


――グンタ:ライナー&ベルトルト――


グンタ「……えらく暴れてるな」ゴシゴシ

斑点ライナー『サシャとコニーですね』

ベルトルトブルー『ジャンとアニも巻き込まれたみたいだよ。こっちに来ないといいけど』

斑点ライナー『あいつらはすぐはしゃぐからな……ジャンも挑発されると乗りやすいしな』

斑点ライナー『アニはまあ、うまく逃げるだろ』

グンタ「君はよく仲間の事を見てるんだな」

斑点ライナー『え?ああ……危なっかしい奴が多いもんですから』

ベルトルトブルー『……』


グンタ「他の奴等はどうなんだ?」

斑点ライナー『そうですね……クリスタは馬術に長けていて天使ですが身長が凄く低くてですね……優しすぎるところは危ないかもしれません』

グンタ(……天使?)

斑点ライナー『ユミルは粗野で協調性のなさが……でも実力はかなりあるはずです』

斑点ライナー『エレンは巨人の事になるとやたら感情的でしたね。まあ、彼の過去を思うと仕方ないのかもしれませんが』

斑点ライナー『ミカサはエレンの事になると周りが見えなくなる事があります……』


斑点ライナー『アルミンは座学はトップでしたが体力面が気になりますね……』

斑点ライナー『そしてこのベルトルトは全体的に能力が高いんですよ!ちょっと引っ込み思案な所はありますが』

グンタ「本当によく見てる。仲間想いなんだな」

斑点ライナー『ははっ、さっき言ったように危なっかしくて心配させる奴等が多いだけですよ』

ベルトルトブルー『……』


グンタ「ベルトルト、君は背が高いらしいな」

ベルトルトブルー『あ、はい』

グンタ「何cmあるんだ?」

ベルトルトブルー『192cmです』

グンタ「そりゃ高いな。ミケ分隊長並みだな」

グンタ「あ、ミケ分隊長はリヴァイ兵長に次ぐ実力者なんだ。ミケさんくらい強くなれるといいな!」

ベルトルトブルー『……そうですね』

斑点ライナー『ベルトルトは今期3位ですから、もしかしたらいい線いけるかもしれませんよ』アハハ

ベルトルトブルー『ちょっと、ライナー!そんなに持ち上げないでよ』アセ

グンタ「あははは!そうか、今期は優秀な奴が多いみたいだからな。楽しみだな」


斑点ライナー『そういえば、グンタさんも猫になられたんですよね?』

グンタ「ああ、灰色の猫だったよ。ベルトルトみたいにブルーっぽい感じではなく黒っぽかったけどな」

グンタ「……あん時はハンジ分隊長を追いかけ回したりで大変だったな……」
ベルトルトブルー『え?何故ですか?』

グンタ「ああ、君達は事故だが俺達はハンジ分隊長に飲まされたんでな」

斑点ライナー『ハンジ分隊長というと先程の眼鏡をかけた……?』

グンタ「そうだ……が、あまり近寄らない方がいいかもな。変わった人だから」

ベルトルトブルー(変人の集団ってのもあながち噂だけの事じゃないんだな……)

グンタ「おっと、これだけと勘違いされちまうな。ハンジ分隊長は変人だが優しい人だからな。たまに変わった行動をとるだけで」

斑点ライナー『はい』

斑点ライナー(変人に変わりはないのか……)

クリームジャン『うわああぁぁ!やめろってお前ら!!』バッシャーン!


斑点ライナー『ぬわっ!』ドシャッ!

グンタ「ライナー!!」

ベルトルトブルー『やっぱりこっち来た!!ライナーが下敷きに!!』

斑点ライナー『ブクブク』

クリームジャン『わ、悪ぃ!ライナー!!』ザパッ

斑点ライナー『ぶはっ!ゴホッゴホッ!!何してるんだ!?』

クリームジャン『芋女と無毛に投げ飛ばされた』

ベルトルトブルー『本当に何してるの!?』


エルド「すまん!止められなかった。大丈夫か?ライナー、ベルトルト」

グンタ「激しいな、その二人は」

オルオ「ジャンも挑発に乗るからだろうが、ちっ」

クリームジャン『いや、だってあいつらが……』


黒白猫サシャ『へ、へーん!!やっぱり私達の敵ではないですね!ジャン』ビシィ!

無毛猫コニー『たいしたことねぇなジャン!俺らをなめんなよ!!』ヘヘヘ

クリームジャン『お前らをなめちゃいねぇが俺よか下だ!二人じゃねぇと勝てねぇんだろ!?』

オルオ「ああ……コイツまた……」

無毛猫コニー『んだと!コノヤロウ!!』バシャッ!

黒白猫サシャ『もう許しませんよ!!』バシャッ!

エルド「ああ!もうやめろって!」

クリームジャン『っとぉ!そう何度もやられるかってんだ!!』ヒョイ

グンタ「……ライナー、なんとかならないか?」

斑点ライナー『やってみますが……』ハァ

斑点ライナー『おい!お前ら、先輩方の前だぞ!少しはおとなしく……』


無毛猫コニー『おりゃあ!』トゥッ!

クリームジャン『甘ぇ!』サッ!

ベルトルトブルー『ラ、ライナー!!』

斑点ライナー『!?』

バッシャーン!!

ベルトルトブルー『ライナーがまた下敷きにぃー!!』


黒白猫サシャ『私も行きますよー!』トゥッ!

クリームジャン『それもお見通しだ!!』ササッ!

斑点ライナー『ぶはっ!あ!?ベ、ベルトルト!危ない!!』

ベルトルトブルー『え?』

ドッシャーン!!

ベルトルトブルー『ぐはっ!僕まで……』


無毛猫コニー『ちっ!うまいこと避けやがって』シュタッ!

黒白猫サシャ『次はそうは行きませんよ!!』シュタッ!

クリームジャン『はっはっは!やれるもんならやってみろ!!』

斑点ライナー『……』プチッ


斑点ライナー『…………お前らぁぁぁ!!もういい加減にしろぉぉぉ!!』ザッパァ!!

クリームジャン『やべっ!ライナーが本気だ!!逃げろ!!』ダッ

無毛猫コニー『うおっ!!怖ぇぇ!!』ダッ

黒白猫サシャ『わ、わざとじゃないですよぅー!』ダッ

斑点ライナー『うおぉぉぉ!!』バシャバシャ!

ベルトルトブルー『ラ、ライナー!!抑えて!!』


エルド「ああ……もうアレだ。無理だ」

グンタ「放棄するな、エルド!」

オルオ「落ち着けクソ新兵どもぉぉー!!!」


ワイワイギャイギャイ!!


シャムアニ『……』

ペトラ「アニ!こっちこっち!!」

シャムアニ『……』トコトコ

オリエンユミル『向こうはカオスだな』ケラケラ

シャムアニ『……全くだよ』ハァ

天使猫クリスタ『アニは大丈夫だった?』

シャムアニ『暴れ始めた頃から離れたからね。大丈夫だよ』


ペトラ「いやぁ、あの子達のはしゃぎっぷりは凄いね」

オリエンユミル『バカが二人揃うとロクなことねぇな』ケタケタ

天使猫クリスタ『もう、ユミルったら』

オリエンユミル『本当の事だろ?』

シャムアニ『……確かにね』

天使猫クリスタ『アニまで……』

ペトラ「あはは!まあ怪我しない程度にならはしゃいだ方が楽しいかもね」

ペトラ「こっちはこっちでマッタリいこうか。アニ、おいで。洗おう?」


オリエンユミル『ペトラさん結構洗うの上手いぜ!』

天使猫クリスタ『ユミルがゴロゴロ言っちゃうくらいだよ』

オリエンユミル『ちょっ!バカ!ばらすな!!』バシャッ

天使猫クリスタ『きゃう!溺れちゃうから!ユミル!!』ガボガボ

ペトラ「あはは!ありがとうユミル」ゴシゴシ

シャムアニ『……ん。確かに、気持ちいいです』

ペトラ「本当?ありがとうアニ。アニの毛並みも綺麗だよ!ツルツルしてて上品な感じ」

シャムアニ『ありがとうございます』

ペトラ(すぐ近くで二匹の仔猫が戯れてて、上品な仔猫を洗う……幸せ……)フフフ


エルド「あっちに行ったぞ!」

グンタ「捕まえろ!!」

オルオ「お前ら全員削ぐぞコラァ!!」

ズドドドドドドド……



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


――エレン:ミカサ&アルミン――


エレン「うーん……ミカサからかな」

ミカサーバル『うん!』

金毛猫アルミン(久し振りにあんな嬉しそうなミカサを見た気がする)ニコニコ

金毛猫アルミン『……だけどなんでいきなりお風呂だったの?』

エレン「ん?……うん」ゴシゴシ


ミカサーバル(気持ち良い)ホンワカ

エレン「俺も猫になった時……洗ってもらったんだけど……凄い光景でさ」

ミカサーバル(……洗っ……?)

エレン「それで……お前らにも見せたくてさ」


金毛猫アルミン『この光景を……?』

エレン「ああ!人間の姿だと味わえなさそうだろ?」

エレン「それこそ……外の世界にでも行かないと」

金毛猫アルミン『!』

ミカサーバル『……』


エレン「外の世界にこんな光景があるかはわかんねぇけどさ、そんな気分に少しでもなれるかなって思ってよ」

金毛猫アルミン『……エレン』

ミカサーバル『うん、凄い光景』

金毛猫アルミン『……そうだね』

エレン「……」

ミカサーバル『……』

金毛猫アルミン『……』


エレン「そうだ!」ザパッ

ミカサーバル『!?』

ミカサーバル(エ、エレンの腕に乗せられてる!)

エレン「アルミンも」ザパッ
金毛猫アルミン『わ!』

エレン「このくらいの高さで見るともっとすげぇんだよ!」

金毛猫アルミン『うわぁ!確かにこれは凄いね!!』

ミカサーバル『見渡す限りに泡が……』ホゥ…

エレン「俺は猫になったオルオさんに乗っけてもらったんだけどな」ハハハ

ミカサーバル『ん……一緒に見たかった……』

金毛猫アルミン『ミカサ……』


エレン「俺は猫になったオルオさんに乗っけてもらったんだけどな」ハハハ

ミカサーバル『ん……一緒に見たかった……』

金毛猫アルミン『ミカサ……』

エレン「……しようがねぇなぁ」ズイッ

ミカサーバル『!』

金毛猫アルミン『エレン!泡が付いちゃうよ!?』


エレン「これでお前らと目線が合うからな。同じ光景見てる事にもなるだろ?体勢は変だしちょっときついけどな」アハハ

金毛猫アルミン『エレン……』

ミカサーバル『エレン!嬉しい!』スリスリ

エレン「うわっ!ミカサ!!お前今泡だらけなんだぞ!?」カタデゴシッ

金毛猫アルミン『あーあ』アハハ

ミカサーバル『しまった。そうだった。ごめんなさい、エレン』

エレン「もう、いいよ。全くミカサは……」ハァ

エレン「二人共ちょっと降ろすぞ?」スッ


金毛猫アルミン『エレン!泡が髭みたいになってるよ!あははは!』

エレン「へっ?ここか?」ゴシッ

ミカサーバル『ふふふ』

エレン「お前のせいだろ?笑ってんなよ、もー」

ミカサーバル『ごめんなさい、でも……』クスクス

金毛猫アルミン『あははは!』

エレン「なんだよ…………」

ミカサーバル『ふふふ』

エレン「…………ふっ!ははっ!」

――あははははは!!




エレン「ははは、はぁー」

エレン「……なぁ、ミカサ、アルミン」

金毛猫アルミン『うん?』クスクス

ミカサーバル『何?エレン』フフッ

エレン「必ず、三人で外の世界を見に行こうな……必ず三人で」

金毛猫アルミン『……うん!』

ミカサーバル『うん……必ず』

ミカサーバル『……』

ミカサーバル『…………そういえばエレン……さっき洗ってもらったって言ってたけど誰に?』


エレン「え?リヴァイ兵長だけど?」

ミカサーバル『!?』

金毛猫アルミン『ええ!?』

ミカサーバル『大丈夫だった!?あのチビにむちゃくちゃされなかった!?』

エレン「だから、リヴァイ兵長をそういう風に言うのやめろよ!何もされてねぇし、寧ろ洗うのすげぇ上手くて気持ちよかったし」

金毛猫アルミン『リ、リヴァイ兵長って猫洗うの上手なんだ……』

エレン「ああ!もう上手ってもんじゃなかったぜ。天才だな!」

金毛猫アルミン(なんか想像つかない……)

ミカサーバル『私だってエレンを気持ちよくさせることくらい……』ブツブツ

金毛猫アルミン『ミカサ、ちょっと言い方変えた方がいいかもしれないよ……』


――ザッパァン!!


エレン「ぶわっ!?」

金毛猫アルミン『うわっ!!』

ミカサーバル『!?』

無毛猫コニー『ぐはっ!!』ボチャンッ

金毛猫アルミン『コニー!?』

ミカサーバル『コニーが降ってきた』

エレン「な、なんだぁ?」

黒白猫サシャ『ラ、ライナーが暴走してるんです!!』

クリームジャン『逃げろ、逃げろ!』

金毛猫アルミン『暴走って……どうせ君らのせいなんでしょ!?』

エルド「ご明察だ!」

エレン「エルドさん!」


グンタ「すまんな、エレン。捕まえそこねた」

オルオ「泡のせいでヌルヌルしててな、うまくいかねぇ」

エレン「グンタさん、オルオさんまで!」


斑点ライナー『うおぉぉ!!大人しくしろぉぉ!!』ガシッ

クリームジャン『ぎゃああぁぁ!捕まったぁぁ!!』

黒白猫サシャ『ジャン!?』

斑点ライナー『ぬぉぉぉ!!』ポイッ!

クリームジャン『うわあぁぁぁ』ヒュー

オルオ「ジャーン!?」ダッ




ペトラ「――あっちはどんどん騒がしくなるね……」

オリエンユミル『遠ざかってくれて良かったですね』

シャムアニ『本当に』

天使猫クリスタ『でも皆大丈夫かな?怪我しなきゃいいけど……』

……ヒュー

オルオ「ジャーンッ!!」

ペトラ「!?」

オリエンユミル『げっ!なんかこっち来やがった!!クリスタ!』グイッ

天使猫クリスタ『ええぇぇ!?ジャン!?』

シャムアニ『……ライナー?』

ペトラ「危ない、アニ!」

シャムアニ『!』


オルオ「ぬぁぁぁぁ!」ガシッ!

ペトラ「やった!キャッチした!!」

ガクンッ!

オルオ「あ!?」

ザッパァン!!

ペトラ「あー……」

オルオ「ぶはっ!オイ!ジャン、大丈夫か!?」

クリームジャン『……オルオさんがキャッチしてくれたのでなんとか……』グッタリ

オルオ「そうか……」ホッ

オルオ「……ったく!新兵が!簡単に挑発にのるからだ!!バカが!」ストッ

クリームジャン『……すみません』グッタリ


天使猫クリスタ『アニ!大丈夫!?』

ペトラ「アニ!?」

オルオ「うお!大丈夫か!?」ザパッ

シャムアニ『……ゴホッ、波に……飲まれただけです』

オルオ「悪かったな、アニ……」ストッ

シャムアニ『いえ……』

ペトラ「何やってんの!?」

オルオ「約二名のはしゃぎが他の奴にに伝染した結果だ」

ペトラ「何それ」

天使猫クリスタ『もう、サシャとコニーは!』

オリエンユミル『芋女には後で制裁だな』




斑点ライナー『うおぉぉ!』

黒白猫サシャ『ぎゃああぁぁ!』

ベルトルトブルー『はぁ、はぁ、ミカサ!』

ミカサーバル『ベルトルト』

ベルトルトブルー『ライナーには悪いけど……ミカサ、止めてくれない?』

ミカサーバル『……わかった。でも少し乱暴になるかもしれない』

ベルトルトブルー『……大きな怪我さえしなければ……後で手厚く介抱するよ』

ミカサーバル『それは私も手伝おう。ライナーは悪くない』

金毛猫アルミン『確かに……ライナーは悪くないよね……』

ベルトルトブルー『助かるよ』


斑点ライナー『ぬぁぁぁぁ!』

黒白猫サシャ『いやぁぁぁぁ!!』

ミカサーバル『ライナー』

斑点ライナー『あ?』

――ガスッ!

斑点ライナー『』ドシャッ

黒白猫サシャ『……ミーカーサァー!!ありがとうございますぅぅ!!』


ミカサーバル『サシャ』

黒白猫サシャ『ほぇ?』

ゴンッ

黒白猫サシャ『いいい痛いです!ミカサァ!!』ナミダメ

ミカサーバル『お仕置き。ライナーの変わり』

黒白猫サシャ『あうぅ……』

金毛猫アルミン『それで済んで良かったと思わなきゃ、サシャ』

無毛猫コニー『』チーン

クリームジャン『……』グッタリ

黒白猫サシャ『……はいぃ』ウウ



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


―――
――


ペトラ「三人とも、ライナーが起きたら謝るんだよ?」

無毛猫コニー『はい……』

黒白猫サシャ『……はい』

クリームジャン『俺は巻き込まれた側なんだが……』

オルオ「ああ?乗らなくていい挑発に乗るからだろうがっ。ちっ」

クリームジャン『うっ』


オルオ「俺は何度も止めたよな?何度もだ。それでも止めなかったんだから同罪だろ」

クリームジャン『ぐっ……わかりましたよ』

オルオ「ったくガキ共が」

エルド「おお!オルオが……」

グンタ「明日は嵐かもしれんな」

ペトラ「槍が降るかもよ?」

オルオ「お前らなぁ!」

斑点ライナー『――はっ!』

天使猫クリスタ『あ!ライナーが目を覚ましたよ!』


シャムアニ『……ちゃんと見えてるかい?』フリフリ

ベルトルトブルー『大丈夫?ライナー』

金毛猫アルミン『どこか痛くない?』

ミカサーバル『ライナー、平気?』

エレン「結構強烈な一撃だったけど……無事か?」

斑点ライナー『あ、ああ。ちと痛むが大丈夫だ』

ミカサーバル『私がやった。加減はしたつもりだけど……ごめんなさい』

斑点ライナー『いや、たんこぶ程度だし、止めてくれて助かった』


オリエンユミル『おら!芋女共!言うことあんだろ!!』

黒白猫サシャ『ごめんなさい……』ショボン

無毛猫コニー『すまん』ショボン

クリームジャン『悪かった……』

斑点ライナー『ジャンが素直に謝るなんて珍しいな』

クリームジャン『なんだそりゃ……』

金毛猫アルミン『オルオさんにたしなめられてたからね』

クリームジャン『うるせぇな。本当に悪いとは思ってるよ』

斑点ライナー『いや、俺もすまなかった。結果的に一番暴れてしまった』


エレン「いや、ライナーは悪くねぇよ」

ミカサーバル『ライナーは止めようとしただけ』

金毛猫アルミン『猫になってからずっと止めようとしてたんだもんね』

オリエンユミル『いい加減キレても仕方ねぇだろ』ギリギリ

黒白猫サシャ『苦しい!首絞まってます!ユミル!!』

天使猫クリスタ『ユ、ユミル、程々にね……』

ペトラ「……さ、皆、風邪引いちゃうから身体乾かすよ!」



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


ペトラ「……」サラサラ

オリエンユミル『おお……ペトラさんすげぇ』

天使猫クリスタ『わぁ!毛がサラサラー!!』ピカピカキラキラ

ペトラ「ぃよしっ!」フー

オリエンユミル『めちゃくちゃ丁寧にブラシかけられてたな』

ペトラ「次はユミルだよ!」

オリエンユミル『え?いや、私は短毛だし』

ペトラ「短毛でも関係ない!綺麗にしたげるから!!」

オリエンユミル(目が据わっていらっしゃる……逆らわない方がよさそうだな)




エルド「む、ブラッシングも結構大変だな」

黒白猫サシャ『気持ちいいですよ?』

エルド「そうか?」

無毛猫コニー『……俺はブラッシング不要だな』

エルド「……確かに」




オルオ(……丁寧に……丁寧に)サラサラ

クリームジャン(ブラッシングもなかなか……)

シャムアニ(……また無言か……)

オルオ「よしっ!次はアニだ」

シャムアニ『はあ……』

オルオ「丁寧に……丁寧に」ブツブツ

シャムアニ(ちょっと怖い)

オルオ「アニは綺麗な猫だからな、より丁寧しねぇとな……」

シャムアニ(……悪い人ではないんだよね……)

クリームジャン『……それどういう意味か聞いてもいいスか?』




グンタ「なかなか毛が厚いんだな」

ベルトルトブルー『そうですか?』

グンタ「ライナーがそこそこ簡単だったからな」

斑点ライナー『……』ウトウト

ベルトルトブルー『……眠そうだね、ライナー』

斑点ライナー『ハッ!すまん』

グンタ「あんだけ暴れてれば眠くもなるよな」ハハッ




エレン「ん?あれ?」ガッ!

金毛猫アルミン『痛たたた!痛いよ!エレン!!』

エレン「絡まってんだよ」グイグイ

金毛猫アルミン『痛たたた!!そのまま引っ張ったってダメだって!』

ミカサーバル『エレン、毛は下から梳かさないと』

エレン「下から?」

ミカサーバル『毛先から、少しずつ』


エレン「……こうか?」サラッ

金毛猫アルミン『あ、絡んでるのが少し解けた!』

エレン「よく知ってたな、ミカサ」サラサラ

ミカサーバル『むっ。それくらい知ってる』

金毛猫アルミン『訓練兵になってちょっとの間まで髪長かったもんね』

エレン「そっか、そうだったな」サラサラ

ミカサーバル『アルミン、綺麗になった!』

金毛猫アルミン『そう?』キラキラ

エレン「よし!次ミカサな」

ミカサーバル『うん!』



.

小休止


書き終わってるから分かってたけどクッソ長ぇな!どうかしてるわー。なんかごめんよ。


レスくれた方ありがとう。しかも嬉しいレスくれた方いてマジありがとう。

ちょっと休むねノシ

ここまで乙

>>171
こんな時間までありがとう。てゆうかそっちも乙


再開します。


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


――仔猫部屋――


エルド「全員いるなー?」

104期『『『はい!』』』

ペトラ「さて。じゃ、私はお風呂場きちんと片付けてくるよ」

オルオ「! ああ、じゃあ俺も片付け担当する」

ペトラ「そう?助かるよ」

エレン「あ、おr」
エルド「そうか。じゃあ悪いが二人共頼むな!」

グンタ「こっちは俺らで見とくよ」

エレン(あれ?なんか止められた?)

ペトラ「エレン。エレンは皆と話してなよ」ヒラヒラ

オルオ「じゃ、行ってくる」ウキウキ

バタンッ


エルド「浮かれてんな、オルオ」

グンタ「でも結局なんの進展もなく終わるんだろうな」

エルド「まあ、それでも楽しいんだろ」

エレン「?」

エルド「エレン、ペトラが言うように同期と話してこいよ」

グンタ「なかなか話せる時間もないしな」

エレン「でも……」

エルド「いいから行ってこいって」

グンタ「俺らはこっから見てるから」

エレン「……はい、ありがとうございます!」タタタ



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


―――
――


――ガチャッ

ペトラ「……だから似てないって言ってるでしょー!」

オルオ「ふんっ!俺は別に……」

エルドグンタ「「シー!!」」

ペトラ「え?……あ!」

オルオ「!」


エレン「」スヤスヤ

104期『『『』』』ZZzzz

ペトラ「ソファで猫にまみれて寝てる……」ヒソッ

オルオ「……エレンの上で寝てるのはミカサだよな……その左にはアルミンがいるが……あれは苦しくねぇのか?」ヒソッ

エルド「苦しそうだが、まあ仔猫だしな」

オルオ「ん?頭の方にいるのはジャンか?」

グンタ「なんか饅頭が乗っかってるみたいだよな」


ペトラ「左脇にコニーとサシャ、その下にアニ?

エルド「そうだ。それから右脇にライナーとベルトルト、その下にクリスタとユミルだ」

グンタ「そんなとこだ」

ペトラ「仔猫に囲まれて寝てるとか羨ましいー」

エルド「……身動き出来なそうだけどな……」ボソッ

ペトラ「余計な事を……ってエルドか、じゃあいいや」

オルオ「ちょっとまて」



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

―――
――


ガチャッ!

ハンジ「みんなー!まだ猫してるぅー!?」

リヴァイ班「「「「シー!!」」」」

ハンジ「ん?……あ」

エレン「」スヤスヤ

104期『『『』』』ZZzzz

リヴァイ「……寝てやがんのか」ヒソッ

エルド「気がついたら全員寝てました」ヒソッ

ハンジ「エレンの時がそうだったけど、仔猫だと眠くなりやすいみたいだったもんね」ヒソッ


リヴァイ「……エレンはなんで寝てんだ」

グンタ「なんか周りの仔猫達につられたみたいですよ」

リヴァイ「……チッ、ガキが」

ハンジ「しかし……」

リヴァイ班「「「「……」」」」

リヴァイ「……」

エレン「」スヤスヤ

104期『『『』』』ZZzzz


ハンジ「……なんだかほんわかした光景だねぇ」

ペトラ「起こすのがかわいそうですよね……」

リヴァイ「……そういう訳にもいかねぇだろ」

オルオ「そうなんですが……」

エルド「でもまだ解毒剤も出来てませんし、時間もありますから……」

グンタ「もう少しだけ寝かせておいてはいけませんか?」

リヴァイ「……そうだな」


ハンジ「……‘甘やかし’」ボソッ

リヴァイ「……」ジロッ

ハンジ「ふふ」ニヤニヤ

リヴァイ「……チッ」

ペトラ「?」

リヴァイ「……で、なんでお前らは少し湿ってんだ?」

リヴァイ班「「「「……いろいろありまして……」」」」

リヴァイ「?」



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


――コンコンッ


ハンジ「はーい。どうぞー」

とある医療班員「失礼する。解毒剤を持ってきた」

リヴァイ「ああ、出来たのか」

とある医療班員「被害者はどこだ?」

エルド「ああ、あそこに……」

エルド(この人、目が怖いな……)

104期『『『』』』ZZzzz

ごめん。やっぱ無理。寝落ちしそうだから今日はここまでで。


また明日来ます。おやすみノシ

毎度レスありがとうございます。

今日で猫104期、終わ……れ!


投下します。


とある医療班員「……起こさないのか?」

グンタ「解毒剤が出来るまで寝かせておいたんです。今起こしますよ」スタスタ

ペトラ「気持ち良さそうに寝てるからちょっと可哀想だねー」スタスタ

オルオ「仕方ねぇだろ。もうそろそろ昼だしな」スタスタ

エルド「おい、エレン。起きろ」ユサユサ

エレン「……ん……エルドさん?」

ミカサーバル『……えれ……?』ボー

金毛猫アルミン『うーん……』

エレン「あ……俺……寝てました……?」

グンタ「ぐっすりな。ゆっくり起き上がれよ、ミカサとアルミンがいるからな」


エレン「あ……おい。ミカサ、アルミン起きろよ」

ミカサーバル『うーん』ノビー

金毛猫アルミン『ふわぁー』

ペトラ「ほら、皆も起きてー」

オルオ「おらっ!さっさと起きろよ、ガキ共」

104期『『『うーん……』』』

斑点ライナー『……ベルトルト、起きろ』ユサユサ

ベルトルトブルー『あ、ライナー』フワァー

オリエンユミル『クリスタ、おい!クリスタ!』ユサユサ

天使猫クリスタ『うー。ゆー……?』ボンヤリ


無毛猫コニー『』グー

黒白猫サシャ『お芋……お芋が迫ってくる……』ムニャムニャ

シャムアニ『……』ゴシゴシ

クリームジャン『あれ?ここどこだ?』ボゥー

エルド「ほらほら早く起きろ!」

リヴァイ「……」ミケンニシワー

ハンジ(リヴァイがイライラし始めたね……今にも怒鳴りそう……耳塞いどこうかな)


とある医療班員「目覚めの悪い奴が多いな」

ハンジ「あー仔猫だからかもねー」

とある医療班員「そうなのか?」

ハンジ「うん。仔猫って眠くなりやすいみたい」

とある医療班「……では身体や精神的な疲れというわけではないのだな」

ハンジ「おそらくは」

とある医療班員「そうか」

ハンジ「……ここにも‘甘やかし’発見」ボソッ

とある医療班員「?」


ペトラ「サシャ、コニー早く!」

ペトラ(やばいやばいやばい!兵長がやばい)

リヴァイ「……」イライラ

オルオ「お、おら!起きろって頼むから、ほんとに」アセアセ

ハンジ(あはは、もう無理だね)キュッ

リヴァイ「……お前ら甘ぇんだよ……」

エルド「あ」ミミフサギ

グンタ「あー……」ミミフサギ


リヴァイ「いい加減に起きねぇか!!!クソガキ共がっ!!!!」

キーーーーン!!

104期『『『!!?』』』ビクーッ!!

ハンジ「あー耳がキーンとする……」ホジホジ

エレン「び、びっくりした……」ドキドキ

リヴァイ「チッ……あとは解毒剤飲ますだけだから俺は必要ねぇだろ。仕事に戻る」スタスタ

ハンジ「えー!?ちょっとリヴァイー!!」


リヴァイ「元々様子を見に来ただけだろうが。後は医療班やそいつらに任せとけ」

ハンジ「うー…」

リヴァイ「……結局お前らに全部任せる事になるが、頼むぞ」

リヴァイ班「「「はい!兵長!」」」

オルオ「ふぁい、へーちょ……」キーン

リヴァイ「行くぞ」グイッ

ハンジ「あー……」ズルズル


ペトラ「兵長の怒鳴り声とか滅多に聞けないよね……」

エルド「聞きたいものでもないけどな」

グンタ「壁外調査の時に大声出してるのはたまにあるが壁内ではなかなかなぁ」

オルオ「み、耳が……」クラクラ

エルド「ちゃんと塞いどけよ」

グンタ「あとは解毒剤飲んで戻るだけだな」

ペトラ「そいじゃ、男子は隣の部屋に脱げた団服持ってきてるから、移動ね」

オルオ「戻っ……たらマッパだからな……」クラクラ


無毛猫コニー『あ!ミカサ!約束忘れてねぇだろうな!』

ミカサーバル『あ』

黒白猫サシャ『忘れてましたね』

ミカサーバル『……でも、男女別に別れてしまうし』

黒白猫サシャ『なら私は大丈夫ですね』フー

無毛猫コニー『その顔やめろ!そりゃねぇだろ、始めに頼んだの俺だぜ?』

ミカサーバル『忘れてると思ったのに……チッ』

クリームジャン(よし!言え、もっと言え!)


