男「…アナグラ?」 ソーマ「そうだ」 (651)
男「…ん…」パチ
男「んっ…くわぁー…」アババ
男「ん?…」キョロキョロ
男「お、テイルの群れ見っけ」
男「んじゃあ、朝飯と行きますか」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1377003251
男「ほいっ、おっと、そりゃ!!」ヒュヒュン
スパッ、ズバン…ドチャ
テイル「オォォォォ……」ドスン
男「いっただきまーす」ガブ
神機「」モグモグモク
男「(……双剣…か)」
新型として最初で最後の『双剣神機』
男「…足らねぇな」
男「(もといた拠点はよくわかんねぇデッケェのにぶっ壊されるし」
男「(まぁ喰ってやったけど、)」
男「速いとこ別のとこ見つけなとな」
ヴァジュラ「グルル…グゥオオォォォ!!!」バリバリ
男「あら、」ダッ
男「おはよう」ズパ
男「ごさい」ズド
男「ます」フォン
男「ヴァジュラさん」スタ
ヴァジュラ「…オァ?…!!アアァ!?」ズルン
ドサッ、……ドクドク
男「ぱくっとな」ガブ
男「うまー…味わかんないけど」
いつからだっけ、普通の食い物が『必要』じゃなくなったのは…
男「よしじゃあ、今日はあの真ん中にどでかい穴が空いてるあの建物の方に行ってみよう」
男「建物があんだけあれば、ひとっこ一人くらい居んだろ」
男「よーし、しゅっぱーつしんこおー」オー
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーーーーー
ーーーー
ーーー
リンドウ「うりゃっ!」ズドン
ソーマ「はぁぁっ!」ドカッ
グボロ「…グァアアァ……」ズリ…ズリ…パタ
サクヤ「うん、討伐確認!」
リンドウ「おーし、怪我ぁねぇか? 二人とも」
ソーマ「…まったく」
サクヤ「ぜーんぜん。それよりリンドウは?」
リンドウ「オレか? まだこの通り、ピーンピンしてるぜ?」ビュンビュン
ソーマ「よし、帰るぞ」スタスタ
LA ADAMがどうたらこうたら
リンドウ「まてまて、ちょっと何か拾ってこーぜ」
サクヤ「そうね、私も今ちょっとほしい素材があるの」
ソーマ「……勝手にしろ」スタスタ
リンドウ「おーいおい、ったく…迎えがくるまで十分はあんぞー!?」
リンドウ「……行っちまった」ハァ
サクヤ「フフッ、ちょっと疲れてるんじゃないかしら?」
リンドウ「…かもなぁ…最近、結構積極的に前に出るようになったし」
>>7
なんのことでしょう?
すいません無知なもので
ーーヘリ到着地点ーー
ソーマ「……はっ、あぁ…」ドサ
ソーマ「(疲れた……)」
ソーマ「(最近妙にはりきっちまう)」フゥ
ソーマ「(さすがに、飛ばしすぎか…)」
ソーマ「…フッ」
ソーマ「化け物のオレにも、疲れることなんてあるんだな…」
男「ふぅ、(だいぶ歩いたな…)」
男「なんだこれ、教会? みたいなやつか」
男「…結構立派な作りしてんな」ポンポン
…ソレガネー……ハッハッハ……ソリャ…
男「んっ?」ピク
男「誰か…いる?」
男「(大声出そうにも、アラガミがいたら面倒だ)」
男「入り口は……どこだ?」
男「おっ、ここか」ザッ
男「…って、行き止まりじゃねぇか…」
男「反対側だったか…」
男「(そういえば、声が聞こえなくなったな)」
男「気のせいだったんかな…」
男「…いーや、他んとこいこう」
ソーマ「……(退屈だ)」
ソーマ「時間潰しに、散歩でもするか」
ガシャン…ガシャン…
ソーマ「!!!」ピク
ソーマ「(…クアドリガか?)」
ソーマ「くそっ、なんでこんなとこにっ!」
ソーマ「…殺るしかねぇな」スチャ
寝ます
もし見てくれてる人いたとしたら
レスくれたら嬉しいです
もち無理にとはいいません
では
始めます
ーーーーーー
…オァァァ………ドーーン!…
男「…今のは」ピク
男「(アラガミだ)」
男「しかし何故…爆発音が…?」
男「(神機使いがいるのか?)」
男「…急ぐか」タッ
ーーーーー
ーーーーー
ソーマ「くっ…はぁはぁ…チッ」
ソーマ「(くそっ、この程度で!)」ガク
クアドリガ「オォォォォ!」ウィン、プシュ
ソーマ「はっ!」クルッ
ドドォォォゥン…
ソーマ「…っはぁ(回復が…ない)」ガサゴソ
ソーマ「本格的に、不味いか…?」
ソーマ「…くそっ…うおぉぉー!!」ダッ
ソーマ「ふん!はぁっ!」ズバン、ズドン
ソーマ「…テメーのその…重そうな腹……削ってやらぁ!」ハァハァ
クアドリガ「ウオオォォァア!」ダン!
ソーマ「…!!突進!」
ソーマ「(間に…合わねぇ!)」
ドスンッッッ!!!
ドサッ! ゴロゴロッ
ソーマ「…っかはぁ、っはぁ…うぁ」ガク
ソーマ「(力が……入らねぇ……)」
クアドリガ「…オォ…オォォォォァァア!!」
ソーマ「おっせーな…リンドウたち」
ソーマ「(ここまで…か…)」ガクン
ザッッ!!
男「おー、やっぱクアドリガだったか」
男「よっと」ダン!
ソーマ「…んっ?」
ソーマ「(上から…人が?)」チラ
男「背中のほう」ヒューン
男「失礼しまーす」スタ
男「…うぉらおらおらぁあ!」スパスパスパッ!
クアドリガ「アァ…!! ァァアア!!」バタバタ
男「うわっ、とっとっと」ダッ
男「あっぶ」スタ
ソーマ「…」
男「…あっ、どーも」
ソーマ「……」スクッ
男「ああー、いいっすよ?。後は一人でやるんで」
ソーマ「ふざけるな」
男「……」
ソーマ「まだ…やれる」スチャ
男「……ふーん」
男「死なないでくださいよ? やっとこさ見つけた『人間』なんだから」シュィン
クアドリガ「グォア!! グァアアァァァア!!!」ドタドタ
男「…うるさいなぁ…耳《ミサイルポッド》切り刻まれたくらいで騒ぐなって」
男「あ、そうだ…それバスターでしょ?」
ソーマ「…そうだ」
男「よーし、んじゃあ…」
男「オレがヤツの目眩ましになるから…」
男「いい感じのとこにきたら、チャージして、ズドン」
男「頼める?」
ソーマ「…わかった…やってみよう」
男「おし」
クアドリガ「……グオォ…」フルフル
男「あ、あと」
男「できたら腹《前面装甲》狙って、頼むわ」タタッ
ソーマ「わかってる……」ガシン
男「ふっ」ダン!
男「ほっ」スパ 「はっ」スパッ 「おっと」キン!
男「ふっと」スタ 「ほいっ」ダン! 「うらっ」ガキン 「やっ」ズパン
ソーマ「……(速い)」タッ
ソーマ「(跳躍、反応、どちらも人のそれとはかけ離れている…)」
ソーマ「…(いくら神機使いでも、速すぎる)」
ソーマ「ん…(きたか)」
ソーマ「…はぁあっ…!」ィイイン
男「とうりゃ!」スパン
クアドリガ「ァァアアァァァア!!!」バンッ
ソーマ「(…怒った)」イイインッ!
男ソーマ「今だ!!
ズドン!!!!!!!!
パキンッ…バラバラ…
クアドリガ「オォォォォァァア!!……」ガクン
男「…! 崩れた!」
ソーマ「よし…一気に行くぞ!」
男「とーぜん!!」
ーーーーーー
ーーーーー
ーーー
男「ふぅー……はっと」バク
神機「」ガツガツ
ソーマ「…はぁ……うっ!…」ガクン
男「おーい、大丈夫かぁ?…顔色悪いけど…」シュン
ソーマ「…フン…もともとだ…」
ソーマ「それより、テメー…なんだその神機」
男「あぁ、これか?」
男「これは双kリンドウ「おーい! 戻ったぞー!」
男「………ん?」
カキピー食べるんで
見てくださっている方は少々おまちを
リンドウ「…おいおい、どうしたんだこりゃ…」
ソーマ「どうもこうも」
ソーマ「そこらへんふらついてたら、出てきたんだ」
リンドウ「ふらついてたらって……」
サクヤ「…ねぇ、そちらの青年は?」
ソーマ「あぁ…ちょっと危なくなったとこを…」
ソーマ「コイツに…その、助けてもらった」
男「…どーも」
リンドウ「助けてもらった人に『コイツ』呼ばわりはねぇだろ、」ハァ
サクヤ「相変わらずね」フフ
男「あのぉ、」
リンドウ「ん? なんだ?」
男「オレをそっちの拠点的なところに、連れてってくれません?」
リンドウ「あぁ、構わんが…おまいさん、自分のとこがあるんじゃないのか?」
男「それがーですね」
男「よくわかんないつぇぇアラガミに」
男「メッタメタにされちゃって…行くとこがないんすよ」
男「建ってから1ヶ月とか、そこらしか経ってなかったから」
男「あんまり知られてないところかと…」
サクヤ「…そう…」
リンドウ「んー、しかし聞いたことねぇなあ」
リンドウ「どっかが建った?、とか潰された?とかは」
ヒュンヒュンヒュンヒュン
リンドウ「おっ、ヘリがきたな」
リンドウ「まぁ、細かい話はヘリん中でしようや」
ソーマ「…賛成だ」
ソーマ「…またあんなのに出くわしたら…たまんねぇ」
リンドウ「ハッハッ、運がなかったな」ポンポン
ソーマ「…フン(運がなかったら、今頃どうなってたんだろうな…)」
ーーーーーー
ーーーーー
ーーーヘリーーー
パタパタパタパタパタ
リンドウ「そうだ、名前は何て言うんだ?」
男「オレは男って言います」
リンドウ「おう、男か…俺はリンドウ。雨宮リンドウだ…でこっちが」
ソーマ「……ソーマだ」
サクヤ「フルネームで言うものでしょう?」
ソーマ「…ソーマ・シックザールだ」ハァ
リンドウ「んでこっちが、」
サクヤ「橘サクヤよ。どっちで呼んでもいいわよ」
男「んじゃあ、サクヤさんで」
サクヤ「オーケー、よろしくね」
男「よろしくっス」
ソーマ「…お前の神機…」
男「んっ?」
ソーマ「なんなんだ、それは…見たことねぇが…」
男「あーぁ、さっき話そうとしたっけ」
リンドウ「…確かに、お前のその『二刀流』はお目にかかったことがない」
男「これは…」
男「この神機は、オレのいた支部で行われた…実験の結果なんです」
サクヤ「…実験?」
男「はい」
男「まず、神機とは関係なくなっちゃうんですけど…」
男「…オレは…産まれる前、胎児のときに『偏食因子』を埋め込まれたと、小さい頃に聞きました」
ソーマ「(!!)」
リンドウ「……」
男「親は両方とも死んじゃって、そのあとも」
男「十歳を越える頃にはもう、訓練の基本的な部分は終えてました」
男「ちなみに、オレも最初は普通のショートとバックラーを使ってました」
男「確か、ゴッドイーターとして7年経ったぐらいでした…」
男「ある、研究員みたいな人に誘われたんです」
男「ウチ《支部》にこないかって」
ーーーーーー
………………………
メンバー「おい、お前に客がきてんぞ」
男「………」スクッ
メンバー「……ふん……」
男「…失礼します(誰だ?、オレに用事なんて)」カチャ
研究員「おぉー!! 君が男君かね!?」
男「はぁ…」
研究員「まぁまぁ、座って座ってー、ほら」ポン
男「…失礼します」ポス
研究員「んー、君があのときの…いやぁしかし、こんなに…」ブツブツ、ジロジロ
男「あのー、用件の方は?」
研究員「おおぉ!! そうだったね、ゴメンゴメンッ」アセ
研究員「単刀直入にいうよ?」
ーーーーーー
………………………
男「その時オレは、あんま支部のメンバーと上手くいってなくて…」
男「『丁度いいや』って思って、移転を決めたんです」
男「んで、到着したんですけど…」
男「何かやたら小さくて、ショボいって言うか…」
男「で、中に入ったんです」
男「そしたら……」
ーーーーーー
………………………
男「…もしかして、オレ以外に人いないんですか?」テクテク
研究員「ハッハ、まっさかぁ!! いるよ?」テクテク
研究員「ほら、さっきから護衛してる黒服さん、ここの人だよ?」
男「えっ……」クルッ
黒服「………………」
黒女「………………」
男「…二人じゃなくて…ですか?」
研究員「アッハッ、そうだったね、君も入れなきゃね!」
男「……」チラ
黒女「………」
男「」
ミス
君も→私も
研究員「おっと、そうだ。君には今日中に済ませてほしいことがあるんだ」
研究員「後で、実験所の方まで来てくれたまえ」
研究員「場所はここの下の階だ、行けばわかるよ」
研究員「こちらの準備ができ次第に呼び出すからね」
男「…何を……するんですか?」
研究員「選ばれし《力》を持つ君に」
研究員「より強い《武器》を授けたいんだ…」
男「武器?ですか」
研究員「………実験所に行ってのお楽しみ…」ニヤァ
研究員「じゃあ、ちょっと待っててね!」バタン
男「……」
男「(なんだ…武器って………それに《力》って)」
男「オレの…産まれのこと…知ってる?」
黒女「……ねぇ」
男「どぅわ!!?」
黒服「…………?」
・・・・・・・
男「だ、誰だ!お前! さっきッから、」
黒女「…の…」ボソ
男「えっ……何?」
黒女「…やっぱ何でも…ない」
男「……あ、あっそ」
・・・・・・・
黒服「………」
ブッ、ピーーー
「男君、準備はととのったよ」
「あとちょっとした説明があるから、早くおいでー」
ピーーー、ブッ
男「…行くかな」
ーーーーーー
………………………
サクヤ「…で、その時付けられたのがその『双剣』ってわけね」
男「まぁ、そんなとこです」
男「ところがその神機の取り付けが、痛いのなんのって」
男「言うなれば、ウロボヴォロスにずっと踏まれてるみたいな感じッス」
ソーマ「(痛いな)」
リンドウ「うわっ、それは痛いわ」ブル
サクヤ「…想像したくないわね…」
男「とりあえずは終わったんですけど、」
男「なんと言うか、失神する手前くらいで」
男「暫くボーッとして、寝ちゃいました」
男「そっから5日間くらいずーっと意識なかったみたいで、」
男「起きてから支部内見学したら、知らない顔がチラホラ見えました」
ソーマリンドウ「(腹…減っただろうな)」
サクヤ「……」
男「でも…顔と名前、全員一致させることは出来なかったんです」
リンドウ「だよなー、新人の顔なんか2週間はかかるもん、オレ」
男「違うんです」
リンドウ「んっ?」
男「その前に、襲われたんです」
男「奴らに……」
ーーーーーー
………………………
??1「グオォオォォォォ!!!」 ゴウッ
メンバー1「やだ、死にたくない死にたくな」ボウッ
メンバー2、4、6「うぁあああぁあ!!」ダダッ
??2「…ウグァ…ゴァァアア!!」ズドンッッ
研究員「なっ、ぐふっ」
ドチャ…
メンバー5「みんなっ、し、支部長が!!」
メンバー3「そんなっ……!!」
メンバー4「あぁぁぁあぁ、い、嫌だ! 俺はこんなとこいたくない!!」ダダッ
メンバー4「あ…」
メンバー4「……あ、あは、あはははハハハフハ、ヒッヒッ!」
??1「…オゴ……ウガォア……イヴァ」
メンバー4「アッハッ、ハハハ!………えっ?」
メンバー4「お前、お前!なんでおま」
ズシャッ!!!グチャッ
??1「アガ…オォォォォァァア!!」
??1「ウオオォォァアァァア!!!」ゴウッゴウッ
ーーーーーー
………………………
男「錯乱して、走り出すやつとか」
男「仲間の死体見て、その場で気絶するやつ」
男「とにかく惨劇でした」
ーーーーーー
………………………
男「っはぁはぁ、はぁ、くそ!!」ガシン
男「何だよ!! 何なんだよあれは!!?」
黒女「…こっち」グイ
男「うわぁ! な、なんだ黒女かよ!?」
男「なにしてんだよ!オレは逃げ出すんだよぉ!! こんなところ!!」
黒女「あなたは…死んではいけない…」
男「はぁあ!? てめぇもおかしくなっかたんか!!?はなっせよオラぁ!!」グイー
黒女「ちょっと苦しいと思う…けど…我慢して、」
男「は? なにいって……!!」ドクンッ
男「えっ、ウグ!」ドクン
黒女「大丈夫」
男「なっ!…なにヲ…」ドクン
黒女「貴方を死なせはしない…」
男「うっ、あっ、ガッ!」ドクンドクンドクン
黒女「忘れないで…」
黒女「私はいつまでも、そばにいる」
黒女「…だって、私は……」
男「…うぁ…」ドックンッッ!!
男「ウオオォォァアァァアぁぁあぁァァア!!!??!!!!」メキメキッ ミシッ!
今日はここまで
支援くださった方ありがとう!
結構先は長いと思う…
では今日のぶんを
ーーーーーー
………………………
リンドウソーマサクヤ「……」
男「そっから先は…覚えてないです」
男「気がついたら、『ヤツラ』は二体とも目の前に死んでました」
サクヤ「……その女の子は?」
男「さぁ…あの娘がなんだったのかは、わかりません」
男「でも多分……嫌、絶対かな…」
男「あのあとあそこに居たなら、間違いなく死んでますね」
男「そんとき…よくわかんないけど、ソイツらを喰いました」
男「そっから…どれくらいかは覚えて無いけど、ずーっと一人でした」
リンドウ「…で、人探してほっつき歩いてたところ、ソーマと会ったと、」
ソーマ「………」
男「そんな感じですね」
男「それにしたって、さっきのあのソーマの死にそうな顔」クス
男「オレ、もう無理なのかなーとかと思いましたよ」
ソーマ「…………………」
サクヤ「ウフフッ」
リンドウ「なんだぁ? そういえば、お前やたらとソーマに対して…その…フレンドリーだな」
男「あれ? そうですか?」チラ
ソーマ「………フン」スッ
男「いやぁ、なんと言うか…」
ーー昔の自分と、重なるんだよなぁーー
男「…やっぱ何でも…」
サクヤ「なぁに?」クスクス
リンドウ「言ってやれよ、ホラ、ソーマが気になって仕方ねぇって」
ソーマ「なっ!…別にオレは!」
リンドウ「ハッハッ…まぁこう見えてもソーマも根は優しいやつなんだ、」
リンドウ「仲良くしてやってくれ」
ソーマ「テメェ……//」ガタッ
…オオット………ハッハッハッハ…
ーーーーーー
ーーーアナグラ上空ーーー
リンドウ「おっ、着いたか?」
男「結構大きい……ですね」
リンドウ「そうか? アナグラん中は割と狭いぞ?」
男「アナグラ?……そう言う名前なんですか?」
ソーマ「…そうだ」
男「へぇー…アナグラ…」
サクヤ「…それにここは、アラガミ激戦区なの。だから結構しっかりしてるのかも知れないわね」
男「…激戦区……」
リンドウ「そうだ、アナグラに着いたらオレに付いてきてくれ」
リンドウ「上の方に色々いわにゃならんからな」
男「…了解でーす」
ーーーーーー
ーーーーー
ーーヘリ到着地点ーー
ヒュンヒュン……ヒュン…
リンドウ「よっと」スタ
兵1、2〈敬礼〉バッ
兵1「お疲れ様です」
リンドウ「おー、ご苦労さんご苦労さん」
サクヤ「ご苦労さまっ」
兵2「そちらの方は…?」
男「どっこらしょいっ」スタ
リンドウ「あー、迷子みたいだったら、拾ってきた」
兵2「……?」
男「どーもー、迷子でーす」
兵2「ど、どーも(神機使いの方かな?)」ペコッ
ソーマ「…先に、戻ってるぞ…」スタスタ
リンドウ「おう、ゆっくり休め」
リンドウ「男ぉー、いくぞ」
男「はーいはい」タッタッ
ーーアナグラーー
リンドウ「ただいまー、ちょっとヒバリちゃん」
ヒバリ「お帰りなさい、リンドウさん」
ヒバリ「何か、御用ですか?」
リンドウ「今、支部長に会える?」
ヒバリ「支部長でしたら確か…たった今、ロシアの方から連絡を受けてお忙しい所と思われますが…」
リンドウ「うーん、そっか……」
ヒバリ「あの…そちらの方は…」
リンドウ「あぁ、男って言うんだけど…事情はまとめた話したい」
男「ども」ペコッ
ヒバリ「わかりました…」
リンドウ「支部長がダメとなると……そうだな、姉貴はいるかな?」
ヒバリ「ツバキさんですね…大丈夫みたいです」
ヒバリ「あちらの方でお待ちください」
リンドウ「あぁ、頼むわ」
男「…(ツバキ?)」
ーーー休憩場所(?)ーーー
男「…ツバキさんってどんな人何です?」
リンドウ「ウチ《第一部隊》を指揮監督している、女の教官だ」
リンドウ「昔は、ゴッドイーターだったんだ」
男「……だった?」
リンドウ「あぁ…引退したんだ」
男「なぜです?(…引退…んなもんあんのか)」
リンドウ「うーん……ありゃ、歳だな」ハハ
プシュー………ツカツカツカ…
男「(んっ?…あれか? なんかボード持ってるけど)」チラ
リンドウ「何せもうあと少しで三十路いきだかんなぁー」
リンドウ「おまけに最近、太りぎ」ブンッ
ボグン!!
