仮面ライダーBLACK RX「禁書目録は俺が守る!!」 (86)

・タイトル通り、とあると仮面ライダーBLACK RXのクロスとなります。
・学園都市ではなく、RXの世界が舞台となり【もしもRXにインデックスが出てきたら?】をコンセプトに書いています。
・禁書からは魔術師達しか出ません。上条さんもでません。
・クライシス怪人はオリジナルです。
・オリジナル設定が多彩に含まれます。マリバロン様がチートです。
・てつをもチートです。

以上の点が含まれますので、それが嫌な方はそっと閉じてください。

一応以前にもライダーのSSは書きましたのでよろしくお願いします。


ほむら「親友のいない世界で生きるのは辛すぎる」南光太郎「それでも生きるんだ」





SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1373885073

「はぁ……はぁ……」

暗闇の中。
少女は走る.

背後から追ってくるのは人間ではない奴ら。


「さぁ、もう追いかけっこは終わりだ。大人しく、あたし達クライシス帝国に捕まりな」


女性が少女へと迫る。

その瞬間、炎が巻き起こる。



「君達は……魔術師?」


「まさか、クライシス帝国に目をつけられるなんてね……」

「どうします? ……迎え撃ちますか?」」



少女を庇う様に立ち並ぶ男女。


「いや……向こうはかなりのやり手だ。彼女を守りながら、戦える保証なんてないよ。例え、聖人の君といえどもね」

「それでは……」

「……彼女を投げ飛ばすんだ?」

「え?」

「君ならできるだろう? どこか遠くへ彼女を投げるんだ。なぁに、怪我はしない筈さ。あれがある限りね」

「ですが……」

「ここで彼女が死ぬのが望みなのか? それに……僕は死ぬ気はないからね。危ないから、逃がすだけさ」


「……わかりました」


女性は少女の体を掴む。


「え……何か嫌な予感がするかも……」

「大丈夫です。後で絶対に行きます。また、笑いあえる日々が来るはずです。だから、すみません」


「え? それって……いや、ちょっと待って欲しいんだよ。なんか、これって、……いやああああああああああぁぁぁぁぁぁ!!


少女を遥か遠くへと投げ飛ばす。

怪我はしない筈である。
魔力を探れば、すぐに見つけられる問題はない。

問題は……。


「余計な事をしてくれたね。魔術だか、何だか知らないけど。あたしに逆らったことを後悔するといい」



「残念だけど。僕達もやられる気はしないんでね」

「参ります……」

——佐原航空会社


光太郎「おじさん。おはようございます」

俊吉「おぉ、おはよう。それより、ここでおじさんはないだろう。一応私はここの社長なんだからね」

光太郎「あはは、すみません。社長。それじゃ、僕も行ってきますね」

俊吉「おぉ。ただ墜落事故だけは止めてくれよ。まぁ、光太郎に限ってそれはないと思うけどね」

光太郎「それはそうですよ。運転は社長直伝なんですから」

俊吉「おっ、そうかね? いや〜、やっぱりね、教える人が上手いと、教え子も上手くなるもんだね。わっははははは。あれ? 光太郎、何処行ったんだ?」





光太郎「いや〜、おじさんと話してると、出るのが遅くなっちゃうからな」


仮面ライダーBLACK RX・南光太郎。
人知れずクライシス帝国と戦う彼は、普段は佐原航空会社のヘリコプターのパイロットとして暮らしていた。


光太郎「さ〜てと、今日はどの辺りまで……。んあれは?」


遠くにあるヘリコプターに白い何かが引っかかっているのが見える。


光太郎「……」


南光太郎は改造人間である!!
光太郎の目であるマルチアイは、離れた場所にあるヘリコプターに引っかかる白い何かが人である事を見破った。


光太郎「あれは、女の子だ!? どうして、ヘリコプターに?」


考えている余裕などない、光太郎はヘリコプターへと向かって走る。


光太郎「おい、君大丈夫か!!」

「……」

光太郎「目を覚ましたかい? どうしてこんな場所にいたんだい?」

「お腹が減ったんだよ……」

光太郎「え?」



「おなか一杯食べさせてくれると嬉しいな」

——クライス要塞


遥か上空に浮かび、鋼鉄の芋虫。
それは大型飛行要塞であり、地球と怪魔界を自在に行き来できる・クライス要塞。


ダズマダー「度重なる貴様らの失敗に、温厚な皇帝もお怒りだぞ!!」


クライシス帝国軍大佐であるダズマダーの一喝。
ダズマターは、それまでの作戦を随時皇帝へと報告しているが、そのどれもが失敗の報告ばかり。


ダズマダー「ジャーク将軍よ。この責任はどうとるおつもりかな?」


クライシス地球攻撃兵団最高司令官である、ジャーク将軍へ視線を向ける。
だが、ジャーク将軍は慌てた様子を見せない。


ジャーク将軍「次の作戦は打っておる。マリバロン、ガテゾーン」

「「はっ」」

ジャーク将軍「10万3千冊の魔道書の確保の方はどうなっておる」

ダズマダー「10万3千冊の魔道書だと? あの禁術なども含まれているというあれの事か?」

ジャーク将軍「左様……。その魔道書さえ手に入れば、数々の術を前に人類は滅びていくのみ。すでにその隠し場所は付きとめておる。後は、どう回収するかだけだ」


マリバロン「ご安心ください。既にその作戦の手筈は整っております。これをご覧ください」


ガチャガチャと音を鳴らし、奥から銀色の装甲に身を包んだロボットが現れる。
左腕がヘルメットのような形になっており、頭部では奇妙なアンテナが光り輝いている。


ガテゾーン「怪魔界より呼び寄せた、怪魔ロボット大隊最強の戦士・アブソーバーでございます」


ガテゾーンと呼ばれる隊長が、説明していると別の隊長が割って入る。


ボスガン「待て、ガテゾーン。10万3千冊の魔道書をこ奴でどうやって回収しようというのだ」

ゲドリアン「そ、そうだ!! それに、奪ったところで扱えなきゃ何の意味もないだろう」


今回の作戦から外された、怪魔獣人大隊隊長・海兵隊長ボスガン。
そして、怪魔異生獣大隊隊長・牙隊長ゲドリアン。
2人が講義をする。


ガテゾーン「慌てるな。普通の人間ならば脳が崩壊しようとも、こいつは怪魔ロボットだ。幾らでもその頭脳に魔道書を収める事が出来るんだ」

マリバロン「しかも、ロボットだからこそ。脳が崩壊しちまうことなんてない。それだけじゃないよ。こいつの開発にはあたしも関わっていたんだ。妖術を使って奪った魔道書を自在に扱う事も出来るのさ」


これにはボスガンとゲドリアンは何も言い返せない。


ジャーク将軍「魔道書を持っている禁書目録はどうなった?」

マリバロン「はっ。昨夜は逃がしてしまいましたが、既に居場所も突き止めております。ただいまより捕獲に移ります」

ジャーク将軍「うむ……」


ダズマダー「成程……それでは今回の作戦、じっくりと見させてもらおう。精々皇帝陛下に良い報告を出来る様にするのだな」


それだけ言い残すと、ダズマダーは去っていく。


ジャーク将軍「ただちに作戦に移るのだ!!」


「「はっ」」

——航空会社の食堂


「美味しい、凄く美味しいんだよ!! こんな美味しいの食べたの初めてなんだよ」モグモグバクバク

五郎「本当に? いや〜、そう言ってくれると作るこっちも嬉しくなっちゃうよ」


あれから、少女を食堂へと連れてきた。
そして、既に少女の机には大量の皿の山が出来ていた。

コックである五郎は、自分の料理が褒められて嬉しそうに料理を作り続ける。


霞のジョー「兄貴、一体何なんだ? あの食欲、とてもじゃないが、女の子の物とは思えないぜ」

光太郎「それが俺にもよくわからないんだ。ヘリコプターに引っかかっていて、お腹が空いていたようだからここに連れてきたんだ」

霞のジョー「ヘリコプターに? どうしてそんな場所に? だって、ここ夜は封鎖してる筈だろう」

光太郎「わからない。だがきっと理由がある筈だ。あそこにいた理由が」


——数十分後


「ふぅ〜。お腹いっぱいなんだよ。ごろうは天才だね」

五郎「そうかな? いや〜、嬉しいな。お腹が空いたら来なよ。また食べさせてあげるからさ」

「本当!? 約束なんだよ」


何十人前もあろう料理が一瞬にして、少女に食い尽くされ、五郎以外のスタッフは唖然とする。
当の本人たちは、とても幸せそうであるが、お昼の営業は大丈夫なのだろうか?


