リヴァイ「行くわよ!」みんな「おっ?」(81)

エレン「昨日は驚いたよなー」

ジャン「兵長があんなこと言うなんてよ……」

アルミン「兵長って……もしかして……」

ジャン「や、やめろアルミン」

エレン「言わなくてもわかってるよ……」

エレアルジャン「(実はオネェだったんだってことくらい)」

リヴァイ「あー」サッサッ

リヴァイ「掃除なんて、やってられないわ~」ハア

リヴァイ「きゃあ!蜘蛛!!」

リヴァイ「こっちこないで!きゃーー!!」バタバタ

ガチャ

エレン「あ、あの」

リヴァイ「な……なんだ、エレン」アセアセ

エレン「廊下の掃除終わりましたけど……」

リヴァイ「そ、そうか、ならもう部屋に戻ってていい」サッサッ

エレン「はい………」スタスタ

エレン「やっぱり!!リヴァイ兵長はオネェだ!!」ゼーゼー

ジャン「まじか……」

アルミン「蜘蛛を見て、きゃー!ねぇ…」

エレン「どーすんだよ、明日壁外調査なのに……」

エレン「なんか、気になりすぎて集中できない!」

ジャン「忘れておくしかねえだろ…」

アルミン「みんなも、あの時半分くらいは兵長ってオネェ?て思ったはずだよ」

アルミン「だけどみんな兵長と普通に接している」

ジャン「俺たちも、気にせずに明日頑張ろうぜ」

エレン「うん……」

そして、翌日の壁外調査

リヴァイ「お前ら……いっ行くぞ!」

みんな「おおおおおーー!!!」

みんな「(今日は普通だ……)」

リヴァイ「(ちゃんと言えた……)」ホッ

エレン「普通だったな……」

アルミン「きっと、何かにとりつかれてたんだよ」

エレン「それならいいんだが……」

オルオ「おいペトラ、しっこ漏らすんじゃねえぞ」

ペトラ「おい、なんだとテメェ……」ギロッ

オルオ「な、なんか怖!」

オルオ「その威圧感、まるでリヴァイじゃねーかよ!」

ペトラ「あ?当然だろ?」

オルオ「へっ??」

ペトラ「ふふっなーんてね!兵長に似てた??」

オルオ「なんだよ……ちょっとビックリしたじゃねーか」アセアセ

ペトラ「さあ!気合い入れて行くわよ!オルオ!」


ドシドシドシドシ

リヴァイ「あれは……奇行種か?」

ペトラ「そうだな、俺がやる」シャキ

オルオ「ペトラ!?」

ペトラ「はっ!!ついさっきの余韻で………ごめんなさい!」

リヴァイ「いや……気にするな」

グンタ「兵長!いつもみたいにやっちやってください!」

リヴァイ「え………俺がやるのか?」

グンタ「え??」

リヴァイ「こういう時兵長にやらせんのかお前らは……!?」ガタガタ

オルオ「どうしたんだ兵長」

ペトラ「わ、私に任せてください!!」シャキ

リヴァイ「ああ!頼むぞペトラ!」キラキラ

エルド「えー」

ペトラ「」ビューーン

ペトラ「ふっ!」クルクルスパアアアン

奇行種「ギャアアア」バタン

ペトラ「ちっ………汚ねェ」フウ

オルオ「(やばいペトラかっこいい)」

