霊夢「お、久しぶりに人間の参拝客だ!!」 (76)

※これは東方projectと仮面ライダーBlack RXのクロスssです

ハーメルンでやったほうがいいんじゃない?

>>3実を言うとよく分からない

光太郎「修行しながら、世界を旅してるけど、何だかよく分からないとこに来ちゃったなぁ」

光太郎「博麗神社、か。少し神秘的だなあ」

光太郎「周りも自然に溢れてるし、良いなぁ」10円チャリン

??「ちょっと待った!」

光太郎「?」

??「あんた今いくらいれたの?」

光太郎「え?...10円、ですけど」

??「少なすぎよ!ここをどこだと思ってんの!」

光太郎「え、ええ?き、君は?」

霊夢「私は博麗霊夢、ここの神社の巫女よ」

光太郎「あ、ここの巫女さんなんですか」ぺこり

霊夢「あ、べ、別に悪気は無いのよ」

霊夢「で、あんたは?」

光太郎「南、光太郎です」

霊夢「光太郎、ね」

霊夢「へぇ。じゃあ今は無職の旅人なんだ」

光太郎「うっ...それを言われるとキツイなぁ...」

霊夢「冗談よ。気にしないで頂戴。それに、ここも似たようなもんだし」

光太郎「え?」

霊夢「この神社、妖怪や泥棒くらいしかこないのよ。人間が来るのなんて久しぶり」

光太郎「な、何だか凄い神社なんだね」

霊夢「そうねぇ。そろそろ泥棒が来る時間かしら」

光太郎「え?」

??「おーい!れーいーむー!」

光太郎「うわっ!空を飛んでる!?」

??「ん?知らない顔だなぁ?人間か?」

霊夢「そうよ。折角来てくれたんだし、お茶の一杯くらいご馳走しなきゃねって」

光太郎「あ、あの、き、君は?」

魔理沙「ん?ああ。私は魔理沙、霧雨魔理沙。魔法使いだぜ!」

光太郎「魔法使い!?は、初めて見たよ。凄い!ほんとにいるんだ!」

魔理沙「へへっ。今まで妖怪ばかり相手にしてたから、何だか新鮮だぜ」

霊夢「そうねぇ。よくよく考えたら、普通の人間には飛ぶなんてこと出来ないからね」

魔理沙「何だか気分がいいぜ!褒められるのなんか久しぶりすぎてな!」

霊夢「あんたはもうちょっと褒められることをしなさいよ」

魔理沙「まーまー霊夢。そうだ!幽香のとこに連れてってやろうぜ!あいつは人間好きだし」

霊夢「どうかしらね。にとりの方がいいんじゃないかしら?それに、行くにしてもこの人は飛べないのよ?」

光太郎「ってことは、君も飛べるのかい?」

霊夢「ええ。こんな風に」フワッ

光太郎「凄いや...女の子なのに、一人で神社を管理してるなんて、立派なんだね!」

霊夢「そ、そう?まあね!」

魔理沙「相変わらず妖怪にしか人気無いけどな!」

霊夢「あんたにだけは言われたくないわよ!」

光太郎「そういえば、妖怪って言ってるけど、ここには妖怪なんていないじゃないか」

霊夢「そうねぇ、今向かってきてるわよ」

光太郎「え?」

キィィィイイイイン...
スタッ

文「どうも、毎度お馴染み、清く正しい幻想郷の伝統ブン屋、
射命丸文です!
あややや、人間の方ですか!これは明日は豪雪の予感です!」

霊夢「今そこでベラベラしゃべってる奴が、天狗。カラスの妖怪よ」

文「失敬な。カラスではなく、天狗です」

光太郎「て、天狗?可愛い女の子じゃないか」

文「あややややや。これは嬉しいですねぇ褒めても写真しか撮りませんよ?」パシャ

霊夢「こら。許可無く写真を撮らない!」

文「嬉しかったもので」

魔理沙「丁度良いじゃないか。文、この人を幽香のとこまで連れてってやろうぜ!」

文「?確かに、あの人は人間好きですが、連れてくとは?」

魔理沙「お前がおぶってやれよ。私のは箒がもたないからな」

文「私だって流石に男の人は運べませんよ...萃香さんなら軽々やってしまいそうですが」

光太郎「あ、あの~色々聞きたいんだけど、幻想郷ってなんだい?」

文「?ここの地名ですよ?」

光太郎「そんな所があったんだ...」

文「あややや。そうですか。光太郎さんは乗り物が好きなんですね」

