ハンジ「やさしさで出来ています」(154)
ハンジ「研究室追い出された」
リヴァイ「ほう…それで?」
ハンジ「明日の昼まで帰って来るなって言われた」
リヴァイ「ほう…それで?」
ハンジ「川にキャンプに行こうぜ!」
リヴァイ「帰れ」
ハンジ「うわぁぁ!行こうよー!お願いだからー!」ガシィッ!!
リヴァイ「自分の部屋に篭っとけ…ッ」グググッ!!
ハンジ「私の部屋の鍵とられたんだよー!」シガミツキッ!!
リヴァイ「……なんでだ?」グググッ
ハンジ「部屋で研究するからって…ッ」ハナレナイ!!
リヴァイ「だからってこんな朝早くから…旧調査兵団本部まで来るか…?!」ハナレロ
ハンジ「だって他に行くとこないんだもん…ッ」ヒシッ!!
リヴァイ「…ここは島流しで辿り着く場所のようだな…」グググッ!!
ハンジ「あはは!まじだ!クソすげぇ!!」アハハ!!
リヴァイ「…笑うなクソメガネが」チッ
コンコン
ペトラ「おはようございます兵長!」カチャッ
リヴァイ「……おう」
ハンジ「おっはよー!ペトラ!」シュタッ!!
ペトラ「あれっ?!ハンジさん?!」
ハンジ「ハンジさんだよー!」
ペトラ「……えっと…兵長に夜這い、ですか?」
リヴァイ「おいさらっと恐ろしい事を言うな」
ハンジ「違うなー!……朝這い?」ハテ?
リヴァイ「おい全然違うだろが」
ペトラ「えっと…では、失礼しました」ペコリ
リヴァイ「おいそこ信じるんじゃねぇ」
ペトラ「すいません悪ノリしてみました」テヘペロ
リヴァイ「変なとこでノるな…びっくりしたじゃねぇか…」
ハンジ「可愛いなぁペトラは!」ナデナデ
ペトラ「褒めても何もでませんよー?」ウフフ
ハンジ「そうなのー?あっでも嬉しょ」
ペトラ「 で ま せ ん よ ? 」ゴゴゴゴ…!!
ハンジ「………スミマセン…」
ペトラ「川でキャンプ、ですか?」
ハンジ「うん!みんなで行ったら楽しいだろうなって思ってさ!」
ペトラ「…兵長、今日と明日の予定は?」
リヴァイ「……主に庭の掃除だ…」
ペトラ「…じゃあキャンプでも似たようなものですね、良いんじゃないでしょうか?」
ハンジ「…ペトラ!」ジーン…!!
リヴァイ「いや全然似てねぇ」
ペトラ「泊まりですよね?テントあったか見てきます」
リヴァイ「いやまだ許可してねぇ」
ペトラ「飯盒とかもいりますかね?タオルケットとかも準備しなきゃ」
リヴァイ「いや話を進めるな」
ハンジ「ありがとうペトラ愛してる!」ダキッ!!
ペトラ「あはは、私もですよー♪」ウフフ
リヴァイ「いや俺の話を聞け」
ハンジ「まぁまぁ、川で泳ぐのも筋トレになるし!」
ペトラ「スイカは持っていった方がいいでしょうか?」
ハンジ「釣りで忍耐力をつけるのもまた良し!」
ペトラ「カレーって飯盒で作れるでしょうか?」
ハンジ「心も体も鍛えられるよ!」
ペトラ「おやつは300円まででしょうか?」
リヴァイ「お前ら…言ってることが噛み合ってねぇぞ…」
リヴァイ「仕方ねぇ…許可してやる」チッ
ハンジ「おぉ!」パチパチ!!
ペトラ「兵長太っ腹!」パチパチ!!
リヴァイ「とりあえず朝食の席で皆に伝える」
リヴァイ「準備して昼前には出発だ…途中で休憩するから…サンドイッチでも拵えとけ」
リヴァイ「2時には着くように努力しよう」
リヴァイ「以上だ…質問は?」
ハンペト「「ありません!!」」ビシッ!!
ペトラ(兵長ノリノリっぽくないですか?)ヒソヒソ
ハンジ(ねー?努力とか言っちゃってるし!)ヒソヒソ
リヴァイ「おい…お前ら…」
ハンペト「「は、はいッ!!」」ビクッ
リヴァイ「バナナはおやつに含まれねぇからな」
ハンジ(あ、ノリノリだわ)
ペトラ(おやつ300円以内におさまるかなぁ?)
AM 7:30 完
〜川に向かう途中〜
リヴァイ「売店か…よし…一旦休憩だ」
ペトラ「長椅子ありますし、ここでサンドイッチ食べますか?」
リヴァイ「そうだな」
ペトラ「では飲み物買ってきますね!」パタパタ
ハンジ「私もついてくよー」パタパタ
エルド「…二人の行動は可愛いなぁ」ホァホァ
グンタ「いきなりキャンプ行くって言われてビックリしたが…」ホァホァ
オルオ「ふん…たまにはいいじゃねぇか…」ホァホァ
エレン「皆さん癒されすぎですよ?」アハハ
エルド「エレンはあれ見て癒されないのか?」ホァホァ
エレン「幼なじみと同期に天使がいるので…」
オルオ「リア充くたばりやがれ…」チッ
グンタ「オルオそれ嫉妬嫉妬!」ケタケタ!
ペトラ「缶ジュースしかないなぁ…兵長飲めるかな…?」ウーン
ハンジ「ストロー貰えばいいんじゃないかなー?」
ペトラ「そうですね!さすがハンジさん!」ナルホド!
ハンジ「褒めても何もでないよー?」ウフフ
ペトラ「そうなんですか?あっでも…」
ハンジ「うん、なぁに?」ニコニコ
ペトラ「………」
ハンジ「んー?」ニコニコ
ペトラ「……思い浮かびませんでした」テヘッ
ハンジ「あはは!私はペトラみたいにしょ」
ペトラ「 浮 か び ま せ ん で し た 」ゴゴゴゴ…!!
ハンジ「………コノ話ハ終ロウカ…」
ペトラ「そうしてくれると助かります」ウフフ
ハンジ「お、さすが川に近い売店!水着が売ってるよー」
ペトラ「本当だ、可愛いですね!」ワァッ
ハンジ「ペトラは水着持ってきた?」
ペトラ「へっ?!…いえ、タンクトップとハーフパンツです」
ハンジ「せっかく泳ぐんだから水着にしよーよ!」
ペトラ「えぇえ?!いえ、泳ぐつもりはなくって…!」ブンブン
ハンジ「でもせっかくだよー?中々こんな機会ないよー?」
ペトラ「むぅぅ…そうかもしれません…」
ハンジ「そーだ!お揃いで買っちゃおうよ!」ピコーン!!
ペトラ「うぅ…でも…肌出すの恥ずかしいです…」ウゥ
ハンジ「パーカーは持ってる?」
ペトラ「はい、あります」
ハンジ「じゃあ上はそれ着たらいいし、下がショートパンツ付いてるこれとかどうかな?」
ペトラ「……それならなんとか…」フム…
ハンジ「わーいお揃いだ」フフッ
ペトラ「あぁ…あと泳ぐなら約束があります」
ハンジ「なぁに?」
ペトラ「ハンジさんは浮き輪着用で。」
ハンジ「え」
ペトラ「紐付ので。私が持ちます。」
ハンジ「え」
ペトラ「では行きましょうか」
ハンジ「何この有無を言わせぬ断言力」
ペトラ「お待たせしましたー!」パタパタ
リヴァイ「…遅かったな」
ハンジ「水着買ってきたんだ!楽しみにしててね男性諸君!」フフッ
ペトラ「買って貰っちゃいました!ハンジさん男前すぎです」ウフフ
オルオ「みず…水着ッ?!」ガタッ
グンタ「オルオ食い付きすぎ食い付きすぎ」ケタケタ!
エルド「可愛いだろうなぁー楽しみだ」アハハ
リヴァイ「2時に間に合わなくなるところだったじゃねぇか…さっさと食うぞ」
エレン(なんだろう…皆の精神年齢が見えた気がした…)
PM 0:45 完
完?
