高咲侑「同好会のみんなにアレが生えた?」 (938)

――屋上

侑(こんな時間に屋上に呼び出すなんてどうしたんだろう。もうすぐチャイムが鳴るのに…)スタスタ

かすみ「あ、侑先輩…」

侑「かすみちゃん。話があるって言うから来たよ?」スッ

かすみ「はい…」

侑「…どうしたの?少し顔色悪くない?」

かすみ「…」ギュ

侑(うつむいてる…。もしかして体調でも悪いのかな…)

侑「えっと、大丈夫?なにか私にできることがあれば…」

かすみ「侑先輩っ!!」ギュッ

侑「わっ」ギュ

かすみ「う、ぅ…。侑先輩ぃ…」

侑(泣いてる…)

かすみ「ぐす…」ギュゥゥ

侑(かすみちゃんが泣くなんて、本当にどうしたんだろ…)

侑(話を聞きたいけど、とりあえず泣き止むまで待ったほうがいいよね…)ナデナデ

かすみ「…!」ビク

侑「…あ、ごめん。頭撫でられるの嫌だった?」パッ

かすみ「…嫌じゃ、ないです。もっと撫でてください」ギュ

侑「そ、そう?じゃあ…」ナデナデ

かすみ「…♪」ギュー

侑(…泣き止んだ、のかな?ちょっと嬉しそう)ナデナデ

かすみ「侑先輩、いい匂い…」ギュー

侑「あはは。…落ち着いた?」ナデナデ

かすみ「…はい。もう大丈夫です」ギュー

侑「そっか、ならよかった」ナデナデ

かすみ「侑先輩…?」チラ

侑「うん?」ナデナデ

かすみ「そ、その…」

侑「…?」

かすみ「侑先輩を呼び出した理由、なんですけどぉ…」

侑「あぁ。もう話せる?」パッ

かすみ「はい…。それで、その…」モジモジ

侑「…ゆっくりでいいから。ね?」ニコ

かすみ「ぁ…////」ドキ

かすみ「うぅ////」モジモジ

侑(今度は顔が真っ赤になった…)

侑(…私に話したいことってなんだろ?)

かすみ「…////」モジモジ

侑「…」ゴソ

侑(…やば。あと5分でチャイム鳴っちゃう)

侑(かすみちゃんはもじもじしっぱなしだし…。悪いけど、話はお昼休みにしてもらおう)スッ

侑「…かすみちゃん?もうすぐチャイムが鳴るから、話を聞くのはお昼休みでいい?」

かすみ「え…」ピタ

侑「それじゃ、お昼に部室で」スッ

かすみ「ま、待ってください…!」ギュ

侑「…!」

かすみ「は、話します。話しますから…」

侑「…わかったよ。時間やばいし手短にね?」

かすみ「はい…」

侑「それで、話って言うのは?」

かすみ「…その前にひとついいですか?」

侑「え?」

かすみ「侑先輩は…」

かすみ「…っ。侑先輩は、どんなかすみんでも嫌いにならないでいてくれますか…?」

侑「質問の意味がよくわからないんだけど…」

かすみ「答えてください…」

侑「…んー。かすみちゃんはかすみちゃんだからね。どんなかすみちゃんでも、私は嫌いにならないよ?」

かすみ「侑先輩…」パァ

かすみ「…ありがとうございます。おかげで決心がつきました」

侑「決心?」

かすみ「すー、はー。…えいっ!」スルスル

侑「えっ!?」

侑「な、なんで脱いだの!?早く穿いて――」ピタ

かすみ「これが侑先輩を呼び出した理由です…」モジ

侑「――え、なに、それ…?」

かすみ「…わかりません。朝起きたら生えてて…」

侑「朝、起きたら…」

侑「…と、というか、それっておち――」

かすみ「言わないでください…!」バッ

侑「わ…!」

かすみ「こ、こんなのが生えてるってみなさんにバレたら……かすみんのスクールアイドル人生は終わっちゃいます…」ギュ

侑「…」

かすみ「侑先輩…。かすみん、これからどうなっちゃうんでしょうか…?」ギュー

侑(固いのが当たってる…)

かすみ「侑先輩…?」

侑「…当たってるよ?」

かすみ「へ?」

侑「かすみちゃんのおち、いや、固いのが…」

かすみ「…」チラ

かすみ「…」ビンビン

かすみ「ご、ごめんなさいっ////」バッ

侑「なんで大きくなってるの…?」

かすみ「侑先輩に見られてるって思うと、興奮しちゃって…////」テレテレ

侑「えぇ…」

かすみ「…えへへ////」

侑「…」チラ

侑(おちんちんってあんな形なんだ…。初めて見た…)ジー

かすみ「ゆ、侑先輩?////そんなにジッと見られると恥ずかしいですぅ////」モジモジ

侑「…ご、ごめん。初めて見たから、つい」スッ

かすみ「初めて…////」

侑「…?」

キーンコーンカーンコーン

侑「チャイム鳴っちゃった…。そろそろ行かないと…」

かすみ「…!」

かすみ「ゆ、侑先輩!?かすみんを置いていくなんてそんな酷いことしませんよね!?」

侑「でも、このままだと授業に遅れちゃうし…」

かすみ「かすみんよりも授業を取るんですか!?侑先輩はかすみんを見捨てるんですか!?」

侑「なんでそうなるのかなぁ…。かすみちゃんも自分の教室に戻ったら?」

かすみ「このままじゃ教室に戻れないですよぉ~!!」ビンビン

侑「たしかに…」

かすみ「うぅ…。侑先輩が責任取ってください…」

侑「せ、責任?私が?」

かすみ「だって、侑先輩に見られたから大きくなっちゃったわけですし…」モジモジ

侑「かすみちゃんが自分から見せてきたくせに?」

かすみ「ぅ…。い、いいじゃないですかぁ。お願いします、侑先輩ぃ…」ウルウル

侑「お願いしますって言われても、私にはどうすればいいのかわからないよ…」

かすみ「て、手で…」ボソ

侑「手…?」

かすみ「手で、してください…////」カァ

侑「…ま、まさか、手でおちんちんをさわるってこと?」

かすみ「…////」コク

侑「…」ポカーン

かすみ「…ダメ、ですか?////」

侑「ダメって言うか…」チラ

かすみ「…?////」ビンビン

侑(…ちょっと抵抗があるけど、まあ、かすみちゃんのお願いだし…)

侑(わ、私も気になるし…////)カァ

侑「…んん。えっと、どうすればいいのかな…?」

かすみ「してくれるんですか?////」パァ

侑「私にも多少の責任はあるみたいだし、かすみちゃんもそのままじゃ辛いでしょ?」

かすみ「はい、辛いです////切ないって言うかぁ…////」モジモジ

侑「そっか…」

侑「…とりあえず、ベンチに座ろ?」スッ

かすみ「はいっ////」ギュッ

侑「さて…」スッ

かすみ「お、お願いしますっ////」

侑「…手でさわればいいんだよね?」ニギッ

かすみ「んっ////」ピク

侑(熱い…。思ったより太いし、血管も浮き出てる…)ニギニギ

侑(それに匂いもすごい…。臭いんじゃなくて、なんか変な匂い…)ニギニギ

かすみ「あ、あの////上下に動かしてみてください////」

侑「上下に?こう?」サスサス

かすみ「んぁ////…侑先輩上手ぅ////」

侑「あまり嬉しくないかなぁ…」サスサス

かすみ「えへ////」

侑(わ、先っちょから液体?が出てきた…)サスサス

侑「なんだろう、これ…」ツンッ

かすみ「ひゃ////」ビクッ

侑「…え、なに?」

かすみ「先っちょは敏感なんです////」

侑「へー…」ネチャ

侑(ねちゃねちゃしてる…。匂いは…)スッ

侑「…」スンスン

かすみ「に、匂い嗅がないでくださいよぉ////」

侑「ごめんごめん。無臭だったよ」

かすみ「匂いの感想なんて聞いてませんからっ////」

侑「あはは♪」サスサス

侑(…本当になんだろ?これが精液?)サスサス

侑「…」ヌチャヌチャ

かすみ「ん、ぁ…////」

侑(こっちにまで垂れてきた…。透明な液体がいっぱい出てる…)ヌチャヌチャ

かすみ「ふぁ、ん////」ビク

侑「…さっきから変な声出してるけど大丈夫?痛い?」ヌチャヌチャ

かすみ「全然痛くないです////ふわふわして、すごく気持ちよくて////変な声が…////」

侑「上下に動かしてるだけで気持ちいいの?」ヌチャヌチャ

かすみ「はひ////」

侑「そうなんだ。私にはよくわからないや」ヌチャヌチャ

かすみ「んぁ////ん…////」

侑(…かすみちゃん、すごい顔してるなぁ。こんな顔、みんなには見せられないよね…)ヌチャヌチャ

侑(かすみちゃんってこんな表情もできるんだ…)ヌチャヌチャ

侑「気持ちいい?」ヌチャヌチャ

かすみ「気持ちいいでしゅ////」ビクビク

侑「ふふ。かわいいなぁ♪」ヌチャヌチャ

かすみ「か、かすみんがぁ////かわいいのは、ん////当たり前じゃないですかぁ////」ビクッ

侑「それもそうだね♪」ヌチャヌチャ

かすみ「んく////…侑、先輩っ////」

侑「んー?」ヌチャヌチャ

かすみ「なんか////出ちゃいそうですっ////」ビクビク

侑「出るってなにが?…まさかおしっこ?」ヌチュヌチュ

かすみ「わからな////…んぁぁ////」ビュルビュル

侑「わっ!?」ビクッ

侑「か、顔にかかっちゃった…」ネチョ

かすみ「はぁ、はぁ…////」ビクビク

侑(なにこれ?白くてねばっとしてる…)ネチャ

侑(さっきの透明な液体とは違うみたい。匂いは…)スンッ

侑(…変な匂い。あまり好きじゃないかも)

侑(こっちが精液なのかな…?)

侑(…あ、そうだ。かすみちゃんは…)チラ

かすみ「…////」トローン

侑(すごい気持ちよさそうな顔してる…)

侑(おちんちんも小さくなったみたいだね。1回精液?を出すと元に戻るのかな?)

侑「…かすみちゃん?」ポン

かすみ「…ひゃ////」ビクッ

かすみ「ゆ、侑先輩…////」

侑「小さくなったね。これでもう大丈夫?」

かすみ「は、はい////ありがとう、ございましたっ////」

侑「ううん」ニコ

かすみ「侑先輩…////」ドキドキ

侑(…さて、拭かないと。臭いし)ゴソッ

侑「…」フキフキ

侑(…匂い落ちるかなぁ。あとで顔洗っとこ)フキフキ

かすみ「な、なんですか?その白いやつ…」スルスル

侑「かすみちゃんから出てきたやつだよ。多分精液だと思う」グシ

かすみ「せ、精液…」

侑「多分だけどね?」ゴソ

かすみ「…」

侑「ふぅ…」スクッ

侑「あー。ずっとしゃがみっぱなしだから疲れたぁ」ストン

かすみ「…ごめんなさい」

侑「…別にかすみちゃんが謝ることじゃないよ。かすみちゃんが悪いわけじゃないんだからさ」

かすみ「やっぱり侑先輩は優しいですね…」

侑「えぇ?そんなことないと思うけど…」

かすみ「そんなことありますよ。…本当に、ありがとうございました」

侑「いいっていいって。ところで、かすみちゃんにおちんちんが生えたのをみんなは知ってるの?」

かすみ「…知ってるのは、かすみんを除いたら侑先輩だけです」

侑「みんなに話すつもりは…」

かすみ「…無理です。話せませんよ」ギュ

侑「そっか…」

侑「…みんなに話せないのに、どうして私には話してくれたの?」

かすみ「…侑先輩が1番信頼できるからです。侑先輩って口が固そうだし?」

侑「なるほど。…私のことを信頼してくれて嬉しいな」

かすみ「それだけじゃないです。だってかすみんは、侑先輩のこと…」

侑「ん?」

かすみ「…す、好き、だから」ゴニョゴニョ

侑「私もかすみちゃんのこと好きだよ♪」

かすみ「本当ですか!?」

侑「うん。かすみちゃんも歩夢ちゃんもみんな大好き♪」

かすみ「…そっちの好きですか」ハァ

侑「そっち?」

かすみ「…侑先輩のにぶにぶ!」

侑「に、にぶにぶ…?」

侑「…えと、にぶにぶってどういう意味?」

かすみ「にぶにぶは、にぶにぶですっ」プイ

侑「それじゃ説明になってないよ…」

かすみ「ふんっ」

侑(…なんか怒らせちゃったっぽい?)

侑(にぶにぶかぁ…。かすみちゃんってたまによくわからない言葉を使うしなぁ…)

かすみ「…まあ、そんな侑先輩も好きですけど…」ボソ

侑「…え?なにか言った?」パッ

かすみ「な、なんでもありませんっ」

侑「…?」

かすみ「…」

かすみ「…」ギュ

侑「わ」

かすみ「…」ギュー

侑「かすみちゃん…?」

かすみ「…ねぇ、侑先輩?」スッ

侑「?」

かすみ「…また、してくれますか?」

侑「なにを?」

かすみ「で、ですからぁ、大きくなったら……その、また手とかでしてくれますか…?」

侑「あー…」

侑「…別にいいけど、条件が」

かすみ「いいんですか!?やったぁ!」パァ

侑「ちょ、最後まで聞いてよ」

かすみ「…す、すみません」シュン

かすみ「条件と言うのは…?」

侑「えっとね、精液を出すときにはちゃんと言うこと。それを守ってくれるならまたしてあげる」

かすみ「そ、それだけですか?」

侑「うん。…精液の匂いってさ、かなりキツイんだよね。さっきみたいに顔にかかったら嫌だし…」

侑「だから、出そうになったら私に教えてね。わかった?」

かすみ「わ、わかりましたっ」

侑「ならよし♪」ニコ

かすみ「…っ////」ドキッ

かすみ「…侑先輩の笑顔は反則です////かわいすぎ////」

侑「かすみちゃんのほうがかわいいよ?」

かすみ「もぉぉ////侑先輩ってば、かすみんをきゅんきゅんさせることばかり言ってぇぇ…////」

かすみ「もっと大好きになっちゃうじゃないですかぁ////」

侑「ふふ。嬉しいなぁ♪」ナデナデ

かすみ「あぅぅ////」キュンキュン

侑「~♪」ナデナデ

かすみ「えへ…」ギュー

侑「かすみちゃんの頭って撫でやすいよね~」ナデナデ

かすみ「そ、そうなんですか?」

侑「うん♪髪はサラサラだし、いい匂いだし♪」ナデナデ

かすみ「えへへ。毎日きちんとお手入れしてますから♪」

侑「へー。お手入れとか大変でしょ?」ナデナデ

かすみ「大変ですけど、かすみんは世界で1番かわいいから日々のお手入れもかかせないんです!」

侑「そっかぁ。さすがかすみちゃんだ♪」ナデナデ

かすみ「そんな褒めないでくださいよぉ~♪」テレテレ

侑「あはは♪」ナデナデ

かすみ「侑先輩もいい匂いですよ?」ギュー

侑「え、私が?」

かすみ「はい。ふわっと漂ってくる石鹸の匂いがとてもいい匂いで…」ギュゥ

かすみ「ずっと嗅いでいたいです…」スンスン

侑「ずっとは無理かなぁ…」

かすみ「…それくらい、いい匂いだってことです♪」ギュ

侑「ふーん?」スンスン

侑「…自分じゃよく分からないや」スッ

かすみ「…あ////」ピタ

侑「どうしたの?」

かすみ「…け、軽蔑しないでくださいね?////」

侑「ど、どういうこと?」

かすみ「…侑先輩の匂いを嗅いでたら、また大きくなっちゃいました////」

侑「また!?」バッ

かすみ「…////」ビンビン

侑「ほ、本当だ…」ポカーン

かすみ「えへへ////」ビンビン

侑(スカートからはみ出てる…)ジー

かすみ「ゆ、侑先輩っ////またお願いしますっ////」

侑(またしてあげるって言っちゃったもんね…。でも、こんなにすぐだとは思わなかった…)

かすみ「侑先輩…?////」

侑「…わかった。しゃがむのは面倒だから、このままでもいい?」

かすみ「もちろんです////」

侑「じゃあ、さわるね?」スッ

かすみ「はい////」

侑「…」ニギッ

かすみ「…っ////」ピクン

侑(さっき出したせいか、少しべたべたしてる…)コスコス

侑「私との約束覚えてる?」コスコス

かすみ「出そうになったら言う、ですよね?////」

侑「そーそー。よくできました♪」サスサス

かすみ「んっ////…ついさっき言われたことを忘れるほどかすみんはバカじゃないですよぉ////」

侑「ごめんごめん♪」サスサス

かすみ「ぁふ////」ビク

侑「そういえば、スカートとパンツは脱がなくていいの?」コスコス

かすみ「このままで大丈夫です////」

侑「汚れちゃうかもよ?」コスコス

かすみ「んぁ////…このまま、お願いしますぅ////」

侑「おっけー♪」サスサス

かすみ「…////」ビク

侑「…♪」コスコス

かすみ「ん、くぅ…////」ギュ

侑(声を我慢してるのかな?)コスコス

侑(もうちょっと早く動かしてみよ♪)シコシコ

かすみ「ちょ、侑先輩…!?////」ビクッ

侑「んー?」シコシコ

かすみ「いきなり早く…////んぁ////」

侑「気持ちいいでしょ?」シコシコ

かすみ「き、気持ちいいですけどぉ////」

侑「じゃあいいじゃん♪」シコシコ

かすみ「あぅぅ////」ビクン

侑(あは、なんか楽しくなってきた♪)シコシコ

かすみ「ゆ、侑先輩ぃ////出ちゃうかもぉ////」ビク

侑「もう出ちゃうの?」シコシコ

かすみ「はひ////」コクコク

侑「えっと、ティッシュ持ってる?」シコシコ

かすみ「も、持ってないです////んっ////」

侑「持ってないかぁ…」シコシコ

侑(しかたない。私のハンカチで…)スッ

かすみ「あっ、あ…////出ちゃ////」ビクビク

侑「えっ、まだハンカチ出してな…」

かすみ「ひゃぁ////」ビュルルルルッ

侑「…っ!」ギュッ

かすみ「ひゃぅ////」ビュルル

侑「うあ、やっちゃった…」ベットリ

侑(…精液ってこんなに生暖かいんだ)

侑(これどうしよ…)

かすみ「ゆ、侑先輩?それ…」

侑「…あはは。ハンカチ出すの間に合わないと思ったから、手で受け止めちゃった」

かすみ「ご、ごめんなさい…」

侑「かすみちゃんは悪くないよ。私がハンカチ出すの遅かっただけだし」

かすみ「侑先輩ぃ…」

侑「…でさ、これどうしよっか?」

かすみ「ど、どうしようって、捨てるとか?」

侑「どこに?」

かすみ「屋上はアレですし、トイレのゴミ箱にでも…」

侑「このまま行くの?…歩いてたらこぼれそう」

かすみ「ぅ…」

かすみ「じゃ、じゃあ…」

侑「じゃあ?」

かすみ「えーと、えーと…」

侑「…」

かすみ「あ、ハンカチで拭き取るのはどうでしょう?」

侑「…やっぱりそれしかないよね。悪いけどさ、私の胸ポケットからハンカチ取ってくれない?」

かすみ「わ、わかりました。胸ポケットですね?」スッ

侑「うん」

かすみ「…えいっ」フニッ

侑「…胸をさわるんじゃなくてハンカチだよ?」

かすみ「あ、あはは。うっかり手が滑っちゃいました…」スッ

侑(絶対わざとだ…)

かすみ「か、かわいいハンカチですね~。かすみんみたい!」

侑「それ歩夢ちゃんに貰ったハンカチなんだ~。私の1番のお気に入り♪」

かすみ「歩夢先輩に…」

侑「そんなことより、早く拭いてくれない?」

かすみ「はぁい…」フキフキ

侑(精液の量が多いけど、ちゃんと拭き取れるかなぁ)

かすみ「…」フキフキ

侑「全部拭き取れそう?」

かすみ「…多分大丈夫だと思います」フキフキ

侑「よかった~」

かすみ「…」フキフキ

侑「…?(なんか様子が…)」

かすみ「拭き終わりました…」

侑「ありがと。じゃ、返してくれる?」

かすみ「…」

侑「…かすみちゃん?」

かすみ「…その、汚れちゃったし、かすみんが洗いますよ」

侑「いやいや、私が洗うからいいって」

かすみ「…手でしてくれたお礼として、かすみんに洗濯させてください。ダメですか?」

侑「でも…」

かすみ「お願いしますっ」

侑「かすみちゃんがそこまで言うなら…」

かすみ「…ありがとうございます♪」ニコ

侑「ここは私がお礼を言うところじゃないの?」

かすみ「えへへ♪」

かすみ「では、明日には洗って返しますね?」

侑「ん、うん。ありがとう」ニコ

かすみ「はい♪」ニコッ

侑(精液を拭き取れたのはいいけど…)スンスン

侑(…手についた匂いは落ちるわけないよねぇ)ハァ

侑(…今何時だろ?)ゴソ

侑「…」ピタ

侑(スマホを臭い手でさわりたくないな…)

侑「…ねぇ、今何時?」チラ

かすみ「今ですか?…えーと、9時前ですね」

侑「9時前…。まだ1限目の真っ最中かぁ」

かすみ「…授業、サボっちゃいましたね」

侑「…しかたないよ。かすみちゃんのほうが大事だもん」

かすみ「侑先輩…」

かすみ「ありがとうございます、侑先輩。大好き…」ギュッ

侑「ふふ…」スッ

侑「…あ」ピタ

かすみ「…頭、撫でてくれないんですか?」チラ

侑「いや、手に精液の匂いがついちゃったから頭を撫でるのはさすがに…」

かすみ「かすみんは気にしませんけど?」

侑「私が気にするんだよ。かすみちゃんに精液の匂いがついたら大変だもん」

かすみ「むぅ…」プクー

侑「そんな顔しないの。…じゃ、私は手を洗ってくるね?」スクッ

かすみ「かすみんも一緒に行きます。…できる限り侑先輩と一緒にいたいですし」スク

侑「そうなの?」

かすみ「はい♪」

――トイレ・手洗い場

侑「ふぅ…」キュッ

侑「…」スンスン

侑「…よし、匂い落ちた」ピッピッ

かすみ「かすみんの手も綺麗になりましたよ~♪」スッ

侑「うんうん。…あ、ハンカチは洗わないの?」

かすみ「…家で洗うので大丈夫です♪」

侑「どうして?ここで洗えばいいのに」

かすみ「べ、別にいいじゃないですか。かすみんは家で洗いたいんです!」

侑「だけど、ずっとそのままにしてたら匂いが制服についちゃうんじゃ…」

かすみ「だから大丈夫ですって。もし匂いがついたら制服も一緒に洗いますから♪」

侑「そ、そっか」

――屋上

侑「あー、風が気持ちいい…」

かすみ「ですね~」ギュッ

侑「1限目が終わるまであと10分近くあるけど、どうする?」

かすみ「このまま待つしかないですよ。途中で教室に戻ったら絶対に怒られるでしょうし」

侑「だよねぇ…」

侑「…授業をサボったのは生まれて初めてだよ」

かすみ「かすみんもです♪」ギュー

侑「今日はもう学校サボって遊びに行っちゃう?」

かすみ「え?」パッ

侑「…なんてね。嘘だよ、嘘。サボったのがバレたらみんなに怒られちゃう」

かすみ「…なーんだ。侑先輩と遊びに行きたかったな~」

侑「今度遊びに行こうね」

かすみ「…約束ですよ?」

侑「うん」ニコ

かすみ「やったぁ♪」ムギュッ

侑「私と遊びに行くのがそんなに嬉しいの?」

かすみ「嬉しいですよぉ♪侑先輩と2人きりで遊びに行くなんて初めてだしぃ♪」

侑「2人きり?」

かすみ「え?かすみんと侑先輩の2人で行くんですよね?」

侑「いや、みんなと行くつもりだけど」

かすみ「…え~。そんなの嫌ですよぉ。侑先輩と2人きりでお出かけしたいですぅ…」ウルウル

侑「な、泣かないでよ。2人で行くからさ…」

かすみ「本当ですか!?」パァ

侑「…あれ?」

かすみ「いつ行きます?今日?今日ですか?」

侑「きょ、今日は部活があるから無理だよ。明日でいい?」

かすみ「じゃあ明日ですね。明日に決定っ♪」

侑「…というか、さっきのって嘘泣きじゃ」

かすみ「あー♪明日が待ち遠しいなー♪」ルンルン

侑「…」

かすみ「明日は朝から晩まで遊びましょうね♪」ギュッ

侑「う、うん」

キーンコーンカーンコーン

侑「あ、チャイム…」

かすみ「10分って思ったより早いですね~。侑先輩と一緒にいるから時間が早く感じるのかも?」

侑「あはは…」

――2年の教室

侑「…」スッスッ

侑(へー。こんなやり方もあるんだ)

侑(口でするのをフェラ、胸でするのをパイズリ…)

侑(手でするのを手コキ…。私がさっきかすみちゃんにしたのは手コキかぁ…)

侑(…パイズリは私の胸だとできないけど、フェラならできるかも?)

侑(あとでかすみちゃんに試してみよっと♪)

璃奈「なに見てるの?」

侑「えっとね…」

侑「…」

侑「…璃奈ちゃん!?」ガタッ

璃奈「わっ」

侑「び、びっくりしたぁ。どうしたの?」ゴソ

璃奈「来て」グイ

侑「え?もうすぐ休み時間終わるよ?」

璃奈「…侑さんに話したいことがあるの。だから来て」グイグイ

侑「えっと、ここでは話せないこと?」

璃奈「さすがに、ここでは脱げない」

侑「ぬ、脱ぐ…?なにを言って…」

璃奈「とにかく来てほしい」グイ

侑「わ、わかったよ。わかったから引っ張らないで…」

璃奈「来てくれるの?」

侑「…うん。どこで話すの?」

璃奈「トイレ」

侑「え、トイレ…?」

――トイレ

侑「なんでここなの?別に廊下とかでも…」

璃奈「ここだと誰にも聞かれないと思ったから」

侑(そんなに重要な話なのかな…)

璃奈「念のため、個室で話そう。誰か来るかもしれないし」ガチャ

侑「そうだね」スタスタ

璃奈「…」バタン

侑「2人で入るとちょっと狭いね…」

璃奈「うん」スタ

侑「それで、私に話したいことって?」

璃奈「その前に、これを見てほしい」スッ

侑(璃奈ちゃんボードを置いた…?)

璃奈「…」スルスル

侑「璃奈ちゃん!?(あれ?この展開って…)」

璃奈「朝起きたらこんなのが生えてた」ペラ

璃奈「璃奈ちゃんボード『びっくり』」スッ

侑「まさか璃奈ちゃんにも生えてるなんて…」

璃奈「…も?」

侑「あ、いや。今のは言葉の綾と言うか…!」アセアセ

璃奈「?」

侑「そ、それより!なんでそんなものが…?」

璃奈「わからない。昨日の夜、寝る前まではついてなかった」

侑「そっか…」

侑(かすみちゃんも朝起きたらって言ってたっけ…)

璃奈「話を戻すね。これ、なんだと思う?」

侑「なにっておちんちんでしょ…?」

璃奈「おちんちん?璃奈ちゃんボード『はてな』」

侑「はてな?…まさか知らないの?」

璃奈「知らない。侑さんは知ってるの?」

侑「知ってるもなにも、保健体育で嫌でも習うじゃん」

璃奈「…保健体育は嫌い。ずっとサボってた」

侑「あー、だから知らないんだ…」

璃奈「うん。おちんちんってなに?私に教えて」

侑「まあ、わかりやすく言うと……男の人に生えてるモノ、かな?」

璃奈「男の人のモノがどうして私に生えてるの?」

侑「そ、それはちょっとわからないや。ちなみになにか心当たりとかは…?」

璃奈「ない」フルフル

侑「だ、だよね~」チラ

侑(小さい状態でも人によっては形が違うんだ…)ジー

璃奈「これが気になるの?」

侑「…す、少し?」

璃奈「これ、面白いよ。たまに大きくなったりするの」

侑「へー…(かすみちゃんの件で既に知ってるけど、ここは知らないふりをしたほうがいいよね)」

侑「どんなときに大きくなるの?」

璃奈「どんなとき…」

璃奈「…1限目のとき、侑さんのことを考えてたら大きくなってた。あとは朝起きたときも」

侑「わ、私のことを?」

璃奈「うん」

侑「というか授業中って…。どうやって処理したの?」

璃奈「処理?」

侑「大きくなったら、1回は精液を出さないと小さくならないんでしょ?」

璃奈「出す?せーえき?何の話?」

侑「そ、それならどうやって小さくしたの?」

璃奈「なにもしてない」

侑「どういう意味…?」

璃奈「そのままの意味。なにもしなくても、10分くらい経てば元の大きさに戻る」

侑「そ、そうだったんだ。知らなかった…」

侑(あとでかすみちゃんにも教えてあげないと…!)

璃奈「…病院に行ったほうがいい?」

侑「んー、病院はやめたほうがいいと思う。女の子なのにおちんちんが生えてるってバレたら、変な実験をされちゃうかもしれないし…」

璃奈「変な実験…。璃奈ちゃんボード『ぶるる』」

璃奈「病院に行くのはやめとく…」

侑「うん。その代わり、私も一緒に元に戻る方法を探すからさ」

璃奈「ありがとう。侑さんに相談してよかった」

侑「ううん。困ったときはお互いさまだもん」ニコ

璃奈「じゃあ、そろそろ戻ろう。もうすぐチャイムが鳴る頃だと思う」スルスル

侑「そうだね…」ピタ

侑(…そういえば、大きくなった形も違うのかな?)

侑(小さいときも全然違ったし、きっと違うよね…)

侑(…気になる。フェラってやつも試してみたいし♪)

璃奈「侑さん?どいてくれないと出れない」

侑「…ねぇ、もう少しおちんちん見せてくれない?」

璃奈「え?だけど、もうすぐチャイムが」

侑「少しだけだって。いいでしょ?ね?」

璃奈「…侑さんがそこまで言うなら」スッ

侑「璃奈ちゃんありがとー♪」ニコッ

璃奈「…」スルスル

璃奈「はい。これでいい?」

侑「ちょっと座ってみてくれる?」

璃奈「わかった」ストン

侑「さわっていい?」スッ

璃奈「…少しだけなら」

侑「ありがと♪」サワ

璃奈「ん…」ピクン

侑(小さいときにさわるとこんな感じなんだ。大きいときと感触が全然違う…)イジイジ

璃奈「…これになにか意味はあるの?」

侑「特にないよ?私が気になったから♪」サワサワ

璃奈「そう…」

侑「…♪」イジイジ

璃奈「そろそろ離して…」

侑「あともうちょっと♪」イジイジ

璃奈「そんな…。ん…」ムクッ

侑「お。大きくなってきた♪」サワサワ

璃奈「うぅ…」ビンビン

侑「…なるほど。これが璃奈ちゃんの大きくなったおちんちんかぁ」サスサス

侑(かすみちゃんのほうが少し大きいかな?璃奈ちゃんのは皮が被っててかわいい♪)サワサワ

璃奈「ゆ、侑さん。もう、ほんとに…」

侑「…このまま教室に戻ったら大変じゃない?大きい状態のまま戻れる?」

璃奈「それは…。ぁ…」ビク

侑「…すぐに小さくする方法、知りたい?」スッ

璃奈「…!」

璃奈「そ、そんな方法があるの?」

侑「あるよ。…1回精液を出すの。そうすればすぐに元の大きさに戻るんだー♪」

璃奈「せーえき…。さっき言ってたやつ?」

侑「そーそー」

璃奈「どうやって出すの?私に教えてほしい」

侑「んーとね。おちんちんをこうやって上下に動かせば、精液は出てくるよ♪」コスコス

璃奈「ん。…侑さん詳しい」

侑「ほ、保健体育のおかげかな?」サスサス

璃奈「…私もちゃんと授業を受けてればよかった」

侑「あ、あはは…」

侑「…っと。実は試したいことがあるんだけど、璃奈ちゃんのおちんちんでやってみていい?」

璃奈「試したいこと…?」

侑「うん。フェラって言ってね、口を使っておちんちんを気持ちよくできるらしくてさ」

璃奈「ふぇら…。口で、気持ちよく?…汚いよ?」

侑「大丈夫大丈夫。とりあえずやらせて?」

璃奈「…わかった。いいよ」

侑「…いくよ?」

璃奈「…」コクリ

侑「…」スッ

キーンコーンカーンコーン

侑・璃奈「…!?」ビクッ

璃奈「チャイム…」

侑「…このまま続けていいよね?」

璃奈「…うん。どっちみち戻れないし」

侑「そう来なくちゃ♪」

侑「…」スンスン

侑(…匂いも違う。こっちのほうが濃い気がする)スンスン

侑(なんか癖になりそうな匂い…)スンスン

璃奈「に、匂い嗅がないで。臭い…?」

侑「…臭くはないよ?なんか、癖になりそうな匂いだなって♪」

璃奈「そうなんだ…」

侑「うん♪…はむ」パクッ

璃奈「ひゃ…!」ビクッ

侑「んむ、む…」チュプ

璃奈「え、え…」

侑「んっ…」チュパチュパ

璃奈「なにこれ…。んぁ…」ビク

侑(変な味…)チュプチュプ

璃奈「ふぁ…」

侑「ちゅぷ、んぐ…」チュパチュパ

璃奈「侑、さ…。ぅ…」ビク

侑(…甘い声。璃奈ちゃんボードで顔が見えないけど、気持ちいいのかな?)チュパチュパ

璃奈「ゆ、侑さん…。なんか…きちゃう…」ビクビク

侑「ふぇ?」チュプチュプ

璃奈「…っ」ビュルルル

侑「んむ!?」ビクッ

璃奈「ふぁ、ぁぁ…」ビュル

侑「んぐ、ん…」ゴクゴク

侑(うぇ、苦い…。喉に絡む…)

璃奈「はぁ、はぁ…」ポロッ

侑「ん…」ヌポ

侑「ごほ、ごほっ…」

侑(精液ってこんな味なんだ…。お世辞にもおいしいとは言えないな…)

侑(…喉が気持ち悪い)グシ

侑(…ん?璃奈ちゃんボードが床に…)チラ

璃奈「…////」トローン

侑(顔がとろけてる…。無表情以外の顔、初めて見たかも…)

侑「…璃奈ちゃん?気持ちよかった?」

璃奈「…////」コクッ

侑「どんな風に気持ちよかったの?」

璃奈「あ、頭がふわふわして…////とにかく、気持ちよかった////言葉にするのは難しい////」

璃奈「こんなに気持ちいいのは初めて経験したかも////」

侑「なるほど…」

侑「色々とありがとね。はい、璃奈ちゃんボード」スッ

璃奈「ありがとう////」スッ

侑「よし。今度こそ本当に戻ろっか。立てる?」スク

璃奈「うん」スルスル

璃奈「…」スクッ

侑「私はうがいするなら先に行ってていいよ」ガチャ

璃奈「わかった」スタスタ

侑「…あ、璃奈ちゃん」

璃奈「?」チラ

侑「大きくなったらいつでも言ってね?私が手とか口でしてあげるからさ♪」ニコッ

璃奈「…」ポカーン

璃奈「…うん////」

――2年の教室

侑「んー。やっと昼休みかぁ…」ノビー

侑(今日は歩夢ちゃんが休みだし、どこで食べようかな~)ピコン♪

侑「LINE?」ゴソ

侑「あ、せつ菜ちゃんからだ」ポチ

せつ菜:侑さんに相談があります。今から生徒会室に来てくれませんか?

侑「相談…」

侑(ま、まさかせつ菜ちゃんも…?)

侑(…とりあえず、行くだけ行ってみよう)スッスッ

侑:わかった。お弁当も持って行っていい?

侑「よし…」ピコン♪

せつ菜:もちろんです。ではお待ちしていますね

侑「返信はやっ」

――生徒会室前

侑「…」スッスッ

かすみ:侑先輩、お昼一緒に食べましょう♪
部室で待ってますからね♪

璃奈:教室に行ったけどいなかった。
どこにいるの?お昼一緒に食べたいな

侑(2人からもLINE来てた…。せつ菜ちゃんが最初だったし、2人には悪いけど断ろう…)スッスッ

ガチャ

侑「?」チラ

菜々「侑さん。待ってましたよ、さあ」ギュッ

侑「え、ちょっと待って。返信しないと…」

菜々「返信なんてあとにしてください。それよりも侑さんに相談があるんですよ」グイグイ

侑「えぇ…」

侑(…しかたない。返信はあとにしよう)ゴソッ

――生徒会室

菜々「適当に腰かけてください」スッ

侑「う、うん」ボフ

菜々「…」カチリ

侑「…なんで鍵閉めたの?」

菜々「…」スタスタ

侑「…?」

菜々「…」ボフ

菜々「すー、はー…」

菜々「…」

せつ菜「…うわぁぁっ!!侑さんどうしましょう!?」ギュッ

侑「うわっ!?」ビクッ

侑「きゅ、急に「中川菜々」から「優木せつ菜」にキャラを変えないでよ。びっくりするんだけど…」

せつ菜「今はそれどころじゃないんです!大変なんですよ!このままじゃ…!!」

侑「落ち着いて!なにがあったの!?」

せつ菜「…!」ハッ

せつ菜「す、すみません。少し取り乱してしまいました」スッ

侑「少し?」

せつ菜「…ごほん。それでですね、侑さんに相談がありまして…」

侑「うん。なに?」

せつ菜「大変言いにくいのですが、その…」モジモジ

侑「うん?」

せつ菜「ええと、なんて言えばいいのでしょうか…」モジモジ

侑「…」

侑(…せつ菜ちゃんもクロっぽい?)

せつ菜「あ、朝起きたらですね?なんか、えっと、股間に違和感があって…」

せつ菜「そ、それで見てみたら、あの…」

せつ菜「おち、ええと、生えてまして…」モジモジ

侑「あー。なに言ってるのか全然わからないけど、なんとなくわかったよ」

せつ菜「ほ、本当ですか?」

侑「要するに、おちんちんが生えたってことでしょ?」

せつ菜「は、はい。そうなんです…」

侑(これで3人目…。まだ増えるのかな…)

せつ菜「…侑さん。私はどうすればいいんでしょうか?」

せつ菜「このままではスクールアイドルができません…」

侑「…短いスカートとか穿けないもんね。激しいダンスでうっかりポロリしちゃいそうだし」

せつ菜「はい…」

侑「なにか心当たりは?」

せつ菜「な、ないです。あるわけないじゃないですか…」

侑(せつ菜ちゃんも心当たりナシ、か)

侑「この事は他に誰か知ってるの?」

せつ菜「いえ。知ってるのは私と侑さんだけです…」

侑「みんなに話すつもりは?」

せつ菜「…話せませんよ。私にこんなモノが生えてるなんて知られたら……考えるだけでもゾッとします…」ギュ

侑「そっか…」

侑「…勇気を出して、私に相談してくれてありがとう。嬉しいよ」ギュッ

せつ菜「ゆ、侑さん…////」ギュー

侑「えへへ。…ん?」チラ

せつ菜「はぁ、はぁ…////」ビンビン

侑(大きくなってる…。というか息が荒くない?)

せつ菜「侑さん、侑さん////」ギュゥゥ

侑「せ、せつ菜ちゃん?どうしたの?」

せつ菜「侑さんっ!////」ガバッ

侑「ひゃ!?」ドサッ

侑(お、押し倒された?どういうこと…?)

せつ菜「はぁはぁはぁ////」カクカク

侑「なんでおちんちんを擦りつけてるの!?ちょっと、せつ菜ちゃんやめてよ…!」

せつ菜「侑さんっ////はぁはぁ////」カクカク

侑「せつ菜ちゃ…。ん…!」ピクッ

侑(な、なに?私のアソコとおちんちんが擦れて……)

侑(…このままだとヤバい気がする。なんとかしないと!!)

せつ菜「はぁはぁはぁ////」カクカク

侑「せつ菜ちゃんっ、やめてっ!!」ドンッ

せつ菜「ひゃっ!?////」ドサッ

侑「はぁ、はぁ…」スッ

せつ菜「う、いたた…」

侑「…せつ菜ちゃん」

せつ菜「侑さん…?」スク

侑「…自分がなにしたかわかってる?」

せつ菜「え、なにかしました…?」

侑「…私を押し倒しておちんちん擦りつけたじゃん」

せつ菜「あ…」

せつ菜「…ご、ごめんなさい!侑さんに抱きつかれたら、少し興奮してしまって…」

侑「少しじゃないよね?」

せつ菜「ぅ…。すみません、でした…」

侑「はぁ…」

侑「…反省してる?」

せつ菜「してます…」

侑「ならいいよ。許してあげる♪」

せつ菜「…!」バッ

侑「その代わり、おちんちんを見せてほしいな♪」

せつ菜「え…?」

侑「聞こえなかった?おちんちんを――」

せつ菜「聞こえましたよ!!…な、なぜ見たいんですか?」

侑「…気になるからかな?年頃の女の子だし?」

せつ菜「で、ですが…」

侑「…というか、もう大体見えてるけどね?思いっきりはみ出てるし」

せつ菜「え…」チラ

せつ菜「…」ビンビン

せつ菜「ぁ…////」カァァ

侑「もっとよく見せてよ♪」ニコ

せつ菜「ぅ…////」

侑「見せてくれたら、気持ちいいことしてあげるからさ。ね?」

せつ菜「き、気持ちいいことですか?////」

侑「うん。とっても気持ちいいこと♪」

せつ菜「とっても…////」カァ

侑「見せて?」ニコ

せつ菜「ゆ、侑さんにそこまで言われたら断れません////」スルスル

侑「ありがとね、せつ菜ちゃん♪」

せつ菜「…////」シュル

せつ菜「脱ぎました////」ギュ

侑「おぉ…」

侑「大きい…」ボソ

侑(大きさってこんなに変わるものなの?かすみちゃんよりも1.5倍くらいある…)ジー

せつ菜「あのぉ、そんなにまじまじ見られると…////」モジモジ

侑「…立ってないでソファーに座りなよ。おいで?」ポンポン

せつ菜「は、はい////」ススッ

せつ菜「…////」ボフッ

侑「えい♪」ニギッ

せつ菜「ひゃん////」ビクッ

侑「おー、かすみちゃんよりも太い…」ニギニギ

せつ菜「…かすみさん?////」

侑「…あー、いや?私そんなこと言ってないけど?」

せつ菜「い、今…////」

侑「うるさいなぁ。言ってないってば」ギュッ

せつ菜「んく…////」ビク

侑「…それよりさ。手と口、どっちでしてほしい?」

せつ菜「ふぇ…?////」

侑「口だと大きくてあまり奥までくわえられなそうだし、手でいいよね?」スッ

せつ菜「よ、よくわからないので、お任せします////」

侑「わかった。手でするね♪」ニギ

せつ菜「ん…////」

侑「…♪」コスコス

せつ菜「んぁ////ゆ、侑さん…////」

侑「うん?」コスコス

せつ菜「こういうの、詳しいんですか?////」

侑「…せつ菜ちゃんにはどう見える?」サスサス

せつ菜「手馴れてる気がします////」

侑「そっかぁ」コスコス

侑「…手馴れてなんかないよ。ネットのサイトとかで軽く勉強しただけだもん」サスサス

せつ菜「そ、そうですよね////…ごめんなさい////」

侑「ううん、気にしないで♪」ギュッ

せつ菜「ひゃ////」ビクッ

侑「強く握りすぎちゃった?ごめん♪」コスコス

せつ菜「い、いえ////」

侑「あ、そうそう。出そうになったら教えてね?」コスコス

せつ菜「ん、なにが出るんですか////」

侑「なにって精液だよ。わかった?」コスコス

せつ菜「わかり、ました////」ビク

侑「うんうん♪」サスサス

せつ菜「ぁ、んぅ…////」ギュ

侑(太いなぁ。これをフェラしたら顎が外れそう…)ヌチャヌチャ

侑(おまけに長いし。20cm以上あるんじゃないの?)ヌチャヌチュ

せつ菜「んく////ぅぁ…////」ビクビク

侑(ビクビクしてきた。…もうすぐかな?)ヌチャヌチャ

せつ菜「はぁ////んぅ…////」

せつ菜「…ゆ、侑さん////」ギュ

侑「出そう?」ヌチャヌチャ

せつ菜「ん////」コクコク

侑「了解♪」ゴソゴソ

侑(少しずつだけど、おちんちんのことがわかってきたかも♪)スッ

侑「いつでも出していいからね?」ネチャヌチャ

せつ菜「はひ////…んぁぁっ////」ビュルルルルルッ

侑(…今度はちゃんとティッシュで受け止めれた♪)ギュ

せつ菜「…っ////」ビュルルルル

侑(すごい量…。ティッシュ、あと何枚か足しとこ)スッスッ

侑(大きさで出る量も変わるのかな?)ギュ

せつ菜「ん…////」ピクン

侑「…終わった?」

せつ菜「多分////」グデー

侑「じゃあティッシュ取るからね?」スッ

せつ菜「はぁ、はぁ…////」トローン

侑(生徒会長がしちゃダメな顔してるよ)クス

侑(おちんちんを上下に動かしたり、舐めたりするだけでそんな気持ちいいものなの?)スクッ

侑(…っと。ゴミ箱ゴミ箱)キョロキョロ

侑(お、あった)ポイッ

侑「さて、そろそろお昼ごはんでも…」チラ

せつ菜「…////」ビンビン

侑「…あれ?出したのにまだ大きいままだ」スッ

侑(かすみちゃんも璃奈ちゃんも、1回出したらすぐに小さくなったのに…)

侑(…まあ、かすみちゃんはその数分後にまた復活したけど)

侑(もう1回する?でもお腹空いたしな~)

侑(…10分くらい経てば元に戻るって言ってたし、そのままでいっか♪)

せつ菜「ゆ、侑さんっ////」ギュッ

侑「わっ。…せつ菜ちゃん?」

せつ菜「とても気持ちよかったです////ありがとうございました////」ギュー

侑「よ、喜んでもらえてなによりだよ。ははは…」

侑(お尻におちんちんが当たってるんだけど…。また暴走したりしないよね…?)ドキドキ

せつ菜「それでですね?////今度は口でしてくれませんか?////」

侑「え、口で…?」

せつ菜「はい////まだ収まらなくて////」ビンビン

侑「…いやぁ、口はちょっと無理かなぁ?」

せつ菜「なんでですか!?////さっきはしてくれるって言ったのに…!////」ギュッ

侑「あれは言葉の綾と言うか…。と、とりあえず、お弁当を食べない?話はそれからで!」

せつ菜「お弁当よりもまずはこっちでしょう!?////」グイッ

侑「…!」ドサッ

侑(また押し倒された!?)

せつ菜「はぁはぁ////侑さんがしてくれないなら自分でします////お口、借りますね?////」ノソ

侑「せ、せつ菜ちゃん!?さっき反省したんじゃなかったの!?」

せつ菜「はぁはぁはぁ////」

侑(こ、これマジで犯されるやつ!?)

せつ菜「侑さぁん////」ズイ

侑「ひっ…!(お、おちんちんがすぐそこに…!!)」

侑(誰か助けてぇ!!)

プルルルルル

せつ菜「…!」ピタ

侑(せつ菜ちゃんの動きが一瞬止まった…。今がチャンス!)ググッ

侑「えいっ!!」ドンッ

せつ菜「ぅあ!」ゴロゴロッ

侑「ふぅ、ふぅ…」ギュ

侑「助かったぁ…」ウルウル

侑「…っ」グシグシ

侑「…電話、誰からだろ」スッ

侑「か、かすみちゃんからだ…」

侑「…」チラ

せつ菜「うぅ…」

侑「…」ピッ

侑「もしも」

かすみ『侑先輩っ!?今どこにいるんですか!?』

侑「…っ!」キーン

かすみ『かすみんずっと部室で待ってたんですよ!?なのに既読スルーはするし、全然来ないし!!』

かすみ『かすみんを孤独死される気ですか!?』

侑「…ごめんね。せつ菜ちゃんと話しててさ」

かすみ『せつ菜先輩と?なにを話してたんです?』

侑「まあ、色々とね」

かすみ『ふぅん…』

かすみ『…で、話はもう終わったんですか?』

侑「…ん、うん。一応」

かすみ『じゃあ今すぐ来てください。かすみんもうお腹ぺこぺこなんです!』
侑「わかった。…先に食べてていいよ?」

かすみ『侑先輩と一緒に食べたいんですよ~!!あと5分で来なかったら鬼電しますからね!!』

侑「はいはい。それじゃ切るね」ピッ

かすみ『5分ですからね!ダッシュで来てくださ――』ブチッ

侑「…さて、行こっと」ゴソ

せつ菜「ゆ、侑さん…」

侑「…」ピタ

侑「…なに?」チラ

せつ菜「…ぅ」タジ

せつ菜「あの、本当に、本当にごめんなさい…」

侑「…」

せつ菜「わ、私、侑さんのことで好きで…。それで、つい暴走しちゃって…」

せつ菜「侑さんのことが好きすぎて……自分を抑えられませんでした…」

せつ菜「ごめんなさい、ごめんなさい…」ウルウル

侑「はぁ~…」

せつ菜「…っ」ビクッ

侑「…もういいよ。せつ菜ちゃんが暴走するのはいつものことだしさ」

せつ菜「…」ギュ

侑「今度コッペパン奢ってよ。それで帳消しにしてあげる♪」ニコ

せつ菜「侑さん…!」パァ

侑「…ふふ。かすみちゃんを待たせてるから行くね?それじゃ、放課後に部室で♪」

――部室

侑「お待たせ~」ガチャ

かすみ「侑先輩遅いですよぉ~!5分って言ったのになんで10分もかかってるんですかぁ!?」

侑「ごめんごめん。無駄に広いから時間かかっちゃった」スタスタ

かすみ「むぅ…。かすみん激おこですっ」プクー

侑「あはは、かわいい顔♪」ナデナデ

かすみ「からかわないでくださいっ////」プイッ

侑「とりあえずお昼食べよ?もうあまり時間ないし」ストン

かすみ「…そ、そうですね。かすみんお腹ぺこぺこです」ストン

侑「私もお腹ぺこぺこだよ~」コトッ

かすみ「せつ菜先輩となに話してたんですか?」パカ

侑「…秘密♪」パカ

かすみ「え~。さっきもはぐらかしましたよね…」

侑「そうだっけ?」

かすみ「はい。…まさか、かすみんに話せないことですか?」

侑「んー。…あ、かすみちゃんのお弁当おいしそうだね♪私とおかず交換しない?」

かすみ「いいですよ~♪なに食べたいですか?」

侑「えっとね、コレ食べたいな」

かすみ「コレですね。かすみんは卵焼きが食べたいです♪」

侑「おっけー。はい、あーん♪」スッ

かすみ「ふぇ!?////」カァ

侑「どうしたの?」

かすみ「あ、あーんだなんて////」

侑「これくらい普通じゃない?…嫌なら弁当箱に入れるけど」

かすみ「い、嫌じゃないです!////むしろご褒美と言うか…////」ゴニョゴニョ

侑「そう?…あーん♪」スッ

かすみ「あ、あーん////」パクッ

かすみ「ん…////」モグモグ

侑「おいしい?」

かすみ「おいひいでしゅ////」モグモグ

侑「よかった~。…ま、私が作ったやつじゃないんだけどね♪」

かすみ「…////」ゴクン

侑「次はかすみちゃんの番だよ。ん♪」アーン

かすみ「は、はひ!////」ヒョイ

かすみ「あ、あーん////」スッ

侑「あーん♪」パクッ

侑「…うん。おいしい♪」ニコ

かすみ「えへへへ////」デレデレ

侑・かすみ「――ごちそうさまでした!」

侑「おいしかったね~」

かすみ「ですね♪」

侑「ふわぁ…。眠くなってきた…」ノビー

かすみ「えぇ?もう少しでお昼休み終わりですよ?」

侑「あ~、そっかぁ…」

かすみ「…どうしても眠いなら、かすみんの膝を貸しますけど?」ポンポン

侑「…いや、いいよ。かすみちゃんに悪いし」

かすみ「悪いだなんてそんな。かすみんは大歓迎ですよ♪」

侑「気持ちだけ受け取っておくね。これ以上は授業をサボるわけにはいかないもん」

かすみ「そうですか…」シュン

侑「…また今度よろしく♪」ナデナデ

かすみ「はい♪」ニコッ

侑「そろそろ戻る?」ナデナデ

かすみ「時間ギリギリまで一緒にいたいです」ギュッ

侑「了解♪」ナデナデ

かすみ「えへ♪」ギュー

侑「そういえば、あれからおちんちんはどう?大きくなったりしてない?」ナデナデ

かすみ「…今のところ大丈夫です。でも、こうやって抱きついてたらまた大きくなっちゃうかも」ギュー

侑「そのときは私がしてあげるね♪」ナデナデ

かすみ「~~っ////侑先輩大好きですぅ~////」ムギュー

侑「私も大好きだよ~」ナデナデ

かすみ「えへへ////」ギュゥゥ

侑「よしよし♪」ナデナデ

かすみ「侑先輩ぃ////」ギュー

――放課後・部室

侑「…」ジー

侑(ふむ。フェラってこうするんだ)

侑(あんな大きなモノを根元までくわえて…。AV女優さんってすごいなぁ。私には真似できそうにないよ)

侑(この動画を見る限りだと、セックスって気持ちよさそう…。私も1度でいいからしてみたいなぁ~)

侑(…今度、かすみちゃんか璃奈ちゃんに頼んでみようかな?あの2人にはちょうどついてるし)

侑(…せつ菜ちゃんはちょっと怖いな。また暴走して、滅茶苦茶に犯されたら洒落にならないもん)ハァ

かすみ「侑先輩~。いつまで残ってるんですか?もうみなさん帰っちゃいましたよ?」

侑「あ、かすみちゃん。まだ帰ってなかったの?」

かすみ「侑先輩と一緒に帰ろうと思って待ってたんです♪」

かすみ「スクールアイドルの動画でも見てたんですかぁ?」ヒョコ

かすみ「…」ジー

かすみ「こ、これって、えっちな…////」カァァ

侑「見つかっちゃった…」

かすみ「見つかっちゃったじゃないですよ!////なんで堂々と見てるんですかぁ!!////」

侑「…いや、その、これはかすみちゃんのためなんだよ?」

かすみ「かすみんの…?」ピタ

侑「うん。…かすみちゃんにおちんちんが生えちゃったでしょ?」

かすみ「それとえっちな動画を見るのは関係ないですよね…」

侑「関係大ありだよ。私は少しでもかすみちゃんに気持ちよくなってもらいたかったから、動画を見て勉強してたんだ」

侑「かすみちゃんの気持ちよさそうな顔、すごく大好きだからさ♪」ニコ

かすみ「かすみんのためにそこまで…」

侑「わかってくれた?」

かすみ「はいっ。かすみんのためにわざわざありがとうございます♪」テレテレ

侑「ううん。…さ、一緒に帰ろっか♪」スッ

かすみ「はい♪」ギュッ

――帰り道

かすみ「ねぇ、侑先輩?」

侑「んー?」

かすみ「明日のお出かけなんですけど、どこに行くんですか?」

侑「どこでもいいよ。かすみちゃんはどこ行きたい?」

かすみ「えっとぉ。かすみん、侑先輩とお揃いの洋服とかアクセサリーが欲しいです♪」

侑「じゃあショッピングモールかな?」

かすみ「いいですね。では、明日はショッピングモールに決定ということで♪」

侑「うん♪」

かすみ「楽しみだな~♪」ルンルン

侑「私も楽しみだよ」ニコ

かすみ「えへへ♪」ルンルン

かすみ「まずは洋服屋さんで服を買いましょうね?かすみん、ずっと気になってた服があってぇ~」

侑「へー」

かすみ「侑先輩は欲しい服とかあります?」

侑「私は特にないかな。基本的に安いやつしか着ないし」

かすみ「そんなのもったいないですよ。侑先輩はこんなにもかわいいんですから、もっとおしゃれしないと!」

侑「そ、そう?」

かすみ「はい。明日は特別に、かすみんが侑先輩に似合う洋服を選んであげます♪」

侑「ほんと?かすみちゃんありがとね」ニコ

かすみ「いえいえ。侑先輩にもっとかわいくなってもらうためですから♪」

侑「かすみちゃんは優しいなぁ」ナデナデ

かすみ「そんな褒めないでくださいよ~♪いや、やっぱりもっと褒めてください♪」テレテレ

侑「あはは、よしよし♪」ナデナデ

かすみ「――あ、侑先輩はこっちですよね?」

侑「うん」

かすみ「はぁ…。もうお別れかぁ。楽しい時間はあっという間に過ぎちゃうんですね」

侑「明日も会えるでしょ?」

かすみ「そうですけど、侑先輩とはずっと一緒にいたいって言うか…」

侑「じゃあ私の家に泊まる?」

かすみ「え?」

侑「実は今日、お母さん帰ってくるの遅くてさ。1人だと寂しかったんだよね~」

侑「かすみちゃんがよかったら泊まりに来てよ」ニコ

かすみ「い、いいんですか?」

侑「もちろん♪」

かすみ「やったぁ!これってお泊まりデートってやつですよね!?」

侑「お泊まりデートではないと思うけど…」

かすみ「いいえ、これはお泊まりデートですっ!!」

侑「もうそれでいいよ…」

――侑の部屋

かすみ「ここが侑先輩の部屋…」キョロキョロ

侑「あれ、初めてだっけ?」

かすみ「はい♪侑先輩の匂いがいっぱい…♪」

侑「はは…」

かすみ「だーいぶっ!」ボフッ

侑「…隣の部屋に歩夢ちゃんがいるから、あまり大きな音とか出さないでね」

かすみ「そういえば歩夢先輩って今日休みでしたよね。風邪ですか?」

侑「なんか体調が悪いみたい。これからお見舞いに行くけど、かすみちゃんも行く?」

かすみ「かすみんは侑先輩の枕の匂いを嗅ぐのに忙しいのでやめておきます♪」バタバタ

侑「そ、そっか。なら私だけで行ってくるね」

かすみ「はーい♪」スンスン

――歩夢の部屋

侑「体調はどう?まだ調子悪い?」

歩夢「…もう大丈夫。心配かけてごめんね」

侑「よかったぁ。来週から学校に出れそう?」

歩夢「ん~…」

侑「…まさか誰かにいじめられてないよね?」

歩夢「そ、それは絶対にないよ!」

侑「だったらどうして「うん」って言わないの?何年何組の誰にいじめられた?教えて!」ガシッ

歩夢「だから違うって!そんなんじゃ…!」

侑「歩夢ちゃんっ!!」

歩夢「…!」ビクッ

侑「私たちは昔からの幼馴染みでしょ?ずっと一緒に過ごしてきた。…その親友に、隠し事なんてしないで」

侑「私にできることがあるならなんでもする。だから…」

歩夢「ゆ、侑ちゃん…」

歩夢「…わかった。侑ちゃんに全部言うよ」

侑「歩夢ちゃん…!」

歩夢「先に言っておくけど、私はいじめになんて遭ってません。それは侑ちゃんの勘違いです」

侑「ち、違うの!?」

歩夢「当たり前でしょ!」

侑「私の勘違いかぁ…。本当によかった…」ホッ

歩夢「侑ちゃんはちゃんと人の話を聞かないで突っ走ろうとするのが悪い癖だよ?」

侑「ごめんなさい…」

歩夢「まったく。侑ちゃんは私が支えてあげないと本当にダメなんだから…」

侑「えへへ。歩夢ちゃんにはいつも感謝してる♪」ニコ

歩夢「もー////」テレッ

侑「…あれ?それなら、なんで言い淀んだの?」

歩夢「…」ピタ

侑「いじめじゃないなら、なにか他に理由が?」

歩夢「…あ~。そういえば、今日はどんなレッスンをしたの?」

侑「今日はね……って、誤魔化さないでよ!」

歩夢「うぐ、侑ちゃんならいけると思ったのに…」

侑「いやいや。…全部話してくれるんじゃなかったの?」

歩夢「ぅ…」

侑「それとも、幼馴染みの私にも話せないこと?」

歩夢「そ、それは…」

侑「…話してよ。歩夢ちゃんが困ってるなら、私は力になりたいんだ」

歩夢「侑ちゃん…」

歩夢「…誰にも言わないって約束してくれる」

侑「うん。約束する」

歩夢「…侑ちゃんにそこまで言われたら、話さないわけにはいかないよね」

侑「ありがとう、歩夢ちゃん」

歩夢「すー、はー…」

歩夢「…」スクッ

歩夢「…言葉で説明するよりも、見てもらったほうが早いと思うから…」スッ

侑「え?」

歩夢「…」ギュ

歩夢「…っ」スルスルッ

侑「歩夢ちゃ――」ピタ

歩夢「…これが、学校を休んだ本当の理由なの」モジ

侑「…」ポカーン

侑(そ、そんな。まさか歩夢ちゃんにも…)

歩夢「朝起きたら、その、生えてたの…」

歩夢「急にこんなのが生えたから、怖くなって…」

歩夢「だから、学校休んじゃった…」

侑「そっか…」

歩夢「…全然驚いてないね。私なんて、これを見た瞬間、心臓が止まりそうになるくらいびっくりしたのに…」

侑「あ、あはは。内心ではびっくりしてるよ」

侑(これで4人目だからね。嫌でも見慣れるって言うか…)

歩夢「そうなの?…あ、ごめん。こんな汚いの、いつまでも見たくないよね…」

侑「…待って。もうちょっと見せてほしいな」ギュ

歩夢「…え?」ピタ

侑「ダメ?」

歩夢「ゆ、侑ちゃんが見たいって言うならいいけど…」

侑「ありがと♪」ニコ

侑「さ、ベッドに座って」スッ

歩夢「う、うん」ボフ

侑(これが歩夢ちゃんのおちんちん…)ジー

歩夢「そ、そんなにまじまじと見ないで…。恥ずかしいよ…////」カァァ

侑「…さわっていい?」

歩夢「え!?き、汚いからダメ…!」

侑「歩夢ちゃんに汚いとこなんてないよ♪」サワッ

歩夢「ひゃ…!」ビク

侑「ふむふむ…」イジイジ

侑(…匂いがすごい。ずって寝てたから蒸れたのかな?)サワサワ

侑(この匂い、嫌いじゃないかも♪)サワサワ

歩夢「侑ちゃ、ふぁ…////」ムクムク

侑「大きくなってきた♪」イジイジ

歩夢「うぅ////」ビンビン

侑(歩夢ちゃんのおちんちんも大きい…。せつ菜ちゃんと同じくらいありそう…)ニギ

歩夢「ん…////」ピク

侑「…こうするとね、気持ちいいんだよ?」シコシコ

歩夢「ふぇ////」ビクッ

侑「どう?」シコシコ

歩夢「よ、よくわからない////」

侑「そっか♪」シコシコ

歩夢「あっ、んっ////」ギュゥ

侑(ふふ。すごい気持ちよさそう♪)シコシコ

歩夢「…っ////」ビクン

侑(もっと気持ちよくなってもらいたいな。…先っちょだけなら、くわえられるかも?)シコシコ

侑(根元まではさすがに無理だけど、先っちょだけなら私にもできるよね♪)スッ

侑「ん、はむ…」パク

歩夢「ゆ、侑ちゃん!?////」

侑「んむ、ん…」レロレロ

歩夢「ひゃ////」ビクッ

侑(…よし。先っちょだけなら大丈夫っぽい)チュパチュパ

歩夢「侑ちゃ////なにしてるのぉ////」

侑「きもひいい?」チュプチュプ

歩夢「き、気持ちいいけどぉ////汚いよぉ////」

侑「らいじょーぶ。んぐ…」レロレロ

歩夢「ふぁ////あぅぅ…////」

侑(かわいいなぁ♪)チュパチュパ

侑「ん、ん…」チュプチュプ

歩夢「んっ////ぁぁ////」

侑(…動画ではフェラと同時に手でもしてたっけ)チュプ

侑(難しそうだけど、私もやってみよ♪)ニギッ

侑「んむ、ちゅぱ…」シコシコ

歩夢「…っ////」ビクッ

侑「ん、れろ、ちゅぷ…」シコシコ

歩夢「侑ちゃぁ////」

侑「…♪」レロレロシコシコ

歩夢「侑ちゃ、侑ちゃんっ////なんか、きそう…////」ビクビク

侑「らしていいよー♪」チロチロ

歩夢「…ふぁぁっ////」ビュルルルルルッ

侑「んっ…!」ビクッ

歩夢「ふぁ、ぁ////」ビュルルル

侑「ん…」

歩夢「…////」ビュルビュル

侑(すごい量…。璃奈ちゃんよりもかなり多い…)

歩夢「はぁ、はぁ…////」トローン

侑(…もう出し終わったかな?)ヌポ

侑「歩夢ひゃん♪」

歩夢「…?////」チラ

侑「…ん♪」アーン

歩夢「…えっ////」

侑「…♪」ゴクッ

歩夢「の、飲んだ!?////」

侑「んむ…」グシ

侑(…やっぱ変な味。これに慣れるにはしばらくかかりそうだね)

歩夢「ゆ、侑ちゃんっ////」

侑「うん?」

歩夢「いまのなに?////私から出てきたの?////」

侑「そうだよ?精液って言ってね、おちんちんをさっきみたいにいじったりしたら出てくるんだー♪」

歩夢「精液…////」

歩夢「…と、というか!////さっきのはどこで覚えたの!?////あんなえっちな…////」カァァ

侑「どこって、えっちな動画だけど」

歩夢「未成年なのにえっちな動画なんて見たらいけません!////」

侑「…そんな固いこと言わないでよ~。歩夢ちゃんも気持ちよかったでしょ?」

歩夢「き、気持ちよかったけどぉ////」モジモジ

侑「じゃあいいじゃん♪」

歩夢「でも、未成年だし////」

侑「…これ以上言うなら、もう気持ちいいことしてあげないよ?それでもいいの?」

歩夢「そ、そんなぁ////」

侑「どうする?歩夢ちゃん?」

歩夢「あぅぅ////」モジモジ

歩夢「…////」モジモジ

歩夢「…と、特別に許可しますっ////」

侑「歩夢ちゃんありがとー♪」ムギュー

歩夢「えへへ////」ギュッ

侑「…さて、それじゃそろそろ戻ろうかな」パッ

歩夢「え…」ピタ

歩夢「も、もう帰っちゃうの?」

侑「うん。かすみちゃんも待たせてるし」

歩夢「かすみちゃん…?」

侑「言ってなかったっけ?今日はかすみちゃん、私の家にお泊まりなんだよ♪」

歩夢「初耳なんだけど…」

侑「言うの忘れてた♪じゃ、そういうわけだから…」ガシッ

侑「…歩夢ちゃん?」チラ

歩夢「私もお泊まりしたい…」ギュ

侑「え?歩夢ちゃんも?」

歩夢「かすみちゃんだけずるいよ…。私も侑ちゃんと一緒に寝たいなぁ…?」

侑「…おばさんがいいって言うなら、別にいいけど」

歩夢「お母さんに聞いて来るっ!!」ダッ

侑「ちょ、おちんちん丸出しだよ!?」

歩夢「…ぁ////」バッ

――侑の部屋

侑「ただいま~」ガチャ

かすみ「おかえりなさいっ。遅かったです、ね…」ピタ

歩夢「こんばんは、かすみちゃん」ニコッ

かすみ「な、なんで歩夢先輩がここに!?」

侑「歩夢ちゃんも泊まりたいんだってさ」

かすみ「そんなぁ…。侑先輩と2人きりのお泊まりデートだと思ってたのにぃ…」

歩夢「お泊まりデート?」

侑「かすみちゃんが勝手に言ってるだけだよ。歩夢ちゃんは気にしないで?」ヒソ

歩夢「う、うん」

かすみ「はぁ~。かすみんの予定が…」ブツブツ

侑「あはは…」

歩夢「制服ってことは、お風呂はまだだよね?」

侑「ん、うん。これから沸かそうと思うけど」

かすみ「かすみん、侑先輩と一緒にお風呂に入りたいですっ!」バッ

歩夢「わ、私も侑ちゃんと一緒に入る!」

侑「3人も入れないって。最低でも2人かな?」

かすみ「…歩夢先輩。ここは後輩であるかすみんに譲ってくれますよね?」

歩夢「…いやいや。後輩が先輩に譲るべきじゃない?」

かすみ「いいえ。歩夢先輩が譲るべきです」

歩夢「後輩が先輩に逆らっていいのかな?」

かすみ「年上だからって偉いとは限らないですよね」

歩夢・かすみ「…」バチバチッ

侑「え、どうしたの?2人とも…」

かすみ「どうせ歩夢先輩は、侑先輩と何度も一緒にお風呂に入ってるんでしょう!?」

歩夢「それは昔の話だよ!最近は入ってないもん!!」

かすみ「かすみんは1度も一緒に入ったことないんです!譲ってくれたっていいじゃないですか!!」

歩夢「そんなの知らないよ!私だって一緒に入りたいの!!」

侑「いい加減にして!!」バッ

歩夢・かすみ「…!」

侑「どうしてそんなことで喧嘩するの?…これじゃあ、楽しいお泊まり会も楽しくなくなっちゃうよ…」

侑「私、2人に喧嘩なんてしてほしくない…」

歩夢「侑ちゃん…」

かすみ「侑先輩…」

侑「…仲直りできる?」

歩夢・かすみ「…」コクッ

歩夢「ごめんなさい、かすみちゃん…」

かすみ「いえ、かすみんのほうこそすみませんでした…。つい熱くなっちゃって…」

歩夢「…うん。私も熱くなりすぎちゃった」

かすみ「…これで手打ちにしましょう」スッ

歩夢「そうだね…。これ以上侑ちゃんを困らせたくないし」スッ

歩夢・かすみ「…」ギュッ

侑「ちゃんと仲直りできたね。2人とも偉いよ♪」ナデナデ

歩夢・かすみ「えへへ♪」

侑「…それで、どうするの?1人ずつ入ったほうがいいかな?」パッ

かすみ「…かすみんは侑先輩と一緒に入りたいです」

歩夢「私も侑ちゃんと一緒に入りたい…」

侑「だから3人じゃ入れないってば~…」

かすみ「歩夢先輩。ここはやっぱりかすみんに…」

歩夢「…かすみちゃん。私、先輩だよ?」

侑(ま、また喧嘩になっちゃう…。仲直りしたんじゃなかったの!?)

