電「ちょっと古いおーえす?みたいですけど、私が使う分には申し分ないそうなのです」
長門「良かったじゃないか」
電「はいなのです。…で、でも、一つ問題があるのです」
長門「なんだ?言ってみろ」
電「つ、使い方がわからないのです…。それと、今日は雷ちゃんと遠征に行かないといけなくて」
長門「そ、そうか…」
電「それで、提督が戻ってくるまでしょきせってい?というものをしておいて欲しいと言われましたのです」
長門「な、なるほどな…」
電「それで…これからお暇になるのは長門さんだけになるので、お、お願いしていいですか!!」
長門「えっ」
電「な、長門さんの目が点になってるのです…」
長門「け、結局任されてしまった…。第一艦隊は沖ノ島攻略中だし、電と雷はさっきの通りタンカー護衛に向かってしまった。
その他諸々の面子は西方海域の遠征で今日は帰ってこない…」
長門「くっ…こんなことでへこたれてはビック7の名折れだ!やってやろうじゃないか!」
PC「……」
長門「しかし、昨今のぱそこんとやらは、やけに小型なのだな…。つんつん」
PCの「……」
長門「よし、触診は特に問題ないな。くそ、こんなときに陸奥がいてくれたらな…」
長門「はっ!…そうだ!まにゅある!まにゅあるがあるはずだ!
それを読めば、問題ないじゃないか!…ええっとまにゅあるは…まにゅある…」
まにゅ「…」
長門「これか。…ず、ずいぶん分厚いのだな。何々?」
まにゅ「まずディスプレイリリースラッチを引き上げます。次にラッチを引いたまま、静かにふたを開きます。」
長門「え、なにこれ。どこの国の言葉だ?」
??「あー、長風呂やったわ~」
長門「!!?」
龍驤「おろ、長門やないか。何本をにらめっこしとるん?」
長門「え!?あぁいやこれだな!!」
龍驤「見してみぃや。おぉ、これ去年のノートPCやん!ちょっと中見てもええか?」
長門「え、なに?のうと?」
龍驤「どれどれ~(パカッ)。ふんふんふ~ん(カチッ)」
PC「うぃ~~~ん」
長門(おぉ…!何が何だかわからんが動いてるぞ!龍驤、流石だな!)
??「ヒャッハァー!風呂の時間だぜー!」
龍驤「…!!(ビク)」
長門「ん?どうしたんだ龍驤?」
隼鷹「あっれー龍驤じゃん。お前まだ風呂時間2時間残ってんだろー?」
龍驤「…!!な、なんのことやぁ?言ってる意味がさっぱりわっからへんなぁ」
隼鷹「提督がいないからって、ズルしてんじゃねーよー。ほら、さっさと風呂に戻った戻った」
龍驤「ちょ、ちょっと待ってーなー。ごめんなぁ長門ぉ~」
長門「え、あっ…」
パタン
長門「……隼鷹、後で個人的に1対1で演習だな」
電「い、雷ちゃん、おまたせなのですー」
雷「おっそいよ電!ほら、みんなもう準備終わってるわよ?」
提督「まぁまぁ、ちょっとくらいだしそう怒るなって」
雷「提督がそう言うならいいけどさぁ…」
提督「でも、待ち合わせに遅れるのは提督関心しないな。どうしたんだ?」
電「え、えっと、カクカクシカジカなのですぅ」
提督「」
電「ど、どうかしたのですか提督??」
提督「あ、いや。なんでもない。じゃ、みんないってこーい」
遠征艦隊「いってきまーす」
提督「……今から連絡を入れれば事は起きない、が」
提督「面白そうだからしばらく放置しとこっと」
-会議室-
赤城「ですかてモグモグ、もう少し戦艦の配備を増やモガモガして、総合的な火力とガツガツ耐久をムシャムシャですね」
加賀「会話と食事を並行させるのはよしなさい」
那珂「でもそうだね~。うちんとこ、まだ戦艦さんが多くないもんね~。すぐに被弾中破、栗田ターンで引き返しってパターン多いもんねー」
高雄(そりゃほとんど貴方のせいでしょうが…)
利根「うむ、まっこと正論極まりないのう。もしくは空母も増やすパターンはどうじゃ?」
加賀「ボーキから揚げ丼(ドカ盛)を一瞬でたいらげる娘がいるのに、これ以上出費増やしてどうするの…」
愛宕「まとまらないですね~。じゃあ、ちょっとだけ休憩を…」
??「ちょ~~~っと待ったぁぁーーーー!!」
赤城「あら提督、提督もいかがですか、ボーキの佃煮。あ、私のはあげませんけど」
提督「佃煮!?…それは置いといてだな、みんなもう少し会議を続けて欲しいんだ」
加賀「でも、ちょっと根詰めすぎじゃない?みんな連日連戦で疲労もたまってるし」
提督「そうだ。でも、だからこそだ!!」
那珂「ほえ??」
提督「確かにみんなの疲れも資源も非常に芳しくない。しかし!苦境である今だからこそ!
