※進撃SS 基本sage進行
ネタバレ注意
世界観崩壊はなるべく少なくしたいんですが
前提が前提なので無理があるのはご了承ください
オチも特に決めてないのでのんびり更新していきます
どの程度長くなるか見当もつかないので気長にお付き合いください
訓練兵団兵舎 中庭
キース「……が第104期訓練兵団兵舎、つまりこの場所にて開催されることが先日決定した」
訓練兵達「……」
ジャン「おい。今教官なんつった?」
アルミン「……聞き間違いじゃなければ、水着美女コンテストって言ったかな」
コニー「みずぎこんてすとぉ? なんだそれ」
エレン「しっ、まだ話終わってねえみたいだ」
キース「そこでまず訓練兵の中から実行委員を選出する」
キース「これは志願制ではなくこちらから任命を行う」
キース「任命された者は速やかに前へ出るように」
キース「まずは実行委員長。これはアルミン・アルレルト訓練兵だ」
アルミン「」
キース「続いて委員長補佐にマルコ・ボット」
マルコ「えっ、僕!?」
キース「以上二名は速やかに前へ出ろ」
キース「そして実行委員にトーマス・ワグナー。ナック・ティアス。ミリウス・ゼルムスキー」
ト・ナ・ミ「え?」
キース「どうした、前へ出ろと言っている」
ア・マ・ト・ナ・ミ「は、はっ!」タッタッ
キース「コンテストの詳細は本日夕食後にこちらの五名から説明をさせる」
キース「開催日は三週間後だ。各々開催日までに準備を済ませておくように」
訓練兵達「……」
キース「……どうした、心臓を捧げよ!」
訓練兵達「はっ!」バッ
キース「では解散! 委員に指名された五名は、後で私の部屋に来るように」
ア・マ・ト・ナ・ミ「……はい」
夕食後 訓練兵団 食堂
サシャ「……あ、来ました」
アルミン「ごめん、お待たせ。えーっと、みんないるかな」
エレン「多分いるぞ」
マルコ「よし、じゃあ始めよう」
アルミン「えっと、じゃあ今日の朝に言われた、コンテストの詳細を説明します」
アルミン「質問はその都度挙手で申請してください」
コニー「はい! みずぎってなんだ?」
ユミル「なんだ。水着も知らねえのか? 相変わらずのバカだな」
コニー「んだとブス!」
クリスタ「お、落ち着いて二人共」
アルミン「うん、そうだね。水着もコンテストも知らない人は多いと思う」
アルミン「だからざっくりと説明するね」
~説明中~
ミカサ「水着というのは内地にある娯楽施設の『プール』というところで」
サシャ「その、およぐ? って遊びをするための専用の衣類ということですか」
エレン「で、コンテストってのは、何人かの出場者を選出して」
ジャン「その中から優れてる奴を選ぶってことなんだな」
アルミン「うん。まさか貴重な水でそんなことをしてるなんて、僕らも知らなかったけど」
マルコ「教官から聞かされた時は驚いたねぇ」
アルミン「簡単な詳細については実行委員の三人が紙に書いてくれたから、後でそれを貼り出しておくね」
ライナー「……待てよアルミン、ということはその水着美女コンテストってのは」
アルミン「そう。訓練兵の女性のみんなが、水着を着てコンテストに出るってことなんだ」
ザワザワ
アニ「その水着ってのはどんなのなんだい」
アルミン「うん、実際に着てもらうのはいくつかあるんだけど」
アルミン「でもまだそれは見せられないかな。コンテストの最後の時に使うものだから」
エレン「けっしょう?」
アルミン「うーん、つまり最後の戦いかな」
クリスタ「え、何度も戦うの?」
アルミン「うん。あ、もちろん戦うって殴り合ったりとかじゃないよ」
マルコ「そのままやるとなると人数が多すぎるからね」
マルコ「だからまずは出場者の数を絞るんだ」
ジャン「絞る?」
アルミン「まず最初のに現在の訓練兵のうち、実行委員の規定から18人を選出」
アルミン「そのあと訓練兵のみんなの投票で更に9人に絞り込んで、決勝だね」
コニー「?? ちっともついてけねえ。コンテストの水着が9人で出場?」
ミーナ「コニー。無理しないで」
アルミン「その辺は進めながら説明していくよ」
あれ、抜けた上に誤字が。
>>7
×アルミン「でもまだそれは見せられないかな。コンテストの最後の時に使うものだから」
↓
〇アルミン「でもまだそれは見せられないかな。コンテストの決勝で使うものだから」
>>8
一番上に
アルミン「決勝までは戦うっていうよりは、選び出すっていう方が正しいかな」
追加で
アルミン「まず最初の一週間で候補者として18人を選出します」
マルコ「まずはこっちで用意した独自アンケートに協力してもらうんだ」
コニー「あんけーと?」
アルミン「いわゆる意見調査だね。投票よりも前の段階で『この訓練兵を勝たせたいな』っていうのをざっくりと選んでもらうんだ」
アルミン「これは男女共にやってもらいます」
ミカサ「つまり男に投票してもいいということ? なら私はエレンを」
アルミン「もちろん女の人でお願いします」
ミカサ「……くっ」
アルミン「その意見調査に加えて今までの訓練や座学の成績を絡めて、18人の美女候補を選び出す」
アルミン「ということで、まずはアンケートに協力してね」
マルコ「今から配るから、用紙に書かれてる質問に答えていってくれるかな」
エレン「なんかよくわかんねぇけど、面白そうだな」
ユミル「ちょーっと待った」
アルミン「ど、どうしたのユミル」
ユミル「肝心なこと聞いてねえぞ。これ優勝して何か特典でもあんのか?」
クリスタ「それに美女を選び出すっていうのが……」
ミーナ「ね。なんだか男子のいやらしい魂胆が見え隠れしてるような」
アニ「……」
ミカサ「同感。何故エレンが選べないの?」
ハンナ「うん、それは誰も思ってないよ、ミカサ」
ユミル「特典もねえのになんでこんなのやるんだ? あたしらばっかり面倒じゃねえか」
ザワザワ
モブ女子1「確かにそうよね」
モブ女子2「大体水着ってどんな服なの……?」
モブ女子3「うんうん」
ユミル「いくら内地から直々っつったって、あたしらにだって選ぶ権利はあるんじゃねえの?」
クリスタ「うん。進んで1位になりたい人はともかく、乗り気じゃない人まで参加させちゃうのはちょっと……」
ワーワー ソウヨソウヨ
ビジョッテドウイウコトヨ
エラバレナカッタラビジョジャナイッテイウノ?
アルミン「えっと、ちょ、ちょっと落ち着いて」
アルミン「もちろん内地からの命令っていうのもあるけど、それでもコンテスト自体は昔からある伝統行事なんだよ」
マルコ「そうそう。別に変な目的なんてないよ」
アルミン「もともと1期の頃から毎回訓練兵の中では開催されてたんだ」
アルミン「きつい訓練の中、訓練兵への日頃の労いと娯楽への渇望を補うためにね」
アルミン「ただ845年のことがあって、前回は開催を自粛してる」
アルミン「それでも暗い雰囲気ばかりじゃダメだって言うので、今回は一般公開もして、人々を活気づけるために開催するんだ」
アルミン「コンテスト開催時、決勝の時はステージも作って大々的なお祭り行事になる」
アルミン「内地の人や、近隣の町、村の人が集まりもするんだよ」
アルミン「巨人のせいで暗い話しかないから、兵団主催で明るい話題も作りたいんだ」
アルミン「そのための内地から直々に開催の命令をされたっていうのもあるんだよ」
アルミン「そんな貴重なコンテストの委員長に、僕が選ばれたんだ」
アルミン「だから失敗はしたくないし、みんなを楽しませたい」
アルミン「もちろん、一般の、今も辛く、苦しい思いをしてる国のみんなも楽しませたいんだ」
アルミン「だから、みんなにも協力してほしい。このとおりだ」ペコッ
女子訓練兵「……」
ミーナ「顔上げてよアルミン」
クリスタ「そこまで言われると、ちょっと申し訳なくなっちゃうよ。ね、ユミル」
ユミル「……ちっ、仕方ねえな。これでまだ文句言ったら、あたしのが悪もんだね」
サシャ「みんなで楽しみましょう!」
ミカサ「アルミンのためなら協力は惜しまない」
アニ「……」フゥ
アルミン「みんな……。ありがとう」
アルミン「(……ふぅ、なんとか収まった)」
アルミン「(……でも決勝の時に水着がどんなのかを見たらまた怒られそうだな……)」
~アンケート記入中~
ジャン「(なんだこれ、『素肌が綺麗だと思う人を三人書いてください』? 素肌……ミカ)」
エレン「(えぇっと……『好みの身長を書いてください』か。そりゃおっきい方が強いしな! ライナーぐらい、と)」
サシャ「(『男性の場合は異性、女性の場合は同性。その中で魅力的なのは誰ですか』。うーん……。お芋なら全部魅力的なんですけど)」
アニ「(……『理想のスタイルを答えてください』、ねぇ)」
ミカサ「(『立体機動装置が似合う、または似合わない人はどんな人ですか』。エレ……ンは書けないんだ)」
ライナー「(『可愛らしい、または女性らしいのは誰ですか』。めが……クリスタだな)」
ベルトルト「(『女性に必要なのは力強さ、可憐さ、どちらですか』か。……力強さかな)」
コニー「(『バナナが二本、リンゴが三個あります。バナナはリンゴより銅貨三枚分安く、またリンゴは芋よりも銅貨二枚分高いです。芋は銅貨何枚ですか』)」
コニー「(……これ俺のだけテストじゃね?)」
クリスタ「(えっと『訓練兵の中でこの人に勝たせたいという人はいますか』かぁ)」
ユミル「(『いると答えた場合は、誰ですか。また理由もお答えください』。クリスタっと。理由はもちろん私のクリスタだから)」
フランツ「(『男性の方に質問です。好みのタイプはどんな女性ですか』。ハンナハンナハンナハンナ)」
ハンナ「クシュッ……。? 風邪かな」
コニー「(えっと、リンゴ三個がバナナ二本より、銅貨、えっと、五枚分高いのか? あれ?)」
ミーナ「(コニー! 問題よく見て! 本数と個数はなんにも関係ないよぅ!)」
~アンケート記入終了~
アルミン「みんな、お疲れ様。このアンケートを元に、委員で選出した18人を後日発表します」
マルコ「2~3日後に、また食堂に集合してもらうので、それまでは各自訓練を怠らないようにね」
コニー「なぁ、5問目の答えってなんだ? 結局リヴァイ兵長はエルヴィン団長に何分後に追いつくんだ?」
ジャン「何言ってんだお前」
ミカサ「ごめんなさいエレン。あなたを書く隙はどこにもなかった。さすがアルミンの用意したアンケート」
エレン「何言ってんだお前」
ベルトルト「(アニ入るかなぁ)」
ライナー「クリスタ、俺はお前を応援するぞ」
クリスタ「えぇ?! ま、まだ選出も終わってないのに?!」
ユミル「おいこら。私の女神に気安く近づくなっての」
ミーナ「なんだかんだ言っても結局楽しみになってきたね」
ハンナ「そうだね。誰が選ばれるんだろう」
フランツ「ハンナが選ばれなきゃコンテストなんて何の意味もないよ」
ハンナ「やだもう、フランツったら」
ミーナ「……うん。末永くお幸せにねとだけ言っとくね」
エレン「そういえばアルミン。なんで101回なんだ?」
アルミン「えっ?」
エレン「いや、前回は開催自粛したんだろ。それなら俺らは104期なんだし、104回から1回引いて103回目じゃないか?」
ミカサ「エレンの言うとおり。前回とは別に二回、どうして行われていないの?」
アルミン「あ、それはその……」
エレン「?」
アルミン「いや、実は、過去に二度別な理由で別な催しが開催されたんだ」
ジャン「別?」
サシャ「どういうことですか?」
アルミン「えっと、いや、その……」
マルコ「隠しても仕方ないよ、アルミン。正直に理由を言っておこう」
アルミン「……そうだね。マルコの言うとおりだ」
ジャン「何があったっていうんだ?」
アルミン「実は昔、女子訓練兵からの抗議があったんだよ」
ミカサ「抗議?」
アルミン「うん。今まで何度もコンテストでは何故女子ばかりなんだ、って不満が出て」
アルミン「それで過去2回だけ、水着美男子コンテストを開催したんだ」
ライナー「美男子コンテスト……」
アルミン「僕も2回分少ないのが気になって教官に聞いたんだけど、それは聞いてはいけない歴史の闇なんだって」
アルミン「その2回の年の訓練兵の士気は酷く落ちて、成績もダダ下がり」
アルミン「何人もが開拓地希望になったらしい」
コニー「なんだそれこええ」
アルミン「その男子コンテストが開催した理由はもう一つあって、女子の水着への不満だったんだ」
ユミル「どういう意味だ」
アルミン「その、水着っていうのは要するに水の中で動きやすくする服なんだ」
アルミン「僕らも雨の中訓練してるからわかると思うけど、服が雨水を吸って凄く動きにくくなるよね?」
アルミン「水の中で動きやすい服、そして服は雨水を吸って重くなる」
マルコ「つまりね、生地の部分が極端に少ないんだよ」
女子訓練兵「!?」
マルコ「男女が裸で泳ぐわけにもいかないでしょ?」
アルミン「だから、隠せるとこだけを隠して、極力肌を露出させるデザインが水着には多いんだ」
アルミン「それを知った女子が暴動紛いのことを起こして、二度も男子コンテストが開催されたんだよ」
アルミン「けど兵団としては、その二度は酷く兵士の士気が落ちてる」
アルミン「だから話したくないんだよ、その男子コンテストのことは」
クリスタ「え、ちょっと待って。じゃ、じゃあ、決勝では、選ばれた人は……」
アルミン「うん、その、水着を、着てもらいます」
女子訓練兵「……」
キャーキャー!
ヤダー!
ヤッパリイヤラシインジャナイノ!
シンジラレナイ!
サイテー!
アルミン「あぁ、やっぱり……」
マルコ「お、落ち着いてみんな!」
ライナー「情報をまとめると、その二度のコンテストで士気が下がった理由もわかったな」
ベルトルト「うん。みんな男の肌を直視したんだね。お風呂ですら苦痛なのに……」
ガチャ
キース「騒がしいな」
訓練兵たち「!?」
キース「何事だ、アルレルト訓練兵」
アルミン「はっ。その、説明の段階でやはり女性の水着への懸念が……」
キース「ふむ」
ミカサ「教官、失礼ながら発言をしてもよろしいでしょうか。教官に対してではなく、仲間のみんなにです」
キース「……いいだろう」
ミカサ「みんな、さっきアルミンの話を聞いてたと思う」
ミカサ「アンケートの前、アルミンは私たちの不満を聞いて、その上で頭を下げて頼んできた」
ミカサ「あの姿に、嘘はない。アルミンが頭を下げるくらいなんだから、その気持ちにやましいものはない」
アルミン「ミカサ……」
ミカサ「水着が肌の露出が多いのは懸念すべき」
ミカサ「だけど、ここで断ってしまっては、さっきのアルミンに対して失礼」
ミカサ「そこで折衷案を取ろうと思う」
コニー「せっちゅうあん?」
ミカサ「人々を楽しませるのだから、私たちは参加すべき」
ミカサ「けどそれで不満が出て、男子のコンテストにしても士気が下がる」
ミカサ「なので、私たちが出た上で、男子にも出てもらう」
男子訓練兵「」
ミカサ「つまり男女合同の水着美男美女選出コンテストにする」
キース「ふむ」
ザワザワ
ドウスル?
テイアントシテハアリナンジャナイ
ジャアエレンクンノミズギモミレルノ?
アルミンクンモ?
アルミン「ちょ、ちょっと待って、ミカサ。それは流石に」
キース「面白い」
アルミン「」
キース「内地には私が報告しよう。第1回男女混合水着美男美女コンテストか。悪くない提案だ、アッカーマン訓練兵」
ミカサ「ありがとうございます」
ライナー「で、ですが教官。それでは選出方法が……」
キース「いや、可能なはずだ。そうだなアルレルト訓練兵」
アルミン「で、きます」
エレン「おいマジか!」
アルミン「女子18名、男子18名。絞って女子9名、男子9名」
アルミン「その中から女子、男子の勝者を決めることは、可能です」
コニー「おいおいおいおいおい」
ベルトルト「アルミン、でもそれは」
アルミン「男子だけならさっきの話もあるし厳しいけど、女子もいるなら多分大丈夫だと思う」
アルミン「もちろん前例がないから確証はないんだけど」
エレン「大丈夫っていうか、そういう問題じゃない」
アルミン「でも、僕はやっぱりこのコンテストを成功させたいんだ」
マルコ「……僕は補佐だから、アルミンの方針を支持する」
ジャン「マルコ、お前」
マルコ「女子のみんなは、アルミンの気持ちに応えたんだ」
マルコ「なのに、同じ部屋で寝てる僕らが応えないのは、それこそアルミンに失礼じゃないかな」
ジャン「……っ」
ライナー「……確かにそうだな」
マルコのセリフ変だな
>>32
×マルコ「なのに、同じ部屋で寝てる僕らが応えないのは、それこそアルミンに失礼じゃないかな」
↓
〇マルコ「なのに、同じ男子兵舎で過ごしてて、アルミンのことは女子よりも知ってるはずの僕らが」
マルコ「仲間の僕らが、それに応えないのは、アルミンにも女子にも失礼じゃないかな」
訂正多くてすみません
コンテスト始まるのいつだ……
自分でもわからない……
ベルトルト「ライナー。君まで」
ライナー「どっちみち教官が決定したんだ。俺たちではどうにもならん」
キース「ブラウン訓練兵が正しいな。内地としても新たな試みとして受け入れられるだろう」
キース「これが成功すれば、104期訓練兵のお前たちは新たな時代の開拓者となれる」
キース「もちろん失敗する可能性もあるが、失敗を恐れる輩は兵団にはいらん」
キース「開拓地で土を耕す方がまだ役に立つというものだ」
訓練兵たち「……」
キース「成功とは、失敗した者だけが得られるものだ」
キース「それを忘れるな」
キース「だが当然迷いも多いだろう。肌の露出は度胸や覚悟といったものとは無縁」
キース「コンテスト自体が娯楽なのだから当然といえば当然だな」
キース「痴態を晒すのと同じともいえる」
キース「……そうだな。見える形として、コンテストの勝者には報酬を与えよう」
キース「三日の休暇、並びに外出許可証、加えて向こう三ヶ月、食事にひと品料理を追加する」
訓練兵たち「!」
キース「更に今回の娯楽の大元である内地への『プール』施設への入場を許可する」
キース「これは先の三日の休暇とは別に、二日与えるものとする」
キース「これで少しはやる気が出るだろう」
キース「これで不満はないな? なければ心臓を捧げよ」
訓練兵たち「はっ!」
キース「では私は戻る。明日には今日のコンテストについての報告を内地に行う」
キース「アルレルト訓練兵は、コンテスト内容を訂正し、委員長として続投してもらう」
アルミン「は、はいっ」
キース「では後は任せた」
ガチャッ バタン
コニー「すげぇ、外出許可に休暇なんて! 申請しても滅多に通らねえのに!」
サシャ「料理に一品料理に一品料理に一品料理に一品」
フランツ「二人で勝ってお休みにプールに行こう、ハンナ」
ハンナ「フランツ! 嬉しい!」
ミーナ「はいはい奥でやってねー」
クリスタ「凄い。三日もお休みできるなんて!」
ユミル「クリスタが勝って、私が外泊許可と休養許可を申請しておけば一緒に行けるなー」
ライナー「(女神とプール女神とプール女神とプール女神の水着の女神の)」
ベルトルト「(アニとプールアニとプールアニとアニの水着のプールアニの)」
ジャン「(ミカサとプールミカサの水着ミカサの肌ミカサのハァハァハァ)」
ミカサ「……ごめんなさい、アルミン。咄嗟にとはいえ、冷静に考えれば自分勝手だった」
アルミン「いや、ミカサの判断は正しいよ。お祭りとしてはもっと楽しくなりそうだからね!」
エレン「そうだなー。それに水着ってどんなのか見てみたいしな!」
アルミン「はは、でもその前に勝ち残らないとね」
エレン「あっ、それもそうか」
マルコ「アルミン、アンケートどうしようか?」
アルミン「あ、そうだね。急だけど男子用のも作らないと。マルコにトーマス、ナック、ミリウス、手伝ってくれるかい」
トーマス「そりゃもちろん」
ナック「仕事だからな」
ミリウス「手伝えることがあるならなんでもするよ」
アルミン「じゃあ明日はもう一度アンケートを取るから、みんなもそのつもりでお願い」
男女訓練兵「はーい」
アルミン「じゃあ今日は解散します。明日も夕食後、ここに残っていてください。もちろん訓練も怠らないように頑張ろう」
ザワザワ ガタガタ
ミカサ「……」
アニ「……あんた、絶対自分のためにあんなこと言ったでしょ」
ミカサ「別にエレンの肌が見たいとかエレンの水着が見たいとかエレンとプール行きたいとか思ってない」
アニ「……わかりやすいねぇ」
翌日 夕食後 食堂
~アンケート記入中~
ライナー「(『腹筋が魅力的な男性は誰ですか』、……考えたくもないが)」
ベルトルト「(『筋力、持続力、瞬発力。どれが一番必要ですか』。筋力かなぁ)」
アニ「(『男性の理想のスタイルを答えてください』……。この質問手抜きだね)」
エレン「(次は……。『男性なら同性、女性なら異性として考えてください。魅力的な人物とはどういう人ですか』か。うーん。やっぱ強い奴だよな!)」
ユミル「(『男らしい人、と聞かれてどういう人物が思い浮かびますか』ね。けっ、つまんねー質問ばっかだな)」
クリスタ「(えっと『大柄な男、小柄な男。好みはどちらですか』……。こ、小柄かな)
コニー「(『リヴァイ兵長は立体機動装置を使ってエルヴィン団長を追いかけます。エルヴィン団長は時速70km、リヴァイ兵長は時速90kmで移動できます』)」
コニー「(『ハンジ分隊長は、リヴァイ兵長より時速20km早く動けます。誰が一番速く動けますか』)」
コニー「(まだリヴァイ兵長追いついてねえのかよ! えっと、エルヴィン団長がハンジ分隊長よりも、はやい? から、追いつくのは、えっと、二時間後かな)」
ミーナ「(コニー! 違うよ! 聞かれてるのは速い人だよ! 追いつく時間関係ないよ!)」
ハンナ「(『体つきがしなやかなのは誰ですか』。フランツフランツフランツフランツ)」
フランツ「ぶえっくしょ!」
ダズ「だぁぁ! は、鼻水かかったぞ!」
フランツ「あ、ご、ごめん!」
サシャ「(えっと、『男女両方に必要不可欠な要素はなんだと思いますか』ですか。うーん。うん、美味しいご飯ですね!)」
ミカサ「(質問は見ない。答えは全てエレン。それでいい)」ガリガリガリガリベキッ
コニー「(あれ? エルヴィン団長90kmも長かったかな? っつうか速さってなんだよ! どこにも誰がどれだけ速いって書いてねえじゃん!)」
ミーナ「(あぁ、コニー。多分時速の意味わかってないんだなぁ……)」
~アンケート終了~
アルミン「お疲れ様! 今度こそアンケートは全部終わりだよ」
マルコ「じゃあ前回と同じ、2~3日後には結果が出るからね」
エレン「誰が選ばれるか楽しみだな」
ミカサ「エレンは選ばれる。選ばれなければ削ぐ」
エレン「……何をだよ」
コニー「なぁ、結局リヴァイ兵長は追いつけるのか?」
ジャン「だから何言ってんだお前」
アニ「……」
ベルトルト「ア、アニはどんな感じに答えたの?」コソコソ
アニ「……」
ベルトルト「え、選ばれるといいねぇ」コソコソ
ライナー「はぁ、ベルトルト、お前ってやつは……」
三日後 食堂
アルミン「お待たせ。みんないるかな」
マルコ「大丈夫。みんないるよ」
アルミン「じゃ、じゃあ男女の18人、発表してくね」
アルミン「まず女子。アニ、ミカサ、ミーナ、クリスタ、サシャ、ユミル、ミーナ……」
アニ「……」
ミカサ「当然。エレンとプールに行くため」
ミーナ「え、えぇ!? 私入ってるの!? なんで!?」
クリスタ「凄いねミーナ! おめでとう!」
ユミル「クリスタも入ってるよ。なぜかあたしもな」
サシャ「料理一品料理一品料理一品」
ジャン「……なんか知ってる奴しかいねえな」
ライナー「まぁ選ばれるとすれば必然的に目立つ奴だろうからな」
アルミン「それから男子なんだけど……」
エレン「? どうしたアルミン」
アルミン「……えっと、エレン、ライナー、ジャン、コニー、ベルトルト、マルコ、トーマス、サムエル、ミリウス……」
コニー「あぁ!? 俺!?」
ライナー「入っているのは嬉しいが、審査基準どうなってるんだ」
ベルトルト「(アニとプールアニとプールアニとプール)」
ジャン「俺もか」
エレン「え、俺入ってるのか?」
マルコ「えぇ、実行委員も入ってるじゃない。いいの?」
アルミン「……うん、仕方ないよ。あと、最後に僕だ」
エレン「は?」
アルミン「僕も、入ってるんだ。候補に」
エレン「えっ、ほんとかよ!」
アルミン「(どうしよう。本当はやめるべきなんだけど、意外と僕とマルコは点が高いし……)」
アルミン「(というか正直いうと万が一勝っちゃったりとかしたとしたら水着着ないといけないのが……)」
アルミン「(いやいや、人にああいう風に言っておいて自分が逃げるなんて最低じゃないか!)」
アルミン「(けど実際仕事との両立は……うーん)」
トーマス「……アルミン、僕らは棄権するよ」
アルミン「えっ」
ミリウス「ぼくらはそんなに点が高くないからね。抜けてもそんなに心配はないよ」
トーマス「そうそう。それよりは点の多い人が出たほうが盛り上がるよ」
ナック「アルミンとマルコの分も仕事するから心配すんなって」
アルミン「みんな……」
マルコ「……アルミン。出てみよう。自分の企画に自分で参加するのも、きっと貴重な経験だよ」
アルミン「……うん、そうだね。弱腰になってちゃダメだね」
>>46
ミーナ二回入ってた。一個ミスです
エレン「大丈夫なのか、アルミン」
アルミン「うん。みんなを楽しませるためだもの。これぐらいはね」
ミカサ「アルミン……」
アルミン「ということで、以上の男女18人が水着コンテストへの出場者になります」
アルミン「もしどうしても出たくないって言う人がいたら、早めに申告すること。繰り上がりで別な人が入るか、状況によっては人数を減らします」
アルミン「それから男女の人数が多いので、二次選考で選ばれる規定人数を9人から6人に減らします」
アルミン「二次審査からは、少し本格的なものになるよ!」
男女訓練兵「おぉ!」
アルミン「明日は1日使って二次審査を行います! 教官に許可はもらっているので、明日朝食後に中庭に集合で!」
アルミン「じゃあ解散!」
ザワザワ ガタガタ
疲れた……八時じゃん……
区切りいいので少し寝ます
読んでくださってコメントくださり感謝です
朝早くまで、あるいは朝早くからありがとうございます
お返事できずすみません
続きはできれば今日の夜中……
難しければ週明けになるかもしれません
のんびりお付き合いください
もしよければもう一つ、進撃SSを別なとこでこないだ書いたので
お暇な方はそっちを読んでみてください
世界観無視はお約束なのですが、もうちょっと真面目なやつになります
直リンしていいのか恥ずかしながらわからないのでタイトル書いておきます
ライナー「なんだこれは?」
です
ググれば出ます ……多分
それではおやすみなさい
乙
女子勢の残り3人が気になるのと
男子勢の方も棄権したとはいえ10人いたんだが・・・
まぁ細かいことはいいか
プールと水着を知らないのは良いけど、泳ぐは知ってるだろ。
川もあるし湖なり池なりも有るかもしれないし。
携帯からなので多分ID違いますが>>1です
レスありがとうございます励みになります
更新はやはり夜になりそうです
疑問ある人に少し答えます
>>57
男女共に調べてもらえればわかると思うんですが
104期訓練兵団の登場人物は主要キャラ以外名前がほぼないですよね
18人という設定でも名前が書きようがないので書いてないんです
選出されるのも訓練兵からなので、他のキャラ(リヴァイやペトラなど)は選ばれないとしてます
なのでモブが何人か入ってるものと思ってくだされば
>>60
そこは悩みました
釣りとかはあったと思うんです
ただ人が全裸になって泳いで遊ぶという絵が思い浮かばなかったんです
あっても水浴びくらいかなーと
内地で水源から水を引いている水浴び施設、そこで初めて溜まった水で泳ぐという娯楽ができた、という感じにしてます
そもそも娯楽の少ない世界ですし……
川はあっても、水源が乏しい世界なので、深い池や湖みたいな広大なものはないんじゃないかなぁとも思ったので
加えてサシャは狩猟民族で娯楽もあまりなさそうなとこで育ったのと、川がそばに無さそうな村だったので
水に入る、ということすらお風呂(あるいは水浴び)くらいしか知らないので、泳ぐという行為にピンと来ていないという感じです
あ、wifiなのでID同じでした
本当なら作品内で説明すべきなんですが、そこは力不足です、すみません
書き間違い以外の進撃世界観については、ざっくりと独自に考えているので、今後も疑問点があればお気軽にお書きください
可能な限り補足します
一応原作は読んで片手に置いて書いてますが、もしこの設定は既にある原作と矛盾してね?ってとこがあれば教えていただけるとありがたいです
そんな深く読み込めてないにわかなので……
それでは失礼します
夜に更新できそうなので、深夜にまた眠くなるまで更新します
飯まで少し時間が出来たので更新します
翌日 訓練兵団兵舎 中庭
アルミン「それじゃあ二次選考を行います」
アルミン「ここから決勝の晴れ舞台に進める6人に絞り込むので、最初の選考よりもより実践的なやり方になります」
マルコ「まずは今日から一週間の間、参加者の評価、審査期間になるんだ」
アルミン「今回選ばれた男子14人、女子12人のメンバー」
アルミン「彼ら彼女らのあらゆる要素が審査基準になります」
マルコ「訓練兵のみんなには、投票用紙を配ります」
マルコ「一週間後、その用紙に一人分の名前を書いてください」
マルコ「その中の男女上位6人が、晴れて決勝に参加できます」
コニー「人数減ってね?」
ジャン「恥ずかしがって棄権した奴が多いみたいだな」
エレン「ってことは、今度は俺らがその、審査員ってのになるのか?」
アルミン「そうなるけど、コンテストに選ばれてる出場者は残念ながら投票権はないんだ」
ライナー「審査、評価の基準ってのは?」
マルコ「全部だよ。座学や実技訓練、休息時間、ありとあらゆる場面の行為が評価基準になる」
マルコ「あ、それと三日後に私服での1人十分ほどの演説がある」
ジャン「演説だぁ?」
アルミン「そう。普段の行いもそうだけど、それ以外に勝つ意気込みなんかを聞かせてもらいたいんだ」
アルミン「もちろんその演説も評価基準だ」
マルコ「一週間は人の目が辛いかもしれないけど、嘲笑で見るわけではないから」
マルコ「評価するみんなは、純粋に、コンテストに勝たせたい、あるいはこの人なら楽しませてくれるだろう、っていう人を選んでほしい」
アルミン「出場する人は、いつもどおりに過ごしてくれればいい。媚を売るとかは品位に欠けるから禁止」
アルミン「さっきの演説以外での宣伝行為も禁止。買収もダメだよ」
ミカサ「問題ない。エレンが負けるはずがない」
アニ「……」
アルミン「投票できるのは1人だけ。今期は確か……」
マルコ「今期は今のところ226人残ってるんじゃなかったかな」
アルミン「あぁ、そうだったね。だから出場者の26人を引いてちょうど200票」
アルミン「この200票を使って、上位の6人を決めます」
マルコ「あ。そうそう。投票用紙は2枚配るから、入れられるのは男子に1人、女子に1人だよ」
アルミン「どっちも男性名にすると数がずれて不正行為になる」
アルミン「そうすると投票のし直しになって面倒だから、必ず男女1人ずつにすること」
ナルホド
オモシロソウダナ
ワタシエレンクンニイレタイナー
マダハヤイヨー
アルミン「二次選考のやり方も紙に書いて貼り出しておくからきちんと見ておいてね」
第一回訓練兵団水着美男美女コンテスト
二次選考 詳細まとめ
実行委員長 アルミン・アルレルト 記
・本日より一週間、出場者の評価、審査期間となります。
→訓練時、座学時など、あらゆる要素を評価、審査の対象とします。
→出場者は普段通りに行動してください。
・三日後に中庭にて私服演説を行います。
→こちらでは演説内容、私服のセンスなどを評価対象とします。
→平時以外の出場者の素顔などを知る絶好の機会となります。
・一週間後、投票用紙を投票箱に投入すること。
→投票できるのは男子1人、女子1人までです。
→並びに投票用紙に2名以上の記名、2票とも同性への投票、または出場者以外の名前が書かれていた場合は不正票とします。
・不正行為は禁止。(例:票の不正操作、特定人物への買収行為など)
→発覚時は投票のやり直しを行います。
→並びに不正行為を行った者には無期限の兵舎掃除、訓練時間の延長という罰則が課せられます。
→悪質な場合、開拓地送りともなりえるのでご注意ください。
→不正行為が行われないよう、投票用紙の管理は実行委員がしきります。兵の名簿と合わせているので、不正は必ず発覚するので注意。
・コンテストは強制参加ではありません。
→票を入れたくない、また参加する意思がない場合、投票用紙を実行委員のいずれかにお渡しください。
→票を入れなかったからコンテストの決勝が見れない、ということはありません。
以上
ライナー「なるほど」
ベルトルト「まぁ僕らにはほとんど関係ないね」
アニ「……」
ミーナ「アニは棄権しないの? こういうの参加しないと思ってたけど」
アニ「……3日間の休みはほしいでしょ? プールの2日もプール行かなければ都合5日も休めるしね」
ミーナ「あぁ、なるほどね……」
コニー「でもなんで俺入ってるんだ? 美男子なのか?」
ジャン「いや、恐らくだが、愛すべき馬鹿だからだろ」
コニー「はぁ?」
エレン「よぉし、俄然燃えてきた! ぜってぇ勝つ!」
ミカサ「エレン、私も勝つ。勝ったら一緒にプールに行こう」
エレン「あ? あぁ、そうだな。プールってどんなのなんだろうな!」
ミカサ「同意された……。これは最早本人公認の好意と受け取る」
サシャ「落ち着いてください、ミカサ……」
アルミン「それじゃあ二次選考を開始します。あ、そうそう。投票用紙とは別にアンケートも配るよ」
ジャン「まだ何か調べるのか?」
マルコ「いやいや。これは票を入れた人に、誰に入れたかを聞いて、理由を聞くのが目的なんだ。もちろん匿名だよ」
アルミン「開票時にどんな理由で選ばれたのか、っていうのもわかった方が面白いでしょ?」
ライナー「ふむ」
ベルトルト「確かに。僕も出場者に選ばれてるのが不思議だし、理由がわかるのは面白そう」
エレン「そうだなぁ。確かに気にはなるよな」
コニー「アンケート……」
ミーナ「大丈夫コニー、私たちは書かないから。出場者だから」
アニ「……」
クリスタ「楽しみだね。水着……を着ることになるのはちょっとまだ不安だけど」
ユミル「安心しろって。私も着てやるから。なんなら先に風呂場以外で私に裸を見せて慣らしておくか?」
サシャ「あ、じゃあ私お願いします! やっぱり人に見せる不安です!」
ユミル「てめえはいらねえ」
サシャ「ひどい!」
アルミン「それじゃあ三日後までは、いつもどおりに訓練に勤しんでください」
マルコ「もちろん、投票権がある人は、いつも以上にその人のことをよく見ておいてね」
アルミン「この機会にどういう人柄なのか、より一層詳しく知るのも大事だと思う」
アルミン「ここを卒業したらみんな仲間だからね」
マルコ「よく知らない人に命を託すのは嫌だろう? だからこれを機に普段話さない人や、距離があるなと思う人と話してほしい」
アルミン「出場者の誰に入れるとか、そういう話はしても大丈夫だからね。話題の一つとして、今回のコンテストを交流に使ってほしいんだ」
エレン「なるほど。そういう考えもありなんだな!」
ミカサ「そう。だからエレン。いつも以上に私とも話そう」
エレン「お前とはいっつも話してるじゃねえか……」
アルミン「じゃあ三日後にまたここで。それまでは貴重な機会を楽しんでほしい」
マルコ「もちろんこの二次選考だけじゃなく、決勝まで楽しんでね」
アルミン「じゃあ今日は解散。午後の訓練も頑張ろう」
ワーワー ガヤガヤ
アルミン「ふぅ」
マルコ「お疲れ様、アルミン」
アルミン「ありがとうマルコ。補足とか色々手伝ってくれて本当に助かってるよ」
マルコ「当然だよ。仲間だし仕事だからね。初めてのことで大変だけど頑張ろう」
アルミン「うん。絶対成功させてみせるよ」
~それからの訓練模様をダイジェストでどうぞ~
対人格闘訓練中
ライナー「ぐはっ!」
エレン「っし! 勝った!」
ライナー「やはりもう俺よりも対人格闘は強いな」
エレン「まだ油断したらすぐ負けちまうって」
キャーキャー
ヤッパリエレンクンイイナー
ライナークンモヨクミルトケッコウカッコイイヨー
ライナー「やれやれ」
エレン「……なんか、やっぱいつもより視線が多くて恥ずかしいな」
ライナー「勝ち残ったらもっと恥ずかしい思いをするかもしれん。今のうちに少しずつ慣らしておくべきだ」
エレン「それもそうだな」
アニ「……シッ」
ミカサ「くっ!」
アニ「足を狙うのは悪くないね」
アニ「けど軸足を狙われるのを警戒してないわけないだろ?」
ミカサ「けど軌道は読める。フェイントも少しずつわかるようになってきた」
アニ「へぇ、言うじゃないか」
ヤッパアノフタリスゲーナ
ケラレテエ
ヨクミルトアニモケッコウビジンダシナー
ミカサモエレンノインショウガツヨイケドカワイインダヨナァ
アニ「やりにくいねぇ」
ミカサ「なら私が勝って終わるだけ」
アニ「……はっ、なめんじゃないよ」
サシャ「はぁっ!」
ベルトルト「よっ」
サシャ「あいたぁ!」
ベルトルト「サシャは体重移動を勘に頼りすぎなんだと思うよ」
サシャ「うぅう。痛いです」
ベルトルトクンフダンカモクダケド
ケッコウヒトノコトミテルヨネー
イモノインショウガツヨイケド
サシャモワリトトトノッタカオシテルヨナー
サシャ「……///」
ベルトルト「サシャ、大丈夫?」
サシャ「だ、大丈夫やし! あ、いえ、大丈夫です!」
ナマッタ!?
ホウゲンカ
イガイトアリジャネ
サシャ「う、ううぅうわああああ////」
ベルトルト「え、ちょ、だぁああ!?」
ミーナ「ほら、やっぱり髪綺麗だよ!」
ユミル「触んなって」
ミーナ「いーや。だって綺麗な黒髪だもの。いじらせてよー」
ユミル「ああぁあ! もう! やめろっての!」
ハァ ユミルサンカッコイイナァ
ネ イガイトジョシニニンキアルノシッテルノカナー
ミーナカワイイ
アァ ミーナカワイイ
ユミル「やめろって! 見られてんだろ!」
ミーナ「いいじゃないのー。ユミルももっとクリスタ以外の他の仲間と仲良くしようよー」
ユミル「だぁああ!! 髪を結うなぁああ!!」
失礼、>>80は 兵舎 食堂 休憩時間 の話です
兵舎 図書室 休憩時間
クリスタ「マルコ、本棚の整理なんて頼まれて大丈夫?」
マルコ「あぁ、クリスタ。ありがとう。ジャンも手伝ってくれてるし大丈夫だよ」
ジャン「整理ぐらいだ。手は足りてる」
クリスタ「でも」
ジャン「女の手を借りるほどじゃねえよ」
ジャンクンッテイガイトオンナノコニハヤサシイノヨネ
ソウソウ ワタシモコノアイダソウジテツダッテモラッタノー!
クリスタカワイイヨナ クリスタハメガミナダケアル
ジャン「ちっ。休みのために参加してるとはいえ、やっぱり視線が鬱陶しいな」
マルコ「そんな風に言わないでよ。折角だからジャン、決勝まで残ってみてよ」
クリスタ「そうだよ。私は残れるとは思えないしなぁ……。やっぱり恥ずかしいし」
マルコ「クリスタも自信持ちなよ。男子には人気あるんだから大丈夫だって」
ジャン「あぁ、俺よりはよっぽど人気あるだろうよ」
マルコ「もう、ジャンってば」
兵舎 座学室 座学終了後
コニー「なぁアルミン。結局立体機動の計算式ってどうなってるんだ?」
アルミン「あぁ、あそこは分かりにくいよね。えっと、まず物体の対象にアンカーを打ち付ける速度をα、対象をβと置いて」
コニー「あるふぁとべーた?」
アルミン「えーっと、例えを変えようか。木にアンカーを打ち付ける時の速さは大体わかる?」
コニー「おう。立体機動の訓練で何度も見てるしな」
アルミン「その木から次の木に打ち付ける時の計算式がこうだから……」カキカキ
アルミンクンノオシエカタッテホントテイネイダヨネ
ヤッパリカワイイ! タクマシクナクテモカッテホシイ!