光太郎「凄い食べっぷりだったね。そんなに食べて大丈夫なの?」

「うん。美味しい物ならいくらだって食べられるんだよ」

光太郎「へぇ、そうなんだ。そういえば、自己紹介がまだだったね、俺は南光太郎」

霞のジョー「俺は霞のジョーって言うんだ。よろしく」

「こうたろうにじょーだね、よろしくなんだよ」

光太郎「それで、君は?」

インデックス「私はインデックスっていうんだよ。イギリスのシスターなんだよ」

光太郎「イギリスのシスター? そうか、だからその恰好なのか」

インデックス「うん。これはシスターの必需品修道服なんだよ。でもね、これは特殊のものなんだけどね」

霞のジョー「おいおい、特殊ったって。普通の修道服と同じに見えるぜ」

インデックス「む!? 違うんだよ。これは『歩く教会』って言って、教会における必要最低限の機能を抽出した『服の形をした教会』で防御結界なんだよ。これさえあれば、どんな魔術も、物理も受け流しちゃうんだよ」

霞のジョー「どんな攻撃でも受け流すって、そんなことありえるのか? 案外嬢ちゃんの頭の中の設定だったりしてな」

インデックス「むぅ〜。じょーは失礼なんだよ」

——航空会社の食堂


「美味しい、凄く美味しいんだよ!! こんな美味しいの食べたの初めてなんだよ」モグモグバクバク

五郎「本当に? いや〜、そう言ってくれると作るこっちも嬉しくなっちゃうよ」


あれから、少女を食堂へと連れてきた。
そして、既に少女の机には大量の皿の山が出来ていた。

コックである五郎は、自分の料理が褒められて嬉しそうに料理を作り続ける。


霞のジョー「兄貴、一体何なんだ? あの食欲、とてもじゃないが、女の子の物とは思えないぜ」

光太郎「それが俺にもよくわからないんだ。ヘリコプターに引っかかっていて、お腹が空いていたようだからここに連れてきたんだ」

霞のジョー「ヘリコプターに? どうしてそんな場所に? だって、ここ夜は封鎖してる筈だろう」

光太郎「わからない。だがきっと理由がある筈だ。あそこにいた理由が」


——数十分後


「ふぅ〜。お腹いっぱいなんだよ。ごろうは天才だね」

五郎「そうかな? いや〜、嬉しいな。お腹が空いたら来なよ。また食べさせてあげるからさ」

「本当!? 約束なんだよ」


何十人前もあろう料理が一瞬にして、少女に食い尽くされ、五郎以外のスタッフは唖然とする。
当の本人たちは、とても幸せそうであるが、お昼の営業は大丈夫なのだろうか?


光太郎「凄い食べっぷりだったね。そんなに食べて大丈夫なの?」

「うん。美味しい物ならいくらだって食べられるんだよ」

光太郎「へぇ、そうなんだ。そういえば、自己紹介がまだだったね、俺は南光太郎」

霞のジョー「俺は霞のジョーって言うんだ。よろしく」

「こうたろうにじょーだね、よろしくなんだよ」

光太郎「それで、君は?」

インデックス「私はインデックスっていうんだよ。イギリスのシスターなんだよ」

光太郎「イギリスのシスター? そうか、だからその恰好なのか」

インデックス「うん。これはシスターの必需品修道服なんだよ。でもね、これは特殊のものなんだけどね」

霞のジョー「おいおい、特殊ったって。普通の修道服と同じに見えるぜ」

インデックス「む!? 違うんだよ。これは『歩く教会』って言って、教会における必要最低限の機能を抽出した『服の形をした教会』で防御結界なんだよ。これさえあれば、どんな魔術も、物理も受け流しちゃうんだよ」

霞のジョー「どんな攻撃でも受け流すって、そんなことありえるのか? 案外嬢ちゃんの頭の中の設定だったりしてな」

インデックス「むぅ〜。じょーは失礼なんだよ」

光太郎「ちょっと待ってくれ。インデックスちゃん、今魔術って言ってたけど、それってどういう意味なんだい?」

インデックス「魔術は魔術なんだよ。実をいうと、私は魔術師に追われてあそこにいたんだよ」


平然と言うインデックであるが、光太郎にはわけがわからなかった。


光太郎「ちょ、ちょっと待ってよ。魔術とか魔術師とか、急に言われてもわからいって」

インデックス「あれ? 魔術師……英語で言うとマジックキャバルだよ。わかったかな」


全然わからない。
一体この少女はなんなのだろうか?
さっきから理解できないことが多すぎる。


光太郎「それで、インデックスちゃんは。どうして、その魔術師に追われているんだい?」

インデックス「それは、私の持ってる10万3千冊の魔道書を狙ってるからだよ」

光太郎「じゅ、10万3千冊だって!? どこにもそんなの物は見えないけど」

インデックス「うん、だって簡単に見られると意味がないもん」

光太郎「おいおい、冗談はよしてくれよ。それじゃ、何処にあるって言うんだい」

インデックス「私の頭の中だよ」

光太郎「頭の中?」

インデックス「うん、私は10万3千冊の魔道書を全部記憶してるんだよ。だから、それを狙らって魔術結社が襲ってくるんだ」


自信満々に説明するインデックス。
霞のジョーはとてもじゃないが、その話を信じられず光太郎に耳打ちする。


霞のジョー「兄貴、この子ちょっと可笑しいのかもしれないぜ。魔術とか魔道書とか」

光太郎「確かに、俄か信じられる話じゃない。けれど、響子ちゃんのように水を操る超能力だってあるんだ。もしかしたら、全部本当の事かもしれない」

霞のジョー「そうかなぁ?」

インデックス「でも、昨日追ってきた魔術師達は変だったかも」

光太郎「変って。どういう感じに変だったんだい?」

インデックス「うん。凄い怖い顔をしてて黒い帽子に金色の羽が付いた女性で、クライシス帝国とか言ってたんだよ」

霞のジョー「クライシス帝国だって!? 兄貴、それって」

光太郎「間違いない、マリバロンだ」

霞のジョー「それじゃ、この子の言っていたことは」

光太郎「本当の事だったんだ。クライシスはインデックスちゃんの持つ10万3千冊の魔道書を狙っているんだ」


クライシス帝国とは、南光太郎が戦う怪魔界からやって来た地球侵略を目論む邪悪な組織である。
運よく、ここまで逃げてきたインデックスであるが、クライシスがここの程度の事で諦めるとは思えない。


インデックス「さて、私はそろそろ行くね」

光太郎「待ってくれ、インデックスちゃん。君はクライシスに追われているんだ。今出ていくのは危険だ」

インデックス「クライシス?」

光太郎「うん。恐らく奴らはまだ君の事を狙っているはずだ。だから、今出ていくのは危険だ」

インデックス「優しいんだね、こうたろうは。でも、私には歩く教会があるから平気なんだよ。それに、クライシスだけじゃなくって、魔術師もいるんだよ。すっごく危ないんだよ」


