川尻早人は静かに過ごしたい (170)

少し成長した早人が主人公のジョジョssです。そんなに上手くないかも知れんが良ければ見てってください
更新は遅いと思うのでまったり待っててください

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1394112135

僕、川尻早人は高校生だ。今年の四月に晴れて高校生としてこの高校に入った。

ある事件以来、僕の家庭は母一人子一人の母子家庭となった。あれから、もう五年も経つ。
母はいまでも父の帰りを待っている。

今は、ちょうど夏休みだ。
あいにく、僕に同級生の友達は少ない。だから、この夏休みは静かに過ごせると思っていたんだ。いたんだ……

仗助「おーい、早人ォ! 迎えに来たぞーーッ!」

そう、この人が居なければ。

part1 『仗助さんと遊びに行こうの巻き』

早人「今行きます」ガチャ

仗助「おう」

早人「すみません」

仗助「気にすんなよ、俺たちの仲だろォ!」

早人「えぇ、まぁ」

仗助「ホラ、乗った乗った」

早人「よっと。お願いします」

仗助「んじゃ、憶泰ン家まで飛ばすぜッ!」

ブルルルンッ

憶泰「おう、来たか」

仗助「よう。猫草は元気か?」

憶泰「そりゃァ、元気も元気だぜェ。俺には全然懐かねーけどよッ」

仗助「ハハハ、そいつは元気そうたなァー」ケラケラ

早人「猫草、元気だったかー」ヨシヨシ

猫草「ニャアニャア」

早人「また今度一緒に遊ぼうな」

猫草「ニャア」

憶泰「そう言えばよォー、最近変な噂を聞いたぜ」

仗助「変な噂? 何だよソレ。ツチノコでも見つかったのか?」

憶泰「なんでもよォ、デッケー犬みたいなのがここら辺うろついてんだと」

仗助「犬ゥ? それのどこが変なんだよ」

憶泰「それが、ホネだけらしいぜーソイツ。しかも、女限定で襲ってくるんだとよォ」

仗助「もしかして、スタンドなのか?」

早人「……人に見えるなら、違うんじゃないんですか。ソレ」

憶泰「ま、あくまで噂だけどなァ」

仗助「気になるな」

億泰「新しいスタンドなんて居ねェと思うけどな俺ァ」

仗助「弓と矢もないしな。ま、たぶん噂話だろ」

早人「そろそろ行きませんか、仗助さん」

仗助「そうだな。猫草は大丈夫か」

猫草「ニャアニャア」

仗助「良さそうだな。お邪魔したぜェ億泰」

億泰「猫草は頼んだぜェ早人」

早人「はい」

ブルルン、ブルルン

仗助「ンー、スタンドかァ」

早人「さっきの話ですか?」

仗助「そうだよ。早人はどう思う?」

早人「さァ~、どうでしょうねェ……僕的にはそんなの居て欲しくないですケド」

仗助「俺も、居て欲しくねェなァ、新手のスタンド使いなんて」

早人「まったくです」

仗助「ところで早人ォ、お前飯はどうすんだ?」

早人「母さんは仕事なんで適当に冷凍食品でも」

仗助「それなら、猫草置いてきたら食いに行こうぜェー。俺の奢りでいいからよォ」

早人「本当ですかッ!? やった」

早人「で、どこに行くんです?」

仗助「『茨の館』の近くに新しい定食屋が出来たらしいから、そこにしようぜ」

早人「わかりました」

ブルルン、ブゥゥゥン

仗助「よし、さっそく入ろう」

早人「はい」

ガララッ

康一「あッ仗助君と早人君だ。こんにちは」

由花子「あら、奇遇ね」

仗助「ホントだなァー。相変わらずだなお前ェらは」

今日はここまで。続きは明日にでも

早人高校生か
期待

>>14-15
その酉……ま、まさかッ!? あの静ss書いてらっしゃる人ですかァー!?