侑(喧嘩にならない方法を考えなくちゃ…。なにか、なにかいい方法は…)

侑「…あ、そうだ。銭湯はどう?」

歩夢・かすみ「銭湯…?」

侑「うん。銭湯だと広いし、3人一緒に入れるでしょ?」

歩夢「たしかに、銭湯だったらみんなで入れるね」

かすみ「侑先輩、ナイスアイデアです♪」

侑「えへへ。じゃあ、今から銭湯に行こ!」

歩夢・かすみ「おー!…――あっ!?」

侑「こ、今度はなに?」

歩夢「…や、やっぱり銭湯には行けない」

かすみ「かすみんも銭湯は無理です…」

侑「ど、どうして?さっきで賛成してたじゃん!」

歩夢「だってぇ…」モジモジ

かすみ「かすみんだって行きたいですけどぉ…」モジモジ

歩夢・かすみ「おちんちんが生えてるって他の人にバレちゃうもん!!」

歩夢・かすみ「…え?」パッ

侑「あ~…」

歩夢「お、おちんちんって……まさか、かすみちゃんも…?」

かすみ「あ、歩夢先輩こそ、おちんちんが…?」

侑(なんで2人ともあんなに驚いて…)

侑(…そっか。4人が生えたのを知ってるのは私だけだったね、そういえば)

歩夢「え、本当に?」

かすみ「はい。朝起きたら、なんか生えてて…」

歩夢「わ、私も!…よかったぁ~。私だけじゃなかったんだ!」

かすみ「かすみんも少し安心しました。かすみんだけが変な病気にかかったのかと思ってましたから…」

歩夢「他にも誰かいるのかな?」

かすみ「どうなんでしょう?」

侑「私が知ってる限りでは4人。あと2人いるよ」

歩夢「あと2人も!?」

かすみ「…なんでそんなに詳しいんですか?」

侑「なんでって、かすみちゃんと同じように相談されたからね」

かすみ「あー、なるほど…」

歩夢「相談…」

歩夢「ねぇ、他の3人には変なことしてないよね?」

侑「変なこと?」

歩夢「だ、だからぁ、手とか口でしたり…」ゴニョゴニョ

かすみ「口…?」

侑「あぁ。したけど」

歩夢「したのっ!?」

侑「うわ」

歩夢「侑ちゃんひどいっ。私だけじゃなくて、他の子にもあんなえっちなことを…!」

侑「…ダメかな?」

歩夢「ダメだよ!次から私以外にしたらダメだからね!?」

侑「どうして?他の子が困ってたら助けないと」

歩夢「とにかくダメなの!わかった!?」

侑「えぇ…」

歩夢「返事は!?」

侑「ん~…」

かすみ「…あの、口ってなんですか?かすみんは手でしかしてもらってないんですけど」

侑「あれから動画を見て勉強したんだよ。フェラって言うんだけどね、あとでかすみちゃんにもしてあげよっか?」

かすみ「ふぇら…。ぜひお願いします♪」

歩夢「侑ちゃん?私の話、ちゃんと聞いてた?」

侑「聞いてたけどさ、歩夢ちゃんのお願いでもそれは聞けないよ」

歩夢「ど、どうして…」

侑「だって、困ってたら助けてあげたいんだもん。おちんちんが大きくなったら鎮めてあげないと♪」

歩夢「なんでそういう考えになるの…。侑ちゃんはお人好しすぎるよ…」ハァ

侑「そうかな?」

かすみ「はい。侑先輩は超が付くほどのお人好しです♪」

侑「そんなことないと思うけどなぁ…」

歩夢「はぁ…。まあ、それが侑ちゃんの良いところなんだけどね…」

侑「なんか照れちゃうな~♪」

かすみ「ふふ。…歩夢先輩?」ポン

歩夢「…?」

かすみ「残念でしたね。侑先輩を独り占めにしようとしたってそうはいきませんよ?」ニコッ

歩夢「くっ…」

かすみ「仲良くやりましょう?…独り占めしたいのはわかりますけど、侑先輩はみんなのものですから♪」

歩夢「そうだね…」ハァ

侑「なんの話し?」スッ

かすみ「いえ、なんでもないですよ♪ね、歩夢先輩?」

歩夢「う、うん。ちょっとした世間話だから…」

侑「ふーん?」

侑「それで、銭湯はどうするの?」

歩夢「さっきも言ったけど、私たちには、その…」

かすみ「おちんちんがついてますから…」

侑「なら男湯に入れば?」

歩夢・かすみ「それは絶対嫌(です)!!」

侑「あはは、冗談だよ~」

歩夢「まったく…」

かすみ「冗談でもそんなこと言わないでください!」

侑「ごめんごめん。…じゃあ、行かないの?」

歩夢「…うん」

かすみ「残念ですけど…」

侑「え~。久しぶりに銭湯行きたかったのに…」

歩夢「そんなこと言われても…」

かすみ「もし生えてることがバレたら、かすみんたちの人生終わっちゃいますもん…」

侑「案外バレないかもよ?わざわざ他人の体なんて見ないだろうし」

歩夢「女の子におちんちんがついてたら絶対に見るよぉ…」

かすみ「多分かすみんも見ると思います…」

侑「タオルで隠したらいいんじゃない?」

歩夢「タオルで…」

かすみ「あ、バスタオルを巻けばバレないかもしれないですね♪」

侑「おぉ、それいいじゃん。それなら自然だよ!」

かすみ「そうでしょう、そうでしょう。知将かすみんにかかればこのくらい朝飯前です♪」

侑「さすがだね♪」ナデナデ

かすみ「えへへ~♪」

歩夢「…」

侑「歩夢ちゃんもそれなら安心でしょ?」

歩夢「…いいのかな?」

侑「え?」

歩夢「タオルを巻いたままお湯に浸かるのはダメだったような…」

侑「そうだっけ?」

かすみ「でも、テレビとかだとバスタオルを体に巻いたままお風呂に入ってますよね?」

歩夢「それはきっと、テレビだと裸を放送できないからだよ…」

かすみ「…ん~。銭湯には数えるくらいしか行ってないので、よくわからないです」

侑「とりあえず行ってみない?注意されたらバスタオルを外せばいいだけだし」

かすみ「外したら丸見えになっちゃいますよぉ…」

侑「お湯に浸かっちゃえばこっちのもんだよ♪今日はもう銭湯の気分だから、私だけでも行くからね?」

歩夢「侑ちゃ~ん…」

――銭湯・脱衣場

かすみ「結局来ちゃいましたね…」

歩夢「しかたないよ。侑ちゃんは行く気満々だったんだし」

侑「早く脱ぎなよ~。先に行ってるね?」スッ

かすみ「あ、はい…」チラ

かすみ「…!」バッ

かすみ(ゆ、侑先輩の裸…////)カァァ

侑「かすみちゃん?」

かすみ(しかも生えてない!?////)

侑「?…先に行ってるからね~」スタスタ

歩夢「は~い」

かすみ(す、すごいの見ちゃった////)

歩夢「…えっと、かすみちゃん大丈夫?」

かすみ「はっ////」

歩夢「顔が赤いけど、もしかして侑ちゃんの裸を見て興奮しちゃった?」

かすみ「しちゃいました////」

歩夢「おちんちんも大きくなってるし…」ジー

かすみ「ふぇ////」ビンビン

かすみ「…ど、どうしましょう?////このままじゃ////」

歩夢「ちょっと待っててね?」スタスタ

かすみ「歩夢先輩?////」

歩夢「…」ガラッ

歩夢「…」キョロキョロ

かすみ「…?////」

歩夢「…」スタスタ

かすみ「あの…?////」

歩夢「浴室を確認してきたけど、今は侑ちゃんしかいなかったよ。だからそのままでも大丈夫じゃない?」

かすみ「こ、この時間帯で客がかすみんたちだけ?////」

歩夢「そうみたい。…本当によかった」

かすみ「ですね////」

歩夢「いつ他の客が来るかわからないし、早く入って早く出ようね」シュル

かすみ「はい////」スルッ

歩夢「…かすみちゃんってさ、侑ちゃんのこと好き?」

かすみ「…!」ピタ

かすみ「…侑先輩のことは大好きです。想いだけなら、歩夢先輩にも負けないと思います」

歩夢「そっか。じゃあ、私たちはライバルかな?」

かすみ「…はい。ライバルですね」

歩夢「私もずっと侑ちゃんが好きだった。小さい頃から、ずっと」

かすみ「歩夢先輩…」

歩夢「正直、かすみちゃんには負ける気がしないけど、ライバルとして認めてあげる」ニコ

かすみ「…言ってくれますね。でもまあ、かすみんだって負ける気はしませんけど♪」

歩夢「知り合って、まだたったの数ヶ月なのに?」

かすみ「そんなの関係ありませんよ。大事なのは侑先輩をどれだけ想ってるかですから」

歩夢「ふーん…」

かすみ「…って、こんなところで言い争ってないでそろそろ行きましょう?侑先輩も待ってますし」

歩夢「…そうだね。ごめん」

かすみ「いえいえ。歩夢先輩の気持ちが聞けてよかったです。かすみんも負けませんよ♪」

歩夢「ふふ♪」

かすみ「あはは♪」ニコ

――銭湯・浴室

侑「ふぃ~…」

かすみ「いい湯加減ですねぇ…」

歩夢「うんうん…」

侑「久しぶりに来たけど、やっぱり銭湯はいいね。おまけに貸しきりだし~♪」

かすみ「ここの銭湯、あまり人気ないんですかね?」

歩夢「しーっ。聞こえたらどうするのっ」

かすみ「そ、そうでした…」バッ

侑「あはは♪」スイー

歩夢「ゆ、侑ちゃんっ。泳いだらダメでしょ!」

侑「誰もいないし別にいいじゃん♪」ザバザバ

歩夢「もう、小学校みたいなことして…」

かすみ「侑先輩っていつもああなんですか?」

歩夢「ちょっと意外?」

かすみ「はい。学校で見る侑先輩は、とても頼りになるし、かっこいいってイメージですから」

歩夢「たしかにね。…それで、今の侑ちゃんはどう?」

かすみ「とてもかわいいです」

歩夢「ね♪」

かすみ「…ところで、ひとついいですか?」ヒソ

歩夢「なに?」ヒソ

かすみ「侑先輩って、下の毛剃ってるんですか?」

歩夢「…いや。まだ生えてこないんだって」

かすみ「そ、そうなんですか…」

歩夢「本人には聞かないでね?ああ見えて、すごく気にしてるから」

かすみ「はい。もちろんです♪」

侑「~♪」スイー

歩夢「はふ…。癒されるなぁ…」

かすみ「本当ですね~。下のほうも元気になりそうです♪」

歩夢「…おじさんみたいな下ネタ言わないでよ」

かすみ「えへへ♪」

歩夢「まあ、わかるけどさ…」ザブブ

かすみ「でしょう?」

歩夢「…」ブクブク

歩夢「…そういえば、他の2人って誰なんだろ?」ザバ

かすみ「はい?」

歩夢「おちんちんが生えた子。あと2人いるって言ってたでしょ?」

かすみ「あぁ…」

かすみ「侑先輩に相談したってことは、同好会のメンバーじゃないですか?」

歩夢「かすみちゃんは誰だと思う?」

かすみ「ん~。かすみんにはわからないです…」

歩夢「そ、そうだよね…」

侑「なになに?私も混ぜてよ~」ザブザブ

かすみ「あ、侑先輩。もう泳がなくていいんですか?」

侑「飽きちゃった。1人で泳いでもつまらないし」

歩夢「だったら泳がなきゃいいのに…」

侑「まあまあ。それで、なに話してたの?」

かすみ「おちんちんが生えた残りの2人って誰なんだろう、って歩夢先輩と話してたんです」

歩夢「誰なの?同好会のメンバー?」

侑「よくわかったね。あとの2人も同好会の子たちだよ」

かすみ「やっぱり、かすみんの読みは百発百中ですね♪」

歩夢「あはは…」

侑「そんなに気になるの?」

歩夢「どちらかと言うと、気になるかな?」

かすみ「かすみんも気になります。もしかしたらなにか共通点があるかもしれないですし」

侑(せつ菜ちゃんはみんなに知られたくないみたいだけど、まあいっか。私を襲った罰だよ♪)

侑「そこまで言うなら教えてあげる。璃奈ちゃんとせつ菜ちゃんにおちんちんが生えちゃったんだ~」

かすみ「りな子とせつ菜先輩…!」

歩夢「あの2人が…。私たちに共通点ってあるかな?」

かすみ「同好会のメンバーくらいしかないと思いますけど…」

歩夢「他の5人には生えてないの?」

侑「さあ。相談を受けたのは歩夢ちゃんを除いて3人だけだからわからないや」

歩夢「そっかぁ…」

かすみ「かすみんたちの共通点かぁ。かすみんと歩夢先輩の共通点ならあるんですけどね~」

侑「なにそれ?」

かすみ「2人とも侑先輩が大好きってことです♪」

歩夢「か、かすみちゃん!?」

侑「私も大好きだよ~」

歩夢「ほんと!?」ザバッ

侑「わっ」

歩夢「かすみちゃん聞いた!?好きって、私のことが大好きだって!」ヒソヒソ

かすみ「かすみんと同じ反応ですね…」フゥ

歩夢「え?」

かすみ「侑先輩の好きはかすみんたちとは違うんです。ラブではなくライクなんですよ」

歩夢「あ…」

かすみ「侑先輩と何年も一緒にいる歩夢先輩ならわかるでしょう?」

歩夢「たしかに、言われてみれば…」

かすみ「…気持ちはわかりますけどね。かすみんもあんな笑顔で好きって言われて勘違いしちゃいましたし」

歩夢「はぁ…」

侑「また内緒話?」

かすみ「侑先輩がにぶにぶって話をしてたんです♪」

侑「えぇ?」

歩夢「んん。…ねぇ、そろそろ出ない?私、のぼせてきちゃったかも」

侑「ん、わかった。かすみちゃんもいい?」

かすみ「はい♪」

侑「じゃあ出よっか。あとでジュース奢ってあげる♪」

かすみ「わーい♪侑先輩、ありがとうございます♪」

――銭湯・脱衣場

侑「ん、ん…」ゴクゴク

侑「ぷはーっ。お風呂上がりにはコーヒー牛乳だね!」

歩夢「そうだね」ニコ

かすみ「侑先輩、ごちそうさまでした♪」

侑「ううん♪…そういえば、2人は夕飯なに食べたい?今日は2人のために腕を振るっちゃうよ♪」

かすみ「侑先輩って料理できるんですか?」

侑「うん。お母さんがいない日はいつも私が自分で作ってるんだ~」

歩夢「侑ちゃんの作るごはんはとってもおいしいんだよ♪」

かすみ「おぉ…。かすみん、侑先輩特製のハンバーグが食べたいです!」

侑「ハンバーグかぁ。…面倒だから、鍋で作れるカレーにしよっと♪」

かすみ「じゃあなんで聞いたんですか!?」

歩夢「あはは…。さすが侑ちゃん…」

――スーパー

侑「ジャガイモとニンジンとタマネギと…」スタスタ

かすみ「酷いです。裏切られた気分ですよ…」

歩夢「まだ言ってるの?侑ちゃんのカレーもすごくおいしいからそれでいいじゃん」

かすみ「むぅ…」

侑「あとはひき肉と豚肉も…。ん?」チラッ

「…」スタスタ

侑「ねぇ、あれって璃奈ちゃんじゃない?」

かすみ「え?別人じゃないですか?」

歩夢「あの特徴的な髪型は璃奈ちゃんしかいないと思うけど…」

侑「私、ちょっと声かけてくるね」スタスタ

かすみ「かすみんも行きますっ!」スタスタ

歩夢「わ、私も!」スタスタ

侑「おーい。璃奈ちゃーん」スタスタ

璃奈「?」クル

侑「やっぱり璃奈ちゃんだった♪」

璃奈「侑さん?」

かすみ「やっほー」

歩夢「こんばんは、璃奈ちゃん」

璃奈「かすみちゃんと歩夢さんも」

璃奈「…歩夢さんは今日休みだったんじゃ?」

歩夢「も、もう元気になったの!」

璃奈「そう」

侑「璃奈ちゃんボードはつけてないんだね」

璃奈「あれをつけてたら買い物ができないし、変な目で見られる。この前も警察に通報された」

侑「そ、そうなんだ…」

かすみ「まあ、あんなノートを顔につけて歩いてたらただの不審者だからね~」

璃奈「うん。あとノートじゃなくて璃奈ちゃんボード」

侑「ところで、璃奈ちゃんはなに買いに来たの?」

璃奈「夕飯を買いに来た」

歩夢「カゴにはお菓子しか入ってないけど…」

かすみ「あ、本当ですね。まさかお菓子が夕飯とか~?」

侑「あはは、そんなわけ…」

璃奈「これが夕飯」

侑「えぇ!?」

璃奈「わ」

歩夢「ゆ、侑ちゃんっ。お店の中では静かにっ」

侑「…ご、ごめん」スッ

侑「…お菓子が夕飯って嘘だよね?」

璃奈「私、少食だから」

侑「いくら少食だからってお菓子だけじゃダメだよ。お母さんはごはん作ってくれないの?」

璃奈「2人とも出張でしばらく戻ってこない」

侑「そっか、出張なんだ…」

かすみ「いつもお菓子だけなの?」

璃奈「大体なお菓子かな」

侑「せめて惣菜とかさ…」

璃奈「ここの惣菜はおいしくないもん」

歩夢「しー、しーっ!それ言っちゃダメなやつ!」

璃奈「事実だからしかたない」

かすみ「りな子は相変わらず毒舌だな~」

侑「そ、惣菜がおいしくないなら、自分で作ってみたら?」

璃奈「…料理、できない」

侑「そっか…」

かすみ「侑先輩、もう行きましょうよ~。かすみんお腹ぺこぺこなんですけど~」

歩夢「かすみちゃんっ」

璃奈「侑さんたちは……カレー?」

侑「うん。今日は2人とも家に泊まるから、たくさん作れるカレーにしようと思ってね」

璃奈「そう…」

かすみ「侑先輩のカレーはおいしいんだってさ。あとで食べた感想をLINEで送ってあげるよ♪」

璃奈「…」

侑「璃奈ちゃんも食べに来る?」

璃奈「え?」

侑「やっぱりお菓子なんかよりも、ちゃんとしたものを食べたほうがいいもん。…どうかな?」

璃奈「いいの?」

侑「うん。璃奈ちゃんなら大歓迎だよ!」

璃奈「じゃあ、行く」

侑「決まりだね」ニコ

かすみ「りな子も来るんですか?…お泊まりじゃないですよね?」

歩夢「これから家に帰って料理をするから、食べて帰る頃にはかなり遅くなっちゃうよ…」

侑「それなら璃奈ちゃんもお泊まりしないとね!」

璃奈「ありがとう、侑さん」

侑「いいのいいの。みんなでお泊まりしたほうが楽しいしさ」

かすみ「りな子まで…。最初はかすみんだけが侑先輩の家にお泊まりするはずだったのにぃ…」

歩夢「かすみちゃん…」

侑「璃奈ちゃんも泊まることになったし、あとはせつ菜ちゃんがいれば4人揃うね」

璃奈「?」

歩夢「あ~…」

かすみ「さ、さすがにせつ菜先輩は無理ですって!今頃勉強でもしてるんじゃないですかぁ!?」

侑「どうかなぁ。電話してみよ」ゴソ

かすみ「侑先輩ぃ~!?」

侑「すぐ戻ってくるから待ってて~」スタスタ

かすみ「行っちゃった…」ハァ

歩夢「侑ちゃんがこうなったらもう止められないよ。かすみちゃんでもそのくらいわかるでしょ?」

かすみ「うぐぅ…」

璃奈「歩夢さん」ツンツン

歩夢「どうしたの?」スッ

璃奈「4人が揃うって、どういう意味?」

歩夢「おちんちんが生えた子が4人揃うって意味だと思うけど…」

璃奈「…4人もいるの?」

歩夢「そうみたい。びっくりだよね」

璃奈「うん」

かすみ「りな子も侑先輩にふぇらとかしてもらったの?」

歩夢「ふ、普通ここで聞く?」

かすみ「別にいいじゃないですかぁ♪」

璃奈「…気持ちよかった。あんなに気持ちいいのは、初めてかもしれない」

かすみ「へぇ~…」

歩夢「璃奈ちゃんもしてもらったんだ////」

璃奈「うん。歩夢さんも?」

歩夢「まあね////」

かすみ「いいなぁ~。そんなに気持ちいいんだ…」

璃奈「かすみちゃんはしてもらってないの?」

かすみ「か、かすみんにはあとでしてくれるって言ってたもん!」

璃奈「ふーん」

侑「お待たせ~」スタスタ

かすみ「あ、侑先輩!」

歩夢「せつ菜ちゃんはなんて?」

侑「お母さんに聞いてたけど、ダメって言われてた。勉強が忙しいみたい」

歩夢「そっか…」

かすみ「あらら、残念ですね~。せつ菜先輩が来れないなんてショックですぅ~」

璃奈「そんな顔で言っても説得力ない」

かすみ「う、うるさい!」グニー

璃奈「ほっぺをひっぱらにゃいで」

侑「あはは。2人は仲良いんだね」

歩夢「そ、そうなのかな?」

――高咲家・リビング

侑「よし、さっさと作っちゃお!」

歩夢・かすみ「おー!」

璃奈「おー」

かすみ「侑先輩。かすみんはなにをすればいいですか?」

侑「かすみちゃんには野菜の皮むきをしてもらおうかな?」

かすみ「任せてください!えっと、ピーラーは…」

歩夢「はい。ピーラーならここにあるよ」スッ

かすみ「ありがとうございます。…詳しいですね?」

侑「歩夢ちゃんとはよく一緒に料理作ってるからさ。どこに置いてあるかは大体わかるでしょ?」

歩夢「うん♪」

かすみ「へぇ、ふ~ん…」

歩夢「私はお米やるね?」

侑「うん、よろしく」

かすみ「…」シャリシャリ

侑「皮をむいたらまな板の上に置いといてね」

かすみ「はぁい…」スッ

璃奈「…」クイ

侑「璃奈ちゃん?」

璃奈「私はなにをすればいい?」

侑「璃奈ちゃんは……テレビでも見てていいよ?」

璃奈「…私、邪魔?」

侑「邪魔じゃないよ。あとは野菜を切ったり、炒めたりするから、璃奈ちゃんには危ないと思って」

璃奈「危なくない。野菜くらいなら切れる」

侑「…大丈夫?料理したことないんでしょ?」

璃奈「大丈夫。私にやらせて?」

侑「そこまで言うなら…」スッ

璃奈「ありがとう」ギュ

侑「かすみちゃんが皮むきしてくれたから、あとは一口大に切るだけだよ」

璃奈「うん」

侑「まずは手を左に置いて、右から切っていくの。このとき、左手は猫の手でね」

璃奈「猫の手?」

侑「こんな風に手を丸めて…」スッ

璃奈「こう?」スッ

侑「そうそう。とりあえず切ってみようか」

璃奈「わかった」

璃奈「…」スッ

侑「…」ドキドキ

璃奈「…」トンッ

侑「…」ホッ

璃奈「…」トン…トン

侑「うん、いい感じ。璃奈ちゃん上手じゃん♪」

璃奈「えへへ。ちゃんとできてる?」

侑「できてるよ。この調子で頑張ってね?」

璃奈「うん♪」

侑「あ、切ったやつはこのボウルに入れるように!」

璃奈「はーい」トントン

侑(ちょっと心配だったけど、なんとかなりそうでよかった…)

歩夢「侑ちゃん、お米研ぎ終わったよ。普通炊き?」

侑「うん。早炊きだと間に合わないから、普通炊きでお願い」

歩夢「了解♪」ピッピッ

侑「歩夢ちゃんが炊くお米はおいしいからいつも食べすぎちゃうんだよね~」

歩夢「侑ちゃんにそう言ってもらえると嬉しいな♪」

侑「いつもありがとう。感謝してるよ」ニコッ

歩夢「もー。そんなこと言われたら照れちゃうよ~////」

侑「あはは♪」

かすみ「侑先輩~。皮むき終わったので、かすみんも褒めてください~」

侑「え?もう終わったの?」

かすみ「はい♪」スッ

侑「おー、さすがかすみちゃんだ。すごいね♪」

かすみ「えへへへ♪侑先輩に褒めてもらうためなら、かすみん頑張っちゃいますよぉ♪」

侑「――手伝ってくれてありがとね。あとは私に任せて、みんなはテレビでも見ながらくつろいでてよ」

かすみ「わかりました~。りな子、行こ?」

璃奈「うん」

歩夢「カレー、楽しみにしてるね?」

侑「うん♪」ニコ

かすみ「あ、侑先輩。やっぱり侑先輩の部屋に行ってもいいですか?」

侑「いいけど、私の部屋にはなにもないよ?」

かすみ「気になる漫画があったから読みたいんです♪」

侑「そっか。好きなだけ読んでいいからね」

かすみ「はい♪りな子と歩夢先輩はどうします?」

璃奈「私も行く」

歩夢「私も侑ちゃんの部屋がいいな~」

かすみ「では行きましょー♪」

――侑の部屋

璃奈「本当になにもない部屋…」キョロキョロ

歩夢「そうかな?侑ちゃんらしくていいと思わない?」

璃奈「たしかに」

かすみ「…」キョロキョロ

歩夢「かすみちゃんはどの漫画を読むの?」

かすみ「漫画?読みませんよ、そんなの」

璃奈「え?」

歩夢「気になる漫画があったんじゃ…」

かすみ「なにか理由があったほうがいいと思って、適当に嘘ついちゃいました♪」

かすみ「本当の理由は探索です♪」

歩夢「探索…?」

璃奈「こんな狭い部屋のどこを探索するの?」

かすみ「わかってないなー、りな子は!こういう狭い部屋だからこそお宝が隠されてるんだよ!?」

璃奈「かすみちゃん、ドラマの見すぎ」

歩夢「お宝なんかあるわけないでしょ?」

かすみ「歩夢先輩までそんなこと言う~。…あるかもしれないでしょう?えっちな本が♪」

歩夢・璃奈「えっちな、本…?」

かすみ「はい。3人で探してみませんか?」

璃奈「めんどくさい」

かすみ「りな子ってばつれないな~。歩夢先輩は一緒に探してくれますよね?」

歩夢「侑ちゃんがそんな本を持ってるとは到底思えないけど…」

かすみ「そんなのわからないですよ!例えばほら、ベッドの下にえっちな本が隠されてたり…」バッ

歩夢「えぇ…」

かすみ「んーと…」ゴソゴソ

璃奈「人の部屋を勝手に物色したらダメだよ」

かすみ「侑先輩は優しいから大丈夫だって♪」ゴソゴソ

璃奈「歩夢さん、かすみちゃんを叱って。私がなにを言っても聞かないから」

歩夢「…」ジー

璃奈「…歩夢さん?」グイ

歩夢「わ、私も少し気になるかも…」

璃奈「え?」

歩夢「…かすみちゃん、私も手伝う!」スッ

かすみ「信じてましたよ、歩夢先輩。…歩夢先輩は反対側を探してください♪」

歩夢「わかった!」バッ

璃奈「…」ポカン

かすみ「歩夢先輩、そっちになにかありました?」ゴソゴソ

歩夢「ベッドの下なのに埃すらないよ…」ゴソゴソ

かすみ「ちゃんと掃除してるんですね~」

歩夢「侑ちゃんは綺麗好きだから…」ゴソ

かすみ「へ~。それで、えっちな本は?」

歩夢「どこにもない…」ハァ

かすみ「アテが外れちゃいましたね。大体はここに隠してあると思ったのに…」

歩夢「やっぱり侑ちゃんはそんな本持ってないのかな…」

かすみ「う~ん…」

歩夢「あ、漫画本に紛れさせてるのかも!」

かすみ「探してみましょう!」

璃奈「…」ペラ

璃奈「この漫画面白い…」ペラ

――高咲家・リビング

侑「…」グツグツ

侑「…よし。あとは煮込むだけだね」カチャ

侑「ふぅ…」スッ

ガチャ

侑「?」チラ

璃奈「…」スタスタ

侑「璃奈ちゃん?どうしたの?」

璃奈「テレビを見にきた」

侑「テレビ?他の2人は?」

璃奈「…漫画読んでる」

侑「ふーん。あ、リモコンはテーブルの上に置いてるからね」

璃奈「うん」

璃奈「…」ジー

侑「なにか面白そうな番組やってる?」ストン

璃奈「普通」

侑「そっか~」

璃奈「もう作り終わったの?」

侑「あとは煮込むだけかな」

璃奈「カレー、楽しみ」

侑「あはは。楽しみにしてて♪」ナデナデ

璃奈「…ん」

侑「ねぇ、璃奈ちゃん?」ナデナデ

璃奈「なに?」

侑「よかったらさ、これからも私の家で食べない?」

璃奈「え?」

侑「毎日お菓子だけだと体に悪いもん。璃奈ちゃんは今が育ち盛りだし、たくさん食べないと」

璃奈「でも、侑さんに悪い」

侑「そんなことないよ。…私は、璃奈ちゃんにちゃんとしたごはんを食べてほしいの」

侑「このまま同じ生活を続けてたら、いつか体を壊して倒れちゃうかもしれないじゃん。私はそんなの嫌だ…」

侑「だから璃奈ちゃん、お願い。私の家でごはんを食べてほしいな」

璃奈「…」

璃奈「どうして…」

侑「え?」

璃奈「どうしてそこまでしてくれるの?私たちはただの他人なのに…」

侑「他人なんかじゃない!」

璃奈「わ」

侑「…他人なんかじゃない。私にとって璃奈ちゃんは、本当に大切な人だよ」

璃奈「大切な、人…」

侑「…ダメ、かな?」

璃奈「…」

璃奈「…////」カァァ

侑「…璃奈ちゃん?どうして顔が真っ赤に…」

璃奈「そ、そんなこと言われたら、誰でも真っ赤になる////」

侑「えぇ?」

璃奈「…んん。侑さんがいいなら、お願いします////」

侑「ほんと?…よかったぁ。断られるんじゃないかってヒヤヒヤしたよ~」

璃奈「あんなこと言われたら断れない////」

侑「そっか♪」ナデナデ

璃奈「…////」ギュ

侑「璃奈ちゃんの頭も撫でやすくていいなぁ♪」ナデナデ

侑「~♪」ナデナデ

璃奈「いつまで撫でるの////」

侑「だって撫でやすいんだもん♪」ナデナデ

璃奈「うぅ////」

侑「あ、ちょっと鍋見てくるね?」パッ

璃奈「…!////」

侑「~♪」スタスタ

璃奈「…心臓が破裂するかと思った////」ドキドキ

侑「なにか言ったー?」

璃奈「な、なにも////」

侑「ふーん?…お、いい感じだ。さすが圧力鍋♪」

璃奈「できたの?////」

侑「うん♪璃奈ちゃん、味見してみる?」

璃奈「味見したい////」

侑「おっけー。ちょっと待っててね♪」

侑「はい、熱いから気をつけてね?」コトッ

璃奈「ありがとう////」スッ

璃奈「ん、あむ」パク

璃奈「…」モグモグ

璃奈「…おいしい」スッ

侑「よかった~」ニコ

璃奈「野菜もやわらかくて食べやすい」モグモグ

侑「璃奈ちゃんが切った野菜だよ♪」

璃奈「えへへ」パク

璃奈「…♪」モグモグ

侑(おいしそうに食べるなぁ。私もお腹空いてきちゃった)

侑「それじゃ2人を呼んでくるね。食べ終わったらシンクに置いといて♪」スタスタ

璃奈「ふぁい」モグモグ

――侑の部屋

侑「2人ともー。カレーできたよ~」ガチャ

歩夢「あ、侑ちゃん」

かすみ「もうできたんですか?」

侑「うん。お皿とか並べるの手伝ってくれる?」

歩夢「わかった♪…かすみちゃん、またあとでね」ヒソ

かすみ「…はい。楽しみにしてます♪」ヒソ

侑「なになに?なんの話?」

歩夢・かすみ「秘密(です)♪」

侑「え~、なにそれ…」

侑「…まあいいや。璃奈ちゃん待たせてるし、早く行こ?」

歩夢・かすみ「はーい♪」

――高咲家・リビング

侑・歩夢・かすみ「いただきまーす!」

璃奈「いただきます」

かすみ「はむ。…ん~。おいひいです♪」モグモグ

璃奈「おいしい」

歩夢「これって甘口?」

侑「今日はかすみちゃんと璃奈ちゃんがいるから、甘口を多く入れたよ。…口に合わなかった?」

歩夢「ううん。おいしいよ♪」

侑「よかった」ニコ

かすみ「かしゅみんは辛口でもだいじょうびゅれしゅよ~」モグモグ

璃奈「かすみちゃん、汚い」

歩夢「あはは…」

侑「あむ…」パク

侑「…」モグモグ

侑「…うん。今日もおいしくできた♪」スッ

かすみ「侑先輩って他になにが作れるんですか?」

侑「大体は作れるかなぁ。味は保証できないけどね」

歩夢「侑ちゃんのごはんはなんでもおいしいよ♪」

侑「ふふ、ありがと♪」

かすみ「かすみん、今度はハンバーグが食べたいな~?」

歩夢「まだ根に持ってるの?」

侑「今度はちゃんと作ってあげるからさ」

かすみ「その言葉に二言はありませんね?」

侑「うんうん」

かすみ「わーい♪」

侑「あ、そうだ。明日は璃奈ちゃんのお箸とか買いに行かないとね」

璃奈「うん。ありがとう」

歩夢「お箸?」

かすみ「どういうことですか?」

侑「璃奈ちゃんがこれから私の家でごはん食べることになったんだ~。マイ箸とか必要でしょ?」

歩夢「え?どうして侑ちゃんの家で?」

侑「だってお菓子ばかりはかわいそうじゃん。璃奈ちゃんにはおいしいものを食べてもらいたいし♪」

璃奈「えへへ」

かすみ「…ゆ、侑先輩!実はかすみんも親が出張で家にいないんです!毎日パンの耳しか食べてません!!」

歩夢「えぇ…」

侑「えぇ!?それは大変だね…。しかたない、かすみちゃんも私の家でごはん食べていいよ」

歩夢「今ので信じちゃうの!?」

かすみ「やったぁ♪ついでに侑先輩の家の子になってもいいですかぁ?」

侑「そんなことしたら、かすみちゃんの両親が困っちゃうでしょ?」

かすみ「冗談ですよぉ♪」テヘッ

歩夢「…ねぇ、侑ちゃん。かすみちゃんのはどう考えても嘘だよ」

侑「え?」

かすみ「あ、歩夢先輩なに言ってるんですか!?かすみんが嘘なんてつくわけないでしょう!?」

歩夢「誰がどう見ても嘘でしょ。今日のお昼はなに食べたの?」

かすみ「なにって、お母さんが作ってくれたお弁当…」ピタ

かすみ「…あっ!?は、謀りましたね!?」

歩夢「今のは自爆って言うんだよ?」

かすみ「うぐ…」

侑「え?嘘なの?」

かすみ「…はい。嘘です」

侑「どうして嘘をついたの?」

かすみ「だ、だってぇ~。かすみんも侑先輩のごはんを毎日食べたかったからぁ~…」

歩夢「気持ちはわかるけど、侑ちゃんの純粋な心を弄んだらダメでしょ?」

かすみ「はい…」

侑「…別に私が毎日作ってるわけじゃないけど」

かすみ「え、違うんですか?」

侑「言わなかったっけ?私が料理を作るのは、お母さんの帰りが遅いときだって」

かすみ「そ、そういえば…」

侑「でも、かすみちゃんがどうしてもって言うなら食べに来てもいいよ?」

かすみ「あ、いいです。お母さまの帰りが遅いときに呼んでください♪」

侑「そ、そっか」

歩夢「かすみちゃん…」ハァ

璃奈「おいしい♪」モグモグ

――侑の部屋

かすみ「ふー。おいしかった~」ボフッ

璃奈「ねー」

歩夢「かすみちゃん。そこは侑ちゃんのベッドだよ?」

侑「別いいって。…それより、私のパジャマはどう?きつくない?」

かすみ「かすみんはぴったりでーす」バタバタ

璃奈「ちょっとぶかぶか」

侑「ご、ごめんね。さすがに璃奈ちゃんくらいのサイズはもう捨てちゃってさ」

璃奈「大丈夫。着心地はいいから」

歩夢「私も侑ちゃんのパジャマ着たかったな~」

侑「歩夢ちゃんは着れないって…」

かすみ「胸のサイズが全然違いますからね~。あー、侑先輩のパジャマは着心地がいいな~♪」

歩夢「むー…」

かすみ「侑先輩の匂いがしますぅ。まるで侑先輩に包み込まれてるみたい♪」ギュー

侑「私の匂いじゃなくて柔軟剤の匂いじゃないの?」

かすみ「…もー。雰囲気をぶち壊すようなこと言わないでくださいよ~」

侑「…なんかごめん」

璃奈「もう寝る?」

侑「んー。どうしよっか?」

かすみ「せっかくのお泊まり会なのに、もう寝るなんてもったいないですよ!」ガバッ

璃奈「わっ」

侑「じゃあなにかして遊ぶ?」

歩夢「4人で遊ぶものって言うと、トランプとか?」

璃奈「人生ゲームも4人で遊べる」

侑「トランプも人生ゲームも家にはないかなぁ」

かすみ「かすみんは枕投げがしたいでーす!」

璃奈「こんな狭いところでやったら危ない」

歩夢「そもそも、枕が1つしかないからできないよ」

侑「枕は他の部屋に行けばあるけど、さすがにここでやるのは危険だからダメ」

かすみ「むぅ。なら、どうするんですかぁ?」

侑「うーん…」

璃奈「ふわぁ…」

侑「璃奈ちゃん眠い?」

璃奈「ちょっと眠いかも…」ウトウト

歩夢「璃奈ちゃんも眠いみたいだし、私たちも寝る?」

侑「そうだね。璃奈ちゃんが寝てるのに騒ぐわけにはいかないし」

かすみ「え~。せっかくのお泊まり会なのに…」

侑「ベッドは誰使う?一応2人まで寝れるけど」

かすみ「かすみんと侑先輩で使いましょう!」バッ

歩夢「すごい切り替えの早さ…」

侑「私は床で寝るからいいよ。あと1人~」

かすみ「や、やっぱりかすみんも床で寝ます!」

侑「…どっち?」

かすみ「侑先輩と寝れるならどこでもいいです♪」

侑「ふーん。じゃあ、歩夢ちゃんと璃奈ちゃんがベッドかな?」

歩夢「私も侑ちゃんと寝たいな~」

璃奈「私も」

侑「えぇ…。ベッドに4人は無理だし、床で4人とも寝るってこと?」

かすみ「そういうことになりますね♪」

侑「狭いだろうけど、まあいっか…」ハァ

かすみ「――布団、敷き終わりました!」

侑「ありがとね。さて、それじゃ…」

歩夢「待って!」

侑「…なに?」

歩夢「誰がどこで寝るか決めないと!」

侑「寝る場所なんて別にどこでもいいじゃん」

かすみ「よくありません!1番重要なことです!!」

侑「もう少し声のボリューム落としてよ。近所迷惑になっちゃうでしょ?」

かすみ「す、すみません…」スッ

かすみ「…ごほん。それで、寝る場所ですが…」

璃奈「すぅ…」スヤスヤ

侑「あ、璃奈ちゃんもう寝てる」

かすみ「いつの間に!?」バッ

かすみ「…って、端じゃないですか。びっくりした~」

歩夢「とりあえず、これで寝る場所は決まったね」

かすみ「ですね♪」

侑「え?まだ話し合ってすらいないのに?」

歩夢「うん。侑ちゃんが真ん中で、私たちは左右のどちらか♪」

かすみ「ささ、侑先輩。布団の中へ♪」スッ

侑「う、うん…」モゾッ

歩夢「かすみちゃんはどっちにする?」

かすみ「んー。右側で♪」

歩夢「それなら私は左側だね」モゾ

かすみ「えへへ♪侑先輩と一緒に寝れる~♪」モゾモゾ

侑(一緒に寝るだけなのに、なんであんなに嬉しそうなんだろう…)モゾ

侑「すぅ、すぅ…」スヤスヤ

かすみ「侑先輩?もう寝ちゃったんですか?」プニプニ

侑「んぅ…」スヤスヤ

歩夢「早かったね。布団に入って5分くらいで寝ちゃった」

かすみ「疲れてたんじゃないんですか?」

歩夢「そうかも。今日は色々なことがあったみたいだし」

かすみ「かすみんたちにおちんちんが生えちゃったり、本当に色々なことがありましたからね~」

歩夢「うんうん」

かすみ「…歩夢先輩はまだ眠くないんですか?」

歩夢「正直言うと、まだ全然眠くないかな。かすみちゃんは?」

かすみ「かすみんもまだ眠くないです。…さっきの続き、話してくれませんか?」

歩夢「…ふふ、いいよ。じゃあ、ベッドに移動しようか。このままだと侑ちゃんを起こすかもしれないからね」

かすみ「はい♪」

歩夢「――以上が、小学生の頃の侑ちゃんかな」

かすみ「へぇ。侑先輩ってその頃から今みたいな性格だったんですね」

歩夢「そうなの。昔から正義感が強くてね、私が幼稚園の頃にも…」

かすみ「あ、その話はさっき聞いたので話さなくていいですよ」

歩夢「え~」

かすみ「他にはないんですか?侑先輩のかっこいいエピソードとか!」

歩夢「まだまだあるけど…」

かすみ「けど?」

歩夢「もう1時だよ?寝なくていいの?」

かすみ「侑先輩のお話を聞いてたらさらに目が冴えてきたので大丈夫です♪」

歩夢「いつも「夜更かしはお肌の天敵ですぅ~」とか言ってるのに?」

かすみ「た、たまにはいいんですよ。さ、歩夢先輩。早く続きを話してください!」

歩夢「はいはい…」

歩夢「――これで話せることは全部話したかな?」

かすみ「いやぁ、侑先輩のお話がたくさん聞けて本当によかったです!」

かすみ「まさか幼稚園から現在のお話まで全部聞けるなんて思いませんでしたよ~♪」

かすみ「歩夢先輩、ありがとうございました♪」ニコ

歩夢「喜んでくれたみたいでよかった。私も話すのは楽しかったし。でも…」

かすみ「でも?」

歩夢「もう7時だよ…。8時間以上ほぼ休憩なしで話すのはさすがに疲れ、た…」フラッ

歩夢「」ボフッ

かすみ「歩夢先輩っ!?」バッ

歩夢「すぅ、すぅ…」スヤスヤ

かすみ「…って、寝てるだけじゃん。びっくりしたぁ」

かすみ「ふあ…。かすみんもそろそろ寝ようかな」ウトウト

かすみ「おやすみなさ~い…」ボフ

かすみ「…」スヤスヤ

侑「――…」ジー

歩夢「…」スヤスヤ

かすみ「えへへ…」スヤスヤ

侑(私の隣で寝てたはずの2人が、なぜかベッドで仲良く寝てる…。どういうこと?)

侑(歩夢ちゃんってここまで寝相悪かったっけ?)

侑(…とりあえず、布団を被せよう。風邪引くかもだし)スッ

侑「…」バサッ

歩夢「ん…」スヤスヤ

かすみ「…♪」ムニャムニャ

侑「これでよし、っと」

璃奈「ん…」モゾッ

侑「おっ」

璃奈「…」モゾモゾ

璃奈「…」ボケー

璃奈「ふわぁ…」

侑「璃奈ちゃんおはよう♪」ニコッ

璃奈「…」チラ

璃奈「…なんで侑さんが私の部屋に…」

侑「え?ここは私の部屋だけど…」

璃奈「…」ポケー

璃奈「…!」ガバッ

侑「わ…!」

璃奈「…おはよう。ちょっと寝ぼけてた」グシ

侑「あはは…」

侑「璃奈ちゃん、昨日はよく眠れた?」

璃奈「うん」グシグシ

侑「ならよかった」ニコ

璃奈「…あ」モゾ

侑「ん?」

璃奈「…なんでもない」モジモジ

侑「え、気になるんだけど…」

璃奈「…」モジモジ

侑(もじもじしてる…。ま、まさかおもらし!?)

侑「大変!すぐに洗濯しないと!」グイ

璃奈「え」

侑「えいっ!」バサッ

璃奈「!?」

侑「璃奈ちゃん、洗濯するから下脱いで――」ピタ

璃奈「うぅ…」ビンビン

侑「あれ?おちんちんが大きくなってる…」スッ

侑「どこも濡れてないし。…おもらしは?」

璃奈「誰もそんなこと言ってない…」モジ

侑「なーんだ、私の勘違いかぁ。えへへ」テヘ

璃奈「そもそも、高校生にもなっておもらしとかするわけないでしょ」

侑「たしかに。それで、なんでおちんちんが大きくなってるの?」

璃奈「…わからない。昨日も朝起きたら大きくなってた」

侑「へー。おちんちんって不思議だね」

璃奈「うん」

侑「手か口でしてあげよっか?」

璃奈「…うん////」カァ

――高咲家・リビング

侑「さ、座って座って」スッ

璃奈「…」ストン

侑「脱がすね?」スッ

璃奈「…ん」コク

侑「…♪」グイ…スルスル

璃奈「…っ」ビンビン

侑(ずっと気になってたけど、どうして璃奈ちゃんだけ皮が被ってるんだろ?)ジー

璃奈「侑さん…?」

侑「あー。えっと、どっちがいい?」

璃奈「昨日は口だったから、今日は手でしてほしい////」

侑「了解♪」ニギッ

璃奈「…ぁ////」ビク

侑「…」グイグイ

璃奈「痛い////強く引っ張らないで…////」

侑「ご、ごめんね?」スッ

璃奈「ん////」

侑(やっぱり剥けない…。他の3人のおちんちんは軽く引っ張ったらすぐ剥けたのに…)サワ

侑(人によって大きさも違うし、皮の剥けやすさも人によって違うのかなぁ?)シコシコ

璃奈「んぁ////」ビク

侑(あとでネットで調べてみよっと♪)シコシコ

璃奈「ぅ、んく////」

侑「~♪」コスコス

璃奈「ふぁ////」

侑「気持ちいい?」シコシコ

璃奈「気持ちいい////」

璃奈「く、口とはまた違う気持ちよさがあって…////ん、ぁっ////」ビク

侑「そうなんだ~」シコシコ

璃奈「ん…////」

侑(璃奈ちゃんのトロ顔、かわいい♪)シコシコ

璃奈「ぁふ////」トロン

侑(この顔をみんなに見せてあげたいな~)シコシコ

侑(…ま、さすがにそれはできないけどさ♪)シコシコ

璃奈「ふぁぁ////」トローン

侑「ふふ♪」シコシコ

璃奈「ゆ、侑さん////」

侑「んー?」シコシコ

璃奈「せーえき、出そう…////」ビクビク

侑「出していいよー♪はむ♪」パク

璃奈「ひゃっ////」ビクンッ

侑「んー…♪」チュパチュパ

璃奈「い、いきなり…////ぁ、ふぁ…////」ビクビク

侑「らしてー♪」チュポチュポ

璃奈「…っ////」ビュルルル

侑「…ん」コク

璃奈「…////」ビュルビュル

侑「ん、ん…」ゴクゴク

璃奈「あぅ…////」ポケー

侑「…っは」ヌポ

侑「ふー…」グシ

侑「お、小さくなったね♪」ニコ

璃奈「…ありがとう////」ドキドキ

侑「さて、そろそろ朝ごはんの準備でもしようかな。璃奈ちゃんもお腹すいたでしょ?」スクッ

璃奈「うん////」グイ

侑「昨日の残りのカレーと、パンでいい?」スタスタ

璃奈「なんでもいいよ////」

侑「はーい♪」スタスタ

璃奈「…////」ギュ

侑「~♪」カチッ

璃奈「ね、ねぇ////」

侑「うん?」カチャ

璃奈「その…////」モジモジ

侑「?」

璃奈「…っ////2人を起こしてくるっ////」ガタッ

侑「え?…あ、よろしく~」

――侑の部屋

璃奈「…////」バタン

璃奈「すー、はー////」ドキドキ

璃奈「…////」

璃奈「…」

璃奈「…ふぅ。やっと落ち着いた」スッ

璃奈「…なんで胸がこんなにドキドキするんだろう?おちんちんが生えてから、さらに酷くなった気がする…」

璃奈「私、侑さんのこと…」ギュゥ

璃奈「…」フルフル

璃奈「…とりあえず、2人を起こさないと」チラ

歩夢・かすみ「…」スヤスヤ

璃奈「…仲良く寝てる」

――高咲家・リビング

侑「…」ジー

侑(皮が被ってるのは包茎って言うんだ…)

侑(ふむふむ。仮性と真性とカントン?の3種類がある…)

侑(璃奈ちゃんはどれだろ?剥けないし、真性ってやつ?)

侑(…うわ。剥かないと雑菌が繁殖したりするんだ…。しかも衛生的には最悪って…)

侑(それに、真性だったらセックスできないんだ…。それはちょっと嫌だな。璃奈ちゃんともしてみたいし)

侑(…もうすぐごはんだから、食べ終わったら剥いてあげよ。剥ければ、だけど…)

侑「…」スッスッ

侑(お風呂で温まりながら、ゆっくりと皮を下ろす…)

侑(お風呂に浸かりながらのほうがいいんだ…)

侑(…何日もかけてやるのかぁ。おちんちんって大変…)

侑「ん~…」スッスッ

侑「…」チラ

侑「よし、温まってきたね」グツグツ

侑「あとは歩夢ちゃんたちが起きてくるのを待つだけ♪」

侑「…それにしても遅いなぁ。まだ起きないのかな?」

ガチャ

侑「お」

璃奈「…」バタン

侑「あれ?璃奈ちゃんだけ?」

璃奈「爆睡してる。ゆすっても叩いても引っ張っても全然起きなかった」

侑「えぇ…」

侑(そこまでして起きないって、何時に寝たの…?)

――侑の部屋

侑「2人ともー。朝ごはんもうすぐできる、よ…」ピタ

かすみ「んぅ…」スヤスヤ

歩夢「…」スヤスヤ

侑「…え、かすみちゃんがベッドから落ちてるんだけど」

璃奈「言ったでしょ?引っ張っても起きなかったって」

侑「ここまで引っ張られたら普通起きるよね…」

璃奈「うん」

侑「歩夢ちゃんは引っ張らなかったの?」

璃奈「先輩だから」

侑「な、なるほど」

侑(一応私も起こしてみるかぁ。起きないと思うけど)

侑「かすみちゃん?」ユサユサ

かすみ「んん~…」ムニャムニャ

侑「朝だよー?ごはんいらないの?」ユサユサ

かすみ「ん~…」スヤスヤ

侑「起きてよ~」プニプニ

かすみ「えへへ…」スヤスヤ

侑「いい夢でも見てるのかな…」ハァ

かすみ「侑、先輩~…」ムニャムニャ

侑「…!」

かすみ「いくら胸が小さいからって……かすみんを妬まないでくださいよぉ~…。でへへ…」ムニャムニャ

かすみ「かすみんは世界一の巨乳だからしかたないですけどぉ~…」ムニャムニャ

侑「…」

かすみ「どうしてもって言うなら……少しくらい分けてあげても…」ムニャムニャ

侑「…かすみちゃんだって小さいくせに」ボソ

璃奈「変な寝言…」

侑「あはは…。夢でくらいは巨乳でいたいんじゃない?」

璃奈「ふーん」

侑「さ、次は歩夢ちゃんだね」スッ

璃奈「多分起きないよ」

侑「まあまあ。…歩夢ちゃん?」ユサユサ

歩夢「ん…」スヤスヤ

侑「朝だよ。起きて?」ユサユサ

歩夢「んぅ…?」パチ

侑「歩夢ちゃん!」

歩夢「ふわぁ…」ボー

侑「おはよ。やっと起きたね」ニコ

歩夢「侑ちゃん…」ボケー

侑「もうすぐ朝ごはんできるよ。リビングに行こ?」

歩夢「…」ボー

侑「歩夢ちゃん?」

歩夢「…何時?」ボー

侑「今は9時過ぎかな」

歩夢「9時…」ボー

侑「いつもは早起きなのに珍しいね。昨日何時に寝たの?」

歩夢「おやすみ…」ボフ

侑「え!?」

歩夢「すぅ、すぅ…」スヤスヤ

侑「あ、歩夢ちゃん?2度寝はダメだよ~…」ユサユサ

歩夢「ん~…」ムニャムニャ

侑「歩夢ちゃ~ん…」ユサユサ

歩夢「んぅ…」スヤスヤ

侑「起きてってばぁ~…」ユサユサ

歩夢「…」スヤスヤ

侑「…」ユサユサ

侑「ダメだ。また寝ちゃった…」ハァ

璃奈「せっかく起きたのにね」

侑「…しかたないよ。私たちで先に食べちゃおっか」スク

璃奈「うん」

――高咲家・リビング

侑「カレーは2日目のほうがおいしいんだよ♪」

璃奈「へー」パク

璃奈「…」モグモグ

璃奈「…たしかに昨日よりおいしくなってるかも?」

侑「ね♪」

璃奈「不思議…」モグモグ

侑「なんかね、肉や野菜のうま味がルーに染み出しておいしくなるんだってさ」

璃奈「そうなんだ。侑さんは物知りだね」

侑「えへへ。なんか照れちゃうな~」

璃奈「ふふ」ニコ

侑「…!」ドキッ

侑「…私、璃奈ちゃんの笑った顔初めて見たかも」

璃奈「え?」ピタ

璃奈「…嘘。私、笑ってた?」

侑「うん。かわいい笑顔でドキッとしちゃった。もう1回見たいな~」

璃奈「見たいって言われても、笑顔なんてできないよ。作り笑いすらできないのに」

侑「え~。じゃあ、さっきのは無意識なの?」

璃奈「多分」

侑「残念…。すごいかわいかったのにな~」

璃奈「私が、かわいい?」

侑「あ、いつもかわいいんだよ?かわいいんだけど、笑顔のほうがもっとかわいかったってこと!」

璃奈「…璃奈ちゃんボードの笑顔よりもかわいい?」

侑「うん!」

侑「…っと、誤解しないでほしいんだけど、璃奈ちゃんボードもかわいいよ?璃奈ちゃんの魅力がたっぷり詰まってるからね」

侑「だけど、私は璃奈ちゃんの笑顔のほうが好きかなぁ。言葉にできないけど、とにかく好き!」

璃奈「そんな好き好き言わないで…////」カァァ

侑「ご、ごめん。嫌だった?」

璃奈「嫌ではない////恥ずかしいだけ////」

侑「そっか…」ホッ

璃奈「…んん。ごほん」スッ

璃奈「ゆ、侑さんは、璃奈ちゃんボードをつけた私と、素顔の私、どっちが好き?」

侑「え?…どっちも好きだけど、強いて言うなら素顔の璃奈ちゃんのほうが好きかな?」

璃奈「璃奈ちゃんボードをつけてない私は、感情表現が全然できないのに?」

侑「それも含めて璃奈ちゃんだもん。私は好きだよ?」ニコッ

璃奈「そ、そう////」カァ

侑(また真っ赤になった?)

璃奈「…侑さんにそう言ってもらえて嬉しい////」

侑「ほんと?あ、カレー食べないとね。冷めちゃう」カチャ

璃奈「うん////」

侑「あむ。…んー、おいひい♪」モグモグ

璃奈「…////」モグモグ

侑「パンにカレーをつけて食べてもおいしいよ♪」

璃奈「やってみる////」スッ

侑「うんうん♪」

璃奈「…////」モグモグ

璃奈「おいしい////」ゴクン

侑「ねー♪」

璃奈「――ごちそうさまでした」スッ

侑「お粗末さまでした♪」

璃奈「…」ガタ

侑「食器は水につけて置いとくだけでいいからね?」ガタッ

璃奈「わかった」スタスタ

侑「ねぇねぇ、少し休憩してから出かける?」スタスタ

璃奈「お箸を買いに行くんだっけ」ジャー

侑「そうそう。あとはお茶碗とかも」バシャバシャ

璃奈「本当に侑さんの家で夕飯を食べてもいいの?」

侑「もちろん♪」

璃奈「…ありがとう、侑さん」

侑「いいえー♪」キュッ

侑「食器はあとで洗うとして…。テレビでも見る?」

璃奈「買いに行かないの?」

侑「あ、今から行く?」

璃奈「行きたい」

侑「おっけー。じゃあ着替えないとね。璃奈ちゃんの服はどうかな?もう乾いてる?」

璃奈「…まだ少し湿ってるかも」スッ

侑「部屋干しだから時間かかるんだよね~。悪いけど、私の服でいい?」

璃奈「全然大丈夫」

侑「よかった。私の部屋に取りに行こっか」

璃奈「うん」

侑「璃奈ちゃんに似合う服、あったかなぁ…」スタスタ

璃奈「着れればなんでもいいよ」スタスタ

――侑の部屋

侑「どれでも好きなのを選んでね!」バッ

璃奈(黒と白のシャツしかない…。ズボンも同じ種類のやつが数着あるだけ…)ジー

侑「私のお気に入りはこれかな~。ほら見て、このロゴかわいいでしょ?」スッ

璃奈(全部同じにしか見えない…)

侑「璃奈ちゃん…?」

璃奈「…そのお気に入りのやつが着たい」

侑「了解っ。ズボンはどれにする?」

璃奈「…じゃあ、右端のやつで」

侑「右端のやつね。はい、どうぞ♪」スッ

璃奈「ありがとう」

侑「私はなに着ようかな~」

――高咲家・リビング

侑「戸締りと元栓の確認よし。行こうか」

璃奈「うん。…2人はお留守番でいいの?」

侑「何回も起こしたのに全部起きないんだもん。もう諦めたよ」

璃奈「でも、かすみちゃんはあとで怒りそう」

侑「大丈夫大丈夫。帰りにお菓子でも買うからさ」

璃奈「お菓子…」

侑「もちろん璃奈ちゃんにも買ってあげるよ♪」

璃奈「わーい」

侑(ふふ。お菓子で喜ぶなんて、璃奈ちゃんもまだまだ子供だなぁ)プルルルルル…

侑「…ん、電話?ちょっとごめんね?」ゴソ

璃奈「はーい」

侑「えっと…」スッ

侑「あ、せつ菜ちゃんからだ」

璃奈「せつ菜さん?」

侑「うん。どうしたんだろ」ピッ

侑「もしもし?」

せつ菜『…侑さん、昨日はすみませんでした。せっかく誘ってくれたのに…』

せつ菜『本当は私も行きたかったんですけど、お母さんがどうしても許してくれなくて…』

侑「しかたないよ。また今度お泊まり会しようね?」

せつ菜『は、はい!』

侑「えっと、用件はそれだけ?」

せつ菜『いえ。…昨日は侑さんに失礼なことをしてしまったじゃないですか』

侑「…お昼休みのやつ?」

せつ菜『はい…。それで、お詫びとして…その、一緒にお出かけしませんか?』

侑「お出かけかぁ」チラ

璃奈「?」

侑「うん、いいよ。私も行きたいとこがあるんだけどいい?」

せつ菜『もちろんです。待ち合わせ場所はどこにしますか?』

侑「じゃあ、駅前に11時でどう?」

せつ菜『了解です。着替えたらすぐ行きますね!』

侑「それと、璃奈ちゃ――」ブチ

侑「あれ?もしもし?」ツーツー

侑「…切るの早すぎでしょ」ピッ

璃奈「せつ菜さんも一緒にお出かけするの?」

侑「…あ、勝手に決めちゃってごめんね?」

璃奈「私は別にせつ菜さんが一緒でもいいよ」

侑「璃奈ちゃんありがと♪」ナデナデ

璃奈「…ん」

――駅前

せつ菜「…」ソワソワ

せつ菜「…」キョロキョロ

侑「せつ菜ちゃーん」フリフリ

せつ菜「…!」バッ

せつ菜「侑さん!」パァ

侑「ごめんね。ちょっと遅くなっちゃった」スタスタ

せつ菜「わ、私も今来たところだから大丈夫です!」

侑「よかった~」

せつ菜「ふふ。それで、今日はどこに――」

璃奈「…」ヒョコ

せつ菜「――り、璃奈さん?」

璃奈「こんにちは、せつ菜さん」

せつ菜「え、え?」

侑「どうしたの?」

せつ菜「え、あの、璃奈さんも一緒に行くんですか?」

侑「当たり前でしょ?」

せつ菜「私聞いてないんですけど…。てっきり2人でお出かけするのだとばかり…」

侑「だって言う前に電話切ったじゃん」

せつ菜「そんな…」

侑「それで、どこ行くの?特に決まってないなら最初に100円ショップに行きたいんだけど」

せつ菜「侑さんにお任せします…」

せつ菜(まさか璃奈さんも一緒だなんて…。侑さんとのデートだと思って、頑張っておしゃれしてきたのに…)ハァ

せつ菜(…ううん。侑さんとのお出かけなんだから、今日は楽しまないと…!)グッ

――100円ショップ

侑「結構種類があるんだね」

璃奈「悩む」ジー

せつ菜「お箸を買いに来たんですか?」

侑「お箸とお茶碗かな。あとは適当に」

せつ菜「お茶碗も?」

侑「うん。璃奈ちゃん専用のお箸とお茶碗♪」

せつ菜「璃奈さんの?どういうことですか?」

侑「色々あって、璃奈ちゃんが私の家で夕飯を食べることになったからかな~」

せつ菜「ゆ、侑さんの家で夕飯を?羨まし……じゃなくて、色々ってなんですか?詳しく説明してください!」

侑「え~。説明すると面倒だから気が向いたらね」

せつ菜「そんなぁ…」

璃奈「…」ジー

侑「どれにするか決まった?」

璃奈「…」フルフル

侑「いっぱいあるから悩んじゃうよね。時間はまだまだあるし、ゆっくり選んでいいよ」

璃奈「…侑さんに選んでほしい」

侑「え、私?」

璃奈「ダメ?」

侑「ううん。本当に私が選んでいいの?」

璃奈「お願い」

侑「わかった。えーと…」スッ

璃奈「…」ワクワク

せつ菜「…私、文房具見てきますね」

侑「は~い」

侑「――とりあえずこんなものかな。璃奈ちゃんは他に欲しいものとかある?」

璃奈「もうない。侑さんがお箸とお茶碗を選んでくれたから、それだけで満足」

侑「そっかぁ。夕飯が楽しみだね?」ニコ

璃奈「うん」

侑「…そういえばせつ菜ちゃんは?さっきから姿が見えないけど」

璃奈「文房具を見てくるって行ったきり、戻ってきてないよ」

侑「…ちょっと探してみようか。迷ってるかもしれないし」

璃奈「せつ菜さんに限ってそれはないんじゃない?」

侑「せつ菜ちゃんってああ見えておっちょこちょいだからさ。もしもがあるかもしれないでしょ?」

璃奈「…たしかに。せつ菜さんは少しポンコツだもんね」

侑「そこまでは言ってないよ!?」

璃奈「ふふ。璃奈ちゃんジョーク」

侑「えぇ…」

――文房具コーナー

せつ菜「むむ…」

侑「あ、せつ菜ちゃんここにいたんだ」スタスタ

せつ菜「侑さん?さっき文房具を見てくるって言いましたよね?」

侑「まあ、そうだけど…」

せつ菜「?」

璃奈「せつ菜さんが迷子になったと思って、端から順に探してたの」

せつ菜「わ、私が迷子ですか?」

侑「全然戻ってこないから、道に迷ったのかなって」

せつ菜「なるほど…。私は迷子になんてなりませんよ?」

侑「だ、だよね~」

璃奈「よかったね。迷子になってなくて」

侑「あはは…」

侑「せつ菜ちゃんはなにか買うの?」スッ

せつ菜「はい。ノートを買おうと思ってるんですが、色々な種類があるからなかなか決まらなくて」

璃奈「ノートなんてどれも一緒。適当に買えばいい」

せつ菜「全然違いますよ。ほら、ノートの柄だけでもこんなにありますし」

せつ菜「中だって副線が引いてあるのから真っ白のまで…」

璃奈「聞いてもないのに語り出した」

侑「ま、まあまあ。…それで、どれを買えばいいか決められないんだ?」

せつ菜「そうなんです。…ゆ、侑さんがよければ、その、一緒に選んでくれませんか?」

侑「私?別にいいけど…」

せつ菜「本当ですかっ!!」パァ

璃奈「しー」スッ

せつ菜「…す、すみません」スッ

せつ菜「…こほん。それでは、お願いします」

侑「んーと…」

せつ菜「…」ワクワク

璃奈「…」ジー

侑「お、これはどう?」スッ

せつ菜「これですか?」

侑「うん。表紙もかわいいし、いいんじゃないかな?」

せつ菜「ではそれにします!」スッ

せつ菜「先にお会計済ませて来ますねー!」タッ

侑「な、なんかあっさり決まっちゃったね…」

璃奈「何十分も悩んでたくせに」

侑「本当だね」クス

璃奈「…どうせ、侑さんに選んでもらいたくて悩んでるふりをしてたんだろうけど」ボソ

侑「え?」パッ

璃奈「なに?」

侑「璃奈ちゃんなにか言った?」

璃奈「なにも」フルフル

侑「あれー?ボソボソって聞こえたんだけどなぁ」

璃奈「…」ピク

璃奈「その歳で幻聴はまだ早いよ?」

侑「げ、幻聴だったのかな…」

璃奈「…そんなことより、早くお会計しよう。せつ菜さんはもう行っちゃったし」

侑「ん、そうだね。私たちも行こっか」

璃奈「うん」

せつ菜「――ありがとうございました。このノートは私の宝物です!」

侑「大げさだな~」

せつ菜「ふふ。それくらい嬉しいってことですよ♪」

侑「そうなの?」

せつ菜「はい♪」

侑(ノートを1冊選んだだけでここまで喜ぶのはせつ菜ちゃんくらいだろうな~)

璃奈「…もうお昼だし、どこかでごはん食べない?」グイ

侑「もうそんな時間?」

せつ菜「今は12時20分ですね」

侑「おー。結構長居してたんだ」

璃奈「近くにファミレスがあるから、そこにしよう」

侑「ファミレスかぁ。せつ菜ちゃんもそこでいい?」

せつ菜「もちろんです!」

加藤純一(うんこちゃん) ニコ生

雑談枠『だs』
(22:20~放送開始)


https://live.nicovideo.jp/watch/lv329367467

――ファミレス

せつ菜「こんなにメニューがあるんですね…」ペラ

侑「もしかしてファミレスに来るの初めて?」

せつ菜「はい。外食はあまりしませんから」

侑「へー、そうなんだ」ペラ

せつ菜「なにかおすすめとかありますか?」

侑「んー…」

璃奈「このドリンクバーってやつがおすすめ。セットで頼むと200円でジュースが飲み放題」

せつ菜「たったの200円で…。素晴らしいですね!」

侑「ドリンクバーの前に、なにを食べるのか決めないと」

璃奈「私はミートスパゲッティにする」

侑「璃奈ちゃんはミートね。私は…」ペラ

侑「ハンバーグステーキにしよ。せつ菜ちゃんは?」

せつ菜「えーと、この1番人気のドリア?と言うやつで」

侑「璃奈ちゃんもドリンクバー頼むよね?」

璃奈「うん」

店員「ご注文はお決まりですか?」

侑「あ、はい。ハンバーグステーキと――」

店員「――かしこまりました。ドリンクバー用のコップはあちらに置いてあるので、ご自由にお使いください」

店員「ごゆっくりどうぞ」ペコッ

せつ菜「自分で取りに行くんですか?」

侑「そうだよ?」

璃奈「せつ菜さんって混ぜ混ぜドリンク作りそう」

侑「あー。たしかに」

せつ菜「混ぜ混ぜドリンク?」

侑「混ぜ混ぜドリンクって言うのは、名前の通り色々なジュースを混ぜるってことね」

せつ菜「混ぜるとおいしくなるんですか?」

侑「どうだろ?私はあまりおすすめしないかな」

璃奈「コーラとカルピスを混ぜるとおいしいよ」

せつ菜「ふむふむ…」

侑「ドリンクバーの横に載ってるやつ?あれっておいしいの?」

璃奈「私は好き」

侑「へ~」

せつ菜「とりあえず、ジュースを取りに行きませんか?」

侑「あ、そうだね。なに飲もっかな~」スッ

璃奈「…」ススッ

せつ菜(ドリンクバー、楽しみです♪)スッ

せつ菜「――見てください!私特製のドリンクです!」

璃奈「やると思った」

せつ菜「ふふ、おいしそうでしょう?」

璃奈「どこが?」

侑「…ちなみになにを入れたの?」

せつ菜「コーラとカルピスと山ぶどうとジンジャエールと…」

侑「も、もういいよ。ありがと」

せつ菜「そうですか?」

璃奈「どうりで禍々しい色をしてるわけだね」

せつ菜「…色はアレですけど、きっとおいしいですよ!」

璃奈「飲んでから評価するべき」

せつ菜「もちろんです。では、いただきます!」スッ

侑(大丈夫かなぁ…)