リヴァイ「よくやったペトラ!」

ペトラ「い、いえいえ!!///」

エルド「あ!兵長こっちにもあっちにも!!」

リヴァイ「ち………ししししかたねねえええなななあああ」ガタガタ

ペトラ「へ、兵長!しっかりしてください!」

オルオ「(ペトラと兵長おかしい)」

ペトラ「こっちは私が!」ピューンスパスパ

グンタ「兵長はあの巨大奇行種を!」ピューン

リヴァイ「え!?」チラッ

巨大奇行種「」ドドドドドド

リヴァイ「む……無理」ブルブル

オルオ「兵長??」

リヴァイ「きゃあああああ!!!」ダダダダダ

オルオ「ちょ!兵長ーーー!!」

リヴァイ「嫌!まだ死にたくない!ペトラ助けて!」ビシャアアア

オルオ「(も、漏らしたあああ!!!!)」

巨大奇行種「」ドドドドドド

リヴァイ「(あ、あんな大きい奇行種……見たことないよぉ)」グスン

ペトラ「ふっ!」グルスパァ

巨大奇行種「ぶおおおおお」バターーン

ペトラ「大丈夫ですか兵長!」

リヴァイ「怖かったよペトラ!!さすがだペトラ!!」

ジャン「俺の馬が見当たらねえ……」ピィーーー

アルミン「さっきの奇行種にはね飛ばされちゃったのかな……」

ライナー「どうする?馬は二匹しかいねーぞ?」

ライナー「誰か一人残らなきゃならねーが」

アルミン「なら僕が」スッ

ジャン「なら俺が」スッ

ライナー「え……なら俺が」スッ

アルジャン「よし乗るぞ」パカラッ

ライナー「おい!」

クリスタ「みんなーー!」パカラッパカラッ

ジャン「ん?あれは……クリスタか!」

クリスタ「これはテメェの馬か」ホレ

ジャン「え」

クリスタ「お前の馬がこっち見て逃げやがってよ」

クリスタ「でも馬面が困ってると思ったから捕まえて連れてきたんだぞ」

クリスタ「次は気をつけろよな」

ジャン「(男前……!)」

アルミン「(……!?)」

ライナー「(結婚したい……?)」

クリスタ「………あ!え、えっと」

クリスタ「みんな無事でよかった……」ウルウル

ジャン「(なにこのギャップ)」

アルミン「(やっぱ女神……!)」

ライナー「(結婚しよ)」

クリスタ「(ついつい口調が……!)」アセアセ

ペトラ「それにしても、兵長でも怖いことってあるんですね……!」

リヴァイ「はい……」

エルド「はいぃいい!?」

リヴァイ「ああ!!」

エルド「すんません」

オルオ「お漏らし……ぶっ」ブフッ

リヴァイ「て、テメエエ!」ガシッ

オルオ「お、俺がわるかったです!」アセアセ

ペトラ「あんただって漏らしたでしょー!?」

オルオ「うるせー!」

ペトラ「兵長、私がもっと強くなって、兵長を守ります!」

リヴァイ「ペトラ………頼む」キリッ

ペトラ「もちろんですっ///」

オルオ「(……んー?)」

サシャ「あれは……奇行種だな」モグモグ

コニー「いや、そうだけどなんでずっと芋食ってんだ!?」

サシャ「……私ってそういうものかと」モグモグ

