仮面男「シュレーディンガーの猫をご存じすっか?(20)

適当に書いていきます。

仮面男「まぁ、有名な実験ですよね?今回は実際にやってみたいと思いまーす。」

仮面男「説明ないのかよって?では簡単に説明しましょう。」

仮面男「猫をラジウムとガイガーカウンター、青酸ガス発生装置の入った箱の中に入れます。」

仮面男「この箱はガイガーカウンターがラジウムの出すアルファ粒子を感知して青酸ガス発生装置を作動させる仕組みになってます。」

仮面男「もし、ラジウムが1時間以内にアルファ粒子を出す確率が50パーセントなら猫が死ぬ確率も50パーセントですね?」

仮面男「実験の内容はそんな感じです。」

仮面男「マジで猫を殺すのかって? いやいや、そんな動物愛護団体に訴えられる様なことはしませんよ。」

仮面男「私だって猫好きですからね。毎朝撫でてるくらいですから。」

仮面男「今回箱に入ってもらうのは、あなた達?いや、私たち人間です!!」

仮面男「元ネタでは1時間ですが、今回は2時間にしましたーwww」

仮面男「しかも、青酸ガスじゃなくて 殺人ウイルスですw。」

仮面男「まぁ、日本っていう大きな箱から逃げればいい話なんだけどね。」

仮面男「装置はどこかにあるから、暇だったら探してね。」

仮面男「では、生と死のはざまの二時間をおすごしください。」

この放送がテレビに映ってたのは、つい5分前のことだ、その間何してたかというと・・・

男「なぁwあの放送、やったやつ絶対バカだよなww」

友「・・・」

男「おい、何読んでんだよ? 人の話聞いてんのか!!」

友「ゲームの攻略本だ。」

男「さっきの放送見てたのか?面白かったのに。シュレーディンガーの猫だってよww」

友「僕はゲームにしか興味がない。そのシュレーなんちゃらの猫はどうせいたずらだろ。」

男「だな。」

と、ただの雑談に終わってしまった。

---10分後---

男「暇だし、装置探そうぜ!!」

友「つれションみたいなノリで言うな。見つかるわけないだろ。」

男「なんで?」

友「なんで?ってどこにあるか分からないものを探すとか無謀だろ。それにあれ全国放送だろ?」

男「それでも行こうぜ。」

友「いやだ、ひとりで行って来い。」

男「わかった!!」 ガチャ

友(バカだろ、あいつ。)

友「暇だしゲームしよ。」ピコピコ
---外---
男「見つからないのは承知してますよっと。」ピッピッピ プルルル

男「もしもし、従兄聞きたいことあるんだけどさぁ。」

---15分後---

男「よし、大体わかった。30分ぐらい図書館で暇をつぶして帰るか。」

---30分後---

男「ただいまー。」ハァ

友「どうだ、見つかったか?」ピコピコ

男「さっぱりだ。そういえば、もうすぐ1時間たつよな?」

友「そうだな。テレビつけてみるか。」ピッ

ーーーテレビーーー

仮面男「いやぁ、何も起きずに1時間たってしまったね。」

仮面男「そろそろ、私が嘘つき扱いを受けているころだからこれお見せしようと思います。」

仮面男「見えますかー?このモニターに映ってる装置。これが証拠です。」

仮面男「これで私の潔白が証明できました。」

仮面男「では、あと1時間頑張ってください。」プツン

男「なぁ、あの装置本物かな?」

友「多分間違いない。装置の中にあった石見たいなのはラジウムだった。」

男「ふーん。そういや全然関係ないけど、お前ネトゲとかしないのか?」

友「ネトゲはあまり興味ないからやってないな。パソコン自体あまり使わないしな。」

男「そっか。」

友「なんで急にそんな質問するんだ?」

男「いや、なんとなく。」

---30分後---
友「なぁ、お前やり残したことないのか?」ピコピコ

男「お前こそ、人生終わるかもしれないってときにゲームかよ。」

友「何もせずにゴロゴロ寝転んでる君に言われたくない。」ピコピコ

男「それもそうだな。」

男「なぁ。」

友「ん?」

男「この事件の犯人ってさ、」







男「お前なんだろ。」

友「何言ってんだよ、頭でも狂ったか?」

男「いや、かなり真面目に。」

友「じゃあ、なんで俺が犯人なんだよ。」

男「モニターに装置が映った時にさ、」

男「石みたいなのがラジウムで間違いないって言ったよな?」

友「言ったけど、それがなんだよ。」

男「なんであれがラジウムだって見てすぐにわかったんだ?」

友「それは、最近ネットで見たんだよ。」

男「いや、それはないはずだ。パソコン自体あまり使わないんだろ?」

男「それにネットを使ったとしても、ゲームにしか興味のないお前ならそういうのは見ないはずだ。」

友「たまたま見ただけだよ・・・、他に犯人の候補なんていっぱいいるだろ?」

友「日本には1億人以上いるんだぜ?なんで俺なんだよ?」

男「もう一つ証拠があるんだ。」

男「俺が装置を見つけに外に行っただろ、それは本当の理由じゃない。」

男「ただたんに外の様子を見たかっただけだ。」

男「だけど外は意外に静かだった。」

男「本当ならもう少し騒がしいはずなのに。」

男「それで従兄や知ってるやつに片っぱしから電話をかけてみたんだ。」

男「すると、だれもその放送のことを知らなかった。」

男「つまりあれは全国放送じゃない。しかも、ごく限られた場所にしか放送されてないことになる。」

男「もっと言えばあの放送があったのは俺の部屋だけかもしれない。」

男「これが二つ目の理由だ。」

友「・・・あぁ、俺が犯人だよ。」

男「何でこんなことした?」

友「・・言っただろ、俺はゲームにしか興味ないって。」

友「うまくいくと思ったんだけどなぁ・・・」








友「ドッキリ大作戦。」

男「はぁ?」

友「いやぁ、こうでもしないとさ男ってさ驚かなさそうだし。」

男「いや、お前の思考に驚きだよ。」

男「それにどっかで調べたにわか知識でこうゆうことするからぼろがでるんだよ!」

友「はいはい、わかったから。」

 プルルル

ピッ 男「もしもし、…ん?なに、ヒント?いらないけど。ん、じゃぁね。」

友「だれから?」

男「女だけど。なんかヒントとか言ってたけど、なんだろ?」

友「あっ!女さんには自分が犯人だって伝えてたの完全に忘れてた!!」

男「お前どうするんだよ!参加させといて2時間近く放置してるけど。」




男・友「明日確実に消されるな、俺達。」ショボン

-------- おわり--------

変な終わり方でスミマセンでした。

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