康一「なかなか美味しいよ、ここの店」モグモグ

仗助「ウヒョー、そいつは楽しみだな。俺はこのトンカツ定食だな」ジュルリ

早人「僕はこっちの味噌カツ定食に」

仗助・早人「すみませェーん!!」

仗助「美味ッ! グレートな味ですよコイツは」バクバク

早人「美味しい……」モグモグ

康一「そう言えばさ仗助君」

仗助「ン?」モグモグ

康一「ここいらで最近変な噂を聞いたんだけど」

仗助「デカイ骨犬が出るって話か?」

康一「そうそれ。スタンドっぽいと思わない?」

仗助「俺もそう思う。けどーーーー」

ピーチクパーチク

由花子「貴方が早人君?」

早人「あ、はい。川尻早人と言います。そういう貴女は由花子さんですか」

由花子「あら、仗助君か康一君から聞いたのかしら。よろしくね」

早人「はい」

仗助「とりあえず被害は何も出てねェーし俺達で町を軽く見回るってことでいィな」

康一「そうだね。そうしよう」

由花子「話は終わった? 康一君」

康一「あ、うん。もう行く?」

由花子「そうしましょ。それじゃあね二人とも」

康一「バイバイ」

ガララッ、タッタッタッ

仗助「俺達も行くか」

早人「そうですね」

ガララッ、スタスタスタ

短いですがここまで。続きは明日か明後日に
ではでは


康一と由花子はそろそろ結婚、いやもうしててもおかしくないのか


仗助と億泰に春は来てないか

>>24
反省してるなら返事するな。荒れる

>>23
そこは迷ったのですが、まだ結婚はしていないと言うことにしました。婚約はしてますよ。

>>25
仗助にも億泰にも来てません。そりゃあもうまったく……

ブルルン、ブルルルルルルル

早人「仗助さん」

仗助「どうかしたか?」

早人「犬を探しに行こうとか言わないでくださいね」

仗助「えッ」ギクッ

仗助「も、もももももちろんだぜ早人。さぁ、家に帰ろう」

早人「僕の家は逆です」

仗助「あれ、そうだったけェー?」

早人「ハァ……遊びに誘ってくれるのは嬉しいんですが、問題に立ち会うのはごめんです」

早人「中二の夏休みは肝試しで行った廃墟がスタンドでしたし……他にも色々」

早人「これでも僕は夏休みくらい静かに過ごしたいんですよ」

仗助「うッ……それは悪かった……今日のところは大人しく帰るよ……」

早人「今日だけですか……」

ーーーー中二の夏休み、仗助さんと康一さん漫画家の露半先生、そして僕で肝試しをしに行った。
杜王町の近くにある森に、本来はない廃墟があると言う噂を確かめに僕たちはあの場所に訪れた。
そこで、腸の出た犬に追いかけられたり、目の飛び出た猫が遅いかかってきたりして散々な目にあった。
露半先生がスタンド、確かヘブンズドアーと言うので猫の記憶を読んだら、なんとほぼ記憶がなかった。
ただ一つ、『ここから出ていけ』とだけ書かれていたらしい
僕たちはあれをスタンドだと判断した。仗助さんから聞いたが、鉄塔のスタンドも居るらしい。あれも散々な夏休みだった。
それからも、何度かそういう目に会った。だから僕は切に思うんだ。
静かに過ごしたい、と。

仗助「おい、早人。着いたぞ。おーいッ」

早人「あぁ、はい。すみません」

仗助「どうした、考え事かァー? 悩みがあるんなら聞くぜェ、勉強は教えられねーけどよ」

早人「いえ、何でもありません。ありがとうございました」

仗助「おう。じゃーなー」

ブルルルン

早人「さてと、猫草にもご飯あげないといけないな」

猫草「ニャアニャア」

キャーッ!!!

猫草「ニャアッ!?」

早人「な、なんだッ。今の声はッ」

早人「行こう。猫草」スタッ

猫草「ニャア」

タッタッタッ、ガチャッ、タッタッタッ

女「ひいィッ、いやッ、来ないで」ガタガタガタガタ

???「ガルルルルルル」

女「イヤァァァァァ!!!」パタッ

早人「猫草ッ!!」

猫草「ニャオッ」ドバオ

ウオオオオン

???「ギャンッ!!」ドザアアアア

男「うぐァッ!?」バターン

早人「お前がソイツの本体かッ!?」

男「お前呼ばわりはヒデェーなァ。俺には犬山武司(いぬやまたけし)って言う名前があるんだ」ユラァーリ

早人「お前の名前なんてどうでもいいッ。今すぐそのスタンドを引っ込めて悪さをやめろッ!!」

犬山「スタンドォ? こいつの事かァ? こいつは『ウルフルズ』っつー名前をつけてあんだよ」

犬山「正義のヒーロー気取りか? いい子ちゃん気取ってんじゃァねーぜ」

早人「チッ。僕が何とかするしかないか……」ジロッ

犬山「アァン?」ギロッ

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

犬山「行けッウルフルズ!!」

ウルフルズ「ギャンギャン」ダダダダダ

早人「頼むッ猫草!」

猫草「ニャン」ドバオ!!

ウルフルズ「ガウッ」ガブッ

早人「空気弾が消えたッ?」

犬山「食べたんだよ。もしかしてお前、ウルフルズが見えてねェのか?」

早人「なッ」ギクッ

早人(ま、まずいッ。僕がスタンドを見れないのがバレてしまったッ。どうする? ケータイで仗助さんを呼ぶか?)

早人「それしかないッ」カチャ

犬山「させねェよッ吐き出せウルフルズ!!」

ウルフルズ「ガウウッ!」ドバオ

早人「なにィ!? 空気弾を吐き出したッ!?」

ガチャン!!

早人「うわ、うわあああああああ!? ケータイが壊されたァァァ!!」

早人「クソッ猫草、連続で空気弾を放つんだッ!」

猫草「ニャアニャア」ドバオ、ドバオ、ドバオ

ウルフルズ「ガウッギャンギャンッッ」ズサァァァ

犬山「グファァッ」ズサァァァ

犬山「クソッ連続で吐き出すこともできるのかよッ」

犬山「ウルフルズッ!! 奴をぶっ飛ばせェッ!!」

ウルフルズ「グギャン」ドタドタドタドタ、ドォン

早人「うぐっうぁぁ」ズッサアアアアア

早人「うぅ、何てパワーだ……」

犬山「行けッウルフルズ! さっき喰った空気弾を吐けッ」

ウルフルズ「ガウッ」ドバオ

早人「ま、まずいッ」

ガ オ ン

犬山「なにィ~~!? 空気弾が移動しただとォ~!?」

億泰「間に合って良かったぜェー、まさかこんなことになってるとはよォー」

早人「億泰さんッなんで貴方が」

億泰「猫草のキャットフードを渡すの忘れててよォ~。渡しに来たらすんげェ物音がしたから来てみたらこうなっててビックリしたぜ」

早人「良かった……助かりました」

億泰「大丈夫か早人? 怪我してるみてェだけどよ」

早人「僕は大丈夫です。今は、奴を……」

億泰「わかったぜェ~。行くぞ犬野郎」

犬山「舐めんじゃねェェ!!」

億泰「ザ・ハンド!」

犬山「ウルフルズ!」

ザ・ハンド「…………」ガ オ ン

ウルフルズ「キャンッ!?」スゥゥゥ~

犬山「ウルフルズが吸い寄せられたッ?」

億泰「これでも喰らいやがれ」ドドドドドド

犬山「おぐえっ」ズサァアア

ウルフルズ「」シュウウウウ

億泰「ケッもう伸びてやがる」

早人「どうしましょうか」

億泰「とりあえず、そこで気絶してる女の子を公園のベンチにでも寝かしといてやれよ。俺は仗助を呼ぶからよォ」

早人「わかりました」

part1 『仗助さんと遊びに行こうの巻き』

はここまでです。次はpart2になりますかね。オリジナルキャラを作って戦わせるのって意外と難しい……
ではでは

犬山武司のスタンド紹介


スタンド名-ウルフルズ
破壊力-C スピード-C 精密動作-A 持続力-B 成長性-C
能力-口に含んだ物を収納したり吐き出す能力。また、犬山が下心を向けた相手には姿が見えるらしい。
骨でできた狼のスタンド。犬山はほとんど女性しか襲わず、襲った相手から下着を盗むことにしか使わなかった。