斑点ライナー『なんの話だ?』

クリームジャン『猫のミカサを肩に乗せたいって話だ』

ベルトルトブルー『何それ……』

天使猫クリスタ『あ、私も約束してた!』

斑点ライナー『クリスタもか!?』

ペトラ「あー……なんかそんな約束してたね……」

エルド「うーん、解毒剤で戻るのは一瞬らしいから……」

オルオ「許可すんのか?」

エルド「また揉めそうだからなぁ」

グンタ「まあ、たいした時間とらないしな」

ペトラ「ミカサ、いいかな?」

ミカサーバル『……仕方ないです』シブシブ



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


―――
――



コニー「うおぉぉ!かっけぇぇ!!」

ミカサーバル『コニー、激しく動かないで。落ちてしまう』

コニー「おう!わりぃわりぃ!」

サシャ「次!次は私ですよ!」

ミカサーバル『ん』ピョイッ

サシャ「わ!」

エレン「おー。狩りに行くって感じだな」

サシャ「そうですか?」クルクル

ミカサーバル『回る……と危ない』


ジャン「つ、次はおr」
クリスタ「ミカサ!次は私ね!!」

ミカサーバル『ん。サシャ、止まって』

サシャ「あ、わかりました!」ピタッ

ミカサーバル『ん』ピョイ

クリスタ「わっ!ふふっ」

ジャン「……」ズーンlll

アルミン「……ミカサがより大きく感じるね」

ユミル「……なんか金持ちのお嬢様みたいだな」

クリスタ「そ、そんなことないよ!」


ジャン「……次こそ俺だからな」

ミカサーバル『……』

ジャン「ん、うんっ」シャキッ

ミカサーバル『……』

ジャン「い、いつでもいいぞ」ドキドキ

ミカサーバル『……』ピョイ

ジャン「ど、どうだ?」

サシャ「どうだと言われても」

コニー「別にって感じだな」

ジャン「いきなり興味無しかよ!?二人して頬杖つきやがって!」

ミカサーバル『ジャン、声が大きい』

ジャン「お、おお。すまん」


ユミル「つーか猫ミカサ肩に乗せて何が楽しいんだよ。猫クリスタ膝に乗せた方が楽しめたぜ」

ライナー「ハッ!!くそっ!なんで気づかなかったんだっ!」

ベルトルト「ライナー……」

ジャン「!」

ジャン(た、確かに……乗ってるのはミカサだが……今は猫だ……俺何やってんだろう……)

ミカサーバル『ライナー』チョイチョイ

ライナー「なんだ?」スタスタ

ミカサーバル『ん』ピョイ

ジャン「あっ」

ライナー「うぉ!」

エレン「おおぉ。ライナー似合うな」

ライナー「似合うってなんだ」


エルド「ほう……かっこいいな」

グンタ「うーん、体格がいいからか?」

ペトラ(兵長の肩にも乗ってもらいたかったかも……)

オルオ「……」ソワソワ

ペトラ「……やめときなよ?」

オルオ「な、何がだ」ビクッ

ペトラ「……」ジー

オルオ「ちっ……」

グンタ「……止められなければ頼むつもりだったのか?」

エルド「……ちょっと気持ちはわかる」

ペトラ「エルドまで!」

エルド「ちょっとだよ。ちょっと」


アルミン「本当に全員の肩に乗るの?ミカサ」

ミカサーバル『……出来ればもう戻りたい。でも望むのなら』

コニー「せっかくだから全員見てぇな」

サシャ「ですねー」

ミカサーバル『……ベルトルト』

ベルトルト「え?僕?」

ミカサーバル『ん』ピョイ

ベルトルト「おっと……」

ミカサーバル『乗れた』

ユミル「……なんか微妙だな、ベルトルさん」

ベルトルト「微妙って……」


コニー「見た目弱そうでも実は強いみたいな感じ……ってまんまベルトルトだな」

サシャ「なんか実はボス!って感じもしますね」

ベルトルト「……なんか酷いなぁ」ハハッ

ミカサーバル『?』キョロキョロ

アルミン「どうしたの?」

ミカサーバル『いた。アニ』

アニ「……私はい……」
サシャ「はい!行きますよ!」グイッ

アニ「サシャ!あんたまた!」

ミカサーバル『む、高低差が……』

サシャ「じゃ、私経由で。頭に乗っていいですよ」

ミカサーバル『ありがとう、サシャ』ピョイピョイ

アニ「……っと」


アルミン「またミカサが大きく見えるね」ハハッ

コニー「おお!似合うな」

ライナー「だから似合うってなんだ」

サシャ「アニ、かっこいいですよ!」

アニ「……そう」

ベルトルト(あ、ちょっと嬉しそう)

ミカサーバル『……ユミル』

ユミル「私もか」

ミカサーバル『ん』ピョイ

ユミル「……重ぇな」

ライナー「うーん……これは……」

コニー「狩猟してそうだな」

サシャ「……荒野にいそうです」


ユミル「そりゃどういう意味だ?芋女」

サシャ「ほ、誉め言葉です!」

クリスタ(誉め言葉……なのかな?)

ペトラ「……ミカサがおもちゃにされてるみたいだね」

エルド「いやー、肩に乗せたくなるって。自分がかっこよくなる気がするからな」

グンタ「まあ、わからなくはない」

オルオ「だろ?」

エルド「だからと言って本当に乗ってもらおうと頼みはしないけどな。新兵相手に」

オルオ「あ、当たり前だ。頼む訳ねぇだろ」

グンタ「まあ、そういうことにしておくか」

ペトラ「うーん……よくわからないなぁ……」


アルミン「あはは!ミカサ大変だったね」

ミカサーバル『アルミン』ピョイ

アルミン「わっ!」

ミカサーバル『で、全員』スリスリ

アルミン「ミ、ミカサ。くすぐったいよ」アハハ

ミカサーバル『む、つい』

ジャン「うぬぬぬ……」ギリギリ

ライナー「アルミンは……動物使いっぽいな」

コニー「意のままに操れそうだな」

サシャ「やっちまえ!って感じですか?」

コニー「その掛け声でミカサがこう、ガーっと……」



 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


*想像*

アルミン「ミカサ!やっちゃえ!!」ビシィッ!

ミカサーバル「ガアァァァ!!」キラッ+シャキンッ

敵「ぎぃゃあぁぁぁ」←八つ裂き


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


104期(((…………)))

104期(((……怖い)))

ミカサーバル『エレン』ピョイ

エレン「なんだよ。俺にはずっと乗ってただろ?」

ミカサーバル『落ち着くから』ゴロゴロスリスリ

エレン「もう、スリスリすんのやめろって!」

アルミン「あははは!」



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


―――
――



とある医療班員「……やっと全員元に戻ったな」

104期「「「はい!」」」

エルド「お待たせしてしまって申し訳ない」

とある医療班員「いや、構わない。それより新兵達、身体におかしなところはないか?」

104期「「「大丈夫です」」」

とある医療班員「そうか。午後の演習に間に合って良かったよ。今回は我々のミスでこのような事になってしまい、申し訳なかった」

エルド「……さ、皆、昼食を食べに行ってこい。そのあとは演習だからな」

104期「「「はい!ありがとうございました!」」」


とある医療班員「……君は憲兵団だったな」

アニ「はい」

とある医療班員「外に医療班員がいる。その者と共に戻ってくれ。説明をさせる」

アニ「わかりました」

ペトラ「アニ、もう私達とは滅多に会えないかもしれないけど……元気でね」

クリスタ「アニ、またね」

ユミル「またな」

ジャン「まあ、頑張れよ」

ライナー「身体に気をつけろよ」

ベルトルト「……元気で」


コニー「気ぃつけてな」

サシャ「久しぶりに会えて良かったですよ!」

アルミン「憲兵団の仕事、頑張ってね」

ミカサ「……じゃ」

エレン「じゃあな、アニ」

アニ「……ああ。……また、ね」

パタンッ


サシャ「さぁて!昼食ですよー!!」

ジャン「人のもんは奪うなよ、芋女」

サシャ「いやですねー!奪ったりしてませんよ!!貰えるものは拒まないだけですよ!」

ジャン「本当に食い意地はってんな」

――スタスタワイワイ

とある医療班員「……君は調査兵団に入ったんだな」

ジャン「え?あ……」

ジャン(この人……あの時の……)



 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

とある医療班員「――仲間の死を嘆く時間はまだないんだよ」

ジャン「第104期……訓練兵団所属……19班班長……マルコ……ボット」

とある医療班員「マルコか……名前が分かってよかった」

とある医療班員「作業を続けよう」

ジャン「…………」


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


とある医療班員「あの時は急いでいたのでな……少々キツイ言葉になってしまっていたかもしれない」

ジャン「あ、いえ……仕方のない状況でしたし。寧ろ手間をお掛けしました」

とある医療班「いや……」

とある医療班員「…………ちゃんと泣いたか?」

ジャン「へ?」

とある医療班員「泣いておいた方がいい。終わった後まで我慢することはない」

ジャン「……大丈夫です。ありがとうございます」

とある医療班員「……いや。……今回はすまなかったな」

ジャン「いえ、本当は俺達の為にしてくださった事でしょうから……」

とある医療班員「そう言って貰えるとありがたい。ではな」クルッ

ジャン「あ、はい」


とある医療班「……頑張れよ」

ジャン「ありがとうございます!」

とある医療班員「……」フッ

――スタスタスタスタ

コニー「あれ、誰だ?知り合いか?」

ジャン「ん?ああ、ちょっとな」

ジャン(あの人も笑うんだな……当たり前だけど)



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


ハンジ「あ!」

リヴァイ「なんだ?」

ハンジ「さっき解毒剤持ってきた医療班員だけどさ!」

リヴァイ「目がイッちまってた奴か?」

ハンジ「急ピッチで作ってたから疲れてたんでしょ」

ハンジ「ほら、始めに言ったじゃない?104期に何かあげようって言い出した医療班員がいたって」

リヴァイ「ああ……」

ハンジ「確かあの人が言い出しっぺの筈だよ」

リヴァイ「なんで知ってるんだ」

ハンジ「報告に来たときに最初に謝罪くれて、自分が言い出したって教えてくれたんだよ。凄く責任感じてたみたいよ」


リヴァイ「取り違えた奴とは違うのか?」

ハンジ「違う違う。取り違えたのは新人だってさ。こき使うって言ってたらどうなったことやら」

リヴァイ「そうか」

ハンジ「しかし、ストイックそうな感じだったのに‘甘やかす’人だったんだねぇ」

リヴァイ「……いい加減、それやめろ」

ハンジ「えー?何をー?」ニヤニヤ

リヴァイ「……次はメガネ叩き割るぞ?」ミケンニシワー

ハンジ「……やめます。やめてくださいごめんなさい」



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


―――
――


――合同演習後――


エルド「久々に皆にあってどうだった?エレン」

エレン「いやぁ……騒がしかったです」

ペトラ「確かに色々凄かったねぇ」クスクス

グンタ「元に戻った後はさすがに落ち着いてたな」

オルオ「猫だとなんであそこまではしゃぐんだ?ガキ共は」

エルド「なんでなんだ?エレン」

エレン「えっ?俺ですか?」


グンタ「お前も猫になったときはしゃいでただろう?」

エレン「そ、それは……」アセ

ペトラ「子供に戻っちゃうのかなぁ」

オルオ「何度も言うが、今もガキだからな!そいつは」

ペトラ「また、もう!」


リヴァイ「いつまで話してる」

ハンジ「おや、まだ残ってたの?」ヒョイ

エレン「兵長!ハンジさん!」

エルド「あ、お二人とも終わったんですか?」

ハンジ「うん、もう帰るだけだよ」

リヴァイ「……待ってたのか?」

グンタ「もうすぐ終わりそうだと聞いたので」

リヴァイ「そうか、待たせたな」

ペトラ「いえ、五人で話してたらすぐでしたから」

リヴァイ「ならいいが」

ハンジ「あはは!好かれてんね、リヴァイ」

リヴァイ「……」


オルオ「もう城に戻りますか?」

リヴァイ「ああ」

オルオ「おらっ!エレン、いつまで座ってんだ、行くぞ!」

エレン「わかってますよ」

エルド「何かと先輩風ふかせたいんだな」

グンタ「空回ってるけどな」

ペトラ「全く、恥ずかしい」

ハンジ「なんだかんだエレンの世話やいてんねーオルオは」

ペトラ「煙たがられるのがオチですけどね」

ハンジ「あははは!手厳しいね、ペトラ」


ハンジ「じゃ、今日は私、城に行くわけにはいかないからここでね」

リヴァイ「今日は、じゃねぇ。ほいほい城に来んじゃねぇよ」

ハンジ「はっはー!やーなこったー!!んじゃ皆、まったねー!」フリフリ

リヴァイ「クソメガネが。次なんかやらかしたらメガネ叩き割る」

エルド「リ、リヴァイ兵長……」


リヴァイ「……行くぞ、お前ら」

リヴァイ班&エレン「「「「「はい!リヴァイ兵長!!」」」」」

ペトラ「今日の夕飯の当番誰だっけ?」スタスタ

エルド「俺とグンタだ」

ペトラ「そっか、私は明日か」

オルオ「風呂掃除はお前だからな、エレン。忘れるなよ?」

エレン「今まで忘れたことないじゃないですか」

オルオ「油断が失敗を招くんだ」


グンタ「……オルオ、お前今日何の当番だ?」

オルオ「……うん、あれだ!あの当番だ」

エレン「オルオさんが忘れてるじゃないですか……」

オルオ「ばっ……!ちげぇよ!忘れてねぇよ!言うまでもねぇからだ!!」

エレン「わかりました」

オルオ「ちっ!新兵ごときが知った風な事を言うからd……」
エレン「そういうことにしておきます」

オルオ「エレン、てめぇ!」

ペトラ「あっはははは!!エレン!いいよ!!その調子!!」

エルド「完全にあしらわれたな」アハハ

グンタ「今、一番油断してるのはオルオだな」


オルオ「おーまーえーらーなー!!」

ペトラ「オルオが怒った!!」ダッ

エルド「逃げろ!」ダッ

グンタ「馬んところまで逃げろ!」ダッ

エレン「あはははは!!」ダッ

オルオ「ふざけんなぁ!!」ダッ

ダダダダダダ!!

リヴァイ「……」

リヴァイ「……あいつらガキか」スタスタ



――その後、旧調査兵団本部に着くや否や当番表を確認するオルオの姿が見られた。




オルオ「……俺、今日は当番無しじゃねぇか……」
.

104期おしまいです。


が!!
前の話をここで見てくださった方が今いるかわかりませんが……。その時にオマケでエルヴィンを猫にすると言ったのですが、まだ書き終わってないばかりかオマケと言うには長く……ゴメス

でもこのスレで猫は終わらせようと思うのでここに投下していきます。
猫104期に伏線張っちゃってるってのもある……消すつもりだったのに。

ここまで付き合ってくれた方、レスくれた方ありがとうございました。

この後も付き合ってくださると尚幸いです。

放置すまぬ。
オマケ……長いオマケはここに投下しますよん。ただまだ終わってない……onz

伏線はよく考えたら今のところエルヴィンあんま関係なかった。まあいいか。
なるべく早く終わらせて投下しますのでお待ちあれです。なんとか落ちきる前に……。

レス、ありがたしですよ。本当に。

長らくお待たせしてすみません……気がついたら104期から7日も経ってますね……。ごめすっ!いや、ごめんなさい。


漸く書けたので。何故か今回リヴァハン色が濃くなってしまいました……何故だ?わからないな……何故こうなった……。

知らんが投下!

*104期が猫になる前*

【ハンジ「エルヴィンが……」】

〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

――コンコンッ

エルヴィン『……入れ』

リヴァイ「……猫の声?エルヴィン!?」

ガチャッ!

ハンジ「あひゃひゃひゃ!!」バンバン

?猫エルヴィン『…………』ドンヨリ


リヴァイ「……何してんだクソメガネっ!!」

ハンジ「おおーっと!待って!!私じゃないよ!!」

リヴァイ「あぁ?」

?猫エルヴィン『……そう、違うんだ、リヴァイ』

?猫エルヴィン『私が間違って飲んでしまっただけだ』

リヴァイ「……何やってんだ、てめぇは。全部焼き捨てたんじゃねぇのかよ」

?猫エルヴィン『うむ。だが何かに使えるかと数本残しておいたのだ』

?猫エルヴィン『まさか誤って飲んでしまうとは……』

ハンジ「ぶひゃひゃひゃひゃ!!」


リヴァイ「いつまで笑ってんだクズメガネ!」

ハンジ「あはは!だって!!エルヴィンってばまぬけ……あははは!!」

?猫エルヴィン『ううむ……言い返せん』

リヴァイ「何と間違えたんだ?」

?猫エルヴィン『栄養剤だよ。似たような瓶だったんで間違えてしまった。ちゃんと別けておいた筈なのだがな』

ハンジ「疲れすぎだよ、エルヴィン。いや、猫ヴィン」

猫ヴィン『何故言い直した』


リヴァイ「……しかし、何の猫だそりゃ」

ハンジ「うーん……多分ノルウェージャンフォレストキャット?」

リヴァイ「なんだそのバカ見てぇに長ぇ名前は」

ハンジ「しかもハチワレ」

リヴァイ「ハチワレ?」

ハンジ「ほら、頭のとこ、二つに分かれた模様でしょ?こういうのハチワレって言うんだよ」

リヴァイ「……そこだけ金色なんだな」

ハンジ「全体的には濃い茶とかなのにね」

ハンジ「リヴァイは黒猫でエルヴィンはノルウェージャンフォレストキャット。私は茶トラだね」

リヴァイ「興味ねぇよ」


ハンジ「あ、そうそう。モブリットはぶち猫で、ミケは三毛猫だったよ!捻りがないよねぇ!」ケラケラ

ノルヴィン『!?』

ハンジ「……あ」ヤベッ

リヴァイ「……おいこらてめぇ。あと誰を猫にしやがった?」

ハンジ「えー……いやぁ……あははー」

リヴァイ「吐かねぇとエルヴィンの爪がてめぇの顔に飛ぶぞ」

ノルヴィン『勝手に私を使うんじゃない』

ハンジ「え……えっとねぇ、ナナバは綺麗な銀色の猫で、ゲルガーは錆び猫で」

リヴァイ「錆び猫?」

ハンジ「茶色と黒がごちゃ混ぜになってる感じのやつ」

リヴァイ「ああ」


ハンジ「ミケもそうなんだけど普通雌しかいないんだけどねぇ」

ハンジ「あとはー」

ノルヴィン『まだいるのか』

ハンジ「ケイジとダリウスとディータ(ネス)とルーク(シス)とトーマとリーネとヘニングとラシャドとラウダと……」

リヴァイ「多過ぎだろ。何やってんだ。てめぇは」

ハンジ「あははは!いやぁ。でも皆すぐ元に戻したよ?長くても2,3時間だったはず」

リヴァイ「……何がしてぇんだお前は」

ノルヴィン『……』

ノルヴィン『……話は戻るがこのハチワレは髪形が反映されているのか?』


ハンジ「……法則がよくわからないんだよね。猫の性格だったり見た目だったり雰囲気だったり全く何も反映されてなかったり……」

ハンジ「まあ、エルヴィンのそれは髪形が反映されているとしか思えないけどね」

リヴァイ「……髪形を変えたらどうなるんだ?」

ハンジ「さあ?やってみないとわからないね」

リヴァイ「……」ジッ

ノルヴィン『……何見てる、リヴァイ』

リヴァイ「……別に」

ハンジ「……次もし猫になるんなら髪全部剃ってみる?」

ノルヴィン『なんでだ!?剃らなくてもいいだろう!髪形変えるだけで構わないだろう!』

ハンジ「いやぁ……わかりやすいかなって」

リヴァイ「……」フイッ


ノルヴィン『どのみち協力はしないからな』

ハンジ「えぇー」

ノルヴィン『えぇ、じゃない』

リヴァイ「……」

ノルヴィン『……さっきから……リヴァイ!』

リヴァイ「……」

ノルヴィン『お前、笑ってるだろう?』

ハンジ「おっ!珍しい」

リヴァイ「笑って……ない」プルプル

ノルヴィン『後ろを向いたまま、肩を震わせて言われても説得力は皆無だぞ』


ハンジ「あははは!何?エルヴィンの五分刈りでも想像した?」

リヴァイ「や……めろ」プルプル

ノルヴィン『ハンジ』ジロリ

ハンジ「あははは!ごめん!リヴァイが笑うとか珍しくて!!」

リヴァイ「……」プルプル

ノルヴィン『……大体、君は何度も猫になっているんだから、一度くらい髪形変えてやってみれば良かっただろうに』

ハンジ「そうなんだけどさぁ、さすがに剃りあげてしまうのはちょっとねぇ……」

ノルヴィン『なんで剃りたがるんだ!』

ハンジ「リヴァイ、綺麗に剃って猫になってみない?」

リヴァイ「するか。クソが」

ハンジ「とうとうメガネがなくなった!?」


リヴァイ「そういや、解毒剤はあんのか?」

ハンジ「あ、そうそう今ね、モブリットに医療班の所に行ってもらってるんだよ」

ハンジ「解毒剤作るの、早くても4、5時間くらい掛かるかもねぇ」

リヴァイ「……そんなに掛かんのか」

ハンジ「加工が難しい材料があってね。急いでもらうようには言ってるけど」

リヴァイ「……まあ、その間くらい寝てりゃあいいんじゃねぇか。疲れてんだろ?」

ノルヴィン『うん?しかし……』


ハンジ「仕事なら大丈夫だよ!直接エルヴィンが関わる仕事は午後だし、今ここにはリヴァイと私がいるんだよ?なんだったらミケも呼ぶ?」

リヴァイ「もしや……俺が呼ばれたのは……?」ミケンニシワー

ノルヴィン『ああ!いや、お前を呼んだのは私だ』

リヴァイ「なんだ、そうか。何の用だったんだ?」

ノルヴィン『いや、急ぎではないし、また後でにするよ』

ハンジ「私が呼んだっつったら何されたんだろう……?」


コンコンッ

ハンジ「ん?また誰か来た!はいはーい!どーぞー」

リヴァイ「お前が返事してんじゃねぇよ」

ハンジ「今のエルヴィンが返事したって‘にゃー’しか言えないじゃん」

ガチャッ!

ミケ「……ハンジか?」

ハンジ「ミケ!噂をすればだね!!」

ミケ「?」

リヴァイ「仕事手伝ってけ」

ミケ「??」


ノルヴィン『悪いなミケ。だが忙しいなら手伝う必要はないぞ』

ミケ「スンッ……エルヴィンか。いや、書類を届けに来ただけだから大丈夫だ」

ハンジ「えっ?もしかして匂いで分かったの?」

ミケ「まあな」

ハンジ「驚きもしないとは……さすがミケ」

リヴァイ「……ハンジ、飲み物でも持ってこい」

ハンジ「ん?あーそうだね。暫くここで仕事だしね。お茶菓子みたいのも持ってくるよ」

リヴァイ「ああ」


――バタンッ

リヴァイ「エルヴィ……」

ノルヴィン『』クゥクゥ

ミケ「寝てるな。起こすか?」

リヴァイ「……いや、いい。少しの間に寝ちまうくらい疲れてるみたいだからな」

リヴァイ「……仕事するか」カタンッ

ミケ「そうだな……しかし身体を壊さなければいいが」カタンッ

リヴァイ「フォローしてやってくれ……と言うまでもないな、お前なら」ペラッ


リヴァイ「今も手伝いに来たんだろ?」カリカリ

ミケ「ああ、まあな」カリカリ

リヴァイ「いろいろとやってるみたいだからな……」

ミケ「一人で考えてる事もあるようだ」

リヴァイ「お前にも言ってねぇのか?」

ミケ「……ああ」

リヴァイ「そうか……。まあ、なんであれ俺はエルヴィンの考えに従うだけだがな」

ミケ「時期がくれば話すと言っていた。それまで待てばいい」

リヴァイ「そうだな」


リヴァイ「……そう言えば」

ミケ「ん?」

リヴァイ「お前も猫にされたんだよな?三毛猫だったか……」

ミケ「ああ」

リヴァイ「ミケで三毛猫か……つまんねぇ駄洒落かよ」

ミケ「俺が選んだ訳じゃない。リヴァイも猫にされたんだろう?何猫だったんだ?」

リヴァイ「………………黒猫だ」

ミケ「捻りがないな」

リヴァイ「捻る必要性がわかんねぇよ」

ミケ「俺には駄洒落と言っておいて」

リヴァイ「チッ」


リヴァイ「……お前、どうやって飲まされた?」

ミケ「ああ、あれは夜中まで仕事をした次の日だったな……」


―――
――


ハンジ「あ、ミケ!おはよー!」

ミケ「……おはよう、ハンジ。朝から元気だな」

ハンジ「そーでもないよー。でもミケは疲れてんね?」

ミケ「ああ、昨日は仕事が夜中まで掛かってしまってな」ファァ

ハンジ「ミケがアクビとかめっずらしい。ちょうど良かった、これ飲みなよ」ズイッ


ミケ「ん?これは?」

ハンジ「栄養剤だよ。さっき医療班から貰ったんだ。ほら、私の分もあるでしょ?」キュポン

ミケ「……」

ハンジ「どしたの?飲んどきなよ。疲れてんでしょ?」ゴクゴク

ミケ「ふむ」キュポンゴクゴク

ボフンッ

ミケ『!?』

ハンジ「あっはははは!三毛猫だー!!」ゲラゲラ


―――
――


ミケ「――というわけだ」


リヴァイ「先に似たようなものを飲むことで油断させたのか」

ミケ「ああ、やられた」

リヴァイ「得意の鼻で分からなかったのか?」

ミケ「疲れていて鼻がうまく利かなかったらしい。というかそもそも猫化薬の匂いを知らんしな」

リヴァイ「ああ……」

ミケ「そのあと三毛猫の雄は珍しいと商売人に捕まりそうになった」

リヴァイ「ああ?」


ミケ「そう簡単に捕まりはせんがな」フンッ

リヴァイ「……商売人が近くにいたのか?」

ミケ「調子に乗って街に出てみた結果だ」

リヴァイ「……何やってんだてめぇは」

ミケ「ハンジがお詫びに俺の仕事をしておくから暫く自由にしてろと言うのでな。つい」

リヴァイ「……」

リヴァイ「……疲れてたんなら寝ろよ」


ミケ「街に出た方が気が晴れるかと思ってな」

リヴァイ「結果は?」

ミケ「……疲れた」

リヴァイ「馬鹿か」

ミケ「そう言うな」



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


――ガチャ

ハンジ「持ってきたよー」

リヴァイ「ああ」

ミケ「ありがとう、ハンジ」

ハンジ「どう致しましてー。ついでに栄養剤貰ってきた!」

リヴァイ「……」

ミケ「……」

ハンジ「……本物だって」


リヴァイ「信用がねぇんだよ」

ミケ「栄養剤と偽って飲ませされたしな」

ハンジ「やっだなー意味なく猫にしたりしないってー。それよりさ、エルヴィン寝てんの?」コトン

リヴァイ「!」

ミケ「……ああ、ハンジが出ていってからすぐな」

ハンジ「ほほう」キラン+

リヴァイ「……何するつもりだ」

ハンジ「撫でるつもりだよ」

リヴァイ「やめろ」


ハンジ「えー!いーじゃーん!エルヴィンはリヴァイと違って背が高いから撫でるとかなかなか出来ないよー?」

リヴァイ「てめぇ、いい加減にしろ」

ハンジ「特にリヴァイは今の内だ!!」

リヴァイ「……分かった。その喧嘩、買ってやろうじゃねぇか」

ミケ「……エルヴィン撫でて何が楽しいんだ」

ハンジ「……まあ、人間のエルヴィンを撫でるのはどうかとは思うけど。今猫だし!!長毛だし!!」

リヴァイ「長毛は何の関係があんだよ」

ミケ「とりあえずやめておけ。せっかく寝てるんだ」

ハンジ「寝てるからこそなのにぃー」

ミケ「起きたら頼めばいいだろ」


ハンジ「えー?それはちょっと頼みにくいよー。一応上官だしさー」

リヴァイ「一応じゃねぇよ」

ミケ「なら諦めろ」

ハンジ「やーだよっ!」ナデ…

リヴァイ「お前……」ハァ

ミケ「起きるだろ」

ハンジ「起きないよ。ぐっすりだし……」ナデナデ

ノルヴィン『』クゥクゥ

ハンジ「それにねぇ、何か撫でられてると安心しない?あ、猫になってる時ね」

リヴァイ「……」

ミケ「ふむ……」

ハンジ「……私は安心したんだけどさ」


エルヴィン『』クゥクゥ

ハンジ「エルヴィンもお疲れだよねぇ。半日くらい私らに任せとけばいいんだよ、ねぇ?」

ミケ「そうだな」

リヴァイ「……まあな」

ハンジ「と言う訳で二人共撫でとけ」

リヴァイ「どういう訳だ」

ミケ「何故撫でさせたがるんだ」

ハンジ「んー、何か同士みたいな気がするから?」

リヴァイ「意味がわからねぇ」


ミケ「意味もなく上官の頭は撫でられんな」

ハンジ「じゃあ、背中」

リヴァイ「しつけぇな」

ハンジ「だってさー労った気がすんだよ。撫でるとさー。こう、お疲れー!!って感じで」

ミケ「だったら元に戻った時にマッサージでもしてやれ」

ハンジ「ああ!そうか!それは今度やろう。今は撫でれ!」

ミケ「……撫でないとずっと言い続けそうだな」ボソッ

リヴァイ「鬱陶しい野郎だな」ボソッ

ハンジ「なんだってー!?」


リヴァイ「静かにしろ。起きるだろうが」

ハンジ「おっと、ごめん!」チラッ

ノルヴィン『』クゥクゥ

ハンジ「……」ホッ

ハンジ「ほらっ撫でれ撫でれ」ボソッ

ミケ「はぁ……」ガタッ

リヴァイ「チッ……」ガタッ


ノルヴィン『』クゥクゥ

ミケ「すまんな、エルヴィン」ソッ

ノルヴィン『』クゥクゥ

ミケ「むぅ、良い毛並みだな」ナデナデ

ハンジ「でしょでしょ?」

ハンジ「はい、次はリヴァイね」

リヴァイ「……チッ」ソッ


ノルヴィン『』クゥクゥ…

リヴァイ「……」ナデナデ

ハンジ「どう?どう?」

リヴァイ「別にどうもねぇよ」ナデナデ

ハンジ「なんだよ、つまんないなぁ……あ」

リヴァイ「なんだ……っ」ギクッ!


