ベルトルト「…」 (55)
初めてスレ立てました。
ネタバレ注意です。
ベルトルトのローゼの扉破壊の時の心境を書いてみたくて立てました。
初めてなので失敗する箇所もあると思いますがよろしくお願いしまうs!
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1374997915
ベルトルト(明日で訓練兵生活が終わる、3年間も生活してたり、訓練してたんだよね…)
解散式の前日、ベルトルトは兵舎の前に座って考えていた
ベルトルト(マリアの壁を壊した時は11歳だったんだっけ、あの時は何も知らなかったんだよな…壁の中のことなんて)
-回想(壁破壊時)-
ベルトルト「僕が巨人化して扉を蹴るからアニは巨人をこっちに呼んでね」
アニ「了解」
ライナー「ベルトルトが蹴って中が混乱してる隙に3人で忍び込んで俺が巨人化する、そして門を突き飛ばすからな」
ベルトルト「うん、これで人類には大きな打撃になるはずだ」
-回想終わり-
ベルトルト(そっからシガンシナ区出身ってことにして開拓地で2年間働かされて…)
エレン「…ベルトルトか?」
ベルトルト「ん?やぁ、エレン こんな夜にどうしたんだい 就寝時間まであと少しだよ」
エレン「水汲みの当番から部屋に戻る途中なんだ」
ベルトルト「そうなんだ、水汲みも今日で最後だね」
エレン「そういえばそうだな、明日は解散式だもんな…ベルトルトは所属兵科は決めたのか?」
ベルトルト「僕は憲兵団に入るつもりだよ。エレンは調査兵団だよね?」
エレン「ああ、でもベルトルトが憲兵団なのは意外だな」
ベルトルト「え、どうして…」
エレン「さっきライナーに所属兵科聞いたんだよ、そしたら調査兵団にするかなって言ってたからな、てっきりお前ら 一緒のとこにいくのかと」
ベルトルト「そういうことか」
エレン「でもほとんどが憲兵か駐屯だと思ってたのに、ライナーが調査兵団に行くって言ったのは意外だったぞ」
ベルトルト「僕達には、故郷に帰るっていう目的があるからね…少しでも役に立ちたいんだと思う」
エレン「流石だなライナーは!俺らの兄貴分で勇敢で、尊敬の繰り返しだよ」
ベルトルト「そうだね…僕は意志が弱いからすごいと思うよ、ちょっと心配だけどね」
エレン「心配?なにがだ?」
ベルトルト「あ、ああ なんでもないよ」
エレン「そうか、俺は先に戻るぞ 就寝時間に遅れるなよ!」
ベルトルト「うん、じゃあまた後で」
エレン「ああ!」タッタッタ
ベルトルト(エレンか…最初に適性検査のコツを教えてくれって言われた時は正直関わりたくないなって思ったけど…
3年間も一緒だと嫌でも正確とか分かっちゃうんだよね、一人で巨人駆逐って大声で目標掲げて…不器用だけど気遣い出来て優しいし、でも、その意志の強さが僕達の妨げになることもあり得るんだよな…
エレンは僕達が巨人ってこと知ったらどう思うんだろう、多分すごく怒るだろうな、当たり前か)
ベルトルト(エレンといえばセットでいつもミカサとアルミンがいるね、あの二人は多分エレンについて行って調査兵団入るんだろうな…
ミカサは間違い無く脅威になるだろうなぁ、あんな強いのいるなんて知らないし知りたくもなかったよ
アルミンも座学すごかったもんなぁ…作戦とか立てるとすごいんだろうな…)
ライナー「ベルトルト」
ベルトルト「?やぁ、ライナー」
ライナー「就寝時間だぞ、迎えに来てやった」
ベルトルト「ああ、ごめん 行こうか…」
ライナー「なにか悩み事でもあるのか?」
ベルトルト「え、どうして?」
ライナー「いや、思い詰めてるような顔してたからな…」
ベルトルト「なんでもないよ、ちょっとエレンと話してたからその時のこと考えてただけさ」
ライナー「ああ、エレンか 珍しいな、お前が他のやつと話してるなんて」
ベルトルト「僕だって話しかけられたら受け答えくらいするよ」
ライナー「ハハッ悪い悪い …明後日だな、決行日」
