エレン「羊が1593匹、羊が1594匹・・・」 (17)

※寝れないエレンとアルミンが話してるのを淡々と書いただけです。
短いです。多分。

アルミン「どう?眠れそう・・・?」

エレン「・・・全然」

アルミン「そっかあ」

エレン「寝方忘れたかもしれん・・・」

アルミン「うーん・・・」


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アルミン「もう朝まで寝れなかったりして」

エレン「それは困るな・・・」

アルミン「ずっと寝なかったら人って死ぬらしいよ」

エレン「えええ、まじかよ」

アルミン「うん」

エレン「やばいな・・・俺死ぬのか」

アルミン「うん」

エレン「えっ」

アルミン「嘘、一日寝なかっただけでは死なないよ」

エレン「あーアルミンの馬鹿」

エレン「・・・」

アルミン「・・・」

エレン「しょうがねえ、眠くなるまで何か話すか」

アルミン「あーいいねえ」

エレン「うーん」

アルミン「じゃあ怖い話でもする・・・?」

エレン「えー、夜にか?」

アルミン「夜だからこそだよ」

エレン「・・・じゃああんまり怖くない奴頼む」

アルミン「分かった任せてよ」

エレン「おう」

(一応怖い話苦手な人注意)

これは僕が本当に体験したことなんだけどね。
えーと、訓練兵に入って、2ヵ月くらい経ったころかな。
その日の夜はすごく蒸し暑くて、寝苦しい夜だった。
僕はなかなか寝付けなくて、水でも飲もうとベットから降りて水道に向かったんだ。

廊下を歩いてるときに、後ろから誰かの足音が聞こえたんだよ。
ペタペタって。かなり遠くからだったけど。
あれ、誰かいるのかなーって止まって後ろをみても薄暗くて見えないの。
だからまあいいか、ってまた歩き出したんだけど、

何だか足音がどんどん早くなってる気がしたんだ。
ドタドタドタッて。走ってるような。
誰だよもう、ってもう一度後ろを見たらさ。


すごいニタニタ笑ってる女の人が四つんばいでこっちに向かって走ってきてた。

アルミン「ベタだけど・・・どう?」

エレン「アルミン」

アルミン「何?」

エレン「殴っていいか」

エレン「余計寝れなくなったじゃねえか」

アルミン「駄目だった?ごめん」

エレン「作り話だよな?」

アルミン「・・・・」

アルミン「うん」

エレン「何今の間」

アルミン「エレンこういう話苦手だったんだ?」

エレン「夜やるのは反則だろうが」

アルミン「ごめんごめん」

エレン「・・・」

アルミン「・・・」

エレン「そっち行っていいか?」

アルミン「えー狭いんだけどな」

エレン「今にも四つんばいの女が来そうなんだよ」

アルミン「あーもう仕方ないな」

ゴソゴソ

アルミン「エレン寝相悪いんだけどなあ」

エレン「るっせえ」

エレン「・・・・」

アルミン「・・・・」

エレン「やっべまだ怖い。何か話そうぜアルミン」

アルミン「うーん」

アルミン「そういえばさ」

エレン「ん?」

アルミン「昔よくエレンとミカサと僕で昼寝したでしょ」

エレン「うん」

アルミン「その時布団に潜ってごっこ遊びしてたの思い出した」

エレン「あーあったな」

アルミン「一番楽しかったの勇者ごっこだったな」

エレン「あったあった。楽しかったよなー」

アルミン「ふあははは。貴様に僕が倒せるかな?」

エレン「俺がお前を倒してやる。たああー」

アルミン「ぐわあああ死ぬううー」

エレン「うらうらー」

アルミン「この薬を使って、僕は不死身になるー」バッ

エレン「薬は俺が飲むー、よこせえ」

アルミン「とられたー」

エレン「ごくごく。うわはははー」

エレン「みたいなのをやったな」

アルミン「やったやった。なつかしいなあ」

エレン「とうっ」

アルミン「いたっ、何だよエレン」

エレン「何となく。びしっ」

アルミン「じゃあお返しで・・・えいっ」

エレン「いてっ俺こんなに強くしてないぞ」

アルミン「でも2回叩いたでしょ。2回分」

エレン「この野郎。びしっびしっ」

アルミン「痛いイタイイタイ」

エレン「俺に勝つなんて100年早いぜっ」

アルミン「うっ・・・」

エレン「えっ」

アルミン「・・・」

エレン「アルミン、もしてかして泣いたか?」

アルミン「・・・」

エレン「やべえ悪い、叩きすぎた」

エレン「ほらほら、俺叩いてもいいから」

エレン「おーい」

アルミン「・・・」

アルミン「なんてね」

エレン「おい」

アルミン「もー布団入って何時間くらい経ったかな」

エレン「・・・二時間?」

アルミン「あー明日絶対寝不足だよ・・・」

エレン「もうこれ眠れそうも無くないか?」

アルミン「そんな気がしてきたよ」

エレン「・・・」

アルミン「・・・」

アルミン「しりとり」

エレン「・・・りんご」

アルミン「ごま」

エレン「まだ眠れないのかな」

アルミン「何だろう、眠り方が分からない」

エレン「いやあ、でも寝ないと明日が」

アルミン「頑張って」

エレン「てめえ人事みたいに」

アルミン「に・・・に・・・」

アルミン「・・・」

エレン「・・・・」

エレン「・・・眠れないな」

アルミン「眠れないね」

アルミン「うーんどうすればいいのか・・・」

エレン「ちょっと今から静かにしてみようか」

アルミン「え?」

エレン「心を落ち着かせて、目を閉じて何も考えない」

エレン「そうすれば眠れる気がする」

アルミン「うん、やってみる」

エレン「行くぞ」

アルミン「・・・・」

エレン「・・・・・」

エレン「・・・やっぱ駄目だな」

アルミン「・・・」

エレン「え?アルミン?」

アルミン「・・・」スースー

エレン「あれ、まさか本当に寝ちゃった?」

アルミン「・・・」スースー

エレン「何先に寝てるんだよ・・・」

エレン「えー・・・冗談で言ったのに」

エレン「・・・おーい」

エレン「・・・」

エレン「・・・」

エレン「・・・」スー


おわり

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