長介「ひ、拾って来たんだよ」ギクッ
やよい「どこで?」
長介「か、河原で…」
やよい「ボロボロなのに?」
長介「…中身は案外そうでもなかったんだ」
やよい「ふーん…」
やよい「えーっと、表紙は『しろうとせいハメ』?」
長介「わーっ!!」バッ
やよい「…?」ジトー
長介「あ、あはは」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1376642538
長介「いやーチラッと見たら面白そうなマンガが載っててさ!つい!」
やよい「そうなの!?じゃあ後でお姉ちゃんにも読ませて?」
長介「だ、ダメだよ!!」
やよい「えっ…?」
長介「あっ…違っ…あの…お、男の子向けだからさ!やよい姉ちゃんには合わないと思うよ!」
やよい「男の子向けなの?」
長介「そうそう!」
やよい「けどわたしも亜美や真美に男の子向けのマンガを借りて読むよ?読んでみなきゃわからないかなーって」
長介「うっ…」
長介「えっと…そうだ!」ティン!
長介「実はこれサッカーの雑誌でさ!マンガはあんまり載ってないんだよね!」
やよい「ふーん…そうなんだ、それならわたしには合わないのかな?」
長介「そうそう!」
やよい「けど、長介はサッカーなんてやってたっけ?男は野球だー!って言ってなかった?」
長介「あうっ…」
長介「………」
長介「ち、近頃の男子はどっちもやるんだよ!これからこの雑誌を読んで練習し始めるところなの!」
やよい「ふーん…」
長介「そうそう!」
やよい「けど男の子向けのサッカーの雑誌なら、どうして表紙が水着の女の人なの?」
長介「」
長介「あわわ…」
長介「………」
長介「………さ、最近はなでしこジャパンとか女子サッカーが人気だからたぶん女の人だったんだよ」ボソボソ
やよい「ふーん…」
長介「そう、そうなんだよ…」
長介「じゃあ俺はちょっと庭で練習しながら読むから…」ソソクサ
やよい「……」
やよい「…長介?」
長介「な、なに?」ビクッ
やよい「あのね…最近、お姉ちゃんのアイドルのお仕事上手くいってるの」
長介「?…うん、知ってるけど?」
やよい「…だからね、そんなボロボロの雑誌を拾ってこなくても、少しなら買ってあげられるよ?」
長介「!?」
やよい「ウチは貧乏だから…みんな欲しいものを我慢してるんだよね?」
やよい「お洋服は全部お下がりだし…ごはんはもやしばっかりだし…」
やよい「けどね?もう我慢しなくてもいいんだよ?お姉ちゃんがんばってお仕事したから」
やよい「だからそんなボロボロのじゃなくて同じ雑誌を新品で買ってあげる!ね?お姉ちゃんにその雑誌見せて?」
長介「」
長介「………」
長介「…ァだから」ボソッ
やよい「え?」
長介「レアだから!!この雑誌レアだから高いからダメ!!」
やよい「ちょ、長介?」
長介「レアだから!!拾えてちょーラッキーだったから!!俺の宝物にするから!!だからやよい姉ちゃんには見せないし隠すから!!」
やよい「長介…」
長介「読むから!!一人で読むから!!じゃあね!!」ドヒューン
やよい「あっ!待って長介!長介ぇーー!!」
…………………
……………
……
やよい「ってことがあってね」
亜美「ほーん?」
真美「あはーん?」
伊織「」
亜美「それで結局ちょーすけはやよいっちに雑誌を読ませてくれたの?」
やよい「ううん、1ページも」
真美「けどさ、やよいっち?ちょーすけが読んでる時に後ろからコッソリ読んじゃえばいいじゃん」
やよい「それがね、長介がその雑誌を読む時はお風呂とかトイレとかで一人で読むの。だから後ろから読むのは無理かなーって」
真美「お風呂やトイレでぇ?」
亜美「よっぽどやよいっちには読まれたくないんだねぇ」
伊織「…あの…やよい…?」ソワソワ