ベルトルト「ああ、そうだね これでまた故郷に近づける」
ライナー「…ベルトルト、俺達のやってることってのは…」
ベルトルト「…ライナー、今考えるのはよそう」
ライナー「あ、ああ…そうだな…」
-解散式-
-本日をもって訓練兵を卒業する…-
-主席 ミカサ・アッカーマン! -
-2番 ライナー・ブラウン! -
ベルトルト(今日で訓練兵が終わる、そして明日は…二回目の進行だ、5年かかったけど…また、故郷に、一歩…)
-10番 クリスタ・レンズ! -
-心臓を捧げよ!-
104期訓練兵「ハッ!!」
-解散式の夜-
ガヤガヤガヤガヤ
ヒャー
ジャン「やっと憲兵団になれる!内地での暮らしが待ってるぜ!なぁマルコ!」
マルコ「ああ!やっと王に忠誠を誓える!」
ジャン「ったく…お前はお利口ちゃんだな」
ベルトルト(ジャンとマルコ、あの二人は最初から憲兵団に入りたいって言ってたよね…
ジャンはいっつもエレンと喧嘩してたイメージが強いなぁ、二人とも認めて合ってるのにぶつかるんだよ、素直じゃないよね。
マルコは、真面目で周りをよく見てるよね よく話しかけてくれたし優しいんだなって…)
ユミル「おら!クリスタ!解散式だぞ!飲め飲め!」オラオラッ
クリスタ「ちょっ ユミルそんな飲めないよ!やめっ」
ベルトルト(ユミルとクリスタはまたいちゃついてるのかぁ、いっつも二人でいるよね。ユミルは言葉遣いキツイけどクリスタのこと考えてるのすぐわかるよ、こんだけ見てれば。クリスタは男子皆が天使とかカワイイとか言ってたっけ…僕もかわいいとは思うよ。あ、エレンは言ってるの聞いたことないな、興味無さそうだしね)
コニー「エレンとジャンの喧嘩が見れるのも今日で最後だな」
サシャ「このご飯が食べれるのも今日で最後ですね」
ベルトルト(サシャとコニーは相変わらず楽しそうにしてるね
コニーのこと皆バカってからかってるけど、愛故のからかいだよねあれは…僕もなんかいか言ってるし。
サシャは、最初芋食べてる時は何事かと思ったよ 想像通り食い意地貼った女の子だったけど、明るくて話しやすいかな)
誰か見てるかな、見てるなら見やすいか見づらいかだけ聞きたい
揃えることよりも。で改行したほうが見やすいのかな?
iPhoneからだからあまりわからん
期待
>>14
改行部分見直しながら投下しますね!ありがとうございます!
ライナー「ベルトルト、ちょっといいか」
ベルトルト「ああ、なんだいライナー」
ライナー「明日のことだ、こっちに来てくれ」
ライナー「アニ、待たせてすまんな」
アニ「別に」
ベルトルト「ごめんねアニ」
アニ「気にしてないよ」
ライナー「早速だが明日のことだ、明日俺らは二回目の進行をする。トロスト区の扉を破壊し、
タイミングがあえばそのまま俺が巨人化してローゼの壁を破壊する。いいな」
ベルトルト「ああ、大丈夫だよ」
アニ「私はまた巨人を呼べばいいんだね?」
>>15
期待に添えるようにがんばります
ライナー「ああ、そうしてくれ。5年も巨人化してないが鈍ってるってことはないだろう」
アニ「分かったよ」
ライナー「そうか、じゃあ俺はエレンとアルミンに一緒に飲もうと誘われてるから行ってくる じゃあな!」
アニ「私もミーナ達に一緒に飲もうって言われてるから行ってくるよ」
ベルトルト「うん…じゃあね」
ベルトルト(作戦の話はしたし確認もしたけど、ライナーとアニは大丈夫なのかな…正直ボクは不安だ。
5年も壁内で過ごしたんだ、情が移らないわけがない。今だって作戦の話が終わればすぐに皆のとこへ…
もし、もし僕が巨人じゃなかったら…あの輪に入って素直に笑えたのかな…)
ジャン「やってみろ死に急ぎ野郎!」
ワァワァガヤガヤ
ベルトルト(後悔しても仕方ないよね、僕はもう人間じゃないんだ)
-翌日(作戦決行前)-
ベルトルト「遂にきたね」
ライナー「ああ、そうだな」
アニ「やるんだね」
ベルトルト「ねぇ…アニとライナーは…この5年間どうだった?」
ちゃんと書けてるか心配だなー
