苗木「犯人は桑田君だよ」

朝日奈「そんな、桑田が…」

葉隠「信じられねーべ…」

苗木「でも事実だよ、今回の犯行は桑田君にしか出来なかったからね…」

大和田「桑田…お前」

桑田「…アポ？」

苗木「さぁ、犯人もわかったことだし投票の時間だ！」

霧切「待って！」

苗木「…え？」

霧切「私は真犯人を知っているわ」

十神「どういうことだ、説明しろ」

霧切「舞園さんの最後を見届けたのは桑田君じゃない…貴方でしょう、苗木君？」

苗木「や、やだなぁ…僕が舞園さんの部屋に行った時は既に亡くなっていたよ……それで思わず絶叫して気絶しちゃって……」

霧切「それは違うわ！」

苗木「」

苗木「何を言っているんだよ霧切さん、何で僕が舞園さんの最後を見届けたと思っているんだい？」

霧切「だって、私もあの現場にいたから」

苗木「そ、そんなわけないでしょ…霧切さんも僕の絶叫を聞いて部屋に来たんだよね？」

霧切「いいえ、そもそも絶叫が他の人に聞こえるのかしら？」

苗木「ど、どういうこと？」

霧切「私達の部屋は防音なのよ？外部に音は漏れないわ」

苗木「…！」

霧切「そして、何故私があの現場にいたかというと凄い勢いで廊下を走っている苗木君を目撃したからついていったのよ」

苗木「なんだって…」

霧切「そして、室内に入ってみたら苗木君が舞園さんと少し会話した後に絶叫して気絶してたわ…凄くわざとらしかったわね」

苗木「」

葉隠「ということは最後に仕留めたのは苗木っちってことだべ…」

大神「苗木…」

朝日奈「信じられない…」

霧切「自分が助かるためにもう一度刺し直したようね」

不二咲「酷いよ苗木君…」

石丸「どうしてそんなことをしたんだ…」

セレス「死者に命乞いをされているのにトドメを刺すなんて鬼畜ですわ」

十神「犯人は苗木だったんだな、さぁ投票に移ろう」

苗木「ま、待ってよ！」

大和田「なんだよ？」

苗木「皆、良いの？僕死んじゃうんだよ？」

桑田「殺人犯は死んでも構わないだろ」

苗木「…いや、待ってよ！」

霧切「この後に及んで見苦しいわ、苗木君」

苗木「いや、あったんだよ…僕が犯人じゃない証拠が！」