光太郎「ああ、僕にとってバイクは友達みたいなもんだからね!」

霊夢「それ、何だか幽香の花好きと似てるわね」

光太郎「でもまさか妖怪がこんな綺麗な人だなんて。びっくりしたよ」

文「あややや。ナンパされてしまいました。これは柄にも無く照れてしまいますね」

霊夢「気をつけた方が良いわよ。そいつ、捏造新聞よく作るから」

文「失礼ですよ霊夢さん。私はちゃんと事実に基づいた新聞をですね」

魔理沙「あー...とりあえず、旅人なんだろ?だったら、色々案内してやるよ!歩きながらの方が色んな奴に会いそうだしな!」

光太郎「え?でもそれは君たちに悪いよ...」

文「気にしないで下さい。彼女は一度言ったら中々折れませんので」

光太郎「そうなのかい?ならお言葉に甘えようかな?」

文「そうですねぇ。取材がてら、今回は幻想郷の魅力を余すところなく紹介するとしましょう」

光太郎「本当かい!?嬉しいなあ」

魔理沙「ま、珍しい客人だしな!精一杯もてなしてやるぜ!」

文「では先ず、山身内に行くとしましょう。そこに幽香さんもいるらしいので」

文「おや早速。光太郎さん。彼女が霊夢さんのおっしゃっていた河童の妖怪、河城にとりさんです」

にとり「ん?人間!?」

魔理沙「あー...この人は大丈夫だぜ。だから、隠れるなって」

にとり「そ、そうなのか...」

光太郎「この子も人間みたいだ...河童って、半魚人みたいな印象があるんだけどなぁ」

にとり「まぁ、実際見てみないと分からないことはよくあるしな!それと、今日は雛達も来てるから、こっちこっち!」

文「ふふ。にとりさんたら、無害と分かった瞬間に懐きました。流石人間好きですね」

魔理沙「光太郎さんも、順応が早いな」

雛「鍵山 雛です」

光太郎「何だか、黒いもやがかかってるけど、大丈夫かい?」

にとり「雛は皆の厄を溜め込んで、川で流す事で浄化するんだ!」

光太郎「!?そんなことしたら、彼女はどうなるんだい?」

雛「心配してくれてるんですか?うふふ。ご心配無く。私自身には何の影響もありませんから」

雛「でも、今の私には近づかないで下さいね?...近づくと」
ガン!
光太郎「へぶっ」

雛「厄いわよ?」

にとり「わー!大丈夫か!?」

??「あら、見ない顔ね」

光太郎「?君は...」

慧音「上白沢 慧音。歴史を書き記し続ける者よ。宜しくね」

光太郎「僕は、南 光太郎!宜しく!」

魔理沙「ところで、光太郎さんの歴史は分かるのか?」

慧音「そうねぇ。それが、全く」

魔理沙「え?不思議なこともあるもんだな」

文「慧音さんのチカラを持ってしても閲覧出来ないのですか。これは不思議ですね。光太郎さん?取材のネタが一つ増えました」

光太郎「え?で、でも僕の事なんて聞いても...」

魔理沙「私達は大抵の事じゃ驚かないぜ?」

光太郎「...そうかい?君達も僕に色々見せてくれたからね。隠すのも失礼かな」

光太郎「・・・変!身!」

一同「」

文「成る程...クライシス帝国ですか」

慧音「確かに、人間界で、科学的に証明出来ない事件は数多く存在してるから、有り得ない話では無いわね」

にとり「なあ!それってどういう構造なんだ!見せて見せて!」

RX「うわあっベルトは外れないよぉ!」

魔理沙「改造人間たぁ凄いもんに出会っちまったぜ...でも、光太郎さんも立派だな。その力を皆の為に使い続けるなんて」

RX「それなら、君達も同じさ」

にとり「私達は神様だからな!」

慧音「そうね。義務でもあるのよ」

魔理沙「てへへ」

慧音「あんたは違うけどね」

文「しかし、俄然光太郎さんに興味が湧いてきましたよ。...おや、幽香さんが来たようですね」

幽香「あら...個性的なお客様ね」

RX「あ、これは違」
魔理沙「よー幽香!探したぜ!」

幽香「?私を?」

光太郎「わぁ...とても綺麗なお花畑だね。少し感動しちゃったよ」

幽香「うふふ。ありがとう。貴方もお花が好きなのかしら?」