最近進撃のSS減ってきてますよね、少し寂しいです。
ライナー「そうだな、こんなこと言ったらお前は怒るかもしれんが、楽しかった…な」
アニ「…私も」
ベルトルト「やっぱりね…僕も同じ気持ちだよ」
ライナー「?!意外だな。お前は人間に情が移ったらダメだから近付かないってずっと言ってたのに」
ベルトルト「だって…しょうがないじゃないか、僕が関わりたくなくても向こうは何も知らずに話しかけてくる。
嫌でも話さなくちゃいけない、こんな生活が3年間も続けば情も移るよ…」
ライナー「そうだな、俺らは知らなくても良いことを知りすぎた…」
アニ「ねぇ。私達がここまでやってきたことって、正しかったのかな」
ライナー「ア、アニ?!お前いまさら何を…!」
アニ「だって!壁内がこんなとこだなんて聞かされてなかった!巨人化しなくても策はあったんじゃないのかい?!」
ライナー「それは俺にも分からん!だが!故郷に帰るためだ!仕方のない事だろう!」
アニ「仕方のない事、で今まで一緒だった奴らを消すっていうのかい?!」
ライナー「そうだ!俺は嫌だが仕方がないんだ!何が好きで仲間を殺さなきゃならない!」
ベルトルト「…もうやめなよ二人とも」
ライナー「…ベルトルト?」
ベルトルト「もうやめるんだ、こんなこと。情が移るのはこうなるのが嫌だから避けてたんだ!僕たちは人間じゃないんだ!わかるだろう!?」
ライナー「…」
アニ「…」
ベルトルト「僕たちは故郷を出た時からもう人間でいちゃいけないんだ、エレンやアルミン、ミカサ、ジャン、マルコ、クリスタ、ユミル、コニー、サシャ、皆とは違うことくらい二人もわかってるんだろう?!」
ライナー「ああ…」
アニ「そうだね…」
ベルトルトの()の部分、分けた方が見やすくなるんじゃないか?
ベルトルト「僕らがどうしようと5年前の出来事は変えられない、紛れもなく僕達がやったことだ。もうその時から人間を名乗ることは許されないんだよ」
ライナー「分かってるよ…分かってる…」
ベルトルト「じゃあ、わかるだろう?今何をすべきなのか…」
アニ「ああ…」
ライナー「そうだな」
>>28
分かりました!やってみます
ベルトルト「じゃあ、わかるだろう?今何をすべきなのか…」
アニ「ああ…」
ライナー「そうだな」
ベルトルト「でも…もし、もし僕達が巨人じゃなかったら…あの中に入りたかったね…」
ライナー「くっ…もうこの話はやめだ!作戦決行するぞ!」
ベルトルト「あ、ああ!」
アニ「了解」
ベルトルト(巨人化は出来るはず、後は扉を蹴って忍び込めばオッケーだ)
-稲妻-
ベルトルト(よし、巨人化は出来た、後は扉を蹴って…)
夜投下しますー
投下しまーす
エレン「よぉ…5年ぶりだな」
ベルトルト(え、エレン?なんでここに…あぁ、大砲整備してたのか ごめんよエレン、僕は故郷に帰る為なら君達を滅亡させるつもりだ。この体なら負ける確率も殆ど無いだろうしね)
ベルトルト(蹴り破った扉に巨人が入っていく、アニが呼ぶの成功したのかな)
ベルトルト(これで、これでいいんだ。僕らは5年前から人間じゃない。人間になりそこねたんだよ、化け物なんだ。)
さぁ、人類に対する進撃の始まりだ
これで書きたかったことはひと通り書けました。
初めてなのでかなり短めになってしまったと思います、もっと長いの書きたかったのですがそこまでネタが浮かびませんでした!
山奥組の3人はどういう気持ちで過ごしてたのか本編で語られないのですごく気になります、機会があれば違うSSも書いてみたいと思います
ありがとうございました!
終わった後も見たかったな
おつ
>>42
この後すぐトロスト防衛戦でそっから1ヶ月もなくエレン攫っちゃうんで意思が揺らぐことはないかなって思ったんで書きませんでした!
本誌の物語がもっと進んだら書きたいです
他の人達の訓練兵の時の心境も書いてみたいな・・・書くなら誰が良いと思います?
このSSまとめへのコメント
ユミルが
良いですね。