エレン「まだまだだね」(149)

進撃の巨人の世界にもテニスというスポーツはあるという設定で書く
※テニヌはない


エレン「突然いつもの訓練を中止なんて今日はどうしたんだろうな」

アルミン「うーん・・・でも屋外に出てろってことは何か訓練はあるんだろうね」

エレン「やっぱり訓練か・・・」

ミカサ「どんな訓練でもちゃんと受ければいいだけのこと、面倒くさがらないで」

エレン「別に面倒くさがってない!いちいちミカサはうるせえなあ」

アルミン「まあまあ・・・あっ、教官が来たよ」

キース「全員集まっているな、ではこれから訓練を開始する」

ザワザワヤッパリクンレンカーツーカキョウナンノクンレンスンノ?

キース「うるさいぞ貴様ら!…今日はテニスの訓練をする」

「「「テ、テニス?」」」

エレン「なんでそんな遊びを訓練でするんですか!」

キース「順を追って説明しよう」

キース「先日、調査兵団が壁外調査に行ったとき、このような物が空から降ってきた」ドサドサッ

エレン「これは・・・」

アルミン「ラケットが…こ、こんなに・・・」

キース「調査兵団も最初は何故たくさんのラケットが空から降ってきたのか疑問だったらしいが」

キース「兵長がラケットを握ったとき、確信したそうだ」

~回想~

リヴァイ「滅びよ・・・・・・」

ドゴォオオオオオ

キース「ただのボールを一つ打っただけで、巨人が数体吹き飛ばせるこのラケットは」

キース「対巨人用兵器だと」

104期訓令兵「」

キース「しかし、これらのラケット全てが恐ろしい破壊力をもっているわけではない」

キース「それぞれのラケットに名前が記されてあり、それぞれ違いがある」

キース「本来調査兵団が調べるものなのだろうが」

キース「いかんせんラケットの数が多すぎる」

キース「そこで訓令兵が調べることになった」

ザワザワナンデクンレイヘイニソンナコトサセンダジカンノムダダローミツケタトコガシラベルモンダロー

キース「黙れ!!」

シーン

キース「これらを訓令兵が調べるにはもっと大きな理由がある」

キース「先ほど言ったようにこのラケットは遊び道具ではなく対巨人用兵器だ」

キース「立体機動装置に並ぶ物になることは間違いない」

キース「それをわざわざ訓令兵に使わせる理由が分かるか」

キース「貴様らに少しでも生きのびてほしいからだ」

コニー「」ナミダドバドバ

サシャ「」ナミダドバドバ

キース「~~~~~~~~~~」

ジャン(話なげーよ)

キース「最初に各自壁打ちで練習、慣れてきたら二人組みを作ってラリーをしろ」

キース「ある程度の時間が過ぎたらこちらが決めた組み合わせで試合をしてもらう」

キース「分かったのなら各々練習だ!!」

ハイッ

エレン「ラケットとっとくから、あっちのかごからボール持ってきてくれ」

アルミン「わかった」

テクテク

ベルトルト「ああ、アルミン」ノ

アルミン「あ、ベルトルト」ノシ

ベルトルト「君もボールを?」

アルミン「うん、エレンに頼まれてね」

ベルトルト「僕もライナーに頼まれてね」

テクテク

アルミン「ボールは普通のだね」ジィー

ベルトルト「ほんとだ」

アルミン「こんなので巨人なんて倒せたのかな・・・」

ベルトルト「うーん・・・」

エレン「ねえ」

アルミン「あっ、エレン」

エレン「遅いよ」

アルミン「ご、ごめんベルトルトとつい長話しちゃってて・・・」

エレン「どーでもいいから練習はじめよ」

エレン「これラケットね」スッ

アルミン「う、うん・・・ありがとう」

アルミン(なにこのエレン・・・)ヒソヒソ

ベルトルト(なんか・・・違和感が・・・)ヒソヒソ

アルミン(こんなクールなエレンみたことな「ねえ」

エレン「はやく練習しようよ」

アルミン「ふえ!?う、うん」

エレン「あ、あとそこのノッポ」

ベルトルト「!?」

ベルトルト(名前ネタ言うくらいはしてよ・・・)

エレン「ライナーがちょうど四人壁打ちできるとこあったから先に行って打ってるって」

ベルトルト「そ、そう」

エレン「んじゃ行こ」テクテク

アルミン「あっ、ちょっちょっとまってよ~」テクテク

ベルトルト(エレンはどうしちゃったの?)ヒソヒソテクテク

アルミン(分からない、でもさっきまでは普段通りだったから・・・)

ベルトルト(あのラケットのせい?)