コニー「はあ?奇行種きてんだぞ!?」

コニー「サシャいつもびびりまくって逃げてたじゃねーか!」

サシャ「そ……うでしたね!きゃああああ!!」ダダダダ

奇行種「」ドドドドド

コニー「うわっ!はえええ!追いつかれる!!」

サシャ「奇行種め……俺をなんだと思っている!」シャキ

班長「サシャとコニー!こっちだ!こっちに逃げr」

サシャ「っ」ビューン

サシャ「ふ」クルクルスッパァ

奇行種「」バタン

サシャ「汚いです……」モグモグ

班長コニー「」

サシャ「ん?なんですか?」モグモグウップ

サシャ「(もう腹いっぱいもぐもぐ)」ゲフッ

コニー「サシャ……どうした?」

サシャ「どうもしてませんが?」モグ

コニー「(いつのまにあんなに強くなったんだ!?)」

サシャ「猛特訓の成果です!」モグ

コニー「すげええー!!」キラキラ

コニー「(俺もやりたい、回転斬り!)」

リヴァイ「ん?今度は……奇行種じゃねえ……!」

ペトラ「女型の……巨人です!!」

オルオ「またあいつかァ!」シャキ

エルド「やってやる!そうでしょう兵長!」シャキ

リヴァイ「え?そ、それはやめとこう?」

グンタ「何でですか!?逃げ切れるわけがない!!」

リヴァイ「だ、だが……」オロオロ

ペトラ「兵長!立体機動に移りましょう!」シャキ

オルオ「そうです!やっちまいましょう!」シャキ

リヴァイ「………」アセアセ

リヴァイ「(無理だって!勝てるわけないですって!)」

リヴァイ「(いくら強いペトラさんでも勝てるわけないですって!)」

ペトラ「兵長!!はやく指示を!!兵長!!」

オルオ「兵長!!」

リヴァイ「汗」

ペトラ「へいちょおおお!!!指示を!!!」

ペトラ「(っ!これじゃ駄目よペトラ!)」

ペトラ「(兵長に憧れ数年、私は兵長になりたくて……!)」

ペトラ「(兵長のように強くなりたくて!)」

ペトラ「(あの回転斬りをしたくて!)」

ペトラ「(兵長に隠れて兵長になりきって訓練していた)」

ペトラ「(不思議と力が沸いてきて……強くなれる気がして)」

オルオ「兵長……」

リヴァイ「汗」

ペトラ「しかたねぇ……」

ペトラ「お前ら!女形は増援に任せてとにかく走れ!」

リヴァイ「!」

オルオ「ペトラ!?」

ペトラ「急げ!エレンをあいつより先に保護するんだ!!」

ペトラ「あいつの狙いはエレンだ!」

オルオ「ペトラ……?」

リヴァイ「(ありがとうペトラさん!!神ーーー!!)」シャリッ

ペトラ「……え?何で芋食べてるんですか兵長?」

リヴァイ「………それは、何ゆえ人は芋を食べるのかってことか?」モグモグ

オルオ「(もうだめだ兵長……)」

ペトラ「とにかく、俺に続けーー!」ピューンシャシャシャ

リヴァイ「おう!」ピューン

エルドグンタ「おおーー!」ピューン

オルオ「へっ……あいつ、あれで兵長の真似してるつもりかぁ?」

オルオ「ったくよぉ……」ピューン

コメどうも!


