進撃の呪いの人形(ホラー) (33)
それはある晩、サシャが毎度のごとく食料庫へ盗みに入っている時でした。
サシャ「さてと、今日は外から忍び込みますかね~。」
サシャ「あれ?何でしょう?これ?」
サシャが見つけたの綺麗な顔をした人形でした。
サシャ「誰がこんなところに捨てたんですかね~。私がもらってあげます。」
サシャは自分の部屋に持ち帰ることにしました。
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~翌朝~
クリスタ「あれ、サシャ、どうしたの?そのお人形?」
サシャ「ああ、これはですね、昨日の夜拾ったんですよ。」
クリスタ「夜って・・・、また食料庫に行ったのね・・・。」
ユミル「なんでそんな気持ちの悪いもの拾ってきたんだよ。」
サシャ「だって可哀想じゃないですか。」
~その晩~
人形「(ふふふ、私を拾った人間がどうなるのか、楽しみにしていろよ・・・。)」
~朝~
クリスタ「サシャ?どこいったの~?」
ユミル「どうした、クリスタ?」
クリスタ「サシャがいないの。代わりにお人形があって、しかもサシャそっくりの人形で・・・。」
ユミル「何だこれ?よくできてるな~。」
クリスタ「朝ごはんには出てくると思うんだけど・・・。」
朝食の時間、サシャは現れなかった。
コニー「なあ、サシャが飯時にいないなんておかしくないか?」
エレン「ああ、あのサシャがな。」
アルミン「どうしちゃったんだろ。」
コニー「それがよ、朝から行方不明らしいんだ。」
エレン「どういうことだ?」
クリスタ「それだけじゃないの、サシャのベッドにはサシャの代わりにお人形が置いてあったの。」
ユミル「しかも、サシャそっくりなんだ。」
コニー「なんだよそれ、それじゃあまるでサシャが人形になったみたいじゃないか。」
エレン「は?そんなわけないだろ。」
アルミン「コニーは馬鹿だな~。」
~その晩~
人形「さて、今度は誰を人形にしてやろうか・・・。」
~朝~
ユミル「大変だ!クリスタがっ!」
アルミン「どうしたの!」
ユミル「人形になっちまった・・・。」
エレン「は?お前何言ってんだ?」
アルミン「コニーじゃないんだからさ・・・。」
ユミル「本当なんだ!ほらこれ!」
アルミン「確かに・・・、似てるけどさ・・・。」
コニー「だからって、人形になったってのはな・・・。」
ユミル「いや、私もそう思うけどさ・・・。」
~次の日~
ミーナ「大変!アニが!」
ベルトルト「アニがどうしたの?」
ミーナ「アニが、人形になったの・・・。」
エレン「おい、ミーナ、お前までそんな馬鹿なこと言ってんのかよ。」
ユミル「いや、どうもその線も嘘とは思えなくなってな・・・。」
アルミン「どういうこと?」
ミーナ「これを見て。」
エレン「これは・・・、アニか?髪型が違うけど・・・。」
ミーナ「寝る時には髪をほどいているの!」
ユミル「人形作るなら、普通いつもの髪型だろ?でもそうじゃない。」
コニー「寝ている状態しか見たことないってことも有り得るだろ。」
ミーナ「そんなわけないでしょ!」
アルミン「じゃあ、本当にこれはアニが人形になったってことなのか?」
ユミル「ああ、そう考えるのが妥当だろうな。」
エレン「なんだよそれ・・・。」
ベルトルト「じゃあ、これさ、ちょっと丁寧に扱わないとダメなんじゃない?」
アルミン「あ、そうだね。でもさ、もうちょっと調べてみる必要があるよね。真相解明のために。」
ミーナ「うん、まあ、そうだね。」
アルミン「ちょっとそれ貸して。」