アルミン(たぶん・・・)

ベルトルト(でもアルミンはラケットを持っても何も変わってないよね)

アルミン(そうなんだよね…ライナーはどうなってるのかな)

エレン「あ、いた」

ライナー「んんーっ、絶頂(エクスタシー)!」

アルミン「」

ベルトルト「」

今、華麗に壁打ちをし、その洗練された己の技術に感嘆する男は誰であろうか

ライナー「お、エレンくん!ベルトルトくん!アルミンくん!」ニコッ

アルミン「」

ベルトルト「」

今、壁打ちをやめ、こちらを振り向いた彼は誰であろうか

人をくんづけで呼び、爽やかな笑顔で振り向く姿に一切の無駄は無い

ああ、彼は誰なのか、脳が理解することを拒否している

声優繋がりw

>>16
まさかこんなに早く気づかれるとは思わんかった

とりあえず書き溜め投下したんで続きは明日

ちなみに

※テニヌはない

っていうのは進撃の世界では今までテニヌはなかったってことで

この話の中ではおもいっきりテニヌさせる予定です

アルミン「あれは…だれ?」

ベルトルト「たぶん…ライナー?」

アルミン「ライナーって…あんなに爽やかだったけ」

ベルトルト「……」

ライナー「おーい!ベルトルトくーん!」

ベルトルト「!な、なんだいライナー」

ライナー「キミのラケット、そこに置いといたからなー!」

ベルトルト「ゾワッ」

アルミン「ゾワッ」

ベルトルト(キミって…)ヒソヒソ

アルミン(気持ち悪すぎて鳥肌たっちゃった)ヒソヒソ

すま飯

ベルトルト「…ラケット持ちたくないんだけど」

アルミン「気持ちは分かるけど…流石に持たないとダメだよ」

ベルトルト「アルミンは自分があんなことになっても平気だと言うのかい!?」

アルミン「それは嫌だけど…」

アルミン「僕はラケットを持っても大丈夫だと思うな」

ベルミルト「どうしてだい?」

ベルトルト「僕も流石に根拠のない自信は信じられないな」

アルミン「今思いついた仮説なんだけど、ライナーの左腕を見て」

ベルトルト「腕って…包帯のこと?」

アルミン「そう、朝の集合の時にはあれは巻いていなかった」

アルミン「流石のライナーでもこの短時間で怪我をするとは考えられない」

ベルトルト「仮に怪我したっていつものことだからわざわざ包帯を巻くなんて考えられないしね」

アルミン(その考え方はひどすぎるんじゃないかな)

アルミン「じゃあいつ巻いたのか」

アルミン「僕はラケットを持ったときだと思う

アルミン「それに、エレンも見て」

パコンッパコンッパコンッ

エレン「こんなの簡単すぎ」

パコンッパコンッパコンッ

ベルトルト「さっきはあまりにぶっきらぼうで何も言えなかったけど」

ベルトルト「彼は頭に変な白い帽子をかぶっているね」

アルミン「あれも朝にはかぶってなかった」

ベルトルト「つまり、ラケットを持った上に何か変なものを身につけると性格が変わってしまうと?」

アルミン「そういうこと」

アルミン「それに僕の性格が変わってないのがこの仮説の何よりの証拠だよ」

ベルトルト「・・・!ありがとうアルミン!おかげで安心してラケットを持てるよ」ラケットを持つ

ベルトルト「……」

アルミン「…?」

ベルトルト「アルミン」

アルミン「?ベルトルト・・・?」

ベルトルト「どうやらお前の仮説は間違っていたようだ」

アルミン「」

アルミン「そ、そう…」

ベルトルト「まあこうなっては仕方ない、練習を始めよう」スタスタ

アルミン「待って!・・・一つ聞いていい?」

ベルトルト「なんだ、アルミン」

アルミン「なんで・・・目を閉じてるの?」

ベルトルト「・・・」

ベルトルト「何故か目が開けるのが辛くてな」

アルミン(!?)

アルミン(何ヲ言ッテルンダロウコノ人ハ)

柳か?