ノルヴィン『……』ボー

リヴァイ「……」スッ

リヴァイ「エルヴィン……これはだな……」

ハンジ「~~~っ!!!!(声にならない笑い)」バンバンッ!!

ミケ「……(笑いを噛み殺す)」プルプル

リヴァイ「ミケ、てめぇ」ミケンニシワー


ノルヴィン『……』ボー

ハンジ「ヒーヒー……待って、エルヴィンまだ意識がはっきりしてないみたい」プフフ

リヴァイ「……エルヴィン?」

ノルヴィン『……?……ああ、リヴァイか』

リヴァイ「大丈夫か?」

ノルヴィン『ああ……。なんだか凄く気持ちよかった気がするよ……』ボー

リヴァイ「……」

ミケ「……」

ハンジ「ふふん」ドヤガオ

リヴァイ「やめろ、キメェ」イラッ

ハンジ「ちょっ!酷くね!?」


ノルヴィン『寝てしまっていたか……』ゴシゴシ

ミケ「寝ていて良いぞ。まだ解毒剤は出来ていないからな」

ノルヴィン『ううむ……』

ミケ「……根を詰めすぎるのは良くない。たまにはいいだろう?俺達に任せてくれても」

ノルヴィン『……そう……だな……』

ハンジ「おお!漸く承諾したね!はい、じゃあおやすみー!」キュッ

ノルヴィン『おい、ハンジ……』

リヴァイ「強制的に目を瞑らすんじゃねぇ!」ゲシッ


ハンジ「あだ!ちょっと蹴らないでよ!!足癖悪いなぁ!!」

リヴァイ「てめぇが悪ぃんだろうが」

ハンジ「蹴りはなくない?」

リヴァイ「なんだ拳が良かったか?」

ハンジ「そう言うことじゃないよっ!」

リヴァイ「そうか、削がれる方が良かったか」

ハンジ「殺る気まんまんじゃん!!」

ミケ「お前ら痴話喧嘩はやめろ」

ハンジ&リヴァイ「「痴話じゃねぇ!!」」

ミケ「息ぴったりじゃないか」

ノルヴィン『……』ジッ


リヴァイ「この変態と一緒にすんじゃねぇよ」

ハンジ「変態とは失敬な!!ミケだって大概変態だろ!?」

ミケ「俺に振るな。第一俺のどこがだ」

リヴァイ「……自覚ねぇのかよ」

ハンジ「意味なく人の匂い嗅ぐとか変態じゃん」

ミケ「初めだけだろ」

リヴァイ「……それで変態じゃねぇと言い張るのか……変態だな」

ミケ「……失敬な」

ノルヴィン『……』フッ


ハンジ「あなたの潔癖だってどうかと思うよ!」

リヴァイ「汚ねぇより綺麗な方がいいだろうが」

ミケ「それはそうだが、お前巨人の血をよく拭いてるよな」

ハンジ「そうそう!どうせ蒸発すんのにさっ!」

リヴァイ「……別にいいだろ。一刻も早く消してぇんだよ、汚ねぇクソ巨人の血を」

ハンジ「とにかくリヴァイも変態仲間だかんね!!」ビシィッ!

リヴァイ「何だその気持ち悪ぃ括りは。それに無理矢理仲間に入れんじゃねぇよ」

ミケ「……俺もそれは嫌だな」


ハンジ「えぇー!なんだよノれよ!いーじゃん!仲間だろぉ!!」

ミケ&リヴァイ「「それはどっちの意味でだ?」」

ハンジ「両方」

ミケ&リヴァイ「「お断りだ」」

ハンジ「なんだよ!じゃあ変人仲間だ!!」

ミケ&リヴァイ「「却下だ」」

ハンジ「なんでそんな息ぴったりなんだよっ!!」

ノルヴィン『……』フフッ

ノルヴィン(……いいな……いつまでもこういう光景が……続くと……いいの……だ……が……)トロン

ノルヴィン『』クゥ…

ハンジ「あんたら二人共嫌いだー!!エルヴィン!エルヴィンは私の味方だよね!」

リヴァイ「そんなわけ……」

ノルヴィン『』クゥクゥ


ミケ「……寝ているな」

リヴァイ「……あの騒がしい中よく寝れるな……」

ハンジ「それだけ疲れてんだろうね……」

ミケ「……」

リヴァイ「……」

ハンジ「……」

ミケ「……おとなしく仕事を片付けるか」カタンッ

リヴァイ「だな」カタンッ

ハンジ「そうだね」


ハンジ「……おやすみ、エルヴィン」

ノルヴィン『』クゥクゥ



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

―――
――



――コンコン

ハンジ「どーぞー」

モブリット「失礼致します」

リヴァイ「モブリットか」

ミケ「解毒剤が出来たのか?」

モブリット「は、はい」ビクッ

モブリット(リヴァイ兵長とミケ分隊長もいらしたのか……)


ノルヴィン『』クゥクゥ

モブリット「あ、寝ていらっしゃるんですか?」

ミケ「そろそろ起こさねばな」

ハンジ「気が引けるけどねー」

リヴァイ「おい、エルヴィン」ユサユサ

ノルヴィン『んん……』

ハンジ「おっはよー!エルヴィン」

ノルヴィン『……ああ、出来たのか』ノソッ

モブリット「ええ、ちょっと余分に頂きました。では我々は外に出ますか?」


ミケ「そうだな」

リヴァイ「服はそこにあるからな」

ハンジ「えーなんでー」

ミケ「……元に戻ったら真っ裸だぞ」

ハンジ「知ってるけど?」

モブリット「ならなんで……」

ハンジ「いーじゃん、皆残ってれば」ケラケラ

ノルヴィン『やめろ』


リヴァイ「全員残ってなんの観賞会だ。この変態が」

ミケ「ど変態だな」

モブリット「変態ですね」

ハンジ「冗談だろ!冗談に気まってんだろうが!何本気にしてんだよ!!」

ミケ「分かってるが、お前が言うと冗談に聞こえん」

リヴァイ「本気の可能性も大いにあるからな」

モブリット(本当に本気かと思った)

ハンジ「ひっどいなぁー!さすがに私でもそんなマネはしないよ!!」

モブリット「はいはい、さっさと部屋から出てくださいね」グイグイ

ハンジ「押すなよ!モブリット!」



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

―――
――



エルヴィン「うーん……」ノビー

ミケ「身体におかしな所はないか?」

エルヴィン「大丈夫だ。寧ろよく寝たお陰ですっきりしているよ」

ハンジ「それは何より!」

リヴァイ「残ってた書類は全部片付けた。あとは投資家達へのご機嫌伺いだけだ」

エルヴィン「そう言うな。あの方達のお陰で成り立っているんだ。それに我々に期待してくださってる方達なのだからな」

ハンジ「ま、そうだね!」


リヴァイ「……そうだ。結局用事は何だったんだ?」

エルヴィン「ん?ああ。たいした事ではないし、今日はお前がここに来ていたから呼んだだけだしな。また日を改めて話すよ」

モブリット「ハンジ分隊長、早く戻りましょう?仕事が残ってるんですから」

ハンジ「はいはい!そいじゃねー!!」

リヴァイ「もう用が無いなら俺も行く。じゃあな」

スタスタスタスタ


ミケ「俺達は投資家の所に行くか」

エルヴィン「そうだな」

ミケ「……少しは休めたか?」

エルヴィン「ん?さっきも言ったがすっきりしてる。だいぶ休めたよ」

ミケ「そうか……」


エルヴィン「しかし、本当におかしいな……確かに猫化薬は別にしておいた筈なのだが……」

ミケ「……」

ミケ「……ひとつ謝っておかねばならない事がある」

エルヴィン「なんだ?」

ミケ「猫化薬を移動させておいたのは俺だ」

エルヴィン「なっ」

ミケ「ハンジと少し話してな。最近どうも根を詰めすぎている気がするから、強制的にでも休ませる方法はないかと」

ミケ「思い付いた方法がこれだ」

エルヴィン「……私が栄養剤を飲む可能性もあっただろう?」

ミケ「いや、あの時置いてあった物は全て猫化薬だ」

エルヴィン「は?」


ミケ「正確には猫化薬以外は空の瓶だ」

エルヴィン「なるほど……」

ミケ「陶器の瓶だからな。中身が見えない。栄養剤はさっき元に戻しておいた」

ミケ「正直それでもバレるかもしれんとは思ったんだが……」

エルヴィン「見事に嵌められたな」

ミケ「それ程疲れていたと言うことだ。しかし今は休めと言っても聞かないだろう?」

エルヴィン「うーん……今は大変な時だしな……」


ミケ「お前が休む事を放棄してまで考え込むような作戦……何か覚悟せねばならん事がありそうだな」

エルヴィン「……どちらかと言えばそっちで気が削がれているのかもしれんな……」

エルヴィン「だが……やらねばならん」

ミケ「……俺達はお前を信じ、それに付き従う。どんな作戦であろうと“俺達”の作戦だ。お前一人のモノではない」

エルヴィン「……」

エルヴィン「……私は良い仲間に巡り会えたな」フッ

ミケ「当たり前だろう」スンッ

エルヴィン「ははっ!自分で言うな」



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


――夜――


エルヴィン「休ませてくれたとは言え今日はとんでもない日だったな……ん?」

エルヴィン「……」

*栄養剤の瓶幾つか*

エルヴィン「……栄養剤は戻したと言っていたが……」

エルヴィン「前より瓶が増えている……。それに猫化薬は戻していない……まだ幾つかあったはずだが……」

エルヴィン「……どれだ?」


.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

―――
――



――旧調査兵団本部――


リヴァイ「……」ペラッ

リヴァイ「……」ズズズズ

リヴァイ「……」コト

リヴァイ「……」ペラッ

猫『本を読んでいる最中に悪いなリヴァイ。ちょっといいか?』ヒョコッ

リヴァイ「……」

リヴァイ「……」バサッ

猫『……本が落ちたぞ?』


リヴァイ「……何やってんだ……?エルヴィン」

ノルヴィン『様子を見にな』

リヴァイ「猫になってか?ここで猫になったのか?どうやって来たんだ?」

ノルヴィン『質問ばかりだな、リヴァイ』

リヴァイ「いいから答えやがれ!」

ノルヴィン『ハンジに連れてきてもらったんだが……』

リヴァイ「クソメガネの仕業か!」ガタッ

ノルヴィン『まてまて、リヴァイ。連れてきてもらっただけだ。猫化事態は事故だ』

リヴァイ「またか!?何やってんだてめぇは」

ノルヴィン『部屋にある栄養剤がいつの間にか増えててな。どれがどれだか分からなくなったので適当に飲んでみたんだ』

リヴァイ「……自分で実験すんじゃねぇよ。ハンジか、てめぇは」


ノルヴィン『で、まぁ今日は休みでな。君達が書類を先の方までやっていてくれたお陰で暇が出来たので来てみた訳だ』

リヴァイ「休めよ」

ノルヴィン『いいじゃないか、たまには。君達の様子も見たかったしな』

リヴァイ「普通に来い」

ノルヴィン『そのまま来ると普段の姿を見る事は出来ないだろう?畏まられてしまうし、それにせっかく猫になったのだからな』

リヴァイ「あいつらはまだ猫語が分かるぞ」

ノルヴィン『む、そうか。では彼等の前では喋らないようにするか』スタッ

リヴァイ「どこに行くんだ?」

ノルヴィン『城を見て回る。行くぞ、リヴァイ』スタスタ

リヴァイ「……一人で行けよ」



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


オルオ「おらっ!エレン!しっかり馬の手綱持ってろ!」

エレン「だから持ってるじゃないですか」

オルオ「油断が失敗をだな……」

エレン「何度も聞きましたよ……」

ペトラ「また空回ってる……」

エルド「面倒見はいいはずなんだがなぁ」

グンタ「リヴァイ兵長のマネしなけりゃいいんじゃねぇのか?」

ペトラ「いやぁ……それだけじゃ無理じゃないかなぁ」


オルオ「馬に乗る時はだな、こうやった方が……」

馬「ブヒヒヒン!」

オルオ「ぬぉ!暴れんじゃねぇ」

エレン「危ない!危ないですよ、オルオさん!」

エルド「……なんと言うか期待を裏切らない、と言えばいいのか?」

グンタ「馬に乗れば舌を噛むしな」

ペトラ「どっか抜けてんだよねぇ」

エルド「あれで俺らの中で討伐数がずば抜けてんだよな……」

グンタ「……あいつ格闘技術もすげぇぞ」

ペトラ「なんか色々納得いかないね」

エルド「まあ、頑張ってんのは知ってるけどな」


グンタ「なんやかんやエレンの近くにいるなあいつ」

ペトラ「兄弟いるからかなぁ?ほっとけないのかもね。エレンはいい迷惑かもしれないけど」

エルド「ペトラは本当、オルオの事になると厳しいな」ハハッ

ペトラ「なんか私のムカつくツボを知っているかのような行動とるからね、あいつ」

グンタ「空回ってるだけだから、たまには優しくしてやれよ」

ペトラ「えー?いいよ、あいつにはあれで」

グンタ「……可哀想な奴だな」

エルド「いや、これも愛情表現の一つなんじゃないか?」ヒソッ

グンタ「ならまだ救いがあるがな」ヒソッ

オルオ「お前ら!喋ってねぇで助けろ!!」


エレン「オ、オルオさん!」オロオロ

エルド「……馬の脇にしがみついてんのか……器用だな」

グンタ「言ってる場合か!おい!何やってんだ!!」ダッ

ペトラ「何やってんの!?危ない!!」ダッ



ノルヴィン『……いつもあんな感じか?』

リヴァイ「……まあ、あんな感じだな」

ノルヴィン『……そうか』




オルオ「ぜぇ、ぜぇ」

ペトラ「あんた、死ぬ気!?」

グンタ「馬がおとなしくしていてくれたから良かったものの……」

エレン「どう、どう」

馬「ブルルル」

エルド「……あーまあ、オルオのせいばかりとも言えないかもな」

ペトラ「え?」

エルド「ほら、あぶみの所。破損してる」

グンタ「おお、本当だ」

オルオ「いきなりガクッときたからな……びっくりした」


エルド「うん……全て点検し直しておかないとな」

グンタ「壁外調査前に分かって良かったな」

オルオ「ふっ……俺が身体を張って調べた結果だな。おっと、礼はいらねぇぜ」

ペトラ「身体を張る必要は一切ないし、この馬あんたのでしょ!きちんと整備しなさいよ!本当に危ない!」

オルオ「ふっ、そんなに俺が心配かペトラ?だが俺の女房を気取るにはまだ必要な手順をk……」ペトラ「死ね」ガスッ

オルオ「ぐはっ!」

グンタ「見事な回し蹴りだ」

エルド「死ねは言い過ぎだぞーペトラ」

エレン「あははは」

ペトラ「!? リヴァイ兵長!」

すまない……今日はここまでで。

レスくれてる方読んでくれてる方待っていてくれた方ありがとうございます!
超な期待頂きました!……大丈夫だろうか……いや頑張る。ありがとう。


また明日来ます。おやすみノシ

明日になるとこだった……。
レスありがとうです。……ありがとうしか言ってねぇな……凄く感謝してるんだが……。


ともかく投下


リヴァイ班エレン「「「「兵長!」」」」ザッ

ペトラ(へ、兵長に今の見られた!?)

リヴァイ「敬礼はいい。それよりハンジを見なかったか?」

エルド「先程まで一緒だったんですが……」

グンタ「兵長の所に行くと行って向かわれました」

リヴァイ「すれ違いか……」

ペトラ「ところで兵長、その足下にいる猫は……?」

ノルヴィン『……』

リヴァイ「……ハンジが連れてきた」

エレン「まさか……元は人……ですか?」


エルド「ま、まさか……団……」

リヴァイ「ただの猫だ」

グンタ「え、でもこの金のハチワレ……」

リヴァイ「ハンジが面白がって連れてきたんだ。俺も騙されそうになった」

ペトラ「あーなるほど。団長っぽい猫を連れてきたんですね……私達を騙すために」

オルオ「ただの猫にペコペコする俺らを見たかったとかか?暇なのか?あの人は……」

エレン「長毛種ですかぁ。オルオさんと同じですね」

リヴァイ「待て、エレン。撫でるな」

エレン「え?」ピタッ

ノルヴィン(即座に撫でにくるとは…………)


リヴァイ「そいつはかなりの人見知りでな。撫でたりすると大暴れする」

エレン「そうなんですか……」

ペトラ「猫ひっかき病とか怖いからね。今回は諦めようね、エレン」

エレン「そうですね……」

エルド「ほら!エレン!ここに野良猫がいるぞ!触れ触れ」

グンタ「この辺りの猫は人懐っこいからな」

オルオ「ちっガキはこれだからな」ポスッ

エレン「あ、仔猫だ!」

オルオ「お前らあんまり甘やかすんじゃねぇぞ」

エルド「お前が一番甘やかしてるだろうが」

オルオ「甘やかしてねぇ」


グンタ「仔猫を持ってきておいてか?」

オルオ「そ、そのクソ猫は俺の足下にじゃれついて鬱陶しかったのと、落ち込んだガキはウゼェからだ!」

ペトラ「苦しい言い訳」

オルオ「ちっ、うるせぇな……」

ペトラ「ふんっ!」ドカッ

オルオ「ぐえっ!」ドサッ

ペトラ「本っ当、ムカつくツボつく!!」

グンタ「今度は肘で腹か」

エルド「落ち着けペトラ。兵長の前だぞ」

ペトラ「Σはっ!!」


エレン「兵長。ハンジさんを探してらしたんですよね?今頃兵長のお部屋にいるかもしれませんよ?」ナデナデ

仔猫「ゴロゴロ」

リヴァイ「……そうだな」チラッ

ノルヴィン(うむ、もういいだろう)コクン

エルド「……」

リヴァイ「じゃあな、馬の整備を頼むぞ」

リヴァイ班エレン「「「「「はい!兵長!」」」」」

ノルヴィン『……』フフ

スタスタスタ


ペトラ「あぁぁ!!兵長に見ーらーれーたぁー!!」

グンタ「まあ、兵長は知ってると思うぞ」

ペトラ「そうだとしてもやだよぅ!もう!オルオのバカ!!」

オルオ「俺のせいじゃねぇだろ!?兵長の前で殴られた上に悪態つかれんのかよっ!」

エレン「あははは」

オルオ「お前は笑ってんじゃねぇ!」

エルド(……やっぱり団長だよな?あの猫。……黙っておいた方がいいか……)



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


ノルヴィン『……皆、上手くやってるみたいだな』

リヴァイ「まぁな」

ノルヴィン『調査兵団預かりになったがなかなか様子を見ることも出来なかったからな。安心した』

リヴァイ「……そんな事の為に来たのか?」

ノルヴィン『いけないか?』

リヴァイ「俺に聞くだけで済む話だろうが」

ノルヴィン『前にそれも聞こうと思ったんだがバタバタしてしまったし、今日は暇が出来たからな』

リヴァイ「だから暇が出来たんなら休め」

ノルヴィン『これでも私にとっては立派な休みなんだがな。――と、部屋に着いたぞ』

ガチャ


ハンジ「」スゥスゥ

リヴァイ「……」

ノルヴィン『……』

リヴァイ「人のベッドで寝てんじゃねぇよ」

ノルヴィン『……ちょっとの間だったんだが』

ハンジ「」スゥスゥ

リヴァイ「起きろ、ハンジ」ユサユサ

ハンジ「んん……あれ?寝てた」ゴシゴシ

リヴァイ「人の所で寝るんじゃねぇ」

ハンジ「いやぁ、エルヴィンがリヴァイの所に先に説明に行くって言ってたから、時間ずらして来てみたんだけどいないしさ」

いつも和ませてもらってる、ありがとうはこっちの台詞でもあるよ>>1


ハンジ「どうせすぐ戻るだろうと思って本読みながら待ってたらなんか寝ちゃった」アハハ

ノルヴィン『……疲れているんじゃないか?すまないな、連れてきてもらって』

ハンジ「あはは!違うよ!別に疲れてなんかいないし、こんな面白そうな事に付いていかないわけないじゃない!」

リヴァイ「……」

ハンジ「あ!もしかしてリヴァイ班に会った?」

ノルヴィン『ああ』

ハンジ「エルヴィンって事話した?」

リヴァイ「言うわけねぇだろ。ただの猫でハンジのいたずらだと言っておいた」

ハンジ「えぇぇー!ちょっとくらいビビるリヴァイ班見たかったのにぃー」

ノルヴィン『一瞬慌ててたけどな』

ハンジ「くっそぅ。見たかったー」


リヴァイ「……お前らは何しに来たんだ」

ノルヴィン『言っただろう。君らの様子を見に来たんだ』

リヴァイ「ならもういいだろ、帰れ」

ハンジ「冷たいなぁ。昼食くらい一緒にとったっていいじゃん」

リヴァイ「……エルヴィンはどうするつもりだ」

ノルヴィン『私はあっちに戻ってから食べるよ。遅い朝食だったから大丈夫だ』

リヴァイ「食ったらすぐ帰るんだな?」


ハンジ「もっといたいけどエルヴィン放置するわけにはいかないからね」

リヴァイ「そうか、ならすぐ昼食にしよう」

ハンジ「そんなに早く追い返したいのかよっ!」

リヴァイ「お前がいると何かしでかしそうなんでな」

ノルヴィン『まあ、確かに』

ハンジ「このやろう、人に連れてきてもらっておきながらっ!」



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


ペトラ「今日はハンジ分隊長も一緒に昼食とっていかれるんですね」

ハンジ「うん。今日の当番がペトラとかラッキーだわ!あなたの料理おいしいからね!」

ペトラ「えへへ、ありがとうございます」

ノルヴィン『……』ジッ

グンタ「あの猫、おとなしいですね」

リヴァイ「……まあな」

エレン「棚の上からずっと見てますけど……」

オルオ「人の手の届かない所にいやがんな」

エルド「……人に触られたくないんだろ」

ハンジ「気にしない気にしない。それより食べようぜぇー」


ペトラ「はい、兵長。お茶です」

リヴァイ「ん」

ペトラ「はい、ハンジさん」

ハンジ「ありがとー、ペトラ」

ペトラ「はい、みんな」

エルド「お、サンキュ」

グンタ「悪いな」

エレン「ありがとうございます」

オルオ「おい、俺のは?」

ペトラ「あれ?いるの?」

オルオ「おいっ!」

ペトラ「冗談だよ、はい」

オルオ「何なんだ」


エルド「食事時にじゃれるなよ」

ペトラ「じゃれてないよ!」

オルオ「うむ、食事時にじゃれるのはよくないな。後でな」

ペトラ「……ねぇ、エルド。こいつ根こそぎ削いでもいい?」

エルド「やめろ。じゃれるとか言って悪かった」

リヴァイ「……さっさっと座れ」

ペトラ「す、すみません。兵長」

オルオ「すみませんでした!」

エルド「申し訳ありません」

ノルヴィン『……』シッポファサファサ


ハンジ「まぁ、いいじゃん。楽しく食事しよう」

リヴァイ「暴れると埃が舞う」

ハンジ「細かいなぁー。そんなんじゃモテないよ?」

リヴァイ「……モテてどうすんだ」

ハンジ「えーそりゃ!……どうすんだろうね?遊び相手?」

グンタ「ごふっ!」

ペトラ「ぶふっ!」

エルド「……」ゴクンッフゥ…

オルオ「ぐっ……」

オルオ(おっしゃ!耐えた!!)

エレン「?」


リヴァイ「遊ぶ暇なんざねぇよ」

ハンジ「無いよねぇ。とは言えモテないのも寂しくね?」

リヴァイ「ねぇよ」

ハンジ「まぁ、リヴァイは昔ブイブイ言わせてたみたいだからそん時に遊び倒しt……」リヴァイ「黙れクソメガネ。削がれてぇのか」

グンタ「……やっぱり昔遊んでたのか……?」ヒソッ

エルド「元ゴロツキって噂があるからな……それが本当ならそうであってもおかしくないよな」ヒソッ

ペトラ(聞きたくない聞きたくない)ブンブン

オルオ(次の休みに都にでも……いやいや俺にはペトラが……)

エレン「……友人と遊ぶくらいの暇も無いんですか?」

ハンジ「!?」

リヴァイ「……」

リヴァイ班「「「「……」」」」


エレン「今は俺も友人にそう簡単には会えませんが……あ!俺のせいですよね……すみません」

グンタ「マジか」

エルド「頭に浮かばなかったんだろうな」

ペトラ「なんか自分が汚れてる気がしたよ」

オルオ「まだガキか……」

ペトラ「オルオ、後でぶっ倒す」

エレン「……?なんか変な事言いましたか?」

リヴァイ「……別に何も変な事は言ってねぇよ」

ハンジ「あひゃひゃひゃ!なんか凄い申し訳ない気分になったよ。ごめんごめん、昼間っからおかしな方向に行くとこだった」

リヴァイ「少しは自重しろ」

エレン「?」


エルド「ハ、ハンジ分隊長、この後はどうされるんですか?」

ハンジ「帰るよー。猫も連れて帰んなきゃね」

ノルヴィン『……』ジッ

グンタ「……なんか凄い見られてるな……」

エルド「……警戒してるのかもな」

ペトラ「もふもふしてて触り心地良さそうなのになぁ」ジッ

エレン「ですよねぇ」ジッ

ノルヴィン(……なんだかキラキラした目で見られてるな……)ツゥー


エルド「やめとけ、そんな目であの猫を見るな」

ペトラエレン「「?」」

エルド「あー……人嫌いなんだ、見てるだけでも襲って来るかもしれないからな」

ハンジ「……」

リヴァイ「……そうだな」

グンタ「……やっぱり……」ボソッ

エルド「黙っとこうぜ……」ヒソッ

ハンジ(ありゃりゃ。……二人にはバレたね。まあいいか)


ハンジ「ところでさ、エレン」

エレン「はい?」

ハンジ「リヴァイと一緒で平気?怖くない?」

グンタ「ごふっ!」

ペトラ「ぶふっ!」

エルド「がはっ!」

オルオ「ぶーっ!!ごほごほっ!!」

ノルヴィン(直球だな)ファサ

エレン「は?」

リヴァイ「……」


ハンジ「いやさ、審議終わった後ちょっと怯えてたでしょ?」

エレン「え、いや、あの……」オロオロ

エルド「ごほごほ!普通、ごほっ、本人がいる前で聞きますか?」

ハンジ「まあ、あの時理解はしてるって言ってたし」

ハンジ「あれから結構経ったじゃない?今はどうなのかなって。実は寝首掻いてやるとか思ってたりして」ケラケラ

エレン「そんなこと思っていませんよ!!思うわけないじゃないですか!」

ハンジ「そいじゃ平気なんだ?」

エレン「勿論!平気ですよ!あの時の事は俺の為だったと分かってますし、あれがなければ俺は今ここにいませんから……」

エレン「意外と優しいと知る事も出来ましたし、それに兵長は俺の憧れで――あ」


ハンジ「ほうほう」ニヤニヤ

ノルヴィン(意外と……か)

エルド「あー……言っちゃったな」ヒソッ

グンタ「本人の前で言っちゃったな」ヒソッ

エレン「いや、あの、その……///」

ペトラ「へぇーそうなんだねぇ」ニコニコ

エレン「ああ……うぅ///」

エルド「……まあ、調査兵団に入って人類最強に憧れないって奴も少ないよな」

グンタ「そうだよな」ウンウン

オルオ「それは全くその通りだが、俺の方が先だからな!!」

エルド「何を競ってんだ」


リヴァイ「…………」

ノルヴィン(リヴァイ……居心地悪そうだな)クスッ

リヴァイ「……」ジロッ

ノルヴィン(おっと)

エレン「――うああ///!でも、その!エルヴィン団長も!調査兵団をまとめあげていらして凄い方だと思いますし!」

リヴァイ「……」チラッ

ノルヴィン『……』ファサ

リヴァイ(……チッ、落ち着いてやがる)

グンタ「……落ち着くんだ、エレン」


エレン「ハ、ハンジさんだって巨人の研究されてて凄い方ですし!!」アワアワ

ハンジ「あははー!ありがとーエレン」

リヴァイ「……」

ノルヴィン『……』

ペトラ「エ、エレン、落ち着いて!」

エレン「そ、それに皆さんも!リヴァイ兵長に直に選ばれた精鋭ですし!!」アワアワ

オルオ「うむ、その通りだ」フンゾリ

ペトラ「オルオは黙れ」

エルド「うーん……むず痒い」


エレン「ただ、その!俺は巨人共をこの手で駆逐したくて!だから!リヴァイ兵長みたいに強くなりたくて!!それで!」パニック

グンタ「――エレン、いいから落ち着け」ポンッ

エレン「Σはっ!」


シーーン


エレン「……あ」///

エレン「あ゙あ゙あ゙ーー!!!」ガンッ!

ペトラ「ちょっ!今、机に思いっきり頭打ち付けたけど!?」

エレン「あああぁぁぁぁ!!」ガシガシ

ペトラ「エレンが壊れた!!?」

オルオ「勢いよく頭を掻きむしってやがる……」

ハンジ「ぶひゃひゃひゃひゃ!!あっはっはっは!!」バンバン!