男「」
リンドウ「」…ガクン
ツバキ「…やぁ、君が男か」
男「はいっ、そうであります!」ビク
今日はここで終了
1日10から15くらい落としていく予定
では
縺?″繧?☆
ツバキ「フフッ……そんなに固くならんでいい」
ツバキ「私は雨宮ツバキだ。ここ、アナグラの指揮を担当している者だ」
男「はいっ……えっ、雨宮…?」
ツバキ「あぁ、そうだ」グイン
リンドウ「」ブラン
ツバキ「正真正銘、こいつの姉だ」
男「そ、そうなんですか…(姉貴って…ホントにそうだったのか…)」
ツバキ「…何を怯えている」フッ
ツバキ「ゴッドイーターなら…もっと堂々としておけ」
男「…………そうします」
男「(歳とか容姿に触れなければ、問題なさそうだ…)」
ツバキ「よし」
ツバキ「さて……事情を話してもらいたい」
ツバキ「そのお前の『神機』も含めて、頼む」
男「分かりました」
男「まず、オレは2回拠点を移動したんですけど…一番最初のーーーーーーー」
ーーーーーーー
ーーーーーーー
ーーーーーーー
男「…ってところで、リンドウさんが来て」
男「とりあえず、ヘリに乗れって言われて」
男「今に至るって感じです」
ツバキ「…なるほど、だいたいは分かった」
ツバキ「だが、お前のその神機は……」
ツバキ「今の技術では…到底あり得ないものなんだ」
男「……」
ツバキ「…悪いが、少し色々調べさせてもらいたい」
男「はい…」
男「(やっぱりオレ…『普通』の人間じゃねぇのかな…)」
男「(…ダメだ、もうこの癖は止めようって決めたんだ)」
ツバキ「…おいリンドウ、いつまで気絶のふりをしている?」
リンドウ「」ピク
リンドウ「…アイテテテ」ムク
リンドウ「あれっ? い、いつの間に来たんだー、姉貴ぃ?」
ツバキ「まったく貴様は…」
リンドウ「あっ、そ、そうだ。オレこのあと用事があったなぁ」ハハ
リンドウ「それじゃ、この辺で」ダッ
ツバキ「おいっ!……逃げ足は相変わらずだな…」ハァ
ツバキ「…そうだな…よし、おいコウタ」
コウタ「はーい!、何ですかツバキさん」
男「(若いな…オレのいっこ下ぐらいか?)」
ツバキ「この男の案内を頼む」
コウタ「りょーかいです!」ビシッ
コウタ「で、どんな感じにやればいいんです?」
ツバキ「まずは、ここの施設の大まかな構造を教えてやってくれ」
ツバキ「最後にラボラトリまで案内してやれ」
コウタ「ラジャー!」
男「よろしく頼むわ」
コウタ「オッケー」
ツバキ「私から、お前のことをラボの方に頼んでおく」
男「どうもです」
ツバキ「終わって時間があったら、皆に挨拶でもしておけ」
男「ラジャー」
ーーーーーー
コウタ「あんた、名前なんてーの?」
男「男って名前だ。歳は18だ」
コウタ「あら、んじゃあ先輩かぁ…何年くらいゴッドイーターやってるの?」
男「今年で…7、8年とか、そんくらいだ」
コウタ「げっ、マジかよ………あっと、」
コウタ「ここがアナグラ内を移動するのに使う『区画移動用エレベーター』だよ」
コウタ「こっからあちこちに行けるから、移動するとしたらここからってことで……乗ろう!」カチ
プシュー……
男「うおぉっ、なんだ(ボタンがいっぱい…なんか光ってるぞ)」
コウタ「うーん、まずは………住居区からかな」ポチ
男「(どういう作りなんだ、こりゃあ…)」キョロキョロ
コウタ「…エレベーターがそんなに珍しいか?」
男「あぁ、乗ったことがないな」
コウタ「へぇー珍しいな、神機使いにしては…」
男「そうか?」
コウタ「拠点はみんなしっかりしてるもんじゃない?」
男「…確かに(オレんとこがオンボロだったのか…)」
ウイイィ……プシュー…
男「…ここは?」
コウタ「ここは、まだ成り立てのゴッドイーター達の居住区」
コウタ「『新人区画』だ」
カノン「…ふーっ…ズズ…」ホッ
カノン「…?」チラ
コウタ「ちなみになんだけど、オレの居住区はここなんだ」
コウタ「まだまだヒヨッコだからね」テヘヘ
男「なるほどな」
コウタ「なっ、なに納得してんだよー」
コウタ「ってか、よく考えたらあんた…10歳からもうゴッドイーターなの!?」
男「まだ、その頃は訓練兵だけどな」
コウタ「へぇー、スッゲェな」
男「なぁ、そろそろ次に行かねぇか?」
コウタ「おう。オッケー任しといて」
プシュー…ガシャン…
カノン「………」
カノン「(見たことない人だったな…)」
カノン「誰だろ……」ズズ
ーーーーーー
男「さっきが『新人』ってことは…次は……なんだわからん」
コウタ「へっへー」ニヤ
コウタ「まぁ、考え方はそんな感じかなー?」
男「……『激強区画』とか?」
コウタ「なんだよそれ…」
コウタ「ここは、『ベテラン区画』」
コウタ「リンドウさんとか、サクヤさん」
コウタ「あと、ソーマもここの区画にいるんだ」
男「へぇー、(ソーマもか…あの時は腹でも痛めてたのかな?)」
コウタ「ここで居住区は終わり、」
コウタ「一番上に『役員区画』ってとこがあるんだけど…」
コウタ「とりあえず今は、あるって事だけ知っといてよ」
男「ふーん、わかった」
コウタ「じゃ、次は目的地『ラボラトリ』へ向かいまぁす」カチ
プシュー……ガシャン…
リンドウ「逃げといて正解だ…(悪ぃな、コウタ)」コソ
リンドウ「でも、なんだかんだ楽しそうだし、いいよな?」
ーーエレベーター内ーー
男「そうだ、名前聞いてなかったな」
コウタ「えっ、誰の?」
男「コウタの」
コウタ「え?、あぁなんだ、オレからって事ね」
コウタ「オレは藤木コウタっていうんだ」
コウタ「ちなみに神機は、遠距離専門の後方支援型だ」
男「へぇー、(オレとは真逆だな)」
コウタ「男はどうなのさ?」
コウタ「神機からして近接だろう…とは思う、けど …」
コウタ「それとも…もしかして最近噂されてる『新型』とか言うやつ!?」
男「ん?…その『新型』? っての知らねぇけど…多分近接だろうな」
コウタ「…多分?」
男「あぁ、それよりその『新型』ってなんだ?」
コウタ「なんだしらねぇの? 、新型っていうのは…」
コウタ「例えば、ソイツが遠距離の武器を、アサルトを使いたいとするじゃん?…」
男「ふんふん」
コウタ「そしたらソイツは、その一方で」
コウタ「近接形態の『三態』のうちのどれかを、選んで」
コウタ「そのどちらの能力も、同時に持っていられるんだ」
男「なるほどなるほど、」
コウタ「うん。で、その逆も一緒」
コウタ「しかもそれを、戦闘中に切り替えられちゃうってんだから、ビックリだよ」
ウイイィン……プシュー…
コウタ「おっと、着いたね」
コウタ「ここが『ラボラトリ』だよ、ここに用事ってことは…検査でも受けるの?」
男「まぁ、そんなとこかな」
コウタ「そっか、それなら…」
コウタ「たぶん、研究室の方に向かえばいいと思うよ」
男「…って、言うと?」
コウタ「ここの廊下の一番奥の部屋だよ」
男「おお、分かった。サンキュー!」
コウタ「おー、じゃーなー! 」
プシュー…ガシャン……
男「(藤木コウタ…か)」
男「(何となく…気は、合いそうだな)」テクテク
男「それにしたって…研究室って……」
男「(あんまりいい思いで、無いんだよなぁ…)」ハァ
男「一番奥、この部屋かな」
コンコン
男「失礼しまーす」
ーーーーーー
ーーーーー
ーーーー
榊「やぁー、予定よりも1002秒も速いよ!」カタカタ
榊「初めまして、男くん。ようこそ、研究室へ。」カタカタン
榊「私はペイラー・榊だ。一応博士という名目を担当している」
榊「宜しくね」カタカタ
男「どうも…(変わってんなぁ…研究家はみんなこんななのか?)」
榊「話はツバキさんから聞いてるよ」カタカタカタカタ
榊「色々大変だったんだって?」タッタカタカタ
男「まぁ、結構大変でしたね…(喋りながらで、よくあんな機械いじれるな)」
榊「よし、と」カタン、タン
榊「じゃあ早速始めたいけど、説明があったほうが…やっぱり良いよね?」
男「是非是非お願いします」
榊「よし。じゃあ簡単に説明しようかな」
榊「まぁ、別に君にあれこれ細工をしようとか、改造するとかそんなことはしない」
榊「話に聞いた『偏食因子』を調べるのと」
榊「君の神機、及び君『自身』の能力のデータを取らせてもらいたい」
榊「君に関しては少々謎が多いのでね」
榊「分かるかな…?」
男「まぁ、はい」
榊「うん、で君がすることはと言うと………」
男「……」ゴクリ
榊「そこのベッドに横になってもらう。これだけ」
男「…へ、」
榊「…ちょっと期待と違ったかな?」
男「いやいや! それがいいです、是非それで」
榊「ハッハ、やはり君は『これ』にトラウマがあるようだね」
榊「なに、心配することはない」
榊「しばらく眠ってくれれば良いだけだ」
男「…はい(それもなんか怖えぇよ…)」
榊「よし、じゃあ早速…」
コンコン
榊「……んー?…誰だぁ?」
?「私だ。忙しいところすまない、入るぞ」
ほいじゃ、投下
ーーーーーー
榊「おや…予想外の登場だよ、ヨハン」
ヨハン「フッ、君にしては珍しいな」
ヨハン「初めまして男君、私はここフェンリル極東支部、通称『アナグラ』の支部長をやっている」
ヨハン「ヨハネス・フォン・シックザールだ。宜しく頼む」
男「あ、どもっす」ペコ
ヨハン「ペイラー、すまないが先にこちらの用事を済まさせてもらいたい」
榊「構わないけど、何の用事だい?」
ヨハン「……男くん、君はここ以外に行く宛は無いのだろう?」
男「そうですね…多分、ここに住まわせてもらう形になると思いますけど…」
ヨハン「うむ……やはりそうか」
ヨハン「では、ここアナグラでの目的や計画、基本的な流れを、先に知っておいた方がいいだろう」
男「はぁ…」
榊「手短に、お願いするよ?」
ヨハン「ああ」
榊「じゃあ、私はその間に新型のデータでも……」カタカタカタ
ヨハン「…よし、では話そう」
男「お願いします」
男「(でも、なんで今なんだ? 明日でもいいだろうに……)」
ヨハン「まず、基本的なことは」
ヨハン「ここ極東地域一帯のアラガミの撃退と素材の回収。及び、前戦基地の維持だ」
ヨハン「…そして、来るべき『エイジス計画』を成就するための資源をあt 榊「この数値は…!!」カタカタカタカタ
ヨハン「………コホン」ジロリ
男「…エイジス計画?」
ヨハン「あぁ、そうだ」
ヨハン「エイジス計画とは、ここの極東支部の沖合、旧日本海溝付近に」
ヨハン「アラガミの驚異から完全に守られた『楽園』を作る、というものなのだが」
榊「おっほぉー!! なんと…!」 カタカタ
男「(楽園……)」
ヨハン「この計画が完成されれば、少なくとも人類は」
ヨハン「当面の間、絶滅の危機を回避することができる」
ペイラー「すごいっ!! なんということだ…!」カタカタカタ
男「……(騒がしいな、この人は)」
ヨハン「ペイラー、説明の邪魔だ。それに手短にと言ったのは…」
榊「いゃー、ゴメンゴメン」カタカタ
榊「新型のデータの数値が、予想以上過ぎて」カタカタカタ
ヨハン「…ともあれ」
ヨハン「君はかなりの年数、ゴッドイーターであると聞いているが…」
男「まぁ…そこそこのアラガミだったら、一人でも行けるかなぁ、ってとこです」
ヨハン「ふむ、充分だ」
ヨハン「では、明日からでもミッションをこなしてもらいたい」
男「…分かりました」
ヨハン「うむ。人類の未来の為だ、尽力してくれ」
ヨハン「ペイラー、終わったらデータの方を送っておいてくれ」
ヨハン「それじゃ、失礼するよ」
ーーーーーー
…プシュー………
男「(ヨハネス・フォン・シックザールか…なんかカッケーな)」
男「(ん?…シックザール…)」
榊「よし、じゃあ始めようか」
榊「そこのベッドに横になって…」
男「あ、はい」ポス
榊「少しの間眠くなると思うけど、心配はいらない…って、さっき説明したよね、」カタカタカタカタ
榊「次に目が覚めるのは、『病室』って所だ」カタカタ
男「……(誰かに運ばれるのか? オレ…)」
榊「まぁ、戦士のつかの間の休息、とか言うやつだね…予定では……11320秒だ」カタン
榊「ゆっくり、おやすみ」
ーーベッドの上ーー
男「(明日から、かぁ)」
男「(単独任務かな?…それともあえての四人とか…)」
男「ん………」
男「(……なんか…意識が…遠のいてきた)」ウトウト
男「(こんな安眠するの……久し…ぶり……)」スゥー…
・・・・・・・・・
ー・・・・・・・・ー
男「ん、あれ…ここは?」
男「(なんだここ…真っ暗と言うか、真っ白と言うか……)」
??「…………」
男「…人?」
男「誰だろ……」テクテク
??「……やっと」
??「……やっと…会えた…」
ほいじゃいくぞよ
男「……!!?」
男「お前は……」
黒女「久しぶり……元気そうで…なにより」
男「……生きてたのか? あの中で?」
黒女「………そうね」
黒女「『生きている』って言う表現が…そもそも………」
男「なぁ、それよりここ、どこかわかるか?」
黒女「……」
黒女「……ここは、貴方の『意識』の中、」
男「…へ?」
黒女「貴方……最近『夢』を、見ていなかったでしょう?」
男「確かに……ってことは、ここは夢の中?」
男「…いやいや、夢だったらこんなに意識はっきりしてないし…」
男「そもそも、『意識』だとしたら、なんでオレの中にお前がいるんだ?」
黒女「…夢では……ない、けど」
黒女「それにとても近い……場所」
男「…よくわかんねぇけど、とりあえず現実では無いんだな?」
黒女「………」コク
男「ふぅ、ならよかった…」
黒女「…の…え」ボソッ
男「ん?」
黒女「私の…名前」
アロネ「『アロネ』って……言うの」
男「お、おぉ、そうか」
男「オレは男だ」
アロネ「…知ってる」
男「あ、そうなの」
男「(変なやつだなぁ…でも…何だろう、なんか親しみのある…)」
アロネ「……あの時は、ごめんなさい」
男「んぁ?……あぁ!! そうだ、あの時オレになにしたんだよ!」
男「めっちゃくっちゃ苦しかったんだぞ!?」
アロネ「…ごめんなさい」
男「…別に今は、気にしてないけど」
男「『アレ』やんなかったら、死んでたんでしょ? オレ」
アロネ「……………」
アロネ「…ええ、でも……それで今は、貴方と…ここでしか会えない」
男「………(何だろう)」
男「(なんか…悲しいや)」
グニャァ……
男「な、なんだ!? 景色が…!」
アロネ「……もう時間ね」
アロネ「忘れないでね…」
アロネ「私は……いつでも『ここ』にいるから」
男「ア……ロ………ネ…?」
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・
男「んぁ………?」パチ
男「ゆ……め…?」
男「(いや…まて)」
男「(今、思い返してみて、おかしすぎる)」
男「(何でオレ、あんな冷静に話してたんだ?…それに意識の世界とか……)」モソモソ
男「ありえん……疲れてんのかな…?」
カノン「あの…目、覚めました?」
男「うぉっと」ガバッ
カノン「おはようございますっ!」ニコ
男「あの……誰…かな? (ちょっと…カワイイな)」
カノン「あっ、そうですねすいません」
カノン「私は、台場カノンと言います」
カノン「榊さんに、男さんって人が病室で寝てると思うから」
カノン「時間まで起きてなかったら、起こしといてと言われたので…」
カノン「…でも、なんで私なんですかね?」
カノン「知り合いの方は、他にもいらっしゃるでしょうし…」ウーン
男「…さぁ… (あの変人、中々粋な計らいをしてくれるじゃないか)」
カノン「あっ、そうそう」
カノン「その、着替えとか、その他の準備とか終わったら、」
カノン「『エントランス』まで、来てくださいね」
男「なんか、あるのか?」
カノン「ふふっ、男さんの『自己紹介』をしてもらうんですよ♪」
男「マジかよ………」
カノン「マジです」
カノン「では、皆さん待ってるので、早めにお願いしますよ?」
カチャ…パタン
ーーーーーー
カノン「(最初見たとき、ちょっと怖そうだったけど……)」テクテク
カノン「(…お布団の中で、モソモソしてた…//)」クス
カノン「ウフフッ」スキップスキップ
ーーーーーー
ーーーーーー
ーーーーーー
ーーー病室ーーー
男「何やら、目覚めは良かったんだが…」ヌギヌギ
男「(自己紹介かぁ…)」バサッ
男「ってか、アレ?…着替えってことは……」
男「……………………」
男「うん、なかったことにしよう」
カチャ…パタン…
ーーエレベーター内ーー
男「(さて…どう行くか)」
男「………」
男「……俺は男。特に言うことはねぇ」ギラン
男「(………キモいな)」
男「……」
男「……男と申します。これからたくさんの迷惑、ご面倒をお掛けしますゆえ、何卒、宜しくお願い致します」ヘコヘコ
男「……(キモいな)」
男「………」チラッ ー新人区画ー
男「(だぁぁあぁぁー!!もうついちまうよぉ!!)」ガリガリ
ーーーーーー
ーーーーー
ガヤガヤ……ザワザワ…
プシュー……ガシャン
ツバキ「おお、やっと来たか」
ツバキ「台場の方から聞いているだろう、簡単に頼む」
男「はい…………」
コウタ「(おおっ?)」
ソーマ「………」
男「あぁっと、男です…どうぞ宜しく」ペコ
男「何人かは知ってるとおもいます」
男「一応実戦経験は、結構あるんで、」
男「良かったら、仲良くしてください」アハハ
男「(…こんなもんかな?)」
掃除のおばちゃん「宜しくねー、頑張んなよー!」
百ゲン「おう、頑張れよ」
シュン「……なぁお前、今までに何匹殺ったんだ?」
男「さぁ…一万?二万? くらいはいってると思うけど…(急だな…)」
シュン「ふ、ふーん。やるじゃん」
ジーナ「ふふ、珍しく押されてるじゃない?」
シュン「うるせぇなぁ」
ジーナ「私はジーナ・ディキンソン。スナイパーよ」
シュン「俺は小川シュンだ」
ジーナ「で、こっちがカレル・シュダイナー」
カレル「…フン、討伐数が実力じゃない。足を引っ張らないでくれよ?」
ジーナ「私たちは第三部隊の所属なの、なんかあんまりみんな、覚えてくれないのよねぇ…」
男「…大変そうですね (……メンツが)」
ジーナ「ま、よろしくね。坊や」フフ
男「あーい」
タツミ「よーし、じゃあ次は第二部隊がいくかな…」
タツミ「オレは大森タツミ、防衛班の班長でもある。」
ブレンダン「ブレンダン・バーデルだ、君は戦術に自信はあるか?」
男「んー…禁種アラガミ以外ならあるかなー、ってぐらいは」
ブレンダン「素晴らしい、是非今度練りあおうじゃないか!」
男「お、おぉ (真面目か、)」
カノン「男さん、どうもです」ペコ
男「…あ、」
カノン「私も第二部隊なんです、紹介はいいですよね?」
男「ああ、問題ないよ」
タツミ「あ! そうだ、言っとくけどヒバリちゃんには手を出すなよ! もう既にオレが居るんだからな!」
プッ…クスクス…………
タツミ「なぁーヒバリちゃん?」
ヒバリ「」
リッカ「タツミ、あんた少し黙ってな」
タツミ「お、おぅ……(どうしたってんだ、ヒバリちゃん…)」
リッカ「私は、橘リッカって言うんだ」
リッカ「主に神機のメンテをやってるよ」
リッカ「君の『双剣』も、私が預かってるからね?」
……ソウケン…ザワザワ…
男「どーも (みんな興味津々だな…)」
リッカ「(ヒバリッ……あとあんただけよっ)」ツンツン
ヒバリ「…!」ハッ
ヒバリ「一度、お会いしてますよね? 」
ヒバリ「竹田ヒバリと申します。私はここでミッションの発注管理、報酬の処理などを行っています」
ヒバリ「それ以外では、恐らくオペレーターとして、男さんに指示を出すこともあるかと思います」
ヒバリ「宜しくお願い致します」ペコ
男「こちらこそよろしくっス (さっきのは忘れた方がいいのかな…?)」ペコ
タツミ「(よかった、いつものヒバリちゃんだ)」
ツバキ「…他にはもういないな」
ツバキ「よし、男、ありがとう。では全員持ち場に戻れ」
…ナンダソウケンッテ……ヒバリチャーン!……
男「……ふぅ」
リンドウ「よーう、お疲れさん」
サクヤ「中々いい感じだったわよ?」
男「いやー、ども」
ソーマ「…………」
ツバキ「ほら、お前たちも早く今日の仕事に就け」
サクヤ「はーい」テクテク
リンドウ「男、今日は俺とミッションだぞ」
男「おすっ!」
リンドウ「その前に…ちょっくらションベン…」
男「オ、オス」
ソーマ「………」
男「…ソーマからは…なんもないのか?」
ソーマ「フン………」
ソーマ「…クソッタレな、職場へようこそ」
変えてしまえ!
専用ブラウザ導入してみたらいかがでしょうか
名前を記録してくれるから一々名前入れる手間もないし結構便利だと思います
何度も何度も申し訳ない
>>157の通り
これにします(土下座)
>>158
情弱なもんで……専ブラわからんちん
でも頑張ってやってみる
駄レスすまん
スレチなのは分かってるけど
iPhoneならアプリからのが何かと便利だと思うし
bb2c
https://itunes.apple.com/jp/app/bb2c/id298820042?mt=8
これダウンロードして
http://hsrviphone.blog137.fc2.com/blog-entry-140.html
このページに従ってSS速報を追加して
SS速報開いて
右上の検索アイコンからスレを探したらいいよ
やっぱりメイトかな?
ーー嘆きの平原ーー
リンドウ「よーし、着いたか」
男「……(なんだ、あのでっかい竜巻は……)」
リンドウ「どうした? なんか気になることでもあるのか?」
男「い、いや、特に何も… (極東支部《ここ》からしたら、当たり前の事なのか? これは…)」
リンドウ「よし、じゃあ今日のミッションについて説明する」
男「はいッス」
リンドウ「さて…今日何でオレがついてるかと言うとだ」
リンドウ「…いくら実戦経験があるからとはいえ、まだこちら側は、お前を信用しきってはいない」
男「………」
リンドウ「いきなり高難易度に挑ませて、死んじまったなんて…シャレにならねぇからな」
男「わかってます」
リンドウ「…まぁ、お前なら割りと大丈夫そうだが」
リンドウ「では、今日の討伐対象についての基本的な情報、および戦略を簡単に説明してくれ」
男「はい、えーと (さっきヒバリさんから言われたことか)」
男「対象は一体、『コンゴウ』の堕天種」
男「相手の属性は氷、弱点は炎属性。基本的に相手は破壊攻撃を行います…」
男「えー、結合崩壊可能部位は」
男「『顔』、『パイプ』、『尻尾』です」
リンドウ「よし、上出来だ………所で、こいつと戦ったことはあるのか?」
男「まあまあ有りますね、前の支部の時もありますし」
男「さまよっている間にも、何度か」
リンドウ「ハッハ、そうか………」
リンドウ「じゃあ、とりあえずお前一人でやらすぞ?」
男「問題ないッス」
リンドウ「よし…俺からの命令は3つだ」
リンドウ「死ぬな」
リンドウ「死にそうになったら、逃げろ」
リンドウ「そんで隠れろ」
リンドウ「運が良ければ不意をついてぶっ殺せ」
リンドウ「わかったか?」
男「…………」
リンドウ「なんだ、不満でもあるのか?」
リンドウ「これが守れないなら、今すぐミッションを終わるぞ?」
男「いやいやっ、とんでもない! 了解です!」
男「では、行ってきます」タッ
リンドウ「危なくなったら狼煙《それ》で呼べよー?」
男「はーい (あれー……4つあったような…)」ザッ
リンドウ「ん…? (…4つあったか?…)」
ーーーーーー
男「うーん、地形を見た限り行き止まりはなかったけど……」テクテク
男「(見つけやすいが…逃げられない……か)」キョロキョロ
男「…裏の方に居るのか…」
リンドウ「…どーれ、そろそろ俺も…よっと、」スタッ
リンドウ「(あいつ自身も気になるが…あの『双剣』も……)」
リンドウ「(いや、むしろそっちの方が……)」
リンドウ「…どーれ、お手並み拝見と行きますか」
ーー崖の近くーー
コンゴウ墮「…」ムシャムシャ
男「(……いた)」ソロリ ソロリ
男「(…ちゃっちゃと片付けるか……!)」
神機「」グワァ…
ガブッッッ!!!
コンゴウ堕「……」ムクッ
コンゴウ墮「…ゥウォオオオアアァアア!!!!」
リンドウ「(始まったか…)」サッ
コンゴウ墮「ゴァアア!!」 ブウンッ!
男「うおっと、」サッ
男「(ふん…個体値的には普通か……)」 ダッ!
男「おらァアア!!」 ザクッザクッ!
男「(気を付けるべきは、さっきのパンチと)」
コンゴウ墮「ウオォオオオッ!!」 シュウー……
ブワァァアッッ!!!!
男「(この、こいつ自体から発生する『アイスウェーブ』だけ…)」スタッ…
コンゴウ墮「……ウゴァ?…オォァァア?」キョロキョロ
男「(近接の切断武器にとっては、あまりいい相手ではないが……)」
男「……楽勝…だな…!」ダッ!!
男「うらァァアあ!」 ビュンビュンビュンッ!
ズバズバ、ズズバズバ、ズバ!!!
リンドウ「……!?」
リンドウ「(なんだ…!? 今のは……)」
リンドウ「こいつぁ……想定外、だな」
コンゴウ墮「ウゴガァ!?」クルッ
コンゴウ墮「ゴァアア!!!!」ドンドンッ!
男「…ちょっと怒った?」
コンゴウ墮「ウアガァァァア!!」 ボンッ!!
男「……」 ヒョイ
男「(ブロウ系なら、射たれてからでも…)」
男「…かわせるね…」
コンゴウ墮「ウオォオオオッ!! オァアア!!」
男「(切ってた感じでは、おそらく背中《パイプ》は、もう壊せる…!!)」ダッ!
男「はぁっ、」ザクン、スパン
男「ほいっと」 サッ
コンゴウ墮「ゴァアア!!!」グルン!!!
男「(あとはいつも通り、ヒット&アウェイで行くか)」タンッ!
男「おらっ、おらっ!」 スパン、ズバズバ
男「うら、食らえぇッ」
ズバズバ、スパンスパンスパン、ザクンザクッ!
男「よっ、」サッ
コンゴウ墮「ゴァアアァァア!」ブンブンッ!
コンゴウ墮「グオァアァア!!」 ボンッ! ボンッ!
リンドウ「…………」
リンドウ「(あれは……もうプロの領域だな)」
リンドウ「(…下手すりゃあ、ソーマより…)」
……オラッ……ウワット…グウオォァアア!!!…
リンドウ「…特に言うことは……ねぇな」
リンドウ「次のミッションあたりから、一通り全部隊回してみるように頼んどくかな……」
……ゴォァア……ドシーン…ウシ!…
男「ふんっ!!」 ズバズバンッ!
