男「大学、行きたくないなぁ」 (72)

自室

男「はぁ……」

男「友達ができないし講義は長いし早く夏にならないかな」

男「これなら高校の時のほうが楽しかったかもな」

男「まぁ高校でも友達いなかったけどwww」

リア充「うぇーいwww」

スイーツ「リア充くんってかっこいいよねー!おもしろいしwww」

ブサ男(おもしろさが理解できねーよwww)

リア充「バレた?ちょっと喉かわいたからジュース買ってくるけど、何か飲む?」

スイーツ「えっ?いいの?じゃあ私いちごオレー」

リア充「りょ!行ってくるから待ってて」スタスタ

ブサ男(さりげなくスイーツ得してんじゃん)

ブサ男(うはwwwリア充が後ろから迫ってくるおwww)スタスタ

男をブサ男にしてくれ
ブサをのけようとしたけどやっぱこっちのがいいわ

ーーーガッ

喪女「いたっ……」ドサッ

ブサ男「あっふ、あっ、あにょ、そのっ、すっすすすすいません」

ブサ男「ぼっ、ぼきゅが前、見てなかった、から」

喪女「い、いえ……」スッ

リア充「ん?あれ?ブサ男じゃん、なにしてんの?」

ブサ男「あ、っえ、っと」

ブサ男(なんでこいつ僕のことを知ってるんだ)

リア充「え?何?もしかしてそこの女の子とぶつかっちゃったの?」

ブサ男「えっ、あっ、まぁ……」

リア充「まぁ、じゃねーよ、女の子の手から血でてんじゃん」

喪女「そっ、その……」

リア充「大丈夫?手ついたときに擦っちゃった感じ?」

喪女「あっ、その……はい」

喪女「でっ、でも、全然!大丈夫、なんで……」

リア充「ホントに?ならいいんだけど、てかブサ男お前テッシュかなんか持ってねーの?」

ブサ男「あっ、ぅえ?あぁ、ははハンカチなら」スッ

リア充「何きょどってんの?てかお前も大丈夫かよ」

ブサ男「ま、まぁ、うん……」

リア充「はい!俺のじゃねーけど血、拭いときなよ」

ブサ男(僕のだし、てかハンカチどうすんだよ)

喪女「あ、ありがと」

喪女「あっ、でもっ、はっ、ハンカチっ!」

リア充「あぁ、いいよいいよ」

リア充「次会った時にでも渡して?俺んじゃねーけどwww」

ブサ男(ちょ、勝手に進めるなwwwそれ僕のだからwww)

スイーツ「ちょっとぉーリア充くん何してんのー?」スタスタ

リア充「わりぃ、ちょっとゼミの友達がいたからつい」

ブサ男「……えっ」(小声)

ブサ男(ゼミ一緒だったのか、知らなかった)

ブサ男(というか友達?嘘だろ?話したこともないのに?)

スイーツ「そうなんだー、てかこの人とホントに友達なの?www」

リア充「あたりめーじゃんwww」

ブサ男(えっ、マジで?)

