【まほあこ二次創作】柊うてな「ネロアリスちゃんの肩慣らしです」 (63)

【魔法少女にあこがれて】アニメ第5話を見て「これってスタンドバトルに似てるなあ」と思ったのが事の始まり。
そんじゃあスタンド使いを巻き込んだらどうなるのかなあ、スタンド使いじゃなくてもどうなるかなあと妄想してたらこの有り様。
矛盾点、不自然な部分、おかしな口調、キャラ崩壊には目をつぶってね。



ヴェナ「早速だけど今日は今からこりすの力をお披露目しようと思うんだ」
うてな「えっ!? それってトレスマジアと戦うってことですか?」
 
ヴェナ「いや、ぶっつけ本番で戦わせることはしないさ。手ごろな練習台を誘い込もうってわけだよ」
   「まずは自分の能力をきちんと理解してもらう必要があるからね」

うてな「ああ… 一般市民を相手に能力のお披露目…」
   (… そういう悪の組織っぽいこともきちんとするんだなあ)

   「あ、でもダメだよこりすちゃん! すっごく危ないかもよ?」
   (とはいえ… 自分で痛めつけるのは別に面白くないけどこりすちゃんがやってるのは見てみたいような… でも子供だしな…)

   (こどもを嗾けて命がけの戦いに巻き込むとかやっていいことと悪いこととあるような、ないような…)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1719847087


キウィ「面白そうじゃん やろうやろう、やっちまおう! キウィパイセンがついてるから思う存分やってやれ」

ヴェナ「多数決の結果3対1だね。はいトランスマジア」

うてな「あっ! そんなあ… ああ……」

こりす「ん」

変身 杜乃こりす → ネロアリス


うてな(は!? かわいいかよ)

   「良し! 大丈夫、私たちがついてるから思う存分一般市民をいたぶってやりなさい!」

ヴェナ「僕たちはナハトベースから見物していよう。不味い事態になったら助けに行けばいい」

① 第一回戦:高校生3人組


キウィ「ん・・・ なんかオラついてそうな高校生が来たぜ。あいつらなんか丁度いいんじゃねえの」

うてな「ええ、不良っぽくない? 大丈夫かな怖くないかな」

キウィ「へーきへーき やっちまえ、それ~!」

アリス「んっ」

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仗助「おい見ろ… なんだァ、ありゃあよ~? ボロッちぃぬいぐるみが歩いてるぜェ~?」

康一「由花子さんが髪の毛でも入れたのかな… いやそんなわけないな。ミキタカ君?」

億泰 「それとも新手の敵かァ~!? 親父の次は叔父貴ってこたよォー ねぇよな~」

康一「あっ 逃げていくよ。見失わないよう追いかけよう! あの洋館だ」

仗助「誘い込もうって腹かも知れねぇ、乗ってやるぜ! 2人とも注意しろよッ!」

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ヴェナ「まんまと罠にかかってくれたね。いけるかい、ネロアリス?」

   「洋館の中は君の思い通りだ。力は僕が制御しているから遠慮なしにやると良いよ。まずは慣れることから始めよう」

アリス「ん!」(気合い十分)

キウィ「よっしゃ いけいけ~ まずはおもちゃ軍団で叩きのめせ~」

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康一「うわっ さっきのぬいぐるみだ! 巨大化してる? それにどでかい玩具の兵隊にピエロ? 襲ってくるよッ!」

仗助「・・・やっぱし罠か。だがよォ~ 俺たち3人を甘く見すぎたようだな?」

億泰「見くびるなよッ!  この億泰&仗助・康一トリオをッ!」

康一「あいつらの足止めは任せて! わけのわかんない空間だけど、どうやら重力の制御は効くようだ」

億泰「サンキューな、あんな玩具どもが何だっつーんだよ。削るまでもねぇな、ブッ壊すぞ仗助!」

  「この億泰チームを甘く見た代償を払わせてやるぜッ!」

仗助「おうよ。ブッ壊してやりゃあ問題ねぇな!」


ドラララララララララ

      ラララララララララララ

           ラララララララララァ~~~ッ!!!


康一「やった! あらかた片付いたよ。あんまり強くなかったね」

億泰「へっ ざまぁ見やがれってんだ」

仗助「・・・ ・・・・あ、ああ。片付いちまったな。こんなにもあっさりと、な・・・」

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アリス「ん…」(ぽか~ん)

うてな「な、何なんですかあの人たち!? なんだか妙ちくりんなロボットかアンドロイドみたいなのが召喚されてなかった?」

キウィ「確かに見えた。おいヴェナさん、知ってたら説明してもらおうか」

ヴェナ「…… 僕も実物は初めて見た。どうやら彼らはスタンド使いのようだね。君たちみたいにある種の魔法が使えると思っていい」

うてな「スタンド… つかい? 少女じゃないけど魔法使いみたいなもんですかね」

キウィ「あいつらってトレスマジアの仲間なわけ?」

ヴェナ「いや多分だけど無関係だ。今まで見たことない人たちだからね。でも聞いたことはある」

   「こういう場合は敵のスタンドつまり能力がどういうものか考えながら戦うんだ」

うてな「いや初陣でそれは難しいんじゃないですか。別の場所へ飛ばしてあの人たちを混乱させるとかしたらどうだろ」

ヴェナ「お~ いい作戦じゃん」

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仗助「クレイジー・ダイヤモンド」

康一「何してるんだよ仗助くん! 直しちゃったら意味ないじゃないか!」

仗助「いや逆だぜ。直してやることに意味があるんだ。上手く言えねーけどよ、つまり勝負はもうついたんだ」

  「そんでこいつらは単なる玩具・・・ ひょっとすると持ち主のガキンチョが探してるかも知れねえって思えてきてよ」

  「だったら・・・ 本当に叩き壊してやるこたぁねえってな」

  「安心しな。関節は引っかけてるだけだ。襲ってくりゃまたすぐ壊せるぜ」

「お~ いい作戦じゃん」はキウィだろ・・・ さっそくキャラ崩壊だよ・・・

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アリス「ん」(喜ぶ)

うてな「いい人達じゃないですか。あんな精神が黄金色に輝いているような人を罠にはめて恥ずかしくないんですか」

キウィ「いやうてなちゃんも最終的に賛成したよね」

   「今のがスタンド超能力ってやつか・・・ 時間を巻き戻すのかな? 壊れる前の時間に巻き戻した?」

   「とにかく別の場所へ飛ばせ、それ!」

アリス「ん!」


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仗助「うぉっと何だァ!? 敵のスタンド攻撃だな!」

  「どっかに飛ばされちまったみてぇだ! 玩具どもが見当たらねェ」

康一「なんだか湿気が多いな。どこだいここは。足元は石造りのようだ・・・」

億泰「湯気が出てるってこたァ風呂場か? 気をつけな二人とも。足を滑らすんじゃねえぜッ!」

  「と、のおわっ」 

    ツ ル リ   

              ゴ ツ ン

  「グワワワーッ 痛ええええよぉーーーーッ!」

仗助「自分で言っといて何してんだよォ~!?」

康一「岩場で頭を思い切りぶつけちゃった! これは酷いよ早く病院へ運ばなきゃ」


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アリス「ん・・・」 (そこまでするつもりはなかった)

キウィ「ぎゃああ! これはシャレにならねえ、救急車だ救急車!」

うてな「ええと、ええと、どこに呼べばいいんでしょ、てかさ電話つながるのここ」

ヴェナ「落ち着くんだ。救急車の必要はない。ネロアリスの能力はまだまだこんなものじゃあないよ」

   「君なら彼を治療できるはずだ。女医になればいい。」

アリス「ん」 (病院セットを領域展開)

   「んっ」 変身 ネロアリス → 女医アリス

キウィ「おお、病院かよ。変身すりゃ医者もできるんだそれ。凄えな」


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仗助「おっと・・・ また場所移動かよ。今度はどこだァ?」