コンゴウ墮「グルォオ……」 ガクンッ
………ドシン…
男「しゅーりょーっと」
神機「」ガブッ…モゴモゴ
男「んぉ……」
男「(今のは…いい素材が入ったな)」フンフフン♪
男「…にしたってあんま美味しくねぇな、こいつ」
男「(味はわかんない…けど、美味しくない)」
リンドウ「おー、終わったかぁ」ザッサ
男「あれ、リンドウさん…もしかしてそこで見てました?」
リンドウ「んぉ? なんだ知ってたのか……」
男「いやあ、視界にちょっぴり写ったのが、それっぽくて」
リンドウ「ほー、随分と余裕だな……いつまで喰ってんだ?」
男「えっ?」
神機「」モゴモゴ
男「あぁ…いやその、く、癖でして…」 サッ
リンドウ「なんだそりゃ? (ん…なんか…)」
リンドウ「まぁいい、よし戻るぞ」
リンドウ「帰るまでが、ミッションだ」
男「…はーい」
男「(足りない……)」
…グウー……
リンドウ「ハッハッハ! 帰ったら一緒に飯でも食うか!」
男「そ、そっすね」
男「……(はぁー、喰いたりない)」トボトボ
今日はここまでフォイ
色々騒がせてすまんちゃ
明日はいつも通り(?)20時頃投下予定、
ではでは
乙。燃料切れが来ますな、これは
>>189
乙と支援さえあれば
それだけでいい…(カッコつけ)
いくよん
ーーアナグラーー
……プシュー…ガコン……
リンドウ「ふー、疲れた疲れた」
男「お疲れ様です…って、なんもしてないッスよ、リンドウさんは」
リンドウ「いやいやこう見えて色々たまってんのよ、割りと」
男「…リーダーなりの悩み、って訳ですか」
リンドウ「わかればよろしい」
リンドウ「よーし、飯だ飯」
リンドウ「お前の分の配給も届いてるはずだ」
男「おぉー、待ってました!」
ーーエントランスーー
男「(……で)」
トウモロコシ「」モッサリ
男「(なんぞや、このでっかいモロコシは)」
リンドウ「またこれかぁ……ま、食えるだけありがたいがな」
男「確かに、そうです……(けど…)」
リンドウ男「いただきます」
男「ん、あ、アガ…」カジカジ
男「(なんやこれもう…食べにくいねん…)」
リンドウ「んー、んまい」カジカジ
ーーーーーー
男「あぐぁ、ガッ」カジカジ
リンドウ「ふー、ごちそうさんと」パン
リンドウ「…なんだよ、まーだ半分しかいってねぇのか?」
男「あ、アゴが…疲れた……」モミモミ
リンドウ「ハッハッハ、おっと…俺はちょっと報告が色々あるんでな…先に抜けるぞ」
リンドウ「じゃあな、お疲れさん」ガタッ
男「お、おふはへはまへす」カジカジ
男「………」モグモグ
男「アグッ…… (実際のところ、普通の飯…要らないんだよなぁ…)」カジ
男「…… (でも、味がわかるって言うのは…なんか久々だな)」モグモグ
男「……ん、あれ」クルッ、クルッ
トウモロコシ「」
男「(もうないのか……)」
男「(…旨かったな……これ)」
男「ご馳走さまでした、」パン
男「さて……なにすりゃいいんだ?」
男「……………」
ーーーーーー
ーー役員区画ーー
ツバキ「で、どうだったのだ?」
リンドウ「…ソーマが言っていた以上に…すげぇぞ、ありゃあ」
リンドウ「いきなりの単独討伐だったのにもかかわらず…無傷でヘラヘラしながら出迎えてくれた」
リンドウ「しばらく一人で生きてきたってのも、あるかもしれないけど…」
ツバキ「………」
リンドウ「あの『コンゴウ』も決して弱くなかった」
リンドウ「…だがとにかく……」
リンドウ「速かった」
ツバキ「速い……?」
ツバキ「動作がか?……それとも剣の振りか?」
リンドウ「剣のほうは、まぁまぁだ…」
リンドウ「だが、動きが…しばしば見失うくらいだ」
リンドウ「…確か、『偏食因子』がどうたらうこたら言ってたな?」
ツバキ「…あぁ」
ツバキ「生前に埋め込まれたというやつか…」
ツバキ「やはり、それがあるのか?」
リンドウ「ソーマのことは、知ってるよな?」
ツバキ「勿論だ」
リンドウ「…アイツは」
リンドウ「身体能力、持久力、反射反応」
リンドウ「確かにどれも優れてはいるが…」
リンドウ「恐らく一番は、身体能力の中の『パワー』だと、俺は思ってる」
ツバキ「…ほう、なるほど。つまりアイツは…」
リンドウ「あぁ、そうだ」
リンドウ「男の場合、身体能力の『瞬発力』、並びに『反射』」
リンドウ「これが、他の神機使いとは比べ物にならないくらいに…高い」
リンドウ「さらにだ」
リンドウ「アイツは一撃の重さが足りないが…」
リンドウ「何より『手数』が多い」
ツバキ「……」
リンドウ「はっきり言わせてもらうと、」
リンドウ「アイツは…アナグラでNo.1のゴッドイーターだな」
ツバキ「…うむ。だが、やつは『装甲』はどうしているのだ?」
ツバキ「榊博士からも、詳しくは聞いていないんだ」
リンドウ「…確か、一回だけ使ってたな」
リンドウ「多分『右手』に、バックラーがついていた気がする」
ツバキ「多分?…一部始終見ていたのであろう?」
リンドウ「いやー、何せ速くてな」ハハハ
リンドウ「展開するのも、ほんの一瞬だったもんだからさ」
リンドウ「敵《コンゴウ墮》のバックステップから守るときに、」
リンドウ「シュッガシャガシャン!」バッ
リンドウ「みたいな」
ツバキ「…………」
リンドウ「…………」
ツバキ「…後で本人に確かめろ」
リンドウ「はい」
ツバキ「はぁ…所で、男の部屋については、説明や案内をしたか?」
リンドウ「あ」
ツバキ「………」
リンドウ「………………」
ツバキ「至急、男に説明しろ…今ごろ路頭に迷っているぞ」
リンドウ「…ちょっと一服したいなぁー、なんて」
ツバキ「今すぐだ」
リンドウ「はい」
ーーーエントランスーーー
リンドウ「(男…男……ん?)」チラ
カノン「アハハ、ですよねー」
カノン「この間も、あれ食べてたら…ヨダレが垂れちゃって…//」
カノン「あわてて、サッサッ! って拾って戻しちゃいました!」
男「うへぇ」
カノン「ちょっと! 何ですかその顔!!」
男「アハッハハッ!」
リンドウ「(お邪魔かな、こりゃ)」コソ
GE体験版以外やったことないな
このSSを期にやってみるかな
>>205
今すぐバーストを買って、11月14日までにクリアするんだ!
今日は20時で
いっきまーす
リンドウ「…お、おぉこんなとこにいたか、男」
男「あ、リンドウさん、ちょっと聞きたいことがあったんですよ」
カノン「あ、こ、こんにちは」ペコ
リンドウ「あぁ、部屋のことだろ?…悪ぃなさっきは説明忘れちまって」
リンドウ「それと、あとこっちにも聞きたいことがあるんだが…」
男「何です?」
リンドウ「……お前の『装甲』は、どうなってるんだ?」
男「あぁ、それですか」
男「右手に着けてます。種類はバックラーです」
リンドウ「おぉそうか、それだけ聞けりゃーいいや」
リンドウ「部屋は…新人区画の空き部屋になっているが」
リンドウ「場所は、分かるか?」
男「うーん、ちょいと微妙ですね…」
カノン「あ、そっそれでしたら、私が案内します!」
リンドウ「お、そりゃあ助かるな…」
リンドウ「じゃあ、任したぞ」スタスタ
男「…そいじゃ、頼んます」
カノン「了解です!」
プシュー……ガシャン…………
ーーーーーー
ーーーーー
リンドウ「……ん、ん……」カチッカチッ…ボッ
リンドウ「スゥー……ふぅー」モクモク
サクヤ「あ、いたいた。ねぇリンドウ、これからちょっと一杯やってかない?」クイッ
リンドウ「んー、悪ぃな」
リンドウ「このあとちょっと『デート』があるんでな」
サクヤ「んー?…またそれぇ?」
リンドウ「なぁに、ちょっといって帰ってくるだけだ」
リンドウ「終わってから、一杯やろうや」
サクヤ「(……誰とよ、デートなんて)」
リンドウ「…なっ?」
サクヤ「いいわ…でも速く帰ってこなかったら、全部飲んじゃうわよ?」
リンドウ「わかったわかった」フゥー
サクヤ「じゃあ、お先にね」スタスタ
リンドウ「おーぉ、……ふぁーあ……」モクモク
リンドウ「…そろそろ、行くかな」
ーーーベテラン区画ーーー
ソーマ「…リンドウはどうした?」
サクヤ「また『デート』だって、」テクテク
サクヤ「…まったく、誰とよ……っとに……」ブツブツ
ソーマ「……フン (デート《単独行動》…か…)」
ソーマ「…何を隠している?…リンドウ…」
ーーー新人区画ーーー
カノン「えーっと、あった、ここですね」
男「どーもどーも」
カノン「いえいえ…そうだ、ミッションの受け方分かります?」
男「あぁ、大丈夫、」
男「前いたとこと、そんなに変わんないみたいだから」
カノン「そうですか…なんかあったら聞いて下さいね?」
カノン「それじゃ!」タッ
男「はーい、ありがとー」
男「ふぃー (なんか今日、疲れたな…)」
男「ちょっと、寝ようかな……」
ーーーーーー
ーーーラボラトリーーー
ヨハン「………」フゥ
榊「…やはり気になるかい?」カタカタ
榊「彼《男》が…」カタカタ
ヨハン「…いいや、そんなことでは悩まない」
ヨハン「……今度こっちに来る、新型の神機使いのことでな」
榊「あぁ、彼女か」カタカタ
榊「別に、少し精神が不安定なだけだろう?」
ヨハン「なに…色々あってな」
ヨハン「…………」
ヨハン「(…アイーシャ……)」
ーーーーーー
ーーー贖罪の街ーーー
リンドウ「はぁ、はぁ…」
リンドウ「うらぁー!!!」 ザクン!
ヴァジュラ「ウオォ……」グラ
…ドッッシーン……
リンドウ「はぁ、ッハァ…ふぅーっっ」チラ
グボロ「」
コンゴウ「」
リンドウ「… (あとは、こいつだけかっ!)」
ガブッッッ!!
リンドウ「………ない…か」
リンドウ「……(ヨハネス・フォン・シックザール…いったい…)」
リンドウ「いったい…この計画は、一体なんなんだ…?」
今日は獅子舞
明日は23~0くらいに、ポツポツ降らす予定
では
乙ー。>>205どうせge2bとか出るから待ってみるのも手だよ。俺は2bが出るまで待つ
読み直していて気づいた
鳥ミスってた、すまん
>>219
B チャレンジも全部終わってるほうからしたら
とてもじゃないが待ちきれん(´Д`|||)
重大なミス発見
『橘』リッカ→『楠』リッカだった
大変申し訳ないm(__)m
金曜日客大杉わろえない
投下しまっせ
ー 男 ー 自室 ーー
男「……ん」パチ
男「…(こんな時間まで、寝ちゃったのか…」
男「……もう外も暗いだろうな」
男「飲みもんでも飲もうかな、よっと」
ーー 廊下 ーー
男「水どこにあんのかな…」テクテク
男「うぉ!? これ自販機ってやつだよな…? (聞いたことしかなかったが…)」
男「(他にもあるのか?)」
男「……ちょっと自販機一通り回ってみるかな」
ーー エントランス ーー
男「(あれ、ここにはなかったっけか?)」キョロキョロ
男「……(ヒバリさんとか以外は、いないな)」ノゾキ
商人「…………」
男「(あ……あの人。朝からいたけど、ずっと座ってんのか?)」
商人「………」
男「(怪しすぎるんだよなぁ…回復薬買いたくても近よりずれぇ…)」
男「…ああいう備品とかも、自販機になんねぇのかな……」ボソ
男「(よし、ベテラン区画のほう行ってみるか)」
プシュー……ガシャン…
商人「……zzz…」
ーー ベテラン区画 ーー
男「…あったあった!」タタッ
男「……あら」
男「(売ってるもの、一緒なのね)」
男「…ざーんねーん」
男「(ちょっと、ゆっくりしてくか)」チャリチャリ
男「なんかこの、温かそうなの飲も」ポチ
ガコン…ゴトッ…
ーーーーーー
ーーーーーー
男「…ふぅー」
男「(うまかったな、これ)」カコン
男「…戻るか」
プシュー……
リンドウ「おっ、男。なんでここにいるんだ?」
男「いやー、なに、ちょいと自販機巡りを」
リンドウ「けっ、暇なやつだな」ハッハッハ
リンドウ「ちょうどいいや、ちょっと話がある」
男「はい、何です?」
リンドウ「…明日からのミッションで、全部隊と一通り組んでもらうことになった」
男「いきなり…ですか?」
リンドウ「いや、俺から上に頼んどいた」
男「(いきなりじゃないすか、リンドウさん)」
リンドウ「…正直お前はもう、高難易度のミッションにでても、まったく問題ない」
男「…はあ…(お、おぉ、てっ照れるな…//)」
リンドウ「だが、そのためには」
リンドウ「『連携』って言うのが非常に重要になってくる」
男「………」
リンドウ「お前の機動性は高い…だがな、」
リンドウ「その分、遠距離武器の射線に入りやすい」
リンドウ「下手をしたら、戦場では全く役に立たなくなるかもしれん」
男「…確かに、そうです」
男「(そうでした…かな)」
リンドウ「そこでだ」
リンドウ「標的は一体、それも簡単なやつで挑ませる」
リンドウ「…恐らくは、ヴァジュラやグボログボロなどだ」
男「(一人で、楽勝…だけど)」
リンドウ「…もうわかったな、」
リンドウ「そのミッションでは、成功云々より」
リンドウ「『連携』を、重視してくれ」
リンドウ「いいな?」
男「……了解ッス!」
リンドウ「おっといけねぇ、だいぶ話し込んじまった」
リンドウ「このあと、サクヤと一杯やるんでな」クイッ
男「…おっとぉ? つまりは…」
リンドウ「違うわ! バカもん!」ゴツン
男「アダッ!」
リンドウ「ビール付き合いだよ!ビール付き合いっ!」
リンドウ「……お前の方こそ、最近はよろしくやってるじゃないか?」
男「なっ、何の事です?」ギク
リンドウ「入ったばっかりだと言うのに…お前という奴は……」ヤレヤレ
リンドウ「第二部隊のアノコが………」
男「なっ、 何のお話ですかねぇー?」ハッハー
リンドウ「ハッハッハ!……ま、ほどほどにな?」
男「くっ… (勘の鋭い人だ…気をつけよう)」
リンドウ「はぁあ、さて、ビールビール」
プシュー……ガシャン…
オッソーイ!…サンボンモアケチャッタジャナーイ!……
バカ…!…ノミスギダ!……オレノブンハ?…
男「プッハハッ (仲良いなぁ…あの二人)」
男「(やばいどうしよう…眠くならない)」
男「…いや……寝る」
ーーーーーー
ーーーーーー
ーー 自室 ーー
男「明日はどの部隊かな……」
男「(とりあえず…リンドウさんとこの第一はないかな?)」
男「(いやでも、『ハッハッハ、またあったな』、とか言われそうな感じはあるな)」
男「………」
男「(第二に、ならねぇかな…)」モソモソ
ーー 次の日 ーー
ーーー エントランス ーーー
男「…ふぁーあ、(寝れんかった…)」
ツバキ「おい、男」
男「は、はい」
ツバキ「今日は指定のミッションがある」
男「あ、はい、一応昨日リンドウさんから聞きました」
ツバキ「そうか、なら話は早い」
ツバキ「今日は第三部隊と『サリエル』を一体、討伐してもらいたい」
ツバキ「目的は…わかっているな?」
男「……連携、です」
ツバキ「よし、では受付を済ませてこい」
男「はい」
ーーーーーー
ーーー 受注完了 ーーー
男「ふぅ、これでよしと」
ジーナ「あら、受注終わったの?」
男「終わりましたよ、他のメンバーはどこに?」
ジーナ「先に現場のスタート地点にいるはずだわ」
男「はぁ、そうですか」
ジーナ「ちょっと待ってて、一緒に行きましょ?」
男「はーい」
ーーーーーー
ーー 昇降エレベータ内 ーー
男「…『鎮魂の廃寺』って、どんなとこなんですか?」
ジーナ「さむーい所よ、でも…ゴッドイーターからしたら関係ないかな、」
ジーナ「地形は高低差が結構あるわね、古い建物に囲まれてる」
男「…へぇー (だから『廃寺』か、)」
ジーナ「まぁ、一言でいうと」
ジーナ「『視界が悪い』ってとこね」
男「ありがとうございます」
男「(狭いところでの戦闘か…)」
ーー スタート地点 ーー
ジーナ「おまたせ」
シュン「…別にそんなには待ってねぇよ」
カレル「問題ないね」
男「ども、よろしくッス」
シュン「…おぉ」
カレル「………」
ジーナ「じゃ、少し作戦を練りましょう…」
ジーナ「男くんに、私たちの神機、説明をしなきゃダメね」
男「(さて、重要なとこだな…)」
ここまでで、今日はストップ
見てる方居たら、ちょっと聞きたいっす
進行遅いかな?
良かったらレス返くらはい
おお、ありがとう(*´∀`)
実はゴッドイーター2までの、皆の暇潰しになればなぁ
手感じで書いたんだけど…
実をいうと、これ終わったら
『男』のアナグラに来る前のストーリーを書こうとおもってるんだ……もし需要があったら…
需要ありますか?(真剣)
悪い上げる
ゴッドイーター知らないけど
面白いし書いて欲しい
ストーリー終わった最後に書いて欲しいなぁ。ナンテオモッテマセンヨ?
つっこんでいい?
・・・サクヤさん確かGEBでビール苦くて処理に苦労してなかったっけ?
>>248
リンドウのために合わせてる……
ってことにしとして、
ゴメンm(__)m
今バースト、友達に貸しちゃったから手元にないんだわ
プレイ動画みて必死に過去を振り返ってる
いくどすぇー
カレル「まぁ、見ての通りなんだが、僕はアサルトだ」
シュン「ロングブレードだ、あまり近寄ってるとアブねぇぞ?」
ジーナ「私は前話したけど、スナイパーよ」
ジーナ「基本は私とカレルが後方、シュンが前衛の体型よ、複数の敵の時は少し変わるけど」
男「…わかりました」
男「あとは、戦いながらで合わせません? なんとかなりそうなんで、」
カレル「…いいだろう…簡単に死なないでくれよ?」
ー [ミッション開始] ー
カレル「簡単なミッションだね、これじゃ報酬はたかが知れてるな…」
シュン「しかし、サリエルかぁ…あっという間に終わっちゃうな」
男「…確かに (てか、一人で充分なんだけどな…)」
男「…ん?」
ジーナ「…ハァハァ……」
男「あれ、大丈夫ですか?」
ジーナ「…あぁ、速く射ちたい…//」ハアハア
男「……(そういう系か、この人)」
男「………」キョロキョロ
男「(確かに、回りは建物で囲まれている…)」
カレル「はぁ、速く見つかってほしいもんだよ」
男「お、 (坂道がある…下りも登りもあるな)」
男「(てことは、ここは山でいう中間地点か…)」
シュン「…他に雑魚でも出てこないかな、これじゃ討伐数稼げねぇよ…」
男「(地図とはだいぶ、印象がちがったな…)」キョロキョロ
ジーナ「…敵はまだかしら…フフフフフフフフッ」ニヤ
男「…っ!…… (な、何だよ、怖ぇーな)」ゾク
男「(でも……この二人、何だかんだ言って)」
シュン「…!」チラ
シュン「いたぞ、ここ曲がって約30メートル先」
カレル「よし、あの位置だと…ここから銃で先制したほうが、良さそうだね」
男「(こっちから見させてもらっても、かなり的確な判断をしている)」
男「……フフッ… (腐っても、先輩……か)」
ジーナ「…オーケー……私が撃ち抜いてアゲル…ウフフッ……」 ガシャン
男「(むしろ、この人のほうが異常者の類いだ)」
シュン「さてと…男、邪魔はするなよ?」
男「そりゃー勿論… (とりあえず、様子見ながら参戦だな)」
カレル「ま、いきなり死なないでくれよ…僕らのせいにされちゃうからね?」
男「了解ッス」
ジーナ「はやく、射たせてぇ……」ハアハア
男「ああ、どうぞどうぞっ」
ジーナ「行くわよ…フフッ……ウフフフ……」
バシュン! バシュン!
ズドン ズドンッ
サリエル「キュキュ?…」クルッ
サリエル「キュゴォオォ!!!」
シュン「くるっ!!」
男「(サリエル…)」
男「(近接形体の武器は、ほぼ空中での戦闘となる…そのため、)」
男「(相手が崩れるまでは基本的には、銃での攻めが好ましい)」
サリエル「キュキュキュッッ!!」 ビュィーン!
男「(結合崩壊可能部位…『頭』、『スカート』、『両足』)」
男「(敵の主体攻撃、『貫通属性』のレーザー…そして、厄介なのが)」
男「状態異常には、気を付けて行きましょっ」タッ
カレル「ふっ、人の心配をする余裕があるとはね…」ガシャン
サリエル「キュオオオオォ!!!」 バサッ!
ジーナ「さあ、待ってて……いーっぱい、撃ち抜いてあげるから……」
ジーナ「フフフフッ、ウッフフフフフフッッ!」
シュン「行くぜ!」タッ
シュン「おらっ、こっちだ!」 スパン
サリエル「キュオオ」 キィィン
シュン「おわっとう」サッ
男「ほれ、こっちこっち」 スパン! ズバンッ
サリエル「キュイイイ!!」クル
男「ほれほれ、どこ見てんのー」サッ
男「やっ、はっ」 ズバン、 スパン
カレル「へぇー、わかってるじゃないか…… (何か文句でもつけようと思ってたけど、特に無いね…)」
ジーナ「さあ、行きましょう…」
カレル「……ふぅ」
ガシャンッッ!
ジーナ、カレル「ふっ!!」
バンッ!バンバンッッ! ドォドォンッ!
サリエル「キュアアァ!!!」 バサッバサッ
男、シュン「(くるっ!)」サッ
サリエル「キュオオ」 ブワッッ!
シュン「…へっ、やるじゃん?」
男「あーれが、一番厄介だからな…」
男「(毒にさえならなきゃ、あとは問題なしだ)」
ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
男「ほっ、はっ」 スパスパンッ
サリエル「キュイィ…」 ビューン
シュン「に、逃げたか…」ハア
男「(…なるほど、地形の関係からして追えないのか)」
ジーナ「少し体制を整えましょう… (たくさん撃ちまくるためにもね」
男「そ、そっすね(なんか最後聞こえたぞ…)」
ーーー 移動中 ーーー
シュン「なぁ、知ってるか? こんど入ってくる神機使い、」
カレル「あぁ、例の『新型』のことだろう?…」
…ソレガ…ジッセンハマダラシイ……
…マタアシデマトイカ……………
男「……………」
ジーナ「…ねぇ?」
男「はい?」
ジーナ「あなたまだ、全然本気じゃないでしょう?」
男「…全然と言ったら嘘になっちゃうけど、全力じゃあ…ないです」
ジーナ「やっぱり…」フフ
ジーナ「…… 普通、空中戦の相手で近接武器は、誰だって疲れるものよ」
ジーナ「シュン…彼だって見た目よりかなり疲弊しているわ…」
男「…ほぇー… (確かにさっきまで、ちょっと息荒かったな…)」
ジーナ「それを貴方は……呼吸一つ乱れていなかったけど」
男「いや、まあ、こう見えても割りと、キテるんですよ」アハハ
ジーナ「…私たちも、そこまで狙撃は下手じゃないわ」
ジーナ「そんなに…遠慮しなくていいわよ」フフ
男「…はあ」
男「(んじゃあ、ちょっくら)」
男「まぁ、頑張ります」
男「(リミッター外すかな)」
ジーナ「ウッフフ…期待してるわ…」
ーーーーーー
シュン「……いたぜ」
男「…ここまで来たら、最初に捕食っていう手も…」
ジーナ「そうね、私たちは後方支援に回りましょう… (もちろん、どんどんいかせてもらうけど」
カレル「まぁ、今日は前衛に手柄を譲ってあげましょう」
シュン「へっ、そうさせてもらうぜ、おい男」ソロリ
男「あぁ、」ソロリ
シュン「(せーのでいくぞ)」ミブリテブリ
男「(オーケー)」コクン
サリエル「ムシャ……ムシャムシャ」
男、シュン「(せーのっっ)」クワッ
ガブンッッ!!