コニークンモアノオバカナカンジガホッテオケナイヨネ
ウンウン アルミンクンノカワリニイロイロオシエテアゲタイ
コニー「うーん、わからん」
アルミン「だからこっちから考えるといいんだよ。アンカーからじゃなくて、木の方から考えるんだ」
コニー「? あぁ、つまり木の間を移動する時の速さとかか?」
アルミン「そうだよ。それがわかれば後は簡単だよ」
コニー「……おぉ! なるほど! 解けた!」
アルミン「よかった。教えた甲斐があるよ(……それにしても視線に全然気づいてないなぁ)」
一区切りついたので遅めのご飯行きます
続きは後ほど
戻りました
今後は人が多く他作品で更新が多い時はage進行にします
深夜など人の少ない時はsage進行でいきます
では次から再開します
二次選考詳細発表から三日後 兵舎中庭
モブ男子兵1「~~って感じで、盛り上げていけたらって思ってます。よろしく!」
パチパチパチ
アルミン「じゃあ次は……ライナーだね」
ライナー「おう」
アルミン「うわぁ、似合ってるね。内地の上着?」
ライナー「あぁ。昔村に来た行商人から買ったものだから少し古いし小さいんだがな」
アルミン「ううん。いい感じだと思う」
マルコ「ふぅん、緑……かな。けど少し色あせて、それがいい味になってるね」
ライナー「そういうアルミンも悪くないな」
アルミン「ありがとう。少し大きいサイズだったんだけど、気に入ったから買ったんだ」
※私服については「進撃の巨人 私服」でググって出てきたこちらの画像の色合いなんかを参考にします
ttp://livedoor.blogimg.jp/darapic/imgs/2/b/2bd21057.jpg
これ公式なのか不明ですが、結構いい題材なので
好みや世界観の設定で多少変化させます 現代的すぎるってのもあるので
ミーナどうしよう……
ライナーがジャンの足踏んでる
マルコ「お待たせしました! それでは続いては、ライナー・ブラウン訓練兵の出場演説です」
アルミン「じゃああの特設ステージの上に立って、それから10分。好きに使ってね。途中で切り上げても大丈夫だから」
ライナー「あぁ、わかった」スタスタ
キャー ライナークーン!
オウエンシテマース!
シフクカッコイー!
ライナー「(むぅ、ここに立つとより緊張するな)」
ライナー「(いや、これもコンテストを盛り上げる為だ)」
ライナー「(せめて、こういう時ぐらいは楽しんでも罰は当たらんだろう)」
ライナー「(……ふぅ、誰に対して言い訳してるんだ俺は。まったく)」
ライナー「あー。ゴホッ。ライナー・ブラウンだ」
ライナー「コンテスト、というのは正直今でもよくわかっていない」
ライナー「だが出るからには、兵士として負けるわけにはいかない」
ライナー「もちろん、コンテストを盛り上げるためにもな」
キャーキャー
ライナー「こうしてここに立っているということは、応援してくれる連中も多いんだろう」
ライナー「その声に出来る限り応えていきたいと思っている」
ライナー「出るからには、全力だ。それが兵士というものだ。そうだろう?」
ソウダソウダー
イイゾー
ライナー「短いがこれで終わりだ。投票の結果がどうだろうと、いい経験をした」
ライナー「ありがとう」
アルミン「次はベルトルトだね」
ベルトルト「緊張するなぁ。やっぱりこういうのは向いてないよ」
アルミン「そんなことないって。凄く似合ってるじゃないか」
マルコ「へぇ、ズボンに憲兵団のロゴがあるんだ」
ベルトルト「あぁ、うん。この間の休暇の時に内地に服買いに行って、気に入ったんだ」
ベルトルト「他のロゴが入ってるのも売ってたよ」
アルミン「へぇ、いいなぁ」
マルコ「じゃあ、準備できたら始めよう」
ベルトルト「あ、うん」
マルコ「では続いて、ベルトルト・フーバー訓練兵! どうぞ!」
パチパチパチパチ
ベルトルト「(うぅ、やっぱり緊張する)」
ベルトルト「(で、でもこれも僕らが帰るため)」
ベルトルト「(この程度で臆してるようじゃ、一生戦士になんてなれない!)」
ベルトルト「え、えっと、ベルトルト・フーバーです」
キャー!
ベルトルトクーン!
ベルトルト「ははっ、うん。ありがとう」
ベルトルト「その、僕はそもそもそんなに喋る人ではないから、よく知らない人も多いと思う」
ベルトルト「けど、その、こうやって選ばれたからには、頑張ろうと思います」
ベルトルト「(勝ってアニとプールにも行きたいし。そこで思いを伝えられ……るといいなぁ)」
ベルトルト「応援してくれてる人の気持ちに、嘘をつきたくはない」
ベルトルト「から、その、決勝に残れても応援してください」
ベルトルト「以上です」
ヤッパリクチカズスクナイネ-!
ケドソコガチョットクールナカンジ
ソウソウ! ヤッパリイガイトアリカモ!
ベルトルト「(ははは、僕が超大型巨人だって知ったら殺されるだけじゃ済まなさそう)」
マルコ「次はユミルだね」
アルミン「へぇ~……」
ユミル「なんだよ」
アルミン「いや、男物だよね、それ」
ユミル「着ちゃ悪いってのか?」
アルミン「ううん、むしろ逆だよ。そこらの男の人よりよっぽど似合ってると思う」
マルコ「そうだね」
ユミル「お世辞として受け取っとくよ」
マルコ「じゃあステージに行ってくれるかい」
ユミル「……あぁ」
ユミル「……」
オイ ナンデナニモシャベンネエンダ?
ユミルドウシタノカナ
ユミル「(何やってんだ私は)」
ユミル「(よく考えたらクリスタが勝てばいいんだから、私は出なくてもいいんじゃなかったか)」
ユミル「(というかむしろそうすべきだったよな)」
ユミル「(私の貴重な一票がユミルに入れられないじゃないか!)」
ユミル「しまった!」
!?
ナンダイマノ
エ ナニ ドウシタンダロウ?
ユミル「(あっ、けどそうするとクリスタと並んで出られないじゃないか!)」
ユミル「(み、水着のクリスタ! 見たい! 一番近くで見たい!)」
ユミル「ちくしょう!」
!?
ザワザワ
ユミル「よし」
ユミル「聞いてくれ。私は勝ちたい」
ユミル「けど正確に言えば勝ちには拘ってない」
ユミル「私よりふさわしい人がいるからだ」
フサワシイ?
クリスタジャネーノ
ユミル「そこのモブ男子兵5! 正解だ!」
ユミル「私よりクリスタのがふさわしいんだよ」
ユミル「だけど負ける気はないよ。クリスタと同じ舞台に立ちたいからね」
ユミル「私を応援してるって物好きの連中に言っとく」
ユミル「私に入れな。いい夢見せてやるよ」
キャー!
オトコラシイー!
フクモカッコイイー!
アルミン「次はジャンだね」
ジャン「なぁ、これどうしてもやらねえとダメなのか?」
マルコ「強制ではないけど、やってみなよ。ジャンなら大丈夫だよ」
アルミン「そうそう。その黒い服も似合ってるよ」
ジャン「そ、そうか?」
マルコ「あ、その靴、確か前にトロスト区に行った時に買ったやつだっけ」
ジャン「あぁ。こういう時でもないと履く機会がないんでな。引っ張り出してきた」
アルミン「うん、悪くないね。……あれ? ちょっと汚れてる?」
ジャン「さっきライナーに踏まれたんだ」
ジャン「(さて、どうしたもんか)」
ジャンッテケッコウクチワリイカラナー
シャベルトギャクコウカナンジャネエノ?
ジャン「(下心がないと言えば嘘になるんだが……)」
ジャン「(……)」
ジャン「あー、一つ言っとく」
? ザワザワ
ジャン「正直にいうが、あまり乗り気じゃねえ」
ジャン「むしろやめてもいいぐらいだ。だがこうしてここにいる」
ジャン「コンテストにも興味はねえ。だが、こうして、ここに立ってる」
ジャン「それに俺の性格の悪さも、お前らはよく知ってると思う」
ジャン「普通に考えりゃ選ばれるはずもねえ」
ジャン「だが別にどう思われても構わねえ。ここにいるってことは答えは決まってんだ」
ジャン「俺は、出る」
ジャン「乗り気じゃねえし、興味もねえ。だがどうして出るか。答えは決まってんだ」
ジャン「惚れた女のためだ!」
シーン
オイマジカヨ クスクス
ジャン「笑いたきゃ笑え。だが笑ってる連中はよく覚えとけ」
ジャン「戦いの理由を笑う連中は、戦いの理由を見つけられねえ腑抜け野郎だ」
ジャン「そんな連中は兵団にいても兵士じゃねえ」
ジャン「俺は憲兵団志望だが、兵士であることを忘れちゃいない」
ジャン「だからどこが戦いの場所だろうが、選ばれたからには戦う」
ジャン「兵士として、理由のある戦いにして、戦い抜くぞ」
ジャン「以上だ」
ザワザワ
ジャンクンカッコイイ
イチズナノネー
アルミン「次はミーナだね」
ミーナ「うぅ、みんな凄いお洒落だなぁ」
マルコ「それは……ワンピースかい?」
ミーナ「うん。私服そんなに持ってないんだ。やっぱり普通かなぁ」
アルミン「いや、そんなことないよ。凄く可愛らしいじゃない」
ミーナ「ほ、ほんと!?」
マルコ「似合ってると思うよ。シンプルだけど、それが逆にミーナらしい」
ミーナ「二人共……。ありがとう。これで頑張ってみるね」
※ミーナの服は「ワンピース 服」で出てくる画像からお好きなのを着せて脳内補完してください
あと>>97さんのネタ無断で使っちゃいました、すみません
足気づかなかったので、ちょっと笑っちゃってつい入れてしまいました……
ミーナ「(えっと、どうしよう。そもそも私そんな取り柄ないし)」
ミーナチャーン
ガンバレー
ミーナ「あ、ありがとう! えっと、その」
ミーナ「どうして私がこんな光栄な場所に立っていられるのか不思議です」
ミーナ「けど、立っていられるってことは、みんなが応援してくれてるからなんだと思ってます」
ミーナ「本当にありがとう!」
ケナゲカワイイ
アノソボクサガイイ
ミーナ「その、取り柄も何もない私だけど」
ミーナ「選ばれるよう精一杯頑張るから」
ミーナ「応援してくれると、嬉しいかな!」
オーワーワー
イイゾー
ミーナガンバレー
アルミン「次はコニーだね」
コニー「私服ってこんなんでいいのか?」
マルコ「似合う……っていうより、本当に動きやすさで選んでるね」
コニー「おう! これ楽なんだぜ。ボタンねえから着替え楽なんだよ」
アルミン「でもこれはこれでコニーっぽいね」
マルコ「うん。着飾ってないのがコニーをそのまま表してる」
コニー「なんか馬鹿にされてねえ?」
アルミン「ううん。むしろ似合ってるんだよ。コニー以外が着たらちょっと似合わなさそうなのに」
マルコ「コニーが着るからしっくりくる感じだね」
コニー「……なんかやっぱり馬鹿にされてねえ?」
コニー「えーっと、特に話すこと思いつかねえんだよなぁ」
コニー「っつうわけで、俺よくわかんねえけど、頑張るわ!」
コニー「ってか正直まだ状況がよく飲み込めてねえんだよな」
コニー「なぁ、ここ立って何すりゃいいんだ?」
ドッ ハハハハハ
コニークンホントニイイナァ
ウンウン ホウッテオケナイヨネ
アイツガイルトアンナバカデモドウニカナルンダッテジシンガモテルヨナ
コニー「? よく分かんねえけどウケたみたいだな。ならよし!」
サシャ「つ、つつつつつぎはわたしですね!」
アルミン「お、落ち着いてサシャ。そんなに緊張しなくても大丈夫だよ」
マルコ「凄い色のシャツだね。どこで買ったの?」
サシャ「あ、これはお母さんのお古なんです」
アルミン「へぇ。昔のか。確かに最近は暗めの色が流行だから、それにしては派手だなと思ったんだ」
サシャ「そうですね。お母さんが若かった頃はもうちょっと明るめの色が流行りだったそうなので」
マルコ「ふぅん。じゃあ珍しいんだろうね。似合ってるよ」
アルミン「うん、自信持ちなよサシャ。あそこに立てるってことは、それだけ人気があるってことなんだから」
サシャ「は、ははははい。そう、かか、か考えると、余計き、きき緊張がが」
アルミン「あ、ご、ごめんごめん!」
追いついた
半角カナの長文は見辛いから多用は控えた方がいいかも
短文なら良いけど、長文となると嫌がる人はそれだけで閉じちゃうから
>>116
やはり見にくいですか……。見にくいかなと思ってたのでどうしようかと思ってたんですが
あとモブの声なのでいちいちモブ男子兵「」とか付けるのが面倒だったのd……げふんげふん
すみません。以後はきちんとカッコ付けて書きますね
>>117
いわゆる『ガヤ』の表現としてなら有りだと思うぞ
サシャ「あ、あの、えっと、サシャ・ブラウスです」
モブ女子兵「サシャー がんばー」
モブ男子兵「照れるサシャ……意外とアリだな」
モブ男子兵「あぁ、芋女だと思って甘く見てた」
サシャ「(う、うー。ど、どどどどどうしましょう)」
サシャ「(賞品に目が眩んで思わず参加しちゃいましたけど……)」
サシャ「(やっぱり人前で目立つのは不安です)」
サシャ「(い、意気込み! そうだ、意気込み言わないと!)」
サシャ「わ、わたしはこのコ、ココココンテフ」ガリッ
サシャ「……っ!!」バンバン
ダズ「舌噛んだな」
モブ男子兵「あぁ、噛んだ」
ハンナ「痛そう」
>>117
うーん、微妙なとこですね……
では今後はさほど重要でない場合は長くても半角カナで行きます
スルーしても平気なおまけ文として置いておくので
基本的にはスルーして頂いて構いません
黄色い歓声みたいな使い方でしかあまりしないので、基本的に深い意味はないです
要約すれば大体全部「カッコイイ」と「カワイイ」なので話には絡みません
ユミルの時のようにキャラと絡む時だけ今後はカッコにして使います
コロコロ意見変えて申し訳ないのですが、みなさんのペースでほどほどにお付き合いください
サシャ「(いいいいいいたかぁあぁあ!! なんで肝心なとこで噛んでしまうとや私は!!)」
サシャ「(はっ、いけん! なんか言わんと!)」
サシャ「だ、だいじょうふでふ!」
ザワザワ
ソウハミエネエ
ダイジョウブサシャー?
サシャ「あ、あの、応援してありがとうございまふ!」
サシャ「が、頑張りまふ! 料理にひと品欲しいのももちろんあるんでふけど」
サシャ「楽ひめればいいなって、思ってまふ」
サシャ「頑張りまふ!!」
ガンバレー
サシャオウエンシテルヨー
パチパチ
アルミン「次は……アニだね」
アニ「……」
マルコ「あ、えーっと、その、やっぱりパーカー好きなの?」
アニ「まぁね」
アルミン「ア、アニも結構男物っぽいの好きなの?」
アニ「……あそこで喋りゃいいのかい?」
マルコ「あ、うん、そ、そうだよ」
アニ「……」スタスタ
アルミン「ううん、相変わらずよくわからないなぁ」
マルコ「いつ蹴られるのかヒヤヒヤする……」
アニ「……」
オイナンテメシテンダ
コエエ
ケラレテエ
アニ「……」
アニ「(何してんだろうね私は)」
アニ「(まぁ、ライナーにベルトルトも同じこと思ってんだろうけど)」
アニ「(……そんな勝つ気もないし、ちゃっちゃと済ませるとしよう)」
アニ「(休みはほしいけど、取れなきゃ取れないでサボればいいだけだし)」
アニ「……アニ・レオンハート」
アニ「よろしく」スタスタ
シーン
エ、オワリ?
マジカヨ
クールダガソレガイイ!
アルミン「次はクリスタだ」
クリスタ「よ、よろしくお願いします!」
マルコ「まだ早いよクリスタ(天使)」
アルミン「そうそう。それはあっちに立ってからじゃないと(女神)」
クリスタ「あ、あわわ、ごめん! 緊張しちゃって!」
クリスタ「頑張るね!」ニコッ
マルコ「ごふっ、ア、アルミン、僕はもう優勝を決めてもいいんじゃないか…と思えてき…た…よ……」
アルミン「マ、マルコ、マルコォオオ!!」
クリスタ「?」
クリスタ「えっと、みんなおはよう!」
\カワイイ メガミ テンシ/
ウワ、ダンシサイテー
クリスターガンバレー
クリスタ「お、応援してくれてありがとう」
クリスタ「正直まだ恥ずかしいけど、みんなと一緒に楽しめたらいいなって思ってます」
クリスタ「(あ、ど、どどどどうしよう。このあと何言うか何も決めてないよう)」
クリスタ「あ、あの、その、えっと、えーっと」
クリスタ「が、頑張ります! 応援してくれると嬉しいです!」
クリスタ「あ、あと、えっと、えっと」オタオタ
クリスタマジテンシ
ケッコンシヨ
104キバンザイ
クリスタ「うぅ~/// お、応援してね!///」
ゴハァ!!!!
キャーダンシガチィハイタ!
イ、イリョウハーン!
クリスタ「(うううやっぱり恥ずかしいよぅ)」
クリスタ「(ユミルに無理やりスカート履かされたけど、やっぱりこれ短すぎるよう)」
クリスタ「(っていうかこんな短いのどこに売ってたの?)」
クリスタ「(う、うううスースーする)」
ユミル「(とか思ってんだろうなクリスタかわいいなぁ。それな、私が切ったんだよ)」
ライナー「ユミル、顔がニヤけてるぞ」
ユミル「お前もだろ」
ビュー
クリスタ「えっ」ブワァ
ユミル「」
ライナー「」
男子訓練兵達「」
クリスタ「え、えええええいやあああああああああ!!!!」バッ ダダダダダダ
ユミル・ライナー・男子訓練兵達「(風よありがとう)」
マルコ「つ、次は、ミカサだね」ハァハァ
ミカサ「二人共どうしたの。息が荒い」
アルミン「し、死ぬかと思った。直視してたら死んでた」ハァハァ
ミカサ「?」
アルミン「あ、ミカサその服」
ミカサ「そう。この間、エレンに勧められたパーカー」
マルコ「ミカサもパーカー好きなの?」
ミカサ「そうでもない。けど、エレンに勧められたから」
ミカサ「あと対人格闘の時もできれば羽織って欲しいと言われた」
ミカサ「今の時期は少し暖かいから、着ていないけど。今日は私服でと言われたし、折角だから」
アルミン「そう。似合ってるね。マフラーとも合ってる。(……多分仮想アニとして対人格闘の練習するためだねエレン)」
マルコ「あれ、でもズボンは長めなんだね」
ミカサ「肌の露出は、怪我をしやすくなって危険だから」
マルコ「あぁ、なるほど……」
自分は子供(10年位前)の頃キャンプで川で泳ぐときは石とかでケガしやすいから,長袖,長ズボン,靴じゃないと泳がせてもらえませんでした。だから水着知らなくて問題ないんじゃないですか?
それか,水着の生地が高級品だから内地の金持ちしか知らないってことでいんじゃないですか?
ミカサ「……」
ザワザワ
ミカサノシフクイイナ
カッコイイー
ミカサ「私はエレンを勝たせたい」
ヤッパリカ
イヤ、ワカリキッテルケドネ
ウムウム
ミカサ「けど、今となってはエレン以外が勝ってもいいと思っている」
?!!!? ザワザワ
ミカサ「これは真剣勝負。不正行為の無い純粋な戦い」
ミカサ「当然エレンには勝ってほしい、というよりも、勝つだろう」
ミカサ「だから当然私も勝つ」
ミカサ「でももし万が一二人共負けたり、片方だけ負けたとしたら」
ミカサ「私が怒ると思ってる人もいると思う。けどそれは違う」
ミカサ「負けたときは、それでも構わない」
ミカサ「その時は、所詮その程度の力しかなかったということ」
ミカサ「実力は嘘をつかない」
ミカサ「だから、正々堂々と勝つ。勝って、二人で優勝する」
ミカサ「そのために、私はここに立っている」
ミカサ「私欲のための戦いと言われるのは当然だ」
ミカサ「けど私欲でしか、人は動けないし戦えない」
ミカサ「なら私は私欲にまみれよう。そして勝ってみせる」
ミカサ「そしてそれはつまり、みんなを蔑ろにしていると言っても過言ではない」
ミカサ「でも、それでもいい。最後に戦えるのは1人だけなのだから」
ミカサ「だから、ここで本心を言わせてもらった」
ミカサ「みんなの力がなければ勝てない。けれど私は私欲のためにしか戦っていない」
ミカサ「それでも構わないという人は、私を応援してほしい」
ミカサ「これで負けたとしても、私に悔いはない。その程度の器だったというだけ」
ミカサ「……以上」
今更かもしれんが、クリスタの服スカートか?
ショートパンツに近いような
>>131
えっと、>>1の世界観への提案という感じでよろしいですか?
なるほど……そういう見方もありですね 川遊びとか全然しないので……
一応この話の中では水着はほとんどの人が知らないという感じにしていますが、以下の想像のためです
・「泳ぐ」という概念があまり普及していない
→これは水源が乏しく、下流の川は入れても足首から太ももほどの深さ程度しかない
→同じ理由で深い水源も内地には限りなく少ないのではないか
→「船」の文化があるので、深い川もありそうですが、それは「船用」の道なので人は入れないだろう
・そのため内地では「脱衣」「着衣」での遊泳、並びに「水着」を着て泳ぐという文化がほぼない
→つまり娯楽として「泳ぐ」ことはほとんどの地域で行われていない
→せいぜい水浴び、あるいは水遊び程度で捉えているので、「泳ぐ」までは至っていない
・「泳ぐ」という行為は、内地の一部に作られた「プール」を利用している人(それこそ富裕層か、限られた地域の町人など)程度にしか普及していない
・兵団卒業生は知ってる(コンテストを行っているため)
という感じで考えていますね。>>60でも少し書いてますけど
ユミルが水着を知っていたのは、原作にもあるように缶詰の言語を知っていたり
「猿」という概念などを知っている(これは別マガ原作の推測となるのですが)ことから内地の(あるいは独自の文化などの)事情に詳しいため、という感じですね
クリスタも知ってる、というふうにしようか迷いましたが、そういう描写を書き忘れてる(と思う)ので知らない富裕層というふうにしていただければ
長くてすみません おまけ補足として見ていただければ幸いです
脳内で考えて文章に起こしたのは初めてなので、矛盾点は多いと思います これ以上は考察スレになってしまうので、あくまでこう考えてるんだ、程度にとどめておいてください
>>134
あ、それは>>96にあるように「好みや世界観の設定で多少変化させます」ということです
パンツよりスカート履かせたかったので、色合いが似ているスカートとしてください
画像ではクリスタとミカサはバッグ持ってますが、当然演説中は持っていません
しまった、sage忘れてた……
再開します
アルミン「あとは……」
エレン「俺とアルミンだけだな」
マルコ「へぇ」
エレン「な、なんだよ!」
アルミン「それ、僕とミカサと出かけたときに買ったやつだよね」
エレン「あぁ。私服なんてそんな持ってねえし」
エレン「だから棚に入ってたの適当なの持ってきた」
アルミン「いいんじゃないかな。エレンらしくて」
エレン「それよりなんで私服なんだ? 別に兵士用の制服でもよくねえか?」
アルミン「うん。でも、このあとは水着を見せるしか出場者の人ってやれることはないから」
マルコ「その前にどういう人が出るのか、を個性的に見せるには、服を変えるのが一番わかりやすいからだよ」
エレン「なるほどなぁ、よく考えてるな」
アルミン「当然だよ。失敗させたくないからね」
アルミン「それに加えて10分間、好きに話していいってさせれば、どういう人に入れようかを楽しめるからね」
マルコ「今までもいろんなやり方があったみたいだけど、ぼくらはこういうやり方にしてみたんだ」
あ、しまった書き忘れ。
>>133と>>140の間
アルミン「次はマルコだね」
マルコ「あ、それなんだけど、僕は棄権することにしたんだ」
アルミン「え、どうして? マルコだって僕と同じで結構応援されてたじゃない」
マルコ「いや、やっぱりいいんだ。僕はそういうの向いてないよ」
マルコ「それに、もし二人共勝ったり、アルミンが勝ったら、コンテスト以外にもやることが多くなって、委員の二人に迷惑かけちゃうからね」
アルミン「マルコ……」
マルコ「僕は影で支える方が向いてるんだ。だから気にしないでくれ」
マルコ「アルミンがコンテストに集中できるよう、しっかり手伝うからさ」
アルミン「わかった。ありがとう、マルコ。本当に」
マルコ「何度も言うけど当然だって。仲間だからね」
>>140から
エレン「いいんじゃないか。アルミンやマルコがそう考えたなら文句はねえよ」
エレン「俺も負ける気はしねえ!」
アルミン「さすがだねエレン」
マルコ「じゃあ準備ができたらあそこに立ってね」
エレン「おう!」スタスタ
アルミン「……頑張れエレン!」
>>142から
エレン「(うわ、結構目線高くなるな……)」
エレン「(えっと、何言うべきなんだ)」
エレンクンシフクカッコイイネ
チョットシワニナッテルノガオトコラシイカンジ
キャーキャー
エレン「(うっ、こ、これは確かに緊張する)」
エレン「(ミカサとかよく平気であんな感じで喋れるな……サシャみたいなのが普通だろ)」
エレン「(意気込み……そうだ、意気込み言えばいいんだよな)」
エレン「あー、うん。俺はエレン。エレン・イェーガーだ」
エレン「最初の食堂でみんなと会った時話したと思うけど、俺はシガンシナ区出身だ」
エレン「巨人のことは、多分、みんなよりわかってると思う」
エレン「……あ、わり、コンテストとは何も関係ねえよな」
エレン「でも俺は、俺にはそれしかねえからさ」
エレン「コンテストとか、勝つとか、調子に乗って勝つつもりで偉そうに言ってたけど」
エレン「ごめん、正直、そんなに深く考えてなかったんだ」
エレン「応援してもらってるのに情けねえけど、それが俺だ」
エレン「ここでこうやってる今も、巨人が攻めてくるかもしれない、って考えがずっと頭をよぎってる」
エレン「巨人を駆逐して、外の世界へ。ずっと、あの食堂でのジャンとの喧嘩の時からずっと変わらねえ」
エレン「だからコンテストも、結局は本気になれねえんだろうなって」
エレン「そんな中途半端な気持ちで、このコンテストに参加してた」
エレン「応援してくれてるみんなにはわりいけど、ミカサみてえに本心を隠しても、それは応援してくれてるみんなに失礼だ」
エレン「俺は、多分コンテストで勝とうと思ってなかったんだ」
エレン「巨人のことで頭いっぱいだったからな、きっと少し逃げ出したかったんだよ」
アルミン「エレン……」
エレン「けどここに立って改めて思った。そんな生半可な考えは捨てるべきだって」
エレン「そうやって勝とうと思わないことこそ、逃げなんじゃねえかな、って」
エレン「生半可で、中途半端に参加するぐらいなら、いっそ全部忘れて、楽しむために参加すべきなんだよな」
エレン「それが、応援してくれてるみんなや、アルミンのためでもある」
エレン「ここに立って、そう思った」
エレン「俺は、勝ちたい」
エレン「勝って、勝利を噛み締めたい」
エレン「コンテストって娯楽だとしても、本気でやるべきだって、思うから」
エレン「だからその、応援してくれ! 勝ってみせるから!」
シーン
エレン「(……やっぱりダメか)」
パチパチパチ
エレン「!」
ガンバレー
イイゾエレンーヨクイッター
タノシモウゼー!
エレン「お、おう! ありがとな!」
アルミン「エレン……ありがとう」
マルコ「さ、アルミンの番だ」
アルミン「う、うん」
マルコ「大丈夫。アルミンの凄さはみんなわかってるよ。初めてのコンテストだっていうのに、まったく混乱も起こさず、しっかりと準備をしてる」
マルコ「それに決勝のステージの手配とか、ステージを作るための人件費についてとか、みんなが気づいていない大事な仕事もしっかり引き受けてる」
マルコ「疑問や改善点はすぐに教官に報告してるし、成功させようって気持ちに嘘はないんだって凄くわかるんだ」
アルミン「そ、そんなことないよ。マルコやトーマス、ナック、ミリウスのおかげだよ」
アルミン「それに僕はそんな大層な人じゃないよ……。座学しか取り柄がない弱虫のままだ」
マルコ「自信を持ってくれ、アルミン。君は君なんだよ」
マルコ「審査委員長になってから、今日までしっかり務めたアルミンを見ていれば断言できる」
マルコ「いつか不安に押しつぶされそうになっても、劣等感を感じても、仲間が危機に陥ったとしても」
マルコ「だからきっと、どんな苦難や困難も君なら大丈夫。君は、きっと大丈夫だよ」
アルミン「マルコ……。最近、君にはお礼を言ってばっかりだね。ありがとう」
マルコ「じゃあこの後のお礼は、コンテストが成功するまで取っておいてよ」
アルミン「……そうだね。わかったよマルコ。行ってくる!」
マルコ「頑張れアルミン!」
アルミン「え、っと、実行委員長のアルミン・アルレルトです」
キャー
アルミンクーン コッチムイテー
カワイイー
アルミン「(うぅ、さっきまでの空気とはまた全然違う)」
アルミン「(僕は僕、か……そうだよね)」
アルミン「実行委員長なのに、出場っていう、変な形になっちゃったけど」
アルミン「僕の気持ちは変わりません」
アルミン「このコンテストを、成功させたい。そしてみんなと楽しみたい」
アルミン「もちろん一般公開する決勝の時に来てくれる町や村の人にも、兵団の人にも」
アルミン「コンテストを盛り上げて、楽しませて、楽しんで、盛り上がって」
アルミン「そういう喜びを、みんなで分かち合いたい!」
アルミン「世界は暗いことばかりじゃないんだって、楽しいこともいっぱいあるんだって自分でも思いたい!」
アルミン「そして、みんなにも思ってもらいたい!」
ワーワー
イイゾー
アルミン「僕のためにわざわざ棄権してくれたマルコ、トーマス、ナックにミリウス」
アルミン「そして応援してくれてるみんなのためにも」
アルミン「僕は頑張って、コンテストを成功させる!」
アルミン「もちろん負ける気もないよ! 僕が実行委員長なんだからね!」
アルミーン
オウエンシテヤルゾー
ガンバッテー
アルミン「ありがとう! 絶対成功させよう! 僕らなら楽勝だよ!」
ワーワー
パチパチパチパチ
三時で区切りよく全員の演説が終わったので、今日はここまでで休みます
今日朝から仕事なのに何してんのかな……
続きの更新は土日と仕事や飲み会なので、申し訳ないのですが二日ほどは更新できません
早くても日曜の夜から深夜、遅ければ月曜に入ってからになります
携帯でちょくちょく覗くかもしれないので、疑問や質問がもしあれば隙を見て答えれるかもしれません
無理そうなら日曜の深夜にまとめてお答えします
本当は>>136みたいな製作者の世界観の解説って一番タブーだと思っているんですが……
それでも知りたい、という人はお聞きください
基本的に進撃原作の知っている情報、わかる範囲の情報を独自解釈して書いてるので
皆さんの考えと食い違う点も多いと思うので
そういった疑問の解消はお手伝いします
水着コンテスト決勝は、多分もうちょっとギャグ多めにします
世界観も壊さないようにしたいですが……どうしようかなぁ
では長々と失礼しました
あんまりこういうの書かないほうがいいかもしれない
これも自分の一意見にすぎないから適当に受け流してもらって構わないけども
話半分に見といて気になったとこだけ黙って改善するなり取り入れるなりしとけばいいんじゃないかな
あ、以下はスルー可です
度々の宣伝になりますが
もし>>1の話が気に入ってくれたという物好きな方がいらっしゃれば
前作 ライナー「なんだこれは?」 も読んで頂ければ光栄です
ググれば他板ですが出てきます こちらはもう少し短めに終わってます
書いたからには多くの人に見てもらいたいので、お伝えしておきます
感想は不要です 見てもらうだけで十分です
今作との絡みは何もないので、当然読んでいなくても大丈夫です
もし上記SSの感想を書いてくれるという心優しい人がいればそちらのスレにお書きください
もちろん批判、批評なんかも嬉しいです 作品作りの参考になるのでお待ちしてます
当然こちらのSSでのレスも、とても励みになります 当然参考にもなっています
全員にお返事できていないのですが当然目は通してます
面白いと思ってくださる皆さんのために、読んでくださってるみなさんのために頑張ります
つまらないと思った人には、もっと面白く思ってもらえるよう努力します
それでは長々と失礼しました
おやすみなさい
……>>155みたいな書き方レス乞食みたい……スレタイだけにしておけばよかった恥ずかしい
どうしてこう堅苦しい書き方になるのかなぁ……
>>154
lこういう話……というと世界観の説明とかでしょうか?