リヴァイ「……」


エルド「気持ちはわかる。気持ちはわかるぞ、エレン」ポンッ

グンタ「俺もわかるぞ。だから落ち着け」ポンッ

エレン「///……もう逸そ誰か削いでください……」シクシク

オルオ「羞恥で生きる事を放棄すんじゃねぇ」

ペトラ「そうそう、オルオなんて羞恥の塊なのに生きてるんだから」ポンポン

オルオ「どういう意味だっ!」

ノルヴィン『……』フフ


ハンジ「あはは……。しかし、憧れてる人に思いっきり蹴られたんだね……エレン。可哀想に」

リヴァイ「……」

ハンジ「しかも手加減なしだし……」

リヴァイ「……」

ハンジ「歯は折られるし……」

リヴァイ「……」

ハンジ「膝蹴りだし……」

リヴァイ「……」

ハンジ「更には踏みつけられるし……」

リヴァイ「何が言いてぇんだ」

ハンジ「別にぃ。リヴァイの悪事を連ねただけだよ」ケラケラ

リヴァイ班((((そこまでやられてたのか……))))


リヴァイ「悪事じゃねぇし、多少の手加減くらいはした」

ハンジ「多少か」

リヴァイ「当たり前だ。本気でやっているように見せなきゃならんし、ズタボロにする必要があったしな」

エレン「……」

リヴァイ「……もうちょっと本気でやっても良かったかもな。元に戻るのなら」チラッ

エレン「じ、冗談ですよね」ビクッ

リヴァイ「冗談だ」ズズズズ

エレン「……」ホッ

ハンジ「冗談が怖ぇよ!」

エレン(あれで本気じゃない……本気でやられてたらここにはいなかったかもしれない……)ゾッ

ノルヴィン(……照れ隠しにしては言い過ぎだぞ。リヴァイ)



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

―――
――



ドカカッ!ドカカッ!


ハンジ「猫乗せて馬走らせるのってちょっと怖いねぇ。落ちないでね、エルヴィン」

ノルヴィン『うむ』

ハンジ「……今日の目的はリヴァイとエレンの関係観察ですか?エルヴィン団長殿」

ノルヴィン『妙に畏まるな、ムズムズする』

ハンジ「あはは!で、どうなの?」

ノルヴィン『まあ、そんな所だ。君が言っていたようにエレンはちょっと怯えていたからな』


ノルヴィン『大丈夫だろうとは思っていたが、直接確認したかったしな』

ハンジ「その為にわざわざ猫になったの?猫化薬かそうでないかくらい分かってたでしょ?」

ノルヴィン『まあ……な』

ハンジ「やっぱりエルヴィンも変人仲間だよねぇ」

ノルヴィン『は?』

ハンジ「何でもない」


ノルヴィン『……ちゃんと皆ともうまくいってるようだったな』

ハンジ「そうだねぇ。リヴァイ班は良い子達ばかりだよ。リヴァイは見る目あるね!」

ノルヴィン『そうだな。』

ノルヴィン『……リヴァイも馴染んでいたな、協調性には少し心配があったが安心した』

ハンジ「あはは!過保護だなぁ」

ノルヴィン『む、そうか?』


ノルヴィン『……今日は連れてきてもらって助かった』

ハンジ「あはは、気にしないでよ。どうせリヴァイに借りた本、返しに行かなきゃいけなかったし」

ハンジ「何よりこんな面白い事をハズすわけにはいかないねっ!」キラッ+

ノルヴィン『……ハンジ』

ハンジ「んー?」

ノルヴィン『大丈夫か?』

ハンジ「え?何が?私は元気だよ?」

ノルヴィン『……そうか』

ハンジ「あ!もしかして寝ちゃってた事気にしてんの?なんとなく心地よかったら寝ちゃうことってあんじゃん!」

ノルヴィン『……まあ、そうだな』

ハンジ「そうだよ」アハハ

ノルヴィン『……』


ハンジ「ところでさ、昨日はどうだった?投資家さん達」

ノルヴィン『ん?ああ……』

ノルヴィン(……話は通った。追加の出資は決まったが……)

ノルヴィン(兵器自体は前のめりで作らせていたから間に合う)

ノルヴィン(しかしかなりの無理を通した。もし失敗すれば……)

ノルヴィン『……』

ハンジ「エルヴィン?」

ノルヴィン『ああ、すまない。詳細は明日の会議で話すよ』

ハンジ「そう?」


ノルヴィン『明日は重要な会議になる。遅れるなよ、ハンジ』

ハンジ「ええ!会議に遅れた事なんか……なんか……」

ノルヴィン『……巨人についての文献を読みあさって遅れた事があったな』

ハンジ「……そ、そんなことあったっけー?」アハハ

ノルヴィン『……明日はリヴァイと一緒に来い』

ハンジ「……えー」

ノルヴィン『いいな?』

ハンジ「はーい……」



.

=========
中途半端な感じで猫エルヴィンおしまいwwいや、ごめ……。繋がってはいるので。

――ここからはリヴァハンのターン!ww
今回、前回、前々回の話が説明も無しに組み込まれてたりして不親切っ!多分なんかあったんだなーと思ってください……。スマソ。


>>313
しつこいようだけど言う。和んで頂けたようで嬉しいです。ありがとうございます!


てなわけで投下


【ハンジ「報いを受ける日」】


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

――調査兵団本部:104期猫化当日――


リヴァイ「……モブリット」

モブリット「あ、リヴァイ兵長、おはようございます。今日は会議でしたね」

リヴァイ「ああ。ちょっといいか?聞きたい事がある」

モブリット「なんですか?」

リヴァイ「お前もハンジに猫にされたらしいな」

モブリット「ああ!そうなんですよ!!栄養剤と言われたんですけど、怪しんで飲むのを躊躇してたら無理矢理飲まされました……」

リヴァイ「そうか」


モブリット「あれ?もって事はリヴァイ兵長も……?」

リヴァイ「……まあな」

モブリット「エレンとリヴァイ班だけじゃなかったんですね……ほぼ全員猫にしたんじゃないですか?あの人」

リヴァイ「かもな」

モブリット「まあ、猫になってる間、変わりに仕事してくださいましたから団長には言わなかったんですけどね」

リヴァイ「……」

モブリット「言っておけば良かったですね。そうしたら被害が少なかったかも知れませんし」

リヴァイ「同じだ。結局はやるだろ、あいつは」

モブリット「……確かに」


リヴァイ「そろそろ待機室に戻る」

モブリット「あ、はい。……お聞きしたいことってこの事だったんですか?」

リヴァイ「……被害状況を知りたくてな。場合によっては報いを受けてもらわねぇとな」

モブリット「あはは……程々にしてあげてくださいね」

リヴァイ「ああ、じゃあな」

モブリット「はい!また会議で」

リヴァイ「……」スタスタ

モブリット「……」



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

――待機室――


ペトラ「はい、兵長。お茶です」コトッ

リヴァイ「ん」ズズズ

リヴァイ(今日は皆が集まるから聞き出しやすいか……?)

ハンジ「みーんーなー!!!」

バッターン!!!

リヴァイ「うるせぇ」

ハンジ「ちょ!一大事一大事!!早く来てくんない!?」ゼェゼェ

ペトラ「ど、どうしたんですか?」

ハンジ「後で話すよ!!とにかく早く来て!!」


――この後104期の猫化が判明し、リヴァイ・ハンジは会議の為離脱する事となった。

.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


タタタタタタ!

医療班員「ハァ……調査……兵団所属、ハンジ・ゾエ分隊長……でありますか?」ゼェゼェ

ハンジ「医療班?まさかもう解毒剤出来たとか?」

医療班員「い、いえ。その……」ゴソッ

ハンジ「!」

リヴァイ「!」

シャムアニ『……』

ハンジ「また仔猫?」

リヴァイ「そいつも元人間か?」

医療班員「はい……実は」


カクカクシカジカエゾシカ

ハンジ「ありゃりゃー。じゃあ、この子もリヴァイ班に見ててもらおうか」

ハンジ「そいじゃ、連れてくよ」

医療班員「どこか教えてくだされば行きますよ?」

ハンジ「あなた達は解毒剤作りに集中して。急がなきゃいけないでしょ?」

医療班員「あ、はい!では……申し訳ありませんが宜しくお願い致します」ペコッ

ハンジ「任せとけ」グッ

医療班員「失礼致します」

スタスタスタ……


ハンジ「リヴァイ、ちょっとここで待ってて。ひとっ走り行ってくる」

リヴァイ「……先に行くぞ」

ハンジ「ダメだって!リヴァイと一緒に来いって言われてんだよ」

リヴァイ「何でだ」

ハンジ「何ででも!しかもちょっと遅れる可能性が出てきたから尚更待ってて!」

リヴァイ「?」

リヴァイ(いや待てよ……ここにいれば来る連中を捕まえ易いか)

リヴァイ「……わかった」

ハンジ「よし!そいじゃ行ってくるー!!」

タタタタタ……

リヴァイ「……」


ナナバ「あれ?ここで何してるの?リヴァイ」

リヴァイ「ちょっとな。……ナナバ」

ナナバ「何?」

リヴァイ「お前、ハンジに猫にされたらしいな?」

ナナバ「……知ってたか」

リヴァイ「ハンジが口を滑らしたからな」

ナナバ「あのバカ!」

リヴァイ「どうやって飲まされたんだ?」

ナナバ「いきなりお茶しようとか言うから付き合ったら、お茶に混ぜられてた。高級茶葉だよーとか言って」

ナナバ「結構大変だったよ。訪ねて来た兵士に撫でられたり……それ見てハンジは爆笑してるし」


ナナバ「まあ、その後、解毒剤が出来るまで私の仕事してくれたから許したけどね」

リヴァイ「……」

ナナバ「なんでこんなこと聞いてるの?」

リヴァイ「……エルヴィンに把握しておけと言われた」

ナナバ「ふぅん?」

リヴァイ「後で叱られるんじゃねぇか?」

ナナバ「じゃあ、仕事手伝ってくれた事強調しといて。本当に助かったから」

リヴァイ「……ああ」


ナナバ「じゃ、先に行ってるね」スタスタ

リヴァイ「……引き留めて悪かったな」

ナナバ「別に構わないよ」フリフリ

リヴァイ「……」

リヴァイ「!……ゲルガー」

ゲルガー「?」



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

―――
――



リヴァイ「……粗方聞いたな……」

リヴァイ(猫にされたほぼ全員が仕事を手伝ってもらってやがった……それ以外の奴にも何かと世話を焼いてたみてぇだな……)

ラシャド「リヴァイ兵長、おはようございます」

リヴァイ「ラシャド」

ラシャド「はい?」

リヴァイ「お前猫にされたよな?」

ラシャド「え?何故知って……」シマッタ!

リヴァイ「? 口止めでもされてたか?」

ラシャド「あ、いえ。寧ろ黙っていて欲しいとお願いしたんです」


リヴァイ「何故だ?」

ラシャド「え?詳しく知っておられた訳ではなかったんですか?」

リヴァイ「猫になった事しか知らん」

ラシャド「そ、そうなんですか……」

リヴァイ「何故だ?」

ラシャド「あー……その、かなり落ち込んでいた時で……」

ラシャド「ちょっと仕事でやらかしてしまって……それも新兵がやるような失敗を……」

ラシャド「そんな時にいきなり猫にされて……ハンジ分隊長に‘それなら猫のまま思う存分暴れてきたら?スッキリするよ’と言われて」


ラシャド「……思う存分暴れて来たわけです。人目気にせず叫んだり走ったり……どうせ猫なんで周りは何言ってるかわからないですし」

ラシャド「でもそれで本当にスッキリしてすぐ立ち直れたんです」

ラシャド「ハンジ分隊長には感謝していますし、誰かに知られたい内容でもないので黙っていて欲しいと望んだんです」

リヴァイ「そうか……話をさせて悪かったな」

ラシャド「あはは。いえ……。ところで何故この事を聞いたんですか?」

リヴァイ「ちょっとな。お前……ハンジの仕事を手伝えと言ったら手伝うか?」

ラシャド「え?ええ、勿論。出来る事ならなんでも」

リヴァイ「そうか。……暫くこの事は黙ってろ」

ラシャド「はい」


リヴァイ「……後で協力してもらうが構わねぇか?」

ラシャド「ええ、構いませんが」

リヴァイ「助かる。引き留めて悪かったな」

ラシャド「いえ、ではこれで……」

リヴァイ「ああ」

リヴァイ(……人の仕事を奪ったり励ましたり……忙しい奴だな……)

リヴァイ「……」


――タタタタタタ!


ハンジ「ごめん!リヴァイ、お待たせ!!」

リヴァイ「……戻ったか」スッ



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

―――
――



――あくる日:エルヴィン自室――


エルヴィン「うーん……」カリカリ

コンコン

エルヴィン「ん?誰だ?」

モブリット「モブリットです」

エルヴィン「ああ、入っていいぞ」

ガチャッ

モブリット「失礼致します」


エルヴィン「どうした?モブリット」

モブリット「朝から申し訳ありません。少しご相談が……」

エルヴィン「なんだ?」

モブリット「あの……ハンジ分隊長なんですが……」

コンコン

エルヴィン「また誰か来たな……」

ガチャッ


リヴァイ「……入るぞ」

エルヴィン「リヴァイ?朝からどうした」

リヴァイ「話が……モブリット?」

モブリット「おはようございます、リヴァイ兵長」

リヴァイ「……後にした方がいいか?」

モブリット「あ!出来ればリヴァイ兵長にも聞いていただきたいです。……きっと分かっている事とは思いますが」

リヴァイ「?」

エルヴィン「ハンジの事だそうだ」

リヴァイ「……あのメガネがどうした?」


モブリット「……ここのところ様子がおかしくて……」

リヴァイ「……いつもだろ」

エルヴィン「更に変なんだろう」

モブリット「そうなんです。何をしているのか、最近手が少しでも空いたり、自分の仕事が終わるとすぐ姿を消すんです」

モブリット「いつもなら終わった後も巨人の研究書を読み耽ったり、その場で寝てしまったりしているんですが……」

モブリット「それに……元気なように見せて、一人でいる時は凄く疲れたような顔をしているんです」

モブリット「聞いても元気だとしか言ってくれません……」

……今日で終わらせようと思ったのに。
なんかくそ真面目な展開になってら……なんでだ。前フリ長くてすまぬ。

もう寝る。明日来ます。おやすみノシ

毎度レスありがとうございます。……なんか店員みたいだなww


では投下!


モブリット「……ソニーとビーンが死んでからテンションもいつもより低めですし……」

モブリット「恐らくそれが原因なのでしょうが、どうにか休ませる事は出来ないでしょうか?」

エルヴィン「うむ……私も少し変だとは思っていた。エレンが巨人の研究をしていて凄いと称した時にも食い付かなかったしな……」

モブリット「ええ!?それは変ですよ!そんな事言われたら……」

モブリット「‘何々?巨人の研究に興味あるの?何なら私の研究室に来る?初めから全部話すよ?’」ニター

モブリット「……とか言って詰め寄りそうなものなのに!!」

リヴァイ「……今、似てたな」

エルヴィン「近くにいると似るものだ」

リヴァイ「ぞっとしねぇな」


モブリット「何とかならないでしょうか……?普通に休んでほしいと言ってもはぐらかされそうな気がしますし……」

エルヴィン「そうだな……彼女が万全でないのは困るしな。考えておこう」

リヴァイ「こっちも少し気にかけておく」

モブリット「ありがとうございます!」

モブリット「では仕事に戻ります。朝から申し訳ありませんでした。失礼致します」


――バタンッ


リヴァイ「……良い部下を持ってるな」

エルヴィン「そうだな」


エルヴィン「お前の話はなんだ?」

リヴァイ「……モブリットと同じだ」

エルヴィン「まあ、そんな気はしていた」

リヴァイ「それから前に俺を呼び出した時の話を聞きに来た」

エルヴィン「ああ……お前達の様子を知りたかったのと……後はモブリットと同じだな」

リヴァイ「お前もか」

エルヴィン「明らかに最近おかしいしな。やたらうろちょろしているし……それに悪戯にしては猫にされた人間が多過ぎる」

リヴァイ「……仕事を全て自分が背負い込んでるらしい」

エルヴィン「……なるほど。……私の猫化もハンジが関わっていたようだしな」


リヴァイ「……猫化薬はまだあるんだろう?」

エルヴィン「ああ」

リヴァイ「……栄養剤との見分けは付いたのか?」

エルヴィン「一度飲めば匂いで分かる。別けてあるよ」カチャカチャ

リヴァイ「そうか、それを使って――」

リヴァイ「……ちょっと待て。なら何故二回も猫になった?」

エルヴィン「……」


リヴァイ「事故じゃねぇのかよ」

エルヴィン「細かい事は良いじゃないか。ほらっ、猫化薬だ」

リヴァイ「細かくねぇよ」

エルヴィン「で、それを使ってどうするんだ?」

リヴァイ「話を反らすんじゃねぇよ。それに大体予測ついてんだろうが」

エルヴィン「まあな、それはリヴァイに任せるよ」

リヴァイ「あ?モブリットに任せときゃいいだろうが」

エルヴィン「……部下に弱音は吐けないんじゃないか?」

リヴァイ「……」

エルヴィン「私は忙しいしな」


リヴァイ「エレンのお目付け役があるんだが……」

エルヴィン「エレンは城だし、リヴァイ班がいるからな。元々リヴァイだけで四六時中監視している訳ではないしな」

リヴァイ「……」

エルヴィン「やり方は好きにしたらいい。任せたぞ」ポンッ

リヴァイ「……俺の考えってのは他の奴等には黙ってろよ」

エルヴィン「知られたら照れ臭いか?」

リヴァイ「黙れ」

エルヴィン「ははっ!」

リヴァイ「……チッ」ミケンニシワー

エルヴィン(……それに……しょっちゅう城に行っているという事は、無意識にリヴァイに助けを求めているんじゃないかと思うしな……)



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

―――
――


コンコン!

リヴァイ「入れ」

ガチャッ

リヴァイ「ハンジ、来たか」

ハンジ「ラシャドに言われて来たけど、何か用事だってー?」

リヴァイ「ああ、まあな」カチャン

ハンジ「お!お茶ありがと。リヴァイに呼び出しくらうとか珍しいなぁ」


リヴァイ「……とりあえず飲め」

ハンジ「ん?」

リヴァイ「いい茶葉が手に入ったらしい。飲んどけ」

ハンジ「ふぅん。いい茶葉か……一気飲みしたれ!」ゴクゴク

リヴァイ「やはりそう来たか」

ハンジ「ん、何か変な味?でも、すぐ二杯目いくから!!」ゴクゴク

リヴァイ「……好都合だ」


ハンジ「えっ?」ゴクン

ボフンッ

茶トラハンジ『!?』

茶トラハンジ『なっ!?コレ、どういう事!?』

リヴァイ「……お前にはこれまでの報いを受けて貰う」

茶トラハンジ『報いって……やらかすたんびに受けてたじゃんかー!!』

リヴァイ「……そっちの報いじゃねぇよ」

茶トラハンジ『へ?』


リヴァイ「猫になった奴等に聞いた」

リヴァイ「……お前は他の奴等の仕事を奪い過ぎだ」

茶トラハンジ『……』

リヴァイ「……例の捕獲した二体の巨人……」

茶トラハンジ『ソニーとビーンだよ』

リヴァイ「毎回言ってるが名前付けんじゃねぇよ」

茶トラハンジ『名前ないと分かりにくいじゃん』

リヴァイ「……まあいい」

リヴァイ「奴等が殺されてからだろう?猫化薬なんて馬鹿げた物を作らせて暴れ始めたのは」

ハンジ『それは……』


リヴァイ「猫にされた奴全員に聞いて回ったが殆ど同じ事を聞かされた」

茶トラハンジ『全員に聞いたんだ……』

リヴァイ「……猫になっている間、ハンジが変わりに仕事をしてくれた、とな」

茶トラハンジ『……』

リヴァイ「中には事故を装ったようなものもあったが、全部わざとだな?」

茶トラハンジ『……事故だよ』

リヴァイ「くだらねぇ嘘つくんじゃねぇよ」

茶トラハンジ『……』


リヴァイ「お前、見た目以上にへこんでやがるな?」

茶トラハンジ『……ふっ!あっはははは!!いやぁバレちゃった?』

リヴァイ「!」

茶トラハンジ『そんなへこんだりはしてないけどさ、皆への手伝いバレちゃうとか恥ずかしいなぁー!』アハハ

リヴァイ「……」

茶トラハンジ『いやさ、皆忙しいじゃん?私とかあの子達が殺されちゃったから暇出来ちゃったし、手伝おっかなぁって』

茶トラハンジ『でもただ手伝うだけじゃつまんないでしょ?どうせならリヴァイの為に作らせた猫化薬活用したれ!と思ってさ』

茶トラハンジ『趣味と実益を兼ねた素晴らしい作戦ではない?』

リヴァイ「……」

茶トラハンジ『……えーっと、リヴァイさん?反応無いのはちょっと寂しいよ?』


リヴァイ「……くだらねぇ嘘をつくなと言っただろうが」

茶トラハンジ『……』

茶トラハンジ『……嘘じゃ……』フイッ

リヴァイ「お前の気遣いが嘘だと言ってる訳じゃねぇ。落ち込んでるならそう言え。今なら何を言った所で他の奴には分からねぇんだ」

茶トラハンジ『あ……べ、別に落ち込んでなんかいないってー』ケラケラ

リヴァイ「……落ち込んでいる奴を励ますくせに自分は放置されたいのか?……されたままにされると思ってんのか?」

茶トラハンジ『……ね、猫化を励ます材料にどうやってするのやらー』

リヴァイ「……」

リヴァイ(……言う気はねぇ……か)


リヴァイ「……」チッ

リヴァイ「……お前も大概弱ぇな」

茶トラハンジ『!?』

リヴァイ「二匹の巨人が殺されたぐれぇでへこむなんざ」

茶トラハンジ『な!?へこんでないって言ってんじゃん!』

リヴァイ「大体巨人なんぞ殺す為のもんだろうが。殺されて当然だろ。何なら俺が殺ってたぐれぇだ」

茶トラハンジ『――っ!?』

リヴァイ「以前捕まえた巨人はお前がいじくり倒して殺したじゃねぇか。本当は殺したかったんだろ?」


茶トラハンジ『……黙りなよ……』

リヴァイ「……黙らねぇよ。巨人を殺した奴はよくやったな。本来なら誉められるべきだな」

茶トラハンジ『リヴァイ……いい加減に……』プルプル

リヴァイ「……大体クソ巨人共なんざ研究する価値もねぇよ」

茶トラハンジ『――ふっざけんな!!!』

リヴァイ「……」


茶トラハンジ『価値がない?そんなのやってみなきゃ分かんないでしょ!?リヴァイに何が分かんの!?』

茶トラハンジ『以前の子達は確かに誤って殺してしまったよ!?でも実験を試みた結果だ!!無駄じゃない!!』

リヴァイ「……」

茶トラハンジ『……巨人の捕獲なんてそうそう出来ない!……今回は以前の反復だけで新しい実験は一つも出来なかった!!』

茶トラハンジ『あの子達が殺されたせいでまた、巨人の秘密が遠ざかるんだよ!?』


リヴァイ「……」

茶トラハンジ『今回はエレンっていう大きな謎を持った子が現れたけど、彼を今までの巨人のように扱うわけにはいかない』

茶トラハンジ『次の壁外調査はすぐだし、彼をどうにかするには時間がない。それに彼自身は何も知らない』

茶トラハンジ『だからあの巨人達でギリギリまで実験をしたかったんだ!!でないと……』


茶トラハンジ『……少しでも巨人の事が分かれば亡くなる兵士も減るかもしれない……巨人の事が分からないと……何も変わらない……』

リヴァイ「……」

茶トラハンジ『なのにあの巨人を殺したのは同じ兵士だって言うし!!』

茶トラハンジ『憎いのは分かるよ!?これでも私も同じ気持ち持ってるし!でももう、ただ殺していくだけじゃダメなのに……』


茶トラハンジ『……確かに無駄に終わる事かもしれないけど……』

茶トラハンジ『それに……あの巨人達が殺されたのは違う理由も考えられる。もしそうなら私のやってきた事が間違っていなかった証拠かもしれない』

茶トラハンジ『だから尚更悔しいんだよ!!』バンッ


茶トラハンジ『……でもこんなこといつまでも愚痴愚痴言うわけにはいかないじゃない!?もうすぐ壁外調査だし!』

茶トラハンジ『上に立つ人間がそんなんじゃ士気に関わる!!それに私は!……黙っててもきっと……立ち直れるし……』グッ

茶トラハンジ『……っ』

リヴァイ「……」

茶トラハンジ『……』グシッ

リヴァイ「……少しはすっきりしたか?」

茶トラハンジ『……ん』


リヴァイ「……腹に抱えたままじゃ立ち直れるもんも立ち直れねぇだろ」

茶トラハンジ『……ん』

リヴァイ「……お前がやってる事を無駄だとは思ってねぇよ」

茶トラハンジ『……』

リヴァイ「……数年前からお前がやって来た事は皆が見てる。どれだけそれに身を費やしてるかもな」

リヴァイ「……期待だってしている。このクソみてぇな現状をどうにか変えられる可能性にな」

茶トラハンジ『……うん』

リヴァイ「……悪かったな」

茶トラハンジ『……あはは!いいよ!分かってる。私に吐き出させる為だったんでしょ?』

リヴァイ「……」


茶トラハンジ『はは……やっすい挑発に乗っちゃったなぁ』

リヴァイ「……疲れてんだろ……。だがもう他人の仕事で気を紛らすな」

茶トラハンジ『……別に気を紛らわせてただけじゃ……』

リヴァイ「……さっきも言ったがお前が気遣ってんのも分かってる」

リヴァイ「だが、少しくらい自分にも気を遣え。でねぇと壁外調査の前に倒れるぞ」

茶トラハンジ『……単にさ、ほら、ソニーとビーンを研究する筈だった時間が余っちゃったし……その時間で皆の体調とか精神的なものの回復の手伝いをさ……』

リヴァイ「このクソ忙しいのにあの人数を相手にする暇があるわけねぇだろ」

茶トラハンジ『……』


リヴァイ「……お前、最近まともに寝れてねぇだろ?」

茶トラハンジ『……』

リヴァイ「以前俺の班を猫にした時も夜中に起きてたよな。あれ、あの時間まで寝たふりしてたろ?」

茶トラハンジ『……』

リヴァイ「いくらなんでもあんだけ暴れて、あんな長い間寝たふりしてると普通だったら寝ちまう筈だがな……」

茶トラハンジ『……』

リヴァイ「無言は肯定だな。……今日、お前は猫のままだ」

茶トラハンジ『え?でも仕事が……』


リヴァイ「お前の仕事は、今までお前に猫にされた奴等がやれる事を分担してやる事になってる」

茶トラハンジ『な!?』

リヴァイ「全員自ら望んで協力してくれてる。それに人数が多いからな、一人一人の仕事はたいした負担にはなってねぇよ。安心しろ」

リヴァイ「……他人の体調や気持ちを気遣う前に自分を万全しやがれ。馬鹿が」

茶トラハンジ『は……』ポカンッ

茶トラハンジ『……』…ポロッ


茶トラハンジ『……ふぇ』ポロポロ

リヴァイ「?」

茶トラハンジ『うぇぇぇ』ダー

リヴァイ「!?」

茶トラハンジ『うわぁぁぁん』ダバダバ

リヴァイ「な、何泣いてやがんだ」

茶トラハンジ『皆優し過ぎだし、リヴァイも普通に優しいーー!!』ウワァァン

リヴァイ「ふつ……なんだそりゃ」

茶トラハンジ『うぇぇぇ!』

リヴァイ「…………」

茶トラハンジ『ヒックヒック』グスグス

リヴァイ「……」


リヴァイ「……」ポフッナデナデ

茶トラハンジ『!』

茶トラハンジ『……ふぇぇぇ』

リヴァイ「……まだ泣くのか」ナデナデ

茶トラハンジ『収まりかけた所で撫でるからぁー』ウェェェン

リヴァイ「……どうしろと」ナデナデ

茶トラハンジ『うわぁぁぁぁん!』ダバダバ

リヴァイ「……」ナデナデ



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


―――
――



茶トラハンジ『……ぐす……ぐす』

リヴァイ「……落ち着いたか?」

茶トラハンジ『ん……ヒック……なん……とか』

リヴァイ「……とっとと晒け出しちまえば良かったんだ」

茶トラハンジ『なんか……ヒック……リヴァイには言われたくない』

リヴァイ「……」


リヴァイ「……もう寝ろ。あっちに寝場所作ってある」

茶トラハンジ『……リヴァイの……ヒック……膝がいい』ボソッ

リヴァイ「あ?」

茶トラハンジ『リヴァイの膝がいい』ヒック

リヴァイ「…………」

茶トラハンジ『じゃないと多分眠れない』ヒック

リヴァイ「……なんでだ」

茶トラハンジ『……あの時、絶対リヴァイより早く起きれる自信があったんだよ』


茶トラハンジ『……ずっと眠りが浅かったから。でもさ、結果はあの通りだったでしょ?』

リヴァイ「……」

茶トラハンジ『……余計な事は思い出さないでよ?』

リヴァイ「……いちいちうるせぇな」

茶トラハンジ『あひゃひゃ!まあ、なんか落ち着くんだよ。リヴァイの側が』

リヴァイ「……」

茶トラハンジ『そういや、この前リヴァイの部屋で本読んでた時も寝ちゃってたね』


茶トラハンジ『何か癒すものでも出してんの?』

リヴァイ「んなもん出てるわけねぇだろ」

茶トラハンジ『んふふー多分出てんだよ』

リヴァイ「……なんだそりゃ」

茶トラハンジ『あはは……だからさ、リヴァイの膝がいい』

リヴァイ「……」

リヴァイ「……」スッ

茶トラハンジ『……』ストッ

リヴァイ「……これで寝れんだろ」ナデナデ

茶トラハンジ『……うん。ありがと、リヴァイ』ゴロゴロ

リヴァイ「…………チッ」



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

――――
―――
――


茶トラハンジ『』スゥスゥ

リヴァイ「……」カリカリ

茶トラハンジ『』スゥスゥ

リヴァイ「……よく寝てんな……」カリ…

――皆優し過ぎだし、リヴァイも普通に優しいーー!!

リヴァイ「……」

リヴァイ「……お前が一番優し過ぎだろ」…ナデ


コンコン

リヴァイ「……」ビクッ!