アルミン「う~ん、これはすごいな。髪がすごくリアルだよ。」
ベルトルト「服も実際着ているものと同じ形だね。」
アルミン「お、服は脱がせられるみたいだ。」
ベルトルト「着せ替え人形みたいだね。」
ミーナ「アルミン?」
アルミン「全部脱がしてみたけど、特に変なところは無いね。」
ベルトルト「うん、普通の人形と同じだね。」
アルミン「本当にアニなのかな?」
ベルトルト「本当だったら僕たち蹴り倒されちゃうよ。」
アルミン「そうだよね。ははは。他の人形も調べてみようか。」
アルミン「どうやら、サシャやコニーの人形もアニと同じように服を脱がせられるみたいだね。」
ミーナ「いや、アルミン、そこは別に大事じゃないでしょ?」
アルミン「関節は曲がらないみたいだね。」
ベルトルト「すごいな、身長もそれぞれ違う。まるで三人がそのまま小さくなったみたいだ。」
ミーナ「全裸だけどね。」
アルミン「しょうがない、今日はここまでにして、続きは明日にしよう。」
ベルトルト「そうだね。」
~次の日~
ベルトルト「大変だ!今度はライナーが人形に!」
アルミン「え~?ライナー?」
ミーナ「何でだろう?残念がって当たり前のはずなんだけど、変な感じ・・・。」
エレン「今度はライナーか・・・。」
ベルトルト「何で・・・、ライナーなんだ・・・。」
ミーナ「ねえ、ベルトルト、あなたは何を残念がっているんだろうね。」
アルミン「とりあえず、この人形は僕が預かっておくよ。」
ベルトルト「そうだね、頼むよアルミン。」
エレン「おい、ライナーの人形は持っていかないのか?」
アルミン「ちっ、わかったよ。」
ミーナ「今舌打ちしたよね?ね?」
アルミン「そのサシャが拾ってきたっていう人形。それも調べてみるよ。」
~その晩~
人形「ふふふ、今度は誰を人形にしてやろうかな~。ああ、数が多くて面倒だな~。一気にやるか~。」
~朝~
ジャン「おい!どうなってんだ!」
マルコ「アルミン、エレン、ベルトルト、コニー、他にもたくさん・・・、いなくなってる・・・。」
ジャン「奇妙なほどリアルな人形も置いてあるしよ。」
ミカサ「エレンが・・・、人形に!?」
ジャン「ああ、他にもたくさんな。」
ミーナ「なんてことなの。やっぱりあの変な人形が悪いのよ!」
マルコ「一体どうすれば・・・。」
ミーナ「それで、人形はどうしたの?」
ジャン「ああ、それなら、とりあえず適当にベッドの上に積んでおいた。」
ミーナ「そう・・・。」
ミカサ「早くエレンを元に戻さないと・・・。」
ジャン「なあ、ミカサ、他にもいるんだが。」
~夜~
人形「さてと、今度はまた女たちを人形にするか・・・。」
ミカサ「待っていた。」
人形「?」
ユミル「クリスタを元に戻してもらおうか。」
人形「ほう、私を倒す気か。だがそれは不可能だ。」
ミーナ「何ですって?」
人形「お前たちが動く前に、私がお前たちを人形に変える。ほら、もうすでに・・・。」
ユミル「体が・・・、動かない・・・。」
ミーナ「そんな・・・。」
ミカサ「・・・・・・。」
人形「もうすぐ人形になるぞ・・・。」
ミーナ「い、いや!」
ユミル「くそー!」
ミカサ「・・・・・・。」
人形「悪あがきはよすんだな。」
人形「よーし、完成だ。」
ユミル「(嘘だろ。本当に人形なったのか?)」
ミーナ「(なんてことなの・・・。)」
ミカサ「(これは・・・。)」
人形「さて、私はまた力を蓄えるために眠るとしよう。」
ミカサ「待ちなさい。」
人形「!?」
人形「お前・・・、何故動ける!?」
ミカサ「わからない・・・。だが力は普段の半分程度まで落ちたようだ。」