途中で送ってしまった……
名前の由来は日本のバンド『ウルフルズ』から

第2話 『学校に行こう』

ーーーーあれから、仗助さんが来て犬山に取り調べをした。
 彼がスタンドの力に目覚めたのは、『茨の館』と言われている図書館の近くで矢に射抜かれた時かららしい。
 仗助さんは、苦い顔をしていた。それも仕方ない。何故なら、この町にまた、

『弓』と『矢』が現れたんだからーーーー

しのぶ「それじゃ、母さん仕事に行ってくるね」

早人「うん。いってらっしゃい」

しのぶ「ちゃんと宿題するのよー」ガチャ、バタン

早人「さてと、宿題するか」

 犬山との事から3日経った。アイツのせいで僕のケータイは完全に壊れたので最新型のケータイを弁償させた。
 と言っても、どーせ連絡先は仗助さんと母さん、あとは友達二人分だけしかないんだけど。
 事情は説明せず、今日は友達の片方の電話番号とメルアドを交換することにした。今日は、昼過ぎまでは静かに過ごせそうだ。

早人「よし、数学はこれでいいな」

早人「もう昼か。適当に食べよう」

スパスパスパ、ジュージュー、シュッシュッ

早人「億泰さんに料理教えてもらっておいて正解だったなァー」モグモグ

……………

早人「ご馳走さまでした」

ピンポーン

早人「来たか」

早人「はいはーい」ガチャ

長良健太「チィ~~~スッ! お邪魔するぜェ」

ーーーー僕の少ない友達の一人、長良健太(ながらけんた)。小太りで地毛が茶髪、2月18日生まれO型。中2の時からの付き合いで少し世話焼きな奴だ。

長良「さっそく交換しようぜ」

早人「うん。そうしよう」

ピロロ~~ン

長良「夏休みの課題進んでるか?」

早人「数学が終わったところ」

長良「マジでッ!? 見せてくれよ早人、俺感想文見せるから」

早人「感想文終わったの? さすがだね」ヒョイ

長良「サンキュ~。ほい、感想文」ヒョイ

早人「こっちも助かるよ」ガサガサ

早人「あれェーーーッ」

長良「どうした早人」

早人「僕、感想文を学校に置いてきちゃったみたいだ……」

長良「マジか。今から学校行って取って来ようぜ」

早人「あぁ、そうする」

ガチャ、バタン

今日はここまで
長良健太の名前は長良川と言う川からとりました。
ちょっと展開を練り練りするので続きは少し遅くなるかもしれません

超短いですが投下

…………………

早人「ごめん。付き合わせちゃって」

長良「気にすんなよ。俺が好きでついてきてんだから」

早人「そうかも知れないけどさァ~。と、危うく通り過ぎるところだった」

長良「1年4組はここだぜェ」

早人「知ってるよ」

ガララッ

早人「感想文感想文っと」

長良「あったか?」

早人「うん。帰ろう」

ガララッ

早人「さっさと帰ろう健太。健太?」

シーーーーン

早人「おい、なんで無視するのさ」クルッ

シーーーーン……

早人「け、健太が居ないぞォ!?」

早人「……ハッ」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

早人「馬鹿なッ何で僕が2年1組の前に居るんだァーーーー!?」

早人「まさかッスタンド攻撃を受けているのかッ」

早人「まずいッ! 健太が危ないィ!!」

早人「でも、今スタンド使いに会っても僕じゃ何も出来ない……」

早人「仗助さんを呼ぼう」

プルルル、プルルル……

今日はここまで。
早人と健太君はどうなってしまうのか!?

今日もできる限り進めて行きます

長良「何で俺は3年2組の前に居るんだ?」

長良「七不思議にこんなの無かったしなァ」

カツッ、カツッ、カツッ、カツッ

長良「足音……?」クルッ

???「お前か。選ばれたのは」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

長良「だ、誰だオマエはァ!?」

???「そうだな。三棚捏封(さんたなねっぷう)とでも名乗っておこう」

長良「三……棚……?」

三棚「さぁ、お前は一体どんな力を秘めているんだ? 私の願いを叶えてくれるのだろうか」

長良「『弓』と『矢』ッ!?」

三棚「ふっ」

シュバッ!

長良「うわあああああーーー!」グサッ

シュウウウウウウウウ

長良「か、体の中からッ何かが溢れ出してくるゥゥゥゥ」

長良「うおおおおおおおおお!?」

長良「ハァ……ハァ……死んで、ない、のか?」

三棚「成功、か」カツッ、カツッ

長良「何処にいきやがるッ」

三棚「また、会おう」シュルルルル

長良「す、水道の蛇口の中に入っていったッ!? 信じられないィ~~~~ッ!!」

………………

仗助『ダメだ早人! 校舎の中に入れない!』

早人「そ、そんなッ」

仗助『オレも色々やってみる! なんとか持ちこたえてくれッ』

早人「わかりました」プチッ

ツーツー

早人「一体、どうすればいいんだ……」

???「貴様が川尻早人だな」

早人「誰だッ!」グルッ

???「藤島藤堂(ふじしまとうどう)だ。貴様を試しに来た」

早人「何だと? どういう意味だッ!」

藤島「そのままの意味だ」

藤島「貴様が吉良良影のバイツァダストを破ったのを『我々』は知っている」

早人「な、なんだってェーー!?」

藤島「さぁ、始めよう。『ラビリンス』ッ!!」シュウウウウ

ラビ「フゥゥゥ」

藤島「コイツは私が入った建物の中を無茶苦茶にする。逃げるなよ……川尻早人」

早人「くそッ、どうすれば……」

藤島「行けッ」

ラビ「シュッ」ゴスッ

早人「うぐっ」ズサアアアアア

藤島「ふむ。やはりスタンドは見えていない、か」

ちょっと休憩

静のss書いてた人?

>>64
まったくの別人です。あの方のssは凄いですよねェ~~ 。憧れです。

いや静11歳の方

>>66
え、そんなssあったんですか!? とりあえず1はジョジョss初めて書いてます

犬山に長良川って、
>>1は岐阜か愛知出身?