彼女の説明から、危険な目に遭わせたくないという思いが伝わってくる。
光太郎はそんな彼女の話を黙って聞く。



インデックス「……それでも」



悲しそうに、そして何かを期待するように言う。




インデックス「私と一緒に地獄の底まで着いて来てくれる?」








光太郎「勿論だ。絶対に俺がインデックスちゃんを守って見せる」





どこか悲しそうだった彼女の顔が笑みに変わる。


霞のジョー「兄貴のいるところ。霞のジョーありってな。俺も力を貸すぜ」


インデックス「ありがとう。こうたろう、じょー。でも……本当にすごく危ないんだよ。死んじゃうかもしれないんだよ」

光太郎「構いやしないさ。それで、インデックスちゃんが守れるなら、クライシスとも魔術師とも俺は戦う」

インデックス「でも、普通の人を……」



ガシャアアアアアアア



突如として聞こえてくる何かが破壊される音。

光太郎「今の音は?」

光太郎だけでなく、食堂にいた人が辺りを見回している。
その中で、インデックスだけが何かを感じ取ったようであった。


インデックス「魔術の気配……」


何かを感じ取ったインデックスは食堂から出て行ってしまう。

前作は熱かった!今回も期待
(ところで×ダズマダー ○ダスマダーでは?)

——佐原航空会社旧倉庫


かつては、ヘリコプターなどを格納していたが、倉庫自体が古くなってしまい危険とみなされ現在は使われていない。
だが、鍵は施錠され中には入れない筈であった。


インデックス「鍵が壊れてる……」


恐る恐る気配を頼りに中へと入ってみる。
最悪、何かあったとしても歩く教会でどうにかなる筈であった。


インデックス「誰かいるのかな?」


問いかけに対して答えは返ってこない。
もう一歩中へと踏み出すと、その手首が掴まれた。



「やっと見つけたよ。禁書目録」



インデックス「き、昨日の……」


昨夜、インデックスを襲った女性。
クライシス帝国・怪魔妖族大隊隊長である諜報参謀マリバロン。

マリバロンの背後から別の影が現れる。


「こいつが禁書目録か。随分とお子ちゃまな奴なんだな」


マリバロンと同じく、四大隊長の一人である怪魔ロボット大隊隊長・機甲隊長ガテゾーン。
ロボット大隊長の名前は伊達ではなく、彼の体も機械で構築された怪魔ロボットである。


マリバロン「油断するんじゃないよ。こう見えても体中に結界が施されているからね。見な、昨日の傷だってありゃしないわ」

ガテゾーン「成程。こいつは、早急にことを済ませるとするか。アブソーバー」


ガテゾーンの声に反応して現れる、怪魔ロボット・アブソーバー。
アブソーバーがインデックスに迫る。


インデックス「無駄なんだよ。幾ら攻撃してもこの歩く教会が全部防いでくれるんだよ」

マリバロン「成程。その服が結界だったのかい。だったら破壊させてもらうよ」

インデックス「え……」


残った片方の腕が、インデックスの礼服に触れる。


マリバロン「破っ!!」



ピキーン

奇妙な音が聞こえてくるが、破壊されたものは目に見えない。
そう、あくまで目に見えないだけであった。


インデックス「嘘……歩く教会が破壊されちゃうなん……て……」


破壊されたのは、歩く教会にかけられていた防護魔術であった。
インデックスの意識はそこで途絶える。


マリバロン「馬鹿だね。たかが、人間が作った魔術なんかが、このあたしの妖術で破壊できないわけないだろう」

ガテゾーン「これで、昨日みたいな事にはならねぇって事か。早速、10万3千冊頂くとするか。さぁ、やれ」

アブソーバー「はぁ。ガテゾーン様」


ヘルメットの様な物が装着された腕が、インデックスへと迫る。

>>11
早速ミスってしまいました。
すみません。ダスマダーに脳内変化しといてください。




光太郎「トゥア!!」



インデックスまで後一歩の所で、光太郎の跳び蹴りがマリバロンとアブソーバーに放たれる。


マリバロン「おのれぇ、南光太郎!!」

光太郎「クライシス!! 一体何を企んでいる!!」

マリバロン「知れたことを。その禁書目録が持つ10万3千冊の魔道書に決まっているだろう!!」

光太郎「やはりそうか。魔道書のためなら、こんな幼い少女までも襲うのがお前のやり方だ」

マリバロン「黙れ!! 死ねぇ、光太郎!!」


妖術を使いビームを光太郎へと向けて発射する。


光太郎「くっ……うぅ」


ガテゾーン「おい、今のうちに禁書目録を回収しな」

アブソーバー「ははぁ!!」


光太郎「インデックスちゃん!! トゥア!!」


インデックスへと迫るガテゾーンの進行を防ぐため、光太郎は高く跳び上がる。
そして、屈伸するかのように体を動かした。


光太郎「変身!!」


その声と同時に光が光太郎を包み込み、その姿を変える。

体内に眠るキングストーンが光太郎へ力を与える。
かつては、ゴルゴムが改造した世紀王仮面ライダーBLACKであったが、太陽の力を得て生まれ変わった「太陽の子」。
黒き勇者が目を覚ます。


その名は、仮面ライダーBLACK RX!!

RX「トゥア!!」

アブソーバー「ウギャヤアア!!」


RXの重い一撃を浴びて、アブソーバーの体が吹き飛ばされる。

そのまま倒れるインデックスの前に着地する。



RX「禁書目録は俺が守る!! お前の好きにはさせん!!」




力強く宣言する。


ガテゾーン「おのれ……RX」


ガテゾーンは愛用の銃をRXへと向ける。


マリバロン「いったん、ここは退くよ」

ガテゾーン「……チッ、運が良いな。RX」


構えていた銃を下げる。


RX「待て!!」


マリバロン「安心しな、RX。お前の相手はこいつ等だ」


消えるマリバロンたちに代わって、二人の男女が出現する。
彼等を見た途端、RXは一歩後ずさる。

RX「人間だと?」


『ただの人間じゃない魔術師という奴さ。果たして、お前が人間相手に戦えるかな』


笑い声と良い所にマリバロンの声が聞こえてくる。
RXは2人の魔術師へと視線を移す。


RX「2人とも目に生気が無い……マリバロンに操られているのか」


仮面ライダーBLACK RXの瞳——マルチアイは彼等が正気ではないことを見破った。


RX「しっかりして下さい!! あなた達は操られているんです」


「「…………」」


RXは人間を守るために戦う戦士である。
本来なら人間を相手にはしない。
だが、インデックスを守り、彼らを正気に戻すには戦うしか道が残されていなかった。


魔術師(男)「世界を構築する五大元素の一つ、偉大なる始まりの炎よ。それは生命を育む恵の光にして、邪悪を罰する裁きの光……」

RX「何をする気だ!?」


赤髪の魔術師が何かを呟いている。


魔術師(男)「それは穏やかな至福を満たすと同時、冷たき闇を滅ぼす凍える不幸なりその名は炎!! その役は剣!!」


魔術の周りに炎が立ち上る。


ステイル「顕現せよ!!我が身を喰らいて力と為せ!!!」


すると、突如として炎の化け物が出現する。


RX「何だと!? これが魔術か!!」




ステイル「魔女狩りの王……イノケンティウス!!」





摂氏3000℃の炎がRXへと襲い掛かる。
倉庫はたちまち、炎に包まれる。


RX「う、うわっ!! このままでは、インデックスちゃんが!!」


先程、マリバロンが歩く教会を破壊した。
つまり、今のインデックスにはもう、身を守る手段が無い。

暫くの間は耐えられるRXとは違い、インデックスは……。

霞のジョー「兄貴!!」


すると、霞のジョーが倉庫の中へと入ってくる。


RX「ジョー!! インデックスちゃんを頼む!!」

ジョー「おぉ、任せてくれ!!」


言われた通り、倒れるインデックスを持ち上げ、倉庫から出ていこうとする。

が……。


魔術師(女)「七閃」


その声と同時に地面にクレーターが出来る。


霞のジョー「う、うわぁ!! なんだこれ?」

魔術師(女)「逃がしません……」


更に、女性は大刀を振り上げて霞のジョーへと襲い掛かろうとする。


RX「止めろおおおおおっ!!」



炎で身動きが取れないが、獣のように叫んだ。
目的のためなら、人間さえも駒として利用するクライシス帝国の卑劣な作戦を許すことが出来なかった。


その時、RXの体が変わる。

マルチアイはBLACKでRXはマクロアイだったはず

魔術師(男)「な、なんだ……炎が消えている……」


本来なら、イノケンティウスはルーンさえあれば何度でも復活する。
この倉庫には、既にルーンが張り巡らされている。


ならば、なぜ消えているというのだろうか……?