康一「しめた! ここはどうやら病院だよ、それに医者っぽい人もいる、助かったよ。わーい!」

仗助「そいつはグレート!」

アリス「ん」

億泰「う、う・・・ 痛ぇよ~」

仗助「すんません先生、さっきコイツがスッ転んだんす、診てやって下さい!」

康一「保険証とか後でお渡ししますからお願いします。足首が折れてるかもしれない」

アリス「ん!」

仗助「え・・・ 足首より頭をぶつけたケガの診察が先だ、そこのベッドに寝かせろ? そう言われりゃ~ そうでしたね」

  「はは、気が動転していけねーや。まずは頭のケガが先だよな~ 誰だってそっちから診るよなァ~ おれもそーする」

  「そんじゃあ~ 手間ですけど先生、そっちを支えてください」

アリス「ん」

仗助「・・・億泰、しっかり捕まえておけよ」

億泰「おうよ」

アリス「ん?」

 
仗助「この野郎~ 女だから野郎じゃねーがまあいいッ! 引っ掛かりやがって、マヌケが!」

  「おい! てめーは億泰が頭を怪我してるってなぜわかる!? 詳しくは言わねぇがと~っくに治っているぜ?」(クレイジーダイヤモンドでよ)

  「てめーが医師ならよ、俺が「足首が折れてる」っつってんのに何のケガもない頭を診ようとするはずねえよなァ~?」

  「風呂場の岩でこいつが頭をぶつけるのが見えてたな。つまりてめーは俺たちをここへ連れてきた犯人ッつーことよ!」

康一「おまけにこんなにタイミングよく医者と病院が出てくるなんて偶然じゃあ有り得ないな。僕たちを観察していない限りはね」

アリス「ん!」(あ、ばれた)

仗助「ここじゃあ俺たちに分が悪い・・・ お前の用意した空間だからな。だからテメーを外の世界に連れ出してやるぜ!」

  (外の世界でブロック塀の破片を拾っといたんだよ。こいつを元通りにする! 破片が外まで運んでくれるって寸法よ!)

康一(そして4人でもエコーズact2で十分に軽くできる。敵の仲間に知られちゃ困るから教えないけどね)

アリス「んん」

康一「扉にドアだ! いっぱい出てきたよ、僕たちを自分ごと閉じ込めるつもりなんだ!」

億泰「そんなもんいくら出しても無駄だ、この億泰を甘く見るなよッ!」

  「この世から削り取ってやれるんだよ!」 がオン ガオン ガオン ガオン

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キウィ「あ、あー 激ヤバ! ネロアリスが誘拐されるー ホテルに連れてかれるー!」

うてな「あほっぽい見た目なのに頭脳プレイしてきた! 助けに行かなきゃ」

ヴェナ「待つんだ。自力で帰ってこれそうだよ」

うてな「ええ!?」

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仗助「はっはー もうすぐ元の場所だ! がっちり固められてりゃ空間移転もできねえようだな?」

アリス「ん~ 」変身 女医アリス → ネロアリス

億泰「うげげっ こいつ子供に・・・ 」

  (不味いぜ、子供になられりゃどれほどしっかり固めていたって抜け出されてしまう!)

アリス「ん」(ワープホール展開)

仗助「ありゃあ時空の穴か? ああ・・・ 逃げられた・・・」

  「駄目だ方向転換は出来ねえ、残念だがこのまま元の世界に帰るっきゃないな・・・」

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億泰「やれやれ。もう夕方じゃねえかよ。一日損しちまった気分だぜ~。おまけによぉ、ライター落としてきちまったい」

康一「あの子のスタンド能力は何だったんだろ。玩具を巨大化したり変な世界に閉じ込めたり自分を子供にしたり・・・ 」

  「・・・ヴィジョンがいなかったような気がするけどスタンド能力なのかな」

  「とにかくみんなに知らせて対応を練らないと」

億泰「いいや、そこまでしなくていいと思うぜ。なんつーか、敵意がまるでねぇんだよな。俺を診察しようとしたり」

  「新しい水鉄砲を買ってもらった子供がふざけて通行人を狙ったって感じだった。ガキンチョのいたずらだ。見逃してやろうや」

  「俺らを〇す気でいたんならもうちょい他の手もあったはずだ」

康一「そっか。それもそうか。」

仗助「まあ今日のとこは帰ろうや。家まで追いかけちゃ来ねえよ」

①ー2  第一回戦反省会

うてな「ほ~ら~! やっぱし危なかったじゃな~い! こりすちゃん誘拐されるとこだったよ怖くなかった?」

こりす「んん」(否定)

うてな「やっぱりこんな小さい子には無理だったんだよ」

ヴェナ「いや、僕は逆の意見だ。ネロアリスの可能性に驚いたね。例の3人を調べたけど、彼らはかなりの使い手だ」

   「しばらく前に杜王町という町でスタンド使い達の闘争が起きたんだ。彼らはその戦いを生き残った猛者だよ」

   「戦闘経験豊富なスタンド使いを3人まとめて相手にできたなんて予想以上と言っていい」

   「とはいえ勝つことはできなかった。もう少し練習が必要かもね。また数日後に集まれるかい?」

キウィ「いいよ。そん時まで勝手に戦うんじゃねえぞ」

うてな「玩具のメンテナンスもしとこうか。なんだか関節が外れやすくなってるからきちんと直しとこう。」

続きは気が向いたら書き込みます。

それもそうか。タイトルがまずかったかな。すまん悪かった。


② 第二回戦:漫画家

ヴェナ「集まったね。それじゃあネロアリスの練習試合、2回目と行こうじゃないか」

   「前回と同じ要領で誘い出し、適当にいたぶって終わったら帰ってもらおう」

うてな「悪の組織っぽい・・・ ふふふ・・・ できることが分かれば想像が捗る…」

キウィ「おい大丈夫か?」

うてな「うっ ついいろんな事考えてしまいました」

ヴェナ「やあ、ちょうど一人で歩いている人がいるね。前回は三人相手でしくじったから一人にしよう」

アリス「ん!」

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露伴「たしかこのあたりだと思った、が・・・」

僕、岸辺露伴は杜王町から遠出してとある町にやってきた。勿論漫画の『取材』のためだ。
面白い漫画にはリアリティが必要で、リアリティを得るにはこの目で取材するのが一番だと僕は思っている。
今回は知り合いの高校生が奇妙な体験をしたというので・・・ 玩具に追いかけられたとか女性が子供になったとか支離滅裂だが・・・
ここまで取材に来たというわけだ。

露伴「おっ、いたぞ。確か最初はボロッちい猫のぬいぐるみに誘われる、だったな」

  「ふん、誘うといえば憐れみを誘うほどにボロボロじゃあないか」

  「さあこの僕にも奇妙な体験を味あわせてもらおうか! 月並みなら承知しないからな!」

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キウィ「なんかさ、あのおっさん… やけにテンション高くないか? こっちのこと知ってんのかな?」

   「大喜びでぬいぐるみの後をついて行ってるんだけど」

うてな「服装もおかしいし変人じゃないと良いね」

   (いや待てよ、まっとうな人なら罪悪感があるけど変人なら構わない・・・ いやいや何考えてるのよ)


メモ:頭で考えてるだけで喋ってないのは()です。

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        フシャー!


露伴「おっと、こいつがさっきのぬいぐるみか。それに巨大化おもちゃ軍団、とでも呼べばいいのかな」

  (兵隊、道化師、バレエダンサー・・・ なるほどな確かに子供の玩具のようだ。愉快なスタンド能力じゃないか)

  「だが無意味だ」

自慢するわけじゃないが僕にとってサインをねだられるのは日常茶飯事だ。だからサインするスピードが日ごとに速くなる。
今じゃあファンが気づく前にちょっとしたイラスト付きでサインしてやれるようになった。ヘブンズドアにも使える特技だ。

  (岸辺露伴に危害を加えない、岸辺露伴の命令に従う、岸辺露伴がピンチの時に助ける。これだけ書けばいいだろう)

  「さあ命令に従ってもらおうか。お前たちの持ち主のところまで僕を案内しろ。僕を警固するのも忘れるな」

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ありす「ん~?」

うてな「え、おもちゃが思うように動かない? まだおねむじゃないよね。どうしたんだろ」

キウィ「あのおっさん超高速で腕を振ってたけど関係あんのかな。ヴェナさんわかる?」

ヴェナ「……これは驚いたね。彼もまたスタンド使いのようだ。2回続けてぶち当たるなんて運が良いのか悪いのか」

キウィ「おいおいおいおい・・・ 今度はどんな能力なんだよ」

ヴェナ「ネロアリスの魔力と押し合っているということは、対象物を操る能力と考えるべきだろう」

   「自分とよく似た相手と模擬戦なんて訓練にはうってつけじゃないか」

うてな「意外とポジティブシンキングなとこ、あるのね」

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露伴「どういうことだ。なぜ僕の指令に従わない。玩具のくせに何を逡巡している」

  (だがヘブンズドアを受け付けないというわけじゃないようだ。何を意味する?)

