出木杉「しずか君、僕と結婚してくれ」 (31)

しずか「出木杉さんの気持ちは嬉しいけど、私にはのび太さんがいるから.....ごめんなさい」

出木杉「そうか、わかった。ありがとう」

出木杉「母さん、また振られたよー。もう僕は一生結婚できないよー」

出木杉母「英才、無理に結婚しなくてもいいのよ。母さんは英才が幸せでいるだけで幸せだから」

出木杉「でも、ドラえもん君に見してもらった未来には英世という息子がいたんだ」

出木杉母「未来はちょっとしたことで変わるのよ。そんなの気にしてたら楽しく生きていけないじゃない、もっと気楽に行こう」

出木杉「でも、僕は一人っ子だから僕が結婚しないと出木杉家が途絶えちゃう」

出木杉母「心配しなくていいのよ。従兄弟だっていっぱいいるじゃない」

出木杉「そうだね。母さんありがとう」

次の日

出木杉「母さん!!母さん!!うわーん」

出木杉父「妻はもうダメなんですか!?」

医者「非常に厳しい状態です」

出木杉「うっうっ母さん...」

出木杉父「英才、母さんが死んでも俺がお前を守って行くからな。一緒に頑張って生きよう」

出木杉「うううう、、うわーん」

出木杉の母は死んだ。買い物の途中で大型トラックに跳ねられたらしい

一年後

出木杉「父さん!父さん!死なないでー」

医者「英才君、心配しないで必ず僕が助ける」

出木杉「お願いします」

医者「では、手術を開始する」

医者「無事がん細胞は摘出されました。ですが、暫らくの安静が必要です」

出木杉「ありがとうございました」

医者「これが仕事ですから」

出木杉(それからというもの僕は医者になることを目指してもう勉強した。そして今日、医師免許を獲得した)

出木杉「父さーん!医師免許もらったよー」

出木杉父「なんてこった。若干、30歳で医師免許獲得だと!?すごいじゃないか\」

出木杉父(これで英才の稼いだ金で一生、遊んで暮らせるな。キャバクラにだっているでもいける)

3年後

出木杉父「英才か?ちょっと父さん借金をしちまってな。金を貸してくれないか」

出木杉「わかったよ父さん、口座に振り込んどくね」

出木杉父「100万頼む」

それからというもの出木杉の父はキャバクラや風俗で遊んでは借金をし、直ぐに英才に借りて解決していた。

出木杉父「英才か?また借金をしちまってな、300万頼む」

出木杉「父さん、なんで借金してるの?もう何円借りたと思ってるの?しかも、全く返済されない」

出木杉父「うるさいっ!黙って俺に金を貸せ!」

出木杉「ふざけんなあ!もう金は貸さん!一生借金取りに追われてな」

出木杉父「ちっ仕方ねえ。あの手を使うか」

出木杉父「あそこの出木杉総合病院の主治医は藪医者です!今すぐ辞めさせてください!てきとうに診察しててきとうな薬を処方し客から金を巻き上げています」

英才は新聞を見て驚いた。

出木杉「えっ!僕が藪医者だって!?誰がこんな嘘情報を!」

出木杉「あっ警察が院内に入ってくる」

警察「出木杉さん、貴方がてきとうに診察してきとうな薬を処方し患者から金を巻き上げているというのは本当かな」

出木杉「違います。それは嘘です。僕が手術した患者さんからは毎回のように治ったという手紙が届きます」

出木杉「いったいだれがそんな情報を!?」

警察「出木杉英数という男性ですね。あれ?貴方と苗字が同じですが、親族か何かでしょうか?」

出木杉「そ、それは父です。多分、僕が金を貸すのをやめたから報復行為でこういうデマを流したのでしょう」

警察「確認をとってきます」

警察「出木杉英数が容疑を認めました。逮捕します」

出木杉「は、はあ」

出木杉「僕は父さんを助けたお医者さんに憧れて医者になったのに.....ううう」

出木杉の脳内(英数「父さんがお前を守るからな」)

出木杉「裏切りものじゃないか!!」

出木杉「くそっ!!」

出木杉「ああ、母さん、僕ももうそっちに逝くよ」グサっ

翌日

記者「お騒がせ医者の出木杉英才先生がこちらの自宅で自殺したそうです」

宮根「ってことは藪医者疑惑は本当ということですか?」

記者「いいえ、それは違います。遺書には「父に絶望し、母に逢いたいのでこの世を去る」と書かれていました」

しずか「ま、まさか出木杉さんが自殺するなんて.....」

のび太「うわああん」

出木杉はその後天国の母さんと幸せに暮らしましたとさ、おしまい

ふう、疲れた。オチが思いつかなかったので「自殺」という形で締めくくりました。めんどかったんでね

やっぱり僕は最強SS作家だな

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