仗助「承太郎さんの娘さんすかァ~ッ!?」 (251)
ジョジョSS(色々クロス)
注意点
設定一部改変されています。ご了承ください
所々他の作品のキャラクターが登場します
山ナシ、オチなし、内容ナシです
基本ダラダラした日常です
舞台は4部終了直後くらい。
年代は1999年のはずだけど時間設定を無視する場合もあります(例えば2013年の物事があったり)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1377932515
承太郎「また日本に用があってしばらく滞在することになった」
仗助「っつゥーかこないだ帰ってったばっかりじゃないっすか~。感動のお別れだったのに」
承太郎「ジジイが財布がどーのこーのいってたが、あれが感動のお別れか?」
仗助「い、いやァ~・・・そ、そんなことより俺に大事な用ってなんすか?」
承太郎「ああ、実は俺の娘を預かってもらいたい」
仗助「・・・はい?」
承太郎「ほら、隠れてないで出てこい」
ヒョコッ
仗助「お、お、女の子ォ~~~ッ!?」
承太郎「自己紹介してやれ」
徐倫(5)「あたしのなまえはくうじょう じょりーん!」ドッバアーーーン!
※本来なら徐倫は7歳くらいの時期ですが、このSSでは5歳ということで。
仗助「・・・」
承太郎「こいつが俺の娘だ。5歳だが、芯は強いぞ。じゃあ任せたぞ仗助」
仗助「ちょ、ちょ、ちょ!ちょっと待ってください!投げやりすぎじゃあないっすかあ!?」
じょりん「パパ、このひとだれなの?」
承太郎「仗助、自己紹介してやれ」
仗助「あ・・・ええ、とりあえずしますよ。・・・えーっと、俺の名前は東方仗助ってんだ。よろしくな」
じょりん「にんべんにじょうぶのじょう?たすける?っけ!これからはおまえのことをじょうじょ、ジョジョってよんでやるぜ!」
仗助「賢いッ!」
承太郎「俺の子だからな」
仗助「っつゥーかちょっと!なんで俺がこの子を預かるんすかァ~!?事情を説明してくださいよ事情をッ!」
承太郎「実は俺の妻が『あなたが仕事ばっかりでかまってあげないから徐倫がさみしがってる』と言っていてな」
じょりん「さみしくなんかないもん!」
承太郎「そこでまた日本に来なくちゃならんことになったんだが、『徐倫も連れてってあげて!』と言われてな。断りきれなかった」
仗助「じゃあなおのこと一緒にいてあげなくちゃ意味がないじゃあないですか!」
承太郎「この後の俺の用ってのは何があるかわからん危険もある。徐倫をそんなことに巻き込むわけにはいかない」
じょりん「パパ・・・」
仗助「・・・で?」
承太郎「妻に『連れていく』と言った手前、日本までは連れてきたんだが・・・この先は危険だ。お前に預けるしかない」
仗助「奥さんに逆らえないんすか・・・」
承太郎「そういうわけでお前に任せた。俺はもう行く」
仗助「で、でも俺なんかでいいんすかァ~ッ!?SPW財団とかの方がいいでしょー!」
承太郎「財団に子守など任せるわけにはいかないだろ。それに、お前なら他の誰よりも安心だ」
仗助「うっ・・・そ、そー言われると悪い気はしないっすけどォ~・・・」
承太郎「じゃあな徐倫。しばらく仕事にいく。この仗助おじちゃんに面倒みてもらえ」
じょりん「・・・パパ・・・またおしごと?」
承太郎「そうだ。・・・すまない・・・」
じょりん「がんばって!」
承太郎「・・・ああ」
仗助「あァ~・・・なんかメンドーなことになっちまったな~・・・」
承太郎「それと、言うまでもないことだが・・・もし徐倫を悲しませることがあれば、お前の顔面を趣味悪く変えてやるからな」
仗助「」プレッ、プレッ、プレッシャア~ッ
仗助「・・・ああ、行っちまった・・・どォ~すっかなァ~・・・」
じょりん「?」キョトン
仗助「まあ、とりあえずウチに帰るか。徐倫ちゃん、行こうぜ」
じょりん「あたしをこどもあつかいしないで」
仗助「いや子供じゃあないっすか」
じょりん「おとなのレディーよッ!」
仗助「まいったなあ・・・」
じょりん「あたしのなはくうじょうじょりーん!」ドッバアーーーン!
仗助「それはわかったっつゥーのッ!イチイチポーズきめんじゃねェーよ!」
仗助「もうメンドクセーからとにかくウチに行くぞ」
じょりん「?どこにいくの?」
仗助「俺の家っすよ。これからしばらく住むことになる家っすよ」
じょりん「にほんのいえか!それはたのしみ!」
仗助「アメリカ人とのハーフだからアメリカ育ちなんだったな。あれ?そういえばなんで日本語喋れんだ?」
じょりん「パパにならった」
仗助「・・・あの人ホントすげーなあ」
―東方家―
仗助「ただいま~っつって・・・ん?」
じょりん「・・・」シドロモドロ
仗助「どした徐倫。玄関の前で止まってよ~」
じょりん「・・・はいってもいいの?」
仗助「っああ、そういうことか。エンリョするこたァねーぜ。今日からここがお前の家だからよー」
じょりん「お、おじゃまします」
仗助「今度からは『ただいま』でいいからな」
じょりん「うん」
仗助「ミョーなとこで遠慮するんだな」
朋子「あら、仗助帰ったの・・・ってその子供はナニ!?まさかアンタ誘拐――」
仗助「違ェーっつゥーのッ!実の息子に対してなんつー言い草だッ!」
説明中・・・・・・
仗助「――っつーわけで、知り合いの子を預かることになったってことだ」
朋子「そうだったのね」
仗助(承太郎さんの子っていうと色々とメンドーだし、隠しとくか)
仗助「で、いいっすかね?ウチで預かっても・・・」
朋子「私はいいわよ。2人暮らしもさみしいと思ってたとこだったしぃ~」
仗助「ってわけで徐倫、今日からこの人がお前のかーちゃんと思ってくれ」
じょりん「かーちゃん?」
仗助「ママみてーなもんだ」
朋子「エンリョなんてしないでいいんだからね。徐倫ちゃん」ナデナデ
じょりん「・・・うん!ありがとうかーちゃん!」
朋子「あら、かーちゃんで定着?」
仗助「あー、着替えとかないよなさすがによー。どォーすっかねー」
朋子「それじゃあ徐倫ちゃん連れて買いに行ってきなさいよ。それまでにゴハンの材料の買い足しもしなきゃならないし」
仗助「そーすっかあ。じゃあ徐倫、行くか」
じょりん「ふくかってくれるの?」
仗助「そうだぜェ。お前さんもずっと同じ服って訳にはいかないだろ?」
じょりん「そうときまれば!はやくいくよジョウスケ!」タタタ
仗助「・・・呼び捨てっすかァ・・・」
―――・・・・・・・・・
仗助「これで買い物は済んだけどよォー・・・周りの視線が気になってしょーがねーぜ・・・まあ、学ラン着てんだから兄妹って思われてるんだろうけど」
仗助「さすがに誘拐犯とか思われてねーよな。俺が気にしすぎなだけだよな」
じょりん「ジョウスケ!もっときびきびあるけ!」ビシイ
仗助「こっちはお前に買ってやったもの全部もってんだぞ!っつかそんな言葉使いどこで覚えた!」
じょりん「くちごたえするとばんメシはぬきだぞっ!」
仗助「・・・こいつァ一つ、オシオキが必要だなァ~・・・」
ズンギュンッ
仗助「『クレイジー・ダイヤモンド』ッ」
じょりん「うわっ!?」
仗助(スタンド使い以外には目に見えねーから、宙に浮いてるみてーな感じだな。スタンドで持ち上げただけだがよォー)
仗助「どうだ徐倫?これが仗助オニーサンの力だぜ。これにこりたらもうナマイキなくち――」
じょりん「すごーい!これジョウスケのスタンド?かっこいー!」
仗助「・・・あれ?徐倫さん、スタンドが見えるんすか?」
じょりん「うん!」
仗助「完全に想定外・・・まさかこんな子供までスタンド使いなんて・・・・・・あ、でもそういやあ赤ちゃんのスタンド使いもいたな」
じょりん「わたしはスタンドつかえないよ?」
仗助「え?」
じょりん「スタンドはみえるけどまだつかえないんだ。パパは『さいのうがあるからみえるんだろう』っていってた」
仗助「そういうことか。なら『矢』でも刺さったらスタンド使いになるだろーな。・・・『矢』が刺さったりするようなことがあれば『星の白金』でボコボコにされるだろーな・・・」
じょりん「?」
じょりん「ジョウスケのスタンドはなんていうの?」
仗助「お、おお。『クレイジー・ダイヤモンド』だぜ」
じょりん「くれいじー・だいあもんど・・・かっこいー!」キラキラ
仗助「そうか?お前のとーちゃんが名付けてくれたんだぜ」
じょりん「さすがパパだぜッ」
仗助「徐倫にスタンドが発言したらどォーなるかなあ」
じょりん「めちゃくちゃつよいスタンドに決まってるでしょー」
仗助「あながち合ってそうでこえェーっすよ」
億奏「お!仗助じゃねーかっ!奇遇だなァ~ッ」
康一「仗助くーん」
仗助「おー、億奏に康一じゃねーか」
億奏「おめェー何だぁその買い物袋はよォ~?たんまり買いこんで・・・ッ!?女の子がいるゥ!?」
康一「わー、ホントだ。仗助くんの妹さん?」
仗助「そんなんじゃねーよ。あのな――」
億奏「てめェ仗助ッ!同年代だけじゃ飽き足らず、子供にまでモテるなんてッ!もうカンベンならねェ~ッ!」
仗助「何言ってんだてめェー。落ち着けっての。この子は承太郎さんのお子さんだってーの」
康一「・・・じょ、承太郎さんの・・・」
億奏「お子さんンン~ッ!?」
バッ!
じょりん「あたしのなまえはくうじょうじょりーん!」ドッバアーン!
仗助「お前イチイチそのポーズ決めて名乗るの?」
康一「承太郎さんに子供がいたなんて・・・意外だけどありえなくはないよね」
億奏「それでなんて仗助がその子と一緒にいるんだよ」
仗助「実はコレコレシカジカ」
億奏「カクカクウマウマ・・・っつゥーことかァ・・・承太郎さんも大変なんだなァ」
康一「えーっと、じょりーんちゃん?僕は広瀬康一っていうんだ。よろしくね」
じょりん「コーイチ?コーイチはあたしよりとしうえ?」
康一「ガッ」
仗助「おいおい徐倫ン~・・・いくらなんでもそれはねーぜ。康一は俺とタメっすよー」
億奏「俺ァ虹村億奏さまだぜッ!」
仗助「言うまでもねーけどよ、お前徐倫に手ェ出したら俺と承太郎さんのオラドララッシュだからな」
億奏「なんだそりゃー!?俺ァこんなオコチャマにはキョーミねェーってのー!」
じょりん「むっ、じょりんはこどもじゃないよ。おとなのれでぃーなのっ」
億奏「ホッホホ~?そォですかァ~?ならオメー、かけ算いえっか?」
じょりん「いちたすいちはたんぼのた!」
億奏「ダッハハ!見ろ仗助ッ!やっぱガキはガキだぜェー!」
仗助「おめー、大人げねーぞ」
じょりん「オクヤスはおとなげねーな」
仗助「そうだな。こいつァこーゆー奴だからあんま気にすんなよな」
億奏「なんだとコラッ!」
康一「億奏くん、さすがに子供相手に大人げないよホント」
じょりん「こどもじゃない!コーイチのがこどもだろっ!」
康一「ブッ」
億奏「おい仗助・・・このガキどーゆー教育受けてんだ?年上の人に対するレーギってもんがなってねーぞ」
仗助「おめーそれ承太郎さんの前で同じこといえんのか?」
億奏「・・・いや、なんでもねーっ」
康一「そういえば、承太郎さんって仗助くんの甥にあたるんだよね?じゃあ徐倫ちゃんはどーいう位置になるのかな」
じょりん「ちゃんづけすんな!コーイチのくせにっ!」
康一「えェ・・・」
仗助「あー、そういやあそーだなあ・・・甥の子・・・いやもうゼンゼンカンケーねーって立ち位置じゃあねーの?」
億奏「?・・・」
じょりん「?・・・」
康一「あ、それと・・・承太郎さんっておかーさんが外国の人でおとーさんが日本の人だって聞いたけど、つまりハーフなんだよね?」
仗助「あー、たぶん」
康一「で、承太郎さんの奥さんはアメリカ人さんなんだよね?・・・つまり徐倫ちゃんってハーフのハーフ?クオーター?クオーターじゃないよね」
仗助「・・・あー・・・そんなコト全ッ然しらねー。っつゥーかどーでもいいんじゃねェのか?」
じょりん「・・・?」
億奏「・・・?」
億奏じゃなくて億『泰』だったのね・・・申し訳ありません。以降億泰に変更します
康一「まあどーでもいいか。仗助くんの妹みたいなものと思えばそれで」
じょりん「いもうとじゃない。おねーさんだ」ビシッ
康一「え」
仗助「え」
億奏「ダッハハ!仗助おめーこんなガキの弟なのかよォー!困ったことがあったら弟のプロの俺になんでもきけよ?」
仗助「てめェ何マジにとってんだよ。おい徐倫、いくらなんでも俺がお前の弟ってーのはねーだろオイ」
じょりん「あたしがジョースケのいもうとなんてヤだ!」
仗助「あーもう・・・妹でもねーよ。甥の子だからな」
康一「それはそれでメンドーだね」
億奏「お前ン家の家系図ってどーなってんだよ」
仗助「あっ!もうこんな時間じゃねーか!徐倫!帰るぞ!晩飯におくれっぞ!」
じょりん「バンメシ!なにたべる!?」
仗助「お袋の手料理だからあんまり期待すんじゃあないぜ?日本のメシは合わないかもしれねーしな」
じょりん「そんなことない!おいしいメシはおいしい!」
仗助「そ、そうか?じゃあさっさと帰ろうぜ。じゃーな康一、億奏」
じょりん「じゃーなコーイチ、オクヤス!」
康一「うん、じゃあねー」
億奏「ジョリーン、こんど会うまでにかけ算覚えてこいよなー!」
じょりん「うっせー!オクヤスこんどあったらぶっとばす!」
仗助「空条家の血が濃いな」
―東方家―
朋子「っつゥーわけでッ!今日の晩ゴハンは『ショウガ焼き』よッ!」バアーンッ!
