カンナと沙々とあすみを同じ部屋に閉じ込めてみた (275)


~注意書き~

・一昔前に流行った閉じ込め系スレです。
・かずみ☆マギカとおりこ☆マギカのネタバレを含みます。
・魔法少女が残念スペックになってます。
・登場するキャラがすごいことになってます。
・生き物のように流動するスレです。途中からどんどん設定が変わってきます。
>>1「俺は悪くねぇ!!」


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 お茶会


カンナ「……」ズビー

あすみ「あ、その羊羹とって」

沙々「はい、どうぞ」

カンナ「……」

カンナ「緑茶かよっ!!」


カンナ「かずみ! かずみ! Love me! Love me! Be together!!」

かずみ「ふえーん、サキぃーーー! 家の前にストーカーが居るよぉーーー!」

カンナ「うぉおおおお、かずみぃいいい! コネクトさせろぉおおおおおおお!!」


―物陰―

ニコ「……」ジトー

ニコ「///」ポッ


カンナ「な、なんだ? 急に寒気がっ!」


カンナ「何も知らない私はたいそう幸せに暮らしてた。友だちもいた、家族もいた」

あすみ「全てを知ったあすみはとっても不幸に暮らしてた。友だちもいない、家族もいない」

カンナあすみ「「お前は?」」

沙々「わ、私にだっていますよ友だちくらい!?」

カンナ「……」

あすみ「……」

沙々「……」

あすみ「本当は?」

沙々「う、上辺だけの……」


カンナ「それじゃあ私はあいりと双樹に会ってくるから」

あすみ「いってらっしゃーい」

沙々「リア充ですね」

あすみ「……」

沙々「……あすみちゃん! 私とぼっち同盟組みましょう!!」ガシッ

あすみ「触んなや豆腐メンタル」パシッ


キュゥべえ「プレイアデス聖団を見てるとさ」

ジュゥべえ「?」

キュゥべえ「ムラムラするよ」

ジュゥべえ「えっ」

キュゥべえ「みらいのビキニとか、ニコのお尻とかさ」

ジュゥべえ「……」

キュゥべえ「絶対誘ってるよね」

ジュゥべえ「……」

キュゥべえ「あと白黒でサキの下半身を見てるとさ、なにも履いてないように見えるんだよね」

ジュゥべえ「……」

キュゥべえ「絶対誘ってるよね」

ジュゥべえ「……」


沙々「あすみちゃん、一緒に織莉子を倒しましょう! あすみちゃんと私が組めば、精神攻撃と洗脳が両方そなわり最強に見えます!」グワッ

あすみ「やだよ、めんどくさい」

沙々「あいつ等を倒せば見滝原は私達の物ですよ!!」

あすみ「キョーミない」

沙々「……あいつ等の盗撮映像です」


キリカ『織莉子、織莉子ぉー!』イチャイチャ

織莉子『キリカ、ああキリカ……』ラブラブ


あすみ「……」

あすみ「反吐が出る」ペッ


沙々「さあキリカさん! 今日こそお前の最後です!!」

キリカ「無駄な事だって知ってるくせに、懲りないんだなぁ君も」

あすみ「他人の幸せ大嫌い!」

キリカ「ずいぶん可愛い助っ人じゃないか」

沙々「んっふっふっー、余裕なのも今の内ですよぉー?」

キリカ「そう言っていっつも泣かされてるのはどこの誰だい?」

沙々「今日こそは本当に違うんですよっ! さぁ、あすみちゃん! やっちゃってください!!」

あすみ「精神汚染っ!!」

キリカ「なんだ? 幻覚……!?」


キリカ(久しぶりに学校に来たけど教科書忘れちゃった)

キリカ(隣の人にも見せてって言い辛いな、大して仲良くないし)

教師『えーと、それじゃあ教科書45ページの問題を……呉さん、答えてください』

キリカ『えっ、わ、私!?』ガタッ

キリカ『え、えーっと……』オロオロ

キリカ『わ、わかりません』

教師『ではしばらく待つのでじっくり考えてください』

キリカ『えっ……』

教師『……』

キリカ『……』

教師『そろそろ解けましたか?』

キリカ『う、うぐぅー』


キリカ「うわぁああああああああああああああ!!」

沙々「あっはっはっー! 効いてます、効いてますよぉ!!」

あすみ「精神汚染っ!!」


―女子トイレ―

キリカ『ここでご飯食べるのも慣れてきたな……』

女子『……』スタスタ、バタン

キリカ(隣に入られた!?)

キリカ(……臭ってきた、ちょっとこっち側に寄ろう)

女子2『……』スタスタ、バタン

キリカ(こっち側にも入られた!?)

キリカ『ふんだ、なんだってんだ臭いくらい』

キリカ『……』パクパク、モグモグ

キリカ『う、うぐぅー。おいしい、おいしいよぉ……』


キリカ「ぎゃああああああああああああああああああああああ!!」

沙々「あっはっはっー! ザマァないですね!!」

キリカ「た、頼む……。もう、もうやめてくれ……!」

沙々「んー、聞こえませんねぇ」

キリカ「わ、私の負けだ、ゆるしてくれ……」

沙々「んー! 聞こえませんねぇ!! 頼みごとはすごく丁寧にみっともなく言わなきゃだめですよぉ?」

キリカ「た、大変申し訳ありませんでした沙々様。見滝原から出ていくのでゆるしてください……!」

沙々「あっはっはっー! いい気分です!!」アタマフンズケッ

沙々「でもまだゆるしませんー。ほらぁ、私の靴をペロペロなめてください。ワンちゃんみたいに――」ポンポン

沙々「へっ」クルッ

織莉子「……」ニッコリ

沙々「……」ダラダラ

沙々「あ、あすみちゃ……」

沙々(って、いねぇーーー! 1人で逃げやがった!!)

織莉子「オラクルレイっ!!」

沙々「ぎにゃああああああああああああああああああああ!!」


ニコ「くっ……」

ニコ「……」ブルブルッ

ニコ「ふぅ……」

ニコ「盗撮画像で8回もしてしまった」

終わり。
こんな感じで進んでいきます。
次回の更新は未定です。

眠い眠い
投下


キュゥべえ「ああ、アブラムシおいしい、アブラムシおいしいよぉ」ペロペロ

キュゥべえ「!! やったバッタだ! 今日はご馳走だぁ!!」ピョーン、パクッ!

キュゥべえ「……」モッシャモッシャ

キュゥべえ「? あれは……」


ジュゥべえ「かずみぃー、里美ぃー。そんなにオイラ食えねぇよー」

かずみ「まだまだいけるよ! 女の子に甘いものは別腹っ!」

里美「あら、マカロン! かずみちゃん、べえちゃん! 次あそこに行きましょう!!」


キュゥべえ「……」ギリギリ


キュゥべえ「というわけでカンナ! 僕もおいしい物を所望する!!」

カンナ「シャラップ」


キュゥべえ「ちぇー、つまみ出された。なにか食べさせてくれたていいじゃないか」

キュゥべえ「ん、あれは……あすみ!」

あすみ「? キュゥべえ」ペロペロ

キュゥべえ「おいしそうなアイスだね! 僕にも分けてくれないか!?」

あすみ「……」ペロペロ

あすみ「変態? 小学生と間接キスしたい人?」

キュゥべえ「今回ばかりは違うよ! 純粋にお腹が空いてるんだよ!!」

あすみ「ふーん……」

キュゥべえ「さぁGive me! Give me! プリーズアイスクリーム!!」

あすみ「……」

あすみ「あ、落としちゃった」ベチャッ

キュゥべえ「……」

あすみ「じゃあね、キュゥべえ。それ食べてもいいよ」スタスタ

キュゥべえ「……」

キュゥべえ「うめえ、うめえ……っ!」ペチャペチャ


沙々「さて! そろそろ本気で話し合いたいと思います! 私達がなぜここに集められたか、カンナさんやあすみちゃんはわかりますか!?」

カンナ「見当もつかないね」

あすみ「なんとなくじゃない?」

沙々「私達の共通点を挙げて、考えてみました……! 私達はいわゆる悪役です、そしてみんな無念に無様に散っています!」

沙々「このことから考えると、私達がここに集められた理由は……ズバリ!」

沙々「リベンジです!!」

カンナ「ほう……」

あすみ「ふーん」

沙々「皆さん復讐したい相手が居るでしょう、倒すべき相手が居るでしょう! ここは1つ、皆で力を合わせてリベンジしようじゃないですか!!」

沙々「これからは悪役☆えんがわではなく、悪役リベンジ! で行こうと思います!!」

カンナ「そんなハートフルなことやってたっけ?」


あすみ「で、具体的に誰から行くの。あすみ? 沙々お姉ちゃん? それともカンナお姉ちゃん?」

沙々「こういうのは弱い奴から倒していくのがセオリーです!」

カンナ「弱い奴、ね。それじゃあ私は後回しかな……」

カンナ「かずみは、強いよ」

あすみ「あすみも後回しかなー、ほむらお姉ちゃんたちはとんでもないチートだし」

沙々「それじゃあまずは私からですね! 織莉子もキリカも雑魚です! 2人の力があれば簡単に倒せる相手ですよ!!」

カンナ(不安……)

あすみ(あ、これまた負けるわ)


織莉子「はい、あーん」

キリカ「あーん」

キリカ「んー、甘い。最高だよぉ織莉子ぉー」

織莉子「ふふふ、甘い卵焼きが好きだなんてキリカは本当に子どもね」イチャイチャ

キリカ「むー、また織莉子は私を子ども扱いしてー」ラブラブ


 パーンパパーン♪


キリカ「む、この音楽は一体!?」

織莉子「何者!?」

カンナ「なんだかんだの声を聞き」

あすみ「光の速さでやってきた」

カンナ「風よ」

あすみ「大地よ」

沙々「大空よ!」

カンナ「世界に届けよDangerous」

あすみ「宇宙に届けよクライシス」

カンナ「天使か悪魔かその名を呼べば」

あすみ「誰もが震える魅惑の響き」

カンナ「カンナ!」

あすみ「あすみ!」

沙々「沙々だにゃーん!」

カンナ「時代の主役は私達!」

あすみ「我ら無敵の」

三人「「「マギカ☆ヒールズ!!」」」ビシッ


織莉子キリカ((本当になんだこいつ等……!?))


あすみ「やぱりロケット団の口上はダイパ編だよねー」

カンナ「すごく恥ずかしかったんだが……」

沙々「私が一番恥ずかしいところやったのでいいじゃないですか!」

織莉子「……優木沙々さん、その様子を見る限りその2人は貴女の仲間のようですね」

沙々「くふふ、その通りですよー! さぁ覚悟してください、織莉子さん。今日があなたの最後の日です!」

キリカ「嘗められたものだね、頭数揃えれば私達に勝ると思ったのかい?」

沙々「くふっくふふ、いつまでそんなことが言ってられますかねー?」


織莉子「ふむ、それでは私とキリカの合体魔法をお見せしましょうか」

カンナ「合体魔法だと?」

キリカ「私が速度低下で光の動きを低下させっ!」

織莉子「私の事象をシュミレートする能力で演算すれば!」

キリカ「過去を覗くことができるっ!」

織莉子「これぞ私たち二人の合体魔法!」

キリカ織莉子「「サイコメトリー!!」」


カンナ「HAッ、ハッタリだ! 固有魔法の合体なんて聞いたことが無い!」

織莉子「むむむ、見えます見えます。カンナさん、貴女……」

織莉子「ここへ来る前に『してます』ね?」

カンナ「!?」ギクゥ!

沙々「そ、それがなんだって言うんですかー!」

織莉子「しかも、その後『手を洗っていない』」

カンナ「」

沙々「えっ……」ササッ

あすみ「うわぁ……」ドンビキ

カンナ「う」

カンナ「うわぁああああああああああああああああああん」ピュー

沙々「あっ、カンナさぁーーーーーん!」


あすみ「さっそく1人撃退された!」

織莉子「むむむ、見えます見えます。あすみちゃん、貴女……」

あすみ「えっ!? つ、次あすみ!?」ビクゥ!