リヴァイ「誰だ?」

エルヴィン「入るぞ、リヴァイ」

リヴァイ「……ああ」

ガチャッ

エルヴィン「……」

エルヴィン「……ハンジを膝に乗せたまま仕事か」

リヴァイ「……いつの間にか寝ていやがった」


エルヴィン「モブリットが心配してた通りだな。かなり疲れてるだろ、ハンジは」

リヴァイ「……そうだな。すぐに寝入ったし、多分ちょっとやそっとじゃ起きねぇだろうな」

エルヴィン「……起きるまで寝かしておいてやるか。リヴァイの足は痺れるだろうがな」クッ

リヴァイ「……チッ」

エルヴィン「そうだ。私の分は終わったぞ」パサッ

リヴァイ「ああ」

エルヴィン「……」ジッ

エルヴィン「……終わったものは私の所に持ってくるようにしておくか?」

リヴァイ「?」

エルヴィン「次から次に持ってこられたらハンジが起きるかもしれないだろ」


リヴァイ「……」ジッ

茶トラハンジ『』スゥスゥ

リヴァイ「……」フッ

リヴァイ「……そうだな」

エルヴィン「ふっ」ニコッ

リヴァイ「なんだ?」

エルヴィン「いや。じゃあ、もう私は行くな?」

リヴァイ「……ああ」

バタンッ

カッカッカッカッ……

エルヴィン(……リヴァイでもあんな優しい目をする事があるんだな)クスッ



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

―――
――



リヴァイ「……チッ」

ハンジ「ふふふふ」

リヴァイ「……なんだ?」

ハンジ「今度はリヴァイが報いを受ける番だね!」ニヤニヤ

リヴァイ「なんの報いだ」

ハンジ「いきなり人を猫にした報いだよ!」ビシィッ

リヴァイ「てめぇに言われたかねぇな」ミケンニシワー

ハンジ「ふふふ、どんなに意気がろうと無駄だね!」


ハンジ「おっとそうだ!邪魔が入らないように鍵しめておこう」ガチャ

リヴァイ「……てめぇ、くだらねぇマネしやがったら後で十倍返しにしてやるからな」ギロッ

ハンジ「ふっふっふっふ」ジリジリ

ガタッ……

リヴァイ「……」シビシビ

リヴァイ「……チッ」

ハンジ「かーくごー!!」

リヴァイ「何を――」

やべっ!ミスった!!>>397から投下し直す!


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


―――
――



リヴァイ「……チッ」

ハンジ「ふふふふ」

リヴァイ「……なんだ?」

ハンジ「今度はリヴァイが報いを受ける番だね!」ニヤニヤ

リヴァイ「なんの報いだ」

ハンジ「いきなり人を猫にした報いだよ!」ビシィッ

リヴァイ「てめぇに言われたかねぇな」ミケンニシワー

ハンジ「ふふふ、どんなに意気がろうと無駄だね!」


ハンジ「足が痺れて満足に動くことの出来ない今のリヴァイにはね!!」プッスゥ!

リヴァイ「だから眉間に指を刺すんじゃねぇ」ベシッ

ハンジ「ぁいてっ!……このやろう!」チョン

リヴァイ「――っ!」シビシビ

ハンジ「ふふふ」ゲスガオ

リヴァイ「何ってツラだ、てめぇ……そりゃあ」

ハンジ「ふふふ……あははは……あーはっはっは!」

リヴァイ「……どこの悪党だ」

ハンジ「ふふふ!誰も助けには来てくれないよ?リヴァイ」

リヴァイ「助けなんざいらねぇよ」


ハンジ「おっとそうだ!邪魔が入らないように鍵しめておこう」ガチャ

リヴァイ「……てめぇ、くだらねぇマネしやがったら後で十倍返しにしてやるからな」ギロッ

ハンジ「ふっふっふっふ」ジリジリ

ガタッ……

リヴァイ「……」シビシビ

リヴァイ「……チッ」

ハンジ「かーくごー!!」

リヴァイ「何を――」


――ガバッ!ギュッ

リヴァイ「――っ!?」

ハンジ「……」ナデナデ

リヴァイ「…………何のつもりだ?」

ハンジ「抱き締めて頭撫でてるつもりだけど?」

リヴァイ「……俺はガキか」

ハンジ「……背丈的には……そうでもないか?」

リヴァイ「削ぐぞ」

ハンジ「あははは!」

リヴァイ「耳そばで笑うんじゃねぇ。うるせぇ」


ハンジ「うん……」ギュッ

リヴァイ「……何だ?」

ハンジ「ありがとね」

リヴァイ「……」

ハンジ「聞いてくれて嬉しかったよ。……悪態もついちゃったけどね」アハハッ

リヴァイ「気にしてねぇよ。……俺の方が酷ぇこと言ったしな」


ハンジ「あははっ!私も気にしてないよ。……本当、リヴァイは見た目によらず……‘甘い’んだから」

リヴァイ「……うるせぇな。それはやめろと言っただろうが」

ハンジ「普通に‘優しい’がいい?」ニヤニヤ

リヴァイ「……違ぇよ。……いい加減離れろ」

ハンジ「もうちょっとー」ギュー

リヴァイ「はぁ。……もう、好きにしろ」チッ

ハンジ「んふふ」



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

―――
――


――数日後――


ハンジ「ふはははは!こいつぁ滾(たぎ)る!滾るぜぇぇぇ!!」

モブリット「ハンジ分隊長!!壁から落ちますって!!」アワアワ

ハンジ「ええい!!邪魔をするなモブリット!!」

ハンジ「今私は門の近くにいる巨人の観察を行っているんだ!!より近くで見ないでどうする!!」

モブリット「壁から落ちたらどうもこうもないでしょうが!!」


ハンジ「いいか!モブリット!!次の壁外調査ではここを通るのだ!

ハンジ「ある程度の巨人の把握をし、多少なりとも作戦を立てておかなければならない!」

ハンジ「近くに集めてしまわないようこっそりとな!」

モブリット「あんたが一番騒がしいんですよ!!下がってください!!」

ハンジ「おほぉ!?あれは奇行種か!?」

モブリット「皆!ハンジ分隊長を引っ込ませてくれ!!」

調査兵達「「はい!」」

ハンジ「うぉぉ!離せぇぇ!!」ジタバタ

モブリット「……まったく」ゼェゼェ

リヴァイ「……大変そうだな」


モブリット「リヴァイ兵長!」

リヴァイ「……ギリギリまで休ませない方が良かったか?」

モブリット「あはは。いやまぁ……ハンジ分隊長はああでないと……」

リヴァイ「……」

モブリット「リヴァイ兵長……ありがとうございました」ペコッ

リヴァイ「……たいした事はしてねぇ」

モブリット「……発案はリヴァイ兵長だとお聞きしましたよ?」

リヴァイ(……エルヴィンの野郎め、黙ってろと言っただろうが)チッ


モブリット「……私しか知りませんから」ニコッ

リヴァイ「……」

モブリット「お陰様ですっかり元のハンジ分隊長です」

リヴァイ「……そりゃあ迷惑な話だな」

モブリット「ははっ。確かに」

ハンジ「うおおぉぉ!?なんだあの巨人!!腹でけぇ!!」

ラウダ「ハンジ分隊長!!」アワアワ

ラシャド「落ち着いてください!!」アワアワ

リヴァイ「……お前が行った方がよくないか?」

モブリット「……同じだとは思いますが……行ってきます……失礼致します、リヴァイ兵長」

リヴァイ「ああ」



モブリット「ハンジ分隊長!落ち着いてくださいよ!!」

ハンジ「うるさーい!!久しぶりに巨人が見れるんだ!!見させろー!!」ジタバタ


リヴァイ「……」

リヴァイ(……休ませ過ぎたか?)


モブリット「あんた死にたいんですか!?」

ハンジ「見るだけだっつの!!」

モブリット「見るだけならまだしもあんた身を乗り出すじゃないですか!!」


ハンジ「だからより近くで見たいって言ってるだろうが!!――あっ」

ハンジ(リヴァイ?来てたんだ)ジッ

モブリット「ハンジ分隊長?」

ハンジ「隙ありー!!」ダダッ!

モブリット「ハンジさん!!」

ハンジ「うっはー!!巨人だー!!」グラッ

ハンジ「!?」

モブリット「危ない!」ガシッ

ハンジ「うわっ」ドサッ

モブリット「な、何やってんですかー!!!」


ハンジ「あはははは!!危ねぇ!!」

モブリット「危ねぇじゃないですよ!!生き急ぎだって言ってるでしょうがっ!!」

ハンジ「立体機動つけてるから大丈夫だって!ぶひゃひゃひゃひゃ!!!」

モブリット「そういう問題じゃありません!!」

モブリット「元気になられたのは結構ですが……!」

――クドクドクド……

ハンジ(モブリットの説教長いなぁ)ミミホジホジ

モブリット「聞いてるんですか!?ハンジ分隊長!!」

ハンジ「聞いてる聞いてる」

ラシャド「……寧ろモブリットの方が心配だな」

ラウダ「なるべく補佐していこう……うん」


リヴァイ「――いい加減自分を少しは抑えろ」

ハンジ「およ?リヴァイ」

モブリット「リヴァイ兵長!帰られたのでは?」

リヴァイ「見兼ねてな……」

モブリット「あはは……」

リヴァイ「本当にこれで良かったか?モブリット」

モブリット「……ええっと……ええ……そう……ですね」

リヴァイ「迷いまくりじゃねぇか」


ハンジ「あ!そういやさーリヴァイ」

リヴァイ「なんだ」

ハンジ「あの時くだらねぇマネしたら十倍返しとか言ってたけど……」

ハンジ「あれはくだらなくなかったのかな?」ニヤニヤ

リヴァイ「…………さあな」チッ

モブリット「?」

ハンジ「あ、だけどあれの十倍返しって……」

リヴァイ「……」


ハンジ「……頭は禿げ上がり、背骨が折られる!?」ガクガクブルブル

リヴァイ「……なんでそうなる」

モブリット(ハ、ハンジ分隊長、リヴァイ兵長に一体何をっ!?)ガクガクブルブル

リヴァイ「……無駄に怯えられてるじゃねぇか。どうしてくれんだ」

ハンジ「いいじゃん!人類最強だし」

リヴァイ「意味がわからねぇよ」


ハンジ「あ、そうだ。はい」スポッ

リヴァイ「!?」

モブリット「!!?」

リヴァイ「……なんのマネだ」スポッ

ハンジ「あ!外さないでよ猫耳カチューシャ」

リヴァイ「外すに決まってんだろうがクソメガネッ!!」バシッ

ハンジ「ぁいてっ!投げつけないでよ」

モブリット「……」プルプル

モブリット(笑ってはいけない笑ってはいけない……)


ハンジ「せっかく最初の猫耳リヴァイが見たいっていう望み叶えようと思ったのに……まあちょっと叶ったからいいか」

リヴァイ「……あれも本気だったのか」

ハンジ「ちょびっとね。……はっ!」

リヴァイ「なんだ?」

ハンジ「もし次巨人を捕まえることが出来たなら巨大な猫耳カチューシャを作ろう!!」

リヴァイ「……」


ハンジ「きっとかぁーわいいだろうなぁー」キラキラ

リヴァイ「……もう一度聞くがモブリット……本当に、良かったか?」ミケンニシワー

モブリット「…………ちょっと考えさせてください……」ズキズキ

ハンジ「うふふふ、たーのしみだなぁー♪」ウキウキ



――その後、壁外調査までの間ハイテンションなハンジによる奇行が続く事となった。


ハンジ「うわははははは!!!」

リヴァイ「……モブリット……」

モブリット「後悔してます」キッパリ



.

途中でレスくれた方ありがとう。救われた。ちょっと寂しかったからww

てなわけでおしまいです……



……が!ww
このスレで終わらせると言いました。終わらせるということはそういうことで……。
これ書いたらわかる。10巻までのネタバレ有りです。救いはある……はず。
……馬鹿みたいに長くなってんなぁ。まあいいか!最後まで好き勝手にやると決めた。ここまでお付き合いくださった方、本当にありがとうございます。


投下します。


――【アニ】――


――決めたんだ。いや、以前から決めていた事なんだ。変えない……変えられない。私は故郷に、父さんの所に帰るんだ。
その為なら……私はためらわない……ためらっては……いけない。


ドォドォドォドォ!

―――この大きさだと人が小さく、まるで虫のよう。……そう虫。これは人じゃない。


ペトラ「背後より増援!」

女型巨人「……」ドォッ!ズリィィ

女型巨人「……」ブチッ!バチャッ

――人じゃない。

オルオ「――俺達が殺るべきです!」


――エレン、見つけた!エレン、エレンを連れ帰る事さえ出来れば……!!エレンさえ、エレン、エレン……

リヴァイ「全員、耳を塞げ」

バシュッ!キィィィィ!!

女型巨人(音響弾?)

エルヴィン「――撃て!!」

――――しまった。捕まった。……やるしかない……。

女型巨人「……きぃやぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


――――うまくいった。エレンを探さないと。……煙弾はあれか……。

グンタ「……誰だ?」

「……」ヒュンッ!

エレン「グンタさん!?」

「……」ヒュッ

ペトラ「……最低でも刺し違えてやるから!!」ギリッ

「……」ガリッ

――カッ!

エレン「――我が班の勝利を信じています!!」


――ザクッ!ザクッ!

女型巨人「……」ヨロッ

――両目ともやられた。腕も……さすが精鋭だね。でも……。

エルド「次は首だ!!」ギュィィ!

女型巨人「……」ギュルン!バクッ!

「「エルド!!」」

女型巨人「……」ドォドォドオ

ペトラ「片目だけ優先して早く治した!?」

オルオ「ペトラ!!早く体勢を直せ!!――ペトラ!!」


女型巨人「……」ブチュッ!

オルオ「……オイ」カッ

オルオ「……死ね」ギュィィ!

女型巨人「……」ビキビキ

ガッ……キンッ!

オルオ「……なぜだ……刃が通らねぇ」

女型巨人「……」ドォ!バシッ!

エレン「――こいつを」

エレン「殺す!!」ガリッ!


――エレン。あんたを連れて行く。その為に私は……。

女型巨人「……」ブチッ!パキパキ

ミカサ「待て!!」

リヴァイ「……同じだ。一旦離れろ」ドッ

――この人は桁が違う。目も片腕もあっという間だ。ミカサにも随分やられた。

――エレンを奪われた。もう追えない。

リヴァイ「おい!!ずらかるぞ!!」


――覚悟は決めていた


グンタ『……君はおとなしくて助かる』


――だから何もかも……


エルド『なんか上品な猫だよな』


――切り捨ててきたんだ


ペトラ『本当?ありがとうアニ』


――なのに


オルオ『アニは綺麗な猫だからな、より丁寧しねぇとな……』


――なの……に


女型巨人「……」

リヴァイ「!?」

女型巨人「……」…ツゥ


――…………ごめん……なさい。



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

――【ライナー、ベルトルト】――


ライナー「……失敗したな」

ベルトルト「そうだね……」

ライナー「……エレンを守ってたあの先輩方は亡くなったらしい」

ベルトルト「…………そう……らしいね」




グンタ『今期は優秀な奴が多いみたいだからな。楽しみだな』

エルド『大丈夫か?ライナー、ベルトルト』

ペトラ『私達も一度猫になった事あるから大体わかるよ。安心してね』

オルオ『落ち着けクソ新兵どもぉぉー!!!』



.


ライナー「……」

ベルトルト「……ライナー、泣いてるの?」

ライナー「泣いていない」グシッ

ベルトルト「……ライナー。僕達は……兵士じゃない」

ライナー「わかってる」

ベルトルト「……戦士なんだ」

ライナー「わかってる!!」

ベルトルト「……ごめん」

ライナー「……」

ベルトルト「……」

ライナー「……次を……考えないとな……」

ベルトルト「……そうだね……」



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


――エレン引き渡し二日前――


調査兵「――では、こちらで暫くお待ちください」

バタンッ

リヴァイ「……」

エレン「……」

リヴァイ「……座るか」カタンッ

エレン「……はい」スタスタ、カタンッ


リヴァイ「……離れた所に座るんだな」

エレン「……その席は……皆さんの……」

エレン「……グンタさんとエルドさん、ペトラさんとオルオさんの……席ですから」

リヴァイ「……」

エレン「……」




グンタ『エレンは無邪気だな』

エルド『今日のエレンはためらいがないなー』

ペトラ『エレン、子供みたいだねー』

オルオ『お前もなかなかの毛並みだ!兵長には及ばんがな!』



.


エレン「……」

リヴァイ「……」

リヴァイ「遅ぇな……」

エレン「……」

リヴァイ「エルヴィンの野郎共……待たせやがって。憲兵が先に来ちまうぞ……」

リヴァイ「……」

エレン「……」

リヴァイ「大方……クソがなかなか出てこなくて困ってんだろうな」

エレン「ハハハ……」


リヴァイ「……」ズズズ

カチャン

エレン「兵長……今日は……よく喋りますね」

リヴァイ「バカ言え。俺は元々結構喋る……」

エレン「……すいません。俺が……あの時……」

エレン「選択を間違えなければ……こんなことに……」

エレン「兵長にも怪我まで……」

リヴァイ「……」

リヴァイ「言っただろうが。結果は誰にもわからんと」

エレン「……」

リヴァイ「……」


リヴァイ「……そういえばな」

エレン「はい?」

リヴァイ「あいつらの遺品を城から運び出す時にハンジが仔猫を拾った」

エレン「仔猫……まだお城の周りにいたんですか」

リヴァイ「ああ。それでな、拾った仔猫は全部で四匹……種類は――――だ」

エレン「……え……」

リヴァイ「……ハンジの知り合いに里親を探してもらう筈だったが、その知り合いが四匹とも気に入ってな」

リヴァイ「今、四匹ともその知り合いの所にいる」

エレン「……」


リヴァイ「……そこに行けそうにねぇってツラだな」

エレン「……憲兵団に引き渡される事が決まってますし……」

リヴァイ「……エルヴィンの野郎がなんとかするだろ。それを聞く為に俺らはここで待ってんだろうが」

エレン「……」

リヴァイ「……すぐには無理だろうが……いつになるかわからんが行けるようになれば行ってみるといい」ズズズズ

エレン「……はい。その時は必ず」


リヴァイ「……お前が撫でれば即座に全員ゴロゴロ言うだろうな」コトッ

エレン「ハハ……どうでしょうね……」

リヴァイ「……言うだろ。言わせろ。命令だ」

エレン「……無茶いいますね」

リヴァイ「……無茶じゃねぇだろ」

エレン「……」

リヴァイ「……」



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

―――
――



――時は遡り旧調査兵団本部、エレン引き渡し?日前の事。

城の近くには馬車が停めてあり兵士が荷物を積み込んでいる。
そんな中リヴァイは一人、城の外で佇んでいた。さわさわと程好い風が吹いている。


ハンジ「……リヴァイ。遺品は粗方馬車に積み終えたよ」

リヴァイ「……そうか」

ハンジ「リヴァイが殆ど片付けてたから積み込むだけで早く終わったよ」

リヴァイ「……だろうな」


ハンジ「……まだ何時か決まっていないけど、近いうちに王都に行かなきゃいけない……なのに随分急いだね」

リヴァイ「だからこそだろ。早い方がいいだろうしな」

リヴァイ「……早めに返して貰いたいだろうからな……」

ハンジ「……」

リヴァイ「……」

ハンジ「……ここで何してたの?」

リヴァイ「……雑草がまた生えてきやがったと思ってな」

ハンジ「雑草は定期的に抜かないとすぐ生えちゃうねぇ……」

リヴァイ「……」

リヴァイ「……もう行くか」

ハンジ「そうだね」

ガサッ!


リヴァイ「?」

ハンジ「!?」

白仔猫「ミー」

ハンジ「白い……仔猫……」

リヴァイ「……」

ハンジ「……ペトラみたいだね」

リヴァイ「……」

ガサガサッ!

ハンジ「?」

リヴァイ「!?」


長毛仔猫「ミュー」
茶仔猫「ミィ」
灰仔猫「ミュウ」

ハンジ「――っ!?」

リヴァイ「……」

ハンジ「……」

ハンジ「…………この辺り、まだこんなに猫がいるんだね」

リヴァイ「……全部回収は出来なかったらしい」

白仔猫「ミー」

長毛仔猫「ミュウ」

茶仔猫「ミィ」

灰仔猫「ミュー」


リヴァイ「……何言ってんだかわかんねぇよ」

ハンジ「もう……薬の副作用無くなったもんね……」

リヴァイ「……」

ハンジ「リヴァイ?」

――痛めた足を庇いつつリヴァイは仔猫達を撫で始めた。

白仔猫「ミ?」

長毛仔猫「ミュ?」


リヴァイ「……」

ハンジ「……」

――腰を下ろし、ハンジも撫で始める。

茶仔猫「ミュ?」

灰仔猫「ミ?」

ハンジ「……」

四匹の仔猫「「「「ミュー」」」」

――仔猫達は気持ちよさそうに喉を鳴らした。

ハンジ「……この仔達汚れてるね」

リヴァイ「チッ……汚ねぇな。触っちまったじゃねぇか」


ハンジ「まだ時間あるよ?」

リヴァイ「野良猫だ。……どうせまた汚れんだろ」

ハンジ「見たところさ、親がいないじゃない?里親探してあげようよ」

リヴァイ「……暫くしたら王都たぞ」

ハンジ「大丈夫、知り合いにさ、猫好きな人がいるから。その人に頼むよ」

リヴァイ「……」

ハンジ「……洗ってあげようよ。私が主として洗うからさ」

リヴァイ「……そうだな」

――そう言うとリヴァイは二匹の仔猫を抱き上げた。


白仔猫「ミ!」

長毛仔猫「ミュ!」

ハンジ「……うん」

――ハンジもそれに倣い、もう二匹の仔猫を抱き上げる。

茶仔猫「ミュ!」

灰仔猫「ミ!」

――ふわりと柔らかい風が二人と四匹を通り過ぎる。

ハンジ「……大人しく抱かれてるね」

リヴァイ「行くぞ」


リヴァイ「……お前ら」

四匹の仔猫「「「「ミュー!」」」」




ペトラオルオエルドグンタ
『『『『はい!リヴァイ兵長!!』』』』




リヴァイ「……」

ハンジ「……」

――――通り過ぎた一陣の風は、その先にある草木を揺らした。それはざわざわと、二人と四匹を見送るように……。
その姿が見えなくなるまで楽しげに揺れ続けていた――――




おまけ【リヴァイ、野良猫を洗う】

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


長毛仔猫「ミュー!!」ダッ!

リヴァイ「チッ!このクソ猫が!!」ガッ

ハンジ「あははは!野良猫洗うって一筋縄にはいかないねぇ」ゴシゴシ

リヴァイ「こっちは満足に動けねぇんだからおとなしくしろ」ゴシゴシ

長毛仔猫「ミュ!?」

リヴァイ「……」ゴシゴシ

長毛仔猫「……ミュウー」ゴロゴロ

ハンジ「おお!さすがリヴァイ」ゴシゴシ


ハンジ「洗ってる途中だけどこの仔もやったげて」ズイッ

茶仔猫「ニァー」

リヴァイ「……お前が主としてやるんじゃなかったか?」

ハンジ「いやぁ!リヴァイに洗われた方が気持ち良いだろうと思ってさ」

ハンジ「それにほらっ」

白仔猫「ミー」
灰仔猫「ミィ」
*順番待ち*


ハンジ「リヴァイのとこに集まっちゃったし」ケラケラ

リヴァイ「……」

ハンジ「拭くのは私が全部やるからさ。あと洗い流しも手伝う」

リヴァイ「チッ」

ハンジ「ごめんね、足痛めてるのに……」

リヴァイ「……この状況じゃもう仕方ねぇだろ」

仔猫'S「「「「ミュー」」」」

ハンジ「リヴァイから離れる気ゼロだねぇ」アハハ

リヴァイ「チッ、何なんだ」

ハンジ「……ホント、なんだろね……」


リヴァイ「……」ザパァ

ハンジ「……」ザパァ

仔猫'S「「「「ミー!」」」」ブルブル

ハンジ「うわっ!水滴がっ!!」

リヴァイ「ーっ!このクソ猫共がっっ!!」

仔猫'S「「「「ミィー!!」」」」ダダダダ

ハンジ「あ、逃げた!」

リヴァイ「てめぇら、待ちやがれっ!!」

ハンジ「まあまあ、戸は閉まってるから……ぷっ!あはははは!!」


リヴァイ「笑ってねぇで捕まえろ!クソメガネ!!」

ハンジ「だってリヴァイが野良猫に翻弄されてるとか……ふひゃひゃひゃひゃ!」

リヴァイ「……チッ!」

仔猫'S「「「「ミュー♪」」」」


――その後、馬車の中でぐったり疲れているリヴァイと大笑いのハンジ、その二人の膝で気持ちよくぐっすり寝ている四匹の仔猫の姿が見られたとさ。



.

本当におしまいです。


凄い蛇足だった!半端ねぇ蛇足だったww
正直猫化薬があればリヴァイ班皆助かってんじゃね?とは思うけどwww

無駄に長くなった。もう全部入れたいもの入れてやれと思ったからだけど。別のSSに使おうと思ったものもいれちゃったけどww

もし付き合ってくれた方いましたら感謝致しますです。お疲れ様です。本当にありがとうございました!!

深夜の自分のテンションにびっくりドンキーしながら今晩は。自分、どんだけ草生やしとんねん。

乙ありがとうございます!マジ有り難い。良いと言って頂き恐悦至極です!

……ちゃんと終了したのでやめた方がいいかな、と思ったんですが……猫化薬で生存ルートやろうかと。

とは言え蛇足も蛇足だし、まだたいして書いてないのでやれるかもわからないのですが。sageでやる予定だし落ちたらそれまでと言うことで。

……そもそもsageでやったら誰にも見られないのでは?という疑問は無視しつつ、苦手な見切り発車をちょびっと投下。

【帰還】


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


女型巨人「きぃやああぁぁぁ!!」

――うまく逃げられた。エレンを探さないと……。……煙弾は……あれか。

パシュッ!ギュイイイイ

――見つけた、リヴァイ班……。
……?一人足りない?

スタッ!

アニ「……エレンがいない?」

――まさか!?そんな……。別行動の班が他にいた?それともエレンを一人に?いや、一人にするなんてあり得ない……でもじゃあどこに?


……何にせよ見失った。無駄に巨人になるわけにはいかない……わざわざリヴァイ班を殺る必要もない。

アニ(……今回は諦めるしか……)ホッ

アニ「!?」

アニ(……何をホッとしてるの……?)

アニ「……くっ」ギリッ

パシュッ!ギュイイィィィィ


エルド「……」モゾモゾ

エルド「……おい、あんまりフードの中で動くなよ?――エレン」

トラ猫エレン『ぷはっ!だってちょっと息苦しいんですよ』フー

エルド「こらっ!危ないから顔を出すんじゃない」

ヒュンッ

ペトラ「そうだよ、エレン。立体機動中に顔出したりしたら落ちちゃうよ?」ヒソッ

ヒュッ

オルオ「今、お前と会話すんのだって危ねぇんだぞ。もしかしたら敵がいて、見つかるかもしんねぇんだからな」ヒソッ

グンタ「お前ら近づき過ぎるなよ?ワイヤーが絡まるぞ」

エルド「ほらっもう少しで馬の所に着くから、引っ込んどけ」

エレン『はい』モゾモゾ



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

――数十分前――


リヴァイ「少し進んだ所で馬を繋いだら立体機動に移れ」

リヴァイ「俺とは一旦別行動だ。班の指揮はエルドに任せる」

リヴァイ「適切な距離であの巨人からエレンを隠せ。それからエレンには“アレ”を飲ませておけ」

リヴァイ「馬は任せたぞ。……いいな?」

ヒュンッ!

エレン「え!?まさか……あの巨人を生け捕りに……!?」

グンタ「どーだエレン見たか!!」

エルド「あの巨人を捕らえたんだぞ!?」

オルオ「これが調査兵団の力だ!!なめてんじゃねぇぞこのバカ!どうだ!?わかったか!?」

エレン「――はい!」



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


エルド「……よし、この辺りでいいだろう。皆止まれ!」

ヒヒーン……ブルブル

エルド「ここからは立体機動に移る」

エレン「は、はい」

ペトラ「エレン、はいこれ」スッ

エレン「え?」

グンタ「それを飲んでおけ」

エレン「こ……これってまさか……」


オルオ「猫化薬だ」

エレン「な、なんで?」

グンタ「お前の身を確実に隠せるからだ」

ペトラ「……私達には万が一エレンが危機的状況に陥った時、猫にしてエレンを逃がせって言われてたんだけどね」

オルオ「巨人は動物には反応しないからな」

エレン「えっ?もしそんな状況だったとしたら皆さんは……」

エルド「……俺等の役目はエレン、お前を護ることだ」

エレン「エルドさん……」

グンタ「……それを飲むともしかしたら巨人化は出来ないかもしれない。だが……飲んでくれるか?エレン」

エレン「……はい!」



.

やっときながらちょっと後悔中。超絶自己満だからまあいいか。

見てるよー!期待!
猫シリーズ以外にも書いたのあったら教えてください

巨大猫化したら……

>>470
女型巨人と対峙する、猫耳つけたマシュマロマンが
なぜか浮かんでしまったorz

見てくれてる人いた!ありがたやありがたや……。

>>469
・ペトラ「……!?!!?」
・ハンジ「エ~ルヴィ~ン!」(↑の続き的な)
・ミケ・ザカリアス「わたしの性格」
あと一応これも。
・暇潰しに(オリジナル短編七つ)

です。最初の二つはキャラの口調なんかのミスがあって正直投下し直したい黒歴史。ちなみにリヴァハンではない。
……過去ログ倉庫での検索じゃないと出てこないかもしれないonz
「ペトラ~」は普通に検索するとペトラ遺跡が出てくるしww


またちょびっと書いたから夜に投下するノシ

>>472
教えてくれてありがとう
進撃の3つどれも既に読んでお気に入りに登録してあったよ!
これからオリジナル短編も読んできます

続きもwktk


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

――現在――


エルド「さて、本部に戻るか」

馬「ブルルル」

トラ猫エレン『あの……解毒剤は?』

ペトラ「あ、壁内に戻るまでそのままでいてね、エレン」

トラ猫エレン『はい?』

グンタ「敵がさっき捕縛した女型だけとは限らないからな」


トラ猫エレン『えっ?俺、すぐ戻れるかと……』

オルオ「解毒剤があったとして、お前この森でマッパになんのか?服着てる最中に巨人が来たらどうすんだ」

トラ猫エレン『ふ、服着る時間くらいは……』

エルド「まあ、なるべくリスクは避けたいところだからな」

トラ猫エレン『で、でもこの姿じゃ巨人化出来ないかもしれないって……』

ペトラ「……猫のまま巨人化……?」

エルドグンタオルオ「……」



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

*想像*

トラ猫エレン『このっ!』ガリィッ!

