キース「貴様らだけの空間がほしい?」
ミカサ「はい。私達は家族なんです。過去にいろんなことがあったので、ここ三ヶ月あまり眠れて無くて…」
エレン「特にミカサは家族を二度も失っています。私自身も目の前で…毎晩夢に出て、眠れて無いんです。駆逐するという信念はその程度で覆りませんが、安心して眠れないと訓練に支障が出ます」
キース「ほう…確かに貴様らは優秀だが、最近集中力がおちているみたいだな。歴代最大の実力の持ち主イェーガーを筆頭に次席アッカーマン。クマが出来ている。しかし…」
アルミン「はい…」
キース「お前は何だ?」
エレン「それも私が。今までマリア陥落前から一緒に過ごしていた親友…いえ、家族です。ここにいる二人もいないと完全な安心などとは言えないのです。」
キース「…貴様らは最高の逸材だ。ここでしくじり失えば人類の損害だ。異例中の異例だが、申請を許可する」
エレン「ありがとうございますビシッ」
ミカサ「ありがとうございます」ビシッ
アルミン(なぜこうなった)
エレン「…ミカサ、アルミン。少しでも長く一緒に居られるようになって良かったな」
ミカサ「これで…私達に安眠が訪れる」
アルミン「そうだね、僕も嬉しいよ…」
エレンがこうなったのは、エレンのお母さんが巨人に食われてからだ。その時エレンは巨人を駆逐することと外の世界を三人で冒険することを誓った。しかし、心はかなり歪み、ミカサ、そして僕に依存するようになった。ミカサとエレンは特に強く依存しあい、見ていて夫婦さながらだったのだが、それでも最近眠れないという。そして、彼はこの考えに至った…
エレン「食事後から皆と別行動になるのか…」
アルミン「ただでさえ異例なんだから、訓練後すぐ三人きり、というわけにも行かないよ。食事のときに親睦を深めるのも大事だし。」
エレン「わかった…」
ライナー「おお、エレン。その顔は通らなかったか?」
エレン「いやー!もう結構あっさり承諾してくれたよ!」
ライナー「おお!そりゃぁ良かったなあ!毎晩うなされてたもんな!」
エレン「ああ!」
アルミン(…エレンは他人とは少し壁を作っている。本当の自分も僕達の前でしか出さない…少しは自分出してみたら…)
ミカサ「エレン、口元にパンクズが」ヒョイ
エレン「ありがとうなミカサ!わざとつけた甲斐があったよ!」
ミカサ「もう、エレン。食材に失礼。でも、こちらこそありがとう」フフ
ジャン「おーおー羨ましいこった鴛鴦夫婦!。エレン、俺とポジ変われww」
エレン「ジャン…良いのか?」
ジャン「え?どうしたんだよ怖い顔して。冗談だよ!とっくにあきらめてるぜ?」
。
エレン「なら良かった。父親と回診に行ったらそこの夫婦が死んでて、娘さんを助けようと人を二人殺して娘さんにも殺させて、引き取って、平和に暮らしてたら今度は親が巨人に喰われたんだ。誰も変わって欲しく無いよな。」
ジャン「…」
シーン
エレン「悪ぃ!空気悪くしちゃった!」
ジャン「いや、俺も悪かったよ…これで手打ち…いたっ」バシッ
エレン「次軽々しくあんなこと言ったら…覚えとけよ?」ボソッ
ジャン「うっ…わかったよ首席様」スタスタ
小屋ー
アルミン「エレン、何もあそこまで…」
エレン「悪い…ちょっと熱くなっちまった。ミカサも悪いな」
ミカサ「私なら大丈夫。それに、エレンは悪いことばかりじゃあ無いんだから、あまり暗くならないで。」
エレン「そうだな…お前もアルミンも居るもんな!消灯には少し早いが寝るか!」ニコッ
アルミン「うん!」
エレン「お休みのチューな!」チュッ
ミカサ「うん」チュッ
エレン「ほら、アルミンも」
アルミン「え?あ、うん」チュッ
エレン「寝る直前じゃないと落ち着かないんだよなぁ!お休み!」
アルミン「お休み!」
ミカサ「お休みなさい」
やっぱり、依存が激しいな。人前でキスなんて出来ないし男どおしじゃなおさら……エレンとミカサは寝る直前じゃないと落ち着かないしな…
夜再開
卒団式
首席エレン・イェーガー、次席ミカサ・アッカーマン
ライナー「綺麗にワンツーフイニッシュだな。最初から勝てる気しないが…」
エレン「俺は頭が弱いからな。他の成績でギリギリカバーできたよ。」
アルミン(エレンもミカサもどんどん強く…僕だけおいてけぼりか…)
エレン「アルミン、そんなこと無いぞ」
アルミン「えっ?」
エレン「顔をみりゃわかる。お前は俺達と一緒に居なくちゃいけない人だ。お前がいないと俺は死ぬし、おいてけぼりになんてしない。」
アルミン「うん…ありがとう」
トロスト区域奪還
エレミカ「アールミィーーン!!」ギュイーン
アルミン「うえっ!?二人共後方じゃ…」
エレミカ「避難終了した…」
アルミン「ええっまだ作戦開始十分だよ?」
エレミカ「ああ、避難が遅い原因だったおっさんの腕を切り落としたら速やかに避難が終わったよ」アハハ
アルミン「切り落としたらって…確か、超大型巨人もギリギリで逃がした時、あいつ超あわてて転んでたよね」
ゴーンゴーン
エレン「ああ、追撃しようと思ったらこけるんだもん。頭壁から遠くて、届かなかった」
アルミン「まあ積もる?話は後にしよう…壁の周りに巨人が全面的にあつまってて登れないんだ」
エレン「ok…皆殺しだ…」ギュイーン
アルミン「エレン!?」
エレン「うおおおお!」ズバッ
エレン「やった!討伐数27!」
アルミン「」
ここで今のところのエレンの脳内チェック
エレン(ミカサアルミンミカサアルミンミカサアルミンミカサアルミンミカサアルミンミカサアルミンミカサアルミンミカサアルミンミカサアルミン巨人ミカサアルミンミカサアルミンミカサアルミンミカサアルミン巨人ミカサアルミンミカサアルミンミカサアルミンミカサアルミン)
エレン「ほとんどアルミンとミカサでした!」
アルミン「エレン!そんな勢いだと!」
エレン「あっ」ブシッ
巨人「アーン」
ミカサ「エレン!」
ゴックン
ミカサ「消えろ!雑魚!あいつに用があるんだ!エレン!」ザシュッ
エレン「ふっ…雑魚に食われちまった…だが…これがある!」ガリッ
ドーン
二十メートル巨人「アアアアァアアア!!」
アルミン「エレン!?エレン!おーい!」
ミカサ「あれがエレンなの?」
エレン「あーうん、そうだぞ?」
アルミン「しゃべんのかい!」ビシッ
エレン「このまま巨人蹴散らすから待ってろ!」ドカッバキッズゴッ
…
……
………
アルミン「そのまま岩で穴を塞ぎトロスト区奪還は成功、とっくに中には巨人が居なくなっていた…何故かライナー、アニ、ベルトルトが泣きながら自殺したのは深くこころに刻まれている」
エレン「途中からヤンデレじゃ無かったな」
終わり
ゴメン、ヤンデレが何かわからんなってもーた…
なんだこれ
このSSまとめへのコメント
なんなんすか(松木)