じょりん「おお~っ!」キラキラ
仗助「意外といい反応じゃないっすか。日本の一般家庭のメシだけど」
じょりん「ぶたにくがキラキラひかってる!これぞブタープラチナ!」キラキラ
仗助「・・・ん?」
朋子「徐倫ちゃんはユーモアがあるわねー」
仗助「ねーだろどー考えても・・・」
朋子「さっ、ちゃっちゃと食べてちゃっちゃと片づけてちゃっちゃとゆっくりしましょうっ!」
じょりん「うんっ!」
―――・・・・・・・・・
じょりん「・・・うますぎた」ケフッ
仗助「そりゃー何よりだぜ。あと寝る部屋だがよ、どーする?空いてる部屋とかあったか?」
朋子「徐倫ちゃんは今日からこの部屋で寝てね」ガチャ
じょりん「おー!りっぱ!」
仗助「って俺の部屋じゃあねェーかッ!」
朋子「シーツとか変えてキレイにしてるからね」
じょりん「うん!ありがとうかーちゃん!」
仗助「ノックしてもしもォ~し!俺の部屋ですけどどーいうことか説明してもらえっかねェ!?」
朋子「仗助はソコで寝てな」スッ
仗助「ソファで寝ろってのかァ!?コーコーセーだぞ俺ァ!」
朋子「徐倫ちゃんにソファで寝ろっていうの?」
仗助「ッ!(そ、そうなったら・・・無敵のスタープラチナのオラオラで顔面にモザイクかかるぐらいになっちまう!)」
仗助「・・・・・・シブシブですが了ォ~解・・・」
じょりん「ジョースケ、たまにならあたしのへやにあそびにきていいよ」
仗助「こ、こいつゥ~・・・ッ」
―・・・夜
じょりん「Zzz・・・Zzz・・・」グー
じょりん「Zzz・・・Zzz・・・」グー
じょりん「・・・おらぁ・・・・・・Zzz」グー
―・・・朝
じょりん「Zzz・・・Zzz・・・」グー
じょりん「っ」パチッ
じょりん「あさだ!」ガバッ
じょりん「ほしのひかりをみていたい!」ダダダ
仗助「Zzz・・・Zzz・・・」グー
じょりん「もーにんぐこーるゥ!」ドギャス!
仗助「うぼあっ!?」ゴッファア!
じょりん「ジョースケ!あさだぞ!」
仗助「っが・・・て、てめえ徐倫!寝てる人の腹にラ・ケブラータするやつがあるかァーッ!」
じょりん「らけぶ?」
仗助「プロレス技ですよォー!腹ン中リバースしちまうだろーが!」
じょりん「そんなことはどうでもいい!あさごはんだ!」
仗助「こ、この野郎ォ~ッ・・・・・・」
じょりん「あさはしっかりたべないとだめだってママがいってた」
仗助「・・・正論すぎて反撃できねー・・・ってまだ6時半じゃあねーかっ!今日土曜なのになんでこんな早く起きなきゃならんのですか!」
じょりん「はやおきはサンモンのとく!」
仗助「せめて10時くらいまでは寝てたかったぜェ・・・」
じょりん「それよりごはんだ!われわれにはそれがひつようだ!」
仗助「・・・あーもう・・・わかりましたよ・・・」
億『泰』ね。ちゃんと・・・もう今後は間違えないように・・・
あともうすでに気づいてるでしょうけど、ジョジョっぽくないです。『よつばと!』のイメージが強いので、ジョジョSSとは言えないです。ご了承ください・・・
じょりん「あっさごっはんあさごはん~♪」
仗助「・・・とは言ったものの、お袋はまだ寝てるし俺が作るしかねーんだけど・・・何食わせりゃいいのかな・・・」
仗助「ヘタなもんはだせねーし・・・ここは・・・・・・賭けるしかねー・・・」
仗助「徐倫!これが日本のアサメシだぜっ!」
ダアン!
じょりん「!お・・・おこめがたってる!」
仗助「こいつが『卵かけゴハン』だぜェ~ッ!シンプルだがそれゆえのウマミがあるぜー!」
じょりん「きんいろにひかってるみたいっ!」キラキラ
仗助「しょうゆはおまかせだ。さあ食え!俺の自信作だぜッ!」
じょりん「くらいつくすっ!」ガツガツッ
仗助「そーいやあアメリカでは生卵を食う文化ってーのはないってきーたことあるな。『ロッキー』でスタローンが生卵飲んでたのが衝撃だってのはそのせいらしいが・・・」
じょりん「うめーうめー!」ガツガツッ
仗助「徐倫はゼンゼン気にしてねーみたいだな。・・・つーか徐倫、お前言葉使いもっと考えろ」
じょりん「んえ?」
仗助「ゴハン食べながらうめーうめーなんて言うんじゃあない。口にもの含んでる時はしゃべるんじゃねーぞ。レイギってもんだからな」
じょりん「レイギ・・・『くちにものをふくんでるときはしゃべっちゃだめ』ッ!いんぷっとかんりょう!」カシャーン
仗助「おめェー、ロボ超人かよ」
仗助「さ、飯は食い終わったし・・・徐倫、どっかいきてーとこあるか?」
じょりん「もりおーちょーをたんけんしたい」
仗助「おー、そうだな。そんじゃあとりあえずこの町を案内してやるぜ。つってもけっこう広いからカンタンな説明だがな」
―――・・・・・・・・・
仗助「――・・・で、あっちが『カメユー』だ。買い物行くならカメユーだな。ポイントもあるし」
じょりん「おらおらっ!」ガッシイ!
じょりん「ジョースケ!ほらっ!セミつかまえたっ!」ミジジッミジジッ
仗助「おめェー人の話聞いてんのか?セミなんか捕まえてねーで俺のコンセツテーネーな町案内をインプットしろっつーの」
じょりん「きゃっち&りりーす。おまえはこのあたしのてからじゆうになるっ」ジジッ ビイーンッ
仗助「・・・へえ~ッ、優しいんだな徐倫」
じょりん「じゆうはみんなにあたえられたものだってパパがいってた。あたしもいつかじゆうになる」
仗助「もう十分すぎるほど自由だろテメー」
じょりん「?」ペコグゥ~
じょりん「っ!ジョースケ!ハラへった!」
仗助「自由じゃあねーかやっぱりよッ!話ぶったぎりすぎんだろ!」
じょりん「そろそろおひるごはん!」
仗助「ああ~?・・・11時36分か・・・確かに昼メシ時だな・・・どっかで食うとすっか」
じょりん「うえーいがいしょく!」
仗助「つってもどーすっかな・・・トニオさんとこはさすがに上品すぎるだろーし・・・・・・なんかいいトコあっかなー」
じょりん「ジョースケ!ジョースケ!」グイグイ
仗助「あん?」
じょりん「ここ!ここにしよう!」
『バーガー・HP』
仗助「『バーガー・HP』~ッ?・・・こんな店あったかァ?・・・新店舗ってか?・・・」
仗助「おめェホントにここでいいのかよ?チェーン店じゃなさそうだし、そういうバーガー屋ってハズレの可能性高いんじゃあないのォ~?」
じょりん「みせがまえがいい!きにいったァーッ!」グッグッ!
仗助「まあオメーがいいならいいけどよォー・・・」
―『バーガー・HP』―
じょりん「おらぁ!」バアーン!カランカラン!
仗助「扉をぶちあけんなっ!丁寧に入れっ!」
じょりん「ジョースケみろ!かしきりだぞ!」
仗助「・・・中は喫茶店みてーだな。客は俺達だけかよ・・・でもまあ、シブくていい感じじゃあないっすか。入口のベルもいい音色」
じょりん「シブくていいなっ!とにかくくおーぜ!」
仗助「・・・言葉使いの矯正は重大な問題だな」
じょりん「おらぁ!」ボスッ
仗助「イスに座るのにイチイチそーゆーこと言う必要あんのか?オメー?」
ホットパンツ「よくきたな」
仗助「お?店員さんっすか?(男?女?)」
じょりん「おいしいおひるごはんをくださいな!」
仗助「徐倫、このメニューを見て選べな」
じょりん「おー」
仗助「・・・?・・・あのォ~店員さん?ココ、バーガー屋ですよね?」
ホットパンツ「そうだ」
仗助「バーガーのメニューが『おまかせ』しかないのはどーゆーことっすかァ?種類ないの?」
ホットパンツ「当店特製の『ローストビーフサンド』しか出さない。食わない奴はしばり首だ」
仗助「・・・グレート」
じょりん「じゃーおれんじじゅーすとおまかせを」
仗助「俺はコーラとおまかせでいいっす」
ホットパンツ「ほらよっ」ドガンッ
仗助「はえェッ!」
じょりん「きにいったァァァー!」
仗助「みろ徐倫!すごいぞこれ!正直ハズレかと思ったがすっげーウマそうだぞっ!ローストビーフサンドだ!オニオンと卵も入ってる!」
ホットパンツ「毒は入ってない」
じょりん「おいしそう!」ガブリ
仗助「っ!うッ、うめェッ!すっげェージューシィーでありながら濃すぎない味付けッ!ボリューミーで口の中もマンタンになるぜ!」
じょりん「バーガーじゃないけどうまい!」
仗助「それと飲み物のコーラとオレンジジュースもコップに注いだものじゃあなくって、あえてのビンをそのまんま出してるってとこがまたシブいぜ」
じょりん「あかない。あけて」
仗助「お、あけらんねーのか?まあそーゆーのもシブいってとこだな。『クレイジー・ダイヤモンド』ッ!」ズギュン!キュポッ
じょりん「ありがと」
ホットパンツ(スタンド使いか・・・)
仗助「にしても、サンド一つだけじゃあものたりねーと思ってたが、けっこう満腹になった気がするぜ」
じょりん「コスパがいいね!」
仗助「それ言葉のチョイス合ってんのか?・・・店員さん、おあいそ」
ホットパンツ「2000円になります」
仗助「高ッ!?」
じょりん「まんぷく」ケフッ
仗助「ローストビーフサンド二つとジュース二つで2千とかボッてるだろどー考えてもッ!ふざけんじゃあねーぞ!」
ホットパンツ「ウチは素材にこだわっているからな。それなりに値段ははるに決まってるだろ」
仗助「ッグ・・・確かにうまかったけどよォー・・・」
じょりん「けちけちすんなよ」
仗助「こッ・・・このヤロ~・・・」
ホットパンツ「食い逃げはしばり首だ」
え?普通じゃね?サブウェイとか普通にいい値段するぞ
<マイドドーモー
仗助「っく・・・痛い出費だったぜ・・・」
じょりん「ぎゃくにかんがえるんだよジョースケ。『にせんえんですんだんだ』ってね」
仗助「いいこと言うっすねェ~。さあて、この後はどーすっか・・・」
じょりん「あ、とんぼ!」タタタ
仗助「町全部を歩いて回るってーのもけっこう大変だし、適当に近くを・・・アレ?徐倫?どこいった?」
じょりん「とんぼきゃっち&りりーす。じゆうになりなさい」
岩「・・・」
じょりん「・・・ん?」
岩「・・・」
じょりん「・・・」
岩「・・・」
じょりん「・・・」
アンジェロ岩「アギ・・・」
じょりん「ひいっ!?」ビクウ!
仗助「あ!徐倫!てめェ勝手にどっか行くんじゃあーねーよ!」
じょりん「だれかなかにいる!」
仗助「あァ?・・・・・・あー・・・この岩は・・・気のせいじゃねーか?」
じょりん「・・・」ジー
アンジェロ岩「・・・」
じょりん「・・・おらぁ!」ドガスッ!
仗助「石を投げんじゃあーねー!」
>>38
え?マジで?・・・俺ってばチェーン店くらいしか行ったことないから・・・
>>40
サブウェイなら2500位か?
マックとかでも二人分なら1500前後いかねぇかな……
ホットサンド一つで二千円なら結構高いけどサンドとドリンク二つずつだろ?なら一応納得いく。チェーンファミレスのサンドセットで千円ちょい位だし。
―――・・・・・・・・・
仗助「――・・・そろそろ帰るとしますかー。徐倫、どっか寄って行きたいとこでもあるか?」
じょりん「んー・・・レンタルやさん」
仗助「お、なんか見たいもんでもあんのか?」
じょりん「ドラえもんみたい」
仗助「ほ~?アメリカでドラえもんって放送してないって聞いたけど知ってるんだなー。アニメやってたのか?」
じょりん「パパがもってきてくれた。こどもようのみるものだって」
仗助「お前ん家のパパって藤子作品好きなの?」
―レンタルショップ―
じょりん「アニメコーナーみてくるー」タタタ
仗助「あー、子供ができたらこーゆー感じなのかなー。俺も何かかりてくっか」
仗助「うーむ・・・面白そーな映画なんかねーかなー・・・有名ドコはけっこう見たし・・・」
噴上「お、仗助。お前も映画かりんのか?」
仗助「噴上裕也、おめー一人か?取り巻きの女はいねーの?」
噴上「俺だって四六時中ずっとあいつらと一緒って訳じゃあねーからな。それよりおめー何かりるか決まってねーの?」
仗助「なんだあ?人のレンタル事情に口はさむタイプかお前」
噴上「何ならオススメしてやってもいいぜ?」
仗助「上から目線かよ・・・なんかいいのあんのか?」
噴上「どーゆーのがみてーのよ?」
仗助「面白いもんならジャンルはとわねーよ。見てねー奴ならな」
噴上「じゃあコレとか?」
仗助「見た」
噴上「コレは?」
仗助「見た」
噴上「コレなんかどうだ?」
仗助「オメーさっきから『コマンドー』だの『ダイ・ハード』だの『エクスペンダブルズ』だの、ドンパチ映画しかススメねーじゃねーか!バリエーション少ねェ上に有名ドコじゃねーか!」
噴上「モンクの多いやろーだぜ・・・えーっとな・・・」
じょりん「ジョースケ、これとこれどっちがいいかな?」
仗助「お、もう決めたのか?」
噴上「なんだあこの子?お前の子か?」
仗助「カクカクドラララってわけだ」
噴上「ほー、お前も大変なんだな」
じょりん「この『夢幻三剣士』と『ねじまき冒険記』のどっちがいいかなー?」
仗助「アニメって大長編かよ。俺泣いちまうぞコラ」
噴上「徐倫ちゃんよー、『パラレル西遊記』がいいぞ?」
仗助「噴上テメー、徐倫にトラウマ植え付けさせる気かオイ」
噴上「あーゆーものを経て人間は成長するんだよ」
仗助「徐倫、見るなら『夢幻三剣士』にしとけ。それ映画版で一番面白いからよ」
噴上「一番は言いすぎだろ。『銀河エクスプレス』とか『鉄人兵団』とかいっぱいいいのあるじゃあねーか」
仗助「てめーアホか?『夢幻三剣士』が最強に決まってんだろ」
噴上「おめーシロートだなあ。一つだけに絞るなんてーのは外道だぞ。どれもいいんだからよォー」
じょりん「じゃあ『夢幻三剣士』にする」
仗助「ッシャ!」
噴上「っ・・・まあそれも面白いってーのは異論がねえがな」
じょりん「ジョースケは何かりる?」
仗助「この噴上裕也って奴が決めてくれるってよ」
じょりん「ユーヤがきめるの?」
仗助「ホレ噴上、徐倫の手前しょっぺえヤツすすめたりしたらカッコわりィーぞ?」
噴上「っう・・・」
じょりん「ユーヤなににする?シンプソンズとか?」
仗助「なんだそりゃ?」
じょりん「これ」ッス
仗助「あー、これ昔『C.C.レモン』のCMでやってたアニメだな。アメリカのアニメか・・・面白いのかコレ?」
じょりん「げきやば」
仗助「ホー・・・今度見てみっかな・・・今日は映画の気分だからな」
噴上(ど・・・どれにすりゃあいいんだ?・・・ゼッテーにはずれられねえ・・・『バットマン&ロビン Mr,フリーズの逆襲』とかにするか?・・・)
じょりん「スポンジボブも面白いよ」
仗助「あー、これは知ってるぜ。けっこー日本でも人気だよな」
噴上(デビルマンの実写版・・・見たことねーけどしょっちゅう名前聞くし・・・名作かも・・・これならハズレじゃない?・・・うーん・・・)
じょりん「サウスパークもおもしろいんだけど、パパがみちゃだめっていってた」
仗助「グレート・・・」
噴上(うう・・・ど、どれにすれば・・・・・・)
仗助「おい噴上よォー、まだ決まんねーのか?」
じょりん「きまんねーのか?」
噴上「お、おお。これにしとけ」
仗助「『オーシャンズ11』?聞いたことあるな。見たことねーけど」
噴上「そ、そうか!見たことねーならなおのことそれにしとけ!俳優も豪華だし!」
仗助「なんかけっこう宣伝してた気がすんな」
じょりん「これおもしろい?」
噴上「おお、これは俺も見たから確証済みだぜ。これにしとけ、な」
仗助「そこまで言うならそーすっかあ。徐倫、その『夢幻三剣士』かしな。かりるぞ」
じょりん「おらぁ!」スッ
仗助「フツーに渡せや」
アバッキオ「ッシャーマセー。一週間レンタルですかァ?」
仗助「あ、えーと、2泊3日で」
じょりん「かえったらわたしのがみるのさきだからね!」
仗助「はいはい」
アバッキオ「またご利用くださいませェー」
仗助「ホレ、徐倫、行くぞ」
じょりん「・・・おっちゃんあたまにたまごかぶってるの?」
アバッキオ「」
仗助「ッブ」
じょりん「それたまごのから?」
アバッキオ「・・・そう見えるか?」
仗助「こ、こら徐倫!」
じょりん「どうしてたまごのからかぶってるの?」
アバッキオ「・・・男は殻をうちやぶるものだ。覚えときなお穣さん」
仗助(・・・ホッ、常識ある人で助かったぜェ~・・・)
じょりん「カリメロみたいだね」
仗助「ブファッ」
アバッキオ「」ギロ
仗助(ヤベッ、吹いちまった)
アバッキオ「・・・お客さん・・・まあお茶でも飲んでゆっくりしてけや」ホカァ
仗助「い!いや!エンリョしときます!い、行くぞ徐倫!」グイッ
じょりん「またねー」
>>37でローストビーフサンド二つとビンジュース2つで2千円=高いって書いてるけど、そうでもないっぽいので3600円くらいってことで。ごめん世間知らずで・・・田舎モンなんでねェーッ!