>>31
正解

~壁打ち中~

パコンッパコンッ

アルミン(みんなすごい…)

ベルトルト「」パコンッパコンッパコンッパコンッ

アルミン(あんなに長く続くなんて…)

パコンッパコンッパコンッ

ライナー「んんーっ、絶頂(エクスタシー)!」

アルミン(ライナーも変なことを言ってるけど上手いし…)

アルミン(それにひきかえ僕は…)

スカッ

アルミン(全然壁打ちが続かない…)

ベルトルト「アルミン」ヌッ

アルミン「うわ!なにか用?」

ベルトルト「ラケットを振るのが少し遅い、もっと早めに振ったほうがいいな」

アルミン「そっか、ありがとう」

ベルトルト「それに考え事をしながらするのは良くないな」

アルミン「!」

アルミン「…どうしてみんなこんなにテニス上手いの?」

アルミン「テニスやってたなんて聞いたこともないし…」

ベルトルト「確かにテニスは今までやったことはない」

ベルトルト「だが、何故だかずっとやってきたかのような感覚がある」

ベルトルト「そのせいだろうな、こんなに上手く出来るのは」

アルミン「それって「ラケットを握った時から?とお前は言う」

アルミン(イラッ)


ベルトルト「たしかにそうだ」

ベルトルト「ライナーとエレンもそうだろう」

アルミン「…どうして僕はそうじゃないんだろう」

ベルトルト「それはお前の仮説の通りだろう」

アルミン「!?さっきは当たってないって…」

ベルトルト「言い方が悪かったな、すまない」

ベルトルト「当たってないと言ったのは」

ベルトルト「何も変な物をつけなければ変わらないというところだけだ」

アルミン「!!」

ベルトルト「ラケットには何か身につけなければいけないものと」

ベルトルト「持つだけで性格の変わるものの二つがある確立92%」

アルミン「じゃあ…僕のラケットは…!」

ベルトルト「何か身につけなければ意味がないのだろうな」

オチは決めてるんだけどおわりまで時間かかりそうなんで酉つけてみる

ベルトルト「とりあえずエレンに何かなかったか聞いてみたらどうだ?」

ベルトルト「今のエレンはとても面倒くさがりに見えたからな」

ベルトルト「ラケットと一緒に渡すのを忘れてたのかもしれない」

アルミン「それもそうだね」

アルミン「エレン!」

シーン

アルミン「あれ?エレンはどこだろう」キョロキョロ

ライナー「ああ、エレンくんならさっきどっか行ってもうたで」

アルミン「えっ」

ベルトルト「エレンがサボっている確立63%」

アルミン「いつも訓練には全力のエレンがサボり!?」

ベルトルト「アルミン、さっきも言ったがエレンは性格が変わっている」

ベルトルト「今までのエレンだと考えないほうがいい」

アルミン「そっか…じゃあ僕探しにいってくるよ」

ベルトルト「待て、俺も一緒にいこう」

ベルトルト「他の訓令兵がどんなことになっているかデータをとりたい」

ライナー「俺も一緒にいくで」

アルミン「二人とも…ありがとう」

ライナー「気にせんでええよ」

今新テニ読み返してたら白石は親しい人は呼び捨てだった\(^o^)/

突然シライナーがベトベトンさんのこと呼び捨てになるけど気にしないでくだしあ

~エレン探し中~

アルミン「うーん…どこを探したら…」テクテク

ベルトルト「流石に教官のいるところではサボれないだろう」テクテク

ライナー「なら教官のいないほうやな」テクテク

アルミン「教官から離れてくうちにコートからもだいぶ離れちゃったね」

ライナー「これ俺らもサボり言われるんとちゃう?」

アルミン「いざって時はボールを探してたって言おう」

ライナー「アルミンくん悪知恵働くな~」

アルミン「そんな褒めないでよ///」

ライナー「褒めてない褒めてない」

グーーーZZZ

アルミン「誰か…寝てる?」

ライナー「こんなとこにいたのかエレンくん!」

ライナー「って…」

アルミン「…アニ?」

ベルトルト「そのようだな」

ライナー「こいつもサボりか」

ベルトルト「どうする?」

アルミン「とりあえず起こしてエレンを見たかどうか聞きたいな」

アルミン「アニ、アニ、起きて」ユサユサ

アニ「んが?…なに?」

アルミン(んが…)

ライナー(んが…)

ベルトルト(んが…)

ライナー「エレンくん見なかったか?」

アニ「ああ?エレ…エレンくん!?www」ゲラゲラ

アニ「ライナーwww突然どうしたw」ゲラゲラ

アニ「おまえそんなキャラじゃないだろwww」ゲラゲラ

ベルトルト「おまえもそんな奴ではなかった気がするがな」ズイッ

アニ「ああ?なんだお前かよ…何?」イライラ

アルミン(アニ…いつもと比べてすごい怖い…!でも起こしたのは僕だし…)

アルミン(ここは僕が聞かなくちゃ…!)