世界観の話はあくまで補足なので、進撃原作の「現在公開可能な情報」みたいなノリで見ていただければそれで構いません
聞かれた方、あるいは気になる方だけ読んで頂ければ構わない程度です
あまり書ききれていないのは力不足です 努力しますが、説明しすぎるのも面白くないですから
世界観の話は読者との相違点を明確にするだけなので、どう言われても別に自分の考えは変えませんよ
その討論は考察スレになってしまいますしね
文体(半角カナなど)の話に関しては話半分にしておきます
あまりいじると自分らしさも失っちゃいますものね
アドバイスありがとうございます
個人的には世界観とかは作中で語って、語りきれないところは出し惜しんで胸にしまっとくのがいいと思うけど…まあ、そこは>>1の自由だから好きにやってくれ
>>157
まぁ、先に述べたようにおまけ補足なので、基本スルーで大丈夫です
それに聞かれない限りは答えることもしませんから
今回のSSに関しては世界観が伏線というわけでもないので出し惜しみするほどの内容でもないですし、実際には原作ともなにも関係ない世界観ですからね
ですので、深く考えず、本編だけ楽しんでいただければ
そういうのを気にする場合は>>1の安価レスはシカトしていただければいいかなと思います
それでは今度こそ寝ます
おやすみなさい
ようやく時間が取れました
以後はしばらくage進行で行きます
では次から再開します
演説から四日後 投票日 朝
トーマス「期限は今日の夕刻まででーす。投票は食堂でお願いしまーす」
マルコ「投票用紙をもらってない人は実行委員に声をかけてくださーい」
ミリウス「開票は今日の夕食後になりまーす」
エレン「どうなるんだろうな」
ライナー「こればっかりはわからん。神のみぞ知る、ってやつだ」
コニー「今度こそ俺は入らねえだろうな。キャラじゃねえし」
ジャン「わかんねぇぞ? 女子の連中にはわりとウケてたみてえだしな」
ベルトルト「そうそう、僕の方が入れるか怪しいよ」
書き忘れましたが後半の決勝までは今までとノリを変えてギャグっぽくなる可能性があります
もともと書きたかったのがこの決勝の部分で、わりとギャグノリで考えていたので
キャラ崩壊、世界観崩壊なんかも多分ちょっと増えます
その点をご了承ください
では続けます
ミカサ「エレンは入っている。それは確実」
エレン「なんでわかるんだよ」
ミーナ「ねぇねぇ、クリスタやユミルはどう思う? 誰が入ると思う?」
ユミル「私のクリスタが落ちるわけないだろ。なにせあんな演出まであったんだからな!」
クリスタ「……///」
サシャ「クリスタ、顔赤いですよ。それにしてもあの演説以降静かになりましたねぇ」
アニ「……そりゃそうだろ」
ジャン「(くっ、ダメだ、俺にはミカサがいるだろ! 恥ずかしがるクリスタかわいいとか考えるな!)」
ライナー「(結婚したい)」
ベルトルト「(アニ……冷静だなぁ)」
エレン「だからなんでわかるんだって!」
ミカサ「当然わかる。エレンの水着を見たいのは私以外にもいっぱいいるに決まっている」
エレン「はぁ? 水着見たこともねえのになんでだよ」
ミカサ「見たことがなくても、肌の露出が多いということはそういうこと」
エレン「ますますわかんねえよ!」
アルミン「投票の際、アンケートにもご協力くださーい。不要な方はそのように委員まで申告をお願いしまーす」
エレン「アルミン頑張ってるなぁ」
ミカサ「邪魔をしない方がいい。きっと凄く忙しいはず」
ライナー「アイツはこういうのには不向きかと思ってたが、案外しっかりやれているようだな」
エレン「当たり前だって。アルミンはすげえやつなんだから。何かあったら、俺もミカサもアルミンを頼るよ」
ミカサ「アルミンは、きっとその期待を裏切らないから」
サシャ「本当に三人は仲がいいですねー」
ミーナ「幼馴染かぁ。いいなぁ。そういえばライナーとベルトルトも同じ村の出身なんだよね」
ライナー「あ、あぁ」
ベルトルト「……」チラ
アニ「……」
コニー「そういやそうだっけ。やっぱお前らも幼馴染なのか?」
ベルトルト「あ、いや、そうだけど」
アニ「……私は部屋に行ってるよ。投票のおかげで訓練も午後までは休みだしね」
ミーナ「もう、アニって休みのときはいっつも寝てる! 太るよ!」
アニ「肝に銘じとくよ」スタスタ
ユミル「……けっ、相変わらず面白くねえ女だ」
ライナー「そう言ってやるな。いずれ仲間として戦うことになるかもしれないんだからな」
ユミル「憲兵団志望様と一緒に戦う機会なんてあんのかねぇ」
クリスタ「言いすぎだよユミル。卒業してからはそうかもしれなくても、今は訓練兵としての仲間でしょ」
ミーナ「そうそう」
ユミル「わかったわかった。クリスタはみんなに優しくていい子だな」ダキッ
クリスタ「ひゃう! あ、頭わしゃわしゃしないでよぅ!」
ライナー「(結婚しよ)」
ジャン「(ぐふっ、直視はやべぇ)」
コニー「おっ、アルミン食堂に行ったな」
エレン「そうだな……。俺ちょっとアルミンとこ行ってくる」タッ
ミカサ「あっ、エレン、私も」タッタッ
食堂前 廊下
エレン「アルミン!」
アルミン「あっ、エレン。ミカサも。どうしたの?」
エレン「いや、大変そうだから何か手伝えねえかなって」
ミカサ「出場者はこの時間やることもない。ので、エレンの言うとおり手伝う時間はいっぱいある」
アルミン「ありがとう。けど大丈夫だよ。そもそも投票っていうのは実際に動くのは投票する人だけだし」
アルミン「僕らはそれを促してるだけだから、そんなにすることはないんだ」
エレン「けど」
モブ男子兵「おっ、アルミーン。探してたんだよ」
モブ女子兵「ねぇ、投票用紙間違えて書いちゃったから直したいんだけど、大丈夫?」
アルミン「あ、うん。大丈夫だよ。予備もいっぱいあるから。案内するよ」
モブ女子兵「ほんと? ありがとー!」
アルミン「ごめん、二人とも。そういうわけだからまた後でね」
ミカサ「行こう、エレン。アルミンの邪魔をするのはダメ」
エレン「お、おぅ。じゃあ頑張れよアルミン!」
アルミン「うん、ありがとう! 開票、楽しみにしててね!」
エレン「……大丈夫かなアルミンのやつ」
ミカサ「大丈夫。アルミンは強いから」
エレン「そう、だよな。昔から、アルミンは凄いやつだし」
ミカサ「……」コクリ
エレン「よし、戻ろうミカ」
モブ女子兵1「あ、エレンくんだ!」
エレン「うぉ!」
モブ女子兵2「私エレンくんに入れたの! 絶対勝ってね! 応援してるから!」
モブ女子兵1「私もエレンくんよ! 決勝楽しみにしてるからね!」
エレン「お、おう! 任せとけ!」
ミカサ「」
ミカサ「(ダメ。モブその2がエレンの手を握って応援しているのを邪魔するのはよくない)」
ミカサ「(落ち着きなさいミカサ・アッカーマン。エレンが応援されている、だから、いいこと)」
ミカサ「(それにエレンは家族。大事な家族。そう、家族。だから別に誰と仲良くするのもエレンの自由)」
ミカサ「(でも、けど、だけど……この気持ちは、何?)」
エレン「おい、ミカサ!」
ミカサ「!」
エレン「ぼーっとしてどうしたんだ? こっちの子はミカサに入れましたって言ってるんだぞ」
モブ女子兵2「大丈夫? ミカサ」
ミカサ「え、あ」
エレン「無視するのはよくねえぞ」
ミカサ「……ごめん、なさい」
エレン「俺じゃなくてその子に謝れよ」
ミカサ「……ごめんなさい」
モブ女子兵2「ううん、大丈夫。そんなに気にしないで!」
モブ女子兵2「ミカサの方こそ大丈夫? 辛そうだったけど」
ミカサ「ありがとう。問題ない」
モブ女子兵2「ミカサの演説かっこよかったよ! もし巨人が来ても、きっとミカサなら平気で倒せちゃうんだろうなぁ」
モブ女子兵2「私は自分ひとりだったら、絶対に戦えないから。ミカサなら、自分ひとりだとしても、仲間も守れるぐらい強いと思う」
モブ女子兵2「だから応援するんだ! ミカサみたいに強くなれればいいな、って思ったから」
ミカサ「っ……。そんな、に、強くなんかない」
モブ女子兵2「ミカサ?」
ミカサ「……ごめん、やっぱり気分が悪いみたい。部屋で休む」
モブ女子兵2「え、ご、ごめんね! やっぱり疲れてるんだよね。1週間ずっとみんなに注目されてたんだし」
エレン「大丈夫か」
モブ女子兵1「よかったら部屋まで送るけど」
ミカサ「大丈夫。ありがとう。頑張るから、応援してほしい」
モブ女子兵2「うん!」
エレン「大丈夫かミカサ。ふらついてたけど」
モブ女子兵1「ずっとみんな注目しながら色々言ってたからね。聞きたくない声とかも聞こえたんじゃない」
モブ女子兵2「そうだね。1人で休ませてあげるのも大事だよ」
エレン「そうだな」
モブ女子兵1「ふふ、いつもはエレンが心配される側なのにね」
モブ女子兵2「そういえばそうだね。やっぱりミカサのこと、大事に思ってるんだね」
エレン「う、うううううるせえ///家族なんだから当たり前だろ!///」
モブ女子兵1「顔赤いよ?」
モブ女子兵2「そういうわかりやすいところも応援したくなっちゃうなー」
エレン「う、うわあああ///」ダッ
モブ女子兵1「逃げ足速っ!」
モブ女子兵2「照れるエレンくんもいいなぁ///」
女子寮 寝室
アニ「……」ペラッ
ガチャッ
ミカサ「……」
アニ「……」ペラッ
ミカサ「……」スタスタ ボフッ
アニ「……」ペラッ
ミカサ「……」
アニ「……」
ミカサ「……」
アニ「……」ペラッ
ミカサ「……」
アニ「……」パタン
ミカサ「……」
アニ「……声でもかけてほしそうじゃないか。珍しいこともあるもんだね」
ミカサ「……あなたがそう思っていながら声をかけてくるのも珍しい。きっと雨が降る」
アニ「そうだね。きっと雷雨になるんじゃないか」
ミカサ「……私は器が小さかった。演説であんなことを言っておいて」
アニ「……本当に弱音を吐くとはね。こりゃ今日は嵐になりそうだ。コートを出しておくことにするよ」
ミカサ「どうとでも言ってくれて構わない。1人で戦うとまで言い切った私を、応援してくれる人に、とても酷い対応をした」
ミカサ「そしてとても酷いことを考えていた」
ミカサ「……こんな話をアニにするとは思っていなかった」
アニ「私だってそんな話を聞かされるとは思ってなかったさ」
ミカサ「……」
アニ「……」
アニ「……私は投票ってのを今回初めて知ったし体験もしたけど」
アニ「意外と面白いもんだね」
アニ「食堂の窓から見えたけど、票を入れる連中はみんな顔が違う」
アニ「本気で悩むやつ、笑いながら決めるやつ、迷って適当に選ぶやつ、逆に迷いすぎて入れられないやつ、決勝以外興味ないやつ」
アニ「ま、私たちは入れる側じゃないから客観的なんだけどさ」
ミカサ「……」
アニ「入れるやつは決まって同じ顔をする」
アニ「自分が出れないから、自分の見たい世界を見せてくれるやつを選ぼうとする」
アニ「それを決められたとき、本当に嬉しそうに笑ってるよ」
ミカサ「……」
アニ「あいつらは本気で応援するために入れてると思うかい?」
アニ「違うね。極端に規模がでかくなる例えになるけど、理想を票に乗せてるのさ」
ミカサ「……理想?」
アニ「自分が出られないから、自分が出たとしたら、自分が見たい景色を見せてくれそうなやつを選ぶ」
アニ「それはある種の理想だと思わないかい。コンテストを盛り上げてくれる、楽しませてくれる、頑張ってくれる人を選び出す」
アニ「自分の理想を見せてくれる人を選び出す」
アニ「それが投票ってもんなんじゃない」
ミカサ「理想……」
アニ「で、あんたは自分に入れたんだって目の前で言われたんだったね」
アニ「どう、その子の理想は重かった?」
ミカサ「……!」
アニ「票の数だけコンテストの理想を託されてるんだ」
アニ「たとえ1票でも、その子のコンテストの理想は、重いだろ」
ミカサ「……」
アニ「とはいえ私はそんな風に見える、と思ってるだけで、入れた連中の理想なんて考えてない」
アニ「あんたみたいに中途半端な私欲じゃなくて、本気の私欲だからね」
アニ「休みをもらって、ここで本でも読んで正々堂々と休む」
アニ「だから勝てればありがたいが、勝つ気もほとんどない。負けたらサボればいい」
アニ「器の小ささで言えば、あんたよりはるかに小さいだろうね」
ミカサ「……」
アニ「だから演説でも何も言わないし、言う気もない」
アニ「それでも入れるっていうんだったら、ありがたく休みのために参加するってもんさ」
ミカサ「……」
アニ「……」
アニ「……やれやれ、こんなに一人言を言うなんて、私らしくないね」パサッ
ミカサ「……」
アニ「……」ペラッ
ミカサ「……きっとアニには票が入るだろう」
アニ「……」ペラッ
ミカサ「本質が見抜けるのであれば、アニに入れる」
ミカサ「ここにいる人間に、そんな人間はいない」
ミカサ「……まぁ、そういったのとは別な知識的な馬鹿はいるけど」
兵舎 中庭
サシャ・コニー「ぶえっくしょ!」
ジャン「だぁあ!! なんでてめえら2人してこっち向いてくしゃみすんだ!!!」
サシャ・コニー「ジャンならいいかなと思って(思いまして)」
ジャン「……上等だ、巨人の前にてめえらを狩ってやる!」
女子寮 寝室
ミカサ「……あなたは自分が思うほど、周囲から嫌われる人間ではない」
ミカサ「それは、さっきも言ったように仲間にはあなたの本質を見抜く力があるから」
ミカサ「……それに、一人言も多いようだから」
ミカサ「だからきっと票は集まるだろう」
アニ「……」ペラッ
ミカサ「……」
ミカサ「ただ私は手を取り合って仲良くしたい、とは思っていない」
アニ「……」ペラッ
ミカサ「この際だから言っておこう。前に手合わせをしたときから、そう思っているの」
アニ「……」ピクッ
ミカサ「あの格闘の後で、あなたが好かれる人間だと思った」
ミカサ「エレンが技を教えてもらいたがったのも、納得した」
アニ「……」
ミカサ「……だって、あなたの技には、親を想う気持ちがあったから」
アニ「……」
ミカサ「……」
アニ「……」
ミカサ「ただ根本にそれがあったとしても、私はあなたとは仲良くできない」
ミカサ「その根本で覆い隠してる、もっと根深い、何かがあなたにはある」
ミカサ「それも感じ取ってしまったから」
アニ「……」
ミカサ「けれど、それとこれとは別」
ミカサ「私の一人言を聞いてくれて、そして長い一人言を止めずに続けてくれてありがとう」
アニ「……一人言が長いね、読書の邪魔だよ」パサッ
ミカサ「もう黙ろう。午後まで寝ることにする」
アニ「……」ペラッ
ミカサ「……」スゥー スゥー
アニ「……寝るの早」ペラッ
決勝まではギャグが多くなると言っといてこれだよ……
正確には「決勝から」という感じで
……でもこのノリで書いてしまいそう
予定は未定ということで
すみません、少しトイレです
戻りました
父がバイオリベアンベールドで頑張って遊んでるので頑張れと言っときました
では再開します
同日 夕食後 食堂
ザワザワ ガヤガヤ
ダレニイレタ? サシャカナー
エレンクン! アルミンダナ オレモオレモ
ガチャッ
アルミン「お待たせ。みんな集まってるかな」
マルコ「結果が出たよ」
オー ハヤクハヤクー
アルミン「今回は200人、男女で400票あったんだけど」
アルミン「全部で387票集まりました。ほとんど全員投票に参加してくれたんだね。ありがとう」
アルミン「今からその結果を貼りだすね」
第1回訓練兵団水着美男美女コンテスト
二次選考 結果
実行委員長 アルミン・アルレルト 記
女子
1位 クリスタ 39票
2位 ミカサ 35票
3位 サシャ 33票
4位 ユミル 31票
5位 ミーナ 24票
6位 アニ 22票
7位以下 全て合わせて10票 以上194票
男子
1位 アルミン 38票
2位 エレン 35票
3位 ライナー 27票
4位 ベルトルト 23票
5位 コニー 21票
6位 ジャン 21票
7位以下 全て合わせて28票 以上193票
男女計387票 無効票11票 失効票2票
不正行為なしのため、結果は決定事項とされる。
6位以上の者は決勝へ出場する権利を有する。
なお棄権した場合、以下の順位より順に繰り上げ式とする。
以上
ザワザワ ガヤガヤ
クリスタ「わ、わわわわわたしが1位!?」
ユミル「さすが私のクリスタ! 絶対1位だと思ってたよ」
サシャ「すごいじゃないですか! おめでとうございます!」
ミーナ「サシャも3位だよ、凄い! 私も入るなんて思わなかった……」
アニ「……」
ミカサ「……2位、か」
あ、>>183の「5位 6位」は「5位 5位」のミスです
同率5位です
――――――――
エレン「やっぱアルミンが1位か」
ライナー「予想通りだな」
ベルトルト「(本当に入ると思わなかった……けどこれでアニと並んで!)」
ジャン「俺が……バカと……同じ……だと……」
コニー「ジャンてめえ!」
アルミン「じゃあアンケートで票の補足を発表するよ。みんな席に戻って戻って」
アルミン「まずは女子から。1位はクリスタだね。男子の投票のが多いけど、女子からもそこそこ入ってる」
クリスタ「うぅぅうう恥ずかしい///」
ユミル「照れんなって。当然なんだから」
アルミン「アンケートでは『可愛いから』『女神だし』『天使』って意見がほとんどかな(まぁ同意するけど)」
アルミン「『ああ見えて意外とタフそう』『辛い仕事を率先して手伝ってくれる』っていう女子からの意見も結構多かったよ」
クリスタ「そ、そんなことないよ! でもありがとう!」
ユミル「さすがだねクリスタ。やっぱり私のクリスタなだけある!」
サシャ「……さっきから同じことしか言ってません」
ユミル「んだと芋女こらぁ!」
サシャ「ひ、ひぃぃい! すみませんごめんなさいすみません!」
アルミン「次は2位のミカサ。こっちも男女同じくらい入ってるかな」
アルミン「『ミカサの強さはコンテストでも通用するのか見てみたい』『あそこまで戦うってはっきり言ったのに好感が持てた』っていう演説に対しての意見が多いかな」
ミカサ「……」
アニ「……」フン
アルミン「あと『女子の間で噂の腹筋とやらを見てみたい』とか『あの身長であの体重なのがどうなってるのか気になるからこれを機に見る』って身体的特徴に対する意見が男子には多いかな……、ははは」
ミカサ「……」ギロッ
モブ男子兵達「」ビクッ
エレン「やめろミカサ、男子を殺す目で威嚇するなって」
アニ「……(ああいうつまんない理想もあるんだねぇ)」
三時で更新も少なくなりそうなので以降はsage進行とします
アルミン「3位はサシャ。意外と女子票も多いけど、それでも男子票のが多かったね」
アルミン「えーっと、男子は、その、『意外と胸がでかいと聞いて』『意外と尻がイイと聞いて』『よく見ると可愛い』『方言萌え』って意見が多い、かな……」
アルミン「(萌えってなんだ……?)」
サシャ「……えぇぇええ!? そ、それ私への感想なんですかぁ!?」
アルミン「女子からは『あのゆるい感じが好き』『同性として教官にあんな態度とったのは正直すごいと思ったから』って意見もあったよ」
サシャ「そ、それは嬉しいんですけど、なんだか複雑です……」
ユミル「男からそう見られてるって思うとどうよ?」
サシャ「なっ!! 何言うとるんやし!! やめんかい、恥ずかしい!!」
ユミル「方言出てんぞ」
サシャ「!!!////うううぅううううう!!!////」
クリスタ「もう、やめてあげなよユミルってば!」
アルミン「4位はユミル。ユミルは女子からの票が一番多かったね」
アルミン「『演説で惚れました』『いい夢見せて』『ユミル様抱いて』って意見がかなり多いよ」
アルミン「男子からも少し入ってた。『あの啖呵は男でもできねえ』『その男らしさ分けてほしい』とかもある」
ユミル「あたしへの意見はどうでもいい。クリスタと同じ舞台に立てるならなんでもいい」
クリスタ「もう! 本当に無神経なんだから!」
アルミン「あ、あと『アニとは違うキツさがいい』『罵ってくれ、お願い』って意見も……」
ユミル「あ?」
アルミン「あ、いや、あははは。アンケートをぜ、全部読むのはあんまりよくないかな!」
ユミル「いや、いいよ。読んでくれよ。そのまま今の意見書いたやつの名前も言え。お望み通り罵ってやるから」
サシャ「お、落ち着いてくださいユミル! ブレードもしまってください!」
サシャ「っていうかなんで食堂で私服なのに持ってるんですか! どっから出したんですか!」
アルミン「つ、次に行くよ。5位はミーナだね。ミーナも男女同数くらいかな」
ミーナ「うぅ、一緒に並んでるみんなと比べると恥ずかしい。私なんかでいいのかな」
ミカサ「選ばれたのだから、自信を持つべき」
アルミン「意見としては『あの素朴さに惹かれた』『健気に努力してるのが好感持てる』っていうのがあるね」
アルミン「あとは……『自由時間とかみんなと一番楽しそうに話してる』『一緒にいて話したりするだけで落ち着ける』とかかな」
ミーナ「う、け、結構恥ずかしいねこれ」
サシャ「ミーナと話すのは確かに楽しいですよ!」
クリスタ「うんうん」
ミーナ「ありがとうみんな」
くっ、眠い……せめて男子まで終わらせたい……
もう少し続けます
アルミン「最後は6位、アニだね。票としては男子が多いかなぁ」
アニ「……」
アルミン「意見は……『格闘強いのに、見せびらかさにところはかっこいい』『演説でも無言で、自分を絶対崩さないでいくのが逆に凄い』」
アルミン「『最初にミカサと格闘訓練やった時からすげえと思ってた』とか『この間のミカサとの戦いっぷりに惚れた』もある。『蹴ってくださいお願いします』とかも……あるかな……」
アニ「……」
ミカサ「……」
ミーナ「男子結構情けないね」
サシャ「えぇ、私も今回のコンテストで男子への信頼が半減してます」
アルミン「次は男子だね。今度は下位から行こうか」
アルミン「ジャンとコニーが同率5位。ジャンは男子票、コニーは女子票が多いかな」
ジャン「こいつと一緒で男子のが多い……」
コニー「何が不満なんだよ!」
アルミン「ジャンには『あそこまで報われない恋だと同じ男として本当に同情する』『一途なのは応援するけど、口の悪さは直すべきね』」
アルミン「後は『ジャンには頑張ってほしい。本当に。本当にそう思う。心から』っていうのもあったよ」
ジャン「なんで全部哀れみなんだよ……」
コニー「ジャンらしいな」
ジャン「んだとてめえこらぁ!」ガッ
コニー「離せよ! 破けちゃうだろ!」
エレン「(セリフ取られた!)」
アルミン「コニーは……」
アルミン「『勉強教えてあげたい』『あそこまでバカだとむしろ清々しい』『一番コンテストを笑わせてくれそう』」
アルミン「『なんだか放っておけない感じが好き』とかもあるね」
ジャン「なんでてめえは素直に応援されてんだ!」
コニー「俺が知るか!」
ライナー「落ち着けお前ら」
アルミン「次は4位でベルトルト」
ベルトルト「やっぱり4位……信じられないなぁ」
ライナー「もう少し自信を持てベルトルト」
アルミン「『影が薄いというより、寡黙なんだと思う。実は凄い人』『成績上位なのにひけらかさないのがいい』『もっと自信持ってほしい』」
アルミン「他にも『ああ見えて結構気が使える』『チームプレーやコミュニュケーションは苦手そうだけど、それを解消しようとしてるのもわかる』とかもある」
アルミン「比較的均等だけど、若干女子票のが多いかな」
ベルトルト「そう……なんだ」
ジャン「俺よりよっぽどいいじゃねえか。もっと喜べよ」
コニー「そうそう、ジャンよりは全然マシだろ」
ジャン「てめえ本当にぶっ殺す!」
コニー「上等だ表出ろ!!」
ベルトルト「や、やめなって二人とも!」
アルミン「二人とも、あまり騒ぐと教官が来ちゃうよ。ただでさえ無理言って食堂に残らせてもらってるんだから」
ジャン「お、おぅ」
コニー「わ、わりぃわりぃ」
アルミン「次が3位でライナーだね。男女とも大体均等だけど、今度は男子のが少し多い」
アルミン「『いい兄貴分』『聞いたことは丁寧に答えてくれて好感が持てる』『力持ち』『人間っていうより動物みたい』」
アルミン「『掘られたい』『お世辞抜きでかっこいいと思う』『エレンくんと戦ってくれて嬉しい。見てるとベルトルトくんとの関係を考えて色々……ふふふ』とか」
ライナー「そうか。そこまで慕われてると出る甲斐があるな」
ライナー「……いくつかよくわからん意見もあるようだが」
エレン「俺とライナーが戦って嬉しいってどういうことだ?」
ベルトルト「僕との関係っていうのも……あと掘られるってなに?」
アルミン「(ライナーはなんか変なアンケートの答えが多いんだけどなんでなんだろう)」
アルミン「まぁいいか。次は2位でエレンだね」
エレン「アルミンにゃやっぱ勝てなかったかー」
アルミン「でも僅差だよ。ほとんど同じだから。意見は『まっすぐなところが応援できる』『俺たちが言えないことも胸を張って言えるのは素直に尊敬できる』」
アルミン「『エレンとなら一緒に巨人と戦いたい』『俺は駐屯兵団志望だけど、あの成績で調査兵団に自分から行きたがるのは本当にすごいと思う』」
アルミン「女子からは『素直にかっこいい』『男子の中でも目的意識がはっきりしてて凄い』『なんだかんだ言ってミカサを大事に思ってるところが好き』とかかな」
エレン「なっ、ばっ、そんなことねーよ!」
ミカサ「ありがとうエレン」
エレン「俺の意見じゃねえ! っつうか女子席からいつの間にこっち来た!?」
ミカサ「エレンのためならすぐに来る」
ジャン「」
ジャンガイキシテネェ
ガンバレジャン ホントニ
アルミン「最後は1位の……僕だ」
アルミン「じ、自分でいうのは少し恥ずかしいかな。マルコにお願いしていいかい」
マルコ「もちろん。えっとアルミンは男女どっちからも支持されてるね」
マルコ「『実行委員長でありながら決勝へ出るとか面白そう』『陰ながらの努力がコンテストでも垣間見えてて頑張ってると思う。応援してる』」
マルコ「『わからないことは聞けば大体答えてくれるし、教え方も丁寧』『教官よりアルミンに教わる方がいい』『コンテストとは無関係に座学1位なのはずっと尊敬してる』
マルコ「面白いのだと『男とは思えない愛らしさがある』『アルミンくんの水着は男物なの?』とかもあるよ」
アルミン「ちょ、ちょっとマルコ! 変なの読まないでよ!」
マルコ「みんなのも読んだんだから贔屓しちゃダメでしょ」
アルミン「うぅううう」
エレン「愛らしい……か?」
ミカサ「私たちは幼馴染だからそう思わないけど、女子の間ではそういう見方をしている人がいるのも事実」
エレン「へぇ、アルミンをねぇ」
男子訓練兵達「(実は男子の中にもいますが)」
アルミン「い、以上です//」
マルコ「男女上位の6人で決勝を行います。決勝は来週! それで、当日の舞台を作るのに人手が足りてません」
アルミン「あ、そうなんだ。内地から兵団の協力者も来てくれるんだけど、なにせ遠いからすぐに工事に着工できない」
トーマス「なので訓練兵のみんなに少し協力してほしいんだ」
ナック「強制じゃないし、訓練の合間や休憩時間にちょっと手伝ってくれるだけでいい。疲れてるなら無理もしないで構わない」
ミリウス「時間のある人だけ手伝ってほしい」
イイヨー リョウカイダ タノシミー
アルミン「じゃあ今日は解散にします。お疲れ様! 決勝には兵団の人を審査員として呼んだりしてもっとお祭りらしくなるから」
アルミン「みんな楽しんでね!」
ということで今日はここまでとします
続きは出来れば今日の夜中に……
コンテスト決勝ではもう少しギャグ分が増えます
……多分
そう言っといてまったく増えない場合もありますのでご理解ください
気づけば200レスも行ってて全然ショートではないですが、ここまで読んでくださってる人もいらっしゃるので
きちんと完結させます
もうしばらくお付き合いください
それではまた
寝る前に通しで見て酷いミスを見つけました…
>>176
×ミカサ「ここにいる人間で、そんな人間はいない」
↓
○ミカサ「ここにいる人間で、そんな馬鹿な人間はいない」
です
朝までお付き合いいただいた人、本当にありがとうございます
ではおやすみなさい
こんばんは
借りてた映画ようやく観終えたので続き更新します
決勝前夜
アルミン「水着が足りない?」
マルコ「いや、数は合ってるんだ。ただちょっと問題があって……」
アルミン「どういう問題?」
マルコ「その……男性用水着が足りなくて、代わりに……」
決勝当日 早朝
ザワザワ ガヤガヤ
エレン「うわ、すげえ人数だな。訓練兵舎にこんなに人が来てるの初めて見た」
ダズ「えー訓練兵団名物、ふっくらパンに冷製スープはいかがですかー。食堂で販売しておりまーす」
ライナー「……商売までするのか」
ベルトルト「商魂たくましいなぁ」
アニ「……」
ミカサ「エレンの分も買ってこよう」
エレン「え、いや、いらねえよ。いつも食ってんじゃねえか」
コニー「今日は仲間のみんなも手伝ってんだな」
ジャン「流石に人手が足りねえんだろ」
???「よぅ、エレン、ミカサ」
エレン「え?」
ミカサ「ハンネスさん……!」
ハンネス「久しぶりだな。元気にしてたか」
エレン「な、なんでこんなとこにいるんだ!?」
ハンネス「なんでって、今日はアレだろ。コンテストだろ? 兵団の連中は大体来てるさ」
ハンネス「ま、当然全員じゃねえけどな。興味ねえ連中とかは担当地区から動いてねえよ」
ミカサ「会えて嬉しい、です」
ハンネス「あぁ……でかくなったな、お前ら」
エレン「当たり前だ。巨人を駆逐するためだからな!」
ハンネス「言うようになったじゃねえか、あんなちっさかったくせになぁ」
エレン「う、うるせえな!」
サイト重い……更新少しペースが遅めになるかもしれません
すみません、再開します
コニー「お、おいエレン。誰だその人」
エレン「あ、あぁ、わりぃ。ハンネスさんだ。俺たちのシガンシナ区で駐屯兵をしてた人だよ」
ハンネス「正確には駐屯部隊長だ。この間昇格したからな」
エレン「え、そうなのか?」
全員「失礼しました」バッ
ハンネス「あぁ、すまんな。敬礼されるのはまだ慣れてねえんだ。直っていい」
ハンネス「それにしても……。こいつらがお前の友達か、エレン」
エレン「友達じゃねえよ、仲間だ」
ハンネス「……いい顔してるじゃねえか」
ハンネス「まぁ俺は俺で仲間と来てるからな。せいぜい楽しませてもらうぜ」
エレン「あ、あぁ。俺も出るから楽しみにしててくれ!」
ハンネス「あぁ、そうか。今期は男も一緒に出るんだったか。頑張れよ」
ミカサ「ありがとうございます」
エレン「また後でな!」
ライナー「シガンシナ区で、か」
エレン「あぁ。俺とミカサを巨人から、助けてくれた人だ」
ベルトルト「……」
アニ「……」
ミーナ「? どうしたの二人とも」
ベルトルト「あ、いや、なんでもないよ」
アニ「……」
マルコ「あ、みんな、こっちだよ!」
エレン「マルコ。アルミンはどうしたんだ? 他は全員こうやって集まって待ってたけど……」
マルコ「後で説明するよ。それよりそろそろ準備に入ってほしい」
マルコ「とりあえずこっちに来てくれるかな。決勝の説明をしたいのと、それと着替えてもらうから」
ジャン「いよいよか」
サシャ「き、ききき緊張してきましたたた」
クリスタ「だ、大丈夫だよ。み、みんなで出れば、だだだ大丈夫」
ユミル「クリスタも落ち着けって」
コニー「水着ってどんなんなんだろうなぁ」
ステージ前
フランツ「皆さん、長らくお待たせいたしました」
ハンナ「それでは第1回、訓練兵団水着美男美女コンテストを開催いたしまーーす!!」
ワーワー イイゾー マッテマシター!
ステージ裏
ジャン「あいつら何やってんだ……」
マルコ「司会を頼んだんだ。あの2人なら息ピッタリの仕事をしてくれるからね」
ミーナ「あぁ、うん。うざいほどピッタリ仕事しそう」
マルコ「さ、みんなこっちだよ。男子は右、女子は左だ。中にある水着は事前に準備されたものしかない」
マルコ「なにせ希少だからね。人数分揃えるのでやっとだった」
マルコ「サイズに合わせて選ばれてるから、置かれてるのを着てくれ」
マルコ「本当は私服みたいに選ばせたかったんだけど、そこは力不足だったんだ。みんなには申し訳ないけど」
エレン「大丈夫だろ。そんな気にすんなって」
ステージ前
フランツ「今回は一般公開ということで」ハンナ「皆さんもとても期待していると思います!」
フランツ「そこで、まずは、一般公開されていなかった事前に行われていた選考を皆さんに解説して」
ハンナ「それから決勝戦を楽しんでいただこう、という風な進行をしていきます!」
フランツ「決勝から参加した、という人でも楽しめるよう説明していきますので」
ハンナ「まずは飲んだり食べたりしながら楽しんでいってくださーい!」
ワーワー ワーワー
ステージ裏
ジャン「生き生きしてんなぁ」
コニー「今までほとんど出番無かったから溜まってんじゃねえのか」
エレン「おい、これマジで着るのか」
ライナー「初めて見たが……ここまで布地が少ないとは……」
ベルトルト「これ何でできてるんだろう……」ピラピラ
フランツ「まずは今大会、男女混合になったきっかけだね」
ハンナ「これは多分>>2->>41の頃の話ね」
フランツ「大体そうかな元々は水着美女を決めるだけの話だったわけだけど」
ハンナ「説明を聞いてから水着の布地が少ないって知って女子が怒っちゃったんだよねぇ」
フランツ「そう! そこでミカサの提案で、男女混合で行うのはどうか、って話になったんだ」
ハンナ「男子だけだと酷いことになったらしいけど、どうなったのかなぁ」
フランツ「そこは聞かない方がいいんじゃないかな」
ハンナ「そう? じゃあ続きをお願いフランツ!」
フランツ「それで、1回目の選考が行われることになったんだよ」
ハンナ「これは>>42-50の話ね!」
フランツ「全訓練兵にアンケートを取って、委員会の定めた規定に沿った評価を合わせて出場者を絞る、っていうのが1回目の選考だったんだ」
ハンナ「アンケートはなんとなくわかるんだけど、委員会の規定に沿った評価ってなんだったのかなぁ?」
フランツ「実行委員長に聞いてみたら、これまでの座学、機動訓練、対人格闘なんかのデータや、個々人の身体的、精神的特徴を参考にしてるんだって」
フランツ「だから決勝に残ってるのも、総合成績の上位者が多いだろう?」
ハンナ「そういえばそうね」
フランツ「いわば成績上位の時点で多少リードしてたってことだね」
フランツ「けどそういうリード組に入ってなくても選ばれてる人もいるから」
フランツ「委員長の決めた方針はちゃんとしてたってことだね」
ハンナ「なるほど! フランツ賢いね!」
フランツ「ははは、それほどでも」
ノロケンナー ハヤクツヅケロー
フランツ「そしていよいよ一次選考の結果後、二次選考が始まった!」
ハンナ「>>68-84、>>96-151、>>161-178、そして>>181-203だね!」
フランツ「よ、よくスラスラ数字が言えるね」
フランツ「とにかくまずは>>68-84。これは二次選考開始から演説までだね」
ハンナ「二次選考はちょっと期間が長かったよね」
フランツ「一次の狙いである全体から優れている個人を選ぶ、ってのいうのと違って選ばれた個人を見る、っていうのが狙いだからね」
フランツ「だから個人を見る時間を長めにしてたんじゃないかな」
ハンナ「なるほど! すごいねフランツ、私全然わからなかった!」
フランツ「(まぁアルミンに聞いたんだけどさ)」
ハンナ「>>96-151が演説ね!」
フランツ「そう。私服で訓練兵に演説をしてもらう、って時間だった」
ハンナ「みんな色々なやり方でやってたね」
フランツ「ちょっとした騒動もあったりしたし、個人を見る一番ちゃんとした時間だったんじゃないかな」
ハンナ「そういえばフランツは誰に入れたの?」
フランツ「男子にはエレンに入れたけど、女子には入れてないよ」
ハンナ「え、どうして?」
フランツ「君以外に誰に入れるって言うんだい? 君への投票用紙はここに持ってるよ」
ハンナ「フランツ……私も女子はサシャに入れたけど、貴方への投票用紙はここにあるの」
フランツ「ハンナ……君って子は」
ハンナ「お互い様でしょ?」
訓練兵達「(あぁ、失効票2ってこいつらのか……)」
フランツ「オホン、次は>>161-178だ」
ハンナ「これは投票ね」
フランツ「そう。演説と期間中の評価、全部を含めて誰を選ぶかを決める大事なことだったんだ」
ハンナ「みんな思い思いの人に入れてたね」
フランツ「そうだね。投票用紙に込められた想いを感じ取れる大事な日だったよ」
ハンナ「でもまさかミカサとアニが、ねぇ。フフフ♡」
フランツ「え、何の話?」
ハンナ「乙女のひ・み・つ♡」
ステージ裏
ミカサ「……き、聞かれてた……///」
アニ「……///」
サシャ「そ、そんなことより、こ、ここここここれ着るんでででですか!?」
クリスタ「」プルプル
ユミル「さぁ、クリスタ早く! 早く着なって! 目に永遠に焼き付けるから!」
フランツ「だ、誰だいバカ夫婦なんてヤジを飛ばすのは!」
ハンナ「そ、そうよ、誰がお似合い夫婦だっていうの! もう! 恥ずかしいでしょ!」
フランツ「オホン、話を戻すけど、最後は>>181-203だね。これは二次選考の結果発表だ」
ハンナ「ここで選ばれた人が決勝戦に残った、っていうことなのね!」
フランツ「そう! その出場者は後ほど発表するよ!」
ハンナ「そういえば無効票って一体どんな票だったの?」
フランツ「投票用紙だけ出したってこと、つまり無記名投票だね。選ばないけど参加だけはする、って意思表示だよ」
ハンナ「じゃあ結局全員参加だったってことなの?」
フランツ「そうなるね。失効票は僕らの2票だけ。本来は回収だけど、アルミンに頼んでこの時まで残しておいてもらったんだ……」
ハンナ「フランツ……嬉しい!」バッ
フランツ「ハンナッ!」ダキッ
オイセツメイシロヨ! ヤクニタタネエゾアイツラ!
アノフタリハナンナノカシラ サァワカリマセンワオクサマ
オイサケハネエノカー スミマセンアリマセンー
フランツ「さ、これで今までのおさらいは終了! まもなく決勝戦を盛り上げる素敵なゲストの登場です!」
ハンナ「ねぇ、決勝はどうやって選び出すの?」
フランツ「それは今言ったゲストとも大いに関係があるんだよ」
ハンナ「え、そうなの!?」
フランツ「さらに最終的には、ここまで参加してきているある人たちも、関わることになるかもね!」
ハンナ「ある人たち?」
フランツ「それは後でのお楽しみ。さぁ、それじゃあ決勝の開始はもう少し! ゲストが到着して、出場者が準備できたら」
ハンナ「はじめるのね! 今、ここで!」
フランツ「そう、勝負は今、ここで決める!」
ワーワー ワーワー
ステージ裏
ライナー「……気のせいか今未来のセリフを取られた気がした」
ベルトルト「……奇遇だね、僕もだよライナー」
明日も一応仕事なので少しシャワー浴びてきます
戻り次第更新します
戻りました 夏場はシャワーだけにすべきです……
明日午後なので眠くなるまで続けます
では再開します
少し軽くなったかな……?
同時刻 ステージ裏 更衣室
ライナー「……」
コニー「……」
エレン「……これは……確かに……」
ジャン「……あぁ、キツいものがある」
ベルトルト「……僕の気持ち悪いぐらい真っ赤なんだけど……」
ライナー「いや、よく見ろ。黒いラインもある。大丈夫だ」
ベルトルト「ごめん、正確じゃなかった。なんでこんなパンツみたいなやつなの? ライナーみたいにズボンみたいのがいいんだけど」
コニー「俺もズボンみたいの方がよかった……。色は悪くねえ黄色だけどな」
ジャン「俺のはピンクな上に紐なんだがどういうことなんだ」
コニー「ぶふぅっっ、似合いすぎだろジャン。ぶははははは!!」
ジャン「お前やっぱり殺す!!!!」
エレン・ライナー「(ズボンでよかった)」
上のは男子更衣室です。書き忘れました……
―――――
同時刻 ステージ裏 女子更衣室
全員「……」
ミーナ「……え、えっと、その、みんな、大丈夫?」
クリスタ「」
ユミル「……」ジーッ
クリスタ「無言で見続けるのやめてユミル……」
サシャ「うううううううは、恥ずかしい。こ、これで人前に出るんですかぁ!?」
ミカサ「選ばれた以上、仕方ない」
アニ「……」ガサガサ
サシャ「あ、アニ! 何自分だけ服着てるんですか!」
アニ「ちゃんと規定は守るよ」
サシャ「えぇ? ど、どういうことですか?」
ステージ前
フランツ「さぁ、皆さん。長らくお待たせいたしました! 決勝戦の、始まりでーーーす!!」
オー ワーワー ピーピー
ハンナ「それで、決勝戦はどうするの? どうやって選ぶの?」
フランツ「いい質問だねハンナ! まずは男子から出てもらうんだ! そして女子も出てもらう!」
フランツ「男子5人、女子7人、それぞれの支給された水着を着て、いかに着こなしているか」
フランツ「そして似合っているかを、5人の審査員の人たちに選んでもらう!」
ハンナ「5人もいるのね! 凄い! あれ、そういえば男女の数がムグッ」
フランツ「忘れたのかいハンナ! アレは……」ゴニョゴニョ
ハンナ「っ! そ、そうだったね、ごめん!」ゴニョゴニョ
フランツ「さ、さぁ、まずは5人の特別審査員に登場してもらいましょう!」
ハンナ「ど、どうぞーっ!」
やっぱりこっからはギャグ強めになりそうです
キャラ崩壊も恐らく相当出てきますので、今までの壊れていない感じが好きな人はご注意ください
では再開します
フランツ「男か女か正式発表はされていない、けどアニメ公式絵にはどう見ても胸がある!」
ハンナ「原作おまけ漫画ではスカートも履いてた巨人大好き。巨人以外に興味なし。調査兵団の究極の異端児!」
フランツ「調査兵団分隊長、ハンジィィィ・ゾエェェェエエエ!!!」
ハンナ「それとお供の分隊長、ミケ・ザカリアス!!」
ハンジ「どーもー!」
ミケ「……」フン
ザワザワ ザワザワ
モブ男子兵「おい、マジかよ」
モブ女子兵「す、すごい、分隊長だ。こんなところに出てくるなんて……」
ハンジ「お祭り大好き、ハンジ・ゾエでーす。こっちはお供のミケ分隊長。よろしくー」
ミケ「……」
フランツ「ハンジ分隊長、遠いところをご苦労様です」
ハンジ「いやぁー。私たちの時は誰が勝ったか忘れちゃったいい加減な性格なんだけどね。そんなのでも大丈夫かな?」
ハンナ「お会い出来て光栄です!」
ハンジ「そうかい! ありがとう!」
ミケ「……」スンスン
フランツ「!?」
ハンジ「あぁ、気にしないで。彼の癖だから。深い意味は多分ないよ」
ミケ「……」フン
フランツ「それではお二人はあちらのお席へ」
ハンナ「さぁ、続いての審査員は!?」
フランツ「誰が呼んだか何故選ばれたか。調査兵団、いや、人類最強と言われる究極の兵士!」
ハンナ「その実力1人で一旅団。巨人と一体どっちが怖いのか!」
フランツ「調査兵団、リヴァイ兵士長ぉぉぉおお!!」
ハンナ「そのお供のリヴァイ班の皆さんでーす!」
リヴァイ「……」
ペトラ「こんにちはー!」
グンタ・オルオ・エルド「どーもー」
ザワザワ
スゲェ コンナトコデリヴァイヘイシチョウヲミレルナンテ
コトシヤベエンジャネエノ
トイウカフランツノマエコウジョウダイジョウブナノカ
コロサレネエノカ
リヴァイ「ちっ。なんだってこんな面倒なことを……」
ペトラ「し、仕方ないですよ。団長の指示ですから……」
フランツ「お疲れ様です、リヴァイ兵士長」
リヴァイ「……」
ペトラ「あ、あの、すみません。気が立ってるので……」
ハンナ「まさか兵士長が来られるとは……」
リヴァイ「仕方ねえだろ。団長の指示だ」
オルオ「そう、俺らへの団長の指示だからな。ガキ共には到底理解できねえだろうよ」
ペトラ「オルオ、兵長の前でそれはやめて、本当にやめて」
グンタ「ったく……」
エルド「やれやれ」
フランツ「では皆さんはハンジ分隊長の隣へお願いします」
フランツ「続いては、まさに今の調査兵団の形を作り上げた調査兵団のトップ!」
ハンナ「構築した陣形では、調査兵団の死亡率を大幅に激減させ、かの人類最強の戦士を見出した人物!」
フランツ「調査兵団第13代団長、エルヴィィィン・スミィィィイイイス!!!」
ハンナ「どうぞー!」
エルヴィン「やぁ、今日はよろしく」
ザワザワ
オイマジカヨ ドウナッテンダ
チョウサヘイダンノシゴトハ? コトシハスゲェゾ
フランツスゲェ ヨビステダモンナ
エルヴィン「今年の訓練兵も元気でいいことだな」
ハンナ「ありがとうございます!」
フランツ「お忙しい中、調査兵団の皆さんにお越しいただいて……」
エルヴィン「なに、845年と違って今は平和なものだからね。壁外調査の合間に集まるくらいどうということはない」
エルヴィン「それに今の訓練兵を見ておくのも貴重だ。中には逸材がいるかもしれないからね」
ハンナ「団長や皆さんの時はどなたが優勝されたんでしょうか?」
エルヴィン「誰だったかな……。あぁ、ハンジ分隊長の時は、そのまま決勝の頃まで残っていたんじゃないかな」
ハンジ「え、そうでしたか?」
エルヴィン「たしかあの時は私も見に行ったからね。まさか今期は審査員として来ることになるとは思わなかったが」
フランツ「これは面白い情報ですね!」
ハンナ「それではエルヴィン団長はリヴァイ兵長の隣へどうぞ!」
フランツ「続いては駐屯兵団生来の変人! どうせ食べられるのなら超絶美女の女型の巨人に食べられたい!」
ハンナ「トロスト区を含む南側の駐屯兵団全てを束ね、柔軟な発想、果断に富んだ指揮力を持つ!」
フランツ「駐屯兵団司令官、ドットォォオオオ・ピクシスゥゥゥウウウ!!!!」
ハンナ「どうぞぉおお!」
ピクシス「うむ、よろしくのぅ」
ザワザワザワザワ
オイオイシレイマデデテキタゾ!
シンジランネェ マダアトヒトリデルンダロ
ダレダヨ マサカシレイイジョウナノカ!?
ピクシス「今期も活きのいいのが揃っとるようじゃのぅ。いいことじゃ」
フランツ「こ、ここ光栄です!(アルミンどんだけ凄い人に頼んでるんだ……前口上読むとき死にそうになるんだけど)」
ハンナ「ピクシス指令、本日は公務の方は?」
ピクシス「うむ。まぁ巨人がおらにゃ、内地でチェスの相手をするぐらいしか仕事などないからのぅ」
ピクシス「ま、暇だから来たようなものじゃ。はっはっは」
フランツ「(オーラやべえ)」
エルヴィン「ピクシス指令、お越しになるのでしたらこちらからご挨拶したものを……」
ピクシス「おぉ、エルヴィン。久しいな」
エルヴィン「何年ぶりになりますかね」
ピクシス「忘れた。まぁ細かいことはどうでもよかろう。今日は同じ審査員じゃ。よろしく頼むとしよう」
エルヴィン「もちろんです。光栄です」
ハンナ「ではピクシス指令はエルヴィン団長の隣へどうぞ」
フランツ「さて、最後は……」ブフゥッ
ハンナ「ど、どうしたのフランツ!?」
フランツ「……」プルプル
ハンナ「……? なにこれ、あぁ、審査員のリスト…………」ブフゥッ
ザワザワ
ナ ナンダ? ダレナンダ?
フランツ「……ゴホン。覚悟を決めました」
フランツ「お待たせしました! 最後の審査員、調査兵団、憲兵団、駐屯兵団、その全てを束ね、統括する兵団の頂点!!」
ハンナ「並びにその付き人として、王の元で秩序を守る憲兵団、それを指揮する憲兵団師団長!」
フランツ「ダリィィス・ザックレー総統ォォオオオ!!!」
ハンナ「並びに憲兵団、ナイル・ドーク師団長です! どうぞ!」
ダリス「おはよう、諸君」
ナイル「……」
ザワザワ
オイマジカヨ ソウトウダゾ! ナンデコンナトコマデ!?