「炎は俺の力だ!!」



答えは簡単である。
RXがその炎を吸収していたのであった。

その姿は先程までとは違い、強靭な皮膚『ロボフォーム』に包まれた姿。



ロボライダー「俺は炎の王子!! RX!! ロボ!! ライダー!!」



次々と再生していく炎をロボライダーは吸収し続ける。
次第にイノケンティウスの再生が間に合わなくなっていく。


ロボライダー「ボルテックシューター!!」


手を右太ももに翳し、ロボライダーの専用武器・ボルテックシューターを出現させる。


ロボライダー「はぁ!!」

魔術師(女)「っ!?」


女性の魔術師の持つ大刀を狙い打ち、腕から落とす。
怪我をさせないように出力を抑えたため、女性は無傷であった。


魔術師(女)「だったら!!」

ロボライダー「ふん!!」

魔術師(女)「ア……あぁ」


肉弾戦で挑みかかってくるが、鉄よりも固いロボライダーの体に傷一つつける事が出来ない。
逆に首に手刀を当てられ、気を失う。


魔術師(男)「クゥ……僕達は、あの子の為にもやられるわけにはいかないんだ!!」


炎の剣を作って襲い掛かってくるが、片腕で受け止められ同じように手刀を喰らう。


「そ……そん……な……」


魔術師が倒れると、イノケンティウスは完全に消滅する。


ロボライダーは南光太郎の姿へと戻る。


光太郎「あの子の為とはどういう事なんだろう? 彼等はインデックスちゃんの敵じゃないのか?」

>>20
やばい、またミスった……。
以後気を付けます。

——佐原家


あの後、倉庫から火が出ているのを見た人が消防車を呼んでしまい、俊吉が対応に追われてるため仕事は休みとなった。
結果として、倉庫は破壊されていないが、焼け跡が残っている……俊吉は大丈夫だろうか。

場所を変えないといけないため、光太郎が居候先としている佐原家へとインデックスを魔術師を運んできた。
この時間だと、唄子は買い物、子供達は学校の為、内緒話をするには最適の場所である。

霞のジョーはインデックスを運ぶと、情報収集をしてくると言って出て行ってしまった。


魔術師(男)「まったく目覚めは最悪だよ……」

魔術師(女)「……ここは?」


佐原家に到着してすぐに二人の魔術師は目を覚ました。


光太郎「大丈夫ですか?」

魔術師(男)「大丈夫じゃないよ。まったく、君は何者なんだい?」

光太郎「覚えてるんですか? 何があったか?」

魔術師(女)「えぇ。あまり良い記憶ではありませんが、私達はあなたを敵だと思わされていたそうです」

魔術師(男)「ただ、僕達の邪魔をするというのならば、敵であることには変わりないんだけどね」

神裂「ステイル!! 申し遅れました。私は神裂火織と申します」

ステイル「魔術を先に見せてしまったからね、順番は逆になってしまったが、ステイル=マグヌスだ。別に覚えなくてもいいよ」


正反対の感じの二人。



バタンッ!!


玲子「光太郎さん!!」

光太郎「玲ちゃん!? 一体どうしたの?」


白鳥玲子。
写真家であり、光太郎の正体を知る数少ない人物である。


玲子「うわぁ!! この二人が魔術師? 写真撮ってもいいかしら」

光太郎「ちょっと待ってよ、何で玲ちゃんが魔術師の事を知ってるのさ?」

玲子「さっき、霞のジョーに会って、教えてくれたわよ。光太郎さんが、魔術師と一緒にいるって」

光太郎「ジョーの奴。すぐに秘密をバラスんだから」

ステイル「夫婦漫才はそこまでにしてくれるかな。い ち お う、僕達も君に遅い掛かってしまって悪いと思っているからここにいるんだ。もし、用が無いなら、帰らせてもらうよ」

玲子「やっだ〜!! 夫婦なんて〜。ね、光太郎さん」

光太郎「玲ちゃん、真面目な話をしてるんだ」

玲子「は〜い。残念」

ステイル「彼女もここに残るのかい?」


普通に椅子へと座る玲子をみて、ステイルが尋ねてくる。


光太郎「彼女も俺と一緒にクライシスと戦う仲間なんだ」

ステイル「まぁ……いいよ」

光太郎「ありがとう」


神裂「しかし、貴方があの有名な仮面ライダーでしたとは」

玲子「知ってるの?」

神裂「えぇ、クライシスと戦う者。私達の組織でも噂になる事があります。もし、昨日の時点であなたがいてくれれば……」


この言葉に違和感を覚える。
インデックスの話だと、彼等は魔道書を狙う悪い魔術師の筈だ。

でも、どうであろうか。
彼等はまるでインデックスを守ろうとしているように見える。


光太郎「聞きたい事があります。インデックスちゃんの話だとあなた達は魔道書を狙う魔術師だと聞きました。でも、俺はそう感じないんです。まるで、彼女を守っているように見えるんです」

ステイル「……」

神裂「そうですか。わかっていたとはいえ。そう言っていると思うと辛いですね」

光太郎「それじゃ、やっぱり」

神裂「えぇ、お話ししましょう。彼女のこと。そして、私達との関係について」


神裂は光太郎に全てを放した。
10万3千冊の魔道書のせいで、インデックスの脳は一年毎に記憶を消去しなければパンクしてしまうこと。
かつて、自分達は彼女の同僚であり仲間であるが、記憶の消去で今のような関係になってしまった事。
そして、インデックスをずっと陰から守っていたこと。

光太郎「そんな、馬鹿な事が……」

ステイル「馬鹿なこと? 口を慎むんだな。僕達が今までどんな気持ちで彼女の記憶を消してきたと思っているんだ。苦しむ彼女の顔を何度見てきたと思っているんだ」

玲子「でも、絶対に、それは可笑しいのよ!!」

神裂「可笑しいかもしれません。非人道的かもしれません……それでも、私達は」


光太郎「違うんだ。聞いてくれ!! 人間の記憶がパンクするなんてこと、ありえないんだ!!」


ステイル「なっ!?」

神裂「そ、そんなっ!?」


光太郎の発言に二人は言葉が出なくなる。
だが、直ぐにステイルが動き出す。


ステイル「そんな、出鱈目信じるとでも思ているのか? だったらどうして彼女は苦しんでいるというんだ!!」

光太郎「出鱈目なんかじゃない。考えてみるんだ!! 完全記憶能力の人は彼女だけじゃない。世界中には何人もいるんだ。でも、その人たちがそれが原因で死んだなんて聞いたことがい」

玲子「私も、この前本で読んだことがあるの。……でも、やっぱり、完全記憶能力で死んだ人なんか聞いたことが無いわ」

神裂「ですが、魔道書が彼女の脳を圧迫しているからでは……」

光太郎「いや、それが無くとも全てを記憶しているというなら、魔道書は関係ないはずだ。人の記憶って言うのはそんな簡単な物じゃないんだ。恐らく、一年ごとに苦しんでいるのには別の原因がある筈だ」