追い詰められた先にこそ!きっと攻略の活路が見つかるに違いない!
だからみんな!俺に!力を!!」
愛宕「わわ、わかりましたよ~。提督さんに頭下げられたら、断れないじゃないですか~」
那珂「あっはは~。提督さん間抜け面だ~♪」
加賀「仕方ないわね…ほら赤城、ボーキの刺し身の前に、もう一度草案からよ」
提督「ありがとう、ありがとうみんな!!」
提督(よし、これで長門を観察する時間を確保できたな!)
長門「と、とりあえず龍驤のおかげで何やら画面は表示された。というか、これは二つ折りになっていたのか…」
長門「青い画面に、5つの四角いものが浮いてるな…どれどれ」
PC「teitoku、netgame、kancolle、secret、gazou」
長門「この『teitoku』というのがくさいな。しかし、どうすればいいのだこれは…まさか。えいっ」
ぷにっ
長門「くっ、やはりボタンではなかったか!!…くそう、指紋がついてしまったな。あぁ!こんな時に限ってハンケチがない!!」
提督(今度、タッチパネル式のやつに買い換えるか…)
長門「こういうときこそ、まにゅあるを読むべきだな。画面は表示された。さてさて…む、各部名称が記載してあるな」
まにゅ「……熟読」
長門「なるほど、ここがきーぼーどで、ここがたっちぱっど、そしてここが…なるほどなるほど。
いや、何をする役目なのかはさっぱりだがな。うぅむ、と、とりあえず付箋を貼っておこう!
そうすれば他の娘に尋ねられても答えられるぞ!!
えっと…確か付箋は棚の三段目に…」ゴソゴソ
PCの「……」
提督「その努力は間違ってないが間違ってるぞ、長門」
ペタリ ペタリ
長門「よし!完了だ!ふぅ、一仕事すると胸が熱くなるな!!はは、私も中々に出来る女じゃないか!!」
提督(なんで誇らしげなんだ…)
長門「…とと、調子に乗ってはいかん。さて、まずは各部の操作方法を見なければな。何々…?」
まにゅ「ひと通り読了」
長門「なるほど!たっちぱっど というもので まうす をいじくるのだな!よし!!やるぞ!!」
長門「ふん!!」メリッ
提督(力強い!圧力でかい!ヒビが入るぅぅぅーーー!!!」
長門「くっ、力を入れ過ぎたな。もっと優しく……」ソォッ
長門「まずは適当に動かしてみるか…それっ」ツツッ
マウス「ぐいーーーん」
長門「お、おおおお!!出来る!私にも出来るぞおおおお!!」ブワッ
提督(楽しそうで何よりだ)
長門「これはこれは…」ツーッ
長門「なかなかどうして…」ツツーッ
長門「結構なかんじに…」ツーツーッ
長門「……ゆ、指が熱い;;」フーッフーッ
提督(可愛いなぁ長門)
長門「マウスの移動方法も慣れてきたことだし、次に進むか。えっと…」
まにゅ「…タッチパッドを押し込むとクリック操作が可能です」
長門「くりっくそうさ…??くりっく…?あ、もしや」
提督(お、流石に気づいたか)
長門「北海道の南にある地方のことか」
提督(わざとか!わざとなのかそのボケは!!)
まにゅ「ぺろっ」
長門「む?なんだこの紙切れは」
提督(あ、俺が電にお願いした初期設定メモじゃないか)
長門「なになに?この汚い文字は提督のだな。
『1.ウィンドウズ画面のスタイルをWindowsXPスタイルにする。
2.規定ブラウザをFireFoxにする。ちなみに最新バージョンを新規インストールのこと
3.以下のソフトウェアをインストールしておくこと。(数多すぎにつき割愛)
4.グラボのドライバーを最新のにしておくこと
5.新しく購入したデスクトップPCとワークグループを組んで共有フォルダを組むこと
尚、対象のHDDはデスクトップの隣に置いてある』
長門「見なかったことにするか」ポイー
提督(あれーーーーーーーーーーーー!!??)