アルミン「エレン、見なかった?」

アニ「ああ?何タメ口きいてんだよ」ギロッ

アルミン「ひいっ」

アニ「エレン、みません で し た か ?だろ?」ゴゴゴ

アルミン「ご、ごめん…」

アニ「だから!タメ口じゃなくてごめん な さ い だ r「エレンを見なかったかと聞いている」

アニ「ああ?」ギロッ

ベルトルト「エレンを見なかったかと聞いている」

アルミン「ふ、二人とも落ち着いて…」

ベルトルト「エレンを見なかったかと聞いている」ゴゴゴゴ

アニ「そんなのお前らに教える義理はn「エレンを見なかったかと聞いている」ゴゴゴゴゴゴゴ

アニ「…み、ました」

アルミン(ベルトルトさんすげええええ)

ライナー(あんなに乱暴そうなアニを黙らせるとは…やるなぁベルトルト)

ベルトルト「そうか、どこにいるか分かるか?」

アニ(これ…俺が怪我させたから医務室にいるって正直に言ったらヤバイんじゃねえの!?)

アニ「あ~、えっとぉ…」

ベルトルト「」ゴゴゴ

アニ(こえええ、やっぱり逆らえねえ~!)

アニ「い、医務室っス!」

アルミン「医務室!?」

ライナー「なんやエレンくん、怪我したんか!?」

アニ「あ、ああ、ヒザを…」

ベルトルト「ヒザ…?」

アニ(やべっ、つい正直に話しちまった!)

アニ(流石に俺がやったことまで話したら俺の命がヤバイ気がする)

アニ「そうッス、なんかどっかで怪我したらしいっスよ」

ベルトルト「ほお…どこかで、か」

アニ「なんスか先輩、まさか俺を疑ってんスか!?」

アルミン「えっ」

ライナー「えっ」

アニ「えっ」

アニ「な、なんだよ」

アルミン「なんでベルトルトを先輩呼び…?」

アニ「!!ち、ちが、口が勝手に」

ライナー「」ブフッ

アニ「笑わないで下さい!」

ベルトルト「ふむ、もしかしたら俺とアニのラケットの持ち主は先輩後輩だったのかもしれないな」

ベルトルト「それにライナーのラケットの持ち主とも」

当ててくれてうれしい

アニ(だからってこんなに怖く感じるのはおかしいだろ…!?)

ベルトルト「まあ、今はそんな考察するよりも」

ライナー「エレンくんの怪我の経緯を聞くべきやな」

アニ「だから、なんでボールで怪我したかなんて知りませんって!」

アルミン(アニ…墓穴を掘ってるよ…)

ベルトルト「ほお…ボールで、か」

アニ「」ビクッ

ベルトルト「それはお前の打ったボールなんじゃないのか?」

アニ「な、なんでそんなに疑うんスか?」

アニ「カワイイ後輩を疑うなんてひどいっスよ、先輩」

ベルトルト「後輩だからこそだ」

ベルトルト「今のお前のデータは全て頭の中に入っている」

ベルトルト「そのデータから考えると」

ベルトルト「お前がエレンを怪我させた確立52%だ」

アニ「!!」

アルミン(けっこう確立低くない?)ヒソヒソ

ライナー(一応半分は超えとるし…)ヒソヒソ

ベルトルト「アニ、経緯を聞かせてほしい」

アニ「…」

ベルトルト「アニ」

アニ「…ミ…が」

アルミン「え?」

アニ「全部ミーナが悪いんだよお!!」

アルミン「ど、どういうこと?」

アニ「ミーナが…ラケットもったらコニーみたいになっちまったんスよ…」

アルミン「えっ…頭が?」

アニ「ちげぇよ!」

アニ「いきなり自分のこと天才だなんだって言い出したんだよ…」

ライナー「なんやそれ…」

アニ「意味分かんないでしょう?」

アニ「だから、なに自惚れてんだよって言ったら…」

アルミン(けっこう辛辣なこと言うね…)

アニ「怒ちゃったんスよ」

ライナー(そら怒るわ)