>>14さん
時間毎にお話終わらせてる感じです。
ので、次の日のお昼位まで?は本格的に終わりではないです。
ややこしくてごめんなさい汗。
〜川に到着〜
トンテンカンテン♪
エルド「……よし」フゥ
グンタ「テントは一段落…か」フゥ
エレン「結構大きいテントだから手こずりましたね」フゥ
オルオ「そりゃ七人で寝るわけだからな」フゥ
グンタ「……オルオが恐ろしい事にならなけりゃいいが…」
オルオ「…てめぇ…どういう意味だ…」
エルド「あぁ、ペトラと兵長のダブルだもんなー」
グンタ「興奮して暴れそうだよな」ウンウン
オルオ「てめぇら何をブシッぎゃあああぁぁああ!!」ギャー!!
エレン「舌噛んだ!!」
ハンジ「うーん、さすがリヴァイ班は騒がしいね!」
ペトラ「アホなんです只のアホなんです、あ、オルオだけですよ?」
ハンジ「君なんでいつもオルオにだけ厳しいの!」アハハ!!
ペトラ「アホだからです」
ハンジ「うっはぁ!即答!!」アハハ!!
リヴァイ「おい…缶は冷えたか?」
ハンジ「お?お帰りリヴァイ!」
ペトラ「冷えてます兵長!」
リヴァイ「じゃあ…あいつらに飲ませてこい」
ペトラ「はいっ!行ってきます!」シュタッ!!
ハンジ「リヴァイ何してたの?」
リヴァイ「…近くにあったトイレの掃除だ…」
ハンジ「ここまで来て掃除かい!徹底してるね!」アハハ!!
リヴァイ「うるせぇな…綺麗な方が使いやすいだろが」パシャパシャ
ハンジ「それもそうだ。ありがとね!」
リヴァイ「……石鹸ねぇか?」
ハンジ「あるよー!あなたの必需品だと思って持ってきた」アハッ
リヴァイ「…まぁ…川の水で洗ったところで汚そうなんだがな…」チッ
ハンジ「プランクトンに失礼だよー」アハハ
ペトラ「皆お疲れ様!これどうぞー!」スッ
エレン「わぁ、ありがとうございます!」
エルド「ちょうど喉渇いてたんだよなぁ!」
グンタ「お?冷たいな!」
ペトラ「川の水で冷やしてたんだよ!意外と冷たいよね」ウフフ
オルオ「…川の水とか汚ねぇじゃねぇか…」チッ
ペトラ「じゃあ飲むな」
オルオ「……これしかねぇんだから飲んでやるよ…」チッ
ペトラ「ねぇエレン」
エレン「はい!」
ペトラ「こいつ削いでいい?」
エレン「駄目です!」
ペトラ「ちっ」
エルド「ペトラ怖いなぁ!」アハハ!!
グンタ「エレン素直だな!」ケタケタ
オルオ(笑い事じゃねぇ…)ガクブル
エルド「ペトラは川で泳ぐんだよな」
ペトラ「うん。皆は?」
グンタ「トレーニングか…晩飯用に魚釣りもいいよな!」
オルオ「俺は兵長についていく…」フッ
エレン「自分はグンタさんと一緒します!」
グンタ「おっ?なんか嬉しいな!」ナデナデ
エレン「?!撫でないで下さいよグンタさん!」アワアワ
ペトラ「エレン照れてる」ウフフ
エルド「可愛いなぁー」アハハ
ペトラ「んじゃ皆先にテントでトレーニングウェアに着替えておいで?」
ペトラ「私着替えるの時間かかるだろうし!」
エルド「お言葉に甘えるか!」
オルオ「……だな」ジー
ペトラ「………?」
オルオ「…………」ジー
ペトラ「……死ね」
オルオ「?!!!」ビクゥッ
エレン「そんなに見てたら怪しいですよオルオさん?」
グンタ「大方水着姿でも想像してたんだろ」呆。
エルド「アホだよなぁ〜後で見れるのに!」アハハ!
ペトラ「もう!怒るよ!」プンプン!!
エルド「ごめんごめん!さ、行くぞお前ら!」ホレホレ
ペトラ「兵長!皆着替えに行きました!」パタパタ
リヴァイ「そうか」
ペトラ「兵長も一緒に着替えてきてはどうでしょう!」
リヴァイ「………着替え、必要か?」
ハンジ「トレーニングするなら汗かくじゃん?着替えてた方がいいと思うなぁ」
リヴァイ「そうか…行ってくる」ハァ
ペトラ「…へ、兵長あまり乗り気じゃないみたいですね…?」
ハンジ「んー…多分あれだね」
ペトラ「なんでしょう?」
ハンジ「皆で着替えてるんでしょう?」
ペトラ「はい、そうですよ?」
ハンジ「着替える時って脱ぐじゃん?」
ペトラ「へっ?!…や、まぁ、当たり前ですが…ッ///」カァァッ!!
ハンジ「…もうすぐ聞こえてくるんじゃないかな?」
ペトラ「……へ?!」
\グハァッ!!チョッ…鼻血出スナ!!兵長血マミレ!!/
ギャーーー!! ウワーーー!!
ハンジ「ほれ裸見て興奮してる!」アハハ!!
ペトラ「……………」
ハンジ「君たち兵長好きすぎじゃね!?」アヒャヒャ!!
ペトラ「……………」
ハンジ「……ペトラ?」ン?
ペトラ「……………」ツーー
ハンジ「ちょ!?想像で鼻血出さないで?!」ハワワ?!
ペトラ「………モゥ死ンデモイイ…」ポテッ
ハンジ「えぇッ?!ちょ!?ペトラさん?!」
ペトラ「………サヨナラ……」フフッ
ハンジ「いや!ちょ!!満足そうな顔してるけどさぁ?!!」バッ!!
ペトラ「……………」チーン
ハンジ「返事して??!死なないでよ?!ねぇ?!」ユサユサ!!
PM 2:45 完
書き貯めここまで。
話の流れ、なんとなくしか出来てないので、スローペースだと思います。
読んでくれてありがとう!
また書いたらきますね。
読んでくれてありがとう!
リヴァイ班いいですよね。
アニメのオープニングもかっこいい。
それでは短いですが、続き、いきますね。
リヴァイ「…………」グッタリ
ハンジ「リヴァイ?」
リヴァイ「………なんだクソメガネ」
ハンジ「素肌にパーカー?なんかエロくね?」ムフフ
リヴァイ「…仕方ねぇだろ…シャツはオルオの鼻血まみれだからな…」ゲッソリ
ハンジ「オルオ鼻血そんなに出したの?!」アヒャヒャ!!
ペトラ「オルオの奴…!兵長を血まみれにするなんて…!」ゴゴゴ…!!
ハンジ「いやペトラも鼻血出して倒れてたじゃん」アハハ!!
ペトラ「ぎゃああぁああ!!」バッ!!
リヴァイ「……?」
ハンジ「いやね?リヴァイが着替えてるの想像して」
ペトラ「ぎゃああぁあぁぁあッ!!違います!」ブンブン!!
ペトラ「は、裸って言っても上半身です!全身じゃありません!!」ブンブン!!
ペトラ「…かっ!下半身は!ちゃんと着けてたんですから!!」ブンブン!!
リヴァイ「………」
ペトラ「………」
リヴァイ「………」
ペトラ「………」
リヴァイ「………」
ペトラ「………」
リヴァイ「………かける言葉が見つからねぇ…」
ペトラ「………面目無イ…」
ハンジ「…なんだか…ごめんなさい…」シュン…
ペトラ「いいえハンジさん…勝手に暴走した私の責任です…」ズーン…
ハンジ「もういっそリヴァイ脱いじゃえば?」
ペトラ「ぎぃゃああぁああッ!!」ブンブン!!
リヴァイ「それはもういいから…てめぇら着替えてこい」ハァ
リヴァイ「泳ぐんだろ?…時間ねぇぞ」
ハンジ「つまり私達に脱げと言う事ですね」
ペトラ「ぎゃぁああぁああッ!!」ブンブン!!
リヴァイ「いいからその話題から離れろ」
ハンジ「わかった…申し訳ない…」シュン…
ペトラ「うぅ…!優しさが逆に痛い…!」シクシク
ハンジ「ごめんねペトラ…なんとかギャグにしようと思ったんだけど…」シュン…
ペトラ「もういいですもういいです、もう泳いで忘れます!」シクシク
ハンジ「そうだね、パーっとしようか!」ヨシッ!!