>>68
あ、バレました? 犬山はスタンドが犬みたいな奴なので犬山にしました

藤島「さぁ、スタンドを発現させろ川尻早人ッ。貴様は充分に素質を持っているッ!!」

早人(猫草の居ない僕じゃどうすることもできない……だが、今は……)

早人「僕はスタンドなんて持ってない。矢に射された事もない」

藤島「何か勘違いしているなァ、貴様は……。スタンドはッ! 本来ッ! 『才能』なんだよォ!!」

藤島「『矢』はあくまで『才能』を開花させるための道具! 貴様にはあるはずなんだその『才能』がッ」

早人「だから持ってないって言ってるだろッ! この分からず屋!!」
               スタンド
藤島「さぁ、見せてみろ貴様の『才能』」

ラビ「………」ズドドドドド

早人「うがァァ!!」ドギュゥゥゥ~ン

早人「わかったよ……藤島……」ポタポタ

早人「僕は覚悟を決めたッ! お前を倒して健太に会うッ!」ビシィィ

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

藤島(感じるッ……この男から発する凄み……本当にヤツは高校生か?)

早人「うおおおおおおおおお!!」タッタッタッタッ

藤島「突っ込むだけかッ!?」

ラビ「……」シュウッ

早人「こうするんだよッ!!」

ガシャン!

藤島「消火器だとォ!?」

ブシャアアアアアアア

藤島「ぐっゲホッゴホッ」

早人「オラァ!!」ゴスッ

藤島「ぐああぁ!」

早人「うおおおおおお」ズドドドドドド

藤島「おぐっうげぇ!!」ズッサアアアアア

藤島「クソッ! ラビリンスッ!!」

ラビ「シュッ」ゴスッ

早人「あぐっ」ヨロッ

早人(もし僕に、本当に『才能』があるのなら……いや、あるッ! 僕は今そう信じたッ!!)

シュウウウウウウウウウウウウウウウウウ

???「ふぅー」

早人「君が僕のスタンドかい?」

???「…………」コクッ

???「ボク……ハ……アノトキ……カラアナタ……ノソバニ……イマシタ」

早人「そうだったのか」

???「ボクニ……ナマエヲ……クダサイ」

早人「そうだな、君の名前はーーーー」

早人「ディシェイド(親愛なる影)だ」

ディシェイド「アリガ……トウ……」

藤島「目覚めたか……川尻早人ッ!」

早人「行くぞッ藤島!! ディシェイドッ」

ディシェイド「イェス」ズ┣¨┣¨┣¨┣¨ドド

藤島「ラビリンスッ!」

ラビリンス「……」ズ┣¨┣¨┣¨┣¨ドド、ガッ

藤島「うぐぉあああ」

藤島「パワーで負けたか……」

藤島「とりあえず、ミッションクリアだ。ここは退くッ」

早人「ま、待てッ」

シュンッ

早人「クソッ逃げられた……」

早人「まず今は……健太と合流しよう」

……………

早人「健太ッ!」

長良「…………」グタァ~リ

早人「とりあえず、仗助さんの所へ行こう」



to be continued

藤島藤堂のスタンド

スタンド名-ラビリンス(迷宮)
破壊力-B スピード-C 射程距離-C(10m) 持続力-A 精密動作性-C 成長性-E
 本体が侵入した建物の中の空間を無茶苦茶にする能力。本体の任意で出入り口を建物内の別の空間に繋げる。
名前は『ジャンヌダルク』の曲名、『ラビリンス』から

早人のスタンド

スタンド名-ディシェイド(親愛なる影)
破壊力-A スピード-A 射程距離-E(2m) 持続力-C 成長性-A
 能力不明。吉良良影との戦いですでに早人の中では形作られていた。
名前はバンド『D-SHEAD』から。ディアレストシェイドで親愛なる影と言う意味なのを略してある。

>>77
『D-SHEAD』ではなく『D-SHADE』でしたすみません。

今日はここまで

おつ!ハヤトが主人公って面白いな。スタンド見えないからどうやって戦うのかとドキドキしたけど発現したか・・・
これは1スレで複数話ってスタイルかな?とにかくだいすきなウルフルズがスタンド名に出てきてソウルフルだぜッ

>>80
単なる思い付きで立てました。スタンドは迷いましたが発現させました。
単行本と同じようなスタイルで行くつもりです。1スレ3~5話程度
ウルフルズもまだ出番残ってますから楽しみにしててください

小投下

第三話 「ライブを見に行こう その1」

ーーーーあれから、一週間が経った。『矢』の持ち主がスタンド使いを生み出し続けていることがわかり状況は悪化したと言えるだろう。
 現在、スピードワゴン財団が三棚と言う男の行方を追っている。そして、この町に承太郎さんが来た。これで、少しは事態が好転すると良いんだけれど……
 僕のスタンド、ディシェイドの能力はわからないまま。健太に至ってはまだどんなスタンドかもわからない。今はまだないけど、また『奴ら』が何か仕掛けて来るかもしれない。
 最後に引っ掛かりがある。承太郎さんに健太が三棚の話をしたら、とても苦い顔になった。一体、三棚とは何者なのだろうかーーーー

犬山「よォーし、準備は出来たか?」

長良「オッケー」

早人「うん」

仗助「いやー悪いな。ライブに誘ってもらっちまってよ」

犬山「ま、早人への罪滅ぼしと言う事だし気にすんな」

犬山「それじゃ、ライブに行こう!」

ディシェイドの文字列が一瞬エシディシに見えた

>>86
あ、何となくわかった……

短いですが今日はここまで。

ブルゥ~ン、ブーブー

仗助「で、誰のライブなんだ?」

犬山「最近売れ出した音石明って言うギタリストがリーダーやってるバンド」

仗助「音石明だァ~~!?」

犬山「知り合いか?」

早人「確か、スタンド使いでしたよね? 凶悪な」

仗助「そうだぜ。出所したのは知ってたけどよォ~~、まさかバンドやってるとはなァ」

長良「でも、あのバンドの曲は俺結構好きっすよ。すんげェ熱いんです」

仗助「へェ~~、そいつは楽しみだな」

…………………

早人「結構居ますね、人」

仗助「ホントだなァ。こいつは期待できそうだな」

犬山「おいあれ見ろ! 音石本人だぞ」

音石「…………」スタスタ

仗助「おォ、本当にバンドやってんのか」

音石「…………ハッ」チラッ、タッタッタッ

音石「仗助じゃねェか。懐かしいな」

仗助「よう音石。真面目に生きてる見たいじゃねェか」

音石「あの時は本当にすまなかった。謝って済むことじゃねェけど、謝っとくぜ」

仗助「オレはもう気にしてねェぜ。ただ、億泰は」

音石「そうだな……まあ、今日は楽しんでってくれよな」

仗助「おう。グレートなヤツ期待してるぜェ~~」

音石「ああ」


犬山「会場行くぞ」

仗助「おう」

早人「はい」

長良「了解」

タッタッタッ……

…………

ワーワー!! ワーワー!!