カッ!

巨猫『ニャアアァァァン!』



 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
.



リヴァイ班「「「「ぷっ!」」」」

トラ猫エレン『何笑ってるんですか!』

ペトラ「あははは!ごめんごめん。つい想像しちゃって」

グンタ「ん、ごほんっ!だからここは壁外だぞ?遊んでる場合か」

ガシッ

エルド「……今、お前も笑ってたよな?グンタ」ニヤニヤ
ガシッ

オルオ「確かに笑ってたな」ニヤリ

グンタ「……くっ!」

トラ猫エレン『皆さん、じゃれあってないでどうにかしてくださいよ』

ペトラ「だから、壁内までそのままだって」


トラ猫エレン『でも万が一……』

グンタ「も、もう猫になっちまってんだ。解毒剤もない。諦めろ、エレン」スルッ

エルド「あ、逃げやがった」

オルオ「珍しくグンタを追い詰められるとこだったのによ」

グンタ「だから壁外だっつってんだろが!とっとと行くぞ」

エルド「まあ、いつまでもここにいる訳にもいかないしな」


オルオ「続きは壁内に戻ってからだな」

エルド「だな」アハハ

オルオ「……お前もだからな」ジロリ

ペトラ「帰ったら覚えときなよ、エルド」キッ

エルド「ハハハ……」

エルド(どうやって逃げるかな……)

今日はここまでで……少なくてすまない。

>>473
おぉ!ありがとう!嬉しい!
……短編、言うの忘れてたけど毛色が全く違うし暗い話が多いからな……大丈夫だったかな。


先の展開どうするか悩んでたんだが>>470>>471のおかげで方向が定まった。ありがとう。しかし……シリアスだか笑いだかよく分からないものに……。まあ推敲するから変わるかもだが。

また書けたら来るノシ

ありがと。やる気でた。


……完結出来ないかもしれなかったから落ちたらそれまでかなと思ってた。でも見てくれてる人もいるし、終わりの目処も大体ついた。ので、ちょこちょこageてく。コロコロ変えてすまない。コイツあほだと思ってくれ。

とりあえずちょいと投下。


トラ猫エレン(……俺は本当に正しい選択が出来たのかな?ペトラさんはそう言ってくれたけど)

トラ猫エレン(それに女型の中身を捕らえたって話だけど……あの声はなんだったんだろう……断末魔?)

トラ猫エレン(……本当に捕まったんだとしてもやっぱり……仲間が死にすぎてる……)


.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

リヴァイ「――遅い!!さっさと決めろ!!」

エレン「――進みます!!」

「うあぁぁぁ!」

エレン「!」

「はなせぇぇぇ!!」

バチュッ!

エレン「……!」グッ

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


.


トラ猫エレン『……』

トラ猫エレン(……俺が……俺が選択した。今更俺が言えた事でもない……)

ペトラ「どうしたの?エレン」

トラ猫エレン『あ、いえ、別に』

オルオ「こんな時に眠くなったとか言うなよ?」

グンタ「仔猫だと眠くなりやすいって話だからな」

エルド「ずっとフードの中だからな……もしかして疲れたのか?」

トラ猫エレン『だ、大丈夫です』

トラ猫エレン(女型は捕まったんだ……後はせめて……今いる皆で無事に帰ろう)

エレン(そう……選択したんだ……)



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

パシュッ!ギュイィィ

アニ「!」

アニ(あれはリヴァイ班……同じ方向に来ちゃったか……方向を変えないと……)

アニ「……!?」

.


ペトラ「ね、エレン」ヒョイ

トラ猫エレン『わっ』

ペトラ「次は私のフードに入ってて」

トラ猫エレン『何故ですか?』

ペトラ「だって可愛いんだもん。エルドが羨ましくて仕様がなかったんだよ」
グンタ「そんな理由で入れ替えるなよ……」ヒョイッ

ペトラ「あっ!返してよ」

オルオ「……俺のフードに入っていればいい」ヒョイッ

エルド「お前らな……」



アニ(猫……?何故こんな所で……)スタッ

アニ(…………猫?)

アニ(……猫化薬!?)

アニ(まさか!?あれは……あれはエレン!?)

アニ(だとすればどうする!?巨人化したところであんな小さな猫を捕まえられる?)



トラ猫エレン『もう、やめてくださいよ!』ジタバタ…ストッ

オルオ「あ」

トラ猫エレン『早く本部に戻りましょうよ!』

エルド「全くその通りだな」


アニ(……本部と合流されてはまずい!とにかくリヴァイ班をこ……どうにかした後でエレンを回収する!)ガリッ

――カッ!

リヴァイ班「「「「!!??」」」」

トラ猫エレン『あれは……!?』

ドォ……ドォドォドォ!

リヴァイ班「「「「女型の巨人!?」」」」

トラ猫エレン『……そんな!!どうして!?捕まったんじゃなかったのかよ!?』

エルド「立体機動に移れ!!」

オルオ「エレン!こっちに来い!早くしろ!!」

トラ猫エレン(女型が近すぎる!!この距離じゃ立体機動に移ったところで……!!)

今日はここまでで……ノシ


トラ猫エレン『くっ』ダッ

ペトラ「エレン!?」

オルオ「何してやがるガキ!!」

グンタ「女型に向かって行ってどうするつもりだ!!」

エルド「……まさか!?巨人化するつもりか!?」

ペトラオルオグンタ「「「!?」」」

ペトラ「猫化で出来るかどうかも分からないのに!?」

グンタ「無茶だ!」

オルオ「あのバカが!」

トラ猫エレン(……捕まったと思った女型がここにいる。……捕獲作戦は失敗したんだ……)ダダダダ


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


ペトラ「――背後より増援!」

パシュッ!パシュッ!

ギュイィィィ!!

――ドォ!ズリィィィ…

――ブチッ!バチャッ!

エレン「――っ」


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


エレン「――リヴァイ班がやらなくて誰があいつを止められるんですか!」

バチィン!

エレン「!! また死んだ!助けられたかもしれないのに……」


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

トラ猫エレン(……あの女型は沢山の仲間を殺した……)


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


エレン「――進みます!!」

「うあぁぁぁ!」

エレン「!」

「はなせぇぇぇ!!」

バチュッ!


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


トラ猫エレン(俺は……作戦の為に仲間を見殺しにした……)


トラ猫エレン(皆で……今いる皆で帰ると選択した……)

トラ猫エレン(……だからせめて……せめて俺が女型を……!!そしてリヴァイ班の皆を――)

ザザザーキッ!

トラ猫エレン『――――死なせない!!』ガニュッ!

――カッ!


猫巨人エレン『ガアァァァァ!!』

女型巨人「!!???」ザザザ!

エルド「巨人化……した……」

ペトラ「……か……可愛くない……も……猛獣系?」

オルオ「と……いうか……猫系巨人だな……」

グンタ「トラ猫の巨人……二本足で立ってる……」

女型巨人(な、何?前に見たエレンと違う……本当にエレン?)オロオロ

猫巨人エレン『ニ゙アァァァァアァァァァ!!!』



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


リヴァイ「!?」

リヴァイ(女型の声とは違う……この声……まさか……)

リヴァイ(あっちか)ヒュッ!



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


ミカサ「!?」

ミカサ「……!?エレン!?」ヒュンッ

サシャ「ちょ!?なん!?えぇ!?ど、どこ行くんですか、ミカサ戻って!!て言うか今の猫っぽくなかったですかー!?」



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


ペトラ「エレン……なんて無茶を……」ヒュンッ

オルオ「あのクソガキ!俺らを信じてねぇのか!?」ヒュッ

エルド「……いや、俺らの為に突っ込んだんだろう」ヒュッ

オルオ「なに!?」スタッ

エルド「女型が近すぎた。あのまま立体機動に移ったとしてもまともな攻撃体勢を整える前に女型に追いつかれていただろうな」スタッ

オルオ「それは……ちっ!」

グンタ「一か八かに賭けたのか……」スタッ

ペトラ「下手したら潰されてかもしれないのに!」スタッ

エルド「……まあ、仔猫だしな……うまくいかなかったとしてもエレンは逃げ切れたかもしれない……」

エルド(……しかしいきなり向かって行くとは……エレンは逃げなかったかもしれないな)


グンタ「しかしどうする?巨人同士……?巨人同士の戦いに入り込むのは危険だ」

ペトラ「確かに……巨人……?巨人同士の間に入れない」

オルオ「巨人……?巨人同士の間に入るなんざ自殺行為だぞ!?」

エルド「エレンも巨人でいい!巨人で!」

エルド「……隙をつければ補佐していこう……ただ」

ペトラ「ただ?」

エルド「エレンに意識があるかがわからない……下手をするとエレンに殺られるかもな……」

ペトラオルオグンタ「「「……」」」ゴクンッ


猫巨人エレン『シャアァァァ!!』

女型巨人(えぇ!?四つん這いで襲ってくる!?)サッ!

ガゴンッ!メキメキ……ドドォーン

ペトラ「うわっ!腐りかけてた樹の下敷きに!痛そう……」

グンタ「何本か倒れたな……暫く抜け出せないかもな……」

女型巨人(こ、これどうしたらいいんだろう?)オロオロ

グンタ「……?心なしか女型が慌ててないか?」

エルド「……あんな巨人に会うのは初めてなんだろうな……」

オルオ「今のうちに削げねぇか……?」

エルド「……少し近づいておこう」パシュッ


女型巨人(ともかく……エレン……?をうなじから取り出して連れていけばいい)ズゥン

猫巨人エレン『……グ……ガ……』

猫巨人エレン(うまく身体を操れない……猫型だからか!?)グググ

猫巨人エレン(……くそっ!倒れた樹が腹に……!!動けねぇ!!)ガッ!

エルド(女型はエレンに気がいっている……)チラッ

ペトラオルオグンタ「「「……」」」コクン

パシュッ!ギュイィィィ

女型巨人「!?」グルンッ

エルド「うおぉぉぉ!!」

女型巨人(不意をついたつもり……?後ろから来るなんて……バレてるよ)ゴォ!


エルド「……」パシュッ

キュイィィィ!

女型巨人(後ろへ引いた!?)ブンッ

ヒュンッ!ヒュンッ!

女型巨人「!?」

女型巨人(目を狙ってる!?くっ……!!)ザッ

グンタ「――っ!」ガクッ

グンタ「――ぬぁぁぁ!」ギュイィィィ

ペトラ「はあぁぁぁ!!」

ザシュッ!ザシュッ!
パシュッ!


女型巨人(くっ!間に合わなかった!右目がやられた!!左はまぶたを……!!)

グンタ「くそっ!一歩引かれてずらされた!!」

エルド「左目は目の上をやった!視界は自らの血で多少悪い筈だ!」ギュイィィィ

ペトラ「オルオ!」ヒュンッ

オルオ「上等!!」ギュイィィィ

女型巨人「!?」

女型巨人(いつの間にうなじにアンカーが!?)

オルオ「死ねッ!」

女型巨人(マズッ……!)ビキビキ

ガッ!!

ペトラ「やっ……!」


――キンッ!!

リヴァイ班「「「「――なっ!?」」」」

オルオ「何故だ……刃が通らねぇ!?」

女型巨人(間に合った……右側にいる?)ゴォ!

ペトラ「!? 危ない!!」

オルオ(!! くっ!後ろの樹にアンカーを!!)パシュッ

クンッ!キュイィィィ!

女型巨人「……」ブンッ

オルオ「うぉっ!ぎりぎり……!!」

グンタ「うまく避けたか」ホッ


女型巨人(当たらなかった……まともに攻撃しようにも見えない……早く治さないと……)シュウゥゥ

エルド「奴は……身体の一部を硬化出来るのか!?」

オルオ「なんだそりゃ!?聞いたことねぇぞ!!」スタッ

エルド(だが……目は削げた……)

女型巨人「……」ボロ…ボロ…

エルド「!?」

エルド(……うなじの硬化した部分が剥がれている?)

エルド「……維持は出来ないのか……?」


ペトラ「どうすればいいの?」スタッ

グンタ「どうするもなにも……」スタッ


女型巨人(さすが精鋭……攻撃が速い。……左も見えづらい……どのみち片目だけじゃ不利だ……)ズゥン

エルド「うなじを隠して木にもたれた……目の回復を待つのか……」

オルオ「どうする?左目はすぐに治るぞ」

エルド「……このまま攻撃するのは危険だ……とは言え黙って回復させる訳には……」

猫巨人エレン(……すげぇ!あっという間に女型の目を片目とは言え奪った!)

猫巨人エレン(オルオさんはうなじにまで……だけどさっきのあれはなんだ?刃が通らなかった……)グググ

猫巨人エレン(くっそ!後少しで抜け出せるのに!!)ガッガッ


パシュッ!パシュッ!

エルド「うおぉぉぉ」ギュイィィィ

グンタ「ぬおぉぉぉ」ギュイィィィ

女型巨人(やっぱり見えない右側からくるか……)ギョロッブンッ

ヒュンッヒュンッ

女型巨人(素通り!?)

――ザシュッザシュッ

女型巨人(なっ!?)

ペトラ「……」ヒュンッ

オルオ「……」ヒュンッ


女型巨人(敢えて左側を!?下から肩をやられた……!!)

ザシュッザシュッ

女型巨人(!? ……くっ!右側の肩も……)

エルド(今見えている左目をやるのは危険だ。まずは腕を使えないよう肩を削いでいく。……だがそろそろまずいか……)チラッ

ペトラオルオグンタ「「「……」」」コクン

―左側の樹―

ギュイィィィ……スタッ

エルド「思った通りだ。攻撃されると分からなければ硬化は出来ないみたいだ」

オルオ「……少ししか削げなかったな」

エルド「少しでもいい、体力が無尽蔵というわけでもない筈だ。削っておけばエレンが有利になる」

女型巨人「……」パチチッッ


―右側の樹―

ペトラ「エレン、何してるの!」スタッ

グンタ「なかなか抜け出せないみたいだな」スタッ

女型巨人「……」パチンッギョロッ


オルオ「なっ!右目が……!!早すぎる!」

エルド「左のまぶたの傷は癒えていない……?意図的に治す場所を選べるのか!?この……化け物めっ!!」

女型巨人「……」ズゥン

エルド「!! ペトラ!!グンタ!!」


ペトラグンタ「「え?」」

女型巨人「……」スッ

ペトラ「嘘……もう右目が……」

グンタ「なっ……構えた?」

ペトラ「でもそこからじゃここまで届か……」

ヒュンッ!バキッ!!

グンタ「け、蹴りで樹を……」

ペトラ「折った!?」

――バキバキバキ!

猫巨人エレン(えっ?)ガバッ

猫巨人エレン(な、なんで樹が倒れて……?)

猫巨人エレン(くっ!後一本だけなのに!!抜け出すのに必死で見てなかった……!)

猫巨人エレン(それに倒れてきてる樹のせいでよく見えない!!何が起きたんだ!?皆は!?)

最後にあげるつもりがどっかでやっちゃったな……。まあいいか。

何故ガチ戦闘になっちゃったんだろう……?しかし戦いはもうちっとだけ続くんじゃぞい……。

戦闘描写に自信が無い。
ので、分かりづらい所あったら聞いてください。普通に答えますww

ではまたノシ

書き漏れ。レスありがとです。

遅くなった……。色々悩んじゃってなかなか進まないんだ……すまない。

戦闘描写が伝わっていたようで安心した。これから先も伝わるか不安だが、ちょっと投下。


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


――バキバキッメキメキメキ……

グンタ「まずい!!」

ペトラ「巻き込まれる!?」



オルオ「――!!」パシュッ!

エルド「オルオ!!……くそっ!!」パシュッ!



ペトラ「くっ!」パシュッ!

グンタ「間に合うか……!」パシュッ!


.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


――バキバキメキメキ……

ドドォン……

猫巨人エレン『ア……ガ……?』

猫巨人エレン(樹が……リヴァイ班の皆が……)

女型巨人「……」ズゥン

猫巨人エレン(嘘……だろ……?すぐに油断してる女型を削ぎに出て……)

女型巨人「……」ズンッ

猫巨人エレン(何……してんだよ……女型は今、俺しか目に入ってないんだ……今なら削げる……皆……)

猫巨人エレン(嘘……だよな?)

女型巨人「……」ドン

猫巨人エレン『ア゙ア゙……』


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


――グンタ『お前の身を確実に隠せるからだ』

――エルド『……俺等の役目はエレン、お前を護ることだ』

――ペトラ『壁内に戻るまでそのままでいてね、エレン』

――オルオ『エレン!こっちに来い!早くしろ!!』


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

.



猫巨人エレン『グ……ガ……』

猫巨人エレン(――嘘だ!!嘘だうそだうそダ……うソダ!!)

猫巨人エレン『ア゙……ア゙……』ガッ!

ガブッ!!

猫巨人エレン『――グゴアァァァァァァァ!!』

ガラガラーン!!

女型巨人(樹を噛んではね飛ばした!?)

猫巨人エレン『……フー……フー……』ユラリ…


猫巨人エレン(――コロす!!)ギラッ!!

女型巨人「!!」ビクッ!

猫巨人エレン『ナ゙アァァァァ!!』ダッ

女型巨人(また獣みたいに!?……でも口であんな巨大樹を投げるもんだからボロボロになってるね……)

ザザッ!

猫巨人エレン(避けラれた!?)ザザザザ

女型巨人(……両腕とも今はまともに使えない……)

――シュルッグイッ!

女型巨人「!?」


ズッダーンッ!!

女型巨人エレン(い、今の……尻尾!?)

猫巨人エレン『ガアァァァァ!!』ドスンッ

女型巨人(馬乗りになられた……腕を早く治さないと……)

猫巨人エレン『フー……フー……』シュゥゥ

猫巨人エレン(……俺が……早く抜け出していれば……一緒に戦えていれば……)

猫巨人エレン『……』シュゥゥ

しまった!!女型巨人エレンになっとる!!
脳内削除で……。ああ……シリアス展開中なのに……。


猫巨人エレン(……イヤ……もっと前にあの時に戦っていれば……リヴァイ兵長もいたんだ……絶対に勝てた)

猫巨人エレン(そうしていたら……あんなに人が死なずに済んだかもしれない……リヴァイ班の皆だって……)



――リヴァイ『――エレン』
――リヴァイ『お前は間違ってない、やりたきゃやれ』



猫巨人エレン『――――』

猫巨人エレン(そう……だ……俺が……俺が選んだ。仲間を見殺しにしてでも信じたんだ。……だからせめて……リヴァイ班の皆だけでも……って)ユラッ


ミシミシ……パキパキ……


猫巨人エレン『――――』

猫巨人エレン(助けられなかった……樹なんかの下敷きになって動けなかったなんて……馬鹿な俺の……せいで)

女型巨人「……」シュゥゥ

猫巨人エレン(――だけど!!やっぱり……お前が……)


猫巨人エレン(――お前が悪いっ!!)ギリッ

猫巨人エレン『オナ゙ェ!!ガァッ!!』

女型巨人「……」フイッ…

猫巨人エレン『ナ゙ァ!!ニ゙ァァ!!』

猫巨人エレン(引きちぎってやる――食いちぎって食いちギってグチャグチャにシテ……から)

猫巨人エレン(クッテヤる――)

猫巨人エレン『ニ゙ヤアァァァァ!!!』

女型巨人「……」ググッ



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

――森の中――


ミシミシパキパキ……パラパラ……

エルド「――っ!ペトラ!オルオ!無事か!?」

グンタ「うっ……くそっ!!」ズキンッ

エルド「動くなグンタ。腕をやられたんだ……」

グンタ「お前こそ……足をやっちまってるだろ」

エルド「……ああ」


オルオ「エルド、グンタ……」

エルド「オルオ!生きてたか……」ホッ

グンタ「ペトラは……?」

ペトラ「……いるよ」

エルド「全員無事か……」

オルオ「無事……とは言い難いけどな……」



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

――数分前――


メキメキメキ……バキバキッ

オルオ「他の樹が!!」

エルド「巻き込まれて倒れてるのか!!」

オルオ「!」


ペトラ「くっ!」ギュイィィ


オルオ「ペトラ!!」パシュッ!


エルド「オルオ! ――!」

グンタ「クソッ!次々倒れてきやがる!!」ギュイィィ

エルド「グンタ!こっちだ!!」

グンタ「エルド……!?」パシュッ

バキバキザザザッ!

エルド「! グンタ!上!!」

グンタ「!?」

ザザザザザッバキバキ!

グンタ「巨木の枝……!?」ギュイィィ

ザザザ――クンッ


グンタ「しまっ……!ワイヤーがっ!!」

グンタ(――正面から樹にぶつかるっ!?)



――母『……気をつけてね……』

――祖父『……頑張ってこい……』



グンタ「――っ!!」パシュッ

グンタ(アンカーを別に打って勢いを殺す……)グルンッ

グンタ(そして……せめて横から――!!)

――ドゴンッ

グンタ「……ぐぁっ!!」メキッ


エルド「グンタ!!」ギュイィィ

バキバキ……

エルド「!! こっちの樹が倒れて……!!くっ」パシュッ!

メキメキメキ……

エルド「くっそ!間に合わないっ……!?潰される……!!」



――彼女『……エルド……』ニコッ



エルド「――っ!!……死……ねるかぁっ!!」ドッ!

――ダンッ!ギュイィィィ!

エルド「――ぐっ!」ミシッ!

エルド(足が……!)


.




オルオ「ペトラ!こっちに来い!!」ギュイィィ

ペトラ「オルオ……!」

バキバキ……クンッ

ペトラ「あっ!」ガクンッ

オルオ「ワイヤーが樹に……ペトラ手を!!」バッ

ペトラ「オルオ!」ガシッ!

――ガクンッ!シュルル

オルオ(――駄目だ!ペトラのワイヤーは巻き取れたがバランスが……樹にぶつかる!!)


オルオ「くっ……!!」グイッ!ギュッ…

ペトラ「!」

――ドカッ!!

オルオ「がはっ!」ミシッ

ペトラ「オルオ!!」

ズル……ドサッ!

ペトラ「――っつ!」

オルオ「くっ!」

オルオ(高度が落ちてて助かった……)


オルオ「ペトラ、無事か!?――っ!」ズキズキ

ペトラ「オルオ!大丈夫!?」

オルオ(これは肋(あばら)をやったか……折れてはいないみたいだが)

オルオ「……ああ、大丈夫だ。お前は……?」

ペトラ「……大きな怪我はないよ」ズキズキ

オルオ「……腕をやっちまったか……悪い」

ペトラ「何言ってんの……助かった。ありがとう……オルオ」



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

―――
――



エルド「――グンタとペトラは左腕、オルオは肋、俺は足……か……」


ドスンドスンザザザ!!

『ガアァァァァ!!』


オルオ「……エレンが戦ってるのか」

グンタ「樹から抜け出せたんだな……」

ペトラ「でも……私達がこれじゃ」

グンタ「……立体機動でなんとか移動は出来るが攻撃はな……」

ペトラ「うん……」

エルド「俺も似たようなもんだ」

オルオ「……」


オルオ「とにかく、樹の上に上がろうぜ。下にいつまでもいるのは危険だからな」

エルド「……そうだな。いけるか?二人とも」

グンタ「大丈夫だ」

ペトラ「うん」

パシュシュシュシュッ!


『ニ゙ヤアァァァァ!!!』

リヴァイ班「「「「!?」」」」スタッ

ペトラ「エレン!?」

グンタ「女型を押さえ込んで……」


女型巨人「――!!」ガバッ!

ガシッ!ズボッ!

エルド「抜け出した!?」


猫巨人エレン『――!』ブンッ!

女型巨人「……」サッ

ガッ!ググゥ……

オルオ「中に入り込んだ……足が腹に……蹴り出すつもりか!?」

――ドォ!!ドゴォン!!

ペトラ「エレンが蹴り飛ばされた!!」

猫巨人エレン『シャアァァァ!!』スタッ!!ドォドォドォッ!

女型巨人「……」グッビキビキ…

グンタ「腕を……硬化……?」

――ドガッ!!


エルド「エレンの顎が……吹き飛んだ……」

猫巨人エレン『――』ギョロッ

キシィィィィ……!

ペトラ「歯を……腕に添って滑らして……」

オルオ「――やれっ!エレン!!」

――ドッ!!バキバキバキ……

グンタ「女型が……飛んだ……」

――ドォン!!

猫巨人エレン『ァアアアア!!』ドォドォドォ!



オルオ「――いだだだだ……」

ペトラ「肋痛めてるのに大声出すからだよ……大丈夫?」

オルオ「なんとか……」ナミダメ

――ドォン!!

エルド「くそっ!!エレンの膝蹴りを避けやがった!!」

女型巨人「……」

女型巨人(……もう……これしかない……か……)ビキ…

猫巨人エレン『……』ググッ

ビキビキビキビキ……

女型巨人「……」スッ

猫巨人エレン『――――』


グンタ「あの構えは……!!」

ペトラ「さっき樹を折った……」

エルド「あれはまずい!!」

オルオ「何をボーッとしてやがる!エレン!!」

猫巨人エレン『……ア』


――ヒュッ――


リヴァイ班「「「「――なっ!!?」」」」



バキバキバキ……ズゥゥン

今日はここまでで。

ほのぼの系を書いてた筈なんだけどな……おかしいな……。あともうちっと……?だけ戦闘が……多分。

ではまたノシ

104期?

すまない……えらく長くかかってしまった。もうすぐ書き終わる予感が……?乙ありがとうございます。

>>546
うん、いやね、始めは104期だったんだよ?
おまけ?を書いてたら何故か今やおまけの方が本編より長いっつーね……。スレタイ詐欺になってるわww……すまぬよ。


さて、今から風呂食って飯入って何かしてから投下します。今回、漫画とほぼ同じな部分があるでござる。若干改変してますが。省くと流れが悪くなる気がしたので……スマソ。では後程ノシ



エルド「一蹴りで……」

グンタ「エレンの顔ごと樹まで吹き飛ばした……」

ペトラ「信じ……られない」

オルオ「エレン……」

女型巨人「……」ガシッ

パカッ……ブチブチ……ガブッ

グンタ「!?」


ペトラ「首に噛みついた……エレン!!」

――ビリィィ!!

エルド「うなじを引き裂――」

トラ猫エレン『――――』

エルド「……猫のまま……なのか……」

女型巨人(……ちっちゃい……大丈夫……かな?)グワッ

オルオ「……ま、待て!!くそ女型っ!!――ぐっ!!」ズキッ


ミカサ「――エレン!!!」


リヴァイ班「「「「――ミカサ!?」」」」


――ガブヂュ……ブチッ!

ミカサ「あ……」

――ズル……

ミカサ「――」ズキンッ

女型巨人「……」グイッ

――ズシン、ズシン

ミカサ「ま……待って……エレン……」


ミカサ「……行かないで……」



ズシンズシン

ミカサ「――――」ギリッ!!

――パシュッ!!

ペトラ「ミカサ!!待って!一人じゃ……っつ!!」ズキッ

オルオ「ペトラ!」

グンタ「……くそっ!せめて囮に……くっ!」ズキッ

エルド「……今の俺たちじゃ女型に追いつく事さえ……!!」ギリィッ!!

オルオ「……」カチャッ

グンタ「オルオ!?」


オルオ「……俺が行く」

ペトラ「何言ってんの!?」

オルオ「この中じゃ俺が一番マシだろ。行ってくる」ザッ

グンタ「待て!オルオ!!」

エルド「オルオ!マシじゃないだろ!!お前が一番怪我が重いだろうが!!」ガシッ

オルオ「離――」

ギュイィィィ!!


オルオ「!? リヴァイ兵長!!」

リヴァイ「! お前ら」パシュッ!ギュイィィ

――スタッ

リヴァイ「無事……じゃあなさそうだな……」

リヴァイ班「「「「……」」」」

リヴァイ「エレンはどこだ?」

ペトラ「――ミカサが!新兵が一人でエレンを連れ去った女型を追いかけてます!!」

リヴァイ「何?」

グンタ「女型が巨人化した猫のエレンをうなじごとかじって……」

リヴァイ「?」

エルド「ああ!猫化薬を飲んで仔猫になったエレンが巨人化したんです」

リヴァイ「…………そうか」


オルオ「今、追いかけるところだったんです。早く行きましょう、兵長!」

ペトラ「ちょっとオルオ!!」

グンタ「オルオ!お前も怪我してんだろうが!!」

オルオ「この程度の怪我なんざ怪我じゃねぇよ」

エルド「オルオ!!無茶をするな!死ぬぞ!!」

オルオ「新兵が一人で女型に向かってんだぞ!?黙って待っていられる――っつ!!」ズキンッ!!