光太郎「僕は、この世界に生きてる全てが好きさ。皆一生懸命その日を生きてる。それって素晴らしいことじゃないか!」

幽香「貴方の爪の垢を煎じて、そこの魔法使いに飲ませてやりたいわね」

魔理沙「ぎくっ」

幽香「貴方のような優しい人が、もっと増えればいいのにね...」

光太郎「?」

幽香「何でもないわ。お茶を淹れてくるから、くつろいでちょうだい」

光太郎「(何だ、今の寒気は...)」

子供の頃の光太郎への印象って鼻が広がってておつむの足りない猪突猛進系脳天気キャラだと思ってた



ヒーロー戦記のせいだけど

>>20
今からでも遅くはない本編を見るんだ

光太郎「・・・」ゴクッ

幽香「.......♪」

光太郎「(飲んでる姿をずっと見られてる...)」

幽香「どうかしら?」

光太郎「う、うん!とっても美味しいよ!いやぁ初めてこんな美味しいお茶を飲んだなぁ!」

幽香「大袈裟よ。...ねぇ光太郎さん」

光太郎「ん?何だい?」






文「あやややや。二人きりにしてくれと言われました。これでは会話が聞こえません」

魔理沙「カメラも没収されちまったからな」

幽香「貴方、生きてる全ての存在が好きなのよね?」

光太郎「?ああ!勿論さ!」

幽香「例えそれが、自分の好きなものを傷つけたとしても?」

光太郎「?」

幽香「私も人間は好きよ。でもね、私はお花が大好き。だからゆえにあの子達が住める環境を失くしていく人間は嫌いなの」

光太郎「・・・」

幽香「あなたも、そんな経験あるでしょう?」

光太郎「でも、人間は守るべき存在だと思うんだ」

幽香「貴方が言っていたクライシス帝国。私にとってさっきの人間達はそれと同じなの」

光太郎「・・・クライシス帝国の首領が僕に言ったんだ」

『貴様ら人間が環境を破壊し続ける限り、また新たな怪魔界が生まれる!!それを忘れるな!!』

光太郎「今思うと、最後の最後に、奴はある種の警告をしてくれたんだと思うんだ。そして、僕に使命を与えたんじゃないかって」

幽香「使命?」

光太郎「そう。二度と怪魔界が生まれないよう、人間達に教えなければならないんだ。地球を守ろう。緑なすこの地球をってね」

幽香「...貴方、本当に優しいのね。また会いたいわ」

光太郎「きっと会えるさ!生きていれば必ず!」





文「あやややややや!?幽香さんの頭からお花畑が!?」

魔理沙「何てこった!無意識にフラグを建てやがったぞ!」

幽香「さて、貴方達も他に行くところがあるみたいだし、ここらで終わりにしましょう...名残惜しいけど」

光太郎「楽しかったよ!ありがとう!」

幽香「うふ。こちらこそ。また会いにきてちょうだいね?」

幽香「さぁ。カメラは返すわ。これからどこに行くかは知らないけど、彼に余計なことを吹き込まないように...いいわね?」

文「は、はいぃ」

魔理沙「んーっと、そうだなぁ。どうだ?アリスの家でも!」

光太郎「アリス?」

魔理沙「ああ!人形使いの妖怪だぜ!」

文「その容姿はまるでお人形さんのように可愛らしく、綺麗な顔なんですよ」

光太郎「へぇー一度会ってみたいね!」

幽香「二人とも...」

魔理沙「ん?」
文「はい?」

幽香「『余計な』ことは言わないでね?」

魔理沙、文「(ドス黒いオーラが出てる・・・!)」

光太郎「じゃあ、幽香、ちゃん?またね!」

幽香「ええ♪またそのうちに」

文「光太郎さん...どうやらとんでもないものに好かれてしまいましたね」

魔理沙「と。ここがアリスの家だぜ!」

光太郎「思うんだけど、君達はたった一人で店や神社を切り盛りしてるのかい?」

魔理沙「まーなー。大変だけど、そこはお互い助け合って何とかやってるぜ」

光太郎「助け合う、か。いつか怪人と人間が分かり合える日が来るのかな...」

文「ここが特殊なだけですよ。普通の人間は私達を怖がって近づいてくれませんしね」

光太郎「・・・」

文「...それでも、可能性はあると思いたいですね」

光太郎「・・・ああ!」