音石「万来の拍手をおくれェ……世の中のボケ共ォ……」

音石「ギャハハは! いきなりマックスだぜェ!!」

ウオオオオオオオオ!!

早人「すごいッ! まるでハートが震えるようだッ」

仗助「グレートですよォ、こいつは!!」

犬山・長良「うおおおおおおおおおおおおおッ!!」

一旦終了。続きは夜か明日

思わぬ予定が入った……皆さんすみません。
敵スタンドの名前が中々決まらないので今日は少しだけ

早人「凄いライブだった……」

仗助「最っ高にグレートだったぜ」

仗助「あ、悪いお前ら。俺ちょっと音石の奴に用事が出来たからちょっと待っててくれ」

犬山「おう。わかった」

長良「了解ッ!」ビシッ

早人「それじゃあ、僕はトイレに言ってくる」タッタッタッ

>>97
言ってくる→行ってくる


……ジョオオオオオオオ……

早人「ふゥ~~、トイレを探すのに時間かかっちゃったなァ」

ガチャ、バタン

早人「な、これは……」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

早人「ライブ会場じゃないかァァァ!!!」

早人「また藤島が来たのか……?」

???「悪いなァー、『お前』の相手はこの俺様、レオン・ハルバートさんだ」

早人「スタンド……使いか」

レオン「君の能力見せてくれよ。『あの方』の欲しい能力かどうなのか、さ」

早人「くッ……」

レオン「ついでに、他のお友だちの所にも俺様の仲間が向かってるぜ」

早人「な、なんだってェーーーッ!!」

今日はここまで

容姿についてですが、レオン・ハルバートさんはカウボーイの格好をしています。

100レスまで来たので、そろそろ質問受け付けます。返答は明日

ちょびちょびカキコ

>>101
それ、乙じゃなくて己だぜ? いや、わざとか


レオン「どうする? 俺を倒さなきゃどーにもなんねェぜ」

早人「犬山はおまけとしても、健太が心配だ。行くぞッ!」ダッ

早人「ディシェイド!」

ディシェ「オーケー」シュウウウウウウウウウウウウウ

レオン「お手並み拝見だ」パァン!

早人「拳銃!?」

ディシェ「………」ゴスッ

レオン「銃弾を止めれるくれェーのスピードは持ってんだな。ふむふむ」

早人(こ、コイツ……完全に僕を[ピーーー]つもりだった……。し、死ぬかと思ったよ……)

レオン「それじゃ、これはもう用済みだ」ポイ

早人(拳銃を捨てた!? それほどまでに、アイツのスタンドは強いのか……?)

レオン「ここからは『フェア』に行かせてもらうぜ」

レオン「まずは、俺様のスタンドだ」

シュウウウウウウウウ

レオン「こいつは、ジュン・スカイ・ウォーカーズって名前にした。能力は土を弾丸として指先から打ち出せる程度の物だ。コイツが動けるのは精々3mぐらい。ドゥーユーアンダースタン?」

早人「丁寧にどうも……。でもそれって、アンタが不利になるだけだ」

レオン「かもな。だが、これが俺様のポリシーなんだよ。行け、ウォーカーズ!」パンパンパン

早人「クッ」パッ、ゴロゴロゴロ

ドンドンドン!!

早人(床に穴がッ……あの弾、喰らったらアウトだな……)グッ

>>104
ミス。「ピーー」は「殺す」です


レオン「土は適当に撒いてある。さーどうするよ? 川尻早人」

早人「うおおおおおおおッ」ダッ

早人(まだディシェイドの能力はわからない。相手の出方を見るッ)

レオン「へいへい! ラグビー選手か闘牛みてーに突進しかしてこねェのかよ!」パンパンパン

早人「クッ、ディシェイド!!」

ディシェ「ハアアアア」ガスガス

レオン「チッ。やっぱ打ち落とせるのか」

早人「くらえ! オララララララ!」ドドドドド

レオン「ウォーカーズ!」ドドドドド

ドカドカドカドカドカドカ

今日はここまで

弱投下 

ジョジョリオン6巻は何か物足りなかった

ガシィィィィィン

レオン「うぐァ」ズサァァァ

早人「パワーなら……負けないみたいだな」

レオン「ふっ」パンバンパン

早人「くっ」ドドドドドド

ズパァァァン

早人「グッ、さっきより威力が上がっているッ!?」

レオン「いいや、違うね。俺様が、テメーの動きの癖を見抜いたんだよ」

早人「動きの……クセ?」

レオン「そうだ。テメーのスタンドは拳を放つ時一発一発に正確に当てるんじゃあなく早さに物を言わせて打ち込んでるだけだ。工場で量産される食品見てェにな」

レオン「その動きの粗の中からテメーに届く抜け道を見つけて撃ち込んだんだ。生憎、かすっただけだったがな」

早人「な、何だって」

早人(信じられないッ今までの動きを見ただけで僕の動きを見切った……コイツは吉良良影や犬山、藤島とは違うタイプのスタンド使い……。対人の経験者ッ! 殺しのエキスパートッ! 僕はこの男に勝てるのか?)