  (僕の指示を拒絶はしないが、まるで誰かに遠慮しているように見えるな・・・)  

  「・・・・・こいつらは誰かの支配下にあるんだ。そいつの能力がヘブンズドアとかち合っているから誰の命令に従うか迷っているのか」

  (岸辺露伴以外の者の支配は受け付けない、と)

  「これでどうだ。そこのピエロ、お前の持ち主がいる方向を指さしてみろ」

  「また迷ってやがるな・・・ だが僕の指示を守ろうとしているということは・・・ 何を意味する?」

  「どこを指させばいいのかわからないのか? 上空を飛行機で飛んでいるのかな」


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キウィ「なあこれちょいマズくない? どう見てもあっちのが体力あるぞ。こっちはちょいお疲れ気味だぜ」

アリス「ん…」

うてな(考えろ、どうすればいい… このままでは不利になるばかり… 能力は同じようなものだから真正面から戦うのは避ける)

   「敵は『お前たちの持ち主のところまで僕を案内しろ』と言っていました」

   「ここは指揮権を敵に譲って案内させましょう。そうすりゃ油断を誘えます」

   「そしたら機会をうかがって直接あの人に精神干渉をかけましょう! 前回は気が動転してて思いつかなかったけど」

ヴェナ「ふむ、いい策略かも知れないね」

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コッチデス コッチデス ゴアンナイシマス

露伴「ふん、どこの誰かは知らんが手下どもの支配権を奪ってやったぞ。誰かを負かすというのはなかなか良い気分だね」

  「今頃どこかで悔しがっていることだろう。はっははははは」

  「この向こうか。さっき良い気分といったが、まだ最高の気分ではない・・・」

  「最高の気分を味わうには悔しがらせるだけじゃあ駄目だ。コテンパンにしてッ! この露伴に挑んだことを後悔させてやるッ!」


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キウィ「この露伴って言ったぞ。このおっさん、漫画家の岸辺露伴じゃないか? スケッチブックを持ち歩くとかいかにも漫画家っぽいし」

うてな「あのピンクダークの少年、でしたっけ。私でも名前は知っています。でもこんなに大人げない人なんですかね」

   「誰かをコテンパンにしたら最高の気分になれるって… 人のこと言えないけどさ…」

キウィ「大人げないなら年相応にしてやろうぜい! 4つにしてくれ、できるだろネロアリス」

アリス「んっ」(精神年齢干渉)


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露伴「んぐわッ? な、何だ・・・ 僕の頭から何かが奪われていくぞッ!? 」

  (思考力・・・ 自我・・・? 違う、記憶だ! 記憶がうばわれつつあるんだ!)

  (今の僕は漫画家で、違うな大学生だっけ、・・・婆さんの下宿に帰らなけりゃ・・・)

  (下宿じゃなくてりょかんだよ。それにぼくはしょうがっこうもまだなのに。たしかどこかの家に入って・・・)

  (ぼくの家じゃないどこかの家で・・・ へんなやつにおそわれたっけ・・・ ここはどこだろう)

  (ここはどこだろう・・・ ぼくの家じゃないんだから・・・ )

  「・・・・鈴美お姉ちゃん?」

  「そうだ、わるいやつが来て、お姉ちゃんが僕をまどから出してくれて・・・?」

  「ま、まだお姉ちゃんはにげていないのかな? たすけにいったほうがいいのかな? こ、こわいよ」

  「で、でも鈴美お姉ちゃんもきっとこわがってる・・・ 鈴美お姉ちゃーん!」

     あたふた あたふた おろおろ おろおろ

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うてな「ねえアリスちゃん、あれで4歳くらいにしたの」

アリス「ん~」(肯定)

キウィ「普通の4歳ってあんなにうろたえて右往左往するものか?」

うてな「知らない場所で混乱してるってことなんですかね。鈴美お姉ちゃんって誰だろう」

ヴェナ「4歳のころに本当にあったことが再現されているのかもしれないね」

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   バジャアァァァ~ン! バジャアァァァァ~ン! バジャアァァァァァ~ン!

露伴「うわあああ、なんだよ!? お人形さんのシンバル!?」

       バジャアァァァ~ン!! バジャアァァァァ~ン!! バジャアァァァァァ~ン!!

露伴「う、うーん・・・ シンバルの音か。うるさいぞ何故そんなに鳴らすんだ・・・ いや僕のためか」

  「もう鳴らさなくていい。僕の頭ははっきりした。礼を言ってやるぞピエロ。」

  (岸辺露伴がピンチの時に助ける、と書いておいて良かった・・・ 命令に従うだけじゃ何もしてくれないだろう)

  「手下を奪われたら直接本人を狙うのに切り替える。そこそこガッツがあるじゃないか。そうでなきゃ叩き潰しがいがないからな」

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ヴェナ「どうやら失敗のようだね。玩具たちは彼の味方になったみたいだよ」

   「しかも彼が負けそうになると加勢するように指示したらしい。頭の切れる相手だ」

うてな「う~ん失敗か・・・ 今度はキウィちゃんが考えてよ」

キウィ「ええ~ え~っと、あいつへの攻撃は効くんだよね。そいじゃ玩具と引き離してどっかに閉じ込めたらどうかな」

   「そしたら少なくともおもちゃたちは取り返せっだろ」

   「ネロアリスさあ、牢獄とか地下牢のドールハウス持ってない?」

アリス「ん!」

うてな(いやそんなもん… あるんだ)


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露伴「おおっと・・・ 場所移動か。玩具どもとはぐれてしまったぞ。ここはどこだ、牢屋か」

  「フン、僕はカンヅメにされたことはないから一度どういう気分なのか味わってみたかったんだ。だが黴臭いな。」

  (どっから入れられたんだ? 周囲は壁に鉄格子か。床じゃなさそうだし上から放り込まれたのか)クイッ

アリス「ん…」

露伴「!? 見つけたぞッ ヘブンズドアー!」

牢屋の中で天井を見上げたらその代わりにデカい子供の顔(正確にはこっちが小さくなっていたわけだ)が覗き込んでるのを見たときには多少驚いたが、それでもこっちのほうがずっと年上なんだ! 経験値の差を思い知らせてやったぞッ!!

アリス「んん…」 変身解除 ネロアリス → 杜乃こりす

うてな「アリスちゃんの顔が? ノートに!?」

キウィ「トランs」

露伴「おっとそこにも2人と1匹、ヘブンズドア―!」

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露伴 「さて・・・ 貴様らの素性や個人情報は教えてもらったぞ。玩具どもと同じ命令も書き込んだ。観念するんだな」

   「そこのちっこいのが杜乃こりす(ネロアリス)、根暗そうなのが柊うてな(マジアベーゼ)、バカっぽいのが阿良河キウィ(レオパルト)で胡散臭いのがヴェナリータ、か」

キウィ(酷い言われようじゃねえか)ムス~

露伴 「なんか文句あるのかッ!? 僕のことおっさん呼ばわりしやがって! これでも20代だぞ、覚えておけスカタン」

   「それから僕を襲った理由と行動目的も読ませてもらったぞ・・・ 魔法少女トレスマジアをやっつける、というより俗にいう”悪質ないたずら”を仕掛けるための練習台とはナメた真似をしてくれたな」

こりす「ん?」(え、やっつけるんじゃないの?)

露伴「・・・そうかお前は知らなかったのか。耳をふさいでいろ」

こりす「ん」(ふさぐ)

露伴 「いいだろう。あのなあ柊うてな、お前の体験を読ませてもらった。未成年者にしちゃあ進んだことしてるじゃないか」

   「以前にお前とある程度同じ方向性で最低な使えん奴を見たことがあると言っといてやる」

   「僕のことを変人と思ったようだが人のこと言えんだろう。お前も似たようなもんだな阿良河キウィ」

うてな「う、ううう~・・・」

ヴェナ「・・・それで僕たちをどうするつもりなんだい? 反省させようっていうんじゃないのだろう」

露伴 「当たり前だッ! 僕は天才漫画家・岸辺露伴だぞ」

   「僕の哲学として、漫画というのはリアリティこそが神髄だ。自分の見た事や体験した事、感動した事を描いてこそ面白くなるんだ!」

   「嘘ごとや作り話では駄目なんだよ」

キウィ「はあ・・・」

   (芸術家っぽい難しいこと言い始めたぞ)



露伴 「そして今日の僕の体験、おそらく誰も信じないだろう。だが真実だ。なかなか得難い漫画のネタといえよう」

   「そういう意味では貴様らに感謝してやってもいい。ついでにトレスマジアも有名人だから扱いにくいファンも出てくるってこともな」

   「厄介なファンはどういう心理で行動し自分自身をどう分析しているのか・・・ そういうサンプルも得られたんだから二重に感謝だな」

うてな「いえ… あの… えっと…」

   (ん? ひょっとして見逃してくれるってことないよな…)

露伴 「期待するんじゃあないッ それだけでこの僕を4歳児にした恨みを忘れられるわけないだろうがッ!?」

   「お前たちは僕の命令に逆らえないんだ、今後1ヵ月間、僕の取材に付き合ってもらおうか」

   「この岸辺露伴の漫画のネタになれるとは身に余る光栄だと思うがいい。リアリティのために全てを知り尽くしてやる!」

うてな「ひええ・・・」

キウィ「そんなのありか」

こりす「ん・・・」

キウィ(ど、ど、ど、どーにかして逃げられないかなっ かなりぶっ飛んでるぞこの漫画家! 例えば地球の裏側まで逃げるんだよォ!)

露伴 「悪の組織の大幹部だろーが腹黒マスコットだろーが僕のとこから逃げれるもんなら逃げてみやがれってんだァァァーーーー!」

   「安心しろ、放課後に数時間程度で許してやる! まだ警察のお世話になりたいとは思わないからなァーー!」

キウィ「は、はい… 逃げません… 取材に応じます、応じます! なんでも話します!」


②ー2  第二回戦反省会

1ヵ月後

うてな「や、やっと解放されました、ね。『今日で恨みを忘れてやる』って台詞が天使の声に聞こえました」

キウィ「チクショーッ 乙女の純潔をすべて丹念にねっとりと調べ上げられたー! もう立ち直れねぇー」

   「だからどっかのホテルで慰めてくれよ~ 取材のお礼って札束くれたじゃんよ~」

うてな「え、駄目だよ。あんまり大金もってるのバレるとパパ活したって思われるよ」

こりす「ん」

キウィ「だいたいさぁ、そもそもはヴェナさんのせいだぞ。手ごろな練習台を引っかけるつもりが2回続けてスタンド使いとか勘弁してよね」

ヴェナ「わかったよ。僕としても不本意だった。次回はスタンド使いかどうかチェックしてから引き入れよう」

うてな「え、まだ続けるんですか。そろそろ本番でもいいんじゃ」

ヴェナ「今回はよく似た能力同士で真正面からぶつかって押し切られた形だ。まだまだ成長の余地はある」

   「せっかくなら完膚なきまでに心をへし折ってやりたいだろう、うてな?」

うてな「確かに。心が折れてから再起してこそヒロインですからね」

③ 第三回戦:東星大学2回生

 
ナレーター (声:小林清志)

人々を闇へと誘う古いぬいぐるみ

それはエノルミータの仕掛ける凶悪な罠だった

怪しげなヴェナリータの企てた幼い新幹部:ネロアリスの魔力強化計画が

黒き英雄に牙をむいて襲い掛かる

咆えろ 戦え 光太郎

真実の勇士が淫靡に染まった悪の組織を打ち砕く


次回・仮面ライダーBLACK
『エノルミータ最期の日?』
お楽しみに     


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ヴェナ「それじゃあ今日も手ごろな獲物を探そうか」

こりす「ん!」

うてな「今度こそ手ごろな獲物が来ますように。スタンド使いは来ませんように」

キウィ「お、スズキのバイクに乗った人が走ってるぜ~」

うてな「ぬいぐるみに気付いたみたいですよ。目撃者もいないし今回はあの人かな」

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光太郎「あ゛れはい゛ったい? ぬいぐるみが歩いてい゛るな゛んて?」

 見知らぬ街に迷い込んだ光太郎は破れかかったぬいぐるみが自分を誘うかのように歩くのを見た!
 不可解な光景に悪の気配を感じ取った光太郎はさっそく調査を開始した!

   「嫌な゛気配のする屋敷だな。ここに゛入っていったぞ。」

   「周囲に゛大神官や怪人はいな゛いようだ、が・・・」


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キウィ「ヘルメットの下は結構なイケメンじゃ~ん! なんか得した気分~」

うてな「イケメンというよりちょっと昔風なハンサムって感じですかね。カッコいいなあ、ねえアリスちゃん」

アリス「ん!」(大喜び)

キウィ「一応確認すっけどよ、あいつはスタンド使いじゃあないんだよな!?」

ヴェナ「違うね。その気配はみじんもない。(しかしどっかで見たことあるような)」

   「スタンド使いではないことだけは保証できるね。(まあそのうち思い出すかな)」

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    フニャー!

光太郎「うわっ おっと」

 不気味な巨大猫が鋭い爪を光太郎に振り下ろした。寸でのところで回避する。
 周りには他にも巨大で不気味な怪人が蠢いているではないか。(光太郎は怪人だと思っている)

 くるみ割り人形のような怪人がマスケット銃で殴り掛かってくる。それは前転して避けられた。
 だがマジシャンやピエロの体格差を生かした連携攻撃が光太郎を追い詰める!

   「でりゃあ! ううっ それほど効いてはいな゛いのか」

 最初の巨大猫に回し蹴りを喰らわせたがぬいぐるみなのでダメージは少ない。
 かえって薄気味の悪い笑みを浮かべる巨大猫。このままではやられる!

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うてな「アクションもカッコいいですねえ、動きもキレッキレでいい感じに暑苦しくってヒーローっぽいと言いますか」

キウィ「男の子の見てる一昔二昔前の特撮ヒーローってあんな感じだよね。ちょい服装が古臭いけど」

   「強いて文句をつければさあ、台詞に濁音がついてるように聞こえねぇ?」

アリス「んん」

ヴェナ「ちょっと昔の特撮ヒーローっぽいハンサム・・・ スズキのバイク・・・ 濁音・・・」

キウィ「まあいくらハンサムでも私のうてなちゃんほど魅力的じゃあないけど~ ははは~」

>『ゴルゴムの仕業かっ!?』

キウィ「ゴムゴム? 何ぞそれ」

ヴェナ「・・・やばい、にげろ」

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光太郎「ゆ゛る゛さ゛ん゛!」

雄たけびとともに光太郎はバク宙で高台へ飛びあがった!

ギチギチギチ ギチギチ

アーアーアーアーアー アーアーアーアーアー
 アーアーアーアーアー アーアーアーアーア

光太郎「変゛……身゛!!」

光太郎に埋め込まれた太陽のキングストーンが神秘の閃光を発する!
瞬間、醜きバッタ怪人の姿となり、黒鉄の鎧リプラスフォームで包まれる。
余剰エネルギーが白煙となり体中から排出される。
そして左胸には忌まわしいゴルゴムの刻印が・・・

BLACK「仮面ライダー  BLACK!!」ノ グッ


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キングストーンの閃光はナハトベースのネロアリスにも達した!

アリス「んぎゅあ!」 変身解除:ネロアリス → 杜乃こりす

爆発的なエネルギーでネロアリスが吹っ飛びながら杜乃こりすに姿を変える。
それは間違った進化の取り消しであった。そのままこりすは気を失う。

こりす「ふんぎゃぁ」

うてな「え、え?」

キウィ「何が起こったん」

ヴェナ「は、速く逃げろ、消し炭になりたいか」

うてな「あしが すくんで りかいがおいつかない、です」

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BLACK「な゛に゛!?」

BLACKの見たものは床に落ちている数体の人形であった。さっきまで戦っていた敵怪人によく似ている。
それは神秘の光が逆流する大河の如くにネロアリスの魔力を洗い流した結果であった。
そこに残されたものは、ただのおもちゃであった。

「どうい゛うことだ? 何かの罠か?」

「マルチアイ! センシティブイヤー! ライダーセンサー・・・・・!」

「・・・・・・? おかしい、この屋敷内にゴルゴムの怪人がいないぞ。別の悪人か?」

「どうして驚かすだけで俺を襲ってこないんだろう」

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ヴェナ(いまワープホールを遮断すると気づかれる。覗き穴はそのままで気配を消すんだ)

   (幸い、こっちには気が向いていない。後で謝るから今は言うとおりにしてくれ、頼む)

キウィ()コクコク

うてな()コクコク

こりす「ん・・・ ふぎゅ?」(うてなが口をふさいだ)

うてな(喋らないで静かにしてて、ね)