シンジラレナイ! スゲェホンモノダヨ! ナイチデモナカナカアエナイヒトタチダゾ!
フランツ「ほ、本日はお越しいただき……ありがとうございます!」
ダリス「まぁそんなに固くならんで構わんよ。今日は祭りだ。今日ぐらいは兵団が心から楽しんでいる、と証明せねばな」
ダリス「そのために私が役に立つのなら喜んで参加させてもらおう」
ハンナ「あ、ああああありがとうございます!」
ナイル「総統、お席へ」
ダリス「あぁ、そうだな。座らせてもらおう」
ピクシス「これはこれは、総統殿自らお出でとは」
ダリス「なに、さきに言ったとおり、祭りなのだ。私が出て楽しんでいれば、兵団も純粋に楽しめるだろ?」
ピクシス「まぁそうじゃろうな」
ペトラ「(いやいやいやいや観客凍りついてるんですけど!)」
リヴァイ「……」
ハンジ「いやー、面白くなってきたじゃない。ね、団長」
エルヴィン「あぁ、そうだな」
シンサインコスギダロ ナンダコレ
ドウナルンダコノコンテスト
フランツ「え、えーっと」
ハンナ「そ、それでは審査員も出揃ったところで、決勝戦のルールを説明します!」
フランツ「決勝戦では当然、水着審査が中心となります!」
ハンナ「出場者は水着で登場! 最初は水着のみの審査、それに加えてパフォーマンスを1つ行ってもらいます!」
フランツ「それらに対し、審査員の採点は10点満点で審査してもらいます!」
ハンナ「つまり最初の水着審査で10点が5人分の50点満点! 次のパフォーマンスでも同じく5人分の10点で50点満点!」
フランツ「計100点満点のうち、もっとも点数を多くとった出場者の優勝です!」
ハンナ「ちなみに登場は男子の水着審査、女子の水着審査、男子のパフォーマンス審査、女子のパフォーマンス審査の順で行います!」
フランツ「パフォーマンスでは一体どんなものを見せてくれるのか、期待できますね!」
フランツ「ちなみに、一番最後にはあるイベントも用意しています!」
ハンナ「それも期待しながら楽しんでいってください! 司会進行は変わらず私たちで行います!」
フランツ「それでは第1回水着美男美女コンテスト、開幕です!」
ドォン ドォン (祝砲)
ワーワー ワーワー
審査員発表開始時 ステージ裏
エレン「……なんだよ! なんで女子服着てんだよ!」
サシャ「べ、別にダメじゃないですよ! ステージに出るときには脱ぎますよ!」
ミカサ「当然。ずっと水着だと、流石に恥ずかしい。けどエレン、あなたはそのままでいて。目に永遠に記憶させるから」
エレン「や、やめろ! マジでやめてくれ! み、見るなぁ!////」
コニー「お、審査員出てくるみてえだぞ!」
ライナー「エレン、俺たちも服を着よう」
ミーナ「うん、私たちも目のやり場に……困る///」
クリスタ「//////」
コニー「誰も聞いてくれてねえ」
ベルトルト「僕が聞いてるよ。うわ、ハンジ分隊長だ!」
ユミル「おー、すげえ盛り上がりだな」
マルコ「今回はアルミンも本気で取り組んでるみたいだからね」
エレン「審査員に誰が来るか、マルコは知ってるのか?」ズボンハキ
マルコ「いや、誰が出るかは把握してない。キース教官と一緒に内地まで行ってたみたいだけど……」
アニ「……」
ミカサ「アルミンなら絶対に凄い人たちを連れてくる。お祭りのためだから」
エレン「そうだなぁ。ま、アルミンなら失敗しねえだろ!」
コニー「おいおい、リヴァイ兵長だぜ! すげえ! 俺本物初めて見た!」
ベルトルト「すごいね。本当に頑張ってたみたいだ」
ジャン「なんで水着には頑張らなかったんだよ……」
ミーナ「放心してないで早くズボン履いてよ! ジャンが一番……その、見えてるんだから! 色々!」
ジャン「……」シャツキル
サシャ「なんで上から着るんですか!」
コニー「……おい、あれエルヴィン団長じゃねえか。マジかよ」
エレン「えっ、調査兵団の!? うおぉおお!! すげえ!! リヴァイ兵長までいるじゃねえか!! サイン貰いに行く!!!」
ミカサ「落ち着いてエレン。気が早すぎる」
エレン「は、離せミカサ! ズボンを引っ張るな! み、水着も脱げる!!」
アニ「……アルミンは相当努力したみたいだね」
ベルトルト「そ、そうだね! アニもそう思うよね!」
アニ「別にあんたに同意求めてないんだけど」
ベルトルト「」
ライナー「(ベルトルト……がっつきすぎだ)」
マルコ「まさかエルヴィン団長まで……やっぱりすごいなアルミン」
クリスタ「どうやって交渉したのかなぁ」
フランツ「ドットォォォォ・ピクシスゥゥゥウウ!!!!」
全員「」
エレン「おいおいおいあれピクシス指令じゃねえか! マジかよ!」
コニー「すげえっつうか、ほんとどうやって呼んだんだよ……」
ジャン「内地は確かに平和かもしれねえけど、この情勢下でこんなとこまで呼び出せるもんなのか……」
サシャ「お、お腹痛くなってきました。棄権してもいいですか……」
ユミル「今更そんなの通用するかっての」
ベルトルト「そういえばアルミンはどうしたんだい? 朝からずっと見ないけど」
ライナー「あぁ、それとフランツやハンナが人数を言い間違えてなかったか。男女6人だろう」
マルコ「あ、そうだ。それを説明してなかったね」
マルコ「実は」
フランツ「ダリィィィス・ザックレーソウトォォオオオオ!!」
全員「」
アニ「……」
ミカサ「嘘……アレは本当に総統……」
ライナー「アルミン本気だな……」
ベルトルト「あの人たちの前で……僕ら水着で立つの?」
エレン「すごすぎだろ……どうやって呼んだんだよ」
サシャ「うーん」ブクブク
ユミル「おい芋女、泡吹いて気絶すんな」
クリスタ「サ、サシャ! しっかり!」
ミーナ「起きて! サシャ!」
ジャン「俺水着じゃなくてパンツでもいいか。まだパンツのが恥ずかしくねえ」
コニー「いや、ぶふっ、ジャンはそれで行くべきだろ。ぶはははは!!」
ジャン「上等だ! てめえの水着も細切れにしてやらぁ!!」
マルコ「落ち着いてってば二人とも」
マルコ「それでさっきのベルトルトやライナーの質問なんだけど実は」
アルミン「マルコ」
マルコ「! アルミン!」
エレン「おう、アルミ……」
ミカサ「……え?」
ライナー「お、お前、そ、その、格好は……」
クリスタ「え、う、うそ////」
ミーナ「な、何着てるのアルミン!///」
ユミル「ぶははははははは!!!」
コニー「おま……」
ベルトルト「……え、アルミン、その、胸が……」
アニ「……」
サシャ「」ウーンウーン
アルミン「何って、見ての通りさ」
アルミン「女性用の、淡いピンクの水着だよ///」
エレン・ミカサ「」
ジャン「いや、その、えぇ?」
ライナー「ど、どうしてそんなのを……」
アルミン「水着の届けにミスがあったんだよ……」
アルミン「男性物のサイズが同じで、間違って女性用が届いてしまったんだ……」
アルミン「決勝前夜にそれが判明して、悩んだんだ」
アルミン「これの下だけ履いてもとても男物には見えない。ひらひらした飾り付きだし、新しいのを頼むと決勝に間に合わない」
アルミン「舞台には常に全員が揃っていないといけない」
アルミン「水着が足りなく1人欠場なんてさせたくなかったんだ!」
アルミン「けどみんなにこれを強いるわけにはいかなかったんだ……」
アルミン「ライナーやベルトルトは体格が大きすぎてそもそもサイズが合わない」
アルミン「ジャンやコニーはとても女性には見えない」
アルミン「となるとエレンか僕しかいないけど、僕の方が女の人には見える」
アルミン「幸い、この水着は胸の小さい人に向けて作られてて、着るだけで少し胸があるように見える」
アルミン「だから、こうするしか、なくて……」ウルウル
エレン「(やべえその格好で泣かれると女にしか見えねえ)」
ミカサ「(ぐうっ……、わ、私にはエレンが……!)」
クリスタ「(私より可愛いかもしれない……///)」
ユミル「ぶはははああっはっは!! ひー!!」
ミーナ「ユミル笑いすぎだよ!//」
ライナー「そ、それだけ本気ということか」
アルミン「ここでみんなに見せておけば、少しは、その、慣れるかなと思って……」
エレン「だ、大丈夫だ! 多分いける!」
ジャン「けどよ、それで兵団や一般人は騙せても訓練兵の連中はどうすんだ? みんなアルミンが男だって知ってるだろ?」
マルコ「大丈夫。事前に根回しは済ませてる。今頃トーマスたちが全員に知らせてるはずだ」
アルミン「だから、コンテスト進行での問題はないよ」
コニー「と、とりあえずアルミン、服着とけ! そのままだと、なんか、やばい! とにかくやばい!」
アルミン「あ、うん。ありがとう」ニコ
ベルトルト「」ブフゥッ ←直視した
アニ「」グフッ ←直視した
エレン「けど、それならアルミンが無理しなくても……。俺だってどうにかすりゃ女物でも……」
ミカサ「いや、それより今出るのをやめても、誰も責めない。責任はアルミンではなく、水着を運んだ業者にある」
ミカサ「それにそもそも出る人は観客は誰も知らない。だから問題ないはず」
ハンナ「みんな、そろそろ準備は!?」
マルコ「いや、もう少しかかりそうなんだ。なんとか繋いでてくれないかい」
ハンナ「わかった。審査員の人たちが凄い面々だから、あの人たちの話を聞いて回ってるね!」
マルコ「ありがとう」
ミカサ「アルミン。あなたが頑張っているのはみんな知っている。だから、そんなに無理をしないで」
ミカサ「手順を変えて、全員を舞台に同時に出さないとか、そういうふうにすれば……」
アルミン「……ダメだよ。それはダメだ!」
アルミン「僕は言ったんだ。みんなで楽しもうって! 約束したんだ! 絶対に成功させるって!」
アルミン「こんな格好、別に苦でもなんでもない! 業者のミスで、約束をなかったことになんてできない!」
エレン「アルミン……」
アルミン「僕の都合でみんなに無理をさせるわけにはいかない。手順もそんなに気軽には変えられない」
アルミン「審査員の人たちにも手順を伝えてある。それを僕の都合で、コロコロ変えるわけにはいかないんだ」
ユミル「あたしはアルミンの意見に賛成だね」
ミカサ「ユミル……。どういうつもり? 笑ったあなたが軽々しく言わないでほしい」キッ
ユミル「軽々しくなんて言ってねえよ。それに笑ったんじゃねえ。楽しんだんだ」
ミカサ「……?」
ユミル「それで出るんだろ? アルミン。最高じゃねえか。へたな女よりよっぽど可愛らしいし似合ってる」
アルミン「ユミル……」
ユミル「その格好ででりゃ、絶対に観客に受ける。一般人はまず男だって思わねえよ」
ユミル「ならいいじゃねえか。1人欠場で場が少し白けるのと、女より女らしい男がバレないように出て客がより楽しむ」
ユミル「どっちのコンテストのが、アルミンの理想に近いんだろうな?」
エレン「……」
ミカサ「けど、それではアルミンが恥をかくだけ。私は賛同できない」
ライナー「俺もユミルに同意だな」
ミカサ「ライナー、あなたまで」
ベルトルト「僕は出るべきじゃないとは思うけど、決めるのはアルミンだ。そうじゃないかい、ミカサ」
ミカサ「けど……」
アルミン「ありがとう。ミカサが僕を心配してくれてるのもわかる。けど大丈夫だよ」
アルミン「このぐらいどうってことない。それに着てみると意外と水着の性質が面白いのもわかる」
アルミン「女性用のは結構軽いんだ。それに胸に当たる部分も肌に優しい。傷めないような繊細な作りだからね」
アルミン「本を読むだけじゃ絶対にできない経験だ。ならその経験を楽しもうって、そう思ってるんだからさ」
エレン「わかった。俺はもう何も言わねえ」
ミカサ「エレン……」
エレン「ミカサ、俺たちはアルミンの親じゃねえ。幼馴染で、親友だ。親友がやるって決めたんだ。俺たちは黙って後押ししてやる」
エレン「それが友達で、仲間ってもんだろ」
ミカサ「……確かに、そう。私が間違っていた」
ミカサ「わかった。アルミン。みんなで頑張ろう」
アルミン「ミカサ、エレン……、それにみんなも。ありがとう。絶対成功させよう」
アルミン「そして最後まで楽しむんだ。この世界が、残酷なだけじゃないって、みんなで思えるようにね」
オウ ソウダナ ガンバロウネ! マケナイヨ!
アニ「……」
ミーナ「……アニさっき吹き出してなかった?」
アニ「……気のせいだろ」
ミーナ「ふぅーん……」
アニ「……」
ミーナ「ふふっ、アニもこういうの楽しんじゃうタイプなんだね!」
アニ「……何言ってんだか」
ミーナ「でも顔は笑ってるよ」
アニ「……笑ってないよ」
サシャ「ア、アア、アアアアルアルアルルルアアアアルミン!!! な、なななななんですかそのか、かかかか格好は!!」
アルミン「うわっ、サシャどうしたの!?」
クリスタ「あ、そういえばサシャ気絶してたんだった……」
コニー「うるせえな。そのくだり今終わったとこなんだよ!」
ジャン「誰か説明してやれ……」
ベルトルト「あのね、サシャ。実は……」カクカクシカジカ
ハンナ「大丈夫? そろそろ限界だよ!」
アルミン「大丈夫。準備できたよ。始めよう!」
アルミン「みんなも行こう! 最後のお祭りだ!」
というわけでここまでです そろそろ寝ないと明日の仕事が……
明後日は休みなので、体力が余っていれば今日(明日)の午前0時以降に来ます
無理なら明後日の夜にでも続けます
いよいよ決勝です
当初はこの辺の漠然とした絵しか妄想してなかったので、ここに至るまで相当長くなってしまいました
ここまでお付き合い下さってる皆様 面白いとコメントをくださる皆様
本当にありがとうございます 最後まで続ける励みになります
ささやかな感謝を込めて、最後にはあるイベントもします
……まぁ想像はつくと思いますが、楽しみにしていてください
それではこの辺で
皆様おやすみなさい
最後までもう少し、お付き合いください
こんばんは、あるいはおはようございます >>1です
こんな時間ですが目が冴えているので少し更新します
最後までは多分無理です というかこんな時間に見てる人もいないと思うので……
こんな時間なので最初だけageて以降はsage進行で行きます
では
フランツ「客席の皆様、長らく、本当に長らくお待たせしました!」
ハンナ「決勝戦、今度こそ開幕です!」
ワーワー パチパチー
フランツ「それでは最初は男子水着披露のお時間です」
ハンナ「それでは登場していただきましょう、まずはエントリーナンバー1番」
フランツ「故郷を望み、故郷のために戦う。みんなの理想の兄貴分」
ハンナ「けれどもどうにも扱いは酷い。理由なき暴力を振るわれ、二次創作ではことごとく理不尽な目に合わされる!」
フランツ「結構苦悩して賢いキャラのはずなのに扱いだけはボケキャラ!」
ハンナ「成績では一応3番! ライナー・ブラウン訓練兵です! どうぞ!」
いきなり寝ぼけてるレベルのうち間違い
3番ではなく2番です
ちなみにここからはキャラ崩壊強め、メタ発言多めになっていきます ご注意を
オォオオオ!!
ライナー「……」グッ
ライナー「(出て何をすればいいのか聞き忘れた……)」
フランツ「こ、これが水着! 短パンと言っても差支えがありません!」
ハンナ「なるほど、正面はダークブルーが貴重となっていますね。白いラインがアクセントとして効いています」
ライナー「……(これ本当に何をしていればいいんだろうか)」
フランツ「では決めポーズを!」
ライナー「!?」
ライナー「………………」
ライナー「」グッ (壁をぶっ壊したときのタックルの構え)
フランツ「で、でででで出たああああああ!! あえて、あえて水着を強調するのではなく。あえて己の肉体を前面に押し出す!」
ハンナ「こ、これは相当の自身がなければできません!! 高レベルな演出! さすが成績2番は伊達ではありません!!!」
ライナー「と、当然だ(思わずこうなったとはとても言えん)」
フランツ「では審査員の方にコメントを伺いましょう。まずはハンジさん。いかがでしたか」
ハンジ「うん、肉付きはいいねぇ。まるで巨人見てるみたい」
ライナー「」ギクゥ
ハンジ「でも水着が見えないのはやはりマイナスだね!」
ハンナ「なるほど、やはり強調すべきは肉体ではなく水着、と」
ハンジ「だって水着コンテストでしょ?」
ライナー「」
エルヴィン「だが確かにいい身体をしてる。調査兵団としてはああいう人員こそ入るべきだ」
フランツ「っと、ここでエルヴィン団長のコメントです」
エルヴィン「人員を欲する身分としては、彼のような人材にこそ入ってもらいたいものだ」
ハンナ「まさかの水着についてのコメント、なしです!!」
ステージ裏
エレン「おいおいあの二人大丈夫か。団長にノリでツッコミとかしてるんだが」
アルミン「う、うん。一応審査員の人たちにはお祭りなので、あのノリも楽しんでほしい、とは伝えてあるんだけど」
コニー「お、おいアルミン! なんでまだ服着てねえんだ! さっき渡したろ!!」
アルミン「え? あ、うわぁ!! さっきテンション上がって着るの忘れてた!」アタフタ
ジャン「(尻が完全に女なんだが)」
ミーナ「(アルミン……恐ろしい子!)」
ステージ
ピクシス「うーむ。まぁ悪くはないんじゃが、その、水着の裏に何か模様がないか?」
ザックレー「そうだな。確かに何か描かれているようだが……」
ライナー「裏?」クルリ
フランツ「こ、これは!!」
ペトラ「うわ」
ハンナ「思わず声が出てしまう! それもそのはず、誰が予想したでしょうか、まさか裏側に大口を開けた巨人の顔が描かれているなどと!!」
ライナー「」
フランツ「こ、これは、ある種奇をてらったデザイン、とでも言うべきなのでしょうか。悪趣味と言ってもいいほどです!」
リヴァイ「この野郎、そんなの見せて俺らをおちょくってやがんのか」
ライナー「いや、違う! 違います! これは選ぶ暇がなかったというか選ぶものがなかったというかこれしかなかったというか!!」
フランツ「水着をデザインした会社に尋ねたところ、内地では巨人に対しマイナスイメージ以外の印象も多いらしく」
フランツ「悪気があって描いたものではないそうですが、このコンテストでこれはまずい! 酷いマイナスイメージになります!!」
リヴァイ「……」カキカキ 3点
フランツ「ここに来てリヴァイ審査員の容赦ない点数!!!」
ハンナ「流石に巨人はまずかった、ということですね」
ライナー「」
ハンジ「ねぇ、後で会社名教えて。全絵柄買うから」カキカキ 10点
フランツ「おぉーっと!!! ハンジ審査員は巨人好きが高じて満点です!!」
ハンジ「よく見ると昔捕まえた子に似てるなぁ」ハァハァ
ハンナ「これはやばい! 色々な意味でやばいです!! ですがそのやばさに救われましたライナー選手!!」
エルヴィン「やはり肉体を踏まえて……」カキカキ 7点
フランツ「これは意外といい点です!」
エルヴィン「デザインは選べないのだから仕方ない。その点を考慮し、肉体美からこの点だ」
ハンナ「相変わらず水着より肉体!! エルヴィン審査員はどうやら兵士の品定めに来ていると言っても過言ではなさそうです!!」
ピクシス「わしはこんなもんかのう」 8点
フランツ「これもまた意外と高得点ですね。どういった理由でしょうか」
ピクシス「面白いからのう、はっはっは!」
ハンナ「ではザックレー審査員、お願いします!」
ピクシス「これこれお主、無視はいかん」
ザックレー「ふむ。まぁこんなものだ」 7点
フランツ「妥当、といったところでしょうか」
ザックレー「あれほどの人材だ。水着の不運を考慮してもこれぐらいは与えてやってもいいだろう」
ナイル「憲兵団としても欲しい人材だ。体つきを見ればわかる。アレは伸びるぞ」
ハンナ「ことごとくライナー選手は肉体しか見られていません!! 男子は水着ではなく肉体コンテストになりそうです!!」
フランツ「合計店は……35点!! これは50点中としては中の上ほどですね」
ハンナ「厳しい出だしとなってしまいましたが、いかがですかライナー選手」
ライナー「……微妙な点になってしまったようだが、まだ負けたわけではない」
ハンナ「ここでも水着ではなく精神面のアピール!! 水着コンテストで水着に頼れない今、頼れるのは己の肉体と精神だけとなってしまったようです!!」
ライナー「ハンナ、お前キャラ変わってないか……?」
あっ、
×店→〇点
です 失礼しました 続けます
ハンナ「ではライナー選手にはこちらに待機していてもらいます」
ライナー「……(まさかノーリアクションとは)」スゴスゴ
フランツ「続いての選手は頭の悪さは天下一品。ですがそれを補って余りある天性の勘と直感力!」
ハンナ「どこか憎めないお馬鹿キャラ、今やそれが定着してしまいつつある天然キャラ!」
フランツ「コニィィイイ・スプリンガァァアアア!!」
コニー「よろしく!!」
コニー「……って言うか頭悪いとか馬鹿とか、お前らそれ本音か?」
フランツ「こ、これはとても個性的ですね。黄色です!! 表も裏も黄色一色です!!」
ハンナ「先ほどのライナー選手と比べても布生地も少ないようですねぇ。これは、コニー選手だからこそマッチしているようです」
フランツ「まさに彼の私服と同じです!!」
コニー「(こいつら自分に不利な意見は全部スルーする気だ)」
ザックレー「ふむ。彼もまたいい体格だ。今期はよく鍛えられている訓練兵が多いようだな」
ピクシス「指導した教官にはキースのやつもおったからのぅ」
エルヴィン「キース団長……いえ、今は教官でした。あの人の指導力なら当然でしょう」
ザックレー「そうか、前団長だったな。彼は今どうしている?」
ピクシス「人手が足りなくなっとるからのぅ。内地の憲兵団とともに仕事じゃろうな」
エルヴィン「実にキース教官らしいです」
ハンナ「はい、すみませんがコンテスト放っておいて思い出話に花を咲かせないでくださーい」
ザワザワ
アノコスゲェ ゼンゼンオクサズモノイウゾ ナンデコンテストデテネエンダ
ハンジ「ふぅん……。悪くないね。でもさっきの巨人くんほどじゃないかな」
リヴァイ「……」 8点
フランツ「おっとぉ! 既にリヴァイ審査員は書き終えてしまっていました!! しかも意外と高い!」
リヴァイ「あの水着を着て出てきた勇気だけは褒めてやる」
ハンナ「甘い! 意外とこの人甘い!! 巨人にだけ厳しい!!」
ピクシス「あのデザイン悪くないのぅ。わしもああいうのが好みじゃ」8点
フランツ「こちらも高い! いいんですか、真っ黄色ですが!!」
ピクシス「黄色はいいぞ。昔好きだった女が好んでた色じゃからのぅ! はっはっは!」
ハンナ「さぁ、ハンジ審査員はいかがですか」
ピクシス「……」
ハンジ「うーん、奇抜さは好き。けどやっぱりさっきの彼ほどじゃないね。ミケもそう思うよね?」
ミケ「……」フン
ハンジ「ごめん、彼は連れてきてもあんま意味なかったね!」カキカキ 8点
フランツ「しれっと高得点!!」
ハンナ「やはり巨人のような人を求めているんですね」
エルヴィン「彼にはあの色はむしろ似合ってると言えるね」
コニー「……(やべえ。やることがねえ。っつうか決めポーズはなんだったんだよ! あの覚悟を決めてきたってのに!!)」
ザックレー「そういえば決めポーズはどうしたのかな。点は書いてしまったが」8点
エルヴィン「観客へのサービスですから。たしか本来加点対象ではないはずでは?」9点
フランツ「そうですね。関係ないです」
ハンジ「え、そうなの!? さっきの彼はあのポーズもあったから高くしたのになあ」
ライナー「」
コニー「じゃ、じゃあやらなくても」
ハンナ「何言ってるの? サービスって言ってるじゃない。それでは決めポーズです!!」
コニー「」
ライナー「」ニヤリ
コニー「……」バッ (逆の敬礼ポーズ)
ハンナ「はい、得点は41点です! それでは後ろで待機していてください!」
コニー「……せめてリアクションしてくれよ」
すみません、目が冴えたと言っておきながら急激な眠気に襲われてきたので中途半端なところですが寝ます
続きは今日の夜にでも……
どうも一番書きたいところが一番テンポ悪い気がする…… 眠気のせいだと言い聞かせます
ではまた
楽しみじゃぁぁあああ
こんばんは 気づけば300も行きそう……
長々と続けてしまってすみません ここまで読んでいただいてる方には感謝の気持ちでいっぱいです
もう少し頑張ります
では更新します
フランツ「では続いてエントリーナンバー3番! 影の薄さと口数の少なさはトップクラス!」
ハンナ「その寡黙さゆえに一部の女子訓練兵から密かにファンが上昇中! けど実は思い人がいるんだとかなんとか!」
ハンナ「そんな描写ほとんどないくせに図々しいんだかなんなんだか!」
フランツ「それでは登場です、ベルトルトォォオオ・フゥゥウウバァアアアア!!!」
ベルトルト「ちょ、ちょちょちょちょ!! ハンナ何言ってるの?!」
ハンナ「乙女に秘密はつきものだよ、ベルトルト♡」
フランツ「観念するんだベルトルト、ハンナが知らない秘密はないんだよ……」
ベルトルト「」
ライナー「(コンテストのためとはいえどういうキャラ作りをしてるんだハンナは……)」
コニー「(……あれ? そういえば俺エントリーナンバー言われてなくね?)」
エルヴィン「ほぅ、彼もまた布地の少ないタイプの水着のようだね」
ピクシス「今度はまた赤いのぅ」
オルオ「おい、今度のも何か絵柄が描かれてねえか?」
ナイル「ふむ、言われてみれば確かに水着の中心に何か……」
フランツ「こ、これは! 驚きです、超大型巨人です!! 股間のど真ん中に笑顔の超大型巨人が描かれています!!」
ハンナ「これはまずい! 赤、まさか巨人の赤を意識しているとは!! ということは兵長の点数は……」
リヴァイ「……」 2点
ハンナ「予想通りだぁぁああ!! ノーコメント、ノータイムで2点です!!」
リヴァイ「この点数はあの水着を作った連中に対しての点だ。コンテストが終わり次第調べ上げる」
ペトラ「へ、兵長! 抑えて、抑えて!!」
ベルトルト「(履くとき全然気付かなかった……ただ赤いものだとばっかり)」
ハンナ「ということはベルトルト訓練兵への点ではないと?」
リヴァイ「アレを付けてきた時点で同罪だ。点は変えねえ」 2点
ハンナ「やはり巨人には容赦がないっ!!」
ハンジ「ミケ、とりあえずあの水着10着買っといて」 10点
ミケ「手配しておこう」
ハンジ「特注サイズも作っておいてもらうべきかな。次に捕まえた子に着せてみたい」
ミケ「相変わらずの趣味だな」
フランツ「またしてもこの巨人マニアに救われました! 満点です! 水着にしか興味はいってませんが満点です!!」
ベルトルト「(アルミンには申し訳ないけどそろそろ本気で帰りたくなってきた……)」
エルヴィン「けれどさっきのを見てもなお着てくる度量は買おう。彼もまた調査兵団としては欲しい人材だ」 9点
ピクシス「うむ。やはり今期は出来がよいのぅ」 8点
ザックレー「水着コンテストで巨人デザインのものを選ぶ勇気だけは買おう」 7点
ハンナ「得点は36点です! やはりリヴァイ審査員のマイナスが大きい!」
フランツ「今後は彼をどうするかが課題になりそうですね!」
ハンナ「50点満点だと言うのに男子訓練兵のこの点の低さはどうにか打破してもらいたいところです」
ハンナ「さぁ、それでは決めポーズをどうぞ!!」
ベルトルト「(あ、しまった考えてなかった!! え、えぇっと、えぇっと……!!)」
ベルトルト「ちょ、超大型巨人の真似!」アシデケリアゲル ガッ
ベルトルト「え?(何か当たった?)」
フランツ「あ」
ハンナ「あ」
ライナー「?」 ドゴォ
ライナー「!???!?! ぐふぅっ!!!」
あれ、sageが外れてたり外れてなかったり…… 気をつけます
すみません、続けます
フランツ「なんということでしょう! ドアを壊す巨人の真似をするため足を蹴り上げたら、運悪くステージの板の一部に引っかかって剥がれ、ライナーの股間に!!」
ハンナ「ライナーのライナーが……」
ライナー「……っ!! ……!!」
ベルトルト「う、うわあああライナァァアアア!! ご、ごめぇぇぇえええんんんん!!」
コニー「(アレは立ち上がれねえ)」
ペトラ「(むごい……)」ウッ
エルド「(同じ男として同情する……)」
リヴァイ「……鍛え方が弱かっただけだ」
オルオ「で、ですよね! 鍛えてりゃあんな風にはならねえよ!」
ペトラ「……」ゲシッ
オルオ「ふぐぅお!? ペ、ペトラ、なにすん……」ガクッ
ペトラ「あぁ、ごめんね。オルオも兵長みたいに鍛えてるのかなと思って」
フランツ「さぁ、気を取り直して次です。続いてはエントリーナンバー4番!」
コニー「続けんのかよ! ライナーまだ立ち上がれてねえぞ!!」
ベルトルト「ライナァアア!!」
ライナー「べ、ベルトルト、こ、故郷が、故郷が見える。やっと帰れるんだ……」
ベルトルト「死ぬなライナァァァアア!! そこは故郷じゃないんだぁぁあああ!!」
ハンナ「訓練兵の女子はその一途な恋に同情し、男子はただ頑張れとだけ声をかける!」
コニー「すげえ、ガン無視だぞあいつら」
フランツ「その恋が果たして叶うのか! 同情の目しか集まらない彼に未来はあるのか!! 僕は正直、ないと思います!」
ハンナ「ジャン・キルシュタイン選手です! どうぞ!!」
ジャン「お前ら俺になんの恨みがあるんだよ!!」
ペトラ「え、ちょ、きゃあああ!!」
ハンナ「いやああ!!」
ハンジ「うわー、アレは凄いね」
キャーキャー シンジラレナーイ! ナニアノミズギ!!
フランツ「こ、これは凄い! 光ってます! 太陽光で光っています! しかも布地が更に、更に少ない!! これはもう見えているといっても過言ではありません!」
フランツ「観客の女子が悲鳴をあげまくっています!!」
ジャン「(しまった自分の格好のこと忘れてた。もっとゆっくり出るべきだったかっ!)」
リヴァイ「……なんだあれは」
エルヴィン「これは珍しい技術だ。ラメか」
ハンジ「ラメ? 内地で最近発見された金糸のことかい?」
エルヴィン「あぁ。戦時には役に立たない技術だ。まさか衣類に使用していたとは」
ピクシス「ふむ、あのような技術はてっきり王族が使うもんとばかり思っとったが、まさか一般に普及しとるとはのぅ」
ザックレー「金糸、銀糸は多く発見され価値が低いからな。わりかし安価で買えるものだ」
フランツ「ここに来て審査員の真面目解説!! ありがとうございます!!」
ハンジ「うーん、光るってのは面白いけど、水着としてはいまいちかなぁ」 6点
リヴァイ「……」 5点
エルヴィン「そうだな。技術的には面白いが、水着的には今ひとつだ」 6点
ピクシス「ピンクはよくなかったのぅ。正直合っとらん」 5点
ザックレー「もう男子はどちらでもいいのではないか」 6点
フランツ「これは酷い! 28点です!!」
ハンナ「信じられない! 早く後ろ下がって! 決めポーズもいらない!」
ジャン「」
コニー「選ぶ権利もなかったジャンに何の恨みがあるんだよ……」
ライナー「」チーン
ベルトルト「ライナー? ……ライナァアアアア!!」
ステージ裏
アルミン「ごめんジャン。男物のサイズ君に合うのはそれしか残ってなかったんだ……」
※ジャンの水着は「ビキニ 男」で画像検索したものからお好きなものを選び、ラメピンクで塗ってください
ジャンは男のプライド(精神)を破壊され、
ライナーは男のプライド(股間)を破壊され………むごいな(笑)
フランツ「さぁ、いよいよ男子最後の選手です!!」
ハンナ「男子勢の中では最も期待されているのではないでしょうか。敵対するものは巨人! 駆逐するものも巨人!」
フランツ「コンテストにかける意気込みはと聞くとこう答えた。『巨人を倒すまでの暇つぶし!』」
コニー「(言ってねえだろ)」
フランツ「巨人への執着は、他の訓練兵の追従を許さない!」
ハンナ「けれどミカサと並ぶと何故かヒロイン扱いの方が多い!」
フランツ「それは0巻のラストの子がエレンっぽいせいもあるのでしょうか! ぶっちゃけ読んでないのでわかりません!」
ハンナ「エントリーナンバー5番! エレン・イェーガー選手です! どうぞ!!」
エレン「え、えーっと、よ、よろしく!」
フランツ「これは、ライナー選手のと同じタイプの水着ですね」
ハンナ「薄めの赤が主体のようです。黒と白のラインが絡んで、なかなか素敵な水着ですね!」
キャーキャー ステキー
ジャン「」
コニー「ジャン、元気出せよ、運がなかったんだよ……」
ジャン「おい…コニー…お前は所属兵科は何にするか、決めたか?」
ジャン「オレは決めたぞ。オレは…。……。オレは…、水着会社殲滅団になる」
コニー「ねえよ! そんなとこねえよ!!」
ライナー「うぐっ、だ、大丈夫だベルトルト、す、少し位置が戻ってきて落ち着いてきた」
ベルトルト「ライナー、本当にごめん」
ライナー「気にするな。故意ではないのだから」
フランツ「それではエレンさんには最初に決めポーズを!」
エレン「え、っと、じゃあポーズじゃないけど、技を見せます。対人格闘のときの感じで、フランツ、相手してくれ」
フランツ「いいよ」
エレン「よっ!」
フランツ「うわっ!」グルン バキィ
ハンナ「あ、板が」
クルクル ドゴォ
ライナー「ふぐっお……っっっっ!?!!!?」
ベルトルト「ラ、ライナァアアアア!!」
エルヴィン「……また彼の股間に……」
ピクシス「特に理由もなく彼に当たるものだのぅ」
ミケ「……」フン
ハンジ「あっはっはっは! 彼に加点してもいいかな! いいよね!」
リヴァイ「もう満点でつけてんだろうが」
エレン「うわ、ラ、ライナー! わりぃ!!」
ライナー「」
オルオ「鍛え方が、たんねえ、んだよ」ハーハー
ペトラ「……」
オルオ「っと! 同じ手は喰らわねえぜ! 足を少しでも動かしたら」
ペトラ「……」シュバッ ガッ
オルオ「!?(ま、まさか、手で!?)」
ギュゥゥウウウウ
オルオ「くぁwせdrftgyふじこlp;@:」バタッ
グンタ「ん? オ、オルオ!? どうした!? 泡吹いてるぞ!!」
フランツ「さぁ、それはさておきエレン選手に対しての審査と行きましょう!」
ハンジ「うーん。普通かな。やっぱり巨人デザインがほしかったね!」 7点
リヴァイ「もう少し鍛えるべきだが、伸びしろはありそうだ」 8点
エルヴィン「そうだな。調査兵団には是非ともほしい」
エレン「ちょ、調査兵団志望です!!」
エルヴィン「それは頼もしい。期待も込めて点をつけよう」 10点
ピクシス「ふむ、水着のデザインと彼の性格も合っておるようじゃのう。これはなかなかいい人材じゃ」 9点
ザックレー「全員彼のようにはできなったのか。真っ当にコンテストの趣旨に合ってるというのに」 9点
フランツ「これは高得点! な、なんと43点でトップに躍り出た!!」
エレン「っしゃ!!」
ジャン「」
ライナー「」
ベルトルト「ラ、ライナァァァアア! しっかりしてくれええ!!」
コニー「……コンテストってこんな地獄絵図も出きるもんなのか……」
フランツ「さぁ、ここで一次審査の男子の点が出揃いました!」
ハンナ「5位は過激すぎる水着を着て女子をどん引かせたのが大きなマイナスとなってしまったジャン・キルシュタイン選手! 得点は28点です」
ハンナ「4位は巨人デザインの水着に足を引っ張られ、二度も悲劇に見舞われたライナー・ブラウン選手! 得点は35点です」
ハンナ「3位は同じく巨人デザインの水着を着てしまい、後半は看病しかしていないベルトルト・フーバー選手! 得点は36点です」
ハンナ「2位は意外と点を取っていてそんな審査員のコメントも貰ってないのに高めになったコニー・スプリンガー選手! 得点は41点です」
ハンナ「そして1位は、真っ当にコンテストの趣旨にのっとった水着を選び、女子から黄色い歓声も受けたエレン・イェーガー選手! 得点は43点です」
フランツ「これは、意外と低めの勝負となりましたね」
ハンナ「そうですね。女子の方がいったいどうなるのか。審査員に男が多いのも影響してくるのか!」
フランツ「それでは、男子の皆さんにはそのままステージに残っていただき、続いては女子の皆さんです!」
ウォオオオオオ クリスタァァアアア ミカサァァアア
ハンナ「か、会場の男の熱気が一気にあがりました! これは楽しみになってきました!」
フランツ「まぁ本来は女子だけでしたから、当然ですね」
ハンナ「それでは一次審査後半、スタートです!!」
フランツ「それではまずはエントリーナンバー1番!」
ハンナ「成績上位者が多く集う中、相当健闘したと言っても過言ではありません!」
フランツ「モブの女子訓練兵の中でも、唯一フルネームを貰っている珍しいパターン!」
ハンナ「その素朴さ、あどけなさから密かにファンは多いそうです!」
フランツ「それでは登場していただきましょう、ミィィィナ・カロライナァアアアアア!!!」
ミーナ「ど、どーも///」
ウォォオオオオ オオオオオオオ
ハンナ「男子の先程まではなかった盛り上がり! 訓練兵や兵団に男性が多いのも影響しているようです!!」
ミーナ「う、うぅぅ、ここに立つのは演説より恥ずかしい」
フランツ「こ、これは! ミーナ選手の水着はまるで洋服のようです!」
ハンジ「これは……ワンピース水着だね」
エルヴィン「肌の露出を抑えてはいるが、水着として濡れても大丈夫な生地で作られている」
ピクシス「ふむ、水着の中でも比較的安価で手に入れやすく、多くの女性に好まれる物じゃな」
ザックレー「うむ、これでこそコンテストだ」
フランツ「おぉっとぉ! 男性審査員がさきほどよりもはるかに乗り気だぁぁああ!!」
リヴァイ「色合いは水色が主体か。擬態としてもなかなか有益じゃねえか」
ハンジ「色気も夢もないですねリヴァイ! 爽やかさ主体ということだろうに!」
ピクシス「うむ。暑い日にこの色合い、男は暑さと魅力でドロドロじゃな」
エルヴィン「そうですね。これはいいものです」
ハンナ「先ほどより目線がいやらしいぞ男性審査員! それでいいのか! キャラは保てなくていいのか!!」
コニー「(お前らが一番キャラブッ壊れてるじゃねえかよ……)」
ミーナ「そ、そこまで褒められると恥ずかしいなぁ……///」
ウォオオオ モットメセンクダサァァァイイ ミーナァァアア
ミーナ「え、えへへ」フリフリ
グハァアア!! イヤァァアア ダンシガトケツシタワ!!