エレン「………」ボーッ

ミカサ「エレン、ぼーっとしては危ない」

エレン「へ?あ、ああそうだな……」

エレン「(兵長はオカマ……か)」ハア

エレン「(なんか今思うと色々と気持ち悪いな~)」ゾゾーッ

ユミル「おい、なんかくるぞ……」シャキ

ミカサ「エレンは私が守る」シャキ

ユミル「ベルトルさんもちゃんとエレンを守れよ!」

ベルトルト「あ、ああ!」シャキ

ベルトルト「(ジャンは大丈夫かな……?)」

ベルトルト「(どこにいるのかな……?)」

奇行種「」ドドドド

ジャン「クリスタは、奇行種に遭遇しなかったか?」

クリスタ「ああ、まだ遠くからしか見てねえな」

ジャン「え?そうか……」

クリスタ「(あっ)ま、またみんなに会えて嬉しいなぁ……!」ニコッ

アルミン「(クリスタの口調があらぶってる)」

ライナー「俺たちもエレンの援護に行くか?」

ジャン「あー……そうだな」

クリスタ「なら私も!みんなと一緒にいっていいかな?」

アルミン「もちろん、一緒に行こう」

アルミン「(クリスタ、なんか変だ……)」

クリスタ「いくぞおおお!」ウオオ

ライナー「え!?」

クリスタ「いっ!いこ~!」オーッ

ライナー「(男前クリスタはそれはそれで可愛いぜ//)」

コニー「うわあああ!奇行種の大群だ!!」

奇行種「」ドコドコドコドコ

サシャ「俺……じゃなくて私がやります」ピューーン

コニー「やめろサシャあぶねーって!」アワワワ

班長「サシャ!出過ぎだ!戻r」

サシャ「ふんっ」クルルルルスッパアアア

奇行種「」バタン

サシャ「私が必ず巨人を絶滅させます……!」クルンクルン

サシャ「死んでいった部下の分も、俺が!」スパスパスッパァン

奇行種「」バタバタタタタ

コニー「嘘……だろ……?」

班長「(なんもいえねー)」

サシャ「ちっ、パンが汚くなります」パクパク

奇行種「」チーン

ペトラ「あの……兵長……さっきはすみませんでした……!」グスン

リヴァイ「え?何が??」

ペトラ「兵長になった気分で勝手に指示出して……」

ペトラ「私は兵長に従う身なのに……」グスン

オルオ「(まあかっこよかったけどな)」

リヴァイ「いや……気にするな」

リヴァイ「そ、それより……その……パァンを……」グゥ~

エルド「!」

グンタ「兵長、お腹減ったんですね!」

エルド「(あんまり動いてなかったような気が……)」

ペトラ「そんなこともあろうかとパンを持ってきましたよ!どうぞ!」つパン

リヴァイ「パァン!」

みんな「!?(ビックリした……)」アセアセ

リヴァイ「……悪いな、ペトラ」

リヴァイ「パンはおいしいな」モグモグ

ペトラ「みなさんも食べましょう!」モグモグ

オルオ「あ、ああ……」モグモグ

グンタ「呑気に食べてる場合か!?」

エルド「いや、このあとのことを考えると少し食べておいた方がいいかもな」モグモグ

グンタ「む~」モグモグ

オルオ「っいて!舌噛んだ!」イテテテ

ペトラ「落ち着いて食べなきゃダメよ」

オルオ「わぁっへるよー!!」

エルド「ははは、オルオって舌よく噛むよな」ケラケラ

グンタ「お前らほんと呑気だな…ははっ」ニコニコ

リヴァイ「……」ウルウル

リヴァイ「……」グスン

みんな「え……兵長?」

リヴァイ「……リヴァイ班の方たちはみんな優しいです」

リヴァイ「それでいてとても強くて……かっこいいです」

リヴァイ「私は……兵長はとても幸せなお方だと思います……!」ポロポロ

みんな「………」

オルオ「(兵長……自分を幸せなお方とか言ってるぞ)」

エルド「(なぜ敬語)」

グンタ「(今日の兵長よく泣くな)」

ペトラ「兵長が幸せだなんて、そんな、そんな嬉しい言葉はありません!」

ペトラ「私も兵長と一緒にいれてとても幸せです!!」ニコッ

オルエルグン「(……細かいことはいいのか)」

リヴァイ「ぺ、ペトラ、私は!」

オルオ「……俺もです!」

エルド「俺も!」

グンタ「もちろん俺もです!」