リヴァイ(肋をやったか……)

リヴァイ「……お前らは本部と合流しろ。足手纏い(まとい)だ」カチャッ

オルオ「――待ってください!兵長!!」


リヴァイ「足手纏いだと言ってる。時間が惜しい。問答に付き合っている暇はない」ザッ

オルオ「兵……!!」

リヴァイ「……オルオ、一人で戦っている新兵のガキを死なせてぇのか?」

オルオ「――っ!!」

リヴァイ「……命の使い道を違えるな」パシュッ

オルオ「……兵長……」

エルド「……オルオ、皆同じ気持ちなんだ」

グンタ「無茶してお前に何かあったら兵長が背負い込むことになるんだぞ」

ペトラ「……兵長が言ってる事、分からない訳じゃないよね?」

オルオ「……分かってる。……分かってるよ……」


ペトラ「……ごめんね」グスッ

オルオ「お、お前のせいじゃねぇだろ!?」オロオロオルオ

ペトラ「……」

オルオ「あー……えー……。!! そ、そういえば!!」

ペトラ「?」

オルオ「ミ、ミカサはよくあれがエレンだと分かったな」

エルド「そういえばそうだな……」

オルオ「猫になったエレンを一度も見たことなかったよな?」

ペトラ「確かに……」


グンタ「……前にライナーが、ミカサはエレンの事になると周りが見えなくなる時がある、と言っていたが……」

エルド「……猫になってた時もずっと肩に乗って降りなかったな……」

オルオ「なんの関係があんだ?」

ペトラ「鈍いな!ミカサは誰より何よりエレンが大事なんだって事でしょ!?」

グンタ「幼馴染みだし、常に身近にいたようだから仕草や雰囲気で分かるのかもな……」

ペトラ「……でも猫だよ?」

オルオ「……今やミカサはエレンがどんな姿でも分かると……」

リヴァイ班「「「「……」」」」

リヴァイ班((((……ミカサって……))))


グンタ「……話をしている場合じゃないな……本部と合流しよう」

エルド「そうだな、情報を伝えないと」

ペトラ「……出来れば増援もね……間に合うとは思えないけど……」

オルオ「……エレン……絶対戻ってこいよ。帰るまでが壁外遠征だからな……」

リヴァイ班((((ミカサ……兵長……どうかご無事で……))))

パシュ……


.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


ミカサ「……」ギュイィィ

――ヒュッ!ザクッ!!

女型巨人(足を……!)ガクンッ

ドザザザザ!!

ミカサ「――エレンを……」ヒュン

ミカサ「返せっ!!」ゴォ!

女型巨人「……」ビキビキ…

ガッ!

――キンッ!!

ミカサ「クッ!!何故!?刃が……通らない!!」スタッ

女型巨人「……」

ミカサ「……絶対……生きてる」


ミカサ「絶対に……エレンは……生きてる」ガチャッ!シャッ

ミカサ「どこにいたって……その女殺して……体中かっさばいて……その汚い所から出してあげるから……」キンッ

ミカサ「ごめんね、エレン。もう少しだけ……」

女型巨人「……」ヒュッ

ミカサ「待ってて」トンッ

ドゴォ!

女型巨人(……避けられたか……)ダッ

ミカサ「――待て!!」

――ドッ!!

リヴァイ「同じだ……一旦離れろ」ガシッ

ミカサ「……ぐっ」




――ドォドォドォ……!!


リヴァイ「この距離を保て。ヤツも疲弊したか、それほど速力はないように見える」

ミカサ「……ゲホッ……」

リヴァイ「女型に連れ去られたと聞いた。うなじごとかじりとられていたようだが……」

ミカサ「聞いた……?」

リヴァイ「俺の班の連中にな……全員負傷していたから置いてきたが……」

ミカサ「あ。あの……人達……」

ミカサ(生きて……)ホッ

リヴァイ「連れ去られた、と聞いたが食われたようだな。エレンは死んだのか?」

ミカサ「……」キッ

ミカサ「エレンは生きてます。目標には知性があるようですが、その目的はエレンを連れ去る事です」


ミカサ「殺したいのなら潰すはず……目的はわざわざ口に含んで戦いながら逃げています」

リヴァイ「エレンを食うことが目的かもしれん。そうなればエレンは胃袋だ……普通に考えれば死んでるが……」

ミカサ「生きてます」

リヴァイ「……だといいな」

ミカサ「……」

ミカサ「……そもそもは……あなたがエレンを守っていればこんなことにはならなかった……」

リヴァイ「……」

ミカサ「……」

リヴァイ「お前は……あの時のエレンのなじみか……」


ミカサ「……」

リヴァイ「そうか……」

――ヒョオォォォ……

ミカサ「……?」

リヴァイ「……目的を一つに絞るぞ。まず……女型を仕留めることは諦める」

ミカサ「ヤツは……仲間をたくさん殺しています」

リヴァイ「あの硬化させる能力がある以上は無理だ。俺の判断に従え」

リヴァイ「――エレンが生きてることにすべての望みを懸け……ヤツが森を抜ける前にエレンを救い出す」

リヴァイ「俺がヤツを削る……お前はヤツの注意を引け」


――ギュイィィィ!

女型巨人(……来たね……ミカサ)

ミカサ「……」クルッ…バッ!


――ヒュンッ

リヴァイ「……」チャッ

女型巨人(――なんてね、後ろからだろ)グルンッ

――ブンッ!ゴオォォォ!

リヴァイ「――――」カチャッ

――ビュッ!ビシュッビシュシュ!!

女型巨人(――なっ!?一気に腕を削がれ――)

――ゴォッ!

女型巨人(速っ――)

――ボチュッ!!


リヴァイ「……」ズボッ!ヒュンッ

女型巨人(両目を……!!刃が中に……くっ!うなじだけは……)ヨロッ…サッ…

リヴァイ「――」カチャッ!キンッ…

――ギュンッ!!
ビュッドシュシュシュビシュッ!!!

女型巨人「!!!?」ガクッ

ズシンッ!!ドドォ!!

女型巨人(――っ!身体中を……!!暫く立てない……)

ミカサ(――速い!)ギュイィィ

ミカサ(速すぎて……硬化で防ぐヒマも無い)

リヴァイ「――」ゴオォォォ!

――ビシュッ!バシュッビシュッ

女型巨人(片腕が……この人は……桁が違うっ!)ダラン

ミカサ「!!」


ミカサ(うなじが……!!)

女型巨人「……」

ミカサ(狙える!)ギュイィィ

ミカサ(疲弊してる!きっと動けない)ドクンッ

ミカサ(――殺せる)ドクンッ!!

パシュッ!カッ!

女型巨人「……」ピクン

リヴァイ「!」タッ

――ギュイィィィ

リヴァイ「――よせ!!」ダンッ!

ミカサ「!?」

ミカサ「――――」ギリッ

ゴォッ!!


女型巨人(……左)

ブンッ!

ミカサ「――!!」

――ヒュッ――

リヴァイ「――」ドンッ

ミカサ「!」

――ガンッ!!

リヴァイ「――――っ」ビキィッ!

ミカサ(…………足を……!)

リヴァイ「……」ギリッ

――ギュンッ!
ザクッ……ズバッ!!

ミカサ(女型の頬を!!)


――ガコッ!ドロ……

トラ猫エレン『』

リヴァイ「エレン……!」

トラ猫エレン『』ズル…

ミカサ「あ!落ち……」

――ガシッ!!

リヴァイ「オイ!!ずらかるぞ!!」ヒュンッ

ミカサ「……!」

ミカサ「エレン……!?」

リヴァイ「……エレンだ。多分無事だ、生きてる……汚ねぇが……」

リヴァイ「もうヤツには関わるな……撤退する」


リヴァイ「……作戦の本質を見失うな。自分の欲求を満たすことの方が大事なのか?」

ミカサ「……」

リヴァイ「――お前の大切な友人だろ?」

ミカサ「……っ」

ミカサ「……違う……私は……」ボソッ

――ギュイィィィ

リヴァイ「……」スッ

リヴァイ「!?」

女型巨人「……」ツゥ…

リヴァイ(……涙……?)

女型巨人「…………」

アニ(失敗……した……。私は…………)



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


――――ガラガラガラガラ


トラ猫エレン『――……』パチッ

ドドドドドドドド……

トラ猫エレン(……ここは……)

ペトラ「エレン!起きたの?」

トラ猫エレン『……!?ペ……!?』ガバッ!

ミカサ「エレン!!」

トラ猫エレン『ミカサ!?』


ミカサ「まだ起きてはいけない……安静にして」ドドドド

エルド「ミカサの言う通りだ。まだ動くな」

トラ猫エレン『エルドさん!?』

ペトラ「そうだよ。横に……横?えー……とりあえず寝て」

トラ猫エレン『ペトラさん!?』

グンタ「今は巨人化で疲弊してるんだ」

トラ猫エレン『グンタさん!?』

オルオ「お前は少しはおとなしく出来ねぇのか?」

トラ猫エレン『オルオさん!? 』

オルオ「……何を一々人の名前を叫んでんだ。うるせぇな」

後半ほぼそのままでまじすまん。今日はここまでで。

次はなるべく早く……来れたらいいな。ではまたノシ

前より早く来れた……はず。ほしゅありがとう。

投下します。


トラ猫エレン『い、いや、だって……皆……死んだんじゃ……?』

リヴァイ班「「「「はぁ?」」」」

トラ猫エレン『だって……樹が倒れて……だからてっきり……』

エルド「ああ……そうか。樹の下敷きになったと思ってたんだな」

トラ猫エレン『は、はい』

グンタ「……まあ、あの状況じゃ仕方ないよな」

ペトラ「ごめんね、エレン。助けに行ってあげられなくて……」

オルオ「……」

トラ猫エレン『い、いえ、そんな……』

トラ猫エレン『……皆さんが……生きていてくれて良かったです……本当に』グスッ

オルオ「……」ポンッ


トラ猫エレン『……?』

オルオ「……お前もな」

トラ猫エレン『オルオさん……』

オルオ「……それにしてもお前、俺達をなめてんのか?俺達は“精・鋭”だぞ?そう簡単に死ぬかってんだバカ!!――っつ、いててて」ズキズキ

トラ猫エレン『オルオさん!?』

ミカサ「……エレン、皆さんは怪我をしている。あなたと同じく安静にしていなければならない。おとなしくして」

トラ猫エレン『え!?そういえば皆さん……包帯が……』

エルド「あー、たいした事ないからな」

ペトラ「ちょっと痛めただけだから、すぐ治るよ」


トラ猫エレン『……俺のせいで……』

オルオ「バカか、お前。俺達は命の使い道を知ってんだ。お前ごときのせいで“精鋭”の俺達が怪我するか。お前は自分を何様だと思ってやがる」

トラ猫エレン『す、すいません』

ミカサ「……」ジロリ

オルオ「おぉ……」ビクッ

グンタ「……まあ、その“命の使い道を知ってる精鋭”とやらは肋をやってんのに、敵に一人で向かって行った新兵と、
連れ去られた誰かを助けに行くんだとリヴァイ兵長に止められるまで駄々をこねてたけどな」

トラ猫エレン『えっ?』

ミカサ「……!」

オルオ「グンタ!おまっ……っつ!!」ガタッ

オルオ「――いってぇ」ズキズキズッキン

ペトラ「あーもう、いきなり動くから……」


トラ猫エレン『……ありがとうございます』

ミカサ「……ありがとう……ございます」ボソッ

ガラガラガラガラ……

オルオ「やめろ。俺は結局何も――」

ガッタン!!

オルオ「――ガブシュッ」ブシャッ!!

トラ猫エレン『オルオさん!また舌を!?』

ミカサ「!?」ビクッ!

エルド「お前は……」ハァ

グンタ「行きも帰りも舌を噛むのか……」

ペトラ「……」

オルオ「……俺が勝手に怪我しただけだからな。気にし過ぎだ」ボソッ…フキフキ

ペトラ「……うん」


トラ猫エレン『ミカサ……これお前のマントか?結局……俺はまたお前に助けてもらったのか?』

ミカサ「……」グイッ

エルド「……ミカサとリヴァイ兵長二人に、だな」

トラ猫エレン『リヴァイ兵長と……』

ミカサ「……」

トラ猫エレン『じゃあ……女型は?』

ミカサ「…………逃した」

トラ猫エレン『え……何……で?一体……作戦は……?』

リヴァイ班「「「「……」」」」

ミカサ「失敗した。今は休んで……」

トラ猫エレン『は……?』


ミカサ「もう……壁に着くから……エレンはマントに隠れてて。猫の姿では……」

トラ猫エレン『……』

トラ猫エレン『分かった……』ゴソゴソ

リヴァイ班「「「「……」」」」


ペトラ(……こんな時に何だけど……私達は壁外調査のちょっと前にまた猫化薬を飲んだからエレンの言葉が分かる……)

グンタ(……ミカサ達はもう副作用は無くなった筈……)

エルド(何故……)

オルオ(どうして……)

リヴァイ班((((ミカサはエレンの言ってる事が分かるんだ??))))



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


――壁内――

「――もう帰ってくるのか?何があったんだ?」

「さあ……?どうせまた山程死人を抱えて帰ってくんだろうよ……」



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

――エルドの家――


エルド彼女「……」

――ガチャッ……スタスタスタ……

エルド母「……エルドが戻ってくるらしいよ」

彼女「…………そう」

彼女(エルド……無事かしら……怪我……してなければいいけれど……)


母「どうしたんだい?」

彼女「あ、いえ。おばさん、これ洗ってくるね」

母「いつも手伝ってくれてありがとうねぇ」

彼女「おばさん一人で大変だし、ついでだから」ニコッ

母「はぁ……こんな良い娘他にいないってのにあの息子は……何をぐずぐす……」

彼女「お、おばさん///」



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

――オルオの家――


バシャバシャ!

オルオ末弟「……」ジー

オルオ父「――オルオのやつ、家に寄る暇があるのかな?」

オルオ母「作っとく分には構わないでしょ!」

父「……まあ、そうだなぁ」


末弟「ぼくもせんたくするー!」ジタバタ

父「おぉ!?あぶ、危ない!!肩で暴れたら危ないだろう?これ!!」

末弟「やーるーのー」ジタバタ

父「分かった。分かったから髪を引っ張らないでおくれ!いたたた!」

母「こら!落ちたらどうするの?ほら、お父さんがちゃんと下ろしてくれるから」

末弟「はーい」

父「ふー、やれやれ……」



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

――グンタの家――


グンタ母「――グンタが戻りますよ」

グンタ祖父「…………そうか」

母「ご飯、作っておいた方がいいですかねぇ」

祖父「……帰ってからでもいいんじゃないか?」

母「そうですかねぇ……」

祖父「そうだよ……」

母「下ごしらえだけはしときましょうかね」

祖父「ふふ……そわそわし過ぎだよ」

母「ふふふ、暫くぶりですから……」



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

――門の近く――


ペトラ父「も、もうすぐ帰ってくる……」ソワソワ

ペトラ父「この手紙……」カサッ

ペトラ父「まさか……まさかなぁ……」ソワソワ

ペトラ父「……ペトラ、まだ嫁には出さんぞ!?」



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


――カンカンカンカン!!


「調査兵団が帰ってきたぞ!」

「今朝より数がかなり少なくなってないか?」

「今回はかなり酷いな……」

エリー「もう!どいてよ!見えないー!」

エリー兄「エリー!これに登るぞ」

ガラガラガラ……

「早朝から叫び回って出てったと思ったらもう帰ってきやがった」

トラ猫エレン『……』


「何しに行ったんだ?」

トラ猫エレン『……』ギリッ

「さぁな。まぁしかし、コイツらのシケた面から察するにだな、俺らの税をドブに捨てる事には成功したらしいぜ」

リヴァイ班「「「「……」」」」

トラ猫エレン『……くっ』ゴソッ

ミカサ「エレン出ちゃダ……」

トラ猫エレン『!』

ミカサ「!」


エリー兄「あ!」キラキラ

トラ猫エレン『……っ』フイッ

エリー兄「かっけー!!すげぇよ調査兵団!!あんなにボロボロになっても戦い続けてるなんて!!」

エリー(あれ?猫ちゃんがいたような……)

トラ猫エレン『……』フルフル

ミカサ「エレン……」

リヴァイ班「「「「……っ」」」」


――「リヴァイ兵士長殿!!」

ペトラ「!! お父さん!?」

ペトラ(あれは……手紙……?……なんかすっっごい嫌な予感がする!!)ゾワッ

ペトラ「ごめん!ちょっと!!」スタッ!タタタタ…

トラ猫エレン『え?ペトラさ……』ゴソッ

エルド「エレン、顔を出すな」パサッ

グンタ「……ペトラの親父さんか……」

とりあえずここまで。

そいじゃまたノシ

ああ……遅くなった。
ちょっとですが投下します。


ペトラ父「娘が世話になってます!ペトラの父です!娘に見つかる前に話してぇことが……」

リヴァイ「……」

ペトラ父「娘が手紙を寄越してきましてね……腕を見込まれてリヴァイ兵士長に仕えることになったとか……」

ペトラ父「あなたに……」

――スッ

ペトラ父「だ、誰だ!?手紙を――」クルッ

ペトラ「……お父さん」ボソッ

ペトラ父「ペ、ペトラ……!?」

ペトラ父「!! 怪我を……!?」

ペトラ「うん、大丈夫。とりあえず、家に帰ってて?」ゴゴゴ…


ペトラ父「え、いや……」

ペトラ「家で話そ?……ね?(空気読め)」ゴゴゴゴゴ

ペトラ父(か、顔に空気読めと書いてある……)ブルブル

ペトラ父「わ、分かった、帰るよ……。お引き留めしてすみませんでした。リヴァイ兵士長殿」

リヴァイ「……いや」

――スタスタ……

ペトラ「……うちの父がすみません。言って聞かせておきますので……」

リヴァイ「いい……馬車に戻れ」

ペトラ「……はい」


――タタタタ……

エルド「戻ったか」

ペトラ「……最悪だよ、お父さん……こんな状況で……」グッタリ

グンタ「……よく声を掛けてきたな……」

オルオ「……あの人空気読めないからな……」

エルドグンタ((……お前が言うか))

ペトラ「本当だよ。もう……しかもよりにもよって兵長に……」ギュッガサッ

オルオ「? なんだそれ」

ペトラ「!! 何でもない!」サッ

ペトラ(この手紙……お父さん、兵長に何を言うつもりだったんだろう……?)ゾッ


「エルヴィン団長!!今回の遠征でこの犠牲に見合う収穫があったのですか!?」

エルヴィン「……」

トラ猫エレン『!!』

「死んだ兵士に悔いは無いとお考えですか!?」

トラ猫エレン『……』


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
――ブチッバチャッ!

――『うあぁぁ!はなせぇぇ!!』ブヂュッ!

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
.


トラ猫エレン『……っ』

リヴァイ班「「「「……」」」」

ミカサ「……」

「――答えてください!!」

エルヴィン「……」


――その後、エルヴィンを含む責任者が王都に召集されると同時にエレンの引き渡しが決まった……。



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

――エレン引き渡し?日前――


エルド「……やはり我々は戦線離脱になりますか……」

リヴァイ「ああ」

ペトラ「エレンは……エレンは本当に憲兵団に引き渡されてしまうんですか?」

リヴァイ「……飽くまで“調査兵団預かり”だっただからな」

グンタ「……成果が出せなかったから……ですか……」

リヴァイ「……ああ」

オルオ「くそっ!!何て頭のかてぇ奴等だ!バカじゃねぇのか!?――っ!!」

ペトラ「オルオ、大きな声出しちゃダメだって何回言ったらわかるの。傷に響くよ」

オルオ「……くそっ!」


エルド「俺達はもう……何も出来ないんでしょうか……?」

リヴァイ「……今は傷を癒す事に専念しろ。人手は足らねぇんだ、さっさと治して復帰する事を考えろ」

グンタ「兵長……」

リヴァイ「……俺も人の事は言えねぇけどな……」

エルド「……ですが、兵長は王都へは行かれるんですよね?」

リヴァイ「責任者だからな」

オルオ「だったら俺らだって……」

リヴァイ「お前らは責任者じゃねぇだろうが」

ペトラ「……エレンを護る責任者です」

リヴァイ「俺の命令で、だ。責任は俺にある」


オルオ「でも……」

リヴァイ「ぐだぐだうるせぇ奴等だな。お前らは暫く自宅待機だ。黙って家に帰ってろ」

グンタ「……エルヴィン団長はこのまま黙ってエレンを引き渡す訳では無いですよね?」

リヴァイ「……“今”はお前らに言える事は無い」

エルド「……ありがとうございます。リヴァイ兵長」

ペトラ「?」

オルオ「?」

リヴァイ「……とにかく、お前らは暫く自宅療養だ。その後は治りきるまで雑務になる。……もう行け」

リヴァイ班「「「「……はい」」」」


カチャッ……

ペトラ「あ、兵長!一つだけいいですか?」

リヴァイ「なんだ?」

ペトラ「エレンに――――」

リヴァイ「……分かった。伝えておく」

ペトラ「……その時は兵長もご一緒してくださいますか?」

リヴァイ「……ああ、その時はな」

ペトラ「ありがとうございます!宜しくお願い致します」

リヴァイ「……」

――バタンッ


スタスタスタ……

グンタ「“今は”……か」

エルド「兵長は優しいな……」

グンタ「俺達を信用してくれたんだろう……」

ペトラ「どういう意味?」

オルオ「なんだ?ペトラ。分からないのか?」

ペトラ「黙れ」

エルド「……」キョロ…

エルド「ちょっとこっちに来い」

パタンッ


ペトラ「何?わざわざ空部屋に……」

グンタ「人に聞かれたくはない話だからな」

エルド「周りに人はいなかったが念のためにな」

ペトラ「えっ?」

エルド「……“今は”言えない。つまり言える事があるって事だ」

グンタ「きっとエルヴィン団長が何か考えてくださっているんだろう」

エルド「未だ身内にスパイがいるかも知れない状況で暗にだが教えてくれたんだ……外には漏らすなよ?」

グンタ「俺達を信用してくれての事だからな」


ペトラ「――っ!!絶っっ対言わない!例え拷問されても!!」

エルド「いや、拷問って……」

オルオ「ぜってぇ言わねぇ!!例え舌が裂けてもな!!」

グンタ「そこ、口だろ。口。よく舌噛むからってお前」

ペトラ「あ!じゃあ、私達の言付け、間違ってなかったね!」

エルド「……そうだな」

グンタ「……きっと実現できる」

オルオ「……その時はあの幼馴染み達も呼ぶか」

ペトラ「オルオにしては良いこと言う!そうしよう!!」

オルオ「どういう意味だ」


カチャッ……パタン

ペトラ「……いつまで自宅待機なのかな?」

エルド「うーん……今は安静にしてなきゃいけないからな」

グンタ「まぁ……数日で済むだろ」

オルオ「俺はいつでもイケる」

グンタ「だからお前が一番重症だろうが」

オルオ「お前らより早く治して復帰してやる!」

エルド「……そりゃいいな。じゃあ一番遅かった奴は皆に奢るって事で」

グンタ「乗った」

ペトラ「私も!」

オルオ「うぐっ!くっ……乗った!」


エルド「おっしゃ成立な。……じゃ、なるべく早く治してここに戻ろう」

グンタ「ああ」

ペトラ「……うん」

オルオ「リヴァイ兵長のもとにな!…………あとガキんちょの」

エルド「……ああ」

グンタ「……そうだな」

ペトラ「うん、戻ってこよう」

エルド「……暫くお別れだな」

グンタ「ああ、ほんの数日だがな」

ペトラ「うん、皆安静にね」

オルオ「ちっ……」

リヴァイ班「「「「……それじゃあ、また!」」」」



.

今日はここまで。

レスくれてた方ありがたす。多分あとちょっとで……。

猫化薬もはや関係ねぇなwwではまたノシ

遅くなりました……。やっとこ書けましたぜ。

支援ありがとうございます!


投下


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

――エレン引き渡し2日前――


――バタンッ

リヴァイ「……座るか」カタン

エレン「はい」スタスタ、カタン

リヴァイ「……今日はあいつら来ねぇぞ」

エレン「あ、つい……。……でもなんかここが落ち着くので……」

リヴァイ「そうか……まあ、好きにするといい」

エレン「はい……」


リヴァイ「……」

エレン「……」

リヴァイ「遅ぇな……」

エレン「……」

リヴァイ「エルヴィンの野郎共……待たせやがって。憲兵が先に来ちまうぞ……」

エレン「……」

リヴァイ「大方……クソがなかなか出てこなくて困ってんだろうな」

エレン「ハハハ……」

リヴァイ「……」ズズズズ

カチャ


エレン「兵長……今日は……よく喋りますね」

リヴァイ「バカ言え、俺は元々結構喋る……」

エレン「……」

エレン「……リヴァイ班の皆さんがいないと静かですね」

リヴァイ「あいつらよくぺちゃくちゃ喋ってやがるからな」

エレン「ハハ……」

リヴァイ「……」

エレン「……」

エレン「……索敵を教えてくれていたネス班長が亡くなったと聞きました……他にも……沢山」

リヴァイ「……」


エレン「……そりゃ……俺がどうこうしたところで……どうにもならなかった事もあったでしょうけど……」

エレン「でも……俺が……あの時に…………そうしていたら……もっと死なずに済んだかもしれない」

リヴァイ「……」

エレン「巨人化……出来たのにうまく使えなくて……猫化していたとは言え……うまく使えていたら……」

エレン「……リヴァイ班の皆さんに……リヴァイ兵長にまで怪我なんて……」

リヴァイ「言っただろうが……結果は誰にもわからんと」

エレン「……」

リヴァイ「……」


エレン「俺は……貴方のようになりたいです」

リヴァイ「……何を言い出しやがる」

エレン「……貴方のように“人類最強”と言われるほど強ければこんな不安定で不確かな能力になんかに頼らなくたって……」

リヴァイ「その力がなけりゃ今頃トロスト区は巨人でみっちりだろうな」

エレン「! ……」

リヴァイ「ウォール・マリアを塞ぎに行く処かお前自身がここにいるかも怪しいな」


エレン「……」

リヴァイ「それに……周りになんと呼ばれようと結局は部下を死なせてる……ただ強けりゃいいってもんでもねぇだろ」

エレン「……すいません」

リヴァイ「……その不安定で不確かな巨人化能力とやらを確かなモノにして身につければいいことだ」

リヴァイ「それは俺には出来ん。エレン、お前にしか出来ねぇことだろ?」

エレン「リヴァイ兵長……」


リヴァイ「まあ、俺は手足がにょきにょき生えてくるような気持ち悪いもんになりたくはないがな」

エレン「……リ……リヴァイ兵長……」

リヴァイ「ああ、そうだ。あいつらから言付けがある」カチャ

エレン「え?」

リヴァイ「‘また皆で一緒に食事をしよう’……だとよ」

エレン「!」

エレン「……はい……はい!」

リヴァイ「……」ズズズズ

カチャン……



.

ちょっとだけ勝手な設定説明

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

オルオ弟'S

弟1(一番年上の弟)

弟2(弟4と洗濯してた二番目)

弟3(本を読んでたおとなしめ?の子)

弟4(洗濯物をやんちゃに踏んでた子)

弟5(オルオ父の肩に乗ってた子)



 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


――【おかえり】――


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


ガチャッ

グンタ「母さーん?」

グンタ母「グンタ!お帰り……まあ!怪我したの!?大丈夫!?」

グンタ「ああ、ちょっとヘマしてね……片腕を痛めただけだ」

母「じゃあ、暫くは壁外調査には出ないの?」

グンタ「ん……暫く自宅待機でその後は治りきるまで壁内の仕事になる」

母「……そう」

グンタ「……爺ちゃんは?」

母「部屋にいるわよ。行ってあげて。私は夕飯作ってるからね」

グンタ「うん」


――スタスタ

グンタ祖父「……」

グンタ「……爺ちゃん?」

祖父「……グンタか」スルッ…パサッ

グンタ「ブランケットが落ちたよ、爺ちゃん」スッ

祖父「おお、ありがとう……」

グンタ「風邪ひいたりしたら困るからね」

祖父「ふふ、もう老い先短い身だ……さほど気にしなくてもいいだろう」


グンタ「何言ってんだよ、爺ちゃんには長生きしてもらわないと」

祖父「はは、頑張ってもお前よりは先に行くだろうよ」

グンタ「またそんな事……」

祖父「……怪我をしたのか?」

グンタ「ああ、うん。ちょっとね。だけど片腕だけでも薪くらいは割れる!」

祖父「ふふ、無理はするなよ」

グンタ「わかってる」ニコッ

母「グンター!怪我してるのに悪いけどちょっと手伝ってくれるー?」


グンタ「……やれやれ、帰ってきて早々、しかも怪我してんのにこき使われるらしいや」

祖父「ははは!」

グンタ「じゃ、ちょっと行ってくる」

祖父「ああ、グンタ」

グンタ「何?」

祖父「おかえり」

グンタ「うん……爺ちゃん、」

グンタ「――――」



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


キィ……

エルド彼女「……」パタンッ

――ポンッ

彼女「!」バッ

エルド「……よっ」

彼女「――っ!」ガバッ

エルド「……おっと」

彼女「……」ギュウ

エルド「はは!毎度大歓迎だな……」ナデ…

彼女「……エルド」ギュッ


エルド「――っつ!」

彼女「! ごめんなさい!エルド、怪我して……!」バッ

エルド「ああ、大丈夫だよ。足を痛めただけだ」

彼女「……痛そう」

エルド「じっとしていればそうでもないよ。……戦線は離脱しないといけないけどな」

彼女「……」ホッ

彼女「あ……」

エルド「どうした?」

彼女「……ごめんなさい……戦線離脱と聞いて……ほっとしてしまったの……。エルドは悔しいはずなのに……」

エルド「……」


エルド「……」ポンッナデナデ

彼女「……エルド?」

エルド「……」ニコッ

彼女「エルド……」ギュッ

エルド母「……」ジー

エルド「!? 母さん!!」

彼女「!?」バッ!

エルド「おわっ!いてて!!」

彼女「きゃあ!ごめんなさい、エルド!!」


母「……道端で何してるの。せめて家の中でやんなさい」

エルド「黙って見てないで声掛けてくれればいいだろ!?」

母「帰ってきて真っ先に彼女の元に行く息子を観察してたんだよ」

エルド「……悪かったよ」

彼女「ご、ごめんなさい。おばさん……///」

母「ああ、あなたはいいのよ」ニッコリ

エルド「母さんは彼女に甘いな……」

母「いつも色々手伝ってくれてるしねぇ……早く本当の娘になって欲しいんだけど……」フゥ

彼女「お、おばさん……///」


エルド「――母さん!家に戻っててくれよ。帰るから!」

母「おや、てっきり彼女の家に帰るのかと……」

エルド「母さん!」

エルド母「あはは!今日、夕飯一緒に食べるでしょう?」

彼女「うん。すぐ手伝いに行くから……」

母「いいよ。二人でゆっくりしてな」

彼女「え?でも……」

母「いいからいいから。ね?」

彼女「ありがとう、おばさん……」

母「ふふふ、じゃあ、後でね」

スタスタスタスタ……


エルド「――ったく、母さんは……」ポリポリ

彼女「ふふふ」

エルド「……」フッ

彼女「……エルド、顔をちゃんと見せて」クイッ

エルド「……ん?」

彼女「……」ジッ

彼女「……おかえりなさい、エルド」ニコッ

エルド「……ああ」ニコッ

エルド「――――」



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

――ザッ!