エルヴィン「こ、これは!」
ザックレー「うむ。水着の美女は三倍可愛く見える法則!」
ピクシス「無邪気にその技術を使うとは。ミーナ・カロライナか。なかなかの逸材じゃのう」
フランツ「三倍可愛く、とはどういうことでしょうか、ザックレー審査員」
ナイル「それは私が説明しよう。この法則では、本来女性の持つべき素質が、水着を着ることによって飛躍的にあがるのだ」
ナイル「これは普段のイメージが強ければ強いほど、三倍にも四倍にもなる! だが基準は三倍、つまり水着を着るだけで、女子の素質は三倍になるのだ!」
コニー「(俺憲兵団はやっぱやめよう)」
ザックレー「本来の彼女の素質は恐らく素朴、かつ控えめ。だが女性同士のスキンシップには長け、入団時よりははるかに人と接していると見た」
ザックレー「その効果もあり、男子内で密かに人気だった。それがここに来て、爆発したのだ!」
ピクシス「そう、つまりこれは彼女自身がもともと大きな素質を持っていたということじゃ」
エルヴィン「そんな隠れた素質を持つ彼女が水着を着て、笑顔で客席に手を振る!」
ピクシス「男子が吐血してしまうのも当然じゃろうな」
ハンジ「女の子をなめちゃダメだってことだよ。フランツくんとやら」
ハンナ「よく言い聞かせておきます!」
フランツ「なるほど! さすが審査員の皆様! ここに来てとうとう本領発揮です!!」
ジャン「(そうだ、コンテストが終わったら兵団をやめよう)」
エレン「へぇ~。ミーナすげえな!」
ミーナ「あ、ありがとう//」ニコッ
ライナー「」ブフゥッ ←朦朧とした意識の中水着ごと直視した
ベルトルト「ラ、ライナァアアア!」
コニー「……もうこいつら外に出しててもいいんじゃねえか……」
フランツ「それでは得点の方に参りましょう!」
ハンジ「素質は十分にあるけど、もう少し露出しててもよかったかなぁ」 8点
リヴァイ「擬態性は十分あることは考慮してやる」 8点
エルヴィン「もともとの素質がここまで化けたことを評価したい」 9点
ピクシス「水色なのは好評価じゃ」 9点
ザックレー「だが技術的にまだ着こなせていないようだな。少し物足りなくは感じたので厳しくいこう」 7点
ハンナ「合計は……41点です!」
フランツ「トップバッターとしては上出来でしょう! 男とは比べ物にならないちゃんとしたコンテストです!」
ジャン「あいつらコンテスト終わったらぜってえ殴る……!」
エレン「お、落ち着けよジャン!」
フランツ「さぁ、それではミーナ選手も後ろに控えていただきましょう」
ハンナ「続いてはエントリーナンバー2番!」
エレン「(なぁ、コニー。どうでもいいけどエントリーナンバーと番って意味被ってるような気がするんだが……)」ボソボソ
コニー「(? 別に被ってねえだろ)」ボソボソ
ミーナ「(別にどっちでもあるから大丈夫だと思うよ)」
フランツ「彼女に限っては男性よりも女性の方が見たがる人は多いのではないでしょうか!」
ハンナ「演説で何人の女性を虜にしたのか! クリスタと一緒のせいで埋もれているけど意外と美人なのでは? との意見も最近は多くなっています!!」
フランツ「フルネームはまだわからない! 性格は男勝り! だがそこが惹かれる要素でもあるのか!」
ハンナ「それでは登場していただきます。ユミル選手です、どうぞ!!」
ユミル「私はいいから早くクリスタを出せよ」
キャーキャー ユミルサマー ステキー
ユミル「……くっ、やりづれえ」
ピクシス「ほぅ、これはまた面白いのぅ」
ザックレー「またしても同じワンピース水着。だが……」
エルヴィン「えぇ、先ほどのミーナ選手のように、フリルのついた洋服のようなものとは違う」
ハンジ「むしろ逆! 肩までついていても腰のくびれの部分には穴が開き、更に色はダークパープル!」
ハンジ「更にボディラインのくっきりと出る密着タイプ! これは、スタイルが良くなければ意味をなさない!!」
ハンジ「(あれ、そういえばユミルってどっかで聞き覚えがあるような、ないような? まぁいっか)」
ピクシス「うむ、だが彼女には……」
ガタッ
リヴァイ「ユミル、だと……!」
ハンジ「? リヴァイ?」
エルヴィン「……」
リヴァイ「おい、お前、少し話が聞きたい」
ハンジ「ちょ、ちょっとどうしたのリヴァイ! 落ち着いて!」
リヴァイ「落ち着いていられるか。忘れたのか、ユミルだ」
ユミル「あぁ?」
ハンジ「……」ハッ
ハンジ「(だめだリヴァイ、落ち着いて。ここで慌ててもダメだ、兵士たちに混乱が起きる)」ボソボソ
ハンジ「(あの情報は調査兵団の中でも極秘事項だ。下手に総統や司令の耳に入るとまずいでしょう?)」
リヴァイ「(そんな悠長なことを)」ボソボソ
ハンジ「(大丈夫、今なら向こうはさほど気に留めてない。ユミルにしたって、コンテストの後に、連れ出して少人数で話を聞く方がいいよ)」ボソボソ
リヴァイ「(だが)」ボソボソ
エルヴィン「(落ち着けリヴァイ。ハンジが正しい)」ボソボソ
リヴァイ「……チッ」ガタン
ハンジ「ご、ごめんね! なんでもないから話を続けよう! 失礼しましたピクシス司令。お話の続きを」
ピクシス「う、うむ」
※ちなみに水着のイメージとしては
ミーナ→ ttp://www.tgc-anaheim.com/index.php?route=product/product&product_id=54544&path=198_202
ユミル→ ttp://swimwear.zohosites.com/files/n4263-01-600x910.jpg
という感じです
色はミーナがそのまま、ユミルは表記した通りです
続けます
ピクシス「えぇっと、なんじゃったか。おぉ、そうじゃ。色が彼女にはその濃さが似合っている、ということじゃな」
エルヴィン「えぇ。本来ならば濃いゆえに人を選びそうですが、あの濃さが彼女にはよく似合っています」
ザックレー「立ち振る舞いが男性的なのも相乗効果としていい影響を与えているな」
ナイル「えぇ。まさにギャップ萌え!!」
ジャン「(俺の中で憲兵団の評価がどんどん下がる)」
コニー「(なんであんなので師団長なんだ……)」
ミーナ「ユミル似合ってるよ!」
ユミル「う、うるせえな!///あたしのことはどうでもいいだろ!!///」
ライナー「」
ベルトルト「へぇ、ユミル結構似合ってるねぇ」
ユミル「ぶっ飛ばすぞベルトルさんよぉ」
エレン「って言うかせめてお前だけはライナーを看ててやれよ……」
フランツ「ライナー選手はさておき、得点に参りましょう」
ハンジ「健康的なスタイルだし、水着から見えるクビレもいい。いいものを見せてもらったよ」 9点
ペトラ「兵長、点、点!」
リヴァイ「……チッ」カキカキ 7点
エルヴィン「そうだね。先ほどの子よりも己をよくわかっている。実に期待できる、色々と、ね」 8点
ピクシス「うむ。わしは文句なしじゃ」 10点
ザックレー「私としてはもう少し開口部が広ければ、より彼女の良さが出ると思うな」 9点
ハンナ「これもまた高得点! 43点です! これはミーナ選手より高い結果となりました!」
フランツ「コンテストも女子になってからは、かなり真面目になっています! 男子の時は調べていない水着をいちいち調べているだけある!」
エレン「何の話だ?」
ハンナ「さぁ、それでは続いては!」
エレン「おい、無視かよ!」
コニー「無理だエレン。あいつらに際どい質問は効かねえよ……」
フランツ「さぁ、続いてはエントリーナンバー3番!」
ハンナ「彼女のスタイルが良い説は果たして本当なのか! 夜な夜な食料庫から肉を盗むだけあるのか!」
フランツ「あるときは芋女! あるときは放屁女! またあるときは巨人のごとき俊敏な食い意地!」
ハンナ「食い意地を除けばちょっとお馬鹿なだけの可愛い女の子なのではとの声多数!」
フランツ「田舎訛り? 全然オッケー、ウェルカム! サシャァァアァア・ブラウスゥゥウウウ!!」
シーン
フランツ「……あ、あれ?」
ハンナ「サシャ、出番出番!」
サシャ「う、うぅ、で、でも、これは流石に……」コソコソ
フランツ「大丈夫だって、ほら、似合ってるから」グイッ
ウオォオオオオオ!! サシャアァアアア!! ムネデケェエエエ!!!
サシャ「や、やめんかい!! 恥ずかしいったらないやろ!!」
ウォオオオオオオ!! ナマリモエエエエエ!!!!
コニー「いいな」
エレン「あぁ、いいな」
リヴァイ「これは……」
ハンジ「ビキニだぁっ!!」
エルヴィン「ビキニ!? これが……」
ザックレー「おぉ、な、なんという神々しさだ」
ハンジ「オレンジ主体、谷間にはあざとさしかない結び目、さらにはパンツまで紐で!」
ハンジ「は、初めて見た! その水着、触っていいぃぃぃ!? ねぇ!? いいよねぇ!?」ガタッ
ハンジ「いいんでしょ!? 触るだけだから!!」ダダダダダッ
サシャ「ひぃっ!」
ハンジ「うおおおおお」サワサワ
サシャ「う、ひゃっ、そ、そこはだめです!!///んあ///」
ハンジ「うッ……すい!!」ダッ
ハンジ「生地無いみたいにクッッソ薄ッいぜ!! これ!! すッッげえ薄いッ!!」ズザザ バッ
観客「」
ハンジ「はっ! ご、ごめん。今何か、突然未来の予習をしなきゃいけないと思って……」
リヴァイ「いいから落ち着けハンジ、席に戻れ」
フランツ「え、えー、他の方はいかがですか」
ピクシス「うむ。悪くない。彼女の持つ空気感に、オレンジという色はよく似合っとる」
ザックレー「くわえてビキニによるスタイルの強調。これで落ちぬ男は男ではない!」
ハンジ「いいスタイルしてるからね。この谷間は中々出せないよ……」
エルヴィン「食料の乏しい環境でよくここまで……ん、そういえばさっき肉を盗んでとか……」
サシャ「」ギクゥ
エルヴィン「……いや、まぁ構わないか。それでその果実が実るのであれば、食料も本望だろう」
ハンナ「……セクハラ」
ペトラ「団長……それは、オヤジのセンスです……」
エルヴィン「? なんのことだ」
ナイル「無駄だ。彼は昔からそう言ったことには疎い。本心で言っているのだから、悪気を感じることもないのだ」
コニー「ただの最低な男じゃねえか……」
ライナー「う。ううん。ここは」
ベルトルト「ライナー! 無事だったんだね!」
ライナー「うん? なんだか記憶が飛んでいるような……」
サシャ「あ、ライナー。大丈夫ですか!」プルンッ
ライナー「」ブファッ
ベルトルト「サ、サシャ! その格好で前かがみはまずい! ライナーの視線の低さと相まって色々まずい!」
サシャ「! ……!!!」パン
ライナー「!?」
フランツ「こ、これは、唐突にもらった平手打ち!」
サシャ「いやぁあああ!!!」ガン!!
ハンナ「そして予想外の肘だぁぁああ!!」
ライナー「」チーン
ベルトルト「ライナァアアア!!」
ユミル「今度は特に理由があったな」
ジャン「あぁ、ついてねえな、ライナーのやつ」
フランツ「さて、得点の方に参りましょう」
ハンジ「いや、もう、ビキニ見れただけで」 10点
リヴァイ「……」 8点
エルヴィン「うむ、いいものを見せてもらえたね」 9点
ピクシス「わしはもう少し小さい方が好みじゃのう」 7点
ザックレー「うむ、少し育ちすぎではあったな」 8点
ハンナ「得点は、42点! 中々僅差ですね!!」
フランツ「まだまだわからないですよ! さぁ、どんどん行きましょう!」
エレン「……いよいよか」
コニー「あぁ、俺はこれからしばらく空でも見てる」
エレン「あぁ、直視したら、命が残ってるかわかんねえもんな……」
ミーナ「え、次誰だっけ?」
フランツ「さぁお待たせしました。エントリーナンバー4番!」
ハンナ「同期の私ですら嫉妬してしまうほどの愛らしさ! 男子訓練兵の人気No.1!」
フランツ「いつもの制服ですらやばいのに、果たして今回は何人をあの世に送り届けてしまうのか!」
ハンナ「天使、女神、いいえ、違います。彼女は彼女です!」
フランツ「では登場していただきましょう。クリスタァァアアア・レンズゥゥウウウウ!!!」
ユミル「」ガタッ
ライナー「」ガバッ
クリスタ「あ、あはは~、やっほー」フリフリ
ブフアアアアアアアアア イヤァアアアア ダンシガ ダンシガアアアア
ライナー・ユミル「」ブホァ
ピクシス・ザックレー「」ガタッ
コニー「いい、天気だな」
エレン「あぁ、そうだな」
クリスタ「(う、や、やっぱりこの視線はダメ!! 恥ずかしすぎる!!)/////」
ウオオオオオオォォォオォオオオオ!!! メガミ! メガミ! メガミ!
フランツ「こ、これは凄い! 熱気で会場の男子が歪んで見えます!!」
ハンナ「さ、さすがクリスタ選手! これは凄い!! か、会場に熱気しかありません!!」
ハンジ「なんてこと……」
ピクシス「フリル付き白の……ベアトップビキニじゃと……!!」
エルヴィン「この若さで、ここまで見事に着こなせるというのか……」
ザックレー「」 10点
ナイル「ザックレー総統!! コメント! 先にコメントです!!」
リヴァイ「白じゃ戦闘の時目立って仕方ねえな」
ペトラ「あぁ、兵長だけはいつも通りで本当によかったです」
オルオ「うぉおおお!! うおぉおおお!!」
エルド「落ち着けオルオ! 安静にしてろ!!」
ハンジ「本来は高身長、スタイルよしの人に似合うビキニ。けれどベアトップは、胸の小さい人ほどはえる!!」
エルヴィン「半ば押さえつける形で貼り付くように着るものだから、細身の方が水着に皺がよらず似合うということだ」
ピクシス「通常のビキニならば外に広く魅せるが、ベアトップは内に寄せて魅せる。大きくない方が、よりスタイルが強調されるということじゃな」
ピクシス「もちろんどちらがどちらを着ようと、良いものであるのには変わりないんじゃがな」
フランツ「な、なるほど」
ザックレー「もう思い残すことはない。これでいい」 10点
ハンナ「少し危ない人っぽさが出ていますが大丈夫なんでしょうかザックレー審査員!!」
クリスタ「や、やっぱり恥ずかしい!」ダッ
エレン「え、うわ!」ドカッ
クリスタ「エ、エレン! ごごご、ごめん!」
エレン「い、いやだいじょ」ブハァッ
コニー「エレン! ばかやろう! 直視するなとアレほど……っ!」
ライナー「」 ←満面の笑み
ユミル「」 ←満面の笑み
ベルトルト「(……ほっておこう)」
ハンナ「さぁ、それでは気になる得点は!」
リヴァイ「白すぎる。もう少し暗くすべきだな」 7点
エルヴィン「あの年齢でここまで着こなす。将来が楽しみだ」 9点
ピクシス「いや、むしろあのままでいてほしいもんじゃのぅ。育ってしまってはあの子の本来の素質が無駄になってしまう」 10点
ザックレー「何もいうことはない。点で意思表示をしよう」 10点
ハンジ「ビキニ最ッッ高!!」 10点
フランツ「こ、これは凄い! 46点です!! 今コンテスト最高得点!!」
ハンナ「盛り上がってまいりました!!」
エレン・ライナー・ユミル「」
ジャン「……こいつらどうすりゃいいんだよ」
ミーナ「ね、寝かせとくのが一番じゃないかな……」
クリスタ「サ、サシャの後ろに隠れてていい?」
サシャ「うっ……こ、断るはずないじゃないですか! どうぞどうぞ! 私はベルトルトの後ろに隠れますから!」
ベルトルト「え!?」
汗かいてるのでシャワーです
出てから続けるかは微妙ですが、もう少し続けたい気はします
眠気との相談次第です……
ちなみにイメージは
サシャ→ 「ビキニ オレンジ」の画像検索で出るものを見ながら
クリスタ→ ttp://img13.shop-pro.jp/PA01074/497/product/44030289.jpg?2012052
サシャは画像のオレンジの水着にほっそい紐がついたイメージ 前も紐で結ぶ感じです パンツも
クリスタのは写真のにもう少しフリルがついて少し少女向けっぽいイメージです
では失礼します
フランツ「さぁ、続いてはエントリーナンバー5番!」
ハンナ「あの蹴り技に何人が魅せられたのか! 演説でも何も喋らなかった彼女のファンはいったいどのくらいいるのか!!」
フランツ「蹴られたい人急上昇中! 正直その気持ちはわからない!!」
ハンナ「それでも根強いファンに大人気! 登場していただきます、アニ・レオンハート選手です!!」
アニ「……」
フランツ「あ、あれ? アニ?」
ハンジ「ん?」
エルヴィン「これは……」
ハンナ「どうしたことでしょう! アニ選手、私服のままです!」
アニ「……」
ベルトルト「(どういうことだ! 約束が違う!!)」
フランツ「こ、困るよアニ。流石にそこはルールを……」
アニ「……」スッ
ザックレー「これはっ! ま、まさか……!!」
ピクシス「信じられん、そ、それは禁じ手と言っても過言ではないぞ!!」
アニ「……」プチプチ
ハンジ「す、凄い! まさかここでそんな技を見れるなんて!!」
エルヴィン「……生脱ぎ!」
ウオオオオオオオオオオ!!!
フランツ「な、なんということでしょう!! アニ選手! ステージ上で服を脱ぎ始めました!!」
アニ「……」バサッ
ベルトルト「」ブハァ
ハンナ「し、しかも下から!! あえて上を残すことで、すぐに水着にはいたらしめない!!」
ミーナ「アニ、凄い……」
アニ「……」スルスル
アニ「……」パサッ
ウオオオオオ!! ウオオオ!!
フランツ「だ、男性の観客の声援が、最早怒号です!!」
ハンジ「しかも脱ぎ終えた後の水着は……黒!」
リヴァイ「あれなら夜間での行動もしやすいな」
エルヴィン「しかもただの黒ではない。フリル付きで、しかも白のドット……」
ピクシス「あの目つきの悪さであのチョイス……只者ではなさそうじゃのう」
コニー「(いや、だから誰も水着選んでねえんだけど)」
ベルトルト「」
ジャン「うぉ! ベルトルト! 立ったまま気絶してんぞ!!」
サシャ「た、大変です! よ、横に! あ、でもそうすると私が隠れられません!」
クリスタ「さ、さすがにそれは仕方ないよ! 横にしよう!!」
アニ「……」
フランツ「ど、堂々としてます! 審査員の皆さん、いかがですか!」
エルヴィン「まさか生脱ぎを見せてくれるとはね……やられた」
ザックレー「あのような高等技術、一訓練兵に出来るとはとても思えん。だがやり遂げてしまったようだな……」
ハンジ「しかも服を着ていたときは胸が小さく見えたけど、脱いだらすッごい! これはやばい!」
ミケ「……うむ、悪くない」
ハンジ「うお!? ま、まだいたの!?」
ペトラ「……男の人って……」
オルオ「ふふ、男は野獣だかr」
ペトラ「」ドゴォ
オルオ「ふぐっ! ま、まだ何も……言って……ね……」ガクッ
ペトラ「うん、絶対イラっとくること言うと思ったから先にね」
ミーナ「け、結構本気で勝ちに来てるんだねアニ……」
フランツ「さぁ、はたして得点はどうなるのでしょうか」
ハンジ「アレをあの若さでやり遂げるとは。相当な修羅場を経験してると見た」 10点
リヴァイ「戦時の考慮もされてるような迷彩だ。悪くねえ」 10点
エルヴィン「いやぁ、凄いものを見たな」 10点
ピクシス「じゃが少し荒削りだったのぅ。もう少し洗練されていれば……。若いから仕方ないの」 8点
ザックレー「そうだな。実に惜しい」 8点
ハンナ「こ、これは凄い! クリスタ選手と同じく46点!! アニ選手もトップと並んだ!!」
アニ「……」
コニー「(こ、こええ。顔と身体のギャップがやべえ)」
サシャ「まったく照れてないのが……。さっきは裏で結構照れてたのにすごいですね」
クリスタ「そこがアニの強さなんだろうね……」
アニ「……(少し寒いね、これは)」
アニまで来れたので今日はここまでにします アニは隠れ巨乳だと思います派
続きは今日の夕方に少しやれるかもしれません
時間がなさそうならちょっと時間が空いて来週になると思います
500……までには終わってほしいなぁ だらだら続いてしまってすみません
水着まとめときます 直リンでも別にいいかな……
ミーナ→ http://www.tgc-anaheim.com/image/cache/mb4729-01-600x600.jpg
ユミル→ http://swimwear.zohosites.com/files/n4263-01-600x910.jpg
サシャ→ 「ビキニ オレンジ」でGoogle画像検索
クリスタ→ http://img13.shop-pro.jp/PA01074/497/product/44030289.jpg?2012052
アニ→ http://item.shopping.c.yimg.jp/i/l/eclifeco_mizugi_2
アニは画像に少しフリル増加させてもう少し乙女チックな感じです
ちなみに男は(ジャン以外)深く考えてません 画像検索するだけでお腹いっぱいです(悪い意味で)
ではまた おやすみなさい
余談ですが「サシャ 水着」で画像検索すると、三つ目くらいにサシャ・バロン・コーエンの刺激的水着が見れます
ジャンあっち着せればよかったなぁ……
あ、ジャンは好きですよ
読んでくださってる皆様いつもありがとうございます
頑張って完結させます 全然SSではないので申し訳ないのですが……
それでは今度こそ本当におやすみなさい
おはようございます
なんか想像以上に早く目が覚めたので更新します
おはようございます
なんか想像以上に早く目が覚めたので更新します
ハンナ「一次審査も残り2人! 果たしてどうなるのでしょうか!」
フランツ「さぁ、それでは参りましょう、エントリーナンバー5番! あの身長であの体重、果たして本当にありえるのか!」
ハンナ「ありえるとしたらそれは果たしてどんな身体なのか! やはり筋肉の重さなのか!!」
フランツ「だとすれば彼女は本当にヒロインなのか! ヒーローなのではないか!」
ハンナ「家族を守るため、首席の成績、1人で100人分の兵士と並ぶ実力! それはもう主人公なんじゃないか!」
フランツ「ミカサァァアアア・アッカァァアアアアマアアアアン!!!」
ミカサ「……」ジィー
エレン「うぉ!? な、なんでお前こっちいるんだ!?」
ハンナ「ミ、ミカサ! エレン凝視してないで! 前でて前!!」
ミカサ「……エレン、すごくいい」
エレン「いいから前出ろよ!」
ミカサ「エレンがそう言うなら」スゴスゴ
フランツ「こ、この水着は、まさか!」
しまった二重書き込みしてた…すみません
続けます
ウオォオォ ナンジャアリャァァ スゲエキンニクダァアア
エルヴィン「これはまた……見事な鍛え方だ」
ハンナ「た、単行本9巻の嘘予告、すべての巨人を魅了するあのドレス!!」
ハンナ「ミカサ選手の水着は、あのドレスにそっくりのデザインです!!」
フランツ「これはまるで狙ったかのような演出! 素晴らしい!!」
ピクシス「ふむ、しかもただのドレスデザインではなさそうじゃな」
ザックレー「あぁ。余分な部分のフリルは控えめにされ、きちんと泳ぎやすいよう布地が少なくされている」
ピクシス「本来は腰にあるべきリボンが、小さくなり胸元へ……よう考えられとるわい」
リヴァイ「……ほぅ、悪くない。ありゃあいずれ俺より人類に役に立つだろうな」
ハンジ「す、すごい腹筋……彼女は本当に女の子なのか?」
ペトラ「すご……」
ミカサ「エレン、あなたはどう思う?」
エレン「なんで俺に聞きに来るんだよ」
ミカサ「いい、言わなくてもわかる。わざわざ言わなくても」
エレン「……いや、まぁ、似合ってる、とは思うけど///」
ミカサ「!!///そ、そう言われると、恥ずかしい///」カァー
ザックレー「ま、まさかこれは! し、司会の君!」ガタッ
フランツ「は、はい!」
ザックレー「あの2人の関係は、まさか……」
ハンナ「お、幼馴染、だと思いますけど。本人たちは家族とも」
ナイル「これで確定しましたね……。幼馴染効果!」
エルヴィン「なるほど。幼馴染というだけで、その女子の魅力が1.5倍から3倍にまで膨れ上がるという、あの」
ハンジ「彼女の場合はあの力強さで隠れているようだが、恐らく本来の素質は乙女でしょう」
ザックレー「それが水着を着ることによって表へと出かねない。それを必死に隠し、いつもどおりに振舞っていた」
ナイル「だがここに来て、幼馴染からの素直な評価! それに照れ、彼女が持つ本来の気質が表に出てしまった!!」
エルヴィン「これはいい、いいものだ」
コニー「(こいつら本当に兵団のトップなんだろうか……)」
ジャン「」
ミーナ「ジャ、ジャンが鼻血出しながら複雑な表情で気絶してる……!」
クリスタ「多分ミカサの水着とエレンとのやり取りを同時に見たせいだね」
サシャ「こ、これ以上人を寝かせるスペースが!!」
アニ「……もう下に落とせばいいんじゃない?」
ライナー・ベルトルト・ユミル「」
ピクシス「それにしても素晴らしい身体じゃ。鍛えるべきとこはきちんと鍛えられ、出るべきところはしっかり出ておる」
ザックレー「恐るべき逸材だ……。今期にこんな人間兵器がいたとは」
ハンジ「彼女が巨人だったら最高なのに……」
リヴァイ「もしそうだったら人類は永遠に勝てねえな」
エルヴィン「そうだな。彼女が人で本当によかった」
フランツ「最早水着よりも人の方を評価されてしまっています! ミカサ選手!」
ミカサ「エレンに褒めてもらえたエレンに褒めてもらえたエレンに」ブツブツ
ハンナ「当の本人はまったく聞いていません!!」
フランツ「それでは気になる得点の発表です!」
ジャン・ライナー・ベルトルト・ユミル「」
サシャ「その前にこの人たちどうにか……」
コニー「無駄だサシャ。あの2人はこっちの話を聞く気はねえんだから……」
エレン「(ミカサすげえな。あれぐらいの筋肉が俺も欲しい……)」
クリスタ「あれ、そういえばエレンいつ起きてたの?」
エレン「あぁ、みんながアニ見てたときから……」ブハァ
コニー「バ、バカ野郎! だからクリスタは直視するなって!!」
エレン「」
コニー「エ、エレエエエエン!!」
クリスタ「え、えぇええ!///そ、そんなに酷いのかなぁ……」シュン
サシャ「いえ、逆だと思います」
ミーナ「男子にはむしろご褒美だよ」
アニ「……」フン
ミカサ「エレンがどうしたの? ……気絶? まさか、クリスタ、あなたが?」
クリスタ「ご、ごめんミカサ」
ミカサ「仕方ない。あなたの水着は男性には刺激が強すぎる。たとえエレンでも気絶してしまうだろう」
サシャ「ま、まぁ女性にも効いてるんですけどね……」
ユミル「」
ちょっとご飯食べます
>>352
検索してしまった
あれはスリングショットという水着だな
戻りました
>>367
スリングショット 水着で検索したらちょっと幸せになりました
再開します
ハンナ「外野は放っておいて得点に参りましょう!」
ハンジ「うん、腹筋凄いよね。巨人じゃないのが残念」 9点
リヴァイ「即戦力だ」 10点
エルヴィン「いい腹筋を見せてもらった」 10点
ピクシス「これぞ本物の逸材、というやつじゃのう」 10点
ザックレー「兵士100人分か。確かにそれだけの資質を持っているが、期待を込めてあえて点を下げよう」 9点
フランツ「こ、これは凄い! 今大会最高得点の48点!!」
ハンナ「最早優勝は決まったも同然なのか!」
コニー「(それにしても一貫して兵長が水着審査してねえな)」
ミーナ「(期待を込めて点をつけるってなんなんだろう……。そのままつければいいのに)」
アニ「……」
あ、ミカサの番号は6番です 間違えた……
―――――
フランツ「さぁ、女子もとうとう残り1人……。いよいよ最後の選手です!」
ハンナ「エントリーナンバー7番! 彼女の登場を果たして誰が予想したか!」
フランツ「訓練兵団まさかの隠し球! あの子はだぁれ? と思わず男が首を捻る! ホントのホントに女の子?!」
ハンナ「俺たちの仲間がこんなに可愛いわけがない!! 登場していただきましょう!! 今コンテスト実行委員長でもあるこの方です!!」
フランツ「アルミィィイイン・アルレルトォォオオオ!!」
アルミン「え、っと、よろしく///」
ウオオオオオオオオ!!!
アルミン「うわ!」
フランツ「凄い声援です! 先程までとは比べ物になりません!」
ハンナ「このマニアめ!♡」
サシャ「……アルミン、反則級に可愛いですね」
クリスタ「うん、明るいとこで見たらやばいね」
コニー「」グハァ
アニ「……男子全滅か」
同時刻 観客席
部下1「隊長も呑まれますか? 仲間が持ってきてましたので」
ハンネス「お、わりぃな。それにしてもミカサもエレンもたくましくなったもんだ」
部下2「ミカサにエレン……、あの壇上のお2人ですね。お知り合いですか」
ハンネス「昔からのな。……そういやアルミンがいねえな」
部下1「アルミン? 今コンテストの実行委員長のことでしょうか」
ハンネス「あぁ。そいつも昔から面倒みてるんだが……。やっぱ忙しいのかね」グビグビ
フランツ「アルミィィイイン・アルレルトォォオオオ!!」
ハンネス「」ブーッ
部下2「う、うわぁああ!! 何するんですか隊長!」
ハンネス「」
部下1「隊長? ……た、たいちょぉおおおお!!」
ステージ
リヴァイ「ほぅ、面白いじゃねえか」
ハンジ「こ、これは……」
ザックレー「ふむ」
ピクシス「なるほどのぅ」
エルヴィン「これはまた中々」
アルミン「う、うぅ、やっぱり棄権すべきだったかな///」モジモジ
ミカサ「そんなことはない、アルミンにはよく似合っている」
クリスタ「そうだよ! 自信持っていいよ!」
アルミン「ク、クリスタ! その格好で近寄らないで! いろいろ、いろいろまずい!!」
クリスタ「え、えぇー……」
サシャ「それにしても似合っていますねぇ」
ザックレー「これは実に興味深い人選だ」
ナイル「えぇ、まさか女子枠で登場されるとは思いませんでした。男の娘!」
ザワザワ
オトコノコ? オンナジャネエノカ カワイイカラヨクネ
アルミン「ちょ、ちょっと! それは内密に……」
リヴァイ「隠しても無駄だな。骨格を見りゃバレるが、男でそれを着て出てきた度胸は買おう」
ハンジ「それに大丈夫だよ、アルミンくんとやら。なぜなら」
エルヴィン「こんなに可愛い子が女の子なわけがない、それが男の娘というものだからな」
ピクシス「つまり男じゃからむしろ良い! 女子枠で出ようが男子枠で出ようが関係ないのじゃ!」
ザックレー「男子枠であり女子枠でもある。それが男の娘というものだ」
アルミン「(やばい全然わかんない)」
ハンジ「仮に君が男だとして! それを観客の誰が責めようかッッ!!」
ピクシス「可愛ければ正義ということじゃな」
フランツ「審査員の皆様が暴走しかけています!!」
ヨクワカンネエケドカワイイカライインジャネ イイゾーアルミーン モエー
アルミン「(だから萌えってなんなの)///」
ハンジ「しかし生男の娘! 初めて見た! うおおぉお!! 触っていいぃぃぃ!? ねぇ!? いいよねぇ!?」ガタッ
リヴァイ「落ち着けハンジ。さっきの二の舞だ」
ハンジ「生き急ぐことこそ人生と見つけたりッッ!」ダダダ
アルミン「え、ちょ、うわ///そ、そこは///だめ///」
ハンジ「うおおおおお」サワサワ
ハンジ「やッ……わい!!」ダッ
ハンジ「女の子みたいに肌がクッッソやッわいぜ!! これ!! すッッげえ柔らかいッ!!」ズザザ バッ
サシャ「うっ、さ、さっきのトラウマが……」ブルッ
ミーナ「だ、大丈夫サシャ……」
クリスタ「あの人本当に欲望に忠実だね」
ミーナ「少し羨ましいくらいだよね」
ザックレー「しかし男の娘とは……。やはり今期は素晴らしい」
ピクシス「未だ理解力も低く敵も多い男の娘ジャンルで勝負してくるとはのぅ」
エルヴィン「えぇ、男か女か。男装か女装か。あるかないか。その程度で人類同士が争うのは嘆かわしいことです」
ザックレー「そうだな。これはこれでいいものじゃないか、と許容することも、人類には必要なのだろう」
ハンジ「ふぅ、堪能した」
リヴァイ「全員がお前みたいに生きられたら平和だろうな」
ハンジ「? 何の話?」
サシャ「……それはむしろ戦争まみれになるのでは……」
ミカサ「欲望まみれ」
アニ「……」ウンウン
エルヴィン「それに水着のチョイスも悪くない」
ピクシス「うむ。淡いピンクにリボン、スカート、無い胸をあるかのように見せる親切設計」
ザックレー「まさに彼のためにあると言っても過言ではない水着だ」
エルヴィン「清純そうな種類であるにもかかわらず、ピンクであるところがまたいいですね」
ハンジ「いや、もう、男の娘なだけで満足です」 10点
フランツ「ここでハンジ審査員! 満点です!!」
ピクシス「それだけのオーラはあるのう」 10点
ザックレー「男の娘……その効果、とくと味わわせてもらった」 10点
リヴァイ「これを着て出たことに敬意を示そう」 9点
エルヴィン「そうだな。もう何も語るまい」 10点
ハンナ「な、なんということでしょう!! よ、49点でトップに躍り出ました!!」
フランツ「最期の最後にとんだ伏兵が潜んでいました!!」
アルミン「えぇぇええ!? い、1位!?」
ミカサ「アルミン、それだけあなたが魅力ということ。誇るべき」
サシャ「えぇ、すごいですけど……なんでしょう、このモヤモヤは」
ミーナ「うん、すごいこの、敗北感っていうか……」
アニ「……」
クリスタ「複雑」
エラベコユジ「」
サシャ「あとこの人たちホントどうすればいいんでしょう」
ミーナ「黙っていてくれた方が、会話するのは楽だけどね……」
フランツ「それでは順位と点数のおさらいです!」
ハンナ「7位は初戦にも関わらず、その揺るぎない人気や水着美女三倍効果から意外と点を伸ばしたが、やはり他の選手には見劣りしたか、ミーナ・カロライナ選手! 得点は41点です」
ハンナ「6位はビキニによるスタイルのよさを表現するも、ちっぱい好きの審査員からあまり点をもらえず控えめになってしまったサシャ・ブラウス選手! 得点は42点です」
ハンナ「5位は男性より女性支持に救われ、男性的でありながら女性的なスタイルを持つギャップの強みから点を伸ばした、ユミル選手! 得点は43点です」
ハンナ「続いて同点3位、まずはその圧倒的可愛らしさ、愛らしさからちっぱい好きをぶちのめし、観客を何十人も医療班送りにしたクリスタ・レンズ選手! 得点は46点です」
ハンナ「同じく同点3位はステージ上でまさかの生脱ぎ! 足好き蹴り好き胸好きの男を魅了し、審査員の度肝を抜いたアニ・レオンハート選手! 得点はクリスタ選手と同じく46点です」
ハンナ「2位は圧倒的魅了! ステージの上は彼女の場所! おまけ漫画のネタを見事に利用し、筋肉ばかり褒められたミカサ・アッカーマン選手! 得点は48点です」
ハンナ「そして1位は今コンテスト実行委員長であり、男の娘でもあると判明するも、可愛ければよしとの声多数! 審査員の心を奪い取ったアルミン・アルレルト選手! 得点は49点です」
フランツ「まだ2次審査がありますからね。最後までどうなるかまったく予想できません!」
ハンナ「それでは第1回訓練兵団水着美男美女コンテスト、後半戦のスタートです!!」
ミーナ「後半までには起きるかなみんな……」
エラベコユジ「」
クリスタ「寝てたら寝てたでいいよもう……」
では区切りがいいのでここまでにします
仕事までもう一眠り……
続きは余力があれば仕事のない時間に
なければ週明けになります
ちなみに水着は
アルミン→ http://grandmall.office-owl.net/wp-content/uploads/2010/05/apa-107-wh-s.jpg
これの白い部分をピンクにした感じです ピンクの部分は逆に白(か赤?)っぽいイメージになります
それではまた 失礼します
こんばんは 時間あるので更新しようと思います
同じ時期に立ったスレが同じくらい長く書いてるのに荒れてて……
良くも悪くも注目されているということではあるのでしょうがめげずに頑張ってほしいと思います
こちらはこちらで頑張って続けます
では
ハンナ「あ、後半戦に入る前に思い出しましたが、女子は決めポーズをやっていませんね」
フランツ「そういえばそうですね! 女子は決めポーズというより水着でのセクシーアピールというべきでしょうか」
サシャ「そ、それはパフォーマンス審査に回すというのはいかがですか!?」
クリスタ「賛成です! というよりもうここに立っているだけで恥ずかしくて……///」
フランツ「いえ、観客へのサービスを怠るわけには行きませんね! 順番に披露してもらいましょう!」
サシャ「」
クリスタ「」
ミーナ「諦めよう2人とも。あの司会には多分何言っても無駄だと思うよ」
アニ「……じゃ、私からやるよ」
ミカサ「え?」
アニ「どうせあんたらは怖気づいてるんだろ? なら最初が誰でも別にいいじゃないか。私がやるよ」
ミーナ「アニ……そんなに積極的にコンテストに参加するなんて。やっぱり本当はお祭りを楽しみたいんだね!」
アニ「勝とうが負けようがどっちでもいいね。早く終わらせたいだけさ」
ミーナ「あ、そうですか……」
ミカサ「……なら私もやろう」
ミーナ「え!?」
ミカサ「早く終わらせたいのなら、同時にやった方が早い。そうでしょ?」
アニ「……私は構わないけどね」フン
フランツ「ここで2人同時の水着アピールです!」
ウオオオオオ!
ミカサ「いえ、水着のアピールはしない」
アニ「……?」
ハンナ「え、そ、それはどういう……」
ザワザワ ドウイウコトダヨ シナイ?
ミカサ「アニ、私と仲良く並んで可愛くポーズするなんて、望んでいないでしょう? それはお互い様」
ミカサ「なら水着を魅せるより、私たちにはもっとわかりやすく、楽しめるアピールの仕方がある」
アニ「……なるほど。いいよ」スッ
ミカサ「……」スッ
フランツ「こ、これは、対人格闘の構え!?」
アニ「……」
ミカサ「……」バッ
アニ「……ッ」ガガッ グイッ
クリスタ「ちょっ、アニ! 普通に水着引っ張っちゃダメだよ!」
ミカサ「くっ。ならっ」ババッ ガキッ
サシャ「あわわ、や、破けちゃいますよ!」
アニ「!? ちっ」ガッ
ピクシス「ほぅ」
リヴァイ「……悪くねえ体さばきだな」
エルヴィン「ふむ。実力は拮抗しているようだが……。僅かにミカサ選手の方が体さばきにムラがあるな」
ハンジ「水着ってのが逆に2人を普段より動きやすくさせている。と、同時に動きを縛ってるようでもあるね。面白い」
アニ「……」グォッ スッ クッ
ミカサ「……」ガッ ガキッ ギギッ
フランツ「ま、まさかの水着で対人格闘! これは凄い! 見えそうで全然見えない! 速すぎて全然見えない!」
ウォオオオ! コレハコレデ!! スゲェ! ミズギッテアンナウゴケンノカヨ!
ミカサ「やはりあなたとは仲良くできそうにない」グググ
アニ「お互い様だね。私もあんたの格闘技は嫌いだよ」グィッ
ミカサ「!? しまっ」
ダァン! バキィ! グルグル
フランツ「あ」
サシャ「あ」
ライナー「……」ドゴォ
ライナー「!? な、なんだ!? 何事だ!?」バッ
クリスタ「今度はギリギリ当たらなかった……」
ミーナ「観客はそんなの求めてないよ! ライナーにはがっかり!」
ライナー「? 何の話だ? というか今どうなってるんだ」
エベコユジ「」
ライナー「!? エレン、ベルトルト、コニー、ジャンにユミル!? な、なんだ! 何がどうなってるんだ!?」
ミカサ「くっ」ガタッ
アニ「私の勝ちだね」
ライナー「お前ら何してるんだ? コンテストはどうなった……」
ハンナ「勝者アニ選手! これはいい戦いでした!!」
ライナー「……いや、誰か説明してくれ」
アルミン「落ち着いてライナー。まだコンテスト中だよ。今は女子のアピールの時間だ」
ライナー「あの2人は一体何をアピールしてるんだ……」
アルミン「それにしてもアニも凄いな。あのミカサをいなしちゃうんだから」
ライナー「こいつらはなんで伸びてるんだ。俺も何故伸びてたのか思い出せん……最後に女神を見たような気はするんだが……」
アルミン「あぁ、うん。まぁ、伸びてる人のほぼ全員女神のせい、かな?」
クリスタ「あ、ライナー。大丈夫?」
ライナー「あ、あぁ。大丈夫だ。!?」ブフッ
クリスタ「?」
ライナー「くっ、すまんクリスタ。ま、また倒れるところだった……、思い出した。油断すると危険だな」ハァハァ
クリスタ「……もうステージ裏に引っ込んでようかな」
サシャ「私も……」
ミーナ「だから無理だって、あの2人は許さないよ……」
フランツ「素晴らしいアピールでしたね! では続いて参りましょう!」
ミカサ「くっ。次こそは……」
アニ「……」
サシャ「お、お疲れ様でした2人とも」
アルミン「じゃあ今度は僕がやるよ」
ミーナ「大丈夫?」
アルミン「実行委員長として、率先してコンテストに参加しないと」
ハンナ「それでは続いてはアルミン選手です!」
アルミン「(と、言ってもどうしよう……女の子のポーズとかよく知らないし……うーん)」
アルミン「(……! そうだ、たしかおじいちゃんの本に……)」
アルミン「(えっと、あれは、座って、こう後ろに手を……)」
ハンジ「」ガタッ
アルミン「え、えへへ、どうかな///」
ピクシス「これは……!!!」
ザックレー「女の子、座り!!!!」
ワァァァアアアア!! イイゾォオ!! アルミィィイイン!!
