モバP「おい、七夕だぞ七夕」 (36)
美玲「はぁ? 何言ってんだオマエ」
みちる「あははー! プロデューサーはいつもいきなりですねー!」
菜々「彦星と織姫! ロマンですよね☆」
裕子「星の力を借りた超能力! こ、これは新しいかも…っ!」
小梅「お、お札に…、ね、願い事を書く、の、呪いだよね…」
P「後半おかしくない!?」
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早坂美玲(14)
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大原みちる(15)
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安部菜々(17?)
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堀裕子(16)
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白坂小梅(13)
裕子「プロデューサー、竹はないんですか?」
P「さすがに事務所に竹担いではこねえよ」
菜々「えーっ! ナナ、短冊書きた〜いっ」
みちる「竹よりパンがいいですね!」
小梅「じ、字を書く、こ、ことによる…じ、呪法…?」
美玲「はッ! バッカじゃないのッ!」
P「よーしそれじゃあ各自出かける準備しろよー」
美玲「ムシすんなよッ!」
P「ほら美玲も行くぞー」
美玲「手を掴むな、ガルルーッ!」
P「はいはい怖い怖い」
小梅「く、車で、い、行くの…?」
P「ああ」
裕子「いっちばんのりー!」
菜々「はーい美玲ちゃんはナナと乗りましょうね☆」
みちる「じゃあフゴフゴあたしはフゴフゴ席で」
裕子「プロデューサー! どこに行くんですか?」
P「ちょっと行ったところでさ、自治体で七夕行事やってるところがあるんだ」
菜々「えっもしかして本物の笹ですか!?」
P「うんそう。忘れ物ないな? しゅっぱつー」
裕子「おー!」
小梅「わくわく…」
みちる「フゴフゴ」
菜々「わぁーっ本物の笹に短冊かけるなんて小学校以来かも♪」
P「俺もだ。ずいぶん昔の話だけどな」
菜々「そうですねー…ってナナはここここの前みたいなもんですけどね!」
小梅「か、書く呪と、い、いえば、み、耳無し芳一が、ゆ、有名かな…」
みちる「あっパン屋さんですよプロデューサー!」
P「また今度な」
美玲「…なんでそんなことしなきゃいけないんだよ」
菜々「美玲ちゃん、七夕きらいなの?」
美玲「だって、星がお願いを聞いてくれるわけないだろ。あんなのムダだッ」
裕子「えっ」
小梅「ほ、星といえば、や、やっぱり占星術だよね…」
みちる「パン食い術?」
P「頼むからあんまり零さないでくれよ、みちる」
みちる「任せてフゴフゴ!」
裕子「そういえば菜々さん! ウサミン星は織姫と彦星と近いんですか!」
菜々「えぇっ! あーうーえーと、う、うんっご近所さんですっ♪」
小梅「お、織姫は25光年…、ひこ、彦星は、16.8光年の、き、距離があるけど…」
みちる「あははー! 近いのか遠いのかよくわかりませんねー!」
P「みちる零すなって!」
美玲「フンッ!」
P「まぁ気にすんなよ美玲。ちょっとした遊びだ。紙を笹にくくるだけだよ」
美玲「仕事じゃないならオマエのいうことを聞かなくてもいいだろッ」
菜々「ち、ちょっと美玲ちゃんっ?」
美玲「そうだろ! ウチはウチの好きなようにやるッ」
P「まぁそれもいいけどな。でもさ、たしかに仕事じゃないけど、みんなこういうことも体験しておくといいと思うんだ」
小梅「た、体験…?」
P「そう。だからさ、みんなでやってほしいし、みんな連れてきたんだ」
美玲「……」
みちる「フゴフゴですよね!」
P「みちる食べてるときは喋らない」
みちる「フゴ」
寝るーまた今晩
P「そういえばみんなお腹すいてないか?」
みちる「すいてます!」
P「嘘だろ…」
裕子「ご飯ですか? いいですね!」
菜々「ナナはもう食べちゃいましたねー」
小梅「ごはん…た、たべたい…」
P「うっし、どっか寄るか。美玲は飯食った?」
美玲「…食べてない」
みちる「パン屋さんがありますよ!」
P「んーどこにしよっか」
裕子「あっ! プロデューサープロデューサー!」
菜々「ゆっ裕子ちゃん座席叩かないでっ」
P「どうした裕子」
裕子「あそこ! 冷やし中華! 食べたいです!」
P「ただのファミレスだけど、まぁいいか。じゃあ入るわ」
「いらっしゃいませー! 何名様でしょうか?」
P「6人で、禁煙で」
「はい、こちらのお好きな席にどうぞ!」
P「ほら、座った座った」
菜々「あの『いらっしゃいませ』っていうのに反応しちゃうんですよねぇ」
小梅「ど、ど、どうして…?」
菜々「えへへぇ、メイド喫茶時代の癖が残っちゃってて」
みちる「むう、パンがないなんて!」
裕子「念力でボタンを押すっ! むむむむっ」
P「わかった、わかったよ。あとでパン屋に寄ろうな、みちる」
みちる「ほんとですかっ! やったー!」
菜々「小梅ちゃんは注文するもの決めた?」
小梅「ぷ、プロデューサーさんと、お、同じの…」
P「ん、小梅も冷やし中華か」
裕子「私も! 私もですっ!」
菜々「美玲ちゃんは?」
美玲「ウチは…、オムライス」