仗助「はあ~ッ・・・危なかったぜ・・・あの店員、目つきがマフィアみてーだったな・・・さっさと帰ろうぜ徐倫・・・」
じょりん「ほんやさんいきたい」
仗助「はァ~ッ?まだ行くトコあるんすかァ~?」
じょりん「ほんはちしきをたくわえるものってパパがいってた」
仗助「・・・まあいいか。そんじゃあそこの本屋いくぜ」
―本屋―
じょりん「あ!コーイチだ!」
康一「徐倫ちゃん、仗助くん。仲良く本屋に買い物?」
仗助「徐倫がなんか本みてえらしくてな。おめーはマンガでも買いに来たってトコか?」
康一「まあね」
じょりん「はやくえほんコーナーいこっ」
仗助「ハイハイ。俺ァもうこれ以上出費したくねーから何も買わないけど、徐倫がほしい本くらいなら買ってやるか」
康一「すっかりお兄さんだね仗助くん」
じょりん「どれにしようかな~」
仗助「へー、絵本って俺が知ってるような昔のモンもまだあるんだなあ。新しいのは絵がシンプルなのが多いけど、昔のってナカナカ記憶に焼きつく絵してるよな」
康一「なんだか懐かしいものもいっぱいあるね。徐倫ちゃん、どれにする?」
じょりん「・・・この『おいしいおいしい ハンバーグ』ってほんをみてみよう」
康一「へー、こんなのもあるんだ(あれ?・・・なんかものスゴク、ヤな予感が・・・)
じょりん「『おいしいおいしい ハンバーグ。にくあつたっぷりにくじるじゅーじゅー』」
じょりん「『やきあがったら はやくたべよう』」
じょりん「・・・」ジー
仗助「?・・・なんだ徐倫」
じょりん「ジョースケのあたまって、ハンバ――ああああああ!!!」
ああああああ
康一「うおおおあああああああああああああ
仗助「うおッ!?なんだぁ康一ッ!いきなりでっけえ声だすんじゃねーよ!」
康一「いっ、いやっ!ちょ、ちょっと宿題を忘れててね!ハ、ハハハ!」
康一「徐倫ちゃん!仗助くんの髪の毛のことについては何も言わないほうがいいよ!」ヒソヒソ
じょりん「?」
仗助「ったく、まあどーでもいいか。徐倫、それにするならさっさと買って帰ろうぜ」
じょりん「うん」
康一(仗助くんのことだからこんな子どもでも髪の毛のこと悪く言われたら見境なく暴れたりするかもしれない・・・いや、いくらなんでも徐倫ちゃんを殴ったりなんて・・・)
猫ドラくんのことも考えたけど、パーマンとかあるみたいだから大丈夫かなーって思って
ジョジョらしさ皆無だけど勘弁してくらさい。終わり方も内容も何も考えてない手探り状態なのでどうなるかも謎です。すいませェん・・・
じょりん「あ、スパイダーマンのコミックもおいてあるんだ」
仗助「へえ~ッ、こういうの『アメコミ』っつゥーんだよなァ。日本語に訳されてるのかあ。にしてもでけえな。日本のマンガとはまた違うんだなー」
じょりん「アメリカにいるときはいつもみてたよ!おもしろくてかっこいいんだ!」
康一「ストーリーとかどういうのなの?」
じょりん「?・・・しらん」
康一(なんとなく絵だけを見てるって感じか・・・子供ってそういうもんだよね)
仗助「つゥーかこんなトコにおいてたら客も気づかねーだろ。ここ周りはイラスト集とかそんなんだらけじゃねーか。マンガと並べてねーときづかねーだろ」
康一「サイズが大きいからじゃないの?」
仗助「それにおいてる本もけっこう少ねェなあ。どれくらいあるのかシラネーけど、おいてるの5,6本くらいじゃねーか」
じょりん「アメリカではいっぱいあったよ」
仗助「ちょっと見てみっか。・・・高ッ!?2800円もすんのかァ~ッ!?日本のコミックなんて500円もしないぞッ!」
康一「た、確かにジャンプコミックス6冊くらい買えると思えばだいぶ値段はるね・・・」
じょりん「でもおもしろいぞっ!いちからせつめいする!」
仗助「勘弁してくださいよォー・・・これ以上出費は勘弁だぜ。ホレ、徐倫その絵本買いに行くぞ」
じょりん「え~?・・・ブー」
康一「僕は試しに買ってみよう。適当に選んで・・・」
オインゴ「いらっしゃいィ」
じょりん「このえほんをくださいな!」
オインゴ「ありがとゴザマー。ボインゴ、袋につめな」
ボインゴ「うん、兄ちゃん」ススス
オインゴ「ポイントカードはお持ちですかァ?」
仗助「あ、持ってないっす」
オインゴ「無料でお作りできますがいかがしますかねェー?」
仗助「いいっすわ」
ボインゴ「プッ、クククッ」
オインゴ「おいボインゴ・・・何を笑ってんだ?」
ボインゴ「兄ちゃんこの絵本みて。ハンバーグの本なんだけど・・・」
オインゴ「ん?・・・」
ボインゴ「お客さんの頭とそっくりだね」
仗助「」プッツ~ン
じょりん「?」
オインゴ「ップ!・・・フフッ・・・お、おいボインゴォ・・・そ、そういうことは言うんじゃあないって・・・プククッ」
ボインゴ「兄ちゃんだって笑ってるじゃん。クハハッ」
仗助「・・・おい・・・・・・店員さんよォ~・・・・・・」
オインゴ「ククッ・・・?はい?」
仗助「今・・・・・・俺のこの頭が『道端の牛のクソみてーな頭』っつったよなァ~~~ッ!!!」
オインゴ「え?いや、そんなこといってな――」
ボインゴ「に、兄ちゃん?この人おこ――」
仗助「『クレイジー・ダイヤモンド』ッッッ!!!」
オインゴ「!?」
ボインゴ「!?」
仗助「ドララララララララァァァァァーーーーーーッッッ!!!」
ズドドドドドドッドドドドドドドドドッドドドドドドド!!!
ボッゴオォォォォォーーーーーンッ!!!
オインゴ「ウゲアーーーーーッ!!!」
ボインゴ「ブゲェーーーーーッ!!!」
じょりん「」
康一「フー、どれにするか選んでたら遅れちゃった・・・ってゲェーッ!?こッ、これはァー!?」
仗助「誰だろォーとけなす奴ァーブチのめすッ!」まだ殴りたりねーぞコラァッ!」
康一「じょ、仗助くん!ダメだよ!店員さんだよ!も、もう十分じゃあないか!」
仗助「うるせェー!離せ康一ッ!」
康一「徐倫ちゃんが怖がってるよ!」
仗助「!」ハッ
じょりん「」ガクガクブルブル
仗助「じょ、徐倫・・・あ、あのな・・・これは・・・」スッ
じょりん「ひッ!」ビクウッ
仗助「ッ・・・」
康一「完全に怖がってるよ・・・ああ、もう。店内は『クレイジーD』で直ってるけど・・・」
オインゴ「」ヒクッ・・・ヒク・・・
ボインゴ「」ヒク・・・
康一「店員さんは再起不能ってとこだ・・・仗助くん絵本の代金はだした?」
仗助「お、おお」
康一「じゃあ・・・帰ってくれていいよ。僕はこの二人の後始末というか、アフターケアをしとくからさ」
仗助「す、すまねー康一・・・ほら、徐倫帰ろうぜ」
じょりん「っ!」ビクウッ
仗助「・・・・・・」
じょりん「さ、さきにかえる!」タタタ
仗助「・・・マジすかァ・・・」
康一「・・・仗助くんは早く徐倫ちゃんと仲直りできるようにがんばってよ」
仗助「・・・あ、ああ」トボトボ
康一「なんでも治すことができる『クレイジー・ダイヤモンド』でも、人との信頼関係までは治せないもんなんだなあ・・・」
ん?あの4コマネタ?
>>80
え?どれが?元ネタとか何もないんだけど、もしかしてかぶっちゃった?
―東方家―
仗助「・・・ただいまァ~」
朋子「あ、仗助アンタ徐倫ちゃんになんかした?なんかすっごくおびえて帰ってきたんだけど」
仗助「あー・・・なんつゥーか・・・ちょっと荒っぽいとこ見せちまったみたいでよ」
朋子「ふーん・・・何かしらないけど、関係修復しとかないと後々メンドーよ」
仗助「わかってるっての・・・」
仗助「徐倫~?大丈夫っすかァ~?」
じょりん「ッ!」ビクッ
仗助「・・・そうビビんないでくれよ。俺だって男なんだからたまにはああいうこともあるってことで・・・」
じょりん「・・・ジョースケはかみのけのこといわれておこったの?」
仗助「・・・ああ・・・まあな」
じょりん「なんで?」
仗助「・・・・・・ッハァ~・・・このさいだし説明しとくか・・・」
仗助「あのな、俺がまだお前よりも子供のころに、すっげー熱が出てヤベエ時があったんだ。(まあ、俺自身そん時の記憶はハッキリしてねーけど)」
仗助「お袋が車で病院までつれてってくれようとしたんだが、大雪でな・・・車が進まなくて困ってたんだ。早く病院に行かなきゃ俺の命にかかわるって状況ってワケ」
仗助「そん時によォ~・・・見知らぬ男が現れて、学ランを・・・この服みてーなのを車の下にいれて、車がすすめるようにしてくれたんだ。俺を助けてくれたんだ」
仗助「顔はハッキリと見えなかったけどよ・・・その男のカッコは俺の頭ん中にしっかりと焼き付いてんのさ。んで、この髪型はその人の髪型をマネしてんだ」
仗助「・・・だからこの頭のことをけなされると、その人のことを言われたみたいでよ・・・どうにもガマンができねーんだ・・・」
じょりん「・・・」
仗助「・・・俺の言ってること、わかるか?」
じょりん「ちょっとだけ」
仗助「そォーっすかァ・・・」
じょりん「でも、ジョースケがこわいひとじゃなくて、やさしいひとっていうことはわかった」
仗助「!」
じょりん「そのひとのためにおこってたっていうことは、そういうことでしょ?じぶんのことじゃなくて、そのおとこのひとのためにおこったんでしょ?」
じょりん「たしかにあのときのジョースケはこわかったけど、そういうりゆうならまだなっとくできる」
仗助「・・・徐倫・・・」
じょりん「『なっとく』はすべてにゆうせんするからね。もう、ジョースケはこわくないよ」
仗助「・・・すまねえ・・・ありがとな、徐倫」
じょりん「でももうあんなふうにおこらないでね」
仗助「以後気をつけまぁす」
朋子「仲直りできたとこで晩ゴハンよ」
仗助「!お袋、聞いてたのかよ」
じょりん「!かーちゃん!ゴハンなに!?」
朋子「今日は『オスシ』よッ!日本料理といえばオスシッ!」
じょりん「やったー!」ドタタタタ
朋子「・・・まッ、料理がメンドーだからスーパーで買ってきただけなんですけどねー」
仗助「あいつならそれでも満足してくれるだろ」
朋子「・・・仗助、アンタあの時のこと覚えてたんだね」
仗助「・・・ああ」
朋子「結局、あの男は何者だったのかしらねェ~」
仗助「・・・・・・さあな~・・・でもよォー・・・俺を助けてくれた恩人、それで十分じゃあねーか。どこの誰だとか、なんで血だらけだったのかなんか些細なことだぜ」
―――・・・・・・・・・
じょりん「きょうもげんきだごはんがうまかったぜ・・・」ケフッ
仗助「お前毎食うまいっていってるなあ。それっていいことなんだろーけどよ」
じょりん「ジョースケ、そといこうっ」
仗助「外ォ?」
じょりん「ほしのひかりをみていたいっ!」
―外
じょりん「うわあ~・・・キレイ・・・」
仗助「へェ~、晴れた夜ってこんなに星が見えるんだな~。普段は星なんて気にしてねーから気付かなかったぜ」
じょりん「ちょっとすずしいな」
仗助「な。最近過ごしやすくなってきたぜ」
キラッ
じょりん「?・・・なにかひかってる」タタタ
仗助「あ、おい徐倫!どこ行くんだっ」
じょりん「・・・なにこれ?・・・や?」
スッ・・・ ザクウッ
じょりん「いたいー!」
仗助「徐倫!?どーしたァ!」ダッ
じょりん「やにやられたッ!」チドバドバ
仗助「うおあっ!?ケガしてんじゃあねーか!『クレイジー・ダイヤモンド』ッ!」ズギュン!