リヴァイ「落ち着けハンジ。腰が浮きかかってる」
ハンジ「はっ!? い、いけないいけない。また理性が消し飛ぶところだったよ」
ペトラ「(この人本当に欲望でしか動いてない)」
ナイル「まさか男の娘の女の子座りとは……かなりの高等複合技術です」
ザックレー「あぁ。ここまでやれる人材は他の地区にもいまい」
アルミン「も、もういいかな」ヨイショ
サシャ「う、うう、つ、次どうしましょう」
ミーナ「! サシャ、一緒にやろう!」
サシャ「えぇ!?」
クリスタ「え、じゃあ私も」
ミーナ「クリスタはユミルを起こすといいよ。多分それで全部解決だから」
クリスタ「え?」
ミーナ「ほら、サシャ、行こう」
サシャ「え、ちょ、どうするんですか!?」
ライナー「どうするつもりなんだろうな」
アルミン「う、うーん。僕にもさっぱり」
クリスタ「と、とりあえずユミル起こさなきゃ。どっちみち起きなきゃいけないんだし」
フランツ「それでは続いてはサシャ選手とミーナ選手です!」
サシャ「ど、どうするんですか」ボソボソ
ミーナ「いい? まずは……」ボソボソ
サシャ「!? ほ、本気なんか!?」
ミーナ「しーっ! 1人でやるより全然いいでしょ!」
サシャ「う、うぅううう、わ、わか、わかりました!」
ハンナ「準備はよろしいですか! それではどうぞ!!」
サシャ「え、っとまずは両手を合わせて」
ミーナ「そう、それでこう、顔を寄せて、上体を逸らして」
サシャ「そ、それで笑顔で観客に」
ミーナ「みんな! 応援よろしくね!!」
サシャ「よ、よろしくお願いします!」
ウォオオオ カワイイィイイ アイダニハサマレテエエ ミーナイイゾー サシャモカワイイー
ナイル「これはまさかの、百合層狙いですか!」
ピクシス「ほほぅ、禁忌をも彷彿とさせる、女子同士の戯れ」
ザックレー「禁忌に至るか至らないかをほのかに匂わす。彼女たちにとってはただのじゃれ合い」
エルヴィン「しかし見るものを虜にする何かが、その無邪気さの中にある」
ハンジ「うぉおおお!! 本物の百合!? 百合なの!?」
リヴァイ「だから落ち着けと言ってるだろ」
ミーナ「け、結構うまくいったね」
サシャ「それはそれで恥ずかしいです……///」
ミーナ「大丈夫? 顔赤いよ?」 ←サシャの顔を下から覗き込む
ザックレー「なっ!? し、自然に顔を近づけ相手の顔を見上げるとは!」
ナイル「この構図からは色々と想像できるのがすばらしいですね」
ミケ「……うむ、いい」フン
エルヴィン「なるほど、彼女は相当のポテンシャルを秘めているようですね……」
ハンジ「上目遣い……これで落ちぬ異性はいないと言われる技術を、まさか友達同士で駆使しちゃうとは……」
エルヴィン「後半が楽しみだな」
ミーナ「も、もういいよね///なんか色々言われると見られるより恥ずかしい///」
サシャ「そ、そうですね!///もういいですよね///」
ライナー「……いかん、何かに目覚めそうだな」
アルミン「……うん、こればっかりは否定できないや……」
クリスタ「ユミル! 起きてってば!」
ユミル「う、うーん。はっ!? 天使!?」
クリスタ「大丈夫?」
ユミル「ク、クリスタか……。!? そ、その格好は、そうか、とうとうあたしを襲いに来たのか。いいぜ、たまには襲われる立場を味わうのも……」
クリスタ「もう! しっかりしてよ! まだコンテスト終わってないよ!」
ユミル「あ? コンテスト?」
クリスタ「そうだよ。もう女子の評価は終わって、後は私とユミルがアピールをすればパフォーマンス審査に移れるんだよ」
ユミル「アピールだぁ? そんなもん楽勝だろ、ほら行くぞ」グッ
クリスタ「えっ、ちょ!?」
フランツ「さぁ、続いてはとうとう復活したユミル選手とクリスタ選手です!」
ユミル「この辺かな」
クリスタ「ユミル、どうするつもりな……のっ!?」グイッ
ユミル「クリスタ……」スッ
クリスタ「え、ちょちょちょちょ////近い近い近い!!!/////」
クリスタ「ひゃぁぅ!!////ちょ、ちょっと!! ど、どこさわっ……う、あっ////見られ、てるでしょ///」
ユミル「構やしねえよ。どうせ見るだけで手も足も出せねえ臆病者だからな」ツツツ
クリスタ「ぁ……//はぁ…ッ///」ビクッ
キャーッ!! ユミルサマー!! クリスタカワッテー!!
ピクシス「なんとっ……。これはまさか」
エルヴィン「えぇ、先ほどの2人が男性向けの百合ならば、こちらは本家本元、いわば男装の百合!!」
ナイル「女性用水着でここまでの男らしさとはな……末恐ろしい素材だ」
ハンジ「そう、いわばあの演技は女性向け……。これはあの子のファンが増えそうだね」
ペトラ「(素敵……っ!)」
オルオ「どうしたペトラ、顔が赤いが」
ペトラ「……」ボグッ
オルオ「ふぐっ!? が、顔面は、ねえ、だろ……」ガクッ
エルド「……もう2人で勝手にやってくれ」
グンタ「……あぁ、もう止める気も起きないな」
ザックレー「私にはこちらの趣味はないが、中々いいものを見せてもらった」
ナイル「えぇ、まだまだ人類にはいくらでも進化がありえる、ということを垣間見ました」
エルヴィン「これならば女性客は確実にユミル選手の虜でしょう」
ワーワー ユミルー キャーキャー
ライナー「……(ユミルめ、羨ましい)」
アルミン「……(照れるクリスタ、可愛い)」
サシャ「ユ、ユユユユミル! それ以上は! 見えます! クリスタのいろんな部分が!!」
ミーナ「興奮しすぎ!! ユミルならこういう感じでどうにかするだろうとは思ったけど!! 思ったけど!!」
ユミル「っち、こっからがいいとこなのによ」パッ
クリスタ「……ぁ、はぁっ……、腰が……」ガクッ
ウォオオオオ!! メガミノアライイキヅカイ!! マルデジゴダァァア!!! ワアァァアア!!
フランツ「圧倒的アピール! これがユミル選手の持つ男性力なのか!」
ハンナ「……」ジーッ
フランツ「? どうしたのハンナ」
ハンナ「あ、ごめん! なんでもない!(クリスタが羨ましかったとは流石にフランツには言えないなぁ)」
フランツ「さぁ、いよいよ観客サービスも終わりました!」
ハンナ「続いてはいよいよパフォーマンスタイムです! 」
フランツ「最早ほとんどパフォーマンスをしてしまったと言っても過言ではないのですが!」
ハンナ「ルールとかはあるのでしょうか?」
フランツ「あります! 今度のパフォーマンスは必ず1人でやること!」
フランツ「自分の特技、得意技、なんでも構いません!」
フランツ「いかに水着を着た自分を魅せるか! そこが重要になります!」
ハンナ「なるほど、そしてそれを審査員が判定するということですね!」
フランツ「そのとおり!」
ライナー「これもアルミンの提案か?」
アルミン「うん。決勝の流れも全部マルコ達と考えたんだ」
アルミン「これなら時間もかけれるし、個人を見て楽しめるからね。コンテストとしては最適だと思ったんだ」
ライナー「なるほど。やはりお前は凄いやつだ」
アルミン「よ、よしてよ! そんな、みんなのおかげだよ」
すみません、ちょっとトイレ行きます ……お腹痛い
フランツ「ではまずは男子から! 点数の低い人から順に……といってもライナー選手以外誰も起きていないのでライナー選手からどうぞ!」
ライナー「!?」
アルミン「ご、ごめんライナー……。今みんな起こすよ」
ライナー「いや、順番は構わないんだが、何をするか……」
ライナー「……」
ライナー「(何も思い浮かばん)」
ハンナ「ライナー選手? 大丈夫ですか?」
ライナー「……」
フランツ「ライナー?」
ライナー「あ、あぁ、すまん。どうしたものかと考えていてな」
ライナー「(本気で何も思いつかん。ふむ……)」
フランツ「ライナー選手! まったく動きません!」
ハンナ「水着で仁王立ち、というパフォーマンスなんでしょうか」
ライナー「! それだ!」
ハンナ「!?」
ライナー「そう、俺には魅せられる技術などない。ならただ、ありのままを見てもらおう」
フランツ「なんとライナー選手! パフォーマンスタイムであえて何もしない、という選択肢を選び取りました!!」
ピクシス「潔いのう」
ザックレー「あぁ、あの水着をあれだけ酷評されておいて何もしないとは」
エルド「大した度胸だ」
リヴァイ「あそこまで点を下げてやったのに、懲りてねえ馬鹿とも言えるがな」
ハンジ「いいね! 巨人らしい潔さだよッッ!」
ライナー「(ハンジ分隊長は俺の正体に気づいてるわけでもないのになぜ巨人と呼ぶんだ……)」
アルミン「ほらみんな起きて! いい加減起きないと男子のパフォーマンスタイムが無駄になっちゃうよ!」
ベルトルト「う、ぅん?」
コニー「あれ? 俺どうしてたんだっけ……」
ジャン「なんだ、なんか希望と絶望を同時に見せつけられたような……」
エレン「……はっ!? 女神!? ……いや、夢か、なんだ」
ミカサ「エレン、今何の夢を見ていたのか詳しく話して」
エレン「うぉ!?」
ジャン「ミ、ミカサ!(うぉおぉぉおお!! ミカサの腹筋水着素肌黒髪がががが)」
ジャン「ぐふっ」
アルミン「ジャ、ジャン! しっかりして! 二度寝はダメだって!」
ユミル「だらしねえな男どもは」
クリスタ「さっきまでユミルも気絶してたじゃない……」
ミーナ「一気に騒がしくなったねー」
アニ「……」
フランツ「審査員の皆さん、いかがでしょうか!」
リヴァイ「あれだけ叩きのめしたってのに、自分を自画自賛する馬鹿とは違って潔い馬鹿だ。だが嫌いじゃねえ」 7点
ハンジ「巨人最ッッ高!! もうあの水着だけでパン30個は食べれるッッ!!」 10点
エルヴィン「あえて何もしない、というのはいい発想だ。自分を誇示する人間ほど、戦場では早死する」 8点
ピクシス「そうじゃな。ここまで潔いとあの水着も似合っているようにすら思えるわい」 8点
ザックレー「同意しよう。あの度胸は褒めるべきだな」 8点
ハンナ「これはかなり高得点です! 得点は41点! 水着審査と合わせて100点中76点です! 男子としてはかなりの好成績と言えます!」
ベルトルト「す、すごい! ライナーおめでとう!」
ライナー「いや、まだわからん。それに所詮この程度の点しか取れん男だったということだ」
コニー「で、今はなんの時間なんだ?」
アルミン「だから水着審査が終わって、後半の……」
ジャン「なんだと、じゃあ女子の方はどうなったんだ」
ミーナ「>>379みたいになったんだよ」
アニ「……フランツやハンナも使ってたけど、その数字みたいなのはなんなんだい?」
フランツ「続いてはジャン選手です!」
ジャン「はぁ!?」
アルミン「ご、ごめん。僕が点数の低い人順にパフォーマンスをやらせるよう提案して、それで決まったから……」
ジャン「……ちっ、仕方ねえな。わかったよ」
ハンナ「さぁ、果たしてジャン選手はどんなパフォーマンスを……」
ジャン「おい、誰でもいいからオレの立体機動装置持ってこい」
ハンナ「え?」
フランツ「ま、まさかこんなとこで使う気?」
ジャン「使う以外になんの理由があんだよ」
コニー「け、けどここに木なんかねえぞ?」
ジャン「いいから持って来い」
ハンジ「彼は何をするつもりなのかな?」
リヴァイ「さぁな」
アルミン「これでいい? ジャンのじゃなくてマルコのを借りたんだけど」
ジャン「構わねえ。それより使っても大丈夫なんだろうな? 使用許可も取ってねえが」
アルミン「それについては大丈夫。コンテスト中にこういうこともあると思って、事前に許可申請しておいたから」
ジャン「そりゃ助かるな。じゃあ離れてろ」
ジャン「よっと」バスッ ガッ ガッ
コニー「あ? 地面にアンカー刺しやがったぞ」
ユミル「何考えてんだあいつ」
ジャン「あー、水着とはなんの関係もない。が、オレが得意なのといやこいつなんでな。最近できるようになった技術を見せてやる」
ブシューッ
クリスタ「え、ガスを!?」
ミーナ「そんな! 地面にアンカー刺したままガスなんて出したら!」
ミカサ「アンカーに引っ張られ、無理な圧力で立体機動装置が壊れかねない」
アニ「……頭叩きつけて大怪我するパフォーマンスでもするんじゃない」
コニー「こえーよ」
エレン「おいジャン! 何してんだ!」
ジャン「黙って見てろ! 調節が難しいんだよ!」
ブシュー シュッ シュー
カシュッ シュルシュル フワッ
クリスタ「嘘……」
コニー「マジかよ……」
ハンジ「……これは、すごいね」
エルヴィン「……素直に賞賛するべきだな。まさかこんな技術を持つ訓練兵がいるとは」
ピクシス「立体機動装置のガス圧、そしてアンカーとワイヤーの伸縮、そして体勢を保つバランス」
ザックレー「それらを複合して、まさかわずかとは言え宙に浮くとは。これは驚いた」
リヴァイ「……この技術、うまく身に付けられりゃ巨人とやりあう時も樹が不要になるかもしれねえな」
ハンジ「そうだね。けれどこれは普通の子には無理だ。彼は相当、装置の使い方を心得てるよ」
エレン「……すげえ」
ハンジ「そもそもガスは本来短距離移動用に設定されてる。これだけ長く人を空中に止めておけるほど、強いものは出せないはずなんだ」
ハンジ「空中を早く移動するための技術だが、それはワイヤーを縮めること際の力に頼るのがほとんどだ」
ハンジ「けれど、彼はガス排出と自身のバランス、そしてワイヤーを伸ばす際のわずかな挙動、反動を利用してるんだ」
ハンジ「まさかただのコンテストでこんな技術が拝めるとは思わなかったよ」
ピクシス「装置の新たな可能性が見えたのう」
ザックレー「あぁ、水着はともかく、これは素晴らしい発見だ。彼の技術は早速技術班にも知らせておこう」
エルヴィン「近い将来、本当に樹が不要になるかもしれませんね」
フランツ「この装置への探究心! これこそが彼の強みなのか!!」
ジャン「っと……ふぅ」
アルミン「す、凄いよジャン! いつの間にそんな技術を!?」
ジャン「別に大したこたしてねえよ。単に圧とワイヤの調節だけだ。……おぅ、なんだよ死に急ぎやろう」
エレン「……」
ジャン「……」
エレン「いや、今日は怒らねえよ。すげえなジャン。見直したぜ」
ジャン「……けっ」
フランツ「審査員の皆さんの得点はいかがでしょうか!」
リヴァイ「既存の技術の応用だがよくできたもんだ」 9点
ハンジ「水着とかどうでもよくなるぐらいに素晴らしい技術だったね」 10点
エルヴィン「あぁ、一訓練兵がこのような技術を身につけるとは。捨てたものじゃない」 9点
ピクシス「そうじゃな。水着も先ほどより光って見えたわ」 9点
ザックレー「惜しむらくはあの水着でなければ、水着審査であのような点にはならなかっただろうに」 9点
ハンナ「得点は46点! 水着審査との合計は74点です! 残念ながらライナー選手には届きませんでした!」
ジャン「まぁ、この水着の時点でわかっちゃいたが」
ミズギガナー ギジュツハスゴイ ケドミズギガー マルミエジャンー
ベルトルト「ライナー」ボソボソ
ライナー「心配するな。あの技術が人類の身につくにはまだ時間がかかる。俺たちには何も問題ない」ボソボソ
アニ「……」チラ
ミーナ「どうしたのアニ? ライナーとベルトルトがどうかしたの?」
アニ「……なんでもないよ」
フランツ「それでは続いてはベルトルト選手です!」
ベルトルト「あ、僕なのか」
ハンナ「どうぞ!」
ベルトルト「どうしよう……、どうすべきだろライナー」
ライナー「こればかりは何も言えん。お前なりにお前を魅せればいいだろう」
ベルトルト「……」チラ
アニ「……」
ベルトルト「そうだね。どうにかしてみる」
ベルトルト「(といってもどうするかなぁ……うぅん)」
ベルトルト「(そうだ。受身とかどうかな。派手さはないけど、技術的には十分だと思うけど……)」
ベルトルト「(そうと決まれば)じゃ、じゃあ誰かにちょっと手伝ってもらいたいんだけど」
フランツ「手伝う? パフォーマンスは原則1人で」
ベルトルト「あ、そうだった……、けど1人じゃできないし。ダ、ダメかなアルミン」
アルミン「まぁ、いいんじゃないかな。何をやるの?」
ベルトルト「そ、それなんだけど、アニにちょっと手伝ってもらいたいんだ」
アニ「……」
サシャ「アニに?」
ユミル「何やらす気だベルトルさん」
ベルトルト「僕は特にジャンみたいに魅せられる応用技術とかないから、逆に基礎をしっかり魅せようと思ったんだ」
ハンナ「なるほど! これもまた逆転の発想ですね!」
アニ「……いいよ。何すればいいんだい?」スタスタ
ベルトルト「じゃ、じゃあ対人格闘の時みたいに僕を蹴っ」
アニ「わかった」ドゴォ
ベルトルト「」グルグル バッカァン
コニー「う、うぉおお! に、2回転したぞ! その上頭からステージに!!」
ベルトルト「」
エレン「お、おい大丈夫かベルトルト!!」
アニ「……」スタスタ
ミカサ「……手加減していないようだった」
アニ「当たり前じゃない。蹴ろって言われたんだから、蹴ってやるのが礼儀だね」
フランツ「これは凄い! 常人ではありえない動きを披露してくれました!」
ハンジ「いや、披露って言うか……」
ピクシス「はっはっは、いい回りっぷりじゃったな」
ザックレー「そうだな、羨ましい限りだ」
ナイル「総統、性癖がバレます」
ザックレー「おぉ、そうだった。いかんいかん」
ジャン「既に手遅れだろ……」
エレン「あの人本当に俺たちのトップなのか」
アルミン「ぼ、僕に聞かれても」
ミカサ「エレン、あなたも望むなら私がいつでも蹴ろう」
エレン「は? いや、いいよ」
ミカサ「遠慮しなくていい」
エレン「いや、遠慮じゃねえよ!!」
ジャン「(ミカサの蹴り)」ゾクゾク
エレン「たまには俺以外のやつともやってやれよ。ほら、ジャンとかとさ」
ジャン「!」
ミカサ「エレンとの方が付き合いが長く、訓練にも支障が出ないと思われる」
ジャン「」
サシャ「ベルトルト大丈夫ですかねぇ」
ユミル「頑丈なのはライナーと一緒だから大丈夫だろ」
ミーナ「うーん、否定できない」
ライナー「ベルトルトォォオオ!!」
ベルトルト「」
ザックレー「まぁあの回転はなかなかにユニークだったと言えるな」 8点
ピクシス「あそこまで人は回れるものなんだのぅ」 8点
リヴァイ「受身はどうした」 4点
ペトラ「兵長流石です。そこには誰も突っ込まないと思ってました」
ハンジ「いやー、綺麗に回ったねー。個人の力ではないけど、あの綺麗な円は彼の身長あってこそかも」 8点
エルヴィン「頭から床に突き刺さってる彼の水着に描かれた笑顔の巨人が、なんとも言えぬ物悲しさを語っているね」 9点
ハンナ「得点は37点! 合計は73点でジャン選手よりも下という結果になってしまいました!」
エレン「残念だったなベルトルトのやつ」
コニー「あそこまで綺麗に回ったのにな」
クリスタ「うん。綺麗な円だったねぇ」
サシャ「えぇ、綺麗な円でした」
ユミル「……本当に感想が綺麗な円しか出てこねえな」
ミーナ「うん、そうだね……」
眠いのでとりあえずここまでにします 続きはまた時間を見つけて書きます
ベルトルさんとライナーほんとどうしようか迷って時間かかってしまった…
朝のこんな時間までお付き合いくださってる方 いらっしゃいましたらありがとうございます
コメントもありがとうございます リアクションしていないのですが全て読んで励みになってます
面白いと言ってもらえて本当にありがたいです 長いスレなのにお付き合いいただき感謝感激です
今後もチラ裏なりに頑張ってきます
基本sage進行と>>1で書いてるのにageまくってるのはごめんなさい…
ageた方が更新されてるとわかりやすいと思うので、今後は基本的にageで行きます
ではまた おやすみなさい
こんばんは 明日も午後なのでまだ起きれます
再開します
ハンナ「男子はいよいよ終盤! それでは続いては……」
フランツ「コニー選手です!」
コニー「あ、俺か!」
エレン「頑張れよコニー」
コニー「参ったな、マジで何やればいいんだ」
ジャン「いつも通りでいいんじゃねえか」
コニー「いつも通り?」
ミカサ「確かに。コニーはいつも通りでいいと思われる」
コニー「いや、いつも通りってなんだよ」
ユミル「だからいつも通りにしてりゃいいんだよ」
コニー「それがわかんねえって言ってんだろが!!」
アルミン「あぁ、そうそう、そういう感じ。1人のパフォーマンスじゃないけど、まぁいいや。ベルトルトの件もあるし」
ベルトルト「」
ライナー「起きろぉぉお!! ベルトルトォォオオ!!」
アニ「……うるさ」
コニー「いや、マジで意味分かんねぇんだが」
クリスタ「うん、でもそういう感じを続ければいいんじゃない?」
コニー「いや、だから」
サシャ「私ですらわかるのに、本当にコニーはお馬鹿さんですねぇ」
コニー「あぁ!? んだと芋女!」
ミーナ「仕方ないよ、生まれつきだもの」
コニー「なんなんだよ……、本当に意味分かんねえ、これがイジメか」
フランツ「いえ、いい感じだと思います」
コニー「お前までなんなんだよ」
ハンナ「コニーらしいね!」
コニー「いや、だから本当になんなんだよ!! こういう感じとかいい感じって何がだよ!」
ハンジ「ふーん、いいね!」
エルヴィン「彼はまた男性でありながら面白い特性を持っていますね」
ピクシス「うむ、いわゆる天然というやつじゃな」
ザックレー「馬鹿と紙一重でありながら、天然ならば馬鹿よりも世間的に何故か許される」
ナイル「その多くは女性の虚像ですが、男性で天然の場合はその多くが事実上の天然!」
ハンジ「まぁ、馬鹿にもうざい馬鹿と面白い馬鹿がいるように、天然にもうざい天然と面白い天然とあるけど」
ザックレー「彼の場合はどちらだとしても後者! これは非常に強みだな」
リヴァイ「戦場であそこまで馬鹿だと伝令にゃ向かねえな。早馬には乗せられねえか」
コニー「おい、なんかすげえ馬鹿にされてる気がするんだが」
ジャン「お前の馬鹿さ加減は面白すぎるって言われてんだよ。だから褒められてんだ馬鹿」
コニー「どっちなんだよ!」
エレン「まぁ心配すんなって。コニーなら結構いけると思うぞ」
コニー「どこにだよ!」
イイゾー モットワラワセテクレー コニーサイコー
コニー「お、おぅ、なんかわかんねえけどなんで観客に褒められてんだ?」
ユミル「お前が凄く面白い天然の馬鹿だからだよ」
コニー「はぁ? 馬鹿に天然もへったくれもねえだろ。じゃあ人工の馬鹿ってどこにいんだよ」
ミーナ「104期のみんなの中にはいなさそうですけど、コニーは間違いなく天然です」
クリスタ「うん。天然」
コニー「天然ってなんなんだよ……」
ミカサ「別にそこは重要ではない」
コニー「? そうなのか?」
エレン「あぁ、そこは重要じゃねえな」
コニー「???」
ハンジ「本当に面白いね彼」
ミケ「戦地ではまったく役立たなさそうなほどの脳みそではあるな」
エルヴィン「だがそれでこそ愛すべき馬鹿というものだろうね」 8点
フランツ「ここで最初の得点が出ました!」
リヴァイ「あの水着で既に馬鹿さ加減が知れてたが、あそこまで馬鹿だと同情すら覚える」 7点
ピクシス「いや、あの水着の黄色はいいものじゃぞ。じゃがあの天然っぷりもよい。惜しむらくは男ということじゃが」 8点
ザックレー「男なのが残念だ」 7点
ハンジ「私は好きだよ!」 10点
フランツ「これはかなり高得点なのではないでしょうか! 得点は40点! 合計店は81点! ここでコニー選手トップです!」
ハンナ「これは面白い結果となりました! 優勝はコニー選手か、エレン選手か!」
コニー「何がどうなってんだよ……。ほとんど水着についてのコメントねえし……」
エレン「負けねえぞコニー!」
コニー「……まぁいいか! 勝てれば報酬もでけえからな! 俺だって負けねえぞ!」
ジャン「やっぱ馬鹿だな」
サシャ「そうですね」
ミーナ「そこがいいといえばいいんだけどね」
アニ「……」
フランツ「さぁ、いよいよ男子のトリとなりました!」
ハンナ「それではエレン選手のパフォーマンスタイムです!」
エレン「やべっ! 結局何するか決めてねえ!」
ミカサ「エレンなら大丈夫。なんなら私を使ってほしい」
エレン「何にどう使うんだよ」
ミカサ「ユミルとクリスタのようでも構わない」
エレン「……どうすっかなぁ」
ミカサ「(まさかの無視……けどこれで簡単になびくようならエレンではない)さすがエレン」
ミーナ「え!? 無視されたのになんで褒めるの?!」
ユミル「こいつの思考回路どうなってんだ」
ベルトルト「」
ライナー「ベ、ル、ト、ル、トォォオオオ!!!」
アニ「……」ゲシッ
ライナー「」グルグルグルグ ドッゴォン
ジャン「すげえ、三回転半……」
エレン「! そうだ! じゃあ俺は本気の蹴り技をやる!」
ミカサ「!」
エレン「せっかくアニに教わった技術だしな。得意なのも格闘術だし」
ミカサ「なぜ蹴り技を……。エレンには投げ技の方が似合っている」
エレン「いや、ライナーやベルトルトみたいに人を回せるほどの蹴りって十分パフォーマンスになるじゃねえか」
エレン「それに投げ技はさっきフランツにやっちまったしな。だから蹴る!」
アルミン「うん、さらっと言ってるけど、それ誰かが犠牲になるってことだよ?」
エレン「あ、そうか。またフランツにってのもなぁ」
フランツ「流石にアレは勘弁」
ライベル「」
サシャ「(無邪気ってこわか……)」
エレン「けどなぁ、それ以外に特技ってのもねえし……」
リヴァイ「面白い野郎だ。じゃあ俺にかけてみろ」
全員「!?」
ハンジ「え、リヴァイ、そ、それはどうかと!」
リヴァイ「パフォーマンスは1人じゃなくてもいいんだろ?」
アルミン「そ、そうですが、兵士長に万が一のことがあると……」
リヴァイ「ほぅ、舐められたもんだな。まだ人類最強ってのを明け渡した覚えはねえぞ。まぁ、自分で名乗ってるわけでもねえが」
ペトラ「け、けど兵長!」
リヴァイ「やるからには本気で来い。生半可な蹴りだと逆に蹴り返すぞ」
エレン「は、はい!」
エレン「(やべえ……けどこれはチャンスだ。ここでこの人に技が通用するのがわかれば、俺は調査兵団でもやってけるってことだ!)」
ミカサ「エレンを蹴り返したら許さない」
リヴァイ「……ほぅ、面白いやつはこっちにもいやがったか。いいだろう。その時は相手してやろうじゃねえか」
ミカサ「(……この男は只者じゃない。笑って話しているだけなのに、まるで巨人や大勢の軍人に威圧されているかのよう)」
ミカサ「(私より小さいはずなのに。とても信じられない)」
エレン「ミカサ、お前は出てくんな。やるからには本気でやり合いてえ」
フランツ「これは最早パフォーマンスではなく決闘です!! ですが、コンテストとしては見ものでしょう!!」
ハンナ「エレン選手、水着なのをすっかり忘れてすっかり本気モードです!!」
アルミン「け、けどエレン。あの人はの実力は本物だよ。噂だと7~8m級の巨人なら2体いても一瞬で倒せるほどらしい」
エレン「だったら尚更試してみてえ」
ミカサ「エレン……」
ジャン「はっ。さすが死に急ぎ野郎だな」
ユミル「いいね。どうせ余興なら徹底的にやればいいと思うね」
サシャ「で、でもあの人本当に化け物みたいに強いと思いますよ……」
コニー「あぁ。狩りの時に、絶対勝てない獣と対面した気分だな」
クリスタ「何も装備してないのが逆に怖いよ……」
ユミル「クリスタは私が守ってやるから安心しろ! さぁ、この胸に飛び込んでこい! ありとあらゆる部位で守ってやる!!」
クリスタ「そこまでじゃないから大丈夫」
ミーナ「あんな人にアニの真似技なんて通用するのかな……」
アニ「……」
リヴァイ「……どうした。どっからでも来い」
エレン「……っ」
エレン「(すげえ、隙がない。本当にない。針の穴ほどの隙すらない。全身が全て武器みてえだ)」
エレン「(どこに技を入れても全部返される。絶対にそうなるのがわかる)」
エレン「(ど、どうする……)」
ミカサ「エレン……」
ピクシス「……」
エルヴィン「……」
ザックレー「……」
ハンジ「……」
リヴァイ「……」
エレン「……」
サシャ「ぜ、全然動きません」
ジャン「それだけ緊張してるってことだ、黙ってろ」
リヴァイ「……」
エレン「……」
フランツ「……に、にらみ合いが続いています」
ザワザワ ド、ドウナルンダコレ ッツウカコレナンノコンテストダッケ?
リヴァイ「……」
ペトラ「へ、兵長……」
エルド「訓練兵だからって手は抜いてないようだな」
グンタ「あぁ。ありゃ本気の顔だ」
ピクシス「……どちらもきっかけを待っとるのう」
ザックレー「……あぁ」
ザワザワ ザワザワ
ザワザワ
ザワ
――パリン
リヴァイ「……」ピクッ
エレン「っ!」ブォッ
リヴァイ「!」
エレン「――ふんっ!!」ドゴォ
リヴァイ「っ」バキィ
エレン「!? うわっ」グラッ
ドシャァ
フランツ「……リ、リヴァイ選手が蹴りをいなして、エレン選手を倒しました!!」
ハンナ「こ、これは息の詰まる戦いでした!!」
ウォオオオオオ スゲエエエエ ナニアッタンダヨ
アルミン「な、何が起こったんだ……。全然わからなかった」
サシャ「誰かがお皿を割ったみたいですねぇ」
ジャン「あ? 皿? そんな音したか?」
コニー「聞こえるはずねえだろ。多分食堂だぜ、あの音」
ユミル「はぁ? 食堂? 兵舎の奥で、こっから壁一つは向こうだぞ!?」
ミーナ「そ、そんな音聞こえるはずないよ!」
サシャ「私は狩りの時、どんな小さな音でも聞き逃しません」
コニー「俺もだ。森の奥の小枝の音ですら出すだけで獲物に逃げられっからな」
サシャ「無音であればあるほど、遠くの音に耳を澄ますようにしてますから」
ミカサ「(……私ですら聞こえなかった。エレンを守るというのもまだまだということ)」
コニー「多分リヴァイ兵士長は聞こえたんだろ」
サシャ「その一瞬、エレンは見逃さずに蹴りを入れました」
コニー「入ったは入ったな。結果としちゃいなされちまったけどよ」
ジャン「オレは今とんでもなくお前らを見直してるよ」
コニー・サシャ「どう言う意味だ!」「どういう意味ですか!」
エレン「いてて……くそっ」
リヴァイ「(こいつ。俺が一瞬反応したのを見逃さなかった。蹴られる前にひっくり返してやろうと思ってたが。……悪くないガキだ)」
リヴァイ「エレンっつったか」
エレン「あ、はい!」
リヴァイ「覚えておく」
エレン「は、はい! ありがとうございました!!」
ミカサ「エレン、怪我はない?」
エレン「どうってことねえよ」
アルミン「すごいね、あの兵士長に一撃入れるなんて」
エレン「いや、全然ダメだ。脛に入れたはずなのに全然痛がってねえ」
アルミン「それでも凄いよ。僕なら前に立つだけできっと腰が抜けてた」
ミカサ「私も立ち向かうのを一瞬躊躇したぐらい。けれどエレンは臆していなかった。勝とうとしていた」
ミカサ「それはとても凄いこと。誇っていい」
エレン「……真顔で恥ずかしいこと言うなよ。けどありがとうな」
クリスタ「凄いなぁエレン」
ユミル「わ、私もあんなやつに立ち向かうくらい楽勝だぞ!」
クリスタ「うん、きっとそうだと思う。ユミルも強いもんね!」
ユミル「当然だろ!(見栄を素直に褒められてしまった)」
ミーナ「アニも同じこと出来たと思う?」
アニ「……どうかな」
ミーナ「アニならできるんじゃないかな。本当は凄い強いはずだもんね」
アニ「そんなことないさ」
リヴァイ「……」
ペトラ「へ、兵長、大丈夫ですか?」
リヴァイ「そこまでヤワな鍛え方はしてねえ。だがいい蹴りだった」
エルド「兵長が素直に人を褒めるとは、珍しいこともありますね」
リヴァイ「お前らが普段褒められるようなことをしてねえからだろ」
エルド「返す言葉もありませんね」
ハンジ「いやー、すごいすごい! やっぱり男子は水着よりも肉体的にすごいね!」
ピクシス「うむ。将来性のある若者じゃ。実によい」
ザックレー「兵団も安泰と言えるな」
コニー「(いや、それはどうだろう……)」
サシャ「(どうもあん人たちにゃ任せておけんに……)」
フランツ「さぁ、それでは運命の得点発表です!」
ハンナ「果たして結果は……!?」
リヴァイ「悪くねえ蹴りだった」 10点
ハンジ「いやぁ、見ものだった」 9点
エルヴィン「調査兵団志望というのが嬉しい限りだ。だがまだ若いね。これから経験を積んでいくべきだ」 8点
ピクシス「あの攻防は評価すべきじゃが、水着を魅せられておらんのが残念じゃ。先ほどのジャンとやらの方が水着は栄えておったわ」 8点
ザックレー「私は水着と無関係に技術的に文句なしだ」 9点
ハンナ「合計は44点! これで合計が87点となりました! エレン選手トップです!!」
オォオオオ エレンノカチカ ヤッパナー
エレン「ま、マジか! やった!!」
ミカサ「優勝、おめでとうエレン」
フランツ「いえ、結果はまだ出ていません!」
ミーナ「え?」
クリスタ「で、でも審査は終わりなんじゃ……」
ハンナ「いいえ、終わりではありません!」
ジャン「どういうことだアルミン」
アルミン「それは最後のお楽しみ、だよ。ジャン」
フランツ「さぁ、コンテストも終盤です! 残るは女子!」
ハンナ「果たして誰がトップに立つのか!! 誰が勝ってもおかしくない高得点の争い!!」
フランツ「しかもただ勝つだけでは優勝とはなりえません!」
ハンナ「これは当初から決めてたことだから、逆らえないよ!」
ザワザワ イッタイナンナンダ? カッテモユウショウジャナイ?
フランツ「いったいそれはどういう意味なのか! それはコンテストの一番最後です!」
ハンナ「今回のお祭り、それは一体誰が一番楽しむものなのか! 観客? 選手? 審査員? 私たち? それとも……」
フランツ「さぁ、それでは最後、いきましょう! 女子のパフォーマンスタイムです!!」
ハンナ「コンテストは、ここからが本番だよ!!」
ということで区切りもいいのでここまでにします
火水木と三連休なのでそこで終わらせたい……
500までに終わらない これ絶対無理 本当に長々とすみません
考えながら書いてるので、同じ時間帯に読んでる人には更新が遅いのもすみません
いつもいつも読んでいただいてありがとうございます
1スレ内には終わらせます パート化はしません おまけはやるかもしれないけど、レス足りなさそう
進撃で次回作もやりたいし 頑張ります
それでは失礼します 皆様よい週明けを
こんばんは 撮り貯めてた番組を消化して酒場ちらっと行ってました
たまには呑んでもいいよね……?
明日急な仕事が入ってしまって憂鬱です ここで発散していきます
例のごとく遅い更新になると思いますが
それでは再開します
フランツ「さぁ、長らくお待たせいたしました! それでは後半、女子のパフォーマンスタイム、スタートです!」
ハンナ「それではまずはミーナ・カロライナ選手です! どうぞ!」
ミーナ「え、あ、私から!?」
ユミル「点の低いやつからだからな」
クリスタ「軽々しく低いとか言っちゃダメだよ! ユミルも点数では似たようなものでしょ!」
ユミル「はぁぁあああクリスタはいい子だなぁああ。ごめんなさい」
サシャ「……本当に同じようなことしか言ってな」
ユミル「あぁ?」
サシャ「ピーピーピピー♪ 小鳥さんおいでおいで~♪」
アルミン「ごめんねミーナ。けど君なら大丈夫だよ。頑張って!」
ミーナ「う、うん。けど困ったな……何すればいいんだろう……?」
ミーナ「あっ! ……いや、地味かな、うぅーん」
コニー「何する気だろうな」
エレン「さぁ。ミーナって特技何かあるのかな」
ジャン「アイツは明るいってイメージしかねえからなぁ」
ミカサ「ジャン、それは女の子に対して失礼」
ジャン「あ、いや、ミカサはほら、すげーけどよ! ミーナはその、あまり注目してなかったから仕方ないって言うか!」
ミカサ「ますます失礼」
ジャン「」
ピクシス「水着効果の効力も薄れた今、彼女は何を見せてくれるかのぅ」
ハンジ「ワ、ワンピースも改めて見るとやっぱりイイッ!!」
リヴァイ「落ち着けハンジ。お前の興味は巨人だけだっただろうが」
ハンジ「水着は別腹ッッ!!」
エルヴィン「相変わらず元気でいいことだ」
クリスタ「ミーナどうするのかなぁ」
ユミル「忘れてるかもしんねえけどあたしらも後でやるんだぞ?」
クリスタ「あっ! そ、そうだった。どうしよう」
ユミル「さ、さっきの続きでもいいぞ!」ハァハァ
クリスタ「それは無理」
ユミル「」
サシャ「……ぷっ」
ユミル「芋女こるぁ!!」
サシャ「こ、小鳥さんを見て笑ったんですよ!!」
クリスタ「サシャはいいなぁ、前に出るだけで良さそうだもんなぁ」
サシャ「そ、そんなことないですよ! 今も緊張しっぱなしです!」
キャイキャイ ヤダーモウ
ザックレー「水着美女の戯れ……実に良いものだ」
ナイル「はい。人類の歴史で、最も尊く、最も美しい世界があそこにあります」
コニー「(こいつらホントダメだ)」
ミーナ「よし! みんな聞いてください! 私には他の参加者みたいに特技とか全然ないの!」
ミーナ「だ、だからこれぐらいしか出来ないけど、ごめんね!」シュルッ
ピクシス「?! ま、まさか!」
ザックレー「か、髪の毛を解いた、だと!」
ミーナ「それで、こう、はい!」ポーズ
エルヴィン「そ、そしてあの格好。こ、これは……」
アイドルポーズ
ハンジ「 偶像 姿勢 !!!」
コニー「あ、あいどるぽーず?」
ジャン「なんだそりゃ」
アルミン「……! ま、まさか、このコンテストの起源とも言われてる、あの文化のことか!」
エレン「な、なんのことだよアルミン」
アイドル
アルミン「過去内地にはある文化があったんだ。それは 偶像 !」
クリスタ「ア、アイドル?」
アルミン「そう。内地選りすぐりの美女を選出して、今回のようなコンテストを開くことがあったんだ」
アルミン「大昔、それこそ正史の初期の初期。その頃から存在していた文化だよ」
アイドル
アルミン「そこで勝った女性は 偶像 として、多くの人々を魅了し、虜にし、元気を分け与える役目を与えられたのさ」
アルミン「けれどその文化は、女性の『非人道的すぎる』『女性蔑視』『女性軽視』『男性の卑猥な目が気持ち悪い』との声から廃止された」
アルミン「実は訓練兵団のコンテストはそのコンテストの名残でもあるんだ」
エレン「は、話がでかすぎて何がなんだか」
アイドル
アルミン「内地では偶像コンテストは廃止された。けれど訓練兵団では、娯楽の少なさからそのコンテストを娯楽として選んだんだ」
アルミン「煙たがられるかと思ったけど、兵士としての度胸試しとしても悪くないとして可決された」
コニー「(それはつまり当時のトップも今の総統みたいな性格だったってことじゃねえか)」
アルミン「ごめん、話がそれたね。その内地で大昔行われていた本来のコンテスト、そこで勝った女性が、男性を魅了するためにこぞって使った技があった」
アイドルポーズ
アルミン「それが 偶像姿勢 だ」
ジャン「そ、そのあいどるぽーずとやらを、今のミーナがやってるっていうのか?」
アルミン「そう。胸の谷間を強調し、笑顔を観客に見せ、正面から見据えることで魅了する」
アルミン「この技はその強烈さゆえに、過去多くの男性が『あれ、この子俺に気があるんじゃね?』と思い込んで大きな事件を度々起こした」
アイドル
アルミン「大昔の偶像コンテストが中止になったのは、さっきの理由以外にそういうのもあるんだ」
コニー「(要は馬鹿ばっかだったってことか)」
アイドル
アルミン「選ばれた人間が、偶像 たりえた。そしてその人たちが、この技を極めた」
アルミン「けどミーナは、この状況で、そんなことをまったく知らないのに、自らの手で生み出した!」
アルミン「これはすごいことだよ。人類の歴史は、過去に作られ、現代でも作られるんだ!」
クリスタ「全然わからないけど、す、すごいこと、なんだよね?」
サシャ「ミーナ、すごいです……。こんな状況下でそんなすごいことをやってのけるなんて」グスッ
ユミル「うぉ!? お前なんで泣いてんだ!?」
アイドル
ピクシス「最早伝承としてでしか伝わらない文化。それが偶像。じゃが、あの少年がまさか知っておるとはのう」
エルヴィン「今コンテストの実行委員長である彼は、相当にコンテストの歴史を調べたようですね」
ザックレー「あぁ。よく調べ上げたものだ」
アイドルポーズ
ハンジ「ま、まさか、本当に、伝承の、きったない挿絵でしか、見たことのない、偶像姿勢 が、見れる、なんて」ハァハァハァハァ
リヴァイ「……」
ペトラ「あ、あの兵長、せめて兵長が止めないと、ハンジ分隊長が暴走してしまいます」
リヴァイ「もう知らん」
ミーナ「(な、なんかよくわからないけどウケてる! よ、ようし、じゃあ)」
ミーナ「こ、こんなのも!」バッ
ウオォオオオ ミーナ! ミーナ! ミーナ!