サリエル「…………キュオオオ!!」
シュン「しゃー!! バーストォォ!」シュウィン
男「…(ちょっとだけ、ちょっとだけなら)」
男「(暴れても…いいよな?)」
シュン「いっくぜぇー!!」
男「…ふっ…!」 ターン
ズバズバンスパッ!スパン ズバァン キィン!
男「ほっ」クルッ
ズドドンッッ!!
男「ふぅ」スタ
シュン「…うぉ、お (何だ…?)」
シュン「(何かが通っていった?)」
カレル「…………」
ジーナ「やるじゃない、あの子」フフフ
サリエル「キュュウウゥン……」 ドサッ
ジーナ「ダウンしたわ、全部位の結合崩壊をさせるわよ (撃ちたい撃ちたい撃ちたい)」
シュン「おしっ!………うらぁ!」 ザクン ザクン
男「(後は、軽くで行くかな……)」 ズバン、スパ
カレル「(あいつ……)」
カレル「(結構やるやつだな…)」
カレル「……ふん」 バァン!ダァン!
ーーー ーーー ーーー
男「ふん!」 ズバン!!
サリエル「………キュ……」バサッ
サリエル「」ガクン
男「よし」
シュン「よっしゃ、らっ楽勝」ハアハア
ジーナ「はァ、ちょっと撃ち足りなかったわ…」
カレル「こんなもん…ですかね」ガシャン
シュン「よっよし、じゃあ、帰ろう」ハアハア
男「…………」
今日は終わりどす
>>248みたいに
もしなんか違和感を感じたら言ってくれd(^-^)
ストーリーに障害が出なければ、もしかしたら補正の場面を入れるかも
ではでは
カレルはもっと言葉がトゲトゲしいと思うんだけど
もしかしたら俺がブレンダンと勘違いしてるかもしれん
>>271
ブレンダンさんはいい人だぞ、真面目な感じなはず(震え声)
レスありがと
参考にしとく
ーーーーーーーーーーーー
………………………………………………
アロネ「…幸せそうで、よかった」
アロネ「……」
アロネ「このままなら……大丈夫ね…」
アロネ「…きっと…大丈夫」
アロネ「…………」
………………………………………………
ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
ゴメンゴメンさっきの無視して
ホント申し訳ない
試しに張り付けたら書き込み押しちゃった
ゴメン忘れて死にたいゴメン
カレル「何だい? 疲れたのか。情けないねぇ…」
シュン「そ、そんなんじゃねぇし!」
男「あの、先に戻ってて良いですよ? ちょっと遅れるんで、」
ジーナ「…なぁに?」
男「あ、いやぁ、ちょっと素材を回収しようかなと…」
ジーナ「そう…分かったわ」
カレル「遅れたら、自力で帰ってくるんだな」
シュン「早くこいよ? (チッ、疲れてんのによ)」
男「はいーッス」
ーーーーーー ーーーーーー
男「…… (やっぱ、単独じゃないと喰えないのよね)」
男「配給だけじゃ、足りませんよーオレは…」
神機「」モグモグ
男「よっし、満足満足」
男「急がなきゃっ」ダッ
ーーー 同時刻 ーーー
ーー 贖罪の街 ーー
ソーマ「…ああ、特務の対象はいなかった」
ソーマ「あぁ、わかった」
ピッ…
ソーマ「チッ、クソ親父が…」
ーーー ーーー
ーー アナグラ ーー
男「(うーん、このマークを選択して…)」ポチポチ
男「ふぅぅー」
男「(ターミナル、使いこなせん)」
男「(前のとこみたいに、素材管理だけで良いのに…)」ハァ
タツミ「よお、男」
男「あ、こんちは」
タツミ「明日はオレらとだってよ、お前」
男「ホントッスか 」
男「(…キタか)」
タツミ「あぁ、よろしくな!」
男「お願いします 」ペコ
ーー 自室 ーー
男「……………」
男「………………」
男「……キたな…」
男「……………」
男「(どぉおする! 入りはとても重要だ…)」
男「(いつものオレに、ちょっとクール成分を足して……)」
男「よろしく…ま、危なくなったら助けるようにはするよ」フ…
男「(なぁーに言ってんのオレ! ドンッだけ上から目線だよ!)」
男「(控えめにいっといて、『実は凄かったぁ!』がカノンちゃんには、ベストでしょ!!)」
男「あの、結構ボク攻撃うけるんで、良かったらそばに居といてくれないかな?」
男「(…完璧だ、実に完璧)」
男「(ちゃんと連携は…しますけど)」
男「(…でも間違いなく今日よりは気合い入っちゃうな、オレ)」
男「(大丈夫、余計なことをしなければ…完璧だろう)」
男「あとのお二方は、まったく圏外だし…」
男「(恐らく明日が、一番距離を縮めるチャンスだ)」
男「(逃しは…しない)」
男「よし、そうと決まれば早寝だ!」
男「……zz」
ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
………………………………………………
アロネ「……幸せそうで、よかった」
アロネ「…………」
アロネ「……このままなら………大丈夫ね」
アロネ「きっと………」
アロネ「………………」
………………………………………………
ーーーーーー ーーーーーー
ーーー エントランス ーーー
男「ヒバリさん、おはようござ…ウハッ!」
タツミ「おっはよう!! ヒバリちゃん!」ドカッ
タツミ「ねえ、今日は指定ミッションあったよね?」
ヒバリ「男さん、おはようございます。大丈夫ですか?」
タツミ「」
男「も、問題ないっす… (ろ、露骨だ)」
ヒバリ「今日は指定ミッションがありますね」
ヒバリ「第二部隊のメンバーと、グボログボロを一体、討伐せよ…」
ヒバリ「…と、言うことです」ジロ
タツミ「う… (まだ怒ってんのかな…自己紹介のアレ)」
男「了解…です (気まずいって…)」
ヒバリ「場所は贖罪の街です」
ヒバリ「頑張ってくださいね、男さん」ニコ
タツミ「おう!! 任しとけって!」
男「(なんでぇえぇー!? いやいやなんでなんでぇー!!??)」
ヒバリ「」
男「(ほらヤバイって!、真顔ちょー怖ぇよ)」
ヒバリ「…リンドウさんも、期待していらっしゃいましたよ? 『男さん』」
男「(強調してる感MAXだよ、もうやだ気まずい)」
タツミ「わーかってるって!! ちょちょいと終わらしてくらぁ!」
男「(だから何でだよ!? ハート強すぎってか バカなんですか!?)」
ヒバリ「…」
男「い、行ってきまーす」スタスタ
ーーー 昇降エレベーター内 ーーー
タツミ「いやー、ヒバリちゃんやっぱこの間のこと結構怒ってたなぁ…」
男「…相当ですよ、あれは (なんというか、すげぇ人だな)」
タツミ「ま、連携もそうだが、ヒバリちゃんとのデートのためにもさっさと終わらすぞ」
タツミ「いいな?」
男「り、了解ッス」
タツミ「…あ、そうだ」
男「?」
ーー スタート地点 ーー
カノン「あ、お、おはようございます」ペコ
ブレンダン「おはよう。もう少し早くこないと作戦が練れないぞ」
タツミ「いやー、ゴメンゴメン。ちょっとミッション受注に手こずっちゃって…」
男「よろしくッス」ペコ
ブレンダン「ああ、よろしくお願いする」
カノン「よろしくお願いします!」
男「(おうふ)」
ブレンダン「では、今一度俺たちの神機を説明し、」
ブレンダン「簡単な戦略を立てよう」
タツミ「じゃあ、オレから行くかな」
タツミ「オレはショート使いだ。主に敵の撹乱、あと部隊の統率もやってる」
タツミ「まぁ、要するに陽動だな」
男「分かりました (割りと、頼りになりそうな感じはあるな)」
カノン「次、私いきます!」
カノン「私は、ブラストを使っています。一応、後方で支援をさせてもらってます。」
ブレンダン、タツミ「(一応な)」
男「わかった (後でアレ、言わなきゃな)」
ブレンダン「俺はバスターブレードだ」
ブレンダン「主に前衛で攻撃を行っている」
男「オレは神機が『これ』なんで、」
男「撹乱とか、主体攻撃… どっちでもって感じです」
タツミ「うーん…そうか、わかった」
タツミ「相手も貫通には弱いはずだ、お前は今日は攻撃メインで戦ってくれ」
男「了解です (いつもこんな感じなら良いのに……)」
男「あ、カノンちゃん (は、初呼び捨て)」
カノン「はい?」
男「オレ、結構敵の攻撃受けちゃうから、」
男「なるべくでいいから、オレの後ろに居てくれないかな?」
カノン「了解です!」
男「あ、ありがとう (よっしゃよっしゃ)」
タツミ、ブレンダン「(…勇者よ……君に幸あれ)」
男「(なんか、冷たい目線が……)」
タツミ「よし、じゃあいくか!」
タツミ「…よっと」ザッ
カノン「…よいしょ、うわっ」ドシン
ブレンダン「…よし」
男「あの…ブレンダンさん」
ブレンダン「ん、なんだい?」
男「さっき、タツミさんから聞いたんですけど、」
男「その…彼女《カノン》は……ジーナさんみたいな感じ、なんですか?」
ブレンダン「…ハッハッハ!」
男「…え、」
ブレンダン「まだ、あっちは可愛い方だな」
ブレンダン「ま、頑張ってくれ。期待してるぞ」ポンポン
男「(なんか…慈悲深げな目線が…)」
ブレンダン「……よっと」ザッ
男「………………」
男「(大丈夫…でしょ)」
男「よっ…と」スタ
ーーー 作戦開始 7分経過 ーーー
男「…います?…」
タツミ「……いや、クリアだ」
ブレンダン「…思ったより見つからないな…」
男「……他のアラガミも、いないみたいですね」
カノン「えっ、他に討伐対象居ましたっけ?」
男「いや……いないぞ? 」
タツミ「……ハァ」
ブレンダン「進もう、少し時間を食いすぎだ」
ーーー ーーー
男「…」チラ
カノン「……」キョロキョロ
男「(こんなにフワフワしてるのに…)」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーー 昇降エレベーター内 ーー 先刻 ー
タツミ「ジーナさん、っているだろ?」
タツミ「カノンも、その類いだ」
タツミ「しかもこっちは誤射がかーなりヤバイ」
タツミ「狂暴な魔女だぜ…ありゃあ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーー 回想終了 ーーー
男「(狂暴になるなんて…ちょいと考え付かないけど)」
タツミ「…! いたぞ、補食中だ」
タツミ「よし、三人で一斉に補食だ…合図はこれだ」クイッ
ブレンダン、男「了解」ダッ
カノン「き、気を付けて下さいね」
ーーー ーーー
タツミ「(いくぞ!)」クイッ
三人「(せーの…!!)」
ガブッッッ!!
グボロ「…グォオオオオ」ノソ…
グボロ「グウォオオオォオオオ!!!!!」
カノン「…………」
カノン「」ガシャン
今日はここらで
これで前日のブランクを取り戻した (つもり)
この調子だと、2スレ目行くかな…
明日はバイトなんで23時更新
ではでは
間に合った
いきやす
タツミ「ブレンダン! 前方やや左、男! 右側面へ回れ!!」
ブレンダン「よし、わかった!」ダッ
男「了解ッス!」ダッ
タツミ「引き付けはオレがやる! 」
タツミ「カノン!! 回復へまわれ!」
カノン「………」
タツミ「げ… (スイッチ入っちゃったか?)」
タツミ「男ォ! カノンの射線上に固まるなよ!!」ダッ
男「…り、了解 (何だ何だ?)」
グボロ「ウォォオオ!!」
男「(グボロ・グボロ…… 属性は氷、弱点は雷)」
男「(基本的に注意する攻撃はないが)」
グボロ「………」シュウウゥ
グワアァアアッッ!
ブレンダン「おっと」 ガキンッ!
男「(こっちの能力自体を下げてくる、あの攻撃……遠距離で正確な位置に仕掛けてくる)」
男「ま、防げりゃオッケーだ」ダン!
男「おうりゃ!」 ズバッズバッズバッ!
グボロ「グウォオアアァ!!」 ブンッ!ブン!
男「よっと……ん?」サッ
ドガンッッ!
男「グッハッッ!」ドサッ
男「ちょ、危な」
カノン「邪魔」
男「え」
カノン「射線上に立つなって」
カノン「私、言ったよね?」
男「」
カノン「ふっ、はっ」 ドンッ!ドンッ!
グボロ「グオォォオ!!!!」ドドドォンッ!
男「」 サッサッサッ
ブレンダン「フンッッ!!!」 ズドン!!
ボコンッッ!
ブレンダン「よし! 結合崩壊を確認!」
グボロ「ギャアアァ!!」
グボロ「…グオォ…………」ドシドシ
タツミ「…逃げたか、よし体制を立て直そう」
男「…いや……マジか……でも……それの…」ブツブツ
タツミ「…いくぞ、男」
男「了解です…」
男「…」
男「(冷静に…冷静になれ)」
男「(……あの時頭でも打ったかな?)」
男「…いや…そんなはず」
カノン「…あのっ」
男「うおっつぁ!?」
カノン「大丈夫…ですか?」
男「え…?」
カノン「いや、顔色がその…悪かったので」
男「あ、あぁ 」
男「だ、大丈夫 (え……?)」
ーーーーーー ーーーーーー
タツミ「男、こっちこい」
男「はい…」
カノン「…?」
タツミ「…………」
男「…………」
男「どうしちゃったんですか、彼女」
タツミ「…俗に言う、アレだ」
タツミ「『二重人格』って、ヤツだ」
男「(んなんとぉ…)」
男「でも…さすがにアレは…」
タツミ「言っただろ、狂暴な魔女だって」
男「………… (確かに、ジーナさんは可愛い方だったな)」
男「(本人に自覚はあるのか…?)」
男「(さすがにちょっと…ビックリし過ぎた…)」
男「(終わったら後で聞いてみよう……)」
カノン「…フンフン♪ フンフフン…」
男「うーむ……」
男「(取り敢えず今は、作戦に集中しよう)」
男「(射線上に入らないように、敵の攻撃を受けないように…か)」
男「…はぁぁ」
タツミ、ブレンダン「(悪いな、男)」
ーーーー ーー ーーーー
ーーー ーーー
男「ほっ、」 ズバッ!
カノン「食らえぇ!」 ブォワァア
男「うわっ、あっぶ (放射かよ!)」 サッ
グボロ「グオワァアアア!!!」 ブンッブンッ!
ドカッ!!
男「がっ!」 ドサッ、ゴロゴロッ
男「く…いてて (神経使うな、こりゃ)」
カノン「だ、大丈夫ですか? 回復撃ちますっ」 ブワァア
男「お、おぉ…」
カノン「うぉら!」 カチカチ
カノン「チッ、弾が切れちまった」
男「…………」
タツミ「ほれよっと」 ザクンッ
ブレンダン「はああぁああッ!!!!」 ズドン!!
グボロ「グギャアアァ!!……グオォ…」 バタッ
タツミ「よし! 討伐完了」
男「ふーっ」
男「(なんとかなったな)」
タツミ「おーう、お疲れさん」
ブレンダン「あぁ、大いに助かったよ」
タツミ「…しかしよくあんなに上手く位置がとれるな?…」コソ
男「いやー、慣れれば何とか…」コソ
ブレンダン「(凄い慣れ方だな)」
カノン「お疲れ様です!」
カノン「ど、どうでした? 今日は私、誤射凄く少なかった気がしません?」
タツミ「そりゃーな… (誰のお陰だよ!)」
男「あ、あぁかなり少なかったんじゃない…かな? (知らないけど)」
カノン「ですよねですよね? フフッ♪」
ブレンダン「(漢だな………男…)」
男「あっとそうだ、オレ素材回収してくんで、先いって待っててください」
タツミ「おぉ…いいけど、あまり時間無いから早めにな?」
男「了解ッス」
男「(さて……飯だ飯だ)」
今日はここいらで
明日は19時くらいに投下するよー
では
遅れてもた
はじめやす
ーーー ーーー
男「………」
神機「」ムグムグ
男「(この流れだと、明日は第一部隊だな…)」
男「…リンドウさんの指揮か……」
男「(どんなだろうな……最初の時は、ただオレを観察してただけだけど)」
男「…リーダー、か……」
ーーー ーーーーーー ーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーー ーーーーーー ーーー
ーーー アナグラ ーーー
男「戻りましたヒバリさグホッ!!」 ドカッ
タツミ「おっ待たせ?! さっ、ヒバリちゃん、デートデート!」
ヒバリ「お疲れ様です、報酬の方は既に送ってあります」
ヒバリ「次のミッションも頑張って下さい」
タツミ「」
男「…… (露骨というよりは慣れてる、だな…これは)」
男「あの、明日は第一部隊とのミッションですか?」
ヒバリ「さぁ…まだこちらには連絡は来てませんね」
男「うーん… (明日はないのかな…?)」
タツミ「(くっ、諦めんぞ!)」
ーーー ーーー
男「(さて、聞いてみるか……)」
男「(彼女《カノン》の素性について)」
男「………」
ーーー ーーー ーーー
ーーー ーーー
リンドウ「明日か……」
リンドウ「どースッかなぁ…」
リンドウ「…まぁ、やらしてみるか」
リンドウ「(いざとなったら、ソーマとサクヤに任せれば…)」
リンドウ「………はぁあ、ハゲちまいそうだ」
ーーー 新人区画 ーーー
カノン「あの、御用って何ですか?」
男「…あのさ、アラガミと戦ってるときさ…その、」
男「ちょ、ちょーっと…その、気性が荒くなってないかなぁ…なんて」
カノン「………」
カノン「……やっぱり、変…ですよね」
カノン「分かってるんです、自分でも…」
男「…… (自覚はあったのか)」
男「…それは、自分の意志ではないの?」
カノン「も、もちろんです…でも、なんと言うか…」
カノン「自分では止められなく…」
男「オッケー、わかった」
カノン「えっ」
男「あ、いや、」
男「別にわざとじゃないなら構わないと思うよ、オレは」
カノン「で、でも…」
男「…誰にだって、抑えられないものとか、影みたいな部分って、」
男「あると思うんだ、オレ」
男「……現に、オレも昔は…ッ」
カノン「…?」
男「…いや、まぁいいや」
男「少なくとも、別にオレは迷惑じゃ無いからさッ」
男「用はこれだけ…じゃ、お疲れ様」
プシュー……ガシャン…
カノン「……男、さん……」
ーーー ーーー
ーーー 男 ー 自室 ーーー
男「………」
男「(やべくせぇ!、オレすげえくっせぇ!)」
男「…かっこつけすぎたかな……」
男「(…痛い奴とか、思われてるかも…)」
男「(反応見るの怖くて、部屋入っちゃったじゃねぇか…)」
男「……でも、そんな…悪い感じでは……」
男「…………」
男「(くそッ、もう少し我慢して反応を見ればよかった!)」
男「…寝ちまおう」
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーー 翌日 ーーー
ーーー エントランスーーー
男「(気になってよく眠れんかった………)」
ツバキ「男、こっちだ…」
男「…? (ソーマにリンドウさんに、コウタ。サクヤさんもいる…第一部隊のお集まりか?)」
ツバキ「よし、では頼む」
アリサ「本日づけで、こちらの支部の第一部隊に配属になります」
アリサ「アリサ・イリーニチナ・アミエーラです。よろしくお願いします」
ツバキ「彼女は実践経験はまだまだだが……訓練生として、非常に優秀な成績をおさめている」
ツバキ「そこで、しばらくの間リンドウと共に実践経験を積んでもらいたい」
リンドウ「と、言うことでだ…」
リンドウ「オレは今日から指導に移る」
リンドウ「悪いが、今日のリーダーはオレじゃないんだ」
コウタ「(これはッッ! な、なんと言うナイスバディィ)」
ソーマ「では、どうするんだ?……」
ソーマ「…今日のミッションは持ち越しか?」
リンドウ「いや…いい機会だと思ってな、男 」
男「は、はい」
リンドウ「今日は、お前にリーダーをやってもらいたい」
男「………」
男「…えマジっすか…?」
コウタ「(ロシアから妖精が舞い降りたかぁ!!)」
リンドウ「あぁ、本当だ」
男「で、でもオレ、そういうことやったこと無いですよ?」
リンドウ「…お前の戦闘を見てた限り、これを任せても全く問題ない…と判断した」
男「し、しかし (今になっていきなりは……)」
サクヤ「…………」
アリサ「(さっきからこのニット帽をかぶった人……ジロジロジロジロと、なんのつもりでしょうか)」
コウタ「(同じ部隊になれるとは!……ついに苦労が報われたか!)」ガッツ
サクヤ「うん、そうね」
男「えっ?」
サクヤ「リンドウが言うなら、私に異論はないわ」
ソーマ「…同じくだ」
男「……」
コウタ「お、オレ? オレは別にあんたでも構わないよ、強そうだし」
アリサ「(なんて自覚のない答え…信じられない)」
男「…了解です」
リンドウ「よーし、じゃそういうことでよろしくな!」
男「……… (え、どうしよう?)」
今日はここまで
では
ーーー ミッション受注 ーーー
ヒバリ「おはようございます、男さん…どうされました?」
男「いや……色々ありまして…」
ヒバリ「そうですか…取り敢えず今は作戦に集中してくださいね?…今作戦中だけとはいえリーダーです」
男「はい… (作戦にまで影響しないけど、気になるんだよな…)」
男「(カノンはどう受け止めたんだろう…)」
男「(もし…気を使ってるみたいに思われてたら……)」
男「…うーん」
コウタ「どうしたの?…腹痛?」
男「あぁ…いや、別に」
コウタ「…そんな固くなんなって!」
男「へ?」
コウタ「指揮なら大丈夫だよ、この面子なんだから!」
男「お、おぉ (そっちの心配はしてないんだが…)」
ヒバリ「…では、作戦を説明しますね?」
男「あ、はい」
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーー ーーーーーー ーーー
ーーー 鉄塔の森 ーーー
男「ここか……」
ソーマ「さぁ…どうするんだ、リーダーさんよ」
コウタ「わりと広いんだよなぁ、ここ」
男「うーん、地図では…行き止まりは真ん中だけかな?」
サクヤ「そうね、足場はこの水路をぐるっと回っているわ」
男「……よし、じゃあ…二人一組で索敵で」
男「見つけ次第知らせて、参戦しましょ」
ソーマ「…対敵戦術の方は、どうするんだ?」
男「んー…サクヤさんコウタは、射撃で頭『排熱器官』を重点的に」
男「ソーマは、装甲を」
男「オレは、ミサイルポッドを破壊していくんで、」
サクヤ「うん、分かったわ」
コウタ「オッケー」
ソーマ「……」
男「んじゃ、オレとコウタ。ソーマとサクヤさんでわかれて、」
男「では、作戦開始!」
ーーーーーー ーーーーーー
ーーー ーーー ーーー ーーー
男「……」
コウタ「なぁ、あんた…」
コウタ「何か、悩みでもあんのか?」
男「ん?…いや…特に無いが…」
コウタ「…ふーん、(でも別にリーダーが大変って訳でもないっていってたし…)
男「どうしてだ?」
コウタ「いやー、なんか今から『強敵と戦うぞ…』みたいにしてるからさ」
男「……そうか?」
コウタ「うん、顔が」
男「(顔に出ちまってたか…しかし、軽い気持ちで言ってしまった一言なんだよなぁ…)」
男「(別に『臭いこと言うやつだな』とかなら、思われてもいい…訳でもないけど)」
男「(逆に捉えられたら…かなりまずいんだよなぁ)」ウーン
コウタ「……ホントに大丈夫?」
男「あ、あぁ…大丈夫だ。さっさと見つけようぜ」
ーーー ーーー ーーー ーーー
ソーマ「…なぁ」
サクヤ「ん、なぁに?」
ソーマ「リーダー様は……何か考え事をしていたようだが…」
サクヤ「あー、そんな顔してたわね…それも、リーダーのことについてではないようね」
ソーマ「…ああ? 」
サクヤ「うーん、なんと言うか…上の空、って感じだったのよねぇ…」
サクヤ「ま、あらかた人間関係の事だろうけど、」
ソーマ「…まぁ、奴なら大丈夫だろうとは思うが」
サクヤ「あら、珍しいじゃない。あなたが他人を認めるなんて…」
ソーマ「フン…」
ソーマ「……別に…奴は強い、そう思っただけだ」
ソーマ「(人間関係…か、アイツも……オレと同じように…)」
ソーマ「……………」
ーーー ーーー
コウタ「……あれ?」
サクヤ「あら?」
男「(…水路の回りにいない) ってことは…」
ソーマ「…いたぞ」
クアドリガ「…ムシャッ……ムシャムシャ…」
男「…今のうちにいった方が良さそうだ…」
サクヤ、コウタ、ソーマ「……」コク
スタスタスタ・・・
男「(捕食するぞ、ソーマ)」クイッ
ソーマ「(わかっている)」コク
コウタ、サクヤ「…………」
ソーマ、男「ふっ……!!」
ガブッッ!!!