じょりん「・・・っ?・・・あれ?けががなおってる・・・」
仗助「何やってんだよおめー・・・心配させんじゃあねーぜ・・・まったく」
じょりん「ジョースケ?なにかした?」
仗助「ああ、俺のスタンドでケガを治してやったんだ。・・・そうか言ってなかったか。俺のスタンド能力は『ものを治す』能力でな。ケガを治せるんだよ」
じょりん「・・・そーだったんだ・・・」
仗助「で、なんでそんなケガしたんだよ。尋常じゃねー血だったぞ?」
じょりん「うん・・・そこにおちてるのをひろおうとしたら・・・やられた」
仗助「ん?・・・こッ、これはッ!あの『弓と矢』の『矢』じゃあねーかッ!草むらに落っこちてるゥ!?」
じょりん「?」
仗助「な、なんでこんなとこに・・・・・・そういやあ吉良の親父が持ってた『矢』ってどうなったのか謎だったが・・・これがもしかしてそれか?」
じょりん「ジョースケなにかしってる?」
仗助「お、おお。これはスタンドを発現させる『矢』で、刺さった者にスタンドの才能があれば発現する危険なもんなんだ・・・って、徐倫お前これで切り傷を・・・」
じょりん「うん」
仗助「ま、マジかよ!徐倫にスタンドが発現するかもしれねェーのかッ!承太郎さんに何されるかわかんねェー!」
じょりん「?・・・なにかもんだいでも?」
仗助「お前・・・オキラクすぎんだろォ~・・・」
じょりん「あたしもスタンドつかいになれる!?」キラキラ
仗助「かもしれねえ・・・っつゥーか多分・・・ほぼ確定」
じょりん「やったー!」ピョンピョン
仗助「・・・怒られっかなァ~・・・大丈夫かなァ~・・・」
―――――・・・・・・日本のいずこか・・・
承太郎「久しぶりだな。ポルナレフ」
ポルナレフ「ああ!元気してたか承太郎ッ!」
承太郎「お前も元気そうじゃあないか。なんでもイタリアで色々あったと聞いたが」
ポルナレフ「ああ、ギャング組織のボスと戦うことになっちまったが、DIOとの戦いの旅を経た俺に勝てるハズがなかったってことだ」
承太郎「相手はスタンド使いだったのか?」
ポルナレフ「時間を消すとかいう能力だったらしいが、あの旅で俺の『銀の戦車』の射程距離はグンと伸びてたからな。ヤツの射程距離外からズバズバっと」
承太郎「それはおっかねえこった。ところで・・・『矢』の件なんだが・・・」
ポルナレフ「・・・ああ」
承太郎「・・・『矢』に隠されたパワーがあるとか言っていたな・・・詳しく聞かせてくれねーか」
ポル「『矢』はスタンドの素質があるものを射た場合、スタンドが発現するってのは知ってるな?」
承太郎「ああ」
ポル「それだけじゃあないぜ。さらにスタンドに『矢』を突き刺すことで・・・さらなる『先』へと進むことができる」
承太郎「・・・どういうことだ?スタンドに『矢』を?」
ポル「俺がイタリアで『矢』を本棚の間に落としちまった時、チャリオッツで『矢』を拾おうとしたんだが、うっかり指先を切っちまってな。その時、チャリオッツが進化を始めた」
ポル「おっかなくってすぐに『矢』を取り上げたから進化は止まったものの、どうやらあれはスタンドのさらなる可能性を引き出す力を秘めているみたいだ」
承太郎「・・・にわかには受け入れがたい話だな。何なら今、試してみるか?」
ポル「いや、やめておいた方がいい。『矢』の『先』へ行くのは生半可なことじゃあねー。全ての精神を統括する『別のモノ』になるんだ・・・」
承太郎「・・・しかしふにおちんな。スタンドが『矢』に刺さるという話は他にも聞いたことがある。俺が日本で戦ったスタンド使いの『吉良』という男がそうだと聞いた」
承太郎「後で知った話だが、吉良は自身が偶然から『矢』に射抜かれたことで、『バイツァ・ダスト』というスタンドの新しい能力を発現したと聞いた」
承太郎「つまり、スタンド使いが『矢』に射抜かれると、スタンド能力が進化する・・・という風に思えるが?」
ポル「・・・これは憶測だがな、その『矢』の『先』というのは・・・『黄金の精神』を持つ者がたどりつけるんだと思う」
承太郎「・・・あァ?」
ポル「イタリアにいる俺の知り合い、『ジョルノ・ジョバァーナ』というスタンド使いの少年がいる。そいつもあるスタンド攻撃を受けて、『矢』をスタンドに突き立てられたらしい」
ポル「ところが、何の変化もなかったとのことだ」
承太郎「・・・」
ポル「完全な推測でしかねえが、『黄金の精神』・・・ジョースターさんやお前のような『黄金の精神』を持つ者がスタンドの先・・・『レクイエム』へとすすめるんじゃあねーか?」
ポル「スタンドってのは人間の精神力のパワーあるヴィジョン。そのキラって奴は、きっと強靭な精神を持っていたんだろうよ。絶対的な信念みてーなのを」
ポル「だが、察するにDIOのようにドス黒い邪悪な精神でもあったってとこだろ」
承太郎「・・・ああ」
ポル「だから『レクイエム』にはならなかった。『矢』は精神に干渉するもんだと思う。スタンドを発現させるのもそうだ。キラって奴は強い精神だが『黄金の精神』じゃなかった」
ポル「ジョルノも、『黄金の精神』の片鱗は見せているものの、まだまだ未熟な部分がある。だから『レクイエム』にならなかった」
承太郎「吉良のように新たな能力が発現しなかったのも・・・精神的にまだ未熟だからか?」
ポル「俺の推測だがな。だがきっと、ジョルノは今後、『黄金の精神』に成長して『レクイエム』へ近づけるんじゃあねーかと思う」
承太郎「・・・」
ポル「俺がイタリアで戦ったギャングのボス・・・ディアボロも、『矢』がスタンドのさらなるパワーを引き出すことを知るやいなや、俺が持っていた『矢』を求めた」
ポル「だが、たとえ奴が『矢』を手にしたところで・・・おそらく『レクイエム』にはならなかっただろうよ。奴もドス黒い邪悪な奴だからな」
ポル「あの『矢』は資格がある者を選ぶんだろう。『矢』を手にし、さらなる能力を持つ資格がある者を・・・だからディアボロは『矢』に選ばれなかった」
承太郎「そうだったとしても、強い精神なら吉良のように新たな能力を発現していたかもしれんがな」
ポル「そういうことだ。つまるところ、あの『矢』は危険だ。だからお前に会いに来た。日本にもあるっていう『矢』を回収するためにな」
承太郎「日本で待ち合わせたのはそういうことか。確か吉良の親父が『矢』を持っていたが・・・杜王町のどこかにあるかもしれないな」
ポル「それじゃあそのモリオーチョーへと行こうじゃあねーか」
承太郎「・・・気は進まんがな」
ポル「ところで徐倫ちゃん元気?久々に会いたいぜ~」
承太郎「ああ、杜王町にいる。俺の伯父に預けてある。・・・この事には巻き込みたくないから関わらせるなよ」
ポル「伯父ィ~?」
>>95 >>96でポルが言ってる矢とレクイエムの定義は完全に>>1の個人的見解ですので公式ではありません。ご注意ください
ジョジョ見てる人なら当然ンなこと言われなくっても知ってるっつゥーのッ!ってトコでしょうけど、一応ね
マジメに言うと、荒木センセがレクイエムとか考えてなかったって言うとそれで済む話だけど、無理やり設定つけるとするならこういうことなのかなーって思って
―・・・朝
じょりん「・・・うーん」ムニャムニャ
じょりん「あさかあ・・・むにゃ」
じょりん「おはよー」ポテポテ
仗助「お、徐倫、おはよ・・・・・・ってうおおおいッ!?徐倫ッ!?」
じょりん「ふえ?」
仗助「おめェー!『足どォーした』ァァァーーー!」
じょりん「?・・・うあっ!あしがあなだらけになってるゥー!」
仗助「よ、よく見ると糸みてーになってて部屋までつながってるゥー!もしやスタンド!?」
じょりん「きにいったァーーー!」
仗助「気に入るのはえェ!」
じょりん「これがあたしのスタンドのうりょく!いとになるのうりょくかー!」
仗助「身体が糸になってるってけっこう不気味だなオイ・・・」
じょりん「あ、いともどってくる」シュルシュル
仗助「すげーなそれ・・・」
じょりん「みてみてジョースケ!『はーみっと・ぱーぷる』!」ブオンッ!
仗助「それジジイのスタンドの真似か?ってか何でお前それ知ってんだよ」
じょりん「じょせふじーちゃんまえにあったことあるから」
仗助「グレート・・・実の息子の俺より前に合ってたってーのか?」
じょりん「でもあたしもパパやジョースケのスタンドみたいにかっこいいのがいいなあ」
仗助「こればっかりはどォーしよーもねェーよ。才能なんだからな」
じょりん「あ、すごいことおもいついた!このいとをあつめて、かたちをつくれば・・・」シュルシュル
じょりん「できた!パパやジョースケみたいなかたちのスタンド!」
じょりん「これがあたしのスタンド・・・パパが聞いてたレコードの『ローリング・ストーンズ』のストーンをとって・・・わたしはじゆうがすき!だから『ストーンフリー』ッ!」
仗助「すっげェー無理やりこじつけたなァ」
じょりん「『ストーンフリー』ッ!」ズギュン
ストーンフリー『パミィーッ!』
仗助「子供のスタンドかーわいー!」
じょりん「おらおらっ!」シュババ!
仗助「糸を集めて立体にっすかあ・・・すげー発想だな。じじいの『隠者の紫』もこういう風にできんのか?・・・」
じょりん「ジョースケ!『夢幻三剣士』みよー!」
仗助「えっ、切り替え早ェッ」
じょりん「きゅうにおもいだした。もっかいみたい!」
仗助「昨日の晩に見たじゃあないっすかあ~。1回で十分じゃあねーの?」
じょりん「おもしろいものはなんどみてもおもしろい」
仗助「・・・ま、別にいいけどよォ~。正直面白いし、懐かしいし」
仗助(徐倫が寝た後に『オーシャンズ11』見たけど、1回じゃ理解しきれずに3回くらい見たけどよ)
<シロガネノケンシ、ノビタニヤン!
じょりん「ほー・・・」ボー
仗助(見てる時は大人しいから楽だわー)
prrrrr
仗助「あ、電話」ピッ
仗助「東方っす」
承太郎【仗助、これからそっちの俺の知り合いが行く】
仗助「あ、承太郎さん?いきなり何いってんすか?」
承太郎【頭が糸こんにゃくみてーなやつだ。怪しいかもしれんが迎え入れてやってくれ。俺は仕事があるからな】
仗助「は、はあ・・・」
承太郎【・・・徐倫はどうだ?】
仗助「フリーすぎて困ってますよ。今はアニメ見てて大人しいっすけど」
承太郎【・・・そうか。じゃあな】ピッ
じょりん「だれ?」
仗助「ああ、お前のパパからだ。なんでも知り合いがウチにくるらしいぜ」
じょりん「?」
ジョルノ・イタリア関連の事が時期的に矛盾だらけだけど、お、大目にみてください・・・たいして重要じゃないし・・・
あと調べてみたらよつばとと徐倫を組み合わせる系のネタってやっぱ想像するもんなんだね。どっかでネタかぶってるかもしれないけどパクってるつもりとかじゃないすからねッ!
仗助「今日はお袋どっか出かけてるし、ちょうどいいかもしれねェーな」
じょりん「だれがくる?パパ?ママ?じょせふじーちゃん?」
仗助「さあなー。でもパパは仕事だって言ってたし、じじいはまずねえとは思うが・・・」
<ピンポール♪
仗助「あ、チャイム・・・誰か来たみてーだな」
じょりん「!このおとはッ!あたしがでる!」ダダダ
仗助「あ、徐倫!」
<ガチャ
じょりん「!」
ポル「やっほー徐倫!ひっさしぶりだなあ!」
じょりん「ポルポルー!」
ポル「おう!ポルポルおじちゃんだぜェ!」
仗助「こ、この人が承太郎さんの知り合い?・・・マジ糸コンっすよォ・・・」
じょりん「ポルポル!ポルポル!」ピョンピョン
ポル「徐倫!徐倫!」ヤッホイヤッホイ
仗助「うお・・・なんだあ?お二人は知り合いっすかァ」
ポル「我が名は!ジャン・ピエール・・・」
じょりん「こいつの名は!じゃん・ぴえーる・・・」
じょりん&ポル『ポルポルポルポルポルナレフッ!』ビシイッ!
ポル「続きましてェー」
仗助「え、ちょっと待って何これ」
じょりん「ジョースケ!このひとはポルナレフ!パパのともだちナレフ!あたしのあそびあいてナレフ!」
ポル「おめーが承太郎の伯父ナレフかァ。まったくジョースターさんもスミにおけナレフだなあ」
仗助「ちょっと待てェ~ッ!おめェーらだけの身内ネタで意味不明なんですけどッ!」
ポル「お、そうだ徐倫、イタリアで覚えた新しい遊び教えてやろっか?」
じょりん「おー!どんなの?」
ポル「まずワインを飲みます」グイィッ
仗助「飲んどる場合かァーッ!状況を説明しろォー!」
ポル「みとけよ・・・波紋カッター!」パパウパウパウ!フヒィーン!
じょりん「スゲー!くちからワインがふひーん!」
仗助「ああッ!ウチの壁が切れたァ!コラッ!てめェー何してんだぁー!」
ポル「メッシーナとかいうヒゲのジジーから学んだんだぜ。ジョースターさんもできるらしいが」
じょりん「じょせふじーちゃんスゲー!」
仗助「ドラァッ!」バグオンッ!
ポル「ウゲッ!な、何しやがるッ!」
仗助「人の話を聞けェー!人の家をワインで切りやがって・・・いや、これもソートーおかしなことだがよー!」
ポル「うるせーな。お前のスタンドで治せるんだろ?ヤイノヤイノ言うことじゃあねーだろ」
仗助「っう・・・確かに・・・いや、そーゆー問題じゃあねーだろ!」
じょりん「ポルポルなんでジョースケのスタンドしってるの?」
ポル「お前のパパから聞いてんだ。徐倫イイ子にしてたか心配してたぜ?」
じょりん「あんしんしろ!あたしはいつでもあたしだっ!」
ポル「それはなによりだぜ!」
仗助「・・・こいつらの世界はどーもめちゃくちゃすぎてついてけねー・・・」
仗助「ちょっといいっすか?ポルポルさんはどーしてウチに?つーか杜王町に?承太郎さんから電話あったんすが、詳しいこと聞いてなくて」
ポル「ああ、俺は・・・まあ観光だ。承太郎はまだ仕事があるし・・・おめーに徐倫を預けてるのも悪りィと思ってな」
ポル(というのはたてまえで、承太郎はこの町のどこかにあるっつゥー『矢』を探してるんだがな。徐倫を巻き込まねェように極秘で)
仗助(承太郎さんが来たら、こないだ拾った『矢』を渡そうと思ってたんだがなァー)
じょりん「ポルポルあそんでくれる?」
ポル「おう!みてろ!ほッ!」バアーン!
じょりん「すわったままのしせいでじゃんぷを!?」
仗助「気味悪ィ!」
―――・・・・・・・・・
承太郎「・・・吉良の家・・・ここに『矢』があるかもしれないな・・・」
じょりん「みてみてポルポル!『ストーンフリー』ッ!」ギャン!
ストーンフリー『パミィーッ!』
ポル「キャー、子供のスタンドだあー!かーわいー!」
仗助「あ、ポルポルさんもスタンド使いなんすね」
ポル「ああ。というかお前、ポルポルって言うんじゃあねー。ポルナレフさんって言え」
仗助「ういーっす」
じょりん「ポルポル!チャリオッツだしてチャリオッツ!」
ポル「『銀の戦車』ッ!」ドギュン!