オルオ弟'S「「「「「!!」」」」」

オルオ「よぉ!ちびすけ共!」

ちび弟'S「「兄ちゃーーん!!!」」ダダダダ

ガバッ!ドスッ!!

オルオ「ぬあっ!!!あだだだだ!!!」

弟1「!? 兄ちゃん怪我してるぞ!!」

弟2「離れるんだ!」

弟3「え!?」

ババッ!!


オルオ「」チーン

ちび弟'S「「に、にいちゃんが……」」

オルオ「」チーン

ちび弟'S「「にいちゃんがしんじゃったー!!」」ウワーン!!

オルオ「死んでねぇ!殺すな!!」ガバッ!

ちび弟'S「「にいちゃんがいきかえったー!!」」ワーイ!!

ガバッ!ドスッ!!

オルオ「いだだだだ!お前ら手加減を覚えろ!!っつ!」


弟1「ほら!お前たちよじ登るな」

弟2「あーあ……言っても無駄かぁ……」

弟3(……僕も抱きつきたいの我慢してるのに……)ムゥ

オルオ「まあ、いいよ。一人は肩に乗せるし、もう一人は片腕で足りるしな」

オルオ父「……帰ってきたか、オルオ」

弟まみれオルオ「親父!」

弟4「にいちゃんにいちゃーん!」ワーイ

父「……怪我をしたのかい?」

弟まみれオルオ「……ああ、ちょっと下手こいてな」ハハッ


弟5「だいじょーぶー?」ノゾキコミ

父「大丈夫なのか?」オロオロ

弟まみれオルオ「大丈夫!ちょっと肋を痛めただけだ」

弟1「え!?」

弟2「それ本当に大丈夫なの!?」

弟3「!」…トコトコ

弟3「……」ギュッ←オルオのズボンに

弟まみれオルオ「! ……すぐ治る」ポンッワシワシ

弟3「うん……」コクッ

ちび弟'S「「すぐなおるー!!」」ヤッホー!


父「……お前たち、兄ちゃんは怪我をしているし、疲れているんだ。降りてあげなさい」

ちび弟'S「「はーい……」」シブシブ

ガチャッ!

オルオ母「オルオ!お帰り!!」ドーンッ!

オルオ「ぐはっ!!」

父「お前……オルオは怪我をしているんだよ……」

母「あらあらあら!!ごめんなさい!!大丈夫!?オルオ!!」

オルオ「」チーン

ちび弟'S「「にいちゃんがー!!」」

オルオ「生きてる!生きてるぞ!!」ガバッ


母「大丈夫なの!?本当に!?」

オルオ「心配性だな、お袋は。大丈夫だよ。……まあ、暫くは戦線離脱だけどな……」

母「……生きて戻っただけでも良いことでしょ。暫くは壁内での仕事?」

オルオ「うん、まあ数日は自宅待機だけどな」

母「……ごはん、出来てるよ。食べるだろ?」

オルオ「ああ!腹ペコだよ!」

母「ふふ、そう思って沢山作っといたからね!」

ちび弟'S「「わーい!」」


母「あんた達はちょっと遠慮しな!」

オルオ「あーいいよいいよ。大丈夫だから」

ちび弟'S「「にいちゃんつよかったー?」」

オルオ「……っ」

オルオ「……おう!兄ちゃんすげぇ活躍したんだぞ!」

ちび弟'S「「おぉー!!」」

オルオ「リヴァイ兵長の右腕だからな!」*妄想*

母「また、大きな事言って!」

オルオ「大きな事じゃねぇよ!実際俺は同期の中じゃトップクラスの討伐数なんだからな!」


母「はいはい。耳にタコが出来るくらい聞いてるよ。――そうだ!あんた達、ちゃんと兄ちゃんにおかえりなさい言った?」

ちび弟'S「「まだー」」

弟1「あ、そう言えば」

弟2「ちび達が飛びついていったからな」

弟3「言ってない」

母「はい、じゃあ、せーの!」

オルオ家族「「「「「「「おかえりなさい!!」」」」」」」

オルオ「ああ!皆……」

オルオ「――――」



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


ペトラ父「……」セイザ

ペトラ「……」ゴゴゴゴゴ

父「……」アセダラダラ

ペトラ「お父さん……」

父「ひゃい!」ビクッ!

ペトラ「なんで空気読めないの……?」

父「い、いや、その……手紙がだな……」

ペトラ「あそこで言うことなの!?」バンッ!

ペトラ「――っ!」


父「ペトラ!大丈夫か!?」ザッ

ペトラ「――正座は崩さない!!」キッ!

父「ふぁい!!」ビシッ!

ペトラ「そもそも、あの手紙はお父さんだけに宛てた物で、へ、兵長に知らせる物じゃないんだからね!!」

父「いや、しかしだなぁ。全て捧げると……」

ペトラ「へ、兵士として!部下としてって意味よ!!///」

父「だが、あの書き方はなぁ……」

ペトラ「ぐっ……」

ペトラ(うぅ……選ばれた事が嬉しすぎて筆が滑った……///)


ペトラ「……ハッ!そういえばお父さん……あのあと兵長になんて言うつもりだったの……?」

父「え?ああ、お前はまだ若いんだから嫁にやるのは……」

ペトラ「きゃあぁぁぁ!!!///」バシーンッ!

父「へぶっ!」

ペトラ「馬鹿じゃないの!?ばっかじゃないの!!?」

ペトラ「本当に何考えてんの!?わ、私がへ、兵長の……///」プシュゥ

父(わしはそんなに間違ってねぇ気がするんだが……)

ペトラ「そ、そんな事あるわけないでしょ!!本当にもう!何考えてんの!?」

ペトラ(あの時止めに入って良かった……本当に!良かった!!)

父「……」ジッ


父(……怪我はしてるが無事に帰って来て良かった……)ホッ

ペトラ「大体、お父さんは昔から……クドクド……」

父(……こうなったら長ぇんだよな……夕飯いつになるかな……?)

ペトラ「お父さん!!聞いてるの!?」

父「ひゃい!聞いてます!!」ビシッ!

ペトラ「……全く!空気が読めないのにも程ってものが……クドクドクドクド」

父(……うん、ともかく元気なようで何よりだな……うん)


ペトラ「お父さん!?」

父「はい!ごめんなさい!!」ビシッ!

ペトラ「……はぁ、もう……いいや。怒りすぎてお腹すいちゃったよ……」

父「あ、しまった。夕飯の準備してなかった!」

ペトラ「えぇ!?」

父「い、いや、用意しようとは思ったんだがな、お前が説教を始めるものだから……」

ペトラ「私のせいなの?」ギロリ

父「い、いや。ほ、ほら、外に食べに行こう!な!」


ペトラ「むぅ……」

父「たまには外食もいいだろ?帰還祝いだ」

ペトラ「うーん……そうだね」

父「よし、そうと決まれば出掛けよう!そうだ、ペトラ」

ペトラ「何?」

父「……おかえり」

ペトラ「お父さん……」

ペトラ「――――」



.







グンタ・エルド・オルオ・ペトラ

――――「ただいま!」



.

おしまいです。


と何回書いたやら。あと、おまけ投下したら終わります。ちょっと長いので多分途中で寝るかも知れませんが遅くとも明日で終わらせる。
ごめんなさい。


おまけ【ペトラオルオ「「エルドに仕返し」」】



ペトラ「只今我々はエルドの彼女の家の前に来ております!」ヒソッ

オルオ「正確には家の横の垣根です」ヒソッ

ペトラ「細かいなぁ」ヒソッ

グンタ「……なんでこんな事に……」

ペトラオルオ「「シー!」」

ペトラ「普通のトーンで話してたらバレるでしょ!」ヒソッ

オルオ「空気読めよ、お前」ヒソッ

グンタ「……お前に言われたくない。それにこんなに離れてて聞こえるかよ」


ペトラ「とにかく、エルドに彼女がいると発覚しましたので、まずは二人でいるところに突撃。
彼女には見つからないよう遠くからニヤニヤし、エルドに精神的苦痛を味あわせてやるという仕返しを決行中です」

オルオ「見事な説明です、ペトラさん。今は彼女が出てくるのを待っています」

グンタ「……そのノリに俺は付き合わなけりゃいけねぇのか?」

ペトラ「ここまで来といて何を今更」

グンタ「いや、自宅療養中、暇だから一緒に食事をしようと言われて来たんだが……」


オルオ「細けぇことはいいんだよ!ちゃんと家を見張……」クルッ…

エルド「…………」

ペトラ「……」

オルオ「……」

グンタ「……」

エルド「お前ら何して……」

ペトラ「逃げろ!!」ダッ

オルオ「おう!」ダッ

グンタ「……」

エルド「……たんだ?グンタ」


グンタ「お前に仕返ししたいんだと」

エルド「仕返し?俺何かしたか?」

グンタ「忘れてんのかよ。ほら、巨大樹の森でペトラとオルオの……」

ペトラ「ぎゃあぁぁぁぁ!!バカグンターー!!」ドドドド

オルオ「ここで言う気か!くそがぁ!!」ドドドド

エルド「……戻ってきたな」

グンタ「元気だなぁ。あいつら」




エルド「――で?」

ペトラ「彼女はどこですか?」

エルド「家にいるんじゃないか?」

オルオ「今日は出掛けたりしないのですか?」

エルド「今から迎えに行くところだが……お前らに敬語使われると気持ち悪いな」

ペトラ「余計な一言どうもありがとうございます。今から“デート”ですか?」キャッ!

エルド「そうだな」

オルオ「熱いねっ!!」キャッ

エルド「……オルオはやめとけ」ゾワッ

グンタ「ああ、きめぇ」

ペトラ「本当、ドン引きした」

オルオ「おい!!」


ペトラ「ていうか全然照れたりしなーい!つまんなーい!!」

エルド「別に照れるような事じゃないしな」

ペトラ「ちょっと、聞きました?オルオさん!」

オルオ「聞きました、ペトラさん。……なんだコイツっ!結んだ後ろ髪引っこ抜いてやろうか!?」

エルド「なんでだよ」

グンタ「なあ、俺もう帰っていいか?」

ペトラ「だめ!」ガシッ

オルオ「逃がさねぇ」ガシッ

グンタ「何なんだよ」


ペトラ「エルド、彼女と付き合い長いの?」

エルド「ああ、まあな」

ペトラ「それでかぁ……」

オルオ「それでってのは?」

ペトラ「えー?一緒にいて当然ってなってるから照れとかないんだよ。この作戦は失敗だなぁ」

エルド「作戦?」

グンタ「彼女さんに見つからないようニヤニヤエルドを見つめるって作戦だ」

エルド「何だそれ、気持ち悪い」

ペトラ「気持ち悪いって言わないでよ!あと、グンタ言い方が悪い!精神的苦痛を味あわせようとしたんだよ!」

エルド「精神的苦痛って……」


彼女「――エルド?」

ペトラオルオグンタ「「「!!」」」

エルド「ああ!悪いな。ちょっと捕まってた」

ペトラ「ちょっ、皆集まって!」ヒソッ

グンタ「初めて会うが綺麗な人だな」ヒソッ

オルオ「なんだ!あの美人!!エルドの野郎っ!!」ヒソッ


彼女「ええと……?」

エルド「同……悪友だ」


ペトラ「悪友って!」

オルオ「美人な彼女がいるからって調子に乗ってんじゃねぇぞ!!くそ羨ましい!!」

グンタ「俺も悪友に入るのか……?」

エルド「まあ、同僚達だ」

彼女「そう。初めまして」ニコッ

ペトラ「くっ!笑顔が眩しいっ!!」

オルオ「ちくしょうっ!!」

グンタ「どうも、初めまして。いきなり訪ねてしまってすみません」

彼女「いえ……その……?」

エルド「あの二人はほっとけ。……ちょっとテンションがおかしくなってるだけだから」

彼女「そ、そう?」

ペトラ「ハッ!……ごめんなさい、ちょっと体力が余ってしまってて……」


ペトラ「えっと、初めまして。エルドとは同僚で、いつも助けてもらってます」ペコ

オルオ「初めまして。騒がしくしてしまい、申し訳ありません。用はすぐに済みますので……」キリッ

彼女「いえ、いつもエルドがお世話になってます」

エルド「世話はしてる方なんだがなぁ……」

彼女「エルド」

エルド「はいはい」

ペトラ「あーなんかいいなぁ。今の……」ハァ

グンタ「お前ら、もう行こうぜ。二人の邪魔だろ?」

オルオ「そーだな。なんか幸せオーラに毒気抜かれちまった」ポリポリ

ペトラ「……はぁ、せっかく仕返しに来たのに」

グンタ「……」


エルド「もう、行くのか?」

グンタ「ああ、ちょっと寄っただけだからな。また来るよ」

エルド「そっか。じゃあ、またな」

グンタ「ああ。……二人の式には是非呼んでくれ。楽しみにしてるぞ」

エルド「!?」

彼女「!?」///

ペトラオルオ「「!?」」

エルド「おまっ!!何を!?」///

グンタ「あっはっはっは!仕返しの手伝いをちょっと、な」


ペトラ「ナイス!!グンタ!」

オルオ「誉めてやる!!」

エルド「お前らなぁ……」

ペトラ「ひゅーひゅー!エルド赤くなってやんの!!」

エルド「ひゅーひゅーって」

オルオ「だがこれだけで済むと思うな!!これからも第二第三の仕返しを……!!」

エルド「何回やるつもりだ!」

彼女「ふふ」


ペトラ「あ、彼女さんすみませんでした」ペコ

オルオ「巻き込んでしまいました。申し訳ありません」キリッ

グンタ「本当、すみません」

彼女「ふふふ、いえ。また来てくださいね。色々お話したいですし」ニコッ

ペトラ「優しいっ!この方優しいよ!!」ブワッ

オルオ「こんな優しい方を巻き込んでしまうなんざ……俺は……俺は……」クッ

グンタ「……お前ら、もう行くぞ」


エルド「さっさと行け、さっさと」シッシッ

ペトラ「何だよ!エルドのバーカ!」タタタ

オルオ「そうだそうだ!バーカバーカ!!」タタタ

エルド「……ガキか」

グンタ「……お守りしてくる」スタスタ

エルド「ああ、お疲れ」

グンタ「ああ、そうだ、もしなんだったら多分――って所だから」

エルド「……分かった。じゃあまたな」

グンタ「……」ヒラヒラ

――スタスタスタ……

エルド「……ったく、あいつらは……」


彼女「面白い人達……ね?」

エルド「アホなだけだよ」

彼女「ふふふ」

エルド「?」

彼女「楽しそうな同僚さん達で良かったわ」クスクス

エルド「そうか?命懸けの仕事の同僚があんなんでいいのか疑問だけど」

彼女「……いいのよ。貴方も楽しそうだったし」

エルド「……そうか?」

彼女「ええ。良い職場だっていうのがよく分かったわ。……安心した」キュッ

エルド「……そっか」キュッ

彼女「ええ」

エルド「……今日はどこ行きたい?」ニコッ



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

――夜――


ガヤガヤワイワイ

ペトラ「おっじさーん!ここに3つね!」

グンタ「飲む気か、ペトラ。怪我も癒えてないのに」

ペトラ「いーのー。今日くらいいーじゃない!せっかく皆で集まったんだし」

オルオ「安静にするんじゃなかったのかよ」

ペトラ「だぁってさーなんか飲みたくなったんだもん」

オルオ「……まぁなぁ……うしっ!付き合ってやる」

グンタ「おいおい……早く復帰するんじゃなかったのか?」

ペトラ「うっ……き、今日だけだから!もう頼んじゃったし!」


店の親父「ほい!お待ち!!」ドンッ

ペトラ「ありがとー!ほらっ!二人共グラス持って!!」

グンタ「はぁ、仕方ないな。1杯だけだぞ?来たものは残す訳にもいかないしな」

ペトラ「そうこなきゃ!」

オルオ「皆グラス持ったな?じゃ、」

ペトラオルオグンタ「「「かんぱーい!」」」

カチンッ!

オルオ「……エルドがいないのはちと残念だな」

ペトラ「そうだね、でも邪魔したら馬に蹴られちゃうし」

グンタ「……うーん、そろそろかな?」

ペトラオルオ「「?」」


エルド「よっ!」

ペトラオルオ「「エルド!?」」

グンタ「よう!やっぱり来たな」

エルド「まぁ、せっかくだしな」ガタンッ

オルオ「グンタ、誘ってたのか?」

グンタ「んー、店の名前だけ伝えておいた」

ペトラ「彼女さんは?」

エルド「元々夕方までの予定だったからな。親父さーん、ここに1つ!」

店の親父「あいよ!」

グンタ「お前も飲むのかよ」


エルド「皆飲んでんのに俺だけジュースでも飲んでろってか?冗談だろ?」

オルオ「……全員平等に不摂生するか」

エルド「そうそう」

グンタ「そんな悪平等な」

店の親父「へい、お待ち」ドンッ

エルド「お、来た来た。ありがとう!」

オルオ「んじゃ、仕切り直しな」

リヴァイ班「「「「かんぱーい!!」」」」

カチャンッ!


ペトラ「つーかさ、エルド」

エルド「うん?」

ペトラ「怪我してるの足なのに出歩いたりして大丈夫なの?」

エルド「ああ、まぁまぁな。普段はそこまで動き回ってないよ」

グンタ「今日は歩き回ったんだろ?」

エルド「んーいや?近所を軽く散歩した程度だな」

ペトラ「えー?デートなのに?」

エルド「彼女がそうしようって言ってくれたんだよ。一緒にいれればそれでいいってさ」

ペトラ「うわぁ、惚気けられた!!ムカつくー!」

オルオ「ふざけんな!バーカ!!」

エルド「何故罵倒されなきゃならん」

グンタ「甘んじて受けやがれ」

エルド「お前まで……」


エルド「しかし動き回ると言うならオルオもじゃないか?肋やってんのに平気なのか?」

オルオ「んー?まぁ別に……」

ペトラ「……」

オルオ「おめぇはまだ引きずってんのかよ……」

ペトラ「だって……私がうまくワイヤーの位置取りしてたら……オルオを巻き込まなくてすんだのに……」

グンタ「ずっと責任感じてたのか」

ペトラ「……」

オルオ「何度も言ってんだけどな、俺の勝手だって」

ペトラ「分かってるけどさ、自分で決めて行動する以上責任は本人にあるって事くらい」

オルオ「だったら……」


ペトラ「でも!!もやもやするじゃない……痛いだろうなとかさ」

オルオ「……出歩けるくらいの怪我だけどな。賭けは多分俺の勝ちだな」ニヤリ

エルド「俺もさほどではないぞ?奢らずに済みそうだ」

グンタ「やせ我慢大会か……」

ペトラ「おじさん!!もう1杯!!」

グンタ「おいおい、ペトラ。1杯だけだって言っただろ?」

ペトラ「もう飲まなきゃやってらんないっ!」ヒック

エルド「……もしやもう酔ってんのか?」

オルオ「元々酒弱いからな……」

エルド「そうだが、まだ1杯だろ?」

グンタ「今日はやたらテンション高かったからなぁ……血の巡りがいいのかもな」


店の親父「はいよ」ドンッ

ペトラ「ありがとー!」グイッ

オルオ「お、おい!ペトラ!」

ペトラ「もう1杯!」

エルド「ペトラ!」

ペトラ「むぅ……待機だなんて……やってらんない……」ヒック

グンタ「ペトラ……」

ペトラ「皆……頑張ってるのに」

エルド「仕方ないだろう?怪我した兵士は皆こんなもんだ」

グンタ「怪我したまま職務につかれるほうが迷惑だしな」

ペトラ「そうだけどさ」

オルオ「……」


オルオ「……悪かっ」ペトラ「オルオは謝らない!!」ビシッ!

オルオ「お、おぉう」

ペトラ「オルオは何も悪くないんだからね!?私を庇っただけだし!!それがなかったら大怪我どころか下手したら……」

ペトラ「オルオ……ありがとね」ヒック

オルオ「あ、ああ」

ペトラ「でもそのせいでオルオは怪我してるし、お父さんは兵長に変なこと言おうとするし、仲間が頑張ってるのに」ヒック

エルド「……なんか支離滅裂になってきたな……」

グンタ「もう飲ますのはやめといた方がよさそうだな」

オルオ「落ち着け、ペトラ」


ペトラ「もー!!腕以外健康なのに!!こんな大変な時に動けないとかっ!!もー!!」

エルド「……気持ちは分かるがな」

グンタ「まあ、な」

オルオ「……数日の我慢だ」

ペトラ「エレン……兵長……大丈夫かな……?」ポツリ

エルドグンタオルオ「「「……」」」


店の親父「ほい、お待ち」ドンッ

ペトラ「ありがと!」グイッ

エルド「あ!こら!!」

グンタ「やめろ!もう飲むな!!」

オルオ「ペトラ!!」

ペトラ「うるさーい!!」

ギャーギャー!!……



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


店の親父「ありやしたー!!」

ペトラ「」スースー

エルド「見事に潰れたな」

グンタ「大丈夫なのか?オルオ」

オルオ「ペトラ一人おぶるくらい平気だ。これくらい出来ねぇと家で生きていけねぇからな」

エルド「お前んちどんな家だよ」

オルオ「弟が5人、その内やんちゃ盛りのちっちぇガキが二人だ。どうなるかわかんだろ?」

グンタ「兄弟多いな。お前実家で静養出来るのか……?」

オルオ「まあ、親父とお袋なんとかしてくれてるからな」


ペトラ「」スースー

エルド「……ペトラは色々渦巻いてたみたいだな。そのせいで悪酔いしたみたいだが」

グンタ「まあ……悔しいよな……」

オルオ「調査兵団がこんな事になってる時にな……」

エルドグンタオルオ「「「……」」」

エルド「とは言え考えたところでどうにもならんしな……」ハァ

グンタ「早く治るのを祈るしかないな……」

オルオ「今日は飲んじまったがな……」

エルド「俺らは1杯で済ましたからまあ……」

グンタ「ペトラは俺らの中で1番怪我が軽いしな」


ペトラ「う……ん……兵……長」ボソッ

オルオ「!」

オルオ「……ちっ」

エルド「ははっ!前途多難だな、オルオ」

オルオ「な、何がだ!?」

グンタ「バレてないつもりかよ」

オルオ「な、何の事だかさっぱりだな」

エルド「まぁそういう事にしといてやるよ」

オルオ「くそっ!知ったような顔しやがって……」

エルドグンタ「「あははは!」」


オルオ「ちっ……笑ってんじゃねぇよ」

ペトラ父「おや?オルオ君?」

オルオ「あ、おじさん」

ペトラ父「ペトラ!?」

ペトラ「」スースー

ペトラ父「ど、どうしたんだ?」

オルオ「あ……すみません、酔い潰れてしまってて……」

ペトラ父「怪我してんのに飲んだのか!?」

オルオ「……すみません」

エルド「すみません、止めなくて……」

ペトラ父「君達は?」


エルド「あ、同僚のエルド・ジンです。はじめまして」

グンタ「グンタ・シュルツです」

ペトラ父「ああ!ペトラから聞いてるよ。いつも娘が世話になってるね」

グンタ「申し訳無いです……飲ませてしまって……」

ペトラ父「あー……多分自分から飲んだんだろ?嫌なら殴ってでも飲まねぇだろうからな」

エルド「いやぁ……あはは」

ペトラ父「まったく……バカ娘が……」ナデ…

ペトラ「うーん……」ムニャムニャ


ペトラ父「幸せそうなツラァしやがって……人の気も知らねぇで……」フッ

エルド「……」

グンタ「……」

オルオ「……家まで運びますよ」

ペトラ父「ああ、頼んでもいいかい?オルオ君」

オルオ「はい」

ペトラ父「すまねぇな……オルオ君も怪我をしてるっていうのに……」

オルオ「これくらい平気ですから」

ペトラ父「皆も家に寄っていかねぇか?何もねぇが茶くらいは出せるぞ」

エルド「ありがとうございます。ですがもう遅いですし……」


ペトラ父「んー、そうかぁ?残念だな……」

グンタ「……また、早い時間にでも寄らせてください」

ペトラ父「ああ!是非来てくれ。ペ……皆の話も聞きたいからな!」

エルドグンタ((……兵団でのペトラの様子を知りたいんだな……))

エルド「じゃあ、オルオ、またな」

グンタ「気を付けてな」

オルオ「ああ」


スタスタスタ……

レスありがとうですよ。本当に。


あと少しだったのに寝落ちしてもうた。

……今更だが漢数字とアラビア数字が酷く入り乱れとるな。自分でもなんでかわからんが本当に酷い。ごめんなさい。


では投下


ペトラ父「……オルオ君」

オルオ「はい?」

ペトラ父「その怪我は娘を庇ってのもんなんだろう?」

オルオ「……」

ペトラ父「ペトラが渋々教えてくれた」

オルオ(渋々かよ)

ペトラ「……」

ペトラ父「はは!色々思うことがあったんだろ。感謝してたよ」

オルオ「……」

ペトラ父「オルオ君、ありがとう」フカブカ…


オルオ「え、ちょ、おじさん!頭上げてください!!」オロオロオルオ

ペトラ父「いやいや、娘の命の恩人だからな」

オルオ「いやいやいやいや、俺らの仕事は助け助けられは当たり前の事ですから!」

オルオ「俺がペトラに助けられる事だってありますし!!」

ペトラ父「それでもありがたい事に変わりはないさ。こうやってペトラの寝顔を見られるのも君のお陰だしな……」

オルオ「……ではそのお礼をお受けます。ですからもうこれでこの話は終りにしましょう?」

ペトラ父「……オルオ君、君は顔は……まあなんだが、いい男だなぁ」

オルオ(一言余計なんだが……)

ペトラ「……ぶふっ」

オルオ「ペトラ?」


ペトラ「……」スースー

オルオ(気のせいか?)

ペトラ父「お、着いたな。すまねぇが部屋まで運んでくれるか?」

オルオ「ああ、はい」

ペトラ父「ありがとうな、オルオ君……」

ペトラ「……」



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

―――
――


――次の日――


ペトラ「我々は今、エルドの家の前に来ています!」

オルオ「正確にはエルドの家の横ちょです!」

ペトラ「細かい!オルオ!」

グンタ「つい昨日見たような光景なんだが……」

ペトラ「グンタ、普通のトーンで話してたら……」

グンタ「すでに普通のトーンで話してただろうが」


オルオ「いいから家を見張……」

エルド「……またか……」

ペトラ「今日は逃げない」

オルオ「え?」ダッ…

エルド「今日は何しにきたんだ?」

グンタ「彼女さんと話に来たんだと」

エルド「昨日の今日でか」

ペトラ「家にいても暇なんだよねぇ」

エルド「暇潰しにしてんなよ」

ペトラ「お話したいって言ってくれたし」

グンタ「社交辞令だろ」


オルオ「それに付け込みエルドの恥ずかしい失敗談を吹き込んでやろうと!」

ペトラ「そう!その為に来たのです!!」

エルド「……それを俺に言っていいのか?」

ペトラ「知られた処で私達の口は塞げません」

オルオ「エルドも来た事だし、彼女の所に行くか!」

エルド「おい!」

彼女「あれ?皆さん?」


ペトラ「こーんにちわー!」フリフリ

オルオ「昨日の今日ですみませんねー」

エルド「おいこら!お前ら!グンタ、お前も止めろよ!!」

グンタ「いやいや、これはこれで面白そうだな」ニヤニヤ

エルド「くそっ!お前も敵か!!」ダッ

グンタ「おっと、どこに行くつもりだ」ガシッ

エルド「離せ!せめて俺のいない所でやれよ!」


ペトラ「いやいやー、逃がす訳ないでしょ」ニヤニヤ

オルオ「お前がいる事に意味があるんだからな」ガシッ

エルド「くっそー!お前ら覚えとけよ!!」ズルズルズル

彼女「??」


.


――始めは苦笑いだった彼女もその内に笑い始め、それが大笑いになる頃にはエルドは机に突っ伏して耳まで赤く染まっていたとさ。



ペトラオルオ「「復讐成功!!」」パンッ!

エルド「……怪我が治ったらシメてやる」ギリギリ

グンタ「……結局最後には彼女に可愛いとか言われてやがったじゃねぇかよ」

エルド「……いやぁ///」

グンタ「……ペトラ、オルオ、復讐はまだ終わってねぇみたいだぞ」イラッ



.

おまけ、おしまいです。


すんごい長くなってしまいました。あと、色々ミスがあったりで申し訳。
最初から最後までお付き合いくださった方、それからレスくださった方、とにかく読んでくださった方、

ありがとうございました!

  / ̄ ̄ヽ ̄ ̄\
 ∠  レ |  ⌒ヽ
  \__ノ丶  )|
   (_と__ノ⊂ニノ


.

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年01月08日 (水) 07:01:31   ID: CwT5hwOB

感動するし面白いし
最高www

オロオロオルオwww

2 :  SS好きの774さん   2014年01月26日 (日) 21:54:39   ID: VAyao5yd

神だ....神がここにいる!!

3 :  SS好きの774さん   2014年07月31日 (木) 18:41:29   ID: vT2vVlXo

悪くない……イイ!( ゜∀ ゜)

4 :  SS好きの774さん   2014年08月17日 (日) 21:03:36   ID: UOs8B4RQ

これは何回見ても面白い‼︎はっぴーえんど最高‼︎‼︎作者さんありがとうございます‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎オロオロオルオ面白かった‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎

5 :  ✨リヴァイ✨   2014年12月21日 (日) 12:33:44   ID: G5jGvbwg

すっごい面白かったですっ!!!エルドの彼女見てみたかったなぁー( ´ ▽ ` )ぜひまた書いてください!!!

6 :  ✨リヴァイ✨   2014年12月21日 (日) 12:55:10   ID: G5jGvbwg

104期の猫たちかわいいすぎる・・・☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆やばいほど面白かったです!!!!!

7 :  SS好きの774さん   2016年05月08日 (日) 01:19:12   ID: wsu1MxX-

リヴァイ班が生きてるのを見るだけで充分価値がある

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