2人とも黙っていた。
気持ちの整理がついていないのだ。

彼女の為と思っていたことが、実は全部無駄だった。


光太郎「俺が偉そうなことを言える立場じゃない。でも、インデックスちゃんを救える方法があるなら諦めちゃダメだ。あなた達ならあの子のヒーローになれるんです」

光太郎「恐らく、インデックスちゃんの体に何か隠されているはずだ。それを探れば……」



ガッシャァァァァァン



窓ガラスが破壊された音が二階から聞こえてくる。


玲子「今の音って……」

光太郎「もしかして、インデックスちゃんが!?」


光太郎は急いで二階へと上がっていく。
心配そうに、二階へと行く光太郎を見続ける玲子。



ステイル「……」

神裂「……」



2人の魔術師達は互いに顔を見合わせた。

——ひろみの部屋


光太郎「インデックスちゃん!!」


部屋は悲惨な状態だった。
窓ガラスは割れて、本が散らばっている。


光太郎「これは、クライシス……」


玲子「大変よ!! 光太郎さん!!」



一回から聞こえてくる玲子の声。
光太郎は急いでリビングへと戻る。

そこには、玲子の姿しかなかった。


玲子「ちょっと目を離した間にいなくなって……」

光太郎「まさか、二人でクライシスに!?」




=================================仮面ライダーBLACK RX===============

一応、ここまでがAパートです。
いやー、名前ミスと、設定ミスがあったとは……。

Bパートは、やることをやってから投稿する予定なので、少々お待ちください。

ひろみってもしかしてひとみ?

>>32
一応、最後のところは修正します。
投稿は、もうしばらくお待ちください。


——ひとみの部屋


光太郎「インデックスちゃん!!」


部屋は悲惨な状態だった。
窓ガラスは割れて、本が散らばっている。


光太郎「これは、クライシス……」


玲子「大変よ!! 光太郎さん!!」



一回から聞こえてくる玲子の声。
光太郎は急いでリビングへと戻る。

そこには、玲子の姿しかなかった。


玲子「ちょっと目を離した間にいなくなって……」

光太郎「まさか、二人でクライシスに!?」

>>32
一応、最後のところは修正します。すみません。タイピングミスです。
投稿は、もうしばらくお待ちください。


——ひとみの部屋


光太郎「インデックスちゃん!!」


部屋は悲惨な状態だった。
窓ガラスは割れて、本が散らばっている。


光太郎「これは、クライシス……」


玲子「大変よ!! 光太郎さん!!」



一回から聞こえてくる玲子の声。
光太郎は急いでリビングへと戻る。

そこには、玲子の姿しかなかった。


玲子「ちょっと目を離した間にいなくなって……」

光太郎「まさか、二人でクライシスに!?」

野暮かもしれないがBLACK RXの耐熱限界は6000℃。3000℃じゃあバイオライダー(耐熱限界4000℃)にもあまり効果が無い筈では?

まぁ、最初はロボライダーからだろ
バイオ無双はそれから

二重投稿してしまうとは……。
なんだか、駄目だな……今日は。


>>36
あれは炎が熱いとかではなくて、イノケンティウスに襲われて身動きがとり難くなっていただけです。
だから、ロボライダーになって吸収したんです。
実際に、摂氏1000℃の炎でクライシスはRXを倒そうとし、そこそこ苦戦しているようにも見えたので3000℃ならさらに苦戦するだろうと思い、このようになりました。

>>37
ロボライダーは個人的には大好きなんですよ。
バイオは後半で出ます。


それでは、後半スタートです。
まず最初に言います。


RXが無双して、チートです。

——いつもの採掘場


佐原家で眠っていたインデックスを、拉致したマリバロン。
採掘場では、今回の作戦の指揮を担当していなかった、ボスガンとゲドリアンを含む4大隊長が集まっていた。


インデックス「放すんだよ!! 放—しーてー!!」

マリバロン「お黙り!! お前は今から、所持している魔道書を全て奪われるんだ。そうすれば、もう用無しよ」

インデックス「無理なんだよ、この魔道書を一冊でも覗いたら、大変なことになるんだよ」

マリバロン「それは人間の常識だろ? あたし達には関係のない事だね」


ロープで縛られているインデックスは抵抗する事も出来ない。


ガテゾーン「それじゃ、始めるとするか」

アブソーバー「はぁ」


アブソーバーがインデックスへと近づき、その頭に左腕のヘルメットを被せる。




「Fortis931」



突如として、インデックスの周りに立ち上る炎。
アブソーバーはその炎に焼かれて、インデックスの頭を放してしまう。


ステイル「悪いけど、彼女には指一本触れさせないよ」

神裂「インデックス。今助けます」


それはステイルと神裂だった。
インデックスの唯一破壊されていなかった、頭に付けている『歩く教会』を辿って来たのだ。


インデックス「昨日の……どうして私を?」


インデックスには敵である筈の魔術師が助けに来た理由がわからなかった。


ステイル「もし、彼の話が本当ならば。何かある筈なんだ。インデックスの記憶を消さずに済む方法が」

神裂「そしたら、また……あの子と」


まだ、希望を持っていた。
インデックスを助ければ、記憶を消さずに済む方法があるかもしれない。

ならば、することは決まっている。


神裂「ステイル……あの言葉。まだ覚えていますよね?」

ステイル「勿論さ。僕は彼女を救うためなら、人殺しだってなんだってやる。例え、相手がクライシスだとしてもだ!!」

神裂「例え、私達がここでやられたとしても。あの子だけ助かれば、後は……きっと彼がどうにかしてくれるはずです」

ステイル「おいおい、やる前から負ける覚悟かい? まぁ、癪だが仕方ないか」


煙草を捨てると、炎が巻き起こる。
2人の姿が炎で消される。

ゲドリアン「どこに消えやがったんだ!!」


神裂「ここです」


既に上空に跳び上がっていた神裂。


ガテゾーン「悪いが、邪魔はさせねぇ」


銃で空中の神裂を撃つ。
神裂は慌てず、その刀を抜く。


神裂「はぁ!!」


ガテゾーンのレーダを全て斬り裂く。


神裂「インッデクス!!」


彼女まで、あと一歩。
あのロボットさえ破壊すれば。

神裂はその刀を大きく振るった。

が。


ガキン


ボスガン「ここは俺が相手しよう」


ボスガンの持つ短剣で神裂の刀が受け止められる。


あと一歩だった。
後ちょっとであのロボットを破壊できたのに。

ボスガン「マリバロン。始めるんだ」

マリバロン「言われなくても、そうするさ。さぁ、始めな!!」


マリバロンの命を受け、再びアブソーバーの腕に装着されたヘルメットがインデックスの頭に装着される。


インデックス「キャッ!?」


ステイル「インデックス!!」

ガテゾーン「ほら、よそ見してていいのか?」

ゲドリアン「ほらほら、どうした!!」


2人の強敵を相手に、ステイルも下手に動く事が出来ない。
それはボスガンと対峙している神裂も同じである。


アブソーバー「その魔道書。全て頂くぞ」


魔道書を全てを吸収しようとした瞬間、インデックスの体が光り輝く。



インデックス「警告。侵入者を排除するため『自動書記』を起動します」



ステイル「あれは……魔術か?」

神裂「やはり、彼の言っていた通りでしたか……」


唇を噛みしめる。
自分達は騙されていたのだ。

あれの為に、インデックスの脳に負担がかかっていたのだ。



マリバロン「成程。人間がやったにしては大したものだ。でもね……破ッ!!」



パキン



マリバロン「所詮は人の魔術。あたしの妖術に敵うはずがないだろう」



一瞬にして自動書記が破壊され、インデックスは再び静まる。

かくして、準備は整った。
自動書記も歩く教会も破壊され、魔道書を守る物は何もなくなった。


インデックス「ア……あぁ……」


インデックスの魔道書がアブソーバーに吸い込まれていく。
アブソーバーの瞳の色が何色にも点滅する。


アブソーバ「おぉ、これが魔道書か。なんて素晴らしい……」

瞳の点滅が次第におさまっていく。
これは、10万3千冊の魔道書の吸収が終わったことを示していた。


マリバロン「終わったようだね。それじゃ、こいつはもう用済みというわけだわ」


ヘルメットを外し、インデックスを掴む。



ステイル「その子を放せ!! イノケンティウス!!」


ルーンをばら撒き炎の怪物を出現させる。
炎の化け物がマリバロンへと襲い掛かろうとするが。



アブソーバー「馬鹿め」


イノケンティウスが突然消滅する。


ステイル「な……イノケンティウスが消えていくだって?」

アブソーバー「忘れたのか。俺には、10万3千冊の魔道書の知識がある。そして、それを自在に使うこともできるのだ。この程度の魔術を消す魔術など雑作ないわ!!」

ステイル「くっ、うぐっ!?」


次にステイルを襲うのは全身の激しい痛みである。
アブソーバーが何かを呟いていることから、これもなんかしらの魔術なんだろう……。


神裂「ステイル!! うっ!?」

ボスガン「ほら、どうした?」


同じような痛みが神裂にも襲いかかる。


ステイル「こりゃ……最悪の事態だ……」


魔道書が他人の手に渡ってしまい、しかも、それを自在に使いこなす事が出来る。
これほど最悪がどこにあるだろうか?