ペトラ「切り替え早すぎです!!」アハハ!!
ハンジ「ペトラもだよー!」アハハ!!
スタスタスタスタinテント
エレン(……あれ??)
エレン(…何でハンジさんとペトラさんが一緒にテントに入っていったんだろ??)
PM 3:00 完
読んでくれてありがとう!
面白いと言って貰えて嬉しいです。
それでは、いきますね。
エルド「エレンどうした?テント凝視して」
エレン「あ、いや…今ハンジさんとペトラさんが一緒にテントに…」
グンタ「あぁ、水着に着替えるんだろ」
エレン「……ですよね?」ジー
エルド「…で、なんで凝視してるんだ?」
エレン「…あの、あの二人は恋人同士なんですか?」
グンタ「え?!ないない!」ワハハ!!
エレン「……じゃあなんで一緒に着替えてるんでしょう?」ジー?
エルド「え?着替え位一緒にするだろ」
エレン「え?」
グンタ「え?普通だろ?」
エレン「え?」
エレン(…なんだ……?大人って俺には想像もつかない複雑な世界なのか…?!)ゴゴゴ…
エルド「エレン凄い考え込んでるな?」
グンタ「オルオみたいに水着姿想像してんのかね?」
エルド「あ、着替えてる姿かもしれん」ポンッ
グンタ「おぉ、納得」ポンッ
エレン(……なんでこの二人は冷静なんだ?…やっぱり俺が子供だからわからないのか?!)
\キャーーーーッ!!/
エレン「?!!ペトラさんの悲鳴?!」ギョッ!!
ジャッ!
ハンジ「あははー!こっちまでおいでー!」シュタタタ!!
ペトラ「パーカー!パーカー返して下さいぃいい!!」パタパタパタ!!
エルド「おぉっ!お揃いの水着かぁ!」
エレン「えぇっ?!なんで?!!」
エルド「どうしたエレン?」ン?
エレン「なんでハンジさん女物の水着を着てるんですか?!!」
グンタ「えっ?!そこから?!!」
エレン「…ハンジ分隊長が…女性…?!」
エルド「そうだ」
エレン「……いつからですか?」
グンタ「最初からだ」
エレン「……いつまでですか?」
エルド「最後までだ」
エレン「……信じられない…」ガーン…
グンタ「目の前のハンジさん見ろ。ちゃんと胸もある」
エレン「……あれは筋肉かもしれない…」
エルド「エレン疑いすぎだろ!」アハハ!!
エレン「だってあの奇行種ですよ?!!」バッ!!
グンタ「こら!指差しちゃ駄目だろ!」メ!!
エルド「まぁエレンはまだ、暴走したハンジさんしか知らないからなぁ」
グンタ「巨人が絡まなけりゃマトモな女性だぞ?」
エレン「えぇっ…?でも…」チラッ
\返シテーー!!アヒャヒャ!!ココマデオイデ!!/
エレン「……あれは暴走してないんですか?」
エルド「あれはキャッキャウフフしてるだけだろ」
グンタ「うん、キャッキャウフフしてるだけだ」
エレン「キャッキャウフフ…ですか…?」
エルド「癒されるよなぁ〜」ポァー
グンタ「姉妹みたいで可愛いよな〜」ポァー
エレン「…キャッキャウフフ…」
ペトラ「ハンジさん!約束が違います!!」パタパタ!!
ハンジ「えー?約束は浮き輪だけでしょー?」シュタタタ!!
ペトラ「買う時にパーカー着たらいいって言いました!」パタパタ!!
ハンジ「それは約束じゃありませーん!」アハハ!!
ペトラ「もう!ハンジさん!!」パタパタ!!
オルオ「ペトラが水着になっブシッぎゃあぁああ!!!」ギャーー!!
リヴァイ「落ち着け…舌噛みきるぞ」
ハンジ「……っと!リヴァイとオルオ!」ブレーキ!!
ペトラ「兵長ッ!助けて下さいッ!」ブワッ!!
オルオ「俺が助けて」
ペトラ「黙れ」
リヴァイ「…パーカーか?」
ペトラ「そうですそうです!」コクコク!!
リヴァイ「…こいつが素直に返すとも思えん」
ハンジ「よくわかっていらっしゃる!」アハハ!
リヴァイ「笑い事じゃねぇだろ…」ハァ
リヴァイ「てっとり早いのは…まぁ…」
リヴァイ「…俺のパーカー着とけ」ヌギッ…
ペトラ「待ってください兵長!!」ガシィッ!!
リヴァイ「…?!」
ペトラ「兵長はさっき何を聞いていたんですか?!」
リヴァイ「…なんだ?」
ペトラ「兵長の裸を想像しただけで鼻血出して倒れたんですよ私!!」グッ
ペトラ「なのに何?!脱ぐどころかパーカー着とけ?!」グググッ
ペトラ「裸見れてパーカーから兵長の温もりとかどんだけ私を萌えさせるつもりですか!!」ゴゴゴッ
ペトラ「兵長は私に鼻血で出血多量死させたいんですか!!?」クワァッッッ!!
リヴァイ「……よく…わからん…が…悪かったな……?」
ペトラ「わかればいいんです、ハイ」
ハンジ「なにこの会話」
リヴァイ「オルオのパーカーは…」
ペトラ「却下します!」
オルオ「グハァッ!」
リヴァイ「仕方ねぇ…クソメガネ」
ハンジ「ほぃほぃ?」
リヴァイ「ペトラにパーカー返してやれ…」
ハンジ「えー?だって泳ぐのにパーカー邪魔じゃない?」
ペトラ「邪魔じゃないです邪魔じゃないです!」ブンブン!!
リヴァイ「てめぇと違ってペトラは凹凸あるだろ」
ペトラ「?!!」
オルオ「凹凸!」
ペトラ「ふんッ!!」ドゴオッ!!
オルオ「グフッ…」ピクピク…
リヴァイ「野郎の視線が痛ぇ事もあるだろ」
ハンジ「えー?若いんだからいいじゃん?」
リヴァイ「それはてめぇの価値観だろ…押し付けんな」
ハンジ「………」
リヴァイ「………」
リヴァイ「………待てハンジ!何肩紐外そうとしている?!!」ガシィッ!!
ハンジ「え?!だって泳ぐのに水着とか邪魔じゃね?!!」ギギギッ
リヴァイ「邪魔じゃねぇ!着とけ!!」グググッ
ハンジ「邪魔だって!濡れたらペタペタ気持ち悪いだろ!!」ギギギッ
リヴァイ「気持ち悪くても着とけ!大人だろうが!!」グググッ
ハンジ「なんでだよ!巨人はいつでも裸だぞ?!!」ギギギッ
リヴァイ「てめぇは巨人じゃないだろが!!」ググッ
ハンジ「人間だって生まれた時は裸だろ!!」ギギッ
リヴァイ「てめぇは生まれてから何年たってやがる!!」ググッ
ペトラ「はわわ私のせいで喧嘩が…!」ハワワ!
オルオ「人類最強と奇行種の喧嘩か…豪華だな…」フッ
ハンジ「大体なんだよ!価値観押し付けんなって言ったのはリヴァイだろ?!」ギギッ
リヴァイ「それとこれとは別だろうが!」ググッ
ハンジ「何が別なの?!私は水着が濡れたら気持ち悪いの!!」ギギッ
ハンジ「だから裸で入りたい!それは私の価値観じゃないの?!!」ギギギッ
リヴァイ「……価値観…かも知れねぇが…っ」視線→
ハンジ「何?!なんで目を逸らすのリヴァイ!」ノゾキコミ→
リヴァイ「いやだから……人がいるだろ…!」視線←
ハンジ「人がいるから何?!なんで目を逸らすの?!」ノゾキコミ←
リヴァイ「そういう事は…ひとりの時に…」視線↓
ハンジ「え?!ひとりの時ならいいの?!」ノゾキコミ↓
リヴァイ「……ッ見上げんな!上目遣いとか慣れてねぇんだよ!!」ググッ
ハンジ「それはあなたがチビなのが悪いんだろ?!!」ギギッ
ペトラ「はわわ兵長が押されてる…!」アセアセ
オルオ「なんだかんだでハンジさん凄いんだな…」アワアワ
ハンジ「………ッ」ギギギッ!!