キウィ(気づかれませんように 気づかれませんように)

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BLACK「なんだ、この屋敷には誰もいないじゃないか。悪しき気配も消えてしまった」

  「こんな玩具がさっきの怪人だったのか? だがそうとしか考えられない。まるで白昼夢だ。小悪党の悪ふざけかな」

  「そもそもここは知っている町じゃない。別の世界に来てしまったような感覚もある」

  「しかしバトルホッパーなら来てくれるだろう。」

呼びさえすれば電脳世界にもやってくるバトルホッパーである(ヤマアラシ怪人回)。
まほあこ世界に来ることなど造作もない。そのまま主人を乗せて元の世界へ走り去っていく。

BLACK(バイクはまた後でとりに来よう。こっちの時空間にはゴルゴムはいないが・・・)

  (代わりに玩具を操る悪者がいるのかな? しかし正義の波動も確かに感じられた)

  (こちらの世界はこちらの世界の正義に任せるべきだろう。部外者が介入すべきじゃあない)

  「僕は僕の世界でやるべきことがある・・・! 待っててくれ信彦!」

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③ー2  第三回戦反省会

ヴェナ「・・・行ってしまったようだ。命の危機が去るとこんなにもホッとするものなんだね。本気で震えたよ」

キウィ「スタンド使いは止めろって言ったじゃん。なんできちんとチェックしないんだよ」

ヴェナ「彼はスタンド使いじゃないよ。1987年放送の仮面ライダーBLACK、南光太郎だ。」

   「暗黒結社ゴルゴムに太陽の石キングストーンを埋め込まれ誕生した世紀王ブラックサン」

   「彼がゴルゴムを脱走し、人類の自由と誇りのため、親友を助け出すために戦うのさ」

   「詳しくはこの資料を見ると良いよ。さっき倉庫から出してきたんだ。もっと早く気付くべきなのはすまなかった」

うてな「・・・生まれる前だけど1987年にあんなヒーローがいたなんて聞いたことないですしゴルゴムも知りませんよ?」

ヴェナ「それは僕たちのいるこの時間軸とは別の時間軸だからだよ。アニメじゃなくて実写だっただろ。」

   「前々回の模擬戦で空間を削り取るスタンドがいたよね。ネロアリスの作り上げた領域でそんなことするから時空が歪んだんだ」

   「その歪みを通ってきたんだよ。彼は時を超えるし空を駆けるから。おそらくだけどね」

こりす「・・・んん?」

ヴェナ「でもまだよかったよ。僕たちには気づいていなかったし、太陽の王子・仮面ライダーBLACKRXに進化した後だったらと思うと」

   「生まれてきたことを後悔するレベルに恐ろしいよ」

キウィ「もらった資料を読んだけどさあ、ネロアリスはキングストーンフラッシュで吹っ飛ばされたってこと? よく生きてたな本当」

ヴェナ「ああそれは違うねキウィ。本気のキングストーンフラッシュならナハトベースごと大惨事さ。」

   「吹っ飛ばされた時の光は単なる変身プロセスの一部に過ぎないよ。」

キウィ「単なる変身プロセスでけちょんけちょんかよ」

   (もし本気で戦う羽目になったら・・・)

③ー3  キウィの妄想


BLACK「ここが悪の゛組織エノルミータの゛根城・ナハトベースか! つい゛に追い詰めた、あ゛とはレオパルトとヴェナリータだけだ!」

レオパルト(つ、遂に来やがった。だが落ち着け。いくらなんでもネロアリスやマジアベーゼと闘って疲労のないわけがない)

     (待ち伏せ戦法でなんとか戦える・・・ 一気呵成に最大火力をぶつけりゃなんとか多少のダメージくらいは・・・)

BLACK「マルチアイ! ・・・いたぞ最後の大幹部レオパルト!」

レオパルト「う、う、撃てー! 撃てー!」

ドゥン ドゥン ドゥン ドゥン  ドゥン

  ズキュン ズキュン ズキュン ズキュン  シュバババ バババババ

ズガガガガガガガ ガガガ ガガガ ドガガガ ガガガガガガ

レオパルト「避ける暇もなかっただろ、サルファみたく小細工もできなかったはず・・・ アタックシールドも出てなかったぞ」

BLACK「無駄だ! リプラスフォームにその゛程度の゛火力は通用しない」

レオパルト「うげっマジかよ。だったら・・・ こっちも覚醒すりゃ・・・」

BLACK「パワーストライプス!」

仮面ライダーBLACKの人造筋肉フィルブローンは平時でも人間の30倍のパワーを発揮する。
そこへパワーストライプスに蓄えられたエネルギーを解放することで運動能力が何倍にも跳ね上がった!

BLACK「だが油断はできない。バイタルチャージ!  これでさらに格闘能力が飛び跳ねたぞ」

     「ライダー・チョップ!」

レオパルト「ぐへあっ あ、あ、 ぎゃああ~!!!」

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ヴェナ(この断末魔はレオパルトか・・・ もうおしまいだ・・・ 逃げ…)

BLACK「どこへ行くヴェナリータ。全ての黒幕め。センシティブイヤーから逃れら゛れると思ったか。」

   「覚悟しろ、もう終わりだ! 悪の組織が潰える時が来た!」

ヴェナ「ひっ・・・ ひぃ・・」

BLACK「バトルホッパー、モトクリスタルの゛エネルギーを解放しろ。キングストーンと共鳴ざせるんだ」

  「この地に残る悪の゛気配をヴェナリータごと洗い流してやる」

「サタンの都が栄えることは決してないのだ。キングストーンフラッシュ!」

世紀王の馬:バトルホッパーのモトクリスタルは無限のエネルギーを生み出す。
その惜しみなく注ぎ込まれるエネルギーはキングストーンの輝きを極限にまで高めた。

キングストーンフラッシュが悪徳の闇を消していく。それはエノルミータの終焉であった。
生命の光が満ち溢れた後、廃墟となったナハトベースが残された。

BLACK「こんな城、壊してしまおう。ライダーパンチ! ライダーキック!」

  「バトルホッパー、ダイナミックスマッシュで城壁をぶち破れ。ロードセクター、スパークリングアタックだ!」

  「がれきの゛山に変えてや゛るんだ! そうすればこの゛空間は自然に消えてしま゛うだろう。完全に終わりだ!」

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キウィ「めっちゃくちゃ幸運だったんだな私達」

   「頼むからああいうのは2度と引っかけないでくれよ。今度あんなのが来たら簀巻きにすっからな」

   「超能力なんか持たないし魔法も使えない生物学的に普通の人間にしてくれよ。頼むから本当」

ヴェナ「僕だってあんなのは不本意だ。普通の人間以外は入れないように細工しておこう」

④ 第四回戦:中学校第四学年(カトリエーム)


うてな「前回は散々だったからこっちを怖がるような普通の人間を誘い込んで憂さ晴らししましょうよ」

   「考えてみりゃ逃げる気はさらさらなくってこっちをぶちのめしに来る戦闘要員ばっかりじゃないですか」

   「もっとこう、普通の女の子とかのほうがいいですよ。痛めつけられてばっかりでつまんない」

   「私は痛めつける側に立ちたいんです! できれば可愛い女の子を! 怖がらせて!」

キウィ(こりすの前にうてなちゃんが成長しちまったよ・・・)

こりす「ん」

うてな「どっかにいないんですか、そういうの。その辺歩いてない?」

ヴェナ「君たちくらいのが一人で歩いているよ。あいつなら大丈夫じゃないかな」

キウィ「短期留学の奴じゃん。あいつは強いけどさ、それでも人間なのは間違いないからとっちめようぜ!」

うてな「実家が大病院の聖なる怪物でしたっけ… でもこっちには本物の怪物がいますからねえ、ふへへ」

ヴェナ(あの長いバッグは楽器かな。高価なものなら大事にならないと良いけどね)

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ファネ「・・・・・? ぬいぐるみが歩いている・・・ この国にはああいうのもいるのかしら」

   「でもこどものおもちゃというには禍々しい・・・ 近づかないようにしよう」

不信を募らせて今来た道を引き返そうとする。意味もなく危険に近づく真似をしたくはなかった。
それは遺伝子と経験から養われた生存本能からの行動である。しかし敵は放っておいてはくれなかった。

ファネ「え!? きゃあ!」

有無を言わさず後ろから抱き上げられ、空を飛んだ。誘拐されるのは2回目だが巨大なぬいぐるみは初めてだ。
バッグを握る手に力が入る。これを落とすわけにはいかない。

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うてな「今の見た? 逃げようとしましたよ。『きゃあ!』だって。へっへっへ」