人形「まさかあなた、アッカーマン一族・・・?」
ミカサ「そうだけど、どうしてわかった?」
人形「そうだったのか!こんなところでアッカーマンに出くわすなんて!」
ミカサ「なんだかわからないけど、ここであなたを倒す。」
人形「でも、力は半分なんでしょ?それで勝てるとは思えないけど・・・。」
ミカサ「問題ない。お前ごとき半分でも十分。」
人形「・・・。じゃあ、試してみる?」
ミカサ「かかってきなさい。」
その後人形とミカサの戦いが始まった。
ミカサの圧勝だった。
人形が倒されたことで、人形になった人たちは元に戻った。
ユミル「ふう、まるで悪夢をみてるみたいだったな。」
ミーナ「早く、男子たちのところに行かないと!」
ミカサ「そう!エレンはどうなった!?」
男子部屋では悲惨なことが起きていた。
男子たちがの手足が絡まり、抜け出すのが困難な状態だった。
アニ、クリスタ、サシャもいた。全裸で。
男子たちと一緒に絡まっていた。
男子部屋では悲惨なことが起きていた。
男子たちがの手足が絡まり、抜け出すのが困難な状態だった。
アニ、クリスタ、サシャもいた。全裸で。
男子たちと一緒に絡まっていた。
男子部屋では悲惨なことが起きていた。
男子たちがの手足が絡まり、抜け出すのが困難な状態だった。
アニ、クリスタ、サシャもいた。全裸で。
男子たちと一緒に絡まっていた。
アニはベルトルトに、クリスタはアルミンに密着していた。
なんとかしてアニたちを解放したら、すぐさま女子部屋に戻っていった。
男子たちのことは、朝になってから考えることにした。
~朝~
男子たちは自分たちだけで何とかしたようだ。
アルミン「いや~、大変だったよ。」
エレン「そうだよな~。アニたちもそうだったろ?」
マルコ「ちょっとエレン!」
アニ「ああ、大変だったよ。あんたらに裸を見られたんだからな。」
アルミン「大丈夫だよ、アニ。ベルトルトの体が大きかったから、全然見えなかったよ。」
エレン「ああ、ケツ以外は全然見えてねえよ。」
ベルトルト「エレン!」
アニ「ほぅ・・・。」
ユミル「まさかクリスタの肌も見てたんじゃねえだろな?ああ?」
ベルトルト「大丈夫だよ。クリスタは外側にいたから、みんなには全く見られてないよ。」
エレン「でも、アルミンの体が小さかったから、隠しきれてはなかったよな。」
アルミン「エレン!」
クリスタ「うわ~ん!」
アルミン「でもさ、僕たちがそうやって抱きしめてなかったら、全部見られてたんだよ!?」
アニ「あんたらが服を脱がさなきゃ、裸にはなってなかったよ。」
ベルトルト「ねえ、アニ、どうしたのさ?目が怖いよ。」
アニ「いつも通りさ。」
アルミン「たっ、助けて!」
アニ「[ピーーー]!」
アルミン「うわあああああああああああああああああ!!!」
アニ「[ピーーー]!」
ベルトルト「ぎゃああああああああああああああああああ!!!!!!」
アニ「[ピーーー]![ピーーー]![ピーーー]!」
ミーナ「アニ、本当に怒ってるね。」
サシャ「本当ですね。」
ライナー「お前は怒らないのか?」
サシャ「怒ってますよ。だからアルミンとベルトルトの朝食は私が全部もらいます。」
ライナー「・・・そうか。」
サシャ「朝食だけじゃ済ませません。」
ミーナ「相当だね・・・。」
こうして、呪いの人形の事件は終わった。
アルミンとベルトルトは、これからも恐怖を味わい続けることになるだろう。
次に同じ目に遭うのは、あなたかもしれません・・・。
おしまい
このSSまとめへのコメント
元はサシャのせいだろwww