アニ「俺は謝ったんスけど」

アニ「ミーナはコニーと意気投合しちゃってて…」

アニ「二人の中にいるのが気まずくなったから離れて」

アニ「暇そうなサシャに話しかけてみたんスよ」

アニ「そしたらサシャまでおかしくなってたんです…」

ライナー「どんな感じに?」

アニ「食べ物を差し出してきたんです…!」

アルミン「!?」

ライナー「!?」

ベルトルト「!?」

アルミン「あの…サシャが!?」

ライナー「さすがにそれはウソやろ…」

アニ「ウソじゃないッス!!」

アニ「ちょっと話し方…イントネーション?がおかしかったからそれをからかったら…」

アルミン咲乃かwwwwww
ヒロインワロタwwwwww

アニ「へんなイボイボで緑の…野菜?喰わされそうになって…」

ライナー「なんやそれちょっとやらしいな///」

アルミン「えっなにが?」

アニ「たしかにちょっとエロかったスけど///」

アニ「味は苦くてとても喰えたもんじゃなかったっス」

ライナー「もっとやらしいな///」

アルミン(なんで二人は興奮してるんだろう)

アニ「それで逃げてブラブラしてたらエレンに」

エレン『ちょっと試合しない?』

アニ「って言われてそんで試合したんスよ」

ベルトルト「そして八つ当たりで膝にナックルサーブを決めた、と」

アニ「…そうっス」

ベルトルト「いくら苛立っていたとはいえ感心しないな」

ベルトルト「と、言いたいところだが」

アニ「すんませ…エッ?」

ベルトルト「試合でなら仕方のないことだろう」

アニ「いいんですか…あざーす!」

アルミン「!?ベルトルト…何言ってるんだよ!?」

アルミン「怪我させたんだよ!」

アルミン「いくらイラついてたからって…」

アルミン「たかがテニスでそれはひどすg「アルミン」

ベルトルト「テニスだからだ」

アルミン「え」

ベルトルト「テニスではなによりもまず勝たなければいけない」

ライナー「勝つためなら相手に怪我させてもええんやで」

アルミン「」

>>74
アルミンたしかに今ヒロインポジですねw

彼らは何を言ったのか

今のアルミンには全く分からなかった

否、理解したくなかった

勝つためなら怪我をさせてもいい

たかがテニスで人に危害を加えてもいいなど

テニスは命を懸けて行うスポーツだとでも言うのか

アルミン(彼らがとても常人の思考をしているとは思えない…)

アルミン「…エレン迎えにいってくるね」

アルミン「みんなは先にコートに行ってていいよ!」ダッ

ライナー「アルミンくん!」

ダダダダダダ…

ベルトルト「行ってしまったな…」

アニ「なんだよアイツ、ビビりやがって」

ベルトルト「仕方ないだろう、彼はまだテニスに目覚めていないからな」

ライナー「どうする?追いかけるか?」

ベルトルト「やめておこう、そろそろ集合の声がかかる確立84%だ」

シュウゴウダーイマカラシアイノセツメイヲハジメルー

アニ「…なんで分かるんスか」

【医務室】

ダダダダダダ…

アルミン「ハァハァ…」

アルミン(つい医務室まで走ってきちゃったけど…)

アルミン(わざわざ逃げる必要なんてなかったかも…)

アルミン(…いや、あんな乱暴な考えはおかしい)

アルミン(僕は逃げて正解だ)ドアガラガラ

アルミン(エレンは…っとベッドで寝てる)

アルミン(とりあえずエレンの怪我の付き添いで今日はここに居よう)

アルミン(そうすれば僕は試合せずにすm「ねえ」

アルミン「うわあっ!?」

エレン「ウルサイ」

アルミン「ごっごめん…起こしちゃった?」

エレン「さっきからずっと起きてた」

アルミン「そ、そっか…」チラッ

エレン「なに?」

アルミン「膝…大丈夫?」

エレン「そんなに酷くない」

アルミン「そう、良かった…」

アルミン「…」

エレン「…」

エレン「…試合ってまだ始まんないの?」

アルミン「その怪我で試合するつもり!?」

エレン「試合はまだ?」

アルミン「駄目だよ今動いたら悪化しちゃうy「シュウゴウダーイマカラシアイノセツメイヲハジメルー」

エレン「あ、もう始まってるじゃん」ガタッ

アルミン「立っちゃ駄目だって!!」

エレン「…」スタスタスタ

アルミン「エレン!!待って!!」スタスタ

エレン「…」スタスタスタ

【コート内】

アルミン「エレン、待って!!」タタタタタ

エレン「」スタスタスタピタッ

アルミン「ゼェゼェ…もう、医務室にいないと駄目だってば」

エレン「別に平気だって」

アルミン「駄目だよ…」

エレン「あんまり騒ぐと教官にバレる、とっとと列に並ぶよ」テクテク

アルミン「エ、エレン~!」

キース「ウンヌンカンヌン~ドータラコータラ」


ライナー(お、二人とも戻ってきたんか)ヒソヒソ

アルミン(嫌々だけどね…)

ライナー(そんな嫌がるなって、けっこう今回、楽かもしれへんで)

ベルトルト(試合はトーナメント形式だからな)

アルミン(じゃあ負けたらそこで終われるんだ)

アニ(それに、シングルスじゃなくてダブルスだしな)

アルミン(そうなんだ…組み合わせは?)