やよい「あとね、長介がお風呂場とかトイレで読んでる時はね、中からガタガタッって物音がするの。何してるんだろ?」
伊織「」
亜美「シロウトって書いてあっんだよね?たぶん初心者用の練習メニューが書いてあるんだYO!」
真美「『このトレーニングをお風呂場でやれば明日から君はコートの魔術師さ☆』ってヤツだね!」
やよい「そうなのかなぁ?」
真美「じゃなきゃお風呂場やトイレで運動なんかしないっしょ→」
亜美「そ→そ→」
伊織「あの…ね…やよい…?」
やよい「どうしたの?伊織ちゃん」
伊織「その雑誌については…あまり触れないほうがいいと思うわ…」
やよい「どうして?」
伊織「そ、それは///」
亜美「逆にやよいっちはどうしてそんなに気になってるの?」
真美「そーだよ、ただのサッカー雑誌じゃん」
やよい「あのね…かすみたちには内緒なんだけどね…」
亜美「うんうん」
やよい「お給料でみんなにご褒美を買ってあげたいなーって」
真美「ご褒美?」
やよい「うん、長介やかすみにはわたしがお仕事してる間の家事をしてもらってるし、浩太郎たちには色々我慢させてるから…」
やよい「みんなの欲しいものをご褒美としてプレゼントしてあげようって思ったの」
やよい「他のみんなの欲しいものはわかったんだけど、長介だけはわからなくて…」
真美「ナルホド!そこで例の雑誌というわけだねやよい君!」
やよい「そう!新品のピカピカな雑誌をあげれば喜んでくれると思うから」
亜美「けど、お高いんでしょう?」
やよい「大丈夫だよ!お仕事がんばったもん!」
真美「やよいっちは自分へのご褒美を買わないの?」
やよい「わたしはいいの、みんなの喜んでくれる顔が最高のご褒美かなーって」ペカー
伊織「やよい…」ホロリ…
亜美「天使やでぇ…」
真美「お姉ちゃんの鑑やでぇ…」
亜美「真美隊員、ここは我らがケーアイする同志やよいっちのために一肌脱ごうではないか!」
真美「私もそう思っていたところなのだよ亜美隊員、一肌どころかもろ肌晒しちゃうYO!」
伊織「…だからねぇ…」
亜美「まずは現代のジョーセキ!、ゴーグル先生に聞いてみよ→!」
真美「えーっと、たしか『素人 生ハm』」カタカタ
伊織「ダメッ!!!」バン!!
真美「わっ!なにすんのさ、いおりーん?」
亜美「ボーガイする気かね、デコりーん?」
伊織「誰がデコりんよ!とりあえず検索はダメ!」
真美「えー」
やよい「そうだよ亜美、真美。最近の若い子のなんでもすぐに検索するクセは良くないって律子さんが言ってたよ!」
伊織「いや、そういうわけじゃ…」
亜美「んー、ならばちかたない!実際にゲンブツを押さえるまでよ!」
真美「記者の吉永お姉ちゃんも言ってたもんね!『特ダネはアッシーで探せ!』」
伊織「『足』ね。アシスタントを使っちゃダメでしょう。ってそうじゃなくて…」
亜美「というわけで、今からやよいっちのお家に突撃するよーーーーー!!!」∩(>ヮ<)q
真美「愛ぴょんのマネ?」
亜美「そそ、じゃあピヨちゃんあとよろよろ→」ガチャバタバタ
真美「しくよろ→」バタバタ
伊織「待ちなさいよ、あんたたち!」
やよい「伊織ちゃん、行こ?」パタパタ
小鳥「いってらっしゃーい」ダラダラ
伊織「いたのね小鳥…あとヨダレ拭きなさいよ変態」
高槻家!
亜美「これはこれは…アヤシい臭いがプンプンしますなぁ真美隊員?」
真美「そうですなぁ亜美隊員。さっそくソーサク…おっ?」
長介「あ、亜美さんと真美さんと伊織さん。お久しぶりです」
真美「被疑者を確認した。本部!発砲の許可を!」
亜美「駄目よ!発砲なんてしないで!民間人に当たったら誰が責任をとるの?SITを出して!」
長介「あのー…」
伊織「ひさしぶりね、長介。あとこいつらの小芝居は無視していいわ」
亜美「酷いじゃないですか水瀬管理官!」
伊織「誰が管理官よ!」ズビシッ!