クアドリガ「グゴォオ…」 クルッ
クアドリガ「…グオオオオォォォオオ!!!」
男「ここはちょっと狭いな、 一旦敵を広いところまで誘導するぞ!」ダッ
ソーマ「よし、」ダッ
サクヤ、コウタ、「了解!」ダッ
ーーー ーーー
・・・ダッダッダッダッ!
男「よし、 ここなら良いだろう」ザッ
男「あとは、作戦通りだ…行くぞ!!」
コウタ「おっしゃー!!」 バァン! バァン!
サクヤ「オッケーイ!……ふっ!」ピシュン、ピシュン
クアドリガ「グオォオン」プシュ…ボンッボンッ!
ドドォーーン………
男「ソーマ…あの時みたいにできるか?」
ソーマ「…チッ」
男「うし、じゃあ、あんな感じで……」ダッ
ソーマ「… (やはり、戦場に立つと……『本物』になるな)」
ソーマ「…はぁああ…!!!!」シュウゥ…
ソーマ「……ふっ!!!!」
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
男「おりゃ!」ズバンッッ!
クアドリガ「グウオォオ……グオォ!!!」 バタバタ
コウタ「うらっ!!」 ドォン
ドコオォン!!
クアドリガ「…………グオオアァア!!!……」 ガクン
ドサッッ!!
コウタ「やりいぃ!!」
ソーマ「フン…簡単すぎてヘドが出るな」
サクヤ「ずいぶん速く終わっちゃったわねぇ…」
男「お疲れーッス」
サクヤ「お疲れ様。随分と指揮上手いじゃない? 感心しちゃったわ」
サクヤ「ねぇ…ソーマ?」
ソーマ「………まぁまぁだな」
男「どーもー」
コウタ「さぁて、帰ろう帰ろう!」
男「あ、みんな先に向かっててオッケーです」
男「素材集めていくんで (何か慣れちまったな)」
サクヤ「そう、じゃあ遅くならないようにね?」
男「はーい」
ソーマ「…………」
ーーーーーー ーーーーーー
ーーー アナグラ ーーー
男「………」
男「……ハァァー……」
サクヤ「……男くん?」
男「はい?」
サクヤ「…悩みがあるなら、ドンドン聞いた方が…楽になるわよ?」
男「… (サクヤさんなら…助けになるかもな…)」
男「実はーーーーーー」
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
男「ーーーで、それで」
男「痛い奴とかそういうのも……嫌なんですけど、」
男「…その…気を使ってるみたいに思ってたら、綾なんです…」
サクヤ「………」
終わりっ
明日は23時更新予定
では
なにやら芝が生えてると思ったらそれか
落とすよー
サクヤ「…ウフフ」
男「?」
サクヤ「貴方って…優しいのね」
男「えっいや、別に」
サクヤ「……大丈夫よ。そんなに心配することは無いわ」
サクヤ「あの娘は…単純だから」
サクヤ「たぶんホッとして、むしろ浮わついてるんじゃない?」
男「いや、でも (…オレだったら、疑っちゃうな)」
サクヤ「そんなに気になるんだったら、実際にもう一度会って話してみることね」
男「……何を…ですか?」
サクヤ「なーんでもいいのよ、そんなの」
サクヤ「…話せば、何かわかるわ…きっと」
男「…ちょっと、行ってきます」スク
サクヤ「うん、行ってらっしゃい」
サクヤ「(彼は、ただ彼女に落ち込んでほしくないだけ……では無いわね)」
サクヤ「頑張んなさいな…男の子」
ーーーーーー ーーーーーー
男「(ちょっとバレた臭いな…オレの事)」
男「(…まぁいいや…)」
男「なに話そっかな……」
ーーーーーー ーーーーーー
ーー 新人区画 ーー
男「(どこいんだろ、いつも……)」キョロキョロ
カノン「…ズズ…ふぅ」
男「……あっ、」
カノン「あっ…」
男「あの、ここの自販機でさ、その…オススメみたいなのって…」
カノン「す、すいません…ちょっと、…用事を思い出しました……」
カノン「し、失礼します」スタスタ
男「お、おぉ……」
男「………」
男「(これは、不味いんじゃなかろうか?)」
男「… (サクヤさん、どうやら当てが外れたようです)」
男「……はあ」
男「(今夜、『メール』とやらで、サクヤさんに相談すっかな…)」
ーーー ーーー ーーー ーーー
カノン「…どうしよう」
カノン「(あの時以来、目をあわせるのも恥ずかしいよ……//)」
カノン「…私、あの人の事……」
ーーー ーーー ーーー ーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーー 自室 ーーー
男「えーっと、これでメールを選択、と」
男「おお、できたできた」
男「…ん?」ポチ
男「(なんか色々メールが出て来たんだけど…)」
男「(開発部……? よろず屋… 品揃え……?)」
男「まあいいや、そんなことより…」ポチ
男「(遅くならないうちに、やらないと…)」
ーーーーーー ーーーーーー ーーーーーー
[件名] : 彼女の事で……
[本文] : 今日、あのあと話してみたんですが…
多分悪い方に話が転がっています、どうしたら…
今後の対応についてお願いします。
ーーーーーー ーーーーーー ーーーーーー
男「送信っと」ポチ
男「ふぅ……」
男「……………」
男「…………… (こういう時って、嫌に時間が遅く感じるな…)」
ピッピッ
男「おおっと」ポチポチ
男「…… ふむ」
ーーーーーー ーーーーーー ーーーーーー
[件名] :
[本文] : あら……そうだったの。御免なさいね、状況を悪くしちゃったみたい
多分、もしカノンちゃんがそうやって受け止めていたとしたら……
しばらく距離を置いてた方がいいわ
そのうちミッションで一緒になるでしょうし、その時に貴方が、どうにかして和解するしかないわね…
ーーーーーー ーーーーーー ーーーーーー
男「… (距離を置くか…)」
男「(確かに、今は何をフォローしても慰めみたいになったゃうし、)」
男「(些細な会話も、あっちが気を使っちゃうかもだしな……)」
ピッピッ
男「ん…? (まだ何かあんのかな?)」
ーーーーーー ーーーーーー ーーーーーー
[件名] : もしかしてだけど…
[本文] : 違ったらゴメンなさい
あなた…彼女の事…
もしかして
好き?
それとも、ただ気落ちしてないか心配なだけ?
ーーーーーー ーーーーーー ーーーーーー
男「…!!」
男「ぐっ……」
男「(やはり気づいてたか…)」ハア
男「(しかし、こちらは相談に乗ってもらっている身)」
男「本当の事…いうしかねぇか」
男「そうです………なので……」ポチポチポチポチ
男「よしっ、送信」ポチ
男「………」
男「…………………………」
ピッピッ
男「ほあぁ!!」ポポポチッ
男「……………」
ーーーーーー ーーーーーー
[件名] : あらあらぁー?
[本文] :
まぁ、頑張りなさいな
でも、ミッションにはそういう感情は持ち込んではダメよ…いいわね?
それさえ守れば頑張って恋しちゃいなさい!
応援してるわよ! ≧∇≦
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーー サクヤの部屋 ーーー
ピッピッ
サクヤ「…ん、」ポチ
ーーーーーー ーーーーーー
[件名] : 色々ありがとうございましたm _ _ m
[本文] : 了解です
アドバイス通りにやってみます
では、お休みなさーい
ーーーーーー ーーーーーー
サクヤ「…ウフフ…あの子がねぇ…」
サクヤ「(ま、あたしも人の事いえないんだけどね)」
サクヤ「お休み…なさい………っと」ポチ
ーーー ーーーーーー ーーー
ーーーーーー ーーーーーー
たくさんのレスありがと
飯喰ったら落とすさかい
一応下げとくけんね
いっくよー
ーーー エントランス ーーー
男「おはざまーす」
ヒバリ「おはようございます、男さん」
ヒバリ「今日は指定されたことはないので、もしミッションを受けるのであれば、こちらから選んでください」
男「はーい… (ふーん、雑魚から大型複数までズラーッと…)」
ヒバリ「どなたか、暇なかたを一緒にお誘いになってはいかがです?」
男「いや、問題ないッス」
男「……んーと、じゃあこの」
男「『シユウ二体の討伐』を人数は一人で、」
ヒバリ「かしこまりました。少々お待ちください……」
ヒバリ「………受注完了です。お気をつけて、行ってらっしゃい」ペコ
男「はーい」
リンドウ「おー、男じゃないか」
男「あ、おはようございます」
リンドウ「何か、ミッションを受けたのか?」
男「シユウを討伐しにいきます、二体です」
リンドウ「あー、あの鳥野郎か…」
アリサ「おはようございます、男さん」
男「おぉ、おはよう」
男「どう? 実戦は慣れた?」
アリサ「…全く問題ありません、余裕ですね」
リンドウ「まぁ、筋はいいな、ツバキさんのイチオシってだけある (だが…)」
アリサ「ありがとうございます。お褒めに頂き光栄です」
男「…… (ツンケンしてんなぁ)」
リンドウ「…そうだな…よし、男」
男「はい?」
リンドウ「お前のそのミッション、俺たちも入れといてくれ」
男「えっ、いや…いいですけど、いきなり言われても」
男「(それに…こういうテの女の子、苦手なんだよなぁ)」
リンドウ「固いこと言うなって、な?」
男「うーん……まぁいいッスよ、了解です」
アリサ「…適当な……」
男「ん?」
アリサ「いえ、何でもありません…」
ーーー 贖罪の街 ーーー
男「(シユウか…)」
男「(単独任務だと、少々キツい相手だが…)」
リンドウ「さぁて、今日は新人お二人と一緒かー」
男「(隊長もいるんだし、楽勝だろ)」
リンドウ「しかし、どちらの神機も旧型ではないのか…」
男「俺のは正体不明、ってとこですか」
リンドウ「もっと言うと『非常事態』って感じだ」
男「ちょ、それ、意味変わってますよ」
リンドウ「ハッハッハッ、まぁ強いし、いいんじゃないか?」
アリサ「……」
アリサ「…こっちの支部に来てから、思ったんですけど」
リンドウ「んー?」
アリサ「ここの方たちは、自覚が足りなすぎるんじゃ無いんですか?」
男「……… (あ、そういうこといっちゃう感じの
?)」
リンドウ「………」
アリサ「…………」
男「(ほらなんか空気おかしくなったよぉ、どうするん?)」
リンドウ「…まあそう構えるなって、リラックスしてないと、力が発揮出来ないぞ?」
リンドウ「な?」 ポン
アリサ「…!!!?」ゾクゾクッッ!
アリサ「キャアア!!!」 バッ!
アリサ「(なに……今の…)」
男「(すげぇ反応、戦闘中かよ…)」
リンドウ「あーあー、随分と嫌われちまってるみたいだなぁ…オレ」
アリサ「い、いえ!…なっなんでもありません…」
アリサ「……すみません、大丈夫です」
男「(リンドウさん、なにしたんすか)」コソ
リンドウ「(お、オレが知るか!)」コソッ!
アリサ「(今のは…あの時の、記憶…?)」
アリサ「いっ、今のは、別に貴方を拒絶したわけでは…」
リンドウ「あぁ…冗談だよ冗ぉ談」ハッハッ
アリサ「なっ…! (遊ばれた?…)」
男「(本当のとこは、ちょっと焦ってたな…あの顔は)」
リンドウ「んー、そうだなぁ…よし、アリサ」
アリサ「は…い、何ですか」イラ
リンドウ「今みたく、混乱しちまったときはな…」
リンドウ「上を……空を見るんだ。」
リンドウ「んで、そこで動物に似た雲を探して…見つけるんだ」
男「………」キョロキョロ
リンドウ「やってみろ、落ち着くぞー?」
男「(おっ、あの雲。怒ったときのグボロに
そっくりだ)」
男「……………」
リンドウ「見つけるまで作戦に入るな」
アリサ「!!」
リンドウ「これは、命令だ」
アリサ「なっ、なんで私がそんなこと!!」
リンドウ「いいーから見つけろ……な?」
リンドウ「ほら、男。ボーッとしてると置いてくぞぉ」
男「おわ、はーい!」
男「ま、頑張って」
アリサ「…速く行ってください…」ムカ
男「(おっかねぇ)」
・・・スタッ!
アリサ「くっ、なんでこんなこと」
アリサ「(さっさと見つけて作戦に入らないと)」
アリサ「(戦果が残せないじゃない…!)」
アリサ「………」キョロキョロ
アリサ「あ、あれ」
アリサ「(犬っぽい、でもオウガテイルにも見える)」
アリサ「(いや…どっちかと言うと犬ね)」
アリサ「…いや………でも…」
アリサ「……………」
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーー 移動中 ーーー
男「…リンドウさん」
リンドウ「ん、どうした?」
男「あんな子供騙しで、良かったんですか?」
リンドウ「あいつは……まだ子供だ」
男「……」
リンドウ「それにあいつ、何やら色々と訳ありらしい…」
リンドウ「まあこのご時世、そういう悩みを抱えてないほうが…少ないだろう」
リンドウ「お前なら…よく分かるだろ?」
男「……はい」
男「(アリサ……小さい頃に、何かあったのか?)」
リンドウ「ま、新人同士、仲良く頼むわ」
男「いや、オレ…ああいう娘は、ちょっと…」
リンドウ「…ははーん、なるほどなー」
リンドウ「やっぱり自分は、カノンちゃんって訳か」
男「なっ!… (クソ! サクヤさんといいこの人といい…)」
男「べ、別に話しやすいだけで、 (なぜここまで鋭いのだろうか)」
リンドウ「そうかそうか、そりゃよかった!」ハッハッハ
男「…ったくもー…あ、アリサ来ましたよ」
リンドウ「おーし…じゃ、合流すっか」
ーーーーーー ーーーーーー
アリサ「……遅れました…」
リンドウ「どうだ、落ち着いたか?」
アリサ「す、少しは…」
リンドウ「よーし、じゃあいいぞ、入れ」
アリサ「……」
男「(確かに…)」
男「(ちょっと見方を変えたら…素直になれない子供みたいだ)」
アリサ「……」フン
男「…大丈夫だよ、演習では成績良かったんだろ? 」
男「誰も…見下したりはしないさ」
アリサ「……わかっています」
リンドウ「… (男……こいつには、『気質』があるな)」
ーーーーーー ーーーーーー
ーーー 建物前 ーーー
男「……」ソー…
男「………居ますね」
リンドウ「よし、こっから隙を見て突入だ」
リンドウ「それと、アリサ」
アリサ「…何ですか?」
リンドウ「こっちとしては、基本的にはバックアップに回ってほしい…が、」
リンドウ「余裕だと思ったら、前に出ていい……そこは任せる」
アリサ「…分かりました」
男「今です、行きましょう」
ーーーーーー ーーーーーー
今日はここまで
見てくれてる方増えてるかな?
それを祈りつつ
ではでは
いくでー
ーーーーーー ーーーーーー
シユウ「………ムシャムシャ…」
リンドウ「(いくぞ)」クイッ
アリサ、男「…」コク
ガブッッ!!!!
シユウ「……」クルッ
シユウ「ウオオォ…」クイックイッ
リンドウ「もう一匹がいつ来るかわからん! 手早く片すぞ!」
男「了解!」
アリサ「…了解です」
男「(シユウ…属性攻撃、火…通常攻撃、基本的にどれでも)」
男「(他のアラガミと比べて、アクティビティーな戦闘スタイル)」
シユウ「ウオオオォン!!!」バサッ!
シユウ「ウオアアァ!!」ビュゥーーン!!
男「ほっ」 サッ
男「(弱点属性は…なんだっけな…たしか火と氷だったかな?)」
男「(まぁ、今は関係ないけど)」
リンドウ「ほあっ!!」ズバンッ
男「はっ! (このメンバーで結合崩壊を狙うべきは…)」ダンッ!!
男「ふっ、おらっ!」スパスパン!
シユウ「オオアァアン!!」 ザッシュ!!
男「どわっと!」ガシャンッ!
男「(『頭』だろうな…)」スタッ
アリサ「深追いし過ぎると、死にますよ?」
男「わかってるって」
男「(あの出が早い『切り裂き』は、ガードでの対応が望ましいな…)」
リンドウ「男ぉー、頭より先に羽《両腕羽》を頼んでいいかぁ?」
男「オッケーでーす」ダッ
アリサ「私は破壊系のバレットで『下半身』の崩壊を狙います」
アリサ「私は唯一、銃形態になれるのでそちらの方がいいかと」
アリサ「と…リンドウさんに伝えておいてください」
男「あーいよぉ」タッタッ
リンドウ「おい、アリサはどうし、うおっと」ガシャンッ
シユウ「オオォオアアアァ!!!」
男「ほあっ、と」ズバンッズバン、
男「リンドウさん、あいつは、っと」サッ
男「あいつは下を狙うって、言ってました」
リンドウ「ハッハ、何だかんだバックアップに回ってくれるみたいだな」
男「なぁるほどッッ! そういうこと、ですかッ」スパスパン、ズバンッ!
リンドウ「二体同時は厄介だ、急ぐぞ!」ダッ
男「了解!」
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
リンドウ「どおりゃああッ!」ズバンッッ!
シユウ「ウオォオオウゥゥ………」ガク
バタッ……
リンドウ「よし、あと一匹…」
シユウ2「…ウウオオオォアアァ!!!」
男「……ぎりセーフ、って感じかな?」
リンドウ「いや…ホントは、怖くてどっかで隠れてたんじゃないのか?」
アリサ「お喋りしてる暇はありません…気を抜かないでください」
リンドウ「悪ぃ悪ぃ……、さて、終わらせますか」
男「ですね」
ダダッ!!!!!
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
アリサ「はぁっ!」ザクンッッ!
男「とりゃ、はっ!」スパン、スパ
シユウ「オオアァ…………」ガクン
ドサッ………
ーーーーーー ーーーーーー
男「ふう、おしまいと」
リンドウ「よーし、お疲れさん」
リンドウ「二人とも怪我とか、 どっか痛いとかねぇかー?」
アリサ「特に…何も」
男「あ、お腹すきました」
リンドウ「そうか、よーし帰るぞぉー」
男「ひでぇ…ホントに腹へってるんスよぉ」
リンドウ「ならさっさと帰るぞ」
男「(oh…取り合えず今日は配給で我慢だな)」
アリサ「………」
リンドウ「どうしたアリサ、お前も腹減りか?」
アリサ「ちっ、違います!……」
リンドウ「…ウチの隊員たちが、何故こんなに……ふざけてるみたいかって?」
アリサ「…………油断したら、死ぬんですよ? そんな危険な所なのに、何で……」
男「………」
リンドウ「うーん、そうだな……アリサ」
リンドウ「ここ《極東支部》の奴らがどれだけの数、人の死を目の当たりにしたか…知ってるか?」
アリサ「…いいえ知りません。でも、」
アリサ「他の支部でも、そう言うのはあるじゃないですか?」
リンドウ「……他のとこと、同じ様なもんだと思うか?」
アリサ「………」
リンドウ「ここは、他に比べて強力なアラガミがわんさかいる」
リンドウ「新しい神機使いがたくさん入ってくる一方で……何故かアナグラの中は未だに空きスペースがある」
リンドウ「……その意味が、分かるか?」
アリサ「……で、でも……」
リンドウ「………まぁ、長いことゴッドイーターやってりゃ、その内分かるようになるさ、」
男「……ふぁーあ…」ノビノビ
リンドウ「気ぃ張ってばかりだと、身が持たねぇぞ?」
アリサ「よ、余計なお世話です…」
リンドウ「…………ハァ」
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーー エントランス ーーー
リンドウ「ふー、ついたついたぁ」
リンドウ「てことで、オレはビールタイムだから、」
男「…」
リンドウ「ミッション報告宜しくな?」
男「……」
リンドウ「…頼むよ」
・・・スタスタ・・・・・
男「……了解でーす (へいへい)」
アリサ「……」
男「………」
アリサ「……………」
「……………………」
男「(あ、も、無理…もたない)」
男「あ、あとオレやっとくから、先戻ってなよ、ね?」
アリサ「…どうも」
・・スタスタスタ・・・・
男「(もうなんやねん…てかメッチャ腹減った)」グゥー
男「(サッさと終わらせて、配給とってくっか……)」
今日はここですとぷ
月曜か……はぁ
では
投下ドーン
ーーー 休憩場所 ーーー
男「(さて、配給もらったけど…)」
男「(どこで食べようかな)」キョロキョロ
男「…あ」
カノン「…! (あ、男さん)」
男「………」クルッ
・・・スタスタ
カノン「………あれ?」
カノン「(今、目…合ったような…なんで?)」
カノン「………」
カノン「(考えたくなかったけど…)」
カノン「(……あの時)」
カノン「(『気にしてないよ』っていってくれたけど……)」
カノン「(…ちょっと冷静になって考えてみたら、)」
カノン「気を……使って…」
タツミ「ん、どうしたカノン?」
カノン「…いえ、何でもない…です」
ブレンダン「そういえば、あの新型のアリサって神機使い」
ブレンダン「今度、ウチのと混ざって防衛の方もやるらしいな」
タツミ「ああ、それな…それさぁ……」
…デモヨォ………アア、タシカニナ…
カノン「(……男さん…)」
ーーーーーー ーーーーーー
男「………うーん」
男「(露骨に避けすぎたかな…)」
男「(いや、でも…あっちも気まずいだろうし)」
男「………」
男「(部屋に戻ろう……)」
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
カノン「(……! いた、)」
カノン「あの…ジーナさん」
ジーナ「ん、なぁに?」
カノン「ちょっと、相談したいことが……」
ジーナ「いいわよ、別に」
ジーナ「そういうことは、どんどん話しなさい…」
カノン「…あ、あの、男さん…っているじゃないですか、」
ジーナ「ああ、あの子ね…それで?」
カノン「あの、じっ、実は……//」
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ジーナ「ふーん…なるほどね (この子らしいわね)」
カノン「でも…その言葉は、たんに気を使ったのかも…なんて」
ジーナ「うーん…私は、あまりそういうのは分からないんだ…ゴメンね」
カノン「そう…ですか」
ジーナ「…そうね、サクヤさんとかに相談してみたら? 」
ジーナ「あの人、結構恋愛に対して貪欲らしいわよ…?」
カノン「へぇ… (貪欲って…)」
ジーナ「今は、まだミッションから帰って来てないみたいだから…」
ジーナ「夜に、メールでもしてみたら?」
カノン「そうですね…分かりました、やってみます!」
カノン「ありがとうございました!」
ジーナ「どうも…」
ジーナ「(恋愛ねぇ…私の恋人は)」
ジーナ「(……標的かしら?)」ウフフッ
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーー 自室 ーーー
モグモグモグモグ・・・
男「…ん、 (あれ、もうないのか?)」
男「……ご馳走さんと」
男「(明日は……一人で受けよう)」
男「……全然足らん」
男「簡単なやつにして…とにかくイッパイ食べよ」
男「……」グゥー
男「はぁー………」
男「…寝よう、寝ればなんとかなる!」
男「…」バサッ!
男「……」
ーーーーーー ーーーーーー
……………………… ………………………
………………………………………………
ー… … … … … … … … … … … …
男「…あれ、ここって………」
男「(またあの場所……)」
男「……行かなきゃ」フラフラ
ーーーーーー ーーーーーー
男「(アロネは……?)」
男「いない…のか?」
男「………」キョロキョロ
男「……どこいんだ、あいつ」フラフラ
ーーーーーー ーーーーーー
男「……………」フラフラ
男「……あれ、」ピタ
男「(どうしてオレ、アロネを探しているんだ?)」
男「……なんでだ…?」
男「(…いや……探そう)」
男「見つけ……なきゃ…」
男「……!」
アロネ「……」
男「…探したぞ」
アロネ「そう……ありがとう」
アロネ「……………」
男「どうかしたのか?」
アロネ「お腹…空いた」
男「……ハハ」
男「…オレもだ…」
アロネ「最近…」
男「ん?」
アロネ「頑張ってるじゃない……ゴッドイーター…」
男「んまぁ、生きてくためだし…そりゃあね」
アロネ「………」
男「あの…さ、お前……うっ!!?」
グニヤァ・・・
アロネ「…頑張って、ね」
アロネ「いつでも…力を貸すから」
男「お……い、おっま……え…」
男「(うっ、意、識が………)」
男「…」
… … … … … … … … … … … …
…………………… ……………………
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ここまでー
明日は23時更新予定である
では
始めるぞや
ーーー サクヤの部屋 ーーー
ピッピッ
サクヤ「ん……誰かしら」
ーーーーーー ーーーーーー ーーーーーー
〈台場 カノン〉
[件名] : 少し…相談があって、メールをしました
[本文] : 男さん、知ってますよね?