ステイル「だけど……こ、ここで倒れるわけにはいかないんだ……」


歯を食いしばる。
吐き気を催すほどの頭痛もするが、まだ倒れてるわけにはいかない。


神裂「まだ……です……あ、の……子……」

ボスガン「死にぞこないめ。黙れ」

神裂「ガっ……」

ガテゾーン「まぁ、そういうこった。お前らも人間にしては頑張った方だと思うぜ」

ステイル「うぐ」


文字通り手も足も出ない。

インデックス「何で、二人とも……頑張るなんて可笑しいかも」

マリバロン「まだわからないのかい? あの2人はね、ずっとあんたを陰から守っていたんだよ」

インデックス「え?」

マリバロン「真実がわかったところで結末は変わらないけどね」


インデックスの首を絞める。


マリバロン「この世に二人も魔道書の持ち主はいらない。全ての魔道書は我らクライシスが持ち、人間たちはその力に跪くのだ」

インデックス「そ、そんなこと……」

マリバロン「させないとでもいうのか? ほっほほ。これはお笑いだ。お前に何が出来る。魔道書を持っているだけで、魔力はおろか、妖術も使えないお前に」





ドゴオオオオオオオン



巨大な爆音を轟かせ、マリバロンへと赤い車が突っ込んでくる。


マリバロン「あれは、ライドロン!? うわっ!!」

アブソーバー「ギャァツ!!」


その赤い車こそ、RXの相棒であり、戦友の一人であるライドロン。
ライドロンはマリバロンの横を通り過ぎ、インデックスを回収する。


ガテゾーン「うぉ!?」

ゲドリアン「シュシャ!?」

ボスガン「グッア!?」


他に隊長達へと体当たりをし、ステイルと神裂を救う。

ライドロンは2人の前で止まると、中から光太郎とインデックスが出てくる。

光太郎「大丈夫ですか?」

神裂「貴方は……。すみませんでした結局……私達には」

光太郎「何を言っているんですか。2人は一生懸命戦ったじゃないですか。あなた達は立派なヒーローなんです」

ステイル「ヒーローか……」


何処か二人とも照れ臭そうだった。


インデックス「ねぇ……本当に二人は私のために戦ってくれてたの?」

光太郎「そうだよ、インデックスちゃん。2人はずっと君のために戦っていたんだ。この2人は君の友達だ」

ステイル「覚えていなくとも無理はないさ。それに、結果的に僕達は」


インデックス「ううん。夢でずっと見ていたんだよ。名前も、顔もわからない。でも、私と誰かが一緒に遊んでいる夢。それは、二人だったんだね」


ステイル「……ん……インデックス……」

神裂「貴女は……ほんとうに……すみません」

インデックス「いいんだよ。ずっとありがとう」


泣き崩れる二人をインデックスはそっと抱きしめる。
それを見た光太郎は微笑みを浮かべる。

そして、その笑みは怒りの表情へと変わり、クライシスを睨み付ける。



光太郎「自分たちの目的のためなら、友情さえ利用して、少女をも手に懸けるクライシス!! お前らはこの俺が許さん!!」



腕を太陽に掲げる様に大きく上げる。


光太郎「変……身!!」


一定のポーズをとると、腰にベルト・サンライザーが出現し光太郎の体が光に包まれる。
光は、光太郎の姿をBLACKを経て新たな黒き戦士へと変える。





「俺は太陽の子!! 仮面ライダアア!! ブラァァック!! アールエックス!!」






力強く名乗りを上げる。


ガテゾーン「アブソーバー!! やってしまえ!!RXを殺すのだ!!」


その命令を受け、アブソーバーは動き出す。
RXとアブソーバーが対峙する。


RX「行くぞ!! トゥア!!」


ジャンプし手刀を浴びせる。
アブソーバーはその腕でそれ受け止め、逆にRXへと蹴りを入れる。


RX「くっ。タァッ!!」


今度はその腹部へと、重く鋭いRXパンチを喰らわせる。
これには一溜りもなく、アブソーバーは吹き飛ばされる。


アブソーバー「だったら、これでどうだ!!……」

RX「今度は何を?うぐっ!?」


アブソーバーが何かを唱えると、RXを眩暈が襲う。
その光景を見たインデックスは叫んだ。



インデックス「こうたろう!! それは危険なんだよ!!」

RX「なにっ!? うわぁぁぁぁぁぁ!!」


刹那。
視界が歪み、RXの姿が変貌する。

RXとは違い、丸顔の黄色と赤のラインが入った仮面、そして黒の体。



BLACK「こ、これは……?」



RXの姿が前身であるBLACKへの姿へと戻っていた。


アブソーバー「どうだRX。いや、BLACKと呼んだ方が良いのかな? 今のは時間を戻す魔術だ」

BLACK「何だと? すると……」

アブソーバー「そうだ。お前の時間だけを、戻してやったのだ。今のお前は改造されたばかりの頃の姿だ」

BLACK「なんだとっ!? うわっ!!」

アブソーバー「どうした南光太郎? その姿で勝てるとでも思っているのか?」



形勢逆転。
BLACKの姿では、ゴルゴムの怪人の何倍もの力を持つクライシスの怪人には太刀打ちが出来ない。



マリバロン「BLACKごとき、恐るに足らんわ」

ガテゾーン「後は任せたぞ」

ボスガン「遂に南光太郎の年貢の納め時……」



自分達の力が必要ないとわかった大隊長達は、アブソーバーにその場を任せると消えていく。

その光景を見る3人。


インデックス「あの魔術は本来なら、とっても危険な物なんだんよ。そんな危険な魔術を使いこなすなんて」

神裂「このままでは……行きましょう。ステイル!!」

ステイル「仕方が無い。僕は借りは返す主義だからね」


インデックス「そんな、二人とも危険なんだよ。今のあれは、10万3千冊の魔道書を使いこなす化け物なんだよ」

ステイル「……知ってるよ。でも、このまま見てるだけじゃ状況は改善されない。やっと、全てが終わる直前まで来ているんだ」

神裂「帰ったら、また3人で遊びましょう」


そう言い残すと、BLACKを助太刀すべく向かっていく。
インデックスは見ていることしか出来なかった。

アブソーバー「終わりだぁ!!」

神裂「待ちなさい!! その方を殺させはしません」

アブソーバー「えぇい、お前らの相手はこいつ等だ!!……」


再び呪文を唱える。
すると3つの青い炎が出現し、それが怪人となる。



「怪魔ロボット!!トリプロン!!」



「怪魔獣人!! ガイナギスカン」



「怪魔異生獣!! ムサラビサラ!!」




どれもかつては、RXが倒した怪人である。

インデックス「そんな、次は転生の術。あんな、禁術まで使いこなすなんて」



アブソーバー「やってしまえ!! 人間どもを殺せ!!」


アブソーバーに命じられるがままに、神裂とステイルへと襲い掛かる復活した怪人軍団。
神裂とステイル達は、彼等を抑えるのに精一杯であった。


神裂「これでは、彼を救うことは……」

ステイル「ちっ……」

アブソーバー「死ね。ライダー!!」


アブソーバーの左腕から、大量の弾丸が放たれる。
辺り一面が爆発し、BLACKは吹き飛ばされる。


アブソーバー「その姿では勝てんだろう!! 諦めたらどうだ!!」

BLACK「ぐっ……まだだ……」


だが、BLACKは立ち上がる。
弱体化してしまい、勝ち目がなくなったとしても闘士は消えていない。



BLACK「俺は負けるわけにはいかない。インデックスちゃんの為に、二人の為にも!!」



陰で隠れるインデックスへと目を向けると。

腕を合わせて、祈っていた。
皆の無事を……。

戦えない自分に出来る事をしている。



刹那。



太陽がBLACKを照らした。





BLACK「うおおおおおおおおおおッ!!」




不思議な事が起こった。
BLACKの体内に埋められたキングストーンが太陽と共鳴をしていた。




アブソーバー「な、なんだこの光は!?」




光が周囲を照らし、耐えられず怪人達は吹き飛ばされる。



ステイル「これは……?」

神裂「何かが起こってる? ですが……」

インデックス「とっても優しい光なんだよ……」



光が収まると、そこには4人の戦士が経っていた。







「仮面ライダー!! ブラック!!」






「俺は炎の王子!! アールエックス!! ロボライダー!!」






「俺は怒りの王子!! アールエックス!! バイオライダー!!」






「俺は太陽の子!! 仮面ライダアア!! ブラァァック!! アールエックス!!」




時間を戻し弱体化したはずのRXが4人になっている。
アブソーバーは驚きを隠せなかった。


アブソーバー「馬鹿な!! 時間が巻き戻った筈のお前が……どうして4人に!?」



RX「誰かを守りたい思い!! 大切な人を思う気持ちが!! 俺の力だ!!」



4人のライダーへと神裂とステイルが近づく。


RX「一緒に戦いましょう」

神裂「えぇ」

ステイル「言われるまでもない」

霞のジョー「おっと、兄貴。俺を忘れてもらっちゃ困るぜ」

BLACK「ジョー。よしっ」


その場へ、霞のジョーも駆けつける。
7人の戦士達が一同に立ち並ぶ。


アブソーバー「やってしまえ!!」

RX「行くぞぉ!!」



怪人軍団との戦いが切って下された。

※ここからは、お好きな勝利BGMを脳内で再生させてください



トリブロン「これでも喰らえ!!」


トリプロンはその名の通り、三位一体の怪人。
三体の怪人が1つとなり、レーダービームを放つ。


ロボライダー「ボルッテックシューター!!」


ボルテックシューターでレーダーを相殺する。
そして逆に、何発もの光弾を撃ちこむ。


トリプロン「ぐあぁぁ!!」

ステイル「まだ、終わらないよ。こう見えても、僕はあの子を危険な目に遭わせたクライシスを怒っているんでね」


大量のルーンをばら撒く。


ステイル「イノケンティウス!!」


炎の化け物が現れる。
ただし、イノケンティウスはルーンの枚数に威力を左右されるため、屋外では威力が若干低くなってしまう。


トリプロン「くっ……この程度……」

ステイル「まったく、イノケンティウスを耐えるなんて相変わらず、イラつかせる奴らだ。ただね、僕の目標は君じゃないのさ」

トリプロン「何っ!?」


イノケンティウスの中心にはボルッテクシューターを構えるロボライダーの姿があった。
ロボライダーが炎のエネルギーを吸収しているのだ。


ステイル「これでお終いだ」

ロボライダー「はあぁっ!!」


イノケンティウスの炎を取り込んだ、最大出力のハードショットが放たれる。
それは、トリプロンの体を貫く。


トリプロン「グアアアアアアアアアア!!」


大爆発を巻き起こし、トリプロンは消滅した。

バイオライダー「バイオブレード!!」

神裂「ハァッ!!」


二つの刃が、ガイナギスカンの槍を制しその体を斬り裂く。


ガイナギスカン「くっ……」

神裂「あの子の受けた苦しみを知りなさい!! 七閃」

バイオライダー「まだだ!! バイオアタック!!」


神裂の必殺技に合わせて、液状化したバイオライダーが体当たりをする。
当然、液状化をしたバイオライダーに七閃は効かない。


ガイナギスカン「うぐあああああああ!!」


既にガイナギスガンの体はボロボロであるが、バイオライダーは最後の一撃を浴びせる。


バイオライダー「はああああああぁ!!」


バイオブレードで一刀両断する必殺技・スパークカッター。


ガイナギスカン「グオオオオオアアアアアアア!!」


もう、ガイナギスカンは耐えられない。
倒れると大爆発を起こした。

ムサラビサラ「これでも喰らえ!!」


口から炎を吐き、BLACKと霞のジョーを襲い掛かる。
炎が相手では霞のジョーは迂闊に近づけない。


BLACK「トゥア!! ライダ-パアアッンチ!!」


重くて素早いパンチがムサラビサラの顔面に放たれる。
顔が歪むほどのその威力に、ムサラビサラの炎が止まる。


BLACK「行くぞ!!ジョー!!」

霞のジョー「OK、兄貴」


2人は高く跳び上がり、足を突きだす。


BLACK「ライダーキィィィッック!!」

霞のジョー「とりゃあぁっ!!」


ムサラビサラ「ギャアアアアアアアア!!」


2人の強力なキックを喰らい、ムサラビサラは大爆発を起こした。

RX「最後はお前だけだ!!」

アブソーバー「くっ……だったら、また魔術で」


インデックス「両足を交差、左腕を後方、右腕を前方へ」


アブソーバー「なにっ!?」


勝手に体が動き、盛大に後ろへ倒れる。
強制詠唱。インデックスが使える呪文を妨害する魔術の一種である。


インデックス「今だよ!! こうたろう!!」


RX「よしっ!! トゥア!! アールエックスキイイィィック!!」


BLACKの放つライダーキックの3倍以上に破壊力を持つキックがアブソーバーの頭に炸裂する。
その威力にアブソーバーの頭が爆発を起こす。


アブソーバー「おわわぁぁぁ!! 魔道書が!! 10万3千冊の魔道書がああああ!?」


今の一撃で、吸収し頭脳回路にしまっていた魔道書のデーターが破壊された。



RX「貴様はこの俺が絶対に許さん!! リボルケイン!!」



左腕でサンライザーから光の杖・リボルケインを引き抜き、右腕に持ち直す。


RX「トゥア!!」


大地を叩いて跳び上がり、リボルケインを突きだす。


アブソーバー「グアアア……ア……」


RX「はああああああぁぁぁぁぁ……」


リボルケインをアブソーバーに突き刺す。
その体から光の火花が飛び散り、RXは腕に力を籠め押し込む。



RX「トゥア!!」



リボルケインを引き抜き、相手に背を向けて、全身で「ЯX」を描く。



アブソーバー「ギヤアアアアアアアアアアアア!!」


リボルクラッシュ。
RXの放つ最強の必殺技であり、ポーズが決まるとアブソーバーが爆発する。




インデックス「やったんだよ!!」

ロボライダー「RX」

バイオライダー「RX」

BLACK「RX」


闘いが終わり4人のライダーが集まる。
RXは彼等を見て、頷くと右腕を前に出す、他のライダー達はその腕に右腕を重ねる。


RX「……」


すると、3人のライダーが消えていきRXだけが残る。
これで戦いは終わったのだ。


だが、まだ残っている。



RX「聞け!! イギリス聖教!! 次に彼等を騙したら!! その時は、このRXがお前らを許さん!!」



大空に向かって宣言する。
その光景を遠くから見つめる金髪の男が一人。


???「にゃー。ライダーを敵に回すと事になると、流石にもう禁書目録にあんなことをしようとは思わんだろ。どうやら、もうねーちん達が泣くこともなさそうで、安心するぜ」