エルヴィン「最早己の技として昇華していますね。素晴らしい」
アイドルポーズ
ピクシス「じゃが彼女の恐ろしいところは 偶像姿勢 だけではない」
イメチェン
ザックレー「あぁ、あの髪を解く行為。アレはお色直しだ!」
エルヴィン「いめちぇん、ですか」
ピクシス「知らんのも無理はあるまい。これは限られた人種しかしらん」
ザックレー「この技術を使うと、普段との違いに胸ときめく。だが似合わない人間にしてみれば諸刃の剣!」
ナイル「女性がいつもの髪型を解いた時、『あれ、この子こんな髪型だったっけ?』と思わせることができる!」
ピクシス「そこから『あれ、いつものと比べて、なんか、この子、可愛くね?』と思わせることもできるのじゃ!!」
ザックレー「だが、その解いたのが似合わなかった時の絶望感と来たら……。考えるだけで虫唾が走る」
ナイル「だが彼女の場合は、すべてプラスに動いている!」
ピクシス「うむ。普段地味な子ほど、特徴が変わることでより一層の美女に見える!」
イメチェン
ピクシス「これがお色直しの効果じゃ!」
エルヴィン「なるほど。まだまだ私も無知ということですね」
ジャン「(……そうか、限られた人種って変態のことか)」
ミーナ「え、っと、以上です! ありがとう!」
ワァァアアア イイゾイイゾー モットツヅケロー
フランツ「これはいいパフォーマンスでしたね」
ハンナ「はい、女性として魅せてくれるパフォーマンスでした! 地味でありながら絶大な効果を得ていると言っても過言ではないでしょう!」
ハンジ「い、いいものを見せていただきました」 9点
リヴァイ「……」 8点
エルヴィン「あの若さであの技術を身に付けてしまうとは。末恐ろしいですが、それ以上に期待も大きいですね」 8点
ピクシス「うむ。よいものを見た。知らぬ技術を自ら生み出し、自ら昇華する。素晴らしい」 9点
ザックレー「今では必要のない技術だが、ああいうのが増えてほしいものだ」 9点
フランツ「合計は43点、水着審査との合計は84点です!!」
ハンナ「高いながらもやや伸び悩んだ結果と言えます。今後の選手へのいいプレッシャーとなり得たのでしょうか!」
ミーナ「うぅ、やっぱり地味だったかな」
ミカサ「そんなことはない。多くの男子が魅了されている。審査員の点だけが全てではない」
ミーナ「そ、そうかな、ありがとうミカサ!」
アニ「……」
ミーナ「? ど、どうしたのアニ。何か変かな?」
アニ「いや、なんでもないよ」
ミーナ「???」
フランツ「さぁ、どんどん参りましょう! 続いてはサシャ選手です!」
サシャ「」
クリスタ「サシャ! ちょ、ちょっと! しっかりして!」
ユミル「自分の名前呼ばれただけで気絶すんなよ……。もう既に色々見せまくってんだから今更じゃねえか」
サシャ「うーんうーんお父さーんうーん」
ミーナ「サ、サシャ! 起きて! 気絶すればするだけ後に回されて余計緊張しちゃうよ!!」
サシャ「そ、それは困ります!!」
ユミル「嘘寝じゃねえか!! いい加減にしろ芋女!!」
サシャ「ご、ごめんなさい!!」
エレン「……なんか水着の女子がはしゃいでるの見るのって、いいな」
コニー「(エ、エレンの思考が総統よりに!)」
サシャ「ど、どどどどどうしよう! ほ、本当にできること……が……」
サシャ「あっ!!!!!」
コニー「うっるせえな! 声でけえ!」
ジャン「何か思いついたのか?」
サシャ「あ、あのアルミン! お願いが」ゴニョゴニョ
アルミン「……うん。わかった。フランツ、少し観客を待たせてくれるかい」
フランツ「? うん。では観客の皆様、サシャ選手の準備が終わるまで、各審査員に再び色々質問してみようと思います!」
~10分後~
フランツ「ザックレー総統はいつから水着をご存知ですか?」
ザックレー「内地に配属されてからだ。水着はいいぞ。実にいい。未発達なのもまたいい」
フランツ「やはりこの人は一筋縄ではいかないようです!」
エレン「……サシャの準備ってなんだろうな?」
コニー「わかんねえ」
ユミル「芋女の特技ねぇ」
クリスタ「耳がいいってのは、パフォーマンスとしては地味な気もするし」
アルミン「サシャ、準備できたよ。はい、これ」カシャ
サシャ「ありがとうございます!」
エレン「あれは……弓矢か?」
サシャ「それで、的は?」
アルミン「あそこ見て。マルコがいるだろ? 頭の上、見えるかい?」
オーイサシャー
サシャ「……えぇ、見えます。助かりました」
アルミン「頑張って」
ザワザワ ナニスルキダ? マルコアタマノソレナンダヨ
サシャ「……」グッ ギチギチ
オイオイ コッチムケテンゾ! ヤ、ヤメロサシャ!
ジャン「お、おいおい、お前観客に向けて構えて、危ねえぞ!」
サシャ「大丈夫です」
サシャ「(この距離なら、十分狙えますから)」
バシュッ
ドッ
ウォオオオ スゲエエ キレイニアタッテルゾ サシャーウマクアタッタヨー
ピクシス「ほほぅ」
エルヴィン「素晴らしい狩人の腕だ。君はどこの出身かな」
サシャ「ダ、ダウパー村です! あ、ウォール・ローゼ南区の、小さな村です! ご存知ではない、と思われます!」
ザックレー「ダウパー……、少人数の狩猟の村だな」
ハンジ「へぇ、まだそんな村が残っているんだねぇ」
リヴァイ「いい腕だ。弓矢を持ってる時に巨人にでも襲われたら目でも狙え。少しは時間が稼げる」
サシャ「あ、ありがとうございます(そんな状況にはなりたくないです)」
コニー「やるじゃねえかサシャ」
ユミル「見直したぜ。その腕がありゃ食糧不足の時も役に立つぜ」
サシャ「その時は私が獲った獲物なので私が食べますけど?」
ユミル「……お前どこまでいっても食い意地に生きてやがるな……」
クリスタ「ま、まぁまぁユミル。素直に褒めてあげようよ」
ハンナ「さぁ、得点はどうなっているんでしょう!」
リヴァイ「巨人と戦う手段としてはほとんど役には立たねえだろうが、さっきの音が聞こえたことといい潜在能力は高そうだ」 9点
ハンジ「弓矢打った時、実はちょっとおっぱいが揺れてたのを私は見逃してない!」 10点
サシャ「!!!!?!!?!?」バッ
ユミル「今更隠してもおせえだろ」
エレン「(……実は俺も見えたけど黙ってよう)」
ミカサ「? エレン、顔が赤い」
エレン「え、い、いや、な、なんでもな」
ミカサ「まさかサシャの胸を見ていたの?」
エレン「」ブフーッ
サシャ「!!?!??!???!?」
アルミン「え、エレン、それは、ちょっと」
エレン「いや、俺はサシャの胸がちょっと揺れてたなって思っただけで、別にい、いやらしい意味で見てたんじゃなくて! たまたま見えて!」
サシャ「……」パン
エレン「!?」
サシャ「何で男はそんなんばかりなんかぁああああ!!!!」ガンッ
エレン「」ブフゥ ドサッ
クリスタ「また平手打ちから肘……」
ミカサ「ごめんなさいエレン、こればかりは守れない」
コニー「(よかった、俺も見えてたけどミカサみてえな幼馴染がいなくて本当によかった)」
ジャン「(危ねえ、黙ってて正解だった)」
エレン・ライナー・ベルトルト「」
ユミル「本当に男どもは情けねえな。決勝だけで何回気絶すりゃ気が済むんだ?」
したらば落ちてたのかな……
サシャのとこまで終わらせます
エルヴィン「そういえば平手打ちから肘の技もあったな。これも評価の対象としては十分だろう」 9点
ピクシス「それにしても水着に弓矢。このアンバランスさが良い」 9点
ザックレー「普段は絶対に掛け合わない事柄だからこそ、実にいいものを見せてもらえた。水着に弓矢、アリだ」 9点
ハンナ「男子の点数に比べてなんとハイレベルな戦いなんでしょうか! 合計は46点! 水着審査と合わせて89点です!!」
オォオー イイゾー モットジョシデヤレー サシャスゴーイ
サシャ「う、うぅ、やっぱり恥ずかしいです」
クリスタ「凄いよサシャ! 4点しか減点されてないんだよ! 凄いことだよ!」
ミーナ「そうだよ、私よりよっぽど凄い点だよ!」
ミカサ「サシャ、素直に賞賛する、おめでとう。けれど私も負ける気はない」
ユミル「あぁ、あたしだって負ける気はしねえな」
アニ「……」
ジャン「(男の立場がどんどん無くなっていってんな)」
コニー「(……大人しくしてるか)」
とりあえずここまでで
続きはまた深夜に 仕事後の体力次第ですが
では
おはようございます
なんか目が覚めてしまったので更新してきます
あ、サシャの合計点ミスってた
>>475
89点ではなく88点 失礼しました
フランツ「続いてはユミル選手です!」
ユミル「あたしか」
クリスタ「頑張ってユミル!」
サシャ「応援してますよ!」
ユミル「あー、どうすっかなぁ。特技特技……」
ユミル「(そもそもあたしはクリスタが勝ってくれればどっちでもいいわけだしなぁ)」
ユミル「(あー。うーん)」
ユミル「……」
ユミル「よし、脱ぐわ」
ザックレー・ピクシス「」ガタッ
アルミン「は?」
ユミル「脱ぐ」ゴソゴソ
クリスタ「わ、わーーーっっ!! ユ、ユミル!! それはダメ!!! ダメーーーっ!!」ガシッ
サシャ「な、何考えてるんですか!? そんなことしたら失格って言うかそういう問題じゃなくて!!」
ユミル「いいじゃねえか身体のひとつやふたつよぉ。減るもんじゃねえよ」
クリスタ「減る減らないじゃなくて!!」
サシャ「も、もっと自分の体型が意外と女らしいってこと自覚してください!!」
ユミル「けど他に魅せれるもんもねえし。やっぱ脱ぐわ」
ミーナ「そ、それはダメ! 本当にダメ!!」
コニー「……」
ジャン「……」
ミカサ「なぜ2人とも真顔なの?」
コニー「え、あ、え?! べ、別にブスの身体なんてきょきょきょ興味ねえよ!!」
ジャン「そうそうそうそう別に凝視なんてしてねえ! 俺にはミカサしか見えてねえ!!」
ミカサ「……そう。2人が最低なことはよくわかった」
コニー・ジャン「」
アニ「……馬鹿だねあんたらも」
ユミル「わかった、わかったから離せって。いや、むしろ離さない方がいいのか。いいぞクリスタ! そのまま抱きついてろ!」
クリスタ「脱がないなら離すよ」パッ
ユミル「あぁ……。じゃあぬ」
サシャ「今度は私が抱きつきますよ?」
ユミル「……ちっ」
ユミル「あー、パフォーマンスね。……わかった。じゃあ身体動かすってのはどうだ」
フランツ「身体、と言いますと」
ユミル「昔っから得意なのはそれぐらいのもんなんで、なっと」クルッ
ハンナ「おぉ」
コニー「すげえ、片手で逆立ちしてんぞあいつ」
ミカサ「なるほど。確かにユミルのバランス能力は凄い」
ジャン「あぁ、確かに木の間とか飛び回れそうではある」
ミカサ「ジャンに同意は求めていない」
ジャン「」
ユミル「で、こっから、こう」クルッ
ユミル「よっと」スタッ
フランツ「す、素直に凄いと言わざるをえません! 片手逆立ちから前方に回転して姿勢を戻しました!」
ハンナ「腕の筋力もさることながら、驚異的なバランス感覚です!」
リヴァイ「さっき空中に飛んだ奴とはまた別個の技術だな。悪くない技術だ」
ハンジ「イイ。水着で逆立ち……イイッ! 彼女の身体が轟き魅せるッ!!! 身体のラインが光って見えるッ!!! そこに痺れる憧れるゥッッッ!!!!!」
リヴァイ「何言ってんだ」
ピクシス「先刻の生脱ぎがあったもんじゃから少し期待してしまったが、これはこれでいいのう」
ザックレー「あぁ、これはこれでいい。ただやはり少し残念だ」
ナイル「えぇ、人生で水着の生脱ぎが見れるかと期待してしまいました」
コニー「(もう隠そうともしてこねえなこいつら……)」
ユミル「これなら十分特技として見せれてんじゃねえか」
クリスタ「じゅ、十分だよ! 出来れば脱ごうとする前に気づいてほしかったけど!」
エルヴィン「わりと密着する水着で動きも縛られているはずだが、あそこまで自由に動けるとはね」
リヴァイ「戦力としちゃ十分に使えそうだ。まぁ、それ以外にもアイツには色々聞きたいこともあるんだがな」
ハンジ「それはそれ! これはこれ!!」
ミケ「……」フン
ペトラ「いいなぁ。あそこまで動けるようになりたいなぁ。そうすればもっと人類の役に立てそうなのに」
オルオ「お前にはお前の良さがある。気にするな」
ペトラ「……」
オルオ「(おっ、今回は来ねえか?)」
ペトラ「オルオ、本当に気持ち悪い。止めて」
オルオ「」
エルド「……物理よりダメージがでかそうだ」
グンタ「心の方が時と場合によっちゃ深刻になるもんだろ」
ベルトルト「う、ううん」
ミカサ「! ベルトルト、目が覚めた?」
ベルトルト「あれ、僕は一体……。何か凄い幸福感に包まれながらとても不思議な景色を見たような」
アニ「……」
ベルトルト「ここは……。あぁ、そうか、コンテストの途中なんだっけ」
ジャン「今はユミルが終わったとこだ」
ベルトルト「ユミルが? あぁ、そうなんだ」
ユミル「な、なんだよベルトルさん。見たってもうなんも出ねえぞ」
ベルトルト「いや、気絶しちゃうとコンテストをあんまり楽しめないから残念だなって。ユミルはうまくやれたの?」
ユミル「まぁな」
クリスタ「ユミルだもの! 全然問題ないよ!」
サシャ「それにしても綺麗な動きでした」
ミーナ「うんうん。ちゃんとした特技だったよ!」
ユミル「お、おぅ」
クリスタ「ふふっ」
ユミル「な、なんだよ」
クリスタ「褒められ慣れてないから照れてるんでしょ」
ユミル「ばっ! ち、違うっての! やめろ馬鹿!」
フランツ「さぁ、得点の方はいかがでしょうか!」
リヴァイ「バランス感覚はよさそうだな。人格に多少難ありって感じだろ」 9点
ハンジ「え、リヴァイがそれ言うの?」 9点
エルヴィン「ははは、そうだな。確かに」 9点
ピクシス「脱いでもらいたかったもんじゃ」 8点
ザックレー「あぁ、そうだな。脱いでもらいたかった」 8点
ハンナ「合計は43点! 総合計は86点です! サシャ選手には僅かながら及ばずでした!」
アルミン「惜しかったね」
ユミル「ま、私はクリスタが勝てばなんでもいいんだよ」
ミーナ「実はちょっと悔しかったり?」
ユミル「……んなこたねえよ」
フランツ「さぁ続いては同率。どちらからにしましょう!」
アルミン「あ、そうだね。好きな方から出ていいんじゃないかな。アニかクリスタ、どっちからにする?」
クリスタ「え、えっと、アニはどっちがいい?」
アニ「どっちでもいいよ」
クリスタ「え、っと、じゃあ私から行くね!」
アルミン「うん、わかった。じゃあ前に出て(女神)」
コニー「くっ、直視はやっぱり出来ねえ……」
ジャン「なんなんだあのクリスタの破壊力は……。(大丈夫だ俺にはミカサがミカサミカサミカサ)」
ミカサ「ジャン、あまりジロジロ見ないでほしい」
ジャン「はっ! しまった! 欲望のあまり現実の行動に反映されてた!」
ミカサ「……やはり最低」
ジャン「」
ユミル「だははは! お前らしいなジャン! っと、それどころじゃねえ。クリスタ見なきゃクリスタクリスタクリスタ」
サシャ「……ユミルもあまりジャンと変わらないのでは」
ハンナ「それではクリスタ選手です、どうぞ!」
クリスタ「えっと……。アルミン、立体機動装置の許可を取ってるってことはさ」ゴニョゴニョ
アルミン「……うん、大丈夫。任せて。準備ができたら客席からマルコが教えてくれるよ」
クリスタ「ありがとう!」
アルミン「じ、実行委員長として当然だよ(あぁ女神、貴女はどうして女神なの)」
~10分後~
フランツ「それでは司令は若い頃からそのようにお考えだった、と?」
ピクシス「うむ。女型に喰われるくらいなら死んでもよい、とな」
ベルトルト「……あ、マルコだ」
アルミーン ダイジョウブダヨー
フランツ「それでは準備が整ったようなので、クリスタ選手、お願いします!」
クリスタ「は、はい!」
クリスタ「(お願い、来て)」スゥー
ピィィイイー
―――ヒヒィーン
ウォ! ナンダ!? ウマダ!
ドドッ ドドッ ドドッ ドッ
馬「」ドカッ ブルル ヒヒィィーン
ライナー「うぉ!? な、何の音だ!?」
ベルトルト「ライナー、起きたんだね!」
クリスタ「ちゃんと来てくれたね。ありがとう。いい子いい子」
ユミル「(馬を撫でるクリスタマジ天使)」
ピクシス「これはまた」
エルヴィン「訓練兵で既に自分の馬を呼べるほど、馬に好かれているようですね」
ザックレー「(可愛い)」
クリスタ「よいしょ、っと」
馬「」ヒヒィーン
クリスタ「どうどう」
ハンジ「ステージも結構な高さなのに、彼女の馬は一直線に登ってきたね」
リヴァイ「動物に好かれるのも才能だな」
ペトラ「あの子本当に馬に好かれてるんだな」
クリスタ「えっと、得意なのが馬術ぐらいなので、馬を呼びました」
ピクシス「ふむ、水着に馬か。これもまた今までにない組み合わせじゃのう」
ザックレー「」 10点
ナイル「総統! ですから先にコメントを!!」
ライナー「なんだ、女神がとうとう故郷への迎えに来てくれたのか?」
コニー「ちょっと黙っていてくれ、馬鹿。今いいとこなんだよ」
ライナー「あ、あぁ、すまん」
ジャン「(馬鹿に馬鹿呼ばわりされてるぞ……)」
アニ「……」
ミカサ「クリスタは馬に好かれる。確かにそれも才能だろう。けれど才能とはまた別の何かが、きっと彼女にはある」
サシャ「さすが私の神様です!」
ユミル「お前の神様じゃねえ。私のクリスタだ」
ミーナ「あはは。けど馬小屋まで結構距離もあって、しかも自分の馬って言っても馬術の訓練の時しか乗らないのに、ちゃんと来てくれるなんて凄いなー」
オルオ「うぉおおお! うぉおおおおお!!」
エルド「だからなんでお前はあの子の時にそうなるんだ!」
ウォオオ!! クリスタァァアア!! メセンクダサーイ!!
クリスタ「え、えへへ、照れるなぁ」
馬「」ブルル ブル
イイゾクリスタァアア!! ウワアアアア!! ――ショクドウノスープニンジンマミレナンダケドー
馬「!?」ヒヒィイイイイン!! ドッ
クリスタ「え? あっ」ズルッ
クリスタ「にゃっ!!!」ドサッ
ヒヒィイーン キャァアアア ス、スープガァアアア!! ニンジンガァアア!!!
ウワ、ナンダコレ! タヅナニナニカ エッ!?
クリスタ「いたたた……。や、やっぱりまだまだかなぁ」
ユミル・ライナー「」
クリスタ「? ユ、ユミルにライナー、どうしたの?」
サシャ「ク、クリスタ、今すぐハンナからう、上着を借りてください」
クリスタ「うわぎ?」
ミーナ「ク、クリスタ、落ち着いてね。絶対慌てないでね。落ち着いてまずは腕を組んで」
クリスタ「腕? さっきからなん……の……」
アルミン「あ! し、下は見ちゃダメだ!!」
クリスタ「(あれ、なんか胸の圧迫感が……ない……よう……な……)」
ザックレー・ピクシス「」ガタッ
クリスタ「――」
クリスタ「―――」
クリスタ「――――――」
クリスタ「――――――――ぁ……ぁあぁああああああああああああいいいいいいいいいやああああああああああああああ!!!!!」
ハンナ「ク、クリスタ! 大丈夫! 大丈夫だから!!!」バサッ
クリスタ「うわああああああいやああああああああ!!!! も、もうおよめに、およめにいけないいいいいい!!!」
ユミル・ライナー「(我が人生に一片の悔いなし)」
ミカサ「クリスタ、落ち着いて。馬の手綱に金具が引っかかってしまっただけ」
アニ「いや、だけじゃ済まないでしょ流石に」
>>494
ミカサのセリフミスった
「馬の手綱に水着の金具が引っかかって取れてしまっただけ」です
ウオッォオオオオオオオオ!! メ、メガミノミズギダ! ヨコセ!! ウルセエオレノダ!!
イヤマテソレヨリメガミガジョウラダ!! クソッ! オレガフタリイレバ!! ワアアアアァアアアアァァアア
フランツ「え、えー、落ち着いて! 落ち着いてください!! 女子の皆さん! クリスタの水着を! 水着を誰か取ってあげて!!!!」
オルアァアアアダンシヤメロオォオオ!! クリスタナイテンデショォガアアア!!
ウルッセエエエ!! メガミノミズギダケハシシュシロォオオオ!!
ピクシス「」 10点
ザックレー「」 10点
ナイル「お2人共! ですからまずはコメ」
ピクシス「ポロリに勝る言葉などなし!!!!!!!」
ザックレー「語るに及ばず!!!!!!」
エルヴィン「これはとんだハプニングだったね」
リヴァイ「中途半端に馬術慣れしてたせいだな」
ハンジ「ポロリ最ッッッッ高!!!」 10点
ベルトルト・コニー・ジャン「(こればっかりは同意する)」
ミカサ「最低」
ベルトルト・コニー・ジャン「!?」
クリスタ「うぅうう、も、もう帰りたいよぅ」
ユミル「安心しろクリスタ、あたしの胸で泣きな」
クリスタ「ううううユミルウウウウ」
ユミル「(あぁぁぁぁああ上裸のクリスタの肌が胸に涙が胸に薄い布1枚隔ててクリスタクリスタクリスタはぁはぁはぁ)」
ライナー「(ユミルめ羨ましい限りだ)」
ベルトルト「(こればっかりはちょっと羨ましい)」
アニ「最低」
ライナー・ベルトルト「!?!?」
コニー「(エレンも惜しいものを見逃したな……)」
エレン「」
サシャ「男子最低ですね……」
ミーナ「うん、男子最低だね……」
アルミン「お、落ち着いてください! クリスタに水着を返してあげるのに協力してください!!」
ダメだ、暑い
シャワー浴びてきます
リヴァイ「馬術はまだまだ未熟だな」 7点
エルヴィン「ポロリというハプニングはあれど、技術的にはもう少し努力してほしいものだな」 8点
ハンナ「合計点は45点! 総合は91点です!! これでクリスタ選手、トップに躍り出ました!!」
クリスタ「そんなことより早く水着返してよぅ」
ユミル「よーしよし、戻ってくるまでしっかり抱きしめててやるからなー」
サシャ「ユミル気持ち悪いです」
ユミル「あぁ!?」
サシャ「気持ち悪いです」
ユミル「ま、真顔で2回言うなよ、さすがのあたしも傷つくだろ……」
アルミン「いい加減にしろ!! 男子、コンテストを無茶苦茶にする気か! クリスタに早く返す!!」
ビクッ ヤベエアルミンマジギレダゾ サスガニチョウシニノリスギタカ
アルミン「まったく。ごめんクリスタ。せっかくのコンテストで君ばかり酷い目に合ってるね」
クリスタ「ううん、アルミンのせいじゃないよ! 馬術が未熟なのは私のせいだし、演説のアレは風のせいだし」
ライナー「」
ジャン「おい、よく見たらライナーまた気絶してんぞ」
ベルトルト「うん、さっきまで耐えれてたみたいだけど、今クリスタが謙遜したのを見て可愛さにやられたってとこだろうね」
コニー「お前冷静だな。さっきまであんなに慌ててたのに」
ベルトルト「これだけ気絶されるとね。流石に慣れちゃった」
ジャン「(まぁクリスタの上裸だものな。見とかねえと勿体ねえか)」
コニー「(俺もいつまで耐えれるか。今のうちにしっかり覚えとこう)」
アニ・ミカサ「最低」
コニー・ジャン「!?」
ベルトルト「(さっきから2人はなんで僕らの思考が読めるんだろう)」
エレン・ライナー「」
ベルトルト「(そしてこの2人はいつ起きるんだろう)」
~水着返却後~
フランツ「さぁ、気を取り直して続いてはアニ選手です!」
アニ「……」
ベルトルト「(ああぁあああぁ水着のアニ可愛い可愛い可愛い)」
アニ「……面倒くさいからパフォーマンスも蹴りでいい?」スタスタ
ハンナ「え?」
ベルトルト「え? アニなんでこっちに」
ドゴォ グルグルグルグルグ ドッゴォン
ジャン「四回転半……」ゾクッ
リヴァイ「いい蹴りだ」
ハンジ「ねぇ見た!? 見た!? またおっぱい揺れてた!! ひゃっほぅ!!」ガタッ
ペトラ「ハ、ハンジ分隊長、生き急ぎ過ぎですってば!」
エルヴィン「エレンといったか。彼が真似た蹴り技はやはり彼女の技が元のようだね」
ザックレー「裏山」 10点
ナイル「総統! キャラ! キャラ忘れてます!」
ピクシス「しかし綺麗な円じゃのう。あの体躯が一回転するだけでも相当な技量を必要とするだろうに」
エルヴィン「蹴りの侵入角度、速度、力。すべてがうまく整ってこその回転ですね」
ハンジ「もう一度! もう一度やって! っていうかおっぱい見して!!!」
リヴァイ「目的が変わってるぞ」
アニ「……」
ハンジ「無反応! アニ・レオンハートはクールに去るぜ!! 最高にハイってやつだッッ!!」
リヴァイ「さっきからそのくどい言い回しはなんなんだ」
ピクシス「しっかり名前をフルネームで覚えとるのぅ」
ミーナ「ア、アニいいの? パフォーマンスがベルトルトを蹴り飛ばすだけっていうので終わっちゃって」
アニ「別に。勝てなかったらその時はサボるだけだからね」
ミーナ「もう、本当にアニはもう!」
アニ「……本当にもう、なんだい?」
ミーナ「なんでもないよーだ」
ピクシス「このコンテストで何度か彼女の蹴りは見ておるが、実にいい腕じゃな。いや、この場合は脚かのぅ」 9点
ザックレー「是非その技を体感してみたいものだ」 10点
ナイル「総統! ほ、ほどほどに! 性癖暴露はほどほどに!!」
エルヴィン「即戦力として是非調査兵団に欲しいものです」 9点
リヴァイ「筋は悪くねえが、まだ荒さが目立つな」 8点
ハンジ「パイオツカイデー」 10点
ペトラ「ハンジ分隊長! キャラ! キャーラ!!」
コニー「(いや、だからもう審査員の人は色々手遅れだって)」
フランツ「これはまたまた素晴らしい点数です! 46点で合計は92点!! アニ選手、まさかのトップです!!」
ハンナ「残る選手は後2人! このコンテスト、一体どうなってしまうのか!!」
ミカサ「残るは私とアルミン。例えアルミンが相手でも、私は負けない。エレンのためにも」
アルミン「あはは、お手柔らかに。けど僕もここまでして出たんだから、簡単に負ける気はないよ」
エレン・ライナー・ベルトルト「」
ユミル「なぁ、こいつら焼却場に持ってってもいいか? 邪魔で鬱陶しい」
クリスタ「早く目が覚めるといいんだけどね……」
区切りいいので一旦ここまで
また眠くなってきたので昼寝します
続きは深夜にでも余力があれば
では
こんばんは
いろいろあってこんな時間になってしまいました
再開します
フランツ「さぁ、続いてはミカサ選手のパフォーマンスタイムです!」
ミカサ「エレン、見ていてほしい、私の勇姿」
エレン「」
サシャ「あ、まだ私が殴ってから気絶したままです」
ミカサ「なら起こそう」
ミカサ「起きてエレン」ユサユサ
エレン「ん、んー、そんなに食えねえよ」
ミカサ「エレン」
エレン「いや、だから食えねえって」
ミカサ「……」パァン
エレン「!? な、なんだ!?」ガバッ
ミカサ「頬に虫が止まっていたから。ごめんなさい」
エレン「な、なんだミカサか。あれ、コンテストまだやってたのか」
コニー「(平気で嘘つきやがった)」
ジャン「(ありゃあ嘘つきの目だ)」
ミカサ「エレン、見ていてほしい、私の勇姿」
サシャ「(平手打ちして起こしてまで見せたいんですね……)」
エレン「? よくわかんねえけどなんだ、ミカサの番なのか? じゃ、頑張れよ」
ミカサ「エレンに言われれば百人力」
アルミン「(言われなくても百人力だと思う)」
ミーナ「(言われなくても百人力じゃないかな)」
アニ「(言われなくても百人力でしょうに)」
ミカサ「勝ってみせる、エレンのために」
エレン「俺のためってのがよくわかんねえんだよなぁ」
ミカサ「エレンのために」
エレン「わ、わかった! わかったから! その格好で近寄るな!! い、色々見える!!!!」
ジャン「」
コニー「? ジャンどうし……。……し、死んでる!!」
ユミル「気絶しただけだろ」
コニー「わりぃ。言ってみたかっただけだわ」
クリスタ「1人起きると1人気絶するんだなぁ」
ミーナ「もうそれでいいんじゃない?」
ミカサ「(エレンノタメニエレンノタメエレンノタメエレンエレンエレン)」
ミカサ「エレンエレンエレンレエレンレエエエンレン」
コニー「思考がほとんどダダ漏れなんだが。こええよ」
ハンナ「ミ、ミカサ、パフォーマンスを」
ミカサ「エレン!?」
フランツ「ファッ!?」
ミカサ「はっ。ごめんなさい。少し気が動転していた」
エレン「ミカサのやつ……」
ユミル「(流石に引いてんじゃねえか)」
エレン「なんかいつもより緊張してんな」
ユミル「!?」
ミカサ「パフォーマンス、しよう」
ミカサ「私が魅せれるものと言えば、踊り」
エレン「は?」
サシャ「え?」
ハンジ「踊り?」
エルヴィン「今や内地でもほとんど存在していない、『劇団』で使われる舞踊のことだろうか」
ミカサ「マイクを貸してほしい」
フランツ「マイク?」
ミカサ「間違えた。あれは嘘予告にしか存在していない」
ハンナ「あぁ、アレ。アレはこの世界にはないけど」
コニー「(それ言っちゃったら水着もねえだろ)」
ミーナ「(こういうメタ発言は露骨すぎると流石に嫌われるんじゃないかな……)」
ミカサ「ならば不要。このステージで血飛沫舞い踊る圧巻のパフォーマンス」
ミカサ「巨人をも魅了する最強のステージエンターテイナーの力を魅せよう」
フランツ「こ、これは例の9巻嘘予告の煽り文!! ま、まさかここで実演してくれるのでしょうか!!」
ハンナ「伊達にあの予告のデザイン水着を着ているだけあります!!」
フランツ「ミュージック……はかけられませんが、一体どうされるのでしょうか!」
ミカサ「いらない。脚と腕があれば、音はどうとでもなる」トン トン トン
ハンジ「既にリズムを刻み、身体を動かしてるッッ!!」
ピクシス「なんと。ボディーパーカッションでやるというのか!」
コニー「ぼ、ぼでぃー?」
ユミル「身体使って音を出して、リズムを取るってことだ」
コニー「りずむ?」
クリスタ「コニー、ちょっと黙ってて」
ミカサ「」パパパン パンパン トントンドントン トトトパパトンパン
エルヴィン「これは凄い」
ハンジ「手拍子と脚のビート。震えるぞハート! 燃え尽きるほどヒートォォオオ!!」
リヴァイ「本当に教えてくれ、そのくどい言い回しはなんなんだ」
ピクシス「実に美しい舞いじゃ。並大抵の動きではない」
ザックレー「彼女の潜在能力の高さゆえにできる芸当だな」
エレン「ミカサ、いつの間にあんな技を……」
アルミン「アレは……フラメンコだ」
コニー「ふらめんこ?」
ピクシス「うむ。よく知っておったな、お主。その通り、あの舞はフラメンコじゃ」
ザックレー「古来より内地に伝わる舞踊の一つ、それがフラメンコ」
ハンジ「先史以前より存在してると言われているけれど、起源はまったく判明していない」
エルヴィン「同様にいくつかの踊りが内地には存在しているが、そのどれもが起源不明のまま伝わっている」
ピクシス「ある者は父に、またある者は祖父に。別の者は隣人に、またある者は恩人に。多くの人間が過去からの記憶として受け継いでおる」
ザックレー「本来は同様に伝承されている楽器を使うのだが、彼女は脚と手拍子だけで表現しているな」
エルヴィン「えぇ。情熱と愛」
ハンジ「すごいね。彼女はきっと色々な踊りを踊れるんじゃないかな」
イイゾー ミカサー カッコイイー
コニー「審査員が何言ってんのかわかんねえのは俺が馬鹿だからじゃねえよな?」
ユミル「うるせえ馬鹿」
コニー「そこは『ちょっと黙っていてくれ馬鹿』だろうが!!」
すみません 短い上に中途半端ですが凄い眠いので寝ます
続きはまた では
乙!何故にフラメンコ?
読み直すと脱字が……
>>485
×ナイル「えぇ、人生で水着の生脱ぎが見れるかと期待してしまいました」
↓
〇ナイル「えぇ、人生で初めて水着の生脱ぎが見れるかと期待してしまいました」
>>514
×エルヴィン「えぇ。情熱と愛」
↓
〇エルヴィン「えぇ。情熱の踊りと言われるだけある」
で
>>519
単に好みです 作業中BGMとしても聞いてたので
ソロで手拍子、脚で音を出して踊るって言うのならフラメンコがハマってるかなとも
では更新してきます
ミカサ「ハッ! Ole!」パン パン トンパパトンドン
パン パン パパパン オーレッ!
アルミン「凄い、観客もミカサの掛け声や手に合わせて、自然に手や合いの手を入れてきてる」
ユミル「あの気迫に押されてるみたいだな」
エレン「アルミンはなんでフラメンコなんて知ってるんだ」
アルミン「コンテストの審査員をやってもらうためにお願いしに内地に行った時、古い本屋を見つけたんだ」
アルミン「その時時間を貰って古本を読みあさったんだよ。その中の一つに挿絵付きで舞踊のことが書かれてた」
アルミン「キース教官も色々な舞踊のことは知ってたから、話だけは聞いてたんだ」
コニー「……あ? じゃあ一度読んだ本の内容全部覚えてるってことか?」
アルミン「? そうだけど」
コニー「マジかよ」
クリスタ「凄いアルミン! それも立派な才能だよ!」
アルミン「あ、ありがとう」
ミカサ「」ドン!