前に一緒にミッションをしたときに、いつものアレで男さんに迷惑をかけてしまったみたいで…
終わったあとに、『それは仕方ないよ、気にしてないよ』って、慰めてもらったんですが
…もしかして、男さんは気を使っているのじゃないかと
サクヤさんは、どう思いますか?
ーーーーーー ーーーーーー ーーーーーー
サクヤ「……これは…」
サクヤ「(男君の予想通りだったってわけね……)」
サクヤ「… (ていうか私、恋愛相談所じゃないんだけどなぁ…まあいいけど)」
サクヤ「それに、これだと…」
サクヤ「(二人は…両思いなんじゃ……)」
サクヤ「大丈夫…よ………そんなこと」ポチポチ
サクヤ「……だから………気にしないで……」ポチポチ
サクヤ「はい、オッケー…送信」ポチ
サクヤ「(はぁあ……入ってちょっとしか経ってない新人さんは、)」
サクヤ「(こうやって恋が実ってるのに…)」
サクヤ「はぁ…」
ーーー カノンの部屋 ーーー
ピッピッ
カノン「(か、返ってきた!)」ポチッ
カノン「…………」
カノン「そっかぁ……」ホッ
カノン「(でも、なんか避けられてるような…きがしたんだよなぁ…)」
カノン「…今日……目があったような気が……そのまま…」
カノン「…自意識過剰なのか……でも…そんな気がして……どうですか」
カノン「よし、送信」ポチ
カノン「ふぅ、」
カノン「(ジーナさんもそうだけど、やっぱり誰かに相談すると…楽になるな……)」
ーーーーーー ーーーーーー
ーーー サクヤの部屋 ーーー
ピッピッ
サクヤ「…おっと」
サクヤ「(来たわね…)」ポチ
サクヤ「………!」
サクヤ「これ、もしかして…」
サクヤ「(私の…せい?)」
サクヤ「…………」
サクヤ「(取り合えず、なにも知らないように振る舞わないと…)」ポチポチ
サクヤ「(メールで助かったわね…)」ポチポチ
ーーーーーー ーーーーーー
ーーー カノンの部屋 ーーー
ピッピッ
カノン「ほっ…」ポチ
カノン「………」
ーーーーーー ーーーーーー ーーーーーー
〈橘 サクヤ〉
[件名] :
[本文] : そう…でも大丈夫よ
彼はとっても優しい人よ? 他人をそういう扱いはしないわ
あなたはもっと自信を持ちなさい!
じゃないと、他人も信じられないわよ?
頑張ってね! 応援してるわ≧∇≦
ーーーーーー ーーーーーー ーーーーーー
カノン「…!」
カノン「(な、なんで私が男さんのことを好きって…//)」
カノン「(どうして…//)」ポチポチポチポチ
ーーーーーー ーーーーーー
ーーー サクヤの部屋 ーーー
サクヤ「さて、男君に連絡を…」
ピッピッ
サクヤ「あら…… (まだなにかあるの?)」
ーーーーーー ーーーーーー ーーーーーー
〈台場 カノン〉
[件名] : それは違います!
[本文] : 仕事上で男さんに気を使わせたくないだけです!
別に、好きとか嫌いとかではありません!
とにかく違います!><
あ、でも相談に乗ってくれてありがとうございました
夜分にすみませんでしたm _ _ m
おやすみなさいです
ーーーーーー ーーーーーー ーーーーーー
サクヤ「(分かりやすい子ね……)」
サクヤ「さて、男君を呼ばないと…」ポチポチ
ーーー 自室 ーーー
男「う…ううんっ……うあ…」ゴロゴロ
ピッピッ
男「…う…あ……」
男「………」パチ
男「…はぁ」
男「(嫌な…夢だったな…)」
男「…夢…なのか?」
男「…………」
男「…」チラ
男「(まだこんな時間か…)」
男「(ちょっと、何か飲んで寝るか…)」ガチャ
男「あれ… (冷蔵庫の中、何もないのか)」
男「しゃーない、買ってくるか」
プシュー……ガシャン…
………………
………………
ピッピッ
ーーーーーー ーーーーーー
ーーー サクヤの部屋 ーーー
サクヤ「………」
サクヤ「(寝ちゃったのかしら…)」
サクヤ「うーん……」
サクヤ「…(直接行くのもあれだし…)」
サクヤ「… (明日にしようかな…)」
サクヤ「……まあ、大丈夫よ…ね?」
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーー 翌日 ーーー
ーーーエントランス ーーー
男「… (結局、あの夢は何なんだ?)」
男「いや…… (夢じゃないだろうな…)」
男「………」
サクヤ「おはよう、男君」
男「あ、おはようございます」
サクヤ「ちょっと、いい?」
男「はい…何です?」
サクヤ「前のメールのことで、少しね」
男「……!!」
男「も、もしかして……」
男「…本人に、聞いちゃったりしました?」
サクヤ「その本人から、連絡が来たの」
サクヤ「…あなたが、気を使ったんじゃないかって」
男「… そうですか (やっぱり……そう思ってたか)」
男「それ以外で、何かありました?」
サクヤ「うーん、彼女には「それはないよー」って、言っといかたら」
サクヤ「だから別に、距離をおく必要はなくなったみたいね」
男「ほ、ホントッすか?」
サクヤ「ええ、あとは、あなたたちで何とかしなさい。ね?」
男「了解です! ありがとうございます!」
サクヤ「いえいえ、 (混乱させたのは私なんだけどね…)」
縺?¥繧医?
ーーーーーー ーーーーーー
男「(なぁんだ、あっちもサクヤさんに相談してたんだ…)」
男「……フゥ…」
男「(とにかく、そんなに問題は無いってことかな…)」
男「(なんか……妙にホッとしたな)」
男「さて、ミッションミッション……」
男「おなか空いちった」
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
男「ども、こんちわ」
ヒバリ「こんにちは、今日も受けるんですか?」
男「はい…まだまだ新人なもんですから」
ヒバリ「そんなことは無いですよ?……皆さん男さんの活躍を認めていらっしゃいました」
ヒバリ「タツミさんとか、リンドウさんも、期待してるみたいですし…休みは大事ですよ?」
男「いや、なんと言うか…動いていないと落ち着かないので、」
男「取り合えず、ミッションの方をお願いします」
ヒバリ「了解です…どうぞ、こちらです」
・・・・・・・・
男「……この『オウガテイル5体討伐』で頼んます」
ヒバリ「分かりました、お一人でよろしいですか?」
男「はい、お願いします」
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーー 鉄塔の森 ーーー
男「よっと…」スタ
男「さて、行きますか」
・・・・・・・・・
オウガテイル「グォオオアア!」
男「ん…」
スパンスパンッッ!
オウガテイル「」
ドサッ・・・
男「(5体もいれば、腹もふくれるだろう…)」
神機「」モグモグ
男「……次いくか」
ーーーーーー ーーーーーー
オウガテイル5「…ウオォ……」
・バタッ・・
男「いただきー」
ガブッッ!
神機「」モグモグモグ
男「………」
男「(一人も一人で、退屈だな)」
男「(ミッションが、簡単すぎただけかな?)」
男「うしっ、オッケー」
男「かーえろ」
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーー エントランス ーーー
男「どーもー、ただいまっすー」
ヒバリ「は、速いですね… (まるで散歩してきたような…)」
ヒバリ「報酬の方は、後程送らせていただきます」
ヒバリ「お疲れさまでした」ペコ
男「あ…そうだ、えっとー、その、第二部隊は…ここにいたりする?」
ヒバリ「今、防衛班に所属する部隊は、外部居住区の方へ向かっていまして…」
ヒバリ「暫くは帰ってこないかと」
男「そですか……どうも」
ヒバリ「いえ… (……?)」
ーーーーーー ーーーーーー
男「(暇人になっちまった)」
男「(…昼寝でもするか?)」
男「お…コウタ」
コウタ「あれ、あんた…今日は休暇?」
男「いや、終わって帰ってきた」
コウタ「はやっ………そうだ!、もし暇だったら『バガラリー』貸してあげよっか?」
男「なんだそれ? 食いもんか?」
コウタ「えぇええ!!? 知らねぇのかよ!?」
コウタ「メチャクチャ面白い漫画で、アニメとかだとかなり有名だぞ!?」
男「お、おぉ、すまんかった…… (テレビとか漫画とかさっぱりなんだよな…)」
コウタ「で、どうすんの? 借りる?」
男「うーん、それって具体的にどんなストーリーなんだ?」
コウタ「詳しく話すと…3時間位だけど、いい?」
男「無理だな。簡単にでいいよ」
コウタ「まあ、要するにアクションヒーローものだな」
コウタ「キャラすっげぇカッコいいし、ストーリーも面白いし、何よりアクションの絵がサイコーだ!!」
コウタ「ちなみに、出てくるキャラ紹介すると……」
男「わかった、わかった。その辺でいい」
男「全巻あるのかそれ?」
コウタ「ああ、一応な」
コウタ「でも多分、読みきるのに二ヶ月位かかるかな?」
男「すげぇな、なんだよその量は、てかそんなんどこに仕舞ってんだ?」
コウタ「そりゃあ、家に決まってんじゃん?」
男「(すげぇな)」
コウタ「んでんで、どうすんのさ、借りる? 借りない?」
男「…うーん、(でも読まなかったら、悪いんだよな)」
男「…………」
コウタ「…………」
男「……今はいいや」
コウタ「えぇ! なんでなんで!!?」
男「暇がそんなに出来なさそうだしな」
男「あぁ、でも、借りたくなったら頼んでいいか?」
コウタ「そりゃあ、構わないけど……ホントに今要らないの?」
コウタ「ホントにホントに借りない?」
男「今借りても読まないかもだし、いいや」
コウタ「なんだよ…ゼッテー面白いのに……」
コウタ「後悔するぜ、あんた…」
男「大袈裟だな…しないよ、そんなんで」
コウタ「ふん……まあいいけど」
男「じゃ、オレ部屋に戻るわ」
コウタ「おお、見たくなったらいつでも言えよー?」
男「わかったよ」
男「…… (しつこいやっちゃな)」
コウタ「お、何? さっそく借りたい?」
男「……」
スタスタスタ・・・・
ここまで
また文字化けしてもた
最初でよかったわい
では
シオはでねえの?
>>454縺雁燕縺吶#縺?↑
コウタ「うーん、やっぱ興味ない人は読まないかな……」
コウタ「(バガラリー仲間増やしたかったんだけどなぁー)」
榊「やあ、コウタ君」
コウタ「うわっ!?、ふ、普通に遠くから話しかけてよ!」
コウタ「(しかも横から)……何か用ですか?」
榊「先に、大きな画面のある、あの部屋に行っててくれ」
榊「詳しくは、あとで話すよ」
コウタ「ええー、これからバガラリー…」
榊「先に」
榊「行っててくれるかな?」ズイッ
コウタ「りょ、了解です…」
ーーー 新人区画 ーーー
男「(バガラリーか…今度調べてみるかな)」
プシュー…………
榊「やあ、男君」
男「あれ、博士さん…何か用ですか?」
榊「なに…少し君と、親睦を深めたいと思ってね 」
男「……」
榊「ん、何か勘違いをしてはいないかね?」
榊「少し、アラガミについて話したいことがあるだけさ」
男「あ、あぁ、なんだ。いいですよ」
榊「(ふむ…だいぶ私へのイメージが、悪いみたいだね)」
ーーー 講義室 ーーー
榊「ささ、ここに座って」
男「はーい」
コウタ「……バガラリー……せっかく暇なのに……」ブツブツ
男「って、あれ、コウタ…」
コウタ「あれっ、何でここに?」
男「連れてこられた、何するか知らないけど」
榊「ホントはアリサ君も呼びたかったけど、まぁいいか」
榊「さて、じゃあ始めようか」
榊「…講義を……!」
男、コウタ「??」
ーーーーーー ーーーーーー
榊「アラガミの性質は……つまり……」
榊「人型のものも……仮にそうだとして…」
ーーーーーー ーーーーーー
榊「……と言うわけさ」
榊「まあ、『終末捕食』自体が起こるか起こらないかは、分からないけどね」
コウタ「…zz」
男「へぇ… (眠い…でも、聞かなきゃ)」
榊「じゃあ、今日はここら辺で終わろうか」
男、コウタ「次もあるんですか!?」
男「(お前起きてたんかい)」
榊「勿論さ。まだ君たちは、知識が足らないからね」
榊「講義するときは、暇なときに呼びにいくよ」
榊「じゃあ、お疲れ様」
ーーーーーー ーーーーーー
コウタ「マジかよ…これじゃあバガラリー見れねぇじゃん!」
コウタ「なに言ってるか訳わかんねぇし!」
男「全くだな……ん?」
男「あれ、アリサじゃないか?」
コウタ「お、ホントだ…クッソー、オレもミッションいっときゃあよかったな…」
男「(俺なんかミッション帰りだぞ……)」
コウタ「ん?……防衛班と同行してたのか」
タツミ「じゃ、お疲れ………」
アリサ「お疲れ様です……」
スタスタスタ・・・
男「……?」
コウタ「何だ? 失敗でもしたのかな……」
タツミ「…おう、お前ら」
男「お疲れ様です、あったんですか?」
タツミ「いやー、仕事自体は…まあ、よくやってくれたんだが…」
コウタ「……アリサが、何かあったんですか?」
タツミ「うーん……」
タツミ「どうにも彼女は、プライドみたいなものが高いらしくてな……」
タツミ「…一般市民にたいして、態度が悪いと思ったんだ」
コウタ「……」
タツミ「『守ってやってるんだから』みたいなこと言ったもんだから、」
タツミ「ちょっと、きつく当たっちまった…」
タツミ「ま、あんまこたえてなかったみたいだけどな」ハハハ
男「(…あいつ、またそんなことを…)」
男「仕方ないっすよ…あいつの育って来た環境もありますし、価値観も違ってきますよ」
タツミ「…分かっちゃあいるんだよな、でもよぉ……はぁ」
コウタ「……!」
コウタ「……オレ、アイツのとこ言って来ます」ダッ
タツミ「ああ……わかった……って、(もういない…)」
男「…ま、任せましょう」
タツミ「アイツの事だからなぁ……これにつけこんで、別の話で盛り上がりたがってそうだな…」
男「大丈夫ですよ、あいつも…優しいやつなんで」
タツミ「ハッハッ、会って間もないと言うのに、よくわかるもんだな」
男「いや、別に…そんな気がしただけです」
タツミ「(…ゴッドイーターだけではなく、人間観察力にも優れている、か…)」
男「じゃあオレ、戻ります」
タツミ「おお、悪ぃな、愚痴に付き合わせちゃって」
男「いやいや、問題ないっす」
男「(しかし、面倒そうだな…アリサは)」
男「………あ」
男「 (カノンはどこにいるんだ?)」
男「探してみるかな……」
ーーーーーー ーーーーーー
ーーー 新人区画 ーーー
男「(もう部屋に入っちゃったか?)」
男「……」キョロキョロ
男「お」
コウタ「………」
男「どうした、行ったんじゃないのか?」
コウタ「いや…それがさ」
男「……」
コウタ「撃沈だ…」ガク
男「… (素直なやつ)」
コウタ「でも、追い返し際に、タツミさんの文句言ってたな…」
コウタ「あの調子だと…アナグラの皆に嫌われちゃうよ、アイツ…」
男「…大丈夫だ、お前で何とか出きるさ」
コウタ「いや、追い返されちゃったんだって」
男「構ってくれるのは、そんなに嫌がってはないと思うぞ、アイツは」
コウタ「うーん…よくわかんねえな、その辺は…」
男「その内、あっちから話しかけてくんだろ」
コウタ「そっか……そうだな!」
コウタ「(助けてあげられるなら、助けなくちゃ)」
コウタ「てか…思ったけど、あんた何か探してなかったっけ?」
男「…そうだった (軽く忘れとった)」
男「じゃな」タッ
コウタ「おぉ、じゃな…」
ーーーーーー ーーーーーー
いくお
ーーーーーー ーーーーーー
ーーー エントランス ーーー
男「……」
男「(探し回って、結局戻ってきてしまった…)」
男「(…まさか)」
男「…帰ってきてない…?」
ブレンダン「……」
男「(お、良いところに)」
男「こんちは」
ブレンダン「ん、おお、男か」
男「何してたんですか?」
ブレンダン「うむ。アラガミとシュミレーションで、戦っていたとこだ」
男「そ、そうですか…」
男「あっと…カノンを知りませんか?」
ブレンダン「あぁ、アイツなら、実家の方へ向かっていたな」
ブレンダン「おそらく、今日はこっちには来ないんじゃ無いのか?」
男「…わかりました、(なんとぉ)」
ーーーーーー ーーーーーー
男「(どうしようか………)」
男「………」
男「…寝るには少し早いな」
男「(暇潰しに……何か、する事は)」
男「食うもんでも貰うか…」
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーー 自室 ーーー
ーーーーーー ーーーーーー
男「あ……」
男「(なんと言うことだ……)」
男「食べ終わってしまった…だと…!」
男「……」
男「(カノン……)」
男「(実家…か……)」
ーーーーーー ーーーーーー
……………………… ………………………
…………………………
ーーー ーーー ーーー
ーーー 最初の支部 ーーー
男「あ…あの、よ、よろしくお願いします!」
ヒソヒソ………コソコソ……
男性隊員1「…よ、よろしく」
女性隊員1「………」
男性隊員2「…なぁ、アイツ………なんだろ?」コソ
男性隊員3「……ああ…それで親も死んだらしい……」コソ
指揮官「あー…まだこいつはー実戦慣れしていない、誰か男の育成を頼みたいんだが…」
男性隊員一同「………」
女性隊員一同「………」
男「…… (えっ)」
指揮官「んー… 仕方ない、リーダー。お前に頼んだ」
リーダー「ハァ……いいですよ、別に」
指揮官「ん、よし。では解散」
男「あの、リーダーさん。よろしくお願いします」
リーダー「…チッ」
リーダー「お前、何歳?」
男「こ、今年で12です」
リーダー「ハァ…そ、分かった」
リーダー「…んでおれが………子守りなんぞ…」ブツブツ
男「………」
リーダー「ミッションやるときついてきて、じゃ」
男「あ、はい」
男「……」
………………………………………
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
男「……」
男「オレの家は……」
男「どこなんだろうな……」
男「(ここ《アナグラ》の人達は、なんでこんなに……)」
男「リンドウさん、か」
男「(もし、最初の支部がここだったら……)」
男「(いや…止めよう)」
男「……そろそろ寝るか」
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーー 翌朝 ーーー
ーーー 自室 ーーー
男「…」パチ
男「う、うあっ……っ」ノビー
男「はあー」
男「(『目覚め』ってのは、こういうのを言うんだろうな)」
男「……行くか」
プシュー……ガシャン……
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーー エントランス ーーー
男「あっ、おはよう」
カノン「あっ、おはようございます!」ペコ
男「なんというか…お帰り」
カノン「…フフ、ただいまです」
サクヤ「あー、いたいた。男君、ちょっと来てー」
男「はーい」
カノン「…では、また」
男「ああ、またね」
・・・・・・・・・
男「…フフ、なんか… 」
男「……いいな」
ーーーーーー ーーーーーー
男「おはようございまーす」
サクヤ「おはよう」
コウタ「おっす、何ニヤついてたんだ?」
男「いや…そんなことはねぇけど、」
サクヤ「ウッフフ、それは…ねぇ男君?」
男「な、何ですか? なんでもないんですけどねぇー…」
コウタ「えぇ?、何々なんかあるのー?」
ソーマ「いつまでじゃれ合ってる……さっさと受けるぞ…」
男「そ、そうだな、よしそうしよう」
コウタ「なぁんだよぉー…言えないことなのかぁ?」
サクヤ「ささ、切り替えていきましょう」
お願いします何でもしますから、が聞こえませんねえ
>>489
お前誰やねんww
てなわけで、落とすけど
9個位しか書けんかったすマン
ーーーーーー ーーーーーー
ヒバリ「では、ミッションの方を説明いたします」
ヒバリ「標的は、ご存知かと思いますが…」
ヒバリ「『ヴァジュラ』となっています、が…」
ヒバリ「今回の標的は、個体値が以前より上がっているとの報告を受けています」
ヒバリ「注意深くミッションに望んでほしいところです」
ヒバリ「ちなみに、リンドウさんはアリサさんと別の任務に行っているため」
ヒバリ「代わり…といっても、男さんの実力であれば、充分リンドウさんの役目を果たせると思います」
男「…えっと、つまりそれは……?」
ヒバリ「つまり、今回の任務は『男さん』に指揮を執ってもらいます」
ヒバリ「以前、このメンバーでミッションを遂行したことがあると思うので」
ヒバリ「問題ないだろう、との判断です」
サクヤ「…うん、そうね」
男「えっ、」
サクヤ「前のミッションの時みたいにやれば、全然問題ないわよ、ね?」
ソーマ「……」
コウタ「男は、リーダーの力は全然ある思うから、別に文句はないよ」
コウタ「前の時もやり易かったし、言うことなしっ!」
ソーマ「……自分の仕事さえやってくれれば、誰でもいい」
男「…わかりました、やります」
ヒバリ「頑張ってください。どうかご無事で…」
男「オッケーです」
男「じゃ、行きましょか」
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーー 贖罪の街 ーーー
男「よっと、」ザッ
ソーマ「……さぁ、どうする?」
男「………うーん」
男「(一匹とはいっても、今回は油断は出来ない…けど)」
男「(…正直、今までとあまり変わらない…)」
男「………」
サクヤ、コウタ「………」
男「…固まって移動、各自で全方位を確認しながらで」
サクヤ「はぁい、了解」
コウタ「了解ー」
ソーマ「フン………臆病に進む、か」
男「あぁ…今まで通りなら、二人一組でやるとこだが…」
男「いくら攻略方法を知っている『ヴァジュラ』とはいえ」
男「未知のものに触れる時は…慎重に行くべきだ」
サクヤ「…そうね、調査隊が調べてくれたくらいじゃ、まだまだ信用は無いわね」
ソーマ「…まぁ、いいだろう」
コウタ「よし、じゃあ俺は後ろを確認するよ!」
男「わかった、では、二人は左右を…」
男「…先導は、俺がいきます」
ーーーーーー ーーーーーー
男「……」
サクヤ「………」
コウタ「……」
ソーマ「………」
男「…ん、コクーンメイデンだな…」
サクヤ「ん、そうみたいね…数は?」
男「2、3は見えるな……」
男「後ろは来てないか?」
コウタ「問題なしだよ」
男「よし、まずは…アイツら《コクーンメイデン》からだ」
ソーマ「(雑魚から片す、か…)」
男「行くぞ…!」ダッ
コウタ「おう!」ダッ
サクヤ「ふっ…!」バシュンッ
スバァーン!!
コクーン1「クォオオオ…」
コクーン2「クウウオォオオ!!」
ソーマ「フン、アンヨもまともについてないやつに…用はないんだがな…」
男「ヴァジュラの介入も、頭に入れておいてくれ!」
三人「了解!」
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
男「はあっ!」ズバスバンッ!
コクーン3「クオォ……」クタ・・
男「…よし、終了っと」
ソーマ「いや……延長戦だ」
ヴァジュラ「……グウオォオオオッ!!!」
サクヤ「本戦、の間違いじゃないかしら?」
コウタ「やっとお出ましかぁ!」
男「油断は禁物! 各自一定の距離を保っての戦闘だ!」
サクヤ、コウタ「了解!」
ソーマ「…ふっ!」ダッ
ーーーーーー ーーーーーー
ヴァジュラ「グオオアア!」ブンッ!
男「ぐっ!」ガキンッ!
男「(確かにあのときとはだいぶ、パワー、スピードが上がっている)」
男「(が……)」
ヴァジュラ「グオオッ」 グッ
男「…(突進!)」
ヴァジュラ「オオオォアアッ!!」グンッッ!
男「ほっ、」サッ
コウタ「さっすがぁッ!」
男「まぁな、(動き自体は変わっていない…いけるな)」
今日はここまで
読んでくれてるかたありがとー
まだまだ続きまーす
では
投下ー
ーーーーーー ーーーーーー
ソーマ「ふっ…!!」 ズドンッ!!
ヴァジュラ「グギャアアッ! グウォオオ!!」ボンッボンッボンッ
サクヤ「キャァア!!」ドンッ
コウタ「ぐあっッ!」ドサッ
男「…!! おい!大丈夫か!?」
サクヤ「…だ…い丈夫、よ…一応ね…」
コウタ「いつつ……やっぱ、食らうと…いてぇな」
男「無茶はするな! 態勢整えろ!」
サクヤ、コウタ「り、了解…」
男「(遠距離の攻撃も、強くなってるのか…厄介だな)」
ヴァジュラ「グオォオ!」ブンッ!
