サンジ「ちょっと付き合えよウソップ」 (23)

ウソップ「あ?なんだよサンジ」

サンジ「いいからこい」

ウソップ「?」

ルフィ「なんかやらかしたのかウソップ?」

チョッパー「怒られるようなことしたのかー?」

ウソップ「いやぁ…さっぱりわからねぇ」

ルフィ「まーサンジを怒らせるとコエーからいってこいよ」

チョッパー「飯抜きにされちまうからなー」

ウソップ「うげ!そりゃ勘弁だぜ!」

男部屋

ウソップ「サンジ?」ガチャ

サンジ「おう、きたか…」

ウソップ「なんの用だよ?おれはつまみ食いなんてしてねーぞ」

サンジ「…………」

ウソップ「な、なんか言えよ…おれは怒られることなんてなにもしてないからなー!」

サンジ「なぁウソップ…おまえ……」

サンジ「女と…付き合ったことあるか?」

ウソップ「…………は?」

ウソップ「なんでそんなこと聞くんだよ?」

サンジ「だ、だってよ…おまえくらいにしか聞けねーじゃねぇか」

サンジ「ゴムやタヌキや緑はあるわけねーしよ…」

ウソップ「フランキーとブルックは?」

サンジ「ロボと骨は…聞かなくてもわかる。あれだけ歳食ってりゃ女の一人や二人と付き合ったことくらいあるだろ」

ウソップ「聞かなくてもわかるってより聞くのが怖いんだろおまえ」

サンジ「だってよ…おれもう二十歳越えたのに一度も女と付き合ったことねーんだよ!」

ウソップ「へぇ。見た目は悪くないのにな。でも中身がアレだから仕方ねぇな」

サンジ「うるせぇ!おれだってなぁ…ガキの頃からずっと料理ばかりでまともに女と触れ合ってこれなかったんだ!」

サンジ「がっつきたくもなるじゃねーか!そうだろウソップ!!」

ウソップ「いや知らねぇよ。そういやおまえ、二年女と会えないだけでおかしくなってたな」

サンジ「で、本題だ!…女と付き合ったことあるか!?」

ウソップ「いや…おれもねぇよ」

サンジ「本当か!?」

ウソップ「あ、あぁ…おれは海賊になるまで村から出たこともねーからな。歳が近い女と話す機会なんてなかったんだ」

サンジ「嘘つけ!聞いてるぞウソップ!てめぇの村には麗しのお嬢様がいて仲もよかったってな!」

ウソップ「カヤのことか!?あ、あいつは別にそんなんじゃ…」

サンジ「黙れ!美しいお嬢さんと幼少期を共に過ごして恋に落ちないわけがねーだろ!」

ウソップ「おまえの基準でものを考えんなー!」

サンジ「クソが!羨ましいぞ畜生!鼻のくせに!」

ウソップ「とにかく落ち着けって!」

サンジ「はぁはぁ…」

サンジ「…………」

サンジ「じゃあよ…ウソップ…」

ウソップ「な、なんだ?」

サンジ「セックス…したことあるか?」

ウソップ「ブッ…な、なに言ってんだよ!」

サンジ「あるのか!?ねぇのか!?」

ウソップ「ねーよ馬鹿!」

サンジ「そうか……どんなんだろうな…」

ウソップ「知らねぇって…気持ちいいとは聞くがよ…」

サンジ「はぁ…してみてぇなセックス…このまま一生童貞なんてごめんだぜ…」

ウソップ「じゃあ女作れよ」

サンジ「オロスぞクソ野郎!!それが出来ないからこっちは悩んでんだよ!!」

ウソップ「す、すまん!悪かった!」

サンジ「……どんな具合なんだろうな…女の中って…」

ウソップ「さぁ…」

サンジ「やっぱ手なんかよりいいんだろうな…」

ウソップ「……おれもう戻っていいか?」

サンジ「なんだよノリ悪いな。たまには猥談しようぜ猥談」

ウソップ「いやぁ…おれもその手の話は嫌いではねーんだけどよ…お前が必死過ぎてよ」

サンジ「じゃあてめぇはセックスしたくねーって言うんだな!?あァ!?」

ウソップ「別にそうとは言わねぇけどよ…おれも男だし…」

サンジ「だろォ?ああ…一度でいいから生身の女の具合を味わってみてぇ…」

ウソップ「おれに言ってもしょうがねーだろ」

サンジ「……ウソップよぉ…思いついたんだがよ」

ウソップ「ん?」

サンジ「生身の女の…あれとそっくりな穴をなんとかして作れねぇもんかな」

ウソップ「…………発想が最低だよお前」

サンジ「できるはずだろ!?お前なら!」

ウソップ「まぁ人肌に近い柔らかい素材を加工すりゃなんとかなるかもな」

サンジ「だろ!?」

ウソップ「ただな…生身の女のあれがわからねぇからそっくりなもんは作れねぇよ」

サンジ「!!……そう…か。いや、そうだよな…」

ウソップ「おれ達の限界を思い知ったか」

サンジ「…………」

サンジ「知ってるかウソップ」

ウソップ「なんだよ」

サンジ「女は前だけじゃなくて後ろの穴でもできるらしい」

ウソップ「はぁ!?後ろの穴って……ケツの穴かよ!?」

サンジ「そこでも開発すりゃ女側も気持ちよくなれるみたいだ」

ウソップ「へ、へぇ……いやでもケツの穴はさすがに抵抗あるぜ…」

サンジ「男側は前の穴とはまた違った気持ちよさを味わえるらしい」

ウソップ「どっちも穴だからな」

サンジ「そこでだウソップ…ケツの穴は女も男も一緒だろ?」

ウソップ「そりゃな…」

サンジ「………………」

ウソップ「…………お前……まさか……」

サンジ「男も女もケツの穴の具合は同じだ…」

ウソップ「ま、まてサンジ!男のケツの具合を参考にして作ろうってのか!?冗談じゃねぇよ!」

サンジ「……だがな…おれは生身の身体を味わってみたいんだ…」

ウソップ「ふざけんなよ!大体そんなもんに付き合う奴がいるわけねぇ!」

サンジ「…お前がいるだろ?」

ウソップ「……!?」

サンジ「なぁウソップ…いいだろ…?」

ウソップ「ぎゃあああああ!!く、くんな!!あっち行けよ!!」

サンジ「一度だけだから…な?」

ウソップ「馬鹿言え!!おれにそんな趣味はねぇよ!大体お前は度が越えた女好きじゃねぇか!なにをとちくるって…!」

サンジ「おれだってやれることなら女としたい。だが…」

サンジ「予行練習としてなら…お前とするのも悪くねぇなってな…」

ウソップ「な…!?」

サンジ「そんな怯えんなよ。すぐ終わらせるからよ…」

ウソップ「う、うるせーっ!見損なったぜサンジ!まさかてめぇがそこまで見境いないエロガッパ野郎だったなんてよ!!」

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