リヴァイ「…………」グググッ!!
ハンジ「……疲れた」フッ
リヴァイ「…?!」グワッ?!
ハンジ「……ほぇ?」グラッ
\ドシーーン!/
ハンジ「いってぇ!背中クソいてぇ!!」ギャー!
リヴァイ「……いきなり力抜くなクソメガネ…バランス崩しただろ」チッ
ハンジ「人類最強の力を何時までも押さえられるわけないだろー!」
ペトラ「きゃああ!兵長がハンジさん押し倒した!」キャアアアア!
オルオ「足が!足が絡まってなんかエロい!」ギャアアアア!!
ハンジ「……眼鏡飛んじゃった」
リヴァイ「あ?……どこだ…」キョロキョロ
ペトラ「きゃああ!兵長がハンジさんの上で四つん這いに!」キャアアアア!!
オルオ「よくわからん!よくわからんがエロい!」ギャアアアア!!
ペトラ「兵長!私も仲間に入りたい!」ガバッ!!
ハンジ「ぐあっ!」
オルオ「兵長!!俺も兵長と引っ付きたい!」ガバッ!!
ハンジ「ぐふっ!」
リヴァイ「?!待てお前ら!鼻血が…!」ビクッ!!
ハンジ「ちょ!重い重い!何キロあるんだよ三人で!」バタバタ!!
ペトラ「へーちょー!」スリスリ
オルオ「ペトラが邪魔だけどへーちょー!」スリスリ
ペトラ「うるさいオルオ重い!」
リヴァイ「ちょ…!鼻血出しすぎだお前ら!止めろ!」
ハンジ「潰れる!私潰れるから!!」バタバタ!!
エレン「………」ジー
エルド「どうしたエレン?」
エレン「……いや…なんか凄い光景だなぁと…」
グンタ「……亀の親子みたいだな…」
エルド「……だな…仲間に入りたいな…」
エレン「…あれが…キャッキャウフフ…か…」
PM 3:30 完
こんにちは。
ようやっと続きが書けました。
それでは、いきますね。
〜泳ぎ始めたようです〜
ハンジ「ハァ…酷い目にあった…」プカプカ
ペトラ「ごめんなさい…暴走しちゃって…」シュン…
ペトラ「痛み、引きましたか?」
ハンジ「ん?大丈夫大丈夫これくらい!」
ハンジ「それにペトラ一人ならいつでも歓迎だよー!」アハハ!
ペトラ「…本当に男前すぎです!」ウフフ
ペトラ「…でもハンジさんがあそこで怒るとは思いませんでした」
ハンジ「ね?自分でもビックリ」
ペトラ「あ、やっぱりですか?」
ハンジ「うーん…最近忙しかったから…怒りの沸点が下がってたのかな?」ハテ?
ペトラ「それにしたって兵長に喧嘩売るとか止めてくださいね?」
ハンジ「私が悪いのにねぇ、ほぼ八つ当たりだったよね!申し訳ないわー!」フフッ
ペトラ「………」
ポフッ
ハンジ「…ん?私の頭、何か付いてる?」
ペトラ「………」ナデナデナデナデ
ハンジ「?!…え、え?!どうしたの?!」
ペトラ「…私はね、ハンジさん」ナデナデ
ペトラ「…兵長もハンジさんも、好きなんです」ナデナデ
ペトラ「…好きな人達が喧嘩するのを見るのはやっぱり」ナデナデ
ペトラ「…あまり、楽しいものではないなぁ、と」ナデナデ
ハンジ「………うん」
ペトラ「まぁ最終的にはしっかり萌えて暴走したんですけどね?」
ハンジ「…ぶッ!今それを言うの?!」アハハ!
ペトラ「まぁそれはさて置きですねぇ」ナデナデ
ハンジ「えぇっ!置いちゃうんだ?!」アハハ!!
ペトラ「こうやって撫でて貰いながら話をする人が」ナデナデ
ペトラ「偉くなればなる程、少なくなるかなぁ、と」ナデナデ
ペトラ「だから私が撫でちゃいます!」ウフフ
ハンジ「…………」
ペトラ「沸点が下がる前に教えて下さいね?」ナデナデ
ペトラ「美味しい紅茶位なら、淹れられますので」ナデナデ
ハンジ「……ありがと」
ペトラ「お安いご用ですよ」フフッ
ハンジ「…さっきは、ごめんね?」
ペトラ「兵長に引っ付けたので結果オーライです!」エヘヘ
ハンジ「ポジティブだなぁー」ホェー
ハンジ「ねぇペトラ…お願いがあるんだけどさ」
ペトラ「…浮き輪を外すのは許可しませんよ?」
ハンジ「…ぐ…!じゃ、じゃあそこの岩影で…」
ペトラ「…裸になるのは許しませんよ?」
ハンジ「なんで言う前に全部わかるの?!」ヒェェ!!
ペトラ「油断も隙もないお方ですので」ウフフ
オルオ「…兵長どうしました?厳しい顔をして…」
リヴァイ「…うるせぇ…今てめぇらのせいで危機に立たされてんだ…」
オルオ「なんだって?!どうされたんですか?!」ハワワ?!
リヴァイ「てめぇらの鼻血の問題だ」
オルオ「……スミマセン」
リヴァイ「今俺は…てめぇらの鼻血を背負っている」
オルオ「………ハィ」
リヴァイ「今すぐ脱ぎてぇ…さっさと脱ぎてぇ」
オルオ「………ハィ」
リヴァイ「しかし脱いだ所で…どうなると思う?」
オルオ「………俺トペトラガ鼻血出シマス…」
リヴァイ「そのとおりだ」
リヴァイ「替えのシャツはあと二枚…寝る時用と明日用だが…」
リヴァイ「いつまた鼻血の被害に合うかわからねぇから…残しておきたい」
リヴァイ「…となると…このパーカーが脱げねぇ」
オルオ「俺のパーカーで良ければ着ますか!」バッ!!
リヴァイ「………サイズを考えろ」
オルオ「………スミマセン…」
オルオ「では!こ、こうするのはどうでしょう!」アセアセ
リヴァイ「ほう…なんだ?」
オルオ「最初に鼻血を付けてしまったシャツを川で洗うんです!」
オルオ「そして乾いたら着替える!今日は暖かいのできっとできます!」
リヴァイ「………」
オルオ「………」
リヴァイ「………」
オルオ「………」
リヴァイ「…そういやそうだな」フム
オルオ「は、はい!」ガッツポーズ!!
ペトラ「あれっ?兵長どうしたんですか?」
リヴァイ「シャツを洗おうと思ってな…」
ペトラ「それならその岩の上からだと危ないですよ!岸で洗って下さい!」ハラハラ
ハンジ「ここ結構深いよー!落ちたらどうすんの!」ウンウン
リヴァイ「岸だと…底と水面までの距離が短いだろ…」
ハンジ「あぁ、底を気にせず思いっきりバシャバシャ洗いたいんだね?」
リヴァイ「そういう事だ」
ペトラ「兵長!良かったら私洗います!」スイスイ
ペトラ「貸して下さい!」手バッ!!
リヴァイ「…お願いするか…」スッ
ペトラ「任せて下さい!」シャツ掴ミ!!
リヴァイ「…………」ジー
ペトラ「……兵長?離してくれないと…」ン?
リヴァイ「…いや…上目遣いは本当に慣れねぇなと思ってな…」
ペトラ「ッ?!!///」カァァッ!!
グイッ!! ドボン!!
リヴァイ「……?!」グラッ
ドボーン!!
ハンジ「リヴァイ落ちた!」
ペトラ(私ッ!私が兵長に上目遣いを!///)コポコポ
ペトラ(女の子が一番可愛く見えると言う上目遣いを!///)コポコポ
ペトラ(は、恥ずかしい!私変な顔してなかったよね?!///)コポコポ
ペトラ(落ち着け、落ち着けペトラ…大丈夫、普通の顔だったはず…)コポコポ
ペトラ(………ん?)コポコポ
リヴァイ「…………」ゴポゴポ
ペトラ(…ぇぇええッ?!兵長ッ?!!)ゴボォッ!!