??「正確には、そこの魔法使いは助けるどころか、陥れるけどね」

光太郎「?」

魔理沙「アリス!そんな言い方は無いだろ!ちょっと借りてるだけじゃないか!」

アリス「だったら持ち主に一言断っていきなさい!さっさと魔術書を返して!!」

光太郎「・・・」

アリス「?あら。貴方が霊夢の言っていた、光太郎さん?私の顔に何かついてるのかしら?」

光太郎「あ、ああ。ごめんよ。まるでお人形さんのように綺麗だったから...」

アリス「ふふ。ありがとう。貴方も素敵よ?」

光太郎「え!?」

魔理沙「おい!騙されんなよ!こいつは腹黒で有名だからな」

アリス「何よコソ泥!」

魔理沙「何だと!?」

光太郎「・・・助け合ってるんだよね?」

文「まあ、喧嘩するほど仲が良いと言うじゃないですか」

文「それに、ああ見えてアリスさんは魔理沙さんが大好きなんですよ?」

光太郎「そうなのかい?」

アリス「な!だ、誰がこんなズボラ女好きになるか!」

魔理沙「こんなコミュ障と?冗談がすぎるぜ!」

アリス「何よ!ムキー!」

光太郎「あはは。本当に仲が良いんだね!」

アリス、魔理沙「だから!違うっての!!」

アリス「そう。随分辛い思いをしてきたのね...」

光太郎「でも、その経験があったからこそ、僕は強くなれた。...皮肉かな?」

アリス「そんなことないわ。だからこそ貴方は戦うんでしょう?人間だけではなく、地球の為に」

光太郎「...うん。僕にはそれしか出来ないからね」

アリス「あら?自信無さげね?」

光太郎「僕には魔法は使えない。ただ、戦うことでしか、人々を救えない」

アリス「でも、守ることだって出来るわ」

光太郎「え?」

アリス「それに、私達の魔法だって完全ではないわ。勿論人々を幸せにする程度の能力の持ち主だっている。けれど、それだけ」

アリス「結局、中途半端に特化した能力なのよ。貴方と同じ」

光太郎「アリスちゃん...」

アリス「ちゃんは辞めてよ。アリス、で良いわ」

文「(中々、短絡的な思考なのですね。あの鬼を思い出しますよ)」

アリス「楽しかったわ。またいつでも来てちょうだいね」

光太郎「うん!ありがとうアリス。それと、嬉しかったよ!」

魔理沙「また来るz」
アリス「アンタは待ちなさい」

魔理沙「へ?」

アリス「私の魔術書、まだ返してもらってないわよ?」

魔理沙「へ、へへへ...そ、それじゃまたな!」

アリス「待ちなさーい!!!」

文「あややや。行ってしまいましたね。ほんとに仲が良いことで」

光太郎「お互い切磋琢磨してく感じかな?」

文「そうですねぇ。よろしければ、これから紅魔館という所に行くのですが、どうですか?」

光太郎「何だかよく分からないけど、ついていくよ」

文「では、一つお願いがあるのですが」

光太郎「何だい?」

文「実は歩き疲れてしまいまして」

光太郎「?なら、僕のバイクに乗っていきなよ!後ろでも大丈夫かい?」

文「ふふ。お願いします」

文「いやー快適ですねー」

光太郎「これくらい、お安い御用だよ」

文「何だか後ろに女性を乗せるのは慣れてるみたいですねぇ」

光太郎「うーん...無いわけじゃないかな?」

文「あややや。残念です」

文「さあ。やってまいりました。ここは吸血鬼の住む館、紅魔館です」

光太郎「吸血鬼...」

文「そんな身構えなくてもいいですよ。まあ、少々入りづらいかもしれませんがね」

光太郎「そういえば、門に人がいるね」

文「あれも人ではありませんよ。妖怪です」

光太郎「あの女の子がかい?」

文「ええ。紅 美鈴という方で、ここの館の門番を勤めている方です」

光太郎「門番までいるのかい?凄い館だなぁ」

文「まあここはそのまま素通りでも大丈夫ですよ」

光太郎「え?」




光太郎「あ、寝てるんだ」

文「さあ、侵入成功です」

光太郎「侵入って...許可は得てないのかい?」

文「私はあまり歓迎してもらえませんからねぇ」

光太郎「・・危ない!」バシン!