   「スポーツ射撃や格闘技が万能のマドモアゼルでもウサギみたいに臆病な一面もあるんですねぇ。ふえへへへ」

キウィ(露伴の言ってた同じ方向性で最低な使えん奴って、他にもうてなちゃんみたいなのいるんかな)

うてな「こっちを怖がって逃げてくれましたよ! 今度こそ私たちの完全勝利です。」

   「ぐへへへ、たまには浮気もいいでしょう。金髪パリジェンヌを泣かせてやりましょう。実家が病院だしナースコスできる?」

   「それとも患者さんがいいかな、ねえどっちがいいと思う? ぐえっへへへw」

アリス「んん・・・」(ジト目)

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どこかの洋館に連れ込まれたがバッグは無事だ。それで落ち着きをいくらか取り戻す。
巨大で不気味な人形たちに面食らいながらも手早く持ち物を確認した。ついでにライターが落ちているのも見つけた。

ファネ(エアライフル、エアピストル、小さいカッターナイフにソーイングセット、銃弾はそこそこ)

   (拾ったライターは燃料も入ってる。100,000,000って書いてあるわ)

   (戦う前に退避を考えよう。勝ち目があるようには思えない)

ライフル選手権優勝の特典でもらったカスタムメイド・エアライフルは頑丈に作らせた。
多少の衝撃で壊れるものではない。銃床でドアノブを殴りつけた。

ファネ「駄目だ、開かない」

それなら窓ガラスを割るまでだと思ったが、室内のものを投げつけても跳ね返される。
何かしら不思議な力で閉じ込められたようだ。
そうこうする間にも猫らしいぬいぐるみが爪を立てて襲ってくる。逃げ回るのにも限界があった。

ファネ(戦わなければならない)

全く無駄のない動きでエアライフル・エアピストルが組み立てられる。
自分でも驚くほどに頭は冷静だ。恐怖によって感覚と判断力が研ぎ澄まされる。
適当に縫い付けられたぬいぐるみだ。ならば糸を切ってやればいいだろう。

ピシューン‥‥  ふぎゃー!?

狙い通りに糸を切れた。中綿が飛び出て動けなくなったようだ

ファネ「よし」

他の人形にも試してみるが単発式なので思うようにはいかない。
それでも目くらまし程度にはなるだろう。

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うてな「ふへっへっへっへ、怖がって逃げていきますよ。ビビッて乱射しまくってますね。」

キウィ「…」

うてな「ん… なんでそんな静かなの。というか何か怖がってますか?」

キウィ「うてなちゃん気づかない?  あのフランス娘、たった一発でぬいぐるみの糸を切っちゃったよ」

   「ビビッてる奴にそんなことは無理だって。それに他のおもちゃだって・・・・ すべて眉間かこめかみに当ててる」

   「走りながらだぞ」

アリス「ん」

キウィ「あの娘はちょっとヤバイかも。ヴェナさんさ、あの娘は本当に普通の人間なんだな?」

   「動きが軍人のそれなんだよね。スポーツ選手ってだけじゃないよ。」

ヴェナ「聖闘士でもないしグラップラーでもないし伝承者でもないよ。でも確かに気になるね」

   「君たちの知っている娘らしいけど、名前はなんていうのさ」

うてな「えっと確かね… ファネット・ゴベールちゃんだっけ?」

ヴェナ「…あっ」

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ファネ「はあ・・・ はあ・・・ はぁ・・・」

不可解な追っ手からなんとか逃げ延びたがまるで安心はできない。
悪夢の中を彷徨っているような感覚がする。悪の組織とかいう連中の仕業だろうかと思った。
そんな敵と戦った経験はない。敵はどういったような奴らなのかすら定かではない。
似ている存在と言えば・・・ おとぎ話の悪い魔女くらいしか知らない。

ファネ「だったらどうしろというのよ・・・ 魔法少女になった覚えはないわ」

『兄と妹』『2人の兄弟』
『ヘンゼルとグレーテル』『太鼓叩き』(いずれの童話でも悪い魔女が焼き〇される)

ファネ「おとぎ話を信じろと? しかし試してみる価値はある」

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キウィ「おいおい、何が『あっ』だよ。知ってることをすべて吐きやがれ」

ヴェナ「フランスの聖なる怪物ファネット・ゴベール、顔は知らなかったよ」

   「魔法少女や悪の組織がいるのは日本だけじゃないさ。当然だがヨーロッパにだって僕みたいなのがいる」

   「魔法少女をスカウトする奴もね。最近、彼女を取り合ったんだけど、あまりに危険なのでどちらも勧誘しないとの紳士協定ができたよ」

   「言葉ではわかりにくいだろう。今探してきたから倉庫にあったこの資料を読むと良い」(Gの遺伝子、スピンオフ作品など)

うてな「ふ~ん・・・  うわ、秘密工作員や人民解放軍と銃撃戦してますよ。なにこの子のアグレッシブな闘争心」

キウィ「・・・プロから拳銃を奪い取って銃撃戦で数名倒すってどういう女子中学生だよ。フィジカル最強で激ヤバメンタルだよファネットさん」

   「〇人の経験があるように見えるぜ。しかも意図的に」

アリス「ん」(ちょっと読んでみたい)

うてな「・・・・でも所詮は(魔法を使えないという意味で)普通のマドモアゼル、魔法少女じゃないでしょ」

   「こっちは悪の組織の大幹部ですよ、手下もいっぱいいるんです。いくら凄くても魔法やスキルのない人に負けませんよ」

   「そんなに凄いなら精神操作で家来にしてやりましょう! やってしまえネロアリス」

アリス「ん!」

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ファネ「うぐっ? な、なによ、頭が・・・ 」

   「まるで 自分の頭脳ではないような・・・ うう・・・」

   (このままではいけない 何かあったはず)

   「ソーイングセットの針。 い、痛たたた・・・」

   針を自分の肩に突き刺す。鋭い痛みで靄が晴れるように視界が明るくなる。

   「精神が錯乱するとは・・・ 敵は物理攻撃以外もできるのね・・・・!」

   「早く脱出しなければ」

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ヴェナ「失敗のようだね。針を自分に突き刺した痛みで洗脳から逃れたようだ」

うてな「ええ、そんなので逃げられるようなチャチい魔法じゃないよね、アリスちゃん」

アリス「ん~?」(おかしいな~)

ヴェナ「もともと意志が非常に強固で自律した心が備わってるのさ。己に課したルールを順守するタイプだ」

   「本気で潰すつもりでかからないと返り討ちだよ」


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ファネ「ライター、それに中綿、この洋館にあった布、可燃物はこんなところかしら」

   「それに空気が流れているのを感じる。少しばかりではあるが、窒息死の危険は比較的低い」

   「なるべく高い所につけなくては… あの化け物どもに見つからないようにするには…」

   (敵が魔女かどうかもわからないし、仮にそうだとしてもどこにいるかわからない。望み薄にもほどがある)

   (しかし何もしないよりは‥‥ 薄い望みに賭けなければならない!)

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キウィ「止めとけ止めとけ。面白半分にちょっかいかけて良い相手じゃねえって」

ヴェナ「僕も同意見だね。それに彼女とかかわると高確率で恐ろしい人と関わり合いになる」

キウィ「…もっと恐ろしいのがいるのかよ」

ヴェナ「渡した資料を最後まで読みなよ。眼光がカミソリみたいな東洋人が出てくるだろ? パッと見、親子みたいなやつ」

   「その人こそ自称デューク・東郷、通称ゴルゴ13って世界最高のスナイパーだ。もちろん魔法なんて使えないただの人間だけどね」

   「詳しく知りたいなら彼の資料もたくさんあるよ。読むといい」

うてな「おお… ふえへへへ」(楽園の汚染) 
   「あ… こういうのもいいかな… 」(キャサワリー)

キウィ(マジでヤベえ)(メジャー・オペレーション) 
   (戦っちゃダメだ。知り合っても駄目だ)(帝王の罠)

   「火照ってる場合じゃないだろ、うてなちゃんよぉ。そういうのじゃなくてこっち読めこっち」(崩壊第四帝国 狼の巣)

   「超A級スナイパーのスーパーアクションを敵にしたくねえよ。嫌だよこんな人」

うてな「・・・・世界最高のワンマン・アーミーの遺伝子がファネットちゃんに流れているってこと? はやく展開領域から出て行ってもらいましょう」

ヴェナ「ファネットと関わると不思議とゴルゴとも関わることが多いんだよ。縁というものかも知れないね」

アリス「ん!」(貸して 貸して)

キウィ「え、読みたいの? ダメダメ、〇ックスシーンや〇人シーンがあるからアリスには早い」

   「ちょっと待て、これならいっか。自分の才能を自慢しすぎると手痛いしっぺ返しを喰らうんだぞ」つ(誇り高き葡萄酒)


メモ
「楽園の汚染」 :ゴルゴを買って(意味深)SMプレイを仕掛けるぶっとんだ女マフィアが出てくる。

「キャサワリー」:レズビアンで美熟女の殺し屋がゴルゴに挑む前にお楽しみをするシーンあり。なおゴルゴは持病が起きている。

「メジャー・オペレーション」:対ゲリラ戦のシミュレーションのためアメリカ軍特殊部隊が丸腰のゴルゴを襲う。

「帝王の罠」:傭兵集団と化した警察とゴルゴとの摩天楼を舞台にした死闘

「崩壊第四帝国 狼の巣」:難攻不落の要塞でのナチス残党集団とフル装備ゴルゴとの死闘

「誇り高き葡萄酒」:日本人をだまして安物ワインを売りつけたフランス人がばれそうになって凄い困る。ゴルゴの嫌みがきつい。

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ファネ「ここが屋根裏部屋ね。煙は上に上るから、巻き込まれないためにはここが最適かな」

   「悪い魔女の魔法にどのくらい効果があるか… それでもやるしかない」

   (水筒の水はすべて飲み干した… 幾ばくか火傷が軽くなるはず。そして前進あるのみ!)

   「神よライターをお恵み下さり感謝します」

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うてな「・・・あれ、そういやファネットちゃんはどこですか?」

アリス「ん?」

キウィ「うげ、見失ったのかよ。…んん? 煙が出てるけど暖炉をつけた?」

アリス「んーん」(否定)

キウィ「じゃあなんで煙が上がってんだ… … …誰か放火したのか!」

うてな「ひょっとして壁を焼いたら外に出れるって思ったんじゃないかな」

キウィ「あり得るかも」

アリス「ん」

ヴェナ「不味いんじゃないかい。ここいらで解放するのがお互いのためだと思うな」

   「我が子を焼き〇された金持ちの医師が連絡する相手って誰だろうね」

キウィ「…おいアリス、よく聞け。今すぐファネットを気絶させろ。夢か現実かわからなくさせろ」

   「忘れさせるよりそっちのほうがいい。何の拍子に思い出すかわかんねえし」

   「それから元の場所に戻すぜ。」

アリス「ん!」

うてな「とりあえず私達も変身しておきましょう」

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ファネ「うぐ~ 頭がっ 一酸化炭素中毒? 違うわね、空気が流れている」

   「また精神錯乱かっ もう少しで壁が焼け落ちるというのに・・・」

   「う~ん… 」

   「・・・ ・・・・」

>『おい銃弾はどうするよ。学校に保管したって記憶書き換えっか』

>『気絶してる間に火傷と刺し傷の治療もしましょうか。私が運びますね』

>『ん!』

(・・・だれよっ!? 3人?)

  ガ バ ッ    ボ カ ッ

ベーゼ「げぶっ?」

ファネ「あんたたち味方のはずないわね」

一気に体中のスイッチがオンになった。カッターナイフを使うべきだったか?
話し声は3人。飛び起きると同時にそのうち1人の顔面を殴り飛ばした。残りは2人だ。
エアピストルで一人を倒せればそのまま殴りつけるつもりでいた。

ファネ「こども?」

同時に2つのことに面食らって一瞬だけ判断が送れる。
1つは敵の一人が下半身に下着しか着用していないこと。これは単なる混乱工作だろうとすぐに理解した。
もう1つはエアピストルを向けた相手が子供で脅えた表情を浮かべたことで、こちらはすぐには理解できなかった。

ファネ「なぜこどもが うぐ、う~ん‥‥」

キウィ「ヴェナさん」

ファネ「危なかった。ネロアリスが全力で気絶させてもこれほどすぐに目を覚ますなんて。」

   「生存本能というのか、闘争本能というのか、いや逃走のほうかな。急ごう、またすぐ目を覚ますかもしれないよ」

   「思い切りぶん殴られたベーゼの治療も頼む」

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ファネ「!」ガバッ

   「ゆ、夕方だ。私は一体何を… たしか変な猫におそわれて… 変な格好の女とこども…??」

   「空気銃はここにあるわね。銃弾は部室に全部おいてきたし… 針で刺した後がない?」

   「…魔法少女とか悪の組織とか聞いたことあるけど、人を誘拐して何もせず解放する悪の組織ってあり得るかしら?」

   「邪気に当てられて変な夢を見たのかな。 ・・・いけない、ホストファミリーの家へ帰らねば。」

   「そろそろ帰国の準備もしなくちゃいけないわね。お別れの挨拶も考えなきゃ」

④ー2  第四回戦反省会

ヴェナ「どうして僕を簀巻きにするんだい、キウィ」

キウィ「ったり前だろーがっ! 本気で命の危機を感じたのは2回目だぞ!」

うてな「ファネットちゃんも思い切りぶちのめしてくるんだもん。顔面をグーでぶん殴られるなんて初めてです。私まで気を失いました」

   「変身してたのに一般人に殴られてあんなに痛いなんて… 角度が違うのかな」

キウィ「あんなの仲間にするのは無理。敵に回すのはもっと無理」

うてな「なんていうのかな。トレスマジアから〇意を感じることはあるんだよね。私たちが攻撃で〇んでもいいやって本気で思ってるときもある」

   「でもファネットちゃんには〇意なんてなかった。ただ単に事を処理するっていう意識しか感じなかった」

   「襲ってくる敵を〇すのと道をふさいでる放置自転車をのけることが同じって域に片足を突っ込んでるんじゃないかな」

キウィ「なにそれ。人間やめてない?」

ヴェナ「それはそうと大丈夫だっただろうね。正体に勘付かれていないかい」

キウィ「本当に大変だったんだからな。エアライフルやエアピストルのことなんかわかんないのにさ」

   「使った分をくすねてきて補充したり、様子を窺ったり… 」

   「カミソリみたいな目でこっちを見てきたときには終わったと思ったけどバレてはいないよ」

うてな「でも女の子にモテる女の子っていいですよね。強くて美人で賢くて優しくて実家は大病院の金持ちで…」

   「それに比べて私は… あれこれ適当な理由をつけては輝いてる人を困らせるのを楽しんでる… はあぁ(溜息)」

ヴェナ「俺はただ…… 依頼者が絶対的に求める、技量と価値観を、身につけるよう心がけているだけだ……」

   「ゴルゴ13のセリフだ。君も君の大切な人が君に持っていてほしい技量と価値観を身につけるよう努力すれば良いんだよ」

うてな「なるほど。怖いだけじゃないんですね。でももう二度と関わり合いになるかもとすら思いたくないです」

   「焼け落ちかけたドールハウスを修理するだけじゃ済みそうにないですから」

   (もし狙われる羽目になったら・・・)