ライナー(あそこに貼り出したトーナメント表と一緒に書いてあるから、あとで各自確認しろって言われたで)

キース「ウンヌンヌン~~~、では、最も重要なことを説明しよう」

キース「朝言ったようにこのテニスはただの遊びではない、対巨人用のテニスだ」

キース「巨人を倒すのに従来のテニスのルールなど糞の役にも立たん」

キース「巨人を倒すのに必要なものは力だけだ!」

キース「スコア、ポイント、そんなものは無駄!」

キース「よって今回は相手チームを先にKOしたら勝ちというルールでプレイしてもらう」

アルミン「」

アルミン(全然楽じゃなかった…)

キース「もちろん、相手に勝てないと分かった時点で降参することも可能だ」

キース「毎試合、医務室に運ばれる者が出るのは不味いからな」

アルミン(だったらこの訓練自体しないでよ…)

キース「それでは、試合開始だ」

ハイッ

ザワザワヤッターオマエトダブルスーダマレホモザワザワ

アニ「人多すぎてトーナメント表見れないっすね…」

ライナー「んじゃ、俺が見てくるわ」

アニ「さすが、頼りになるっスね」

ライナー「褒めても何も出ないで~」テクテク

ベルトルト「そういえば、アルミン、エレンにアレは聞いたのか?」

エレン「アレ?」

アニ「何の話っすか?」

ベルトルト「アルミンだけ性格がいつもと変わってないことなんだが」

ベルトルト「原因はエレンのように帽子か何か変なものをつけてないからかと思ってな」

アニ「へえ」

アルミン「エレンが僕のラケットを持ってきてくれたからね」

エレン「それでわざわざ医務室に聞きに来たの?」

アルミン「エレンがスタスタここまで行っちゃったから聞けなかったけどね」

エレン「…別に俺悪くなくない?」

ベルトルト「で、エレン何か持ってないのか」

エレン「…」考え中

エレン「あっ、そういえば…」


【回想】

エレン「アルミンのラケット…これでいいか」

エレン(アルミン…まだボールのとこにいる)

エレン(…迎えにいこ)テクテク

エレン(そういえば)

エレン(アルミンのラケットについてたこれ、何だろ)

エレン(…まあ、とりあえずラケットと一緒に渡せばいいkドン!!