ペトラ「…ぶはぁっ!!…兵長すみません!!」ザバッ!!
ハンジ「おぉ!ペトラが先に出てきた!」
リヴァイ「…………」ザバッ!!
ペトラ「つ、ついシャツ掴んでるの忘れて潜ってしまって…!」
リヴァイ「…………」ドポン…
ハンジ「また潜った!」アハハ!
ペトラ「か、顔も見たくないほど怒ってますか?!」ハワハワ!!
リヴァイ「…………」ザバッ!!
ペトラ「兵長!ごめんなさ…」
リヴァイ「…………」ドポン…
ハンジ「また潜った!」
ペトラ「謝罪を受け入れたく無いほど怒ってますか?!」ハワハワ!!
リヴァイ「…………」ザバッ!!
ペトラ「へ、兵長……!」
リヴァイ「…………」ドポン…
ハンジ「また潜って!話聞いてあげなよ!」
ペトラ「心なしか段々遠くに逃げてるような…!」アウアウ!!
リヴァイ「…………」ザバッ!!
ペトラ「兵長待って下さい!」
リヴァイ「…………」ドポン…
ハンジ「リヴァイ!待ってって…」
ペトラ「ぅぅうう、兵長〜〜…!」
リヴァイ「…………」ザバッ!!
ザバザバザバザバ スタスタスタスタ…
リヴァイ「………………」orz…ガクッ
ペトラ「…ぇぇええ?!兵長?!!」ガビーン?!!
ハンジ「えぇっ?!もしかして今の溺れてたの?!!」ガビーン?!!
エレン「兵長どうしたんでしょう?」
グンタ「これまた珍しい光景だな」
エルド「なんだか落ち込んでる様子だし…俺達で夕飯の準備しちまうか!」
グンタ「それがいいな!」ウン
エレン「えっと、カレーでしたっけ!」
グンタ「そうそう。…ただなぁ…」
エルド「…うん、カレースープ風にした方がいいかもしれん」
エレン「え?」
エルド「いつもより野菜小さくして…でも量は多目で水多目で…」テキパキ
グンタ「米も水多目にするか?」
エルド「炊いたあとにそれぞれの飯盒に入れて柔らかさ調整するとか」
グンタ「あぁ、お好みの柔らかさで!だな」
エレン「え、おじやみたいにするんですか?」
エルド「そうそう」
エレン「普通にカレーの方が美味しいんじゃ…」
グンタ「……そうなんだがなー」チラッ
エルド「……少しでも食べやすい方がいいよなぁー」チラッ
エレン「……?どうしたんですか?ハンジさん見て」
エルド「まぁまぁ、俺達のは食べる直前に入れたら普通のカレースープご飯になるだろ」
グンタ「そう言うわけで、夕食時深く突っ込まないようにな?」
エレン「えぇっ?!」
エルド「スイカ割りエレンにさせてあげるから」
エレン「わかりました!」
グンタ「単純すぎだろエレン!」ケタケタ!!
PM 4:10 完
読んでくれてありがとう!
リヴァイ水に沈みそうですよね。
泳ぐぞー!と心構えしてたら、なんとか泳げそうな気もしますが、どうでしょう?
それでは続き、いきますね。
〜夜も更けてきました〜
リヴァイ「………おい…」
ハンジ「…………!」バサバサ!!ゴソッ!!
ハンジ「何?!いきなりなんだい?!」アセッ!!
リヴァイ「…今後ろに隠したのはなんだ…」
ハンジ「やだなぁ、皆に聞いてない?!」
ハンジ「私、読みたい本あるから火の番するって言っといたんだけど!」
リヴァイ「それは聞いた…で、そのペンはなんだ?」
ハンジ「…えっと、大事な所に線を引こうかと」
リヴァイ「じゃあその紙切れはなんだ?」
ハンジ「えっと、本を破いてしまって…」
リヴァイ「…明らかにてめぇの字だろうが」
ハンジ「……これはね、写生をだね…」モゴモゴ
リヴァイ「……嘘つくな」ハァ
リヴァイ「受けとれ」ブンッ!!
ハンジ「えっ?!…ぶふぉ!!」ボスン!!
ハンジ「痛!…くない。あれ?…枕??」
リヴァイ「…何日寝てない?」
ハンジ「……へ?!」
リヴァイ「何日寝てないんだと聞いている」
ハンジ「…ふ、2日?」
リヴァイ「怒らねぇから正直に言え」
ハンジ「……ソニーとビーンが殺されてから…?」
リヴァイ「4日寝てねぇのか」
ハンジ「…まぁ、うん…そうなるね」
ハンジ「あっ、仮眠はしたよ?!30分位!」
リヴァイ「…それは寝たと言えるのか?」
ハンジ「……ドウデショウ…」
リヴァイ「……で?今日も寝ずに徹夜してやろうと?」
ハンジ「…よくわかったね?」
リヴァイ「アホか…エレン以外気づいてる」
リヴァイ「テントに入ったら…枕とこの細長い座布団と…タオルケット渡して来やがったからな」
ハンジ「えぇっ?!気づいてるならなんで火の番オッケーしてくれたんだよー!?」
リヴァイ「あいつらが言っても…てめぇが聞かねぇの分かってるからだろ…」
ハンジ「……うぅぅううっ!確かに!」ガクッ!
ハンジ「…もしかしてペトラが真っ先にキャンプオッケーしてくれたのって…」
リヴァイ「てめぇを運動させて寝かせやすくするためだろ」
ハンジ「…泳ぐ条件として浮き輪義務づけたのも…」
リヴァイ「てめぇが寝こけて流されたり溺れたりしないためだろ」
ハンジ「…夕飯がなんかおじやみたいになってたのも…」
リヴァイ「てめぇがまともに食ってねぇの気づいたんだろ」
ハンジ「……うぁあああ!なんだよリヴァイ班!優しすぎだろー!!」ウァァァッ!!
リヴァイ「てめぇの部下も…大概だろ」
ハンジ「………」
リヴァイ「なんだ?…このクソ忙しい時期に上司を追い出して?」
リヴァイ「部屋でも研究出来ないように鍵取り上げて?」
リヴァイ「寝かしつけ出来そうな俺の所に送って来やがったんだろ?」
ハンジ「………やっぱり…?」
リヴァイ「分かったらさっさと寝ろ…今日は寝て貰わねぇと」
リヴァイ「…てめぇの分まで頑張ってるあいつらに顔向け出来ねぇだろ」
ハンジ「……皆、優しいなぁ」
リヴァイ「…てめぇもだろ」
ハンジ「ははっ!優しかったら皆にこんなに心配かけないよー!」ブンブン!!
リヴァイ「…キャンプは誰の為だ?」
ハンジ「えっ?!」ギョッ
リヴァイ「……エレンだろ?」
ハンジ「えっ?えっ…あ…う〜〜〜…」
リヴァイ「図星か」
ハンジ「…だってさ…エレンは色々あったし…気分転換が必要かなぁって…」シブシブ…
リヴァイ「てめぇの部下が折角休みやってんのに…こっちの班員の事に使うな…」ハァ
リヴァイ「あぁ…部下の気持ちを汲んでやれねぇから…優しくはねぇか」
ハンジ「上げて落とすのやめてほしいなぁ…」ウゥ…
リヴァイ「火の番はするから…眩しくねぇように俺の後ろで寝とけ」座。
ハンジ「了解!リヴァイの影で眠るね」座布団敷イテ…
ハンジ「枕もよし!…あー寝っころがるの久々だわ」ゴロッ
リヴァイ「………」
ハンジ「…さっきはね…巨人レポート、書きたかったんだよねぇ」フゥ
リヴァイ「起きてから…冴えた頭で書け」
ハンジ「うん、そうするよー…でもさ…」
ハンジ「本当に優しい子、多いよね」
リヴァイ「……そうだな」
ハンジ「…優しい子達が…巨人に食べられて…いなくなって」
ハンジ「あんなに優しい子達、もう出会えないって思っても」
ハンジ「気がついたらまた…優しい子達に囲まれててさ…」
ハンジ「もうねぇ…ハンジさんの半分は…皆の優しさで出来てると思うんだ」
リヴァイ「……だろうな」
ハンジ「それでね…もうこれ以上皆を失いたくないって思ったら」
ハンジ「…止められないんだよね…研究をさぁ」
リヴァイ「てめぇがくたばったら研究もクソもねぇだろ」
ハンジ「そうだけどさー」
リヴァイ「前までは壁外調査の日に向けて体力戻すことが出来ただろうが…」
リヴァイ「…今は何処に敵がいるかわからねぇ状態だ…常に最善の体力でいる方がいい」
ハンジ「そっか…!だから普段は倒れる寸前まで見守ってくれるのに…!」
ハンジ「今回はこんな荒業に出たのか!!」ドーン!!