文「!?あややや。またまた新たな姿になられましたね」

ロボ「え?ああ。僕は瞬間変身ができるからね」

??「・・・」

文「でしたら、ついでにあの方を止めて下さると嬉しいですねえ」

ロボ「・・・君は?」

咲夜「この館のメイドを勤めております。十六夜 咲夜です。得体の知れない侵入者が二匹も来たもので」

文「私もですか。ひどいですねぇ。それなりに顔は合わせていますよ?」

咲夜「知ったこっちゃありません。侵入した時点で同罪です」

文「ふむ。光太郎さん。お願いできませんか?」

ロボ「え?え?いや、それは困るというか、相手は女の子じゃないか」

文「あやや。女性には弱いですか」

ロボ「そうじゃなくて、悪いのは僕たちなんだし、ちゃんと謝らなきゃ」

咲夜「侵入した時点で遅いんですが、ねっ!!」キキキキキン!!

ロボ「・・・?」

咲夜「」


文「これは驚きですね。咲夜さんの攻撃が通用してません」

ロボ「・・・」

咲夜「」

文「絶望してますねぇ」

ロボ「...う、うわー、い、痛い!」

文「(気を使ったああああああああああああ)」

咲夜「」







咲夜「」





咲夜「」

文「どうやら、トドメをさしてしまったようですね」

ロボ「どうしたら良かったのかな...」

文「咲夜さんはプライドがズタズタな様なので、しばらく放っておきましょう」

光太郎「う、うん」

文「さあ。今私達が居るのはこの紅魔館の中の大図書館です」

光太郎「わあ...圧巻だなぁ」

??「あら、お客さんかしら」

文「おやパチュリーさん。お邪魔しております」

パチュリー「毎度毎度貴方も魔理沙も飽きないのかしらね全く」

光太郎「パチュリー...?」

パチュリー「私の名前よ。貴方は?」

光太郎「あ、僕は南 光太郎。ええと、パチュリーさんでいいのかな?」

パチュリー「好きに呼んでくれていいわ。私も光太郎と呼ぶから」

光太郎「うん。宜しく!パチュリーちゃん!」

パチュリー「あら、新鮮だわ...」



こあ「パチュリーwwwwちゃんwww」
ここあ「ちゃんwwwww」

パチュリー「黙りなさい」

パチュリー「そう。世界中を旅、ねぇ...見た目通り、といった感じかしら?」

光太郎「あはは。よく言われるよ」

パチュリー「明るいのね。私とは大違い」

光太郎「え?」

パチュリー「私ね。喘息持ちだし、体力無いからここで一日中本を読むか、寝てるか、薬作ってるかなのよ」

光太郎「そうなのかい?でもそれじゃ体を壊しちゃうよ?」

パチュリー「妖怪だし、大丈夫よ。それに外はウンザリ」

光太郎「?」

文「パチュリーさんは、一時この幻想郷を支配しようとしてたのですがね、魔理沙さんや霊夢さんにボコボコにされたのですよ」

パチュリー「そこの鳥。口を慎みなさい。折角もてなしてあげてるのに」

文「あやややや。これはうっかりしてました」

パチュリー「どうせならレミリアに会ってくといいわ」

光太郎。

なにがそんなにショックだったのか

>>39
とりあえず、ザ・ワールドでも傷一つつかなかったってことに

光太郎「レミリア?」

パチュリー「そう。妹のフランドールもいるわよ。二人は吸血鬼姉妹なの」

光太郎「君は吸血鬼じゃないのかい?」

パチュリー「ええ。私は魔法使い。ついでに言えば、会ったかどうかはわからないけれど、十六夜 咲夜という女は人間よ」

光太郎「ああ。あの子か...」

パチュリー「あら、その口振りだともう会ったみたいね」

文「ええ。今頃玄関先で落ち込んでますよ」









咲夜「・・・・・」

パチュリー「そう。貴方、只者じゃないのね。でも、あの子に悪気があったわけじゃ無いから、許してあげてね」

光太郎「う、うん。大丈夫さ。怒るようなことじゃないしさ」