スイーツ「なんか意外wwwこういう人とも仲いいんだ」

ブサ男「……」

リア充「あんま絡んだことねーけどなwwwてか友達にそういうこと言うのやめてくんね?」

リア充「こういう人とか失礼っしょ、そういうのあんまり好きじゃねーわ」

スイーツ「ごめん、気にするとか知らなくて」

リア充「いや、謝るのは俺にじゃなくてさ」

スイーツ「えっ?」

リア充「まぁいいや、ごめっ、ちょっと気にしすぎたわ!どうせなら一緒にジュース買い行こうぜー」

スイーツ「うんっ!」

リア充「まっ、そういうことだから後はブサ男!任せた!」スタスタ

スイーツ「じゃあね~」スタスタ

ブサ男「あっ、えっ?ちょっと!」

ブサ男「……」

ブサ男「あっ、あの、えっと……」

喪女「その、ハンカチ、洗って返しますね?」

ブサ男「あっ、はっ、はい、お気遣いなく!」

喪女「その……よかったらですけど、連絡先聞いていいですか?」

喪女「返す時にでも連絡するので……」

ブサ男「えっ、あ!もちろん!どうぞ!」

喪女「……」

ブサ男「……」

喪女「あっ、喪女っていいます」

ブサ男「あ、あぁ、えぇ、はい、ブサ男、です」

喪女「と、登録、できました」

喪女「それじゃ、また」

ブサ男「ま、また」

とりあえず書き溜めはこれだけ

自室

ブサ男「いやな、うんありえねーでしょ」

ブサ男「こういう展開とか二次元だけだろ」

ブサ男「喪女ちゃんて言うのか~」

ブサ男「可愛かったな」

ブサ男「いや、可愛かったけどさ」

ブサ男「あぁああぁああ」

ブサ男「しかも明日ゼミあるし……」

ブサ男「リア充くるだろうなぁ」

ブサ男「絶対いじられるだろうなぁぁあ」

ブサ男「休みてぇー……」

翌日

リア充「よっ!お前さぁ、毎回だけどゼミだからって寝すぎだろ」

ブサ男(なんか気軽に話しかけてきたしどうするよおい)

ブサ男「あっ、いや、うん……」

リア充「俺もたまに寝るけどなw」

ブサ男(寝るのかよ)

ブサ男「あっ、あのさ、なんで僕なんかと……しゃべってくれるの?」

リア充「は?いやだって、友達じゃん」

ブサ男「だって、その、しゃべった事とかなかったし」

リア充「ゼミで一緒だしさ、きっかけとしては充分じゃね?」

リア充「話したことないならこれから話せばいいし、そう思って昨日はそう言ったんだけど嫌だったか?」

ブサ男(これがリア充のコミュ力というやつか……)

ブサ男「いやじゃ、ないけどさ」

リア充「ならいいじゃん、そうだ!これから飯食わね?」

ブサ男「えっ、ちょっ、僕と?」

リア充「いいじゃん、いいじゃん」

ブサ男「いやでも、リア充って他に友達いるでしょ?」

リア充「あーまぁ、な」

リア充「みんなには適当に言っとくから一緒に食おうぜ?」

ブサ男「いや、僕は、いいけど」

リア充「おっけ、じゃ食堂行くか」

リア充「食堂でいいよな?」

ブサ男「えっ、あぁ、うん」

食堂

リア充「わりっ、またせた」

ブサ男「いいよ、だってリア充は丼ものだし時間かかるよ」

リア充「ほい、水」

ブサ男「えっ、ああ、忘れてた、ありがとう」

リア充「で、あの女の子とはどうなったよ」

ブサ男「へ?」

リア充「とぼけんなって」

リア充「ほらあのぶつかってた女の子だよ」

ブサ男「いや、でもハンカチ返してもらうだけだし……」

リア充「あーそういう感じか?」

リア充「でもさーやっぱそういうのって期待しちゃうくね?」

ブサ男「な、何が?」

リア充「いや、ほら、恋ってやつ?」

ブサ男「いやっ、ありえないありえない、僕だよ?」

リア充「だから?」

ブサ男「だって、ほら、ブサイクだし」

リア充「意外にそーいうの関係ねーって」

ブサ男「あっ、あるよ!」

リア充「そんなもんかねぇー」

リア充「でもちょっと期待してたりするだろ?w」

リア充「あの女の子なかなか可愛かったし」

ブサ男「そ、そりゃあ、まぁ……」

リア充「そういうとこ素直なんだなwww」

ブサ男「わっ、悪いかよー」

リア充「いや、そんなことねーよ?」

リア充「俺はそういう素直なやつのほうがかっこいいと思うし」

ブサ男「かっ、かっこよくはないけども」

リア充「そんなことねーってwww」

ブサ男「いやいや、正直に言うとリア充くんみたいになりたいもん……」

リア充「ん?どういうこと?」

ブサ男「いや、ほら友達とか、いっぱいいるでしょ?」

リア充「少なくはねぇかな、多くもないけど」

ブサ男「そういうの、羨ましいなって思う」

リア充「……」

ブサ男「ごめん、じゃあ、そろそろ行くよ」

ちょっとID変わったが気にしないでくれ

リア充「ん、じゃあ行くか!」

ブサ男「あっ、そっ、その……」

リア充「ん?」

ブサ男「れっ、連絡先、聞いていいかな?」

リア充「あぁいいよ、ほい」

ブサ男「あ、ありがと」

リア充「いつでも連絡してくれていーぞ」

ブサ男「うん、じゃあまた」

リア充「おう!」

自室

ブサ男「さて、どうしたものか」

ブサ男「勢いで聞いてしまったけど連絡とることないだろうしな…」

ピコッ

ブサ男「メールだ、久しぶりに来たな」

ブサ男「誰からだ?」

「喪女ですが、明日の昼休み空いてますか?よければハンカチを返したいのですが」

ブサ男「おっふ……」

ブサ男「どうしよ……」

ブサ男「りっ、リア充に相談、しよう」

ピポパポ……とぅるるるるる

ブサ男「頼む、でてくれ」

リア充『あいよーもしもしー』

ブサ男「あっ、り、リア充!?」

リア充『おーブサ男か、どうしたどうした』

ブサ男「ちょっとさ、あの、明日の昼休みに、あにょ、ほらハンカチ、その」

リア充『とりあえず落ち着けってwww』

ブサ男「ごっ、ごめん!」

リア充『いーっていーって、で?ハンカチを明日の昼休みに返してもらうの?』

ブサ男「そう!さっき、メール、きて、返事できてなくて」

リア充『ハンカチ返してもらう前にメール返せよwww』

ブサ男「な、なんて返せばいいかな?というか僕と一緒に」

リア充『てきとーに大丈夫ですって返しとけってwあと俺、明日の昼休みはちょっと忙しいかな』

リア充『つーわけで、頑張れ!じゃな』

ブサ男「えっ、あっ、ちょっ!」

ブサ男「まいったな……」

ブサ男「とりあえずメールは大丈夫です、食堂前にいます、っと」

ブサ男「こっ、これでいいかな?だ、大丈夫だよな?」

ブサ男「あーもうどうしよう困った……」

ブサ男「そんないきなりすぎるって」

ブサ男「はぁ……」

昼休み

ブサ男(とうとうきてしまった、昼休み)

ブサ男(ドタキャンとかされたらどうしよ)

ブサ男(完璧に恥ずかしいやつだよな……)

喪女「あっ、あの!」

ブサ男「はっ、ひゃいっ!」

喪女「ど、どうも」

ブサ男「こっ、こちらこそ……」

ブサ男(あーやっぱ可愛いなぁ)

喪女「えっと、こっ、これ」

ブサ男「あっ、あーありがと」

喪女「い、いえこちらこそ」

ブサ男「……」

喪女「……」

ブサ男(やっぱ会話が続かねぇ)

喪女「あの、そろそろ」

ブサ男「えっ、あ、あぁ」

リア充「ん?あれー?ブサ男じゃん!よく会うなぁ」

ブサ男「りっ、リア充!」

リア充「おー、女の子も一緒じゃん!

喪女「あっ、どうも……」

リア充「俺はリア充、ブサ男の友達なんだなけど名前は?」

喪女「あっ、もっ、喪女っていいます」

リア充「へぇ~喪女ちゃんか!そういやブサ男が喪女ちゃん可愛いって言ってたなぁ」

ブサ男「ふっ、ふぇあっ?」

リア充「いやいや、俺も可愛いと思うわ、うん」

喪女「そんなこと、ない、です」

リア充「あーそうそう、ブサ男と喪女ちゃんてもうご飯食べた?」

ブサ男「まだ、だけど」

喪女「わ、わたしも、まだ……」

リア充「俺もまだなんだよなー」

リア充「てことで、ご飯みんなで食べない?」

喪女「えっ、と、その」

リア充「もしかして友達待たせたりしてたとか?」

喪女「そんなことは…」

リア充「じゃあ喪女ちゃんも誘っちゃっていい?」

喪女「あ、は、はい」

リア充「おーよかったな!ブサ男!喪女ちゃん来てくれるってよwww」

ブサ男「な、なんだよー」

リア充「べっつにー?」

喪女「ふふっ」

ブサ男・リア充「ははっ」

リア充「んじゃ、入りますか」

数ヶ月後

リア充「でさーオムライスがさぁーうめぇーの、マジでwww」スタスタ

スイーツ「ホントにぃ?」スタスタ

リア充「ホントホント!マジうめぇの、オムライス」スタスタ

リア充「あれ?ブサ男じゃん!」

ブサ男「おーリア充じゃん!」

リア充「あ!喪女ちゃんまで一緒じゃん」

喪女「あっ、どうも」ペコッ

リア充「なんだよー彼女かぁー?」

ブサ男「ま、まぁな!お前のおかげだ」

リア充「俺はなんもしてねーよ」

ブサ男「わかってるくせに」

リア充「まぁなw」

ブサ男「んじゃ、また連絡するよ」

リア充「おうっ!またな!」

おわり

だらだら伸ばしたくなかったのでくぅ疲

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