P「えぇーと、冷やし中華がみっつと、このオムライスひとつと、菜々はなんだっけ?」
菜々「パンケーキをひとつお願いします♪」
P「以上で…」
みちる「あと、ハンバーグとエビフライのBセット、シーフードピザ、マカロニグラタン、杏仁豆腐をひとつずつ!」
P「……」
「以上でよろしいでしょうか?」
みちる「はいっ!」
P「はい…」
裕子「いただきまーす!」
P「裕子、店のスプーンは曲げるなよ」
小梅「えへへ…ぷ、プロデューサーさんと、い、一緒…」
菜々「パンケーキとか見ると『LOVE!』とか書きたくなっちゃいますね! キャハッ」
P「おらタバスコ使えよ菜々」
みちる「ばりばりがぶっこれはなかなかフゴフゴむしゃもしゃですね!」
裕子「冷やし中華おいしーっ!」
P「美玲、それ美味いか?」
美玲「なんだよ、あげないかんなッ」
P「一口くれよ。冷やし中華あげるから」
美玲「しッしかたないな! ほらッ」
P「おぉ。んむっ、美味いな!」
小梅「あ、わ、私も…」
菜々「小梅ちゃん、プロデューサーと一緒だから…」
みちる「あれ? まだ食べてるんですか?」
小梅「う、うん…」
P「やっぱり小梅にはちょっと多かったか」
裕子「ごちそうさまでーすっ!」
美玲「はあ、美味かった…」
菜々「もしかして、みちるちゃん…」
みちる「はいっ! あたしに任せて頂ければ!」
P「お前腹の中どうなってんの?」
みちる「あははー! 幸せーっ!」
P「みちる連れて行くと食費が2倍だぞ」
みちる「プロデューサー! 2倍ですよ、2倍!」
P「なんだそりゃ。そんじゃ会場の公園に向かうぞー」
みちる「えぇっパン屋さんに寄ってくれるって言ったじゃないですか!」
P「まだ喰うの!?」
菜々「小梅ちゃんだいじょうぶ?」
小梅「う、うん…お腹いっぱい…」
P「3倍だったわ」
裕子「私の超能力でプロデューサーの持ってる紙幣をぜんぶ消して見せましょうか!」
P「やめてください」
菜々「みちるちゃん、恐ろしい子…っ!」
美玲「ふあぁ…ねむ」
みちる「やっぱり焼きたてのパンは最高ですねーっ!」
小梅「あんなに、た、食べられるなんて、す、すごい…」
P「はい着いたぞー。なんだ、美玲寝てんのか?」
美玲「むぐ…ね、寝てないッ」
P「よだれ垂れてんぞ」
美玲「っ!」
P「ははは、嘘だよ」
美玲「なッ! このォーひっかくぞッ!」
P「いいからさっさと降りろ。後ろの二人が降りれんだろ」
裕子「見てください! あの竹! おっきいです!」
みちる「おぉっけっこうもう短冊下がってますね!」
菜々「ふわー、これは大掛かりですねぇ」
P「竹林から切り出しただけらしいけどな。はい、短冊とペン」
小梅「じ、呪文を、と、唱えながら、書く…?」
美玲「呪文ってなんだよ…」
美玲「ん…どうしようかな…」
小梅「え…? そ、それはちょっと、は、恥ずかしいような…」
菜々「小梅ちゃんは誰とお話してるのかな…?」
裕子「目指せ! トップサイキッカー!」
みちる「あっ屋台がありますね! 行きましょう!」
P「書いたら結んでけよー」
裕子「よっと!」
P「裕子はなんて書いたんだ?」
裕子「もちろん、スーパーなトップサイキッカーになれますように! です!」
P「おいおい…」
裕子「プロデューサーは?」
P「俺はもちろん、みんながトップアイドルになれますように、だよ」
裕子「おおーっさすがですね! 忘れてました!」
P「忘れんなよ!」
みちる「あれ、まだ書いてないんですか?」
菜々「なんかさっきも聞いた気がする…」
美玲「なんだよ! 見んなよッ!?」
みちる「フゴフゴ、あははー、見てもお腹は膨れませんからねー!」
菜々「それじゃナナも結んでこよーっと♪」
小梅「んっ…」
P「どうした小梅。結びにくいか? やってやろうか」
小梅「あ、だ、だいじょうぶ…あっ!」
P「おっと! 今日は風が強いな」
小梅「あ…み、見ちゃだめ…!」
P「あ、すまん。…だいじょうぶだよ小梅。俺はちゃんと小梅のそばにいるから」
小梅「あっ…そ、それ、あ、あの子が、そ、そう書くといいって…だ、だから…っ」
P「そ、そうか」
P「最後はこの竹を運んで、川に流します」
美玲「へえ、流したりするのか」
小梅「な、流しちゃうの…」
みちる「さよーならー!」
裕子「私の野望よ海へと届け!」
菜々「ナナ、燃やしたことしかないですね」
P「さー帰ろう!」
P「…菜々、うしろはどうなってる?」
菜々「あは、みんな寝ちゃってます♪」
小梅「すぅ…すぅ…」
みちる「フゴ…フゴ…」
美玲「むにゃ…んむ…」
裕子「…えすぱあ…むん…っ」
P「なんかハンドルの調子悪いな…」
菜々「プロデューサーさん、美玲ちゃんがなんて書いたか、知ってますか?」
P「いや? かたくなに見せようとしなかったからなー」
菜々「ふふっ、『ずっとみんなといられますように』って書いてあったんですよ♪」
P「へえ?」
菜々「可愛いですよね♪」
P「ああ、まったくだな」
P「ちなみにみちるは『パン』と大きく書いてあったんだが」
菜々「あはは、みちるちゃんはブレないですね」
P「菜々はなんて書いたんだ?」
菜々「ふふ、秘密っ、です! ピピッ!」
———
——
『プロデューサーさんと一緒に、アイドルを楽しめますように☆』
おしまい
ありがとござましたー
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