織莉子「くまさんのプリントされたパンツを履いてますね?」

あすみ「」

沙々「い、いいじゃないですか! それくらいっ!」

織莉子「しかも何か汚れていますね、えーっとこれは経けt」

あすみ「ひぇえええええええええええええええええええええええええん!」

沙々「あ、あすみちゃーーーーーーーん!」

キリカ「さて、お前だけなら私一人でも軽く捻れるけど」

沙々「うぐぐ……!」

織莉子「あえてサイコメトリーで倒して差し上げましょう。むむむ、見えます見えます」

沙々「ひぃいいいいっ! きょ、今日のところはここで勘弁してあげますーーーー!!」ピュー


反省会

カンナ「」シクシク

あすみ「」サメザメ

沙々「……」ドンヨリ

沙々「えーっと、カンナさん?」

カンナ「なんだ!? 言っとくけど今はちゃんと手を洗ってるぞ!!」

沙々「ああ、そこじゃなく……。有無を言わさずコネクトすれば勝てたんじゃないですか?」

カンナ「たられば言ってても仕方ないだろ、それにコネクトだって万能じゃないんだな」

沙々「そうですか……。それと、あすみちゃん?」

あすみ「ちゃんと履き替えた! ちゃんと履き替えたもんっ! 綺麗な無地の新品の奴に!!」

沙々「いや、そうじゃなく……。精神攻撃を勝ててれば勝てたんじゃないですか?」

あすみ「あんまり強い魔法少女に掛けると解かれちゃうんだよ。
     それに2人同時だと威力も半減だし。精神攻撃は基本的に味方から孤立させて1人ずつ襲う時に使うんだよ」

沙々「ああ、そうなんですか……」


カンナ「沙々、そう言うお前はどうなんだよ?」

沙々「へぇっ!? わ、私ですか!?」

カンナ「一撃必殺の固有魔法とかないの?」

沙々「え、えーーっと……。せ、洗脳が得意です……」

あすみ「なんで使わなかったの?」

沙々「えっと……。実は簡単なことで解けちゃう上に、じっくり時間を掛けないと効果がないので……」

カンナ「……その魔法って意味あんの?」

沙々「あ! え、えっと! 魔女も操れますよ!!」

カンナ「魔女いねーし、それくらい私もできるし」

沙々「ぐぬぬ」

あすみ「沙々お姉ちゃんって固有魔法特化だから肉弾戦も弱いよね」

カンナ「特化してこれか」

沙々「う、うぅっ」

あすみ「……もしかして沙々お姉ちゃんって、雑魚?」

沙々「うわぁあああああああああああああああっ!!」ダッ

カンナ「あ、逃げた」



――
―――

路地裏

カンナ「ふへへぇー。とーうとう捕まえたぞかずみぃーーー!」

かずみ「きゃあああああああ!」

カンナ「Your resistance is futile! さぁ2人で行こうじゃないか、ネクストステージへ!」

かずみ「いやぁああああああ! 誰か助けてぇーーーー!」

「待てぇ!! か弱い乙女を拐かすなどけしからん! 恥を知るがいい!」

カンナ「む、誰だッ!」

「とぅ!」バッ

サキ「私の名は超電磁砲少女イルフラース! さぁ悪党め! 私が成敗してくれる!」

カンナ「小癪な、人間如きが。ヒュアデスの力を思い知るがいいーーー!」


カンナ「負けたぁああ!」

サキ「勝った!」

カンナ「おのれ人間めぇ……」

サキ「人間の力を思い知ったか!」

カンナ「わ、私をどうする気だぁ!」

サキ「しばらく眠ってもらおう、トッコ・デル・マーレ!」


地下室

カンナ「はっ、ここはどこだ! 縛られているだとぅ!?」

ニコ「モーニン、お目覚めかい」

カンナ「ぬぬぬ、貴様は! 憎き我がオリジナルよ! 私を捉えてどうする気だ!」

ニコ「ふっふっふっ」

ニコ「観察するだけじゃ満足できなくなったんだ」ユリッ

カンナ「えっ」

ニコ「ふふふふふ、乱暴させてもらおうか、エロ同人みたいに!」ヌギヌギ

カンナ「や、やめろ! 来るな!! 裸になるなぁ!!」

ニコ「大丈夫だから、気持ち悪いのは最初だけ! 後からそんなのどうでもよくなるくらい気持ち良くなる! そーれチョキチョキチョキ」ユリリリッユリッ

カンナ「い、嫌だぁあああああ! ふ、服を切るなぁ!」

ニコ「服は切るものだよ、いいじゃないか。君もかずみかずみ言ってたんだからそっちの気はあるんだろ?」ユリユリリユリッ

カンナ「ぎゃあああああああああ!!」

ニコ「さてそれじゃあ、いただきます」


―――
――


カンナ「はっ! ゆ、夢か……!」


ニコ「///」ハァハァ


カンナ「!?」バッ


ニコ「」サッ

終わり
心に沁みる話を書けたらいいなと思います


ちょくちょく入るエロと下ネタはなんなんだ

      ,__/}_
      /:::::::::::::::::>
     フ:::从/ヘ::ヤ
      ムゝ゚ヮ゚s::ゝ   俺が小ネタスレに投下した悪役☆えんがわが使われているだと…?
       /)セノ}、     いいぞもっとやるがいいぜ。俺の事も出していいからな!
       UニXコ_)
       Lし'ノ


>>34
単純に書けるネタが無いのです
皆さんがネタ提供してくださらないと、どんどんエロと下に走ります

>>35
あなたでしたか
使わせてもらっています


投下します


あすみ「笹の葉さーらさら♪」

沙々「呼びました?」

あすみ「いや」

カンナ「お、七夕ですか」

あすみ「うん、一日過ぎちゃったけど間に合うかなって」

カンナ「七夕か、私も冬の星座なら詳しいんだけどな」

沙々「織姫と彦星が一年ぶりに逢瀬を果たすんですよねー。カササギの橋を渡って」

カンナ「雨が降ると天の川が増水して会えないらしいね」

沙々「えー、そうなんですか!? せっかく一年に一度の日なのに! ていうか梅雨明けたか明けないかくらいの時期じゃないですか!」

あすみ「ん、でも太平洋側は梅雨が無いよね。雨降る場所とそうでない場所があるけど織姫と彦星はどっちを参考にするの?」

カンナ「さ、さぁ?」

沙々「呼びました?」

カンナ「いや」


あすみ「あれがデネブ、アルタイル、ベーガ♪」

沙々「化物語のEDですね」

カンナ「琴座のベガは織姫と同じく悲恋のヒロインの星、ワシ座は彦星とはあまり関係ないけど、白鳥座のデネブは天帝と似ているゼウスの星だね」

あすみ「ゼウスって常にキレてるかレイプしてる印象しかないな」

カンナ「そうだな、偉い神様は常にキレてるよね」

沙々「短冊用意しましたよー! みんなで願い事書いてくださいー!」

カンナ「ほう」

あすみ「うん」



人間が絶滅しますように
                  聖カンナ



全ての人間をあごで使いたい
                  優木紗々



みんな不幸になりますように
                  神名あすみ


縁側

あすみ「……」

カンナ「や、隣いいかい?」

あすみ「うん」

カンナ「……」

あすみ「……」

カンナ「月が綺麗だね」

あすみ「!?」

カンナ「?」

あすみ「な、なに!? カンナお姉ちゃん! かずみへの片思いが実らないからとうとうあすみに手を出す気!?」

カンナ「え、なにそれこわい」

あすみ「あ……、カンナお姉ちゃん意味わからないの?」

カンナ「うん」

あすみ「この国では『月が綺麗ですね』は『I love you』って意味なんだよ」

カンナ「マジで? この国では『いい天気ですね』的な世間話もおちおちできないの?」

あすみ「そうだね、何気ない一言が思わぬ誤解につながることがよくあるね」

カンナ「ふーん」

カンナ「……」

カンナ「Dear Ashume,May I be together all time?」ボソッ

あすみ「えっ、なに?」

カンナ「なんでもないよ」


沙々「うむむむむ……」

カンナ「なにをうなっている?」

沙々「どうやったら織莉子に勝てるかですよー」

カンナ「懲りないね」

沙々「他にやることもありませんし」

カンナ「修行でもするかい?」

沙々「ははっ、面白いこと言いますね。私の魔法が強くなると思いますか?
    それに修行なんてかったるくてやってられませんよ、私はズルして楽して勝ちたいんです」

カンナ「……まずその根性から直した方がいいんじゃない?」


カンナ「なにも固有魔法だけが戦う手段じゃないだろう。私の知り合いのあいりなんか、固有魔法がなくてもかなり芸達者だぞ」

沙々「むー」

カンナ「それに世の中には固有魔法を失っても頑張ってる魔法少女が居るらしいじゃないか、諦めてはいけない」

沙々「でも私って素質並みですよ……?」

カンナ「う、うん。まぁそれでも強くなれるんじゃない? ほら固有武器で頑張るとか……」

沙々「こんなヘンテコな杖で頑張れると思いますか!? 思いっきり殴ったら多分折れますよこれ!」

カンナ「ほ、ほら……魔法弾とか飛ばせるだろ?」

沙々「魔法弾くらい誰でも出せるでしょう!?
    カンナさんはいいですね! 私の完全上位互換の固有魔法な上に、いくらでも相手の魔法をコピーできるし! なんかよく分らない尻尾までついてるし!」

沙々「あーあ、なんかもう嫌になりました。どーせ私みたいなしょっぱい魔法少女は何もできず円環に導かれるのがお似合いなんですー」ゴロゴロ

カンナ(駄目だ、完全に卑屈になっている……!)


カンナ「……」フゥ

カンナ「そう言わずにちょっと頑張ってみなよ、稽古ならいくらでも付き合うからさ」

沙々「うー、でもー……」

カンナ「最初から強い奴なんてそうそういないさ。
     せっかく3人で集まったんだから私やあすみの長所を吸収して強くなってみろよ。それこそ私たちの手なんか借りなくても織莉子を倒せるぐらいにね」

沙々「カンナさん……」

カンナ「……」ニコッ

沙々「いや、やっぱりめんどくさいです」

カンナ「」イラッ



カオル「よっ、カンナ」

カンナ「げっ、お前は……」

カンナ「そう嫌な顔するなよ、飲み物ぐらいなら奢るからさ」


カオル「ふぅ」←スポーツドリンク

カンナ「……」←コーラ

カオル「……見かけによらず好みが俗だな」

カンナ「うるさい!」

カオル「ははは」

カンナ「ふんっ」

カオル「ずいぶん丸くなったな」

カンナ「HAッ! どこがだよ、私はあいかわらず人間の滅亡を望んでるぞ」

カオル「ん、そうじゃなくてさ。なんか穏やかになったっていうか。前のカンナはもっと壊れた性格をしてたのにさ」

カオル「やっぱりあいつ等のおかげか?」

カンナ「……」

カンナ「いいや、あいつ等もあいりや双樹と同じだ。私が利用しているだけだよ。私の認める仲間はかずみただ一人だ、以前変わりなくね」

カオル「そっか」

カオル「じゃあ、もっと仲良くなれるといいな」

カンナ「……」


カオル「じゃーな」

カンナ「……」

カンナ「お前等の重ねた罪、ゆるされたなんて思ってないだろうな?」

カオル「思ってないよ。こんなところに来たとしても、私達のやったことはゆるされることじゃない」

カオル「だから、かずみには幸せになって欲しい。この世に産み出されたことを後悔しないように。その為ならなんでもするつもりだ」

カンナ「それを覚えていれば上等だよ」

カオル「……私を始末しないのか? 一人で居る今がチャンスだろ」

カンナ「ああ、そうだな。望みとあらば今すぐにでも」

カオル「!」バッ

カンナ「と、思ったけどやめにするよ。お前を殺したらかずみに嫌われる」

カンナ「私はいずれお前を含む全人類を抹殺する、でもそれは今じゃない」

カオル「……やっぱり、変わったよ。カンナは」

カンナ「そうかよ」


沙々「素晴らしい作戦を思いつきました!」

あすみ「まーたくだらないことじゃないの?」

沙々「今回は違いますよ! まず織莉子は1人暮らしですよね!」

あすみ「そうだね」

沙々「寝こみを襲います」

あすみ「思った以上にシンプルな作戦だった」

沙々「名付けてサンタクロース作戦」

あすみ「うん」

沙々「では行きましょう! 作戦の決行は今夜です!」

あすみ「えっ! あすみも!?」


織莉子の家

沙々「くっふっふっ、抜き足差し足忍び足。ていうかザルですねー、マジカルピッキングで一発でしたよ。
    魔法少女の泥棒が来ることを想定していないんですかねー?」

あすみ「……」ウトウト

沙々「さーてと、ここが織莉子の部屋ですねー……」


ショウメイバンッ!


沙々「!?」ビクゥ!

織莉子「こんばんは、優木沙々さん」

沙々「げっ、織莉子! どうして!?」

織莉子「予知で見ました」

沙々「」

沙々「こ、こうなったら自棄です! あすみちゃん!」

あすみ「……」スヤスヤ

沙々(立ったまま寝てるーーーーっ!!)

織莉子「オラクルレイっ!!」

沙々「ぎにゃあああああああああああああああああ!!」

あすみ「うるさいな! 眠れないじゃん!!」

終わりです
ネタ提供や追加設定お待ちしています

あすみとみらいが意外と仲良かったりして

あすみ「あすみです」
みらい「みらいです」
   「「二人合わせてあすみらいでーす!」」
あすみ「って意味的にトゥモローがフューチャーに食われちゃってるじゃん!?」
みらい「ボクはサキ以外でも構わず食っちゃうんだよ?」
あすみ「やめて!!」

って感じの漫才コンビ結成させよう(提案)

少しできました
投下


 はじめまして、明日葉みらいです。
 唐突ですがボクはとある悩みを抱えています。


かずみ「サキー!」ダキツキッ

サキ「まったくかずみは……」ハハハッ

みらい「……」ギリギリッ


 泥棒猫がボクのサキを独り占めしています。


 サキとは初めて会った時からボクの一番のトモダチです。
 いや、トモダチなんて生ぬるい。それ以上の何かです。恋人というのが一番近いかもしれません。

 思えばかずみはミチルの頃からボクのサキを横取りしようとしていました。
 ようやく死んだかと思ったら、今度はクローンが現れました。


みらい「そりゃあはじめは可愛かったよ、でもどんどんサキと馴れ馴れしくなっていくなんて」ツメガリガリガリ


 それと。


かずみ「あ……、み、みらい。おはよう……」

みらい「うん、おはよう」


 一度全力で殺しに行った仲なので、聖団の中で超気まずいです。

 いっそかずみがカンナに略奪されたらいいと思うのですが。
 カンナは一度サキを魔女化させたり、ボクを殺したりしたので話しにくいです。
 というか顔も見たくありません。

 そこで。


あすみ「~♪」


 カンナと親しいあすみちゃんと仲良くなって、仲介人になってもらおうと思います。


 しかし、ここで問題が起きます。


みらい「はぁーっ、はぁーっ!」

あすみ(……さっきから誰かからずっと見られてる、怖っ)


 生来のぼっちだったボクには仲良くなる方法とかわかりません。


みらい(なんて声を掛ければいいんだろう? 思えば歳も離れてるし、どう話しかけても不自然だよね……)

あすみ「……」

みらい(さっきからずっと看板見てるけどなんて書いてあるんだろう……)マジカルソウガンキョウッ


【町内漫才大会】
【一位にはスパイラルグレープ一年分!!】


みらい(ま、漫才大会!? そんな趣味が!?)

あすみ「やっぱりピンで出るしかないか……」

みらい(しかも出場する気!?)

みらい(ど、どうしよう……! しかしこれはチャンス!!)

みらい「キ、キミも出場するつもりなの!?」

あすみ「? そうだけど……」

みらい「じ、実はボクも出るつもりなんだ! でも相方が居なくて困ってたんだよ! 一緒に出場しない?」

あすみ「んー……、いいよ」


町内漫才大会

カンナ「前の方の席取れて良かったな」

沙々「あすみちゃんが出場するらしいですからねー」

カンナ「ん? あれは……」


サキ「結構空いてるな」

海香「ちょっと早く来すぎたかな」

カオル「もう10分前だぞ」

里美「そういえばみらいちゃんは?」

ニコ「今日は来れないだってさ」


カンナ「プレイアデスゥ!!」

沙々「お、落ち着いてくださいカンナさん!」


かずみ「ふえー、漫才なんて初めてー」

サキ「かずみ、こっちだ」


カンナ「かずみぃ! かずみぃ! Love me passionately!!」

沙々「カンナさん落ち着いて!?」


しばし漫才が続いて。

カンナ「……」

沙々「ま、まぁ町内レベルですからね……」


かずみ「あはは、おかしー!」

カオル「ははは……」

海香(こんなんでよく笑えるな、かずみは……)


沙々「おっ、次があすみちゃんみたいですよ」

カンナ「コンビみたいだな、相方は誰なんだ?」


あすみ「あすみです」

みらい「みらいです!」

あすみらい「「2人揃ってDay after tomorrow!!」」

みらい「あすみちゃん、人形遊びやろうよ!」

あすみ「いいよ、人形ある?」

みらい「ないよ」

あすみ「……」

みらい「ないとできないの?」

あすみ「そうだね、たぶんないとできないね」

みらい「テディベアならあるよ」

あすみ「配役が偏らない?」

みらい「大丈夫! 色んなバリェーションがあるから!」ジャーン!

あすみ「んー、じゃああすみこの赤い頭巾被ってるやつ!」

みらい「じゃあボクはこの眼帯してるやつ!」


みらい「よし、じゃあはじめ!」

あすみ「うん!」

みらい・裏声「ウォオオオオオオオオオオ、グォオオオオオオオ!」

あすみ「!?」

みらい・裏声「グルルルルルルル、グォオオオオオオオ!」

あすみ「……」

みらい・裏声「グォッ、ガァアアアアア!」

あすみ・裏声「グォオオオオオオオオ、ガァッ!」

みらい・裏声「グァアアアアアアアアアアアアアアアア!! ガァッ!!」ビシッ

あすみ・裏声「グルォオオオオオオオオオ!!」ビシビシッ

みらい・裏声「グァアアアアアアアアアアアアア! ガァアアアアアアア!!」ビシッバシィ!

あすみ・裏声「ガォッ、カァアアアッ!」

みらい・裏声「ガルルルル、カォッ!」

あすみ「……みらいお姉ちゃん」

みらい「なに?」

あすみ「つまんない」


カンナ「……」

沙々「……」


海香カオル((みらい、なにやってんだ……!?))

かずみ「あっはっはっ! 面白いね、サキ! さすがみらい!」

サキ「あ、ああ。そうだな、みらいは愉快が歩いてるような奴だから……」

里美「みらいちゃん……」

ニコ「……フフッ」


優勝しました。


沙々「助っ人を雇いましょう」

あすみ「……へ?」

カンナ「いきなり何を言い出すんだお前は」

沙々「私たち三人はラスボスクラスだけどなんだかんだ言って戦闘に不向きじゃないですか」

カンナ(沙々がラスボス……?)

沙々「だから! 戦闘慣れした魔法少女を雇って一気に畳み掛けましょう!」

カンナ「それはいいけど……、一体誰を雇うんだ」

沙々「ふふん、実はもう目星はついてるんですよ」


ババーン!

杏子「あん、あんた達に協力しろって?」キョウコー!

沙々「そうです!」

杏子「やだよ、めんどくさい。それにあんた達に協力して何の得があるのさ」

沙々「協力してくれたあかつきには、このうまい棒を差し上げます!」

杏子「嘗めてんのか!? そこまで安くないよ!!」

沙々「ふふふ、そんなこと言ってられるのも今の内ですよ……、なんとこのうまい棒――

沙々「映画記念にまどマギとのコラボ企画で作られたまどマギうまい棒なんですよ!!」

杏子「いらん、帰れ」

沙々「ああっ、ちょっと待ってください! これクレーンゲームでしか取れないやつですよ! 今ヤフオクでプレミアついてますよ!!」

杏子「しつこいな! あんた達みたいなやつに手は貸さないって言ってるだろ!」

あすみ「くっふっふっ、こうなったら実力行使です!」

あすみ「妹さん、どこに行ったのでしょうねー?」

杏子「えっ! あっ……モモ!?」


沙々「妹さんはあちらですよー!」

カンナ「……なんでこんなことやってんだ、私」

モモ「お姉ちゃーん!」

杏子「モモォーーーー!」

沙々「あっはっはっー! どうです? 妹さんの命が惜しくば私たちに協力してください!」

杏子「テメェ、汚ねぇぞ!」

沙々「忘れましたか! 私たちは悪役ですよー!!」

沙々「悪い話じゃないでしょう? 私たちに協力すればうまい棒も貰えるんですよ?」

杏子「だからいらねぇって言ってるだろ!」


沙々「さぁ、3つ数えますよ! その間に私たちに協力するかどうか決めてください!!」

杏子「ぐぬぬ」

沙々「ひとつ!」

杏子「……」

沙々「ふたつ!」

杏子「……」ボソッ

沙々「へ? なんですか、もっとおっきな声でー」

杏子「いつから人質を取っていると錯覚していた?」

沙々「は?」

杏子「モモはすでにこちらの手の中だ」

モモ「ふふっ」

カンナ「あ! いつの間に!!」

沙々「げっ!!」

杏子「幻覚だ」

沙々「あわわわ!」

杏子「さて、嘗めたマネしてくれたな。断罪の磔柱!!」ドドドドドッ

カンナ「ぐああああああああああああああああああああ!!」

沙々「ぎにゃああああああああああああああああああ!!」

終わり
残り半分は次の日に
引き続きネタ提供や設定の追加お待ちしています

話の構成が実に上手い、よくぞネタを巧く使ってくれた
あー、できたら俺のことも出してくんないかなー

あやせ「綺麗な銀色ソウルジェムぺろぺろ」
あすみ「か、返して……やぁ、んんっ///」

とかどうでしょう

何気なく思った
この>>1はキルミーべイベーが好きな感じがする
あくまで何となくだけど

>>68
なぜわかった
今レンタルして観てます

投下


料亭・円環

沙々「女将さーん! マウンテンデューお代わりっ!!」

まど神「あんまり飲みすぎるのも良くないよ、お腹壊しちゃうよ」

沙々「いいんですよ! 飲まなきゃやってられません!!」

まど神「はいはい」トクトクトクトク

沙々「聞いてください、織莉子とか酷いんですよ! 私が相手してあげようっていうのに無視して……。
    しかもやっとこっちを向いたかと思ったら2人掛かりで私を虐めるんですようわーーーーーん!!」

まど神「もうリベンジとか諦めなよ、復讐は何も生まないよ」

沙々「嫌ですっ! だって私が一番可愛くて強いんです! 全ての強者は私のコマなんです! 世界は私の物なんです!!」

まど神「このお皿はサービスだから食べて落ち着きなよ」コトッ

沙々「絶対絶対倒してやるんですからね! この私があの2人より弱いなんてありえないんですからね!!」


あすみ「愛にー気付いてくだーさーいー♪ ……ん?」

ゆま「……」グスッヒグッ

あすみ「うわー、頭から血を流してる幼女が一人で泣いてるー。ドメスティックバイオレンスの予感」

あすみ「ここは何も見なかったふりして通り過ぎよう」

ゆま「うわーん、うわーん!」

あすみ「知らんぷり、知らんぷり」

ゆま「うわーん、うわーん!!」ガシッ

あすみ「ちょ、掴むな掴むな! 離せーーーー!!」ジタバタ

ゆま「うわーん、知らんぷりするー! 虐待を認知しながら知らないふりするのは共犯と同じだーーー!!」

あすみ「うるさい! あすみだって虐待くらい受けてるよ!!」


あすみ「しょーがないなー、ほらスパイラルグレープだよ」

ゆま「うええ、おいしくなーい」

あすみ「張っ倒すぞ。うん、まぁところでなんであんなところで泣いてたの?」

ゆま「……」

あすみ「黙ってたんじゃわからないよ」

ゆま「……ゴメンねお姉ちゃん」

ゆま「ゆま、帰るよ」

あすみ「ふぅん?」

ゆま「……」トボトボ


あすみ「待てよ」

ゆま「?」

あすみ「本当は助けて欲しいんでしょ? 本当は気にして欲しいんでしょ?」

あすみ「助けて欲しかったら声に出せ、気にして欲しかったらさっきみたいに行動で示せ」

あすみ「さもないと、誰も助けてくれないよ?」

ゆま「うぅ……ぐすっ」

ゆま「うわぁあああああああああん!!」

あすみ「……」

ゆま「ゆまはっ、ゆまはわるいことしてないのにっ」

ゆま「なんで怒るの? なんでたたくの? ママなんか嫌いっ、パパも嫌いだっ。パパのせいでママがよけいに怒る!」

ゆま「みんなしらんぷりするっ、なんで? ゆまばっかり……」

ゆま「ゆまばっかり、みんないじめるの?」

ゆま「みんな怖い! みんな嫌い! みんなにいじめられるゆまも大っ嫌い!!」

あすみ「……」

あすみ(助けを求めたところで聞き入れられるわけじゃない、声に出したところで助けてくれるとは限らない)

あすみ(でも……)

あすみ「それは今回じゃない……!」

ゆま「……?」グスッグスッ

あすみ「よく言えました、それじゃあ全力で協力しよう」


そしてあすみの助力と民生委員の活躍により。

まど神「いらっしゃいませー!」

ゆま「いらっしゃいませー!」

ゆまは料亭・円環の養子になりました。
それと……

沙々「あれ? メニュー増えました?」

まど神「うん、ゆまちゃんのおススメでね」

料亭・円環のメニューにスパイラルグレープが追加されました。


あすみ「こんなに激しい過去と未来ー、明日へと続くみーちー♪」

あやせ「はじめまして、あすみちゃん♥」

あすみ「風はーもうすぐ嵐になってー夜明けを運ーぶー♪」スタスタ

あやせ「無視されるの、スキくないなぁ。アヴィーソ・デルスティオーネ!!」

あすみ「うわっ!!」

あやせ「私、双樹あやせ」

あすみ「ああ、あなたが……。噂は聞いてるよ」

あやせ「じゃあ話は早いね。さっそくソウルジェムを貰いたいなぁ♥」

あすみ「はいそうですかって渡すわけないでしょ」

あやせ「別にいいじゃない」パッ

あすみ「!? いつの間に!!」

あやせ「あふぅ……♥」ペロッ

あすみ「な、舐めるなぁ!!」

あやせ「知ってた? ソウルジェムってこういう使い方もできるんだよ」

あやせ「これが性感帯を刺激された感触」

あすみ「!! くぅ……!」ゾクゾクッ

あやせ「これが全開のオーガニズム!」

あすみ「はぁぁぁぁぁ! や、やめてぇ!!」ビクビクッ

あやせ「そしてこれがっ!」

カンナ「なにやってんだ、あやせ?」


あやせ「!? か、カンナ!!」

カンナ「馬鹿なことやってないで返せ、うちの子に悪戯するな」

あやせ「ああっ! 私のソウルジェムぅ!!」

カンナ「お前のじゃないだろ!」ビシッ

あやせ「痛ったあ……」

カンナ「ほら、あすみ」

あすみ「うぅ……、ありがとうカンナお姉ちゃん」

あやせ「うー、それじゃあカンナのソウルジェム頂戴!」

カンナ「いいよ、ほら」ポーイッ

あやせ「ああ! 投げないで!!」ダッ

あすみ「……いいの? カンナお姉ちゃん」

カンナ「あれはデコイラン、あの馬鹿が気付く前に逃げるぞ」


あやせ「ぎゃーーーー! ソウルジェムの形したこれイーブルナッツだ! 苦いーーーーーー!!」


カンナ「……」

あすみ「どうしたのカンナお姉ちゃん」

カンナ「いや、>>67で『俺を出せ』って乗り込んできたんだけど」

沙々「誰?」

カンナ「どうもセヴァンっていう固定ハンドルネームらしい」

沙々「……誰?」

カンナ「ガチで知らないから出しようがないぞ」

終わり
ここまでのお題全部消化
それでは引き続きお題と追加設定、あと感想とかお待ちしています

セヴァンは魔女スレと呼ばれてるSSのオリジナルキャラ、VIPでもたまに出没する >>35のAAがそれ
作者の自己投影キャラで、SSを書き続ける事を願って契約した魔法少女
好きな食べ物はうどんで、可愛い女の子に目がないガチレズ高校生

武器はキーボードで、打ち込んだ文章を具現化させたりできる
固有魔法は『あらゆる事象を自分が書いた設定に作り替える』というチート物
他人の人格を変えたり行動を指定したり、過去や未来の出来事まで自在に操れる

一人称は「俺」で、語尾に「~だぜ」とか「~じゃんかー」とか使う
基本的に誰に対してもウザいくらいにフレンドリー。胸が小さいと言われると怒る

イラスト↓
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org4330521.jpg
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org4330526.jpg

でもまあ無理に出すことも無いだろ
オリキャラだから嫌われてる部類だし

これ以上は>>1がパンクしそうなので、お題の募集は締め切らせていただきます


カンナ「はい、もしもし……。はい、そうですけど……」

カンナ「えっ? あ、はい……。わかりました」

カンナ「……なにやらかしたんだ?」


夜の街っぽい所

あすみ「……」ツーン

沙々「……」ショボーン

カンナ「はい、2人の保護者ですけど」

ショウさん「って、また中学生かよ!!」

カンナ「まぁそこは仕方ない。どうしたんですか?」

ショウさん「どうもこうもねぇよ、この2人がウチのモンにハニートラップ仕掛けたんだよ」

カンナ「はぁ!?」

沙々「だからやめようって言ったんですよーーー!!」

あすみ「うるさいな! 沙々お姉ちゃんだって最初はノリノリだったじゃん!!」

カンナ「……」アゼン

ショウさん「聞いたら小学生と中学生らしいじゃん? まぁ貢ぐだの貢がせるだのにどうこう言うつもりはねぇけどよ。流石にこの齢でやっちゃ駄目っしょ」

カンナ「はい、それはもう……」

あすみ「ちっ、だからとっとと口封じしておけばよかったのに沙々お姉ちゃんがもたつくから」

カンナ「お前はもっと反省しろ!」ゴツンッ

あすみ「痛っ!」

ショウさん「まぁ引っかかったウチのモンも悪いからよ、今回のことはお互いに内々に済ませよ。流石にあんた達もこんなところで夜遊びしてたなんておおっぴろにしたくないっしょ?」

カンナ「はい、それでお願いします」


カンナ「なにやってんのお前等!?」

あすみ「だってお金欲しかったんだもーん」

沙々「誘惑に負けました……」

カンナ「……一応聞くけど何が欲しかったの?」

あすみ「……」

沙々「……」

カンナ「……」

あすみ「ノートパソコン」

カンナ「家にあるだろ?」

あすみ「一番いいのが欲しいの! 高速起動のヤツ!!」

カンナ「贅沢言うな! キュィーンって音聞きながら待ってろ!!」

カンナ「沙々は?」

沙々「ま、まどオンの課金を」イジイジ

カンナ「アバター売れ」

沙々「いやぁあああああああああああああ! せっかくかずみSS装備揃えたのにぃいいいいいい!」

カンナ「うるさい、もう海香出るわ! 海香まで揃える気か! もう本人に会ってこい!!」


アバターは3万円で売れました。


カンナ「まったくあの2人には」プンプン

カンナ「ん……? なんだこの店」

怪しい店員「ふふふ」

カンナ「Hey、このお店では何を売ってるんだ?」

怪しい店員「大した物は無いわ、ここで取り扱っているのはほんの少しズルいアイテムだけよ」

カンナ「ほう……」

怪しい店員「例えば招待した相手が必ず来る手紙、話す言葉が必ず相手の心に響くようになる首輪、人生をやり直せるスイッチ、救われた気分になる天使のリング……」

カンナ「……どれも胡散臭い上にスケアリィなものばかりだな」

怪しい店員「そして、想い人と必ず結ばれるリング」

カンナ「!!」

怪しい店員「ふふふ、その顔。どうやら好きな人がいるみたいね。安くしとくわよ?」

カンナ「そ、そそそそそんなわけないだろぅ!?」

怪しい店員「私にはわかるわ、貴女はその子が好きなのに全く相手にされない」

カンナ「!」ドキーンッ

怪しい店員「本当は大人のキスしたり、身体に顔を押し付けて匂いを嗅いだり、裸体で絡み合ったりしたいのにその子には嫌がられる!」

カンナ「!?」ドッキンドッキーーン!

怪しい店員「そして! その子の周りには常に馴れ馴れしいおじゃま虫がまとわりついている!!」

カンナ「!!」ドキドキドッキーーン!

怪しい店員「そんな悩みもズバッと解決! このマーメイドリングなら意中の相手の身も心もゲットできるわ!」

カンナ「買った!!」


カンナ「Thank you! 親切な店員さん!」

怪しい店員「ええ、頑張ってね」

カンナ「」タッタッタッ

怪しい店員「……まったく、本当に愚かね聖カンナ」ヌギヌギ

ババーーーーーン!

ほむら「そんなものあったら私が欲しいわよ」ホムゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!


沙々「私たちには散々言ったくせに自分は無駄遣いしてーーーーーっ!!」

カンナ「違うんだって! これは本当にいい買い物なんだって!!」


 はじめまして、中沢です。
 どうぞよろしくお願いします。

 最近、アルバイトを始めました。
 といっても、中学生が働ける場所など限られているので忙しいときのお手伝い的な扱いです。

 そこの女将さんが。

沙々「ワルプルギスの夜皆勤賞だったのにアバターが……」メソメソ

まど神「うんうん、辛かったね」

 一人一人甲斐甲斐しく相手するので忙しいときは人手不足が深刻です。

中沢「ゆまちゃん! これ奥座敷の方のお客さんに!」

ゆま「はーい!」

 なぜかすごく小さな子が働いてます。
 そして。

ほむら「はぁ、はぁ……。ほむぅ、ほむぅ……!」

 常連さんが隙あらば野獣のような眼差しで女将さんを見ています。

 あと常連さんはたまにヘッドマウントディスプレイを付けて息を荒げています。
 何を見ているのか怖くて聞けません。

キュゥべえ「うめぇ、うめぇ……! こんなご飯食べれたの17日ぶりだ……」

中沢「……」

 そしてなにも無い空間で勝手に飲み物や食べ物が消えていく現象が起きます。
 女将さんやゆまちゃんには何が見えているのでしょう?

織莉子「ねぇ、キリカ。いいでしょう?」

キリカ「や……! ダメだよ織莉子……人が見てる!」

 アルコールは出してませんよ、このお店。

 そして。

中沢「女の子だらけの場所なら俺にもフラグ立つかと思ったらそんなことはなかった……!」

 世界で男が一人だけになってモテまくるとかいうフィクションがありますが、あれは幻想だということがよくわかりました。

まど神「中沢くーん」

中沢「あ、はーい!」


あすみ「んー、めんどくさいなぁ……」

沙々「どうしたんですか、あすみちゃん」

あすみ「予防接種だってさ」

沙々「あー、私もやらされましたね。魔法少女になった今となっては必要ない物なんですけど」

カンナ「Hum...。あすみ一人じゃ問題だろうし私が付き添おう」


医者「はい、チクッとしますよ」

あすみ「……」ガクガク

カンナ「あすみ、もしかして痛覚遮断使ってる?」

あすみ「つ、使ったっていいでしょ!?」

カンナ「へー、ふーん」ニヤニヤ

あすみ「な、なによぅ」

カンナ「いや、あすみにも可愛いところあるなぁって」ニヤニヤ

あすみ「っ!!」

あすみ「そんなに言うんだったら痛覚遮断無しで行くよ! ついでに痛覚セーブも無しで行くよ!!」

医者「えっと……」

カンナ「お、おい……無理するな……」

あすみ「なによ、注射くらい! さぁ始めて!!」

医者「あ、はい」プスッ

あすみ「っ!?」

医者「……」チュゥゥ

あすみ「……っ」ブルブル

医者「はい、終わりましたよ」

あすみ「え、もう終わり? 全然気づかなかったなー!」

カンナ(かわいい)


あすみ「んー」

沙々「どうしました?」

あすみ「髪染めてみようかなって」

沙々「えー!! せっかく白髪にゴスロリで水銀灯っぽかったのにー!!」

あすみ「誰よ、水銀灯って……」

カンナ「一人じゃ上手く染められないだろうし、初めてならまず美容院に行ってみるといい」

沙々「うん」


美容院に居た人物とは……>>100

マミ


店員「いらしゃいませー。あら? ここははじめての方?」

あすみ「はい、わかるんですか?」

店員「そりゃあね、お客さんの顔は全員覚えてるわ」

あすみ「へぇ」

あすみ(うわぁ、凄い髪型だなぁ……お姫様ロールってやつ?)

店員「さて、それじゃあ今日は」

ババーーーーーーン!!

マミ「どんな髪型にしましょうか?」マミィィィィィィィィィィ!!


あすみ「はい、それじゃあ白髪染めに」ストン

マミ「あら、残念ね。せっかく綺麗な銀髪なのに」

あすみ「目立つんですよこの頭」

マミ「それじゃあ何色に染めましょうか? 明るい茶髪、それとも黒?」

あすみ「黒で、憧れてたんですよ。黒髪のキューティクルヘアに」

マミ「そう、わかった。それじゃあ暁美さんに負けないくらい綺麗な黒髪にしましょう!」

あすみ「暁美さん?」


黒髪あすみ「というわけで染めてきたよ!」

カンナ「……」

沙々「……」

カンナ沙々「「キリカ?」」

黒髪あすみ「あすみだよ!?」


一週間で戻しました。


沙々「くっふっふっ! そういうわけで織莉子を黒髪に染めてやりましょう!」

カンナ「……なぜWhy?」

沙々「銀髪だからあの髪型が許されるんですよ! 黒髪だったらただのボサボサヘアです!」

カンナ「それはいいけどどうやって染めるんだ?」

沙々「そこで私とカンナさんの魔法の出番です!!」


沙々「織莉子さーん。お昼ご一緒しましょう!」

織莉子「あら、沙々さん……」


沙々(私の魔法で織莉子を洗脳できるのはせいぜい一時間! その時間の間に織莉子の長髪を洗髪してなおかつ白髪染めにするのは不可能に近い!!)

沙々(故に!!)

織莉子「あら? どうしたの沙々さん」

沙々「あ! いや、なんでもないですよー!」

織莉子「そう? あらカンナさん」

カンナ「……」ザッ

沙々「くふふふ、今です!!」

カンナ「コネクト! バインド!!」

織莉子「!?」

織莉子「!! 優木沙々さん、聖カンナさん!?」

沙々「くふふふ、今更気づいてももう遅いです!!」

織莉子(しまった、ソウルジェムが封じられた……!)

織莉子「私を、どうする気ですか……」

沙々「今にわかります! ほら、キリキリ歩けっ!!」

織莉子「くっ!」


沙々「さぁ首を上げろぉ! かゆいところは無いですかぁーー!!」

織莉子「くぅ! 絶妙な手つきで、なおかつ頭皮をマッサージされながら髪を洗われている!!」

沙々「次はこの長髪です!!」

織莉子「な! 髪を引っ張らないように慎重に、それでいて一本一本丁寧に洗い上げられてしまった!!」

沙々「さぁ! カンナさんシャワーを!!」

カンナ「……」シャー

織莉子「うぅ、丁度いい温度でさらにシャンプーが残らないように念入りに濯がれるっ!」

沙々「はい、タオルです! 次はドライヤーだッ!!」

織莉子「い、一体私をどうする気?」

沙々「くっふっふっ! お前の綺麗な銀髪を黒に染めてしまうんですよ!!」

織莉子「なっ、なんですって!?」

沙々「あっはっはっはっー! さぁ覚悟するがいいです、これは染髪料ではなく白髪染めですよ! お前の魔法少女姿にミスマッチですよーー!!」

織莉子「や、やめてぇっ!」

沙々「くふふふふ、さぁ今日からお前はダサダサ魔法少女です!!」

キリカ「誰がダサいって?」

沙々「そりゃもちろん織莉子ですよー! ……へ?」

カンナ「あ……」

キリカ「お前等もう許されないよ」ピキピキ

沙々「ひ、ひぇぇぇ……」

キリカ「ヴァンパイアファング!!」

沙々「ぎにゃああああああああああああ!!」

カンナ「ぐああああああああああああああ!!」

終わり
>>1はキュゥべえ「うひょおおおお! かずみちゃんペロペロおいしいぃぃぃぃ!!」スレを勝手に応援しています!!

今回は実験的にシリアスです
投下


どこかの地下

ユウリ様「と、いうわけで決行は明日の夜だ」

あやせ「~♪」

ユウリ「……うん」

ユウリ様「待ってろプレイアデス、必ず八つ裂きにしてやる……!」

ユウリ様「作戦の要はあんただ、大いに働いてもらうよ」

ユウリ様「カンナ」

カンナ「……」

ユウリ様「今回はあんた達のやってるお遊びとは違う、本気で殺れよ」

カンナ「I have understood.(わかっている)」


3人の家

カンナ「それじゃあ出かけてくる、明日の昼まで戻らないから」

沙々「えーっ! もう晩御飯3人分作っちゃいましたよー!?」

カンナ「ラップして冷蔵庫に入れといてくれ」

あすみ「どこ行くの?」

カンナ「なに、大したことはないよ」

カンナ「ただの……野暮用だ」


かずみ「じょ、冗談だよね……カンナ……?」

カンナ「言われた通りかずみは連れてきた」

ユウリ様「OK、上出来。首尾は上々だな」

かずみ「カンナ! 止めてよ! こんなの、こんなの酷いよ、せっかくみんなで仲直りで来そうだったのに……!」

ユウリ様「仲直り?」

カンナ「……」

ユウリ「……」

あやせ「……」クスクス

ユウリ様「聞いたか! 仲直りだってよ!!」

かずみ「ひっ、だって……!」

ユウリ様「お前は本当に甘いなぁかずみ! 今までの罪は帳消しにできたかと思ったか? 恨みも憎しみも全部消えてハッピーエンドになるとでも思ったか!?」

ユウリ様「ユウリを二度も殺しておいて……お前等は悠々となんの後ろ暗さも無く過ごせると思ったか!? 殺されてるのに恨みを持たれてないとでも思ったか?」

かずみ「っ!?」

カンナ(ユウリ……。いや、あいりは祈りよりも呪いでたった一度の奇跡を使った。それは今更覆ることじゃない)

カンナ(ま、私も人のこと言えないけどね)


かずみ「お願い、カンナ! あいりを止めて! こんな戦い何の意味も無い!!」

カンナ「意味ならあるさ」

かずみ「!?」

カンナ「私もお前等が未だにゆるせない、もう一度滅ぼしてやりたいよ」

かずみ「っ!! あやせ!」

あやせ「……」クスクスクス

かずみ「あやせは――」

あやせ「……」クスクスクスッ

かずみ「っ!?」

かずみ「ユ、ユウリ……。ユウリなら……」

ユウリ「悪いねかずみ、アタシもやめる気はない」

かずみ「……っ!?」

カンナ「さ、人質は大人しくしてろ。心配しなくても6人の王子様が迎えに来るよ」


あすなろ市・あすなろドーム

サキ「誰か1人がかずみの命を握っているから指定された6ヶ所に別れて待っていろ、か。そして各個撃破していくと。随分陳腐な作戦だな」

サキ「そんなに私たちと戦いたかったかユウリ。いや、あいりだったか」

ユウリ様「気安くその名前を呼ぶな」ギロッ

サキ「……」

ユウリ様「1つ聞かせろ、ユウリを殺したのはリーダーのお前の指示か?」

サキ「プレイアデス聖団にリーダーはいないよ、ユウリ殺しは全員の意思だ」

ユウリ様「……」

サキ「だが」

サキ「それを真っ先に口にしたのは、私だ」

ユウリ様「はっ! じゃあアタシは大当たりを引いたってわけだ!!」ジャコンッ

サキ「っ!」

ユウリ様「死ねっ!! 浅海サキィィィィィィィ!!」ドンッドンッ!!


あすなろ市・工事現場

ニコ「まぁ、そうだろうね」

ニコ「他はどうか知らないけど、私のところには君が来ると思ってたよ」

ニコ「モーニン、聖カンナ」

カンナ「……」

ニコ「えーっと、かずみから一応話聞いてない?」

カンナ「全部私の逆恨みでした、で納得すると思うか?」

ニコ「しないだろうね」

ニコ「えーっと、それじゃあ始める? 殺し合い」

カンナ「……本当に私に名前も人生も全部譲る気だったの?」

ニコ「そうだよ、まぁ君を観察したかったというのもあながち間違いではなかったけれどね」

カンナ「私は合成人間(ヒトモドキ)だ」

カンナ「でも、お前がいなくなれば……それを証明できる奴は誰もいない」

ニコ「……」

カンナ「私はオリジナルのお前を消して初めて、本物の『聖カンナ』になれる」

ニコ「オーライ、そうだね。できたね、殺し合う理由」

カンナ「コネクト!!」バシュッ!

ニコ「プロルン・ガーレ」ボボボボボッ!


あすなろ市・テーマパーク時計台前

みらい「本当は1秒でも早くサキの所へ行きたいんだけど」

みらい「邪魔するなよ」

あやせ「……♡」

みらい「一応聞くけどなんでボクなの?」

あやせ「私はユウリやカンナと違って、誰でもよかったんだけど」

あやせ「でもね、あなたのソウルジェムはピンクで一番可愛かったからあなたにしたんだぁ……!」

みらい「趣味悪いね」

あやせ「あなた達に言われたくないなぁ、ネクロフェリアのプレイアデス」

あやせ「なんでも作ったかずみ達を全部集めてた気持ち悪ーい人もいたらしいじゃない?」

みらい「」ブチッ

みらい「サキを馬鹿にするなっ! ラ・ベスティア!!」ドドドドドッ

あやせ「!! アヴィーソ・デルスティオーネ セコンダ・スタージオ!!」ボボボボボッ

みらい「ふぅー! ふぅー!」

あやせ「危ない危ない……、死ぬところだった。じゃあ、出し惜しみはなしにして」

双樹「本気で行かせてもらいましょうか!!」バサッ

みらい「ラ・ベスティア リファーレ!!」ズズズズズッ

双樹「ビッチ・ジェネラーティ!!」バシュゥ!


あすなろ市・ショッピングセンター吹き抜けホール

里美「……っ」ガクガク

ユウリ「ま、そういうわけだ。覚悟はいいね?」

里美「あ、あなた達はどうしてこんなことするの?」

ユウリ「自分の胸に聞いてみろ」

里美「……っ!! そ、それじゃああなた自身はどうしてこんなことを……?」

ユウリ「ん、まぁ個人的な恨みは無いけれどね。親友を1人で戦わせるわけにはいかないじゃん?」

里美「……」

ユウリ「そういうわけだ。情けもかけるし容赦もするけど遠慮はしないよ」ジャコンッ

里美「わ、わかった。お手柔らかにお願いね……」


海香カオル「「カンナァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」」

カンナ「!? がっ!!」

カオル「大丈夫かニコ!?」

ニコ「まだ何もされてないよ」ヘラッ

カンナ「ぐっ、お前等……どうして!!」

海香「かずみに手出しされたくば6ヶ所に別れて待機してろ、かずみの命を握っている誰かを含む4人が1人ずつ倒しに行く」

海香「これなら万が一の可能性を考えてどこかに戦力を偏らせたりすることはできない。
    分断策としては有効だけれど。誰がその人質を握っているのか丸わかりじゃ何の意味も無い作戦ね」

カンナ「……そこまでわかってるならなぜ来た!?」バッ

カンナ「これがかずみのソウルジェムだ! 破壊されたくなければ――」

海香「無駄よ、カンナ」

海香「あなたにかずみは絶対に殺せない」

カンナ「っ!!」

カオル「以前のカンナならいざ知らず、今のカンナならな」

カンナ「……」

カオル「諦めろカンナ」

カンナ「く、くそっ! 死ね! オリジナル!!」

カオル「っ、往生際が」ドッ

海香「悪い!!」ブンッ

カンナ「Fuck……ッ!」


ガキィン…!

カオル「!?」

海香「!?」

カンナ「なっ……」

あすみ「……」ニヤッ

沙々「……」ドヤァッ

カンナ「あすみっ!! 沙々っ!!」

あすみ「カンナお姉ちゃん行って!」

沙々「こいつ等は私たちが引き受けます!!」

カンナ「お前等……」

ニコ「っ!」ダッ

カンナ「あっ、待て! コネクト、バインド!!」シュルシュル

ニコ「くぅ!?」

カンナ「……さて」


沙々「ぎゃふん!」

あすみ「バタンキュー」

カンナ「いやもうちょっと頑張れよお前等!!」

カオル「くっ!」ダッ

カンナ「Don’t move!(動くな!)」

海香「!?」

ニコ「くぅ……!」

カンナ「少しでも動けばこいつのソウルジェムを破壊する。こいつなら今の私でも容赦なく殺せる」

カオル「……っ!」

海香「……」

カンナ「形勢逆転だな、プレイアデス!」

カンナ「おっ……。来たみたいだな」


双樹「……」クスクスクス

ユウリ様「」ニヤァ

ユウリ「……」スタスタ

カオル「そんな……、あいつ等の手に持ってるのって……」

海香「みんなのソウルジェム、ここ以外も全滅ってこと……?」

ユウリ様「おっ、カンナ。なんだかトラブルはあったみたいだけど優勢みたいだなぁ」

カンナ「まーね」

ユウリ様「奇襲とかしゃらくさいんだよ!」ガスッ!

海香「がっ!」

カオル「海香っ!」

ユウリ様「お前も人の心配してる場合か」ドンッドンッ!

カオル「がっ! ああああっ!」

ユウリ様「きゃははははは! もっと叫べよ悲鳴合唱団!」

ユウリ様「さてここでメインゲストのご登場だ!」

ユウリ様「魔法少女かずみ!!」バッ

かずみ「みんなぁあああああああああああっ!!」


かずみ「あいり! ユウリ! カンナ! 双樹! もうやめてよこんなことっ!!」

ユウリ様「ははは、いい絶叫だ。それでこそ張り合いがある」

ユウリ様「見ていろかずみ、お前の目の前でお前以外のプレイアデス全員のソウルジェムを砕く!!」

かずみ「!?」

ユウリ様「お前だけは生かしといてやるよ、仲間の死を背負って一人で寂しく生きるがいい!!」

かずみ「やめて、あいり……やめて!!」

ユウリ様「きゃーーーははははははははは! カウントダウン5秒前! 5!」ジャコンジャコンッ!

カオル「っ!」

海香「こっちのソウルジェムに拳銃を……!」

ユウリ様「4!」

双樹(砕くふりして隠しておこう……)

ユウリ様「3!」

カンナ「……」スチャッ

ニコ「っ!」

ユウリ様「2!」

ユウリ(あいり、堕ちるなら私も一緒だ……)ギュッ

ユウリ「1!」

「リーミティ・エステールニ!!」ズッドォーーーンッ!

ユウリ様「!?」


ユウリ様「げほっげほっ! 何事だ!!」

カンナ「これは……かずみの魔法……!?」

「ゴメンねかずみ、みんなの身体を回収してたら遅くなっちゃった」

かずみ「あなた……!」

カンナ「ば、馬鹿な……。死んだはずだっ!」ワナワナ

カンナ「なぜ、なぜっ……!」

カンナ「なぜお前がここにいる!? 和紗ミチル!!」

ミチル「……」ニコッ


ミチル「さて、みんなの魂、返してもらったよ」ジャラッ

ユウリ様「なっ!?」

カンナ「いつの間に!?」

双樹「ああっ、私のソウルジェムぅ!!」

カオル「今っ!!」マワシゲリッ!

ユウリ様「がふっ!?」

海香「」ダダッ

ユウリ様「ぐっ、逃げられた……! おいカンナ! 人質を殺せ!!」

カンナ「はっ! そ、そうだっ!」

ニコ「残念、あっけにとられてる間にエスケープ」

ミチル「さぁ、みんなの身体に戻れ、ソウルジェム!」シュルルルルルル!


みらい「うっ……。!? キミは……!!」

サキ「ミチル……!!」

里美「ミチルちゃん……っ!」

ミチル「細かい話はあとあとっ!」

かずみ「よーーしっ!!」バシュッ!

ユウリ様「かずみまで拘束をっ!」

かずみ「これでプレイアデス聖団勢揃いだー!」

ミチル「悪役連合なんかに負けないぞ!」

カンナ「ぐぬぬぬぬ」

ユウリ様「ほざけ!! 全員まとめて叩き潰してやる!!」

沙々あすみ「「おおーーっ!」」フッカツ!


沙々「いやー、派手でしたねぇ。最後の大乱闘」

カンナ「まーね、一生分暴れた気がするよ」

あすみ「まぁ、結果は……見事大敗北だったけどね」

カンナ沙々「「うん……」」


反省会

終わり
かずマギキャラのロイヤルランブルが書きたかった
ユウリ様はヒールがよく似合う

次から通常運行になります

お題の募集は?



誰も編集してくれなかった……。
今後>>135と思われる人には冷たい態度を取ります。
投下

\   >>116-132          /
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
           O 。

              ミチル「はっ! 夢か……」

ミチル「うー、みんなに会いたいよー! 会ってかしましくにゃんにゃんしたいよー!」ゴロゴロ

ミチル「でも駄目だ! 再会は劇的じゃないと駄目なんだ! さっき見た夢のような状況が望ましい!」

ミチル「だってそれぐらいじゃないと、あんな風に別れた手前会いにくいし、なんかかずみって子にポジション取られてるし……」イジイジ

ミチル「……ってそんなこと言ってるから、どんどん会いにくくてズルズル引き延ばしちゃうんだよね」

ミチル「よし! パーティーだっ!! みんなをパーティに招待しよう!!」

ミチル「そーと決まればさっそく料理作らなきゃ! えーっとまずはー……」


里美「あら、お手紙。招待状みたいね」

サキ「まーた怪しいところからだろう。捨てておけ」

里美「でも差出人がミチルちゃんよ」

サキ「ミチルゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!」バシッ! ビリビリ

里美「きゃっ! ちょ、ちょっとやめてサキちゃん! 破れちゃう! そんなに乱暴に明けたら中身も破れちゃう!!」


 招待状。

Dear プレイアデス聖団

 チャオチャオー。
 みんな、長く留守にしてゴメンね!

 お詫びにパーティー開くことにしたよー♪
 明日の昼に私の家に来てね! 待ってるよ!

 追伸:おみやげを持って来てくれるとうれしいかなー、なんて。


サキ「くぅぅぅ、心配かけさせて……!」ポロポロ

里美「ちょ! 泣かないでサキちゃん!」


かずみ「……」ジーッ

かずみ(こ、これが俗にいうNTRRの危機っ!?)ガビーン!


沙々「なんだかプレイアデス聖団がパーティーを開くことになったみたいですよー!」

カンナ「本当にどこから情報を拾ってくるんだお前は……」

沙々「これはチャンスですよ! 今こそ油断したプレイアデス聖団を一網打尽にするチャンスですよ!」グワッ

カンナ「はいはい」

あすみ「……」フーム


ミチル「やっほー! みんないらっしゃーい!」

サキ「ミチルゥゥゥゥゥゥ!!」

ミチル「あっサキ!?」

サキ「今まで黙ってどこ行ってたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」ドゴォ!

ミチル「がふぅ!!」

サキ「心配したんだぞ! 本当に……っ!」グスッ

ミチル「えへへ……ゴメンね」

みらい「」ギリギリ

かずみ「」ショボーン


沙々「ふむふむ、奴等楽しそうにおっぱじめやがりましたね!」ソウガンキョウ

カンナ(帰りたい……)

沙々「えっ」

カンナ「ん?」


あすみ「」モッシャモッシャ


沙々カンナ「「こっそり参加してるーーーーー!?」」


みらい「ちょ、ちょっと! なんで君が居るの!」

あすみ「んー。料理目当てで」

カオル「ん? あっ、この子漫才のときの。やっぱり友達だったのか」

あすみ「そうですー。今日はご馳走になりに来ました」

みらい「う、うん! ボクの友達だよっ!」

カオル「ははは、ミチルの料理は絶品だからな。楽しんでけよ」

あすみ「はい! 遠慮なく!」

みらい「……で、本当はなんで来たの?」ヒソヒソ

あすみ「だから料理目当てだって言ってるじゃん。沙々お姉ちゃんカレーしか作れないんだもん」ヒソヒソ

あすみ「でもさ」

あすみ「今日は私が居た方が好都合なんじゃない?」ニヤッ

みらい「!」

みらい「ふふふ、そうだね……!」


サキ「あははは」キャイキャイ

ミチル「うふふふふ」キャイキャイ


みらい「チクショウ、チクショウ……!」ギリギリ

あすみ「ふーむ、でも私たち二人じゃちょっと難しいよね」

みらい「もっと仲間がいるってこと?」

あすみ「うん、たとえば……」


かずみ「……」ポツーン


あすみ「あの子とかいいんじゃない?」

みらい「ライバルなんだけどね、でも仕方ない」

みらい「打倒ミチルのために今回だけ同盟を組もうか」ニヤッ


沙々「……」

カンナ「……」

沙々「お腹すいた……」

カンナ「Me too」


みらい「そういうわけで」

かずみ「打倒ミチル同盟!」

あすみ「結成だね」


ぼっちと合成魔法少女と陰険が手を組んだようです。


みらい「じゃあ具体的にどうする?」

かずみ「はい! わたしに考えがあるよ!」ジャーン!

あすみ「くじ……?」

かずみ「うん! パーティにお馴染みでしょ! 王様ゲーム!!」

あすみ「なるほど、くじに細工をするのか。定番だけどいい手だね」

かずみ「それじゃあ行ってくる!!」


かずみ「ねぇみんな! 王様ゲームしよう!!」


みんな「ワイワイキャイキャイ」


かずみ「……」シーン

みらい(うわぁ、これキツいわ……)

かずみ「えぐっ、えぐっ」グスグス

あすみ「あーもうしょうがないなー」


あすみ(精神操作でかずみお姉ちゃんに注意を向ける)ピピピッ

カオル「えっ王様ゲーム? いいね、やろう!」

かずみ「うん! それじゃあみんなくじ引いて」

かずみ(ふふふ、私たちは全てのくじの番号とどれが王様かをわかっている! これなら……)

カオル「じゃあ私はこれ」

かずみ「えっ、それ王様……」

海香「じゃあ私はこれね」

かずみ「あ、ああー……」

・・・

かずみ「がっくし」

あすみ「……思ったんだけどさ、この作戦って私たちが最初にくじ引かなきゃ意味ないよね」

みらい「もー! なにやってるんだよー!!」


カオル「おっ、私が王様だ」

ミチル「ははー! 王様、それではご命令を!」

カオル「うーん、それじゃあ3番と5番がポッキーゲーム!」

サキ「定番だな」

かずみ「……へっ?」←5番

あすみ「あっ……」←3番

かずみ「ええええええええええええええええええええええっ!?」

あすみ「……」ドヨーン

カオル「ははは、かずみとあすみちゃんか」

ミチル「片方が小学生な上に女の子同士……なんという罪深さ」ゴクリ

かずみ「ううぅーーーっ。ポッキーゲームってあれでしょ、最後にはチュウしちゃう……」

あすみ「諦めて、かずみお姉ちゃん。言い出しっぺなんだから……」


カオル「それじゃあポッキーゲーム開始ーーーーっ!」

かずみ「うー……」ポッキー

あすみ「……」パリポリ

かずみ(ええい、わたしっ! 覚悟を決めろっ!)パリポリパリポリ!

あすみ(ちょっ、速っ……!)

かずみ「んー!」チュウゥゥゥゥゥ!

あすみ「!?」

かずみ「……っ」チュウゥゥゥゥゥ!

あすみ「んー! んー!」

かずみ「んむ……」ズギュゥゥゥン!

カオル「ちょっ! かずみ! やりすぎやりすぎっ!!」

ミチル「一瞬で! 一瞬でいいんだよキスは!」

かずみ「へっ? そ、そうなの……!?」

あすみ「」ポーー

里美「あらあら、あすみちゃん完全に骨抜きにされちゃたわね」


カンナ「……」スマホデゲームナウ

沙々「あー、今月号のきらマギ面白いですねー。でもおりマギ外伝って改変後でよかったんじゃないですか?」ペラッ


かずみ「王様ゲーム駄目だったよぉ……」

あすみ「」ポーー

みらい「なにやってるんだよ、お前等……」

かずみ「もー! ならみらいが何か案出してよー!」

みらい「ふっふっふっ、ボクはこれだぁ!」


ビンゴゲェェェェム!!


みらい「これなら細工すれば順番なんて関係ないよ! 一位になった人にはなんでも命令できるんだよ!」

かずみ「おおぉっ!」

みらい「それじゃあさっそく……。あっあすみちゃんお願い!」

あすみ「はっ! あ、うん」パチッ


みらい(ふっふっふっ、出る玉の順番を操作したからこのシートが一番最初に上がるはず!)

ジュゥべえ「んーと、15ーーー!」←読み係

みらいかずみ「「はい! ビンゴ!!」」

みらい「!?」

あすみ(そりゃビンゴで出る順番わかってたらビンゴが被るシートも出てくるよね)

かずみ(ふっふっふっ、みらい! 抜け駆けはゆるさないんだから……!)

みらい「ぐぬぬぬぬ……!」

カオル「ま、まあまあ。これで決着着けよう」


ハリセンとヘルメットぉぉぉぉぉぉぉぉ!!


ミチル「あの……、これパーティーだよね。なんだか宴会か合コンみたいになってない……?」


かずみ「むむむむむ……」

みらい「ぬぬぬぬぬ……」

かずみ「叩いて!」

みらい「被って!」

かずみみらい「「じゃんけんぽんっ!!」」

かずみ←チョキ みらい←グー

かずみ「てぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇい!!」

みらい「あいたーーーっ!!」スパーン!

かずみ「やったぜ!」

みらい「ちょ、ちょっと待って! ボクが勝ったから! お手付きだから!!」

かずみ「あ、ご、ごめん……。叩かれるの怖くてつい手が出ちゃった」

みらい「もー……」


かずみ「叩いて!」

みらい「被って!」

かずみみらい「「じゃんけんぽんっ!!」」

かずみ←グー みらい←グー

かずみ「死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

みらい「あいたーーーっ!」スパーン!

かずみ「勝った!」

みらい「勝ってない!!」

かずみ「へっ? あいこのときは早い者勝ちじゃないの?」

みらい「違うって! あいこのときはもう一回じゃんけんするんだよ!」

かずみ「そうなの!?」

みらい「まぁ、ルールの勘違いはいいよ。死ねってなに死ねって」

かずみ「ご、ごめん。つい本音が出ちゃった……」

みらい「本音なんだ、そうなんだ」


かずみ「叩いて!」

みらい「被って!」

かずみみらい「「じゃんけんぽんっ!!」」

かずみ←パー みらい←チョキ

かずみ「!」バッ

みらい「っ」パシッ

ミチル「は、ハリセンを2人が掴んで引っ張り合いしてる!?」

かずみ「ぬぬぬぬぬ、とりゃああああああ!!」

みらい「うわっ」バタッ

かずみ「くらえぇぇぇぇぇぇぇ!!」

みらい「あいたーーーーっ!」パシーン

かずみ「よっしゃ!」

みらい「……」フラフラ

みらい「もう、もうゆるされないよ……?」

みらい「かずみ、ボクのこと嫌いなの?」

かずみ「そうだね」

みらい「そうなんだ……、ボクも嫌いだったよ!!」ジャキーン!

ミチル「うわぁ! みらいが剣出したーーーー!」

カオル「と、止めろ!!」

サキ(仲いいな、あの二人……)


沙々「」グーグー

カンナ「寝ちゃったか、よし帰るか」ササヲオンブ

終わり
お題の募集を再開しようと思います

またゼアル見逃した!
投下


カンナ「」Zzz

ほむら?「グッナイー……」ガラガラ

ほむら?「よく寝てるね」マタガリ

カンナ「ん、うぅ……?」

ほむら?「まずは首筋をペロペロペロペロ」

カンナ「ぅっ……。な、なにやってんだ!? ほ、ほむらだったか!?」

ほむら?「暴れるな、暴れるな。君のことが好きだったんだよ」

カンナ「はぁ!?」

ほむら?「君もいいだろう! こんな美人に夜這いされるんだよ」

カンナ「……いや、なにやってるんだニコ」

ほむら?「……」マホウカイジョ

ニコ「バレてたか」


カンナ「観察するだけに飽き足らず、とうとう手を出してきたか」

ニコ「」イソイソ

カンナ「さて覚悟はできているな、魔女化でもしてもらおうか」

ニコ「ま、待って。とりあえず聞くけどもう何日ぐらいしていない?」

カンナ「? 一週間くらい……ってなに言わせるんだ!?」

ニコ「大分溜まってるね。どうだい、私がすっきりさせてあげようか」

カンナ「結構だ、同じ顔に欲情するほど私は変態じゃない」

ニコ「ふふふ、これでもか?」キュィーン

カンナ「!」

「ふふふ、私の固有魔法は再生成。変装なんてお手の物さ」

かずみ?「どうだい。この顔なら君も満足するだろう?」

カンナ「ぅ……。って騙されるか! 魔女化しやがれ!!」ズバァ!

ニコ「うーむ、残念」トンズラッ


あすみ「うーん」

沙々「どうしたんですかー? あすみちゃん」


ウエディングドレスのカタログ


沙々「くふーっ! 意外と乙女ちっくなところあるんですねー!」

あすみ「なっ! いいでしょ別に!!」

沙々「まどオンでもキャンペーンやってましたねー。本編キャラのウエディング姿! あれに萌えた人も少なくないんじゃないですかー?」

あすみ「あーあ、あすみのも出ないかなー、ウエディング姿。小学生のウエディングドレスとかすっごく需要ありそうなのに……」

沙々「難しいですよねー……。おりマギやかずマギのキャラの絵も全部トレスでしたし、本編キャラ以外は出ないんじゃないですか?」

あすみ「ましてやあすみは釣りキャラだしね……。pixivに落ちてないかなー」カチカチ

沙々「あっ、これじゃないですか!」

あすみ「えっ! どこどこ!?」


Entbehrliche Braut


あすみ「」ギューーー!

沙々「痛い痛い痛い痛い痛い! 冗談! 冗談ですって!!」


いっぱいありました
ttp://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=36286324
ttp://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=37114279
ttp://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=31261187
ttp://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=29506195
ttp://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=29317246


沙々「パクパク! モグモグ! ハムッ! ハフハフ!」

カンナ「食べ過ぎじゃないか?」

沙々「いいんですよ! 夏ですから体力付けないと!」

あすみ「沙々お姉ちゃんよくそんなに食べられるねー。あすみなんか夏バテで食欲ないよー」

沙々「あっはっはっ! あすみちゃんのも食べちゃいますよー!」

あすみ「うん、どうぞ」



体重計

沙々「……」ズーン


太った


沙々「はっ! そうだ! ダイエット、ダイエットしなきゃ!!」

沙々「まずは走りましょう! 痩せたいなら動かなきゃです!!」


沙々「はっはっ、ほっほっ」タッタッタッタッ

日差し「ジリジリ」

沙々「はっはっ、ふっふっ」タッタッタッタッ

セミ「ミーンミーン!!」

沙々「ふぅー、ふぅー……」ヨロヨロ

沙々(あっつい!!)


沙々「駄目です……ジョギングは朝早いうちじゃないと耐えられません……」

沙々「というわけで食制限ダイエットします! 今日から私はトマトしか食べませんよー!」

カンナ「トマト高いんだけど……」



沙々「いっただきまーす!」

沙々「うん! さっぱりしてておいしいです!」パクパクモグモグ



沙々「いただきまーす」

沙々「ジューシーですねー」パクパク



沙々「……」


飽きた


沙々「うぅ……、このままじゃ太る一方です……」

沙々「というわけで買っちゃいました! アブトロニック!」

カンナ「また無駄使いして!!」


沙々「あー、ブルブルします。腹筋が震えます。これで痩せられるなんて余裕ですねー」

沙々(ん? 待てよ……。これってお腹は痩せられるんでしょうけど、他はどうなんでしょう……)

沙々「腕や足はこれを巻けばいいんでしょうけど……、一番痩せたい顔はどうなるんですかね……」

沙々「下手すると身体だけ痩せて顔だけぶくぶく太っちゃうなんてことは……!」

沙々「あぁーーーーーっ!!」

カンナ「うるせーーーーーーーっ!!」


この後、沙々はカンナの鬼のダイエットプランで無事痩せました。

終わり
ここまでのお題全部消化
引き続きお題募集します

パワーエイド フューエルエックスが超ウマい
おまけに安い

合成着色料? 知らん、そんなものは

投下


カンナ「鉋……」

沙々「カンナさーん、なに持ってるんですかー?」

カンナ「ああ、沙々。鉋だよ。名前が同じだからってもらってね」

沙々「絶刀じゃない方?」

カンナ「絶刀じゃない方だな」

沙々「んー、そうですねー。鉋っていったらやっぱり鉋掛け以外に使い道ないんじゃないですかー?」

カンナ「そうか、でも私日曜大工とかしないからな……」

沙々「じゃあ捨てたらどうですか?」

カンナ「流石に悪いだろう……。あっそうだJapaniseは鉋で鰹節を削るんだろう?」


(イメージ)
割烹着の奥さん「……」シャッシャッ


沙々「いつの時代の話ですか、それ……」

カンナ「そうと決まればさっそく買ってこよう」

沙々「売ってますかねー……」


カンナ「買ってきた」


鰹節ぃぃぃぃぃぃぃ!


沙々「高かったですね……」

カンナ「高かったな……」

沙々「で、でもまあ、これが数倍の大きさの鰹節になると思えば逆に安上がりなんじゃないですか!?」

カンナ「えー。腐らないかな、かび生えたりしないかな……?」

沙々「乾物だから大丈夫ですよ、たぶん。でも一応冷蔵庫に入れときましょう」

カンナ「えーっと鉋を逆さにして、下にどんぶりを置いて、と。よーしそれじゃあ削るぞ……!」ドキドキ

沙々「はい!」ワクワク

カンナ「……」シャッシャッ

沙々「……」

カンナ「……」シャッシャッ

沙々「……」

カンナ「……ヤバい」シャッシャッ

カンナ「超気持ちいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」

沙々「つ、次私にも! 次私にもやらせてください!!」


カンナ「削ったな」

沙々「削りましたね」


どんぶり「」コンモリ
どんぶり「」コンモリ
どんぶり「」コンモリ


カンナ「……アホみたいに膨らんだな」

沙々「それを踏まえても削りすぎましたね」

カンナ「さて、どうしよう。捨てるのもったいないし、取っておくと湿気ってかび生えそうだし……」

沙々「……使いましょう」

カンナ「夕食に?」

沙々「夕食にです」

カンナ「全部?」

沙々「全部です」


カンナ「今日は和食だよ」

あすみ「いただきますーって……」

あすみ「お味噌汁はわかるけど湯豆腐ってなにごと!?」

カンナ「冷奴よりいっぱい鰹節使うから」

あすみ「……マジで?」

沙々「嫌なら食べなくていいですよ」

あすみ「いや、食べるよ……」


湯豆腐ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!


沙々「」ハフハフ

カンナ「」アツアツ

あすみ「」ハムッハフッ


湿度「ジメジメ」

気温「ムンムン」


沙々カンナあすみ(((あっつい!!)))


沙々「あー、最近つまんないですねー。なーにか面白いことないですかねー」テクテク

沙々「おっ、あそこに居るのはいつぞやの!」


杏子「なー! いいだろさやかー! 海行こうよ、ひとりぼっちは寂しいんだよーーーっ!!」ズルズル

さやか「しつこいなー! あたしは今日はクーラーの効いた部屋でアイス食べて過ごすって決めたの!!」


沙々「くふふふふっ! ちょーっとからかってあげましょうか! 洗脳魔法!!」


さやか「あばーー!!」ビビビビビーッ

杏子「ど、どうした!?」

さやか「う、うんいいね! 海行きましょう!」

杏子「ほ、ほんとか!?」パァァァァァ

さやか「くふふのふーー! 実は杏子の水着楽しみにしてたんです!」ダキツキ&ウワメヅカイ

杏子「えっ、な、なに言ってるんだよ……!」カァァァッ

さやか「くふふっ! 可愛いですねぇ、本当は控えめな所もいじらしいです、この胸みたいに……」モゾモゾ

杏子「ひゃぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

沙々「くふははははははははっ! よいではないかよいではないか! 今なら人の目もありませんよ!」

さやか「……なにやってんのあたし」

杏子「さぁ?」

沙々「ほらほら固くなってますよ、興奮してるんですかぁ! いやらしい魔法少女め!!」

さやか「……」

杏子「……」

沙々「では下の方はどうでしょうかねー? おんやー、こちらも熱くなってますよー!!」

さやか「……」

杏子「……」

沙々「ほらほらこんなに赤くなってリンゴみたい……へっ?」

さやか「」ジャキンッ

杏子「」ジャラッ

沙々「あわわわわっ……!」

さやか「スパークエッジ!!」

杏子「断罪の磔柱!!」

沙々「ぎにゃあああああああああああああああああああああっ!!」


カンナ「」コブリ

沙々「」ペターン

あすみ「」ヒカエメ

沙々「私たち貧乳同盟ですね!!」ガシッ

あすみ「いや、あすみの齢で大きかったら逆に危ないよ!?」

カンナ「HAッ! 胸の大きさがなんだって言うんだ。そんなもの何の基準にもならないだろう」

沙々「そうですね! ひんぬーは希少価値です!!」

あすみ「まぁ、胸の無いあすみ達が言ってもなんの説得力も無いけどね」

沙々「……」ショボーン


沙々「大きい人もいますよね! この人とかこの人とかこの人とかっ!」


巴マミ 美国織莉子 宇佐木里美


カンナ「いやその3人は特別っていうか……」

沙々「なーんであんなに発育がいいんでしょうねー」

あすみ「エロい……とか?」

沙々「……」ゴクリ

カンナ「遺伝だろ」


沙々「というか胸の大きさってなんなんでしょうね? 男の人で言うとどんなステータスなんですか?」

カンナ「顔……に値するのは女も顔か」

あすみ「身長とかじゃない?」

沙々「あー、っぽいですね」

カンナ「大きい小さいに好みの問題もあるだろう、筋肉とか?」

沙々「あー、っぽいですねー!」

あすみ「つまり女が胸の大きさを自慢することは、男で言うと身長を自慢してるようなもの?」

沙々「ださっ!!」

カンナ「女が胸の大きさを自慢することは、男で言うと筋肉を自慢するようなもの?」

沙々「キモッ!!」

あすみ「……やっぱりちょっと違うんじゃない?」

沙々「うーん」


30分に及ぶ議論の結果、『骨格』ということに決まりました。

終わり
ここまでのお題全部消化
引き続きお題を募集します

沙々「かわいい魔女が居たので手懐けました!」

シャルロッテ「……?」 ペターン

沙々「しかも凄いんですよこの子!お菓子とか出せるんですよ!」

シャルロッテ「……」 ポンッ

沙々「ねっ!家で飼いましょうよー!」


みたいなね



暑い、痒い
去年の夏よりしんどい
投下


沙々「神流川に鮎釣りに行きましょう!」

カンナ「最近私の名前のダジャレが多いな、ネタ切れか?」

あすみ「鮎かー、ちょうど今辺りが旬だよね」

沙々「釣竿とかレンタルできるみたいですよ!」

カンナ「ふーん、それじゃあ行ってみるか」



沙々「釣ーれーまーせーんっ!!」ジャブジャブ

カンナ「飽きるの早いなおい!」

あすみ「ああっ! やめてよ、逃げちゃうじゃん!!」

沙々「どうしてですかー! 話を聞くところだと、釣り糸を垂らしてすぐ掛かるみたいなことだったのに!!」

カンナ「いや、そういうのは鮎釣り大会とかの話だろ……」


沙々「もっと効果的に! パパッと、マジカルな方法で取りましょうよ!」

カンナ「例えば?」

沙々「ダイナマイト漁とか」

カンナ「 や め ろ 」

沙々「えーでもこれじゃあ全然釣れませんよ、これじゃあ買った方が早いじゃないですか」

カンナ「お前はなにをするために私たちを誘ったんだ?」

沙々「あ! そうだ、魚道で釣りをしましょう!」タッタッタッ

あすみ「やっていいの?」

カンナ「ダメだろう」

沙々「うはーーーっ! 入れ食いです!!」ジャバジャバ


怒られました。


沙々「かわいい魔女が居たので手懐けました!」

シャルロッテ「……?」ペターン

沙々「しかも凄いんですよこの子! お菓子とか出せるんですよ!」

シャルロッテ「……」ポンッ

沙々「ねっ! 家で飼いましょうよー!」

カンナ「捨ててきなさい」

沙々「ええー! 嫌です!! お願いしますよ、お母さん!!」

カンナ「誰がお母さんだ!!」

沙々「ちゃんと世話しますから! 散歩も掃除もしますから!」

カンナ「ダメなものはダメ! 魔女なんて飼えるわけないだろう! 嫌いな奴にけしかけるだけにしなさい!!」

沙々「うー! うー!」

カンナ「うーうー言うのやめなさい!!」


言い争ってる間に逃げられました。


 今日はカンナお姉ちゃんも沙々お姉ちゃんも留守です。
 「ご飯はキッチンに用意しておくからね」とのことだったのですが。


 1000円札


 いくらなんでももう少し愛があってもいいと思います。
 まぁ好きな物を買って食べられるとのことなので、お財布に入れて出かけました。

あすみ「うーん、外食でも一食1000円なら大抵のものは食べられると思うけど、せっかくだからスーパーに行ってみよう」

 某スーパーのお総菜コーナーを物色していると。

あすみ「マグロ丼! そういうのもあるのか!」

 398円。量は少ないけど398円でマグロ丼が食べられるなんてお得感がすごいっ!
 さて残り602円。

あすみ「このカツ丼弁当なんか498円だけど、マグロ丼とこれだと流石に食べきれなさそう……」

 悩んでいると、目に入る。

あすみ「いなり寿司5個入り! これだっ!」

 さっそく家に帰ってマグロ丼を食べてみる。

あすみ「うん! おいしい!」

 やっすいマグロなんだろうけど、そもそも高いマグロを食べたことないので無問題(もーまんたい)。
 少し冷えてるご飯がまたうまいっ!

あすみ「ふー、食べた食べた。次はお稲荷さん」

あすみ「甘い、おいしい! ご飯がぎっしり詰まってる!」

 しかしここで問題が起きた。
 いなり寿司にご飯がぎっしり詰まっていたのがいけなかった。

あすみ「マグロ丼も意外と量があったな……」

 最初の空腹から一転。
 全部食べ終わる頃には腹がパンパンになっていた。
 これはいけない。立ってられない超眠い。寝っころがりたい。

あすみ「食べてすぐ寝ると牛になるっていうけど、昼食後の昼寝は格別だよね……」

 というか自分を自制できる余裕は頭にも腹にもない。
 カンナお姉ちゃんと沙々お姉ちゃんが帰るまで、至福のひと時を過ごした。

終わり
ここまでのお題全部消化
引き続きお題を募集します

成り行きで手伝いやら何やらをやっているところを見られる

またゼアル見逃した……
月曜日放送の時は見逃したことなんてなかったのに
俺は一生ゼアルⅡを見れないんじゃないだろうか
投下


沙々「くふふふふ、杏子を洗脳してやりましょう!」

沙々「さて、いつものように直接突っ込むような馬鹿な真似はしませんよ。今回はちゃんと策を練ります」

沙々「ずばり! 将を射んとすればほにゃららら作戦です!」

沙々「まずは妹から洗脳してやりましょう! 次は父親です!」


モモ「きゃいきゃい」

沙々「くふふふふ、モモちゃんー!」

モモ「なぁに」

沙々「食らえ! 洗脳魔法!」

モモ「?」

沙々「はっ、しまった! 自分より優れた者じゃないと洗脳できません!」

モモ「お姉ちゃん一緒に遊ぼう!」

沙々「えぇ~~。し、仕方ないです。こうなったら魔法無しで仲良くなってやります!」


沙々「日が暮れるまで一緒に遊んでしまった!!」

モモ「あっ、お父さん」

沙々「なっ!?」

佐倉父「おやモモ。どうしたんだい、その子は?」

モモ「一緒に遊んでもらったのー!」

佐倉父「それはそれは、ありがとうございます」

沙々「い、いえー! 別にいいですよー!」

佐倉父「よかったら夕食をご一緒しませんか?」

沙々「ご飯ですか! いただきます!!」


杏子「それで、なにやってんだよ……?」

沙々「もぐもぐ、ごっくん。さぁ? なりゆきで……」

沙々「くふふふ、でもこれはチャンスです!」

佐倉父「優木さん?」

沙々「洗脳魔法!」

佐倉父「!!」

杏子「なにしやがんだテメェ!」

沙々「くふはははははははは! それでは杏子さん! この父親の命が惜しくば……」

杏子「幻覚だ」

沙々「へっ?」

佐倉父「優木さん……」

沙々「あ、あわわわわわ」


佐倉父「いいですか、人は迷うものです。人を利用しようと善意につけ込むことは自分の罪を」

沙々(うぅ、早く帰りてぇー……)

第6章 ハンティング・ゲーム

突然に牙をむく罠
力なく狩り取られる獲物の後先
どこにでも存在する弱肉強食の図式

レズの魔の手からは絶対に逃れられない!!

ニコ「どこに行った!?」

カンナ「はぁーはぁー! 全力疾走で追いかけてきやがって、無表情のまま! 怖いよ!!」モノカゲニカクレッ

仁美『ニコさん! そこの曲がり角にいますっ!』

ニコ「ラジャー!」

カンナ「だ、誰だっ! 誰が先導している!? ひぃぃぃぃぃ!!」


モニタールーム

仁美「ふふふ、無駄ですよカンナさん。今やこの街はハエ一匹逃さない監視衛星によって丸見えです」

仁美「そう、私はニコさんに協力せねばならない理由がありますの……!」




ニコ「モーニン。はじめまして。私、神那ニコ。協力しないか、志筑仁美」

仁美「ニコさん? えっと、おっしゃる意味が……」

ニコ「ずばり、単刀直入に言おう。好きな人がいるだろう」

仁美「!!」ドッキン

ニコ「そしてその人は最近浮気の危機にある」


恭介「あ、志筑さん」

恭介「ゴメンね、今日はさやかと先約があるんだ」

さやか「ぐへへへへへ、じゃーな仁美。この恭介は一人用なんだ」


仁美「!!」ドッキンドッキン

ニコ「そんな悩みもズバッと解決。私の魔法ならその人の中に、君が好きで仕方ない『もう一人の僕』植え付けることができる」

仁美「……条件はなんですの?」

ニコ「これに躊躇わないあたり君も結構エグいね。条件は単純明快」

ニコ「君の『財力』を貸して欲しい。共に好きな人を射とめようじゃないか」ヘラッ




仁美「そう、私はニコさんの魔法を貸していただくために……! 全力でニコさんの恋を応援しますの!」


ニコ「追ーいー詰ーめーたーぞー」

カンナ「ひぃぃぃぃぃ!!」

ニコ「さぁ、大人しくニッコニコにされるんだ」

カンナ「って、何をビビってるんだ私は! 返り討ちにすればいいだけだ! コネクト!!」

ニコ「ふっ!」バシュッ

カンナ「ぎゃあああああああああ!!」バリバリバリバリ

ニコ「ふふふ、アメリカ製のテイザースタンガンだ」

カンナ「うぅ……」グデッ

ニコ「トッコ・デル・マーレ。さぁ、運んじゃって」

黒服「……」コクリ


カンナ「……ふっ!」バキッ

黒服「ぐぁあああああ!」

ニコ「馬鹿な、ソウルジェムを抜いたのに」

カンナ「それはデコイラン、お前に弱点を見せびらかすかよ!!」

ニコ「ぐぬぬぬぬ」

カンナ「さぁ、どうしてくれようか」

ニコ「嘗めるなよー。食らえ、ハンドキャノンだッ」ジャキン

カンナ「魔法使えよ! あと銃使うなよ! コネクト・スイング!!」

ニコ「あっ、これ不利だな。逃げるが勝ち」ダッ


スパイラルグレープ「」ドーン


カンナ「さて、この大量のスパイラルグレープをどうしようか……」

沙々「これマズいんですよね……」

あすみ「おいしいよ!」

カンナ「あすみしか飲まないんだよな。どうしよう、早く消費しないと賞味期限が過ぎちゃうし」

あすみ「うーん。ゼリーにしてみる、とか?」

カンナ「……やってみるか」


カンナ「うん」

沙々「はい」

カンナ「予想通りのマズさだな」

あすみ「今回ばかりは認めざるを得ない」

沙々「毎回思うんですけど、これカフェイン邪魔じゃないですか……?」

カンナ「なにを思ってカフェインを混ぜたんだろうな」


カンナ「さてどうしようか」

沙々「かき氷のシロップなんてどうでしょう?」

カンナ「なんかもうオチが見えるな……」


沙々「……」

あすみ「……」

カンナ「……味薄っ」

沙々「どうしましょう、もっとかけてみますか?」

カンナ「やめろ、これ以上やるとただの水で薄めたスパイラルグレープだ」

あすみ「どうしよう、まだこんなに残ってるよ」

沙々「調子に乗って削りすぎましたね……」


カンナ「よし! もうなりふり構ってられない!」

カンナ「ガーデニングの肥料にしよう!」

あすみ「もったいないよ!!」

沙々「花よ、元気になれーーーっ!!」ジャババババ


次の日

沙々「ひえええええ! 虫が湧きました!!」


カンナ「よし! 打ち水に使おう!」

あすみ「だからもったいないよ!!」

沙々「冷えろ冷えろーーー!」ジャバババ


次の日

沙々「ひえええええ! 虫が湧きました!!」


カンナ「よし! 凍らせてアイスにしてそれを削ってかき氷にしよう!」

あすみ「めずらしくいい考え」

沙々「さっそくやってみましょう!」


カンナ「おいしくない!」

あすみ「おいしくない!」

沙々「おいしくないですね!」


次の日

沙々「ひえええええ! 虫が湧きました!!」

カンナ「洗えよ!!」

終わり
ここまでのお題全部消化
>>214はよくわからなかったし、いつもの人っぽいので飛ばしました

忘れてた
お題の募集を再開します

お腹すいた
投下


織莉子「外国の親戚の方から珍しい缶詰が送られてきたので優木沙々さんにもおすそ分けします」

沙々「おおっ! たまには良いところありますね白髪おっぱい!!」

織莉子「張っ倒しますよ」



沙々「というわけで! 外国の珍しい缶詰とやらを開封したいと思います!」カンキリジャキーン

あすみ「わくわく」

カンナ「ふーん。Surstroming……待て待て待て待て!」

沙々「それじゃあ、いざ開封ぅーーー!」

カンナ「バカ! 不用意に開けるな!!」

缶詰「バシュゥ!」シルフンシュツ!

沙々「へっ?」ベチャッ

あすみ「沙々お姉ちゃん顔にかかっ……てっ!?」

カンナ「うっ、この匂い……!」

沙々「ひ……」

沙々「ひぎゃあああああああああああああああああああああああああああっ!!」

カンナ「ひっくりかえすなぁーーーーーー!!」


この後、沙々の顔と汁の零れたテーブルは洗っても洗っても匂いが落ちず。
三日ばかり会う人会う人に顔を顰められました。


沙々「最近、本当の自分と向き合いました」

沙々「どうやら私は」

沙々「杏子さんのことが好きなようです!!」ササーーン!

沙々「くっふっふっ。それではさっそく」

沙々「既成事実を作ってしまいましょう! そうすれば杏子さんは私の物です!!」


沙々「それではお馴染み洗脳魔法で杏子さんを家に呼びます!」


沙々「のど乾きましたねー」

杏子「ん、ああそうだな」

沙々「飲み物取ってきますね」


キッチン

沙々「くふふふふ、それでは取り出したるはこれ! レンドルミン!!」

【レンドルミン(ブロチゾラム)。睡眠導入剤の一種。口内崩壊錠などもあるので味はほとんどない】

沙々「乳鉢ですり潰したこれをココアパウダーに混ぜてー、そして熱湯を注ぎ、アイスミルクと氷を加えます」

沙々「でっきあがりー!」


沙々「お待たせしました! アイスココアしかないけどいいですか!」

杏子「おお、サンキュ」

杏子「」クピックピッ

沙々「ニヤリ」

沙々「それじゃあ次はマリオカートやりましょう!」

杏子「おう! 負けねぇぞ!」


杏子「Zzz……」

沙々「くっふっふっ!」

沙々「まずはー縄で両手をベッドに結びます、結び方も勉強してきました! 次に猿轡ですねー!」

※デートレイプは完璧に犯罪です、絶対に真似しないでください!!

沙々「それではいただきまーす。黒のインナーをめくってー、うはー! スポブラですか! 私と同じですねー!」

沙々「このホットパンツも脱がせちゃいましょう! あっ。一気に脱がさずに、ボタンをはずしてチャックを開けて、こう、前開きにですね」

沙々「くふふー、おやおや、ブラとお揃いの黒ですか。背伸びしたいのですかー? いけませんねー、本当に謙虚なクリスチャンなんですかー?」

沙々「さて。まずはのしかかって、脇をぺろぺr

さやか「カンナー、借りてた漫画全部読み終わっちゃったよー。新しいの貸し……て?」ガタッ

沙々「はっ!?」

さやか「……」ジャキン

沙々「ち、違うんです! これは、なんというか……誤解です! そうです、不可抗力です! 決してやましい気持ちがあったわけじゃ……」

さやか「問答無用、悪・即・斬! スパークエッジ!!」

沙々「ぎにゃあああああああああああああああああああああああ!!」


プレイアデスの休日


和紗ミチルの場合


ミチル「グランマー、新作料理作ってみたの!」

マイア「あらあらなにかしら?」

ミチル「イカスミのリゾット! イカスミって前から一回食べてみたかったんだ!」

マイア「ふふふ、そう。私も楽しみだわ」


ミチル「いっただっきまーす!」

マイア「いただきます」

ミチル「あーん」パクッ

ミチル「……」

ミチル(生臭っ!! ヘドロみたいな味がする!!)

マイア「あら、おいしくできたじゃない」

ミチル(マヂで!?)

マイア「どうしたの、ミチル。手が止まってるけど」

ミチル「い、いやー……あはは……」

マイア「残しちゃダメよ」

ミチル「えっ……」

マイア「 残 し ち ゃ ダ メ よ ? 」

ミチル「う、うぐぅー」


昴かずみの場合


かずみ「……」ポツーン

かずみ「休日ってなによー! なんで今日に限ってみんなバラバラなのーー!!」

かずみ「あーあ、どうしよう。わたし家族もいないし、よく考えたらプレイアデスのみんな以外に友達もいないし……」イジイジ

かずみ「そうだっ! わたしには親はいなくても姉妹がいるじゃない!」


かずみ「というわけで封印、解いちゃいました!!」

かずみシリーズ「……」ウジャウジャ、ゾロゾロ

かずみ「よーし! みんなでマリオカートしよー!」

Ⅰ「ハラヘッタ」

Ⅳ「オナカスイタ」

Ⅷ「ゴハン」

かずみ「えっ……」

Ⅹ「クワセロォォォォォォォォ!!」ガシッ

かずみ「ひ、ひえええええ! ちょ、ちょっと待ってよ! ご飯ならわたしの肉よりおいしいの作るからぁーー!!」


ⅩⅡ「マダカァーー!」

Ⅶ「タリナイーーーー!!」

かずみ「ひえええええええ!!」ワタワタ、クルクル


全員分のご飯を作ってたら一日が終わってました。


サキの場合


サキ「……」カチカチ

サキ「なるほど、すずらんの花言葉は純愛、幸福の再来……か」


美幸「サキちゃん、話ってなに?」

サキ「み、美幸……実はあの、その」

サキ「昔、私と結婚したいとか言ってたよな!」

美幸「あー、そんなこと言ってたねー」

サキ「そ、それで! 私も美幸のことが好きだから! その……」

美幸「うわっ」

サキ「えっ」

美幸「サキちゃん流石にそれはないわ」

サキ「!?」ガビーン

美幸「うーん、ゴメンね。サキちゃんの気持ちには答えられないっていうかぶっちゃけ無理」

サキ「」

美幸「これからはサキさんって呼ぶね」

サキ「よそよそしさが増した!?」


御崎海香の場合


海香「……」カタカタカタ、カタ…

海香「はぁー、進まないわね」

海香「……スランプかしら?」

海香「こういう時は自分の過去の話でも読んで初心を取り戻しましょう」

海香「これなんてどうかしら? ゴーストライターになっちゃったけど……地図と手紙ときみの歌。ああ地図と手紙とラブソングだったかしら」

海香「……」ペラペラ

海香「……」ペラ…

海香「~~~~~っ!!」マクラニカオヲウズメル!

海香「バカなの、私は! なにを書いてたの? なにを考えてたの!? スイーツなんてレベルじゃない! こんなものヒットするなよ!!」ジタバタ

海香「バカか私は! 死ね! ほんと死ね!」ベランダガラガラ

海香「バカか私はーーーーーーーーーーっ!!」オンオン


若葉みらいの場合

みらい「あすみちゃん、マリオカートやろーよ」

あすみ「いいよー」


牧カオルの場合

カオル「しょうがない、私がラインズマンをやるよ。オフサイドトラップは見逃さないぜ」


宇佐木里美の場合

里美「べえちゃーん!」ウリウリ

ジュゥべえ「うー、あんまりくっつくなよー」


神那ニコの場合


仁美「それじゃあお願いしますわ!」

ニコ「うーむ約束だしね、仕方ない」

恭介「なにを始める気なの!? 志筑さん! あと見知らぬ方!」ジタバタ

ニコ「さーてこの5円玉をよーく見てくださいね、あなたはだんだん眠くなるー」

恭介「う、うぅ……」ウツラウツラ

ニコ「さて取り出したるはこの千年アイテムの1つ、千年アンクレット。これを足首にはめれば君のことが好きで好きで仕方がない闇人格に目覚めるよ」

仁美「まぁ素敵!」

恭介「はっ! な、なに志筑さん!?」

ニコ「もう起きたか」

仁美「大丈夫ですわ! あとはこれをハメるだけですもの!」

恭介「な、なんだい!? その見るからに怪しげなリングは!!」

仁美「さぁ大人しくハメてくださいですの!!」

恭介「えぇーーーー!?」

仁美「ハメてくださいまし! ハメてくださいまし!」

恭介「うわぁぁぁぁぁぁ! ハメさせられるーーーー!!」

さやか「あんたら真昼間からなにやってんだ!! 響け、ローレライ!!」

ニコ「やばい、とんずらっ」タッ

恭介「ぐわあああああああああああああああああああああああ!!」

仁美「ワカメェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!」

終わり
次で最後にしたいと思います

よって最後のお題募集です

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年09月08日 (月) 22:22:11   ID: WpKp64MF

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