リヴァイ「…わかったらさっさと寝ろ」
ハンジ「うん……ねぇリヴァイ」
リヴァイ「なんだ」
ハンジ「抱きまくら欲しい」
リヴァイ「そんなもんはねぇ」
ハンジ「……うーん」チラッ
リヴァイ「………おい」
ハンジ「………何?」
リヴァイ「腰に手を回すな」
ハンジ「…片腕だけじゃんー」ボフッ
リヴァイ「ケツに顔埋めんな」
ハンジ「え?ここ背中じゃね?」パッ
ハンジ「違う…仙骨あたり?」ウーン?
リヴァイ「…いや場所は関係ねぇから…しがみつくな」
ハンジ「……でも安心するよー」ボフッ
リヴァイ「……寝れそうか?」
ハンジ「……うん」ギュッ
リヴァイ「………じゃあ寝ろ…」ハァ
ハンジ「ん…お休みリヴァイ…」スゥ…
ハンジ「…………」スゥスゥ
リヴァイ「…寝るのはえぇな…」
ハンジ「…………」スゥスゥ
リヴァイ「……背中に…息がかかるな」
リヴァイ「……ヨダレさえ付かなければいいか…」
リヴァイ「…………」
リヴァイ「……なんか落ち着かねぇ…」
PM 11:05 完
読んでくれてありがとう!
感想嬉しいです!励みになります。
それでは、いきますね。
ガサッ
ペトラ「……兵長、おはようございます」コソッ
リヴァイ「ペトラか…どうした」
ペトラ「…朝食の準備をしようかと」
リヴァイ「あぁ…もうそんな時間か」
ペトラ「すいません、兵長に徹夜させてしまって…」
リヴァイ「帰ったら寝る…だから気にすんな」
ペトラ「…ハンジさん、寝てますか?」
リヴァイ「…死んだように寝てやがる」
ペトラ「…………」
リヴァイ「…どうした?」
ペトラ「や、なんだか羨ましい事になってるなぁと」
リヴァイ「……飛びかかってくるなよ?」
ペトラ「ぶっ!!だ、大丈夫です!我慢します!」アハハ!!
リヴァイ「…………」シーb
ペトラ「……おっと、すいません」dシー
ペトラ「でもその状態だとお手洗い行けませんね…大丈夫ですか?」
リヴァイ「…大丈夫だ」
ペトラ「それなら良かった…あ、飲み物も持って来たんです」
ペトラ「缶コーヒーですけど、良ければ」スッ
リヴァイ「気がきくな…」キャッチ
ペトラ「兵長大好きっ子ですので」クスクス
リヴァイ「…なんだそれは」
ペトラ「ちなみにストローはハンジさんが思い付いたんですよ?」
ペトラ「すぐ思いつくなんて、ハンジさんも兵長大好きっ子ですよね」クスクス
リヴァイ「……からかってるな?」
ペトラ「あはっ、バレました?」ウフフッ
ペトラ「朝食はお粥にしようと思うんですが、いいでしょうか?」
リヴァイ「…そうだな」
ペトラ「魚、食べれそうです?食べれそうなら捕まえてきますけど…」
リヴァイ「…フレークみたいに出来るか?」
ペトラ「あぁ、食べやすそうですね!出来るかなぁ?」ンー
ペトラ「…まぁ、やってみますね!美味しいかどうかは保証しませんが」ウフフ
リヴァイ「…面倒かけて悪いな」
ペトラ「大丈夫です!これ位、お安いご用なんですよ?」
ペトラ「私、ハンジさん好きですし!」
ペトラ「あ、勿論、兵長も好きですからね?」
リヴァイ「……てめぇ…また…」
ペトラ「兵長!そこはあれですよ?ノリと勢いでですねぇ」チッチッチッ
ペトラ「俺もだペトラ!と言うものです!」ピシッ!
リヴァイ「………」
ペトラ「…………」
リヴァイ「………」
ペトラ「……あれ?言ってくれないんですか?」ン?
リヴァイ「……言ったら鼻血出すだろが…」
ペトラ「あはは!確かに!」アハハ!
リヴァイ「…………」シーb
ペトラ「……おっと、すいません」dシー
ペトラ「今私が鼻血出したら、兵長動いてハンジさん起きちゃいますもんね」ウフフ
リヴァイ「………楽しそうだな」
ペトラ「はい!だって兵長、言いたくないとは言ってないですし」
ペトラ「朝食の時にでもまたトライしてみます!」
リヴァイ「……そうか」
ペトラ「楽しみにしてるんで、お願いしますよ?」ウフフ
リヴァイ「……まぁ…検討しておく」
ペトラ「よっし!やりました!早起きした甲斐があると言うものです!」ガッツ!!
リヴァイ「………期待すんなよ?」
ペトラ「いやいや!期待してます!」ウフフ
ペトラ「それでは私は朝食作りへ…と、兵長」
リヴァイ「……なんだ?」
ペトラ「あれですよ?ちゃんとその後に…」
ペトラ「お前もだハンジ!って…言って下さいね?」
リヴァイ「………」
ペトラ「………」
リヴァイ「………」
ペトラ「………」
リヴァイ「………ペトラ…てめぇ…」
ペトラ「…はい、何でしょう?」
リヴァイ「………図りやがったな?」
ペトラ「やだなぁ、人聞きの悪い」フフッ
ペトラ「私はただ…そうですねぇ」
ペトラ「大好きな人達が幸せになったらいいなぁ、と」
ペトラ「そう思ってるだけですよ?」ウフフ
ペトラ「ま、ノリと勢いです!兵長ファイト!」ガッツ!
リヴァイ「……もう知らん」ハァ…
ペトラ「あらら…ハンジさんだって聞きたいですよねー?」ツンツン
リヴァイ「おい…起きるだろ…」
ハンジ「…ムゥ…ソニー…ビーン…」ムニャムニャ
ペトラ「………」
リヴァイ「………」
ペトラ「………」
リヴァイ「………」
ペトラ「………ぶっ!!!」ブハッ!!
リヴァイ「?!」ビクッ!!
ペトラ「…こッ!こんな時にまで巨人の名前が!!」アハハ!!
リヴァイ「………!」シーb
ペトラ「ここは空気読んで兵長の名前を言うとこでしょう!!」アハハッ!!
リヴァイ「………っ!」シーッb
ペトラ「いや寝てるんですよ?!寝てるんですけどっ!…ねぇ?!」アハハ!!
リヴァイ「………ッ!」シーッb!シーッb!
ペトラ「へ、兵長はどう思い……」アハ…
リヴァイ「……口閉じろ」ゴゴゴ…
ペトラ「はぅッ!…すみません」口押サエ!
ペトラ「それじゃ、今度こそ行ってきます」
リヴァイ「…行ってこい」
ペトラ「あら、私お邪魔虫でしたかね?」クスクス
リヴァイ「いいからもう…行ってこい…」
ペトラ「はい!ではまた後で!」
パタパタパタ…
リヴァイ「…昨日から災難続きだ…」ハァ
リヴァイ「てめぇのせいだぞクソメガネ…」ガシッ
ハンジ「………ンン…」スゥスゥ…
リヴァイ「………」
リヴァイ「………細ぇ腕…」チッ
AM 4:30 完
おはようございます!
今日から再開。
それでは、いきますね。
ハンジ「…ふぁ〜…おはよー…」ファー…
ペトラ「あ、おはようございます!」
エレン「兵長もおはようございます!」
リヴァイ「……あぁ」
ハンジ「お?朝食はお粥かな?」
エレン「はい!…えーっと……はい!」
エルド(おぉ!深く突っ込めないように話を切った!)グッ!!