文「(普通ナイフを投げつけられたら、訴訟ものですがねぇ)...それで、今お二人方はどちらに?」

パチュリー「部屋で寝てるんじゃないかしら?」

光太郎「そうなのかい?それじゃあ、起こすわけにはいかないね」

文「吸血鬼姉妹の寝顔ですか。良い記事になりそうです」

光太郎「え?」

文「さあ行きましょう光太郎さん時は一刻を争います」ズルズル

光太郎「え?え?ええ?」

レミリア「zzz...」
フラン「zzz.......」

文「良い寝顔ですねぇ」パシャパシャ

光太郎「だ、ダメじゃないかな?射命丸さん」

文「あややや。私だけ苗字ですか。悲しいですね」

光太郎「え?あ、ああごめんよ。文さん」

文「何か格差を感じますねえ」

光太郎「・・・文ちゃん?」

文「うふ。よろしいです」

文「しかし、あの事件以来、すっかり仲良しになりましたねぇ」

光太郎「あの事件?」

文「パチュリーさんが起こした事件ですよ。実はこの子、レミリア・スカーレットが引き起こしたんです」

光太郎「こんな小さい女の子が?」

文「彼女、こう見えて500歳ですよ?ちなみにフランさんは495歳です」

光太郎「そういえば、吸血鬼だって言ってたね...」

文「レミリアさんは、フランさんを地下に閉じ込めていたんですよ。495年間もの間」

光太郎「え!?」

文「フランさんにとって、産まれてからずっと地下生活だったので、何の疑問も無かったんですよ」

文「ですが、魔理沙さんや霊夢さんの自由奔放な生き方に触発されたのでしょう。レミリアさんに反旗を翻したのです」

文「決着はつきませんでしたが、レミリアさんのプライドを傷つけるには充分だったはずです」

文「そして、仲直り、ですよ」

光太郎「・・・」

文「どうかしましたか?」

光太郎「昔、僕と僕の親友がさらわれ、改造手術を施された、という話しは聞いたよね?」

文「ええ。秋月 信彦さんですね」

光太郎「僕は、自分が逃げるので精一杯だった。結果的に、信彦を見捨てたんだ。たった一人の親友を」

文「...貴方は、何も悪くありませんよ」

光太郎「...そして、信彦は、もう一人の、いや、完璧に改造されたたった一人の、悪人になってしまった」

光太郎「僕の父親になってくれた人も、親友も、居候先の家族の親、様々な人達が死んでしまった」

光太郎「あれは、僕に対する、天罰だったのかなって、そう、思う時があるんだ」

文「...光太郎さん。貴方は先程神に出会ったばかりですよ」

光太郎「...!」

文「天罰を下す人間に、神様があんな優しい顔で迎え入れてくれるわけないじゃないですか」

文「それに、信彦さんだって、家族だって、貴方の事を憎んでる訳がありませんよ」

文「だって、貴方はもう十分苦しみましたから」

光太郎「...え?」

文「ご自分でも気づきませんか。はい。その涙、拭いてください」

光太郎「.......ありがとう」

文「いいえ。助け合うのが、仲間ですから」

文「何だか湿っぽくなっちゃいましたねぇ」

光太郎「ご、ごめんよ」

文「いいんですよ。貴方が正直な方だということがよく分かりましたから」

光太郎「...これから、どうしようか?」

文「そうですねぇ...もう時間ですかね。博麗神社に戻りましょうか」

光太郎「え?戻るって...」

文「霊夢さんのご好意ですよ。お酒の席を用意してるようです」

光太郎「そ、そんな僕みたいな無関係な人が」

文「あやややや。先程私が行った言葉をもう忘れたのですか。悲しいです」

光太郎「あ...」

文「では、行くとしましょうか。霊夢さん達が待ち兼ねているかもしれません」

文「霊夢さん。遅くなりまして」

霊夢「...」

光太郎「れ、霊夢さん?」

霊夢「ちょっと、聞きたいんだけどさ」

光太郎「?」