早人「だが、僕はお前を倒さなくちゃいけない。仗助さんや健太、犬山と合流しなきゃいけないんでね」

レオン「向こうはどーなってるか……気になるならさっさと俺様を倒すんだな」

早人「行くぞッ」ダッ

レオン「突っ込んだところで意味なんて無いだろうに」パンパンパン

早人「うおおおおおおおォォォーーーー!!」ガスッ

グニャアアアアアアアアン、ヒュンヒュン、バァァン!!

早人「殴った弾の進行方向が変わって、別の弾をうち落としたのか!」タッタッタッ

レオン「それがテメーのスタンド能力か。行く手を阻むモノを押し退ける能力ってところか」

レオン「面白いッ」パンパンパン

今日はここまで

弱投下

早人「正確にうち落とす必要はない……当てるだけで良いんだ……ッ!」ガシン、グニャアアアアアアン

レオン「ケッ、ムカツク能力だなァー!」

早人「今度こそ終わらせられるッ! 射程距離内に、入ったぞオオオォォォォォ!!!」ドドドドドド

レオン「うおおおおおおおおお!!」ドドドドドド

グニャアアアアアアン

レオン「なにィーーーー!? ウォーカーズの拳が俺様にイイイィィィ」ドグオオオォォン

早人「これで終わりだッ!」ドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!

レオン「おぐぇぇ!!」ドスッドスッドス!

早人「ハァ……ハァ……僕は、進ませて貰うぞ」タッタッタッ

シーーーーーーーーーン

レオン「負けたか……だが、役目は果たした……」ゼェゼェ

レオン「何処かで、見ているんだろ。出てこい、藤島ッ」

藤島「お疲れと言ったところか。奴の能力は確かにこの目に焼き付けさせてもらったよ」

レオン「そうかよ……で、俺は殺すのか? 俺は、使い捨ての駒だろう……俺は『部外者』だからな」

藤島「いいや、しっかりと報酬は払う。救急車も呼んだ。後は、貴様の自由にすればいい……では」スタッスタッスタッ

レオンーーリタイア(入院)


ジュン・スカイ・ウォーカーズ
破壊力ーB 射程距離ーC 精密動作ーA 持続力-B 成長性-C

人型のスタンド。自分が踏んでいる土を指先へと集め弾丸として打ち出す能力。威力は拳銃から打ち出された弾丸と同じ。

今日はここまで

はてさて、何人の方が見てくださっているのかこのSS。とりあえず、次の話を書いたらこのスレは終了にしようと思ってますけどねッ

と言うわけで今日も進めていきやす

第四話 「ライブを見に行こう その2」


ーーーー20分前 長良&犬山

長良「それにしても、さっきのライブ会場が嘘みてーに人がいなくなってるな……」

犬山「それなりに時間経ってるからな。みんな帰っちまったんだろ」

長良「静かで不気味だ」

犬山「同感」

ヒタッ、ヒタッ、ヒタッ

長良「あっれェー。今何か聞こえなかった? 犬山さん」

犬山「気のせいだろ。怖いこと言うなよ」

ヒタッ、ヒタッ、ヒタッ

犬山「ん?」

長良「ほら、やっぱし聞こえるッ」

犬山「なんだよこの音。濡れた足音みたいな……」

???「すみませェーん」

長良「うわあああああああぁぁぁぁぁぁーーーーー!!!」ビクゥ

犬山「……ッ。うるせーな。ただの人だろ」

犬山「んで、何か用ですか?」

???「えぇ、ちょっと聞きたいことがあるんですけど、良いですかねェー?」

長良「ちょ、ちょ、ちょっと待って。犬山さんちょっと……」グイグイ

犬山「なんだよッ」グイグイ

長良「あの人、傘なんか持ってて……いかにも怪しいと思うけど。今日晴れなのに」

犬山「だったら何だよ」

長良「何かに巻き込まれる前に終わらせようって話。犬山さん、全部知らないで通してよ」

犬山「わーったよ」テクテク

???「何かご都合が悪かったんでしょうか?」

犬山「いえ、ちょっとトイレの場所がわからないから教えてただけです。それで、要件は」

???「いや、簡単なことなんですけどォー」

ゴ ゴゴ ゴ ゴゴ ゴゴゴ ゴゴ ゴ ゴゴゴ ゴ ゴゴ

???「スタンドを見せて貰えますかねェ?」

犬山「なッ」

???「見せないというなら」

???「消す……」バサッ

長良「傘を開いたぞッアイツ」

犬山「ウルフルズ!」

ウルフルズ「ギャギャン」ダッ

???「それがあなたのスタンドですねェー」バシャア

犬山「なにィーーー!? 野郎、体が水みてェになってウルフルズがつき抜けたぞッ」

???「水みたいに、と言うか肉体が液体化してるんですけどねェー」

犬山「なんなんだ、コイツ?」

???「デイ・アフター・トゥモロー。それがこの私のスタンド」

犬山「傘がスタンドなのか!」

???「あなたに、もう用はありませェーん」ヒタッヒタッヒタッ

犬山「まてっ」スカッ

長良「こ、こっちに来るなあああァァァァ!!!」

???「スタンドを見せてくださァーい」シュウウウウウ、ガシッ

長良「ゴボボボボッ、グボボ」ジタバタ

???「スタンドを見せてくださァーい。さもないと死にますよォー」

犬山「クソッ」

今日はここまで。
ではでは

早人にスポットを当てたのはいいと思うけど、
何の脈絡も伏線もなく出るオリジナル敵キャラや、荒木節を感じないセリフ回しなんかがどうにも……
何故そのキャラクターがそこにいるのか?何故その能力が発現したのか?という事をもっと煮詰めて書くとよくなると思う。
偉そうにすまん

>>129
いえ、書いてて自分も思うことが最近よくあったので、改めて言ってもらえて確信を持てました。ありがとうございます。
荒木節のセリフってキャラクターに言わせようとしても、中々できないんですよね。荒木先生のあのセリフ回しには日々驚嘆しています。
早人、藤島のスタンドにはしっかりと言えるかどうかわかりませんが発現に理由はつけています。早人は近々、藤島は三棚が話にちゃんと絡み始めたら書きます。
貴重な意見ありがとうございました。心に留めてこのSSを書いて行きたいと思います