せつ菜「ん、ん…」ゴクゴク

せつ菜「…んっ!?」

璃奈「おいしい?」

侑「いや、せつ菜ちゃんの顔を見たらわかるでしょ…」

せつ菜「まじゅいでしゅ…」ダラダラ

侑「ちょ、なにしてるの!?こぼれてるよ!?」バッ

せつ菜「うぅ…」

侑「まったく…。ほら、拭くから動かないでね」スッ

せつ菜「すみません…」

侑「次から気をつけるんだよ?」フキフキ

せつ菜「はい…。すみませんでした…」

侑「いいっていいって。初めて来たんだもんね」フキフキ

璃奈「…」ジー

侑「よし、これで綺麗になった。服は濡れてない?」

せつ菜「はい。大丈夫でした」

侑「よかった。その服、おしゃれでかわいいもんね」

せつ菜「…えへへ。ありがとうございます♪」

侑「うん♪」ニコ

璃奈「…」ゴクゴク

せつ菜「ずっと気になってたんですけど、その服ってお揃いですか?」

侑「お揃いじゃないよ。私の服を貸してるだけ」

せつ菜「なぜ侑さんの服を?」

侑「璃奈ちゃんの服がまだ乾いてなかったからね。だから私の服を貸したんだ~」ゴク

せつ菜「まさか璃奈さんもお泊まりしたんですか?」

侑「そうだよ?言わなかったっけ?」

せつ菜「初耳です。電話では「泊まりに来ない?」としか言われませんでしたし」

侑「あー。言うの忘れてた♪」テヘ

璃奈「昨日のお泊まり会、楽しかった」

侑「私も楽しかったよ~」

せつ菜「む…」

侑「次はせつ菜ちゃんも一緒にね?」ニコッ

せつ菜「侑さん…」パァ

せつ菜「ぜひお願いします♪」

侑「…」ニコ

店員「お待たせしました」カチャ

璃奈「スパゲッティこっち」スッ

せつ菜「おぉ…」

店員「――以上でご注文はお揃いでしょうか?」

侑「はい」

店員「ごゆっくりどうぞ」ペコ

侑「さて、それじゃ…」

璃奈「…」チュルチュル

侑「あれ?もう食べちゃってるの?」

せつ菜「はふはふ。…あ、ダメでしたか?」

侑「みんなでいただきますしようと思ったのに…」

璃奈「…お腹空いてたから我慢できなかった。ごめんなさい」

侑「いや、謝るほどのことじゃないからさ。気にしないで?」

せつ菜「このドリアって値段の割にはおいしいですね。さすが1番人気です。ふーふー」

侑「ここは安くておいしいからね。だから学生に人気なんだよ」カチャ

侑「…♪」モグモグ

侑「ん。このあとどうする?私たちの用事は終わったけど、せつ菜ちゃんはどこか行きたい場所とかあるの?」

せつ菜「いえ、特にないです。休日ですし、ぶらぶらしようかなーと思ってましたから」

侑「ふーん」

璃奈「ゲームセンターに行きたい」コト

せつ菜「ゲームセンター?」

侑「お、たまにはいいね。食べ終わったらゲーセンに行こっか♪」

璃奈「わーい」

せつ菜「ゲームセンターってなんですか?」

侑「え、せつ菜ちゃん知らないの?」

せつ菜「はい。親にゲームなどの娯楽は禁止されてますから」

侑「そ、そういえばそうだったね…。ゲームセンターって言うのは――」

せつ菜「――UFOキャッチャーにメダルゲーム、カードゲームや音ゲー?もあるんですね…」

侑「楽しそうでしょ?」

せつ菜「はい!早く行きたいです!」

侑「その前にちゃんと食べないとね?」

せつ菜「そ、そうでした」スッ

せつ菜「あむ。ん、んぐ」モグモグ

璃奈「がっつきすぎ」チュルチュル

侑「そんなに早く食べたらむせちゃうよ?」

せつ菜「大丈夫です!…んぐっ!?」ビク

侑「だから言わんこっちゃない。はい、私のジュース飲んでいいよ」スッ

せつ菜「ん、ん…」ゴクゴク

侑(かわいいなぁ)ホッコリ

――ゲームセンター

せつ菜「ここがゲームセンター…!」キラキラ

せつ菜「侑さんの言っていた通りですね!楽しそうなゲームがたくさんあります!」

侑「でしょ?まずはどれから遊ぶ?」

せつ菜「えっとぉ…」スタスタ

せつ菜「…」キョロキョロ

せつ菜「たくさんあって迷っちゃます…」キョロキョロ

璃奈「ゲームセンターと言えばUFOキャッチャー」

せつ菜「UFOキャッチャーって、ぬいぐるみを取るゲームでしたっけ?」

侑「そうそう。やってみる?」

せつ菜「はい!」

璃奈「UFOキャッチャーはこっちに置いてあるよ。ついてきて」スタスタ

せつ菜「わかりましたっ!」スタスタ

璃奈「ここ」スッ

せつ菜「おぉ…。大きなぬいぐるみに、フィギュアも!」

せつ菜「あっ!私の好きなアニメのフィギュアもありますよ!」

侑「あはは、まだ遊んでないのに楽しそう」

せつ菜「私、このフィギュアが欲しいです!!」

侑「それ、取るの難しいんじゃないの?」

せつ菜「そうなんですか?」チラ

璃奈「取れない人は1万円使っても取れないと思う」

侑「そんなに!?」

璃奈「まあ、大体はお店の人に言えば、取れそうな位置に動かしてくれるけど」

せつ菜「じゃあ動かしてもらいましょう!」

璃奈「1000円か2000円くらい使わないと動かしてもらえないよ」

せつ菜「そんなぁ…」

侑「取れるかわからないのに2000円も使うのはもったいないよ。別なのにしたら?」

せつ菜「しかし…」

侑「ほら、あれなら簡単に取れそうじゃない?」スッ

せつ菜「私が欲しいのはぬいぐるみじゃなくてフィギュアなんです…」

侑「…せつ菜ちゃん。諦めも肝心だよ?」

せつ菜「むぅ…」

璃奈「…しかたない。私が取ってあげる」

侑「え?」

せつ菜「ほ、本当ですか?」パァ

侑「難しいんでしょ?お金の無駄だって」

璃奈「私なら大丈夫。見てて」スタスタ

侑「璃奈ちゃん…」

璃奈「…」チャリン

侑「1回プレイするのに300円もかかるんだ…」

璃奈「うん。だから取れるものもそこそこ高価なの」スッ

侑「そのフィギュアも売ってたら高そうだもんね」

璃奈「静かに。今調整してるから」スッ

侑「ご、ごめん」

璃奈「…」グイ

せつ菜「よくわからないけど、大変そうですね…」

侑「ねー」

璃奈「…よし。これで準備できた」スッ

せつ菜「璃奈さん頑張ってください!!」

璃奈「頑張るのは私じゃなくてアーム」ポチッ

璃奈「…」ジー

ウィーン…

侑「動き出した…!」

せつ菜「…」ドキドキ

ウィーン…

侑(箱のどこに引っ掛けるんだろ?上にフックでもついてたらそこに掛ければいいんだろうけど…)

侑(見た感じ、それっぽいのはどこにもないし…)

ガシッ

せつ菜「あっ、掴みましたよ!」

侑「え?」パッ

ウィーン…

侑「は、箱の隙間に爪を…。すごい…!」

璃奈「あとは途中で落ちないことを祈るだけ」

せつ菜「…」ギュ

侑(本当に祈ってる…)

パッ…ガコン

侑「お…」

せつ菜「おーっ!やった、取れました!!」

璃奈「…」ガチャ

璃奈「はい」スッ

せつ菜「ほ、本当にいいんですか…?」

璃奈「もちろん」

せつ菜「…」スッ

せつ菜「わぁ…!」パァ

せつ菜「璃奈さん、ありがとうございます!」

璃奈「喜んでくれたみたいでよかった」

せつ菜「絶対に大切にしますから!」

璃奈「うん」

侑「1回で取るなんてすごいね。璃奈ちゃんにはUFOキャッチャーの才能があるんじゃない?」ナデナデ

璃奈「えへへ」

侑「せつ菜ちゃんのお目当てのフィギュアも手に入ったことだし、今度は自分で遊んでみたら?」

せつ菜「そうですね…。おすすめはなんですか?」

璃奈「あれは初心者向けかな」スッ

せつ菜「なるほど…」

侑「さっき私が勧めたやつだ」

璃奈「ぬいぐるみが小さいから、誰でも取りやすい。初心者におすすめのUFOキャッチャー」

せつ菜「それなら私でも取れそうですね。やってみます!」

侑「頑張って~」

せつ菜「はい!」チャリン

璃奈「矢印のボタンを上手く使って、欲しいぬいぐるみの場所に移動させるの」

せつ菜「ふむふむ…」ポチッ

せつ菜「…こんな感じですか?」スッ

璃奈「そう。あとは決定ボタンを押すだけ」

せつ菜「えい!」ポチ

ウィーン…

侑「取れるかな?」

せつ菜「まだわからないです…」ドキドキ

ウィーン…ガシッ

侑・せつ菜「掴んだ!」

せつ菜「このまま落ちませんように…!」

ウィーン…

璃奈「…」ジー

侑「もう少し!」

パッ…ポロッ

侑・せつ菜「やったー!」パチン

せつ菜「…あ////」カァァ

侑「ハイタッチするほど嬉しかったんだ?」

せつ菜「ゆ、侑さんこそ!////」

侑「えへへ♪」

璃奈「おめでとう。さ、取り出して」スッ

せつ菜「…んん。わかりました」パカッ

せつ菜「…」スッ

せつ菜「…♪」ギュ

侑「おめでと~。せつ菜ちゃんも1回で取れたね」

せつ菜「ありがとうございます♪」

せつ菜「…」

せつ菜「…あの、これ侑さんにプレゼントしますっ!」スッ

侑「私にくれるの?」

せつ菜「はい!」

侑「どうして?プレゼントするなら、フィギュアを取ってくれた璃奈ちゃんのほうがいいんじゃない?」

せつ菜「り、璃奈さんにはあとでお礼をしますから。ですから、受け取ってください…!」

侑「でも…」チラ

璃奈「受け取ってあげて?」

侑「…璃奈ちゃんがそう言うなら」

せつ菜「…!」パァ

侑「じゃあ、貰うね?」スッ

せつ菜「はい。私だと思って大切にしてください♪」

侑「う、うん。ありがとう…」

せつ菜「えへへ♪」

璃奈「よかったね」

侑「うーん…(よかったのかなぁ…?)」

せつ菜「UFOキャッチャーはもう充分に楽しみました!次行きましょう!」

璃奈「うん」

侑(まだ1回しか遊んでないのに…)

侑(…っと。とりあえずこのぬいぐるみはバッグに入れておこう)ゴソ

せつ菜「侑さん!次はこの太鼓のゲームで遊びたいです!!」

侑「はいはい。今行くよ~」スタスタ

せつ菜「――えい、えい!」ドンドン

璃奈「…」ドンドンドンカッカッドン

侑(璃奈ちゃん速っ。なにしてるか全然わからないんだけど…)

せつ菜「これも結構楽しいですね!ハマりそうです!」ドンカッ

璃奈「これは楽しいよ」カッカッドンドンカッドン

せつ菜「あっ、またミスっちゃいました」ドンドン

璃奈「せつ菜さんもまだまだだね」ドンドンドドドドドド

侑(すごい。とにかくすごいとしか言いようがない…)

せつ菜「…ふぅ。1曲やるだけで疲れますね」スッ

璃奈「そう?」スッ

侑(せつ菜ちゃんは5回のミスで、璃奈ちゃんは…)

侑(…ノーミス!?しかも1210コンボって…)

せつ菜「侑さんもやってみますか?楽しいですよ?」

侑「わ、私はいいや。こういう音ゲーとか苦手だし」

璃奈「楽しいのにもったいない」

侑「はは…」

侑(隣であんな速度でやられたら気になって集中できないよ…)

せつ菜「私も疲れたので少し休憩します。璃奈さんはどうしますか?」

璃奈「私はまだやる」

侑「…喉渇いたからジュース買ってくるね。2人もなにか飲む?」

せつ菜「あ、私も一緒に行きますよ」

璃奈「ポカリが飲みたいな」

侑「了解っ。行こ、せつ菜ちゃん」

せつ菜「はい♪」

――自販機前

侑「ん…」ゴクゴク

侑「ぷはー。おいしい♪」スッ

せつ菜「ゲームセンターって暑いですよね。暖房が効きすぎなんでしょうか?」

侑「どうなんだろ?」ストン

せつ菜「璃奈さんにポカリ持っていかないんですか?」

侑「まだいいよ。さっきのやつで遊んでるだろうし」

せつ菜「そうですか…」

侑「…♪」ゴクゴク

せつ菜「あ、あの、隣…」

侑「え?」

せつ菜「隣、座っても…」

侑「いいよ?」ポンポン

せつ菜「し、失礼します!」ストン

せつ菜(侑さんの隣…。いい匂いがする…)ドキドキ

侑「ふ~。暑いね~」パタパタ

せつ菜「はい…」ドキドキ

侑「やっぱ暖房効きすぎなのかな。少し汗かいちゃったよ」パタパタ

せつ菜「…」チラ

侑「ふ~…」パタパタ

せつ菜「え!?」

侑「ん?」チラ

せつ菜「…あ、いえ。すみません」スッ

侑「?」

せつ菜(む、胸が一瞬見えたような…。まさかノーブラ…?)

せつ菜(…そ、そんなわけないですよね。侑さんのことが好きすぎて幻覚を見てしまったんですよ。きっと…)

侑「アイス食べたくなってきちゃったな~」パタパタ

せつ菜「そうですね…」チラ

侑「ここにアイスの自販機置いてたっけ…」パタパタ

せつ菜「…っ!」

せつ菜(や、やっぱりノーブラでした…。ち、乳首が…)ムラムラ

せつ菜「…っ」モジモジ

侑「?」チラ

侑「…え、なんか大きくなってない?」

せつ菜「…気のせいですよ」モジモジ

侑「気のせいじゃないって」グイッ

せつ菜「わ…!」

侑「ほら。大きくなってるじゃん」

せつ菜「…ぅ」ビンビン

せつ菜「…ゆ、侑さんが悪いんですよ。そんな無防備な格好してるから…」モジモジ

侑「無防備な格好って、ただの普段着だよ?」

せつ菜「そ、そうじゃなくて…」モジモジ

侑「なに?」

せつ菜「ぶ、ブラジャー、つけてないじゃないですか。服をパタパタさせてたから、その隙間から見えて…」

侑「…あー。見えてた?ごめんね」

せつ菜「侑さんも女の子なんですから、ちゃんとブラジャーをつけたほうがいいですよ…」

せつ菜「目のやり場に困りますし…」ゴニョゴニョ

侑「私の胸のサイズでブラジャーつけてもねぇ。あ、学校に行くときは一応つけてるけどさ」

せつ菜「…変質者に襲われたらどうするんですか」

侑「えぇ?私の体で興奮する人なんていないでしょ」

せつ菜「私は興奮しますっ!!」バッ

侑「わっ」

せつ菜「侑さんの体はとても魅力的です!!侑さんの髪も胸も手も腕も足も全部大好きですっ!!」

せつ菜「侑さんの体で興奮する人なんていない?寝言は寝て言ってください!!私は興奮しまくりですよ!!」

せつ菜「昨日だって、侑さんのことを想いながら何回もひとりえっちをしました!!」

せつ菜「それくらい私は侑さんのことが大好きなんですっ!!そんなこと、軽々しく言わないでくださいっ!!!」

せつ菜「はぁ、はぁ…!!」

侑「せ、せつ菜ちゃん…?」ポカン

せつ菜「…はっ!?また暴走しちゃいました!?」

侑「思いっきりね…」

せつ菜「うぅ…。すみません、忘れてください…」ストン

侑「今のを忘れるって無理でしょ…」

せつ菜「そんなぁ…」

侑(ひとりえっちってなんだろう…)

侑「…ねぇ、今言ったことって本当?」

侑「私が魅力的だとか、私の体で興奮するとか、大好き、だとか…」

せつ菜「…本当ですよ」

侑「大好きって、友達として?」

せつ菜「…いえ。侑さんのことは恋愛対象として見ています。正直言うと、恋人になりたいです」

侑「恋人…」

せつ菜「ゆ、侑さんがよければ、私を恋人に…」

侑「…ごめん」

せつ菜「え…」

せつ菜「…振られちゃいましたか?私…」

侑「…よくわからない。私はこれまで恋愛的に人を好きになったことがないから…」

せつ菜「そ、そうなんですか…」

侑「…とりあえず、保留にしてもいい?」

せつ菜「保留ってことは、まだ恋人になれるチャンスがあるんですよね?」

侑「んー、多分…?」

せつ菜「…わかりました。では、保留で」

侑「ありがとう」ニコ

せつ菜「…っ」ドキッ

せつ菜「ゆ、侑さんには絶対に私を好きになってもらいますから。そして恋人になります!」

侑「あはは…。私もせつ菜ちゃんを好きになれるように頑張るね?」

せつ菜「はい。楽しみにしてます♪」ニコッ

侑「…そういえば、おちんちんは?元に戻った?」

せつ菜「…あ、元に戻ってます。叫んだりしたからでしょうか?」

侑「さあ?…また大きくなったら言ってね?今度は私がしてあげるからさ♪」ニコッ

せつ菜「侑さん…////」パァ

――ゲームセンター

侑「璃奈ちゃーん。お待たせ~」スタスタ

せつ菜「遅くなってすみません…」

璃奈「おかえり」スッスッ

侑「はい、ポカリ♪」スッ

璃奈「ありがとう。…電話がずっと鳴ってたから、出てみたらかすみちゃんだった」

侑「かすみちゃん?今起きたのかな?」

璃奈「さあ。そこまでは聞いてない」

侑「そっか。私のほうにも電話来てるかも」ゴソ

侑「…うん、来てるね。歩夢ちゃんからも着信あるや」

せつ菜「かすみさんと歩夢さんもお泊まりを?」

侑「そーそー。2人は夜更かししてたか知らないけど、出かける直前まで起きなかったから置いてきたの」

せつ菜「なるほど…」

侑「それで、かすみちゃんはなんて?」

璃奈「知らない」

侑「え?電話に出たんでしょ?」

璃奈「なんか喚いてたからすぐ切った」カチ

侑「えぇ…」

せつ菜「璃奈さん…」

璃奈「ん…」ゴクゴク

璃奈「ぷは。おいしい…」スッ

侑「一応私からも電話したほうがいいよね?」

せつ菜「そうですね。怒ってるかもしれませんし」

侑「…じゃ、電話してくるよ。2人は適当に遊んでて」

せつ菜「はい。行ってらっしゃい」

侑「行ってきまーす」スタスタ

――ゲームセンター・外

侑「…」プルルルル…

侑(あまり怒ってなければいいけど…)プルルル…ピッ

侑「あっ、かすみちゃ」

かすみ『侑先輩っ!?今どこにいるんですか!?』

侑「…っ!」キーン

かすみ『りな子は途中で切るし!かすみんを置いてくなんて酷いじゃないですかぁ!!』

侑「ご、ごめん…」

かすみ『ごめんで済んだら警察はいらないんですよ!?一緒にショッピングモールに行く約束はどうなったんですか!?』

侑「だ、だって、2人とも起きなかったんだもん。しょうがないじゃん…」

かすみ『うぐ…。そ、それは……すみませんでした…』

侑「ショッピングモールは明日行こ?それでいい?」

かすみ『…はい。明日こそ絶対に行きましょうね』

侑「うん♪(よかった、落ち着いてきたみたい…)」ホッ

かすみ『あの、今はどこにいるんですか?』

侑「今は3人でゲームセンターにいるよ」

かすみ『3人?』

侑「せつ菜ちゃんも一緒にいるんだ~」

かすみ『せつ菜先輩も…。いいなぁ、かすみんもゲームセンターに行きたかったぁ~…』

侑「はは…。ところで、歩夢ちゃんは?変わってくれる?」

かすみ『歩夢先輩は隣の自分の部屋に戻りましたよ』

侑「あー、そうなんだ。かすみちゃんは?」

かすみ『かすみんはまだ侑先輩の家にいます。食器が溜まってたので、綺麗に洗っておきましたよ♪』

かすみ『あと洗濯物も畳んでおきました♪』

侑「ほんと!?帰ったらやろうと思っててさ。ありがとね、かすみちゃん♪」

かすみ『いえいえ。置いていかれて暇でしたから♪』

侑「あ、あはは…」

かすみ『…それで、いつ帰ってくるんですか?かすみん、寂しすぎて死んじゃいそうなんですけど!』

侑「で、できるだけ早く帰るね?」

かすみ『何時頃ですか?かすみんとうさぎは寂しいと死ぬんですからね?よく覚えといてください!!』

侑「う、うん。じゃあ切るから…」

かすみ『…絶対に早く帰ってきてくださいね。侑先輩、大好きです♪』ブチ

侑「え?」ツーツー

侑「…」ツーツー

侑「…」ピッ

侑「大好き、かぁ。かすみちゃんも私のこと…」

侑「…なんてね。かすみちゃんが好きって言うのは日常茶飯事だし」スッ

侑「さて、歩夢ちゃんにも電話しないと」スッスッ

侑「…」プルルルル…

――ゲームセンター

せつ菜「ふふふ。また私の勝ちですね!」

璃奈「はぁ、はぁ…。運動神経ではせつ菜さんに勝てない…」

侑「ここにいたんだ」スタスタ

せつ菜「あ、侑さん!」

璃奈「遅かったね…」

侑「2人と話してたら長引いちゃってさ。…って、璃奈ちゃん汗すごいよ。これで汗拭いて?」スッ

璃奈「ありがとう…」フキフキ

侑「ダンクゲームしてたの?」

せつ菜「はい!これがもう楽しくて楽しくて!!」

侑「ほどほどにね。璃奈ちゃんバテてるし」

せつ菜「えへへ…」

璃奈「ふぅ。ありがとう、侑さん」スッ

侑「ううん♪」ゴソゴソ

せつ菜「ではもう1度やりましょう!」

璃奈「私は疲れたからいい。…侑さん、相手してあげて」

せつ菜「次のお相手は侑さんですか!負けませんよー!!」

侑「…わ、私はほら、インドア派だから遠慮しとくよ」

せつ菜「えー!一緒に遊びましょうよ!!」グイッ

侑「ひ、引っ張らないで。無理だってば…」

せつ菜「1回だけ!1回だけお願いします!!」グイグイ

侑「やめて!本当に無理だから!!」ググ

せつ菜「人間に無理なんて言葉は存在しません!!」グイグイ

侑「するよ!!璃奈ちゃん助け――いない!?」

せつ菜「1回遊ぶだけですから!!」グイグイ

侑「うぅ…。力が強くて引き剥がせない…」ズルズル

せつ菜「――またまた私の勝ちですね!!」

侑「はぁ、はぁ…。ひぃ…」ゼェゼェ

せつ菜「侑さん、大丈夫ですか?」

侑「これが大丈夫に見えるのかな…」ゼェゼェ

璃奈「はい」ピトッ

侑「冷たっ。…璃奈ちゃん?」チラ

せつ菜「どこに行ってたんですか?」

璃奈「侑さんもバテると思って、水を買ってきたの」

侑「り、璃奈ちゃん…。ありがとう…」スッ

璃奈「ん」

侑「ん、ん…」ゴクゴクゴク

せつ菜「いい飲みっぷりですね♪」

侑「ぷはぁ~。助かった…」キュ

璃奈「大丈夫?」

侑「璃奈ちゃんのおかげでなんとかね…」

璃奈「よかった」

侑「あー、汗で服がべとべとだよ…。早くお風呂に入りたい…」

璃奈「帰りに銭湯行く?」

侑「…その前に1回家に帰りたいな。歩夢ちゃんが今日も泊まるって言ってたし」

せつ菜「…!」

璃奈「かすみちゃんは?」

侑「どうなんだろ。家に帰ったら聞いてみるよ」

璃奈「まだ家にいるの?」

侑「うん。さっき、早く帰ってきてって言われちゃった」

璃奈「ふーん」

璃奈「じゃあ、帰るの?」

侑「時間的にはまだ少し早いけど帰ろっか」

璃奈「わかった」

せつ菜「あ、あの!」

侑「…?」チラ

せつ菜「私もお泊まりしたいです…」モジモジ

侑「私は別に構わないけど…」

せつ菜「ありがとうございますっ!!」パァ

侑「お母さんがいいって言うかな?」

せつ菜「あ…」

璃奈「ドンマイ」ポン

せつ菜「か、勝手に決めつけないでください!…電話してみます」

――高咲家・リビング

侑「ただいまー」ガチャ

かすみ「おかえりなさいっ。もう、遅いですよ~」タタタ

侑「ごめんごめん。あ、かすみちゃんにお菓子買ってきたよ♪」カサッ

かすみ「ありがとうございます♪」ギュッ

侑「わ」

かすみ「くんくん…。少し汗臭いですね?」スンスン

侑「やっぱり?」

かすみ「はい。でも、汗臭い侑先輩も大好きですけど♪」スンスン

せつ菜「羨まし……じゃなくて、かすみさん!侑さんから離れてください!!」

かすみ「せ、せつ菜先輩!?」バッ

璃奈「私もいるよ」

かすみ「りな子も!?」

かすみ「かすみんと侑先輩の家になにしに来たんですか!!」

侑「私の家ね。かすみちゃんのじゃないよ」バタン

かすみ「やだなぁ、冗談ですよ~」

かすみ「…ごほん。それで、なぜ2人がここに?」

璃奈「今日もお泊まり」

せつ菜「私もです。お母さんに許可を貰えたので♪」

侑「電話越しなのに土下座してたもんね」クスッ

せつ菜「ゆ、侑さん!?」

かすみ「土下座って…」

璃奈「はっきり言って滑稽だった」

せつ菜「そこまで言いますか!?」

璃奈「だって事実だもん」

かすみ「かすみんも見たかったな~」

璃奈「動画を撮ったから送ってあげる」

かすみ「りな子ナイス!」

せつ菜「いつの間に撮ったんですか!?今すぐ消してください!!」

璃奈「嫌だ」

せつ菜「璃奈さん!?」

侑「まあまあ。落ち着いて」サスサス

せつ菜「はぁ、はぁ…」

せつ菜「り、璃奈さん。絶対に消してくださいね?」

璃奈「え~」

侑「…消すって言わないと、また騒ぎだすよ?」ヒソ

璃奈「…わかった。気が向いたら消す」

せつ菜「よかったです…」ホッ

侑(気が向いたら…)

侑「かすみちゃんはどうする?もう1日泊まる?」

かすみ「泊まります♪というか、もうすでに親には連絡してますから♪」

璃奈「いつ連絡したの?」

かすみ「昨日♪」

侑「き、昨日?どういうこと?」

かすみ「金曜と土曜、侑先輩の家に泊まるって昨日の時点で言ってたんですよ~♪」

侑「そ、そうだったんだ…」

せつ菜「さすがかすみさんです!2日連続で泊まるって、家主の許可も取らずに決めるだなんて!!」

かすみ「えへへ。そんな褒めないでくださいよ~」テレテレ

璃奈「さすが自己中。これこそ身勝手の極意」

かすみ「りな子は本当に一言多いよね!?」グニー

璃奈「いひゃいからほっぺをひっぱらにゃいで」

侑「あはは…」

ガチャ

侑「ん?」チラ

歩夢「やっぱり帰ってきてた。おかえりなさい♪」ニコ

侑「歩夢ちゃん!」

せつ菜「こんにちは、歩夢さん」

歩夢「もしかしてせつ菜ちゃんもお泊まり?」

せつ菜「はい!」

歩夢「親の許可取れたんだ。よかったね」

せつ菜「本当によかったです♪」

璃奈「…」

璃奈「…」クイ

歩夢「璃奈ちゃん?」

璃奈「これ見て」スッ

歩夢「え?」

かすみ「あ、かすみんも!」ススッ

璃奈「再生するよ」ポチ

歩夢「動画?」

侑「ま、まさか…」チラ

せつ菜「?」

せつ菜『お母さんお願い!!今日は絶対に侑さんの家に泊まりたいの!!』

せつ菜「え」

せつ菜『ダメ?…なんでそんなこと言うの!?たまにはいいじゃん!!ね、ね!?』

せつ菜『…っ。ひっく、お願い、お願いしますっ!!』バッ

侑『せつ菜ちゃん!?ここゲームセンターだよ!?』

せつ菜『お母さぁん!!一生のお願い!!もう絶対にわがまま言ったりしないからぁ!!』

せつ菜『…え?いいの?やった!お母さんありがとう!!』

璃奈「以上」ピッ

せつ菜「あ、あ…」ガクガク

歩夢「え、え?なにこれ…」

かすみ「あはは、本当に土下座してる~!!」

璃奈「面白いでしょ?」

かすみ「うん!他の同好会のメンバーにも見せてあげようよ!きっと大好評間違いなしだよ!!」

せつ菜「や、やめてください!!動画を消してくれるんじゃなかったんですか!?」

璃奈「気が向いたらとしか言ってないよ」

せつ菜「そんなぁ…!」ウルウル

せつ菜「…っ。う、うぅ~…」ポロポロ

侑「せ、せつ菜ちゃん…」

歩夢「璃奈ちゃんやりすぎだよ~…」

璃奈「な、泣かすつもりじゃ…」

かすみ「りな子サイテー!せつ菜先輩を泣かせるなんて!!」

侑「かすみちゃんだって大笑いしてたでしょ」コツン

かすみ「あぅ…」

せつ菜「ぐす、ひっく…」ポロポロ

璃奈「ど、どうしよう…」オロオロ

歩夢「動画を消したら泣き止むんじゃない?」ヒソ

璃奈「…!すぐ消す…」スッスッ

せつ菜「うぅ…」ポロポロ

侑「…おいで、せつ菜ちゃん」

せつ菜「侑さぁん…」ムギュ

侑「…」ナデナデ

かすみ「いいなぁ…」

歩夢「消した?」

璃奈「うん…」

歩夢「侑ちゃん。璃奈ちゃんが動画消したって」

侑「本当に?」ナデナデ

璃奈「…」スッ

侑「…」ジー

侑「…せつ菜ちゃん。動画はもう消したから大丈夫だよ」ナデナデ

せつ菜「ひっく…。はい…」ギュー

璃奈「せつ菜さんごめんなさい…。もうしないから…」

せつ菜「はい…」ギュゥ

侑「丸く収まったみたいでよかったね」ナデナデ

歩夢「うん…(いつまで抱きついてるんだろう…)」ジー

せつ菜「…♪」ギュー

侑「顔埋めてるけど大丈夫?汗臭くない?」

せつ菜「すごくいい匂いです…」スンスン

侑「そう?…胸に鼻息が当たってくすぐったいな~」

せつ菜「すーはーすーはー」スンスン

かすみ「なにしてるんですか、この変態!!かすみんの侑先輩を穢さないでください!!」

歩夢「かすみちゃんのじゃないでしょ!!」

璃奈「…とにかく離れて」グイグイ

せつ菜「あっ…!」

侑「無理に引き剥がさなくてもよかったんじゃ」

せつ菜「本当ですよ!いいところだったのに…!」

侑「いいところ?」

せつ菜「あ…」

侑「いいところって?」

せつ菜「い、いえ…」

侑「?」

かすみ「侑先輩!せつ菜先輩は今、侑先輩の匂いを嗅いでたんですよ!!」

せつ菜「か、かすみさん…!」

侑「そうなの?」

せつ菜「えっと、その…」

せつ菜「…はい」

かすみ「認めましたね!この変態!!」

璃奈「かすみちゃんも侑さんの匂いを嗅いでたくせに」

かすみ「か、かすみんはいいの!」

歩夢「いや、ダメだよ」

侑「どうして私の匂いを嗅いでたの?」

せつ菜「す、好きな人の匂いだからです…。嫌なら言ってください。もうしませんから…」

歩夢・かすみ「好きな人…?」

璃奈「…」

侑「別に嫌ではないよ。私の匂いでよければ好きなだけ嗅いでいいからさ♪」

せつ菜「本当ですか?」パァ

侑「うん」ニコ

せつ菜「で、ではさっそく…!」

侑「ちょ、今はダメ。汗臭いよ」

せつ菜「むしろご褒美です♪」

侑「えぇ…」

璃奈「本物の変態…」

かすみ「あの、せつ菜先輩?」

歩夢「侑ちゃんが好きってどういう意味?」

せつ菜「そのままの意味ですけど…」

かすみ「意味は2つありますよね?」

歩夢「ライクかラブか。どっち?」

せつ菜「えーと、なぜこんな質問を?」

かすみ「答えてください!!」

せつ菜「…もちろんラブですよ?」

歩夢「ラブ…」

侑「さっき私に告白してきたもんね~」

せつ菜「えへへ////」

歩夢・かすみ「告白ぅ!?」

侑「わっ」

かすみ「そ、そんな!まさか侑先輩…!!」

歩夢「告白を受けちゃったの!?」

侑「いや、保留にさせてもらってるけど」

かすみ「保留…?」

歩夢「なんだ、よかったぁ~…」

侑「なんでそんなに嬉しそうなの?」

かすみ「だって、ねぇ?」チラ

歩夢「うんうん♪」

せつ菜「…その反応。もしかして、2人も侑さんが好きなんですか?」

歩夢・かすみ「…!!」バッ

せつ菜「やっぱり…」

侑「え?」

せつ菜「2人も侑さんのことが好きだなんて…。いえ、なんとなくは気づいていましたが…」

かすみ「またライバルが増えちゃいました…」

歩夢「侑ちゃんは本当にモテモテだね…」ハァ

侑「え?え?どういうこと?」

かすみ「まだ気づかないんですか?かすみんたちが侑先輩を好きだってことですよ♪」

侑「せつ菜ちゃんは告白されたからわかるけど、歩夢ちゃんとかすみちゃんも…?」

歩夢「侑ちゃんは昔から恋愛とかには疎いもんね。気づかないのも無理ないよ」

侑「3人とも私のことが好き…」

璃奈「…」クイ

侑「…?」チラ

璃奈「私も侑さんが好き」

侑「え…」

歩夢「それ本当なの?」

璃奈「うん。侑さんのことを考えるとドキドキするもん。こんな気持ちは侑さんが初めて」

かすみ「嘘つかないでよ!りな子は愛先輩と仲良いじゃん!この前も「愛さん好き~」とか言ってたし!」

璃奈「愛さんのことは好きだよ。…だけど、その好きは恋愛感情じゃなくて、尊敬から来るもの」

せつ菜「…ということは、ここにいる全員が侑さんを好きということですか?」

歩夢「そうみたいだね…」

かすみ「むぅ…。侑先輩モテモテすぎますよぉ…」

侑「…」

かすみ「侑先輩…?」

侑「…あ、なに?」

かすみ「聞いてなかったんですか?侑先輩はモテモテすぎますよ~って言ったんです♪」

侑「あぁ…」

歩夢「侑ちゃん、顔色悪くない?」

侑「…4人が私のことを好きなんだって思うと…」

侑「その、頭がこんがらがってきちゃって…」

せつ菜「たしかに、いきなり4人に好きって言われたら誰だって混乱しちゃいますよね…」

璃奈「ごめんなさい…」

侑「…璃奈ちゃんが謝ることじゃないよ」

かすみ「それで、侑先輩は誰が好きなんですか?」

侑「え…」

歩夢「か、かすみちゃん!」

かすみ「だって気になるじゃないですか。侑先輩、答えてください!」

璃奈「そんなに急かすのはどうかと思う。侑さんは今混乱してるんだから、あとで聞いたほうがいいよ」

せつ菜「璃奈さんの言う通りですよ。今は侑さんが落ち着くのを待つべきです」

かすみ「…はい」シュン

かすみ「すみません、侑先輩…」

侑「ううん…」

侑「…」

侑「さっきもせつ菜ちゃんに言ったんだけど…」

侑「私はこれまで、人に対して恋愛感情を持ったことがないから……誰が好きだとかは、すぐには決められない…」

侑「決めるのに、かなり時間がかかるかも…」

歩夢「…うん、知ってる。侑ちゃんの好きはラブじゃなくてライクだもんね。しかたないよ」

かすみ「かすみんが言うのもアレですけど、ゆっくりでいいですから。ゆっくり愛を育みましょう♪」

せつ菜「そうですね。…誰が最初に侑さんに好きになってもらえるか、楽しみです!」

璃奈「うんうん」

侑「みんな…」

侑「…ありがとう」ニコ

――侑の部屋

歩夢「これからのことを考えないとね」

せつ菜「私、侑さんと2人きりでデートがしたいです!」

かすみ「かすみんも!まあ、かすみんは明日、侑先輩とデートするんですけどね~♪」

璃奈「いつの間に…」

歩夢「そうなの?」

侑「デートって言うか…」

かすみ「デートです!!」

侑「そ、そっか。デートでいいよ」

かすみ「えへへ。そういうことですから、お先に失礼しまーす♪」ニコッ

せつ菜「なんでかすみさんだけ…。ずるいです…!」

璃奈「侑さんに賄賂でも渡したの?」

かすみ「そんなことしてないもん!!」

歩夢「デートするっていつ約束したの?」

侑「昨日かな。かすみちゃんが2人きりでお出かけしたいって言うから、じゃあ行こうかってなって」

歩夢「私が休んでる間にそんな約束を…」

せつ菜「…こうしませんか?侑さんと私たちで、1日ずつデートをするんです。それなら公平でしょう?」

璃奈「賛成。せつ菜さん賢い」

せつ菜「ふふ。私は優木せつ菜ですから♪」

璃奈「?」

かすみ「かすみんが1番最初でいいなら文句なしです!」

歩夢「かすみちゃんは最初に約束してたからね。あとは私たち3人でじゃんけんでもして順番を決めれば…」

侑「4日連続?それとも土日だけ?」

せつ菜「土日のみだと、最後の人が2週間後になってしまうので却下です」

侑「4日連続でデート…。ちなみに、拒否権は…」

せつ菜「すみません。拒否権ナシです♪」ニコッ

侑「ですよね~」

せつ菜「では順番はじゃんけんで決めましょうか」

歩夢「うん!」

璃奈「おー」

かすみ「かすみんは参加しなくていいんですよね?」

せつ菜「はい。かすみさんは1番ですから」

かすみ「昨日約束しておいてよかった~♪」

侑「が、頑張って~」

せつ菜「始めましょう。最初はグー!」

歩夢・せつ菜・璃奈「じゃんけんぽん!!」バッ

歩夢「…」パー

せつ菜「…」グー

璃奈「…」チョキ

侑「あいこ…」

かすみ「見事にバラけましたね~」

せつ菜「くっ…」グッ

歩夢・せつ菜・璃奈「あいこでしょ!!」バッ

歩夢「…」グー

せつ菜・璃奈「…」チョキ

歩夢「やった!侑ちゃん見て!!私の勝ちだよ!!」

侑「お、おめでとう(すごい嬉しそう…)」

せつ菜「ま、まだです!」

璃奈「次は負けない」グッ

せつ菜・璃奈「じゃんけんぽん!!」バッ

せつ菜・璃奈「…」パー

せつ菜・璃奈「あいこでしょ!!」バッ

せつ菜・璃奈「…」グー

せつ菜・璃奈「あいこでしょ!!」バッ

せつ菜・璃奈「…」チョキ

せつ菜「またあいこ…!」グッ

せつ菜・璃奈「あいこでしょ!!」バッ

せつ菜・璃奈「…」パー

せつ菜「4連続あいこ…!?」

かすみ「2人なのにあいこが続いてますね」

侑「珍しいよね…」

歩夢「…」ジー

せつ菜・璃奈「あいこでしょ!!」バッ

せつ菜・璃奈「…」グー

せつ菜・璃奈「あいこでしょ!!」バッ

せつ菜・璃奈「…」チョキ

せつ菜・璃奈「あいこでしょ!!」バッ

せつ菜・璃奈「…」パー

せつ菜「あああっ!?おかしいですよこれ!!」

かすみ「7連続…」

侑「せ、せつ菜ちゃん落ち着いて!ただのじゃんけんでそんなカッカしちゃダメだよ!!」

せつ菜「…それもそうですね…。少し冷静になります…」

せつ菜「すー、はー…」

せつ菜「ふぅ。いきます…!」グッ

璃奈「次で決める」グッ

せつ菜・璃奈「あいこでしょ!!」バッ

せつ菜「…」グー

璃奈「…」パー

せつ菜「あ…」

璃奈「やったー。私の勝ち」

かすみ「激闘を制したのはりな子選手だ~!!」

せつ菜「そ、そんな…」ガクッ

侑「璃奈ちゃんおめでとう。…せつ菜ちゃんは残念だったね」

せつ菜「うぅ…」

侑「でもまあ、デートはできるんだしさ。そんなに落ちこまないで?」

せつ菜「はい…」

歩夢「ねぇ、璃奈ちゃん。何度もあいこだったのってもしかして…」

璃奈「うん。わざと」

侑「え?わざと?」

かすみ「なにそれ、どういうこと?」

璃奈「せつ菜さんはグーチョキパーの順でしか出さない。だから、それに合わせて同じのを出してたの」

せつ菜「そんなわけ…!」

歩夢「ううん。たしかにずっとグーチョキパーの順で出してたよ」

侑「へー。よく気づいたね…」

歩夢「ずっとあいこが続いてたからおかしいと思って…」

かすみ「でも、出すのがわかってるんだったら、何回もあいこにしなくてよかったんじゃないの?」

璃奈「もしもがあるかもしれないでしょ?それに、せつ菜さんの反応が面白かったから、つい」

歩夢「見かけによらずドS~…」

せつ菜「私にそんな弱点があったなんて…。次までには克服しておきます!!」

侑「が、頑張ってね。せつ菜ちゃん」

せつ菜「非常に残念な結果に終わりましたが、これで順番は決まりましたね」

かすみ「かすみんが1番最初で~」

歩夢「私が2番目♪」

璃奈「3番目」

せつ菜「そして、私が最後です…」ハァ

侑「本当に4日連続でデートするの?」

せつ菜「もちろんです!」

侑「明日は休みだからいいけど、あとの3日は学校があるよね。それはどうするの?」

せつ菜「侑さんには悪いですが、部活を3日とも休んでもらいます。私たちは1日休むだけなので特に問題はないでしょう」

侑「え~、3日と休むの…」

歩夢「ごめんね、侑ちゃん。私たちのわがままに付き合わせちゃって…」

侑「…そ、そんな悲しそうな顔しないでよ。私は別に怒ってないからさ」

歩夢「ほんと?」

侑「たったの3日だもん。我慢するよ」

歩夢「ありがとう♪」ニコッ

侑「うん」ニコ

かすみ「えいっ♪」ガバッ

侑「わ…!」ドサ

歩夢「かすみちゃん!?」

かすみ「侑先輩の抱き心地は最高ですー♪」ムギュー

せつ菜「侑さんから離れてください!嫌がってますよ!」

かすみ「…かすみんに抱きつかれるの、嫌ですかぁ?」ウルウル

侑「嫌じゃないけど、汗臭いから…」

かすみ「えへへ♪」ムギュッ

侑「ちょ…」

かすみ「侑先輩大好きです~♪」ギュー

侑「は、離れて…」

歩夢「…もう我慢できないっ。私も!!」バッ

侑「歩夢ちゃ…」

せつ菜「私も侑さんに抱きつきます!!」ギュゥ

璃奈「…」ギュー

侑「せつ菜ちゃんと璃奈ちゃんも…」ググ

侑(み、身動きが取れない…!)

かすみ「侑先輩~♪」スンスン

侑「に、匂い嗅がないで!」

せつ菜「さっきは好きなだけ嗅いでいいって言ってたじゃないですか♪」スンスン

侑「今は汗臭いからダメなの!」

歩夢「ちょっと汗臭いけど、それも含めて侑ちゃんの匂いだから私は好きだな~」スンスン

璃奈「この匂い、癖になる…」スンスン

侑「匂いの感想とか聞いてないから!!」

かすみ「興奮してきました…♪」ビンビン

侑「なんで匂いを嗅いだだけでおちんちんが大きくなるの~…」

せつ菜「ま、まだ大きくなってませんよ!」

侑「かすみちゃんに言ったんだけど…」

せつ菜「か、かすみさんにもおちんちんが生えたんですか!?」

かすみ「かすみんだけじゃなくて、歩夢先輩とりな子にもおちんちん生えてますよ?」

せつ菜「えぇ!?」

璃奈「なんで今更驚いてるの?」

歩夢「…せつ菜ちゃんにちゃんと話した?」チラ

侑「話したような、話してないような…」

せつ菜「聞いてませんよ!なんでそんな重要なことを私にだけ話してくれなかったんですか!?」

侑「あはは、忘れてた♪」

せつ菜「忘れてたって…!」

歩夢「まあまあ。そんな怒らないであげて?」

歩夢「侑ちゃんも悪気があったわけじゃないんだから」ギュー

せつ菜「…はい」ギュ

璃奈「せつ菜さんはカルシウムが足りてない」ギュー

せつ菜「ま、毎日牛乳飲んでます!」

かすみ「へ~。…侑先輩?かすみんのを鎮めてほしいんですけどぉ~」ムギュー

侑「…え、ここで?」

かすみ「はい♪」

侑「み、みんなが見てる中でするの?」

かすみ「むしろ見せつけちゃいましょう♪」

侑「えぇ…」

かすみ「侑先輩っ♪」ギュー

侑「はぁ…。わかったよ、すればいいんでしょ?」

かすみ「やったー♪」

侑「…というわけだから、離してくれる?」チラ

歩夢「ほ、本当にここでするの?」

侑「うん。…嫌だったらリビングに避難していいよ?」

歩夢「…気になるから見てるっ」

せつ菜「わ、私にもしてください!」

侑「かすみちゃんの次でいいよね?」

せつ菜「はい!」

璃奈「私も」

歩夢「私は最後でいいや♪」

侑「はいはい…」スッ

侑「どっちがいい?」

かすみ「ふぇらってやつがいいでーす♪」

侑「フェラね。了解♪」スルスル

せつ菜「フェラってなんですか?」

歩夢「口でしてもらうのをフェラって言うんだって♪」

せつ菜「口で…」

璃奈「すごく気持ちいいよ」

せつ菜「おぉ…」

かすみ「お願いします♪」ビンビン

侑「ん、あむ…」パク

かすみ「ん…!」ピクン

せつ菜「本当に口でしてます////」ドキドキ

侑「んむ、ん…」チュパチュパ

かすみ「ふぁ、ぁ…」

侑「じゅる、ちゅ…」チュパチュパ

かすみ「こ、これがふぇら…。んっ////」

侑(かすみちゃんのサイズなら根元までいけるかな?)チュプチュプ

侑「んぐ。んぶ…」チュププ

かすみ「ひゃ…////」ビク

侑「じゅぷ、んぅ…」ジュプジュプ

歩夢「ね、根元までくわえてる////」ドキドキ

璃奈「…////」ドキドキ

せつ菜「はぁ、はぁ…////」ムラムラ

侑(みんなに見られてるとやりにくいな…)ジュプジュプ

侑(根元まではやっぱ苦しい…。元に戻そ…)チュプ

侑「んちゅ、ちゅ…」チュプチュプ

かすみ「んぁ、ぅぅ////」

侑「れろ、ちゅむ…」チュポチュポ

かすみ「んくっ////」ギュ

侑「ちゅぷ、ん…」チュパチュパ

かすみ「あ、あぁ////」ビク

侑「じゅる、んちゅ…」チュポチュポ

歩夢「えっちな音…////早く私もしてもらいたいっ////」ドキドキ

璃奈「侑さんの顔もすごくえっち////」ドキドキ

せつ菜「はぁ、はぁ…////」モゾモゾ

璃奈「…?////」チラ

せつ菜「んっ////」シコシコ

侑「ちゅぱ、れろ…」チュパチュパ

かすみ「侑先輩ぃ////」クネクネ

侑(すごい気持ちよさそう…♪)チュパチュパ

璃奈「せつ菜さんなにしてるの////」

歩夢「え?////」パッ

せつ菜「はぁはぁ////」シコシコ

歩夢「1人でしてる!////」

侑「?」チラ

せつ菜「だって我慢できなくて…////」シコシコ

かすみ「ゆ、侑先輩っ////出ちゃいますぅ////」ビクビク

侑「…ん。ふぁい」チュプチュプ

かすみ「ひゃぁぁ////」ビュルルルル

侑「ん…」コク

かすみ「ぁぁ////」ビュルル

侑「ん、ん…」ゴクゴク

かすみ「かすみんのを飲んだ…////」ドキドキ

侑「ぷは…」ヌポ

かすみ「侑先輩////かすみんの精液のお味はどうでしたか////」ドキドキ

侑「まずい。おまけに喉がイガイガするし」グシ

かすみ「え…!」ガーン

侑「かすみちゃんの精液だけがまずいわけじゃないよ?みんな大体同じ味かな~。苦くておいしくない」

かすみ「そ、そうなんですか…」ホッ

侑「それで…」チラ

せつ菜「はぁはぁ////」シコシコシコ

かすみ「せつ菜先輩!?////」カァァ

侑「ほら、次はせつ菜ちゃんの番だよ?」ススッ

せつ菜「やっとですか////」パァ

侑「なんで1人でしてたの?」ニギッ

せつ菜「ん…////」ピク

せつ菜「…侑さんがかすみさんにしてるのを見て、興奮してきちゃって////」

侑「ふーん」シコシコ

せつ菜「んぁ////」ビク

かすみ「せ、せつ菜先輩のおちんちん、大きすぎませんか?////かすみんの一回り以上あるんですけど////」

璃奈「大きい////」

歩夢「私もあのくらいだよ?////」

かすみ「えぇ!?////」

歩夢「えへへ////」テレッ

侑「~♪」シコシコ

せつ菜「ゆ、侑さんは上手ですね////自分でするよりもずっと気持ちいいです////」

侑「そうなんだ?」シコシコ

せつ菜「はい////…んく////」ビクッ

かすみ「見てください!////せつ菜先輩の顔、すごく気持ちよさそうですよ!////トロ顔ってやつですか?////」

璃奈「かすみちゃんも似たような顔してた////」

かすみ「か、かすみんはあんな下品な顔しないもん!////」

歩夢「してたよ////」

かすみ「むぅ~////」

せつ菜「はぁはぁ////」トローン

侑「ふふ。気持ちいい?」シコシコ

せつ菜「気持ちいいでしゅ////」トローン

歩夢「…////」モジモジ

璃奈「ズボンの上からでもわかるくらい大きくなってる////」

歩夢「璃奈ちゃんも人のこと言えないでしょ////」モジモジ

かすみ「脱いだほうがいいですよ////汚れちゃうかもしれないですし////」

歩夢「そ、そうだね////」グイ…スルスル

璃奈「私も脱ぐ////」スルスル

かすみ「おぉ~////本当に大きい////」ジー

歩夢「そんなに見ないでよぉ////」ビンビン

璃奈「…////」ビンビン

かすみ「りな子は~……小さいね////皮被ってるし////」

璃奈「歩夢さんやせつ菜さんに言われるならいいけど、同じ大きさのかすみちゃんに言われたくない////」

かすみ「かすみんのほうが少し大きいよ!////」

侑「わっ!?」

歩夢・かすみ・璃奈「!?」ビクッ

歩夢「侑ちゃんどうしたの!?」バッ

侑「歩夢ちゃん…」スッ

かすみ「わぁ////」

璃奈「か、顔にいっぱいかかってる////」

歩夢「な、なんでこんな…////」カァァ

侑「…せつ菜ちゃんが出したからだよ。ねぇ、出すときは教えてって言ったよね?」チラ

せつ菜「す、すみません////気持ちよすぎて、つい////」ハァハァ

侑「…次から気をつけてよ。本当に」

せつ菜「はい////」

侑「私のバッグにタオルが入ってるから、取ってくれない?」

かすみ「侑先輩の顔に精液が…////えっちすぎっ////」ビンビン

璃奈「出したばかりなのにまた大きくなってる」ビンビン

せつ菜「た、たしかにえっちです////」ビンビン

歩夢「うんうん////」ビンビン

侑「た、タオル取って?」

せつ菜「顔なんてあとで拭けばいいじゃないですか////次はフェラをしてください////」ズイ

侑「か、顔に押しつけないでよ…」

璃奈「せつ菜さん、次は私の番////」

せつ菜「まだ私の番は終わってません!////1回出したら終わりだなんて言ってませんよね?////」

侑「せつ菜ちゃんはおしまい。次は璃奈ちゃんね」

璃奈「わーい////」

せつ菜「そんなぁ////」

歩夢「侑ちゃんの言うことは絶対だから////」ガシッ

せつ菜「うぅ…////」ズルズル

侑「その前に顔拭いていい?」ゴソ

璃奈「…////」コクッ

侑「ありがと。朝は手でしたし、口かな?」フキフキ

璃奈「うん////」

侑「おっけー♪」スッ

侑「よし。…ん」チュプ

璃奈「…ぁ////」ビク

侑「ちゅ、んむ…」チュパチュパ

璃奈「ひゃ////うぅ////」

侑「んちゅ、んー…」チュポチュポ

せつ菜「うぅ~////まだ収まりません////」ビンビン

かすみ「かすみんだってさっきから大きくなりっぱなしですよぉ////」ビンビン

歩夢「自分の手ですればいいじゃん////」

せつ菜「侑さんにしてもらったほうが気持ちいいので////」

かすみ「かすみんも////」

侑「んぅ…」チュプチュプ

璃奈「ぁ、ぁ////」

歩夢(璃奈ちゃんが終わったら次は私の番…////)ムラムラ

歩夢(あぁ、楽しみ////)ビンビン

せつ菜「もう我慢できませんっ!!////」バッ

歩夢「え?////」

せつ菜「侑さんっ////手でいいのでまたしてください!////」ズイ

侑「ふぇ?」チュポチュポ

璃奈「…っ////」

歩夢「せつ菜ちゃ…」

かすみ「かすみんもお願いしますっ////」バッ

歩夢「かすみちゃんも!?////」

せつ菜「お願いします////」ニギッ

侑「んん~(無理矢理握らせないでよ~…)」

かすみ「かすみんも!////」ニギ

侑(両手に握らされた…)

璃奈「侑さん////動かして////」

侑「…ちゅむ、れろ」チュプチュプ

せつ菜「手も動かしてくださいっ////」

侑(注文が多すぎる…)シコシコ

かすみ「んっ////気持ちいいですぅ////」

侑「ちゅぱ、じゅる…」シコシコシコ

せつ菜「あぁ////最高ですっ////」

侑(フェラをして両手で手コキとか、えっちな動画じゃないんだから…。ま、楽しいからいいけど)チュパチュパシコシコ

侑「じゅぷ、んぐ…」シコシコシコ

せつ菜・かすみ・璃奈「あぁ…////」

歩夢「ま、待って!////2人ともさっきしてもらったのにずるいよ!////私はまだ1回も…////」

かすみ「なら歩夢先輩もしてもらえばいいじゃないですか////」

せつ菜「そうですよ////それに、早い者勝ちです////」

歩夢「むぅ~////…侑ちゃん!////」

侑「こえいようれきないよ~」シコシコシコ

歩夢「たしかに口と両手はもう塞がってるけどぉ////」

璃奈「なにを言ったのかわかったの?////」

歩夢「これ以上できないよ、って…////」

かすみ「ほえ~////」

せつ菜「さすが幼馴染みですね////」

歩夢「えへへ////」テレテレ

歩夢「…って、違うよ!////2人のどちらかが私に代わってくれれば済むんだよ!?////」

かすみ「それはちょっと無理です////」

せつ菜「早い者勝ちですから////」

歩夢「うぅ…////」

侑「あおでやっえあえうから」チュポチュポ

璃奈「んぁ、ぁ…////」ビクッ

歩夢「…いいもん////私にだって考えがあるんだからね!////」スルスルッ

侑「ふぇ?(なんで私のズボンを脱がすの?)」シコシコ

かすみ「あっ!////」

せつ菜「ま、まさか歩夢さん…!////」

璃奈「?////…侑さ、出そう////」ビクビク

侑「ふぁい」チュパチュパ

璃奈「…っ////」ビュルビュル

侑「…ん」ゴク

璃奈「はふ…////」

侑「…」ヌポ

璃奈「出す瞬間ってなんでこんなに気持ちいいんだろ////」

侑「へ~。…歩夢ちゃん、してあげるからこっちおいで?」

歩夢「…////」ジー

侑「歩夢ちゃん?」

歩夢「…////」ツツー

侑「ひゃ!?」ビクッ

かすみ「侑先輩!?////」

侑「あ、いや…」

侑(き、昨日、せつ菜ちゃんに擦られたときみたいにビリってした…?)

歩夢「パンツ越しでもわかるくらい濡れてる…////」サスサス

侑「んっ。ぬ、濡れてる…?おもらししてないよ?」

歩夢「おもらしじゃないよ////女の子は興奮したり、気持ちよくなったりすると、おまんこが濡れるの////」

侑「興奮したり、気持ちよくって…」

せつ菜「と、ということは…////」

かすみ「かすみんたちのおちんちんを舐めたりして、感じてるってことですか////」

璃奈「そんな素振りは全然見せてなかったのに////」

侑「…たしかに、フェラをしてると下のほうがムズムズするときがあるけど…」

歩夢「それが「感じる」ってことなんだよ?////」

侑「そ、そうなんだ…」

歩夢「…私、侑ちゃんとえっちがしたい////」

せつ菜・かすみ「なっ!?////」

璃奈「?////」

侑「えっち?セックスってこと?」

歩夢「うん////」

侑「セックスかぁ…。えっちな動画だと、すごい気持ちよさそうだったんだよね~」

歩夢「じゃあ////」

侑「うん、いいよ――」

せつ菜・かすみ「――待ってくださいっ!!」バッ

侑「わっ!?」

かすみ「ダメです!そんなの許可しません!!」

せつ菜「そ、そうです!侑さんとえっちをするだなんて、この私が認めませんよ!!」

歩夢「なんで2人の許可がいるの!?侑ちゃんがいいって言ったんだよ!?」

かすみ「じゃ、じゃあかすみんともしてください!!」

せつ菜「あ、駆け抜けはずるいですよ!私も!!」

璃奈「よくわからないけど、みんながするなら私も」

侑「いいよ~。誰からする?」

歩夢「!!?」

歩夢「侑ちゃん!?私としてくれるんだよね!?」

侑「うん♪1番目は歩夢ちゃん?」

かすみ「違います!侑先輩の初めてはかすみんのモノです!!」

せつ菜「いいえ!侑さんの初めての相手は私ですよ!!」

歩夢「勝手に決めないで!!」

璃奈「私は何番でもいいや」

侑「な、なんで言い争ってるの?みんなで決められないなら、またじゃんけんで…」

かすみ「侑先輩正気ですか!?」

侑「え?」

せつ菜「侑さんの初めての相手をじゃんけんのようなくだらないモノで決められるわけがないでしょう!?」

歩夢「そんな軽々しく言わないで!!侑ちゃんのバカ!!」

侑「え、これ私が悪いの?」チラ

璃奈「さあ」

歩夢・せつ菜・かすみ「はぁ、はぁ…!!」

璃奈「なんか必死すぎて怖い」

侑「だ、だね…」

せつ菜「…こほん。少し冷静になりましょう」

かすみ「そうですね…。このままだと言い争いどころか本物の喧嘩になりそうですし…」

歩夢「うん…」

侑「なにそれ…」

せつ菜「なにかいい案はありますか?」

かすみ「侑先輩に選んでもらうのが1番だと思います!」

歩夢「だったら100%私になるけどいいの?」

せつ菜「はい?なにを言ってるんですか?」

歩夢「だって、私と侑ちゃんはずっと一緒にいるんだよ?普通に考えて私を選ばないわけないじゃん」

かすみ「何年一緒にいるかなんて関係ないですよ。ねぇ、せつ菜先輩?」

せつ菜「はい!大切なのは気持ちです!!」

歩夢「ふ~ん。じゃあ、侑ちゃんに決めてもらおっか?」

かすみ「いいですよ?」

せつ菜「受けて立ちます」

侑「話は終わった?」

歩夢「うん♪ねぇねぇ、侑ちゃん?私たちの中で1番最初にえっちしたい人って誰?」

侑「別に誰でもいいけど」

歩夢「即答!?」

かすみ「…侑先輩。初めてを軽く見すぎですよ」

侑「そうかな?」

せつ菜「いいですか?初めてと言うのは、本当に大切な人にあげるものなんです!」

侑「本当に大切な人…」

歩夢「侑ちゃんの大切な人って誰?」

璃奈「侑さんの大切な人は、私」

かすみ「は?りな子なに言ってるの?表情筋だけじゃなくて、脳みそも死んじゃった?」

せつ菜「い、言いすぎですよ!」

璃奈「侑さんは昨日、私のことを本当に大切な人って言ってくれた。…かすみちゃんはあとで殴るから」

歩夢「そうなの!?」バッ

侑「うん。言ったよ?」

かすみ「そ、そんな…」

せつ菜「ま、まだわかりませんよ!私たちのことはどう思ってるんですか!?大切な人ですか!?」

侑「もちろん。ここにいるみんなは私の大切な人だよ♪」

歩夢・せつ菜・かすみ「おぉ…!!」パァァ

璃奈「…私だけじゃなかったんだ。ま、侑さんらしいけど」ボソ

かすみ「では、初めての相手はかすみんと言うことで…」

歩夢「なんでそうなるの?私だよ?」

せつ菜「私です!!」

璃奈「私も侑さんの初めての相手?になりたい」

侑「さっきは何番でもいいって言ってたよね?」

璃奈「気が変わった」

侑「変わっちゃったんだ…」

歩夢「…もー。このままだといつまで経っても決まらないよ~」

かすみ「侑先輩は誰でもいいとか言ってますもんね…」

せつ菜「…もう1度聞きます。初めてえっちをするなら誰がいいですか?」

侑「私には決められないよ。みんな大切な人だもん」

歩夢「やっぱり…」ハァ

かすみ「あー!決められないなら、じゃんけんしますか?」

せつ菜「そんなモノで決めるのはちょっと…」

歩夢「デートとは違うんだよ?あんな運任せのやつで決めたくないよ」

璃奈「じゃあ、どうするの?」

歩夢・せつ菜・かすみ「……」

侑(みんな真剣に悩んでるなぁ。そんなに私の初めて?が欲しいんだ…)

せつ菜「…しかたありません。もうこれしか方法はないみたいですね…」

かすみ「なにか思いついたんですか!?」

歩夢「早く聞かせて!」

璃奈「…」ワクワク

せつ菜「…侑さんの初めての相手は、恋人になった人がなれるということにしましょう」

侑「私の恋人?」

かすみ「ま、待ってください。それだといつになるかわからないですよね?」

璃奈「明日かもしれないし、1年後かもしれない」

歩夢「下手したら一生ないかも…」

せつ菜「はい。しかし、侑さんが選べないと言った以上、もうこれしか方法はないんです…」

歩夢・かすみ・璃奈「……」

せつ菜「なにか意見はありますか…?」

歩夢「…ないよ」

かすみ「かすみんもありません」

璃奈「私も」

せつ菜「決まりですね…」

歩夢・かすみ・璃奈「…」コクリ

侑(なんか決まったっぽい…?)

せつ菜「侑さん。今の話、聞いてましたよね?」

侑「え?あー、まあ、うん」

かすみ「なんか曖昧な返事ですね…」

歩夢「説明したほうがいい?」

侑「お願い」

歩夢「わかりやすく言うと…」

璃奈「侑さんの恋人が、初めての相手になれるってこと」

歩夢「わ、私のセリフ…」

侑「ふむ…。私には恋人がいないんだけど?」

せつ菜「ですから、これから恋人を作るんです!私たち4人の中から!!」

侑「おぉ…」

侑(…あれ?ということは、つまり…)

侑「ねぇ、恋人ができるまでセックスできないの?」

かすみ「もちろんです!」

侑「えぇ~。セックスしてみたかったのに…」

歩夢「お、女の子がセックスって連呼しないで!」

侑「じゃあなんて言えばいいの?」

歩夢「えっち、とか…?」

侑「ふーん。…早くえっちしたいよ~」

せつ菜「だったら早く恋人を作ってくださいね♪」

侑「恋人かぁ…」

璃奈「告白の返事、待ってるから」

かすみ「かすみんと今恋人になってもいいんですよ?」

歩夢「かすみちゃん!!」

かすみ「じょ、冗談ですってばぁ…」

侑(恋人は両想いの人がなるんだよね?)

侑(私にはまだ好きな人なんていないし…)

侑(…まあ、明日から4日連続デートだから、少しは誰かを好きになれればいいけど…)

侑(先は長そうだな…)

歩夢「あまり背負い込まないでね?私は侑ちゃんの1番の理解者なんだから、なんでも相談してほしいな」

侑「うん、ありがとう」ニコ

かすみ「むぅ…。歩夢先輩は実際に、侑先輩の1番の理解者だからなにも言えません…」

せつ菜「10年以上一緒にいる幼馴染みですからね…」

璃奈「羨ましい」

歩夢「えへへ♪」テレテレ

侑「話がだいぶ逸れちゃったけど、もうフェラとかしなくていいの?歩夢ちゃん、1回も出てないでしょ?」

歩夢「そ、そういえばそうだった…!」

侑「する?」

歩夢「してほしいな…」モジモジ

せつ菜「あの、私もまた…」

侑「さっきは流れでしちゃったけど、もうダメだよ。1回出したら終わりだからね?」

かすみ「かすみんもダメなんですか!?」

侑「当たり前でしょ?」

かすみ「そんなぁ…」

璃奈「また今度してもらえばいい」

せつ菜「そうですね…」ハァ

歩夢「ね、ねぇ、みんなには席を外してもらいたいんだけど…」

かすみ「…どうしてですか?」

璃奈「まさか、私たちを追い出してえっちする気じゃ」

歩夢「違うよ!みんなに見られながらするのは、ちょっと恥ずかしいから…」モジモジ

かすみ「信じられません!絶対にえっちする気ですよ!」

せつ菜「歩夢さん…。侑さんとえっちをしたいのはわかりますが、ズルはいけませんよ?」

璃奈「決めたことは守らないと」

歩夢「侑ちゃぁん…」ウルウル

侑「…悪いけど、3人はリビングで待っててくれる?」

かすみ「まさか侑先輩…!」

侑「違うよ。絶対にえっちはしないから、信じて?」

せつ菜「しかし…」

侑「私のことが信じられないの?」

璃奈「…私は信じる。リビングで待ってるから」スク

かすみ「侑先輩にそこまで言われたら、信じないわけにはいかないですもんね…」スク

せつ菜「ぅ…」

侑「せつ菜ちゃんは?」

せつ菜「…わかりました。信じてますからね?」スク

侑「ありがとう」ニコ

かすみ「できるだけ早く済ませてください!」

侑「それは歩夢ちゃん次第かな~」

璃奈「テレビ見ていい?」

侑「もちろん♪」

ガチャ…バタン

侑「…ふぅ。3人とも行ったね」スッ

侑「さて、それじゃ…」

歩夢「侑ちゃんっ」ギュム

侑「わっ」ギュ

歩夢「私を信じてくれてありがとう…」ギュー

侑「幼馴染みを信じるのは当然でしょ?」ナデナデ

歩夢「もしも私が無理矢理侑ちゃんを襲ったら…?」

侑「それは絶対にありえない」

歩夢「どうしてそう言いきれるの…?」

侑「だって、私の知ってる歩夢ちゃんはそんなことしないもん」

侑「優しくて、思いやりがあって…。私のことを第一に考えてくれる。歩夢ちゃんはそういう人」

侑「私が嫌がることは絶対にしない。…違う?」

歩夢「…違くない。侑ちゃんは私のこと、なんでも知ってるんだね…」

侑「それはお互いさまだよ」ニコ

歩夢「うん…」ニコ

歩夢「…侑ちゃんっ。好き、大好き…!」チュッ

侑「ん…!」チュ

歩夢「れる…ん、ちゅ…」ニュル

侑「…っ!?むっ、ん…」

侑(え、え?キス、された…?)

歩夢「んー…ちゅっ、ちゅ…」ニュプ

侑「んっ……ちゅ、ん…」

侑(舌が絡み合って…。なにこれ…)

歩夢「ちゅ…ん、れろ…」

侑「んぅ、…ん、ちゅる…」

侑(こ、これが……ディープキスってやつ…?)