リヴァイ「ま、まってください、あの」アセアセ

ペトラ「兵長!行きましょう!エレンのところへ!」

オルエルグン「おー!」

リヴァイ「(これは……もうやるしかないですね!)」

リヴァイ「(こうなったら壁外調査が終わるまでなりきってやります!!)」

リヴァイ「ああ!行くぞお前ら!」

リヴァイ「必ずエレンを死守する!」

ペトオルエルグン「おおおーー!」

ペトラ「(……最近変だけれど、それでも私の大好きな兵長だもの!)」

ペトラ「(私は……兵長が無事でいてくれたらそれでいいの)」

ペトラ「(……そんなこと言ったら怒られちゃいますけどね)」フフッ

オルオ「(お漏らしペトラ、随分立派になったじゃねーか)」

オルオ「(でも俺は知ってるんだぜ?)」

オルオ「(さっき、女型の巨人から逃げろ!って指示してたとき)」

オルオ「(その下で思いきり漏らしてたのをな……)」ヘッ

パカラッパカラッ

ペトラ「あの、兵長、その……」

ペトラ「私の回転斬り、どうでしたか?」

リヴァイ「ん、さっきのか?すごく上手だった」

リヴァイ「ペトラは強いな……」

ペトラ「そ、そうですか?///」テレテレ

ペトラ「ふふっ、もっと強くなりますから、見ててくださいね!兵長!」

ペトラ「ずっと……//」

リヴァイ「ああ、俺は見ている、ずっとな」

エルド「あれー?何いい感じになってるんすかお二人?」ニヤニヤ

オルオ「はあ!?どこがだあ!?」

ペトラ「な、なんでオルオが怒るのよ!」

オルオ「べっ別に嫉妬とかでもなんでもねーよ!!//」

グンタ「お前ら見てると、いい感じに緊張が解れるな……」ハハ

リヴァイ「本当だな……」ニコッ

オルオ「へいちょー、俺だって練習すれば」

オルオ「ペトラより素晴らしい回転斬りを見せられます!」

リヴァイ「そうか……なら、楽しみにしてやる」

オルオ「は、はい!頑張ります!!」

リヴァイ「ん、あれは………」

ドシドシドシドシ

ペトラ「女型の……巨人です!」

リヴァイ「!」

リヴァイ「(冷静に……冷静に)」ガタガタ

オルオ「もう来やがったか!」

エルド「あの様子じゃ増援は全滅の可能性が!」

グンタ「ここらへんには所々木が数本立っているな……」

リヴァイ「……たt」

ペトラ「兵長、先にいってください」

リヴァイ「え?」

ペトラ「ここは、私たちが食い止めます!だから、指示をください!」

ペトラ「指示を!」

オルエルグン「指示を!」キリッ

リヴァイ「お前ら…………」ウルッ

リヴァイ「(俺も戦う、といいたいんですが……)」

リヴァイ「(あいにく私がいたらむしろ足手まといに……)」

リヴァイ「……俺はエレンの所へ急ぐ」

リヴァイ「お前らは、あの女型を足止めしてくれ!」

みんな「はいっ!」

リヴァイ「……無理はするなよ」パカラッ

……はい!パカラッ

ペトラ「みんな……さっきから勝手に言ってごめんなさい」

オルオ「……お前は間違ってない」

エルド「くるぜ……」

女型の巨人「」ドシドシドシ

ペトラ「……ゴクリ」ガクガク

オルオ「回転斬り出来ても、やっぱり怖いんだなー」

ペトラ「当たり前でしょ、兵長だってきっとずっと怖かったのよ?」

ペトラ「それに、オルオだって…」

オルオ「う、うるせえ!武者震いだこれは!」ガクガク

オルオ「とにかく俺たちは、俺たちのできることをやるだけだァ!」

グンタ「やってやるよ、あんな金髪巨人!」

ペトラ「行くわよ!」

オルエルグン「おおーーー!!」ピューン

エレン「………」

ミカサ「今日はなんだか奇行種がとても多い」

ミカサ「とても嫌な予感がする、のでエレンきをつけて」

エレン「あ?あぁ……」

ユミル「みんなはどうしてるかなぁ……」

ユミル「みんなに何もないと良いけれど……」ウーン

エレン「なんかユミル、いつもより口調が優しいな」

ユミル「え?あ、あーそうか?ははっ!」アセアセ

ユミル「(つい、口調が……)」

ミカサ「ん、誰かがこっちにくる……」

リヴァイ「」パカラッパカラッ

エレン「う………リヴァイ兵長だ」

ミカサ「あのチビ……エレンに何かしたら許さない」

リヴァイ「みなさーん!無事でしたかあ??」

エレン「えっ!?」

リヴァイ「?」

リヴァイ「(あ、大変!ついみんなにあったら)」

リヴァイ「(自分が兵長だということを忘れてしまいました!)」アセアセ

リヴァイ「ここにいる奴らは全員無事みたいだな……」

エレン「(やっぱ兵長って、オネェ?それとも何?)」ムムム

ミカサ「(一瞬サシャに見えた)」

リヴァイ「じきに撤退命令が出るらし
い」

リヴァイ「それまではここでエレンを死守する、いいかお前ら」

ミカユミベル「はい!」

パカラッパカラッドドドドド

ジャン「あ、あれって奇行種じゃねえか!?」

ライナー「今日本気で奇行種しか見てねえな」

アルミン「奇行種は倒すしかないよ!行くよ!」

クリスタ「おう!じゃなくてうん!」

ライナー「おらああああ!」ピューンスカッ

奇行種「」ドドドドド

ジャン「まだだぜ、食らいやがれっ!」ピューンスパッ

奇行種「ぎょぎょおお」バタン

アルミン「やったー!ナイスジャン!」

ライナー「腕を上げたな~」

クリスタ「立体機動のコツ教えてほしいなあ」キラキラ

ジャン「へっ、壁外調査終わったらな、急ぐぞ!」

ドドドドドド

ユミル「奇行種くるよーー!」

ミカサ「私が……!」ピューーン

ベルトルト「僕だって……まだ言いたいこと言えてないんだ!」シャキン

ベルトルト「(ジャンに伝えたいことがある、だから死ぬわけにはいかない!)」

ミカサ「ふん!」ジャキン

エレン「へ、兵長は戦わないんですか?」

リヴァイ「……俺はエレンの近くに来たやつを削ぐ」

エレン「(近くにいられると、気になって気が散るーー!)」

エレン「あっ、こっち来ましたよ!!」

リヴァイ「何っ!?」チラッ

奇行種「」ドドドドドド

エレン「俺の近くを守っていただけるんですよね!?」

リヴァイ「お、おい!ベルトルト、ユミルあいつを何とかしろ!」

リヴァイ「………いないだと!?」

奇行種「」ドドドドドド

エレン「信じてます!兵長!」

リヴァイ「!!」

リヴァイ「(そうだ……私は……俺は兵長だ!)」

リヴァイ「(やってやる……奇行種など相手じゃねえ!)」ピューン

リヴァイ「てい!」スカッ

エレン「(………外した………)」

奇行種「」ドドドドドド

エレン「うわああああああ!!(もうダメだ潰される)」

ミカサ「エレンが!もう間に合わない!!」タタタタ

クルルルルルルスパアアアン!ブシャア

奇行種「」バターン

エレン「………ん?」チラッ

エレン「えっ!?」

サシャ「ちっ……何やってんだよ」パッパッ

リヴァイ「き、来てくれたのか!兵……サシャ!」パァ

エレン「(サシャが………)」

ユミル「(奇行種を………)」

ベルトルト「(倒した……!?)」

ミカサ「(しかもあの削ぎ方はまるで……!)」

エレユミベルミカ「(リヴァイ兵長!!)」キラキラ

サシャ「無事みてぇだな……お前ら」モグモグ

コニー「よお、俺らもエレンの防衛に回るぞー」

エレン「おお、コニー!二人とも無事でよかった」

サシャ「…………二人だけだがな」モグモグ

コニー「サシャ………言うなよ」


~~ 回想 ~~

サシャ「右に1体、左に10体……」モグモグ

サシャ「コニーと班長は右をお願いします」モグモグ

サシャ「私は右を」シャキン

コニー「は!?いくらなんでも無茶だろサシャ!?」

班長「そうだ!あの奇行種の大群を一人でやるなんて……」

サシャ「」ピューン

サシャ「私は右を」ではなく

サシャ「私は左を」ですね

すまぬ

そしてサシャは兵長のごとく華麗に宙を舞い
見事左の奇行種10体を倒した……


サシャ「汚ねェです……まったく」スタスタ

サシャ「!」

班長「うう………」ダラァ

コニー「サシャ……班長の血が止まらねえ……」ガタガタ

サシャ「班長……!」