長門「……む」グゥゥ
長門「頭を使っていたら腹が減ったな。仕方ない、何か食べるか」
提督「おっす長門」
長門「ん。提督か。そういえばまだ会議が続いているようだが、私は参加しなくていいのか?」
提督「え、あぁ・・・みんなきゅうけいしてるから、あとでさんかしようか」
長門「それは構わんが、何故棒読みっぽいんだ」
提督「ソンナコトナイヨ。…ま、たまには2人で飯でも食いに行くか」
長門「いいだろう。その代わり、提督の奢りだからな」
提督「は、はい……」
提督(あれ以上見てたら日が暮れちまうところだったぜ…)
長門「最近はどうなんだ。沖ノ島で大分苦戦しているようだが」
提督「そうだなぁ。まだまだうちの戦力じゃ厳しいかもしれん」
長門「私も早く改装して、戦線に加わりたいのだがな…」
提督「そこはまだ我慢してくれ。経験不足で轟沈されちゃ、たまったもんじゃないからな」
長門(言い方はぶっきらぼうだが、私は知っているぞ提督。どんなに優れた艦娘でも、
改装するまでは戦域攻略には出さないこと。それは、絶対に轟沈させずにみんなで
生きて帰ってくるため。私も、そんな提督だから、私は……)
提督「ん、どした長門、俺の顔に何かついてる?」
長門「い、いやっ…!!なんでもない……」モグモグ
提督「んー、そっか」
長門(気づいているのか気づいていないのか…)
-一方その頃、遠征艦隊-
タンカー旅団「それじゃ雷ちゃん、これお願いね」
雷「まっかせといて!さ、積んじゃって積んじゃって」
電「ふぇぇ、毎度のことですが、すごい量なのです」
天龍「時間はかかるが、俺達の生命線ともいえる燃料が豊富に譲ってもらるからな。敵艦にでも襲われたら、一大事だぜこりゃ」
叢雲「天龍さん、物騒なことは言わないでちょうだい。ほら、さっさと積んで帰るわよ!」
天龍「あいあいさっと」ドサドサッ
電「電も負けないのです!」トテトテ
雷「ふふん、電ばっかりにいいとこ見せないんだから!」トコトコ
叢雲(ったく…無駄な張り合いを…)ヨイショッ
天龍「さ、とっとと帰ろうぜ。油臭くてたまんねぇぜ」
雷「そうね、ほら電、行くわよ!」
電「は、はいなのです!」
??「………」
叢雲「ん?今何か視線を感じたような……」
天龍「どしたー?置いてくぞ」
叢雲「い、今行くわっ。(きっと気のせいよね)」
??「……」ヒタッ ヒタッ
赤城「では、しばらくは戦艦を建造する資源の調達、および各艦のレベリングを兼ねて、しばらくは攻略を急がないということで」
加賀「むず痒いけど、仕方ないわね。無理して轟沈でもしたら、提督がお冠だし」
高雄「そうですね、むしろここまで短期間で勝利出来たのが不思議ですから」
愛宕「提督さんの、強運のおかげですよね~」
加賀(ふふん、わかっちゃいない。早期に赤城と私を入手したのだから、手詰まりになるわけがない!五航戦と一緒にしないでほしいわね)
那珂「すか~すぴぃ~」
利根「やれやれ、アイドルっ子には夜更かし過ぎたかのう」
高雄「その娘、いつもそんなペースですから…」
加賀「それじゃ、早速沖ノ島に向かおうかしら」
赤城「そうですね。…あ、加賀さん、このボーキの天ぷら、おかわりいいですか?」
加賀「雷撃処理するわよ?」
赤城「ひぃ!!行きます行きます今すぐ行きます!!!」
提督「ふぅ…食った食ったっと……ん?着信か」プルルピッ
提督「俺だ。なんだ、天龍か、タンカーの護衛は…え、なんだって!!」
長門「どうしたんだ?」
提督「天龍達の遠征艦隊が、タンカー運搬中に敵艦に襲われたらしい!」
長門「なんだって!!」
提督「今天龍が身を潜めてるらしいが、見つかるのは時間の問題かもしれん…」
長門「くっ……そこはここからやや近い位置にあるんだったな」
提督「え、まぁ、そうだな…」
長門「だったら!私が出るっ!!」
提督「ま、待て待て!会議室に第一艦隊が待機して…今連絡するから……」