ミカサ「以上。ありがとう」
ワァー スゲエー イイゾミカサー ホレター
ピクシス「うむ、いい舞じゃったのぅ」
ザックレー「掛け声を自分で入れているのが不思議だが、どういった理由かな?」
ミカサ「? わかりません。己の中にある古い記憶を頼りに舞っていました」
エルヴィン「ということは意味は理解していないのか」
ミカサ「幼少の頃、両親に連れられて内地に一度だけ行きました」
ミカサ「その際、今回のような舞踊を見ました。両親と共に掛け声を入れていた覚えもあります」
ミカサ「ですので、今回1人でやるに当たり、手拍子、掛け声を己で入れさせていただきました」
ピクシス「なるほど。それで歌までは覚えておらんかったのじゃな」
ミカサ「はい。ステージで踊っていた人たち、それに合わせた音、あるいは歌は聞こえていましたが」
ミカサ「その全てを覚えているわけではないので、踊りと掛け声、手拍子だけこちらで披露させてもらいました」
ピクシス「記憶だけで踊り切るとはのぅ」 10点
エルヴィン「それも幼少の記憶を頼りにここまで踊りきれるとは」 10点
ザックレー「それも才能だな」 10点
ハンジ「まぁそんなのはどうでもいいけど、踊りかっこいいしおっぱい揺れてたし腹筋ムッキムキだったので」 10点
リヴァイ「お前はもう少し慎みを覚えるべきだと思うが」 8点
ハンナ「こ、これは凄い! 水着審査と同じく48点! 合計店は96点! ミカサ選手、トップになりました!」
フランツ「リヴァイ審査員だけ原点2点ですが、理由は?」
リヴァイ「ステップがうろ覚えだった。本来のリズムとズレてたんでな」
フランツ「この人意外とちゃんと審査しています!!」
エレン「すげえなミカサ……」
コニー「(そういやあの人水着審査の時無言で採点してるのもあったな)」
アルミン「(やっぱり僕の目に狂いはなかった。きちんと審査してくれそうな人に頼んで正解だったね)」
ハンナ「さぁ、いよいよコンテスト大トリ。女子枠でもあり男子枠でもある最後の選手、アルミン選手です!!」
アルミン「いよいよ僕か」
サシャ「頑張ってくださいねアルミン!」
クリスタ「いよいよ最後だね!」
ユミル「ま、せいぜい悔いのないようにしてこい」
ミーナ「アルミンなら大丈夫! ここまで凄い楽しかったもの!」
アニ「……」
エレン「頑張れアルミン!」
コニー「楽しみにしてるぞ」
ミカサ「アルミン、あなたには負けたくない」
ライナー・ベルトルト・ジャン「」
ユミル「本当にこいつらは最後の最後まで……」
クリスタ「もう放っておいていいと思うよ」
アルミン「ありがとうみんな。行ってくる!」
アルミン「(と意気込んではみたけど)」
アルミン「(な、何すればいいんだろうか……)」
アイドルポーズ
アルミン「(女の子座りはやっちゃったし、偶像姿勢 はミーナがやってるし、アニやミカサみたいな格闘術はできないし)」
アルミン「(うーん)」
アルミン「……」
エレン「悩んでるなアルミン」
コニー「まぁ座学はここでは出しようがないしなぁ」
ハンジ「彼は彼の持つものをさらけ出せば、必ず勝てるということに気づくでしょうか」
ピクシス「そこに気づければ彼に負けはあるまい」
エルヴィン「そうですね。そこに気づけるかどうか、ですが」
ザックレー「そこに気づけたら満点」
ペトラ「(兵長以外どんどん壊れていくなぁ)」
アルミン「……」チラ
エレン「? なんだ、こっち見てるぞ」
ユミル「いよいよ助けでも乞う気じゃねえか」
ミカサ「アルミンはそこまで弱くない。撤回してユミル」
クリスタ「お、落ち着いてよミカサ」
サシャ「こっちを見てもどうしようもないんですけどね」
コニー「何考えてんだろうな」
アルミン「……!」
ミーナ「? 何か思いついたのかな」
アニ「さぁね」
ラベジャ「」
アルミン「(どうしよう。他のみんなのが参考にならないかと思って、みんなを見て今までのを思い出してたけど)」
アルミン「(1つだけある。けど、それをやるのは、ちょっと、流石に)」
アルミン「(いやでも、僕なら、僕しか、できないし。ルール的に、問題はない、んだけど)」
アルミン「(う、うーーーーん)」
アルミン「……」
フランツ「アルミン選手、相当悩んでいますね」
アルミン「(……。うん。これしかない。いや他にも何かあるとは思うんだけど)」
アルミン「(勝つためには、これが、多分、一番じゃないかなと、思うけど……)」
アルミン「(う、ううん)」
アルミン「……」
アルミン「うん、やろう」
ハンナ「大丈夫ですかアルミン選手」
アルミン「うん。覚悟を決めたよ」
フランツ「それではアルミン選手のパフォーマンスです!」
アルミン「……」シュルッ
ザックレー・ピクシス・ハンジ「」ガタッ
エレン「え、お、おいアルミン! お前何してんだ!!」
ピクシス「や、やりおった!」
ハンジ「本当に気づいてしまったんですね!! そう、男の娘だからこそできる、究極とも言えるあの技!!」
ザックレー「例え女性がやろうとしても、公の場では決してできない、先刻のあの技を!」
ナイル「えぇ。人生で初めて見ることができました。水着の生脱ぎッッッ!!!!!」
エレン・ミカサ「」
コニー「おい、気絶したぞ」
ユミル「幼馴染にはショックが強すぎたんだろ……」
クリスタ「こっち見て思いついたのは、さっきのユミルの騒ぎかぁ……」
サシャ「いや、悠長にしてますけど、止めなくていいんですか!?」
ミーナ「サシャ、アルミンは男の子だよ。脱いでも別に大丈夫なの」
サシャ「あ、そ、そうでした。すっかり女の子だとばっかり」
コニー「(いや、でもそういう問題でもないとは思うんだが)」
アニ「……(アルミン顔真っ赤)」
アルミン「(ははははは恥ずかしい! ふ、普段意識してないのに、女物を着てるからか物凄い恥ずかしい!!)」
パサッ
ウオォオオオオオオオオ アルミイイイイイイン ソノミズギクレエエエ
アルミン「え、えへへ。流石に上だけ、ね」
ワァアアアアアアア
ハンネス「だ、男女共に凄い歓声です!! そ、それだけアルミン選手の水着の脱衣行為に興奮しているということでしょうか!!」
ハンナ「(男子って)」
ペトラ「(おおおおおお男の娘のななななな生ぬぬぬg)」ゴフッ
オルオ「? うぉ! ペ、ペトラが気絶したぞ!!」
エルド「まぁ仕方ないな」ハナヂ
グンタ「あぁ、仕方ない」ハナジ
リヴァイ「(こいつら……)」
ミケ「いい匂いだ」
ハンジ「うぉ!? ま、まだいたの!?」
ミケ「最初からいるだろう」
ピクシス「もうこれで死んでもよいかのぅ」 10点
ザックレー「そうだな、死んでもいい」 10点
ハンジ「生脱ぎ!!! 水着!!! 素晴らしい!!!!」 10点
エルヴィン「あの技に気づいてしまうとはね。だが先ほどのミカサ選手の方が実力や潜在能力では優っていたかな」 9点
リヴァイ「……」 4テ
エルド「兵長、そこは高得点を上げるべきです」
グンタ「そうです。気絶したペトラのためにも」
リヴァイ「……お前ら正気か。技術的には何もしていな」
エルド「技術ではありません!!」グンタ「彼の実力です!!」
リヴァイ「落ち着けお前ら。ブレードをしまえ。譲歩してこの点だ」 8点
ハンナ「こ、これはまさか47点……、合計点は96点!!! ミカサ選手と同点1位です!!」
フランツ「生脱ぎだけでこの点数!! 彼の持つ潜在能力はどこまでなのか!!」
アルミン「ど、同点……。半分やけくそだったのに」
サシャ「……アルミンが胸元を手で隠す必要はあるんですか?」
ユミル「……多分取ったら男女の半分が死ぬぞ」
アルミン「あ、着、着よう。別に出してても恥ずかしくないんだけど着ておきたい」アセアセ
ピクシス「な、生着替えまで……」 100点
ザックレー「恐ろしい存在だ」 1000点
ナイル「し、司令、総統、満点は10点です!!」
アルミン「(大事なものを捨てることのできそうな人に審査員を頼んだけど、あの人たち煩悩捨てれてなかった)」
コニー「アルミン、お前すげえよ。すげえもん見せてもらったよ」
ユミル「あたしもやりゃよかったな」
クリスタ「無理だってば」
ミーナ「と、とりあえず気絶してる人起こさないと」
エミジャラベ「」
フランツ「さぁ、得点が出揃いました!!」
ハンナ「一度点数を振り返っておきましょう!!」
ハンナ「まずは男子。5位は自身の基礎技術を見せようとして、綺麗な円を描いたものの、審査員的にはあまり受けなかったベルトルト・フーバー選手!」
ハンナ「続いて4位。立体機動で宙に浮くという素晴らしい技術を見せました。しかし前半の点の低さから伸び悩んだジャン・キルシュタイン選手!」
ハンナ「3位はあえて何もしないというパフォーマンスをしたものの、何もしなさすぎて伸び悩んだライナー・ブラウン選手! あと彼はコンテスト最多気絶数です! 多分!」
ハンナ「2位は持ち前の個性を活かし、普段通りに振舞っていたにも関わらず驚異的な点のよさ。コニー・スプリンガー選手!」
ハンナ「そして堂々1位は、やはり主人公の持つ強さなのか!! リヴァイ兵長と圧巻の戦闘!! 圧倒的高得点―というほどでもないんですがあくまで男子内では―を獲得したエレン・イェーガー選手!」
フランツ「得点は5位73点、4位74点、3位76点、2位81点、1位87点という結果です」
ハンナ「続いて女子。7位はイメチェン、アイドルポーズといった技術を見せたものの、やはりモブゆえか伸び悩んでしまったミーナ・カロライナ選手!」
ハンナ「6位は生脱ぎを披露しようとしたものの静止され、得意のバランスポーズを見せたが、点は伸びなかったユミル選手!」
ハンナ「5位は狩人としての腕前を披露し、見事的を射抜いたものの、おっぱいの方を重視すべきだったかもしれないサシャ・ブラウス選手!」
ハンナ「続いて4位、ポロリハプニングを起こし、観客を何人も出血多量にしたが、技術の未熟さゆえに点が伸びなかったクリスタ・レンズ選手!」
ハンナ「そして3位はその圧倒的蹴り! 最初から最後まで蹴りを貫き通し、己の美学をも垣間見せたアニ・レオンハート選手!」
ハンナ「そしてそして、まさかの同点1位となりました! まずはフラメンコという独特の舞を1人で踊り切り、観客をも魅了したステージエンターテイナー、ミカサ・アッカーマン選手!」
ハンナ「更に女子では決してできぬ大技にして究極の技、生脱ぎを見せ、審査員をメロメロにしたアルミン・アルレルト選手!」
フランツ「得点は7位84点、6位86点、5位88点、4位91点、3位92点、同点1位が96点です」
フランツ「さぁ、点も出揃いました!! ここまで長い道のりでした!」
コニー「(いや、1日の半分も終わってねえんだが)」
ユミル「そんでどうすんだ? 点は出たんだろ。クリスタが1位じゃねえのは納得いかねえけど」
クリスタ「そ、それはともかく本当にどうなるの? これで終わりじゃないの?」
アルミン「ううん、まだだよ。このコンテストの結果がここでわかっちゃ面白くないじゃない」
ハンナ「そうです! ここからは、ある特殊な点を加算します!」
ザワザワ ナンダソレ トクシュ?
フランツ「しかし投票できるのはここにいる人たちではありません」
ピクシス「我々でもないということかの?」
ハンナ「その通り、審査員でもありません!」
サシャ「そ、それより気絶した人を起こすの手伝ってください!」
エミジャラベ「」
ミーナ「本当に面倒くさいなもう! 起きてよ!!」
ライナー「こ、ここは」
ベルトルト「うーん、長い夢を見てた気がする」
ジャン「はっ!? き、希望と絶望を同時に見たような……」
ミカサ「う、ううん。何か大事な家族がすごいことをしたような」
エレン「夢だったのかアレは……」
アルミン「いつまで寝ぼけてるのさ。コンテストももうラストだよ」
ミーナ「結果は>>534だからね。それで今は」カクカクシカジカ
ライナー「も、もうそんなところまで。ほとんど参加できていないような気がするんだが気のせいか……」
ジャン「気絶してたから仕方ねえな」
ミカサ「それで、特殊な点というのは何?」
フランツ「そう! それをご説明しましょう!」
ハンナ「ところでみんなは、>>のあとの数字が気になってない?」
ユミル「あぁ? それなんか意味があるのか?」
クリスタ「進行の合図か何かだと思ってたけど……」
ミーナ「あれ、私も自然に使ってたけど、そういえばあれ何の意味があるんだろ」
アニ「わからないで使ってたのかい?」
ミーナ「うーん。なんかその数字を言えば伝わるかなーって」
ライナー「そういえばそうだな。数字だけなのになぜ意味が伝わるんだ」
ハンナ「その通り! 例えば>>401では何があったかわかりますか?」
エレン「えっと、ユミルとクリスタの水着でのポーズ……のところ」
ミカサ「おかしい。なぜそれで伝わるの?」
フランツ「そう! その番号の意味が、使い方がわかる人、あなたがたが投票権を持っています!」
コニー「??? な、何言ってんだ?」
ユミル「全然わかんねえんだが」
ハンナ「この数字を使えて、コンテストも全部見てた人、そしてコンテストをここまで楽しんでいた人」
フランツ「その人たちこそ、優勝に相応しいのが誰かを考えるには適切だと思わないかい?」
ベルトルト「それは、確かにそんな人がいれば相応しいとは思うけど」
ライナー「いるのか? そんな連中が」
フランツ「ルールをご説明します! コンテストの優勝を決めるのはみなさんです!」
ハンナ「といってもそんなに多くないと思うので、人数は3人まで!」
フランツ「皆さんに点を男女10点分、計20点差し上げます。その男10点、女10点を、あなたが勝たせたい相手に振り分けてください」
ハンナ「例えばライナー10点、ミカサ10点とかね。ミカサ10みたいな書き方でも大丈夫です!」
フランツ「そして同性ならば10点はどう分けても構いません。ライナー5、ベルトルト5とかも大丈夫です!」
ハンナ「ただし入れられるのは参加者のみ。ハンジ10と書いても無効です!」
ハンナ「つまりうまく点が集まれば、最下位でも優勝の可能性はあります!」
ハンナ「これでこそコンテスト! 誰が勝つのか最後までわからない! その楽しみを味わってもらいます!」
フランツ「もちろん最下位だから展開が雑になることはありません。きちんと誰が勝っても大丈夫なように考えてます」
アルミン「これはコンテストの開催が決まってから決まってたことだからね」
アルミン「本当は表示がでない方がもっとドキドキするんだろうけど、そこは我慢してほしい」
エレン「よ、よく分かんねえけど、まだどうなるかわからないってことだな」
ミカサ「そういうこと。3人ではあまり結果は変わらなさそうだけど」
アルミン「ま、まぁそこは自信がないってのもあるんだけど……」
ユミル「面白いじゃねえか」
クリスタ「ま、まだチャンスはあるってことなんだね」
ミーナ「(私は多分無理だろうな)」
コニー「俺そんなパフォーマンスできてねえんだけど」
ライナー「安心しろ、俺もほとんど気絶してただけだ」
ベルトルト「(アニに入れたい)」
アニ「……」
サシャ「料理一品の夢はまだ絶たれてないんですね! 負けたくないです!」
ジャン「本当に食い意地だけはすげえな」
フランツ「このレスから最初の3人。待つのは休憩も兼ねて今から1時間。人がまったく来なければ1時間後、現在の点数で優勝が決まります」
ハンナ「もしいっぱい来たら結果は更に変わるかも……? その方がどうなるかわからなくて面白そうだからね!」
アルミン「もし来れば、だけどね。一応3人で締切るからそのつもりで」
フランツ「それではコンテスト最終投票、スタート!」
アルミン「最後までコンテストを楽しんでいってね!」
ワァアア ヨクワカンネエケド ケッキョクスウジハナンナノ? シラネエヨ
フランツ「あ、1時間って言っちゃったね。今の時間帯だと見れてない人も多そうだから、2時間にします!」
ハンナ「ちなみに場合によっては早く終わることもあるから注意してね!」
フランツ「いわゆる安価スレみたいなものだから、よろしく!」
コニー「なぁ、安価とかスレとかレスってなんだ?」
ジャン「俺だって知らねえよ」
フランツ「あ、それと投票は点数も書いてね」
ハンナ「ベルトルトに10点、ならベルトルト10でもベルトルト10点でもオッケー」
フランツ「点を分けたければベルトルト5、ジャン5とか」
ハンナ「男だけ、女だけも一応大丈夫だよ! 男2人に10ずつとかはナシ!」
フランツ「男子に入れられるのが10点、女子に入れられるのも10点ってことは忘れないでね!」
ハンナ「名前だけだった場合はその人に10点ということにしておきます!」
フランツ「ルールの補足なので、この次から本番にします、今書いてくれた人はごめんね!」
ハンナ「それでは気を取り直して、スタート!」
アルミンは男子なのか女子なのか
ハンナ「あ、あと男女単体で入ってたら、男子3人、女子3人がたまったら終了だからね」
フランツ「つまり最大数で言うと6人かな」
>>548
フランツ「あ、そうだったね! 女子枠で出てるから女子扱いだよ」
フランツ「どうしよう、まさか一瞬で集まると思わなかったんだけど」ボソボソ
アルミン「ぼ、僕もこんな早くたくさん来るとは」ボソボソ
ハンナ「ど、どうするの?」ボソボソ
アルミン「え、っと、とりあえず一時間は様子見で! その間も投票されていれば、少し考慮します!」
アルミン「これで締め切っちゃうのも面白くないからね。投票したい人は投票していってね! ただし1人1回だよ!」
アルミン「絶対いかないと思うけど、念のために570まで埋まったらその時は締め切るから、注意してね」
アルミン「じゃあまた一時間後に!」
点書いてなかったな
アルミン10
サシャ8で
アルミン 10点 ユミル10点
アルミン「(想像以上に来てた……)」
フランツ「さぁ、点が出揃いました!」
フランツ「予想以上の参加っぷりでした。5人くらい来ればいいなと思っていたぐらいなのに……」
ハンナ「そこは皆さんに感謝です! 結果として入った点はすべて合算させてもらいます!」
ハンナ「ただし、アルミンと女子の名前を書いていた方もいました」
ハンナ「その場合は点数の多い方、そして先に書かれていた方を優先とします!」
ハンナ「なので>>557さんと>>561さんのサシャ点、ユミル点は残念ながら除外とします」
フランツ「それでは加算した点を見てみましょう! 優勝は果たしてどうなるのでしょうか!」
ユミル10
ライナー5
ジャン3
ベルなんとかさん2
ハンナ「>>569さん、滑り込みセーフとしましょう!」
ハンナ「では点数発表です。まず圧倒的に点を得たのはジャン選手! なんと60点も得ました!」
ジャン「マジかよ……。誰が喜んでこのラメ水着に点入れてんだよ」
フランツ「続いてはエレン選手、56点です! 僅差でしたね」
エレン「くっそ! 4点かよ!」
ミカサ「さすがエレン。ジャンに負けたというのは気に入らないけど凄い」
ジャン「」
フランツ「コニー選手が22点、ライナー選手が20点、ベルトルト選手が12点となりました」
コニー「うーん、エレンたちと比べると残念だな」
ライナー・ベルトルト「(ぶっちゃけ入らないと思ってた)」
ハンナ「さぁ、続いては女子! 圧倒的、これぞ圧倒的女子力! 投票点数は65点! トップはアルミン選手です!」
アルミン「は、ははは。いいのかな」
サシャ「いいですよ! 一番頑張ってたのはアルミンですからね!」
フランツ「投票が次いで多かった選手が43点、これはなんとも意外なところから、ユミル選手です!」
ユミル「はぁ? あたしかよ」
クリスタ「凄いユミル!」
フランツ「ミカサ選手が25点、アニ選手が19点、サシャ選手、クリスタ選手が14点、ミーナ選手が10点です」
ミーナ「は、入ってたよぅ。い、入れてもらえると思ってなかったのに」
アニ「はいはい、よかったね」
フランツ「いよいよ合計の発表です!」
ハンナ「まずは男子ですが、合算値1位はエレン選手、143点! やはり主人公補正か! 圧倒的です!!」
ハンナ「ジャン選手は2位となり134点。投票で圧倒的人気でした。恐らくパフォーマンスの人気でしょう」
フランツ「点数としてはジャン選手のが上回っていましたが、やはり最初の水着審査が痛手でしたね」
フランツ「3位はコニー選手103点、4位はライナー選手103点、5位はベルトルト選手85点です」
ハンナ「続いて女子、合算値1位はなんと驚愕の161点! これで男の子! まさに男の娘! お前らマニアかッッ!! アルミン選手です!!」
フランツ「2位には投票でかなり点を伸ばしてなんとユミル選手が選ばれました! 129点です」
ハンナ「3位ミカサ選手121点、4位アニ選手111点、5位クリスタ選手105点、6位サシャ選手102点、7位ミーナ選手94点という結果でした!」
フランツ「ということで男子優勝はエレン選手、女子優勝はアルミン選手です!!」
ハンナ「特に賞はないけど、準優勝がジャン選手、ユミル選手となりました!」
エレン「お、俺が優勝? でいいのか?」
ミカサ「流石エレン。投票でジャンに負けていたけど、投票した人の見る目がなかったというだけ」
ジャン「ミ、ミカサとはいえいくらなんでもそこまで言われる筋合いはねえぞ!」
ミカサ「アルミン、おめでとう。正々堂々とやった結果なのだから、素直に賞賛しよう」
アルミン「あ、あははは。いいのかな。ありがとう」
ユミル「2位……あたしに入れるとか……どんなマニアだよ……」
クリスタ「意外と人気なんだよユミルは! もっと誇っていいよ!」
サシャ「そうですよ! 2位でもすごいです!」
ミーナ「負けちゃったけど、入れてもらえてよかったな……。でもやっぱり、ちょっと、悔しいよぅ」
アニ「……今日ぐらいは胸を貸してあげるよ」
ミーナ「うわーんアニー」
ライナー「(俺は特に何もしていないはずなんだが……)」
ベルトルト「(アニに蹴られて回ったことしか覚えてないんだけど……)」
コニー「すげえなエレン! ゆうしょうだぜゆうしょう! で、ゆうしょうってなんだ?」
ジャン「お前は相変わらずだな……」
ピクシス「うむ。実にいいコンテストだったのぅ」
ザックレー「あぁ。やはり今期はコンテストを開催して正解だった」
エルヴィン「これが人々の希望となればいいのですが」
リヴァイ「観客にはいい娯楽になっただろ。心配はいらねえさ」
ハンジ「ところで参加者の水着って持ち帰れるの? 色々調べたいんだけど!!」
リヴァイ「ったく、いい加減にしとけハンジ」
ペトラ「はっ! な、何か理想郷を見ていたような……」
オルオ「お、起きたか。終わったぞペトラ」
ペトラ「……えぇ、起きて一気に暗黒郷に落とされたわ」
グンタ・エルド「気持ちはわかる」
オルオ「」
ミケ「……」フン
ナイル「実にいいコンテストだったな。彼らの中から有望な憲兵団志願者がいることを願おう」
コニー「(今更まともなコメント言っても色々手遅れじゃないか……)」
ワァアアー アルミーンオメデトー エレンクンカッコイイー
フランツ「皆さん、ここまで長い間ありがとうございました!」
ジャン「長い……? 1日ぐらいしか経ってないんだが」
ハンナ「最後になりますが、実行委員長でもあり、優勝者でもあるアルミン選手から、一言」
アルミン「えっと、皆さん、今日は来てくれてありがとうございました! まさか勝てると、それも女子枠で勝てると思っていなかったので正直まだ驚いてます」
アルミン「正直不安ばかりでしたが、委員のみんな、司会の2人、審査員、観客の皆さん、そして参加してくれたすべての人に助けられました」
アルミン「本当にありがとう! 月並みなコメントですが、以上でコンテストを終了させてもらいます!」
アルミン「ここにいる人なら、きっと賛同してくれると思う。今回のコンテストは、楽しくて、明るくて、みんなの希望になれたんだって!!」
オオォオオオ モチロンダー アルミーン オツカレー
ハンナ「以上で今コンテストの催しは全て終了となります! お忘れ物のないようお気を付けてお帰りください!!」
フランツ「審査員、そして参加者の皆さんに、盛大な拍手を!」
ワー パチパチパチパチ
一旦ここまで 用事もあるので
コンテストは終わりましたが、後日談とかおまけをそんなに長くならないよう書きます 今日書ければいいけども
正直3人募集して5人くらいいたら「じゃあ5人までにします!」的なノリにしようと思ったら想像以上にいっぱい来てて感無量です
コンテストの結果を安価形式にするのは当初から決めてましたが、「いきなり安価スレみたいににすんじゃねーよ」みたいな非難が来るのではとビクビクでした
結果としてはほぼ変わってませんが、楽しんでいただけたでしょうか それならアルミンも喜んでいると思います
あ、ちなみにイベントってのが最後の投票です キャラに説明させ忘れた
ではまた
あ、今見たら>>569さんは二度目ですかね…… ID被りかな?
まぁ合算してもしなくても結果変わらないので、このままとしておきます
2位は変わってしまうんですが……まぁいいよね!
ちなみにこれで完ではありません オチはちゃんとつけます
では今度こそ失礼します
ジャン10 サシャ10
こんばんは
見返すと>>576が打ち切り漫画みたいになってしまったので少し書き足します
最初の半角ガヤの後から~フランツ「皆さん、ここまで」の部分です
それから後日談行きます
>>576 エレンクンカッコイイーからフランツ「皆さん、ここまで~」の間
フランツ「さぁ、それでは優勝者に話を伺いましょう。あ、予算の都合でトロフィーはないので花輪をどうぞ」
エレン「あ、はい。いやいや敬語変だよな。わりぃ。えっと、勝てると思ってなかったから本当に嬉しい! ありがとうな!」
エレン「巨人と駆逐しか言ってない俺だけど、勝てたのはみんなのおかげだ。本当にありがとう」
ジャン「(自覚あったのかコイツ)」
キャー エレンクーン スキー
ミカサ「」キッ
ミカサ「(はっ。いけないいけない。こういうのがよくないんだった。反省しないと)」
エレン「け、結構恥ずかしいな。もう流石に慣れたと思ったんだけど」
ユミル「勝ったんだから堂々としてりゃいいじゃねえか」
アルミン「そうだよエレン、すごい点なんだから」
ハンナ「(もう少し時間かけてたら>>580さんの点が入ってジャンが逆転優勝してたんだけどね……)」
>>576 後
~コンテストから1週間後~
兵舎 食堂
ワイワイ ガヤガヤ
ガチャッ
アルミン「ただいまー」
エレン「くあ~。ここも久しぶりだな。……っつっても5日ぐらいか」
ミカサ「エレン! それにアルミン、おかえりなさい」
アルミン「ただいま」
ライナー「どうだった、内地は」
エレン「それがさ、聞いてくれよ。内地のプール、行ってみたんだけどさ」
アルミン「すごい人の数だったよ。内地に行った日も凄く暑かったしね」
ベルトルト「へぇ。見てみたかったな」
ユミル「クリスタと行きたかった……」
クリスタ「女の子2人が優勝は出来ないんだから、どっちにしても無理だったでしょ? もう、ユミルはいつもそういうの考慮しないんだから」
サシャ「そ、それでご飯はどうでしたか!?」
エレン「そんな変わらねえよ。プールの中では珍しいのも売ってたけどな」
ジャン「中? プールって水場なんだろ? プールの中で食いもんとか売ってんのか?」
エレン「あー。言い方が悪かったな。プールって一つじゃなくてさ」
コニー「いっぱいあるのか!?」
アルミン「いくつかあったよ。形状が違ってたりとか。でもあの水源どうやって手に入れてるんだろうなぁ」
アニ「……」
ミーナ「へぇ。で、食べ物ってどういうのなの?」
エレン「あぁ、そうそう。プールがいっぱいあって、プールは全体を全部塀で囲ってて、その塀の中に施設があってさ」
アルミン「そうなんだ。そういう施設の中に食事処とか、お土産屋とかも色々あって。あ、これお土産」ガサッ
ベルトルト「……なにこれ。べろんべろんの……ゴム?」
アルミン「いや、素材はビニールって言うんだ。最近できた技術らしいんだけど、詳しくはわからなかったなぁ」
アルミン「で、それは浮き輪って言うんだ。プールで浮かぶための道具だよ」
エレン「ここじゃ使い道なさそうだけど、面白いから1個買ってみたんだよ」
サシャ「あの、食べ物は……」
アルミン「あ、あぁ。ごめんごめん。えっと……」ガサガサ
アルミン「はいこれ」サッ
サシャ「? なんですかこれ。……ッ!? お芋の匂い!!」
エレン「揚げ芋って言うんだよ。ふ、ふらいどぽてと? っつってたか」
アルミン「希少な油を高温にして、そこに細くした芋を入れるんだ。後は塩を振るだけ」
アルミン「僕らの家じゃそこまで高温は出せないからね。あのお店ではどうやって温度出してるのかなぁ」
ユミル「あぁ、アレか」
エレン「? ユミル知ってんのか?」
ユミル「あ、いや、なんでもねえよ」
アルミン「けど僕たちの普段知ってるお金じゃ絶対あの施設は行けそうにないよ。中にいる人たちも裕福そうな人ばかりだったから」
ミカサ「トロスト区には行けた?」
エレン「あぁ。行けた。まぁ5日もあったしな。1日かけて内地へ行って、2日はプールで過ごして、1日かけて戻って、最後はトロスト区で1日」
アルミン「久しぶりに訓練を忘れてゆっくりできたよ。お金も兵団が結構負担してくれたから」
エレン「ずっとキース教官と一緒だったのが緊張感あったけどな」
サシャ「ごちそうさまでした」
ミーナ「え!? サシャ全部食べちゃったの?!」
ジャン「この芋女!! オレらの分はどうした!!」
サシャ「いえ、これが1つ食べたら止まらなくて」
コニー「いい度胸だ、覚悟しろ!!」
サシャ「!」ダッ
ジャン「あ、この野郎、待ちやがれ!」ダッ
コニー「とっ捕まえて死ぬまで走らせてやる!!」ダッ
アルミン「あ、ちょっと、まだあるよ……、って行っちゃった」
エレン「放っとけよ。少ししなってるけど、味はそんな変わらねえと思う」ガサガサ
ライナー「どれ。……うん、うまいな。塩だけなのに」
ベルトルト「へぇ、これ出来立てはもっと美味しそうだね」
ガチャッ
マルコ「ん? 何みんな集まって……あ、2人とも、お帰り」
アルミン「マルコ! ごめんね、コンテストの残務処理もあったのに、あの後すぐ出かけちゃって」
トーマス「何言ってるんだ。アルミンはちゃんと自分の仕事は終えて出かけていったじゃないか」
アルミン「いや、でも審査員の人への御礼状とか、ステージの片付けとか」
ナック「それぐらいはトーマスたちと手分けしたから問題ないさ」
ミリウス「そうだね、これだけ人数がいてよかったよ」
アルミン「みんな、本当にありがとう。マルコ、今度は成功したしちゃんとお礼を言うよ。ありがとう」
マルコ「あぁ、覚えててくれたの? どういたしまして。お疲れ様でした、アルミン」
エレン「おぉ、委員のみんなには別にお土産あるぞ」ガサガサ
オイオイ ナンダコレ トロストクデウッテタニンギョウ! エレンセンスナイヨ エ!?
アルミン「本当に大丈夫だった? マルコ」
マルコ「大丈夫だったよ。まぁ、コンテスト中は結構忙しかったけどね」
アルミン「ごめん、結局決勝ではほとんど手伝えなくて。やっぱり僕はダメだな」
マルコ「……自身もちなよアルミン。コンテストは大成功だった。君は立派にやり遂げたよ」
マルコ「僕が実行委員長だったらとても無理だったね」
アルミン「マルコ……」
マルコ「ほら、まだコンテストの余韻は残ってるんだから。みんなにもお土産話を聞かせてよ」
マルコ「そうして、また明日からも頑張ろう。あのコンテストみたいに、人生を楽しまなきゃ」
アルミン「……うん、そうだね。きっと僕らの未来は明るいよ。あのコンテストみたいにね」
マルコ「あーあ。でもコンテスト終わっちゃったね。結構楽しかったのに」
アルミン「あはは。もう委員長は懲り懲りだよ。水着もね」
~それから2週間後~
兵舎 中庭
キース「第102回訓練兵団合唱コンクールが第104期訓練兵団兵舎、つまりこの場所にて開催されることが先日決定した」
キース「そこでまず訓練兵の中から実行委員を選出する」
キース「これは志願制ではなくこちらから任命を行う」
キース「任命された者は速やかに前へ出るように」
キース「まずは実行委員長。これはアルミン・アルレルト訓練兵だ」
アルミン「」
終
と、いうことでここまで、本編でした
長い間(と言っても1週間ちょっとですが)お付き合いくださりありがとうございました
この話でやりたいことはほとんどやれたので個人的には満足してます
シャワー浴びて出たらおまけをいくつか書きます 長くないです 小ネタです
では
戻りました
ではいくつかおまけをば
あれ、>>530でハンネスさんが司会してる……アホじゃないか
アレはフランツ すごい今更ですが訂正
『その時あの人は』
~コンテスト パフォーマンスタイム中~
ハンネス「うぅ、はっ!? こ、ここは」
部下1「隊長! よかったお目覚めですか。コンテストも終盤ですよ」
ハンネス「一体なんだったんださっきのは……。ひでえ夢を見た気分だ」
ハンネス「いや、っつうか夢だったんだよな?」
部下2「一体どうされたんですか。先ほどアルミンさんが出てから気絶しっぱなしでしたが」
ハンネス「いや、変な夢だった。アルミンってのは男なのに女物の水着で……ん?」
ナイル「ナマヌギッッッ!!!!!」
ハンネス「」
部下1「た、たいちょぉおおお!!!」
『実は来てました』
~コンテスト終了後~
イアン「いやぁ、実に面白いコンテストだったな」
リコ「なんで私たちまでこんなとこまで来なきゃいけないの?」
ミタビ「正論だな。俺たちは駐屯兵団だ。トロスト区から離れるのはよくねえ」
イアン「そう言うな。どうせトロスト区は平和なもんだ。せいぜい空き巣を捕まえるぐらいだ」
イアン「それに俺たちの若い頃を思い出すじゃないか。見てみろあの壁。俺たちが卒業したときの穴がまだ開いてるぞ。ボロさがまったく変わってない」
イアン「それにコンテストと言えば、お前の時は確か決勝まで残れたんだろ? リコ」
リコ「覚えてないね。……って言うか本当は審査員でイアンが呼ばれたんでしょ? それだけ行きたかったなら自分が行けばよかったじゃない」
イアン「いや、司令がコンテストを知ったから譲ったんだよ。流石に司令を差し置いて行けないだろ」
ミタビ「相変わらず人がいいのは変わらねえな。いつかその人の良さで死ぬぞ」
イアン「その時はその時だな」
『その時あの人は2』
~コンテスト中~
トーマス「マルコ! 大変だ、またステージの足場が壊れた!!」
マルコ「また!? さっきライナーのライナーに板が当たったばかりじゃないか!」
ナック「それが急ごしらえで付けた板がまた剥がれてライナーのライナーに当たったんだよ……」
ミリウス「急いで補強しないと、また何かがライナーのライナーに当たりかねない」
マルコ「くそ! ステージ代いくらしてると思ってんだ!! 板一枚で朝昼が食べれるぐらいには費用がかさむってのに!!」
マルコ「ライナーのライナーめ!! どう責任とってくれるんだ!! 去勢させるぞ!!」
マルコ「ああああまた教官に頭下げに行かないと!! くそ!!」ダッ
トーマス「……お、俺たちはステージの穴を急いでもう一度塞ごう」
ナック・ミリウス「お、おう」
『ハンネスとアルミン』
~コンテスト終了後~
ハンネス「エレン、優勝したな。ア、アルミンもな」
アルミン「あ、あはは。お久しぶりですハンネスさん」
エレン「アルミンだって色々苦労してたんだからな!」
ハンネス「あぁ、そりゃそうだろうな」
ハンネス「(というか自分で好んで着てたらやべえだろ)」
アルミン「あ、あの、ハンネスさん。楽しかったですか!?」
ハンネス「あ、あぁ。そりゃもちろん(大半が気絶してたって言わねえ方がいいなこりゃ)」
アルミン「そうですか、よかったぁ」パァ
ハンネス「」ゴフッッ ←直視した
部下1「初めまして、ハンネスさんの元で働いてる部下の……って隊長!? またですかたいちょぉおお!!」
アルミン「う、うわあああハンネスさぁああああん!!」
コニー「(アルミンいつまで水着のままなんだよ)」
『初めてのプール』
エレン「おぉ、すっげええ!!」
アルミン「内地にこんな場所があったんだね!!」
キース「夕方までには戻ってこい。費用は兵団で負担しよう」
エレン「は、はっ!」
アルミン「ありがとうございます!!」
エレン「っつうかアルミン、なんで水着がコンテストのままなんだ?」
アルミン「え、だ、ダメかな……貸出水着でサイズ合うのがなくて、なら着慣れたこれでいいかなって……」
エレン「い、いや、仕方ないんじゃねえかな(ダメっつーか俺がやばい。色々やばい)」
アルミン「そ、そうだよね。べ、別に普通にしてれば変な目で見られることもないよね。行こうエレン!」ガシッ
エレン「お、おぅう! 手、手は握らなくてもいいんじゃねえかな!?」パッ
アルミン「え? なんで? 親友だし別にいいじゃない」
エレン「(なにこれ無自覚すぎだろ)」
キース「(青春か、いいものだな)」
『その時あの人は2-1』
~コンテスト パフォーマンスタイム中~
トーマス「……あの、マルコ」
マルコ「……いや、見てたからいいよ。ベルトルトが頭で板を突き破ったんだろ」
ナック「いや、その、悪い。またよりにもよって急ごしらえのとこに頭ごと降ってきて……」
マルコ「いいよ。今度は僕が板で塞ぐから。悪いんだけどトーマスとミリウスで教官のとこに行ってきてくれるかな。僕はもう、あの鬼の顔は見たくない」
ミリウス「も、もちろん! じゃあ行ってくる!」
マルコ「板持って先に見に行くから、ナックは釘とトンカチを持ってきてくれるかな」
ナック「おう!」ダッ
マルコ「(はぁ。えっと、ステージの裏手から回って……あぁ、あそこか。仕方ないな)」
マルコ「えっと、このサイズなら、これが」
ラ「」ドッゴォン
マルコ「!?」ビクッ
ラ「」
マルコ「ラ、ライナーの頭が板をぶち破ってる……。上で何が起こってるんだろう。って言うかまたライナーか。請求書ライナーに送ろうかな……」
『その時あの人は2-3』
~コンテスト パフォーマンスタイム中~
マルコ「やれやれ。やっとクリスタの馬を戻せたね……」
ナック「つ、疲れた。男子どもめ。目の色変えて水着を狙いやがって……。アルミンが恫喝してなきゃ収まらなかった」
トーマス「お疲れ。大丈夫かい」
マルコ「うん。あ、さっき取り付けた板の様子見てくるね。釘が緩んでると危ないし」
ミリウス「あ、じゃあ僕も行くよ」
~ステージ裏~
マルコ「よしっと。大丈夫そうだね」
ミリウス「そうだね。まぁ早々壊れることなんてないだろうし」
ベ「」ドッゴォン
マルコ・ミリウス「」
べ「」
マルコ「……ミリウス。板の申請を。費用請求書は兵団宛じゃなくてライナーとマルコ宛で」
ミリウス「……うん、わかった」
訂正
>>603
×『その時あの人は2-3』
↓
〇『その時あの人は2-2』
『特に理由のない請求がライナーとベルトルトを襲う』
~コンテスト終了後 撤収作業中~
ライナー「いや、疲れたな。それで、なんの用だマルコ」
マルコ「うん、これ払って」ペラッ
ベルトルト「払う?」
【板代 鋼貨3枚 請求先 ライナー・ブラウン訓練兵 ベルトルト・フーバー訓練兵
ライナー「……」
ベルトルト「……」
ライナー「ん? こ、これはどういうことだマルコ」
マルコ「自分の胸に聞いてくれるかな」
ベルトルト「な、なんのことだか……」
マルコ「うん、自分の胸に聞いてくれるかな」
ライナー「いや、だから」
マルコ「いいから払いなさい!!」
ライナー・ベルトルト「」
『初めてのプールその2』
アルミン「あははっ、見てエレン! すごい気持ちいいよ!」
アルミン「すごいなぁ。こんな大量の水、どうやって集めてるんだろう」
エレン「……」
アルミン「? どうしたの?」
エレン「いや、周りの声が……気になって……」
アルミン「声?」
エレン「あのカップル可愛いとか、若くていいわねとか、お似合いねとか……」
アルミン「あっ」カァーッ
エレン「お、俺土産買おうと思うわ! あそこの売店行ってくる!!///」ダッ
アルミン「……さ、流石にこの水着は自重すべきだったかな///」
キース「(うむ、青春だな)」
アルミン「!?(教官が水着着てこっち見張ってる!?)」
『お礼の品』
~コンテストから3日後~
ハンジ「えっ!? コンテスト委員から御礼状!? 品物付き!?」ダッ
モブリット「あ、分隊長! 落ち着いて!」
ハンジ「なになに、【先日は審査員としてお越しいただきありがとうございました。僅かばかりですがお礼の品を送らせていただきます】」
【ご所望の品としてお伺いしておりました。気に入って頂ければ幸いです。是非ご使用ください】」
ハンジ「こ、これは……水着だね!!! それもきっとビキニ!!! 見せてモブリット!!」
モブリット「え、水着?」ゴトッ
ハンジ「……何それ、箱大きくない?」
モブリット「え、えぇ。中身は新品のブレードですから」
ハンジ「え?」
モブリット「え?」
ハンジ「いや、水着は?」
モブリット「いえ、だからブレードです」
ハンジ「え?」
モブリット「え?」
『お役所仕事は御免被る』
~コンテストから1日後~
ザックレー「泳ぎたい」
秘書「は?」
ザックレー「ピクシスはどこにおる。あいつ連れてプールに行こうと思う」
秘書「いえ、ですが書類が……」
ザックレー「いや、泳ぐ! 泳ぎに行くぞ!」
バァン!
ピクシス「邪魔するぞい。今は暇かの? わしと泳ぎに行かんか!!」
秘書「ピ、ピクシス司令!? なぜこちらに!?」
ザックレー「おぉ、ピクシス! ちょうどお前を誘おうと思ってた! 泳ぎに行くぞ!!」
ピクシス「決まりじゃな! 目指すは内地プール施設じゃ!!」ダッ
ザックレー「そして目指せ水着美女だ!!」ダッ
バタン!
秘書「……辞表を書こう」
『墓前の誓い』
アルミン「久しぶりにここに来れたなぁ」
エレン「あっちだろ、アルミンのじいちゃんの墓標。行こうぜ」
アルミン「うん、ごめんね、付き合わせちゃって」
エレン「気にすんなって。こういう機会でもねえと来れねえもんな」
アルミン「そうだね」
【アルレルト家】
アルミン「……」
エレン「……なぁアルミン、コンテスト、すげえうまくいったよな」
アルミン「? どうしたのさ急に」
エレン「いや。俺たちならさ、きっとコンテストみたいにうまくやれるよな。外の世界も見れるよな。巨人を、全部ぶっ倒してさ」
アルミン「……うん、もちろんだよ。みんなで行こう。仲間のみんなで」
エレン「……あぁ。希望はまだ、たくさんあるもんな!」
アルミン「うん! きっと、外の世界は楽しいよ! 絶対に行こう!」
『業者のせいで』
~アルミンとエレンが帰ってきて~
アルミン「え?」
トーマス「それが、その、さっき連絡が来て、その、御礼状と荷物の」
アルミン「あぁ、うん。頼んでたやつだね」
マルコ「それで、実は業者が運び間違えて、品を送ってたみたいで、その……」
アルミン「え?」
ナック「ハンジ分隊長の荷物が、その……」
『今日も平和な調査兵団』
~コンテストから3日後~
オルオ「なぁ。そういえばさっき御礼状が届いたらしいじゃねえか」
エルド「あぁ。そうだな。何が届いたか聞いたか?」
グンタ「いや。兵長は特に何も言ってねえな。団長もだが」
エルド「ミケ分隊長はご存知ですか?」
ミケ「いや、聞いていない」
トーマ「分隊長、こちらでしたか。実は」
ペトラ「何が届いたんだろうねぇ」
エルド「ハンジ分隊長のとこにも届けられたんだろうか。今はここにいないが」
オルオ「内地に行ってるんだろ。まぁ、その辺は業者もちゃんとしてるんじゃねえか」
ペトラ「そうだよねぇ。それがお仕事だもんね。後オルオはいい加減にしようね」
オルオ「断ペトラ「」ドゴォ
オルオ「」
グンタ「何で成長しないんだお前は……」
『お礼の品が業者のせいで』
エルヴィン「……」
リヴァイ「……」
エルヴィン「あー、私には新しい兵団のマントだな。確かに前のが古くなっていたからありがたい」
リヴァイ「……」
エルヴィン「……」
【リヴァイ様へ 以下ハンジ分隊長と同文】 http://img1.garitto.com/data/shop/59935/product/_/94d9459a43ce0e7bb3a02b4049ae8719.C480.jpg
エルヴィン「……」
リヴァイ「……」
エルヴィン「……着たかったのか?」
リヴァイ「……ふざけんな」
完
と、いうことでおまけも終了です まさか600以上も続くまで書くことになるとは……
みなさんの応援あってこそ最後まで続ける気力がありました 本当にありがとうございました
進撃ネタはキャラが動かしやすいのでまたやります 書きたいネタもあるので
次回はアニシリアス、サシャギャグ、ユミル恋愛のどれかがとりあえず候補です
どれも同程度に書きたいんですが最初に書くとすればアニシリアスかなぁ
ある程度思いついてはいるので、時間が出来次第またスレ立てします
次はあんまり長々喋らないようにしよ……
ではまた
あ、>>601違ってる
×請求書はライナーとマルコ宛で
↓
〇請求書はライナーとベルトルト宛で
です
勢いで書くからこうなる! 推敲をしろ!! って話ですね すみません
ではまた別なスレでお会いしましょう
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