班長「サシャ………」ガクガク

サシャ「なんでしょう」

班長「いつのまにか強くなったな……」

班長「最初の壁外調査では逃げることしかできなかったお前が……」

班長「奇行種1体どころか大群に自ら突っ込むなんてな……」

サシャ「……そうですね」ニコッ

班長「今のお前ならきっとやれる……」

班長「俺には出来なかったことが……きっと」

班長「だから、そんなお前に人類の未来を託してもいいか……?」サッ

サシャ「」ガチッ

サシャ「ああ……約束しよう」ウルッ

サシャ「俺は必ず、巨人を絶滅させる!!」

…………………

コニー「サシャ、もう班長、息してねえ……」

サシャ「……班長は最後まで聞きましたか?」

コニー「ああ、きっとな、だってほら」

コニー「こんなに安らかな顔で眠ってるぜ……!」

~~ 回想終わり ~~

リヴァイ「お疲れ……(サマデス)」

サシャ「私は、必ず人類を勝利へ導いてみせます」モグモグ

サシャ「(だから早く戻ってくれ、もとの俺の体に……!)」シャリッ

コニー「(なんかサシャ、マジでかっこよくなったな……)」

エレン「(サシャってこんな奴だったか?)」

ベルトルト「みんな大変だよ!来たよ!」

ミカサ「え、何が……?」チラッ

ユミル「女型だよ!!」


女型「」ドシドシドシドシ

サシャ「あいつか……」シャキシャキ

リヴァイ「!」

リヴァイ「(女型の巨人が来たってことは……)」

リヴァイ「(まさかリヴァイ班の方たちは……)」ブルブル

サシャ「………」

サシャ「(今、俺はサシャだ)」

サシャ「(兵長ではなく、調査兵団のとある女兵士、サシャだ)」

サシャ「(いつもモグモグしているらしい、サシャだ)」

サシャ「(残念ながら、俺はひょんなことで入れ替わってしまったらしい)」

時は遡り、壁外調査出発の時ー

リヴァイ『い、行くぞ!(ちゃんと言えた……)』ホッ

みんな『おーーー!』

ドドドドドドドドドド

サシャ『ああ!パン忘れました!引き返します!』パカラ

コニー『馬鹿かお前!?』パカラ

リヴァサシャ『きゃっ!』ドン

コニー『(ええええええ!!?)』ゾーッ

ペトラ『へ、兵長!』

コニー『(サシャ、一緒にいてなかなか楽しかったぜ……アァ)』

リヴァイ『……』

サシャ『……』

サシャ『イテェ……』ギロッ

リヴァイ「あわわわ、ごめんなさい!!」ペコッ

リヴァイ「………え?」

サシャ「ど、どういうことだ……?」

リヴァサシャ「(なぜ自分が目の前に?)」キョトン

ペトラ「ちょっと君!自分からぶつかっておいて何なのその態度!」

ペトラ「しかも兵長に謝らせるなんて!」プンスカ

コニー「そうだぞサシャ、黙ってないではやく謝れよ!(小声)」ヒソーッ

サシャ「(俺が……サシャ?サシャってこの今の俺か?)」

サシャ「(ええーー!?私が、私があの兵長!?)」アセアセ

オルオ「なんだァ、とっとと謝ってはやく行かせてくれよ」イライラ

サシャ「(な、なんで俺が……)」クソッ

サシャ「すみませんでした」ペコリ

このSSまとめへのコメント

1 :  姐さん   2013年09月02日 (月) 14:18:33   ID: RzzXHB23

あばばばば

2 :  SS好きの774さん   2013年09月13日 (金) 09:34:53   ID: k_G2iN25

早くー見たーい

3 :  きこーしゅ   2013年12月26日 (木) 17:01:12   ID: pHfQz9sF

はーやーくー!つーづーきー!

3 :  きこーしゅ   2013年12月26日 (木) 17:01:12   ID: pHfQz9sF

はーやーくー!つーづーきー!

4 :  フランツの姿焼き   2014年02月21日 (金) 19:21:28   ID: VX2UN0X9

面白い。

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