ソーマ「つッ!」ガキンッ
ソーマ「ちぃっ、重い…!」
男「出すぎるなよ、放電を食らったら立てねぇぞ!」
ソーマ「わかってる…!」ダッ
ヴァジュラ「グォオ……ウオオォオオオ!!!」 バリバリッ
ソーマ、男「ぐっ、」サッ
バリッバリバリッバリバリ!!!!
男「クソッ… (前はもっと、柔らかかった上に、こんなにタフじゃ無かったが…)」
ソーマ「チッ、覚醒で固くなってやがる…」
男「部位、関係無くいくしかないな」
ソーマ「…同意だ」
ーーー 壁際 ーーー
サクヤ「ふぅ、よし、いくわよ!」
コウタ「おっし、まだまだ行けるッス!」
サクヤ「急ぎましょう!」ダッ
コウタ「よぉし!」ダッ
男「はあぁああッ!!」ズバズバスバンッ!
男「おらおらぁ!!」ズパンズバッズバズバッ!
ソーマ「ふんっ!! はぁッ!」ズドッ! ドスン!
ヴァジュラ「グオオォウゥ……」ガクン
ソーマ「フン、他愛ない…」
男「チャーンス」ダンッ
ソーマ「はぁあ…」シュゥン・・・
男「りゃっッ!」ズババンッ!
ソーマ「ていやっッ!」ズドォンッ!
ヴァジュラ「グオォ…オォオ……」
コウタ「おぉ、なんか知んないけど、ラッキーッ!」バァンバァンッ
サクヤ「二人とも! 体力は?」
男「平気ッス!」
ソーマ「…問題なしだ」
ヴァジュラ「…」ムクッ
ヴァジュラ「…オォオオオアァアッ!!!」
男「よし…… (あと少しだッ!)」
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
男「ふっ…!」サッ
男「はあッ!」ズバンッ!
ヴァジュラ「ウオオォオオオ!!……」ガクッ
バタッッ・・・
コウタ「よしっ!! やった!」
サクヤ「ふぅ…何とかなったみたいね…」
ソーマ「随分と手こずっちまったな…」
男「全くだ、まさかここまでとは…」
男「(アラガミも成長してるッてわけですか、榊さん)」
男「…まぁいいか、取り合えず帰還ってことで」
サクヤ「りょうかーい、今日は疲れちゃったわ…」
ーーーーーー ーーーーーー
ーーー 同時刻 ーーー
ーーー 贖罪の街・別地点 ーーー
リンドウ「……」
アリサ「……」
リンドウ「… (妙だな、ここまで標的が見つからないことなんて…)」
リンドウ「これは、いよいよキナ臭くなってきたな…」
アリサ「…?」
アリサ「!?…!!?」ズキンッ
アリサ「っ… (何これッ!、また…あの時の…!)」
アリサ「ッ…(アラガミ?…敵?……リンドウ、さん?)」
リンドウ「…? どうした?」
アリサ「い、いえ、問題ありません…」
アリサ「側面、後方、ともにクリアです」
リンドウ「そうか…進むぞ?」
アリサ「…(今のは……)」
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
男「(クッソぉ、腹減ったな…)」
男「ん…!?」
ソーマ「何ィ…? (リンドウと、)」
コウタ「(アリサ…だよな)」
リンドウ「お前ら、何でここに…」
サクヤ「何で同一区画に二つのチームが…どういうこと…?」
男「…それは後です、まずはリンドウさんたちの任務が先だ」
リンドウ「ん、その通りだ……さて」
リンドウ「(この建物ん中にいるのか…?)」
リンドウ「…俺達《リンドウ・アリサ》は中を」
リンドウ「お前たち《男チーム》は外を警戒」
リンドウ「いいな?」
サクヤ、コウタ「り、了解」
ソーマ、男「……」
男「……」
男「(役員たちのミス…ならいいが)」
ソーマ「(そうじゃなかったら…)」
男、ソーマ「(何か…ある)」
コウタ「なんだよ……帰れると思ったのに…」
サクヤ「コウタ君、今は非常事態よ、気を抜かないで」
コウタ「あ、すんません…」
コウタ「ん……!?」
コウタ「うあぁ!?、なんかヤバイの居るって!!」
男「!?」
男「全員戦闘態勢に入れ!! 建物内に入れさせるな!」
ーーーーーー ーーーーーー
ーーー 建物《教会》 ーーー
リンドウ「………」
アリサ「………」
ガコォン、ガラガラガラ・・・
アリサ、リンドウ「!!」
プリティヴィ・マータ「………」
リンドウ「 (ヴァジュラ種!)」
リンドウ「下がれッ! アリサ、後方支援を頼む!」ザッ
アリサ「……いや!?」
アリサ「…パパ…マ…!?…めて、食べないで…」ガクガク
マータ「ウオオォオオオ!」ブンッ!
リンドウ「どうした! …っ、アリサぁ!」サッ
アリサ「いやぁァァ!!?」
ーーー ーーー ーーー
ーーーーーー ーーーーーー
アリサ「…ッ…うッ!」
゛そうだ! 打ち勝て、戦え! ゛
アリサ「ッ!…いやぁッ!」
゛こう唱えて、引き金を引くんだ ゛
゛οдин《アジン》、два《ドゥヴァ》、три!《トゥリー!》〉゛
マータ「グオアア!!」ザシュッ!
リンドウ「ぐっ、アリサァ!」ガキンッ
アリサ「………один…《アジン》 два…《ドゥヴァ》… три《トゥリー》」
アリサ「…」カシャッ
アリサ「один《アジン》…два《ドゥヴァ》…три《トゥリー》」
゛そうだ! そう唱えるだけで、君は強い子になれるんだ! ゛
リンドウ「ぐはぁっッ!」ドサッ
リンドウ「…ちぃっ、」ムク
マータ「ウォオアァアッ!!!」
アリサ「…」
リンドウ「(クソッ! アリサはどうしたってんだ!)」
アリサ「…」
゛これが君たちの敵、アラガミ《リンドウ》だよ… ゛
アリサ「敵……アラガミ……」
アリサ「…!?」
゛混乱しちまった時はな、空を見るんだ ゛
アリサ「いやァァ!!?、やめてぇぇ!!」バジュンッ!
ドゴォォオオオン!!・・・・ガラガラ・
ーーーーーー ーーーーーー
アリサ「…」
゛これが君たちの敵、アラガミ《リンドウ》だよ… ゛
アリサ「敵……アラガミ……」
アリサ「…!?」
゛混乱しちまった時はな、空を見るんだ ゛
アリサ「いやァァ!!?、やめてぇぇ!!」バジュンッ!
ドゴォォオオオン!!・・・・ガラガラ・
ーーーーーー ーーーーーー
ここまで
展開バレバレかこりゃ
明日はたぶん更新出来ないかも…
出来ても深夜0時で、5レスが良いとこ…
ではでは
ーーーーーー ーーーーーー
ソーマ「まずいな…囲まれたか…」
マータ2、3「オォオオオオァァア!」
マータ1「グオオアァアッ!」ブンッ
ソーマ「チッ、」ガキンッ
ドゴォオォオオン・・・・・・
男「な、何だぁ?」
サクヤ「見てくるわ!」ダッ
サクヤ「これは…!?」
サクヤ「(入り口が…!!)」
サクヤ「アリサ、あなたいったい何を!?」
アリサ「違うの……パパ…マ、私…んなつもりじゃ…!」ヘタッ
サクヤ「(………アリサ)」
サクヤ「くっ……」
サクヤ「ふッ!」バシュンッバシュンッ
バコンバコンッ・・・・
サクヤ「そんなッ… (瓦礫の量が多すぎる…!!)」
男「サクヤさんッ! はやくこっちを!!」
サクヤ「……わかったわ!」ダッ
マータ4「ウォオオォォオッ!」ダッダッ
コウタ「ぐあッ!」ドサッ
ソーマ「フンッッ!」ズドンッ!
マータ3「グオオアァアッ!」
マータ2「ォォオヲヲヲッ!!」ブンッ!
ソーマ「ぐっ、」ガキンッッ!
サクヤ「大丈夫!!?」
マータ1「ウォオオアアォォオ!!」
男「(くそっ、どうすれば…!)」
男「(このままじゃ、全滅だッ!)」
男「(生き残る方法は、ある…けど!)」
リンドウ「聞こえるかぁ!」
サクヤ「聞こえるわ! 何かあるの!?」
リンドウ「…命令だ、アリサを連れてアナグラへ戻れ!」
男「(これしか……ない…)」
サクヤ「えっ……」
サクヤ「で、でも…」
リンドウ「聞こえないのか!!」
リンドウ「アリサを連れてアナグラへ戻れ!」
リンドウ「サクヤッ!全員を統率!」
リンドウ「ソーマ! 男!退路を開け!!」
サクヤ「でも、リンドウあなたは…!」
リンドウ「……俺は、ちょっとこいつらの相手して帰るわ…」
リンドウ「配給のビール、とっといてくれよ?」
サクヤ「そんなッ…! いやァァア!!!」
ガシッ!
サクヤ「!」
コウタ「行こう!サクヤさん、このままじゃ全員共倒れだよ!」グイッ
サクヤ「イヤよッ!!、リンドウうゥゥウ!!!!」
男「…」
ぐっ、とりゃあっ…!!
ソーマ「おいッ! 急げッ!!」
男「…アリサ、立ってくれ」
アリサ「……そんな、パパ……ママ…」
男「…コウタッ!」
コウタ「な、何!?」
男「こいつを背負っていってくれ…頼む」
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
マータ4「ウォオオアアッ!」ブンッブンッ!
男「ふっ」サッ
男「はぁあッ!」ズバンッ!
マータ4「グオォオオオオッ!!」
サクヤ「くっ、ひぐっ…」バシュンバシュンッ
男「……」
ソーマ「…はぁあッ!」ズドッ
コウタ「うわっと、あぶっ!」
男「ソーマ…」
ソーマ「なっ、何だ!」サッ
男「……後で、合流する」ダッ
ソーマ「…チイッ」
ソーマ「……バカ野郎が!」ズバンッ!
サクヤ「……ッ!」ビシュッ!
マータ4「オォオオ……」ガクッ
ソーマ「よし、今だっ!」ダッ
コウタ「よっと!」ダッ
サクヤ「リン…ドウ…ッ」ダッ
アリサ「……ん、(私…今……)」
ーーーーーー ーーーーーー
マータ4「…グオォ…」キョロキョロ
マータ4「……」ドシッ、ドシッ
ドシッ・・ドシッ・・・・・
マータ4「……!」
マータ4「オオオォアア!」ダッ
ディアウス・ピター「…………」
ピター「…グウオオォオォオオ!!!!!!」
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
コウタ「はっ、はっ」ダッダッ
アリサ「(誰の背中だろう……)」
アリサ「(……暖かい)」
アリサ「(…あ、この帽子…)」
アリサ「(どこかで…見……た……)」クタ・・・
サクヤ「…ま、待って!」
コウタ「はあ、はあっ、な、んですか?」ゼェゼェ
サクヤ「男君…男君は!?」
ソーマ「…後にしろ、今は非常事態だ」
サクヤ「そ…んな、彼まで……」
ソーマ「(あのやろう、何をするつもりだ……)」
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
男「……」
マータ3「オオァアアッ!!」
マータ2「グオォオオオオッ!!!」
男「…ふぅ」
マータ1「ウォオオアアァアアァ!!!」
男「…」
男「…フッ…!」ザッ!
男「はぁああッ!!」ダダダッ!
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
リンドウ「ふっ、やあッ!」ザクンッ
マータ「ギャアアアッ!!?」
リンドウ「よっしゃ!、いけるいける!」
リンドウ「おらぁッ!」ダッ
マータ「グオォオオオオッ!」ブンッ!
リンドウ「ガはッ!?」ドガンッ!
リンドウ「うっはッッ!」ドサッ
リンドウ「…う、あ…つつ」
リンドウ「チッ、やるじゃねぇか…」
リンドウ「(やべぇな…結構…キツイ)」
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
マータ1「グォオオッッ!」ビシュンビシュンッ!
男「ふっ、はっ」サッ
マータ2「オォオオオアァアッ!」ブンッ!
男「うッ!」ガキンッ
男「(クソッ…隙がないッ!)」
マータ3「オォアアウウ!!」ガブッッ!!
男「…!?」ザクッ!
男「うあァァアッ!!」
男「…ッはぁ……ク…ソッ…!」ドクドク・・
マータ1、2、3「グォオオッ!」
男「クソ……ッたれがァァア!!!」
男「おおォオオオヲヲヲッ!!」メキメキッッ!
男「アアァ!!!」ブンッ!
ザクザクッ、ズババンッ!!
男「オォヲヲヲヲヲアアァ!!」ダンッ
ズバンッ!ズバンッ!ズバンッ!ズバンッ!
マータ3「グォアッ!?」ガクンッ
マータ3「オォオオオオ……」ドサッ
男「オラァァア”ア”ッッ!」
ズバンッ!ズババンッ!!
男「うあぁアアァ!!」ブンッ!ブンッ!
ザクッ!ザクッ ドスドスドスッ!
マータ2「ォオ……オオ…」ドサッ
男「はぁ…ハァ……」
男「(な……んだ…こりゃあ…)」
ズキンッ!!
男「がっ…!……つぁッ!…」
マータ1「グオォオオオオッ!」
男「はぁッ……ッハアッ……!」
マータ1「オアァアッ!」ダッダッダッ!
男「うらあァァア!」ビュンッ
マータ1「オオアァウッ!」バクンッッ!
男「…!?」ミシッ・・
男「や…っべぇ…!(右腕が!)」ギシギシッ
マータ1「ウッ、ムグゥウゥッ!」
男「…なせ……」グッ
男「はなぁせぇェエエエエッ!!」グインッ
マータ1「…!? グォッ、オッッ!?」
男「クソがァァアアアアァ!!」グリグリグリッ!
マータ1「オオッ、グブッッ!…オオゥオッ!」 ドバッッ!
マータ1「オ……オ…ァア…」ガクッ
男「っぐぁッ!!」ズルンッ!!
マータ1「…ゴブワァッ!」
ドサッ・・・・
男「は、ハハハ…やったぜ……」
男「ん……なん、だ……」バキパキッ
男「…ッ!」
男「…この、腕は……」グッ
男「(腕輪の周りが…黒く、変色している!?)」
男「……なんで…こんな」
グオォオオオオ・・・・・
男「…!!」
男「そ、そうだッ!」
男「リンドウさん…に、」
男「ぐ、はぁッ!…ウッ」
男「…だい…丈夫…大丈夫だ…」フラッ
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
グウォオオォォオ・・・・・
リンドウ「はぁ…はぁ…はぁ」
マータ「」ドサッ
リンドウ「はぁ……死んだか?…このやろう…」
リンドウ「みたいだな…ふっ…よっこらせっ、と」ストンッ
リンドウ「ふぅぅ……」
リンドウ「ん、ん…」ゴソゴソ
リンドウ「……」チッ、カチッ・・ボッ
リンドウ「…スゥー……」
リンドウ「フゥー………」
モクモクモク・・・・
ーーーーーー ーーーーーー
ーーー 建物前《教会入り口前》 ーーー
男「はぁ…う、あ、ハァッ…」ヨロッヨロ・・・
男「はぁ……やっと…やっ…とだ…」ヨロ
男「(……着いた)」
男「リンドウさ…ッ!、ハァッ…!」ガクンッ
リンドウ「…! お前…なぜここに!?」
男「へへ……、女の子、泣かしちゃいかんでしょ…リンドウさん…」
リンドウ「…たかがそんなんで……ったく」
リンドウさん「……バカたれが、後でデッケェ罰をくれてやる…覚悟しとけよ?」フフ
男「なぁに……慣れてますよ、そういうのは」ハハ
リンドウ「そういや、他のアラガミは……まさか、」
男「…これで、罰は…免除ッスね」へへッ
リンドウ「何いってやがる……命令に背いたぶんは、受けてもらうぞ」
男「チェッ……」
リンドウ「…ま、ここを出れたらの話だけどな」
男「………」
男「…この、瓦礫は…どうにかならないんですか?」
リンドウ「ダメだな……さっきアラガミが突進をかましても、ビクともしなかった…」
男「…待つしか無い、ってことですか」
リンドウ「そういうことだ、ほら、分かったら先に帰っとれ」
リンドウ「じきに…捜索隊がこれ《瓦礫》を退かしてくれるさ」
男「そっすね…」ムクッ
男「じゃ、お先に失礼します」
リンドウ「おう、お疲れさん」
ドシンッ・・ドシンッ・・ドシンッ・・
男、リンドウ「…!」
リンドウ「くそっ、まだいやがったのか!」
男「任して…ッ…くださいよ…」フラッ
リンドウ「バカ野郎ッ…お前、何体と戦って…」
男「…」フラッ
リンドウ「(クソ、どうすりゃいい…!)」
リンドウ「(足音は…入り口とは逆から聞こえた…)」
リンドウ「てことは……」
リンドウ「………!!」
リンドウ「オラァァア!! クソッたれアラガミイィ!! 」
リンドウ「てめぇの墓はここだぞオぉ!!!!」
男「な……にを…」
ピター「……グゥォオ」ピクン
ピター「グオオアァアッ!」ダッダッダッ
男「(不味い! こっちに来る前に、中に入られたら!)」ダッ
男「うっ、が……」ズキンッ!
男「ち、く……しょ…う」ズキンッ!!
ピター「グォッ、グォッ」ダンッ、
ダンッ
ガラガラ・・・ガラガラ・・
リンドウ「よし、と」
男「く…なんッ…で… (あっち側もから入れることを…なぜ気づかなかったんだ!?)」
ズキイッッ!!!
男「ぐぅっッ!!?」
ピター「グウォオオヲヲヲッ!!」
リンドウ「男、悪ぃな…」
リンドウ「……反省会は、もうちょい…延期だ」
男「ダメだッ……リンドウさんッ!」
マータ4、5「ウォオオァァア!!」ダンッ
リンドウ「けっ、何匹でもこいってんだ…」
男「リンドウ…ッ…さん、リンドッ…づぁッ!」ズキンッ!!!!
ズキンッ!!!
男「リンドウォォオ!!!!!」
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
… … … … … … … … … … … … … …
ここまでー
明日も落とす予定よー
では
縺?″繧?☆
ーーーーーー ーーーーーー
… … … … … … … … … … … …
男「……ん」
男「…また……ここ……」
男「(白黒の世界……ここは、いったい…?)」
アロネ「…あら、来たのね……」
男「あ、アロネいたのか…って、お前…!」
男「どうしたんだよ!ボロボロじゃねぇか!」
アロネ「……ウフフ、フフッ」
男「な、何がおかしいんだよ…」
アロネ「……誰かさんが…相も変わらず、無茶をしたから…」フフッ
男「…へっ?」
アロネ「……いいえ……なんでもないわ」
男「なんだよ……チェッ」
アロネ「…貴方は…大丈夫なの?」
男「オレ…?」
男「あッ!」
男「オレ…リンドウさんを、助けようとして…」
男「…?? (なんでここにいるんだ…?)」
アロネ「…あの人は、たぶん…助からないわ…」
男「なっ、で、でも…」
アロネ「運が良くても……助かるのは、腕輪と神機くらいね…」
男「そんなッ……!!」
アロネ「…でも、貴方は助かるわ…きっと」
男「……」
男「(いや…そもそもなんで…)」
男「(俺は、戦場にいたはずだ…)」
男「(なのになんで……『これ』を見ているんだ?)」
アロネ「因みに言っておくと……」
アロネ「貴方は、あの場から…『ここ』に来ている…」
男「…気を…失ったって、事か?」
アロネ「…あの時の貴方は…すでに限界だったわ…」
アロネ「普通の神機使いだったら……あの場でとっくに死んでる…」
男「……」
アロネ「でも……貴方は『特別』…」
アロネ「普通では耐えられないほど、損傷していても…」
アロネ「…今はもう、ほとんど治りかけてる…」
男「えっ (まさか、腕は…!?)」
アロネ「…ここの世界では、貴方は怪我をしていても、いつもと…さほど変わらないわ」
男「…じゃあ、目が覚めたら……」
アロネ「今着てる服、右側の袖は……丸ごと無くなってるわね」
男「…えっ、その程度…?」
アロネ「……今までの自分を振り替えってみれば…大したことじゃないはずよ」フフッ
男「そう……かもしれない…」
アロネ「…ま、見て確かめるのが一番ね…」
グニャア・・・・
男「……………」
… … … … … … … … … … … … … …
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
男「ん……」パチッ
男「まぶしい… (電…気?)」
男「(ここは…病室か?)」
カチャッ・・・・
男「おっ、」
カノン「……はぁ」
カノン「!!」
カノン「ッ!」ダッ
男「えっ、ちょっ」
ガバッ!
男「……えっ…//」
カノン「っ…えぐっ……ひっ…」ポロポロ・・・
男「カ…ノン… (泣いてる…のか?)」
カノン「ッ……はかぜがっ……ひぐっ…」
カノン「最悪の事態も…って…うっ…言ってて…」ポロ
カノン「もう、ダメなんじゃないかって…!!」ポロポロ
男「心配、して…くれたのか?」
カノン「当たり前ですッ!!」ギュッ
カノン「…次に無茶したりしたら……ッ…撃ち殺しちゃいます…ッ…よ?」ポロポロ
男「…ごめん… (いや…)」
男「……ありがとな」ギュッ
カノン「うっ……えっ…ひぐっ……」ポロポロ
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
カノン「あ、そうだ! 身体、まだ痛いですか?」
男「いや、もうだいぶ……」グイグイ
カノン「そうですか……でも、まだ安静にしていて下さいね!」
カノン「私っ、このこと榊博士に報告してきますのでッ!」
男「あぁ、わかった」
ガチャッ・・バタンッ!
男「(怪我…か)」
男「…どれどれ…… (長袖の患者用の服があるのか…)」マキマキ
男「よっ……と」
男「…おぉぉ………」
男「(傷がちょっとあるけど、もう『あの跡』はないな…)」クルクル
男「ん……!?」
アリサ「……………zzz 」
男「(…こいつ、なんでここにいるんだ?)」
男「…………」
男「……まさか…『アレ』か?」
男「(途中から錯乱してたあの影響で、強制的に入院…的な?)」
アリサ「…ん……」モゾ・・・
男「おっと… (布団が……)」
男「…よいせっ、と」ムク
男「ハイッ」パサッ
男「……これで、よしと」スッ
ヒタ・・・
男「(触っちった)」
ピリッ・・ピリピリ・・・
男「ん…なん…だ…!?」
ここまでー
客、減ったのか?
明日も更新予定、時間はもうこれからfreedomで
では
ブワァッ!!!
……………………………………
… … … … … … … … … … …
……………………………………
男「はっ!」バッ
男「(今のは…アリサ……)」
男「(…アリサの…記憶…?)」
アリサ「ん……」パチッ
男「あら…起こしちゃったか……」
アリサ「今のは……あな……た……」
アリサ「…な…の……zz 」カク
男「………」
男「(何だったんだろう……今の)」
ーーーーーー ーーーーーー
男「……」
コンコン
男「はーい」
カチャッ
カノン「連絡してきました!」
カノン「念のため、今日いっぱいは休め、とのことです」
男「…わかった」
男「そういえば……リンドウさんは…?」
カノン「………」
カノン「…昨日から、捜索中ですが……まだ…」
男「……そっか…」
カノン「私も……」
男「…ん?」
カノン「リンドウさんには、とってもお世話になってます……」
カノン「だから……」
男「…」
カノン「…だから、はやく現場に復帰してください」
カノン「捜索ミッションを一緒に受けて、リンドウさんを見つけ出しましょう!」
男「あぁ、そうだな」
男「(見つかっていない……)」
男「(閉じ込められた『あの状況』で、あそこにいない……)」
男「(…と、いうことは…つまり)」
男「…さっさと『リンドウさん』に帰って来てもらわなきゃな…」
カノン「はい!」ニコッ
カノン「では、戻りますね?」
男「あぁ、わざわざ来てくれて、ありがとな」
カノン「いえいえ、別に…し、失礼します (いや…むしろ…//)」
カチャッ
カノン「わっ!」ドンッ
??「おお、ごめんごめん、中に人がいたのか…」
カノン「いえ、す、すいません」
カノン「あっ…オオグルマ先生…でしたっけ?」
オオグルマ「ああ、それであっているよ」
男「…ども」
オオグルマ「……ん、君は…」
カノン「あっ、そうだ」
カノン「彼女はずっと眠っていて、今のところ異常はありません」
オオグルマ「そうか…それはよかった」
カノン「では、失礼します」ペコ
オオグルマ「ああ、ご苦労さん」
バタン・・・・
オオグルマ「さて、君にはまだ自己紹介していなかったね…」
オオグルマ「私は、『オオグルマ ダイゴ』」
オオグルマ「アリサの主治医を務めているものだ」
男「俺は男です、一応、『ここ』の神機使いやってます」
オオグルマ「そうか男君か、よろしく頼むよ」
男「はい、よろしくです… (主治医……そんなにアリサはヤバかったのか…)」
オオグルマ「さて、アリサはどうやら大丈夫のようだね…」
オオグルマ「さすが、期待通りの鎮静力だ」
男「はぁ…… (……えっ、鎮静…?)」
オオグルマ「では、早速だがここで私は失礼するよ」スクッ
カチャッ・・・バタン
男「あっ、」
男「…………」
男「…んー……まぁ、たまたま起きただけだろ?」
ーーーーーー ーーーーーー
オオグルマ「… (男、本物であったか…)」
オオグルマ「……しかし、名前を聞き、まさかとは思ったが……」
オオグルマ「(聞いた話では、『あの』実験所は……)」
オオグルマ「(その状況下で、生きていたのか…?)」
オオグルマ「あの様子だと…成功したということか…」
オオグルマ「うーむ……やはり、隔離をすべきか…」
オオグルマ「……彼に伝えるか」
ピッポッ、ピッ
オオグルマ「……………あ、もしもし」
オオグルマ「はい、実は…アリサのことで……」
ーーーーーー ーーーーーー
ーーー 病室 ーーー
男「…ふぁあ…」
男「(もう一寝入りするか……)」
男「……」
男「(…サクヤさん、悔しかっただろうな…)」
男「…はぁ………クソ…」グッ
男「……」チラッ
アリサ「………スゥー……」
男「……ったく、よく寝てやがる」
男「………俺も寝よう」
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーー 贖罪の街 ーーー
調査員1「よーし!いいぞー!」
重機「」ウィイィ・・
ドゴォォーン!!!!
