【デレ】プロデューサー「異次元フェス、最高だったな~!」 (7)

プロデューサー(以下P)
「いや~、ドームの異次元フェス最高だったな~!」

ちひろ「そうですね。来場者もたくさん集まって盛り上がりましたね」

P「ええ、でも僕一つ気になった事があるんですよね」

ちひろ「え、何が気になったんですか?」

P「開場ですよ、開場。人が多く集まるから入退場で混雑するのは仕方がないですけどもう少しスムーズに行かないかなって」

ちひろ「確かに。ライブ後は規制退場ですけど入場は普通に並んでみんな入りますからね」

P「そこで考えました! もっとスムーズに、いや確実かつ利便性の高い入場方法があると思うんですよ」

ちひろ「そ、それは?」

P「それは……肛門チケットです(`・ω´・)+」


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ちひろ「……は」

P「だから、肛門チケットですよ(`・ω´・)+」

ちひろ「二回も変な事を言わないでください!」

P「変とは何ですか! 肛門は普通の人なら誰にでもある人の身体の一部ですよ」

ちひろ「いや、それなら指でも良いと思いますよ。指紋認証ってあるし」

P「いえ、指紋認証ではダメです! 指紋認証は一見セキュリティ対策として強く見えますが、脆弱性が問題視されています。しかし肛門はどうですか? 普通他人に見せない場所です! 見せるとしてもムフフな事するとか限られるでしょ」

ちひろ「セクハラで訴えますよ! だいたいコンサート会場の入場でいちいち肛門を確認するつもりですか?」

P「そこは色々と考え中なんですよね。とりあえず次のライブイベントで試験的に肛門チケットシステムを導入してテストしますから。会社には既に許可を貰ってあるのでちひろさんも頭に入れておいてくださいね」

ちひろ「えぇ…」

そして後日。
埼玉県所沢市、ベルーナドーム

仁奈「ふう~、明日のライブのリハーサル疲れたでごぜえますよ」テクテク

仁奈「おや? これはなんでごぜえますか?」

P「あっ、こらこら仁奈、勝手に入って来ちゃダメだろ」

仁奈「プロデューサー! この機会はなんでごぜますか?」

P「これは入場の時間をスムーズにするための新しい機械だよ。仁奈はどうしてこんなところに?」

仁奈「リハーサルが終わったから気分転換に散歩でごぜえますよ」

P「そうか」


認証マシーン『肛門を見せてください!』

P、仁奈「「!?」」

認証マシーン『お客様の情報を確認します。肛門を早く見せてください』

仁奈「こうもん…?」

P「うせやろ…」

仁奈「プロデューサー、マシーンがなんか言ってやがりますよ」

P「お、おう…」

仁奈「こうもん? って何の事でごぜえますか?」

P「え、えっとね、あのね……」

P(マズい、試験段階で俺も詳しい事を把握してないんだよな。とりあえず知ってる事を教えてあげるか)

P「こほんっ、この認証マシーンに肛門を見せて読み込ませる事で個人の情報を瞬時に識別するんだ。しかも一度チェックした肛門はずっと記録に残るから次回から入場する際に肛門を見せる必要がない、つまり一度肛門を見せればあとはスムーズに入場できる優れものなんだよ!」

仁奈「ほえー! すげーでごぜえます!!」キラキラ

P(よし、とりあえず丸め込めたな。あとは適当な事を言って仁奈をここから移動させよう)

仁奈「肛門って、お尻の穴のことでごぜえますよね?」

P「そうだ」

仁奈「このカメラみてえな場所にお尻を見せればいいんでごぜえますか?」オケツプリン

P「あっ、ちょ!」

認証マシーン『市原仁奈さん、カメラに向かって肛門を見せてください』

P「!?」

仁奈「うわっ!? マシーンが名前を言いやがりました!」

P「いやあのその、こ、故障したのかな~あははは」

仁奈「肛門を見せてくだせえって言ってやがっんでおケツを見せるですよ」ヌギヌギ

P「ストップ!ストーーーープ!! 服を脱いでお尻を出そうとしちゃダメぇぇぇぇ!!!」


ちひろ「あ、プロデューサーさんここにいたんですか! 入場の件で確認したいことが____」


P「あっ」
仁奈「あ、ちひろおねーさん!」オケツプリン


ちひろ「………」ゴゴゴゴゴゴゴゴ






ギャァァァァァァァーーーーーーー!!!



ベルーナドームのU149組と松平健のスペシャルコラボコンサートは、通常通りの入場で無事開催されましたとさ。




おしり

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