歩夢「ちゅ、ぷは…」タラッ

侑「ぷはぁ…」

歩夢「…えへへ。キスしちゃった」ニコ

侑「…っ」ドキッ

侑「歩夢ちゃん…」

歩夢「…ごめんね。侑ちゃんの顔を見てたら、キスしたくなっちゃって」

侑「…私、ファーストキスだったんだけど」

歩夢「わ、私にキスされるの嫌だった…?」

侑「…」

歩夢「…っ。ご、ごめんなさい…」ウルウル

侑「…なーんてね」

歩夢「え…?」

侑「嫌だったら突き飛ばしてるよ♪」

歩夢「…もぉ。びっくりさせないでよぉ~…」

歩夢「ゆ、侑ちゃんに嫌われたかと思ったじゃん…」グシ

侑「ごめんごめん♪」テヘ

歩夢「侑ちゃんのばかっ」プイ

侑「ごめんってば♪」ニギッ

歩夢「ひゃ…!」ビク

侑「というか、なんでいきなりキスしたの?」シコシコ

歩夢「だ、だから、侑ちゃんの顔を見てたらキスしたくなっちゃったから…。ん…////」

侑「舌を絡めるやつはディープキスって言うんだっけ?」シコシコ

歩夢「多分…////」

侑「私は初めてしたんだけど、歩夢ちゃんは?」シコシコ

歩夢「私も初めて////」

侑「じゃあ、私が歩夢ちゃんの初めての相手なんだね♪」シコシコ

歩夢「初めての相手…////」カァァ

侑「ふふ♪」シコシコ

侑「このまま手でいい?それとも口でする?」シコシコ

歩夢「手でいいかな////…ね、ねぇ////」

侑「んー?」シコシコ

歩夢「私も侑ちゃんのおまんこさわりたいっ////」

侑「え?」ピタ

歩夢「ダメ?////」

侑「ダメって言うか、どうして私のをさわりたいの?」

歩夢「侑ちゃんに気持ちよくしてもらってばかりじゃ申し訳ないから、私も侑ちゃんを気持ちよくしてあげたくて…////」

侑「そんなの気にしなくてもいいのに…」

歩夢「私が気にするの////」

侑「んー。そこまで言うなら、さわっていいよ?」

歩夢「やったぁ////」パァ

侑「それで、どうすれば気持ちよくなるの?おちんちんは上下に動かせば気持ちよくなるみたいだけど…」

歩夢「え、侑ちゃんひとりえっちしたことないの?////」

侑「名前は聞いたことあるかな?せつ菜ちゃんが私で何回もひとりえっちしたとか言ってたし」

歩夢「せ、せつ菜ちゃんも侑ちゃんでしてるんだ…////」

侑「も?」

歩夢「あ…////」

侑「歩夢ちゃんも私でひとりえっちをしてるの?」

歩夢「た、たまーに?////」

侑「ふーん?」

歩夢「…今の嘘っ////本当は毎日してるっ////」

侑「ま、毎日?」

歩夢「えへへ////」

侑「そもそもひとりえっちってなに?」

歩夢「んー…////」

歩夢「わかりやすく言うと、自分のおちんちんやおまんこを自分で気持ちよくする行為かな?////」

侑「1人でするからひとりえっちってこと?」

歩夢「そーそー////」

侑「へ~…」

侑「…私で毎日してるんだ?」

歩夢「…////」コク

侑「歩夢ちゃんがそんなことしてるなんて意外だなぁ。私には「未成年がえっちな動画を見たらいけません」って言ってたのにね?」

歩夢「ひとりえっちをするのと、えっちな動画を見るのとは大違いだもん////」

侑「どうだか♪」

歩夢「もー////」

侑「…って、このままお喋りするのもいいけど、遅くなったら疑われるかもだし早く済ませよっか♪」サワ

歩夢「んっ////私もさわっていいんだよね?////」

侑「いいよ~。どのくらい気持ちいいのか気になるし♪」シコシコ

歩夢「じゃあ…////」モゾモゾ

侑「あ、脱いだほうがいい?」シコシコ

歩夢「大丈夫////」サワ

侑「ん。…そっか」シコシコ

歩夢「すごい濡れてる////興奮してるの?////」ヌチュヌチュ

侑「よく、わからない…。ぁ…」ピク

歩夢「ふふ、口ではそう言っても体は正直なんだね////」ヌチュヌチュ

侑「な、なにそのセリフ…。んく…!」

侑(…なんか変な感じ…。ふわふわしてきた…)

歩夢「…////」ヌチュヌチュ

侑「はぁ、はぁ…」

歩夢「今は表面をさすってるだけだけど、どう?////」ヌチュヌチュ

侑「ふわふわする…」

歩夢「それが気持ちいいってことなんだよ////」ヌチュヌチュ

侑「そう、なんだ…。んっ…」

歩夢「ここは?////」クリクリ

侑「…っ!////」ビク

侑「な、なに今の…////」

歩夢「クリトリスって言ってね、すごい敏感な場所なの////」サワサワ

侑「クリトリス…?////」

歩夢「今度皮剥いてあげる////もっと敏感になって気持ちよくなれるよ////」サスサス

侑「ひゃ、ぁ…////」

歩夢「そろそろ指入れていい?」ヌチュヌチュ

侑「どこに入れるの////」ハァハァ

歩夢「侑ちゃんのおまんこに////」ヌチュヌチュ

侑「えっちはしちゃダメだって////」

歩夢「えっちじゃないよぉ////えっちはおちんちんを入れるやつでしょ?////」サスサス

侑「ゆ、指を入れると気持ちいい?////」

歩夢「今の数倍は気持ちいいかな?////」ヌチュヌチュ

侑「数倍も…////」ドキドキ

侑(今でもふわふわして気持ちいいのに、指を入れるとさらに気持ちよくなるなんて…////)ドキドキ

歩夢「侑ちゃん?////」サワサワ

侑「…指入れていいよ////もっと気持ちよくなりたい////」

歩夢「やっと素直になったね////」ヌチュヌチュ

歩夢「入れるね?////」ヌチュ

侑「…////」コク

歩夢「…////」ツプ

侑「ひゃ////」ビクッ

歩夢「まだちょっとしか入ってないよ?」ツププ

侑「あ、ぁ…////」

歩夢「ふふ////」ツププ

侑「…っ////気持ち、いい////」

歩夢「入れただけなのに?////」

侑「うん////」ハァハァ

歩夢「…////」クニクニ

侑「…っ////」ビクン

侑「な、なにしてるの////」ハァハァ

歩夢「少しずつ拡げてるの////」クニクニ

侑「拡げる?////」

歩夢「だって今のままだと指1本でキツキツだし////もう1本くらいは入れられるようにしたいかな////」クニクニ

侑「たしかに指1本でキツキツだったら、おちんちんを入れるなんて絶対に無理だもんね////」

歩夢「うん////」クニクニ

侑「んっ////」

歩夢「…////」クニクニ

侑「はぁ、はぁ…////」

歩夢「気持ちいい?////」クニュクニュ

侑「き、気持ちいいけど、少し物足りないかも////」

歩夢「あー////」クニクニ

歩夢「じゃあこれは?////」ヌチュ…クチュクチュ

侑「んぁ////」ビクッ

歩夢「動かしたら気持ちいいでしょ////」クチュクチュ

侑「気持ちいいっ////んぅぅ////」ビクビク

歩夢「…////」クチュクチュ

侑「あ、歩夢ちゃんの言う通りだね////指を入れたほうが何倍も気持ちいい…////」ビクン

歩夢「えへへ////」クチュクチュ

侑「それに////歩夢ちゃん上手すぎっ////私の気持ちいいところを的確に突いてくるって言うかぁ////」

歩夢「慣れてるもん////」クチュクチュ

侑「さすが毎日してるだけあるね////」

歩夢「侑ちゃぁん////」クチュクチュ

侑「えへ////…ぁん////」ビクン

歩夢「…////」クチュクチュ

侑「はぁ、はぁ…////」ギュ

歩夢「ねぇ、すごい顔してるの気づいてる?////」クチュクチュ

侑「ふぇ?////」トローン

歩夢「とろけてるよ////侑ちゃんのこんな気持ちよさそうな顔、初めて見たかも////」クチュクチュ

侑「だって気持ちいいんだもん////」トローン

歩夢「私の手で侑ちゃんを気持ちよくさせてるなんて夢みたい////ずっとこうしたかったの////」クチュクチュ

侑「ひゃぅ////ん、ぁぁ////」

歩夢「もっと気持ちよくなって////その顔を、えっちな声を、もっと聞かせて////」クチュクチュクチュ

侑「歩夢ちゃ////あ、ふぁ…////」ビクッ

歩夢「侑ちゃん////侑ちゃんっ////」クチュクチュクチュ

侑「~~っ////」ビクンビクンッ

侑「ふぁ、ぁ、ぁ~////」ビクビクッ

歩夢「…はっ!////」

歩夢「…い、イッた?////」チラ

侑「はぁ、はぁ…////」トローン

歩夢「や、やりすぎちゃったかも////」アワワ

歩夢「…あ、指、抜くね?////」ヌチュ

侑「…ん」ピク

歩夢「侑ちゃんの愛液が指に…////」ドキドキ

歩夢「あむ////」パク

歩夢「ん、ん…♪」チュパチュパ

歩夢「おいひい♪♪」チュパチュパ

侑「…?」チラ

歩夢「…♪♪」チュパチュパ

侑「…え、なんで自分の指舐めてるの?」

歩夢「…!?」ビクッ

歩夢「き、気にしないで?侑ちゃんの愛液がおいしくてずっと舐めてたとかそんなんじゃないから…!」

侑「あいえき?」

歩夢「愛液って言うのは、侑ちゃんのアソコから垂れてる透明な液体のことで…」

侑「ふーん…」ネチャ

侑「ねちゃねちゃしてる…。こんなのがおいしいの?」パク

歩夢「あ…!」

侑「…苦い。全然おいしくないじゃん」

歩夢「私はおいしかったけど…」

侑「えぇ…」

侑「まあ、おいしいって感じるのは人それぞれ…」ピタ

歩夢「…?」ビンビン

侑「…あ。私、途中からおちんちんさわってなかったよね?」

歩夢「う、うん」

侑「ごめんっ。気持ちよすぎて、手コキするの忘れてた…」

歩夢「手コ…。ん、ううん。大丈夫だよ」ニコ

侑「今からするから!」スッ

歩夢「も、もういいよ!侑ちゃんに気持ちよくなってもらえて、それだけで私は満足だから…!」

侑「でも…」チラ

歩夢「あと数分すれば収まると思うから大丈夫だって。じゃあ、また今度してくれる?」

侑「もちろん。いっぱい気持ちよくしてあげるね♪」

歩夢「ふふ。ありがとう♪」ニコッ

――高咲家・リビング

かすみ「…遅くないですか?」ソワソワ

せつ菜「もう30分近く経ってますね…」

璃奈「2人で話でもしてるんじゃない?」

かすみ「まさか、2人でえっちを…!」

せつ菜「大丈夫ですよ。侑さんは約束を破るような人ではありません。かすみさんだってわかるでしょう?」

かすみ「だけど、歩夢先輩が無理矢理襲ったら…!」

璃奈「歩夢さんもそんなことしない。襲ったりするのはかすみちゃんくらい」

かすみ「かすみんはそんなことしないもん!!」

せつ菜「…」ヒューヒュー

璃奈「なにしてるの?口笛吹けてないよ」

せつ菜「く、口笛の練習です!」

璃奈「なんで急にそんなことを?」

せつ菜「ま、まあ、気長にテレビでも見ながら待ってればいいじゃないですか。いつかは来ますから!」

璃奈「そうそう」

かすみ「むぅ~」プクー

璃奈「フグの真似?それともマンボウ?」

せつ菜「おぉ、そっくりですね!」

かすみ「全然違いますから!!」

ガチャ

かすみ「…!」バッ

侑「お待たせ~」

かすみ「侑先輩~!遅いですよぉ!!」ギュッ

侑「わっ。ごめんね?」ナデナデ

歩夢「む…」

せつ菜「なにしてたんですか?」

侑「…まあ、色々とね。2人きりで話したいこともあったしさ」

璃奈「ふーん。かすみちゃんは2人がえっちをしてるんじゃないかって疑ってたけど」

かすみ「ちょ、りな子!?余計なこと言わないでよ!」

歩夢「結構時間経ってたから疑われても無理ないよね…」

侑「でも、大丈夫だから。えっちはしてないよ」

かすみ「かすみんは信じてましたよ~♪」ギュー

せつ菜「かすみさん…」

璃奈「ここまで手のひらを返せる人ってなかなかいないと思う」

かすみ「さっきからうるさい!」グニー

璃奈「ひっぱらにゃいで」

歩夢「あはは…」

かすみ「次かすみんをバカにしたら、バリカンで丸坊主にするからね!!」

璃奈「やれるものならやってみれば?」

かすみ「むきーっ!!」

侑「やっぱり2人は仲良いね~。微笑ましいよ」

せつ菜「侑さんにはどんな光景が見えてるんでしょうか?」

歩夢「ま、まあまあ…」

侑「…あ、もうこんな時間か。そろそろ銭湯行く?」

かすみ「行きまーすっ♪」ギュー

歩夢「また行くの?正直乗り気じゃ…」

侑「だって、5人もいるとお風呂だけでかなり時間かかるじゃん。その点銭湯だとみんなで入れるし♪」

歩夢「まあそうだけど…」

璃奈「銭湯、行きたい」

せつ菜「いいですね!初めて行くので楽しみです!」

侑「4対1で銭湯に決定♪」

歩夢(今日も誰もいませんように…)

――銭湯・浴室

侑「ふぃ~…」

かすみ「今日も誰もいませんね~」

歩夢「そっちのほうがいいでしょ?私たちにはおちんちんが生えてるんだし…」

せつ菜「そうですね。もしこの姿を誰かに見られたら、生きていけないかもしれません…」

璃奈「大げさ」

侑「みんな深く考えすぎじゃない?別におちんちんを見られたからって死ぬわけじゃないんだしさ」

歩夢「侑ちゃんは生えてないからそんなことが言えるんだよ…」ハァ

かすみ「でも、かすみんはアリかなって思ってます。おちんちんが生えたから、こうして侑先輩に本当の想いを伝えられたわけですし」

璃奈「気持ちいいこともたくさんしてもらえた」

せつ菜「いいことも悪いことも、両方あったってことですね♪」

歩夢「ん~…。そう考えると逆によかったのかな…」

侑「あはは。みんなにおちんちんが生えてよかったね~」

かすみ「はい♪」

せつ菜「しかし、おちんちんには最大の欠点が…」

璃奈「最大の欠点?」

歩夢「いつ誰かにバレるかわからないもんね…」

せつ菜「それもありますが、1番の欠点は、なにもしてないのにすぐ大きくなってしまうことです…」ビンビン

侑「…なんでまた大きくなってるの?」

せつ菜「ゆ、侑さんが悪いんですよ!そんな無防備な格好で!私を誘ってるんですか!?」

侑「普通、お風呂には裸で入るでしょ…」

せつ菜「と、とにかく、侑さんが魅力的でえっちなのがいけないんです!責任取ってください!!」

歩夢「気持ちはわかるけど、ここ銭湯だよ?声もすごい響いてるし、誰かに聞かれたらどうするの?」ヒソヒソ

せつ菜「そ、そうでした…!」バッ

かすみ「誰もいないから大丈夫ですよ~」

璃奈「うんうん」

侑「…」ムニムニ

歩夢「な、なにしてるの?」

侑「いや、私の体ってえっちなのかなって…。胸だってこんなに小さいし、果林さんみたいにモデル体型でもないし…」

せつ菜「…私は好きですよ?」

侑「え?」

せつ菜「私は侑さんの体が大好きです。これまでも侑さんの体を妄想して何回もひとりえっちしました」

せつ菜「胸が小さい?いいじゃないですか。私は大好物ですよ。モデル体型よりも侑さんの体のほうが美しいです」ニコ

侑「せつ菜ちゃん…」

かすみ「真顔でなに言ってるんですか、この人」

璃奈「かすみちゃん、一応先輩だよ。一応ね」

歩夢(…私も賛同したいけど、場の空気的にやめとこ)

せつ菜「え?え?なんですかその目…」

かすみ「いえ、ちょっと引いただけなので気にしないでください」

璃奈「ドン引き」

せつ菜「なぜですか!?私はただ、自分の思ってることを伝えただけですよ!?」

歩夢「だからって、普通はそんなこと言わないよ…。もしせつ菜ちゃんが言われたらどんな気持ちになる?」

せつ菜「どんな気持ち、ですか…?」

歩夢「あなたの体が好きです、あなたの体を妄想して何回もひとりえっちをしてますって…」

せつ菜「…」

せつ菜「…侑さんに言われたらと思うと興奮します////」

かすみ「たしかに侑先輩になら言われてもいいですね…」

璃奈「私も」

歩夢「…ごめん。やっぱり私も興奮した」

せつ菜「でしょう!?」

侑「えぇ…」

せつ菜「侑さんはどう思いますか?」

侑「…いや、まあ、私の体を褒めてくれてるっぽいから、多少は嬉しいかな…?」

せつ菜「侑さん…!」パァ

かすみ「さすが侑先輩です。もしもかすみんがせつ菜先輩にそんなことを言われたら縁を切ってました♪」

璃奈「私は一生口を聞かないかも」

歩夢「えー、あー。わ、私も!」

せつ菜「私にだけ辛辣すぎませんか!?」

侑「あ、あはは…」

せつ菜「うぅ…。私の味方は侑さんだけです…」ギュッ

侑「わ」

せつ菜「…////」ギュー

侑(おちんちんが当たってる…)ナデナデ

かすみ「あっ!せつ菜先輩がおちんちんを擦りつけてますよ!」

歩夢「…銭湯なんだから自重しないとダメでしょ?」

璃奈「見境がない」

せつ菜「こ、擦りつけてません!勝手に当たっちゃうんです!」ギュー

侑「せつ菜ちゃんが1番長いもんね~」ナデナデ

せつ菜「えへへ////」ギュゥ

歩夢「わ、私のだって大きいもん!」

かすみ「くっ…!」

璃奈「ドンマイ」ポン

かすみ「りな子が1番小さいくせに!!おまけに皮被ってるし!!」

侑「皮…。あ、そうだった!」

せつ菜「侑さん…?」ギュー

侑「ちょっと離れて?」グイ

せつ菜「あ…」シュン

侑「璃奈ちゃん、こっちおいで。皮剥いてあげる」ザブ

璃奈「え?」

かすみ「皮を剥く?自分で普通に剥けますよね?」

歩夢「うん。下に軽く引っ張ればすぐ剥けるし、大きくなったら勝手に剥けるよ?」

璃奈「私のは引っ張っても剥けない」

せつ菜「そうなんですか?」

侑「だから剥いておかないと。ほら、おいで?」

璃奈「…痛いからいい。別にこのままでも問題ないもん」

侑「璃奈ちゃんがそう言うならいいけど、皮が被ったままだとえっちできないよ?」

璃奈「え…」

歩夢「か、被ってたらえっちできないの?」

侑「そうみたい。理由はよくわからないけど」

せつ菜「詳しいですね…」

侑「…ネットで調べただけだよ」

かすみ「り、りな子とえっちするんですか?かすみんは?」

侑「最終的にはみんなとしたいと思ってるかな~」

かすみ「よかったぁ~」ホッ

璃奈「…」

侑「どうする?」

璃奈「…痛いのは嫌だけど、侑さんとえっちできないのはもっと嫌だ」

侑「決まりだね。ほら、私の膝の上に乗って?」

璃奈「…」ザブザブ

侑「痛かったら言ってね?」サワ

璃奈「…ん」コク

歩夢「ここでするんだ…」

侑「お風呂に浸かってるときが1番剥きやすいってサイトに書いてたからさ」イジイジ

せつ菜「なるほど…」

かすみ「りな子いいな~。侑先輩に剥いてもらえるなんて。かすみんも皮被りがよかったよ~」

璃奈「…侑さん。お願い」

侑「うん」スッ

かすみ「…あれれ?」

侑「…」ググ

璃奈「…っ」ピク

侑「大丈夫?」ググ

璃奈「…うん」

侑(この程度じゃダメか。もっと力を入れないと…)

侑(でも、これ以上はまた痛がるかも…)

璃奈「…もっと強く引っ張っていいよ。痛くても我慢するから」

侑「璃奈ちゃん…」

璃奈「お願い…」

侑「…わかった」ググ

侑「…」メリ

璃奈「ぅ…!」ビク

侑「…」メリメリ

璃奈「ぁ、ぅ…」ギュ

歩夢「い、痛そう…」

せつ菜「璃奈さんがこんな顔をするなんて相当ですよ…」

かすみ「頭が少し見えてきました!」

侑(何日もかけて剥くのがいいみたいだけど、とりあえず剥けるとこまで剥いてみよう…)メリメリ

璃奈「ん…」

侑「まだ大丈夫そう?」

璃奈「…」コク

侑「ねぇ、今どのくらい剥けてる?ここからだとよく見えなくて」

歩夢「えーと、今は頭が少し見えたくらいかな?」

侑「まだそんなものかぁ…」

せつ菜「色は綺麗なピンクです」

侑「色は聞いてないかな」

せつ菜「…はい」

かすみ「思いっきり引っ張ったらいいんじゃないですか?全身全霊の力を込めて、ズルっと!」

侑「ふざけないで。そんなことしたら痛いどころじゃないでしょ?」

かすみ「いい案だと思ったんですけど…」

侑「まったく…」メリリ

璃奈「…っ」ビク

侑「…」メリメリ

璃奈「んく…」

侑「少し休憩する?」

璃奈「つ、続けて…」

侑「…無理しないでね?」

璃奈「うん…」

侑「ふぅ…」

侑「…」メリッ

璃奈「ぃ…」

せつ菜「声だけ聞くと喘ぎ声みたいですね…!」

歩夢「せつ菜ちゃんっ」

侑(ゆっくり、ゆっくり。強い刺激を与えないように…)メリメリ

璃奈「ふ、ふ…」

かすみ「り、りな子、手握ろうか?」スッ

璃奈「…ありがとう」ギュ

せつ菜「かすみさんが璃奈さんの手を…!」

歩夢「いつも喧嘩してるけど、本当は璃奈ちゃんが好きなんだよ♪」

かすみ「か、勘違いしないでください。たまたまですよ。たまたま、りな子の手が目の前にあったから!」

かすみ「それに、かすみんは侑先輩一筋です!」

歩夢「友達として好きってこと♪」

せつ菜「喧嘩するほど仲が良いってやつですね!」

かすみ「むぅ~…!」

侑「よかったね、璃奈ちゃん」メリメリ

璃奈「えへへ…。ん…」ギュ

侑「痛くない?」

璃奈「…少し痛い。それに、ヒリヒリする…」

侑「じゃあ、今日はこれで終わりにしよっか」

璃奈「え…。まだ我慢できるよ?」

侑「1日で全部剥く必要はないからさ。毎日毎日、少しずつ剥くことが大切なの。だから今日はもうおしまい!」

璃奈「…わかった」

侑「おちんちんの皮、元に戻すね」グイ

璃奈「…ん」

歩夢「せっかく少しずつだけど剥けてきたのに…」

侑「剥いて戻さないとダメなんだって。剥いて戻すを毎日繰り返せば、少しずつ剥けやすくなるらしいよ」

せつ菜「ふむ…。大変なんですね…」

かすみ「りな子、頑張ってね?」

璃奈「うん。ありがとう」

璃奈「侑さん、剥くのを手伝ってくれてありがとう。痛いけど、侑さんとえっちしたいから頑張る」

侑「うんうん。私も完全に剥けるまで手伝うからさ♪」

歩夢「いいな~」

せつ菜「私も侑さんに優しく剥いてもらいたいです…」

かすみ「かすみんも!」

侑「3人は普通に剥けるでしょ…」

歩夢「むぅ…」

せつ菜「では、またおちんちんを鎮めてください!」

かすみ「かすみんもまたフェラしてほしいな~」

侑「今日は疲れたからまた今度ね?」

せつ菜「…はい」シュン

かすみ「我慢します…」

璃奈「自分ですれば?せつ菜さんがしてたみたいに」

侑「ひとりえっちってやつだね」

歩夢「ひとりえっちもいいけど、やっぱり侑ちゃんにしてもらったほうが気持ちいいし♪」

せつ菜「歩夢さんの言う通りです。自分でするよりも好きな人にしてもらうほうが何倍も気持ちいいですから♪」

かすみ「ですね♪」

璃奈「たしかに、侑さんにしてもらうとすごく気持ちいい」

侑「な、なんか照れちゃうな~」テレ

歩夢「ふふ♪」

璃奈「ねぇ、みんなはひとりえっちするの?」

せつ菜「ま、まあ、それなりに?」

かすみ「かすみんは週1くらいかな~。りな子は?」

璃奈「したことない」

歩夢「し、したことないの?」

璃奈「自分でするのをひとりえっちって言うんでしょ?そんなの私はしたことないもん」

せつ菜「璃奈さんってそういう知識なさそうですもんね…」

かすみ「りな子は子供だもんね~?」

璃奈「む…」

侑「まあまあ。私も1人ではしたことないよ?」

せつ菜「フェラとかするのに、自分ではしないんですか?」

侑「しないよ。…フェラとかだって、昨日ネットで動画を見たりして覚えたばかりだし」

かすみ「侑先輩は純粋ですから♪」

歩夢「だね~」

璃奈「歩夢さんは?」

歩夢「え?」

璃奈「歩夢さんはひとりえっちするの?」

歩夢「え、あ…」

かすみ「歩夢先輩って性欲強そうですよね~」

せつ菜「そうなんですか?」

歩夢「わ、私はあまりしないかなぁ?1ヶ月に1回とか2回とかそのくらい…?」

璃奈「思ったより少ない…」

かすみ「あれー?」

せつ菜「少ないですね…」

侑「さっきは毎日して――むぐっ!?」

歩夢「侑ちゃんどうしたの?のぼせた?…大変!早く上がらないと!!立てる!?」グイッ

侑「むぐ、むー!!」ザバッ

歩夢「私たちは先に上がってるね!!」グイグイ

侑「むー!!」ズルズル

せつ菜・かすみ・璃奈「…」ポカーン

――銭湯・脱衣場

歩夢「侑ちゃんっ。あんなこと言っちゃダメでしょ?」

侑「どうして?歩夢ちゃんは毎日してるのに、嘘をついてたから私が訂正しようと…」

歩夢「訂正とかしなくていいから。いい?みんなには絶対に言ったらダメだからね?」

侑「どうして――」

歩夢「わかった?」ズイ

侑「…わかりました」

歩夢「ならよし♪」ニコ

侑「…みんなに言わないから、理由を教えてよ」

歩夢「だって…」モジ

侑「だって?」

歩夢「毎日ひとりえっちをしてるって、みんなに知られたら恥ずかしいもん…。えっちな子だって思われちゃう…」モジモジ

侑「あ~…」

歩夢「話したから、絶対に言わないでね…?」

侑「うん。約束はちゃんと守るよ」

歩夢「よかったぁ…」ホッ

ガラッ

かすみ「侑先輩っ。大丈夫ですか?」スタスタ

侑「え?」

せつ菜「のぼせたって言ってたじゃないですか。横になったほうがいいですよ?」スタスタ

璃奈「心配だからすぐ上がってきた」スタスタ

侑「…あー。も、もう大丈夫かなぁ?」チラ

歩夢(ごめん…)スッ

かすみ「よかったです~。侑先輩が倒れたら、かすみん…」

侑「心配かけてごめんね?」ナデナデ

せつ菜「なにもなさそうで安心しました。頭がクラクラしてきたらすぐに教えてくださいね?」

侑「う、うん」

璃奈「本当に大丈夫なの?」

侑「大丈夫だよ」ニコ

璃奈「よかった」

侑「璃奈ちゃんも心配してくれてありがとね」ナデナデ

璃奈「…ん」

せつ菜「わ、私も心配してましたよ?」

侑「せつ菜ちゃんもありがとう♪」ナデナデ

せつ菜「えへへ…♪」

かすみ「もう1度撫でてくださいっ!」ギュー

璃奈「私も」ギュ

侑「え~。しかたないなぁ」スッ

侑「よしよし♪」ナデナデ

かすみ「はふぅ♪」

璃奈「…♪」

歩夢(いいなぁ…)ジー

侑「…歩夢ちゃんもおいで?」スッ

歩夢「でも、私は…」

せつ菜「侑さんに頭を撫でてもらうと気持ちいいですよ?」

歩夢「それはわかってるけど…」

侑「あーもう。ほらっ」グイッ

歩夢「…!」グイ

侑「素直に撫でてって言えばいいのに♪」ナデナデ

歩夢「…♪」ギュー

――スーパー

せつ菜「侑さん、私お菓子が食べたいです!」

侑「お菓子は1人1個までなら買っていいよ」

せつ菜「わかりました!」

璃奈「私はこれ」スッ

侑「カゴに入れてね~」

かすみ「りな子もせつ菜先輩も子供ですね~。お菓子でそんなにはしゃいじゃって♪」

歩夢「かすみちゃんはいらないの?」

かすみ「かすみんには侑先輩が買ってきてくれたお菓子がありますから♪」

歩夢「なにそれ?」

侑「今日は2人を置いて行っちゃったでしょ?だから、そのお詫びもかねてお菓子を買ってきたの」

歩夢「そうだったんだ…」

歩夢「…あれ?私はもらってないよ?」

侑「かすみちゃんに渡した袋に入ってるから、家に帰ったら2人で分けてね」

かすみ「あれって全部かすみんのお菓子じゃなかったんですか!?」

侑「違うよ。そもそもあんなに食べれないでしょ?」

かすみ「まあ、そうですけど…」

歩夢「じゃあ、私もお菓子は買わないでいいや」

侑「…璃奈ちゃんにも買ったんだけど、また買うの?」

璃奈「お菓子は別腹だから」

侑「残さないようにね?」

璃奈「うん」

せつ菜「これに決めました!」

侑「はいはい…」

かすみ「今日こそハンバーグを作ってくれるんですよね?」

侑「うん。かすみちゃん食べたがってたもんね」

かすみ「えへへ。わーい♪」

璃奈「ハンバーグではしゃぐなんて子供」

かすみ「りな子には言われたくない!」グニー

璃奈「わたひだっていわれたくにゃい」

侑「あはは。えーと、ひき肉ひき肉っと」スッ

侑「5人分だから、300gを2つでいいかな」ガサッ

せつ菜「私は2個食べたいです!」

かすみ「かすみんも!」バッ

璃奈「私は1個でいい」

侑「150g追加~」ガサ

かすみ「え~。300gじゃないんですか?」

歩夢「合計900gはさすがに多すぎるよ。750gでも多すぎるレベルだけど…」

せつ菜「そうですか?5人ならそのくらいだと思いますけど」

侑「そうそう。5人もいるから大丈夫だよ♪」

歩夢「本当かなぁ…」

璃奈「というか、今日もお母さん遅いの?」

侑「そうみたい。さっきLINE来てたよ」

かすみ「2日連続ですか。かすみんたちがいてよかったですね?」

侑「本当にね。1人で家にいるときはずっと布団にくるまって、震えながら過ごしてるんだぁ…」

せつ菜「そうなんですか!?」

歩夢「おばさんの帰りが遅いときはいつも私が一緒にいるでしょ。変な嘘つかないでよ」

侑「えへへ♪」テヘッ

璃奈「今の嘘?」

侑「うん。ちょっとしたジョークだよ♪」

かすみ「布団にくるまって震えてる侑先輩はいないんですね…」ホッ

せつ菜「びっくりするようなこと言わないでください…。信じちゃったじゃないですか…」

侑「ごめんごめん♪」

歩夢「まったく…。残りの材料はなに?」

侑「あとはタマネギくらいかなぁ」

かすみ「かすみんが持ってきますよ!何個ですか?」

侑「んー。大きめのやつを2個持ってきてくれる?」

かすみ「わかりましたー!」タッ

侑「あ、それと卵と牛乳もよろしく~」

かすみ「はーい!」

璃奈「パシリ」

歩夢「り、璃奈ちゃんっ」

――高咲家・リビング

侑「ハンバーグは私だけで充分だから、みんなはテレビでも見ててよ」

かすみ「え~。かすみんもお手伝いしたいです~!」

璃奈「私も」

侑「今回はタマネギをみじん切りにしてひき肉をこねるだけだからさ。また今度手伝ってくれる?」

かすみ「むぅ…。わかりました…」

璃奈「しかたない。また今度」

侑「ありがとね~」

歩夢「お米は私が研いでいいよね?」

侑「うん。よろしく♪」

せつ菜「あの、侑さんの部屋で待っててもいいですか?読みたい漫画がたくさんあって、その…」モジモジ

侑「もちろん。好きなだけ読んでいいよ♪」ニコッ

せつ菜「ありがとうございます!」パァ

――侑の部屋

かすみ「だーいぶっ!」ボフッ

璃奈「やめなよ。かすみちゃんの体重でベッドが壊れたらどうするの?」

かすみ「かすみんはそんなに太ってないもん!!」バタバタ

せつ菜「なにから読むか迷っちゃいます…!」キラキラ

かすみ「せつ菜先輩って本当に漫画が好きですよね~」

せつ菜「アニメと漫画とラノベとスクールアイドルは私の命ですから!」

璃奈「私もなにか読もうかな」

せつ菜「これなんてどうですか?面白いですよ?」

璃奈「じゃあそれ読む」

せつ菜「私はこの漫画を読みます!どこの本屋も売り切れで、ずっと読んでみたかったんですよ!」

璃奈「そうなんだ」ペラ

かすみ「2人とも漫画読むんですか?」

せつ菜「はい♪」ペラ

璃奈「うん」ペラ

かすみ「りな子、なにかして遊ぼうよ~。退屈~…」

璃奈「かすみちゃんも漫画を読めばいい」

かすみ「嫌だよぉ。かすみんは漫画好きじゃないし~」

璃奈「よかったね」ペラ

かすみ「せめて歩夢先輩がいたら話し相手になるのにな~」

璃奈「お米を研ぐだけだからすぐ戻ってくるよ」ペラ

かすみ「そうかな?」

璃奈「多分」ペラ

かすみ「多分かぁ~。歩夢先輩のことだから、侑先輩と長話してそう…」ゴロン

かすみ「りな子~」

璃奈「なに?」ペラ

かすみ「暇なんだけど~。お話ししよ~」

璃奈「暇なら侑さんのところに行ってくれば?」ペラ

かすみ「侑先輩は料理をしてて忙しいんだよ?邪魔するようなことしたくないもん!」

璃奈「私の邪魔もしないでほしいんだけど」ペラ

かすみ「りな子はいいの!」

璃奈「よくない」ペラ

かすみ「むぅ…」プクー

璃奈「…」ペラ

かすみ「…せつ菜先輩~。りな子が遊んでくれないんですけど~」

せつ菜「…」ペラ

かすみ「…あれ?」

かすみ「せつ菜先輩?」

せつ菜「…」ペラ

かすみ「…え、かすみんのこと無視してます?」

せつ菜「…」ペラ

かすみ「…」

璃奈「漫画に集中してるだけでしょ」ペラ

かすみ「え?」

璃奈「せつ菜さん」ユサユサ

せつ菜「…!」ハッ

せつ菜「なんですか?」チラ

璃奈「かすみちゃんが話しかけてたよ?」

せつ菜「かすみさんが?」

かすみ「何度も話しかけたのに、無視しないでくださいよ~…」

せつ菜「す、すみません。漫画に集中してて聞こえませんでした…」

かすみ「集中するとなにも聞こえないって人、本当にいるんですね…」

せつ菜「それだけ漫画が好きってことですよ♪」

かすみ「ふ~ん…」

せつ菜「それで、話と言うのは?」

かすみ「りな子が漫画ばかり読んでかすみんと遊んでくれなくて…。せつ菜先輩からもなにか言ってください!」

璃奈「今の私は漫画が読みたい気分なの」ペラ

せつ菜「璃奈さんもこう言ってますし、かすみさんも漫画を読んだらいいんじゃないですか?」

かすみ「かすみんは漫画を読むよりも、お話とかするほうが好きなので…」

せつ菜「そうですか…」ペラ

かすみ「せつ菜先輩?まだ話の途中…」

せつ菜「…」ペラ

かすみ「…」

かすみ「…ふんっ。いいもん。2人なんて知らない!!」

かすみ「かすみんは1人で遊ぶから!!」バタバタ

せつ菜「あの、かすみさん」

かすみ「せつ菜先輩!」パァ

せつ菜「もう少し静かにしてくれませんか?」

かすみ「…はい」シュン

かすみ「…」バタバタ

かすみ(なにして遊ぼう…。1人で遊べるものなんて…)ポフ

かすみ(あ、侑先輩の枕…)

かすみ「…」チラ

せつ菜「…」ペラ

璃奈「…」ペラ

かすみ(…また匂い嗅いじゃお♪)スッ

かすみ「…」スンスン

かすみ(はふ…。侑先輩の枕、いい匂い…)スンスン

かすみ(ちょっぴり汗臭くて、でもシャンプーの匂いもして…)スンスン

かすみ(侑先輩が毎日使ってる枕の匂いを嗅いでるって思うと……すごく興奮する…)スンスン

かすみ(侑先輩に包み込まれてるみたい…♪)スンスン

かすみ「すーはー…。さいこぉ~…♪」スンスン

璃奈「?」チラ

かすみ「…♪」スンスン

璃奈「枕に顔を埋めてなにしてるの?」

かすみ「見たらわかるでしょ?」スンスン

璃奈「見てわからないから聞いたんだけど」

かすみ「枕の匂いを嗅いでるの♪」スンスン

璃奈「枕の、匂い?」

かすみ「りな子も嗅いでみる?癖になるよ?」スンスン

璃奈「それ、侑さんの枕?」

かすみ「うん♪」スンスン

璃奈「…なら、少しだけ」パタン

かすみ「おいでおいで♪」ポンポン

璃奈「…」ボフ

かすみ「はい、侑先輩の枕♪」スッ

璃奈「…」ギュ

璃奈「…」スンスン

かすみ「どう?」

璃奈「…この匂い、好き」スンスン

かすみ「ふふん。りな子もこの匂いの良さがわかるんだね♪」

璃奈「…」スンスン

かすみ「いい匂いでしょ~」

璃奈「うん」スンスン

かすみ「かすみんも匂い嗅ぎたいから返して?」グイッ

璃奈「あ…」

かすみ「…♪」スンスン

璃奈「…」ジー

かすみ「えへへ…」スンスン

璃奈「おしまい。次は私の番」グイッ

かすみ「あっ!まだ1分も匂い嗅いでないのに!」

璃奈「私も嗅ぎたいからしかたない」スンスン

かすみ「りな子~…」

璃奈「…」スンスン

かすみ「おしまい!次はかすみんの番ね!」グイッ

璃奈「ダメ」ガシ

かすみ「順番でしょ!?」

璃奈「まだ満足してない」

かすみ「かすみんだってまだまだ匂い足りないもん!」グイッ

璃奈「それは私も同じ。30分後に渡してあげるから」ググ

かすみ「かすみんに最初に匂い嗅がせてよ!!」ググッ

璃奈「私が最初」ググ

かすみ・璃奈「…」ググッ

かすみ「…くだらない言い争いしないで、仲良く一緒に嗅ごっか。時間の無駄だし」

璃奈「…そうだね」

――高咲家・リビング

侑「手伝ってくれてありがとね。助かったよ~」

歩夢「邪魔じゃなかった…?」

侑「邪魔だなんてとんでもない。5人分作ったのに、こんなに早く出来たのは歩夢ちゃんのおかげだよ♪」

歩夢「そ、そう?」テレ

侑「うん♪」

歩夢「侑ちゃんに褒めてもらっちゃった♪」

侑「歩夢ちゃんはかわいいなぁ」ナデナデ

歩夢「えへへ…♪」

侑「よしよし♪」ナデナデ

歩夢「…♪」ギュッ

侑「…って、こんなことしてる場合じゃないね。あとはテーブルに運ぶだけだから、みんなを呼んできてくれる?」

歩夢「うん、わかった♪」

――侑の部屋

歩夢「みんな~。夕飯できたよ~」ガチャ

かすみ・璃奈「…」スンスン

せつ菜「…」ペラ

歩夢「…な、なにしてるの?」

かすみ「侑先輩の枕の匂いを嗅いでるんです~」スンスン

璃奈「いい匂い」スンスン

歩夢「ま、枕の匂いって…」

かすみ「歩夢先輩は嗅いだことないんですか?」スンスン

歩夢「あるわけないでしょ…。そもそも、枕の匂いなんて嗅ごうと思わないし…」

かすみ「嗅いでみます?」スンスン

璃奈「癖になるよ」スンスン

歩夢「…す、少しだけ嗅いでみようかな?」

――高咲家・リビング

侑「…」ソワソワ

侑「…おかしいな。呼びに行くだけなのにどれだけ時間かかってるの?」

侑「ハンバーグ冷めちゃうよ…」

侑「みんなで漫画でも読んでるのかな…?」

侑「まったく。歩夢ちゃんにはあとでお説教だね」ガタッ

侑「…」スタスタ

侑「…」ガチャ

侑「ねぇ、もう夕飯出来てるんだけ、ど…」ピタ

歩夢・かすみ・璃奈「…♪」スンスン

侑「え、え?」

侑「なにこれ…。3人がアリみたいに群がってる…」ポカン

――侑の部屋

侑「…」チラ

せつ菜「…」ペラ

侑「…せつ菜ちゃん」トントン

せつ菜「…!侑さん?」パッ

侑「なにあれ?」スッ

せつ菜「…?」チラ

歩夢・かすみ・璃奈「…♪」スンスン

せつ菜「…え?なにしてるんですか?」

侑「私が聞きたいよ。せつ菜ちゃんは同じ部屋で漫画読んでたじゃん。どうしてああなったの?」

せつ菜「ま、漫画に集中してたのでわからないです…」

侑「そっか…」

歩夢「すーはー。…?」チラ

歩夢「ゆ、侑ちゃん!?」ガバッ

璃奈「わ」

歩夢「ど、どうしてここに…!」

侑「どうしてって、いつまで経っても来ないから私が呼びに来たんだけど」

歩夢「そ、そっか…」

璃奈「夕飯できたの?」

侑「うん。リビングに行ったらすぐ食べれるよ」ニコ

かすみ「やったー!ハンバーグ楽しみですっ!」バッ

侑「あはは。…3人はなにしてたのかな?」

歩夢「あー、えっとぉ…」

璃奈「枕の匂いを嗅いでた」

侑「…え?枕の匂い?」

かすみ「侑先輩の色々な匂いが染みついてて、本当にいい匂いなんです!侑先輩も嗅いでみますか?」

侑「…いや、ちょっと遠慮しておこうかな」

かすみ「え~」

璃奈「もったいない。癖になるいい匂いなのに」

歩夢「うんうん♪」

侑「そ、そうなんだ…」

せつ菜「そんなにいい匂いなんですか?それなら私も…」

侑「ダメ。今から夕飯だから」

せつ菜「はい…」シュン

侑「…みんなは先にリビングに行ってて?私は歩夢ちゃんと話があるから」

歩夢「え?」

かすみ「わかりました~。ハンバーグ、ハンバーグ♪」スタスタ

璃奈「楽しみ」スタスタ

せつ菜「ですね!」スタスタ

侑「…」バタン

歩夢「えっと、話って…?」

侑「私は3人を呼んできてって言ったよね?」

歩夢「う、うん」

侑「どうして私の枕の匂いなんか嗅いでるの?」

歩夢「か、かすみちゃんと璃奈ちゃんに勧められて…」

侑「…ハンバーグが冷めたらどうするの?温かい状態が1番おいしいのに。歩夢ちゃんは冷めたハンバーグ食べたい?」

歩夢「侑ちゃんのハンバーグは冷めてもおいしいよ?」

侑「…ありがとう。でも、私はそういうことを言ってるんじゃないんだよね。私は温かい状態でみんなに食べてほしいんだよ。わかる?」

歩夢「はい…」シュン

侑「…次から気をつけてね?」

歩夢「…」コクリ

侑「それならよし♪」ナデナデ

歩夢「えへへ…♪」ギュ

――高咲家・リビング

かすみ「あむ。…ん~、おいひいです♪」モグモグ

璃奈「ふっくらジューシー」モグモグ

せつ菜「ごはんが進みます!」モグモグ

歩夢「今日もおいしくできたね♪」

侑「うん♪」ニコ

かすみ「んぐ。このソースもおいしいですけど、もしかして手作りですか?」

侑「そーっすよ~」

かすみ「…え?」

侑「…ぷっ。あははっ、今の面白くない!?そーっすよって!!」

せつ菜「そ、そうですね…」

璃奈「あんなギャグで笑う人いるんだ。しかも自分で言ったやつなのに」

歩夢「侑ちゃんは笑いのレベルが赤ちゃんだから…」

侑「あはは。あ~、面白かった♪」

かすみ「…そ、そういえば、そのお茶碗とお箸がりな子専用のやつなの?」

璃奈「うん。侑さんに選んでもらった」

歩夢「侑ちゃんに選んでもらったんだ…」

せつ菜「わ、私も侑さんにノートを選んでもらいましたよ!」

かすみ「いいな~。侑先輩、かすみん専用のお茶碗とお箸も買ってくださいよ~」

侑「買ってもそんな頻繁に食べに来ないでしょ?」

かすみ「毎日行きますっ!」

歩夢「かすみちゃん、それはさすがに迷惑だよ…」

侑「別に迷惑じゃないよ?みんなとごはんを食べたほうが楽しいし♪」

かすみ「本当ですか!」パァ

せつ菜「私はお母さんに怒られてしまうので無理です…」

璃奈「今日のお泊まりも、泣きながらお願いしてやっとOKもらえたもんね」

せつ菜「は、早く忘れてください////」カァ

侑「なかなか忘れられないよ。せつ菜ちゃんの土下座は♪」

せつ菜「侑さんまで…!」

かすみ「せつ菜先輩のタメ口とか新鮮でしたし♪」

歩夢「いつも敬語だもんね。私も初めて聞いたよ~」

璃奈「なんで1年の私たちにも敬語なの?」

かすみ「その前にりな子が敬語使いなよ」

侑「まあまあ。私はタメ口の璃奈ちゃんのほうが好きだよ?親しみが持ちやすいしさ♪」

璃奈「やっぱり侑さんは誰かさんと違って優しい」

かすみ「り~な~子~!!」

歩夢「あはは…」

侑「それで、どうして私たちにも敬語なの?」

せつ菜「癖と言いますか…。とにかく、敬語で話すほうが私としては楽なんです」

かすみ「へ~」

璃奈「もう1度せつ菜さんのタメ口聞いてみたい」

せつ菜「も、もう1度ですか…?」

歩夢「あ、私も。今度は生で聞いてみたいな~」

侑「いいね。名前もさん付けじゃなくて、呼び捨てで呼んでみてよ」

せつ菜「そ、そんなこと急に言われても…」

かすみ「呼び捨てが嫌なら、ちゃんでもいいですよ?」

璃奈「うんうん」

せつ菜「え、え~…」

歩夢「ね、ね。お願い♪」

せつ菜「か、覚悟を決めます…!」

せつ菜「すー、はー…」

せつ菜「……ちゃん…」ボソ

侑「え?なんて?」

せつ菜「ゆ、侑ちゃん……好き…////」カァァ

侑「…!」ドキッ

かすみ「おぉ…!」

璃奈「すごい破壊力…」

歩夢「ね~…」

侑「ど、ドキッとしちゃった…」

かすみ「次はかすみんに!かすみんに言ってください!」

璃奈「私も。あ、好き以外で」

歩夢「私にもお願い!」

せつ菜「も、もう無理です~!!////」

――侑の部屋

かすみ「今日もおいしかったね~」

璃奈「うん」

歩夢「侑ちゃんの作る料理は絶品だから♪」

侑「そんなに喜んでくれると、私も頑張って作ったかいがあるよ♪」

かすみ「…ところで、せつ菜先輩はなにしてるんですか?」

せつ菜「…////」バタバタ

璃奈「枕に顔を埋めて足をバタバタしてる」

歩夢「食べてるときもずっと真っ赤だったもんね…」

侑「さすがにタメ口とちゃん付けは恥ずかしかったのかな?」

かすみ「最高でした♪」

璃奈「ギャップ萌えってやつ?」

歩夢「私も一瞬ドキッとしちゃったよ~」

かすみ「お?浮気ですか?」

璃奈「浮気、ダメ」

歩夢「ち、違うもん!私が好きなのは侑ちゃんだけだからね!?」バッ

侑「ありがとう。嬉しいよ」ニコッ

歩夢「~~っ////」カァァ

侑「あれ、歩夢ちゃんも真っ赤になっちゃった?」

かすみ「侑先輩の笑顔は破壊兵器に匹敵しますからね~」

璃奈「あんな至近距離だとひとたまりもない」

侑「私の笑顔ってなんなの!?」

せつ菜「…////」モゾ

侑「…あ、せつ菜ちゃん」

侑「もう大丈夫なの?」スッ

せつ菜「…はい。だいぶ落ち着いてきました」

侑「ごめんね?せつ菜ちゃんのタメ口があまりにもかわいすぎて、つい調子に乗っちゃった」

せつ菜「あんなに恥ずかしい思いをしたのは生まれて初めてかもしれません…」

かすみ「そこまで言いますか?」

璃奈「盛りすぎ」

侑「そ、そっか。本当にごめんね」

せつ菜「…匂いを嗅がせてくれたら許します////」

侑「え、匂い?」

かすみ「あっ!侑先輩の匂いを嗅ぎたいからあそこまで言ったんですね!?この変態!!」

璃奈「せつ菜さんは変態…」フゥ

せつ菜「侑さんの枕の匂いを嗅いでたあなたたちに、変態呼ばわりされる筋合いはありませんっ!!////」

侑「別に匂いなら嗅いでもいいよ?お風呂に入ったばかりでいい匂いだと思うしさ♪」

せつ菜「侑さん…!////」ガバッ

侑「わっ」ボフッ

せつ菜「…////」スンスン

侑「くすぐったいよ~」

かすみ「せつ菜先輩だけずるいです!かすみんにも匂いを嗅がせてください!」ガバッ

璃奈「私も」ギュ

歩夢「…♪」ムギュ

侑「みんなって本当に匂い嗅ぐの好きだね~」

せつ菜「匂いを嗅ぐのが好きなんじゃなくて、侑さんの匂いを嗅ぐのが好きなんですっ!」スンスン

侑「同じでしょ?」

かすみ「全然違いますよぉ~」スンスン

侑「ふ~ん?」

璃奈「石鹸のいい匂い…」スンスン

侑「みんなも同じ匂いがすると思うけど…」

歩夢「侑ちゃんは特別いい匂いなの♪」スンスン

侑「えぇ…」

せつ菜「服の上からだと物足りません!脱がしていいですか!?」

侑「いいって言うと思ってるの?」

かすみ「ダメなんですか?」スンスン

侑「ダメだよ。匂いを嗅ぐだけなら服の上からでいいじゃん」

璃奈「へそとか腋とかも嗅いでみたい」スンスン

歩夢「私は胸を舐めた……嗅ぎたいな♪」スンスン

侑「ねぇ、舐めたいって言わなかった?」

歩夢「…言ってないもん」スンスン

侑「絶対に言ったよ…」

せつ菜「それで、脱がしていいんですか?」スンスン

侑「だからダメだって…」

かすみ「こうなったら強行突破です!無理矢理脱がしちゃいましょう!!」グイッ

璃奈「おー」グイ

侑「ちょ…」

せつ菜「いいですね!私も加勢します!!」グイグイ

侑「服を引っ張らないで!…あ、歩夢ちゃん!やめさせて!!」

歩夢「…!」

侑「歩夢ちゃ――」

歩夢「――ごめん!私も侑ちゃんの裸見たい!!」ガシッ

侑「さっき見たでしょ!?」

侑「ちょ、あっ!ダメ!服が伸びる~!!」スルスル

侑「うぅ…」

侑(本当に脱がされた…)

かすみ「下も脱がしますか?」

璃奈「うん」

せつ菜「下はさすがにやめておきましょう。これ以上は嫌われてしまうかもしれません…」

歩夢「そうだね…」

侑「私じゃなかったらとっくに絶縁されてるよ…?」

かすみ「侑先輩は優しいですからね~♪」ギュッ

璃奈「だからついやりすぎちゃう」スンスン

せつ菜「えへへ。侑さん大好きです♪」ギュー

歩夢「大好き♪」ムギュー

侑「まったく…」ハァ

かすみ「侑先輩の肌、すべすべで気持ちいいです~」スリスリ

璃奈「最高…♪」スンスン

歩夢「やわらかいよ~」フニフニ

侑「さりげなく胸揉まないで!?」

せつ菜「胸が小さいと感度が良いって本当なんですか?」スンスン

侑「いや、そんなの知らないし…」

璃奈「はふ…」スンスン

侑「腋嗅がないで!鼻が当たってくすぐったい…」

璃奈「いい匂いだよ?」スンスン

侑「そんなこと聞いてないから…」

歩夢「乳首もピンク色で綺麗…♪」サワサワ

侑「ん…」ピク

せつ菜「ん、ちゅ…」チュパ

侑「な、なに?今の誰!?」

せつ菜「キスマークつけちゃいました♪」ペロペロ

侑「せつ菜ちゃ…。首筋舐めないで…」

かすみ「かすみんもつけちゃお♪」チュゥ

璃奈「私も。ちゅ、ん…」チュゥ

侑「ん、ぁ…」ピク

歩夢「キスマークつけられて感じてるの?」サワサワ

侑「か、感じてなんか…。ぁ…」

歩夢「その割には、乳首も立ってきてるよ?」ピンッ

侑「ひゃ…!」ビクッ

せつ菜「ん、む…」ペロペロ

かすみ「気持ちいいですか?侑先輩?」サワサワ

侑「べ、別に…」

璃奈「嘘はよくない。ん…」レロー

侑「…っ」ピクン

歩夢「ふふ。4人に責められて気持ちよさそう♪」

せつ菜「侑さん、素直になってください♪」チュ

侑「ぅ…」ピク

侑「…き、気持ちいい、かも」

かすみ「いっぱい気持ちよくなってくださいね~」チュッ

璃奈「私を気持ちよくしてくれるから、お返し」ペロペロ

侑「お返しなんて、別に…。んぁ…」

侑(みんなに舐められたりして、気持ちいい…。アソコがまたムズムズしてきた…)モジモジ

歩夢「あむ♪」パク

侑「歩夢ちゃ…!」ビク

歩夢「ん、れろ…」レロレロ

せつ菜「私も舐めたいです♪」パク

せつ菜「ちゅ、ん…」チュパチュパ

侑「2人とも…。ひゃ、ぁぁ…」ビクビク

かすみ「か、かすみんにも侑先輩の乳首を舐めさせてください!」

歩夢「やら♪」チュパレロ

せつ菜「早い者勝ちれしゅよ♪」チロチロ

かすみ「むぅ…!」

璃奈「別なところを舐めたら?」ペロペロ

かすみ「…あとで代わってくださいね。ん…」ハムッ

侑「んく…!」

かすみ「はむはむ…。侑先輩の耳もおいひい♪」レロレロ

璃奈「ふーん」チュゥ

せつ菜「んむ、れろ…」チュパチュパ

歩夢「ちゅむ、ん…」チュパチュパ

侑「あ、ぁ…。舐めないでぇ…」

璃奈「気持ちいいから?」レロレロ

侑「んっ…!」ビク

歩夢「ちゅ、ちゅぅぅ…♪」チュパチュパ

侑「す、吸わないで…」

せつ菜「おいひいです♪」チュゥゥゥ

侑「ひゃ、んぁ…」

歩夢「みるくらして♪」チュゥゥゥ

侑「出ないよぉ…。ぁん…!」ビクッ

かすみ「ん…♪」チュッチュッ

璃奈「かすみちゃん、キスマークつけすぎ」レロー

かすみ「だって、たくさんつけたほうがいいじゃん。かすみんのモノみたいだし♪」チュゥ

侑「んっ、ぁ…」

璃奈「侑さんはかすみちゃんのモノじゃない」チュ

かすみ「そんなのわかってるよぉ。ただの気分♪」レロレロ

璃奈「私もいっぱいつける。ん…」チュパ

侑「ひゃ、ぅぁ…」ピク

せつ菜「ん、ちゅ…」レロレロ

歩夢「ちゅぱ、んぅ…」チュパチュパ

侑「…っ。いつまで、ぁ、やるのぉ~…」

かすみ「ん~…」チュパ

璃奈「わからない。私たちの気が済むまで?」チュゥ

せつ菜「そうでしゅね♪」チロチロ

歩夢「うんうん♪」チュゥゥ

侑「そんなぁ…。ふぁ…」ビクッ

せつ菜「んむ、ちゅ♪」チュゥゥ

侑「吸わないでってばぁ…。ふやけちゃうよぉ…」

歩夢「らいじょうぶ。ふやけないから♪」チュパチュパ

侑「そんなのわからな…。んひゃ、ぁぅ…」ビク

かすみ「侑先輩の喘ぎ声、とってもえっちです♪」レロレロ

璃奈「ねー」ハムハム

侑「もぉぉ…。ぁ、んっ…」

歩夢「ふふ♪」レロレロ

かすみ「ねぇ、侑先輩?」ペロペロ

侑「な、なに…」

かすみ「またフェラしてって言ったら怒りますか?」ハムハム

侑「え…」

かすみ「さっきから全然収まらなくて…♪」ビンビン

璃奈「私も侑さんの体を舐めたりしてたら、ずっと大きくなりっぱなしで困ってる。収まる気配がない」ビンビン

歩夢「…ぷは。私もしてほしいな♪」ビンビン

せつ菜「私にもお願いします♪」ズイ

侑「わぷ。お、押しつけないで…」

かすみ「侑先輩っ♪」ズイ

侑「…今日はもう無理だって言ったよね?」

璃奈「えー…」

歩夢「どうしてもダメなの…?」

侑「…ダメ。本当に疲れてるの」

せつ菜「あと1回、1回だけでいいですから…!」

侑「今日はもうしません。明日も早いんだから、そろそろ寝ないと」

かすみ「明日は日曜日ですよ?」

侑「デート、するんでしょ?」

かすみ「あっ!」

璃奈「…忘れてたの?」

かすみ「…えへへ。今日は色々なことがあったから、すっかり忘れてた♪」テヘッ

歩夢「かすみちゃん…」

せつ菜「…それならしかたないですね。我慢します」

侑「…ありがと♪」ニコ

せつ菜「――布団、敷き終わりました!」

かすみ「侑先輩っ。今日もかすみんの隣で寝てくれますよね?」ギュッ

侑「あ~…」

歩夢「私も!いいよね、侑ちゃん?」

せつ菜「私も侑さんの隣がいいです!」

璃奈「2人とも昨日はベッドで寝てたでしょ」

かすみ「途中までは一緒に寝てたもん!」

侑「というか、なんでベッドで寝てたの?狭かった?」

歩夢「ううん。かすみちゃんが侑ちゃんの子供時代の話を聞きたいって言うから、ベッドに移って話してたの」

かすみ「それで、最後は力尽きてベッドで寝落ちしてしまったんです」

侑「そうだったんだ…」

せつ菜「侑さんの子供時代の話…!」

璃奈「2人だけでずるい。私は仲間外れ?」

かすみ「りな子は真っ先に寝ちゃったじゃん」

璃奈「…そういえばそうだったような」

歩夢「今度話してあげよっか?」

璃奈「やった」

せつ菜「私にも聞かせてください!」

歩夢「もちろん♪」

せつ菜「ありがとうございます!」

璃奈「明日話して。ちょうど侑さんとかすみちゃんはデートでいないし」

歩夢「ん、そうだね。明日、私の部屋で話してあげる♪」

璃奈「わーい」

せつ菜「楽しみにしてますね!」

かすみ「…こほん。それで、寝る場所ですが…」

歩夢「昨日と同じでいいと思いまーす♪」

璃奈「納得いかない。もう1度決めよう」

せつ菜「待ってください。私は昨日お泊まりしてないので、侑さんの隣で寝ていいですよね?」

かすみ「ダメでーす。せつ菜先輩は端で寝る権利をあげますね♪」

せつ菜「そんな権利いりません!」

侑「盛り上がってるところ悪いんだけどさ…」

歩夢「なぁに?」

侑「私、今日はベッドで寝ていいかな?」

かすみ「もちろんです!かすみんと抱き合いながら寝ましょう!」

侑「…あー。その、1人で」

かすみ「なっ…!」ガーン

璃奈「どうして?昨日は床で寝たのに」

せつ菜「私と一緒に寝たくありませんか…?」

侑「違うよ。床で5人は狭すぎるし、今日はベッドで寝たい気分なの。ダメ?」

歩夢「…まあ、侑ちゃんがそこまで言うならしかたないよね。ベッドで寝ていいよ」

かすみ「ですね…。今日のところは我慢しましょう」

璃奈「残念だけど、侑さんがベッドで寝たいならしかたない」

せつ菜「今度は一緒に寝てくださいね?」

侑「うん」ニコ

かすみ「じゃあ、寝る場所はどうします?」

歩夢「昨日と同じでいいよ。せつ菜ちゃんは右端でいい?」

せつ菜「あ、はい。どこでもいいですよ」

璃奈「決まったね」

侑「…私は先に寝るね?」ボフ

歩夢「おやすみ、侑ちゃん」

かすみ「侑先輩おやすみなさい♪」

せつ菜「おやすみなさい!」

璃奈「おやすみ」

侑「…うん。おやすみ」グイッ

侑「…」モゾモゾ

歩夢「私たちも寝よっか…」バサッ

かすみ「そうですね~」モゾモゾ

せつ菜「大人数で寝るのは修学旅行以来です!」モゾッ

璃奈「ふーん」モゾ

侑「…」モゾ

侑「――…」モゾ

侑「…」チラ

歩夢「んぅ…」スヤスヤ

かすみ「ん…」スヤスヤ

せつ菜「ん~…」ムニャムニャ

璃奈「すぅ、すぅ…」スヤスヤ

侑(暗くてよく見えないけど、寝息が聞こえるからみんな寝たみたいだね…)モゾモゾ

侑「…」サワッ

侑「…っ」ピク

侑(すごい濡れてる…。パンツもびしょびしょ…)サス

侑「ん、ぁ…」サスサス

侑(パンツ越しなのに気持ちいい…)サスサス

侑(それにしても、さっきのは気持ちよかったな…。みんなに色々なところを舐められて…)サスサス

侑(本当に、気持ちよかった…)サスサス

侑「ん…」サワサワ

侑(…あんな状態でフェラとかできるわけないでしょ。絶対にえっちしたくなっちゃうじゃん…)サスサス

侑(私もすっかりえっちな子になっちゃったね…。昨日まではひとりえっちすら知らなかったのに…)サスサス

侑「んっ…」サスサス

侑(胸も一緒にさわってみよ…)モゾッ

侑「ふぁ、ん…」フニフニ

侑(…気持ちいい。胸をさわるだけでこんなに気持ちいいんだ…)フニフニ

侑(ゆ、指も入れてみようかな…?ちょっと怖いけど、歩夢ちゃんにしてもらったようにやれば…)モゾモゾ

侑「んぁ…」ヌチュヌチュ

侑「ん、ぅ…」ツププ

侑「ひゃん…!」ビクッ

侑「…!」バッ

侑「…」チラ

歩夢「…」スヤスヤ

せつ菜「ん…」スヤスヤ

かすみ「えへへ…」ムニャムニャ

璃奈「…」スヤスヤ

侑「…」ホッ

侑(大きな声を出さないようにしないと…。起こしちゃうかもしれないし…)クチュ

侑「んく…」クチュ…クチュ

侑「ぁ、ぁ…」クチュ…クチュ

侑「…っ」クチュ…クチュ

侑「ん…」クチュ…クチュ

侑「は、ぁ…」フニフニクチュ…クチュ

侑「はぁ、はぁ…」クチュ…クチュ

侑(もう少し早く動かしてみよう…)クチュ

侑「ふぁ、ぁ…」クチュクチュ

侑(もっと気持ちよくなった…)クチュクチュ

侑(指をもう1本入れたらさらに気持ちよくなるかも…?)クチュクチュ

侑(やってみようかな…)クチュクチュ

侑「ん、ぁ…」ツプ

侑「…っ。ふぁ…」ツププ

侑(か、かなりキツい…。とりあえず動かしてみよ…)クチュ

侑「んっ…」クチュクチュ

侑(指が1本増えただけで全然違う…。違和感がすごい…)クチュクチュ

侑(…私は指1本のほうがやりやすいかも…)ヌチュ

侑「ん、はぁ…」クチュクチュ

侑「はぁ、はぁ…」クチュクチュ

侑「ぁ、ぅあ…」クリクリ

侑(…っ。乳首ってこんなに固くなるんだ…)ムニムニ

侑「あふ、ぅ…」クチュクチュ

侑「気持ち、いい…」クチュクチュ

侑(気持ちいい、けど…)クチュクチュ

侑(…物足りない。歩夢ちゃんにしてもらったときは、もっと気持ちよかったのに…)クチュクチュ

侑(体全体に気持ちよさが溢れるような、あの感覚が全然感じられない…)クチュクチュ

侑(歩夢ちゃんは上手くて、私が下手だから…?)クチュ

侑「ん…」ヌチャ

侑(…今日はもうやめにしよ。指も疲れてきたし…)モゾ

侑「指がべとべと…。はむ…」チュパ

侑「…」チュプチュプ

侑「…」チュポ

侑(…変な味。歩夢ちゃんはおいしいって言ってたっけ…)スッ

侑(精液よりはマシだけど、私は好きになれそうにないや…)

侑(パンツ着替えないと…。いや、朝でいいか…)

侑「ふあ…」

侑(寝よ…。明日からデートで忙しくなるし…)モゾ

侑「…」モゾモゾ

侑「ん…」ウトウト

侑「…」ウトウト

侑「…すぅ、すぅ」スヤスヤ

――翌朝・侑の部屋

かすみ「侑先輩~。朝ですよ~」ユサユサ

侑「ん~…」モゾ

せつ菜「起きませんね…」

璃奈「昨日は1番最初に起きたのに」

歩夢「寝るの遅かったのかな?」

せつ菜「それはないんじゃないですか?私たちと同じ時間に寝ましたし」

璃奈「なかなか寝つけなかったのかも」

歩夢「早く起こさないと、おばさんが作ってくれた朝食が冷めちゃうよ…」

かすみ「侑先輩ってば~。起きてください~!」ユサユサ

侑「…ん」パチ

璃奈「あ、起きた」

かすみ「侑先輩っ。おはようございます♪」

歩夢「おはよう、侑ちゃん」ニコ

せつ菜「おはようございます!」

璃奈「おはよう」

侑「…」ポケー

侑「…ふわぁ。おはよ、みんな…」ムク

かすみ「何回も起こしたんですよ~?」

侑「ごめんね。昨日、全然寝つけなくてさ…」バサッ

せつ菜「大丈夫ですか?寝不足なら、まだ寝ていたほうが…」

璃奈「かすみちゃんとのデートなんてすっぽかして、寝たほうがいいんじゃない?」

かすみ「なんてこと言うの!?りな子!?」

侑「あはは。もう目が覚めたから大丈夫だよ」

かすみ「よかったぁ~」ホッ

歩夢「寝起きだけど朝食食べれる?」

侑「ん、うん。もう出来てるの?」

璃奈「侑さんのお母さんが作ってくれた」

せつ菜「おいしそうでしたよ!」

侑「先に食べててよかったのに…」

かすみ「かすみんたちは侑先輩と一緒に食べたかったんです!そんな悲しいこと言わないでください!」

歩夢「うんうん♪」

侑「な、なんかごめん」

せつ菜「いえいえ。では、行きましょうか♪」

璃奈「立てる?」スッ

侑「…ありがと」ギュ

――侑の部屋

かすみ「やっぱり朝はパンですよね~」ボフ

せつ菜「私はお米のほうが好きです♪」

璃奈「おいしかったらなんでもいい」

歩夢「私もどっちでもいいかな~」

侑「私はかすみちゃんと同じパン派かなぁ。特にコッペパンが大好き♪」

かすみ「侑先輩はかすみんの手作りコッペパンもおいしそうに食べてくれますもんね♪」

侑「市販のやつよりもおいしいから、食べすぎて困っちゃうんだよね~」

かすみ「えへへ。嬉しいです♪」

せつ菜「わ、私も今日からパン派になります!」

璃奈「なんで?」

歩夢「侑ちゃんと同じがいいんじゃない?」

璃奈「…なるほど」

かすみ「あ、侑先輩。今日何時にデートしますか?」

侑「何時でもいいけど…」

かすみ「では、今から行きませんか?もう9時ですし」

侑「近くのショッピングモールは10時からだよ?」

かすみ「着替えたり移動の時間を含めれば、1時間なんてあっという間に過ぎちゃいますよ♪」

侑「それもそうだね。じゃ、着替えようか」

歩夢「もう行くの?まだお話ししたかったな~」

侑「帰ってきたらまたお話ししよ?」

歩夢「うん♪」

せつ菜「着替えるなら外で待ってますね?」

侑「うん。ありがとう」ニコ

かすみ「部外者はさっさと出て行ってくださーい♪」

璃奈「かすみちゃんも行くの」グイグイ

かすみ「あっ、あっ!侑先輩の貴重な生着替えが~!!」ズルズル

――高咲家前

かすみ「さて。これからかすみんたちはデートをしてくるので、みなさんは指をくわえて待っててくださいね~」

せつ菜「かすみさん…」

歩夢「…明日は私の番だからいいもん」

璃奈「かすみちゃんの言葉はいちいち癇に障る」

かすみ「りな子の毒舌っぷりも癇に障るよ!!」グニー

璃奈「やめひぇ」

侑「こんなところで喧嘩しないの。行くよ?」

かすみ「は~い♪」ギュッ

せつ菜「う、腕を組んでますよ…!」

歩夢「むむ…。明日までの我慢…」

璃奈「恋人面しないで」

かすみ「ふふん。なんとでも言えばぁ?今日のかすみんは侑先輩と恋人のようなものだし~♪」ギュー

歩夢「そうなの!?」

侑「さあ?」

かすみ「…もー。そこは「そうだよ」って返さないと!」

侑「えぇ…」

せつ菜「…ともあれ、今日は楽しんできてくださいね?」

侑「うん♪」

かすみ「かすみん、たくさん行きたいところがあるんです。今日は夜まで付き合ってもらいますから♪」

侑「はは…。お手柔らかにね…」

歩夢「じゃあ、行ってらっしゃい。侑ちゃん」

璃奈「無事に帰って来れるように祈っとく」

かすみ「それどういう意味!?」

侑「行ってきま――あ、そうだ。璃奈ちゃん?」

璃奈「?」

侑「私の帰りが遅くても、お母さんと2人で夕飯食べてていいからね?お母さんにはもう伝えてあるからさ」

歩夢「そういえば、これから一緒に夕飯食べるんだっけ…」

せつ菜「ずっと気になってたんですけど、なぜ侑さんの家で夕飯を?璃奈さんの両親に許可取ってるんですか?」

かすみ「なんか、りな子の両親は出張で家にいないみたいなんです。だから夕飯もお菓子しか食べてないらしくて…」

歩夢「それで、侑ちゃんが一緒に食べようって誘ったんだって。本当に優しい子だよね」

せつ菜「そういうわけだったんですか…」

璃奈「侑さんには本当に感謝してる。ありがとう」

侑「いいのいいの。困ったときはお互いさま♪」

璃奈「…だけど、遠慮しとく」

侑「…え?」

侑「え、遠慮ってどうして?」

歩夢「おばさんと2人きりだと気まずいから?」

璃奈「違う。デートをする4日間は遠慮するってこと」

せつ菜「なんでですか?」

かすみ「わかった!かすみんとのノロケを聞かされるのが怖いんでしょ~」

璃奈「寝言は寝て言って」

かすみ「なっ…!」

璃奈「…とにかく、デートをする日は遠慮したい」

侑「璃奈ちゃんがそこまで言うなら…。じゃあ、4日後の木曜日から一緒に食べるんだよね?」

璃奈「お願いします」

侑「わかった。お母さんにはそう伝えておくね」

璃奈「ありがとう、侑さん」

かすみ「侑先輩、そろそろ行きましょう?」

侑「うん。…あと、ごはんはきちんと食べること。スーパーの惣菜が嫌ならコンビニとかで買えばいいからさ」

璃奈「うん、わかった」

侑「それと、お風呂に入るときは必ずおちんちんの皮を剥くこと。痛いだろうけど、毎日の積み重ねが…」

かすみ「侑先輩!行きますよ~!!」グイグイ

侑「待って!まだ話が終わってない!!」ズルズル

かすみ「りな子なら大丈夫ですから!ああ見えてしっかりしてるし!」グイグイ

侑「璃奈ちゃーん!!少しずつでいいから、おちんちんの皮はちゃんと剥くんだよー!!」ズルズル

璃奈「う、うん…」

せつ菜「あんな大声で…」

歩夢「近所の人に聞こえてたらどうするんだろ…」

璃奈「…恥ずかしい」

――洋服屋

かすみ「このワンピースなんてどうですか?」スッ

侑「こんなかわいいの私には似合わないよ~」

かすみ「絶対に似合いますから!かすみんが保証します!」

侑「そう?じゃあ、あとで試着してみるね」

かすみ「かすみんも同じのを試着しますから、お揃いです♪」

侑「かすみちゃんには似合うと思うな~」

かすみ「侑先輩こそ似合いますって~♪」ツンツン

侑「あはは。…お、これ歩夢ちゃんに似合いそう」スッ

かすみ「…」ピク

侑「これもカゴに…」ガシッ

侑「…かすみちゃん?」チラ

かすみ「…」ギュ

侑「どうしたの?腕離して?」

かすみ「…侑先輩は今誰といるんですか?」

侑「誰って、かすみちゃんとだけど…」

かすみ「…そうです。かすみんと一緒にいるんです。今日はかすみんとのデートなんですよ?」

かすみ「歩夢先輩のことを考えないでください。今はかすみんだけを見てください…!」ズイッ

侑「かすみちゃん…」

かすみ「お願いします!」ギュッ

侑「…わかった。ごめんね、かすみちゃんの気持ちも考えないで軽率な行動を取って…。これは戻すよ」スッ

かすみ「侑先輩…」パァ

侑「今日はかすみちゃんのことだけを考えるから、これで許してくれる?」チュ

かすみ「ひゃ!?////」

侑「わっ」

かすみ「な、なななにを!?////」

侑「なにってキスだけど…。あ、おでこじゃなくて唇がよかった?」

かすみ「そういう意味ではありません!////いきなりキスをするなんて…////」カァァ

侑「…嫌だった?」

かすみ「嫌なわけないでしょう!?////好きな人にキスされたんですから!////」

侑「よかった~」

かすみ「し、しかし、まだ心の準備ができてなくて…////」ゴニョゴニョ

侑「え?」

かすみ「…なんでもありませんっ////」プイッ

侑「そっか。服はこれでおしまい?」

かすみ「まだまだです!////かすみんについてきてください!////」タッ

侑「走ったら危ないよ~」スタスタ

かすみ「――お、これもかわいい♪」スッ

侑「カゴに入れすぎじゃない?お金足りるの?」

かすみ「全部は買いませんよ。まずは試着をして、気に入ったら買うんです♪」

侑「こ、これ全部試着するの?」

かすみ「もちろんです!」

侑「時間かかりそう…」

かすみ「そんなにかかりませんよ~。1時間くらいだと思います♪」

侑「1時間も!?」

かすみ「このくらい普通でしょう?」

侑「私はあまり服を買いに来ないから、普通の基準がよくわからないや…」

かすみ「…というか、かすみんが最初に選んだワンピースしかカゴに入ってませんよね?他に試着したい服とかないんですか?」

侑「ん~…」

かすみ「侑先輩は普段着を何着か買ったほうがいいですよ」

侑「どうして?いっぱい持ってるよ?」

かすみ「…ふぅ。すみません、言っていいですか?」

侑「なに?」

かすみ「侑先輩の普段着はダサダサです!今着てる服も、最低最悪のレベルです!」

侑「えぇ!?」

かすみ「侑先輩はかすみんの恋人になる予定なんですから、もっと身だしなみに気をつけてもらわないと困ります!」

侑「ご、ごめん。…って、恋人?」

かすみ「予定です、予定!」

侑「そ、そっか…」

かすみ「…こほん。話を戻しますね?」

侑「うん…(私と私服ってダサかったんだ…)」

かすみ「侑先輩にはもっとおしゃれになってもらいます。かすみんが侑先輩に似合う服を選んであげますから♪」

侑「かすみちゃんが選んでくれるなら安心だね…」

かすみ「ふふん。任せてください♪」

侑「…ねぇ、私の普段着ってそんなにダサい?」

かすみ「…これ以上は侑先輩を傷つけてしまう可能性があるので言えません」

侑「そんなに酷いの!?」

かすみ「しかし、そんな侑先輩も今日でおしまいです!これからはおしゃれな侑先輩に変身しちゃいましょう!」

侑「お、おー」

かすみ「ささ、かすみんについてきてください。侑先輩に似合いそうな服はあっちにあるんですよ♪」

侑「どんな服?」

かすみ「それは見てからのお楽しみです♪」

侑「もったいぶらずに教えてよ~」

かすみ「すぐそこですから♪」

かすみ「――これを試着してください!」ドサッ

侑「シャツとズボンと、帽子も?」

かすみ「はい。試着室はあっちにありますからね」スッ

侑「…というか、これって男物だよね?」

かすみ「そうですよ?…あ、サイズはSなので、普通に着れますから安心してください♪」

侑「そうじゃなくて…」

かすみ「なんですか?」

侑「私、一応女なんだけど…」

かすみ「…ふ~。侑先輩はなにもわかってません!」

侑「え?」

かすみ「かわいい侑先輩も素敵ですが、かっこいい侑先輩はもっと素敵だと思うんです!」

侑「そ、そうかな?」

かすみ「騙されたと思って、試着してみてください!」

侑「…わかったよ。試着してみる」

かすみ「ありがとうございます♪」ニコッ

かすみ「――侑先輩~。まだですかぁ?」

侑『着替えたけど…』

かすみ「だったら早く言ってくださいよ~」シャーッ

侑「あっ」

かすみ「…」ピタッ

侑「…に、似合ってる?」モジ

かすみ「…」ジー

侑「かすみちゃん…?」

かすみ「…いい」ボソ

侑「…?」

かすみ「やっぱりかすみんの思った通りでした♪」

かすみ「侑先輩とメンズ服の組み合わせは最高です♪」

侑「そ、そうなんだ…」

かすみ「それと、髪を下ろしてくれませんか?」

侑「下ろすの?」シュルシュル

かすみ「おぉ…!」

侑「これでいい?」

かすみ「最高です!さらにクールっぽさが増してきました!」

侑「そうなの?」

かすみ「鏡を見たらわかりますよ♪」

侑「…」クルッ

侑「…」ジー

かすみ「かっこいいでしょう?」

侑「いつもとあまり変わらなくない?」

かすみ「全然違いますって!」

かすみ「たとえるなら、りな子の胸のサイズとエマ先輩の胸のサイズくらい違います!」

侑「全然違うじゃん…」

かすみ「それくらい侑先輩がかっこよくなったってことですよ~♪」

侑「自分じゃよくわからないけどなぁ~」ジー

かすみ「ふふ。その服、買いますか?」

侑「かすみちゃんはどうすればいいと思う?」チラ

かすみ「買いですね。侑先輩が買わないなら、かすみんが買ってプレゼントします♪」

侑「そ、そこまで言うなら買おうかな?」

かすみ「本当ですか?やったー♪」

侑(なんか嬉しそう…)

かすみ「あ、次はこのパーカーを試着してくださいね?侑先輩が試着してるときに見つけてきました♪」スッ

侑「ま、また着替えるの?」

かすみ「お願いしまーす♪」

侑「――…」シャーッ

かすみ「今回もいいですね!」

侑「このパーカー、ちょっとぶかぶかすぎない?」

かすみ「そのくらいがちょうどいいんですよ。でも、今回はかっこいいよりもかわいい寄りですね~」

侑「ぶかぶかで手が隠れてる…。これじゃ璃奈ちゃんみたいだよ~」

かすみ「ん?」

侑「…あ」

かすみ「…おかしいですね。さっき侑先輩は、今日はかすみんのことだけを考えるって言ってたのに…」

侑「ご、ごめん。ついうっかり…」

かすみ「はぁ…。かすみんの心は傷つきました…」

かすみ「…このままだと、悲しすぎて死んじゃうかも~…」

侑「そ、それは困るよ!死なないで!!」

かすみ「かすみんに死んでほしくないですか…?」

侑「当たり前でしょ!?」

かすみ「…キス」ボソ

侑「え?」

かすみ「…キスしてくれたら、傷ついた心が癒えるかもしれません…」

侑「わ、わかった!キスするよ!」

かすみ「本当ですか?」パァ

侑「…あれ?」

かすみ「ささ、キスしましょう。失礼しまーす♪」スッ

侑「し、試着室でするの?2人で入ってるのがバレたら…」

かすみ「カーテンを閉めれば大丈夫ですよ♪」シャーッ

侑「まあ、下が見えないやつだからね…」

かすみ「では、お願いします♪」ンー

侑(唇を突き出してる…)

侑(ディープキスは恥ずかしいし、軽くでいいよね…)スッ

かすみ「…」ドキドキ

侑「ん…」チュ

かすみ「ちゅ、ん…」

侑「これでいい?」スッ

かすみ「…はい。ありがとうございました♪」ニコッ

かすみ「えへへ。かすみんのファーストキス、侑先輩にあげちゃった♪」

侑「初めてキスしたの?」

かすみ「当たり前じゃないですか。侑先輩もでしょう?」

侑「私は…」

かすみ「…まさか、他の誰かとしたんですか?」

侑「あー、その…」

侑(話す?でも、またややこしくなりそうだし…)

侑(いや、大切な人に嘘なんてつきたくない。怒られるかもしれないけど、素直に話そう…)

侑「じつは、歩夢ちゃんとね…」

かすみ「あ、歩夢先輩と?」

侑「…」コク

かすみ「そうですか…」

侑「…怒ってる?」

かすみ「なぜ怒るんですか?」

侑「え、だって…」

かすみ「かすみんがファーストキスの相手じゃないのは残念ですが、過ぎたことはしかたありません」

かすみ「…それに、燃えてきました」

侑「どういう意味?」

かすみ「ファーストキスは歩夢先輩に取られてしまいましたが…」

かすみ「最初にえっちをするのはかすみんです♪」

侑「えっち…」

かすみ「そのためには侑先輩と恋人になる必要があります。かすみん、今日のデートで侑先輩を落としますからね?」

侑「お、落とす?」

かすみ「メロメロにさせるって意味です♪」

侑「おぉ…」

かすみ「というわけなので、覚悟しててください♪」チュッ

侑「んむ…」チュ

かすみ「ぷは。…大好きです。侑先輩♪」ニコ

侑「…っ」ドキッ

かすみ「ふふ。かすみんからもキスしちゃいました♪」

侑「…」

かすみ「侑先輩?」

侑「…あ、なに?」

かすみ「なんかぼーっとしてません?大丈夫ですか?」

侑「…大丈夫だよ。それで、このパーカーどうしよっか?」

かすみ「んー。似合ってますけど、買うのはやめましょう。よく考えたらりな子と被ってますし」

侑「そうだね。おまけにぶかぶかだもん」

かすみ「次はどんな服を試着したいですか?」

侑「私はもういいよ。次はかすみちゃんの番ね?」

かすみ「え~。それなら、最後にワンピースを試着してくれませんか?これも絶対に似合います!」

侑「本当に似合うかな…?」

かすみ「かすみんを信じてください♪」

かすみ「――♪」ソワソワ

侑「着替えたよ~」シャーッ

かすみ「おぉ…!」キラキラ

侑「どう?」スッ

かすみ「とても似合ってます!」

侑「ちょっと派手すぎない?」テレ

かすみ「いえいえ。…かすみんの目に狂いはありませんでしたね。とてもかわいいですよ♪」

侑「なんか照れちゃうな~」

かすみ「もちろん買いますよね?」

侑「かすみちゃんにそこまで言われたら、買わないわけにはいかないよ♪」

かすみ「わーい♪これでデートがさらに楽しくなります♪」

侑「このワンピースを着たら、私もおしゃれになれるかな?」

かすみ「もちろんです。…でも、今日はメンズ服のほうを着てもらいますけど♪」

侑「え?」

侑「ワンピースじゃなくて、こっち?」

かすみ「はい♪」

侑「一応理由を聞いていい?」

かすみ「かっこよくて、みなさんに自慢できるからです♪」

侑「ふーん?かすみちゃんがこっちの服のほうがいいって言うならそうするね」

かすみ「ありがとうございます♪」パァ

侑「じゃ、先にお会計済ませてきていい?」

かすみ「いいですよ。かすみんはあっちらへんで服を見てきますね~」

侑「試着しないの?」

かすみ「侑先輩が戻ってきたら試着します♪」

侑「そっか。あ、脱いだらお会計行ってくるね?」

かすみ「はーい♪」

侑「――お待たせ~」

かすみ「遅かったですね。レジ混んでたんですか?」チラ

侑「いや、着替えてたの。店員さんに聞いたらいいって言われたからさ♪」

かすみ「…」ジー

侑「かすみちゃん?」

かすみ「…やっぱり最高です。かっこいい♪」ギュッ

侑「わっ」

かすみ「くんくん…。侑先輩の匂いがあまりしません…」

侑「新品の服だからね~。ねぇ、試着しないの?」

かすみ「しますよ♪」パッ

侑(また何着か増えてる…)ジー

侑(本当に1時間で終わるのかな…?)

かすみ「――えへへ。今日もいい買い物ができました♪」

侑(結局3時間近くかかった…。試着しすぎでしょ…)

侑(何十着も試着したのに、買ったのは私とお揃いのワンピースとシャツの2着だけ…)

侑(たったの2着って…。私の3時間はなんだったの…)

侑(女の子のショッピングって大変だなぁ~…)

かすみ「侑先輩、次はアクセサリーショップに行きましょう!」

侑「ま、まだ行くの?」

かすみ「まだまだこれからですよ?」

侑「…とりあえずお昼にしない?お腹空いてきちゃった」

かすみ「そうですね。近くの喫茶店にでも行きます?」

侑「1階にフードコートがあるから、そこで食べようよ」

かすみ「喫茶店のパフェが食べたいので却下です♪」

侑「はーい…」

――喫茶店

かすみ「ここのパフェは絶品なんですよ~」

侑「へー。私もパフェ頼もうかな」スッ

かすみ「一緒に見ていいですか?」

侑「メニューならもう1枚あるよ?」

かすみ「かすみんは侑先輩と一緒に見たいんです♪」

侑「ふーん」

かすみ「失礼します♪」ズイッ

侑「そんなに近づかなくても見えるでしょ?」

かすみ「かすみん、目が悪いから近づかないと見えないんですよぉ~」ギュー

侑「初耳なんだけど。というか抱きついてるし…」

かすみ「えへへ♪」ギュー

侑「イチゴにメロンにマンゴー…。チョコとフルーツもある。たくさんありすぎて迷うね~」

かすみ「ですね♪」ジー

侑「…ジャンボパフェ?わ、2000円もするじゃん。こんなの頼む人いるのかな?」

かすみ(侑先輩の横顔、かわいい♪)ジー

かすみ(かっこいいのにかわいいってやばすぎだよぉ♪)ジー

侑「…ん?」チラ

かすみ「…!」ビク

侑「かすみちゃんはもう決まったの?」

かすみ「えっと、まだです…」

侑「もー。私の顔を見るよりもメニューを見なよ」

かすみ「す、すみません」

侑「まったく…」

かすみ(侑先輩に怒られちゃった…。こういうのも悪くない……って、違う違う。なに食べよう…)ジー

侑「私はフルーツパフェにしよっと。かすみちゃんは?」

かすみ「かすみんはマンゴーパフェにします♪」

侑「おっけー。すみませーん!」

店員「ご注文をお伺いします」

侑「フルーツパフェとマンゴーパフェを1つ。あとはコーヒーと…。かすみちゃんはなにか飲む?」チラ

かすみ「じゃあ、クリームソーダで♪」

店員「…」カキカキ

店員「ごゆっくりどうぞ」ペコ

侑「あー、パフェ楽しみ♪」ノビー

かすみ「ふふ…」クス

侑「む…。子供っぽいとか思った?」

かすみ「かわいいなって思いました♪」ニコ

侑「かわいい?」

かすみ「はい。侑先輩はかわいくてかっこいいです♪」

侑「かすみちゃんのほうがかわいいよ?」

かすみ「…またそんなこと言ってぇ。侑先輩はかすみんをキュン死させる気ですか?」

侑「なにそれ?」

かすみ「きゅんきゅんしすぎて死んじゃう病気です♪」

侑「そ、そんな病気があるんだ…」

かすみ「侑先輩もあまりかすみんをきゅんきゅんさせないでくださいね?キュン死してしまうかもしれませんから…」

侑「よくわからないけど気をつける…」

かすみ「ま、嘘なんですけど♪」

侑「嘘なの!?」

店員「お待たせしました。コーヒーとクリームソーダです」

かすみ「はーい♪」

かすみ「侑先輩ってコーヒー飲めるんですね~」

侑「コーヒーは好きだよ。夜遅くまで作曲してるときに飲むと、眠気覚ましにちょうどいいしさ」ズズ

かすみ「へ~。かすみんは苦くて飲めないんですよぉ」チューチュー

侑「コーヒー牛乳は飲めるのに?」カチャ

かすみ「コーヒー牛乳は甘くておいしいから好きです♪」

侑「そっかぁ」

かすみ「はい、侑先輩。あーん♪」スッ

侑「いいの?」

かすみ「ささ、どうぞ♪」

侑「あーん♪」パクッ

かすみ「どうですか?」

侑「ん、甘くておいしいよ。ありがとね♪」ニコッ

かすみ「よかったです♪」ニコ

侑「私のコーヒーも飲む?」

かすみ「コーヒーは苦手なので遠慮しておきます。あとでパフェの食べさせあいっこしましょう♪」

侑「そうだね。…パフェまだかな~」ズズ

かすみ「もうすぐ来ますよ♪」チューチュー

侑「ん」カチャ

かすみ「侑先輩?」ツンツン

侑「?」チラ

かすみ「んー♪」チュッ

侑「…!」チュ

かすみ「ぷはぁ。侑先輩の唇おいしいです~♪」

侑「…ふ、不意打ちはやめてよ。びっくりするから」

かすみ「さっきのお返しですよ♪」

侑「…今日のかすみちゃん、いつもより積極的じゃない?」

かすみ「今日で侑先輩を落とすって決めてますから♪」

侑「そ、そっか」ズズ

侑(…なんかドキドキしてきたかも)カチャ

かすみ「あ、侑先輩っ。あれかすみんたちのパフェじゃないですか?」

侑「お、やっと来たね」

店員「お待たせしました。フルーツパフェとマンゴーパフェです――」

店員「――以上でご注文はお揃いでしょうか?」

かすみ「はい♪」

店員「ごゆっくりどうぞ」ペコ

侑「じゃあ、いただきますしよ?」

かすみ「ですね~」

侑・かすみ「いただきます♪」スッ

侑「おいしそー。はむ♪」パクッ

かすみ「あっ!」

侑「むぐ?」モグモグ

かすみ「な、なんで食べちゃうんですか?」

侑「普通はいただきますしたらすぐ食べるでしょ?」カチャ

かすみ「写真撮りたかったのに~…」

侑「写真?そんなもの撮ってどうするの?」

かすみ「同好会のみなさんに自慢するんです。侑先輩とデートしてるって♪」

侑「ふーん?」

かすみ「少し形が崩れてますが、まあいいです。さ、一緒に写真を撮りましょう♪」ゴソゴソ

侑「えー。早く食べないと溶けちゃうよ~」

かすみ「パフェは溶けません!ほら、パフェを持って、寄ってください!」

侑「こ、こう?」ズイ

かすみ「そうです。あと笑顔で♪」スッ

侑「…」ニコッ

かすみ「撮りますよ~」パシャ

かすみ「ふむ…」スッ

侑「もう食べていいんだよね?」

かすみ「まだです。侑先輩の笑顔はかわいいですが、今の服装だと笑顔よりも微笑みのほうがいいかもしれません」

侑「どっちも同じだよ…」

かすみ「全然違います。もう1度撮りましょう♪」

侑「しょうがないな~…」スッ

かすみ「撮りますよ~」スッ

侑「…」ニコ

かすみ「…」パシャ

かすみ「…よし、完璧です!」

侑「…ふ~。今度こそ本当に食べていいんだね?」コト

かすみ「はい。ありがとうございました♪」

侑「あむ。…おいひい♪」モグモグ

かすみ「…」スッスッ

侑「フルーツもいっぱい乗ってるし♪」モグモグ

かすみ「…」スッスッ

侑「食べないの?」チラ

かすみ「今から食べますよ~」ポチ

侑「かすみちゃんのマンゴーパフェもおいしそうだね~」ピコン♪

かすみ「ふふ。少し分けてあげますから♪」

侑「やった♪…って、LINE?」ゴソ

侑「あれ?かすみちゃんからLINEが来てるんだけど」スッ

かすみ「グループLINEに送りましたから。開いてみてください♪」

侑「うん」ポチッ

かすみ:かすみんの恋人です♪

かすみ:写真

侑「恋人!?」

かすみ「しーっ。ここ、お店の中ですよ?」

侑「…!」バッ

侑「…いや、恋人ってどういうこと?」

かすみ「手が滑っちゃいました♪」

侑「滑ったって…」

かすみ「侑先輩は…」ギュッ

侑「わ…」

かすみ「侑先輩はかすみんが恋人だと嫌ですか…?」ウルウル

侑「い、嫌って言うか…」ピコン♪

侑「あ、LINE来た!」スッ

かすみ「むぅ…」

愛:かすみんに恋人いたんだ~。てかその子誰?同じ1年?

侑「え?」

エマ:かわいい~。恋人さん、今度部室に連れてきてよ!

果林:確かに可愛いわね。同好会に誘ってみたら?

かすみ「かわいいんじゃなくて、かっこいいんですけどね♪」

侑「…どうしてみんな、私ってわからないの?」

かすみ「髪を下ろしてるからじゃないですか?それだけで雰囲気がかなり変わりますし♪」

かすみ「それに、その服装だから余計別人に見えるんだと思います♪」

侑「へぇ…。髪と服を変えただけで…」

かすみ「さて、そろそろネタばらしでも…」スッ

かすみ「あれ!?退会させられてる!?」

侑「え?」スッ

『璃奈がかすみを退会させました』

侑「本当だ…」

かすみ「りな子め~!!」

侑「どうしていきなり…?」

かすみ「侑先輩のことを恋人って言ったからだと思います。…もー!最悪!!」

侑「璃奈ちゃんはあれが私だって気づいたのかな?」

かすみ「そうなんじゃないですか?…りな子も一応、侑先輩が好きですから」

侑「そっか…」

かすみ「かすみんを招待してください。今度はかすみんがりな子を退会させてやりますから!」

侑「招待するのはいいけど、璃奈ちゃんを退会させたらダメだよ?」

かすみ「…はーい」

侑「えっと、招待は…」プルルルル…

侑「歩夢ちゃんから電話だ…」スッ

かすみ「あの、招待は?」

侑「あとでするよ。とりあえず電話に出るね」ピッ

かすみ「も~…」

侑「歩夢ちゃ――」

歩夢『侑ちゃんっ!?今のLINEなに!?』

侑「…っ!」キーン

かすみ「うるさ…」パクッ

歩夢『こ、恋人!恋人って!!』

侑「あ、あれはかすみちゃんの冗談で…」

歩夢『え、冗談…?』

かすみ「おいひい♪」モグモグ

侑「かすみちゃんのちょっとした冗談だよ。ね?」チラ

かすみ「そうでーす♪」モグモグ

歩夢『…もー。びっくりするようなことしないでよ~』

侑「それは私じゃなくてかすみちゃんに言ってほしいな…」

歩夢『…というか、あの服装と髪型はなに?家を出るときはあんな格好してなかったよね?』

歩夢『かすみちゃんもワンピースに着替えてたし…』

侑「洋服屋さんで服を買って着替えたんだよ。…どうかな?似合ってる?」

歩夢『最高!いつもはかわいい侑ちゃんだけど、まさか服装を変えただけでこんなにかっこよくなるなんて!!』

侑「そんなに?」

歩夢『うん!ね、ね、帰ったらすぐ連絡してね!それでぎゅーってして!あと好きだよって耳元で囁いてほしいの!!』

侑(すごい興奮してる…)

歩夢『それでね、それでね…。え?侑ちゃんに代わりたい?』

侑「そこに誰かいるの?」

歩夢『うん。せつ菜ちゃんと璃奈ちゃんと一緒にいるよ』

侑「あー。昨日、3人で歩夢ちゃんの部屋に集まろうとか言ってたっけ?」

歩夢『そうなの。…それで、璃奈ちゃんが侑ちゃんに代わりたいって言ってるんだけど…』

侑「いいよ?」

歩夢『ほんと?はい、璃奈ちゃん』

璃奈『侑さん?』

侑「うん。どうしたの?」

璃奈『別に。ただ侑さんの声が聞きたくて』

侑「そっか。3人でなに話してるの?」

璃奈『侑さんの子供時代の話を、歩夢さんに聞かせてもらってた。あと写真も見せてもらったよ』

侑「昔の写真かぁ。懐かしいな~」

璃奈『ねぇ、さっきのは本当に冗談なんだよね?』

侑「かすみちゃんのLINEの件でしょ?あれは冗談だよ?」

璃奈『…よかった。さっきは怒りに任せてかすみちゃんを退会させちゃったけど、また招待しとく』

侑「あはは…。よろしくね?」

璃奈『うん。それと…』

侑「ん?」

璃奈『写真の侑さん、すごいかっこよかった。ますます好きになっちゃったかも。またね』ブチッ

侑「え?璃奈ちゃ…」ツーツー

侑「…切れちゃった」ピッ

かすみ「電話終わりました?」チューチュー

侑「うん。璃奈ちゃんがまた招待してくれるってさ」

かすみ「本当ですか?…あ、りな子から招待来てる」スッスッ

かすみ「ネタばらしもして、っと…」スッスッ

かすみ「みなさんのびっくりする顔が目に浮かびます♪」

侑「そうなの?」スッ

かすみ:かすみん復活です!

かすみ:それと、さっきの恋人発言はかすみんの冗談です。すみませんでした<(_ _)>

かすみ:写真の美少女は侑先輩ですよ♪

侑「美少女…」

エマ:えーー侑ちゃんだったの!?

愛:マジで?雰囲気が全然違うからわからなかったよ~

果林:これからも髪を下ろしたほうがいいんじゃない?
そっちのほうが似合ってる気がするわ

果林:あ、もちろんツインテール姿も可愛いけど♪

しずく:私も全然気づきませんでした!

彼方:びっくりしすぎて眠気が飛んでいっちゃったよ~

侑「たしかにみんなびっくりしてるね…」

かすみ「でしょう?…あーん♪」

侑「あむ。…ん」モグモグ

侑「マンゴーもおいしい…♪」

かすみ「かすみんにもあーんってしてくれますか?」

侑「もちろん。あーん♪」スッ

かすみ「あーん♪ん、あむ…」モグモグ

かすみ「侑先輩にあーんってしてもらったから、さらにおいしいです~♪」モグモグ

侑「あはは、なにそれ」

かすみ「えへへ。これ食べたら、アクセサリーショップに行きましょうね♪」

侑「そ、そういえばそうだった…」

――アクセサリーショップ

かすみ「かわいいのがたくさんありますね~」

侑「だね~」

かすみ「どれにするか迷っちゃいます~」

侑「お揃いがいいんだっけ?」

かすみ「はい♪」

侑「このブレスレットはどう?ちょうど同じのが2つあるし」

かすみ「買いましょう!」

侑「この店って安いんだね。これならあと何個か買えそうだよ♪」

かすみ「かすみん、指輪が欲しいですぅ♪」

侑「指輪?指輪はどこにあるんだろ?」

かすみ「多分こっちです!」スタスタ

侑「おー」スタスタ

かすみ「ここですね♪」

侑「指輪だけでもこんなに…」ジー

かすみ「侑先輩はどんな指輪が欲しいですか?」

侑「私は別になんでもいいけど。あ、このドクロの指輪…」

かすみ「却下です」

侑「え?」

かすみ「かすみんはかわいい指輪が欲しいんです。それに、ドクロの指輪なんてかすみんには似合いません!」

侑「そ、そっか。ごめんね」スッ

かすみ「わかってくれればいいんですよ♪」

侑「かわいい指輪かぁ…」ジー

かすみ「これなんてどうですか?」スッ

侑「おぉ。ハートの石がついててかわいいじゃん♪」

侑「それにしようよ。私、気に入っちゃった」

かすみ「その前に、指輪にはめてみましょう」スッ

侑「…あれ、ちょっと大きい?」

かすみ「親指でもぶかぶかです…」

侑「かすみちゃんの指は細いからね…。残念…」

かすみ「うぅ…。いい指輪だったのに…」

侑「ま、まあまあ。他のを探してみよう?こんなにあるんだし、きっとまたいい指輪が見つかるよ!」

かすみ「はい…」

侑「ん~…」ジー

かすみ「むむ…」ジー

侑「お、またハート形のやつがあったよ」スッ

かすみ「本当ですか?」パッ

侑「ほら。結構よくない?」

かすみ「かわいいです♪」

侑「2つともサイズは同じだね。はい、つけてみて?」

かすみ「は、はい!」スッ

侑「どう?」

かすみ「…ぴったりです!しかも薬指!」

侑「よかったね~。私もぴったりだったよ♪」

かすみ「やったぁ!これに決まりですね!」

侑「うんうん♪」

かすみ「ところで、なぜ人差し指に指輪を?」

侑「え?いや、特に理由は…」

かすみ「それなら薬指につけてみてくれませんか?」

侑「薬指?入るかなぁ…」スポ

侑「…」スッ

かすみ「…」ドキドキ

侑「お、薬指でも問題ないみたい」

かすみ「よしっ!」グッ

侑(ガッツポーズするほど嬉しかったんだ…)

侑「というか、なんで薬指なの?」

かすみ「秘密です♪」

侑「えぇ?」

かすみ「ふふ。次はあっちに行きましょう♪」ギュッ

侑「う、うん」ギュ

かすみ「~♪」スタスタ

侑「…?」スタスタ

かすみ「この髪飾りもかわいいですよ♪」

侑「おー。あ、このヘアピンも愛ちゃんに似合いそうじゃない?」

かすみ「はい?」

侑「…あ」

かすみ「…侑先輩、わざとやってます?」

侑「ごめん…」

かすみ「まったく…。侑先輩には困ったものですね…」ハァ

かすみ「…ん」ンー

侑「アヒルの真似?」

かすみ「なんでアヒルの真似だと思ったんですか!?キスしてって意味ですよ!!」

侑「そ、そんな大声で叫ばないで…。ここアクセサリーショップにだよ…?」

かすみ「…!」バッ

かすみ「…」キョロキョロ

かすみ「…」ホッ

かすみ「…ん」ンー

侑「…キスしなきゃダメ?」

かすみ「ダメです。かすみんの心は深く傷つきました」

侑「だけど、ここでするのは…」

かすみ「…」ンー

侑「…わかったよ。するから…」ギュ

かすみ「…♪」ドキドキ

侑「…」キョロキョロ

侑(よかった。誰も見てない…)スッ

侑「ん、ちゅ…」チュッ

かすみ「ん…」チュ

侑「ぷは。…これでいいよね?」

かすみ「かすみん、舌を入れるやつがやってみたいなぁ…?」

侑「ディープキスってこと?」

かすみ「はい♪」

侑「…ここだとさすがにできないよ。また今度でいい?」

かすみ「むぅ…。しかたありません。我慢します」プクー

侑「ありがとね。それで、その髪飾り買うの?」

かすみ「…1個しかないのでやめにします。ネックレスを見に行きませんか?」

侑「えー。かすみちゃんに似合いそうなのに…」

かすみ「かすみんはネックレスが見たいんです!あっちにありますからついてきてください!」タッ

侑「走ったら危ないってば~」スタスタ

侑(…あ、そうだ)スッ

かすみ「どれにしようかな~」

侑「ここって本当に品揃えがいいよね」

かすみ「ですね~。たくさんありすぎて迷っちゃいます♪」

侑「かすみちゃんはどんな形のネックレスが欲しいの?」

かすみ「ハート型です。これは譲れません!」

侑「ハートかぁ」ジー

かすみ「…♪」ギュッ

侑「…かすみちゃん?」チラ

かすみ「気にしないでください♪」ギュー

侑「急に腕を組まれたら気になるよ…」

かすみ「こうやって腕を組んでたら、周りの人にはどんな風に思われるのかなーって♪」

侑「なんとも思われないでしょ…」

かすみ「わかりませんよ?たとえば、恋人とか♪」

侑「こ、恋人?」

かすみ「はい♪」ギュー

侑「…かすみちゃんって恋人にこだわるよね。そんなに私と恋人になりたいの?」

かすみ「かすみんだけじゃないですよ。歩夢先輩も、せつ菜先輩も、りな子も…」

かすみ「みんな、侑先輩と恋人になりたいと思ってます」

侑「友達だとダメなの?」

かすみ「ダメです。かすみんは恋人になりたいんです」ギュー

侑「…どうして?」

かすみ「侑先輩が大好きだからですよ。それに、恋人って言うのはその人の1番になれるってことでしょう?」

かすみ「かすみんは、侑先輩の1番好きな人になりたいんです♪」ニコッ

侑「かすみちゃん…」

かすみ「えへへ。今の言葉、忘れないでくださいね?」

侑「…うん」

かすみ「さ、ネックレスを選びましょうか♪」

侑「…」チラ

かすみ「ん~」ジー

侑「…」ギュ

侑(胸がドキドキする…)

侑(これが好きって感情なの…?)

侑「…」

侑(…まだよくわからないや)

かすみ「侑先輩、見てください!」

侑「…んー?」スッ

かすみ「このネックレスはどうです?」チャラ

侑「ハート型がいいんじゃないの?それはハートには見えないけど…」

かすみ「ふふん。もう1つを見てください♪」チャラ

侑「同じ形?」

かすみ「この2つのネックレスをくっつけると…」スッ

侑「?」ジー

かすみ「じゃーん♪ハートの形になっちゃいました♪」

侑「…おぉ。2つをくっつけるとハートの形になるネックレスなんだ…」

かすみ「2つで1つ。ペアネックレスです♪」

侑「へぇ~。これを考えた人はすごいね…」

かすみ「ですね♪このネックレスにしますか?」

侑「もちろん♪」

かすみ「これで大体は見て回りましたね~」

侑「まだ欲しいのある?」

かすみ「今日はこのくらいにしておきましょう♪」

侑「そう?じゃあ、お会計…」ピタ

かすみ「侑先輩?どうかしました?」

侑「…いや。私が出すから、カゴ貸してくれる?」

かすみ「はい?自分の分は自分で払いますよ?」

侑「いいって。合計で1500円くらいしかしないし、ついでに私が払っとくからさ♪」

かすみ「…本当にいいんですか?」

侑「うん♪」

かすみ「そこまで言うなら、お願いします」スッ

侑「じゃ、お会計してくるね。外で待ってて♪」タッ

かすみ「いきなりどうしたんだろ…?」ポカン

――ショッピングモール

侑「はい、かすみちゃんの紙袋♪」カサッ

かすみ「ありがとうございます♪」スッ

かすみ「でも、どうしてかすみんの分まで払ってくれたんですか?やっぱり申し訳ないですし、お金払いますよ」

侑「大丈夫。たまには先輩に奢らせて?」

かすみ「侑先輩…」

侑「ふふ。その袋、開けてみてくれる?」

かすみ「へ?わかりました」ペリッ

かすみ「…」ガサッ

かすみ「…あれ?なにこれ?」スッ

かすみ「この髪飾り、さっきの…。…!」バッ

侑「私からのプレゼント♪」ニコッ

かすみ「プレゼントって…」

侑「かすみちゃんには私に似合う服を選んでもらったから、そのお返しかな?」

かすみ「かすみんはただ選んだだけですよ…?買ったのは侑先輩なのに…」

侑「それだけでも充分感謝してる。…みんなにも、かわいい、かっこいいって言われたし♪」

侑「それに…」

かすみ「…?」

侑「その髪飾り、かすみちゃんに似合うと思ったからね♪」ニコ

かすみ「か、かすみんに?」

侑「貸して?つけてあげる♪」

かすみ「は、はい…」スッ

侑「…」スッ

かすみ「…」ドキドキ

侑「よし…」

かすみ「どうですか…?」

侑「すごく似合ってるよ。かわいいかすみちゃんが、さらにかわいくなっちゃった♪」

かすみ「本当ですか!」パァ

侑「待ってね。鏡見せるから…」ゴソゴソ

侑「どう?」スッ

かすみ「…」ジー

かすみ「かわいいです…♪」

侑「でしょ?」ニコ

かすみ「ありがとうございます!この髪飾りはかすみんの宝物にします!!」

侑「喜んでくれたみたいでよかった♪」

かすみ「えへへへ♪」

侑「さて、次はどこに行く?」

かすみ「そうですね~」

侑「あ、ちょっと時間確認するね?」ゴソ

かすみ「はーい。何時ですか?」

侑「えっと、18時前だよ。まだこんな時間…」ピタ

侑・かすみ「18時!?」

かすみ「え、え?嘘でしょう?もう6時!?」

侑「私も時間見てびっくりした…」

かすみ「まだ洋服とアクセサリーしか見てないのに…!」

侑「…あー。でも、滞在時間を考えたら合うね」

かすみ「そんなに長居してませんよ!?」

侑「いや、洋服屋さんだけで4時間近くいたし…」

かすみ「あ…」

かすみ「そういえばそのくらい洋服屋さんにいたような…」

侑「かすみちゃんは3時間近く試着してたのに、たったの2着しか買わなかったもんね…」

かすみ「か、かすみんに似合う服がなかったんです!」

侑「かすみちゃんの門限って何時だっけ?」

かすみ「7時です…」

侑「今から急いで電車に乗れば間に合うかな?」

かすみ「んー。多分、ギリギリ間に合うかと…」

侑「それじゃ、帰ろっか」

かすみ「…はい」シュン

侑「そんな悲しそうな顔しないの。駅まで送るからさ」

かすみ「…ありがとうございます」

侑「ほら、手を繋いで行こ?」スッ

かすみ「…」ギュ

――駅前

侑「ここでお別れだね」

かすみ「…」ギュ

侑「…かすみちゃん?」

かすみ「…帰りたくないです」

侑「帰らないと、門限過ぎちゃうよ?」

かすみ「まだ侑先輩と一緒にいたいですぅ…」ウルウル

侑「…っ」ドキッ

かすみ「侑先輩ぃ…」ウルウル

侑「…わ、ワガママ言わないの。また明日会えるでしょ?」

かすみ「うぅ…」ギュッ

侑「まったく…」ハァ

侑「かすみちゃん。顔上げて?」

かすみ「…?」スッ

侑「ん、ちゅ…」チュッ

かすみ「ん…!」チュ

侑「んむ…ちゅ、ん…」ニュル

かすみ「…ん、む…」

侑「ん……ちゅ、れろ…」

かすみ「んっ……ちゅ、ん…」ギュ

侑「ちゅ、ん…ちゅ…」

かすみ「れる、ん…」

侑「ちゅむ、ん……ぷは…」スッ

かすみ「ぷはぁ……ぁ、はぁ…」タラァ

かすみ「侑、先輩…?」トロン

侑「ディープキスしたいって言ってたよね?」ニコ

かすみ「だ、だけど…こんなところで…」

かすみ「他の人も、みんな見てますし…」

侑「早く帰らないとまたしちゃうよ?」

かすみ「え…」

侑「んー♪」スッ

かすみ「こ、こんなところでダメです~!!」ダッ

侑「気をつけて帰るんだよ~」フリフリ

侑「…」フリフリ

侑「…ふぅ」スッ

侑「…帰ろ。周りの視線が痛いし」

――侑の部屋

かすみ『侑先輩?』

侑「んー?」

かすみ『さっき、どうしてキスしたんですか?』

侑「…嫌だった?」

かすみ『嫌じゃないです。正直言って嬉しかったですよ。侑先輩が初めて自分からキスしてくれましたから』

侑「私からは4回くらいしなかった?」

かすみ『それはかすみんがキスしてって言ったからでしょう?あとおでこはノーカンです』

侑「あー…」

かすみ『…答えてくれますか?』

侑「…特に理由はないよ。かすみちゃんの顔を見てたら、キスしたくなった。それだけ♪」

かすみ『侑先輩…』

かすみ『と、とにかく、あんな場所でキスはしないでくださいね?』

かすみ『するなら、部屋とかでお願いします!』

侑「はーい♪」

かすみ『…』

かすみ『あの、今日は本当にありがとうございました』

侑「え?」

かすみ『デート、とても楽しかったです』

侑「私も楽しかったよ。また行こうね?」

かすみ『はい♪』

かすみ『…あ』

侑「ん?」

かすみ『…いえ、なんでもないです』

侑「気になるんだけど…」

かすみ『ほ、本当になんでもないですから…』

侑「教えてくれないと、もうデートしないよ?」

かすみ『…それは嫌です。そんなこと言わないでください』

侑「じゃあ、さっきの「あ」はなに?」

かすみ『…その、かすみんは侑先輩を落とせたのかな、って』

侑「落とす?…メロメロにするって意味だっけ?」

かすみ『はい…』

侑「さすがにメロメロにはなってないかな~」

かすみ『ですよね…』

侑「でも、ドキドキはしたよ?」

かすみ『へ?』

侑「かすみちゃんにキスされたときとか、大好きって言われたときとか…」

侑「…うまく説明できないけど、ドキドキした」

かすみ『そ、それってつまり、かすみんが好きってことですか?』

侑「…よくわからない。これが好きって感情なの?」

かすみ『かすみんは侑先輩と一緒にいると、いつもドキドキしますよ!』

侑「そっか…。これが恋愛感情なのかな…?」

かすみ『もしもかすみんだけにドキドキしてたら、それはきっと恋です!』

侑「恋…」

かすみ『他の人にはドキドキしませんよね?』

侑「ん~…」

かすみ『…』ドキドキ

侑「…あ」

かすみ『どうですか!?』

侑「思い返すと、みんなにドキッとしてる…」

かすみ『…はい?』

侑「歩夢ちゃんと璃奈ちゃんの笑顔にドキッとしたし、せつ菜ちゃんのタメ口&ちゃん付けにもドキッとした…」

かすみ『…』

侑「私はみんなが好きなの?」

かすみ『…知りませんよ、そんなの。4股とかしたら絶対に許しませんからね!!』

侑「4股ってなに?」

かすみ『…寝ます!おやすみなさい!!』ブチッ

侑「え!?」バッ

侑「かすみちゃ…」ツーツー

侑「き、切られた…。どうして?」

侑「私、なにか怒らせるようなこと言っちゃった…?」

侑「うーん…」ボフ

侑「…ダメだ。いくら考えてもわからない…」ガチャ

侑「?」チラ

歩夢「侑ちゃん♪」ヒョコ

侑「歩夢ちゃん?どうしたの?」ムク

歩夢「帰ったらすぐ連絡してって言ったよね?」ジトー

侑「…あ、ごめん。忘れてた」

歩夢「もー。…隣、座っていい?」

侑「おいで?」ポンポン

歩夢「失礼します♪」ボフ

侑「みんなはもう帰った?」

歩夢「もう9時だよ?当たり前でしょ」

侑「あはは。だよね~」

歩夢「…」ギュッ

侑「わっ」

歩夢「…デート、楽しかった?」

侑「うん。楽しかったよ?」

歩夢「そっか…」

侑「なんか元気なくない?」

歩夢「…好きな人が自分以外の人とデートしてるのに、元気でいられると思う?」

侑「…ごめん」

歩夢「侑ちゃんは悪くないよ。私たちが決めたことなんだから…」

侑「歩夢ちゃん…」

歩夢「…どんなデートをしたの?教えてくれない?」

侑「聞かないほうがいいんじゃ…」

歩夢「私は聞きたいな。ダメ?」

侑「…わかったよ。えっとね――」

侑「――今日のデートはこんな感じかな?」

歩夢「へー。キス、したんだ。何回も…」

歩夢「私はまだ1回しかしてないのに…」

歩夢「かすみちゃんにドキドキしたんだ…」

歩夢「…かすみちゃんが好きなの?」

侑「な、なんか怒ってない?」

歩夢「怒ってないよ。答えて?」ニコ

侑(目が笑ってない…)

歩夢「侑ちゃん?」

侑「す、好きかはまだよくわからないかな?」

侑「それに、ドキドキしたら好きって言うなら、私はみんなが好きってことになっちゃうよ?」

歩夢「…どういうこと?」

侑「歩夢ちゃんにも、璃奈ちゃんにも、せつ菜ちゃんにも…。みんなにドキッとしたことがあるもん」

歩夢「私にも…」パァ

侑(少し笑顔になった…)

歩夢「どんなときにドキッとするの?」

侑「んー。歩夢ちゃんは、笑顔を見たときかな?」

歩夢「笑顔かぁ~」

侑「普通の笑顔じゃなくて、キスをしたときの、頬を赤くさせながら微笑んだ顔にドキッとしたの♪」

歩夢「なんか限定的すぎない…?」

侑「そうかな?でも、本当のことだよ?」

歩夢「そっかぁ…」

侑「…そういえば、かすみちゃんのことで相談があるんだけどいい?」

歩夢「相談?」

侑「じつは――」

侑「――みたいなことがあってね~」

歩夢「あ~…」

侑「どうして怒ったんだろう?」

歩夢「それは多分、侑ちゃんがみんなにドキッとしてるって言ったからじゃない?」

侑「それだけで?」

歩夢「かすみちゃんはね、侑ちゃんは自分のことが好きだと思ってたのに、そんなこと言われたから怒ったんだよ」

侑「どういうこと?」

歩夢「…かすみちゃんは、侑ちゃんと両想いになれたと思ったのに、みんなにもドキッとするって言ったから怒ったの。自分のことだけが好きじゃないんだ、って」

侑「なるほど…。最初からそう言ってよ~」

歩夢「説明が下手でごめんね…?」

侑「それで、私はどうすればいいの?謝ればいい?」

歩夢「そのままでいいんじゃない?」

侑「え…」

侑「そのままって…。謝らなかったら、かすみちゃんは許してくれないよ…」

歩夢「大丈夫だって。明日になれば「侑先輩~♪」って笑顔で抱きついてくるだろうし♪」

侑「そ、そうかな?」

歩夢「明日になったらわかるよ♪」

侑「そうだよね…」

歩夢「…ねぇ、侑ちゃん?」

侑「うん?」

歩夢「かっこいい服は…?」

侑「あれなら洗濯してるけど」

歩夢「洗濯したの!?」

侑「着たら洗濯するでしょ?」

歩夢「そんなぁ…」

侑「ど、どうしたの?」

歩夢「いや…。あの服を着た侑ちゃんに、壁ドンとか甘い言葉を囁いてもらおうと思ってたから…」

侑「えぇ…」

歩夢「…残念。今日は諦めるから明日お願い」

侑「う、うん…」

歩夢「…別に今やってくれてもいいんだけどね?」

侑「今?」

歩夢「やってくれるの?」パァ

侑「別にいいけど…。歩夢ちゃんも変わってるね?」

歩夢「女の子はみんな、好きな人にやってほしいんだよ?」

侑「へー。まずは壁ドンでいい?」

歩夢「お、お願いしますっ!」

侑「…隣、誰もいないよね?」

歩夢「もちろん。ちょっと待って、今壁際に移動…」

侑「ふっ!」ドンッ

歩夢「え?」

侑「はい。壁ドンしたよ」

歩夢「ふざけてるの?」

侑「これが壁ドンでしょ?」

歩夢「違うよ!壁ドンって言うのは――」

侑「――なるほど。そっちの壁ドンかぁ」

歩夢「知ってるの?」

侑「ドラマとか漫画でたまに見かけるからね」

歩夢「知ってるのに、どうして壁を殴ったの?」

侑「あはは。今度は大丈夫だよ♪」

侑「じゃあ、気を取り直して…」スッ

歩夢「うん…」ドキドキ

侑「…」ドン

歩夢「おぉ…!」ドキドキ

歩夢(侑ちゃんの顔がすぐそこに…。こ、これは想像してた以上にやばいかも…////)ドキドキ

侑「…」ジー

歩夢「…////」ドキドキ

侑「もういい?」

歩夢「…歩夢、好き////」ボソ

侑「え?」

歩夢「言って////」ドキドキ

侑「…えーと、歩夢ちゃん、好き」

歩夢「ぼ、棒読みすぎない?////もっと心をこめて!////」

侑「注文が多いなぁ…」スッ

侑「歩夢ちゃん、好きだよ♪」ニコ

歩夢「~~っ////」バタバタ

侑(なんか悶えてるし…)

歩夢「はぁ、はぁ////…歩夢って呼んで////」

侑「え~…」

歩夢「お願い////」ハァハァ

侑「…歩夢、好きだよ♪」ニコ

歩夢「あぁ~~////」バタバタ

侑「だ、大丈夫?」

歩夢「な、なんとか////」ハァハァ

侑(息が荒いなぁ。顔も真っ赤だし…)

歩夢「つ、次はね…////」

侑「ま、まだ言うの?」

歩夢「当然でしょ?////」

侑「当然なんだ…」

歩夢「歩夢は私のモノ、って////」

侑「…言わないとダメ?」

歩夢「ダメ////」

侑「えーと、歩夢は私のモノ?」

歩夢「…「えーと」とかいらないから!////」

歩夢「もう1回言って!////」

侑「ワガママだなぁ…」ハァ

侑「…歩夢は私のモノ」

歩夢「はいっ////私は侑ちゃんの所有物ですっ////」

侑「なに言ってるの!?」

歩夢「えへへ////なんでもない////」テレテレ

侑「歩夢ちゃん…」

歩夢「次は顎クイからのキスで!////」

侑「あ、顎クイも…」

歩夢「わかる?////」

侑「顎を指でクイッと持ち上げるやつでしょ?」

歩夢「そーそー////」

侑「顎クイもするのかぁ…」

歩夢「お願いします////」

侑「はいはい…」スッ

侑「…」クイ

歩夢「ぁ…////」ドキドキ

侑「ん…」チュッ

歩夢「…////」チュ

侑「…ぷはっ」スッ

歩夢「ぷは。…最高っ////」バタバタ

歩夢「きゅんきゅんしちゃう~っ////」バタバタ

侑「…さすがにもう満足したよね?」

歩夢「あとは明日に取っておく////」

侑「明日もするの?」

歩夢「明日が本番だよ!////」

侑「えぇ…」

歩夢「はぁ~////侑ちゃんの呼び捨てやばすぎだよぉ////」

歩夢「きゅんきゅんが止まらない////」

侑「そ、そんなに?」

歩夢「うん////」

侑「…歩夢?」

歩夢「…っ////」

侑「歩夢、好き♪」

歩夢「~~っ////」バタバタ

侑(面白いなぁ♪)クス

歩夢「はぁ、はぁ…////」

歩夢「悶え死にそうだからやめて!////」

侑「ごめんね♪」

侑「――落ち着いた?」

歩夢「うん…」

侑「本当に大丈夫?歩夢?」

歩夢「やめて~~////」キュンキュン

侑「あはは♪」

歩夢「もー!」バタバタ

侑「そんなに怒らないでよ~。歩夢ちゃん♪」

歩夢「…!」ピタ

侑「…うん。やっぱり歩夢ちゃんって呼んだほうがしっくりくるね」

歩夢「そ、そう?」

侑「え?」

歩夢「私は呼び捨てのほうが好きだけどなぁ…?」

歩夢「なんか、さらに親密な関係になった気がするし…」

侑「これからも私に呼び捨てで呼んでほしいの?」

歩夢「ゆ、侑ちゃんがよかったら…」

侑「でも、呼び捨てで呼ぶたびに顔を真っ赤にされると困るんだよね…」

歩夢「だ、大丈夫!今はまだ呼ばれ慣れてないだけで、あと何日かすれば耐性がつくと思うから!」

侑「何日もかかるの!?」

歩夢「だって、10年以上ずっと歩夢ちゃんって呼ばれてたんだからしかたないでしょ!?」

歩夢「ずっとちゃん付けで呼ばれてたのに、いきなり呼び捨てで呼ばれて耐えられると思う!?」

侑「私は耐えられるけど?」

歩夢「…言ったね?」

侑「うん。試しに侑って呼んでみてよ」

歩夢「ふふ。侑ちゃんが数秒後に顔を真っ赤にさせると思うと、きゅんきゅんしちゃうな~」

侑「わかったから早く呼んでみて?」

歩夢「呼ぶね?」

侑「うん」

歩夢「ゆ、ゆ、ゆ、ゆ…」

侑「ゆしか言ってないじゃん…」

歩夢「ゆ、ゆ、ゆ……ゆ…」

歩夢「無理~~!!////」バタバタ

侑「なんで!?」

歩夢「呼び捨てなんて、恥ずかしくて私にはできないよぉ////」

侑「普通に侑って呼ぶだけなのに…」

歩夢「紐なしバンジーをするくらい無理~~!!////」バタバタ

侑「なにそのたとえ…」

歩夢「それくらい難しいってこと!////」

侑「数秒後に顔が真っ赤になるのは、歩夢ちゃんだったね…」

歩夢「呼び捨て!////」

侑「…歩夢?」

歩夢「はぅ!////」キュンキュン

侑(明日から大変なことになりそうだなぁ…)ハァ

侑「…あ、もうこんな時間か」

歩夢「ふぇ?////」

侑「もう11時だよ。自分の部屋に戻ったら?」

歩夢「…一緒に寝たい////」

侑「泊まるの?」

歩夢「…////」コクッ

侑「まあいいけど…」

侑「一応おばさんに連絡しといたら?」

歩夢「こっちに来る前にもう済ませてある♪」

侑「用意周到だね…」

歩夢「えへへ…」テレッ

侑「…じゃ、寝よっか。狭くても我慢してよ?」

歩夢「むしろ狭いほうが嬉しいって言うか…」ゴニョゴニョ

侑「ふーん?ほら、先に奥行って」バサッ

歩夢「わかった♪」モゾモゾ

侑「電気消すよ~」カチッ

歩夢「はーい♪」モゾ

侑「よし…」モゾ

侑「…」モゾモゾ

侑「2人で寝るとぎゅうぎゅうだね…」

歩夢「私はこっちのほうが好きだよ?」ギュッ

侑「なんで抱きついてるの?」

歩夢「狭いから落ちるかもしれないし…」ギュー

侑「あー。…歩夢ちゃんだけで寝る?私はいつもみたいに床で寝るからさ」

歩夢「寝るわけないでしょ。変なこと言わないで!」ギュー

侑「…なんかごめん」

歩夢「まったく…」ムギュ

侑「こうやって2人きりで寝るのはいつぶりかな?」

歩夢「ここ数年は一緒に寝てないもんね…」

侑「泊まりに来ても、歩夢ちゃんがベッドで私は床で寝てたからね。本当に久しぶり…」

歩夢「うん…」ギュッ

侑「私が一緒に寝ようって誘っても、歩夢ちゃんが断ってさ~…」

歩夢「だって恥ずかしいんだもん。あの頃からすでに、侑ちゃんのことは恋愛対象として見てたし…」

侑「中学生で?」

歩夢「そうだよ?」

侑「…全然気づかなかった」

歩夢「侑ちゃんは鈍感だから…」

侑「ど、鈍感じゃないし」

歩夢「鈍感だよ。ずっと一緒にいる私が言うんだから、間違いないでしょ?」

侑「うぐ…」

歩夢「まあ、そういうところも含めて侑ちゃんが大好きなんだけどね…♪」

侑「歩夢ちゃん…」

歩夢「…えへへ。歩夢って呼んで?」

侑「歩夢…」

歩夢「…ドキドキする。今日は寝れないかも」

侑「あ、明日は学校なんだから寝ないと!」

歩夢「わかってるよ。ただの冗談♪」

侑「ならいいけど…」

歩夢「…侑ちゃんも早く寝なよ?暗闇に目が慣れる前に…」

侑「暗闇に目が慣れる前に、ってどういう意味?」

歩夢「だって…」

歩夢「…私の顔、多分、さっきよりも真っ赤になってると思うから…。恥ずかしくて見せられないもん…」

侑「そっか…」

侑「…」

侑「ちゅ、ん…」チュッ

歩夢「…!」チュ

侑「…えへへ。キスしちゃった」

歩夢「ふ、不意打ちはダメだよ…」

侑「ごめんね。なんかさ、キスしたくなっちゃって」

歩夢「…ばか。寝れなくなっちゃうじゃん」

侑「歩夢ちゃんが遅刻したら、私も一緒に遅刻するよ♪」

歩夢「…ありがとう」ギュッ

侑「でも、明日は朝練があるから早く起きようね?」

歩夢「うん…」

侑「おやすみ、歩夢ちゃん」

歩夢「おやすみなさい…」

侑「…おやすみ、歩夢」ボソ

歩夢「~~っ////」

――翌朝・侑の部屋

歩夢「侑ちゃん、侑ちゃん起きて。朝だよ?」ユサユサ

侑「ん…」モゾモゾ

侑「もう朝ぁ…?」モゾ

歩夢「結局、私のほうが早起きだったね♪」ニコ

侑「ふわぁ…。おはよ、歩夢…」グシ

歩夢「ふぇ!?////」カァ

侑「…なに?」ボケー

歩夢「あ、歩夢って…////」

侑「呼び捨てがいいんじゃないの?…元に戻す?」

歩夢「このままでお願いします////」

侑「ふぁ~い」

歩夢「…////」ドキドキ

侑「…また真っ赤になってない?」

歩夢「ゆ、侑ちゃんが歩夢って呼ぶから…////」

侑「自分から呼び捨てにしてって言ったのに…」

歩夢「そうだけどぉ////」モジモジ

侑「ん~…」ノビー

侑「そういえば、今日のデートどこ行く?」チラ

歩夢「お家デートがしたい////」

侑「どっちの家で?」

歩夢「侑ちゃんの家がいいなぁ////」

侑「私の家ね。…でも、歩夢はそれでいいの?」

歩夢「初めてのデートは、侑ちゃんの家でするって子供の頃から決めてたことなの////」

侑「そ、そうなんだ…」

歩夢「あとね、侑ちゃんにプレゼントがあるの////」

侑「プレゼント?なになに?」

歩夢「お家デートのときに渡すね////」

侑「え~。今ちょうだいよ~」

歩夢「ダメ!////まだ完成してないし…////」

侑「完成してない?…手作りってこと?」

歩夢「まあそんな感じ////」

侑「そっか。…楽しみにしてるね?」

歩夢「楽しみにしてて////」

侑「…お腹空いてきちゃったな。朝食はもうできてるって?」

歩夢「…朝食ができたから侑ちゃんを起こしに来たんだった!」

侑「しっかりしてよ…」

歩夢「えへへ…」テレ

――部室

侑「おはようございまーす」ガチャ

歩夢「おはようございます!」

かすみ「侑先輩っ!」ギュッ

侑「わっ」

歩夢「む…」

かすみ「おはようございます♪久しぶりの侑先輩分を補給しますね♪」ギュー

侑「昨日会ったじゃん」

かすみ「24時間ずっと一緒にいたいんです!」ギュー

侑「はは…」

歩夢「本当に忘れてるでしょ?」ヒソ

侑「だね…」ヒソ

かすみ「なにか言いました?」

侑「ううん?それで、他のみんなは?」

かすみ「まだ来てないですよ。かすみんが1番乗りです♪」

侑「かすみちゃんは相変わらず早いね~」ナデナデ

かすみ「えへへ…♪」ギュー

歩夢「…」ジー

侑「歩夢も♪」グイッ

歩夢「…!」グイ

かすみ「…ん?」チラ

侑「よしよし♪」ナデナデ

歩夢「…♪」ギュー

かすみ(…気のせいかな?)

侑「…♪」ナデナデ

歩夢・かすみ「えへへ♪」ギュー

ガチャ

侑「?」チラ

璃奈「おはよう」

侑「璃奈ちゃん、おはよ~」ナデナデ

歩夢「おはよう♪」ギュー

かすみ「りな子おはよ~」ギュー

璃奈「なにしてるの?」

侑「2人が撫でてほしいって言うからさ~」ナデナデ

璃奈「ふーん」

歩夢・かすみ「なっ…!」

歩夢「な、撫でてなんて言ってないよ!」

かすみ「そうです!侑先輩が勝手に撫でたんです!」

侑「もう撫でてあげないよ?」

歩夢「やだぁ。もっと撫でて~」ギュー

かすみ「ごめんなさい!撫でてください!」ギュッ

璃奈「私もあとで撫でて」

かすみ「りな子のスペースないから♪」

歩夢「か、かすみちゃんっ」

璃奈「かすみちゃんがどけば済む話」

かすみ「絶対にどかないも~ん♪」ギュッ

璃奈「…」

侑「あとで撫でてあげるからね?」ナデナデ

璃奈「やった」

璃奈「…」キョロキョロ

璃奈「まだ私たちだけ?」

侑「そうみたい。早く来すぎたのかな?」ナデナデ

歩夢「いつもと同じくらいだよ?」

かすみ「まったく。みなさん弛んでますね~」

璃奈「かすみちゃんの顔のほうが弛んでるよ」

かすみ「かすみんのお肌はピチピチだし!」

璃奈「…なにその髪飾り?」

かすみ「…あ、気づいちゃった?」パッ

侑「もう撫でないでいいの?璃奈ちゃんおいで~」

璃奈「うん」ギュッ

かすみ「…あっ!?りな子め、謀ったなぁ!?」

璃奈「なに言ってるの?」ギュー

かすみ「どいてよ!かすみんはまだ満足してないのに~!!」

璃奈「自分から離れたんでしょ?」ギュー

かすみ「ゆ、侑先輩からもなにか言ってください!!」

侑「えぇ?」ナデナデ

かすみ「むぅ~…」プクー

歩夢「まあまあ。そんなカッカしないで」ギュー

かすみ「歩夢先輩はまだ撫でてもらってるから、そんなことが言えるんです!」

璃奈「それで、その髪飾りは?」ギュー

かすみ「…知りたい?」

璃奈「やっぱりいい」

かすみ「そこは知りたいって言うところでしょ~!?」

歩夢「あはは…。じつは私も気になってたんだ~」

かすみ「歩夢先輩…!」パァ

かすみ「…こほん。そこまで言うなら、話してあげましょう♪」スッ

璃奈「道端で拾ってきたんでしょ?」

かすみ「違うよ~。侑先輩のプレゼントなんだぁ♪」

歩夢「ゆ、侑ちゃんのプレゼント?」チラ

侑「かすみちゃんに似合うと思ったからね。だからプレゼントしたの♪」

かすみ「侑先輩、ありがとうございます♪」

侑「ううん。すごい似合ってるよ♪」

かすみ「えへへへ♪」テレテレ

歩夢「いいなぁ~」

璃奈「…羨ましい」

かすみ「りな子~。さっき道端で拾ったとか言ってたよね~。どんな気持ち?ねぇ、どんな気持ち?」

璃奈「うざい気持ち」ギュ

侑「2人は本当に仲良いよね~」ナデナデ

かすみ「べ、別に仲良くなんてありませんよ!」

璃奈「うん」

侑「思ったことを言い合えるって言うのは、仲が良い証拠なんだよ♪」

歩夢「そうだよ。思ったことってなかなか言えないし、そういう友達は大切にしたほうがいいと思うな♪」

侑「うんうん♪」ナデナデ

かすみ「そ、そうなんですか?」

璃奈「…私、かすみちゃんのこと好きだよ?」

かすみ「え…」

璃奈「かすみちゃんは優しい子だもん。一昨日だって手を握ってくれたし、すごく嬉しかった」

かすみ「り、りな子…」

璃奈「だから、ミジンコの次くらいに好き」

かすみ「りな子~!!」

歩夢「あ、あはは…」

かすみ「ちょっとウルっと来たのに!!」

璃奈「よかったね」

かすみ「むぅ~!!」

侑「…ふぅ。とりあえずこれでおしまいね」スッ

璃奈「撫でてくれてありがとう。今日も頑張れる」

歩夢「だね~。侑ちゃんありがと♪」

侑「うん♪」ニコ

かすみ「か、かすみんには?」

侑「手が疲れちゃったから、続きはお昼休みでいい?」

かすみ「…わかりました。我慢します」

侑「ありがとう」ニコ

かすみ「えへへ♪」ギュッ

歩夢「まだ来ないね…」

璃奈「いくらなんでも遅すぎる」

かすみ「みなさんには困ったものです。集合時間も守れないなんて、ろくな大人になれませんよ!」

侑「ん~。…あれ?」パッ

歩夢「どうしたの?」

侑「よく考えたら今日の璃奈ちゃん、璃奈ちゃんボードつけてなくない?」

かすみ「言われてみれば…」

歩夢「この数日間、ずっとつけてなかったから気づかなかったよ…」

璃奈「これには深い理由がある」

侑「深い理由?」

かすみ「どうせ忘れたんじゃないの~?」

璃奈「それはない。私と璃奈ちゃんボードは一心同体だから」

侑「たしかに。璃奈ちゃんが璃奈ちゃんボードを忘れるなんてありえないよね」

歩夢「それなら、どうして?」

璃奈「それは…」

せつ菜「おはようございます!」ガチャ

侑「あ、せつ菜ちゃん。おはよ~」

せつ菜「遅れてすみません。みなさん揃ってますね!」

歩夢「せつ菜ちゃん…」

せつ菜「はい?」

かすみ「あーあ。りな子が話そうとしてたのに~」

せつ菜「え、え?」

璃奈「せつ菜さんは空気が読めない」

せつ菜「いきなりなんですか!?」

せつ菜「ゆ、侑さん!説明してください!」

侑「あー。えっと、璃奈ちゃんが璃奈ちゃんボードをつけてないでしょ?だから、その理由を聞こうとしてたの」

歩夢「そのときにちょうどせつ菜ちゃんが来て…」

かすみ「話が中断してしまったんですよ」

せつ菜「そうだったんですか…。すみません、璃奈さん」

璃奈「別に気にしてない」

侑「璃奈ちゃん、続きを話してくれる?」

璃奈「うん」スッ

璃奈「つけてきてない理由は、侑さんに言われたから」

侑「え?私?」

かすみ「どういうこと?侑先輩に、ダサいからつけてくるなとか言われたの?」

歩夢「侑ちゃんはそんなこと言わない!!」

せつ菜「そうですよ!あと、璃奈ちゃんボードはダサくありません!かわいいです!!」

かすみ「…じょ、冗談ですよ~。ダサいとか思ってませんから…。かすみんには劣るけど、かわいいです…」

侑「私、なにか言ったっけ?」

璃奈「…覚えてないの?」

侑「…ま、待って。思い出す、今思い出すから!」

歩夢「なに言ったの…?」

せつ菜「気になります…!」

かすみ「りな子~。かすみんにだけ教えてよ~」

璃奈「侑さんが思い出すまでは教えない」

かすみ「え~」

侑「…!」

侑「…一昨日の朝のやつ?」チラ

璃奈「そう。侑さん、正解」

歩夢「一昨日の朝って言うと…」

かすみ「かすみんたちが寝てたときですね」

せつ菜「一昨日の朝になにがあったんですか?」

侑「えっとね…」

璃奈「侑さんは、璃奈ちゃんボードをつけた私よりも素顔の私のほうがかわいいって言ってくれた」

璃奈「だから、璃奈ちゃんボードを置いてきたの」

璃奈「…好きな人には、1番かわいい私を見てほしいから」

侑「璃奈ちゃん…」

歩夢「私が寝てる間にそんな会話が…」

かすみ「あのりな子が、自分の顔でもある璃奈ちゃんボードを捨てるなんて…。本気なんだ…」

せつ菜「ですが、大丈夫なんですか?璃奈ちゃんボードがないと、その、感情表現とか…」

璃奈「…大丈夫。これからできるようになればいい」

侑「そうだね。私も一緒に手伝うから、色々な表情ができるように頑張ろう!」

璃奈「ありがとう、侑さん」

歩夢「まずは笑顔の練習かな?」

かすみ「笑顔は1番大事ですからね~」

せつ菜「ですね!璃奈さん、頑張ってください!」

璃奈「うん」

侑「璃奈ちゃんの笑った顔は1回見たけど、すごいかわいかったな~」

せつ菜「見たことあるんですか!?」

侑「1回だけね?」

歩夢「へ~。私も見てみたいな」

璃奈「いつかは見せてあげる」

かすみ「かすみんの笑顔とどっちがかわいいですか?」

侑「2人とも同じくらいかわいいよ♪」

かすみ「同じくらい…」

璃奈「かすみちゃんと同じなんて屈辱的」

かすみ「りな子!?」グニー

璃奈「いひゃいからやめひぇ」

歩夢「…そ、そういえば、みんな遅いね?」

侑「LINE送ってみる?」

かすみ「お願いします、侑先輩♪」パッ

せつ菜「今日は私たち以外は来ませんよ?」

璃奈「どうして?」

せつ菜「だって、みなさんには朝練は休みだと伝えてますから♪」

侑「え?」

歩夢「朝練は休み…?」

かすみ「どういう意味ですか?昨日の夜、せつ菜先輩がLINE送ってきましたよね?」

侑「私のとこにも来たよ。明日は朝練あるって」

璃奈「私も」

歩夢「…説明してくれる?」

せつ菜「侑さんとお話をしたかったからです♪」

侑「わ、私と?」

せつ菜「はい。本当は2人きりがよかったんですけど…」

せつ菜「みなさんにバレたらなにを言われるかわからないので、しかたなく呼んだんですよ♪」

かすみ「し、しかたなく…!」

歩夢「最後はちょっと気になるけど、侑ちゃんと一緒に過ごせる時間が増えたから、まあいっか♪」

璃奈「うん。最後のは気になるけど、良しとしよう」

侑「えぇ…」

侑「私と話がしたいって理由だけで、朝練を潰したの?」

せつ菜「ダメですか?」

侑「ダメでしょ。練習できる時間は限られてるんだから…」

歩夢「まあまあ。今日は私たちとお話ししよ?」グイッ

侑「歩夢、引っ張らないでよ~…」

璃奈「歩夢?」

かすみ「さっきのは気のせいじゃなかったんですね…!」

せつ菜「呼び捨てだなんて羨まし……じゃなくて、どういうことですか!?」

侑「呼び捨てのほうがさらに親密な関係になった気がするんだってさ。ねぇ、歩夢?」

歩夢「えへへ////」デレデレ

璃奈「すごい嬉しそうな顔…」

かすみ「羨ましいです~!!」

せつ菜「あ、あの、侑さん。私も親密な関係になりたいです…」モジモジ

かすみ「歩夢先輩だけ呼び捨てなんてずるいですよ!かすみんにも呼んでください!」

璃奈「私も呼び捨てがいい」

侑「いきなりどうしたの?」

せつ菜「せ、せつ菜って呼んでください!」

侑「せつ菜?」

せつ菜「…!」ドキッ

せつ菜「…や、やばいです。意識が飛ぶかと思いました…」ドキドキ

歩夢「すごいよね////」

侑「だ、大丈夫?」

せつ菜「も、もう1度!もう1度お願いします!」

かすみ「ダメです!次はかすみの番です!!」バッ

侑「わっ」

かすみ「ささ、侑先輩。かすみと呼んでください♪」

侑「なんで?」

かすみ「よ、呼んでくれないんですか?ひどい…!」ウルウル

侑「な、泣きそうな顔しないでよ…」

かすみ「かすみって呼んでくれたら泣き止むかもしれません…」ウルウル

歩夢(絶対嘘泣きだ////)

侑「…かすみ?」

かすみ「はぅ…!」ドキッ

かすみ「きゅんきゅんしちゃいます~♪」キュンキュン

せつ菜「本当にすぐ泣き止みましたね…」

璃奈「嘘泣きだもん」

かすみ「とろけちゃう~♪♪」キュンキュン

侑(かすみちゃんの目がハートになってる…)

璃奈「…」クイ

侑「璃奈ちゃん?」

璃奈「璃奈」

侑「…璃奈ちゃんも?」

璃奈「璃奈って呼んで?」

侑「…璃奈」

璃奈「…!」

璃奈「…」

璃奈「…////」カァ

かすみ「りな子の顔が真っ赤になりましたよ!」

璃奈「うるさい////」

歩夢「璃奈ちゃんも嬉しそう////」

せつ菜「私もまだドキドキしてますよ♪」

かすみ「侑先輩の呼び捨ての破壊力、やばすぎです♪」

璃奈「せつ菜さんのときよりすごい////」

せつ菜「わ、私ですか?」

かすみ「せつ菜先輩にタメ口&ちゃん付けで呼んでもらいましたよね?アレですよ♪」

せつ菜「あ、あぁ…」

歩夢「せつ菜ちゃんもすごかったけど、侑ちゃんのほうが何倍もきゅんきゅんしちゃう////」

璃奈「ねー////」

侑「みんなって呼び捨てにされるのが好きなの?」

かすみ「呼び捨てが好きなんじゃありません。侑先輩に呼び捨てされるのが好きなんです♪」

せつ菜「その通りです♪」

侑「ふーん?」

侑「じゃあ、みんなも歩夢みたいに呼び捨てで呼んだほうがいいのかな?」

璃奈「うん////」

かすみ「お願いしますっ!」

せつ菜「せつ菜って呼んでください♪」

侑「わかった。これからはそう呼ばせてもらうね」

歩夢「むぅ////」

歩夢(最初は私だけだったのに////私だけが侑ちゃんの特別だと思ってたのに…////)

歩夢(…侑ちゃんらしいけどさぁ////)ハァ

侑「歩夢?」

歩夢「ふぇ?////」

侑「なんかぼーっとしてない?」

歩夢「な、なんでもない////ちょっと考え事////」

侑「そっか」ニコ

歩夢「…っ////」ドキドキ

せつ菜「――侑さん、昨日のデートはどうでした?」

侑「楽しかったよ~」

かすみ「この髪飾りを見てください!」

せつ菜「おや?かすみさんが髪飾りをつけるなんて珍しいですね」

かすみ「この髪飾りはですね~」

璃奈「それ、さっき聞いたから」

かすみ「りな子は黙ってて!せつ菜先輩と話してるの!」

せつ菜「その髪飾りがなんですか?」

かすみ「この髪飾りは、侑先輩にプレゼントしてもらったものなんです♪」

せつ菜「侑さんに?」チラ

侑「かすみちゃんに似合うと思ったからプレゼントしたんだ~」

かすみ「はい?」

侑「…かすみに似合うと思ったからさ~」

かすみ「えへへ♪」

侑「ん~。呼びづらいなぁ…」

歩夢「侑ちゃん?」

侑「いつもちゃん付けで呼んでるから、いきなり呼び捨ては違和感があるって言うか…」

璃奈「私は呼び捨てのほうが嬉しい」

かすみ「かすみんもです。なんか特別になれたみたいで嬉しくて~♪」

せつ菜「私もです♪」

侑「うん…」

歩夢「…呼び捨てが嫌だったら、戻していいよ?」

侑「え?」

歩夢「私も呼び捨ては嬉しいけど、侑ちゃんの好きなように呼んでくれたほうがもっと嬉しいもん♪」

かすみ「歩夢先輩…」

せつ菜「…たしかに、歩夢さんの言う通りかもしれません…」

璃奈「…無理強いはよくないもんね」

侑「えっと、ちゃん付けで呼んでもいいの?」

かすみ「…はい。でも、時々かすみって呼んでくれたら嬉しいです♪」

せつ菜「残念ですがしかたありませんね…」

璃奈「うん。好きなように呼んでいいから」

侑「みんな…」

歩夢「ごめんね。元はと言えば、私が侑ちゃんに歩夢って呼んでって言ったことが原因だから…」

侑「歩夢は悪くないよ。気にしないで?」

歩夢「え?」

かすみ「あの、侑先輩?」

侑「なに?かすみちゃん?」

せつ菜「ちゃん付けで呼ぶのでは…?」

侑「そうだよ?そっちのほうが呼びやすいし」

璃奈「どうして歩夢さんは呼び捨てなの?」

侑「…あー。最初は抵抗があったんだけど、こうして呼んでたら、こっちのほうが呼びやすくなっちゃってね」

歩夢「ゆ、侑ちゃん…」パァ

せつ菜「私の名前を呼んでください!」

侑「せつ菜ちゃん」

璃奈「私も」

侑「璃奈ちゃん」

かすみ「か、かすみんも!」

侑「かすみちゃん」

歩夢「私は?」

侑「歩夢」

歩夢「~~////」バタバタ

かすみ「納得いきません!歩夢先輩だけ呼び捨てだなんて…!」

侑「そんなこと言われても…。呼びやすいように呼んでるだけだし…」

せつ菜「せつ菜も呼びやすいですよ?」

侑「ん~。やっぱり、せつ菜ちゃんはせつ菜ちゃんかな」

璃奈「私の名前も呼びやすい」

侑「そうだね。璃奈ちゃん」

かすみ「かすみ!かすみ!さあ、侑先輩もご一緒に!」

侑「かすみちゃん?」

せつ菜・かすみ・璃奈「むぅ…」

歩夢「まあまあ。呼び方なんてどうでもいいじゃん♪」ニコニコ

かすみ「くぅ…。自分だけ呼び捨てだからって余裕の表情ですよ…」

せつ菜「羨ましいです…」

璃奈「歩夢さんもこっち側だったら、絶対喚いてた…」

侑「な、なんかごめんね?」

かすみ「いえ…。気にしてませんから…」

侑(目に見えて落ち込んでるし…)

侑(…キスしたら元気出るかな?)