調査員2「よし、開いた開いた」
調査員1「……ま、リンドウさんはいねぇけどな…」
調査員2「…そういや腕輪の反応は、どこにあるって?」
調査員1「さぁな……ここではないことは確からしい…」
調査員2「……はぁあ、惜しい人を………」
調査員1「全くだ… (例の小娘のせいで……か)」
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ここまでー
明日はわからん、期待はしない方がいい
では
いっくよー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーー 自室 ーーー
男「……ん、んん………」
男「ん」パチッ
男「…?」
男「あれ……ここって…」
男「(俺の部屋…だよな?)」
男「…はて」
男「なん…で…?」
男「……ん、なんだこりゃ…置き書き?」カサッ
【ターミナルのメールを見てくれ、詳しくはそこに書いてある 支部長】
男「はいよ……」
男「どっこい……」ムクッ
ーーーーーー ーーーーーー
ポチポチ、ポチポチ
男「…おっ、『支部連絡』……これかな?」
男「(サクヤさんからもきてるけど……あとにしとくか)」ピッ
ーーーーーー ーーーーーー ーーーーーー
〈支部長〉
[件名] : 移動した理由
[本文] : 急に部屋を変えてしまって、申し訳ない
理由を述べさせてもらおう
あの後、勝手ですまないが検査をさせてもらったのだが
それによると、君はもう動ける身体だったためそちらに運ばせてもらった
どうにも、アリサがあまりよくならないので
あそこにいるよりは、その部屋の方がいいだろうという オオグルマ医師 の判断だ
長くなってしまったが、一応こんなところだ
いち早く、現場に復帰してくれたまえ
君には期待している
以上
ーーーーーー ーーーーーー ーーーーーー
男「………」
男「んー……」コキ、コキッ
男「(大丈夫っちゃあ、大丈夫だけど…)」
男「(ちょっと、怪しいぐらいに…)」
男「…急、過ぎるな」
男「……そうだ」
男「(サクヤさんのメールも見なきゃな)」ポチ
ピッ
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー ーーーーーー
〈橘 サクヤ〉
[件名] : 退院したと聞いて
[本文] : 大事に至らなかったようで、なによりよ。
それと
あの時はごめんなさい
自分で『そういうものは捨てなさい』って言ったのに、取り乱してしまうなんて…
本当にごめんなさい
無理はしなくていいわ。少しずつ慣らしてから復帰してね
ーーーーーー ーーーーーー ーーーーーー
男「……」
男「(ごめんなさい……か)」
男「…どっちの台詞なんだか……」
男「……」ポチポチ、ポチ
男「送…信、と」
ピッ
男「よし…… (リハビリに、訓練所にでも行ってくるかな…)」
プシュー……ガシャン……
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー ーーーーーー
〈男〉
[件名] :
[本文] : 人間であるなら、アレは当たり前だと思います
気にしないでください
あと
絶対にリンドウさんを、アナグラに戻しましょう
そろそろ、彼がビールを欲しがる頃ですしね
きっと…
ーーーーーー ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーー 数日後 ーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーー エントランス ーーー
ブレンダン「お願いです! 俺たちもリンドウさんの捜索に行かせてください!」
ツバキ「…ダメだ、すでに捜索には『ソレ』専用の部隊を向かわせてある…何度も言わせるな」
タツミ「しかし、人数が多ければ発見の可能性が…!」
ツバキ「…くどい」
カノン「リンドウさんは私の…いえ、私達の恩人なんです! だから…!」
ツバキ「くどいと言っている!」
カノン、ブレンダン、タツミ「……」
ツバキ「………」
ヒバリ「…ツバキさん、支部長がお呼びです」
ツバキ「わかった、すぐ向かう…」
ツカツカツカ・・・・
カノン「……」
タツミ「…クソッ」
ゲン爺「……フゥ」
ゲン爺「…おい、てめぇら」
カノン、ブレンダン、タツミ「…?」
ゲン「アイツの目の前で、何人死んだか……教えてやろうか?」
ブレンダン「ッ……」
ゲン爺「ましてや、血を分けた弟だ……」
ゲン爺「本当に飛び出したいのは…アイツの方だろうに……」
カノン「…………」
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーー 役員区画 ーーー
男「(どれ、用事も済んだし、また捜索ミッションでもせがみにいくか…)」
プシュー………
男「ん…(誰だ? 重役さんかな?)」
男「(…だったらヤだな、隠れとこ)」サッ
ツカツカツカ・・・・
ツバキ「…」
男「(なんだツバキさんか、調度い…)」
バンッッ!!!!
ツバキ「…ッ…クソ……ンドウ…」
ツバキ「……ハァ」
・・ツカツカツカ・・・
男「……」
男「(やっぱ、止めとこう……)」
ーーーーーー ーーーーーー
ここまでー
申し訳ないが、更新速度を下げさせてもらうでがす
ちょっと倦怠期…
2日にいっぺんくらいにするでがす
では
ーーー エントランス ーーー
プシュー…………
男「…お、」
カノン「あっ、」
タツミ「よう」
男「こんちわ」
ブレンダン「もう、身体は大丈夫なのか?」
男「全然オッケーですよ、今日もミッションも行こうかなぁ、って思ってたんですけど……」
男「……捜索ミッションは…ダメみたいですね」
カノン「それ、さっきも私達で頼んだんです」
カノン「でも…ツバキさん、昨日と同じく『正規の部隊の結果を待て』の一点張りで……」
男「うーん……」
ブレンダン「…やはり、普段のミッションの『延長』で探すしかないようだな……」
男「…でも、そんなの気休め程度にしかならないですよ……」
タツミ「だが、それでも可能性はある…だろ?」
男「………」
男「(…何故だ? 普通なら捜索ミッションくらいワケないはずなのに…)」
カノン「やれることがあるなら、それをやりましょう、ね?」
男「…あぁ、そうだな…その通りだ………」
タツミ「…どうだ? 今日、指定ミッション無かったら、俺らと行かないか?」
男「…いや、せめてでも範囲を広げたいので…別の区画へ向かいます」
タツミ「んー…まぁいいか、わかった。気を付けてな?」
男「はい…そちらも」
カノン「………」
男「………」
ーーーーーー ーーーーーー
ーーー 移動中 ーーー
男「……はぁ」
男「(最近…カノンとの会話、少なくなったな…)」
男「(なんと言うか…それどころじゃない、ってのは…分かってるんだけど)」
男「……はぁ」
男「(……アナグラの空気もどうにも重いしな…)」
男「(はやくリンドウさんを……)」
男「(この事について解決しなきゃ)」
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーー 煉獄の地下街 ーーー
男「ふっ、やぁ!」ズバン、ズバッ
男「はぁっ!」ズババンッ!
コクーン5「キュゥオオオオ……」クタァ
男「よし、終わりっ!」
男「(迎えが来るまで、捜索だ)」
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーー
ーーーーーー
ーーー
男「…ここは、さっき見たけど…」
男「……」キョロキョロ
男「(ダメ…か)」
男「ん……おっと」
男「そろそろ行かなきゃだな…」ダッ
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーー エントランス ーーー
男「ふぅ……ただいまーッス」
ヒバリ「お疲れさまです、報酬の方は後程送ります」
男「あぁ……どうも…お願いします」
男「(はぁ…結局、宛もなく探しても見つからない、ってことだな…)」
ヒバリ「……」
プシュー…………ガシャン
ヒバリ「……はぁ」
ーーー 自室 ーーー
男「……ん」
グウゥゥ・・・・
男「腹…減ってたんだ…」
男「(そういやミッション後も、最近はまともに『喰って』なかったっけ……)」
男「(食べなきゃやっぱ元気でねぇか、)」
グギュルルル・・・・
男「…配給、貰ってこよ…」
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーー 再び自室 ーーー
男「よいしょ…っと」
トウモロコシ「」モッサリ
男「……」
男「(初めて飯を一緒に食ったのって……)」
男「(リンドウさん……だったな)」
男「初めて……」
男「(ここに入って、初めて本物の『リーダー』を見つけたと思ったのに…)」
男「(やっと、見つけたのに…)」
男「…このご時世、何が起きるかわからないもんだな……」
男「……」
男「いただきます」
カジ、ガジカジ・・・・
ーーーーーー ーーーーーー
ここまでー
量が全然書けん、申し訳ない
では
ーーーーーー ーーーーーー
ーーー ???? ーーー
少女「……」
リンドウ「…うっ…でがッ!…つぁッ!……」
リンドウ「…ぐぅぅっッ!!」グッ
少女「……?」
ギュッ・・・
リンドウ「っはぁ、はぁ……お前…」
リンドウ「……ありがと…な……」クタ
少女「…ン」ニコッ
リンドウ「…zz 」
少女「……」
少女「…オナカ…スイタ…ノカ…?」
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーー 翌日 ーーー
ーーー 自室 ーーー
男「…ん…」パチ
男「……」
男「んん……」ゴロゴロ
男「……」
男「んっ……」ムク
男「………もう、こんな時間か」
男「よっ……」
スタッ
男「…ふわぁ……あぁ」
男「(…今日は指定ミッションがあんだよなぁ)」ポリポリ
男「………」
男「(…なんで……)」
男「(世の中って、理不尽なんだろうな…)」
ーーーーーー ーーーーーー
ーーー エントランス ーーー
男「…おはざぁす」
ソーマ「……遅いぞ」
男「おぉ……悪ぃ」
コウタ「何か、ツバキさんから話あるみたいだよ?」
男「ミッションのことだろ…たぶん」
コウタ「うーん……特に今日のミッションで変わったところは…」
男「ない…か」
サクヤ「………ハァ」
プシュー・・・・・ツカツカツカ・・
ツバキ「よし、第一部隊はこれで全員だな…」
ツバキ「では、伝達事項を話す」
ツバキ「今日の任務を『当該地域のアラガミの一掃』に変更する」
ツバキ「尚、検査中だったアリサは快方に向かいつつあるが、」
ツバキ「入院のため、暫くは前線には戻れないだろう……」
コウタ「………」
ツバキ「……最後に、本日をもって…神機、及びその使い手である『リンドウ』は…」
ソーマ「………」
ツバキ「……消息不明、『除隊』として扱われることとなった」
ツバキ「…以上だ」
男「…っ!」
サクヤ「そんな…! まだ腕輪も、神機ですらも見つかってないのに、なんでッ…!!」
男「まだたったの数日しか、捜索していないのに…ですか?」
ツバキ「…上層部からの決定だ。それに…」
ツバキ「腕輪のビーコン、生体信号、共に消失が確認された」
男「……(消失…)」
ツバキ「………今現在、未確認アラガミの活性化が進んでいて人員が足りないなかで、」
ツバキ「いるかいないかもわからん人間に…裂く時間などどこにもない」クルッ
ツカツカツカ・・・・
コウタ「……ツバキさん…」
ソーマ「……チッ」
スタスタスタ・・・・
男「お、おい……ソーマ…」
サクヤ「こんな…こんなに早く捜索が打ち切られるなんておかしいわ!!」
サクヤ「襲われた場所も敵も明らかなのに、なんで…!」
サクヤ「ねぇ!そうでしょう!?ねぇ!!?」
男「サクヤさん…少し、落ち着きましょう」
男「今は……皆同じ気持ちです」
サクヤ「………」
サクヤ「そう…よね………ごめんなさい…」
サクヤ「少し頭を冷やしてくる……」
サクヤ「…任務には、間に合わせるから……」
スタスタ・・・・
男「(…あのサクヤさんが、あんなになるなんて……)」
男「(…よっぽどなんだろうな……リンドウさんのこと……)」
コウタ「…サクヤさん…苦しいだろうな…」
男「…ああ、参ってるみたいだな…」
男「(ホント……こっちが参っちゃうくらいに…)」
コウタ「……俺さ、正直…あんたがリンドウさんを助けに戻ったって知ったときさ…」
男「あ、あぁ…」
コウタ「『ふざけんな!』とか、ここで言っちゃったけど……本当は」
コウタ「よく考えたら…サクヤさんのためだけじゃなくて…『アナグラ』のためだったのかなって、思ったんだ」
男「…いや、別に……あの時は…」
男「リンドウさんを失ってはいけない…って思念みたいなものが、凄かったんだ……」
男「今、アナグラがこうなるなんて…予想もしてなかったよ」
コウタ「……そっか」
コウタ「でも……やっぱリンドウさんは、諦めきれない人なんだよなぁ…」
男「ああ、本当にそうだな……」
すまん、キツい
もう寝そう
土日に一気にいけそうな感じなんで
では
コウタ「…俺、あんたも他の皆もよくやったと思ったんだ」
コウタ「でも、アリサのやつ急にどうして…」
男「……さあな…トラウマがどうとか聞いたことがあったが…」
コウタ「何か知ってるの?」
男「ああ、前にミッションの時にリンドウさんから少し聞いた…けど」
男「詳しくは……」
コウタ「…んー…」
コウタ「…ならさ、ミッションの前にお見舞い的なの…行っとかね?」
コウタ「今しか……行けなくなるかもしれないしさ…」
男「そうだな… (サクヤさんもまだ無理そうだし…行っとくか)」
コウタ「俺、サクヤさんの方も見てからくるよ」
男「あぁ、頼んだ」
男「(しかし……アリサに、なにを言えば…)」
コウタ「後から行くから、待っててよ!」ダッ
男「あいよ」
男「(いくら人のせいにしても、リンドウさんは…)」
男「(帰ってこない……)」
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーー ベテラン区画 ーーー
ソーマ「………」
ソーマ「…」ゴクゴク・・・
ソーマ「…フゥ」
メンバー1「おい……聞いたか?リンドウさんのこと……」コソッ
メンバー2「ああ、またソーマのチームから殉職者が…」
メンバー1「バカッ……聴かれてたらどうすんだ」コソッ
ソーマ「…」
ソーマ「(…くそったれが……!)」
コウタ「…………」
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ーーー 病室 ーーー
男「……」
アリサ「……スゥー………」
男「……アリサ…」
男「(お前に…何が起きたんだ…)」
男「(……トラウマにしたって…どうしてあの時に限って……)」
男「ん?……この腕は…」
男「(注射針の跡………)」
男「鎮静剤………か」
男「(まるで神機使いの体には……見えないな…)」
アリサ「…スゥー………zz 」
男「まだ他にも針の跡が……」
スッ・・
男「…ここにも」ヒタッ・・・
ビリッ!!
男「!?」
男「なん…!!」
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
………………………………………………
… … … … … … … … … … … … … …
…………………………………………………
ブワァッ!!!!・・・
………………………………………
"もう いいかい"
"アリサ「まぁだだよ!」"
"もう いいかい"
"アリサ「もういいよ!」"
男「……ん…」
男「(なんだここ…狭いな…)」
男「(隙間から見えるのは……夫婦かな…)」
男「(誰かを……探してる…?)」
"夫婦「もう いいかい……」キョロキョロ"
"アリサ「……」"
ダカダカッ!!!!!
"ピター「グオオォ!!」"
ガブッ!!!!!!
"アリサ「!!」"
男「!?」
男「(あれは……ヴァジュラ種の、ディアウス・ピター…)」
男「今の二人が……喰われちまった…)」
"ピター「…」ムシャムシャ"
バキボキッ・・・・メキッ・・
"アリサ「やめて……食べないで…パ…ママ……」"
"ピター「グォウ…」クルッ"
"アリサ「ひっ…!?」"
"ピター「グウォオオオオ!!!」"
"アリサ「イヤァァアッ!!! やめてぇぇ!!」"
男「(この女の子の声って……もしかして、アリサ…?)」
男「(この様子だと……まだ幼い時だな…)」
男「(…そういやこの前も、アリサの記憶が流れてきて…)」
ブワァッ!!!!・・・・
男「うっ!」
"アリサ「やめて……食べないで…パ…ママ……」"
"ピター「グォウ…」クルッ"
"アリサ「ひっ…!?」"
"ピター「グウォオオオオ!!!」"
"アリサ「イヤァァアッ!!! やめてぇぇ!!」"
男「(この女の子の声……アリサなのか…?)」
男「(この様子だと……まだ幼い時だな…)」
男「(…そういやこの前、アリサの記憶が流れてきた事が…)」
ブワァッ!!!!・・・・
男「うっ!」
ーーーーーー ーーーーーー
… … … … … … … … … … … … …
"ヨハン「幼い君は……さぞかし自分の無力さを呪ったことだろう…」"
"アリサ「……」"
ガシャンッ!!!
"アリサ「!?…うっ!…ぐうっ……」グッ"
男「(ん…これは……)」
男「(神機の適合試験……の途中?)」
男「(アリサと、最初の声は…支部長か)」
中途半端だけどここまで
では
"ヨハン「その苦しみさえ乗り越えれば…」"
"ヨハン「君は、親の仇をとれる力を得るのだ!」"
"アリサ「うっ……んっ……」ギリッ"
"ヨハン「そうだ…」"
"アリサ「んぅ…!!あぁあ…!!」グググ"
"ヨハン「打ち勝て…!」"
"ヨハン「戦え!!!!」"
"アリサ「んぅあぁあああッ!!!!」グッ!"
男「(なんと言うか……心当たりのある光景だな…)」
・・・ブワァッ!!!!!
男「ぐ…またっ……!」
…………………………………………
… … … … … … … … … … … …
ーーーーーー ーーーーーー
…………………………………………………
"「こいつらが……君たちの敵、アラガミだよ…」"
"アリサ「アラ…ガミ?」"
"「そうだよ……コワーイコワーイ、アラガミだ……」"
男「(これは……なんだ?)」
男「(病院みたいだが……何をしてるのか、分からんな)」
男「(それにこの声…何処かで………)」
"「そしてコイツ『リンドウ』が」"
"アリサ「……?」"
男「……!?」
"「キミのパパとママを食べちゃった、アラガミだ…」"
"アリサ「パパ……ママ…」"
男「(なっ…!? 人間だぞ!そんなはずあるか!)」
男「(アリサは…これを信じている……?)」
男「(だとしたら……これは)」
男「(……!…『洗脳』か…)」
男「(この声…いったい誰なんだ…?)」
男「(顔が分かりそうで、分からない……)」
男「(……アリサの記憶が曖昧なのか?)」
"「でも、キミはもう戦えるだろう?」"
"「なぁに、簡単なことさ……コイツ『リンドウ』に向かって、引き金を引けばいいのさ…」"
"アリサ「引き金を……?」"
"「ああ……こう唱えて引き金を引くんだ…」"
"「один《アジン》…два《ドゥヴァ》… три!《トゥリー!》」"
"アリサ「один《アジン》…два《ドゥヴァ》… три…《トゥリー…》」"
" 「そうだ! そう唱えるだけで、君は強い子になれるんだ! 」"
男、アリサ「…… (один《アジン》…два《ドゥヴァ》… три《トゥリー》… )」
男「(あの時も…アリサは呟いていた…)」
………………………………………………
… … … … … … … … … … … … … …
ーーーーーー ーーーーーー
ーーー 病室 ーーー
男「……そうか、そういうことか……」
アリサ「……!」パチッ
アリサ「何…今の…」
アリサ「あ……」
男「ああ、ごめん…また、起こしちゃったみたいだね…」
アリサ「あの…今、私の頭の中に……多分ですけなんど…」
アリサ「男さんの…記憶が……」
男「あら…そっちもか……」
男「俺の方にも来たよ」
アリサ「…そうなんですか?」
男「ああ、その……君のパパとママが…っていう」
アリサ「……食べられちゃった……って、やつですね…」
男「……ああ」
男「んと……じゃあ、俺の記憶は、どんなものだったんだ?」
アリサ「…………悲しい」
男「…ん?」
アリサ「とても…悲しい記憶でした…」
男「…そっか、あの時は…そうだったけど」
男「まあ……今はもう忘れちゃってるけどね」ハハ
アリサ「忘れる……そう、私も…」
男「…?」
アリサ「あの事は……忘れてたつもり、だったんです」
男「…もうちょっと、聞かせて…」
アリサ「……」コク
アリサ「…あの日は、ちょっと親を困らせてやろうと思って……」
アリサ「建物の中でかくれんぼをしてたんです…」
アリサ「そしたら……」
アリサ「突然、アラガミが出てきて…!」
アリサ「パパと…ママが…!」
男「…無理には、思い出さなくても…」
アリサ「…ッ…はい…」グス
アリサ「それで…私が新型の候補って聞かされて……」
アリサ「ようやく、仇を討てるって思って…」
アリサ「でも、あの時に…何故かリンドウさんと、アラガミが………!?…… ぐっ!!」ズキン!
男「そ、そうか、もういいよ…ほら、深呼吸して深呼吸…」スッ
アリサ「スゥー……ッ……ッハァー…」グスッ
男「(過去のトラウマを利用して…こんなことを……)」
男「(…取り合えず、アリサのパニックが偶然ではない……ということか)」
アリサ「ッ……ごめんなさい…もう、大丈夫です」
男「…ん、ごめん、ありがとう………あのときのことは…暫く…な?」
アリサ「…はい」
アリサ「……そういえば、前にも貴方の記憶が、流れてきた様な…」
男「(そういえばあったな…そんなこと…)」
男「あったけど…これは何なんだ…?」
アリサ「んー…私には、ちょっと……」
ガチャッ
コウタ「あ、いたいた…って、アリサ起きてんじゃん!」
アリサ「ノックもせずに…まったく、相変わらずですね…」フフ
男「ん… (今、少し笑った…?)」
コウタ「いやー起きてて良かった!、まさか今日、アリサと話せるなんてさ!」
アリサ「…そう…ですね」
コウタ「…えっ?」
アリサ「な、何か?」
コウタ「いや…なんでもない…けど」ジー
アリサ「な、何ですか? (近い…//)」
コウタ「…熱でもある?」
アリサ「い、いえ特にそんなことは…」
コウタ「…ふーん…(どうしたんだ?普通に喋ってくれるなんて…)」
男「…ふーん… (なーるほど…)」
アリサ「えっと、その……あのときは…」モジモジ
コウタ「あのとき?」
アリサ「あ、ミッションの時は…」
アリサ「…背負っていってくれて…あ、ありがとうございます……」
コウタ「ああー、気にすんなって、あんくらい!」
コウタ「アリサは軽いから、どこへだって背負って行けちゃうよ!」ニコッ!
アリサ「あ…りがとう……//」
コウタ「…えっ?」
アリサ「はいっ?」
男「プックク…」
コウタ「ん? 俺、何かおかしいか?」
男「いいや…なーんにも…」
男「おっと、そろそろ時間だぞ!」
男「ほら、ミッション行くぞミッション」
コウタ「チェッ、しゃあないな…じゃあ、またあとでねー!」フリフリ
アリサ「あ…はい」
バタンッ・・・
アリサ「……ふぅ」
ーーーーーー ーーーーーー
ーーーーーー ーーーーーー
ここまでー
2の発売に間に合わないww
オワタ\(^o^)/ww
すいませんでした
ではでは
もう依頼出しちゃうわ
書き留めがあっても、それ通りに行かなくなって、結局行き当たりばったりになってしまう…
精進しますm(._.)m
復活は無いかも
誰か依頼出してくれー
うまくできない(゜_゜;)
依頼出したあれであってる?
>>649
ありがとう
何も問題ないですよ
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません