しずく「侑先輩のぬくもりが欲しい」 (27)

しずく「よければ侑先輩にも作りましょうか?手袋とか」


しずく「その…お揃いで」

侑「いいの?じゃあ…」


ギュッ


侑「できるまでは私がしずくちゃんの手を暖めてあげるね」

しずく「///」

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~しずくの部屋~

しずく「はぁ…」

しずく「侑先輩の手、暖かかったな…」


しずく「もっと…あのぬくもりを味わいたい…」


しずく「やばい、私ってばまたそんないやらしいことを…」

しずく「とにかく侑先輩とお揃いの手袋を…」

~翌日の放課後、スクールアイドル同好会部室~


ガチャ


侑「あ、しずくちゃん、今日は早いね」

しずく「あれ?侑先輩だけですか?」

侑「うん、そうみたいだね」









しずく(これはチャンスですね…)

しずく「侑先輩、この間の手袋の件なんですけど…」

侑「あ、うん」

しずく「私としたことが侑先輩の手のサイズを計り忘れてまして…」

侑「ああ…でも手袋って結構伸びるから大体で大丈夫じゃない?」

しずく「いえ、折角作るんですからちゃんとしたものを…」

侑(真面目だなぁしずくちゃん)

しずく「それでは…ちょっとお手々失礼します」

侑「うん、お願い」


ギュッ


しずく(ああ…暖かい…)ホンワカ

しずく(これが侑先輩のぬくもり…)サワサワ

しずく(あわよくば、ずっと…)ハァハァ

侑「あ、あのしずくちゃん…ちょっと手つきが…」

しずく「あ、すみません」

しずく「ふむふむ…なるほど…」サワサワ

侑「し、しずくちゃん?もういいんじゃ…」

しずく「・・・・・」サワサワ

侑「ちょ…ちょっと!」グッ









侑「あ、あれ?離れない…」

しずく「うふふ♡」

侑「ど、どうなってるの…?」

しずく「侑先輩、ずっと暖めてくれるって言ってたじゃないですか♡」

侑「いや、言ったけど…」

しずく「きっとその気持ちが神様に届いたんですよ」

侑「そ、そうかな…」









~数分前~

璃奈「え?人体に無害で数時間は絶対にはがれない接着剤?あるけど何に使うの?」

しずく「ちょっと大道具を…」

しずく(これでしばらくは侑先輩のぬくもりを堪能できますね)

しずく「うふふふ…」モミモミ

侑「ちょ…ちょっとくすぐったいよしずくちゃん///」

しずく「ああ…すみません私ばかり楽しんでは不公平ですよね」

侑「いや、そういうことでは…」

しずく「それでは…侑先輩…」スッ


ムニュ


侑「えっ…」

しずく「わかりますか?私の胸…こんなにドキドキしてます♡」

侑「ちょっと…なにしてるのしずくちゃん!こんなこと…」モミモミ

しずく「あんっ…侑先輩…口ではそう言いつつも手が動いてますよ?」

侑「い、いや…だって…」モミモミ


侑(しずくちゃんの胸が触り心地良くて手が勝手に動く…)モミモミ

侑(なんて、言えるわけないよ///)モミモミ

しずく「さて、次は私の番ですね」スッ

侑「えっ…」

しずく「それでは、いただきます♡」


カプッ


侑「ひゃあっ!」ビクン

しずく「ゆうしぇんぱい…とおっても…おいしいれすよぉ…♡」レロレロ

侑(ああ…しずくちゃんが私の指をペロペロと…」

しずく(ああ…ここは今は桃源郷です…)

しずく(願わくばずっとこのまま…)





ワイワイガヤガヤ





ゆうしず「「!」」

侑「や、ヤバイ!誰か来るよ!」

しずく「仕方ありません、ここは…」









ガチャ





せつ菜「おや、侑さん達早いですね!」

侑「う、うん…」

しずく「うふふ」

歩夢「ところで侑ちゃん、なんでコタツに入ってるの?」

侑「いや、今日ちょっと寒かったからさ…」

しずく「急遽出したんですよ」

エマ「そうなんだー」

彼方「彼方ちゃんは大歓迎だよ」

栞子(そもそもこの部室に炬燵なんてありましたっけ…)

侑(ふぅ…炬燵に繋がれた手を隠せてよかった…)

しずく(ギリギリでしたね♡)

侑(もう…スリルを楽しまないでよ…)

かすみ「じゃあかすみんは侑先輩の隣とーっぴ…」

歩夢「ん?」ゴゴゴ

かすみ「いえ、しず子の隣でいいです…」

侑(その後、なんやかんやで皆でコタツに入ってきた…)

果林「ふぃ~やっぱりコタツはいいわね…」トローン

エマ「果林ちゃん、顔がとろけちゃってるよ」

ミア「ふん、このコタツでミカンってのも中々悪くないじゃないか」モグモグ

ランジュ「そうね!あっ…」ポロッ

ランジュ「いけない…ミカンをコタツの中に落としてしまったわ…」ペラッ


ランジュ「あったあった…あら?」



ギュッ



ランジュ(侑としずくが手を握ってるわ!)

ランジュ(何で隠してるのかしら…堂々としてればいいのに…)

ランジュ(でも…)



侑「・・・・・」アハハ

しずく「・・・・・」ニコニコ



ランジュ(2人共楽しそうだし、黙っておきましょう!)

璃奈「そういえばしずくちゃん、貸した接着剤役に立った?」

しずく「ええ、もちろん」

しずく(今まさに…ね♡)

愛「接着剤かぁ…つまりノリの事だよね?」

璃奈「まぁそうだね」



愛「やっぱりノリノリで使ったのかな?なんてね!」

侑「・・・ぷっ」

侑「あはははははははははははははははははははははははははははははははは!!!!!!」パッ


しずく「あ…」

侑「あ…」


侑「やった!離れたよ!」

しずく(ちっ…時間切れですか…)

歩夢「やった?離れた?何が?」

侑「あっ…えっと…」

せつ菜「そういえば侑さんとしずくさん最初から妙にくっついてましたよね?」

歩夢「どういう…事かな?」ゴゴゴ…

侑「あ、えっと…」


侑(この後、何とか事情を説明して事は収まりました)


しずく(少しの間でしたけど、侑先輩のぬくもりが感じられてよかったです♡)

ランジュ(やっぱり見た時に言っといた方が良かったかしら…)

~数日後~

しずく「侑先輩、約束の手袋です♡」

侑「わぁ…ありがとうしずくちゃん!」

しずく「うふふ…これでお揃いですね♡」

侑「う、うん…」


侑(正直この間の事があったからアレだけど…」

しずく「~♪」ニコニコ

侑(ま、しずくちゃんが可愛いからいっか♪)


~おわり~

これで終わりです

ちょっと早いですが、しずくちゃん誕生日おめでとうございます。

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