留守電「電話の中からこんにちは~!お気の毒ですが…」
提督「くっ、こんな時に留守かっ!」ピッ
長門「天龍がわざわざ連絡してくるんだ、敵艦はかなりの手合と見た」
提督「だ、だめだ長門!これは提督命令だ!行くn…」
長門「なら、あの娘らは放って、見殺しにするつもりか?」
提督「っ……!!」
長門「貴方は、その優れた指揮能力、そして万全を期した戦略であっという間に鎮守府のエースとなった」
長門「それだけじゃない。艦娘を第一に考える優しい心、それを露にしない謙虚な心遣い、それに皆従っていたのだ」
長門「それなのに、貴方はあの娘達を見放すのか!提督っっ!!」
提督「……っ!」
長門「懲罰ならいくらでも受けよう。だが私を止められると思うな」ダダッ
提督「くそっ……わかってるさ…そんなこと…だけど、長門、お前だから…お前だから俺はっ…!!」
プルルル
提督「こちら提督…」
妖精「あのう、提督さん、良い報せがありますよ~」
??「……」ヒタヒタヒタ
天龍「くっ!当たれよこのっ!」ドンドン
??「……」スッ
天龍「な、なんで…!?ただのロ級なのに、どうして…!!」
ロ級?「……!!」ボッ
天龍「ぐ!!俺がここまで貫かれるなんて…くそっ」
ロ級?「……」スッ
天龍(せめて…電と雷と叢雲だけは…)
??「全主砲、斉射!撃て!!」
ドドドドドンッッ!!
天龍「な…?」
長門「すまん長門、遅れてしまったな」
長門「みんなを連れて早くここから離脱しろ!」
天龍「わ、わかった…後は頼んだ」
ロ級?「……」ヒタリ
長門(単なるロ級駆逐艦、しかし、妙だな。いつも見ているやつとは色が違う。黄色いの初めて見たな」
ロ級?「……!!」ドドッ
長門「くっ!!速い!!」
ロ級?「……!」ドンッ!!
長門「そこから追撃だと!くっ!!」ドォォォンッ
長門「だが、長門の装甲を甘く見るなよ。その程度、痛くも痒くもないわ!!」
提督「……天龍!!無事か!」
天龍「あ、あぁ…提督、直にそっちに帰還するぜ」
提督「敵艦に襲われたと聞いたが、詳しく話を聞かせてくれないか?」
天龍「あ、あぁ……」
提督「…なるほど、わかった。では母艦で待っているぞ」ピッ
提督「やはり…噂は本当だったのか。8月末にかけて、各地で強力な敵艦が相次いで目撃されたというのは…」
提督「そして、天龍が見たという、黄色いオーラ…あれは……」
提督「敵艦の中でも特に強力な個体、flagshipだとはなっ……!!」
提督「急いでくれ…妖精さん。急がないと、長門が危ないっ!」
妖精さん「ふえぇ、もうだめぽですぅー」
ロ級f「……!!」ボボッ
長門「くっ…!一撃の被弾は大したことはないが、ここまで正確無比に当ててくるとはな…」
長門「さしもの長門でも、長期戦になったら危ないか…だが!この長門を甘く見るなよ!!」
ヂャキッ
長門「16インチの巨大砲弾、その身でしかと味わうがいい!」
ボワアアアアアアッッ!!
ロ級f「!!!!!!!!」ズズンッ
長門「ふん、長門の敵ではなかったというわけ…」
ズズンッ
長門「な、…まだいただと……?」
??「……」コォォォ
長門「あれは…ル級だと…しかも、やつもまた黄色を…っ!」
ル級f「………!!」ドンドンドンッ
長門「くっ…な、なかなかやるな…」
長門(くそっ…ロ級との戦いで些か消耗しすぎた…もはや、これまでかっ)
??「ふふ、随分と火遊びが過ぎますわね」
ル級f「!!?」
??「敵艦発見!全砲門、開け!」チャッ
ドドドドドドッ!!
長門「こ、この声は…陸奥か?」
陸奥「えぇ、今しがた就役しました」
長門「済まないな、建造早々に」
陸奥「あらあら、水臭いことは言いっ子なしよ。さ、あの醜いのを一掃しましょう」
長門「そうだな…でなければ、提督のパソコンを設定できんからな!!」
陸奥(パソコン…?何のことやら??)