③ー3 柊うてなの妄想


『魔 法 少 女 の 親』


アズールパパ「そろそろ時間だ。時間には正確なエキスパートと聞いているのだが… 」

      「何かルール違反があったかな。残念だ。呼び鈴くらい鳴るはずだろうに」

      「あっ!?」

デューク東郷「・・・俺にそういった慣習はない。用件を聞こうか・・・」

アズールパパ「い、いつの間に私の部屋に?」

パート1「父親という生き物」


パパ「ミスター東郷、私は実業家で信頼と実績を重んじます。そこで契約の前に『ゴルゴ13』について調べさせてもらいました」

  「貴方が私ならきっとそうするはずです。これは余計な詮索というルール違反ではありますまい」

東郷「それで・・・?」

パパ「・・・あなたに娘さんがいるという情報をキャッチしました。私の依頼も娘が絡むものです」

  「つまり私と貴方とは、娘を持つ父親という共通点があるのかと。一人娘を想う父親の気持ちが分かっていただける相手が望ましい」

東郷「それが必要条件ならこの話はなかったことにしてもらおう」

  「そして俺の”血筋”の調査も… これ以上はルール違反だと言っておこう」


パパ「し、失礼しました。勘違いをお許しいただきたい。調査もしません。ですから話だけでも聞いてください」

  「私の娘は… 私には気づかれていないと思い込んでますが… 魔法少女として活躍しています。」

  「魔法少女として戦っている娘は、親の贔屓目でしょうが、快活で誇らしげで… 知っていると言えないのが悩みでした」

  「認識阻害魔法なぞに惑わされているようでは親失格でしょう。それに変身の瞬間を見るチャンスも一度二度ではなかった」

  「しかし最近はどうにも様子がおかしい。会社のお抱え探偵に探らせたのだが… クソッ! 女の探偵もいたのに! 私のミスだ、畜生!」

  「し、失礼。だが写真術の上手い奴なのでこの写真が撮れた!」


          スチャッ


東郷「手をゆっくりと動かすんだ。」

パパ「はは、承知してますよ。つまりこの写真です… いくらプロでも男のあなたに見せるのは屈辱だが…」

  「つまり、私の娘は、その新入り幹部になぶられたのだ。正義と悪の戦いなら娘の選んだ道だ。痛めつけられてもまだ耐えられる、しかし…」

  「娘が面白半分にもてあそばれて耐えられる父親などこの世におらん! だが認識阻害魔法があるからどこの誰かわからない」

  「その現場を見られたと知られるわけにもいかない。だからあなたに頼むのだ! こいつに命で償ってもらいたい!」

東郷「俺に父親の気持ちとやらが理解できるかわからんが、お前の言葉に偽りはなさそうだな。やってみよう。標的の部分を切り取ってよこせ」

パパ「おおお! ありがとう、ミスター東郷!」

東郷「もう一つ確認だ、この件の依頼人はお前ひとりか」

パパ「そうだ、私一人で妻も知らないことだ。荒事には巻き込みたくない。それから正体が誰かなんて教えないでくれ」

  「もしも知っている人だったらと思うと… ただでさえ弱っているのにどんなショックになるかわからんからな」

パート2 「邪念を祓う者」

三重県某所

神職「私に頼みとは何でしょうか」

東郷「この写真を見て気づいたことを言ってみてくれ」

神職「・・・はあ? ・・・えっと  ・・・いやこれは認識阻害術ですか」

東郷「写真の人物が誰かわかるようにできるか」

神職「完全にとはいかないかもしれません。人類の敵は人類の一部だけでは倒せない」

  「あと一回は別の誰かにも頼んだほうがいいでしょう。我々とは別の宗教もあるということです」

東郷「明後日また来る。それまでにできることをしておいてくれ」



ローマ市某所

司教「久しぶりだねミスターゴルゴ。その節は世話になった。それで… 用件は何だね」

東郷「これを見てくれ」

司教「・・・おいおい、ジャパンのコスプレアニメガールに興味があるのかよ」

  「なんと卑猥なHENTAIだ。こいつは未成年じゃないのか。どこで手に入れたか知らんが焼き捨ててしまえ」

東郷「・・・悪の組織」シュボッ

司教「え? うっ! そうかこれは認識阻害の呪法か!」

東郷「弱まっているはずなのだがな・・・」フー

司教「ハハハ、ついびっくりしてな。未成年と分かっただけすごいだろう。明日のこの時間までに完全にわかるようにしてやる」

東郷「頼んだ・・・」

司教「行っちまったか。いくら悪の組織でも、あのプロフェッショナルが相手じゃなぁ‥‥」

  (俺がしなくても誰かに頼むんだろ。誰かは知らんが悪魔の甘言に耳を貸すとは哀れな。せめて俺が罪を半分背負ってやるよ)


パート3 「悪の組織の逃亡者」


ヴェナ「言っておくけどね、僕は君を少しばかり焚きつけたことは認める。しかし君の行為はほとんど君の選択だったはずだ」

うてな「調子に乗ってやりすぎた。土下座したってもうお終いだ」

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ベーゼ「いつもはヒイヒイ泣いてるくせに今日は余裕の表情ですねぇ。なんのハッタリですかぁ?」

アズール「私は親に愛されているっていうことよ。私には貴女の正体がわからないけど」

    「両親は私のために… 仇を取ってくれる人を探したみたい」

    「貴女は責任を取らねばならない。その方法はただ一つ… 命で償う覚悟はあった?」

    「フフフ… 変身する瞬間、解除の瞬間、今まで誰にも見られなかった? 生きていられたらまた会いましょうね」


ベーゼ ()ゾワ~ッ

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うてな「変身しっぱなしというわけにはいかないから一日の大半は単なる女子中学生でしかないですよ」

   「仇って、命で償うって、生きていられたらって、あれはどう聞いても〇し屋かヤ〇ザを雇ったってことじゃないですか」

   「既に柊うてなが正体だって気づいてるかも・・・」ゾワ~ッ

   「に、に、逃げよう! こりすちゃんのドールハウス…」

ヴェナ「魔力が切れたらそれまでだし杜乃家を巻き込んじゃうね」

うてな「じゃあナハトベースに籠城する…」

ヴェナ「こりすやキウィは安全なのかい。彼女たちを脅して案内させるかも知れないよ」

うてな「… … どこか別の町へ逃げよう! 学校は退校処分だし家出扱いだろうけどそれしかない!」

   「あんたももう私とは無関係よ、話しかけないでね。どこで誰が見ているかわかんないから」

ヴェナ「いいよ。そうしよう。」

パート4 「すぐに忘れられるニュース」


うてな「見知らぬ町で雨まで降ってきました。あと何日くらい生活できるんでしょう‥‥」

   「お巡りさんや大人の人の目がこれほど怖いとは思いませんでした。見つかったら保護されて連れ戻されて…」

   「勝手に学校をサボったことや家出をド叱られるくらいならいいですけど、〇刑台への一本道ですからね…」とぼとぼ


 ーー おい探したぞマジアベーゼ、どこへ行くんだよ!ーー
 

うてな「へ? キウィちゃん?」クルッ

   「… あ…」

東郷 「聞き間違いです、などと言わないだろうな」 つ『録音機』

うてな「トr」

東郷 (変身道具を熟知している!)

   ヒョッ  グサリ! 


「うぷっ…」

   ドサッ

(人間だから血が赤い? うてなでいたかった。ベーゼの血なんか、みんな出ちまえ・・・ )


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続いてのニュースです。本日未明、〇〇市の住宅街で、◇◇県××町に住む10代の女子中学生が心肺停止の状態で発見されました。
発見者の話では、首にナイフのようなものが刺さっていたということです。
女子中学生は数日前から行方が分からなくなっており、警察では家出してトラブルに巻き込まれたものとみて捜査しています・・・

パート5 プロフェッショナルのルール


パパ「何ですって、ルール違反があった!?」

東郷「標的は自分が狙われていると確信していた。お前は誰かに話したか?」

パパ「いいや話していないぞ。…しかし責任を取れというのなら私にとらせてくれ! 頼む!」

  「娘が勘付いて敵に話した‥‥ というのが有り得そうな線だ」

  「子供が嗅ぎつけたといっても親である私の責任だっ」

東郷「お前が話していないというのなら、またお前の娘が俺のことを知らないというのなら、・・・ギルティとまでは言えない」

  「俺のことを詮索するなとよく言っておけ。次は無い」

パパ「わ、わかった…」

  (俺たち夫婦が娘を見ているように、娘も俺たち夫婦を見ている年だということか‥‥ もう隠し事は出来んな)


E N D

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うてな「ふと思ったんですけど・・・  こっちにだって銃器はいっぱいあるんだから不意打ちとかどうかな?」

   「離れたところからレオパルトちゃんがどっかんどっかん撃ち込めば、あるいは・・・」

キウィ「こっちに押し付けないでくれよ」

ヴェナ「思いつきだけで行動するのは愚か者のすることだ。」

ヴェナ「それを得意気に話すのは、もっと愚か者のすることだ。」(スキャンダルの生まれる日)

うてな「…」


キウィ「いやそれより自衛隊あたりから戦車や重機関銃をもってきてさ、支配の鞭(フルスタ・ドミネイト)で操れば」

ヴェナ「おまえたちはそろいもそろって、能なしの役立たずだな!」(ザ・メッセンジャー)

   「お前の仕事は、当分黙っていることだ」(餓狼おどる海)

キウィ「こりす、レジ袋持ってこい。密封してやる」

ヴェナ「ふざけすぎた悪かったよ。それに本気で挑もうっていうんじゃないだろう?」

ヴェナ「念のためだ、ファネット・ゴベールが帰国するまで練習試合はお休みにしよう」

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