それだけ言い残すと、男は去っていった。

——空港


闘いが終わり、インデックス達はクライシスから逃れる事もあり、一度帰る事になった。
空港には玲子やジョーも集まる。


神裂「ありがとうございます。貴方のお蔭で、彼女は救われました」

光太郎「ううん。そんな事ないさ。貴方達のインデックスちゃんを思う気持ちが救ったんです」

ステイル「まぁ、今回だけは感謝してあげるよ。……ありがとう」


互いに握手を交わす。
マリバロンが自動書記を破壊したため、もうインデックスの記憶を消去する必要もなくなった」


玲子「じゃあね、インデックスちゃん」

五郎「また、僕の料理食べにきてよ」

インデックス「うん、ありがとう。れいこ、ごろう」


霞のジョー「兄貴、そろそろ飛行機が来るぜ」

時計を見てみる、確かにそろそろ時間だった。


光太郎「さようなら、インデックスちゃん」

インデックス「こうたろう。ううん、ライダー。ありがとう、凄く感謝してるんだよ」

光太郎「ははっ」


頭を撫でるとインデックスは嬉しそうな顔をする。


神裂「行きますよ。インデックス」

ステイル「来ないとおいていくよ」

インデックス「今行くんだよ、かおり、すている」


走りながらも後ろを振り向き、手を振るインデックス。
光太郎達も見えなくなるまで手を振り続けた。




こうして、クライシスの邪悪な企みはRXにより喰い止められた。


光太郎はインデックス達との出会いを胸に、クライシスと戦い続けるのであった。


戦え、仮面ライダーBLACK RX!!



——終わり——


(クライシスにとっての)悪夢再び・・・

以上で終了です。
本来なら何時かの予告で書いた通り、アイマスとクロスさせたかったんですが、ヒロインが決まらず変更しました。

そして、書いたのがとあるとのクロスです。

今回のコンセプトは最初に書いた通りRXの世界観に禁書組を入れる事です。
ただ、RXの世界観って謎発想で水を操る超能力者が生まれるような世界なので、色々と設定に苦労しました。

ステイルと神裂が最初はとある原作通りに襲ってくる予定でしたが、いくらなんでもあの2人は光太郎を襲わないだろうと思い、変更。
自動書記はキングストーンフラッシュで破壊する予定でしたが、変更。
歩く教会も破壊させたい……。
などと考え、結果的にマリバロンがチート級になってしまいました。
この作品では
妖術>>>>>>>>>魔術
となっています。

それに、とあるの世界だと魔術ってそう簡単に使えるものではないんですよね……。
そこは、RXの世界観なのでと納得してください。

そして、4人のてつを。
これがやりたかったんです。
彼等が出てきたことによって禁書組にも活躍させられたんです。

反省する点は名前ミスがあった事ですかね……。
以後気を付けます。

次回作は、誤字が多いと指摘された
ほむら「親友のいない世界で生きるのは辛すぎる」南光太郎「それでも生きるんだ」
のリメイクを書きたいと思っています。
話自体は変わらないので、今月中には投稿できると思います。

それでは、ここまで読んでくれた方ありがとうございます。

そして、ごめんなさい。
アクロバッター。
前回も今作も出してあげられなくて。

もうアイマスのは書かないのか?楽しみにしていたのだが・・・

「誰かを守りたいと思い!! 大切な人を思う気持ちが!! 俺の力だ!!」

ものすごい説得力

前回と同じで依頼が完了するまでは、レス返ししたいとおもいます。

>>68
クライシスにとっては本当にただの悪夢ですもんね。
一人でも苦戦するのに4人とか冗談じゃないでしょうね。

>>72
アイマスに関しては、最初の色々あって765プロに到着するところまでは書けたのですが……。
13人+小鳥さんとPを書く段階でいろいろと問題が発生してしまい、それに誰をヒロインにするかも迷ってしまい断念しました。
楽しみにしていたならすみません。
もし、機会があれば書き上げたいと思います。

>>73
まぁ、それ以上の説明はいらないでしょう?
てつをはその一言で納得させる不思議な力がありますからね。

ガテゾーン「我が怪魔ロボット大隊最強の〜」
アブソーバ「俺はクライシス帝国最強の怪魔ロボット〜」
みたいな「最強」のテンプレートがなかったことだけ残念

>>75
一応、ガテゾーンが>>4

ガテゾーン「怪魔界より呼び寄せた、怪魔ロボット大隊最強の戦士・アブソーバーでございます」

と言っています。
やはり、クライシスといえば、最強(笑)でしょう。
だから、さすがにないことはないですよ。

>>76
ありゃ、見落としていたか
これは失礼しました

本当は最強(笑)じゃないのにライダーがチート過ぎるからな…

いや毎回最強が連れてこられてるんだろ
最強が死んだら二番目に強い奴が新しい最強になるし

現在絶賛ニコ動放送中のRXをみてる俺大歓喜。次は姫神も妹達も、というか 学園都市の平和は俺が守る!!くらいの安全宣言言ってくれ。ガブリエルにリボルケインかます姿が思い浮かぶwwぶっちぎっちゃってもいいのよ?

>>1です。
出掛け先なので、スマートフォンからのスレ返しとなります。

>>78
てつをはチーとの固まりですからね。
最強よりも最強なのがRXなんです。

>>79
最強がやられたら次の最強が最強となるですか……。
確かにその通りですね、でもそしたら段々弱くなっていく気が…。

ステイルはかませ的なキャラになるSSが多いですが、好きなキャラなので活躍?させました。
そう言ってくれると嬉しいです。

>>81
現在ニコニコで絶賛放映中のRX。私もたまに試聴しますが、今回は久々にTSUTAYAで借りて来たのを参考にしました。
たまに観たくなるので、近所にRXがあるのがラッキーでした。

禁書2巻以降ですか……。
姫神編は、謎エンカウントで姫神に会って、三沢塾のことを知り背後にクライシスの影が!?
そんな展開が簡単に想像出来ますね……。


RX「誰かを助けたい思いを利用し、踏みにじるクライシス!! この俺が許さん!!」

て、感じですかね?

妹編は……。
RXといえ、人間相手に戦わなさそうなんで、説得になりそうですね。
まぁ、こちらも背後にクライシスの影があるんでしょうね。
絶対に。

うーん、どのみち禁書キャラがRXに勝つ姿が想像できない。

今回はありがうございます。
また別の作品で>>1はぶっちぎります、

クライシスこう…じゃなかったダスマダーがいるって事は既にてつを×4を経験しているはずなんだが、また同じ過ちを繰り返しているんだな
それとも余りの恐怖に忘れてしまったのかな

>>83
皇帝へ、ではなくてダスマダーがいて、なおかつジョーがいて、玲子が正体を知っているので結構後の設定ですね。
少なくとも復活した王子は倒してますね。

一度経験しているはずですが、そこは、前回と到るまでの過程が違うということで納得してください。
そもそも、あの悪夢って何が原因だったんでしょうね?
特に説明のないまま終わりましたからね。

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