-そして-
天龍「はぁ…遠征後に風呂とは参ったぜ」
電「うぅ…面目ないのですぅ」
雷「あいつが強いのが悪いのよ!まったくもう……」パシャパシャ
天龍「ん?なんだ叢雲、何見てんだよ?」
叢雲(浮き輪…ふん、下品ね!世の男共はもっとつつましい量が好みなのよ!)
天龍「な、なんか叢雲の視線が恐ぇーんだが……」
雷「そ・れ・はー」
電「嫉妬なのです?」
叢雲「違うわよバカ!!!!!!!!!!!」
天龍「なんで俺が怒られてんだよ…」
-提督の部屋-
提督「さて長門、結果オーライとはいえ、君は俺の指示を無視した。これがどういうことかわかるな?」
長門「…ああ」
提督「あの時陸奥が参戦しなかったらどうなっていた?お前が轟沈することで、俺の戦力がどれだけ落ちるかわかっていたのか?」
長門「わかっていた。あの判断は軽率であったと猛省している」
提督「お前程の艦が、正直信じられない。だからこそ、俺の失望が大きいのも察しての通りだ」
長門「如何なる懲罰も受けよう」
提督「そうか、では……」ゴソゴソ
ドン
長門「それは…」
提督「パソコンだ」
長門「いや、懲罰なのに、なぜ…?」
提督「長門、君をしばらく俺の部屋に禁錮刑とする!」
長門「…はぁ?」
提督「期間は一人である程度のパソコン知識を持つ事!それが出来なければ出撃はおろか、遠征すらNGだ!!」
長門(戦艦が必要な遠征ってあったっけ…?)
提督「返事は!!」
長門「は、はい!!!!」
提督「では!まずはクリックの練習だ!それが終わったらダブルクリックだぞ!覚悟しておけ!」
長門「あ、アイ、サー!!」
-そしてまたしばらくして-
金剛「イエース♪遂にキス島攻略まで到達ネー♪腕が鳴りまス!」
榛名「でもここ、駆逐艦でなければ攻略出来ないですよ」
金剛「お、オーマイガーッ!私の活躍もここで見納めデースか!!」
島風「ふふん、私の実力を見せるときが来たようね」
雪風「私もいるからねー!頑張ろうね島風ちゃん!」
電「私だって、この時のために頑張ってきたのです!提督さんのために頑張るです!!」
長門「みんな、会議のところ悪いな」ガチャ
雷「長門さん、どうかしたの?」
長門「キス島攻略では私は活躍出来ないが、ちょっとは役に立つことをしようと思ってな」
阿武隈「おぉ~、ど、どんなのですか…?」
那珂「那珂ちゃん気になるな~」
長門「今回では育ちきってない駆逐艦も協力してもらうことになる。
だから、レベリング調整のために何度も出撃することになり、疲労度が蓄積することになるだろう。
そこで、何故疲労がたまるのか調べ、その根本原因を探ってみた」
霧島「……え、えっと?」
長門「まず疲労というものはだな、以下のようなものが考えられている。
まずエネルギー源(食事)の不足だな。食事により十分なエネルギーの摂取が行われないと、疲労が起こりやすくなる……(以下略)」
長門「これに基づいて最も効率の良い疲労の回復方法が…」
提督「…おーい長門、みんなもういないぞ」
-またあるときは-
電「長門さん、ちょっとパソコンのことについて教えて欲しいのです」
長門「パソコンについてか?そうだな、パソコンとは古くは…(以下略)」
長門「そして現在でいうところのデスクトップパソコンとは…(以下略)」
長門「現状ではスマートフォンが増え、無理にデスクトップパソコンを使う機会が…」
電「すぴー」
長門「……電には少し難しすぎたか」
提督「いやそーいうんじゃなくて」
-そして続く戦い-
伊168「イムヤでいいわ、よろしくね」
長門「うおおおお!あ、あれがスマートフォン!!実物は初めて見たっ!!」
電「イムヤさん、それどこ製なのですか~?」
長門「提督っ!!私もスマートフォンを覚えるぞ!だから、だから…」
提督「はは、焦るな焦るな。ゆっくりやっていけばいいさ。あと、もう少しみんなにお得な情報を教えてやれよ?」
長門「わ、わかった、善処する……」
陸奥(まったく、見てるこっちが恥ずかしくなる光景ね)
金剛(そんなお二人は、やっぱりお似合いなのデース!)
伊勢(微笑ましいわね)
赤城(このボーキの煮こごり、いけますね。加賀さんいかがですか?)
加賀(いただくわ)
おわり
妖精さん「ぼくの出番はまだですか?」(・ワ・)
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