侑「かすみちゃん?」トントン

かすみ「…?」チラ

侑「…」クイ

かすみ「!?」

侑「ん…」チュ

かすみ「む…!」チュ

歩夢「あっ…!」

せつ菜・璃奈「…」ポカーン

侑「ぷは…」スッ

かすみ「な、なにするんですか!?」

侑「落ち込んでたから、キスしたら元気出るかなって…」

かすみ「ば、場所を考えてって言いましたよね!?みなさん見てるじゃないですか…!」

侑「知ってる人だからいいでしょ?」

かすみ「ダメです~!!」

侑「…ごめん。迷惑だった?」

かすみ「迷惑じゃありませんよ!むしろ嬉しいです!」

侑「それならよかったぁ…」ニコ

かすみ「…っ」ドキッ

かすみ「つ、次からは2人きりのときだけにしてくださいね?」

侑「うん。気をつけるよ」

歩夢「わ、私もキスしたい!」

侑「ん、わかった」スッ

歩夢「…」ドキドキ

かすみ(侑先輩がかすみん以外の人と…。見たくないけど、目が離せない…!)ジー

せつ菜「待ってください!!」

歩夢・かすみ「…!」ビクッ

侑「せつ菜ちゃん?」パッ

せつ菜「き、キスなんていつの間にしてたんですか?私はまだ1回もしたことないんですけど…」

璃奈「私もキスしたことない」

侑「そうだっけ?2人もする?」

せつ菜「します!」

璃奈「私もしたい」

侑「即答だね♪」クス

歩夢「ま、まずは私からだよね?」

侑「もちろん♪」スッ

歩夢「…♪」ドキドキ

かすみ「…」ジー

せつ菜・璃奈「…」ドキドキ

侑「ん、ちゅ…」チュッ

歩夢「ん…♪」チュ

侑「ぷは…」

歩夢「ディープキスがしたかったなぁ…?」

侑「あとでね。…次はどっちがする?」

歩夢「むー…」

かすみ「歩夢先輩もディープキスしたことあるんですか?」

歩夢「1回だけ…」ハァ

せつ菜「私からでいいですか?」

璃奈「ダメ。次は私の番」

せつ菜「…璃奈さん。ここは私に譲るべきです」

璃奈「どうして?」

せつ菜「とにかく、次は私です!」

璃奈「こればかりは譲れない」

せつ菜・璃奈「…」バチバチ

かすみ「くだらないことで喧嘩してますね~」

歩夢「本当だね。ファーストキスじゃないんだから、誰が何番目にしようが関係ないのに」

侑(どっちが私とお風呂に入るかで揉めてたくせに、よく言うよ…)

せつ菜「…埒が明きません。じゃんけんで決めましょう」

璃奈「受けて立つ」

侑「またじゃんけん?」

せつ菜「はい。もうこれしか方法はありませんから…」

璃奈「殴り合いよりはこっちのほうがいい」

せつ菜「私も璃奈さんをボロ雑巾にしたくないです♪」

侑「物騒なこと言わないでよ…」

かすみ「どっちが勝つと思います?」ヒソ

歩夢「璃奈ちゃんかな?せつ菜ちゃんは出す順番が決まってるし」ヒソヒソ

かすみ「ですよね~」ヒソヒソ

侑「なに話してるの?」

かすみ「なんでもないでーす♪」

歩夢「侑ちゃんは気にしないで?」

侑「ふーん?」

せつ菜「いきますよ?」グッ

璃奈「1回で決める」グッ

せつ菜・璃奈「じゃんけんぽん!!」バッ

せつ菜「…」チョキ

璃奈「…」パー

侑「お、せつ菜ちゃんの勝ち~」

せつ菜「やりましたっ!!」バッ

璃奈「そんな…」

歩夢「あれー?」

かすみ「おかしいですね。せつ菜先輩の初手はグーだったんじゃ?」

せつ菜「言ったでしょう?弱点は克服すると!私はもう同じ過ちは繰り返しません!!」

歩夢「そんなことも言ってたっけ…」

せつ菜「それに、私の成長性はAですから♪」

侑「へー。すごいね、せつ菜ちゃん♪」

せつ菜「えへへ♪」

璃奈「今回は私の負け…」

せつ菜「ふふ。まずは私がキスをします。文句はありませんね?」

璃奈「…」コク

せつ菜「で、では、侑さん…!」

侑「おいで?」ポンポン

せつ菜「失礼しますっ!」ストン

侑「…」スッ

せつ菜「わ、ま、待ってください!」

侑「え?」

せつ菜「私は初めてキスをするんですよ?なのに、そんなあっさり済ませようとしないでください!!」

侑「ご、ごめん…」

かすみ「面倒な人ですね~」

歩夢「まあ、雰囲気とかは大切だから…」

璃奈「うんうん」

侑「どうすればいいの?」

せつ菜「…「好きだよ、せつ菜」と言ってからキスをしてください。最初は軽くで、次に舌を絡めるやつをお願いします!」

侑「う、うん…」

侑(なんか色々と要求してきたな…)

かすみ「さりげなく呼び捨てにさせようとしてますよ!」

歩夢「2回もするんだ…」

璃奈「…私は1回でいいや」

せつ菜「お願いします…!」

侑「わかった…」スッ

せつ菜「…」ドキドキ

侑(えっと、まずは…)

侑「…好きだよ、せつ菜ちゃん」チュ

せつ菜「ん…!」チュッ

侑(このまま舌を入れちゃっていいよね?)ニュル

せつ菜「…む、ん…」ギュ

侑「ちゅ、ん…」

せつ菜「んむ、れろ…」

侑「んー…」

璃奈「これがディープキス…」ドキドキ

侑「ちゅっ……ん、ちゅ…」

せつ菜「んちゅ、ん……ちゅく…」

侑「…ぷはっ」タラッ

せつ菜「ぷはぁ…」

せつ菜「あぅ…」ポケー

歩夢「気持ちよさそうな顔…」

かすみ「かすみんもディープキスをしたくなってきました…」ドキドキ

璃奈「…」ドキドキ

侑「どうかな?せつ菜ちゃんの言った通りにできてた?」

せつ菜「最高でした…。キスってこんなにも気持ちいいんですね…」ドキドキ

侑「よかった」ニコ

せつ菜「…っ」ドキドキ

侑「次は璃奈ちゃん?」

璃奈「うん」ストン

侑「なにか言ってほしいセリフとかある?」

璃奈「ううん。ただキスしてほしい」

侑「璃奈ちゃんもディープキス?」

璃奈「2人にしたみたいな、軽めのやつでいい。ディープキスは2人きりのときがいいな」

侑「わかった。…するよ?」

璃奈「…」コク

侑「ちゅ、ん…」チュッ

璃奈「…ん」チュ

侑「…ぷは。これでいいの?」

璃奈「うん。ありがとう」ニコ

侑「…!」ドキッ

侑「み、見た?」パッ

歩夢「え?」

かすみ「なにをです?」

侑「璃奈ちゃんが微笑んだじゃん!見てないの!?」

璃奈「え」

せつ菜「ゆ、侑さんで見えませんでした…」

歩夢「ほ、本当に?」

かすみ「幻覚じゃないですか?りな子の微笑みなんて見たことありませんよ?」

侑「絶対に微笑んだもん!ねぇ?」チラ

璃奈「?」

せつ菜「首をかしげてますよ?」

歩夢「侑ちゃん…」

侑「…また無意識?」

璃奈「多分」

かすみ「無意識って?」

璃奈「…意識して笑顔を作れないから、嬉しいときは無意識で笑ってるかもしれない」

かすみ「ふ~ん」

歩夢「璃奈ちゃんの微笑み、見たかったなぁ…」

せつ菜「私もです…」

侑「かわいかったのに♪」

かすみ「りな子の笑顔が気になってきました…。試しに笑ってみてよ!」

璃奈「だから無理だって」

侑「少しずつ練習しようね?」ナデナデ

璃奈「うん」

かすみ「侑先輩っ。かすみんも撫でてください♪」

侑「お昼休みって言わなかった?」

かすみ「かすみんは今撫でてほしいんですぅ~♪」ギュッ

侑「しょうがないなぁ…」ナデナデ

かすみ「えへへ♪」ギュー

せつ菜「私も撫でてください!」

侑「うん♪」ナデナデ

せつ菜「…♪」ギュッ

歩夢「ゆ、侑ちゃん!」

侑「歩夢はさっき撫でたでしょ?」ナデナデ

歩夢「むぅ…。いいもん!今日は侑ちゃんとデートだし、そのときにいっぱい甘えるんだから!」

璃奈「今日のデート、どこに行くの?」

侑「今日はお家デートだよ~」ナデナデ

せつ菜「家でデートするんですか?」

歩夢「うん。最初のデートは侑ちゃんのお家でするって、小さい頃からの夢だったんだ~」

かすみ「お家デート…。かすみんもしてみたいです♪」

侑「また今度しようね?」

かすみ「わーい♪」

璃奈「せつ菜さんはどこに行く予定?」

せつ菜「まだ決まってないです。なかなか思いつかなくて…」

侑「私は別にどこでもいいよ?せつ菜ちゃんが行きたい場所とかでさ♪」

せつ菜「私の行きたい場所…」

かすみ「りな子はもう決まってるの?」

璃奈「…まだ」

かすみ「まだ決まってないの?明日だよ?」

璃奈「どこに行けばいいかわからない」

歩夢「璃奈ちゃんもお家デートにしたら?そっちのほうがゆっくり過ごせるだろうし」

璃奈「でも、歩夢さんと被っちゃう」

侑「被ってもいいんじゃない?私、璃奈ちゃんの家に行ってみたいな~」

璃奈「…じゃあ、私もお家デートで」

侑「璃奈ちゃんの家に行くの楽しみ~」

歩夢「…今日は私とデートだからね?」

侑「わかってるよ。ごめん、歩夢♪」ニコ

歩夢「…許すっ////」

キーンコーンカーンコーン

侑「…あ、チャイム鳴っちゃった」

かすみ「もうそんな時間ですか?」

せつ菜「時間が経つのは早いですね…」

歩夢「急がないと授業に遅れちゃうよ////」

璃奈「行こう」

侑「そうだね」ガタ

かすみ「侑先輩。お昼休みもここに集まるんですよね?」

侑「うん。みんなもそれでいい?」

せつ菜「もちろんです!」

璃奈「お昼休みが楽しみ」

侑「歩夢もいいよね?」チラ

歩夢「わ、私はちょっと無理かも…」

侑「え?」

歩夢「…お昼休みにLINEで連絡するから。またね!」タッ

侑「…?」ポカン

――お昼休み・部室

侑「お待たせ~」ガチャ

かすみ「侑先輩、遅いですよ~!」

侑「ごめんね。歩夢の教室に行ってたら遅れちゃった」スタスタ

せつ菜「それにしては歩夢さんの姿が見えませんが…」

璃奈「トイレじゃない?」

侑「用事があるんだって。なんの用事かは教えてくれなかったけど、かなり大事なことみたい」ストン

かすみ「大事な用事ですか?なんでしょうかね?」

侑「さあ。よくわからないや」

せつ菜「とりあえず、お弁当を食べませんか?」

璃奈「うん」カサッ

侑「だね。お腹ぺこぺこだよ~」

かすみ「かすみんもです♪」

かすみ「あれ?りな子、パンなの?」

璃奈「今朝コンビニで買ってきた」

せつ菜「両親が出張中なんでしたっけ?」

璃奈「そう」

侑「私のおかずを分けてあげるよ。あーん♪」スッ

璃奈「…あむ。ん」モグモグ

侑「おいしい?」

璃奈「おいしい」ゴクン

侑「よかった~。…あ、昨日はちゃんと食べた?」

璃奈「食べたよ」パク

かすみ「なに食べたの?お菓子?」

璃奈「コンビニ弁当」モグモグ

せつ菜「コンビニ弁当っておいしいんですか?」

璃奈「普通」

かすみ「侑先輩のごはんのほうがおいしいよね~」

璃奈「うん」

侑「ほんと?嬉しいな~」ヒョイ

侑「あーん♪」スッ

璃奈「あーん」パク

かすみ「りな子ばっかりずるいです!かすみんにもしてください!」

侑「はいはい。あーん♪」スッ

かすみ「あ~ん♪」パクッ

かすみ「おいひいですぅ~♪」モグモグ

侑「お母さんの手作りだからね~」

せつ菜「わ、私もあーんってしてほしいです!」

侑「これ以上は私の食べる分がなくなっちゃうよ」

せつ菜「そんな…」ウルウル

璃奈「パン食べる?」

せつ菜「いりません…」グシ

侑「…せつ菜ちゃん、あーん♪」スッ

せつ菜「…!」パァ

せつ菜「い、いいんですか?」

侑「そんな泣きそうな顔されたらほっとけないよ…」

せつ菜「えへへ…。いただきます!」パクッ

せつ菜「…おいひいです♪」ニコッ

侑「あはは…(明日からもう少し量を増やしてもらおうかな…)」

かすみ「侑先輩、あ~ん♪」スッ

侑「くれるの?」

かすみ「お返しです♪」

侑「あーん。あむ」モグモグ

侑「…おいしい。ありがとね」ニコ

かすみ「えへへ♪」

璃奈「私も。あーん」スッ

侑「ん、あむ」モグモグ

璃奈「おいしい?」

侑「おいしいよ~」

かすみ「かすみんが作るコッペパンとどっちがおいしいですか?」

侑「かすみちゃんのコッペパンに勝てるパンは存在しないんじゃないかなぁ?」

かすみ「もー♪侑先輩ったらぁ~♪」デレデレ

せつ菜「わ、私のもどうぞ!」スッ

侑「あーん♪」パクッ

せつ菜「どうですか…?」

侑「おいひい♪」モグモグ

せつ菜「よかったです…♪」

かすみ「侑先輩~」

侑「なに?」

かすみ「お昼休みになったら頭を撫でてくれるって言いましたよね?」

侑「朝撫でたでしょ?」

かすみ「あれだけじゃ足りません。もっと撫でてほしいんです♪」

侑「わかったよ。食べ終わったらね?」

かすみ「はい♪」

かすみ「――侑先輩♪」ギュッ

侑「はいはい」ナデナデ

かすみ「はふ…♪」ギュー

璃奈「私も撫でて」

せつ菜「私もお願いします♪」

侑「あと1人ね~」ナデナデ

せつ菜「またじゃんけんで決めますか?」

璃奈「…」ギュッ

せつ菜「…璃奈さん?」

璃奈「早い者勝ち」ギュー

せつ菜「え!?」

かすみ「りな子もなかなかやるね~」

せつ菜「ずるいです!じゃんけんで決めましょうよ!」

璃奈「もう遅い」ギュー

せつ菜「侑さぁん…」

侑「早い者勝ちってことで♪」ナデナデ

かすみ「残念でしたね、せつ菜先輩♪」ギュッ

璃奈「せつ菜さんの代わりに、私がいっぱい撫でてもらうから気にしないで?」ギュー

せつ菜「むー…」

侑「ふわぁ…」ナデナデ

璃奈「眠いの?」

侑「少し眠いかも。ごはん食べたら眠くなっちゃうよね~」ナデナデ

かすみ「まだ時間はありますし、仮眠取りますか?」

侑「んー。そうしようかな…」

侑「ソファーで横になってくるね?」ガタ

璃奈「はーい」

せつ菜「おやすみなさい。チャイムが鳴る5分前に起こしますね!」

侑「ありがと~」ボフッ

かすみ「待ってください!」

侑「かすみちゃん?」

かすみ「ふふん。かすみんの出番ですね♪」ガタッ

璃奈「なに言ってるの?」

せつ菜「さあ?」

かすみ「侑先輩♪」ボフッ

侑「かすみちゃんも一緒に寝るの?」

かすみ「違いますよ。かすみんが侑先輩の枕になってあげます♪」

侑「わ、私の枕に?」

璃奈「かすみちゃん。人間は枕になれないよ?」

せつ菜「も、もしや、膝枕というやつでは…?」

かすみ「そうです!ささ、侑先輩。かすみんの膝に頭を乗せてください♪」ポンポン

侑「いいの?」

かすみ「もちろんです♪」

侑「じゃあ、お言葉に甘えて…」ポフ

かすみ(やっと侑先輩に膝枕できた♪)

侑「重たくない?」

かすみ「全然軽いですよ?これなら何時間でも膝枕できそうです♪」

侑「それはちょっと…。授業に出れないし…」

かすみ「冗談ですよ~♪」ナデナデ

侑「ん…」

侑「かすみちゃんに頭を撫でてもらうって、変な気分…」

かすみ「えへへ。いつもはかすみんが撫でてもらう側ですからね~」

侑「うん…」ウトウト

かすみ「気持ちいいですか?」ナデナデ

侑「これならすぐに寝れそう…」ウトウト

かすみ「おやすみなさい、侑先輩♪」ナデナデ

侑「おや、すみ…」ウトウト

かすみ「…♪」ナデナデ

侑「…」

かすみ「侑先輩?」ナデナデ

侑「すぅ、すぅ…」スヤスヤ

かすみ「もう寝ちゃいましたね♪」ナデナデ

侑「んぅ…」スヤスヤ

かすみ「ふふ♪」ナデナデ

璃奈「寝たの?」

かすみ「寝たよ~」ナデナデ

せつ菜「わ、私もそっちに行っていいですか?」

かすみ「騒いで侑先輩を起こさないと約束できるならどうぞ♪」ナデナデ

せつ菜「約束しますっ!!」

璃奈「しー」スッ

せつ菜「…!」バッ

せつ菜「…こほん。失礼しました」

かすみ「気をつけてくださいね?」ナデナデ

せつ菜「はい…」

せつ菜「わぁ…」パァ

璃奈「可愛い寝顔…」

かすみ「ねー♪」ナデナデ

せつ菜「ほ、ほっぺをさわってもいいでしょうか?」

かすみ「いいんじゃないですか?」ナデナデ

璃奈「起こさないように」

せつ菜「わかってます…!」スッ

せつ菜「…」プニッ

せつ菜「おぉ…。柔らかいです…」プニプニ

璃奈「私も」プニッ

璃奈「…ぷにぷにして柔らかい」プニプニ

かすみ「ほどほどにしなよ?」ナデナデ

璃奈「うん」プニプニ

せつ菜「…♪」プニプニ

璃奈「指を口に入れたらどうなるんだろう?」プニ

かすみ「どうにもならないでしょ~」ナデナデ

せつ菜「指をぺろぺろ舐めてくれるかも…」

璃奈「やってみる」スッ

侑「ん…」パク

璃奈「わ…」

かすみ「くわえた?」

侑「…」チュパチュパ

せつ菜「な、舐めてますよ…!」

璃奈「おぉ…」

侑「んぅ…」チュパチュパ

璃奈「…」スッ

かすみ「どうして指を上下に動かしてるの?」

璃奈「なんかフェラみたいじゃない?」

侑「ん~…」チュパチュパ

せつ菜「た、たしかに…」

かすみ「言われてみれば、見えなくもないかも?」

侑「ん…」チュプチュプ

璃奈「楽しい」

かすみ「かすみんにも変わってよ♪」

璃奈「気が向いたらね」

かすみ「りな子め~…」

せつ菜「…」ジー

侑「んむ…」チュプレロ

璃奈「お」

かすみ「今度はなに?」

璃奈「舌を絡めてきた」

かすみ「えぇ?」

せつ菜「舌を…!」

侑「ん、ちゅ…」レロレロ

璃奈「くすぐったい」

かすみ「フェラしてる夢でも見てるのかな…」

璃奈「私が指をくわえさせたから、そう錯覚してるのかも」

侑「ん…」チュプチュプ

せつ菜「…」ドキドキ

璃奈「というか、起きてたりして」

かすみ「まさかぁ。…侑先輩?」ユサユサ

侑「んん…」スヤスヤ

璃奈「寝てるね」

かすみ「でしょ?侑先輩は寝たふりとかしないもん」ナデナデ

侑「れろ、ん…」チュパチュパ

璃奈「まだ舐めてるし」

かすみ「そろそろ変わってよ~」

璃奈「もう少し」

かすみ「むぅ…」

侑「ん…」チュパレロ

せつ菜「あの…」

璃奈「?」チラ

かすみ「せつ菜先輩?」

せつ菜「おちんちんをくわえさせたら、フェラをしてくれるんじゃないですか…?」

璃奈「…その発想はなかった」

かすみ「普通は考えもしないでしょ」

せつ菜「…私に変わってください。試してみます」

かすみ「ダメですよ。せつ菜先輩のは大きいんですから、くわえさせたら一瞬で起きるんじゃないですか?」

璃奈「そもそも、あんな大きなモノは口の中に入らない」

せつ菜「そ、そんなのわかりませんよ?もしかしたら入るかもしれませんし…」

璃奈「アレが自分の口の中に入ると思う?」

せつ菜「…!」

かすみ「かすみんだったら顎が外れちゃいますよ~」

せつ菜「いい案だと思ったんですが…」

かすみ「りな子だったらちょうどいいんじゃない?4人の中で1番小さいし♪」

璃奈「かすみちゃんとあまり変わらないよ」

かすみ「か、かすみんのほうが少し大きいもん!」

せつ菜「…あれ?私のが口に入らないということは、一生フェラをしてもらえないのですか…?」

璃奈「あー」

かすみ「そうですね。多分無理だと思います♪」

せつ菜「そんな…」

璃奈「あの気持ちよさを知らないなんてかわいそう。人生の10割は損してる」

かすみ「せつ菜先輩の全てを否定した!?」

せつ菜「わ、私の17年間はなんだったのでしょうか…」ウルウル

せつ菜「う、うぅ~…」ポロポロ

かすみ「な、泣いちゃった…」

かすみ「…ちょっと、りな子。せつ菜先輩を泣かせるの、これでもう2回目だよ?」

璃奈「だって事実だもん」

かすみ「まあ、そうだけどさ~…」

せつ菜「うぅ…」ポロポロ

璃奈「あ、待って。まだ希望はあるかもしれない」

せつ菜「ふぇ?」ポロポロ

かすみ「希望って…」

璃奈「歩夢さんが、侑さんにフェラをしてもらったって言ってた気がする」

せつ菜「本当ですか!?」ガバッ

かすみ「せつ菜先輩…!」

せつ菜「…!」バッ

侑「すぅ、すぅ…」スヤスヤ

せつ菜「…」ホッ

せつ菜「…今の話は本当ですか?」スッ

璃奈「私の記憶が正しければ間違いない」

せつ菜「おぉ…!」パァァ

かすみ「歩夢先輩とせつ菜先輩のおちんちんはほぼ同じ大きさですからね~」

せつ菜「私のほうが大きいですけどね」ドヤ

璃奈「…今は寝てるし、起きたら聞いてみれば?」

せつ菜「そうします。ありがとうございました!」

璃奈「気にしないで」

かすみ「よかったですね。人生の10割を損せずに済んで♪」

せつ菜「本当によかったですっ!!」

かすみ「しーっ。何度目ですか…?」ヒソヒソ

せつ菜「す、すみません…!」

璃奈「学習能力がゼロ」

かすみ「――侑先輩、そろそろ時間ですよ?」ユサユサ

侑「ん…?」パチ

侑「ふわぁ…」モゾ

璃奈「あれだけ騒いでも起きなかったのに、すぐ起きたね」

せつ菜「り、璃奈さんっ」

侑「もうそんな時間…?」ムク

かすみ「はい。おはようございます♪」ニコッ

せつ菜「おはようございますっ。侑さん!」

璃奈「おはよう。かわいい寝顔だった」

侑「おはよ~…」グシ

かすみ「かすみんの膝枕はどうでした?」

侑「よく眠れたよ。またしてほしいな」

かすみ「ぜひ♪」

璃奈「侑さんも起きたことだし、行こう」

かすみ「そうだね~。侑先輩、立てますか?」スッ

侑「ん、ありがと」ギュ

かすみ「おんぶしましょうか?」

侑「恥ずかしいからやめて…」

かすみ「えへへ♪」

せつ菜「あ、あの、侑さん?」

侑「?」チラ

せつ菜「その、ふぇ、フェラ…」

侑「フェラ?…フェラと言えば、変な夢を見たなぁ」

璃奈「どんな夢?」

侑「私がフェラをしてる夢。まさか、夢にまで出てくるとは思わなかったよ」

かすみ「あ~…」

かすみ「それは多分、りな子が侑先輩で遊んでたからですよ」

侑「どういうこと?」

璃奈「侑さんの口に指を入れて遊んでた」

侑「なにその遊び…。楽しいの?」

璃奈「面白かった。ちゅぱちゅぱ舐めてくるし」

侑「えぇ…。私以外にしたらダメだよ?」

璃奈「侑さん以外にする気なんてない」

侑「そ、そっか…」

かすみ「さ、侑先輩。行きましょう♪」ギュッ

璃奈「私も腕を組む」ギュッ

侑「2人とも~…」

せつ菜「侑さんっ!!」

侑・かすみ・璃奈「…!」ビクッ

侑「びっくりしたぁ…」

かすみ「そんな大声出さなくても聞こえますから」

璃奈「うるさい」

せつ菜「す、すみません…。でも、侑さんが私の話を聞いてくれないから…」ウルウル

侑「な、泣かないで…。私に話ってなにかな…?」

せつ菜「フェラ…」グシグシ

侑「フェラ?」

せつ菜「フェラしてください…」

侑「え、今?」

かすみ「…あー。せつ菜先輩のおちんちんって大きいじゃないですか。侑先輩の口に入らないかもって心配してるんですよ」

侑「そうなの?」

せつ菜「はい…」

璃奈「せつ菜さんのおちんちん、フェラできる?」

侑「できるんじゃない?」

せつ菜「本当ですか!?」パァ

侑「根元までは無理だけど、先っちょだけならね。歩夢のもフェラできたし」

せつ菜「おぉ…!璃奈さんの言った通りでしたね!」

璃奈「でしょ?」

かすみ「よかったですね♪」

せつ菜「はい!」

侑「…えーと、フェラはまた今度でいいよね?」

せつ菜「今すぐしてくれないんですか…?」

侑「もうチャイム鳴るから無理だって。せつ菜ちゃんとデートのときにしてあげるからさ♪」

せつ菜「…が、我慢します…」

侑「ありがと♪」ニコッ

せつ菜「…っ」ドキドキ

――放課後・虹ヶ咲学園前

侑(歩夢、まだかなぁ…)

かすみ「侑先輩~っ!!」ガバッ

侑「うわっ!?」

かすみ「えへへ。間に合いました♪」ギュー

侑「どうしたの?部活は?」

かすみ「今日はもう会えないので、部活の前に侑先輩分を補給ですっ!」ギュー

侑「あはは…」

かすみ「…♪」スンスン

侑「ちょ、匂い嗅がないでよ。汗臭くない?」

かすみ「いい匂いです~♪」スンスン

侑「まったく…」ハァ

かすみ「歩夢先輩はまだですか?」ギュー

侑「もうすぐ来ると思うよ?」

かすみ「それまで侑先輩分を補給してますね♪」スンスン

侑(歩夢、早く来て~…)チラ

侑「あっ、歩夢が来た!!」

かすみ「え~?もう来たんですかぁ?」ギュー

歩夢「お待たせ。…なにしてるの?」

侑「私分?を補給どうのって」

かすみ「侑先輩分を補給してたんです♪」スンスン

歩夢「今朝もそんなこと言ってたっけ…」

侑「歩夢も来たし、そろそろ離してくれる?」

かすみ「はぁい…」パッ

侑「かすみちゃん、レッスン頑張ってね?」

かすみ「はい、頑張ります♪」

歩夢「かすみちゃん?」クイクイ

かすみ「はい?」スッ

歩夢「侑ちゃんとのデート、楽しんでくるね?」ニコッ

かすみ「…楽しんできてください♪」ニコ

侑「歩夢、なに話してるの?行くよ?」

歩夢「うん♪」スッ

歩夢「かすみちゃんも頑張って~♪」ギュッ

かすみ「…」ニコ

侑「歩夢も腕組むの?」

歩夢「いいじゃん♪」ギュー

かすみ「むぅ…」プクー

――侑の部屋

侑「歩夢?」

歩夢「なぁに?」

侑「…顔が真っ赤にならなくなったね?」

歩夢「もう慣れちゃった♪」

侑「私としてもそっちのほうが嬉しいよ。歩夢って呼ぶたびに真っ赤にされたらアレだしさ」

歩夢「なんか、ずっと前から歩夢って呼ばれてた気がするんだ~」

侑「そうなの?」

歩夢「うん♪」

侑「なんでだろうね?」

歩夢「よくわからない。そんな気がするだけ♪」

侑「あはは、そっか~」

侑「というか、お家デートってなにするの?」

歩夢「特になにもしないよ?2人でゆっくり過ごすだけかな~」

侑「歩夢はそれでいいの?」

歩夢「それがいいの。侑ちゃんと一緒にいられるだけで私は幸せだもん♪」ニコッ

侑「…歩夢…」

歩夢「えへへ。手、握ってもいい?」

侑「…ん」スッ

歩夢「ありがとう♪」ギュッ

侑「…」ギュ

歩夢「…♪」

侑「…ドキドキする」

歩夢「え?」

侑「うまく言葉にできないけど、こうしてるだけで…」

侑「その、すごくドキドキする…」

歩夢「侑ちゃん…」

歩夢「…私もドキドキしてるよ?」グイッ

侑「わっ」プニ

歩夢「どう?」

侑「本当だ…」

歩夢「ね♪」

侑「…キスしていい?」

歩夢「…うん♪」

侑「…」スッ

侑「ん…」チュ

歩夢「…♪」チュ

侑「ぷは…」スッ

歩夢「侑ちゃんと何回もキスできて嬉しい♪」

侑「私も嬉しい、かな…」

歩夢「大好きっ♪」チュッ

侑「んむ…」チュ

歩夢「ぷはぁ。私からもキスしちゃった♪」

侑「ふ、不意打ちはやめてよ…」

歩夢「昨日のお返し♪」ニコ

侑「も~…」

歩夢「ふふ♪」

侑「…歩夢?」

歩夢「?」チラ

侑「好き♪」ニコッ

歩夢「…っ////」カァァ

侑「歩夢の顔が真っ赤になった~♪」

歩夢「ふ、不意打ちは反則だよ!////」

侑「お返し♪」

歩夢「もー!////」バタバタ

侑「かわいいなぁ♪」クス

歩夢「…////」バタバタ

侑「また壁ドンとかしてあげよっか?」

歩夢「してくれるの?////」パァ

侑「ちょっとだけね?」

歩夢「やったぁ////かっこいい服に着替えてね!////」

侑「うん。じゃ、着替えてくるから部屋で待ってて♪」

歩夢「はーい////」

歩夢「――…」ソワソワ

侑「着替えたよ~」ガチャ

歩夢「…!」バッ

侑「どうかな?」スッ

歩夢「写真よりも実物のほうが何倍もかっこいい♪」

侑「そ、そう?」テレ

歩夢「まずはぎゅーっとして♪」

侑「ぎゅー♪」ギュッ

歩夢「おぉ…♪」

侑「いつもは抱きつかれてばかりだから新鮮だな~♪」ギュー

歩夢「だね♪」クス

侑「歩夢、ぎゅー♪」ギュー

歩夢「次はね、好きだよって耳元で囁いてみて♪」

侑「耳元で囁くの?顔見えないよ?」

歩夢「お願い♪」

侑「ん、わかった」スッ

侑「好きだよ、歩夢♪」ボソ

歩夢「~~////」ゾクゾク

歩夢「や、やばい////ゾクゾクときゅんきゅんが同時に来る////」キュンキュン

侑「なにそれ…」

歩夢「それだけ侑ちゃんの言葉は魅力的なの////」

侑「へ~…」

侑(アレを囁いたらどうなるかな?)チラ

歩夢「…////」

侑(やってみよ♪)

侑「歩夢?」ボソ

歩夢「…!////」ゾク

侑「…歩夢は私のモノだよね?」

歩夢「~~////」キュンキュン

歩夢「はひ////私は侑ちゃんのモノでしゅ////」キュンキュン

侑「またそれ~?」スッ

歩夢「…////」トローン

侑「わ、顔がとろけてる…」

歩夢「侑ちゃん////そんなに私をきゅんきゅんさせないで////冗談抜きでキュン死しそうだから////」ハァハァ

侑「ごめんね?歩夢の反応がかわいくてさ♪」

歩夢「も~~////」バタバタ

侑「あはは♪」チラ

侑(…あれ?おちんちんが大きくなってる?)

歩夢「あぅ…////」キュンキュン

侑「ねぇ、おちんちん大きくなってるよ?」

歩夢「ふぇ?////」パッ

歩夢「…あ、本当だ////」ビンビン

侑「もしかして、私の言葉だけで興奮しちゃった?」

歩夢「た、多分////」ビンビン

侑「…歩夢ってひとりえっちしたことある?」

歩夢「ま、毎日してるって言ったでしょ////」

侑「違うよ。おちんちんのほうで♪」

歩夢「な、何回か////」

侑「いつしたの?おちんちんが生えてからほぼ一緒にいるよね?」

歩夢「寝坊した日とか、昨日もみんなが帰ってから…////」

侑「ふむ。何回くらいしたの?」

歩夢「2日で10回かな?////」

侑「10回も!?」

歩夢「侑ちゃんを想像したら全然収まらなくて////」

侑「へぇ…。私を想像したら、ねぇ…」

歩夢「軽蔑したよね…////」

侑「そんなことで軽蔑するわけないじゃん♪」

歩夢「え…////」

侑「何年一緒にいると思ってるの?…私で興奮してくれるなら、逆に嬉しいよ♪」

歩夢「侑ちゃん…////」パァ

侑「だから、私にひとりえっち見せて♪」

歩夢「…え?」

侑「聞こえなかった?私にひとりえっちを見せて?」

歩夢「いや、聞こえたよ…。どうして見たいの?」

侑「歩夢がどんな風にするのか気になるから♪」

歩夢「ゆ、侑ちゃんにしてほしいなぁ…?」

侑「あとでね♪」

歩夢「侑ちゃんの前でするなんて恥ずかしいよ////」カァ

侑「1回でいいからさ。ね?」

歩夢「うぅ…////」モジモジ

侑「歩夢、お願い♪」

歩夢「…////」モジモジ

歩夢「…条件がありますっ////」

侑「条件?」

歩夢「侑ちゃんのひとりえっちも見せて////」

侑「わ、私の?」

歩夢「見せてくれるなら、私もする////」

侑「いいけど、自分でしてもあまり気持ちよくないんだよね…」

歩夢「したことあるの!?////」

侑「昨日?いや、一昨日の夜だったかな?」

歩夢「だから起きるのが遅かったんだ…////」

侑「そーゆーこと♪」

歩夢「ほ、本当に侑ちゃんも見せてくれるんだよね?////」

侑「約束する♪」

歩夢「…わかった////ひとりえっち、するよ////」

侑「ありがとー♪」ニコ

歩夢「じゃあ…////」スルスル

侑「…♪」ジー

歩夢「近くない?////」スル

侑「気にしないで~♪」ジー

歩夢「気になるんだけど////」

侑「…ん♪」スンッ

歩夢「侑ちゃん!?////」

侑「んー?」スンスン

歩夢「どうしておちんちんの匂いを嗅ぐの////」

侑「歩夢だって私の匂いを嗅いでたでしょ♪」スンスン

歩夢「そ、そうだけどぉ////」

侑「…♪」スンスン

歩夢「鼻息が当たってくすぐったい…////」ゾクゾク

侑「ん…♪」スンスン

侑「今日は歩夢のクラス、体育あった?」チラ

歩夢「う、うん////…臭い?////」

侑「おちんちんが蒸れて、すごく濃い匂いがしてる♪」スンスン

侑「この匂いを嗅いでると頭がクラクラしてきて…」スンスン

侑「なんかえっちな気分になっちゃうんだぁ♪」スンスン

歩夢「説明しなくていいから!////」カァァ

侑「えへへ♪…おちんちんの匂い、私は好きかも♪」スンスン

歩夢「侑ちゃんって匂いフェチ?////」

侑「匂いフェチってなに?」スッ

歩夢「匂いを嗅ぐのが好きな人を匂いフェチって言うんだよ////」

侑「そうなの?じゃあ、私は匂いフェチかな?」

歩夢「多分ね////」

侑「それならみんなも匂いフェチじゃない?」

歩夢「え?////」

侑「だって、みんなも私の匂いを嗅ぐのが好きじゃん?」

歩夢「あー////そうかも////」

侑「ねー♪」

歩夢「…そろそろしていい?////」

侑「うん、いいよ♪」

歩夢「…////」サワッ

歩夢「ん…////」ニギッ

歩夢「ん、ぁ…////」シコシコ

侑「透明なのがいっぱい垂れてる♪」ジー

歩夢「言わないで////」シコシコ

歩夢「…////」シコシコ

歩夢「んく…////」シコシコ

侑「…♪」ジー

歩夢「ぁ、ん…////」シコシコ

歩夢「はぁ、ぁ…////」シコシコ

歩夢「ん…////」モゾモゾ

歩夢「あっ、ふぁ////」ムニムニシコシコ

侑「胸もさわるの?」

歩夢「こうすると、気持ちいいから////」モミモミシコシコ

侑「へ~…」

侑(やっぱり胸をさわりながらすると気持ちいいんだ…)

歩夢「んぁ…////」シコシコ

歩夢「はぁ、はぁ////」シコシコ

歩夢「んっ、ぁ…////」ムニムニ

侑(歩夢の顔、えっちだな…。それに気持ちよさそう…)ジー

侑(私も少し興奮してきたかも…)ムラムラ

侑「…っ」ムラムラ

歩夢「んく、ぁっ////」モミモミシコシコ

歩夢「んっ////」シコシコ

侑「…」ムラムラ

侑「…」モゾモゾ

侑(…濡れてる)サワ

歩夢「侑、ちゃ…////」シコシコ

侑「…!」ビクッ

侑「な、なに?」モゾ

歩夢「出ちゃい、そぉ…////」シコシコ

侑「あぁ…」

歩夢「ティッシュ、ちょーだいっ////」

侑「ティッシュなんてないよ♪…あむ♪」パク

歩夢「ひゃ!?////」ビクッ

侑「じゅる、ちゅ…」チュパチュパ

歩夢「侑ちゃっ////ダメぇ、出ちゃうよぉ////」ビクビク

侑「らしてー♪」レロレロ

歩夢「…っ////」ビュルルルルルッ

侑「ん…」コク

歩夢「ふぁ、ぁぁ////」ビュルルルル

侑「ん、ん…」ゴクゴク

歩夢「…////」ビュルビュル

侑「…ぷは」ヌポッ

歩夢「はぁ、はぁ…////」ビクン

侑「んむ…」グシ

侑(相変わらず量が多いなぁ。でも、最初の頃に比べると精液も飲みやすくなってきた気がする…)

侑(…慣れってやつかな?)

歩夢「ゆ、侑ちゃん?」

侑「うん?」スッ

歩夢「さ、最後、どうしてフェラを…」

侑「ティッシュは私の部屋に置いてないし、この服も汚したくなかったから♪」ニコ

歩夢「そ、そうなんだ」ドキドキ

侑「歩夢のひとりえっちを見れてよかったよ。ありがとね♪」ボフッ

歩夢「恥ずかしかったけど、頑張りました♪」ドキドキ

侑「そっかぁ♪」ナデナデ

歩夢「えへへ…」テレ

侑「…♪」ナデナデ

歩夢「次は侑ちゃんの番だからね?」

侑「…本当に私もしないとダメ?」

歩夢「ダメ!約束と違うじゃん!」

侑「え~…」

歩夢「侑ちゃんがするって言うから、私もしたんだよ?私を裏切るの…?」ウルウル

侑「…わかったよ。すればいいんでしょ?」

歩夢「やったぁ♪」パァ

侑「…あまり見ないでね?」スッ

歩夢「侑ちゃんは間近で見てたくせに?」

侑「うぐ、なにも言えない…」

歩夢「ほら、脱いで脱いで♪」

侑「うん…」カチャカチャ

歩夢「…♪」ジー

侑「恥ずかしい…」スルスル

歩夢「私も恥ずかしかったよ♪」ジー

侑「…」スルッ

侑「…脱いだけど」

歩夢「わぁ、愛液でテカテカになってる♪」サワッ

侑「…!」ピクン

歩夢「どうして濡れてるの?」ヌチャヌチャ

侑「あ、歩夢のひとりえっちを見て、興奮しちゃったのかも…」

歩夢「へー。侑ちゃんもすっかりえっちな子になったね?」サワサワ

侑「ん…。歩夢には言われたくないよ…」

歩夢「わ、私のことはいいでしょ!」ヌチャヌチャ

侑「ふぁ…」ピク

歩夢「…っと。私がしたら意味ないよね…」スッ

侑「ぁ…」

歩夢「さ、侑ちゃんのひとりえっちを見せて?」

侑「…」モジ

歩夢「侑ちゃん?」

侑「…歩夢にしてほしい…」

歩夢「…!」ドキッ

歩夢「な、なに言ってるの?」ドキドキ

侑「歩夢にしてもらったほうが気持ちいいもん…」モジモジ

歩夢「ゆ、侑ちゃん…」ドキドキ

侑「…ダメ?」

歩夢「…だ、ダメ!」

侑「え…」

歩夢「ひとりえっちなんだから、侑ちゃんが自分でしないと…」ドキドキ

侑「歩夢~…」

歩夢「ダメなものはダメなの!」ドキドキ

侑「…はぁい」スッ

歩夢「あ、あとでしてあげるから!」ドキドキ

侑「うん…」サワ

侑「ん、ぁ…」ヌチャヌチャ

歩夢(かわいすぎる…!)ドキドキ

侑「ん…」ヌチャヌチャ

歩夢(これが侑ちゃんのひとりえっち…!)ドキドキ

侑「んぅ…」サスサス

歩夢「…」ドキドキ

侑「ぁ…」サスサス

歩夢「指は入れないの?」ドキドキ

侑「今から、入れる…」ツプ

侑「んっ…」ツププ

歩夢「わぁ…」ドキドキ

侑「はぁ、ん…」ツプ

歩夢(半分くらいまで入った…)ドキドキ

侑「ぁ、ぅ…」ヌチュ

侑「あふ、ぅ…」クチュクチュ

侑「んく…」クチュクチュ

歩夢(まだぎこちないなぁ…。かわいい♪)

歩夢(それに、すごくえっちな音…♪)

侑「はぁ、はぁ…」クチュクチュ

侑「んっ、あっ…」クチュクチュ

侑「ふぁ、ぁ…」クチュクチュ

歩夢「気持ちいい?」ドキドキ

侑「き、気持ちいい、よ…」クチュクチュ

歩夢「そ、そっか…」ドキドキ

歩夢「侑ちゃんって1本でするほうがいいの…?」ドキドキ

侑「こっちのほうがやりやすい…。ん…」クチュクチュ

歩夢「へぇ…」ドキドキ

侑「ん、ぁ…」クチュクチュ

侑「…気持ちいい、けど…」クチュクチュ

歩夢「…?」ドキドキ

侑「歩夢にしてもらうほうが何倍も気持ちいい…」クチュクチュ

歩夢「侑ちゃん…」ドキドキ

侑「はぁ、ぁ…」クチュクチュ

歩夢「わ、私がしてあげようか?」

侑「ふぇ…?」クチュ

歩夢「私が侑ちゃんを気持ちよくしてあげる♪」

侑「いいの…?」

歩夢「うん。膝の上においで?」ポンポン

侑「じゃあ…」ポフッ

歩夢「…っ」ムギュ

侑「わ…」

歩夢「侑ちゃんっ」ギュゥゥ

侑「あ、歩夢?」

歩夢「…!」ハッ

歩夢「ご、ごめん。…さわるね?」スッ

侑「うん…」

歩夢「…」ヌチュ

侑「…ん」ピク

歩夢「…」サワサワ

侑「ぁ、ん…」

歩夢「…♪」サスサス

歩夢「ふふ。すごい濡れてる♪」ヌチャヌチャ

侑「んっ…」

歩夢「ここも固くなってるし♪」クリッ

侑「ひゃ…!」ビクッ

歩夢「気持ちいいでしょ?1番敏感な場所なんだよ♪」サワサワ

侑「クリトリス、だっけ…?」

歩夢「知ってるの?」サスサス

侑「この前歩夢が教えてくれた、から…」

歩夢「…そういえばそうだったね♪」クリッ

侑「んん…!」ビクビク

歩夢「ついでに皮を剥いてあげる♪」サワ

侑「か、皮…?」

歩夢「クリトリスもおちんちんみたいに皮が剥けるの♪」

侑「痛いんじゃ…」

歩夢「すぐに剥けるから大丈夫♪」クパッ

侑「ほんと…?」

歩夢「うん♪」ムキッ

侑「…っ!」ビク

歩夢「はい、剥けたよ♪」サワ

侑「も、もう…?」

歩夢「私からじゃ見えないから、自分で確認してみて?」

侑「…」チラ

歩夢「剥けてる?」

侑「小さくてわかりづらいけど、剥けてるかも…」

歩夢「よかったぁ。うまくいったみたい♪」

歩夢「それで…」サワサワ

侑「ん…」

歩夢「周りをさわってるけど、痛くない?」サワサワ

侑「少しジンジンするかな…?でも、気持ちいいよ…」

歩夢「そっか♪」サワサワ

侑「ん、ぁ…」

歩夢「クリトリスをさわってみるね?…痛かったらすぐ言うんだよ?」サワサワ

侑「うん…」

歩夢「…」サワ

侑「…っ」ピク

歩夢「どう?」クリクリ

侑「さっきよりも、刺激が強い…」

歩夢「皮を剥いたからね~」サワサワ

歩夢「皮を剥くとさらに気持ちいいでしょ?」コスコス

侑「気持ちいい…。んぁ…」ビク

歩夢「侑ちゃんにはクリイキを経験してもらおうかな♪」サスサス

侑「クリ、イキ…?」

歩夢「クリトリスでイクってこと♪中に比べたら浅いけど、普通に気持ちいいから♪」サワサワ

侑「ひゃ…。イクってなに…?」

歩夢「あれ?この前イッたよね?」コスコス

侑「よくわからない…」

歩夢「…あー。イクって言うのは、全身がふわっとなるような、全身に気持ちよさが溢れるような…」

歩夢「そんな感じかな…?」サスサス

侑「…それなら歩夢にしてもらったときに、経験したことがあるかも…」

歩夢「それがイクってことだよ♪…多分」サワサワ

侑「そう、なんだ…。ふぁ…」

歩夢「…♪」トントン

侑「ぁ…」ピク

歩夢「少しやり方を変えてみたよ。今は指の腹で軽く叩いてる♪」

侑「…気持ちいい…」ギュ

歩夢「侑ちゃんの顔を見れないのが残念だなぁ~」トントン

侑「…どうして…?」

歩夢「だって、今の侑ちゃんの顔はとろけてるだろうし♪」トントン

侑「と、とろけてないし…」

歩夢「本当に?」ピンッ

侑「ひゃぁ…!」ビクン

歩夢「ふふ。えっちな声♪」クリクリ

侑「もぉ…。ぁん…」ピク

歩夢「侑ちゃん?」サワサワ

侑「…?」

歩夢「こっち向いて♪」サスサス

侑「…」チラ

歩夢「…ん♪」チュッ

侑「む…!」チュ

歩夢「ちゅ、ん…」ニュプ

侑「んむ、ん…」

歩夢「ちゅる、ん…」サスサス

侑「ん…!」ビクッ

歩夢「んちゅ、ちゅぅ…」クリクリ

侑「ん、ちゅ…れろ…」

歩夢「ん、ちゅく…」サワサワ

侑「れる、ん…」

歩夢「ちゅっ、ちゅ…」サワ

侑「んぅ…」

歩夢「ちゅぷ、れろ…♪」ギュッ

侑「~~っ!」ビクビクッ

歩夢「…♪ぷはぁ…」タラッ

侑「ぷは…。はっ、はっ…」ビクビク

歩夢「イッた?ビクッとしたからわかったよ♪」

侑「はぁ、はぁ…」グデー

歩夢「…かわいいなぁ♪」ナデナデ

侑「あぅ…」トローン

歩夢「侑ちゃん、大好き♪」チュ

侑「あ、歩夢…?」チラ

歩夢「うん?」

侑「今の、ずるいよ…。キスしながらさわるなんて…」

歩夢「気持ちよくなかった…?」

侑「き、気持ちよかったけどさぁ…」

歩夢「よかったぁ♪」ギュッ

侑「…っ」ピク

歩夢「念のために聞くけど、イッたよね?」ギュー

侑「多分…。なんかビリッとしたし…」

歩夢「それがクリイキなの。覚えといてね?」スンスン

侑「うん…」

歩夢「…♪」スンスン

侑「…髪の匂い嗅いでない?」

歩夢「いい匂いだよ♪」スンスン

侑「そういうことじゃなくて…」

歩夢「あ、もう1回イキたい?」スンスン

侑「…今日はもういいや。疲れちゃった」

歩夢「そっかぁ♪」スンスン

侑「…その、してくれてありがとね?」

歩夢「うん♪」スンスン

侑「…」

歩夢「はふ…♪」スンスン

侑「…いつまで匂い嗅いでるの?」

歩夢「私が飽きるまで♪」スンスン

侑「えぇ…」

歩夢「――…♪」スンスン

侑「…まだぁ?」

歩夢「…そろそろやめにしようかな。侑ちゃんの顔が見たいし♪」パッ

侑「やっと解放された…」ボフ

歩夢「次は腋とか胸の匂いを嗅いでもいい?」

侑「…ダメ」

歩夢「アソコの匂いは?」

侑「もっとダメ!」

歩夢「侑ちゃんは私のおちんちんの匂いを嗅いでたくせに…」

侑「ぅ…。そ、それとは話が別だよ!」バッ

歩夢「ちぇ…」

侑「まったく…」スルスル

歩夢「ズボン、穿いちゃうの?」

侑「うん。今日はもうしないもん」カチャカチャ

歩夢「匂い嗅ぎたかったな~」

侑「自分のでも嗅いでれば?歩夢って体が柔らかいし届くんじゃない?」

歩夢「…普通、自分のを嗅ぎたいと思う?好きな人の匂いだから嗅ぎたいんだよ?」

侑「ふーん。…歩夢も穿けば?小さくなってるし」ボフ

歩夢「う、うん…」スルスル

侑「んー…」ノビー

侑「イクってかなり疲れるんだね…」

歩夢「そう?」

侑「なんかダルい…。歩夢は?」

歩夢「私は別に…」

侑「…歩夢は慣れてるからかな?」

歩夢「ゆ、侑ちゃんっ」

侑「あはは♪」

侑「ふー♪」ゴロン

歩夢「疲れて眠くなってきちゃった?」

侑「いや?ただ横になっただけ♪」ゴロ

歩夢「私も横になっていい?」

侑「おいで?」ポンポン

歩夢「失礼します♪」ゴロッ

侑「やっぱり狭いな~」

歩夢「じゃあ、落ちないようにぎゅーってしないとね♪」ギュッ

侑「ん…」ギュ

歩夢「…♪」ムギュ

侑「…歩夢、今日も泊まる?」

歩夢「うん♪」

侑「最近ずっと泊まってるよね。何日連続?」

歩夢「これで4日目かな。…迷惑なら自分の部屋に戻るけど…」

侑「ダメ」ギュ

歩夢「へ?」

侑「…今日も歩夢と一緒に寝たい」

歩夢「侑ちゃん…。嬉しいっ♪」ムギュー

侑「…♪」ギュー

歩夢「キスしよ?」

侑「…ん」スッ

歩夢「ん、ちゅ…」チュッ

侑「ちゅ…」チュ

歩夢「…ぷはぁ♪」スッ

侑「…えへへ」ギュ

歩夢「…♪」スンスン

侑「また匂い嗅いでるし…」

歩夢「…嫌ならやめるよ?」スンスン

侑「…嫌だったらとっくに突き飛ばしてるって」

歩夢「大好き♪」スンスン

侑「ん…」

歩夢「はふぅ…♪」スンスン

侑「顔を埋めて苦しくないの?」

歩夢「いい匂い…♪」スンスン

侑「そ、そっか…」

侑「…歩夢たちって変わってるよね」

歩夢「ふぇ?」スンスン

侑「私の体が好きなんてさ。普通はエマさんとか果林さんみたいな体がいいんじゃないの?」

歩夢「…」スンスン

侑「私は胸が大きいわけでも、スタイルがいいわけでもないのに…」

歩夢「…またそれ?いい加減にしないと怒るよ?」

侑「だって…」

歩夢「私は侑ちゃんの体が好きなわけじゃないの。侑ちゃんだから好きなの。侑ちゃんの体だから興奮するの!」

侑「あ、歩夢…」

歩夢「…次は本当に怒るからね?」ギュー

侑「なんかごめん…」

歩夢「わかればよし♪」スンスン

侑「…」ギュ

歩夢「…♪」スンスン

侑(どう違うんだろう…)

歩夢「んー♪」スンスン

侑「…ずっと嗅いでるけど、飽きないの?」

歩夢「全然。侑ちゃんがいいって言うなら、24時間嗅いでても問題ないくらい♪」スンスン

侑「そ、それはさすがに困る…」

歩夢「えへへ♪」スンスン

侑「…他のとこも嗅ぐ?」

歩夢「え?」パッ

侑「さっき、腋とか胸も嗅ぎたいって言ってたし…」

歩夢「い、いいの?」

侑「…歩夢が嗅ぎたいなら、脱ぐけど…」

歩夢「嗅ぎたい♪」スルスル

侑「ちょ、勝手に脱がさないでよ!自分で脱ぐから…!」

歩夢「侑ちゃんの気が変わらないうちに脱がさないと♪」スルスル

侑「なにそれ…」

侑「…はい。好きなだけ嗅いでいいよ?」スッ

歩夢「わーい♪」ムギュ

侑「…」ドキドキ

歩夢「侑ちゃんのお肌すべすべ~」スリスリ

侑「に、匂い嗅がないの?」

歩夢「そんな急かさないでよ~。…もしかして、匂いを嗅がれるのが好きになっちゃったとか?」

侑「…悪くないかな?」

歩夢「…匂いを嗅がれるのが好きなんて、すっかり変態さんになっちゃったね…」

侑「歩夢には言われたくない!」

歩夢「私は変態じゃないもん。侑ちゃんが好きなだけ♪」チュッ

侑「…!」ピク

歩夢「んー♪」チュゥ

歩夢「…っは♪」チュポ

侑「…キスマーク?」

歩夢「そーそー。今日は私がいっぱいつけてあげる♪」

侑「やめてよ…。あれなかなか消えないのに…」

歩夢「嫌なら突き飛ばしていいよ?」チュ

侑「…別に嫌ではないけど」

歩夢「侑ちゃんは優しいね♪」チュゥ

侑「…ん」

歩夢「…♪」スンスン

侑「くすぐったい…」

歩夢「侑ちゃんの腋、いい匂い♪」スンスン

侑「言わないでいいから…」

歩夢「えへへ♪」スンスン

歩夢「んー…♪」スンスン

侑「ぁ…」

歩夢「また乳首立ってる♪興奮してきたの?」サワ

侑「ん。…少し」

歩夢「へー♪」ピンッ

侑「ひゃん…!」ピクン

歩夢「かわいい声♪」スンスン

侑「…そ、その指で弾くのやめて…」

歩夢「ご、ごめん。痛かった…?」

侑「…気持ちいいけど、びっくりするから…」

歩夢「わかった。気をつけるね♪」ピンッ

侑「ん…!」ピク

歩夢「手が滑っちゃった♪」サワサワ

侑「歩夢ぅ~…」

歩夢「乳首舐めていい?」スンスン

侑「…今回は聞くんだ?」

歩夢「勝手に舐めたら怒られちゃうもん♪」スンスン

侑「ふぅん…」

歩夢「それで…」チラ

侑「…いいよ?」

歩夢「やったぁ♪…あむ♪」パク

侑「ぁ…」

歩夢「ちゅ、ん…」ペロペロ

侑「…っ」

歩夢「んちゅ、ぅ…」チュパチュパ

侑「はぁ、ぁ…」

歩夢「ちゅ、ちゅ…」チュパチュパ

歩夢「あむ、ん…」チロチロ

侑「ん…」

歩夢「ちゅ、れろ…」チュパレロ

侑「ぁん…」

歩夢「ん、ちゅぱ…」チュパチュパ

侑「歩夢が赤ちゃんになったみたい…」

歩夢「ママぁ~♪」チュパチュパ

侑「あはは。大きな赤ちゃんだね…♪」

歩夢「ママのおっぱいおいちい♪」チュパチュパ

侑「…恥ずかしくないの?」

歩夢「…んちゅ、んぅ」チュゥゥ

侑「吸わないでぇぇ…」ビクッ

歩夢「ちゅぅぅ♪」

侑「あっ、ん…」

歩夢「れろ、ちゅぷ…」チュパチュパ

侑「はぁ、はぁ…」

歩夢「んちゅ、ちゅ…」チュパチュパ

侑「ぁ、ふぁ…」

歩夢「んむ、ちゅぅ…」チュパチュパ

侑「んっ…」

歩夢「ちゅ、ん…」レロレロ

侑「ぁ、ん…」

歩夢「…ぷは♪」チュポ

侑「…っ」ピク

歩夢「あー、おいしかった♪」ペロ

侑「味なんてしないでしょ…」

歩夢「しょっぱくておいしいよ♪」

侑「あ、汗かいたからかな…?」

歩夢「多分♪」チュ

侑「…ん」ピク

歩夢「んー♪」チュゥ

侑「またつけるの…」

歩夢「まだたったの3個だけじゃん♪」チュ

侑「3個でも多いよぉ…。ぁん…」ピクン

歩夢「この前は10個以上つけられてたのに?」ペロペロ

侑「あれはかすみちゃんと璃奈ちゃんがやりすぎるから…」

歩夢「侑ちゃんも満更でもない顔してなかった?」クリクリ

侑「わ、私は別に…」

歩夢「ふーん♪」ピンッ

侑「ひゃぅ…!」ビクッ

歩夢「いっぱいつけちゃお♪」チュゥ

侑「ぁ…」

歩夢「ちゅ、ちゅ…♪」チュゥ

侑「んぁ…」

歩夢「嫌ならやめてって言いなよ♪」レロー

侑「ひゃ…。嫌とは、言ってないし…」

歩夢「ふふ♪」チュゥ

侑「ん…」

歩夢「ちゅ、ん…」チュゥ

侑「は、ぁ…」

歩夢「…ぷは。キスマークはもういいや♪」

侑「つけすぎ…。明日も学校あるのに…」

歩夢「大丈夫だよ♪服で隠れる場所にしかしてないもん♪」

侑「…考えてつけてたの?」

歩夢「もちろん。私だってそこまでバカじゃないからね♪」

侑「…ありがと」

歩夢「うん♪」ニコッ

侑「…っ」ドキッ

歩夢「次は反対側の腋を嗅がせて♪」

侑「…ん」スッ

歩夢「ありがとー♪」スンスン

歩夢「こっちの腋もいい匂い…♪」スンスン

侑「同じでしょ?」

歩夢「んー。微妙に違う気がする♪」スンスン

侑「そうなんだ…」

歩夢「うん♪」ペロッ

侑「…っ」ピク

歩夢「…♪」ペロペロ

侑「こ、今度は腋を舐めるの?」

歩夢「ここもしょっぱくておいひいよ♪」レロレロ

侑「味の感想とか聞いてないし…」

歩夢「ん…♪」ペロペロ

侑「く、くすぐったい…!」

歩夢「んむ…」ペロペロ

侑「…ねぇ、歩夢?」

歩夢「なぁに?」レロレロ

侑「そろそろやめにしない…?」

歩夢「どうひて?」レロレロ

侑「それ、くすぐったいもん…」

歩夢「そお?」レロー

侑「…あと、お風呂にも入りたい。身体中がよだれでべとべとになってるし…」

歩夢「…ん」スッ

歩夢「…ごめんね。つい調子に乗りすぎちゃった」

侑「別に怒ってるわけじゃないよ?…私も気持ちよかったしさ♪」テレッ

歩夢「侑ちゃん…」パァ

――お風呂場

侑「ふぃ~…」

歩夢「2人で入ると狭いね♪」

侑「それにしては嬉しそうじゃない?」

歩夢「だって嬉しいんだもん♪やっと侑ちゃんと2人きりでお風呂に入れたから♪」

侑「この前は2人で喧嘩してたもんね~」

歩夢「えへへ…」テレ

侑「…というか、いつも一緒に入ろうって誘っても歩夢は断るじゃん」

歩夢「…昨日も話したでしょ?恥ずかしかったの…」

侑「みんなで銭湯に入ったときは平然としてたのに?」

歩夢「みんなと一緒だからだよ…。2人きりだったら絶対に真っ赤になってたと思う…」

侑「ふぅん…」

侑「この前はそれでよく私と2人で入ろうとしたね?」

歩夢「かすみちゃんと2人きりで入らせたくなかったから…」

侑「…今は大丈夫なの?」

歩夢「…まあね。恥ずかしい場所とか、見たり見せたりしたから、耐性がついたのかも?」

侑「そっか。よかったじゃん♪」

歩夢「うん♪」

侑「…だけど、おちんちんは大きくなってるよね?」ニギッ

歩夢「…!」ピクッ

侑「どうして?」サワサワ

歩夢「これは生理現象だよ…。侑ちゃんの裸をこんな間近で見たら誰でもこうなるって…」

侑「私の体で興奮するなんて、変態♪」

歩夢「…っ////」ゾクゾクッ

侑「真っ赤になってる~♪」

歩夢「だってぇ…////」ビンビン

侑「口でしてあげよっか?」ニコ

歩夢「…お願いしますっ////」

侑「ふふ。ほら、壁にもたれかかって?」ザバッ

歩夢「うん////」ザバァ

侑「さて…」サワッ

歩夢「ん…////」ピク

侑「ん、あむ…」パク

歩夢「ひゃっ////」ビクッ

侑「んむ、ちゅぱ…」チュパチュパ

歩夢「あっ、あっ////」

侑「じゅる、んちゅ…」チュプチュプ

歩夢「ふぁぁ////」

侑「れろ、ん…」チュパチュパ

歩夢「ひゃ、んん////」

侑「ちゅぷ、れる…」チュプチュプ

歩夢「き、気持ちいい…////」

侑「…♪ちゅぱ、んちゅ…」チュプチュプ

歩夢「ふぁ、ん…////」

侑「じゅる、れろ…」チュパチュパ

歩夢「侑ちゃ、出るっ////」ビュルルルルッ

侑「ん…!」ビク

歩夢「んっ////」ビュルルル

侑「ん、ん…」ゴクゴク

歩夢「ぁぁ////」ビュルビュル

侑「…ん」チュポ

歩夢「はぁ、はぁ…////」トロン

侑「さっきより早くない?」グシ

歩夢「侑ちゃんのフェラが気持ちいいから////」ハァハァ

侑「嬉しいなぁ♪」ニギッ

歩夢「…っ!////」

侑「まだ収まらないね♪」シコシコ

歩夢「こ、今度は手でして////」ハァハァ

侑「了解♪」シコシコ

歩夢「あり、がとぉ////」ビク

侑「~♪」シコシコ

歩夢「ぁ、ふぁ…////」

侑「気持ちいい?」シコシコ

歩夢「う、うん////」

侑「自分でするよりも?」シコシコ

歩夢「もちろん////気持ちよさが全然違うよぉ////」

侑「私も歩夢にしてもらうほうが気持ちいいよ♪」シコシコ

歩夢「えへ////…ぁん////」ビクッ

侑「出そうになったら言ってね♪」シコシコ

歩夢「ん////…ね、ねぇ////」

侑「うん?」シコ

歩夢「私、侑ちゃんの顔にかけたいっ////」

侑「私の顔に…?」シコ

侑「えっと、どうして?」

歩夢「せつ菜ちゃんに精液をかけられたときの侑ちゃん、とってもえっちだったから…////」

歩夢「だから私も、侑ちゃんにかけてみたいなって////」

侑「そうなんだ…」

歩夢「…ダメ?////」

侑「お風呂場だからいいよ?すぐ洗い流せるし♪」

歩夢「やったぁ////侑ちゃんありがと////」パァ

侑「ううん♪」シコシコ

歩夢「あっ、ん////」ビク

侑「でも、お風呂場以外は絶対にダメだからね?」シコシコ

歩夢「わかってるっ////」

侑「ならよし♪」シコシコ

歩夢「ん…////」ビクッ

侑「もうすぐ出そう?」シコシコ

歩夢「ど、どうしてわかったの?////」

侑「んー、なんとなく?」シコシコ

歩夢「侑ちゃんすごいっ////」

侑「照れちゃうな~♪」シコシコ

歩夢「あっ、あっ////侑ちゃぁ////」ビクビク

侑「はい♪」スッ

歩夢「…っ////」ビュルルルルッ

侑「ん…」

歩夢「ふぁ、ぁ////」ビュルルル

侑(顔が生暖かいなぁ。おまけに生臭い…)