じょりん「やー!かっくいー!」
仗助「ポルナレフさんのスタンドかっこいいっすね。騎士?」
ポル「フフフ・・・単純な能力ほど強いものだぜ。ジョースケ、おめーのスタンドは?」
仗助「『クレイジー・ダイヤモンド』っていうんすよ』ドンッ
ポル「ほ~ッ、ごついスタンドじゃねーか。(どことな~く『世界』に似てる気がしないでもない)」
じょりん「でも『ストーンフリー』がいちばんかっこいいね!」
ポル「そうだなあ。まさかチャリオッツよりかっこいいスタンドとは・・・さすが徐倫だぜ!」アタマクシャクシャ
じょりん「うへへへ」
仗助(ポルナレフさん徐倫の扱い慣れてるんだな~)
ポル「おう、そうだ徐倫、仗助。出かけるぞ」
仗助「へ?」
じょりん「どこいく!?ポルナレフランド!?」キラキラ
ポル「おめーらを『乗馬』に連れてってやるぜ!」
じょりん「じょうば!?なにそれ!?ジョースターけのだれかのいえ!?」
仗助「乗馬っすかァ~?またなんで・・・」
ポル「イタリアの方で知人に紹介された農場があってな。そこで乗馬もできるらしいんだ。せっかくだから連れてってやるぜ!こっからそう遠くないからな!」
じょりん「おー!」
ポル(ホントは承太郎さんと遭遇しないためにここから引き離すのが目的だがな)
仗助「バスで行ける距離なんすねェ~」
じょりん「もりおーちょーのバスはじめてのる」
ポル「あと5,6分でバス来るみてーだな」
億泰「おう!仗助!徐倫!どっか行くのか?」
じょりん「っげ!」
仗助「億泰。奇遇だなあ」
ポル「なんだ?お前らのダチか?」
仗助「そんなとこっす」
じょりん「ちがう!こいつはてきスタンド使いだ!」
仗助「ちょ」
ポル「チャリオッツ!」ドギュン!
仗助「ちょっとポルナレフさん!冗談ですよ徐倫の冗談!」
ポル「わかってるっつーの。ジョークジョーク」
億泰「」
仗助「億泰はビビっちまってるがなァ・・・そりゃいきなり超速度でスタンドに剣を突き付けられたら・・・」
じょりん「にししっ」
ポル「まあ、気をとりなおして行こうぜ。オクヤスっつったな。オメーも連れてってやるからよ」
―――・・・・・・・・・S(スティール)B(ボール)R(ランド)
仗助「へェ~、立派な農場っすねェ~。あの競馬コースみてェなトコで乗馬するんすか?」
ポル「たぶんな。俺もここ来るの初めてだからなあ」
億泰「俺乗馬なんてはじめてっすよォ~」
じょりん「オクヤスはやったことないのか・・・ッフ・・・こどもだなあ」
億泰「なんだあ?オメーはあんのかよ?」
じょりん「あ、うしもいるよ」
億泰「おい!」
仗助「あ、あっちにここの人がいるっぽいっすよ。行きましょうよ」
ジョニィ「あ、あなた方がポルナレフさん達ですね。話は聞いてますよ。こっちへどうぞー」
ランドはLだ
>>125
・・・・・・・・・ちょっと言い訳考えさせて
>>124
R(レーシング)場ってことで一つ・・・・・・すいませェん・・・
Run run land(ランランランド)
とかどーっスかー?
>>128
イイっすねェー!それイタダキッ!
ってことで・・・R(Run run land)ってことで一つ。6レスだけ時間を戻したってことで一つ。すいませェん・・・
ジャイロ「おうポルナレフ!来たか!」
ポル「ジャイロ。お言葉に甘えてきたぜ」
仗助「この人がイタリアで出会ったとかいう人ですか?」
ポル「正確にはネアポリスでだがな。イタリアの敵スタンド使いと戦った時のケガを治してもらった医者の家の奴でな。日本でダチと農場するって言って、誘われたってことだ」
ジャイロ「ジョニィのヤツが日本がいいって言うからよォー。俺も馬に関しては知識あるからレース場作るなら手伝ってやるっつってここに来たんだ」
ジョニィ「あ、ジャイロ!入口の看板の英語、また間違ってたぞ!SBR(スティールボールランド)じゃあなくて、Rは『Run run land』だって言ったじゃあないか!」
ジャイロ「あれ?ランドだけじゃなかったか?」
ジョニィ「ランドは『L』だから『SBL』になっちまうだろ。まったく、それぐらい気付けよなッ」
仗助(気付かなかった・・・)
ポル(気付かなかった・・・)
億泰「?」
じょりん「?」
ジャイロ「まあ細けェことは置いといてよォー、お前さんら乗馬に来たんだろ?だったらさっそく乗れや。ジョニィ、案内してやんな」
ジョニィ「まったく・・・」
仗助「ジョニィさん歩くのゆっくりっすねェ~」
ジョニィ「ああ、僕は自分の足で歩くことを実感していたいんだ。自分の足で地面を踏みしめていたい・・・」
ジョニィ「まずは馬に乗ってみるところからだけど、これがけっこう難しいんだ」
億泰「馬なんてヒョイっと乗ればいいだけじゃあねーっすか。この億泰様にかかればアサメシ前っすよ」ヒョイッ
スローダンサー「ブルルッ!」ドガンッ!
億泰「ブゲエ!」
じょりん「オクヤスがけられた」ケタケタ
仗助「おめェ・・・何やってんすか」
ジョニィ「そういう態度じゃあダメだ。馬も感情を持っているんだから、荒っぽい態度は嫌われる。敬意を払うのが大事なんだ」
億泰「・・・身にしみて学びました・・・」
じょりん「つぎはあたしがのる!」
仗助「えェッ!?大丈夫かよッ!?あれ見た後で乗る気になるかァ!?」
じょりん「あたしならできるッ」フンス
ジョニィ「子供の純粋な心なら乗れるかもね」
仗助「・・・もしケガしたらすぐに俺のスタンドで治してやるからな」
じょりん「はいりょはいらん!いくよ!」スッ
スローダンサー「ブルル・・・」
仗助「!乗れたッ!」
ジョニィ「すごいよ徐倫ちゃん!」
億泰「な、何ィ~ッ!?」
じょりん「じょうばァァァーーーッッッ!」ビシイ!
仗助「大声出すな!暴れるだろッ!」
じょりん「どーだオクヤスッ!あたしのかれいなるじょうばスタイルは!」
億泰「ぐ・・・グヌヌ!お、俺だって!おい早く変われ!俺が乗ってみせる!」
じょりん「いけっ!スローダンサー!」
スローダンサー「ブヒィーン!」パカラパカラッ
億泰「なッ!?」
仗助「早ェ!徐倫の奴すげェーじゃねーか!」
ジョニィ「・・・あの子ホントに初めて?ものスゴクうまいじゃないか」
じょりん「はー、かぜをはだでかんじたぜー」フー
仗助「すげえな徐倫。降りれるか?」
じょりん「うん」スタッ
じょりん「ちゃくちィィィーーーッッッ!」ビシイ!
仗助「何?それなんかのルール?」
億泰「ジョニィさんよォ~!うまく乗れるコツを教えてくださいよォー!」
じょりん「オクヤスにはまだはやいな・・・あと5ねんはしゅぎょうしなければ」
億泰「な、何を~ッ!」
仗助「徐倫はすっかりチョーシのってますね~。グレート」
億泰「ジョニィさん!うまくのるコツををッ!」
ジョニィ「うーん、そうだね。まず馬の前に膝を下ろして・・・」
ジョニィ「馬の頭の上を転がるように・・・」クルクル
ジョニィ「回転して、こう乗る」ストン
億泰「誰ができんだよそれでェ!」
仗助「人間を越えてる・・・グレート」
ジョニィまだ結婚してない?
ジャイロ「だからこう・・・な」ギャルル
ポル「こうか」ギャルル
ジャイロ「やるじゃあねーか。それじゃあ次はレッスン5だな」
仗助「ポルナレフさんとジャイロさんは何やってんすか?」
ポル「ジャイロに『鉄球』の回転技術を教えてもらってんだ。ホレ」ギャルル
億泰「!鉄球が回転してる!」
ジャイロ「ポルナレフ習得がはえーぞ」
じょりん「ポルポルすげー!」
ポル「ほら、身体ペシャンコにできるぞ」ドン
仗助「うげー!なんすかそれー!」
ジャイロ「鉄球の回転技術だ」
仗助「問答無用すぎっすよー!」
ジョニィ(ぼ、僕苦労して回転学んだのに・・・)
ポル「で、どうだった?馬に乗れたか?」
じょりん「のれた!あたしだけ!あたしサイキョー!」
ポル「おお、さすが徐倫だな」ナデナデ
じょりん「ッフ」ドヤァ
億泰「こ、この野郎~ッ・・・」
ジャイロ「次は皆でレースなんてのはどうだ?」
仗助「レースゥ?」
億泰「俺乗ることすらできないんすけど」
ジョニィ「いいねそれ。スゴクいい」
ポル「俺も参加するぜ!」
じょりん「あたしのしょうりはきまったな」
仗助「いきなりレースなんて・・・レベル高すぎっすよ」
>>139
一応結婚して日本にきて、ここやってるってイメージだけど、それってコミックでももう明かされてたっけ?と思って一応伏せた
でも今気付いた。8部の3巻の時点で明かされてたな
あ、ちょいちょい書いてるけど、4部の吉良の親父が持ってた『矢』って結局どこいったか謎だよね?たしか
最後の吉良戦の時にキラークィーンの空気爆弾で矢と一緒に爆破されたんじゃね?
ジャイロ「そいじゃあここの馬から一頭ずつ選んでくれ。俺ァこの『ヴァルキリー』だがな」
ジョニィ「僕は『スローダンサー』だ」
仗助「どの馬がイイとかあるんすか?」
ジョニィ「それは乗り手しだいさ」
じょりん「あたしコレッ!」タッチ
ジャイロ「ほォ~ッ、真っ白な馬じゃあねーか。名前はなんてつける?」
じょりん「『メイド・イン・ヘブン』」
億泰「そいじゃあ俺はこいつにすっぜェー!真っ黒な馬ッ!」
ジョニィ「そいつは早いぞ。大丈夫かい?」
億泰「むしろそのほうが俺には合うぜ!名前は・・・我が道を走る・・・そう!『ガロード・ラン』だッ!」
仗助「それはねえだろ・・・」
億泰「あァ!?何がダメなんだよダボがァ!」
ジョニィ「『ボーン・ディス・ウェイ』でどうだい?」
億泰「ぐ、グムー・・・」
仗助「俺ァこの馬にすっぜ。毛並みがやわらけェな・・・それと汗か?なんかぬれてるな・・・『やわらかく、そしてぬれている』・・・この馬の名は『ソフト&ウェット』だぜッ!」
ポル「俺はこいつだッ!つばめのように素早い・・・名付けて『ジャック・スパロウ』だぜッ!」
ジャイロ「全員決めたな。スターティングゲートについたらレースの始まりだッ」
>>143
明確に説明されてないやんね?・・・じゃあ杜王町に落ちてても問題はない、ハズ!
なので徐倫が見つけて指切ったのがその矢で、今仗助が保管してるってことで。承太郎はそれを探してるって状況で
ジャイロ「うーし、全員準備はいいなァ~?」
じょりん「みんな、いっとくけどあたしにかちをゆずろうなんてーのはいらないからね」
仗助「ギクゥ」
ポル「お?手加減なしで戦えってか?いい度胸じゃあねーか」
じょりん「なさけむようッ」
億泰「ボロ負けして泣くんじゃあねーぞ?」
じょりん「なくかッ!おらおらラッシュたたきこむぞ!」
ジョニィ「フ・・・本人が言われたなら手加減は不要だね」
ジャイロ「それじゃあよォ~・・・ぶっちぎりで一位もらってくけど、大人気ねーとか思うんじゃあねーぞ」
ポル「おい、ジョースケ」ヒソヒソ
仗助「はい?」
ポル「お前、ああ言われても勝ちをゆずる気だろ?ここはガチで勝ちにいくぞ」
仗助「え、マジっすか?負けてあげるのが大人ってもんじゃ・・・」
ポル「徐倫にも『敗北の土』って奴を味あわせておかなくっちゃあなんねー。負けってーのは人を成長させるからな。ココは徐倫のためにも勝ってみせるのが正解だ」
仗助「・・・そういうもんすか(ポルナレフさん、けっこう徐倫のこと考えてあげてんだな・・・)」
ジャイロ「それじゃあレースを始めるぞ!3カウントでゲートが開く。それと同時にスタートだ!」
ジョニィ「負けないぞジャイロ!」
3
2
1
スタートッ!
億泰「ウダラァーーーッ!」ドガオンッ!
仗助「億泰がスタートダッシュ成功しやがったァー!」
億泰「ドワーッ!」ボッゴオーン!
仗助「早速落馬しやがったァー!」
じょりん「うまはかそくするッ!」ドガンッ!
仗助「は、早ェ!徐倫の奴マジではえェ!なんてスピードだッ!」
ジョニィ「まずい。子供に負けるなんてプロの騎手として・・・『こけん』にかかわるッ!」ガンッ!
ジャイロ「おいおいジョニィィ~・・・おめー子供相手に何マジになってんだよォ~・・・まぁ、俺もだがなァ!」ドガラッ!
ポル(プロ騎手の二人に勝つには・・・これしかねー。ジョースケも同じ考えだろうが・・・俺の方が先に行くぜ!)
ポル「『チャリオッツ』ッ!」ドギュン!
仗助「スタンド!?」
ポル「本来のスピードをお見せしよう!カッチュウを外したスタンド!こんどのスピードはどうだあーーー!」
銀の戦車『ググ・・・グググ・・・ッ』
ポル「さすがに馬ごと持ち上げて運ぶパワーはなかった!」
ジャイロ「おいおい!スタンドもアリかよ」
億泰「それなら俺の出番だぜェーーー!」ドガラッ!
仗助「億泰!復帰しやがった!」
億泰「俺の『ザ・ハンド』は空間を削って瞬間移動ができる!つまり!スピードを競うレースにおいては俺のスタンドは無敵!『ザ・ハンド』ッ!」ガオン!
億泰「・・・」ドカラッドカラッ
億泰「走行しながら空間を削っても『削った空間が元に戻って瞬間移動する前に通過しちまう』ゥゥゥー!?『削った場所を置き去り』にしちまってるゥゥゥー!」
仗助「瞬間移動は無効だな・・・億泰はどんどん遅れていってる・・・俺は『とっておき』を残してるがな」
ジョニィ「『爪』!」ドバドバ!
ジャイロ「うおッ!?ジョニィてめェヴァルキリーの足元に爪弾をッ!?」
ジョニィ「勝利は僕がもらうッ!」
ポル「レース場を2周したらゴール・・・現在、一位ジャイロ、2位ジョニィ、3位徐倫、4位仗助、5位俺ナレフ、6位億泰の順位だな・・・」
ポル「ジョースケは何か『策』をとってるみてーだが、ゴール前になれば俺の勝ちは決まりだぜッ!」
ドガラッ!ドガラッ!ドガラッ!
仗助「1周半!今だ!アタックをしかけるぜッ!」ドガンッ!