目が冴えたので、ちょいとだけカキコ

???「すみませェん。苦しいですよね。スタンドを見せてくれるだけで良いですから」

犬山「その薄汚ねェー手を離せッこのどぶ水野郎ッ」

ウルフルズ「ギャンギャン」ジャバァーン

???「鬱陶しいですねェ……先に黙らせましょう」ヒタッヒタッ

犬山(やっぱり駄目だ。ウルフルズがどれだけぶつかりに行っても意味がない……どうすればいい)

???「『あの方』の為に能力を探さなければいけないのですよ私は。邪魔をしないで頂きたい」

犬山「どの方だか知らねェーがよ、こんなふざけた真似するからにはネジの十五、六本は抜けてんだろうな!!」

???「お前は、今、『あの方』を侮辱したな……!?」ギロッ

???「お前のその『行為』は『死』に値するッ! 民からの税を貪る王の如き悪徳……『あの方』の願いへの侮辱だッ」

???「田舎の道にたたずむ一本の街頭のように寂しく、しかし切実な光。私は、今ここでお前を処刑するッ!」

犬山「何を言ってるのかさっぱりわからねェけどよォ……」

犬山「ムカつくぜッテメェのその態度!! 行け、ウルフルズ」

ウルフルズ「ワウウ!!」バッシャーン

???「くたばれ」ガッ

犬山「ゴボッグボゴボオオオ」ジタバタ

犬山(やばい、意識がーーーー)

ーーーー(………あれは………)

犬山「そーれ、取ってこい」ヒュン

犬「ワウワウ」タッタッタッ

犬山「偉いぞー。お前はなんでも取ってくるなァ」

ーーーー(小さい、俺……? あの犬は、そうか、『ウルフルズ』だ。俺の、友達だ……ちっさい狼の、友達だ)

ーーーー(俺のスタンドの名前はあいつから取ったんだった。スタンドになっても何でも取ってきてくれるんだよな……)

犬山「噛み千切れ、ウルフルズゥゥゥゥ!!!」

ウルフルズ「ガウウウウ」ガオン

???「バカなッ私の腕が喰われただとォォォォオオオオオオーーー!?」

犬山「ウルフルズの能力は、口に入れたモノを収納する能力だ。そして、テメーの能力の射程は」

犬山「傘の中までらしいな」

???「腕が、腕があああああああああああああ!!???」ブシャアアアアアアア

犬山「どうやら、『処刑』されるのはテメーのようだぜ」

ウルフルズ「ギャギャン」ガブ、ガブ、ガブ

???「うおああああああああァァァァーーーーー…………」

傘「」シュウウウウウウウウウウ

犬山「ま、ギリギリ生かしておいてやる。それが、まあ、俺の『行為』に対する『償い』かな。他人を意味もなく侮辱するのは確かに、悪いことだからなァー」

……………………

早人「おーい」タッタッタッ

犬山「ずいぶんと長い小便だったじゃねーか。怪我までしてるしよ」

早人「スタンド使いに襲われてたんだ」

犬山「こっちもだよ」

早人「た、倒したのか!?」

犬山「ああ、すぐそこに倒れてる……アレ?」サッ


   ゴ ゴゴゴ ゴゴ ゴゴゴ
ゴゴゴ ゴゴ ゴゴゴ ゴ ゴゴ ゴゴ

犬山「寝かしといたのに、いねぇ……」

スタッスタッスタッ

藤島「まさか、あの犬山がブラックモアを倒すとは思わなかった」

ブラックモア「…………」ガクガクブルブル

藤島「『あの方』に報告しなければな……」

to be コンテニュー

ブラックモアーーーー精神崩壊(リタイア)


スタンド-デイ・アフター・トゥモロー
破壊力-無し 射程距離-E スピード-無し 持続力-A 成長性-E
虹が描かれた傘のスタンド。広げる事で傘の中に居る本体を液体化する。傘から出るとその部分だけ元に戻る。
本体の名前は7部のブラックモアから。スタンド名はバンド『day after tomorrow』から

今度こそここまで。
ではでは

今度こそここまで。
ではでは

とりあえず、このスレはこの話を書いて一旦終了とさせていただきます。
早人が静かに過ごそうとした夏休みもこの話にて終了。

ではではカキコ

第五話 「波紋使いがやってきた」


ーーーーあのライブ以来、もう数週間経過した。僕の夏休みも、今日で終わってしまう。この日数の間に『奴ら』は静かなままだった。僕の夏休みは、願った通り静かに過ごすことができた。
 この静寂は、なんて言うか、嵐の前の静けさってやつだと思う。恐ろしいほどのこの静けさの裏に何があるのかはまだわからない。
 ただ、今日この日、僕は三棚と言う男に『近づく』。あの男が『何者』なのか、と言う疑問に。何故なら、承太郎さんがSPW財団の人間をつれて、この町に来るからだ。
 けれど僕は、この状況にあの殺人鬼との戦いが重なる。何かとても、『運命』を感じるんだ。仗助さんがいつだか言っていた言葉。『スタンド使いは惹かれ会う』。それが、今とても実感できるような気がするーーーー

仗助「おーーーい、早人ォ~~~」

早人「今行きます」ガチャ、バタン

億泰「全員そろった見てェ~だな」

康一「そうだね」

露伴「ぼくとしては、仗助がいるのが少々気に入らないけどね」

康一「露伴先生、こんな時に喧嘩を売っててどうするんですか」

犬山「初対面だし、自己紹介した方がいいのか?」

長良「さあ?」

仗助「自己紹介はそれぞれ勝手にすませておいてくれよォ~~。さっさと車に乗ってくれ」

ゾロゾロ、ゾロゾロ

仗助「さてと、空港まで飛ばすぜェ~~~ッ!」

康一「安全運転で頼むよ、仗助君」

仗助「わかってるよッ」

早人「行きましょう、仗助さん」

仗助「おう」

ブルルルルルルン、ブゥ~~~~~ン

ーーーー空港

仗助「承太郎さん達は何処だ?」

康一「丁度向こうから出てくる所じゃあないかなァ~?」

露伴「ん? あれじゃないか」

承太郎「………」スタッスタッスタッ

???「…………」スタッスタッスタッ、キラッキラッ

早人(何だ、承太郎さんについて来ているあの女の人。凄く、綺麗だ。まるで『彫刻』みたいな……何て言うか、『芸術作品』みたいな……)

仗助「承太郎さーーーーん!!」

承太郎「あまり空港で大きな声を出すな、仗助。まわりの人に迷惑だろう」

仗助「す、すんませェん……」

ーーーー空港

仗助「承太郎さん達は何処だ?」

康一「丁度向こうから出てくる所じゃあないかなァ~?」

露伴「ん? あれじゃないか」

承太郎「………」スタッスタッスタッ

???「…………」スタッスタッスタッ、キラッキラッ

早人(何だ、承太郎さんについて来ているあの女の人。凄く、綺麗だ。まるで『彫刻』みたいな……何て言うか、『芸術作品』みたいな……)

仗助「承太郎さーーーーん!!」

承太郎「あまり空港で大きな声を出すな、仗助。まわりの人に迷惑だろう」

仗助「す、すんませェん……」

あれれ、連投してしまった。すみません

承太郎「こちらは、SPW財団にて今回の件のために見つけ出された人物だ。キーマンになるだろう」

???「ジェニーと呼んでください。よろしくお願いします」ペコリ

承太郎「詳しい話は、然るべき場所で話そう」

仗助「わかりました。行きましょう、承太郎さん」

早人(なんだろォーなあ……この感覚。あの人の容姿の美しさに何か思うところがあるんだけど……)

露伴「早人。君も彼女の美貌に何かかんじてるのか?」

早人「え、あ、はい」

露伴「そうか。ぼくもなんだよ」

露伴「何て言うか、『造られた』ような美しさだよな。彫刻とか、絵みたいな……そう、黄金比を使った芸術品に似た物を感じるんだ」

康一「二人ともー、いきますよー」

露伴「あぁ、今行く」スタッ

早人「はーい」スタッ

今日はここまで

春先は忙しいから嫌いだ


……東方家……

仗助「みんな紅茶で良かったっすか?」コト

ジェニー「ありがとう」ズズッ

承太郎「さて、どこから話したものか……まずは三棚と言う男について話しておこう」

承太郎「仗助から聞いているとは思うが、俺の祖父、仗助にとっては父のジョセフ・ジョースターは昔『柱の男』と呼ばれる者達と戦っていた」

承太郎「そのジョセフ・ジョースターが初めて戦った『柱の男』こそ、サンタナと言う男だ」

承太郎「その戦いでサンタナは石になり、その後軍で研究材料にされていた」

承太郎「現在確認できているのはそこまでだ。研究された後の動きが何一つわかっていない」

仗助「えぇッ、オレもそんな話きいてないっすよォーー!?」

承太郎「長良君の証言から奴が『柱の男』である事は確かだ。SPW財団が調査中だが一切動向がつかめていない」

早人「それで、なぜジェニーさんが必要なんですか?」

承太郎「そいつについてだが、驚異的な身体能力を持つ『柱の男』には、弱点がある」

億泰「…………」ゴクリ

承太郎「それは、『太陽の光』だ」

承太郎「そして、それを呼吸によって作り出す技術がある。名前は『波紋』。ジェニーはそれが使える」

露伴「それは本当なのか、承太郎」

承太郎「あぁ。見せてやってくれないかジェニー」

ジェニー「はい」コクッ

ジェニー「…………」コオォォォ~

ジェニー「ふっ」チャポン、ジュバッジュバババ

康一「こ、紅茶が指を軸にして浮いているーーーッ!! これが、『波紋』……」

短いですがここまで
ではまた次回

おっとsageてた

ミス

露伴先生は承太郎のこと「承太郎さん」って呼ぶよ

>>160
確かに最後の方でそう呼んでますね。すみませんでした

最近はインフルエンザが流行ってるみたいですよ。体調には気を付けたいものですね

ではカキコ

ジェニー「これが波紋です」

承太郎「ありがとうジェニー。それじゃあ、今日のところは解散と言うことにしておく」

承太郎「俺はホテルに居る。何かあったら連絡してくれ」

露伴「僕も帰るとしよう」

億泰「行こうぜー康一」

康一「うん。じゃあね、仗助君」

仗助「おう。またなー」

長良「早人ーまた明日学校でな」

早人「了解」

ゾロゾロ、ゾロゾロ

仗助「ところでよォ、早人」

早人「なんですか仗助さん」

仗助「まだ聞いてなかったから聞いとくが、お前のスタンドどんな能力なんだ?」

早人「なんて言うか、『物を押し退ける』能力ですかね?」

仗助「へぇ。押し退けるか」

早人「どうしてこんな能力になったんでしょう」

仗助「そいつはよォ、早人。お前が『運命』を変えた、いや押し退けたからだと思うぜ、オレは」

早人「え?」

仗助「吉良と戦った時にお前はキラークイーンがオレ達を爆破させる『運命』を自分の力で退けただろ? きっとそれだぜ」

早人「はぁ……?」

仗助「昔よォー、お前と同じ歳の時に戦ったスタンド使いに言われたんだ」

仗助「オレの能力は、オレ自身の二面性から来るものじゃないかってな」

早人「確かに、仗助さんは二重人格っぽいところあるからなー」

仗助「スタンドってのは、人の経験や精神の現れだ。だからこそ成長する。ま、オレから言えるのはこれくらいだぜ」

早人「ありがとうございます。少し疑問が晴れました」

仗助「おう」

仗助「そう言えば、ジェニーも明日からお前と一緒の高校に行くらしいぜ」

早人「へぇ」

早人「えッ!?」

今日はここまで

ではでは

乙です―
ジェニー高校生なのかwwwwww ボインなねーちゃんで20代だと思ってた



・・・あれ、「二面性からくるもの」ってどこで出てきたっけ、「The Book」?

>>168
金髪に色白のCカップ、身長は167cmのJKです

>>169
The Bookにて琢磨が仗助との戦闘中に言ったセリフの中にあったはず。
ちょっとだけ言い方が違うかもしれませんが

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2017年07月17日 (月) 15:29:29   ID: vQI1vrT8

え?最期は?

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