歩夢「…////」ビュルビュル

侑「…終わった?」

歩夢「うん////」ハァハァ

侑「…」パチ

侑「…どう?」チラ

歩夢「すごくえっち////また興奮してきちゃった////」ビンビン

侑「3回出したのに!?」

歩夢「まだまだ収まりそうにないかも////」ビンビン

侑「えぇ…」

歩夢「侑ちゃぁん////」ビンビン

侑「…わかった。今日はとことん付き合うよ」ハァ

歩夢「ありがとうっ////」ギュッ

侑「あはは…(本当にお風呂場でよかった…)」

――侑の部屋

侑「…」クンクン

歩夢「侑ちゃん?」

侑「精液の匂い、ちゃんと落ちてるかなって…」クンクン

歩夢「どれどれ…」スンスン

歩夢「…うん、シャンプーのいい匂い♪」ニコ

侑「よかった~。…歩夢が容赦なく私の顔と髪にかけまくるからさぁ」チラ

歩夢「ご、ごめんね?」

侑「途中でお母さんが帰ってきたときは焦ったよ…」

歩夢「私も…。でも、扉は開けられなかったからよかったじゃん♪」

侑「お母さんが扉を開けてたら、歩夢終わってたよ?」

歩夢「本当にごめんなさいっ!」

侑「まったく…」ハァ

歩夢「お、怒ってる…?」

侑「怒ってたら隣に座るわけないでしょ?」

歩夢「だよね~♪」

侑「調子に乗らないの!」コツン

歩夢「あぅ…」

侑「歩夢は性欲が強すぎだよ。今日だけで何回出した?」

歩夢「7回…?」

侑「出しすぎ!私は1回イッただけで疲れたのに…」

歩夢「えへへ…」テレッ

侑「褒めてないし…」

歩夢「…ごめん」シュン

侑「歩夢はもう少し限度を覚えないと。わかった?」

歩夢「はい…」

侑「あと、顔にかけすぎ。精液が目に入ると痛いんだよ?」

歩夢「調子に乗りすぎました…」

侑「精液って髪につくとなかなか落ちなくてさぁ。絶対に髪には精液をかけたらダメだからね?」

歩夢「反省してます…」

侑「…本当に反省してるの?」

歩夢「してます…」

侑「そこまで言うなら許してあげる♪」ギュッ

歩夢「…!」

侑「これから気をつけるんだよ?」ナデナデ

歩夢「うん♪」ギュー

侑「歩夢?」ナデナデ

歩夢「なぁに?」ギュー

侑「ずっと気になってたこと、言ってもいい?」ナデナデ

歩夢「気になってたこと…?」

侑「プレゼントはいつくれるの?」

歩夢「え?」

侑「プレゼントだよ。朝くれるって言ってたよね?」

歩夢「あ…」

歩夢「…あーっ!?」ガバッ

侑「…!」ビクッ

歩夢「ごめんっ。すっかり忘れてた…!」

侑「そんなことだろうと思ったよ…」ハァ

歩夢「侑ちゃんは覚えてたの…?」

侑「当たり前でしょ?ずっと楽しみにしてたんだよ?」

歩夢「教えてくれてもよかったのに…」

侑「だって、自分からプレゼントちょうだいなんて言えるわけないじゃん。なんか図々しくない?」

歩夢「うぅ…。完璧に忘れてたぁ…」

侑「…認知症はまだ早いよ?」

歩夢「認知症じゃないもん。侑ちゃんとえっちなことをたくさんしたから忘れてただけだもん…」

侑「病院行く?」

歩夢「傷つくからやめて!」

侑「冗談だよ。…それで、プレゼントって言うのは?」

歩夢「バックに入ってるから、取ってくるね…」

侑「はーい」

歩夢「侑ちゃんへのプレゼントはこれです…」スッ

侑「ノート?」スッ

歩夢「…じつはね、侑ちゃんのために詞を書いたの」

侑「詞を?」

歩夢「うん。…ノートを開いてみて?」

侑「…」ペラッ

侑「なになに…。今日の侑ちゃんもかわいかった。ごはんを食べてる姿も、眠そうに目をこすってる姿も…」

歩夢「人の日記を勝手に読まないで!!」バッ

侑「歩夢がノートを開いてって言ったのに!?」

歩夢「ここじゃない!最後のページ!」ペラペラ

侑「最初に言ってよ…」

歩夢「…はい、このページ!」スッ

侑「ありがと…」スッ

侑「ええと…」

侑「果てしない道でも一歩一歩…」

侑「諦めなければ夢は逃げない…」

侑「隣にあなたがいてくれるから…」

侑「…」

侑「…この詞、本当に歩夢が書いたの?」

歩夢「うん…。初めて書いてみたんだけど、どうかな?」

侑「…すごい」ボソ

歩夢「へ?」

侑「すごいよ!歩夢にこんな才能があったなんて!!」

歩夢「そ、そう?」テレッ

侑「何日で書いたの!?」

歩夢「4時間くらいだと思う♪」

侑「4時間…!?」

侑「こ、これをたったの4時間で…?」

歩夢「侑ちゃんのことを考えてたら、スラスラと詞が思い浮かんできたんだぁ♪」

侑「私のことを…」

侑「も、もしかして、このあなたって私…?」

歩夢「他に誰がいるの?」

侑「へぇ…。そっか、私なんだ…」

歩夢「本当は2番3番って書きたかったんだけど、さすがに時間が足りなくて…」

侑「歩夢…!」ギュッ

歩夢「わ…」

侑「ありがとう…。こんなに嬉しいプレゼントは初めてかもしれない…」ギュー

歩夢「ゆ、侑ちゃん…」

歩夢「…えへへ。喜んでくれたみたいでよかったぁ。お昼休みも頑張って書いたかいがあったよ♪」

侑「お昼休み…?」

侑「お昼休みの用事って…」

歩夢「詞を書いてたの。デートまでにはどうしても完成させたかったから♪」

侑「そうだったんだ…」

侑「…本当にありがとね。これは私の宝物だよ」

歩夢「えへへ…♪」

侑「…ちなみに、この詞の名前は?」

歩夢「あー。それは考えてないや…」

侑「…私が決めてもいい?」

歩夢「侑ちゃんが決めてくれるなら大歓迎だよ♪」

侑「『夢への一歩』はどうかな?」

歩夢「『夢への一歩』?…いいね、なんかしっくりくる♪」

侑「詞にもぴったりだし、作詞した歩夢の名前も入ってるし♪」

歩夢「おぉ、たしかに♪」

歩夢「この詞に名前をつけてくれてありがとう♪」

侑「ううん♪」スッ

侑「本当にいい詞だね。歩夢の気持ちが伝わってくるよ」

歩夢「えへへ。照れちゃうな~♪」

侑「この詞に曲をつけたいなぁ…」

歩夢「きょ、曲を?」

侑「うん。そして、歩夢に歌ってもらいたい」

歩夢「私が歌うの?侑ちゃんじゃなくて?」

侑「この詞は絶対に歩夢が歌うべきだよ。…私が作曲するから、歩夢に歌ってほしいな」

歩夢「侑ちゃんがそこまで言うなら…」

侑「ありがとう」ニコッ

歩夢「…っ」ドキッ

歩夢「さ、作曲っていつからするの?」

侑「んー。みんなとのデートが終わってからかな?」

歩夢「そっかぁ」

侑「楽しみにしててね?」

歩夢「うん♪」

侑「ところで、このノートってもらっていいんだよね?」

歩夢「ダメに決まってるでしょ?私の大切な日記帳なんだよ?」

侑「ダメ?じゃあ、最後のページを破って…」

歩夢「私の侑ちゃん日記帳に傷をつけないで!!」

侑「侑ちゃん日記帳…?」

歩夢「…いや、ただの日記帳!もう返して!!」バッ

侑「えぇ!?」

侑「『夢への一歩』は私へのプレゼントなんだよね?そのページだけでもいいからちょうだいよ…!」

歩夢「侑ちゃ……日記帳を破くなんて無理!」

侑「どうしてそのノートに書いたの…?」

歩夢「日記を書いてるときに、侑ちゃんに詞を書こうって思いついて、そのまま書いちゃった…」

侑「…破くのがダメなら、写真撮っていい?」ゴソ

歩夢「写真ならいいけど…」

侑「ほんと?…撮るからノート貸して?」スッ

歩夢「…最後のページ以外は見たらダメだよ?」

侑「うん」

歩夢「…はい」スッ

侑「ありがと♪」スッ

歩夢「他のページを見たら怒るからね?」

侑「う、うん…」ペラペラ

侑「…」パシャ

歩夢「もういい?」

侑「ん、うん」スッ

歩夢「…」サッ

侑(あの日記帳にはなにが書いてあるんだろう…)

侑(…こっそり読んでみたいけど、バレたら怒られるからやめとこ…。歩夢って怒ると怖いし…)

歩夢「侑ちゃん?」ゴソゴソ

侑「…なに?」

歩夢「そろそろ寝ない?私、眠くなってきちゃった」スッ

侑「そうだね。少し早いけど寝よっか」

歩夢「また抱き合いながら寝ようね♪」

侑「もちろん♪」

歩夢「…♪」ギュー

侑「歩夢~」

歩夢「うん?」

侑「最高のプレゼントをありがとう♪」

歩夢「また?何回お礼言うの?」クス

侑「だって嬉しいんだもん♪」ギュー

歩夢「侑ちゃんが嬉しいと私も嬉しいよ♪」

侑「歩夢~♪」ギュー

歩夢「大好き…♪」ギュッ

侑「…♪」ギュー

歩夢「…ん♪」スンッ

侑「…!」

歩夢「はふ…。柔軟剤と石鹸のいい匂い…♪」スンスン

侑「寝るんじゃなかったの?」

歩夢「寝るまで匂いを嗅がせて♪」スンスン

侑「え~…」

歩夢「今かなりウトウトしてるから、すぐ寝ると思う♪」スンスン

侑「とか言いながら、何時間も匂い嗅がないでよ?」

歩夢「多分大丈夫♪」スンスン

侑「多分って…。またいいけど…」

歩夢「わーい♪」スッ

侑「歩夢の匂いフェチにも困ったものだね…」

歩夢「私は匂いフェチじゃないよ?」スンスン

侑「え?」

侑「…匂いを嗅ぐのが好きな人を匂いフェチって言うんじゃないの?歩夢はまさにそうじゃん」

歩夢「私は匂いを嗅ぐのが好きなわけじゃないの。侑ちゃんの匂いを嗅ぐのが好きなの。勘違いしないで?」スンスン

侑「…さっきも似たようなこと言ってたけど、それってどう違うの?」

歩夢「匂いを嗅ぐのが好きなら、他の人の匂いも嗅ぎたいってなるでしょ?」スンスン

歩夢「私は違うもん。他の人の匂いなんて嗅ぎたくない」スンスン

歩夢「私は侑ちゃんの匂いだから嗅ぎたいの♪」スンスン

侑「ふむ…」

歩夢「わかってくれた?」スンスン

侑「なんとなく…」

歩夢「わかりやすく説明したつもりなんだけど…」スンスン

侑「…とにかく、歩夢は私の匂いを嗅ぐのが好きってことでいいの?」

歩夢「そう思ってくれればいいよ♪」スンスン

歩夢「んー♪」スンスン

侑「本当に飽きないね…」

歩夢「48時間嗅いでても飽きない自信がある♪」スンスン

侑「さっきよりも倍に増えてるし…」

歩夢「えへへ♪」スンスン

侑「まだ寝ないの…?」

歩夢「寝るよ~。ウトウトしてるもん♪」スンスン

侑「声のトーン的に絶対ウトウトしてない…」

歩夢「…さすが侑ちゃん。じつは匂いを嗅いでたらね、目が冴えてきちゃったんだよ♪」スンスン

侑「匂いを嗅ぐのをやめれば?」

歩夢「侑ちゃんの匂いを嗅がないと死ぬから無理♪」スンスン

侑「今までどうやって生きてきたの!?」

歩夢「今まで?侑ちゃんの匂いを嗅ぎながらだよ?」スンスン

侑「こうやって匂いを嗅ぎ始めたのは最近なのに?」

歩夢「…」スンスン

侑「聞こえないふりしないでよ」

歩夢「キスマークつけていい?」スンスン

侑「…ダメ。首につける気でしょ」

歩夢「よくわかったね♪」スンスン

侑「首はダメ。隠せないし」

歩夢「じゃあ、胸につけるから脱いでくれる?」スッ

侑「脱ぐと思ってるの?」

歩夢「それなら首につけるしかないかぁ♪」チュッ

侑「ちょ…!」

歩夢「んぅ♪」チュゥ

歩夢「…っは♪」チュポ

侑「…歩夢~?」

歩夢「えへへ。ちゅ、ん♪」チュゥゥ

侑「ん…」

歩夢「ぷは♪」レロー

侑「明日学校なのに…」

歩夢「キスマークなんて誰も気づかないって♪」スンスン

歩夢「もし気づいたとしても、虫刺されくらいにしか思われないんじゃない?」スンスン

侑「だといいんだけど…」

歩夢「大丈夫だよ♪」チュゥ

侑「…ん」ピク

歩夢「ちゅ、ちゅ♪」チュパ

侑「…服で隠れる場所にしかしないって言ってたよね?」

歩夢「侑ちゃんが脱いでくれないんだもん♪」ペロペロ

侑「まったく…」ハァ

歩夢「怒ってる?」スンスン

侑「…怒ってないよ。眠いだけ」

歩夢「先に寝てていいよ?私は侑ちゃんの匂いを嗅いでるから♪」スンスン

侑「匂いを嗅がれたりしてるのに寝れると思う?」

歩夢「…侑ちゃんに匂いを嗅がれたら、興奮して寝れないかも♪」スンスン

侑「興奮って…」

歩夢「侑ちゃんは私に匂いを嗅がれて興奮しないの?」スンスン

侑「興奮するより眠い…」

歩夢「あ、そうだ。試しに私の匂いを嗅いでみてよ♪」

侑「どうして…?」

歩夢「どのくらい興奮するかなーって♪」

侑「自分で嗅げば~…?」

歩夢「そんなこと言わないの。ほらっ」グイッ

侑「む…!」ムギュ

歩夢「たくさん嗅いでね~♪」ギュー

侑「…」スンスン

歩夢「どんな匂いがする?」

侑「普通に石鹸とかのいい匂いだけど…」スンスン

歩夢「よかったぁ♪」ムギュ

侑「ん…」スンスン

歩夢「…♪」ギュー

侑「苦しいから離して…」

歩夢「…ご、ごめんね。大丈夫?」パッ

侑「胸の谷間に挟まれて窒息するかと思った…」

歩夢「そ、そんなに?」

侑「…それで、興奮したの?」

歩夢「そこそこかな?」

侑「ふーん…」

歩夢「…服の上からじゃなくて、直に嗅いでもらったらもっと興奮するかも?」

侑「…嗅がないよ?」

歩夢「そんなぁ…」

侑「嗅ぐわけないじゃん…」

歩夢「どうして嗅いでくれないの…?」

侑「だからさぁ…」

歩夢「私の匂いなんて嗅ぎたくない…?」

侑「眠いの。匂いを嗅ぐ暇があるなら私は寝たいよ…」

歩夢「むぅ…」

侑「…おやすみ。今日はもう匂い嗅がないでね」モゾ

歩夢「侑ちゃぁん…」

侑(無視無視。最近の歩夢は少し調子に乗ってるところがあるもん。それに、早く寝ないと明日起きれないし…)

歩夢「うぅ…」

侑「…」ウトウト

歩夢「…っ。ぅ、ぐす…」

侑「…」ピク

歩夢「侑ちゃん…。ひっく…」

侑「…」

歩夢「少しでいいからぁ…。ぐす、うぇぇ…」

侑「…」

歩夢「…私のことが嫌いなの?嫌いだから、匂いを嗅いでくれないの…?」

侑「…嫌いじゃないよ。眠いだけ」

歩夢「…嘘だ。本当は嫌いなんでしょ?嫌いだから匂いを嗅いでくれないんだ…」

侑「どうしてそうなるのかなぁ…」

歩夢「…嫌いならはっきり言ってよ。私、自分の部屋に戻るから…」

侑「…わかったよ。匂いを嗅ぐから…。だから泣かないで…」

歩夢「ほんと?」パァ

侑「…ん?」

歩夢「侑ちゃんならそう言ってくれるって信じてたよ♪」スルスル

侑「…」ポカン

歩夢「さあ、好きなだけ嗅いでいいからね♪」スッ

侑「…ねぇ、今の嘘泣き?」

歩夢「私が嘘泣きなんてすると思う?」

侑「半泣きから一瞬で笑顔になったくせによく言うよ…」

歩夢「真っ暗なのに笑顔ってわかるの?」

侑「顔は見えないけど、声のトーンで大体ね…」

歩夢「そっかぁ。さすが侑ちゃん♪」ムギュ

侑「…!」ムニュ

侑(裸だから胸の感触がすごい…)スンスン

歩夢「…やん♪くすぐったい♪」

侑「…」スンスン

歩夢「胸だけじゃなくて、もっと色々な場所も嗅いでみたら?」

侑「…さわっていい?」

歩夢「へ?」

侑「歩夢の胸、さわりたい…」

歩夢「…ふふ。侑ちゃんもノリノリだね?」

侑「…ダメ?」

歩夢「はい♪」グイッ

侑「わ…」ムニュ

侑「やわらかい…。私と全然違う…」ムニムニ

歩夢「侑ちゃんの胸もやわらかいよ?」

侑「私のはこうやって鷲掴みできないもん」ワシッ

歩夢「ん…」ピク

侑「同い年なのに、どうしてここまで違うんだろう?」モミモミ

歩夢「遺伝じゃない?あとは食生活とか?」

侑「遺伝かぁ。お母さんも小さいんだよね…」ムニムニ

歩夢「胸を揉んだら大きくなるらしいけど…」

侑「へー…」フニフニ

侑「…歩夢も揉んだりしてる?」モミモミ

歩夢「…ひとりえっちをするときに揉んでるかな?」

侑「毎日揉んでるから大きくなったんだ?」モミモミ

歩夢「そ、そうかも?」

侑「私の胸も揉んでよ♪」

歩夢「いいの!?」

侑「私も大きくなりたいし♪」ムニムニ

歩夢「ほ、本当に揉んでもいいの?」

侑「うん♪」ムニムニ

歩夢「侑ちゃん公認で胸を揉めるなんて夢みたい…♪」

侑「あはは。今度揉んでね~」ムニムニ

歩夢「え、今度?今から揉むんじゃ…」

侑「今はダメ。私が歩夢の胸を揉むから♪」ムニムニ

歩夢「それならしかたないね♪…私の揉み心地はどう?」

侑「やわらかい♪」ムニュムニュ

歩夢「…というか、揉むだけなの?」

侑「え?」フニフニ

歩夢「な、舐めたりとか…」

侑「舐めるって、乳首を?」

歩夢「うん…」

侑「舐めたら唾液で汚れちゃうよ?」

歩夢「私は気にしないけど…」

侑「歩夢は舐めてほしいの?」

歩夢「侑ちゃんに舐めてほしい…」

侑「ふーん?」サワ

歩夢「…ん」ピクッ

侑「乳首が固くなってるね♪」クリクリ

歩夢「ぁ…」

侑「あむ♪」パク

歩夢「ひゃ…!」

侑「ん、れろ…」レロレロ

歩夢「ぁ、ん…」

侑「んむ、ちゅ…」チュパチュパ

歩夢「侑、ちゃ…」ギュ

侑「ちゅ、ん…」チュパチュパ

歩夢「ふぁ…」

侑「れろ、ちゅぱ…」レロレロ

歩夢「あっ、ぁ…」

侑「んちゅ、ちゅ…」チュパレロ

歩夢「…っ」

侑「ちゅ、あむ…」レロレロ

歩夢「はぁ、ぁ…」

侑(なんか癖になりそう…♪)ペロペロ

歩夢「はぁ、ふぁ…」

侑「ちゅぱ、んぅ…」レロレロ

歩夢「はぁ、はぁ…」

侑「どお?」レロレロ

歩夢「気持ちいいよ…」

侑「…♪」チュパレロ

歩夢「侑ちゃ…。甘噛み、してみて…」

侑「ふぁい。…ん」カプッ

歩夢「んぁ…!」ビクン

侑「…らいじょうぶ?」レロレロ

歩夢「う、うん…。気持ちいい…」ハァハァ

侑「ふぅん…」レロレロ

歩夢「ん、ぁ…」

侑「ちゅ、れろ…」チュパチュパ

歩夢「ひゃ、ぁ…」

侑「…ぷはぁ」チュポ

歩夢「ん…」

侑「ふぅ…」スッ

歩夢「も、もう終わり…?」ハァハァ

侑「口が疲れちゃった…」グシ

歩夢「そっか…」

侑「…それにしても、乳首を舐めるって癖になるね。また今度舐めさせてよ」

歩夢「もちろん♪」

侑「ありがと♪」チュ

歩夢「…!」

侑「んー♪」チュゥ

歩夢「ゆ、侑ちゃんもキスマークつけるの?」

侑「ぷは。…お返し♪」

歩夢「…胸のとこじゃなくて、首につけて?」

侑「なんで?」

歩夢「侑ちゃんにキスマークをつけられたってみんなに自慢したいから♪」

侑「そんなの自慢にもならないでしょ…」

歩夢「なるよぉ♪」

侑「えぇ…」

歩夢「首にキスマークをつけてほしいなぁ…?」

侑「…1個だけね?」

歩夢「やった♪」

侑「ん…」チュゥ

歩夢「あふ…♪」

侑「…っは。これでいい?」チュポ

歩夢「うん♪」

侑「ふわぁ…」

歩夢「…そろそろ寝よっか」

侑「うん…」ウトウト

歩夢「付き合ってくれてありがとね?」

侑「ん…」ウトウト

歩夢「おやすみ、侑ちゃん♪」チュ

侑「おや、すみ…」ウトウト

侑「…」スヤスヤ

歩夢「ふふ…♪」ナデナデ

――翌朝・侑の部屋

侑「ん…」モゾ

侑「んん…」パチ

侑「ふわぁ…」モゾモゾ

侑「もう朝、か…」ピタ

歩夢「…」スヤスヤ

侑(歩夢がまだ寝てる…。私よりも遅いなんて珍しいな~)

侑(…じゃなくて、どうして裸なの?昨日、服を着ないでそのまま寝ちゃったのかな?)

歩夢「…」スヤスヤ

侑(風邪引かないといいけど…)チラ

歩夢「…」スヤスヤ

侑(乳首が立ってるし…)

侑「…歩夢?」ユサユサ

歩夢「…」スヤスヤ

侑「歩夢、朝だよ。起きないと」ユサユサ

歩夢「…」スヤスヤ

侑「起きない…」ユサユサ

歩夢「…」スヤスヤ

侑「…」ユサユサ

歩夢「…」スヤスヤ

侑「…」サワ

歩夢「…ん」ピク

侑「まだ起きなそうだし、ちょっとだけ…」チュ

侑「あむ…」パク

歩夢「ぁ…」ピクッ

侑「ん…」レロレロ

歩夢「ぁ、ん…」

侑「ちゅ、れろ…」チュパレロ

歩夢「ん…」

侑「ん、ちゅ…」チュパチュパ

歩夢「…っ」

侑「ちゅぱ、ちゅ…」チュパチュパ

歩夢「は、ぁ…」

侑「おいひい…♪」レロレロ

歩夢「…♪」

侑(そういえば、歩夢は昨日、私のを舐めながらママとか言ってたっけ…)チラ

歩夢「…」スヤスヤ

侑(…よし、まだ寝てるね)レロレロ

侑「あむ、ちゅ…」チュパチュパ

歩夢「ん、ぅ…」

侑「…あ、歩夢ママ~」チュパチュパ

歩夢「…!」ピク

侑「…」チラ

歩夢「…」スヤスヤ

侑「歩夢ママのおっぱいおいちい♪」チュパチュパ

歩夢「…ふふ」

侑「!?」バッ

歩夢「…」スヤスヤ

侑「歩夢…?」

歩夢「…」スヤスヤ

侑「…気のせいか…」ホッ

侑(びっくりしたぁ…。起きてるのかと思ったよ…)

侑(…いつ起きるかわからないし、これ以上はさすがにやめておこう…)

侑(そろそろ起こさないと…)スッ

侑「歩夢?」ユサユサ

歩夢「…ん」パチ

侑「歩夢、おはよう♪」ニコ

歩夢「おはよ~。もう朝かぁ…」モゾ

侑「今日は私のほうが早かったよ♪」

歩夢「…んー。あれから少しだけ侑ちゃんの匂いを嗅いでたから、寝るのが遅くなっちゃって…」

侑「また?歩夢も好きだね~」

歩夢「…えへへ。侑ちゃんもね」ボソ

侑「え?」

歩夢「なんでもない♪」ニコ

――部室

侑「おはようございまーす」ガチャ

歩夢「おはようございます♪」

かすみ「侑先輩~!!」ムギュッ

侑「わっ」

璃奈「おはよう、侑さん」

侑「お、璃奈ちゃんもいるんだ♪」

かすみ「今日はりな子が1番乗りですよ~」ギュー

歩夢「そうなの?」

璃奈「今日のデートが楽しみで早く来ちゃった」

侑「そっか♪」ナデナデ

璃奈「…ん」

かすみ「侑先輩?抱きついてるかすみんを無視してりな子の頭を撫でるんですか?」ギュー

侑「ごめんごめん♪」ナデナデ

かすみ「えへへ♪」ムギュ

歩夢「…♪」ニコニコ

璃奈「歩夢さん、嬉しそう」

歩夢「そう見える?」

璃奈「ニコニコしてるもん。なにかあったの?」

歩夢「秘密♪」

璃奈「えー」

かすみ「かすみんが当てます!侑先輩におはようのキスをされましたね!?」

侑「そんなことしてないよ?」

かすみ「あれー?」

璃奈「なんで嬉しそうなのか気になる」

歩夢「だから秘密だって♪」

かすみ「…侑先輩?歩夢先輩が喜ぶようなことしました?」

侑「いや、特に身に覚えはないけど…」

璃奈「侑さんは関係ないのかな」

歩夢「まあまあ。みんなが来るまであっちで話そ?」

侑「そうだね~」

かすみ「歩夢先輩、あとで教えてください!」

璃奈「私も知りたい」

歩夢「ん~。気が向いたら話してあげる♪」

侑「そういえば、朝から嬉しそうだったよね?」ボフッ

歩夢「そりゃあ、ねぇ?」ニコッ

侑「?」

かすみ「侑先輩の隣~♪」ボフッ

璃奈「私も」ボフ

歩夢「あ…」

かすみ「歩夢先輩、早い者勝ちですよ?」ギュー

璃奈「そうそう」

歩夢「むぅ…」

侑「膝の上に座りなよ。ここなら空いてるし」

かすみ「え…」

璃奈「膝の上…」

歩夢「いいの?」パァ

侑「おいで?」ポンポン

歩夢「わーい♪」ポフ

かすみ「歩夢先輩、ずるいですよ!かすみんも膝の上に座りたいです!」

璃奈「そーだそーだ」

歩夢「早い者勝ち、でしょ?」ニコ

かすみ「くぅ…!」

璃奈「…なにも言い返せない」

侑「あとで2人にも座らせてあげるから♪」ナデナデ

かすみ「侑先輩大好きです~♪」ムギュー

璃奈「私も大好き」ギュー

侑「かわいいな~」ナデナデ

歩夢「私も撫でて♪」

侑「はいはい」ナデナデ

歩夢「…♪」ホッコリ

璃奈「お家デート、楽しかった?」ギュー

侑「楽しかったよ。ね?」ナデナデ

歩夢「うん♪最高の1日だった♪」

かすみ「おぉ…。お家デートってなにをするんですか?」

璃奈「私も気になる。今日は私の家でデートだし」

侑「んー。色々したよね?」

歩夢「色々したね~♪」

かすみ「たとえばどんなことを?」

侑「…言っていい?」

歩夢「…恥ずかしいからダメ」

璃奈「恥ずかしい?」

かすみ「一体なにをしたんですか!?」

侑「キスとか、まあ、色々と…」

かすみ「その色々が知りたいんです!」

歩夢「これ見て♪」スッ

璃奈「?」ズイ

かすみ「そ、その跡はもしや…!」

歩夢「キスマークでーす♪」

璃奈「侑さんがつけたの?」

侑「つけてって言われてからさ…」

歩夢「いいでしょ♪」

かすみ「と、というか、侑先輩にもついてませんか?」

璃奈「いっぱいついてる…」

歩夢「たくさんつけました♪」

かすみ「羨ましいです~!侑先輩、かすみんにもキスマークをつけてください!!」

璃奈「私にもつけてほしい」

侑「歩夢~…」

歩夢「つけてあげたら?」ニコ

侑「く…(歩夢が言わなかったら多分気づかれなかったのに…。自慢ってこういうことかぁ…)」

かすみ「ささ、侑先輩。お願いします♪」

璃奈「私は2番目でいいよ」

侑「…わかった。どこにすればいい?」

かすみ「ここにしてください♪」スッ

侑「…」スッ

かすみ「…♪」ドキドキ

せつ菜「おはようございます!!」ガチャ

侑・歩夢・かすみ・璃奈「…!」ビクッ

せつ菜「おや、みなさんなにをしてるんですか?」

歩夢「せつ菜ちゃん…」

せつ菜「はい?」

かすみ「…はぁ。またですか?」

せつ菜「え、え?」

璃奈「こんなに空気が読めない人間は初めて見た」

せつ菜「部室に入った途端になぜここまで言われないといけないんですか!?」

侑「あはは…」

せつ菜「ゆ、侑さん!みなさんが私をいじめます!!」

かすみ「いじめじゃないですよ。せっかく侑先輩にキスマークをつけてもらおうとしたのに…」

せつ菜「き、キスマーク…?」

侑「じつは――」

せつ菜「――な、なるほど。そういうことでしたか…」

璃奈「今回もせつ菜さんが全面的に悪い」

かすみ「裁判だったら有罪で即死刑ですよ?」

侑「し、死刑…?」

歩夢「いくらなんでも言いすぎだって…」

せつ菜「すみませんでした…」ペコ

かすみ「…今回は特別に許してあげます。さ、侑先輩。続きをお願いします♪」

侑「う、うん…」スッ

侑「ん…」チュゥ

かすみ「…♪」

璃奈「おぉ…」

せつ菜「…!」ドキドキ

侑「ぷは…」チュポ

かすみ「ありがとうございます♪」ニコ

侑「次は璃奈ちゃんだよね?」

璃奈「よろしく」

侑「ちゅ…」チュゥ

璃奈「…!」ゾクゾク

侑「…っは」チュパ

璃奈「これがキスマークをつけてもらう感覚…」ドキドキ

侑「ふぅ…。これでいいんでしょ?」

かすみ「はい♪」

璃奈「ありがとう」

歩夢「次は私ね♪」

侑「歩夢はもうダメ」

歩夢「ちぇ…」

せつ菜「あ、あの、私には…?」

侑「せつ菜ちゃんにもつけるの?」

せつ菜「つけてほしいです!」

かすみ「せつ菜先輩はやめたほうがいいんじゃないですか?」

せつ菜「わ、私だけ仲間外れにしないでください!!」

璃奈「生徒会長が首にキスマークつけていいの?」

歩夢「あー。やめたほうがいいかも…」

かすみ「先生になんて言われるかわかりませんよ?」

せつ菜「そ、そんな…」

侑(それはみんなも同じなんじゃ…)

かすみ「というわけなので、せつ菜には…」

せつ菜「…違います」

侑「え?」

せつ菜「私は生徒会長ではありません!優木せつ菜です!!」

璃奈「部活動以外では「中川菜々」として生活してるのに?」

かすみ「見苦しいですよ、せつ菜先輩。いえ、生徒会長?」

歩夢「結局は同一人物だし…」

せつ菜「うぅ…」ウルウル

侑(やば、また泣きそう…)

侑「…あー。えっと、キスマークつけてあげるからこっちおいで?」

せつ菜「侑さん…!」パァ

かすみ「侑先輩…?」

侑「見えない場所にするからさ。それなら問題ないよね?」

璃奈「なるほど」

歩夢「見えなかったら、まあ…」

侑「せつ菜ちゃんもそれでいい?」

せつ菜「つけてくれるならどこでもいいです♪」

侑「そっか。…歩夢、ちょっとどいてくれる?」

歩夢「…はぁい」スク

かすみ「次はかすみんを膝の上に座らせてくださいね♪」

璃奈「次は私」

歩夢「侑ちゃんの膝の上は私の指定席だよ?」

歩夢・かすみ・璃奈「…」バチバチ

侑「また始まった…」スクッ

せつ菜「ゆ、侑さん!」

侑「どこにつければいい?」

せつ菜「え、えーと…」

侑「見えない場所だから、胸らへんかな?」

せつ菜「ではそこで…」

侑「おっけー。じゃ、脱いで?」

せつ菜「は、はい!」スルスル

せつ菜「…脱ぎました!」ドキドキ

侑「じゃあ…」スッ

せつ菜「…」ドキドキ

侑「ちゅ、ん…」チュゥ

せつ菜「わぁ…」ドキドキ

侑「ぷは…。はい、つけたよ♪」チュポ

せつ菜「ありがとうございますっ!」

侑「うん♪」ニコ

せつ菜「このキスマークの部分は一生洗いません!!」

侑「洗わないとダメでしょ?」

せつ菜「…はい」シュン

かすみ「終わりましたか?」

侑「ん、うん」

璃奈「さ、またソファーに座って」

歩夢「あそこでパーを出してれば…」ブツブツ

侑「…じゃんけんしてたの?」

かすみ「侑先輩の膝の上を賭けたじゃんけんです…」

璃奈「私が勝った」

侑「そ、そっか…」

せつ菜「…」ポカン

璃奈「早く膝の上に座りたい」クイ

侑「はいはい…」ボフ

璃奈「ふふ。それじゃ…」スッ

せつ菜「待ってください!」

歩夢「…せつ菜ちゃん?」

かすみ「せつ菜先輩も膝の上に座りたいとか?」

せつ菜「その通りです。私もじゃんけんに混ぜてください!」

侑「せつ菜ちゃんも…?」

璃奈「もうじゃんけんは終わった。参加しないせつ菜さんが悪い」

せつ菜「そ、そんなの横暴です!…侑さん!」チラ

侑「…じゃんけんしてあげたら?」

璃奈「…わかった」

歩夢「もう1度じゃんけんをするってことは、私たちも参加していいんだよね?」

かすみ「そうですね!4人でもう1度しましょう!」

璃奈「ダメ。2人はもう負けたから、せつ菜さんと2人でじゃんけんする」

歩夢「え~…」

かすみ「りな子め~…」

せつ菜「…では、勝負です!」

璃奈「…」グッ

侑(どっちが勝つかなぁ。ま、どっちでもいいけど…)

せつ菜・璃奈「じゃんけんぽい!!」バッ

せつ菜「…」グー

璃奈「…」グー

歩夢「あいこ…」

せつ菜「璃奈さんもグーですか…」

璃奈「…次で決める」グッ

かすみ「早くしてよ~。時間の無駄なんだけど~」

侑「かすみちゃん…」

せつ菜・璃奈「あいこでしょ!!」バッ

せつ菜「…」パー

璃奈「…」チョキ

歩夢「結局璃奈ちゃんの勝ちかぁ…」

かすみ「はいはいよかったね~。かすみんは侑先輩の隣に座るからいいも~ん」ボフ

歩夢「私も…」ボフ

せつ菜「わ、私が負けた…」

璃奈「裏をかいたつもりだろうけど、そんな簡単にはいかないよ」

せつ菜「くっ…」

璃奈「侑さん」

侑「おいで?」ポンポン

璃奈「失礼します」ポフ

かすみ「座り心地はどう?」

璃奈「最高」

歩夢「ずっと座ってられるよね~♪」

侑「はは…」

せつ菜「あの…」

侑「せつ菜ちゃん?」チラ

せつ菜「私はどこに座れば…?」

歩夢「ごめんね。このソファーは3人しか座れないの…」

かすみ「地べたにでも座ればいいんじゃないですか?」

璃奈「負け犬には地べたがお似合い」

侑「璃奈ちゃん!?」

せつ菜「うぅ…」ペタン

侑(本当に座っちゃった…)

侑「…せつ菜ちゃん?あっちの椅子に座りなよ」

せつ菜「侑さんと離れてしまうので嫌です…」

侑「…私たちも椅子に座る?」

璃奈「座らない」

かすみ「ソファーのほうが抱きつきやすいですし♪」ギュッ

歩夢「うんうん♪」ギュー

侑「でも…」

せつ菜「私のことは気にしないでください。床が冷たくて案外悪くないですから…」

侑「そっか…」

璃奈「侑さん?」

侑「んー?」

璃奈「今日のデート、楽しみ」

侑「私も楽しみだよ♪」ナデナデ

璃奈「えへへ」

歩夢「む…」

せつ菜「明日は待ちに待った私の番ですね!」

かすみ「せつ菜先輩はどこに行くか決まったんですか?」

せつ菜「はい。私の行きたい場所でいいなら、決まりました!」

歩夢「どこに行くの?」

せつ菜「それはまだ秘密です♪」

侑「え~」

璃奈「どうして秘密なの?」

せつ菜「侑さんには明日の楽しみに取っておいてほしいんです。きっと侑さんも気に入ってくれると思いますし♪」

かすみ「侑先輩が気に入る場所…」

歩夢「スクールアイドルのイベント会場とか?」

侑「イベントはしばらくなかったと思うけど…」

せつ菜「私も最初はそうしようと思ったんですが、その日はイベントがなかったので断念しました」

璃奈「じゃあ、どこ?」

せつ菜「秘密です!」

かすみ「せつ菜先輩のケチ~。教えてくれたっていいじゃないですか~」

せつ菜「け、ケチではありません!私はただ…」

侑「まあまあ。…せつ菜ちゃん、明日楽しみにしてるね?」ニコ

せつ菜「はい♪」ニコッ

かすみ「あ~。かすみんもお家デートしたいな~」

歩夢「私は今度はお出かけがいいな♪」

侑「みんなとのデートが終わったら、またしようね」

かすみ「わーい♪」

歩夢「楽しみ~」

せつ菜「侑さんはなにか心境の変化とかありました?」

侑「え?」

せつ菜「デートをする前は、私たちに対して恋愛感情はなかったんですよね?」

侑「…うん」

せつ菜「2人とデートをして、その気持ちは少しでも変わりましたか?」

侑「…」

璃奈「…聞くの早すぎ。普通はみんなとデートが終わってからのほうがいいでしょ」

せつ菜「あ…」

せつ菜「す、すみません。どうしても気になったものですから…」

侑「…ううん。せつ菜ちゃんの言う通り、多少の変化はあったと思う」

かすみ「かすみんにドキドキしてくれましたもんね♪」

歩夢「わ、私にもドキドキしたって言ってくれたよ!」

璃奈「おぉ…」

せつ菜「私にもドキドキしてくれますか!?」

侑「とりあえずデートしてみないと…」

せつ菜「ですよね~…」

璃奈「このデートが終わったら、決まりそう?」

侑「…多分、決まると思う…」

かすみ「そ、それってつまり…」

歩夢「あと数日後には侑ちゃんの恋人が決まるってこと…?」

侑「た、多分だからね?」

せつ菜「それでも充分です!明日のデート、頑張りますっ!!」

璃奈「私も頑張る」

かすみ「あと数日後には侑先輩と恋人になれるんだ~♪」

歩夢「勝手に勝った気でいるのやめて?」

かすみ「だってぇ、かすみんの勝ちはほぼ確定じゃないですか~♪」

璃奈「なに言ってるの?」

せつ菜「そうですよ!私たちはまだデートをしていないんですから!!」

かすみ「ふふん。侑先輩はかすみんのことが1番大好きなんです。そうですよね?」

侑「ん~…」

かすみ「侑先輩!?」

歩夢「…とりあえず、デートが終わるまで待とう?」

かすみ「…はい」

――放課後・虹ヶ咲学園前

璃奈「お待たせ」

侑「あ、璃奈ちゃん。やっと来た~」

璃奈「日直で遅くなっちゃった。ごめんなさい」

侑「ううん。大丈夫だよ♪」

璃奈「…それで、この2人はなに?」

歩夢「しばらく会えないから…」ギュー

かすみ「たっぷり侑先輩分を補給しておかないとね~」ギュー

璃奈「なに言ってるの?」チラ

侑「さ、さあ…」

歩夢「しばらく会えないなんて寂しいよぉ…」ギュゥ

侑「明日にはまた会えるのに大げさすぎない!?」

かすみ「かすみんも連れて行ってください~」ギュー

璃奈「ダメ」

かすみ「侑先輩~…」

侑「それは無理かなぁ…」

かすみ「そんなぁ…」

璃奈「普通に考えて無理でしょ。離れて」グイグイ

かすみ「ああっ。侑先輩分の補給がまだ終わってないのに…」

璃奈「歩夢さんも離れて」グイグイ

歩夢「ま、待って!まだあと1時間は抱きついてないと禁断症状が出ちゃう!!」

侑「なにそれ…」

璃奈「行こう」ギュ

侑「う、うん…」

――璃奈の部屋

侑「ここが璃奈ちゃんの部屋か~」

璃奈「適当に座ってて。ジュース持ってくるから」スッ

侑「ありがと~」ボフ

璃奈「…」バタン

侑「…」キョロキョロ

侑(色々な物が飾ってある…。あのぬいぐるみはゲームセンターで取ったやつかな?)

侑(ゲーム機もいっぱいあるんだね…。なんだっけ?スイッチ?とプレイステーション?)

侑(あとこの小さいのは、ディーエス?)

侑(んー。ゲームはよくわからないや…)

璃奈『侑さん、両手が塞がって扉が開けられないから開けて』

侑「はーい」スクッ

璃奈「…」コトッ

侑「お菓子も持ってきてくれたの?」

璃奈「私のお気に入り」

侑「へー。食べていい?」

璃奈「もちろん」ボフ

侑「いただきまーす♪」パク

侑「…」モグモグ

璃奈「どう?」

侑「うん、このお菓子おいしいね♪」

璃奈「でしょ?」

侑「私も今度買ってみようかな~」

璃奈「あのスーパーに売ってるよ」

侑「おー。教えてくれてありがと♪」

璃奈「どういたしまして」

侑「…♪」モグモグ

璃奈「侑しゃん」

侑「?」チラ

璃奈「ん」

侑「なにしてるの?」

璃奈「ぽっひーげーむ」

侑「ポッキーゲーム?」

璃奈「しよ?」

侑「ポッキーゲームって、両端から同時に食べ進めて、先に折れたほうが負けのアレ?」

璃奈「うん」

侑「楽しそうだね。いいよ、やろっか♪」

璃奈「やっひゃ」ポリポリ

侑「あれ?なんで食べちゃうの?」

璃奈「チョコが溶けてきたから新しいのでやり直す」ポリポリ

侑「あー。なるほど」

璃奈「あと、いくつかルールがある」

侑「どんなルール?」

璃奈「途中で口を離さないとか、相手から目をそらさないとか」

侑「そんなルールもあるんだ…」

璃奈「うん。…準備はいい?」スッ

侑「いいよ。…ん」パク

璃奈「じゃあ、せーので始めよう」

侑「ん」コク

璃奈「せーの」

侑・璃奈「…」ポリッ

侑「…」ポリ

璃奈「…」ポリ

侑(相手から目をそらさないって結構難しいな…)ポリ

璃奈「…」ポリポリ

侑(璃奈ちゃん食べるの早い…)ポリ

璃奈「…」ポリポリ

侑(もうすぐポッキーがなくな……あ、唇が…)ポリ

璃奈「…」ポリポ…チュ

侑「…ん」チュ

璃奈「ぷは…」スッ

侑「どっちも目をそらしてないし、ポッキーも折れてない場合はどうなるの?」

璃奈「…先にキスしたほうの負け」

侑「ということは、璃奈ちゃんの負け?」

璃奈「うん」

侑「やったー。私の勝ち♪」

璃奈「…もう1回やろう」スッ

侑「いいよ♪」

璃奈「ん」パク

侑「んむ」パク

璃奈「せーの」

侑・璃奈「…」ポリッ

侑「…」ポリ

璃奈「…」ポリポリ

侑(今度は最初から飛ばしてきた!?)ポリ

璃奈「…」ポリポリ

侑(なるほど。私を焦らせて、ポッキーを折らせる作戦だね?)ポリ

璃奈「…」ポリポリ

侑(その手には乗らな……あ、ちょ…)ポリ

璃奈「…」ポリ…チュ

侑「む…」チュ

璃奈「…私の負け。侑さん強いね」

侑「いや、璃奈ちゃんが勝手に自滅してるように見えるんだけど…」

璃奈「そんなことない」

侑「というか、早く食べすぎだよ。こういうのはもっとゆっくり食べて、色々な反応を楽しむゲームじゃないの?」

璃奈「私が早いんじゃなくて、侑さんが遅いのかも」

侑「そうなのかな…」

璃奈「ん」パク

侑「まだやるんだ…」

璃奈「ダメ?」

侑「ダメじゃないよ。…ん」パク

璃奈「…せーの」

侑・璃奈「…」ポリッ

侑(今回は私も少し早めに食べてみよう)ポリポリ

璃奈「…」ポリポリポリ

侑(嘘でしょ!?さらに食べるのが早くなってるし…!)ポリ

璃奈「…」ポリポリポリ

侑(これじゃまるで、自分から負けに行ってるようなもの…)ポリ

璃奈「…」チュッ

侑「ん…」チュ

璃奈「…ぷは。侑さんには勝てる気がしない」

侑「…」

璃奈「侑さん?もう1回やろう」スッ

侑「…あのさ、本当はポッキーゲームがしたいんじゃなくて、私とキスがしたいんじゃないの?」

璃奈「…」ピタ

侑「そうじゃなかったら、自分から負けに行かないよね?」

璃奈「…なに言ってるの?私はただ、ポッキーゲームを楽しみたいだけ。そんな不純な気持ちはない」

侑「本当に?」

璃奈「うん」

侑「…」ジー

璃奈「…」

侑「…」ジー

璃奈「…ごめんなさい」

侑「やっぱり…」

侑「キスがしたいならそう言ってくれればいいのに…」

璃奈「迷惑かなって…」

侑「迷惑なわけないじゃん。いつでも大歓迎だよ?」

璃奈「ほんと…?」

侑「ほんと♪」

璃奈「…キスしたい」

侑「ふふ。早速だね?」スッ

璃奈「…」ドキドキ

侑「ちゅ…」チュッ

璃奈「ん…」チュ

侑「ぷは…」

璃奈「…は」

璃奈「もう1回キスして?」

侑「ん、ちゅ♪」チュッ

璃奈「ちゅ…」チュ

侑「ぷは。璃奈ちゃんもキスするの好きになった?」

璃奈「うん。もっとしてほしい」

侑「今度はディープキスしてみる?」

璃奈「…」コク

侑「了解♪」スッ

璃奈「…」ドキドキ

侑「ん…」チュッ

璃奈「む…」チュ

侑「ちゅ、ん…」ニュプ

璃奈「んむ…」ニュル

侑「ちゅ、れろ…」

璃奈「ん、む…」

侑「んむ、ちゅ…」

璃奈「ちゅる、ん…」

侑「んちゅ、ん…」

璃奈「ん、ちゅ、ちゅ…」

侑「ちゅく、ちゅ…」

璃奈「れる、ん…」

侑「ちゅっ、ちゅ…」

璃奈「ちゅく、ちゅぷ…」

侑「ちゅぱ、んぅ…」

璃奈「ん…」

侑「ぷはぁ…」タラッ

璃奈「…ぷは」タラァ

璃奈「はぁ、ぁ…」トローン

侑「すごい気持ちよさそうな顔してるね♪」ナデナデ

璃奈「…気持ちいいもん。これがディープキス、なんだ…」トロン

侑「ふふ♪」ナデナデ

璃奈「…ん」トロン

侑「かわいいなぁ♪」ナデナデ

璃奈「嬉しい…」ニコ

侑「…!」ドキッ

璃奈「どうしたの?」

侑「また微笑んだよ!」

璃奈「え…」

侑「やっぱり璃奈ちゃんには笑顔が似合ってるね♪」

璃奈「…本当に微笑んだの?」

侑「嘘なんかつかないって。かわいかったな~」

璃奈「…」

璃奈「…侑さんにかわいいって言われて、すごく嬉しかった。だから笑顔になったのかも」

侑「そっかぁ。最近、璃奈ちゃんの笑顔をたくさん見れて私も嬉しいよ♪」ニコッ

璃奈「…好きなときに笑えるようになりたい。そして、侑さんにたくさんかわいいって言ってもらいたい」

璃奈「好きな人にかわいいって言われたら、もっとかわいくなれる気がするから」

侑「璃奈ちゃん…」

侑「…笑顔の練習、一緒に頑張ろうね?」ナデナデ

璃奈「うん」ギュ

侑「…♪」ナデナデ

璃奈「侑さん?」ギュー

侑「うん?」ナデナデ

璃奈「お家デートってなにをすればいいの?」

侑「んー。2人でゆっくり過ごしたりとか?」

璃奈「それだけ?」

侑「璃奈ちゃんはそれだけだと嫌だ?」

璃奈「嫌じゃないよ。私は侑さんとゆっくり過ごしたいからお家デートにしたんだし」

侑「よかった~。じつは私もお家でゆっくり派なんだ♪」

璃奈「そうなの?」

侑「うん♪」

璃奈「歩夢さんとも、お家でゆっくり過ごしてただけ?」

侑「ん~…」

侑「キスとかはしたかな…?」

璃奈「私もキスはしたよ。他になにをしたの?」

侑「…歩夢には内緒ね?多分恥ずかしがるから」

璃奈「約束する。私の口はダイヤモンドより固い」

侑「ダイヤモンドってハンマーで簡単に割れるよね…」

璃奈「そういうのいいから、早く教えて」

侑「ご、ごめん…」

侑「…えっと、歩夢には身体中の匂いを嗅がれたり舐められたり、あとはアソコをさわってもらったよ」

璃奈「アソコってどこ?」

侑「女の子の部分。璃奈ちゃんもおちんちんの少し下についてるでしょ?」

璃奈「おしっこするところ?」

侑「そーそー」

璃奈「歩夢さんはどうしてそんなところをさわったの?」

侑「アソコをさわるとすごい気持ちいいの。…おちんちんも手でしたり舐めたら気持ちいいよね?」

璃奈「うん」

侑「多分、それと一緒だと思う。詳しいことはあまりわからないけど…」

璃奈「へー。侑さんも歩夢さんになにかした?」

侑「私は、フェラとか手でしたり…。匂いも少し嗅いだかな?」

璃奈「おー」

侑「…フェラと言えば、おちんちんの皮はちゃんと剥いてる?」

璃奈「もちろん」

侑「どのくらい剥けた?3分の1くらい?」

璃奈「全部」

侑「え?」

璃奈「全部剥けたよ」

侑「ぜ、全部って、たった2日で?」

璃奈「侑さんに褒めてもらいたくて頑張った」

侑「で、でも、痛かったでしょ…?」

璃奈「…痛かったけど、デートまでに剥きたかったから」

侑「璃奈ちゃん…」

璃奈「褒めてくれる?」

侑「うんっ。…よく頑張ったね。偉いよ♪」ナデナデ

璃奈「えへへ」

侑「…本当に剥けたか、私に見せてくれる?」

璃奈「疑ってるの?」

侑「疑ってないよ。…ただ、璃奈ちゃんのおちんちんがどんな風になったのか見てみたくて…」テレ

璃奈「そういうことね」

璃奈「見せるのはいいけど、その前にシャワー浴びたい」

侑「どうして?」

璃奈「朝練で汗かいたし、今日は体育もあったから…」

侑「匂いを気にしてるの?」

璃奈「…」コク

侑「匂いなんて気にしなくても大丈夫。むしろ濃い匂いのほうが私は好きだからさ♪」

璃奈「でも…」

侑「いいから。ほら、脱いで脱いで♪」ガシ

璃奈「わ」

侑「スカートも全部脱がしちゃうね♪」スルスル

璃奈「勝手に脱がさないで…」

侑「この前のお返しだよ♪」スルスル

璃奈「うぅ…」

侑「…♪」スンスン

璃奈「…」ピク

侑「本当に濃い匂い♪すごい蒸れてるね♪」スンスン

璃奈「だから言ったのに…」

侑「でも、私はこの匂い好きだよ?」スンスン

璃奈「え…」

侑「頭がクラクラしてえっちな気分になるって言うか…」スンスン

侑「とにかく、この蒸れた濃い匂いが大好き♪」スンスン

璃奈「…侑さんの変態」

侑「…否定はしないかな」サワ

璃奈「ん…」ピクッ

侑「剥いていい?」サワサワ

璃奈「うん…」

侑「ありがと♪」ムキッ

璃奈「…っ」ピクン

侑「おー。軽く引っ張っただけで剥けた♪」イジイジ

璃奈「えへへ。ぁ…」ムクッ

侑「大きくなってきたね♪」サワサワ

璃奈「侑さんがさわるから…」ビンビン

侑「ピンク色で綺麗♪」ツンッ

璃奈「いっ…!」ビクッ

侑「り、璃奈ちゃん?」

璃奈「剥いたばかりで、まだ敏感なの…。空気にふれるだけでヒリヒリするし、さわるともっと痛い…」

侑「そうなんだ…。知らずにさわってごめん…」スッ

璃奈「…大丈夫」

侑「フェラとかしないほうがいいよね…」

璃奈「…手でしても、気持ちいいと言うよりは痛かった。フェラをされたら痛いどころじゃないかも…」

侑「そっか…」

璃奈「…剥いたままにすればいつかは慣れると思うから、そのときにまたお願いします」

侑「…うん♪」ニコ

璃奈「ありがとう。…穿いてもいい?」

侑「まだ大きいままだけど…」

璃奈「あと数分で元に戻ると思う」スルスル

璃奈「…ぃ」ピク

侑「だ、大丈夫…?」

璃奈「パンツにふれるだけで痛い…。しばらくこの痛みが続くと思うと気が重くなる…」

侑「おちんちんって大変なんだね…」

璃奈「…」モジ

侑「収まってきた?」

璃奈「うん」パク

侑「まだ痛む…?」

璃奈「小さくなると皮が戻るから、もう痛くない」モグモグ

侑「慣れるためには剥いたままのほうがいいんじゃ?」

璃奈「…少しずつ慣らしていく。ネットで調べたら、完全に慣れるには数週間かかるって書いてたし」

侑「へー…」

璃奈「匂い嗅いでいい?」

侑「匂い?」

璃奈「歩夢さんも嗅いだんだよね?私も嗅ぎたい」

侑「別にいいけど…」

璃奈「やった」ムギュ

璃奈「…」スンスン

侑「臭くない…?」

璃奈「少し汗臭いかも」スンスン

侑「…シャワー浴びてこようか?」

璃奈「ダメ。この匂いが癖になるの」スンスン

侑「璃奈ちゃんも立派な匂いフェチだね…」

璃奈「なにそれ?」スンスン

侑「匂いを嗅ぐのが好きな人を匂いフェチって言うんだって。歩夢が言ってたよ」

璃奈「じゃあ、私は匂いフェチ。侑さんの匂いを嗅ぐのが大好きだもん」スンスン

侑「私とお揃いだね。私もおちんちんの匂いを嗅ぐのが好きだし♪」

璃奈「侑さんとお揃い。…嬉しい」スンスン

侑「ふふ…」ナデナデ

璃奈「はふ…」スンスン

侑「…」ナデナデ

璃奈「…ベッドに移動しよう。座りながらは嗅ぎにくい」スンスン

侑「ん、わかった」スッ

璃奈「侑さんが先に横になって」スク

侑「いいの?私の汗の匂いが移るかもよ?」

璃奈「問題ない。むしろそっちのほうがいい」

侑「そ、そっか」ボフ

璃奈「えい」グイッ

侑「わっ」ボフッ

璃奈「…」スンスン

侑「押し倒されちゃった…♪」

璃奈「…♪」スンスン

侑(夢中で匂いを嗅いで、かわいい♪)クス

璃奈「…重たくない?」スンスン

侑「全然大丈夫だよ♪」

璃奈「よかった」スンスン

侑「そんなに私の匂いが好きなの?」

璃奈「好き」スンスン

侑「私のことは?」

璃奈「もっと好き」スンスン

侑「かわいいなぁ、もー♪」ムギュ

璃奈「えへへ」スンスン

侑(璃奈ちゃんかわいすぎ。ドキドキしてきた♪)ナデナデ

璃奈「いい匂い…」スンスン

侑「嬉しいな~」ナデナデ

璃奈「ん…」スンスン

侑「…♪」ナデナデ

璃奈「もっと別の場所も嗅ぎたい」チラ

侑「たとえば?」ナデナデ

璃奈「…知ってるくせに」

侑「言ってくれないとわからないよ♪」

璃奈「…胸と腋とか、キスマークもつけたいな」

侑「またキスマークつけるの?」クス

璃奈「歩夢さんのキスマークでいっぱいだから、私もつけたい。…ダメ?」

侑「いいよ。脱ぐから待ってて♪」スルッ

璃奈「わーい」

侑「…はい。好きなだけ嗅いでいいからね♪」スッ

璃奈「む…」

侑「璃奈ちゃん?」

璃奈「首以外も、歩夢さんのキスマークでいっぱい…」

侑「あー。歩夢、いっぱいつけてたっけ…」

璃奈「…私もつける」チュゥゥ

侑「ん…」ピク

璃奈「…っは」チュポ

璃奈「ちゅ、む…」チュゥゥ

侑「連続で…。ぁ…」

璃奈「ぷは…。ちゅ、ん…」チュゥゥ

侑「璃奈ちゃ…」

璃奈「んちゅ、ぅ…」チュゥゥ

璃奈「ちゅ…」チュゥゥ

侑「ぁ、ん…」

侑(歩夢でもこんな連続でつけなかったのに…)

璃奈「んむ…」チュゥゥ

侑「ひゃ…」

璃奈「ちゅ、む…」チュゥゥ

侑「ぁ…」

璃奈「ちゅぅ…」チュゥゥ

侑「…っ」

璃奈「…ぷは」チュパ

侑「つけすぎ…」

璃奈「侑さんの肌がキスマークをつけやすいのが悪い」チュ

侑「えぇ…」

璃奈「次は腋を嗅ぐ」スンッ

侑「言わないでいいよ…」

璃奈「念のため」スンスン

侑(やっぱり腋はくすぐったいなぁ。鼻息も直に当たるし…)

璃奈「…」スンスン

侑「…ん」

璃奈「…」スンスン

侑(匂いを嗅がれてるだけなのに、すごい興奮してきた…)

侑(キスマークをつけられてるときも気持ちよかったし…)

侑(…私って本当にえっちな子になっちゃったな)

璃奈「…」スンスン

侑「…」モジ

璃奈「…ふぅ」スッ

侑「璃奈ちゃん…?」

璃奈「ありがとう。満足した」

侑「も、もういいの?」

璃奈「うん」

侑「まだ嗅いでいいんだよ?」

璃奈「今はいいや。またあとで嗅がせてもらうかも」

侑「そっか…」

璃奈「なんか残念そう。匂い嗅がれるの、好き?」

侑「…昨日、歩夢にずっと匂いを嗅がれてたから癖になっちゃって」

璃奈「へー」

侑「…嗅ぐ?」

璃奈「もういい」

侑「…だよね~」

璃奈「…」ポリポリ

侑「璃奈ちゃんって普段は家でなにしてるの?」

璃奈「ゲームをしたり音楽を聴いたりしてる」

侑「ゲームってあそこにあるやつ?」

璃奈「そう。最近のお気に入りはSwitch」

侑「あのピンク色のやつがそうだよね?」

璃奈「うん。ベッドで寝転がりながら遊べるから、時間を忘れてやりすぎちゃう」

侑「…ゲームは目が悪くなるらしいし、ほどほどにしとかないとダメだよ?」

璃奈「だって楽しいんだもん。なかなかやめられない」

侑「そんなに楽しいんだ…」

璃奈「侑さんはゲームしないの?」

侑「私はあまりしないかな~」

璃奈「というか、侑さんの部屋にはゲーム機が置いてないもんね。あるのは電子ピアノとパソコンだけだし」

侑「まあね。私はピアノを弾くのが好きだからさ♪」

璃奈「ピアノ歴は長い?」

侑「子供の頃から弾いてるよ。何歳から始めたかは忘れちゃったけど」

璃奈「だからあんなに上手なんだ」

侑「…私なんてまだまだだよ。上には上がいるし」

璃奈「私の知ってるなかで、1番ピアノが上手なのは侑さん」

侑「そう言ってくれると嬉しいな~」

璃奈「私の知り合いでピアノが弾けるのは、侑さんしかいないけどね」

侑「そ、そっか…」

璃奈「…侑さんのピアノの音色は暖かくて心地いい。聴いてるだけで楽しい気分になるから、私は好き」

侑「璃奈ちゃん…」パァ

侑「嬉しい♪」ギュッ

璃奈「わ」

侑「ありがとね。璃奈ちゃんのおかげで、さらに頑張れる♪」

璃奈「そうなの?」

侑「うん♪」

璃奈「よくわからないけど、よかった」

侑「えへへ。私のピアノを褒めてくれたのは璃奈ちゃんで2人目だよ♪」

璃奈「1人目は歩夢さん?」

侑「おー。よくわかったね?」

璃奈「この前言ってたもん。侑さんのピアノは世界一だって」

侑「それはさすがに言いすぎでしょ…」

璃奈「私もそう言ったらすごい怒られた」

侑「あはは…」

璃奈「また今度、侑さんのピアノを聴かせてほしいな」

侑「好きなだけ聴かせてあげる♪」

璃奈「やった」

侑「璃奈ちゃん♪」チュッ

璃奈「む…」チュ

侑「ぷは。私のピアノを褒めてくれたお礼♪」ニコッ

璃奈「…不意打ちはダメ。ドキドキが止まらない」ドキドキ

侑「ごめんね♪」テヘッ

璃奈「まったく…」ドキドキ

侑「璃奈ちゃん、ぎゅー♪」ガバッ

璃奈「…!」ドサ

侑「んー♪」チュッ

璃奈「んむ…」チュ

侑「またキスしちゃった♪」スッ

璃奈「2度も不意打ちでするなんて…」ドキドキ

侑「璃奈ちゃんを見てたらキスしたくなっちゃってさ♪」

璃奈「ふーん…。それって私が好きってこと?」

侑「どうなんだろ?…でも、限りなくそれに近いかも?」

璃奈「おぉ////」カァ

侑「璃奈ちゃんの顔が真っ赤になった~♪」ツン

璃奈「からかわないで////」

侑「ごめんごめん♪」ナデナデ

璃奈「侑さんのバカ////好き////」ギュー

侑「そこは嫌いって言うんじゃないの?」ナデナデ

璃奈「好きなのに嫌いなんて言えるわけがない////」ギュッ

侑「璃奈ちゃんはかわいいなぁ♪」ナデナデ

璃奈「…////」ムギュ

侑「…♪」ナデナデ

璃奈「…」ギュー

侑「璃奈ちゃんの髪ってサラサラで撫でやすいよね~」ナデナデ

璃奈「この前も似たようなこと言ってた」

侑「そうだっけ?…おまけにいい匂いだし♪」スンッ

璃奈「…」ピク

侑「んー♪」スンスン

璃奈「に、匂い嗅がないで…」

侑「ダメ?」スンスン

璃奈「ダメではないけど、汗臭いから…」

侑「シャンプーのいい匂いだよ~」スンスン

璃奈「うぅ…」

侑「いいシャンプー使ってる?」スンスン

璃奈「そこそこ」

侑「ふーん」スンスン

璃奈「…いつまで嗅いでるの?」

侑「もう少し♪」スンスン

璃奈「えー…」

侑「髪が嫌なら胸の匂いを嗅がせて?」スンスン

璃奈「…どっちも嫌。侑さんの変態」

侑「私が変態なら璃奈ちゃんも変態かな?」スンスン

璃奈「私は変態じゃない」

侑「私の腋の匂いとか嗅いでたくせに♪」スンスン

璃奈「う…」

侑「嗅いでいい?」スンスン

璃奈「…少しだけね」

侑「わーい♪」ススッ

璃奈「…匂いを嗅がれるのも嗅ぐのも好きなの?」

侑「うん。1番はおちんちんの匂いで、あとは歩夢の胸の匂いとか~」スンスン

侑「…あ、璃奈ちゃんもいい匂いだよ?」スンスン

璃奈「…好きな人にいい匂いって言われると、悪い気はしない」

侑「そっか♪」スンスン

璃奈「だけど、胸を嗅がれるとくすぐったいからそんな長時間は嗅がないでほしい…」

侑「はーい♪」スンスン

璃奈「…ん」

侑「…♪」スンスン

璃奈「くすぐったい…」

侑「いい匂い♪」スンスン

璃奈「…」

侑「直で嗅ぎたいな~」スンスン

璃奈「…ダメ」

侑「私は脱いだのに、璃奈ちゃんは脱いでくれないの?」スンスン

璃奈「…」

侑「璃奈ちゃん?」スンスン

璃奈「…脱ぐからどいて」

侑「やったー♪」パッ

璃奈「侑さんの変態…」スルスル

侑「お互いさまでしょ?」ニコ

璃奈「うん…」スルスル

璃奈「…はい」スッ

侑「ありがとー♪」ガバッ

璃奈「わ…」ドサ

侑「ん…♪」スンスン

璃奈「…」ピクン

璃奈「裸だともっとくすぐったい…」

侑「だよね~」スンスン

璃奈「…私の匂い、どう?」

侑「さっきも言ったけど、いい匂いだよ?」スンスン

璃奈「よかった…」

侑「歩夢の気持ちがわかるな~。これなら何時間でも嗅いでいられる♪」スンスン

璃奈「何時間も嗅ぐのはダメ…」

侑「わかってるって♪」スンスン

侑「~♪」スンスン

璃奈「…」

侑「匂いを嗅がれて興奮してる?」スンスン

璃奈「…してない」

侑「でも、乳首が立ってるよね?」サワ

璃奈「…ん」ピク

侑「えい♪」ピンッ

璃奈「…!」ビクッ

侑「指で弾くと気持ちいいでしょ?私も歩夢にしてもらって気持ちよかったんだ~」フニフニ

璃奈「気持ちいい、かも…」

侑「ねー♪」ピンッ

璃奈「ん…!」ピクン

侑「璃奈ちゃんの反応かわいいな~♪敏感すぎ♪」フニフニ

璃奈「ぁ…」

侑「胸が小さいと敏感って本当なんだね♪」サワサワ

璃奈「侑さんも小さい…」

侑「璃奈ちゃんには負けるよ♪」ピンッ

璃奈「ひゃぁ…」ピクッ

侑「ふふ。面白い♪」ムニムニ

璃奈「ん、ぁ…」

侑「あむ♪」パク

璃奈「ふぇ…!」ビクッ

侑「ちゅ、む…」レロレロ

璃奈「え、ぇ…」

侑「んちゅ、れろ…」レロレロ

璃奈「侑、さ…」

侑「んむ、ちゅ…」チュパチュパ

璃奈「ふぁ…」

侑「れろ、ちゅぱ…」レロレロ

璃奈「…ぁ、ん」

侑「ちゅぷ、ちゅ…」チュパチュパ

璃奈「ぁ、ぁ…」

侑「んちゅ、ぅ…」チュゥゥ

璃奈「…っ!」ビク

侑「ちゅぅぅ♪」

璃奈「吸わ、ないでぇ…」ビクビク

侑「ちゅぅ、ちゅ♪」チュゥゥ

璃奈「ふぁ、ぁ…」

侑「ちゅ、れろ…」レロレロ

璃奈「ぁ、ぅ…」

侑「ん♪」カプッ

璃奈「…っ」ビクン

侑「…ぷは♪」チュポ

璃奈「はぁ、ぁ…」

侑「甘噛み、痛かった?」レロー

璃奈「…ん。痛くない、けど…」

侑「けど?」ムニムニ

璃奈「いきなり舐めないで…。びっくりするから…」

侑「あー…」

侑「ごめんね。璃奈ちゃんの乳首を見てたら舐めたくなっちゃって♪」ムニムニ

璃奈「…またそれ?侑さんのバカ」プイ

侑「嫌いになった?」スッ

璃奈「…好き」

侑「ありがと♪」チュッ

璃奈「ん…」チュ

侑「ぷは。また今度舐めさせてね?」ニコ

璃奈「…いいよ。私も気持ちよかったし」

侑「わーい♪」

璃奈「というか、胸が唾液でベトベトなんだけど」チラ

侑「あはは…。お風呂に入ろっか」

璃奈「うん」

――お風呂場

侑「ふぃ~…」

璃奈「…」ジー

侑「璃奈ちゃん?」

璃奈「2人でお風呂に入るのは初めてだから、新鮮だなって」

侑「最近はみんなで入ってたからね~」

璃奈「うん」

侑「裸で2人きりだとドキドキしない?」

璃奈「…する」

侑「ね♪」

璃奈「…キスしたい」

侑「いいよ?」ニコ

侑「…」スッ

璃奈「…」ドキドキ

侑「ちゅ…」チュッ

璃奈「ん…」チュ

侑「ぷは…」

璃奈「私からもする」チュッ

侑「んむ…」チュ

璃奈「…っは」スッ

侑「ちゅ、ん♪」チュッ

璃奈「む…」チュ

侑「たくさんキスすると楽しいね♪」

璃奈「うん…」トロン

侑「ふふ。璃奈ちゃんの顔、とろんってしてる♪」プニッ

璃奈「侑さんのキスが気持ちいいから…」トロン

侑「嬉しいなぁ♪」チュッ

璃奈「…ん」チュ

侑「んむ、ちゅ…」ニュル

璃奈「ん、ちゅ…」ニュプ

侑「んちゅ、れろ…」

璃奈「ちゅぷ、ん…」

侑「ちゅ、ちゅぅ…」

璃奈「ん、ちゅく…」

侑「ちゅぷ、れる…」

璃奈「ちゅ、む…」

侑「ぷはぁ…♪」スッ

璃奈「ぷは…」タラッ

璃奈「あぅ…」トローン

侑「璃奈ちゃんのトロ顔かわいすぎ♪」ナデナデ

璃奈「えへへ…」トロン

侑「…♪」チラ

侑「おちんちん大きくなってるじゃん♪」サワ

璃奈「キスして、興奮したのかも…」

侑「そっかぁ。剥いちゃえ♪」ムキッ

璃奈「…っ!」ビクッ

侑「…ご、ごめん。強く剥きすぎた?」

璃奈「そうじゃ、なくて…。お湯に染みるの…」

侑「お湯に…?」

璃奈「ジンジンして痛い…。も、戻して…」

侑「う、うん」グイ

璃奈「…っ」ギュ

侑「大丈夫…?」

璃奈「なんとか…」

侑「そんなに痛いの?」

璃奈「さっきも言ったでしょ?空気にふれたり、少しさわるだけでも痛いって…」

侑「うん」

璃奈「お湯に染みるとその数倍は痛い…」

侑「す、数倍…。ごめんね?」

璃奈「…次から気をつけてくれればそれでいい」

侑「わかった。気をつける♪」

璃奈「ふぅ…」ビンビン

侑「おちんちん苦しそう…」ジー

璃奈「少し待てば元に戻るよ」

侑「…」ビンビン

璃奈「…そんなに見ないで。恥ずかしい」

侑「…フェラしちゃダメ?」チラ

璃奈「私の話聞いてた?」

侑「璃奈ちゃんのおちんちん、苦しそうだもん…」

璃奈「あと数分で小さくなると思うから気にしないで?」

侑「うん…」ジー

璃奈「…」

侑「…」ジー

璃奈(まだ見てる…)