霊夢「あんたの言ってたクライシスって、どんなことしてたの?」

光太郎「水を失くしたり、地震を意図的に起こしたり、火山を噴火させたり、かな」

霊夢「そう。なら今起こっているのはきっと、そいつらの仕業ね」

光太郎、文「!?皆が...!!?」

アリス「」
魔理沙「」
パチュリー「」
萃香「」
にとり、雛、慧音「」

光太郎「ま、まさか、これも、僕のせいで...?」

霊夢「?何言ってんのよ。やったのはあいつらよ?」

光太郎「僕と、関わってしまったばかりに...」

霊夢「ちょ、ちょっとどうしたのよ!別に死んだわけじゃないのよ!?」

文「霊夢さん!今は皆さんの手当が必要です!」

霊夢「え?ああ、そうね」

文「光太郎さんも!早く!!」

光太郎「う、うん」

文「しかし、霊夢さんは何ともないのですか?」

霊夢「私もついさっき駆けつけたのよ」

文「そうなんですか...」

光太郎「...」

文「光太郎さん、いつまでもしょげてたら駄目ですよ。とにかく犯人を探さなきゃ」

光太郎「...」

文「...光太郎さん!!!!!」

光太郎「!?」

文「貴方、それでも仮面ライダーなの!?仮面ライダーは正義のヒーローなんでしょう!?だったら、皆のために、地球の為に立ち上がってくださいよ!!!」

光太郎「文ちゃん...」

光太郎「分かったよ、僕が必ず犯人を捕まえてみせるから」

文「ええ。よろしくおねがいします」

光太郎「じゃあ、霊夢さん。悪いけど、文ちゃんと一緒にここにいて。一人では危ないから、固まっててくれ」

霊夢「ええ、分かったわ」

明日まで持ち越し

皆犯人は何となく予想ついた?

文「しかし、魔理沙さんだけでなく、萃香さんまでやられてしまうとは、一体どれ程の実力者なのでしょうか?」

霊夢「知らないわよ。それに、大した傷では無いんだし、良かったわ」

文「そうですねぇ。霊夢さんは行かれないんですか?」

霊夢「え?さすがに今回はやばいんじゃない?」

文「そうですか...(何か様子がおかしいですねえ)」

文「脇巫女」

霊夢「?何よいきなり」

文「あやややや。おかしいですねえ。いつもなら一瞬で反応するのに」

霊夢「は?」

文「貴方、本当に霊夢さんですか?」

霊夢「何言ってんのよ。アンタの目の前にいるじゃない」

文「霊夢さんなら、こういう時は己の身を顧みずに突っ込んでいきますよ」

霊夢「...」

文「それと、霊夢さんは今晩宴会を開く予定で、ずっと博麗神社にいたはずですよ」

文「出掛ける暇なんて、無いはずですがねえ」

霊夢「お前、勘がいいんだな...」

光太郎「文ちゃん、本当は凄く良い人なんだろうな」

光太郎「そういえば前にも、こんなことがあったっけ」

光太郎「霞のジョー、お前は今どこで何をしてるんだろうな...」

この時、光太郎の脳裏に稲妻が走った!!

光太郎「!?今の声は!文ちゃん!?」

光太郎「まさか、博麗神社で何か!?」

光太郎「アクロバッター!!」

??「チィッ!さっきからすばしっこい奴だ!」

文「これは驚きました。姿をそっくりそのまま真似できるのですか」

??「そうだ!そして俺こそ最強の怪魔獣 ガイナニンポーだ!」

文「なるほど、私ほどではないにせよ、かなりのスピード。確かに忍者のようですね(だっさwww)」

文「その能力で皆さんを油断させてから襲った、というわけですか。霊夢さんはどうしたんですか?」

ガイナニンポー「あいつならお前に化けて一番初めに倒してやったよ!」

文「そうですか...私にはバレていますが、どうするおつもりですか?」

ガイナニンポー「この姿でやってやるまでよ!」

文「あややや。その割には、後ろの方に気づかないのですか?」

ガイナニンポー「何だと!?」

文「すきありっ」ドガッ!