亜美「shit!」
やよい「ただいま長介。出かけるところだった?」
長介「うん、ちょっと浩三のミルクを買いに」
やよい「ありがと!お金は大丈夫?」
長介「もちろん!隣町のドラッグストアが今日は安売りなんだ!」
やよい「そうなんだ!かすみや浩太郎たちは?」
長介「かすみは学校の委員会で、浩太郎たちは友達の家に遊びに行ったよ。浩三は上で寝てるからダッシュで買ってこようと思ったんだ」
やよい「うん、わかった。じゃあお姉ちゃんが浩三を見てるね。いってらっしゃい!」
長介「うん、行ってくるねやよい姉ちゃん!亜美さん、真美さん、伊織さんも失礼します!」
亜美「いってら→」
真美「ら→」
伊織「いってらっしゃい」
やよい「車に気をつけてねー!」
伊織「…変わったわね、長介」
やよい「あの日以来こうやって積極的に家のお手伝いをしてくれるんだよ!」
真美「いいお兄ちゃんだね、掛け値なしに」キリッ
亜美「しかし、我々は真実を突き止めなければならぬのだ。それが例え悲しいものであっても…」
伊織「間違いなく悲劇が待ってるわよ…」
やよい「んー、けど長介は一体どこに隠してるんだろ?この前探したときは全然見つからなかったんだよね」
亜美「掛け軸の裏っしょ→!」
真美「いやいや、隠し部屋の中だYO!」
伊織「あんたらはやよいの家を忍者屋敷とでも…」
亜美「じゃあいおりんはどこにあるかわかるの?」
伊織「…ハァ……まぁこれも長介にとっては良い人生経験かしら…」ボソッ
真美「ん?どうなのかね、いおりん?」
伊織「いい?こういった文書を住居に秘匿する場合、基本的には『普通に生活する上では目に入らない場所』であることが多いわ」
伊織「加えて『隠しやすく、いざという時に取り出しやすいこと』が求められる」
伊織「以上のことを踏まえて、高槻家の建築様式・構造、及び一般家庭の家具群から推測すると…」
伊織「ベッド・ふとんの下、タンス等家具の裏、引き出しの下段の裏、学習机の引き出しの裏、本棚の本の裏、トイレの貯水タンクの中、押入の天袋の裏ってところね」
亜美真美「「おおーーー!!」」パチパチ
亜美「では、さっそく!」
真美「ちょーすけの謎の雑誌、略して『長介文書』捜索隊しゅつどー!!」オー!
やよい「おー!」ウッウー!
伊織「…あとで、ちゃんと謝るわ…長介…」
~捜索中~
真美「敵の潜水艦を発見!!」ゴマダレー
亜美「駄目だ!ってホントにボッロボロだねぇ」
真美「まさかトイレのタンクの中にビニール袋で包んで沈めておくなんてね→」
亜美「しかし、我ら名探偵・亜美&真美の前ではムリキであった…」
亜美真美「「んっふっふ→」」
やよい「うっうー!間違いなくこの雑誌だよー!」
伊織「ああ、ついに…」
真美「それではサッソク読んでみよーかなーっと…」マジマジ
真美「なになに?『素人生ハメ丸秘写真』?」
亜美「『悶える現役女子大生のまじイキ痴態…』って、これってもしかして…///」
やよい「ぅっぅー///」
伊織「もしかしなくても、そういった趣向の雑誌よ」
真美「うあうあー///ぇ、エロ本ってやつだよ→…///」
やよい「うー…///」
亜美「うわぁ…こんなことを…///」ペラッ
真美「ああっ…そんなところまで…///」ペラッ
亜美「ちょーすけはこんな本を読んでたのかぁ…///」
やよい「………長介が…?」
真美「ん…?どったの、やよいっち?」
やよい「…」
ガラガラ
長介「ただいまー」
長介「あ、やよい姉ちゃん。ミルクがいつもの半額で買えたよーって、なにして…る…の……?」
やよい「長介」
長介「」
やよい「なんでこんな本を読んでるの、長介?お姉ちゃんに嘘までついてこんな、ぇ、エッチな本を///」
長介「」
やよい「お姉ちゃんは今とってもがっかりしてます。こういう雑誌はまだ長介には早いと思います!」
長介「」
やよい「お姉ちゃんは長介を、こんな雑誌を読む子に育てたおぼえはありません!」
長介「」
やよい「この雑誌はぼっしゅーして、晩ごはんの後に家族のみんなでおはなしします!」
長介「」
やよい「そもそもどーしてこんな…こんな…///」
やよい「ねぇ聞いてるの長介!?」
長介「や…」
やよい「や?」
長介「やよい姉ちゃんなんか大っキライだーっ!!」
ドタドタ、ガラガラ、ピシャ!
やよい「長介!?」
伊織「あら、デジャヴ」
亜美「エバラってヤツだよ真美ぃ…」
真美「サラバのことだね亜美ぃ…」
伊織「『修羅場』ね。で、どうするのやよい?」
やよい「知らないっ!こんな雑誌を読んでる長介が悪いんだもんっ!」
伊織「やれやれだわ。今回もどちらが悪いって訳でも無いものね…」
伊織「お互いに落ち着くまで待ちましょうか…」ボソッ
………………………………………
やよい「」ソワソワ
やよい「うー…」チラッ
時計「もう22時か!小腹が減ったなぁ!」
やよい「」ソワソワ
亜美「ちょーすけ帰ってこないね…」
真美「やよいっちが作ったごはん、冷めちゃったね…」
伊織「……」
やよい「うー…」チラッ
時計「もう22時1分か!小腹が減ったなぁ!」
やよい「」ソワソワ
伊織「…やよい?」
やよい「な、なに?伊織ちゃん」
伊織「長介を探しに行きましょう」
やよい「で、でもっ…」
伊織「長介が心配なんでしょう?意地を張るのは止めて、迎えにいきましょう。その後に何をすればいいか、わかるわね?」
やよい「…」
やよい「うん、ありがとう伊織ちゃん!わたし…長介に謝る!勝手に雑誌を読んで、しかも怒っちゃってごめんねって言う!」
伊織「そうね、それがいいと思うわ。じゃあさっさと行きましょう?亜美、真美。あんたたちも手伝いなさい!」
亜美「ガッテン!」
真美「しょうちのすけだYO!」
やよい「うっうー!亜美も真美もありがとう!じゃあお家の周りをみんなで探そ?」
亜美真美「「おー!」」
伊織「…さて」ケータイトリダシポパピプペ
伊織「もしもし?今からやよいの家に来なさい!大至急よ!」
伊織「あんたにしか頼めないことなの!やよいに説明してほしいことがあるのよ。具体的には━━━━」
……………………………………
やよい「長介ーーっ!!どこ行ったのーーっ!!」
やよい「お姉ちゃんが悪かったの!ごめんね!お願いだから出てきてーーっ!」
亜美「ちょーーすけーー!」
真美「出てこーーーーい!」
ブロロロロロ、ガチャ
P「やよい!亜美!真美!」
やよい「あっ!プロデューサー!?」
亜美「兄ちゃーん!」
真美「どったのさー!」
P「伊織から連絡が来たんだ。また長介君がいなくなったんだって?」
やよい「はい…わたしが長介の雑誌を勝手に読んで…一方的に怒っちゃって…」
P「なるほど、しかしやよいもビックリしてしまっただけだろ?だから混乱して少し言い過ぎてしまったんじゃないか?」
やよい「…そうかも…知れません…」
真美「まぁまぁ兄ちゃん、やよいっち。今はちょーすけを探すのが先だよ!」
P「あー、それなんだが…」ポリポリ
P「亜美、真美。もうやよいの家に帰って大丈夫だ。今頃はもう長介君も見つかってるはずだしな」
亜美「マジで!?」
真美「いおりんが見つけたのかな?」
P「やよいは少し残ってくれ。話したいことがある」
やよい「?…わかりました」
亜美「んじゃ先帰ってるね→!」
真美「おっ先ーっ!」
P「さて、やよい?」
やよい「なんでしょう?プロデューサー?」
P「あー…長介君が何でああいう雑誌を読んでたか、説明するよ。これからも浩太郎君達が続くしね」
やよい「なんで、ですか?」
P「そうだ。まず男の子にも女の子にも思春期というのがあってな、だいたい小学校の高学年から中学生の頃に━━━━」
……………時はほんの少し遡って
長介「…………」
長介「…やよい姉ちゃんが悪いんだ…」ボソボソ
長介「…………」
ガラガラ
長介「!」
伊織「またここにいたのね。長介」
長介「伊織さん…」
伊織「どう?落ち着いた?」
長介「はい…けどやっぱりやよい姉ちゃんが…」
伊織「ごめんなさい」
長介「…?どうして伊織さんが謝るんですか?」
伊織「私があの雑誌の隠し場所をやよいに教えたの」
長介「っ!?どうして…」
伊織「いつかはバレると思ったから。そしてバレるなら早い方がいいと思ったからよ」
長介「そんな…」
伊織「今回はあんたもやよいもどっちも悪いわ。あんたはやよいに嘘をついたし、やよいはあんたの気持ちを考えなかった」
伊織「だからやよいのことを許してあげなさい?そして、次はもっとバレないように読むなり使うなりなさい」
長介「つ、使っ…///」
伊織「さ、やよいが待ってるわよ?」
長介「…はい!わかりました!やよい姉ちゃんに謝ります!」
伊織「ん」
……………………………………
やよい「長介ーっ!」
長介「やよい姉ちゃんっ!」
やよい「ごめんね!長介。お姉ちゃん、長介の気持ち全然考えてなかったね。恥ずかしかったよね、ごめんね」
やよい「お姉ちゃん、長介の気持ちは良くわかったから!しかたないんだよね!男の子だもんね!」
長介「い、いや!いいんだよ、もうそれは!俺もやよい姉ちゃんに嘘ついちゃってごめん!」
やよい「長介…」
長介「やよい姉ちゃん…」グーッ
長介「あっ///」
やよい「ご飯にしようね?」クスッ
長介「うんっ!」ニパーッ!
伊織「一件落着ね」
亜美「悲しくもふつくしい物語だったね…」
真美「真美たちも、もう帰ろーよー」
伊織「そうね。プロデューサー?やよいにちゃんと説明してくれた?」
P「ああ、バッチリだ!」
伊織「そう、ならもうこんなことは起こらないわね。帰りましょうか」
真美「ほいほ→い」
亜美「そーいえば、兄ちゃんはやよいっちと何を話してたの?」
P「簡単な保健体育の授業内容さ」
真美「なーんだ、べんきょーの話かぁ…てっきり兄ちゃんがやよいっちにコクハクしたのかと思ったYO!」
P「しないっつの」
ガヤガヤ
真美「んんっ?そーいえばあの雑誌はどうしたんだろ?」
高槻家! 夜!
やよい「…」ペラッ
やよい「うぁ…こんなに…///」ペラッ
やよい「この人のカオ…すごい///」ペラッ
やよい「なんだか…とっても…///」ペラッ
やよい「うー…///」パタン
やよい「…プロデューサーはああ言ってたけど…長介も…なのかな?…」
やよい「……」
やよい「………うん……よしっ!」
高槻家!お風呂場!
長介「……」カポーン
長介「……」
長介「…マズいなぁ…日課になってたからなぁ…」
長介「雑誌は無くなっちゃったし…しかたない想像で…」
長介「バレないように…静かに…」
長介「そういえばあの雑誌の女の人、どことなくやよい姉ちゃんに…」
長介「………」スッスッ
やよい「長介ー?」ドアゴシ
長介「な゛っ!?なに?やよい姉ちゃん?」
やよい「…あのね?さっきプロデューサーにね、いろいろ教えてもらったの」
やよい「男の人がどうしてああいう雑誌を読むのかとか、読んで何をするのかとか」
長介「な、ナニを…?」
やよい「プロデューサーがね、男の人はそういうのを我慢するのはとっても辛いんだって言ってたの」
長介「…なんの話かなーって」
やよい「けどね?お姉ちゃん、長介の雑誌をぼっしゅーしちゃったでしょ?だから今、長介は我慢しててとっても辛いのかなーって」
長介「いや、別に雑誌が無くても…って何を言ってるんだ俺は!」
やよい「だからね?」ガララッ
長介「え?やよい姉ちゃんなんで入っ…どうして服を着てな…」
やよい「…わたしで………シて?」
ζ*'ヮ')ζ<えっちなのはいけないとおもいます!
高槻家ぐらいになると、ゲンキ♂トリッパーするのも苦労しそうかなーって
読み返せば、目に付くはミスばかり
ありがとうございました
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません