縁「雨の日って眠くない?」 (41)
縁「雨だねぇ」
唯「雨だな」
縁「よく降るねぇ」
唯「よく降るな」
縁「・・・・・・」
唯「・・・・・・」
縁「もしこのまま、雨が止まなくなっちゃったらどうなるのかな!?」
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唯「なんだよ急に」
縁「だってぇ」
唯「ていうか、ないから」
唯「歴史上、雨が止まなくなったことなんかないから」
縁「・・・・・・」
唯「・・・・・・」
縁「もしかして、これが歴史上初めてかもしれないよ!?」
唯「・・・えー?」
縁「むー」ぷくーっ
唯「な、なに?」
縁「ゆいちゃん、面倒くさそう」
唯「いや、だって」
唯「どう返すのが正解か、わかりにくいですよね」
縁「ゆずちゃんにはもっと容赦なく返すもん!」
唯「容赦なしがいいのか!」
縁「・・・・・・」じーっ
唯(うわー、なんか期待されてる)
縁「・・・・・・」じーっ
唯「え、えーっと」
唯「雨が止まなかったらアレだ 日傘が売れなくなるんじゃないか?」
縁「・・・・・・」
唯(うぅ・・・我ながらこれはヒドイ)
縁「ゆいちゃん」
唯「はい、すいませ・・・
縁「きゃはははっ!」
縁「ゆいちゃん、おっかしー!」
唯「こんなんがツボなのか!?」
縁「さすがゆいちゃん、容赦なしだねぇ」
唯「あのー」
唯「今のどこに容赦ない部分があったのか教えて頂きたいんですけど」
縁「じゃあ、雨が止まないと困ること もっと考えよう!」
唯「スルーか!」
縁「えっとね、えっとねぇ」
縁「でんでん虫が増える!」
唯「それって、なんか困るってより楽しくなってないか?」
縁「そういえば、そうかもー」
唯「むしろ、なめくじが増えたらイヤだよな」
縁「・・・えっと」
唯「・・・・・・」
*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・* 想像中 *・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*
縁「ゆいちゃあん」あぅぅ
唯「ゴメン・・・なんかゴメンなさい」
唯「じゃ、じゃあさ」
唯「雨が止まないと湿度が高くなるから」
縁「うんうん、高くなるよねぇ」
唯「お風呂場がカビやすくなって掃除が大変とか」
縁「・・・えっと」
唯「・・・・・・」
*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・* 想像中 *・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*
縁「だから、ゆいちゃあん」あぅぅ
唯「ほんっとーにゴメンなさい」
縁「あーっ!」
唯「どど、どうした!?」
縁「・・・どうしよう」
唯「な、なにが?」
縁「お風呂場から家全体に、カビが広がったらどうしよう!」
唯「家全体に!?」
*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・* 想像中 *・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*
唯「う、うわぁ」
縁「そしたら、ゆいちゃんのこの部屋もカビだらけになっちゃうの!?」
唯「ひぃぃ!?」
縁「そしたら、このテーブルも!」
唯「うわっ!」
がたたっ
縁「あの枕も!」
唯「なっ!?」
縁「お布団だってカビカビだよ!?」
唯「や、やめてくれー!」
さわさわっ
唯「なんか、心なしか湿気で冷たくなってる気がしてきたなー」
縁「やっぱり、お布団カビちゃう?」
唯「それはイヤだなぁ」
縁「それじゃあ、それじゃあ」
ごそごそ
縁「こうすればどうかな?」
唯「・・・あの」
唯「なんで布団の中に潜り込んだ?」
縁「だって、温かくすればカビ生えないかと思って」
唯「い、いや」
唯「湿気がある上に人肌の温度とか、一番ダメな気がするんですけど」
縁「だったらゆいちゃん、こっちこっち」
ぽんぽんっ
唯「え、わたしにも布団に入れってこと?」
縁「名付けて、W人肌大作戦!」
縁「えへへー」
縁「横向くと、ゆいちゃんがいるー」
唯「やめろ、なんか恥ずかしい!///」
縁「照れてる、照れてるー」
唯「もう布団から出る!///」
縁「ダメー!!!」
唯「うわ、びっくりした」
縁「W人肌からただの人肌になって、カビカビの温度になっちゃうよ!?」
唯「あー、えーっと」
唯(もうツっこむのも面倒くさい)
【唯はとうとうツッコミを放棄した】
縁「温かいねぇ」
唯「温かいな」
縁「W人肌だねぇ」
唯「W人肌だな」
縁「これでカビない?」
唯「カビないといいな」
縁「ねぇ、ゆいちゃん」
唯「ん?」
縁「眠くない?」
唯「いや、別に・・・って」
唯「もしかして、ゆかりが眠いとか?」
縁「・・・・・・」
唯「・・・・・・」
縁「えへへー」
唯「・・・やっぱりか」
縁「だって、雨の日って眠くない?」
唯「あー、なんとなくわかる」
唯「ちょっと気だるくなるかも」
縁「なんでだろうねぇ」
唯「低気圧がなんたらかんたらって、前に聞いた気がする」
縁「なんたらかんたら?」
唯「・・・・・・」
縁「・・・・・・」
唯「今度、部活で調べるか」
縁「さんせーい!」
唯「ふあ」
縁「あれれ、ゆいちゃんも眠くなった?」
唯「ゆかりの眠いの伝染したかな」
縁「するよねぇ、眠いの伝染するよねぇ」
唯「・・・なんでそんなに嬉しそう?」
縁「だって、だってぇ」
縁「わたしの眠いのが、ゆいちゃんにうつったんだよ!?」
唯「その言い方やめて下さい・・・さっきより恥ずかしいです///」
縁「もうこのまま寝ちゃったりする?」
唯「だって、ゆずこ・・・は、まだ来ないか」
縁「夕方になるって言ってたよ?」
唯「じゃあ、ちょっとだけ寝るか」
縁「わぁい」
唯「おやすみな、ゆかり」
縁「おやすみぃ」
唯「・・・・・・」
縁「ねぇ、ゆいちゃん」
唯「ん?」
縁「腕枕は?」
唯「しません!///」
縁「えー?」
唯「えー、じゃなくて!」
縁「うー」
唯「うー、でもないから!」
縁「・・・くすん」
縁「相手がゆずちゃんだったら?」
唯「しません!」
縁「相手があいちゃんだったら?」
唯「なんでそこに相川さんが出てくる」
唯「そもそも、相川さんと添い寝するシーンが想像出来んわ!」
縁「おー」
唯「な、なに?」
縁「これって、添い寝なんだぁ」
唯「・・・///」
縁「えへへー」
唯「も、もう寝れ!///」
唯「・・・・・・」zzz
縁「・・・むにゅ」zzz
ドーン バリバリバリーッ
唯・縁「!?」
縁「ななな、なに!?」
唯「雷か!?」
縁「ゆいちゃん、お外真っ暗!」
唯「うわー、すんごい雨雲だー」
フッ
縁「ででで、電気消えたー!」
唯「お、落ち着けゆかり こういう時はだな・・・
ドドーン バリバリバリバリーッ
唯「おわっ!」
縁「ひゃあ!?」
唯「ここ、こういう時はどうすんだっけ・・・あの、その」
縁「窓を板で打ち付ける!?」
唯「台風か!」
縁「それじゃ、えっと・・・人肌!?」
唯「ここで人肌!?」
縁「ゆいちゃん、脱いで!」
唯「はぁ!?」
縁「脱いで温め合わないと、おへそ取られちゃうよ!」
唯「それって色々と混ざってないか!?」
縁「いいから、脱いで!」
ドーン バリバリバリーッ
唯「ひぃっ!?」
縁「ほら、早くしないと大変なことになっちゃう!」
唯「わ、わかった!」
唯「・・・なぜこんなことに」
*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・* すっぽんぽん *・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*
唯(うぅぅ・・・布団にくるまってるとはいえ恥ずかしい)
唯(そもそも裸で温め合うって、雪山か!)
唯「・・・・・・」
唯(とは言えないよな、この状況じゃ)
縁「あぅぅ・・・かみさまー・・・ほとけさまー」がたがたがたっ
唯「お、おい・・・そんなしがみつくな」
縁「なんで!?」
縁「なんでそんな冷たいことゆーのぉ!?」ふぇぇ
唯「いや、冷たいって」
縁「冷たいよー、冷凍庫のアイスより冷たいよー」
唯「そこまで言うか!」
ぎゅううっ
唯「あはは・・・もっとしがみつかれたー」
縁「・・・・・・」
唯「って、あれ?」
唯「もう雷止んでないか?」
唯「ゆかり、もう大丈夫・・・あ」
縁「・・・すぅ」zzz
唯「寝てるし」
そーっ
縁「・・・んぅ」zzz
ぎゅむっ
唯「だけど、しっかりしがみついてるし」
唯「はぁ」
唯「・・・・・・」
唯(ゆかりって華奢だと思ってたけど、結構柔らかいな)
唯「・・・・・・」
唯(いやいやいや、違う違う違う!)
唯「・・・・・・」
すんすん
唯(なんか、いい匂いがするかも)
唯「・・・・・・」
唯(だから、違う違う違う!)
バッターン
唯「!?」
ゆずこ「ごっめーん、雨宿りしてたら遅くなったー!」
唯(このタイミングでー!?)
ゆずこ「あれぇ、居ないのー?」
唯(居ない、居ない!)
唯(居ないから出てってくれー!)
ゆずこ「おや?」
唯「!?」ぎくーっ
ゆずこ「おやおやおやー?」
ゆずこ「なるほどなるほど、そゆことですか」
唯(な、なにがだー!?)
ゆずこ「二人とも、どこに隠れちゃったのかなー?」
ゆずこ「ゆずこ、ぜーんぜんわっかんないなー」てへっ
唯(子供か!)
唯(なんてツっこんでる場合じゃなく!)
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HORIZON ,i'゙´ `i、ETERNITATIS
sephira ヾ!||||lツ prima
Summa`´ Corona
SYSTEMA ,ィゞ⌒゙ゝ、 SEPHIROTICVM
XDIVINO ;i=-ゞ、Kム゙i、 RVMNOMINVM
゙i、シゝ、ュィミノ
Sephira III _,、-'"ヘミ⊥ゞヘ`゙'-、_ Sephira II
Tntelhgena snt spi/mundw|_|chetypl\ Summa sapuntic
,ィゞ⌒'ゝ、/ミ(∵八∵)シ」t!ミ(∵八∵)シ \ ,ィゞ⌒゙ゝ、
i=-ゞ、Kム゙k' ミ(∵)シ | | ミ(∵)シ ゞ;i=-ゝ'ヾム゙i、
゙l、シゝ、ュィミノニニニニニニ ニニニニニニ゙l、シゞ、ュィミノ
ヾミ⊥ゞ'゙ ¬ ! ! Dalrth ゞミ⊥ゞ'゙
|f| i、゙i、 TabulnZi |_| MoiaicaSs / / | |
|(| i、゙i、 ,ィr=-、 |)| ,ィr=-、 /f/ |t|
|t| i、゙i、 iミニ= |(| iミニ= i ,/t/ | |
sephi! !raV i、゙i、 !ミニ= i ! ! !ミニ= i ,/ /seph!_!IV
|_| i、゙i、└=-= |f| └=-= ,/_/ |)|
Time| |Swng ゙i、゙i、LrxMoyi| | Vmbra / /mrsba,| |Megaihi
┐ち,ィゞ⌒'ゝ、 ゙i、゙i、 Lrgu ! ! atem / / ,ィゞ⌒゙ゝ、 ┌
giニl、シゝ、ュィミノ ニニ ニニニ ニニニ ニニ ゙i、シゝ、ュィミノニ i
t| ヾミ⊥ゞ'゙ Mundw゙i、゙i、 ヾ゙! ! / / Orbiumゞミ⊥ゞ'゙ |s
┘ |_| \_\ ゙!、゙i、 | | ,/)/ /_/ |_| └
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‐┐ 」 !nullpo ゙\_\ ,ィiゞ⌒'ゝ、/_/ |(| ┌‐
pt ニニ|t| \i=-ゝ'ヾム゙i/raVI | |ニニpra
‐‐sephi! ! _/l、シゞ、ュィミノ_\ |f|vsr└‐
| |VIL _/f/ ヾミ⊥ゞ'゙ \_\ | | a VII
,ィゞ⌒'ゝ、/_/yAim 」 ! \_\_,ィゞ⌒゙ゝ、♂
♀i=-ゞ、Kム゙i/ O Samnt|_| @ Pr_\;i=-ゝ'ヾム゙i、
ヾミ⊥ゞ'゙\_\ Mundw |f|Elemraum/_/ゞミ⊥ゞ'゙
゙!、゙i、 \_\Rinm _! !hindan/_/ / /
゙!、゙i、 \_\,ィゞ⌒'ゝ、/_/ /f/
゙!、゙i、 ヽi=-ゞ、Kム゙l/ / /
゙!、゙i、Ara゙l、シゝ、ュィミノ ,/_/
゙l、゙i、temヾミ⊥,ゞ'゙rypu/t/
゙!、゙i、 |)| /(/
゙!、゙i、,ィゞ⌒'ゝX/ /
゙!、i=-ゝ'ヾム゙i/
゙i、シゞ、ュィミノ
ヾミ⊥ゞ'゙
3
ゆずこ「オカシイナー ミツカラナイナー」
唯(くぅ、あの棒読みむかつくー)
ゆずこ「もしかして」
唯「!?」びくーっ
ゆずこ「この部屋には居ないのでは!?」
唯(アホの子か!)
唯(って、ツっこみてー!)くぅぅ
【やっぱりツッコミしてこその唯だった】
ゆずこ「これは、他の部屋を調査するべき!?」
唯(よーし、よしよし)
唯(そのままボケかまして部屋を出てってくれ)
唯(そしたら速攻でカギ掛けて、ゆかり起こして・・・
ゆずこ「なんてな!」
がばあっ
ゆずこ「二人ともみー・・・っけ?」
唯「・・・あ」
その頃、ゆかりの夢の中では
*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*
ゆずこ『やっぱり、ケーキバイキング最高だねー!』
縁『ねー』
唯『お前ら食べ過ぎだろ もう8個目だぞ?』
ゆずこ『ゆいさん』
唯『な、なんだよ』
ゆずこ『ケーキは別腹・・・だよっ☆』きゃはっ
唯『うわ、うざっ』
唯『もういいから店出るぞ』
ゆずこ『えー、もっと食べようよー』
縁『食べたーい』
唯『もう十分だろ!』
ゆずこ『えー、もっとー』
縁『ゆいちゃん、もっとー』
*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*
ゆずこ「ユイチャン コレハドユコト?」
唯「か、勘違いするな!」
唯「これにはふかーい、ふかーい訳があってだな!」
唯「ん?」
むくりっ
縁「ゆいちゃあん、もっとぉ」zzz
ぱたりっ
ゆずこ「ユイチャン モットッテナニ?」
唯「ぎゃーーーーーっ!」
ゆずこ「ソーダ ワタシオツカイタノマレテタンダッタ」
唯「嘘つけ!」
ゆずこ「ワー オカアサンニオコラレチャウー」
唯「こらー!」
唯「戻ってこぉぉぉぉぉい!!!」
縁「はぇ!?」
がばあっ
縁「日向縁、ただいま夢から戻りましたぁ!」
唯「・・・いや、ゆかりを呼んだ訳じゃなく」
縁「へ?」
唯「・・・いや、いいです なんでもないです」
縁「どしたのゆいちゃん、すごく疲れてるよ!?」
唯「ははは・・・は」
縁「ゆいちゃん!?」
・・・・・・・・・・!
・・・・・・・!
・・・・!
そして、この後
ゆずこの誤解を解くのに3日かかった
/⌒ ,. ----
{ ゝ__,. ' ´ ∧ `
ゝ ,. --、/{ 斗‐弋‐ ヽ、
. / ´/ / i ! l ∨ 、 ヽ
/ / // !ハ / ∨ i ヽ
/ イ / /,.-==ミ、|i ∨ x==-ヽ ! i
. /// | 〃〃⌒ヽ 〃⌒ヽ `Y i あの時のゆずこの顔は、一生忘れないだろう
/. / i/{{ { } { } }| i
/ }. 弋__ノ 弋_ノ /1 i
/ /! i ! !
// l. リ | | i
. i/ ! 人 ,. -'! ! ,ヘ_ゝ
. l |∧ 个 、_ 「 ̄ ̄ ̄ ̄!,.. ィ´∨j !/ /
l ∨ ∨ ̄�‐ァ--‐イ、 i/|ノ
/| |::ヽ
/::::::!-‐‐-l:::::::\
/::::::::::ハ ノ::::::::::::\ おしまい
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