ガイナニンポー「何だ?」

文「あややや。岩くらいなら砕けるんですがねぇ・・・」

ガイナニンポー「このバカめ!クライシスの怪人にそんな蹴りが通用するか!!」

文「困りましたねぇ。でしたら後ろの方の蹴りならどうですか?」

ガイナニンポー「何を!?...いや、もう引っかからんぞ!お前も痛めつけてやる!!」

RX「とうっ!!」ドゴォッ!!!

ガイナニンポー「ぐわぁっ!!」

文「さすが、仮面ライダーですねぇ」パチパチ

RX「間に合って良かった...」

ガイナニンポー「き、貴様は!」

RX「俺は太陽の子!」

RX「仮面ライダー!!」

RX「アール!!エックス!!」ググッ!!

うおおお間違えた
RX「ブラック!!」
っていれといて

RX「貴様のような、人を騙し、欺き、利用するような奴は、例え神が許しても、このBlack RXが許さん!!!!!」

ガイナニンポー「RX!そうだ!俺の目的は貴様への復讐だ!」

RX「何!?」

ガイナニンポー「クライシス帝国50億の民の思い!無念!忘れたとは言わせんぞ!!」

RX「・・・!?」

文「光太郎さん!その怪人の言うことに惑わされてはいけません!」

RX「しかし!俺がクライシス帝国を滅ぼしたのは事実なんだ・・・!」

文「それは、貴方が人間を守る為だったんでしょう!?怪人と分かりあうことは、怪人の奴隷になることではありません!!」

文「真に分かり合うこと、それは譲り合うことなんです!」

RX「そ、そうか!そうだ!俺はなにを勘違いしていたんだ!もう俺は迷わない!」ピカー

バイオ「RX!バイオ!ライダー!!」

バイオ「ガイナニンポー!覚悟しろ!!

バイオブレード!!」


ガイナニンポー「グワッ!!ま、まだだ!まだ終わらん!!RX!お前は!お前だけはあああ!!!」

RX「リボルケイン!とあっ!」ザシュッ!!

ガイナニンポー「あ、RX!お前は...俺の...!!!」

ドガアアアアアアン・・・・

文「たったの4行で終わらせるとは流石ですね。あっぱれです」

光太郎「君のおかげさ。助かったよ文ちゃん!」

文「ふふ。照れますねえ」

文「それよりも今は、皆さんの手当てをですね」

??「この、バカ天狗・・・やってくれるじゃないのよ・・・」

文「?・・・あ」

霊夢「よくもやってくれたわねえええええええええ100倍返しにしてやるから覚悟しなさあああああああああい!!!!!」

文「あやややややややややや!!!!」

翌日

霊夢「分かったから!謝るからもう許してよ!!」

文「ひどいです霊夢さん。あれだけ献身的に勤めたと言うのに...」

魔理沙「ま、私達の霊夢に対する誤解も解けたし、もういいだろ?」

アリス「だいぶ手遅れじゃないかしら?」

霊夢「うう...」ボロォ・・・

霊夢「私に比べれば無傷のあんたはマシよ...」

文「ううっ。私に同情してくれるのは光太郎さんだけです」

光太郎「え?ええ?」ポン

光太郎「?」

萃香「光太郎!もっと話しのネタは無いのか!?酒のつまみに丁度いいんだ!」

光太郎「そ、そうだねぇ...じゃあ、こんな話はどうかな?」


今回、幻想郷を救った南、光太郎。その顔は不思議な満足感に満たされていた。
久しぶりの安らぎに、一時の疲れが癒えていくのだった。








次回、仮面ライダーBlack RXは!
まだ見ぬ幻想郷の真下!鬼の住む所!
そこには一体何が待ち受けているのか!!

次回!明かされる各々の秘密!
ぶっちぎるぜぇ!!

自分で書いてて思ったけど、これ余程RX知らないと分からんな

RXが何かを知らない自分にはさっぱりですけど
とうほうだいすきなのでおもしろかったです 

RXのことを全く知らないけど面白かったです
でも、東方の知識ないほうがつらいと思いますよ僕は

>>73>>74
二回もありがとう
言いたいことは分かった

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年02月28日 (土) 10:28:51   ID: 0JnbwaIE

RXも東方も好きだったんで面白かったですよー

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