ジャイロ「ム・・・ジョースケの奴がしかけてきたな!だがッ!」ドガンッ!
ジョニィ「ジャイロは頭から飛ばしすぎた。足が最後まで持ちはしないッ。ここからは『僕のレースだ』ッ!」ドギャン!
じょりん「そよかぜのなかではなしがしたいッ!」ドガラッ!
ポル「ラストスパートナレフ!」ドガラッ!
仗助「並んだッ!」
ジャイロ「並んだッ!」
ジョニィ「並んだッ!」
ポル「一周遅れの億泰を前にして4騎が並んだッ!」
億泰「ダボがァーーーッ!」
ジャイロ「杜王町からの向かい風だぜーッ!」ブオオオ!
仗助「鉄球でマントを帆に!?」
ジョニィ「すまないジャイロ。『ゴールを通過すれば勝利』・・・つまり、僕の勝ちだ。『タスク・ACT3』ッ!」ドバッ!
ジャイロ「自分を爪弾の穴に入れて・・・ゴールまで一気に身体をッ!?なんてえヤローだ!」
仗助「そうはさせねーっすよォ!あらかじめゴールの地面に埋めておいた馬の蹄鉄の欠片!そっちに引き寄せられるように馬の蹄鉄をスタンドで治すッ!」ズギュン!
ジャイロ「馬がゴールめがけて引き寄せられていくッ!?なんてスタンド能力だッ!」
ポル「こうなりゃ問答無用だッ・・・コオオーーー・・・『波紋』ッ!」バリバリ
ポル「生命エネルギーを頭皮にッ!『ズームヘッド』!」ドッギャアーーーン!
仗助「!?頭っつゥーか髪の毛が!めちゃのびてる!」
ジャイロ「デッサンがくるってるんじゃあねーの!?何あの丸太が伸びていくみたいなのッ!」
ポル「勝利はもらったァーーー!」
ゴーーールッ!
ポル「!?」
ジャイロ「!?」
ジョニィ「!?」
仗助「!?」
億泰「じょ・・・徐倫が『身体を糸にして伸ばしてゴールしやがったァー』ッ!」
じょりん「けっちゃくゥゥゥーーーッ!」
ジャイロ「・・・なんてこった・・・俺達がガヤガヤしてる間に抜け駆けされちまったぜ・・・」
ジョニィ「・・・フフ、ムキになってる大人よりも無邪気な子供の方がすごいってことかな」
仗助「っくそ!けっこうマジで悔しいぜ・・・」
ポル「おい、俺頭戻んないんだけど。なあ」
じょりん「フッ・・・こんかいはわたしのかちだけど、みんながんばったね」
仗助「うッ、こ・・・こいつ・・・」
ポル「お?そういやあオクヤスは?」
ジョニィ「まだ一周残ってるから走ってるよ」
億泰「ウダラアーーーッ!」ボッギャアーン!
―――・・・・・・・・・
ジョニィ「また来てくれよな皆。いつでも待ってるよ」
仗助「はいッ。ありがとうございます」
ジャイロ「俺ァまた祖国に戻るかもしれねーがな。ジョニィは日本人とケッコンしてっからこっちに残るがよ」
億泰「ジョニィさんの奥さん美人さんっすかァ?」
ジャイロ「・・・」
ジョニィ「おいッ!ジャイロッ!」
じょりん「じょうばたのしかったよ。ありがとねジョニイ、ジャイロ」
ジャイロ「おう。今度は負けねーからなッ」クシャクシャ
ポル「親父さんによろしくな。そんじゃあ帰るぞ皆」
仗助「うーっす」
億泰「ポルナレフさん、その頭治せるっすよ」
ポル「え?」
億泰「俺のスタンドで」ガオン
ポル「お!削って元のサイズに戻った!すげーなお前のスタンド!なんかエジプトで戦ったスタンド使いを思い出すぜ。・・・このドグサレがァーーー!」
億泰「!?」
仗助「何急にキレてんすかー!」
ポル「すまん、そのスタンド使いのことを思い出すとつい、な」
じょりん「ポルポルはパパとはらんばんじょうなたびをしてきたからな」フンス
仗助「ムチャクチャすぎっすよ・・・」
ジョニィ「帰っちゃったね。また来てくれるかな」
ジャイロ「さァーな。暇だったら来るんじゃあねーの?それよりよォ~ジョニィ、新しいギャグ考えたんだが、聞くか?」
ジョニィ「・・・」
ジャイロ「聞きてえのかよ?聞きたくないのかよ?どっちだ?」
ジョニィ「・・・じゃあ、聞きたい」
ジャイロ「オホン・・・パパウパウパウホッホッホ♪パパウパウパウホッホホホ♪家族はいないぞ孤高だぜ。実は子供も孫もいる。大人は間違うものなのよォ~♪・・・つゥーの?どうよ?」
ジョニィ「・・・」
ジョニィ「・・・」
ジョニィ「・・・いいねェ、それ。スゴクいいッ」
ジャイロ「マジすかッ!」
ジョニィ「あ、ヤバイ、スゴクいいかも。心にひびくんだよ。『大人は間違うものなのよォ~』のトコが!ウソつきじゃあないっていうメッセージがグっとくるっていうか」
ジャイロ「だろォ~?俺もそー思ってたんだよー。日本なら大ヒット間違いなしだよなァ。CDにして売るってのもアリだぜ」
ジョニィ「バンド組む?」
―――・・・・・・・・・
億泰「じゃあな!俺ァウチに帰るからよ。徐倫、こんどは負けねーからなッ!」
じょりん「ふふん、いつでもうけてたつッ」
仗助「またな億泰」
ポル「さ、俺も帰るか。っつっても杜王グランドホテルにだがな」
じょりん「えー、ポルポルうちにとまっていかないの?」
ポル「さすがにそれはな。大丈夫、また遊びに来るからよ」ナデナデ
じょりん「むー・・・」
仗助「ウチは別に大丈夫っすよたぶん。今日お袋いないし」
ポル「いや、そういうワケにもいかねー。それに俺にも色々あるんでな。そんじゃあな」
仗助「さ、帰るか徐倫」
じょりん「うん」
―杜王グランドホテル
ポル「承太郎、『矢』は見つかったか?」
承太郎「一日中探したけどなかった・・・」
ポル「そーっすかァ・・・」
承太郎「それと・・・一つ問題がある」
ポル「あ?」
承太郎「この前アメリカで倒したスタンド使いの神父が持ってた、スタンドの『DISC』を落としてしまった・・・」
ポル「・・・何それ?」
承太郎「簡単に言えばスタンド能力を封じたモノだ・・・」
ポル「そのスタンド使いの神父ってのは?」
承太郎「なんか『DIOを倒したのは君かァーーーッ!?』とか言ってケンカ売ってきたからオラった」
ポル「で、そのディスクってーのを落とすと問題なのか?」
承太郎「・・・スタンドは『才能』だからな。誰にでも扱えるものではない。だが、万が一ということもある・・・スタンド使いがこの杜王町に増えたかもしれない」
ポル「なんでそんなもん持ってきたんだよ」
承太郎「財団で研究してもらおうと思ってな・・・」
ポル「困った時はSPW財団だなッ」
―――・・・・・・・・・
仗助「もう19時かァ~。あと10分くらいで家っすよ」
じょりん「なんかあるくのつかれた・・・」
仗助「一日乗馬してたんだからなあ。お前くらいの子だったらもうぐっすりのはずだぜ?」
じょりん「あたしはおとなだからねむくないッ」ビシイ
仗助「ハイハイ、そーっすか・・・」
ウジュルウジュル・・・・・・
仗助「・・・ン?・・・徐倫、俺の後ろへ」
じょりん「?」
仗助「・・・そこになんかいるぜ・・・」
じょりん「!?」
ウジュルウジュル・・・
仗助「おいッ!そこにいんのは何者だッ!スタンド使いかァー!?」
えふえふ(見た目年齢5歳)「『フー・ファイターズ』ッ!わたしのことはそうよべッ!」
仗助「な、なんだぁ~!?スタンド使いかッ!?子供じゃあねーかッ!」
じょりん「おー!」
えふえふ「わたしは『DISC』がぐうぜんささったことで『ちせい』をえたプランクトンだ!くろいすがたがほんらいのすがただが、そのへんのにんげんをまねてからだをつくりなおした!」
仗助「プランクトンンン~ッ!?」
じょりん「ねーねー!そのくろいからだってのどういうの!?」
えふえふ「こんなんだ」ウジュルウジュル
じょりん「かっくいー!」
仗助「こりゃ確かに人間じゃあねーな・・・」
えふえふ「『フー・ファイターズ』ッ!わたしをよぶならそうよべッ!」
じょりん「あたしはくうじょうじょりーん!」ドッバアーン!
えふえふ「・・・」
じょりん「・・・」
じょりい「いえあー!」パシィン!
ピシガシグッグッ
仗助「何意気投合してんだぁー!」
―――・・・・・・・・・
承太郎「明日はそのディスクと『矢』を両方探すぞ」
ポル「めんどクセー・・・」
※FFは本来は人間の姿をのっとることで人間の外見を得ていたけど、このSSではマネしてるってことで
えふえふ「じょりん、じつはわたしはおうちがない。ただのプランクトンがディスクによって『ちせい』をえただけだから・・・わたしにはいえがない・・・どうしたらいい?」
じょりん「ジョースケ!こたえはきまってるな!」
仗助「お前の言いたいことはわかるがよォー・・・さすがに色々抵抗っつーもんがあるぜ。プランクトンがスタンド使いになんったって感じなんだろ?敵じゃあねーだろーな」
えふえふ「わたしはじぶんのそんざいを『かくりつ』したいだけだ。たにんをきずつけることなどしない」
じょりん「こまってるひとにはやさしくするんだぞってパパがいってた!」
仗助「・・・はァ~・・・了解しましたよォ~・・・ちょうど今日はウチのお袋もいねーし、とりあえず1日は言い訳を考えられるしなァ」
じょりん「ッシャ!」
えふえふ「・・・じょりん、じょーすけ・・・わたしに『かえるばしょ』をあたえてくれるというの?」
仗助「・・・俺じゃあねー。徐倫がお前に与えたんだ。俺は・・・何でもねー」
えふえふ「・・・ありがとう」
仗助「いいってことっすよォ~。それより、フーファイターズってーのはチト長いな。FFって略してもいいか?」
じょりん「えふえふ!」
えふえふ「・・・それは・・・わたしに『なまえ』をあたえてくれるの?」
仗助「そんな大層なもんじゃあねーよ。お前の名はお前自身が名乗った。俺達は呼びやすい名を考えただけさ。友達ってーのはそういうもんだよ。言いやすい略称を使うもんだ」
えふえふ「・・・にんげんから・・・よびやすいなまえをあたえてくれた・・・・・・わたしは・・・あなたたちの『ともだち』・・・」
―――・・・・・・・・・
ポル「そのディスクだがよ、もうスデに誰かがスタンド使いになってたとしたらどうすんだ?ディスクを奪うのか?」
承太郎「当然だ。アレは危険なものだ。『封印』せねばならないだろう」
―カメユー
仗助「お袋が今日はいねーから晩メシは俺達でなんとかするんだが、何が食いたい?おめーら」
じょりん「うまいものならなんでもッ!」
えふえふ「みず」
仗助「ざっくりしすぎだろ」
じょりん「にほんっぽくてうまいものでみずといえば?・・・」
えふえふ「・・・そうめんとか?」
仗助「おおッ、それなら俺にもできそうだぜ。麺つゆとそうめん買って・・・」
じょりん「ジョースケ!コレもかう!」
仗助「なんすか?アイスゥ?ゼータクっすねー」
じょりん「たまには!たまにはいいじゃあないかッ!」
仗助「まあいいけどよォー。『チョコモナカジャンボ』っすねー」
えふえふ「わたしはこれ」
仗助「『スイカバー』っすかァ。なつかしーなこれ。そんじゃあ俺は『ガリガリくん』にしとくぜェー(安いし)」
じょりん「これもこれも」ガサッ
仗助「『チョコパイ』っすかァ・・・そうめん食った後に食うの?ちゃんと考えてる?」
えふえふ「わたしもたべてもいいの?」
仗助「当たりまえっすよ。お前もなんか食いたいもんあったらカゴいれな」
えふえふ「じゃ、これ」ガサッ
仗助「『カルピス』・・・いいッスねー。そんじゃレジもってくぞー」
じょりん「うっす!」
えふえふ「うっす!」
ナランチャ「いらっしゃいませェェェーーーッ!」
フーゴ「声がでかすぎんだよッ!申し訳ありません・・・この人研修中ですので・・・」
ナランチャ「年下のクセにエラソーにッ・・・」
―東方家
仗助「じゃあこの機械にそうめんをいれっからな。ぐるぐる回るのをすくって、麺つゆに入れて食うんだ」
じょりん「?・・・なんでそんなことするの?」
えふえふ「こうりつてきにわるい」
仗助「・・・そこは日本人の祖先にモンクいってください。俺だってなんで回すのかはシラネーっすよ」
じょりん「みずでまわすとおいしくなる?」
仗助「さあ・・・でも本格的なのだと、竹ですべり台みたいにして流すんだがな」
じょりん「たけで!?」
えふえふ「いみふめい」
仗助「・・・まあとりあえず食ってみなって」
じょりん「うー、ちょっとしかとれない」
えふえふ「ふふん」スッ・・・
仗助「おっ、FFは麺とるのうまいなー」
じょりん「ム、あたしだって!おらぁ!」バシュウ!
仗助「水とんでるぞッ!」
えふえふ「あ、おいしい」ズルズル
じょりん「ほんとだ!さっぱりしていて、それでいてしっかりとしたかくしあじがはっきりとしゅちょうして・・・」
仗助「おめーぜってー意味理解せずに言ってるだろ」
えふえふ「もっとたべる」スッ ズルズル
じょりん「あ!あたしのぶんもたべるんじゃあないぞっ!」ズルズル
仗助「俺だって食うんだからなッ!」ズルズル
じょりん「うまかった・・・けっこうナメてたけど、あんがいうまかったな」
えふえふ「しょうじきすいぶんだけしかめあてじゃなかったけど、うまかった」
仗助「そりゃー何よりっすよ・・・風呂入ったから二人で入ってきな」
えふえふ「ふろ?」
仗助「知性はあるのに風呂をしらねーのか。日本人のリフレッシュってやつだぜ」
じょりん「はいろうえふえふ!ジョースケ、のぞいたらおらおらだからな!」ビシイ
仗助「はいはい」
えふえふ「なんだかしらないけど、はいる」
<コレガフロダゼー!ハイルゾエフエフッ!
<ウ、ウオアアアーーーッ!?ア、アツイッ!カラダガアーーーッ!
ジュウーーーッ
<エフエフガジョウハツシチャウーーーッ!
仗助「!?おい!大丈夫かッ!?」
<ウオッ!?ジョースケ・・・テメエ~ッ!
<Oh my god!
<オラオラオラオラオラ!
仗助「イテテ・・・徐倫の奴マジでスタンドラッシュしてきやがった・・・FFがヤバイっていうからかけつけたってのに・・・」
仗助「まあ、熱いお湯がダメだから水を桶にためたって言ってるし、もう大丈夫だろうな・・・二人が上がるまでテレビでもみっかなー」ピッ
TV【――本日は6月の末から始まった一連の事件について振り返ります】
TV【6月の末、数十年前のドイツ軍の秘密裏に行われた軍事実験を記録したテープが発見され、その内容が波紋を呼んでおりました。こちらがそのテープ内の映像です】
―ドイツ軍人【すごいぞッ!この生物はどんなものをも吸収し、決して倒すことができない生物ッ!人類に明日はないのかッ!?】
シュトロハイム【ブウゥワァァァカ者がァァァ!ナ・・・ドイツの科学は世界一ィィィーーー!こんな得体の知れない生物ごときィィィーーー!我が軍の力の前ではァァァーーー!】
ドイツ軍人【大変です!この生物の他にローマにまだ3体も同様の生物がいるそうですッ!】
シュトロハイム【・・・う、うろたえるんじゃあないッ!ドイツ軍人はうろたえないッ!】―
TV【・・・ご覧の通り、この映像では、人類を遥かにしのぐ脅威の生物が存在することを物語っており、世間に不安の声が高まっていました】
TV【その数日後、イタリアのコロッセオ付近の地下に無数の『ゾンビ』なる生物が大量に生存していることが判明しました。彼らは1938年頃からずっと地下にもぐっていたのです】
TV【この映像を見て、人々から不安の声が上がっている中、イタリアをはじめ、世界中に潜んでいた『ゾンビ』は人類をに牙をむいたのが7月頭の頃でした】
TV【それに対し、人々はただただおびえておりましたが、アメリカ合衆国大統領、ファニー・ヴァレンタイン氏が声明を発表し、人類は奮起しました】
TV【ヴァレンタイン大統領の、当時の名演説と呼ばれる映像をお送りします】
ヴァレンタイン「おはよう。君らは今、ドイツ軍の映像記録に記された究極生物が人類を滅ぼす未知の存在ではないのかという不安でいっぱいだろう。
人類・・・・・・この言葉は今日、新たな意味を持つ。人種や民族の違いを乗り越え、一つの目的のもとに団結する。
奇しくも今日は7月4日、これも何かの縁だ。君らは再び自由のために戦う。圧制や迫害から逃れる為ではなく、生き残る為だ。
もし明日を迎えられたのならば、7月4日は単なるアメリカの祝日ではなく、全人類が確固たる決意を示した日として、歴史に刻まれるだろう。
我々は戦わずして絶滅はしない!我々は勝ち残り!生き続けると!それが今日、全人類の独立記念日である!!!」
TV【この演説を聞いた世界中の人間達は活気を取り戻し、ゾンビと戦い、勝利したのです。皆さん、人類が手を取り合い、力を結集したあの夏の日々を忘れないようにしましょう】
仗助「・・・そんなことになってたんすねー。7月の頭に・・・今年の夏は吉良の事件とかでてんやわんやだったからゼンゼン気付かなかったぜー」
ヴァレンタイン「何せアメリカには『聖なる遺体』がある!絶対に大丈夫だ!」
側近「大統領、そのことは秘密です。冬のナマズのようにおとなしくしておいてください」
ヴァレンタイン「ム、そうだったか」
TV【この発現の意味は何だったのかとネット上では未だに議論が――】
じょりん「ジャパニーズ、オンセン、スバラシー」ホカホカ
えふえふ「にほんのみずはいいみずだった」テカテカ
仗助「お、あがったか」
じょりん「ジョースケ、レディーのおふろをのぞくとはいいどきょうだ・・・まだなぐりたらんーぞおらぁッ!」
仗助「それはFFが叫び声をあげたからだッ!やめろッ!スタンドを出すんじゃあねー!」
えふえふ「わたしはプランクトンだからあついものはだめ」
仗助「湯気の時点で気付くだろフツー」
じょりん「まったく・・・あ、アイスたべよッ!」ダダダ
仗助「一番下の段に入れてあっから全部もってきてくれやー」
じょりん「これかー」ガサガサ
えふえふ「わたしのはスイカバーだからね」
じょりん「はいコレー」
えふえふ「これはおいしそう・・・」
仗助「なあ、どーせならカルピスものもーぜ」
じょりん「カルピス&アイスッ!にとうりゅうッ!?」
えふえふ「まるでふたりのたつじんスタンドのどうじこうげき・・・」
仗助「あんまり原液濃いと味が濃すぎるから気ィつけろよ」
じょりん「こんなかんじ?」コポコポ
仗助「ダーッ!?多いって!コップ6割も入れてるじゃあねーかッ!」
じょりん「え、これだめ?」
仗助「それはいくらなんでも濃すぎるからやめとけッ!」
えふえふ「でももったいない」
じょりん「うん」
仗助「う・・・・・・ッしょうがねェー!俺の分それにするからお前はくみなおせッ!」
えふえふ「ジョースケやさしい」
じょりん「プハーッ!ふろあがりのカルピスはきくぅーッ!」
えふえふ「これはなんというびみ。にんげんはこんなにもおいしいものをのんでいるのか・・・」
仗助「ックハ・・・・・・濃い・・・ク・・・」
じょりん「あーんど!チョコモナカジャンボ!」バリバリ
じょりん「う、うますぎる・・・」ジーン
えふえふ「スイカバー、ものすごくさわやかなかんじでおいしい」シャクシャク
仗助「ガリガリくんは正統派にして至高だ・・・カルピス濃いけど」
じょりん「えふえふ、スイカバーひとくちちょうだい」
えふえふ「じゃあじょりんのもちょうだい」
じょりん「しょーがねェーなァー」
えふえふ「チョコがパリパリでおいしい」バリバリ
じょりん「なつってかんじでうまいッ!」シャクシャク
えふえふ「ジョースケのもちょーだい」
じょりん「くわせろッ」
仗助「じゃあお前らのもくれるか?」
えふえふ「やだ」
じょりん「ぜってーやだ」
仗助「・・・ほら、一口だぞ?一口だぞッ!?」
シャク
えふえふ「つ、つめたいッ!」キーン
じょりん「ッカァー!」キーン
仗助「お、お前らけっこう食いやがったな・・・まあ全部食われなかっただけマシ・・・」スス・・・ボドボド
仗助「だあーーー!?ガリガリくんが崩れ落ちたァーーー!てめえらが丁寧にくわねーからだぞおーーー!」
えふえふ「あたまがいたい!」キーン
じょりん「ウアー」キーン
じょりん「チョコパイうますぎー」モグモグ
えふえふ「カルピス、アイス、チョコパイ・・・なんかぜいたくしてるきがする」モグモグ
仗助「そんな贅沢じゃあねーけど。じゃあ俺は風呂に・・・」
じょりん「・・・」ウトウト・・・
えふえふ「・・・」ウトウト・・・
仗助「・・・腹いっぱいになったら眠くなったか・・・無理もねー、今日は乗馬行ったりしたし、FFも初めてがいっぱいで大変だったろうしな」
じょりん「ねむくなどない・・・まだ・・・ほしのひかりをみていたい・・・」ウトウト
えふえふ「キャッチボールがしたい・・・」ウトウト
仗助「はいはい、また明日な。とにかく布団いけ。ここで寝たら俺がはこぶことになるんだからよォー」
じょりん「えふえふ・・・いこ。ジョースケにはこばれるなんてきけんだから」ウトウト
えふえふ「そだね・・・」ウトウト
仗助「・・・俺を害虫かなんかと思ってんのか?さすがに傷つくぞ?」
じょりん「おやすみジョースケ」ウツラウツラ
えふえふ「おやすみ」ウツラウツラ
仗助「・・・はいよ、おやすみな」
じょりん「Zzz・・・」
じょりん「ッハ!あさだ!えふえふ!おきろッ!」グラグラ
えふえふ「むむゥ・・・なに?」
じょりん「ジョースケをおこすッ!全力でッ!」
えふえふ「?」
仗助「Zzz・・・」
じょりん「このようにソファでねてるジョースケをどうやっておこすかがまいあさのにっか」
えふえふ「ほう・・・どーするの?」
じょりん「くちにプランクトンいれるとか?」
えふえふ「どれ」トロオー・・・
仗助「Zzz・・・ブガッ・・・ガッ・・・」
じょりん「おおッ、こうかアリ。おきたときにひっかかるようにいとをかおのまえにはっておく」
えふえふ「そろそろおきるかも」
仗助「ブゲッ!ぐはァッ!」ガバア!ビイーン!
仗助「ぐがっ!?なッ・・・なんだぁ!?顔に糸がくいこんでッ!?」
じょりん「うへーい!」ケタケタ
えふえふ「フーファファファ!」ケタタタタ!
仗助「て、てめェらぁ~!」
じょりん「そんなことよりあさめしだッ!」ビシイ
えふえふ「ブレックファースト!」ズビシイ
仗助「お前らマジで教育が必要みてェ~だなァ~?」ズギュン
じょりん「ひっ・・・スタンドをだすなはナシで」
えふえふ「ジョースケのスタンドごつくてこわい」
じょりん「きょうのあさごはんはなにかな~?」
仗助(ここはひとつ、こらしめる意味でも『コレ』にしてやるぜ~・・・)
ダアン!
じょりん「・・・なにこれ?」
えふえふ「ぐろい」
仗助「『納豆』だッ!日本人の朝といえばコレだッ!さあ食えッ!食わなけりゃあ他に朝飯はなしだッ!」
じょりん「うえ~・・・なにこれ・・・ねばってる・・・」
えふえふ「くえたもんじゃないな」
仗助「うまいっすよ~?日本人のソウルフードだからな~。こうやってぐるぐる回して・・・」グチャグチャ
じょりん「ぐろい!」
えふえふ「にほんじんはなぜたでものをまわすの?ずのうがまぬけか?」
仗助「おめェーらウダウダいってねーで食ってみろや。ホレ、こうやってごはんにのせて・・・ウム、うまいッ!」
じょりん「これは・・・くちにいれるものなの?」
えふえふ「カマキリのまゆみたい」
じょりん「うあッ!やめろえふえふ!そんなこというとますますくえねーだろッ!」
仗助(フフ・・・アメリカ人ってーのは納豆を大好物になるかゼッテーに食えなくなるかの両極端な感想をもつって聞くぜ・・・せいぜい反省するんだなァ~)
じょりん「あ、みためにはんしてオイシイ」
仗助「アレ?」
えふえふ「うん、なんかどくとくのあじでおもったいじょうにウマイね」
仗助「アレレ?」
じょりん「ゴハンとじつにマッチしてて、スッゲェーうまいッ!なんだあコリャー!なんばいでもいけるぜェー!」
えふえふ「さすがびしょくのち、ジャパン」
仗助「こいつら順応力高ェ・・・」
<ピンポール♪
じょりん「あ!ポルポルがきた!」ガチャ
ポル「おっす徐倫!今日も元気だなー」
じょりん「ポルポルこそきょうもあたまなげーな!」
ポル「おーい仗助?いるかー?」
<ウーッス
ポル「徐倫と外に遊びにいこーぜ」
<サキイットイテクダサイッスー。コッチマダヤルコトアルンデー
ポル「だってよ。先に外で待ってようせ」
じょりん「おう!」
えふえふ「わたしもそといっていい?」
仗助「おう。お袋は夕方頃に帰ってくるだろうし、それまでにFFのことなんていうか考えとかなきゃな・・・あ、そうだFF。これ首から下げとけ」スッ
えふえふ「なにこれ?ペットボトル?」
仗助「おめー水分が必要だろ?ケースにいれたボトルを首から下げときゃいつでも飲めるからよ。小学生の時、そーゆーのしてる奴多かったから何も不自然じゃねーし」
えふえふ「ありがとう」
じょりん「そんじゃそとにいこーぜ!」
仗助「いー天気っすねー。まだ残暑がキビシーか」
えふえふ「はれのひはこころがすっきりする」
康一「あ、仗助くん、徐倫ちゃん」
億泰「おー、オメーら今日も元気だなー」
じょりん「あっ、いっしゅうおくれのオクヤスとこどものコーイチだ」
億泰「なッ!」
康一「ハハハ・・・」
ポル「ん?仗助、そっちの子は?」
じょりん「あたしのともだちのえふえふ!」
仗助「カクカクシカジカドララララってことでウチであずかることになったんだ」
康一「へー、ディスクね」
億泰「それもスタンド能力の何かなのか?」
仗助「十中八九そうだろーな」
ポル(・・・承太郎が言ってた『DISC』がこの子に?プランクトンに刺さって・・・こうなったって・・・どういうことだ?・・・・・・とりあえず承太郎に『DISC』のことは連絡しなけりゃ・・・)
じょりん「むしとりしよーぜ!いっぱいいるし!」
億泰「虫とりだぁ~?この億泰サマがそんなこと・・・」
じょりん「あー、オクヤスはレースでまけたからじしんがないんだなァ」
億泰「上等だコラァー!虫とり名人と呼ばれた俺の実力を見せてやんぜェー!」
じょりん「えふえふ!むしとりいこーぜ!」
えふえふ「すいちゅうのむしならまかせて」フンス
康一「いや、水中の虫ってなんかタガメとかそんなんだろうからやめとこうよ」
ポル「そーいやー今日月曜なのにおめーら学校は?」
仗助「休みっす」
康一「都合のいいことに」
じょりん「みて!あぶらぜみ!」ミジジッ!
億泰「うおッ!?近づけんじゃあねーよ!」
じょりん「え、なに?オクヤスセミこわいの?」ニマ
億泰「はァ~ッ!?ンなわけねーだろッ!セミごとき――」ピトッ
億泰「ッ!?おいFFッ!?てめェー背中に何つけたァーッ!」
えふえふ「カマキリ」
億泰「うおおおおあああああッ!?とれッ!早くとれッ!背中が切られるゥーッ!」
じょりん「オクヤスはむしがにがてなのかー」
えふえふ「かおににあわずビビリ」
億泰「コーイチ!早くとれェーーーッ!」
康一「はい」ピト
億泰「!?何追加してんだぁーーー!」
康一「大丈夫だよ。落ちてたハチの巣を『エコーズ』の『ピトッ』っていう文字で貼り付けただけだから」
億泰「何やってんだぁーーー!まだハチがいるかもしれねーだろォーがッ!やめろッ!早くとれッ!うおああああああ!」
ポル「みろ徐倫!クワガタとったぜ!しかもノコギリだ!」ジャーン
じょりん「おー!かっくいー!」キラキラ
えふえふ「こらがノコギリクワガタ?つよそう」
ポル「お、FF・・・だっけ?クワガタ見るのは初めてか?」
えふえふ「うん。ちせいはあってもたいけんするのはいろいろはじめて」
仗助「ノコギリなんてまだいるんすねー」
康一「僕はコクワガタみつけたよ!ほら」ギッチョギッチョ
じょりん「コーイチにぴったりなクワガタだな」
康一「えー・・・」
えふえふ「オオクワガタはいない?」
仗助「オオクワなんてーのはそうそういねーだろ。こういうトコにはいねーと思うぞ」
億泰「あ、俺この前ホームセンターでオオクワ売ってるの見かけたわ」
えふえふ「・・・」
じょりん「・・・オクヤスはロマンがないな」
ポル「そうそう。こういうのは自分の手でとるからこそってもんだぜ」
えふえふ「いつかヘラクレスオオカブトもとってみたい」
仗助「ああ、世界一のカブトな」
康一「ロマンだよね」
億泰「それも案外売ってるモンらしいぜ。ネットで高値でやりとりされてるとかなー。ゲットしたら転売するっきゃねーな!」
えふえふ「・・・」
じょりん「おらぁ!」ボゴオ!
億泰「ウゲッ!」
仗助「お、見ろ徐倫、FF。雲がすげーことになってるぞ」
じょりん「うおおッ!デケェッ!」
えふえふ「まるでくものおしろだ」
じょりん「あのくもの先にラピュタはあるんだってパパがいってた」
億泰「え、承太郎さんそういうこと言うタイプ?」
承太郎「あいつああ見えてヘンなトコあるからな。タバコ5本くわえてひっくり返してジュース飲んだり」
康一「ちょっと待ってくださいそれどういう状況ですか?」
仗助「徐倫ラピュタ知ってんのか?」
じょりん「パパがもってきてくれたビデオで」
えふえふ「ジブリさくひんだね。しってる。ちせいでしってる」
仗助「お風呂知らなかったのにジブリ知ってるってどういう知性なんスか」
億泰「ジブリといえばヤッパ『魔女の宅急便』だよなァー。夏にはピッタリだぜェー」
じょりん「ハハッ、オクヤスはこどもだなあ」
億泰「あァン!?」
じょりん「さいきょうは『となりのトトロ』だってそうばがきまってる」
康一「子供ってほぼ例外なくトトロすきだよね」
じょりん「おとなだけどなッ!あたしはッ!」
ポル「俺としては『千と千尋』だなあ。意味ゼンゼンわかんねーけど」
康一「僕はナウシカかなあ」
仗助「フー、おめーらマジわかってねーな。ジブリで一番は『紅の豚』なんだよ」
億泰「豚ァ?あれ昔見たけどなんとなく見てただけで、特別面白い印象はねーなー」
康一「僕もあんまり記憶に残ってないね」
仗助「だからっすよー。あれはな、子供のころになんとなーく見ただけじゃ何も感じねーけど、大人になってから見るとスゲー面白いんだぜー?」
ポル「おめーまだ大人っていえねーだろ」
仗助「うーん、なんつーか、高校になってから見たらスッゲー面白いってことに気付いたんスよ。いやマジで。一回見てみ。騙されたと思って」
じょりん「じゃあこんどいっしょにみようぜえふえふ!」
えふえふ「おー、それはたのしみ」
ポル「高校どころか小学校もまだだがなお前ら」
承太郎がいるぞww
―――・・・・・・・・・
じょりん「スッゲェー!」
仗助「ココは杜王町を見渡せるイイスポットっすよ~。いい眺めっすね~」
億泰「ココにくるの久しぶりな気がするぜェー」
康一「僕は悩みがある時とかここにきてスッキリしてるよ」
ポル「にしてもイイ町だなあモリオウチョウ。スゲーキレイだぜ」
えふえふ「そうごんなけしき・・・とはいいすぎかもしれないけど、いいながめ」
じょりん「スゲーさわやかなきぶんだね!ふろあがりにカルピスをぐいっとのんだときみてェーによォ~!」
えふえふ「・・・ココにこれてよかった。じょりん、ジョースケ、オクヤス、コーイチ、ポルポル・・・みんなにあえたから、たのしい『おもいで』がたくさんできた」
えふえふ「ありがとう、みんな」
億泰「お・・・おお」
康一「そんな大したことしてないけどね」
ポル「・・・」
仗助「何お別れみてーな雰囲気バンバン出してんだよ。これからも徐倫と一緒にウチで暮らすんだからよ」
じょりん「そうだよ」
仗助「まあ承太郎さんが迎えに来るまでだがな・・・」
えふえふ「・・・うん」
ポル(・・・この子・・・自分が『DISC』によって生まれた存在で・・・それがいつか『封印』されることを感づいてるんじゃあ・・・)
>>209
ホンマやwwwwwごめん、そこポルポルで
―――・・・・・・・・・
康一「じゃーねー仗助くん、徐倫ちゃん、FFちゃん、ポルナレフさん。またね~」バイバイ
億泰「徐倫!FF!てめーら虫の件忘れんじゃあねーぞッ!今度あったら仕返ししてやっからな~!」
えふえふ「いつでもまってるよ」
じょりん「こいッ!ニジムラオクヤス!」ビシイ!
仗助「じゃあなー」
じょりん「ポルポル、きょうはウチにくる?」
ポル「・・・いや・・・それより、もうすぐお前のパパが来る」
じょりん「え!?」
仗助「あ、用ってのは終わったんすか?」
ポル「そうじゃあねー・・・いや、正確にはもう一つの『用』を済ますために来る・・・んだが・・・」チラッ
えふえふ「・・・」
ポル「・・・・・・ッ」
じょりん「?ポルポル?」
承太郎「待たせたな」バン
じょりん「!パパだー!」タタタ
承太郎「徐倫、いい子にしてたか?」
じょりん「あたりまえだろー!」
仗助「どーもっす承太郎さん」
承太郎「ああ、世話かけたな」
仗助「ってーことはもう徐倫を連れて帰っちゃうんですか?」
じょりん「!」
承太郎「・・・いや、それはまだだ。俺が『探しているモノ』がまだ見つかってないんでな」
じょりん「っ」ホッ
承太郎「・・・だが、そのうちの一つは見つかったみたいだがな」
仗助「?」
ポル「・・・」
承太郎「・・・話は聞いた。FFとやら、お前は『DISC』によって知性を得たプランクトンらしいな。俺が言いたいことはわかってるな」
えふえふ「・・・」
じょりん「?・・・パパ?」
承太郎「お前の『DISC』を抜き取って、『封印』させてもらう」
じょりん「・・・え?」
えふえふ「・・・」
ポル「・・・」
仗助「承太郎さん?・・・」
承太郎「その『DISC』は危険なモノだ。あの『矢』と同じようにな・・・俺がアメリカで戦ったスタンド使いの能力のものだ。危険なものなんだ・・・」
承太郎「俺が回収したんだが、落としてしまって探していたんだ。それをおっことしちまった俺の責任でもあるが・・・それは『封印』しなければならない」
仗助「・・・何いってんスか。FFはどうなるんスよ」
承太郎「・・・残念だが」
ポル「・・・すまねえ・・・」
えふえふ「・・・ううん」
じょりん「ダメ!」
承太郎「・・・」
じょりん「そんなのゼッタイにダメ!えふえふはともだちだッ!いくらパパでもあたしのともだちをうばうなんてゼッタイにダメだ!」
仗助「・・・徐倫」
えふえふ「じょりん、しかたないんだよ」
じょりん「!?えふえふ?」
えふえふ「あたしはほんらい、こうやってかいわしたり、あそんだりするようなモノじゃあないんだよ。ただのプランクトンなの。だから、これはもとは『ありえないこと』なんだよ」
じょりん「・・・そんなのいみわかんない!」
えふえふ「わたしがじょりんやジョースケたちといっしょにすごせたのは『きせき』なんだ。もう・・・じゅうぶんだよ」
じょりん「そんなの・・・そんなのッ!」
仗助「フザけんじゃあねーぞコラァ」
えふえふ「!」
仗助「何が『ありえないこと』だ。何がもう十分だ。おめーは『フー・ファイターズ』っていうれっきとした一人の存在だろォーがッ!何をフヌけたこと言ってんだコラッ!」
えふえふ「ジョースケ・・・」
仗助「お前がディスクによって知性を得て俺達と出会ったのは偶然だとか運命だとかそんなことはシラネーが、『徐倫の友達』で『俺の友達』であることは絶対に変わりねーことだろうが!」
仗助「『FF』っていう俺達のダチだってーのは『ありえないこと』でも『奇跡』でもなんでもねー!シンプルなことだッ!テメーはただのプランクトンなんかじゃあねー!FFだろーがッ!」
仗助「まだまだ一緒に遊んだり、色んなモノ食ったり、色んなトコ行ったり・・・することは山ほどあるんだッ!何も十分なんかじゃあねー!」
ポル「・・・フ」
えふえふ「ジョースケ・・・」ポロッ
じょりん「ジョースケのいうとおりだよえふえふ!あんたはあたしのともだちだッ!うしなわせはしないぞッ!ゼッタイにだッ!」
じょりん「たとえパパがなんといおうと、ディスクをうばうとかいいやがっても、あたしはダンコとしてはんたいする!ゼッタイに!」
じょりん「いっしょにアニメみたり、ゴハンたべたり、すごいけしきをみたりしなくっちゃあならないんだッ!」
えふえふ「・・・じょりん」ポロポロ
じょりん「まだパパがえふえふのディスクをとるっていうんなら!あたしがあいてになってやるッ!『ストーン・フリー』!」ドギュン!
仗助「承太郎さん・・・今回は俺も徐倫に賛同っすよ~・・・『クレイジー・ダイヤモンド』ッ!」ズギュン!
承太郎「・・・」
じょりん「こいッ!くうじょうじょうたろうッ!」
承太郎「・・・・・・いいや、もういい。もう十分なのは俺の方だ」
じょりん「・・・?」
仗助「・・・?」
承太郎「お前達の本気ってのを見せてもらった。ディスクは危険なモノだと思ってたが、お前達が『そこまで』言うんなら危険じゃあないってことだろうな」
じょりん「!」
仗助「!」
承太郎「・・・ダメな父親が、娘との時間だけでなく、友人まで奪うわけにはいかないからな・・・」
仗助「そッ、それじゃあッ」
承太郎「『DISC』は奪わない。FFという存在を、俺も認めよう」
えふえふ「ッ!!!」
ポル「・・・ヘヘッ」
えふえふ「ほ・・・ほんとにいいのッ?・・・わたしは・・・にんげんのいのちをかんたんにうばえるほどきけんなそんざいなのに・・・」
承太郎「そんなことはしないだろう?今のお前は・・・仗助や徐倫がここまで言うんなら・・・なによりもの証拠だ」
えふえふ「ッ・・・」
承太郎「FF・・・これからも徐倫の友達でいてくれるか?」
えふえふ「・・・はい・・・もちろん・・・ありがとう・・・ジョータロー・・・」ポロポロ
じょりん「ヤッター!やったねえふえふ!これからもずっとともだちだぞッ!」ピョンピョン
えふえふ「うん・・・ありがとう、じょりん・・・ジョースケ・・・」
仗助「・・・ッフゥ~・・・安心したぜェ~・・・・・・」
ポル「・・・承太郎、お前・・・最初っからディスクを『封印』なんざする気なかったんじゃあないのか?」
承太郎「・・・ディスクを落としたのは本当だ。だが、お前が『徐倫の友達になっている』と連絡してきた時、8割方そう決めていたな」
ポル「さっすが、イ~パパだなァ」ガシッ
承太郎「・・・」
じょりん「パパ!ありがと!」
承太郎「・・・お前と仗助の『勇気』と『決意』に負けただけだ」
仗助「テレるっすねェ~」
承太郎「徐倫・・・・・・お前と一緒にいてやれなくてすまない・・・さみしい思いをさせてしまったな」
じょりん「ゼンゼンだいじょーぶだよ!ジョースケといるとまいにちたのしいし!」
承太郎「!」
じょりん「コーイチやオクヤスもまあそこそこだし、ポルポルもあそんでくれるし、じょうばのジャイロやジョニィとか、バーガーやさんのひととか、たまごかぶったひととか」
じょりん「かーちゃんとか、えふえふとか、こえのでけえてんいんさんとか、いろんなひととであって、いろんなことして、たのしかった!」
じょりん「だからしんぱいしないで、パパはパパの『やるべきこと』をやって!」
承太郎「・・・徐倫」
仗助「徐倫・・・」
承太郎「それはそれでパパはさみしい」
ポル「ま、これで万事解決ってーとこかな」
えふえふ「あんしんしたらつかれた・・・」
じょりん「それじゃあバーガーたべにいこう!ジョースケがおごってくれるからッ!」
ポル「おッ、うまいのか?」
じょりん「へどがでるほどうまいよ!」
えふえふ「ぜひたべたい!」
承太郎「俺も一緒に食おう。たまには徐倫と一緒に食事したい」
じょりん「おー!パパもくるかー!こりゃパーティーだなッ!」
仗助「ちょっと待ってくださいよォ~ッ!全員分俺が金出すんスかァ~ッ!?ポルナレフさんと承太郎さんは自分で出してくださいよッ!」
ポル「ニホンのオカネ、モッテナイデス」
承太郎「たまにはお前が出してくれ」
仗助「なんでそうなるんスかァ~ッ!」
承太郎「そういえば徐倫、お前・・・スタンド発現したのか?」
じょりん「うん」
承太郎「・・・仗助・・・徐倫にケガさせたのか?」
仗助「あ・・・いや・・・その・・・徐倫が勝手に・・・・・・」
承太郎「・・・」ドドドドドドドド
仗助「・・・俺が皆さんの分出させてもらいます・・・・・・」
ポル「うひょー!やったぜー!こりゃマジでパーティーだなッ!」
えふえふ「うひょー!」
承太郎「これからも徐倫を任したぞ仗助。俺の探しモノが見つかるまでな」
仗助「こんなヤンチャな子をいつまであずかれってんですかァ~ッ!アンタキャラ変わりすぎっすよォ~!」
じょりん「はやくたべにいこーぜ!」
承太郎「徐倫、まだしばらく仗助の家で暮らすことになるが、かまわないか?」
じょりん「むしろウェルカム!」
承太郎「パパはさみしいぞ」
えふえふ「わたしもいい?」
じょりん「とうぜんッ!もっといろんなことしよーぜ!」
えふえふ「やったー!」
ポル「俺がまたどっか連れてってやるよ」
じょりん「こんどはなにがある?」
ポル「色々あるぜ~。釣りとか、小さくなれたりするスタンド使いとか、老人みたいになれるスタンド使いとか」
じょりん「ひきだしおおいなッ!」
仗助「グレート・・・こいつあ色々大変そうだ・・・」
じょりん「まだまだジョースケにはせわになるからね!」
仗助「・・・しょォ~がねェ~なァ~。ま、正直なトコ、俺もけっこう楽しいがな」
じょりん「そうときまればとにかくはらごしらえだッ!いくぞ!」ダッ
えふえふ「あ!まてじょりーん!」ダッ
仗助「コラッ!走ると危ないぞッ!待てッ!」
じょりん「もっともっとあそぶぞォーッ!」
~おしまい~
以上で完結です。内容もオチも何も考えず、仗助とじょりんを組ませて書いてみたものの、想像以上のありがたいお言葉をいただけて、感謝いたします
最初は、キン肉マンとかアメコミとか色んな作品のキャラを登場させようと思ってたのですが、ジョジョキャラだけの方がいいかなと思ってこうなったけど、こっちで正解だったかなと
まだまだネタは探せばありそうな感じはするんですが、あんまり長いのもどーかと思いましたんで、この辺で一応の完結にさせていただきました
こんな感じで・・・アァァ~~~ッ!イイっすかねェ~~~ッっと。すんません
需要があるならまた書いてみたいものですが、とりあえずはこれで終わりってことで
それでは、ここまで見てくれた方、レスしてくれた方、指摘してくれた方、アイデアくれた方、面白いっていってくれた方、本当にありがとうございました
ありがたいお言葉をたくさんいただけたので、第二部はまた後日書きたいと思います
ちなみに、もし第二部以降書くなら今回みたいに完結させるよりも延々とスレいっぱいになるくらいまで書いたほうがいいんスかね?
このSSまとめへのコメント
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