エレン「いった…」

ミカサ「おっと、すまない」

エレン「…ちゃんと前見て歩きなよ」

ミカサ「それはこっちのセリフだ…ん?何か落としたぞ」

エレン「え?…あ」

ミカサ「だいぶ汚れてしまったが、大丈夫か?」

エレン「…駄目かも、洗っといて」

ミカサ「!?」

エレン「洗ったらアルミンに渡しといてくださーい」テクテク

ミカサ「貴様!!人にぶつかったあげくに洗濯まで押し付けるのかー!!」

エレン「」スタスタ

ミカサ「たるんどる!!」

エレン「」スタスタ

ミカサ「キエ―――!!」イライライライライライラ

【回想終了】

エレン「だからミカサが持ってると思うよ」

アルミン「ミカサ…最初はそんなにおかしくないと思ったのに…キエーって」

アニ「よく鉄拳制裁されなかったな…」

ベルトルト「流石のミカサもそこまでは…しそうだな」

ライナー「おーい!!」タッタッタッ

アニ「あ、戻ってきた」

ライナー「良い知らせと悪い知らせがあるんやけど、どっちを先に聞きたい?」

アルミン「えっ…じゃあ良い知らせから」

ライナー「ダブルスの組み合わせ、俺とアルミン、アニとベルトルトやった」

アニ「そうなんスか!!いやー、先輩と組めるなんてラッキーっス!!」

ベルトルト「いくら褒めても何も出ないぞ…で、悪い知らせは?」

ライナー「ブロックがA~Dまであるんやけど…俺ら全員Aブロックや」

アルミン「えっ…っていうことは…」

ライナー「俺ら対アニくんたちや」ニコッ

アルミン「」

アニ「マジッスか!!先輩達でも手加減はしませんよ!!」

アルミン「お、お手柔らかに…」

エレン「…俺は?」

ライナー「ああ、エレンくんな…トーナメント表にいなかった」

エレン「!?」

ライナー「さっき医務室行ってたやろ?それで教官が外したらしいんや」

エレン「…俺、試合できますよ」

ライナー「そんな怒った顔すんなって…俺も教官にそう言っといたで」

ライナー「せやけど今の組み合わせを崩すのは無理やから」

ライナー「負けたチームから誰か引き抜いて参加してもええって」

エレン「引き抜く?負けた奴はもうそこでお終いでしょ?」

ライナー「それがなあ、Dブロックで敗者復活戦やるらしいんや」

アルミン「そうなの?…ああ、もしも強い者同士で一回戦から当たちゃった時のために?」

ライナー「せや、ちなみにエレンくんはCブロックやで」

エレン「でも行っても試合できないんでしょ?とりあえずアンタ達のとこで試合見てるよ」テクテク

アルミン「これから当たる人たちのプレイ見ておいたほうがいいんじゃない?」テクテク

エレン「それよりも自分と組む人も探したほうがいいじゃん」テクテク

アルミン「そうだけどさあ…それならCブロックで探しなよ…」テクテク

エレン「なんか良い奴いなさそうなんだよね」テクテク

アルミン「…トーナメント表見てないのによく言うね」テクテク

エレン「こういうときの勘って当たるから」テクテク

アルミン(…突っ込んだら負けだ)テクテク

アニ「そういえば俺たちで試合すんのは分かりましたけど、急がなくていいんスか?」

ライナー「大丈夫や、先にコニーとミーナ対ミカサとサシャの試合がある」

アルミン(ミカサもAブロックなんだ…Aブロックは成績上位者多いな…)

【Aブロックコート】

コニー「」チーン

アルミン「!?こ、コニー!!大丈夫!?」

コニー「だ、大丈夫だ…苦しいけど…」

ミーナ「おいコニー、立てないのかよ」

コニー「悪い、無理だ」

ミーナ「チェッ、負けか…」

ミカサ「ふん、二対一で負けるなど…たわけが」

審判(教官)「ゲームセット、ウォンバイ アッカーマン・ブラウス!!」

ミカサ「」ピクッ

ミカサ「教官…この試合、勝者は俺だけだろうが」

審判(教官)「なッ、お前はブラウス訓令兵とダブルスを組んでいるだろう」

ミカサ「…確かにそうだ」

ミカサ「しかし、試合に来ないような奴など俺は許さん」

アルミン(サシャ、試合に来なかったんだ)ヒソヒソ

アニ(もしかして…俺のことまだ探してんのかな)

ベルトルト(その確立76%だ)

ライナー(アニくん追っかけてたせいで試合せず負けるなんて…可哀想やな)

アニ(自業自得なんじゃないスか?深追いするほうが悪いっスよ)

審判(教官)「口答えをするな!!大人しくブラウス訓令兵と組んでいろ!!」

ミカサ「…」ギロッ

審判(教官)「ヒッ」ビクッ

ミカサ「二対一で試合をすることを認めた時点でもうサシャとのダブルスは解消されたと思ったのだが?」ゴゴゴ

審判(教官)「…は、はいぃ」ビクビク

審判(教官)「ゲームセット、ウォンバイ アッカーマン!!」

ミカサ「ふん…分かればいい」

審判(教官)「」ビクビク…ハッ

審判(教官)「こ、これよりブラウン・アルレルト対フーバー・レオンハートの試合を始めるッ!!」

アルミン(あッ!!)

アルミン(なんにも考えないでここまで来ちゃったけど…試合しなくちゃいけないんだった…)

アルミン(どうしよう…みんないつもより調子が良いのに…僕は…)

アルミン(怖い…試合にでたくn「アルミン」

アルミン「うええっ!?」ビクッ

ミカサ「洗っておいた…お前の物なんだろう?」スッ

アルミン「あっ、ありがとう」

アルミン「!!」

それを受け取った時

身体が軽くなった気がした

恐怖心、劣等感、全て感じない

手が無意識に動きそれを頭につける

高揚感、優越感が身体の内から溢れる

顔に笑みが広がる

まるで神になったような気分だ

ミカサ「そのヘアバンド、なかなか似合っているぞ」

アルミン「フフ、ありがとう」

また身体が無意識に動く

ジャケットを脱いで袖を通さず着る

アルミン「じゃあ始めようか、試合」

アニ「肩かけなんて…やる気あんのか?」

ベルトルト「アニ、あまり噛み付くな」

アニ「黙っててください先輩!俺はこいつに教育的指導ってやつを」

アルミン「…ナニヲイッテルノカナァ」

アニ「」ビクッ

アルミン「さっきから思ってたんだけど、その言葉使いイラつくんだよね、直してくれない?」

アニ「」

アルミン「アニ?返事は?」

アニ「!!…分かった」

アルミン「分 か り ま し た でしょ?」^^

ライナー(アルミンくん…根に持ってたんか)

アニ「…分かりましたッ」

アルミン「フフ、分かればいいよ

アルミン「じゃあご褒美にサーブ権もコートも選ばせてあげるよ」

ライナー「ちょっアルミンくん!?流石にそれは…」

アルミン「いいじゃない、どうせ勝てるんだから」

アニ「舐めやがって…ッ」

エレン「とか言いながら、ちゃっかりボールもコートも選ぶんスね」

アニ「うるせえ!!」

アニ(すましたツラしやがって…)ヒュッ

アニ(潰してやる!!)バンッ

*****

アニ「ハアッハアッ…クソッ」バンッ

アルミン「まだまだ、そんなサーブじゃ駄目だよ」バコンッ

ベルトルト(やはり…ナックルサーブ程度ではアルミンには返されてしまうか)

ベルトルト(そうなるとやはり…)

ベルトルト「アニ、落ち着け」バコンッ

アニ「!!…落ち着いてますよ」

ベルトルト「あまり、そうは見えないんだがな」バコンッ

アニ「っ…」

ライナー(ベルトルト…さっきまで全部アニくんに任せていたのに突然打ち返してきた…何するつもりや)

ライナー「アルミンくん、俺も試合に参加したほうが良いかな?」チラッ

アルミン「邪魔だからしなくていいよ」バコンッ

ライナー「」

ベルトルト「」バコンッ

アニ「先輩!!俺にも打たせてください!!」

ベルトルト「」バコンッ

アニ「先輩!!」

ベルトルト「」バコンッ

アニ「」ブチッ

アニ「邪魔だあああああ」バゴンッ

アルミン「!!」

ライナー「アニの…か、身体が!!」

アルミン(赤目、赤い肌、白い髪…なるほど)

アルミン(ここにきてベルトルトが出張ってきたのは…このためか)

アルミン(アニを怒らせて、悪魔化させる)

アニ「」ニタァ

アルミン(これなら遊んでないですぐ五感奪っといたほうが良かったかなあ)

アルミン(…いや、ちょうどいい、利用させてもらおう)

アルミン「ライナー」

ライナー「なんや?」

アルミン「やっぱり参加してもらえないかな?」

ライナー「!!お安い御用や」

ミーナ「アルミン…突然ライナーなんて頼りだしてどうしたんだ?」

コニー「アイツなら一人でアカ…アニとベルトルトなんて倒せるだろうに」

ミカサ「…邪魔を省くつもりだろう」

ミーナ「省くぅ?どういうことだよ…つーかさっきから思ってたんだけど、ミカサその喋り方おかしくねえ?」

ミカサ「」イラッ

ミカサ「貴様ら馬鹿どもと話してられん…試合の結果を教官に報告してくる」

ミーナ「それなら大丈夫だ、やっておくぜ…コニーが!!」

コニー「俺かよ!!」

コニー「くっそ~」テクテク

ミーナ「で、ミカサどういうことだよ?」

ミカサ「…」

ミーナ「そんな怒るなよ~ほら、これやるから」つガム

ミカサ「…なんだこれは」

ミーナ「ん~?なんか…お菓子?こうやって」クチャクチャ

ミーナ「」プクー

ミカサ「!?おい、行儀が悪いぞ!!」

ミーナ「こうやって膨らまして遊ぶもんなんだって」

ミカサ「食べ物を粗末に扱うとは…たるんどる!」

ミーナ「だ~か~ら~、こういうお菓子なんだって!」

ミカサ「菓子は食べるものだろう!」

ミーナ「コレは味だけ楽しむもんなの!」

ミカサ「」クチャクチャ

ミカサ「」フー

ミカサ「」フーッ

ミカサ「」フーッッ

ミーナ「」ニヤニヤ

ミーナ「ミカサ~まさか、膨らませられないんじゃ…」

ミカサ「んなっ…身体を完璧に支配できる俺に、できないことはない!」フーッ

ミーナ「できないことあんじゃん」プクー

ミカサ「ぐっ…菓子なぞ食べる以外に価値なぞない!」ゴクン

ミーナ「それ、最後は吐き出すものなんだけど」

ミカサ「」

ミーナ「まあ、身体が完璧に支配できるなら消化できるんじゃね?」

タベレナイモノヲカシトイウカー!!バシッ
イテー!ビンタハダメダロイ!?

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