グンタ(やるじゃないかエレン!)グッ!!
エレン(スイカに誓いましたから…!)グッ!!
オルオ(何こいつら親指立ててんだ?)ハテ?
ハンジ「そかそか!昨日のピリ辛おじや効果か、食欲出てきたんだよねー」
ハンジ「そんな訳で大盛りをひとつ!」アハッ!
ペトラ「アイアイサー!です!」ウフフ
エレン「魚のフレークかけて食べるといいですよ!」サッ!!
ハンジ「わぉ!手がこんでるねー!」
ペトラ「頑張ってみました!」エヘヘ
ハンジ「え、これペトラが作ったの?!」オォッ?!
ハンジ「いいお嫁さんになるねぇー…うちに来ないか?!」キリッ!!
ペトラ「是非行きます!」キリッ!!
オルオ「いやいやてめぇら女どおブシッぎゃぁあああぁあ!!」ギャー!!
エルド「あぁ…折角の可愛い空間が血飛沫で染まって…」ションボリ
グンタ「ペトラお嫁に行かせたくないからって…焦りすぎだオルオ…」ションボリ
エレン(女性同士って結婚できたっけ…?ハンジさん実はやっぱり男なんじゃ…?)ハテ?
ペトラ「兵長も、お粥どうぞ!」ハイ!
リヴァイ「あぁ…」ズシッ
リヴァイ「………?」ジー
ペトラ「…どうしました?」
リヴァイ「…いや…これ……多すぎねぇか?」
ペトラ「あ、はい!そうですよ!」ニヤッ
ペトラ「兵長大好きなので大盛りにしました!」キッ!!
リヴァイ「………ッ?!!」ギクッ?!
エルグンオルエレ「「「「おぉおおお?!!!」」」」ザワッ…!
ハンジ「おぉー!」パチパチ!!
リヴァイ(………まさかこいつ…このタイミングで…)頭ノ中グルグル
ハンジ「これは…愛の告白ってヤツ?!やるねぇリヴァイ!」ニヤニヤ
リヴァイ「…………ッ」
ペトラ「…………」
リヴァイ「………ッッ」
ペトラ「…………」
ペトラ「…わたしはぁ!兵長がぁ!大好きなのでぇ!!大盛りにしましたぁあ!!」クワァッ!!
エルグンオルエレ「「「「おぉぉおぉおお!!!!」」」」パチパチ!!!!
ハンジ「もっかい言った!!」パチパチ!!
ペトラ「兵長はぁ!どうですかぁっ?!!」クァッ!!
リヴァイ「………お…」
ペトラ「…いつでもどうぞ!!」サア!!
リヴァイ「………ッ」
ペトラ「…………!」ガッツ!ガッツ!!
リヴァイ「………俺も…だ…ペトラ…」
エルグンオルエレハン「「「「「おおぉおお!!!」」」」」拍手喝采!!
ペトラ「いぇす!いぇすッ!!!」ガッツ!!
ペトラ「………!」指差シ→シュ!
リヴァイ「………ッ」チラッ…→
ハンジ「………?」ン?
ペトラ「………!!!」シュ!シュシュシュッ!!
リヴァイ「………ッ…ッッ」
ハンジ(…何してんの、この二人??)プ
リヴァイ「………お…」
ペトラ「………!」コクコクコク!
リヴァイ「……おま…」
ペトラ「……!!!」コクコクコクコク!!
リヴァイ「…………」
ペトラ「………ッ!」グワァッ!!
リヴァイ「!!」ビクッ!!
エルド(無言で戦ってるな…?)ヒソヒソ
グンタ(あぁ…どうしたんだ二人とも…?)ヒソヒソ
オルオ(ちっ…俺も兵長が好きだぞ…?!)ヒソヒソ
エレン(言わなくてもわかってますから鼻血拭いて下さい)ヒソヒソ
リヴァイ「……お前も…だ」
ペトラ「!!」コクコクコク!!
リヴァイ「………っ」
ペトラ「……!!」コクコク!!ガッツ!!シュ!!
リヴァイ「…ハンジ」
ハンジ「ん?何?」
リヴァイ「……ッ?!!」チラッ
ペトラ「………!」トン!トン!トン!スー!
リヴァイ「……おま、えも、だ…ハンジ」
ハンジ「………は?!!」ギョッ?!
エルグンオルエレ「「「「おぉぉおぉおお??!!」」」」パチパチ!!!!
ペトラ「よっし!よっッし!!!」ガッツ!ガッツ!!
エルド「ははーん…なるほど…そういう…」ニヤッ
エレン「え?何がなるほどなんですか??」アセッ
グンタ「…少し、助けてあげような?…お手本がすぐ現れる」ニヤニヤ
エレン「え?助け??お手本??」アセアセ
オルオ「へいちょおお!!俺は?!!俺は好きですかぁあああっ?!!」バッ!!
エレン「?!!!」ビクッ!!
リヴァイ「…お前もだ、オルオ」
オルオ「俺も大好きです兵長!!」ブワッ!!
エルド「俺はどうですか兵長!」バッ!!
リヴァイ「…お前もだ、エルド」
エルド「ありがとうございます兵長!」パァァッ!!
グンタ「俺もどうですか兵長!」バッ!!
リヴァイ「…お前もだ、グンタ」
グンタ「光栄です兵長!」キラキラ!!
エレン「え、えっと?…俺はどうでしょう兵長?」
リヴァイ「…お前もだ、エレン」
エレン「え?!!あ、ありがとうございます??!///」ギョッ?!
ハンジ(…おぉ、そういう流れか!!)ピコーン!
ペトラ「兵長!私は!どうですか!!」バッ!!
リヴァイ「…だから…お前もだ、ペトラ」
ペトラ「我慢してた分鼻血が出そうです!」ウワァァア!!
ハンジ「リヴァイ!私はー?!!」アハハッ!!
リヴァイ「…だから…好きだっつってんだろクソメガネ」チッ
ハンジ「………へ?」
ペトラ「………え?」
エルド「………ほ?」
グンタ「………は?」
オルオ「………な?」
エレン「………ん?」
リヴァイ「………?」
エルド「言ってない!言ってないですよ兵長?!!」ブンブン!!
ペトラ「私が言った『大好き』に乗っかってただけですよ兵長?!!」ブンブン!!
グンタ「自分から『好きだ』って言ってないですよ兵長?!!」ブンブン!!
オルオ「今すぐ俺にも言って下さいよ兵長!!!」ブンブン!!
エレン「兵長、ハンジさん好きだったんですね!」ヘー!!
リヴァイ「……は?!!!」
ハンジ「あはは!これは驚きだね!!」アハハ!!
エレン「それで、ハンジさんはどうなんですか?」
エルド「おぉ!凄いストレートだなエレン?!」
グンタ「即効聞くか?!」ケタケタ!!
ハンジ「え?リヴァイ?好きだよ?」サラッ
ペトラ「きゃぁああ!!相思相愛!!」キャアァァア!!
リヴァイ「…ちが…っ!…少し落ち着け…!」
オルオ「何が違うんですか兵長?!!」クワッ!
リヴァイ「…いや…!つまり…!これは…」
リヴァイ「その…流れで…ポロっと…だな…」
ペトラ「………」
エルド「………」
グンタ「………」
オルオ「………」
エレン「………」
ハンジ「………」
リヴァイ「………」
エルド「乙女心を弄んだんですか兵長?!!」グワッ!!
ペトラ「いくら兵長でも酷いですよ兵長?!!」グワッ!!
オルオ「俺の兵長はそんな事言いませんよ兵長?!!」グワッ!!
リヴァイ「?!!!」ビクッ!!
ハンジ「いや!冗談ってわかってるから!わかってるから皆落ち着いて?!」ハワワ?!
グンタ「でもハンジさん…!!」キッ!!
ハンジ「落ち着いてって!…リヴァイもリヴァイだよ!否定したらまるで本当みたいじゃないか!」
ハンジ「そういうのはさらっと流し……」
リヴァイ「……そうか…流せば良かったのか…」
ハンジ「………え、ポロっとでたの…?」
リヴァイ「……ポロっと…そうだな」
ハンジ「………」
リヴァイ「………」
エレン「普段から思ってないと、ポロっと出なくないですか?」
リヴァイ「は?!!」
ハンジ「…はあぁッ?!!!///」カァァァ!!
ペトラ「だよね?!だよねエレンでかした!!」キャァァアア!!
オルオ「くっそ…兵長!何故教えてくれなかったんだ…!」ギャァァアア!!
リヴァイ「待て!待てお前ら!」
エルド「いやぁ冗談に持っていけるよう協力しようと思ったんですが…」ニコニコ
グンタ「告白したかったんですね兵長!邪魔してすみませんでした!」ニコニコ
リヴァイ「いやだから!何にこやかに話してやがる!」
ハンジ「あり得ない!あり得ないから!!」アタフタ!!
エレン「…………」
ハンジ「えぇ?!何エレンその呆れたような顔?!」ガビーン!!
エレン「…いや…ここにもバカ夫婦が、と…」
リヴァハン「「夫婦じゃねえ!!!!」」クワッ!!
エレン「ひっ?!」ビクッ!!
エルド「二人して照れなくてもいいんですよ!」アハハ
ハンジ「照れてない!照れてないから!」アセッ
グンタ「いやー初ですねぇー」ケタケタ!!
リヴァイ「忘れろ!今日の事は忘れろお前ら!!」
エルド「そんなに照れなくても」アハハッ
ハンジ「リヴァイ?!ちょっとあなたの班員どうにかして?!!」ハワワ?!!
リヴァイ「いやもういいから!とにかく忘れろ!!」
AM 6:10 完
読んでくれてありがとう!
感想嬉しいです!
リヴァハンいいですよね。
ニヤニヤして貰えて嬉しいです!
それでは、いきますね。
〜調査兵団本部の廊下〜
ハンジ「お!モブリット!たっだいまー!」ブンブン!!
モブリット「ハンジ分隊長?!」ギョッ!!
ハンジ「え、なんでそんなに驚いてるの?」キョトン?
モブリット「いやだって…まだ12時になってないですよ?!何戻って来てるんですか!」
ハンジ「もうすぐじゃん?気にしない気にしない!」アハハ!!
モブリット「いや…気になります…」ジー?
ハンジ「……なんだい?」ジー??
モブリット「うん、目の隈は大分取れてますね」ホッ
ハンジ「…そういうモブリットは隈ができてる…」ジー
モブリット「…元々、こウいウ、色デす!」
ハンジ「…嘘下手すぎ!!」アハハ!
廊下 トコトコトコトコトコ
モブリット「リヴァイ兵長の所に行ってたんですよね?」
ハンジ「他に行くとこなかったしねー君の狙い通りにねー」
モブリット「…後でお礼言いに行かないと…」
ハンジ「多分夜まで寝てると思うよ?」
モブリット「えぇっ?どうしてですか?!」
ハンジ「え?火の番で徹夜してたし」
モブリット「……え、火の番?」
ハンジ「そう、火の番」
モブリット「……何故ですか」
ハンジ「キャンプ行ってたのよ」
モブリット「何やってるんですかあんたは!!?!」グァッ!!
ハンジ「それについてならリヴァイに言われた」
モブリット「当たり前です!誰の為に休み押し付けたと思ってるんですか!!」グァッ!!
ハンジ「うん、それも聞いたんだ…」
ハンジ「……ごめんね、モブリット。徹夜までして頑張ってくれてありがとう」
モブリット「……反省してたらいいんです…」フー
モブリット「大体いつも徹夜して頑張ってんのはハンジさんですよ?!」バッ!
モブリット「お礼言うほどありがたいなら普段から寝てください!!」ビシッ!
ハンジ「あはは!なるべくそうするね!」アハッ
モブリット「しかしキャンプですか…楽しめました?」
ハンジ「うん!リヴァイ班の皆が優しくてねぇー」
ハンジ「キャンプ付き合ってくれるわ、消化のいいご飯作ってくれるわ」
ハンジ「私を寝かす為にリヴァイ派遣させるわ…」
モブリット「良くして貰ったんですね…後でお礼言いに行かないと…」フムフム
ハンジ「後ね…なんだか分からないけど」
モブリット「どうしました?」
ハンジ「皆で好きだー!好きだー!って合唱しながら帰って来たわ」
モブリット「は?!…意味が分かりません!」アハハ!!
ハンジ「私も良くわからない!けど、リヴァイ班好きだし、面白かった!」アハハ!
ハンジ「あ、勿論私の部下も好きだよ?モブリットとか」
モブリット「本人目の前にして『とか』とか言わないで下さい!」クワッ!!
モブリット「……え?!好き?!!ありがとうございます!!」アタフタ!!
ハンジ「狼狽えすぎだよ!」アハハ!!
ハンジ「さてさて…休んでた分取り返さないとなぁ」
モブリット「ソニーとビーン殺害の始末書、自分なりに纏めてみましたので時間がある時に推敲してくれませんか?」
ハンジ「おぉありがとうね!手間が省けた!」
モブリット「帰ってきたら始末書より研究結果の報告書に取りかかりたいだろうと思ったので…」テレッ
ハンジ「優秀な部下がいて私は幸せ者だわ!」アハハ!!
扉 ガチャッ…
ハンジ「ただいまー!皆ありがとうね!」
「ハンジ分隊長?!」ザワッ
「えっ…まだ昼になってないのに?!」ザワザワ
ハンジ「…皆モブリットみたいな事言ってる…」
モブリット「ハンジさんが休んでくれるの喜んでましたから…」ハハッ
ハンジ「…なんて良い子達なんだ…!こんな上司でごめんよ…?!」ウゥッ
モブリット「いやいや、それだけ普段のハンジさんが頑張ってるの見てますからね!」
ハンジ「うぅ…私はほぼ自分の為になのに………ん?」
モブリット「どうしました?」ン?
ハンジ「窓の所に花が飾ってる!誰がしたの?綺麗だねー!」キラキラ!!
モブリット「…え、前からありましたよ?」
ハンジ「……え?」
モブリット「バタバタしてたのでハッキリいつかは覚えてませんが…確かソニーとビーンが殺害された翌日位からありました」
ハンジ「……でも、少しも萎れてないよ?」
モブリット「造花なんですよ!研究室だから花粉飛ばないように、と考えたんですかね?」
ハンジ「………」
モブリット「時期的に、ハンジさん元気付ける為に誰かが飾ったんじゃないかなと思いましたが…」
ハンジ「………」
モブリット「…って、えぇっ?!何涙目なってるんですかっ?!!」アセッ!!
ハンジ「……私、全然気づかなかった…」
モブリット「そりゃ…周り見ずに没頭してましたからね…」
ハンジ「…皆の優しさ、気づかずにスルーしてたんだね…」
モブリット「まぁ、疲れもあったんでしょう…その証拠に今日は気づきましたし」
モブリット「だから、休むのは大切ですよ?」
ハンジ「うん…よし!今日は日付変わる前に部屋に帰れるように自分抑えるよ!」ガッツ!
モブリット「おぉ!その意気です!」パチパチ!!
ハンジ「ね、お昼ご飯さ、出前取らない?休みのお礼に皆に奢りたい!」
モブリット「えぇっ?!」
ハンジ「皆に何が良いのか聞いて来て、頼んでおいてー!」アハッ!
モブリット「はいはい、分かりました!」アハハ!!
──あぁ、なんだかいいな。
心がポカポカ、温かい。
今日帰ったら寝る前に
久々に両親に手紙を書こうかな。
そして、こう綴りたい。
…リヴァイには、半分なんて言っちゃったけど。
『今の私は、皆のやさしさで出来ています』
AM 11:40 完
以上です。
無事に完走できました!
前作が勢いで好き勝手書きすぎて、統一感なかったので、今回はなるべくセリフのみで書く、誤字脱字をしない、を心がけました。
少しでも読みやすくなってるといいのですが…。
読んでくれて、ありがとうございました!
感想や期待、おつの言葉、ありがとうございました!
完結作をまとめるスレに、どなたか報告をお願いします!携帯なもので…すみません。
近々、エレン主役でこのssに関係するものを、ある程度書き貯めたらスレを立てて投下予定です。
それではまた、見かけた時は宜しくお願いします。
提 供 バファリン
このssは、皆のやさしさで出来ています。
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません