シンジ「…そんなこと言ったって。」 (37)
シンジ「無いものは無いって言ってるでしょう!?」バンッ
ミサト「ご、ごみんごみん…。」
アスカ「…おはよ…あれバカシンジ、ミサト土曜の朝っぱらから何やってんの?」スッ(麩
ミサト「…あははー。」
シンジ「いや、何でもないよ。朝っぱらから、ミサトさんが、ツマミ無いかって散々ねだってきただけ。」
アスカ「へえ。」
シンジ「で無いって言っても聞き入れてくれなくてさー…。」
アスカ「困ってんの?…あ、何ならあたしのお菓ー。」
シンジ「あ…!でも。ー何か残ってないかな?」
アスカ「」
アソウイエバ昨日ノ天カス残ッテタナ冷蔵庫ニ
シンジ「ミサトさーん、昨日の天カスで良ければありますけどー?…後一日5本までですからねエビチュは。」ドゾー
ミサト「ありがとーシンちゃーん♪」
アスカ「…。」
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ネルフ
シンジ「あ、でもなー…。リツコさんの喜びそうな物って、綾波の方がリツコさんといる時間長いだろ?」
アスカ「ー何話してんのよバカシンジ、エコ贔屓。」
シンジ「あ、いや綾波が明日のリツコさんの誕生日に何送ればいいか分からないって言うから一緒に考えてたんだ。」
アスカ「じゃ私も一緒に考え」
シンジ「あ、そういえばリツコさんの机の上に、いつも猫の置物あるから、猫関連の何か買ってくるとかどう?」
レイ「ありがとう、碇君。」
アスカ「…。」
レイ(…?)
シンジ「…マヤさん、味付け自信無いんですか?」
マヤ「ちょっと、ね。」
シンジ「…はあ…。」
アスカ「マヤ?バカシンジ?」
シンジ「アスカ?ああ、うん。マヤさんがカップケーキ焼いたんだけど味見して欲しいって。」
マヤ「ちょっと自分じゃ味に自信が持てなくて。」
アスカ「ならそれぐらい私がー」
シンジ パクッ「ー…あー、美味しいですけど、ちょっと甘味強すぎません?後牛乳とかもうちょい生地に入れて、れともう少し焼き時間長くしたらー」云々
アスカ「」
マヤ「ありがとう、シンジ君♪」メモットク
シンジ「アスカ?そういえばどうしたの?」
アスカ「…。何でもないわよ。」
ID恐らく変わるけど>>1です。
ROMはまあ…。
最初から屑スレでしょ。(しかし続く。)
ただの黒歴史生産者の自虐だから。
アスカ「バカシンジの役に立てない…。」
シンジ「最近アスカが、変に僕の困ってる時に構ってくる気がするのはどうしてだろう?」
シンジ「分からないですよ…加持さん…。」
加持「本当にそうなのかい?」
シンジ「…。」
アスカ「バカシンジ。」
シンジ「あ、アスカ…!」
加持「じゃ、俺はこれで。」ススッ
シンジ「あ、加持さん…ちょっと!!」
シンジ「行っちゃた…。」
アスカ「バカシンジ。」
シンジ「…何?アスカ?」
アスカ「何か困ってることあったらそ、相談してもいいから…。」
シンジ「!?」
アスカ「…じゃ。」フイ
シンジ「あ、待ってよアスカ…!」
アスカ「何…?」
シンジ「…いや、その、…どうしたのかなって…。」
アスカ「だから何が?」
シンジ「いや、アスカが、そんなこと言ってくれるなんて、…さ。珍しいかなって。」
アスカ「ッ。///」
アスカ「じ!慈善行為ッ!慈善行為だからっ!!」
シンジ「ああ…。
なら、また今度とかに、相談させてもらうよ。」ニコッ
アスカ「…そう///。」かあっ
別の時間帯。
シンジ「何でそこでアスカが出てくるんですか…?」
マリ「まあまあ♪」
マリ「姫のことだからー。」
アスカ「何話してんのよ?」
シンジ、マリ「「」」
アスカ「今あたしのこと話してたでしょ?何言ってたのよ?」
シンジ「…あ、いや?別に、気のせいじゃないかな…?」
マリ「そ、そーそー、気のせいじゃにゃい?」アセアセ
アスカ「…そう。…じゃあなんで。」
シンジ「…?」
アスカ「…たしのことぐらい。」ボソ
シンジ「…アスカ?」
アスカ「…何であたしに聞かないのよっ!!…バカぁああ!!」ダダッ
シンジ「アスカっ…!?…行っちゃた。」
マリ「あちゃー…。」
シンジ「マリさん…どうすれば。」
マリ「んー…ま、一週間後、わんこ君、がんばりなヨー。」
シンジ「あ、ちょっと!!」行っちゃった…。
シンジ「そんな。僕が考えて、どうしろっていうんだよ…。」
シンジ「…。」
アスカ「…だいまーっ。」
Pen×2「クワー。」
アスカ「って、ぺんぺん以外まだ帰ってきてないか…。」
アスカ「…先シャワー入ろ…。」
2時間後。
シンジ「只今ー。あ、ぺんぺん?アスカ先帰ってきてるやっぱり?」
玄関の靴を見る。
そしてリビングに入る。
シンジ「…ぺんぺんの餌やり、やってくれたんだ。…いつも僕がやってるのにね、
ーね、ぺんぺん?」
Pen×2「…くわっ?」
一週間後。
アスカ「ここ一週間ぐらいバカシンジと気まずくてあんまり話せてない…。」
マリ「おっはよー姫ー♪」
アスカ「…ネメガネ…?」
マリ「はい、これ。」ヒョイ
アスカ「…え?」
マリ「今日姫の誕生日でしょー?」
アスカ「あっ。」
マリ「じゃ、そゆことだからー。」
アスカ「…え?ちょっと!?」
ガサッ
アスカ「何で猫耳の黒帽…?」(バッチ2つも付いてる。)
シンジ「でも、ミサトさんそれ…。」
ミサト「ま、何とかなるでしょ?」
レイ「私もそう思うわ。」
シンジ「綾波迄…。」
ミサト「おっとこの子でしょー?」
シンジ「やっぱり、こないだ加持さんにまず相談しなきゃ良かった気がしてきた…。混乱してきた。」
レイ「碇君の奥手。鈍感。2号機パイロットが可哀想。」
シンジ「綾波、さりげ酷いよそれ…。」
シンジ「ー自分が無いんだ…!分からないんだ!大事にできるわけ…その自信も無いんだ…!」
ミサト「でも、アスカのおかげで漸く自分を分かることもできる。
そうなんでしょう?」
レイ「なら、その程度のことでめげてはいけないわ。」
ミサト「応援しているわ。シンジ君。」
シンジ「…。頑張ってみます。」
午後。
シンクロテスト後。
帰宅。
葛城家
ぺんぺん「クワっくわっ!」
シンジ(アスカ、今日誕生日なんだよね…。)ガチャガチャ食洗音
シンジ(委員長達、そろそろ来るかな…?)
チャイム音。
シンジ「ーはーい!」手を止める。
扉開閉音。
シンジ「あ、ケンスケ、トウジ。委員長は?」
ケンスケ「委員長なら、アスカ引き留めてるよ喫茶店で。」
トウジ「ぼちぼち準備始めるか。でないと後でイインチョに大目玉やからな。」(←スマン関西弁が相変わらず分からん作者。)
シンジ「うん、…じゃ、始めよう。」(やっぱりトウジ、委員長に頭上がんないんだ。)
シンジ「そろそろミサトさん達も来るよー?だからあんまり焦んないでやってこうよ。」
ケンスケ「そうだな、トウジ、幾ら何でもそれは下手って言うか。」
トウジ「へ、…どうせ、わいは飾り付けのセンスなんて持ち合わしとらんわ!」
シンジ「あはは、トウジってばすねないでよ。」
ミサト「たっだいまー!加持とリツコとレイ、後マコト君とか青葉君とかマヤちゃんも連れて来たわよー。」
シンジ「あ、お帰りなさいミサトさん、加持さんとリツコさんも来てくれたんですか?」オペレーターの方々も
リツコ「ええ、レイも今日のノルマは終わって、私も偶には人の誕生日祝いもいいかと。」
マヤ「わたし達も暇だから。」
シンジ「ありがとうございます。」
加持さん「よ、シンジ君。どうだい?ちゃんと、やってるかい?」
シンジ「加持さん…まだ自信ないですけど。」
加持さん「ま、シンジ君なら大丈夫だろう。」
シンジ「どうですかね。こないだネルフでマリさんと居た時に、当たられてからあんまり口聞けてないんですけど…。」
>>1です。
なら自信持ってあげてみます。
…しかしトリップが何か今一つ分かんないです。
こういうことでしょうか?
レイ「…碇君。」
シンジ「ー綾波?」
レイ「気を、強く持つのよ。」
シンジ「…はい。m(_ _)m」
七時ぐらいになって。
ヒカリ「ほら、早く早くー!!」
アスカ「こ、こんな時間になって急かさないでよひかりぃ…。」
クラッカーの軽快な響き。
そして、アスカを祝う声。
ミサト「おめでとう」
レイ「おめでとう」
リツコ「おめでとう」
加持「おめでとう」
ヒカリ「おめでとう」
ケンスケ「めでたいなあ。」
トウジ「おめでとさん。」
Pen×2「くわくわくわー!」
日向「おめでとう。」
青葉「おめでとう。」
マヤ「おめでとう。」
シンジ「お誕生日おめでとう。ーアスカ。」
アスカ「あっ、…ありがとう。」嬉し涙堪え
超自然再生。
その二、三時間のち。
ミサト「後片付け終了ー♪あっと言う間だったわねー。」
アスカ「…みんな、帰っちゃったか。で、コネメガネの奴は何でこないのよー。猫帽貰ったけど。」ぶー。
シンジ「マリさんは今日用事あったみたい。こないだ声かけてみたんだけど。」
ミサト「あ、シンジ君?ごめん私急に用事できたから、今日、またネルフ行くわねー。帰るの明日の昼頃になるかしらー。」ニヤニヤ
シンジ「」(…それわざとですよねミサトさん。)
加持さん「じゃ、後は頑張るんだぞシンジ君。」ニヤニヤ
シンジ「…。」(加持さん…ミサトさんと同じ顔しないでくださいよ…。)
アスカ「…ちょっと!?ミサトっ!??ー」
ミサト「良かったわねーアスカァ♪シンちゃんと二人きりになれてー?」ニヤニヤ
アスカ「なっ////」
シンジ回想。
(加持さん『アスカちゃんのことを君はどう思っているんだい?アスカちゃんは君をどう思っているからあんな態度を取るのか分からないなら、まず自分は彼女をどう思っているか、考えてみることだよ。』)
シンジ「…それは。」
(マリ『姫はわっかりにくい子だからねー、ーでも、わんこ君のことは“嫌い“ってことは絶対無いから。』)
シンジ「そうなのかもしれないけど…。」
シンジ「でも…。」
(ミサト『機会は作ってあげるから頑張りなさい。アスカならきっといい返事が貰えるから。』)
(ミサト『シンジ君は、アスカをどう思ってるか、…本当は自分で気づいているでしょう?だったらそれをー。』)
シンジ「ぶつけてみる、か…。」
(レイ『碇君が2号機パイロットと一緒にいるのを見てると、ぽかぽかする。』)
シンジ(分かったよ、…綾波…。)
アスカ「…あのさ。」
シンジ「な、何…!?」
アスカ「こないだ、コネメガネと話してるところで怒って、…ごめん…今日のこと話してたんでしょ?」
シンジ「へ?まあ…うん、そんなとこだったね…。」
シンジ「…。」
アスカ「…。」
シンジ(駄目だ、場の空気何か重くなっちゃったよ…。何とか、何とかしろ自分…!)
シンジ「……何とかするって何をどうするんだよッ僕は…!」ワアアアアァ
アスカ「…????」
シンジ「あ、いや、ごめん今のは何でもないよ!!…。」
シンジ「…あ、アスカってさ…?」
アスカ「何?」
シンジ「その…可愛いよね。」
アスカ「ヴっ////!バカ!私が可愛いのは当たり前でしょ!!」
シンジ「ああ!うん…。」
アスカ「…。何でんなこと今言うのよ?どうして?」
シンジ「…気恥ずかしくて言えるわけ無い…」ボソ
アスカ「ッ…はっきり言いなさいよ!」
シンジ「分かってるよそんなの!」
アスカ「…何であんたが怒んのよ!」
シンジ「待って!…あのさ。」
アスカ「あによ。」
シンジ「いや、…この前、アスカ言ってたよね、何かあったら相談してもいいって。」
アスカ「…うん。それが?」
シンジ「アスカは、僕のことどう思ってる?」
アスカ「鈍感。…察しなさいよバカシンジ。」
シンジ「それって…。」
アスカ「…。あー疲れたからもう寝るー!」
シンジ「…!」(どうする?こうなったらっ…!)
アスカ「ー離しなさいよっ!」
シンジ「…。
好きだよ、…アスカ。」
アスカ「…卑怯者、臆病者。抱き締めるより先にそれ言えば良かったじゃない。」
シンジ「…ごめん。」
アスカ「…。あんたそれホント謝ってるつもりあるわけ…?
ー…まあ、ちゃんと言えること言ったから、良しにしてあげるけど。
ペナルティは覚悟しなさいよね…。」
完。
いらんおまけ付属。
アスカ「碇と悲しみの累積…。」(小ネタ)
シンジ「ごめん一方的にんなのぶつけられても対処のしようがないや。」
アスカ「…馬鹿にしてんの。」イラッ
シンジ「え?そっちこそ何だよ、いきなりガラス殴りつけるって!あれ…アスカ左目。」
アスカ「あんたには関係ない。」イライラ
シンジ「あーもういいよ分かったよ、せっかく人が心配してもその態度とかもういいよ。訳わかんないからー。」
シンジ「綾波?ここー」
ドーン
アスカ「ちょっとッ!」
シンジ「何アスカ?関係ないって言っておいてから、引き留めるとか何さ。」
ミサト「駄目よシンジ君…!」
シンジ「…!?」
ミサト「ここに居なさい。」
シンジ「何だよミサトさん、さっきまでガン無視だったじゃないか…!」
ミサト「しかし、身柄は我々が保護します。」
シンジ「保護…?首輪のスイッチ構えてる時点でただの脅迫じゃないですかそんなの!?」
ミサト「」
サクラ「ま確かに。」
リツコ「大の大人が中学生に論破されるなんて、…無様ね。」
ミサト「う、煩い!!」カチッ
ぽんぽぽぽぽーん
アスカ「…あ。」
終わり。(嘘)
ミサト「形式と手段は厭わないわ。」
シンジ「え?兎に角僕を止めておきたいんですかここに。」
ミサト「…。」
シンジ「また無視ですか。…じゃいいよ綾波連れてってよ。」
ミサト「ま、待ちなさいってば!」
シンジ「何ですミサトさん、アスカの真似ですか、40代になってその態度行動は相当痛いんじゃないですか。」
ミサト「」
サクラ「え?艦長…そういう…。」
リツコ「いや流石にそれは、」
ミサト「ー違うわっ…!!」カチッ
ぽんぽぽぽぽーん
アスカ「あ。」
終わり。
ご愛読ありがとうございました。
追記と言う独り言。
マリが「おめでとう」拍手に参加したら、どうなったんだろうか…。想像できん。
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