璃奈「…」モジ

侑「まだ小さくならないね…」ジー

璃奈「侑さんがずっと見てるから…」

侑「へー」サワッ

璃奈「…!」ビク

侑「フェラしたらすぐ小さくなるよ?」サワサワ

璃奈「だから、ダメだって…」

侑「手でならしてもいい?」サワサワ

璃奈「手も痛いからダメ。お風呂の中だとさらに痛くなるし…」

侑「ねぇ、壁に寄りかかってくれる?」スッ

璃奈「…壁に?」

侑「それならいいでしょ?」

璃奈「壁に寄りかかるだけなら…」ザバッ

璃奈「…はい」ススッ

侑「ありがと♪」サワッ

璃奈「…ん」ピク

侑「お湯に染みるなら、浸からなければいいんだよ♪」ムキッ

璃奈「ぅ…」

侑「痛い?」

璃奈「…少し、ヒリヒリする」

侑「動かしてみるね♪」サスサス

璃奈「…ぁ」

侑「ゆっくり動かしてるけど、どうかな?」サスサス

璃奈「皮がこすれて痛い…」

侑「ふむ…」サスサス

侑「これは?」コスコス

璃奈「それも痛い…。これ以上動かさないで…」

侑「精液はこまめに出さないとダメらしいよ?ちなみに、最後に出したのはいつ?」サスサス

璃奈「…3日前」

侑「そんなに出してないの?歩夢なんて、昨日だけで7回も出したのに…」サスサス

璃奈「それは出しすぎ…」

侑「あれには私もびっくりした♪」サスサス

璃奈「…侑さん、もうやめて…」

侑「1回出したら終わりにするからさ。ね?」コスコス

璃奈「うぅ…」

侑「どうしても嫌ならやめるけど…」サワ

璃奈「…!」

侑「私は璃奈ちゃんのことを優先的に考えたいもん。璃奈ちゃんが嫌ならやめるよ?」

璃奈「…」

侑「どうする?」

璃奈「…続けて。痛いけど、我慢する…」

侑「了解♪」コスコス

璃奈「…っ」ギュ

侑「大丈夫?」コスコス

璃奈「う、ん…」

侑「それならもう少し早く動かすね♪」シコシコ

璃奈「ふぇ…!」ビクッ

侑「頑張って♪」シコシコ

璃奈「あ、あ…」ビクビク

侑「ビクビクしてきた♪」シコシコ

璃奈「侑、さ…」

侑「出そう?」シコシコ

璃奈「…」コクコク

侑「すぴーどあーっぷ♪」シコシコシコ

璃奈「ひゃ、ぁぁ…!」ビクンッ

侑「いつでも出していいよ~♪」シコシコシコ

璃奈「…っ。ぁ、ふぁ…」ビクビク

侑「~♪」シコシコシコ

璃奈「…っ!」ビュルルルルッ

侑「おー♪」パッ

璃奈「ぁ、ぁ…」ビュルル

侑「いつもより量が多い♪」ジー

璃奈「…ぅ」ビュルビュル

侑「よく我慢したね。偉いよ♪」ナデナデ

璃奈「はぁ、はぁ…」トロン

侑「…気持ちよさそうな顔してない?痛かったんじゃないの?」ナデナデ

璃奈「最初は痛かったんだけど、だんだん気持ちよくなってきて…。痛気持ちいいってやつ…?」

侑「そうなんだ♪」ナデナデ

璃奈「…侑さんのせいで、変なのに目覚めそう…」

侑「わ、私のせい?」

璃奈「…侑さんが無理矢理するから悪い。責任取ってね」

侑「璃奈ちゃんが続けてって言うから…」

璃奈「…」ジトー

侑「そ、そろそろ上がらない?のぼせてきちゃったかも…」

璃奈「…わかった」

――璃奈の部屋

璃奈「ふぅ…」ボフ

侑「お腹いっぱいだね~」ボフ

璃奈「うん。侑さんの料理はおいしいから、いくらでも食べられる」

侑「ありがとう♪」ナデナデ

璃奈「今度、私に料理を教えてほしいな」

侑「え?璃奈ちゃんに料理を?」

璃奈「ダメ?」

侑「いや、いきなりでびっくりしたからさ…」

璃奈「私も料理をできるようになりたい。そして、侑さんに手料理を振る舞いたい」

侑「璃奈ちゃん…」パァ

侑「…嬉しいっ。一緒に頑張ろうね♪」ムギュッ

璃奈「わ」ボフ

侑「…♪」ギュー

璃奈「…」

侑「えへへ♪」ギュー

璃奈「いい匂い…」

侑「璃奈ちゃんもいい匂いだよ♪」ギュ

璃奈「ふわぁ…」

侑「眠い?」スッ

璃奈「眠い…」ウトウト

侑「…じゃあ、寝よっか。一緒に寝てもいい?」

璃奈「一緒じゃないと嫌だ…」

侑「そっか♪ほら、布団に入らないと風邪引いちゃうよ?」バサッ

璃奈「はーい…」モゾモゾ

侑「おー♪」モゾモゾ

璃奈「…侑さん?」モゾ

侑「璃奈ちゃんのベッド広いね~。2人で寝ても全然スペースがある♪」

璃奈「このくらいが普通じゃないの?」

侑「私のベッドは狭いんだよね。抱き合って寝ないと落ちそうだし…」

璃奈「抱き合って…」

侑「私も新しいベッドが欲しいんだけど、子供の頃からずっとあのベッドで寝てたからなかなか捨てられなくてさぁ」

璃奈「…昨日、歩夢さんと抱き合いながら寝たの?」

侑「そうだよ?じゃないと落ちちゃうもん」

璃奈「…私も」

侑「へ?」

璃奈「私も抱き合いながら寝る…」

侑「…」ポカン

侑「…いきなりどうしたの?このベッドは広いから抱き合って寝る必要はないと思うけど…」

璃奈「広い狭い関係ない。私はただ、侑さんと抱き合いながら寝たいだけ」

侑「なるほどね。…いいよ、抱き合いながら寝よ♪」ギュッ

璃奈「やった」ムギュ

侑「璃奈ちゃんってばかわいいなぁ♪」ナデナデ

璃奈「えへへ」ムギュー

侑「…って、璃奈ちゃんも胸に顔埋めてるし♪」クス

璃奈「こうするといい匂いだし、落ち着く」ギュー

侑「へー。そうなんだ♪」ナデナデ

璃奈「…本当に、落ち着く。お母さんに抱かれてるみたい」ギュー

侑「あはは。お母さんって呼んでいいよ?」ナデナデ

璃奈「お母さん…」ギュー

侑「よしよし♪」ナデナデ

璃奈「…」ギュゥ

侑「…♪」ナデナデ

璃奈「…今日、侑さんが泊まってくれて嬉しかった」ギュー

侑「お泊まりは楽しいもんね♪」ナデナデ

璃奈「そうじゃなくて、いつも私は1人だから…」

侑「…」ピタ

璃奈「家に帰っても、誰もおかえりって言ってくれないし…」

璃奈「洗濯物も、掃除も、全部1人でやらないといけない…。料理はできないけど…」

侑「…」

璃奈「寂しいなんて感覚は、とっくの昔になくなったと思ってたのに……侑さんの家にお泊まりしたから…」

璃奈「…また、復活しちゃったのかな…。この2日間、1人で寝るのも寂しかった…。寒いし、怖いし…」

璃奈「…私には侑さんが必要なんだなって再認識した。ずっと一緒にいてほしい…」

侑「璃奈ちゃん…」

璃奈「…ごめんなさい。こんなこと言われても、困るだけだよね。今のは忘れて…」ギュ

侑「璃奈ちゃん!」ムギュ

璃奈「…!」ビク

侑「そんなに寂しい思いをしてたんだね…。ごめんね…」

璃奈「どうして侑さんが謝るの?侑さんはなにも悪くないのに…」

侑「璃奈ちゃんの気持ちに気づかなかった私にも責任はあるもん。本当にごめん…」ギュゥ

璃奈「…温かい。もっと、ぎゅーってしてほしい」

侑「うん…」ギュゥ

璃奈「…」ギュ

侑「…ねぇ、璃奈ちゃん?」ギュゥ

璃奈「…」

侑「璃奈ちゃんがよかったら…」

璃奈「…すぅ、すぅ」スヤスヤ

侑「寝てる…」

侑「…おやすみ、璃奈ちゃん」チュ

――翌朝・璃奈の部屋

侑「璃奈ちゃん起きて。朝だよ~」ユサユサ

璃奈「ん…」モゾモゾ

璃奈「もう朝…?」モゾ

侑「おはよう」ニコ

璃奈「おはよ、ふわぁ…」

侑「大きなあくびだね♪」クス

璃奈「…」ボケー

璃奈「…侑さん」

侑「なに?朝食ならもうできてるよ?」

璃奈「おはようのキス…」スッ

侑「お、おはようの…?」

璃奈「…」ンー

侑「…えっと、キスすればいいの?」

璃奈「…」コク

侑「わかった。…ん」チュッ

璃奈「ん…」チュ

侑「これでいい?」スッ

璃奈「うん。おかげで目が覚めた」

侑「そっか」ニコ

璃奈「それで、朝食できたの?」

侑「うん。お弁当も作ったよ♪」

璃奈「おー」

侑「それじゃ行こっか♪」スッ

璃奈「ん」ギュ

――部室

侑「おはようございまーす」ガチャ

璃奈「おはよう」

かすみ「侑先輩――」

歩夢「侑ちゃーんっ!!」ガバッ

侑「わっ!?」ビクッ

歩夢「やっと会えた…。寂しかったよぉ…」ギュゥゥ

侑「半日会えなかっただけで大げさすぎだよ…」

歩夢「本当に寂しかったんだもん…」ギュー

侑「…ごめんね、歩夢」ナデナデ

歩夢「大好き…♪」ギュー

璃奈「…」ジー

かすみ「歩夢先輩どいてください!かすみんも侑先輩に抱きつきたいです!!」

歩夢「…♪」ギュー

かすみ「無視しないでください~!!」ジタバタ

璃奈「うるさい。喚かないで」

かすみ「…りな子はいいよね~。昨日は侑先輩と一緒に寝たんでしょ?」

璃奈「侑さんを抱いて寝ると安眠できる。おはようのキスもしてもらったし」

かすみ「おは…」

歩夢「そうなの!?」バッ

侑「璃奈ちゃんにしてって言われたからさ~」

歩夢「私にもおはようのキスをして!」

かすみ「えー、あー…。かすみんは…」

かすみ「…か、かすみんにもしてくださいっ!!」

侑「2人とも朝からテンション高いね…」

璃奈「おはようのキスは起きてすぐするもの。今してもおはようのキスにはならない」

歩夢「じゃあ、普通のキスでいいからしてくれる?」

かすみ「かすみんも普通のキスで我慢します♪」

侑「ただキスがしたいだけじゃん…」

歩夢「えへへ。キスして♪」

かすみ「んー♪」ンー

侑「まったく…」ハァ

璃奈「私にもしてね」

侑「はいはい…」スッ

侑「まずは歩夢からでいい?」

歩夢「わーい♪」

かすみ「…はい」プクー

侑「じゃあ…」スッ

歩夢「待って!」

侑「…なに?」

歩夢「…「寂しい思いをさせてごめんね。好きだよ、歩夢」って言いながらキスしてほしいな♪」

侑「長いから却下」チュッ

歩夢「ん…」チュ

侑「ぷは…」

歩夢「「好きだよ、歩夢」でいいから!お願い!」

侑「1回したら終わりでーす。次はかすみちゃん♪」

かすみ「はーい♪」スッ

歩夢「そんなぁ…」

璃奈「ドンマイ」ポン

歩夢「うぅ…」

かすみ「かすみんはぁ、顎クイして「好きだよ」って言いながらキスをしてほしいですぅ♪」

侑「え~…」

かすみ「ダメですかぁ…?」ウルウル

侑「…」クイ

かすみ「わぁ…」ドキッ

侑「…好きだよ、かすみちゃん」チュッ

かすみ「んむ…!」チュ

侑「…ぷは」

かすみ「はぅ…」ドキドキ

侑「どう?」

かすみ「最高です~♪きゅんきゅんしちゃう~♪」キュンキュン

歩夢「いいなぁ…」

侑「璃奈ちゃんは?」

璃奈「普通にキスしてくれればいい」

侑「ディープキス?」

璃奈「軽いやつで。ディープキスは2人きりのときだけ」

侑「了解。…ん、ちゅ」チュッ

璃奈「ん…」チュ

侑「ぷは…」

璃奈「ありがとう。やっぱり侑さんのキスは気持ちいい」

侑「ふふ。よかった♪」ナデナデ

璃奈「えへへ」ギュッ

かすみ「あー!りな子だけずるいです!かすみんの頭も撫でてください!」ムギュ

侑「はいはい♪」ナデナデ

かすみ「はふぅ…♪」ギュー

侑「よしよし♪」ナデナデ

かすみ・璃奈「…♪」ギュー

歩夢「私も撫でてほしい…」ジー

侑「あー。悪いけど、私の手は2つしかないから…」ナデナデ

歩夢「…かすみちゃん」

かすみ「ダメでーす♪」ギュッ

歩夢「璃奈ちゃ」

璃奈「ダメ。他を当たって」ギュー

歩夢「…」

侑「歩夢は膝に座る?」

歩夢「うん♪」パァ

璃奈「一瞬で笑顔になった」

かすみ「かすみんも膝に座りたかったな~」

侑「おいで?」ボフッ

歩夢「失礼します♪」ポフ

かすみ「歩夢先輩。特別に変わってあげますよ?」ボフ

歩夢「膝に座るほうがいいもん♪」

かすみ「く…」

璃奈「私にもあとで座らせて」ボフ

かすみ「か、かすみんも膝の上に座りたいです!」

侑「順番交代ね~」

璃奈「私が2番目ってことで」ギュー

かすみ「かすみんが…。いや、3番目でいいや。待てば必ず座れるし~♪」ムギュー

侑「…♪」ナデナデ

ピコン♪

侑「LINE?」パッ

かすみ「かすみんのスマホはバッグの中です♪」ギュー

璃奈「私も」ギュー

歩夢「侑ちゃんじゃない?」

侑「私の?えーと…」モゾ

侑「…」モゾモゾ

侑「…抱きつかれてるから身動きが取れない…」

璃奈「私が取ってあげる」

侑「お願い。そこのポケットに入ってるよ」

璃奈「…」ゴソゴソ

璃奈「あった」スッ

侑「ありがとう♪」ナデナデ

璃奈「えへへ」

侑「誰かな~」カチ

歩夢「せつ菜ちゃんからだね」

璃奈「今日のデートに行けなくなったのかも」

かすみ「そしたらかすみんとデートですね♪」

侑「あんなに楽しみにしてたのに、それはないと思うけど…」ポチ

歩夢「なになに…」

せつ菜:朝に生徒会の仕事を全て終わらせたいので、朝練はお休みします。すみません。

せつ菜:今日のデート、本当に楽しみです!

かすみ「…なーんだ。朝練をお休みするだけかぁ」

璃奈「残念」

侑「残念とか言わないの」コツン

璃奈「あぅ…」

かすみ「なんでかすみんまでぇ…」

侑「でも、どうして朝で全部終わらせるんだろう?いつもは放課後に終わらせてから部室に来るのに」

歩夢「侑ちゃんと少しでも長くデートしたいんじゃないの?放課後デートは時間が限られてるし」

侑「あー、なるほどね…」

かすみ「かすみんは日曜日にデートしてよかった~♪」ギュー

璃奈「…私はいっぱいキスしたもん」ギュー

かすみ「かすみんもいっぱいしたよ~♪」ギュー

歩夢「私だってたくさんしたし、してもらったよ!」

歩夢・かすみ・璃奈「むぅ…」

侑「まあまあ。みんな落ち着いて♪」ナデナデ

かすみ・璃奈「…♪」ギュー

歩夢「ゆ、侑ちゃん?」チラ

侑「歩夢も♪」ナデナデ

歩夢「えへへ…♪」

侑「あ、返信しないと」スッスッ

かすみ「なんて返信するんですかぁ?」

侑「んー。こんな感じかな」ポチ

侑:了解です。生徒会のお仕事、頑張ってね

侑:私も今日のデート楽しみだよ

璃奈「無難って感じ」

歩夢「私ならハートとか音符をつけるけどな~」

侑「歩夢はハートつけすぎだよ」

歩夢「侑ちゃんを想いながらメールを打つと、ついハートが多めになっちゃって♪」

かすみ「わかります。かすみんも侑先輩にメールを送るときは、音符やハートをたくさん使いますよ♪」

歩夢「だよね~♪」

かすみ「はい♪」

歩夢「璃奈ちゃんは絵文字とか使うの?」

璃奈「たまに」

侑「璃奈ちゃんが絵文字を使うイメージはあまりないかな~。1週間に1回あるかないかだよね?」

璃奈「うん」

歩夢「へー」

かすみ「りな子って真顔で笑顔の絵文字を使ってそうですよね~」

璃奈「かすみちゃんは笑いながら笑顔の絵文字を使ってるの?病院に行ったほうがいいんじゃない?」

かすみ「りな子~!」

歩夢「あはは…」

侑「仲良いね~♪」ナデナデ

かすみ・璃奈「別に仲良く(ない)ありません!!」

侑「息もぴったりだし♪」ナデナデ

侑「~♪」ナデナデ

かすみ・璃奈「…♪」ギュー

歩夢「侑ちゃんの膝の上が1番座り心地いいな~」

侑「そうなの?」

歩夢「うん♪」

かすみ「歩夢先輩、いつ変わってくれるんですか?」

歩夢「もう少し♪」

かすみ「このままだとみなさん来ちゃいますよ~…」

璃奈「次は私だよ?」

かすみ「…わかってるってぇ~」

侑「お昼休みにも座っていいからさ」ナデナデ

かすみ「わーい♪」

歩夢「私も撫でて?」チラ

侑「はいはい」ナデナデ

歩夢「癒される~♪」ホワホワ

璃奈「膝に座りながら撫でられるのは反則」ギュー

かすみ「そうですよ!歩夢先輩は今すぐどいてください!」

歩夢「私は昨日、すごく寂しい思いをしたんだよ?少しくらい好き勝手してもいいでしょ?」

かすみ「かすみんだって侑先輩に会えなくて寂しかったです!」

歩夢「私とかすみちゃんとでは寂しさのレベルが違うよ。10年以上毎日一緒にいるのに、昨日は半日以上も会えなかったんだよ?」

歩夢「いつも寝る前にお話ししてるのに、昨日はできなかったんだよ…?」

かすみ「し、しかし…」

歩夢「かすみちゃんに私の気持ちがわかるの!?私のこの寂しい気持ちが!!昨日は侑ちゃんの布団で泣きながら寝たんだよ!?」

侑「え?」

歩夢「…あ」

侑「…聞き間違いかな?私の布団で寝たって言わなかった?」

歩夢「…そんなこと言ってない」

璃奈「この耳で確かに聞いたよ」

かすみ「かすみんも聞きました!」

歩夢「うぐ…」

侑「…歩夢?」

歩夢「…ごめんなさい。寂しかったから、つい…」

侑「私のベッドで寝るのはいいんだけど、よくお母さんがいいって言ったね?」

歩夢「いいの!?」パァ

侑「答えて?」

歩夢「…侑ちゃんがいなくて寂しいから、せめて侑ちゃんの部屋で寝ていいですか、って聞いたら快く了承してくれたけど…」

侑「えぇ…」

侑「お母さんなにしてんの…」

かすみ「侑先輩のお母さまからはなにも連絡なかったんですか?」

侑「なにもなかった…」

璃奈「それだけ歩夢さんのことを信頼してるのかも」

歩夢「照れちゃうな~♪」テレッ

侑「照れちゃダメでしょ」コツン

歩夢「あぅ…」

侑「…せめて一言聞いてよ。私の部屋で寝ていいかって」

歩夢「おばさんには聞いたよ?」

侑「私の部屋なんだから私に聞くの!」

歩夢「ごめんなさい…」シュン

侑「まったく…」ハァ

歩夢「怒ってる…?」

侑「…怒ってないよ。次から気をつけてね?」

歩夢「うん…」

侑「そんな悲しそうな顔しないの。ほら、撫でてあげるから」ナデナデ

歩夢「…♪」

璃奈「顔が見えないのにわかるの?」

侑「声で大体はね。ずっと一緒にいるからかな?」ナデナデ

かすみ「幼馴染みってすごいですね~」

歩夢「えへへ。侑ちゃん大好き♪」

侑「はいはい♪」

かすみ「いいな~」

璃奈「羨ましい」

歩夢「ねぇ、侑ちゃん?」

侑「なに?」ナデナデ

歩夢「今日はお泊まりしないよね?」

侑「2日連続はお母さんに怒られるからしないよ。それに、せつ菜ちゃんの家だとお泊まりダメそうだし」

歩夢「よかったぁ。2日連続で泊まるってなったら、私がどうなるかわからないもん」

璃奈「どうなるの?」

歩夢「多分、寂しすぎて死ぬ」

かすみ「真顔で言ってますよ…」

侑「歩夢は大げさだな~。そんなことで死ぬわけないじゃん」

歩夢「試してみる?明日になったら侑ちゃんの部屋で冷たくなってると思うよ?」

侑「私の部屋なの…?」

歩夢「当たり前でしょ?」

侑「当たり前なんだ…」

璃奈「歩夢さんの言ってることが本当か試してみよう。歩夢さんが死んだらライバルが1人減る」

かすみ「いいね!侑先輩、今日はかすみんの家に泊まりに来てください♪」

歩夢「私が死んでもいいの!?」

璃奈「特に困らない」

かすみ「かすみんもです♪むしろいなくなってくれたほうが好都合って言うか~♪」

歩夢「侑ちゃぁん…。後輩が私をいじめるぅ…」

侑「…2人とも、そんなこと言わないで。歩夢が死んだら私は悲しいよ。ずっと一緒に過ごしてきた大切な幼馴染みだもん」

歩夢「やっぱり私の味方は侑ちゃんだけだね…」

かすみ「冗談ですよ~。本気にしないでください♪」

璃奈「璃奈ちゃんジョーク」

歩夢「絶対に本気だったよ…。侑ちゃん助けて…」

侑「あはは…」ナデナデ

――お昼休み・部室

侑「お待たせ~」ガチャ

せつ菜「侑さん!」

侑「あ、せつ菜ちゃん。お昼は一緒に食べられるんだ♪」

せつ菜「はい!朝で全部終わらせましたから!」

侑「仕事が早いね。さすがせつ菜ちゃん♪」ナデナデ

せつ菜「えへへ♪」テレッ

かすみ「侑先輩~。せつ菜先輩の頭を撫でるなら早くこっちに来てくださいよ~!」

璃奈「お腹ぺこぺこ」

歩夢「侑ちゃん早く~」フリフリ

侑「ごめんごめん。じゃ、行こ?」

せつ菜「はい♪」

かすみ「りな子は今日、なんのパンを買ったの?」

璃奈「今日はパンじゃない」コト

歩夢「あれ、お弁当?」

せつ菜「両親が帰ってきたんですか?」

侑「私が作ったんだよ。半分は冷凍食品だけど」

かすみ「昨日お泊まりしたんでしたね…」

歩夢「侑ちゃんの手作りお弁当かぁ。いいな~」

せつ菜「私とおかず交換しましょう!」

璃奈「このハンバーグならいいよ」

せつ菜「冷凍食品はいりません!」

侑「え~。冷凍食品もおいしいのに」パクッ

かすみ「せつ菜先輩は侑先輩の作ったものが食べたいんですよ♪」

侑「そうなの?」モグモグ

せつ菜「はい!」

璃奈「ダメ。侑さんが作ったやつは私が全部食べる」モグモグ

せつ菜「1つだけでも…!」

璃奈「おいひい」モグモグ

せつ菜「うぅ…」

侑「…私の食べる?中身は同じだからさ」

せつ菜「侑さん…!」パァ

侑「私の食べる分がなくなるから、交換ね?」

せつ菜「もちろんです!」

かすみ「侑先輩!かすみんにも、かすみんにも!」

歩夢「私も食べたい!」

侑「はいはい♪」クス

せつ菜「おいひいです♪」モグモグ

かすみ「卵焼きも甘くておいひいですぅ♪」モグモグ

歩夢「ウィンナーもおいひいよ♪」モグモグ

侑「喜んでくれたみたいでよかった~」

璃奈「冷凍食品と卵焼き交換して」

侑「あー、ごめん。もうみんなに持っていかれちゃった」

璃奈「えー…」

侑「からあげならあるよ?」

璃奈「いらない」パク

侑「おいしいのに…」パクッ

侑「…♪」モグモグ

璃奈「…」モグモグ

かすみ「――侑先輩、ごちそうさまでした♪」

せつ菜「おいしかったです!」

歩夢「ありがとう♪」

璃奈「ごちそうさまでした」

侑「あはは。お粗末さまでした」ニコ

かすみ「また作ってくださいね♪」

歩夢「今度私のお弁当も作ってほしいな~。あ、お金はちゃんと払うよ?」

せつ菜「私にもお願いします!」

璃奈「私も。侑さんのお弁当のほうがコンビニのパンやお弁当よりもずっとおいしいもん」

侑「4人、私を合わせたら5人かぁ。時間かかりそう…」

かすみ「たまにでいいですから。1ヶ月に1回とか♪」

歩夢「うんうん。…本当は毎日がいいけど、侑ちゃんの体が持たないもんね」

侑「月1なら、まあ、なんとかなるかな?」

璃奈「やった」

せつ菜「ありがとうございますっ!」

歩夢「侑ちゃんありがとー♪」

かすみ「いつ作ってくれるんですか!?」

侑「ん~」

璃奈「明日は?」

侑「明日は無理かなぁ。1週間後とか?」

せつ菜「わかりました、1週間後ですね!」

歩夢「楽しみにしてるね♪」

かすみ「侑先輩のお弁当、楽しみ~♪」

侑「楽しみにしてて♪」ニコ

かすみ「侑先輩ー♪」ムギュ

侑「わっ」

かすみ「膝に座っていいですか?」

侑「いいよ♪」ポンポン

かすみ「わーい♪」ポフ

歩夢「いいな~」ジー

璃奈「かすみちゃんだけずるい」

かすみ「歩夢先輩は最初に座ったし、りな子はその次に座ったでしょ?次はかすみんの番だもーん♪」

侑「だね~」ナデナデ

かすみ「はふぅ…♪」トローン

歩夢「とろけてる…」

璃奈「む…」ジー

侑「~♪」ナデナデ

かすみ「侑先輩~。かすみんが言うのもアレですけど、椅子だと危ないですしソファーに移動しません?」

侑「ソファーだとみんなで座れないから、椅子で我慢してくれる?」ナデナデ

かすみ「我慢しまーす♪」

歩夢「椅子だと抱きつけない…」

璃奈「一応寄せれば抱きつけるけど、危ないもんね」

せつ菜「ふふ。かすみさんは甘えん坊ですね♪」ニコ

歩夢「せ、せつ菜ちゃん…?」

璃奈「いつもは私も座りたいです~って泣き喚くのに…」

せつ菜「な、泣き喚きませんよ!失礼なこと言わないでください!」

かすみ「たしかに、せつ菜先輩がなにも言ってこないなんて珍しいですね。変な物でも食べました?」

せつ菜「食べてません!」

歩夢「それならどうして?」

せつ菜「ふふん。今日は侑さんとのデートだからですよ♪」

璃奈「あー」

せつ菜「今侑さんとふれあえなくても、放課後になれば好きなだけふれあえますから♪」

かすみ「くっ。そういうことでしたか…」

歩夢「ゆ、侑ちゃんに変な事しないでよ?」

せつ菜「変な事とは?」

歩夢「侑ちゃんの体をやらしくさわったり、匂いを嗅いだり、胸とかを舐めたり、アソコをさわったり…!」

侑「全部歩夢がしてることじゃん」

歩夢「私はしてもいいの!」

侑「なにその理屈…」

かすみ「歩夢先輩、そんなことしてたんですか!?」

歩夢「…わ、私はいいんだもん!」

かすみ「ダメですよ!えっちしてませんよね!?」

歩夢「それはさすがにしてないよ!」

璃奈「怪しい」ジトー

歩夢「侑ちゃぁん…」

侑「…えっちはしてないよ。みんなとの約束だもん」

せつ菜「ですよね。侑さんが私たちとの約束を破るはずありませんから♪」

かすみ「疑ってすみません…」

璃奈「私は信じてた」

歩夢「100%疑ってたよね…」

璃奈「それは歩夢さんの気のせい」

歩夢「えぇ…」

せつ菜「というか、私は侑さんとのデートを純粋に楽しみたいんです。そんなえっちなことは絶対にしません!」

かすみ「それが普通なんですよ。胸を舐めるとか、アソコをさわるとか…。そんな卑猥な行為はデートではありません!!」

歩夢「うぅ…」

璃奈「…私は舐めてない。舐められた側だからセーフ」

かすみ「侑先輩まで!?」

侑「…璃奈ちゃんの乳首を見てたら舐めたくなっちゃったんだもん。あれはしかたないよ…」

せつ菜「侑さん…」

歩夢「璃奈ちゃんも舐められたんだ…」

璃奈「歩夢さんも?」

歩夢「私から舐めてって言ったんだけどね。…気持ちよかったな~。一生懸命ちゅぱちゅぱ舐めてさ♪」

璃奈「たしかに気持ちよかった。またしてほしい」

かすみ「そ、そんなに…」

かすみ「…侑先輩?」チラ

侑「…?」

かすみ「か、かすみんの胸も舐めますか?」

侑「え?」

せつ菜「かすみさん!?」

かすみ「だって気持ちいいんでしょう?かすみんも気持ちよくなりたいんです~!!」

侑「こ、ここで舐めるの?」

かすみ「ダメですか?」

侑「いや、みんな見てるし…」

歩夢「私は気にしないから大丈夫だよ♪」

璃奈「私も。ついでにまた舐めてほしい」

せつ菜「そ、そんな卑猥なこと……」

せつ菜「…やっぱり私も舐めてください~!!」

侑「せつ菜ちゃん!?」

侑「私とのデートを純粋に楽しみたいんじゃなかったの!?」

せつ菜「デートは放課後なので、セーフです!」

侑「えぇ…」

かすみ「ささ、侑先輩。ソファーに移動しましょう♪」スッ

侑「どうしてもしなきゃダメ…?」

かすみ「ダメではありませんが、してくれなかったらかすみんは泣いてしまうかもしれません…」ウルッ

侑「う…」

かすみ「…っ。ぅ、ぐす…」ウルウル

侑「…わ、わかったよ。舐めればいいんでしょ」ガタッ

かすみ「わーい♪侑先輩大好きです~♪」ムギュー

せつ菜「すごい変わり身の早さですね…!」

璃奈「嘘泣きだもん」

かすみ「侑先輩…♪」スッ

侑「脱ぐの早いなぁ…」ボフ

かすみ「お願いします♪」

侑「ちょっとだけだよ?」

かすみ「はい♪」

侑「…」サワ

かすみ「ん…」ピク

侑「…」フニフニ

かすみ「舐めてくれないんですか…?」

侑「まずは揉ませて?」ムニムニ

かすみ「ん、はい…」

せつ菜「…」ドキドキ

侑「…♪」フニフニ

かすみ「ぁ…」

歩夢「少しさわっただけなのに、気持ちよさそう…」

璃奈「胸が小さいと敏感なんでしょ?」

せつ菜「ということは、璃奈さんも敏感なんですか?」

璃奈「…侑さんには敏感って言われたけど」

せつ菜「おぉ…!」

歩夢「侑ちゃんも敏感だよ♪」

せつ菜「それは知ってます。この前、侑さんのを舐めたときにすごい気持ちよさそうにしてたじゃないですか♪」

歩夢「そういえばそうだったね♪」

侑(なんか言ってるけど、気にしないでおこう…)ムニムニ

かすみ「…ん」

侑「乳首が立ってきたね~」ムニムニ

かすみ「侑先輩に揉まれると、気持ちよくて…」

侑「そっか♪」ピンッ

かすみ「ひゃ…!」ビクッ

璃奈「あの指で弾くやつ気持ちいいよ」

せつ菜「なるほど…」

歩夢「あれは私が教えたやつなんだ~」

璃奈「へー」

侑「そろそろ舐めていい?」フニフニ

かすみ「お願い、します…」

侑「あむ♪」パク

かすみ「ひゃぁ…」ビク

侑「ちゅ、ん…」ペロペロ

かすみ「…っ」

侑「んちゅ、ぅ…」チュパチュパ

かすみ「ぁ…」

侑「れろ、ちゅ…」レロレロ

かすみ「ぁ、ぁ…」

侑「ちゅ、ちゅ…」チュパチュパ

かすみ「ん…」

歩夢「気持ちよさそう♪」

璃奈「かすみちゃんの顔、とろけてるね」

せつ菜「…」ドキドキ

せつ菜(私も早く舐めてもらいたいです…)ドキドキ

侑「ちゅぱ、ちゅ…」チュパチュパ

かすみ「ふぁ…」

侑「あむ、ん…」チロチロ

かすみ「ぁん…」

侑「ちゅ、れろ…」チュパレロ

かすみ「は、ぁ…」

侑「ちゅぷ、んぅ…」チュパチュパ

かすみ「はぁ、ぁ…」

侑「んー♪」カプッ

かすみ「ん…!」ビクッ

せつ菜「な、なんですか…?」

歩夢「甘噛みでもしたんじゃない?」

せつ菜「甘噛み…?」

璃奈「ビリッとして気持ちいいよ」

歩夢「ねー♪」

せつ菜「おぉ…」ドキドキ

侑「んむ、ちゅ…」レロレロ

かすみ「あふ…」

侑「…ぷは♪」チュポン

かすみ「ぁ…」

侑「ふぅ…」グシ

かすみ「ゆ、侑先輩…」ハァハァ

侑「どうだった?」

かすみ「気持ちよかったです…」トローン

侑「よかったぁ♪」ナデナデ

かすみ「…♪」トロン

歩夢「もう終わり?」

侑「舐めるのって結構疲れるんだよね~」ナデナデ

かすみ「ん…♪」ギュゥ

せつ菜「侑さん、次は私の番ですよね?」

侑「え~。もう疲れちゃったんだけど」

せつ菜「そ、そんなぁ…」

璃奈「せつ菜さんのは舐めなくていいから、私のを舐めてほしい」

せつ菜「璃奈さん!?」

侑「また今度でいい?」

璃奈「…うん」

せつ菜「はぁ…」シュン

侑「そんな悲しそうな顔しないでよ~…」

せつ菜・璃奈「…」シュン

歩夢「舐めてあげたら?捨てられた子犬みたいな顔してるし、見てるこっちがかわいそうになってきたんだけど…」

侑「捨てられた子犬って…」

かすみ「りな子はともかく、せつ菜先輩の顔を見てください。この世の終わりみたいな顔してますよ?」ギュー

侑「…その前に、かすみちゃんは服を着たら?」

かすみ「は~い♪」モゾモゾ

せつ菜・璃奈「…」シュン

侑「…はぁ。2人ともこっちおいで?」ポンポン

せつ菜「侑さん…!」パァ

璃奈「わーい」ボフ

侑「…かすみちゃん」チラ

かすみ「どきま~す♪」スクッ

侑「まずはせつ菜ちゃんからね?」

せつ菜「お願いします♪」スルスル

璃奈「…しかたない」

せつ菜「侑さん…♪」スッ

侑「…少しでいいよね?」フニッ

せつ菜「ん…。はい♪」

侑「…」フニフニ

せつ菜「私の揉み心地はどうですか?」

侑「やわらかいよ。歩夢よりも微妙に大きい気がする」モミモミ

せつ菜「本当ですか♪」

歩夢「むぅ…」

璃奈「サイズいくつ?」

歩夢「…82cmだったかな」

璃奈「82cm…。私よりも10cm以上違う…」

かすみ「だからりな子はぺったんこなんだね~」

璃奈「…かすみちゃんには言われたくない」

かすみ「かすみんは76cmだもーん♪」

璃奈「く…」

侑「せつ菜ちゃんは?」モミモミ

せつ菜「私は83cmです♪」

侑「おー。やっぱりせつ菜ちゃんのほうが大きいんだ」ムニムニ

せつ菜「えへへ♪」

歩夢「たった1cmなのに…」

侑「たった1cmだけど、そこそこ違うよ?」モミモミ

歩夢「そうなんだ…」

侑「やわらかいな~」モミモミ

せつ菜「ふふ♪」

侑「…気持ちよくない?かすみちゃんと違って反応が薄いような…」フニフニ

せつ菜「気持ちいいです♪」

璃奈「それにしては、かすみちゃんみたいにあんあん言ってない」

かすみ「かすみんはそんなこと言わないもん!」

歩夢「言ってたよ?顔もすごいとろけてたし」

璃奈「かすみちゃんのお母さんに見せてあげたかった」

かすみ「やめて!!」

せつ菜「かすみさんみたいに、軽く揉んだだけであんな風になるのは珍しいと思いますよ?」

侑「そうなの?璃奈ちゃんもあんな感じだったけど」ムニムニ

せつ菜「胸が小さいと敏感らしいですから♪」

侑「あー。なるほどね」モミモミ

侑「そういえば、歩夢の胸を揉んでるときもあまり反応がなかった気がする…」ムニムニ

歩夢「それが普通なんだって。かすみちゃんと璃奈ちゃんと侑ちゃんが敏感すぎるだけ♪」

侑「ふーん。…私も?」フニフニ

せつ菜「侑さんも敏感ですよ♪」

侑「気のせいでしょ」モミモミ

歩夢「揉んでみたらわかるんじゃないかな~♪」

かすみ「かすみんが確かめます!」

璃奈「私も揉みたい」

侑「…ダメ。今はせつ菜ちゃんの胸を揉むので忙しい」ムニムニ

せつ菜「そういうわけですから♪」

かすみ「え~…」

璃奈「私たちが揉むから、侑さんが忙しいかどうかは関係ないんじゃないの?」

侑「…胸を揉まれたら集中できないもん」ムニムニ

かすみ「じゃあ、また今度揉ませてくださいね?」

侑「今度ならいいよ」モミモミ

璃奈「やった」

歩夢「そんなに揉みたかったら私のでも揉む?」

かすみ「あ、結構です」

璃奈「人に揉ませようとするなんて変態。親が泣くよ」

歩夢「冗談で言っただけなのに辛辣すぎる…」

侑「歩夢?」ムニムニ

歩夢「なぁに?」

侑「歩夢は私のモノなんでしょ?他の人に揉ませようとしないでよ」フニフニ

歩夢「…!」ドキッ

侑「わかった?」ムニムニ

歩夢「ご、ごめんなさい////」カァァ

かすみ「歩夢先輩の顔が一瞬で真っ赤に…」

璃奈「あんなこと言われたら誰でも真っ赤になる」

せつ菜「わ、私も侑さんのモノですから!!」

侑「え?」フニフニ

かすみ「かすみんも侑先輩のモノです♪」

璃奈「私も」

歩夢「侑ちゃんは本当にモテモテだね////」

侑「…」モミモミ

侑(歩夢が冗談を言ったから、私も冗談を言っただけなのに…)サワ

せつ菜「ん…」ピク

侑「…お♪」

侑「やっとせつ菜ちゃんの乳首も立ってきた♪」クリクリ

せつ菜「そ、そんなクリクリしないでください…」

侑「これは?」ピンッ

せつ菜「ん…!」ビクッ

侑「気持ちいい?」ムニムニ

せつ菜「気持ちいいです…」

侑「そっかぁ。あむ♪」パク

せつ菜「ひゃ…!」

侑「ちゅ、れろ…」レロレロ

せつ菜「侑、さ…」

侑「ちゅ、んむ…」チュパチュパ

せつ菜「ぁ…」

侑「んちゅ、ん…」レロレロ

せつ菜「…っ」ギュ

侑「れろ、ちゅぅ…」チュパチュパ

せつ菜「ぁぁ…」トロン

歩夢「せつ菜ちゃんも気持ちよさそう♪」

璃奈「せつ菜さんのトロ顔を撮影して、中川菜々として全クラスに配布しない?」

かすみ「せつ菜先輩が自殺しちゃうからダメ!!」

せつ菜「やめてくだひゃ、んぁ…!」ビクンッ

歩夢「それはさすがにやりすぎだよ…」

璃奈「璃奈ちゃんジョーク。そんなことするわけない」

侑(璃奈ちゃんはやりそうだから怖い…)レロレロ

侑「ちゅ、んぅ…」チュゥゥゥ

せつ菜「ふぇ…!」ビクッ

侑「ちゅぅぅ、ちゅ♪」チュゥゥ

せつ菜「侑さ、吸わ、ないでぇ…」

侑「おかえひ♪」チュゥゥ

せつ菜「ふぁ、ぁ…」

侑「ちゅぅぅぅ♪」

せつ菜「ひゃぁぁ…!」ビクビク

侑「…ぷはぁ♪」チュポ

せつ菜「…っ」ピク

侑「…♪」グシ

せつ菜「はぁ、はぁ…」トローン

璃奈「シャッターチャンス」

かすみ「ダメだってば!」

侑「気持ちよかった?」ナデナデ

せつ菜「はひ…」トロン

侑「せつ菜ちゃんも乳首は敏感なんだね♪」ナデナデ

せつ菜「えへ…♪」ギュゥ

侑「かわいいなぁ♪」ナデナデ

せつ菜「…♪」ギュー

璃奈「侑さん。次は私」

侑「おっけー♪」パッ

せつ菜「ぁ…」シュン

歩夢「…あ、待って!」

侑「?」チラ

璃奈「これから私の番。歩夢さんはその次」

歩夢「そうじゃなくて…」

侑「歩夢は舐めないでいいの?」

歩夢「私も舐めてほし……って、違うよ。時計見て!」

侑「え?」チラ

璃奈「あ…」

かすみ「もう少しでチャイム鳴りますね~」

せつ菜「もうそんな時間ですか…」

璃奈「私はどうなるの?」

侑「…残念だけど、また今度ってことで」

璃奈「そんな…」

歩夢「しかたないよ。また今度してもらおう?」

璃奈「うん…」

侑「ごめんね…」

璃奈「…侑さんが謝る必要はない」

かすみ「少し早いけど戻りましょうか。…せつ菜先輩は服を着たほうがいいですよ?」

せつ菜「わ、わかってます!」スルスル

歩夢「行こ?」スッ

侑「うん」ギュ

璃奈「…」スク

せつ菜「次に侑さんと会うのは放課後ですね!」

侑「だね。待ち合わせは学校の入口でいい?」

せつ菜「もちろんです!」

かすみ「かすみんも侑先輩分を補給しに行きまーす♪」

璃奈「私も間に合えば行く」

歩夢「私はどうしようかな~」

侑「来ないでいいよ。抱きつかれると周りの視線が痛いから」

かすみ「そんな酷いこと言わないでくださいよ~」

璃奈「私に抱きつかれるの、嫌?」

歩夢「侑ちゃん…」

侑「嫌とかじゃなくてさ、周りに変な目で見られるの!この前だってクラスの子になにしてるのって聞かれたし…」

かすみ「いつですか?」

侑「休み時間だったかな…」

歩夢「なんて答えたの?」

侑「…なんとか分を補給してるんだって、って」

かすみ「なんとか分ではなく、侑先輩分です!」

侑「侑先輩分ね…」

せつ菜「そろそろ行かないとチャイム鳴っちゃいますよ!」

璃奈「うん」

かすみ「侑先輩、絶対に行きますからね!」スタスタ

璃奈「私も」スタスタ

歩夢「やっぱり私も行こっと♪」スタスタ

侑「はいはい…」スタスタ

侑「…!」ピタ

せつ菜「侑さん?どうかしました?」

侑「…あー。その、かすみちゃんに話があるんだけど」

かすみ「へ?」

歩夢「なんの話?」

璃奈「気になる」

侑「2人きりで話したいから、みんなは先に行っててくれる?」

せつ菜「2人きりで…!」

かすみ「…侑先輩。かすみんはいつでも準備okです!」

侑「なにが?」

かすみ「愛の告白をしてくれるんですよね?」

歩夢「あ、愛の告白っ!?」

侑「いや、違うけど…」

かすみ「違うんですか!?」

璃奈「なーんだ」

せつ菜「…」ホッ

歩夢「告白じゃないなら、なに…?」

侑「それは2人きりで話したいから教えられない。ほら、行った行った!」グイグイ

歩夢「あぁ、押さないで!」

璃奈「かすみちゃん、あとで教えてね」

せつ菜「私にもお願いしま」バタン

侑「ふぅ…」スッ

かすみ「あの、侑先輩…?」

侑「ごめんね。どうしてもかすみちゃんにお願いしたくて」

かすみ「お願いですか?」

侑「うん。今日、璃奈ちゃんの家に泊まってくれないかな?」

かすみ「り、りな子の?話が見えないんですけど…」

侑「本当は私がお泊まりしたかったんだけど、多分無理だと思うから…。お願いできる?」

かすみ「その前に理由を教えてください!りな子に言われるならともかく、なぜ侑先輩が…?」

侑「ん~。かすみちゃんになら話してもいいか…」ボソ

かすみ「…?」

侑「…璃奈ちゃん、1人だと寂しいみたいでさ」

かすみ「寂しい…?」

侑「じつはね、昨日こんなことがあって――」

かすみ「――りな子がそんなことを…」

侑「それを聞いてから、私、すごく不安で…」

かすみ「そうですね…」

侑「かすみちゃんにお願いしてもいいかな…?」

かすみ「…侑先輩の話を聞く限りだと、かすみんじゃなくて侑先輩本人が泊まったほうがいいのでは?」

侑「本当は私もそうしたいけど、お母さんがokしてくれないんだよ。昨日もお泊まりしちゃったし…」

かすみ「そうですか…」

侑「それで…」

かすみ「…わかりました。かすみんでよかったら、りな子の家にお泊まりします」

侑「かすみちゃん…」パァ

かすみ「でも、りな子に断られたらどうするんですか?」

侑「それはないと思うよ。璃奈ちゃんはかすみちゃんのことが好きだから♪」

かすみ「…ミジンコの次に好きって言ってましたね」

侑「あれはただの照れ隠しだって。本当はもっと好きだと思うけどなぁ」

かすみ「だといいんですけど…」

侑「ん?」

かすみ「…あ」

侑「本当はかすみちゃんも璃奈ちゃんのことが好きなんだ♪」

かすみ「ち、違います!かすみんが好きなのは侑先輩だけですから!!」

侑「友達として好きなんでしょ?」ニコ

かすみ「うぅ…」カァ

侑「あはは。今日はよろしくね?」

かすみ「…しかたないから泊まってあげます」プイ

侑「ありがと♪」チュッ

かすみ「んむ…」チュ

侑「行こっか♪」スッ

かすみ「…はい♪」ギュ

――放課後・虹ヶ咲学園前

せつ菜「侑さーん!」ブンブン

侑「早いね~。私も急いで来たのに…」スタスタ

せつ菜「ホームルームが終わったらすぐ飛び出してきました!」

侑「そんなにデートが楽しみだったの?」クス

せつ菜「やっと私の番ですから!」

侑「そっか。今日はいっぱい楽しもうね?」

せつ菜「もちろんです!」

侑「それで、どこに連れて行ってくれるのかな?」

せつ菜「秘密です!ついてきてください!」ダッ

侑「あ、せつ菜ちゃん待って!」

せつ菜「?」クル

侑「手、繋いで行こ?」ニコ

せつ菜「はい♪」パァ

――駅前

侑(かすみちゃんからLINE来てる…)スッスッ

かすみ:侑先輩!なんでいつもの場所にいないんですか!?

かすみ:かすみんが来るまで待っててくださいよ~!!

かすみ:侑先輩分を補給しないとレッスン中に力が出ません!!

侑(一応謝っとこ…)スッスッ

侑:ごめんね。明日は侑先輩分を補給していいから

侑:今日もレッスン頑張ってね~

侑「よし…」スッ

侑(…せつ菜ちゃん遅いなぁ。どこ行ったんだろ?)ゴソ

せつ菜「侑さーん!」タッタッ

侑「やっと来た…」

侑「遅いよ~。どこ行ってたの?」

せつ菜「すみません。これを買いに行ってたんです」カサッ

侑「なにその紙袋?」

せつ菜「コッペパンです。さ、どうぞ!」ガサガサ

侑「コッペパン!?わぁ、ありがとう!」スッ

せつ菜「あっちにベンチがあったので、座って食べましょう!」

侑「うん♪」

せつ菜「こっちです!」スタスタ

侑「おー♪」スタスタ

せつ菜「~♪」スタスタ

侑(いきなり「ここで待っててください」って言われたときは何事かと思ってたけど、コッペパンを買いに行ってたんだ♪)

侑(ちょうど小腹が空いてたんだよね~♪)

侑「んー♪やっぱりコッペパンはおいしい♪」

せつ菜「こっちのコッペパンもおいしいですよ♪」

侑「ほんと?1口ちょーだい♪」

せつ菜「はい!…あーん♪」スッ

侑「あむ。…うん、せつ菜ちゃんのもおいしい♪」ニコ

せつ菜「よかったです♪」

侑「私のもあげるね。あーん♪」スッ

せつ菜「あーん♪」パクッ

せつ菜「…♪」モグモグ

侑「どう?」

せつ菜「おいひいです♪」モグモグ

侑「そっか♪」

侑「ごちそうさまでした、せつ菜ちゃん♪」

せつ菜「喜んでもらえてなによりです♪」

せつ菜「本当はもっと買おうとしたんですが、食べられないと思ったので1個ずつにしました!」

侑「1個で充分だよ…。というか、どうしてコッペパンを買ってきてくれたの?デートだから?」

せつ菜「この前のお詫びとしてですけど…」

侑「お詫び?なにかしたっけ?」

せつ菜「お、覚えてないんですか?」

侑「…えっと?」

せつ菜「…ですから、あの、生徒会室で…」

侑「生徒会室…?」

侑「…あっ!私を襲ったやつ!?」

せつ菜「そ、そんな大声で言わないでください…!」ヒソヒソ

侑「…!」バッ

侑「…」キョロキョロ

侑「…誰にも聞かれなかったみたい」ホッ

せつ菜「よかったです…」

侑「…よく覚えてたね?すっかり忘れてたよ~」

せつ菜「忘れられませんよ…。好きな人を襲いそうになってしまったんですから…」

侑「私は別に気にしてないけどなぁ。せつ菜ちゃんが暴走するのはいつものことだし?」

せつ菜「すみません…」

侑「もう謝らなくていいって。今日はデートなんだから、そんな悲しそうな顔しないで精一杯楽しもう?」ニコ

せつ菜「はい…」

侑「もー。…せつ菜ちゃん?」ツンツン

せつ菜「…?」チラ

侑「ちゅ、ん♪」チュッ

せつ菜「ん…」チュ

侑「ぷは。元気出た?」

せつ菜「侑さん…」

侑「私は気にしてないよ。だからせつ菜ちゃんも気にしないで?それよりも、今日はデートを楽しまないと!」

せつ菜「…はい♪」ニコ

侑「せつ菜ちゃんには笑顔が似合うね♪」ナデナデ

せつ菜「そ、そうでしょうか?」テレッ

侑「うん。せつ菜ちゃんの笑顔はかわいいよ♪」ナデナデ

せつ菜「えへへ…♪」

侑「…さて。コッペパンも食べ終わったし、そろそろ行かない?」スッ

せつ菜「そ、そうですね。時間は限られてますし!」スクッ

侑「どこに行くの?いい加減教えてよ~」ギュ

せつ菜「すぐそこなので、楽しみにしててください!」

侑「おー♪」

――漫画喫茶前

せつ菜「今日デートする場所はここです!」バッ

侑「漫画喫茶?」

せつ菜「漫画が読み放題なんですよね?侑さんから話を聞いて、ずっと行ってみたいと思ってたんですよ!」

侑「せつ菜ちゃん漫画好きだもんね~」

せつ菜「はい!」

侑「漫画喫茶は楽しいよ。漫画はもちろん、ジュースはアイスクリームも食べ放題だし♪」

せつ菜「侑さんはよく来るんですか?」

侑「新刊が出たときに読みに来るくらいかな~」

せつ菜「おぉ…!」

侑「せつ菜ちゃんは初めてだから会員証を作らないとね。保険証とか、身分を証明できるものは持ってる?」

せつ菜「はい!あらかじめ調べてきたので大丈夫です!」

侑「準備がいいね。じゃ、入ろうか♪」

せつ菜「行きましょう!」

――漫画喫茶・個室

せつ菜「いっぱい持ってきました!」ドサッ

侑「そんなに…。時間内に読みきれるの?」

せつ菜「大丈夫です。私、読むの早いですから♪」

侑「ならいいけど…」

せつ菜「それにしても、漫画喫茶は素晴らしいですね!あんなに漫画が置いてあるなんて!!」

侑「そうだね。…少し声のボリュームを落としてくれる?」

せつ菜「す、すみません。苦情が来ちゃいますよね…」

侑「苦情は来ないんじゃないかな?この部屋、防音だし」

せつ菜「ぼ、防音なんですか?」

侑「多分だけどね?」

せつ菜「すごいです…!」

侑「…防音だからって、えっちなことしたらダメだよ?」

せつ菜「し、しませんよ!ここには漫画を読みに来たんですから…!」

侑「あはは。冗談だってば♪」

せつ菜「まったく…」

侑「ごめんって。漫画読も?」

せつ菜「はい♪」スッ

侑「なにから読もうかな~」ガサゴソ

せつ菜「私はこれを読みます!」バッ

侑「おー。それ面白いよね~」

せつ菜「そうなんですか?絵柄が好みだったので、何冊か取ってみました!」

侑「へー。ま、読んだらわかるよ♪」

せつ菜「楽しみです!」

せつ菜「では、さっそく…」スッ

侑「せつ菜ちゃーん♪」ギュッ

せつ菜「ゆ、侑さん?」

侑「せっかくのデートなんだし、もう少しくっついて読まない?」

せつ菜「私は別に構いませんけど…」

侑「ありがとう♪」スッ

せつ菜「…」ペラ

侑「…♪」ペラ

せつ菜「…」チラ

侑「…♪」ペラ

せつ菜「…」ペラ

せつ菜(いい匂いがします…)ドキドキ

侑「…♪」ペラ

せつ菜「…」チラ

侑「…?」ニコ

せつ菜「…!」ドキ

侑「どうしたの?さっきからチラチラ見てない?」

せつ菜「す、すみません。侑さんとこんなに近い距離でいるとドキドキしてしまって…」

侑「漫画に集中できないの?」

せつ菜「は、はい…」

侑「そっか。じゃあ、少し離れるよ」ススッ

せつ菜「あ…」

侑「このくらいの距離なら大丈夫?」

せつ菜「…大丈夫、です」

侑「了解♪」ニコッ

せつ菜「…っ」ドキッ

侑「…♪」ペラ

せつ菜「…」ペラ

侑「それ面白いでしょ~」ペラ

せつ菜「はい。漫画に出てくる料理もおいしそうですし、必殺技もかっこいいです…」ペラ

侑「ねー。私もその漫画好きなんだ♪」ペラ

せつ菜「へぇ…」ペラ

侑(…漫画に集中してるみたいだし、あまり話しかけないほうがいいのかな?)チラ

せつ菜「…」ペラ

侑(スクールアイドルをしてるときみたいに真剣な顔してる。そんなに漫画が好きなんだね♪)クス

侑(せつ菜ちゃんの横顔、かっこいい♪)ジー

せつ菜「…」ペラ

侑(…やっぱりもう少し近づいちゃお♪)スッ

せつ菜「…」ペラ

侑「…♪」ススッ

せつ菜「…」ペラ

侑(あれ?なんの反応もない?…完全に集中してる?)

せつ菜「…」ペラ

侑(あのときもそうだったけど、人間ってここまで集中できるんだ…。せつ菜ちゃんってすごいなぁ…)ジー

せつ菜「…」ペラ

侑「…」スンスン

侑(…せつ菜ちゃんの髪もいい匂い♪)スンスン

せつ菜「…」ペラ

侑(匂いを嗅がれても気づかないんだ。集中しすぎ♪)スンスン

せつ菜「…」ペラ

侑「…♪」スンスン

せつ菜「…」ペラ

侑(他の場所も嗅ぎたいなぁ。…おちんちんとか♪)スンスン

侑(それはさすがに気づかれるよね…)スンスン

せつ菜「…」チラ

侑「…お♪」スンスン

せつ菜「ゆ、侑さん!?」バッ

侑「やっと気づいた♪」スッ

せつ菜「そ、そんな至近距離でなにをしてるんですか!」

侑「なにって、匂いを嗅いでたんだよ?」

せつ菜「匂い…?なぜ…」

侑「せつ菜ちゃんの髪がいい匂いだから♪」

せつ菜「わ、私の髪はいい匂いなんですか?」

侑「シャンプーのいい匂い♪」スンッ

せつ菜「嗅がないでください…!」サッ

侑「どうして?せつ菜ちゃんだって私の匂いを嗅いでたのに?」

せつ菜「は、恥ずかしいからです…。2人きりだし…」カァ

侑「かわいいなぁ♪」ムギュ

せつ菜「わっ…」

侑「せつ菜ちゃんの匂い好き♪」スンスン

せつ菜「侑さん…」ドキドキ

侑「おちんちんの匂いも嗅いでいい?」チラ

せつ菜「だ、ダメです!」

侑「え~」

せつ菜「お、おちんちんの匂いを嗅ぎたいだなんて…」

侑「私ね、あの蒸れた濃い匂いが大好きなんだー♪」

せつ菜「…侑さんは変態だったんですね…」

侑「せつ菜ちゃんも変態だよ♪」

せつ菜「わ、私は変態などではありません!」

侑「私の汗臭い匂いが好きなんでしょ?立派な変態じゃん♪」ニコ

せつ菜「うぐ…」

侑「おちんちんの匂い嗅いでいい?」

せつ菜「…ここは漫画喫茶なんですよ。場所を考えてください」

侑「そんな固いこと言わないでよ、個室だからバレないって♪」ムギュー

せつ菜「そういう問題では…」

侑「脱がしまーす♪」スルスル

せつ菜「やめ、やめてくださいっ!」

侑「この前のお返し♪」スルスル

せつ菜「うぅ…」

侑「嗅ぐね♪」スッ

せつ菜「漫画を読みに来たのに…」

侑「せつ菜ちゃんは漫画を読んでていいよ?私は匂いを嗅いでるからさ♪」スンスン

せつ菜「気になって漫画に集中できません!」

侑「せつ菜ちゃんの集中力なら大丈夫じゃない?」スンスン

せつ菜「無理ですよぉ…」

侑「はー♪いい匂い♪」スンスン

せつ菜「侑さ、ん…」ムクッ

侑「…♪」スンスン

せつ菜「…っ」ビンビン

侑「わぁ♪」スンスン

侑「大きくなったね♪」スンスン

せつ菜「ゆ、侑さんが匂いを嗅ぐから…」ビンビン

侑「私のせい?」ニギッ

せつ菜「…!」ビク

侑「大きくなってるけど、私はどうすればいいのかな?」コスコス

せつ菜「え、あ…」

侑「このまま手でするのがいい?」コスコス

せつ菜「…く、口で…」

侑「なに?」サスサス

せつ菜「口でしてほしいです…」

侑「ここは漫画喫茶なんだよ?場所を考えないといけないんじゃなかった?」コスコス

せつ菜「い、いじわるしないでください…」

侑「えへへ♪」コスコス

侑「フェラをするって約束してたもんね♪」スッ

せつ菜「覚えてたんですか…?」

侑「もちろん。…せつ菜ちゃんも期待してたでしょ?」スンスン

せつ菜「わ、私は別に…。侑さんとデートさえできれば…」

侑「じゃあ、フェラしないでいいの?」スンスン

せつ菜「…してほしいです…」

侑「さっさと素直になればいいのに♪」チュッ

せつ菜「ひゃ…!」ビク

侑「先っちょにキスしちゃった♪」ペロッ

せつ菜「…ん」ピク

侑「もう透明の液体が出てるね♪」ペロペロ

せつ菜「ぁ…」

侑「んー♪」ペロペロ

せつ菜「ぁ、ぁ…」

侑「微妙にしょっぱい味がする♪」ペロペロ

せつ菜「侑、さ…」

侑「気持ちいい?」レロレロ

せつ菜「ジンジンして気持ちいいです…」

侑「フェラはもっと気持ちいいよ?」レロレロ

せつ菜「は、早くしてください…!」

侑「大きくてくわえられないから無理♪」ペロペロ

せつ菜「そんな…。この前はできるって…」ウルウル

侑「…冗談だよ♪あむ♪」パク

せつ菜「ん…!」ビクッ

侑「んむ、れろ…」レロレロ

せつ菜「ぁ、ふぁ…」

侑「ちゅ、ん…」レロレロ

せつ菜「ぁ…っ」

侑(歩夢よりも大きい…。少し動かしてみよう…)チュプ

侑「ん、ぅ…」チュプチュプ

せつ菜「…っ」

侑「む、ちゅ…」チュプチュプ

侑(かなりきつい…。先っちょだけでこの圧迫感…)チュプチュプ

せつ菜「は、ぁ…」

侑(根元までくわえたら、多分死ぬな…)レロレロ

せつ菜「はぁ、ぅ…」

侑「ちゅ、れろ…」レロレロ

せつ菜「はぁ、はぁ…」

侑「ちゅぷ、ちゅ…」チュパチュパ

せつ菜「ふぁ、ぁ…」

侑「ちゅぱ、れる…」チュパチュパ

せつ菜「侑さ、ぁ…」ビクビク

侑(ビクビクしてるってことは…)レロレロ

せつ菜「うぅ…!」ビュルルルルルッ

侑「んむ…!」ビクッ

侑(やっぱり…。出そうになったら教えてって言ったのに…)コク

せつ菜「…っ」ビュルルルル

侑(量が多い…。歩夢と同じか、それ以上はありそう…)ゴクゴク

せつ菜「はぁ、はぁ…」トローン

侑「んぐ…」ヌポッ

侑「…ごほ、ごほ」グシ

侑(1回で飲みきれなかった…)ダラー

侑「ん…」ゴク

侑(…この味、好きになってきたかも♪)

せつ菜「侑さん…」ハァハァ

侑「…ん。初めてのフェラはどうだった?」スッ

せつ菜「とても気持ちよかったです…。口でするだけであんなにも違うものなんですね…」トロン

侑「そんなに気持ちいいの?」

せつ菜「はい…」

侑「ふーん?」チラ

せつ菜「…」ビンビン

侑「1回出しただけじゃ収まらないね♪」クス

せつ菜「えへへ…♪」テレ

侑「もう1回しようか?」ニギ

せつ菜「お、お願いします…!」

侑「はーい♪…ん、ちゅ♪」チュプ

せつ菜「ひゃ…」ピク

侑「んむ、ちゅ…」チュプチュプ

せつ菜「ぁ、ん…」

侑「んー…」レロレロ

せつ菜「ふぁ…」

侑(少し奥までくわえてみよ♪)チュプ

侑「んぐ、ん…」ゴリッ

侑「…ん!」ビク

侑(い、今、喉がゴリって…)

侑(…先っちょだけのほうがいいかな…)チュパチュパ

せつ菜「ん…」

侑「れろ、ちゅ…」チュパレロ

せつ菜「ぁ…」

侑「ちゅむ…」チュプチュプ

せつ菜「んく…」

侑「じゅる、れろ…」チュパチュパ

せつ菜「…っ」

侑(顎が疲れてきた…)チュプ

侑「…ん、ぷは」ヌポ

せつ菜「…へ?」

侑「ふぅ…」グシ

せつ菜「ゆ、侑さん…?」

侑「…ごめんね。せつ菜ちゃんの大きいから、顎が疲れちゃって。フェラはもうできないや」

せつ菜「そうですか…」シュン

侑「その代わり、手でしてあげるからさ♪」ニギッ

せつ菜「侑さん…!」パァ

侑「ふふ。そんなに嬉しいの?」コスコス

せつ菜「侑さんにしてもらえるだけで私は幸せです…♪」

侑「嬉しいこと言ってくれるじゃん♪」シコシコ

せつ菜「それに、侑さんにしてもらったほうがずっと気持ちいいですから♪」

侑「そっかぁ♪」シコシコ

せつ菜「えへ…。んぁ…」ピク

侑「~♪」シコシコ

せつ菜「侑さん…。キスしたいです…」

侑「…キス?やめたほうがいいんじゃない?」サワサワ

せつ菜「私と、ぁ、キスしたくありませんか…?」

侑「違うよ。精液を飲んだから口の中が生臭いだろうし、キスはしないほうがいいんじゃないかなって」シコシコ

せつ菜「…構いません、侑さんとキスがしたいです」

侑「…わかったよ。軽くね?」シコシコ

せつ菜「ディープキスでお願いします…!」

侑「…えー。まあいいか」スッ

せつ菜「…」ドキドキ

侑「ん…」チュッ

せつ菜「…ん」チュ

侑「ちゅ、ちゅぷ…」ニュプ

せつ菜「んむ…」ニュル

侑「ちゅる、ん…」

せつ菜「ちゅ、む…」

侑(手も一緒に動かさないとね♪)サワ

せつ菜「…!」ピクン

侑「ちゅ、れろ…」シコシコ

せつ菜「んちゅ、ちゅ…」

侑「んむ、ちゅ…」シコシコ

せつ菜「ん…。ちゅ、ちゅ…」

侑「んちゅ、れろ…」シコシコ

せつ菜「…っ。ん…」ビク

加藤純一(うんこちゃん) Youtubelive

Minecraft(カトクラ)Java/PC版
『視聴者参加:100~1000人マルチクラフト』#1

『Minecraftで
加藤純一帝国を建国する。500人test編』
(18:37~放送開始)


https://youtu.be/TTDVrOLz6MI

侑「ちゅく、ちゅ…」シコシコ

せつ菜「れる、ん…」

侑「ちゅっ、ちゅ…」シコシコ

せつ菜「侑ひゃ、ぁ…」ビクビク

侑「らして♪」シコシコ

せつ菜「~~っ!」ビュルルルルッ

侑「…ぷは♪」タラッ

せつ菜「ぷはぁ…。ぁ…」ビュルルルル

侑「おー♪」

せつ菜「…っ」ビュルビュル

侑「2回目もいっぱい出たね~♪」

せつ菜「はぁ、ぅ…」ビクビク

侑「キスしながら手でするのは初めてだったんだけど、気持ちよかった?」

せつ菜「き、気持ちよかったですけど…」

侑「けど?」

せつ菜「…同時はやめてください。気持ちよすぎて変になってしまいそうです…」モジ

侑「あはは。かわいいなぁ♪」ナデナデ

せつ菜「ひゃ…」ビク

侑「よしよし♪」ナデナデ

せつ菜「…♪」ギュ

侑「おちんちんは収まった?」ナデナデ

せつ菜「はい…。ありがとうございました…♪」ギュー

侑「2回で収まってよかったよ。歩夢みたいに何回もしたら大変だし♪」ナデナデ

せつ菜「歩夢さんみたいに…?」

せつ菜「歩夢さんは何回したんですか?」

侑「お家デートをした日に7回したかな~」ナデナデ

せつ菜「7回…」

侑「多いよね。私もびっくりしちゃったもん」ナデナデ

せつ菜「私も毎日そのくらいしますけど…」

侑「え?」ピタ

せつ菜「昨日は朝に5回、夜に5回しました♪」ギュー

侑「1日で10回も!?歩夢より上がいるなんて…」

せつ菜「みなさんもこのくらいすると思ってたんですが、違うんですか?」

侑「1日に10回はやりすぎじゃないかなぁ…?」

せつ菜「しかし、侑さんのことを考えながらすると全然収まってくれないんです…」

侑「私の…(歩夢にも似たようなこと言われたっけ…)」

せつ菜「私、おかしいですか…?」

侑「…そんなことないんじゃない?私で興奮してくれるんでしょ?嬉しいな、ありがとう♪」ニコ

せつ菜「本当ですか?」パァ

侑「うん♪」

せつ菜「侑さん、大好きですっ♪」ガバッ

侑「わ…」ボフ

せつ菜「今度は私が侑さんを気持ちよくしますね♪」サワ

侑「わ、私はいいよ。それよりも、床に精液が…」

せつ菜「あとで拭きますから♪」フニッ

侑「んぁ…」ピク

せつ菜「服の上からさわってるのに感じてるんですか?やっぱり侑さんは敏感なんですね♪」サワサワ

侑「うぅ…」

せつ菜「この感触は…」フニフニ

侑「な、なに?」

せつ菜「今日はブラジャーを着けてるんだなって♪」サワサワ

侑「さすがに学校には着けて行くよ…。ん…」

せつ菜「ふむふむ…」サワサワ

侑「ぁ…」

せつ菜「服の上からだと胸のやわらかさがよくわかりません。脱がしていいですか?」フニフニ

侑「…いいよ」

せつ菜「ありがとうございます♪」スルッ

侑「…」ドキドキ

せつ菜「ばんざいしてださい♪」スルスル

侑「…ん」スッ

せつ菜「さて…」ムニッ

侑「ひゃ…」ピクッ

せつ菜「やわらかいです♪」フニフニ

侑「歩夢とせつ菜ちゃんのほうがやわらかいけど…」

せつ菜「だとしても、私は侑さんの胸が1番好きですよ♪」

侑「ふぅん…」

せつ菜「ずっと揉んでいられます♪」ムニムニ

侑「…ずっとはダメ」

せつ菜「わかってますよ♪」クリッ

侑「ん…!」ピクン

せつ菜「ふふ。もう乳首が立ってますね♪」クリクリ

侑「ぁ、ふぁ…」

せつ菜「…♪」ムニムニ

侑「ん…。せつ菜ちゃんも、揉むの上手だね…」

せつ菜「ありがとうございます♪」フニフニ

侑「歩夢といい勝負かも…」

せつ菜「歩夢さんも上手なんですか?」フニフニ

侑「うん…。歩夢に揉まれるとね、すごく気持ちいいの…」

侑「昨日の朝に少し揉んでもらったけど、自分で揉むよりも…」

せつ菜「…なるほど♪」ピンッ

侑「ひゃ…!」ビクン

せつ菜「気持ちいいですか?」フニフニ

侑「気持ちいい…」

せつ菜「よかったです♪」ピンッ

侑「ひゃん…!」ビクッ

せつ菜「楽しいですね、これ♪」ムニムニ

せつ菜「侑さんの乳首、おいしそう…♪」フニフニ

侑「な、舐めていいよ…?」

せつ菜「乳首よりもこっちがいいです♪」ツツー

侑「ふぇ…」ビク

せつ菜「パンツ越しでもわかるくらい濡れてますね♪」サスサス

侑「ひゃ、ぁ…」

せつ菜「侑さんってひとりえっちしたことありましたっけ?」サスサス

侑「2回だけ…。イケなかったけど…」

せつ菜「ふむ…」サスサス

侑「あと、歩夢には2回イカせてもらったかな…」

せつ菜「…そうですか。歩夢さんに…」モゾモゾ

侑「パンツに手を入れないで…。汚れちゃうよ…」

せつ菜「大丈夫です♪」ヌチュ

侑「…っ」ピクン

せつ菜「侑さん♪」ヌチュヌチュ

侑「なに…?」

せつ菜「今日は私がたくさんイカせてあげますね♪歩夢さんよりも♪」ヌチュヌチュ

侑「え…」

せつ菜「安心してください。私は慣れてますから、あまり経験のない侑さんでも気持ちよくなれますよ♪」ヌチュヌチュ

侑「え、え…」

せつ菜「歩夢さんにしてもらうよりも、絶対に気持ちよくしてあげますから♪」ヌチュヌチュ

侑「…もしかして、せつ菜ちゃん…」

せつ菜「はい?」ヌチュヌチュ

侑「…歩夢に嫉妬してるの?」

せつ菜「…あんな話をされたら誰でも嫉妬すると思います♪」ツププ

侑「ひゃぅ…!」ビクッ

せつ菜「んー。1本でもキツイですね…」クチュ

侑「せつ菜ちゃんは…?」

せつ菜「秘密です♪」クチュクチュ

侑「んく…」ビク

せつ菜「…♪」クチュクチュ

せつ菜「ここを刺激すると気持ちいいんですよ♪」クニッ

侑「ひゃぁぁ…!」ビクンッ

せつ菜「お、軽くイキましたね♪」クス

侑「わ、わかるの…?」ハァハァ

せつ菜「イクときは指がきゅぅっと締め付けられますから♪」クチュクチュ

侑「そう、なんだ…」ハァハァ

せつ菜「はい♪」クチュクチュ

せつ菜「…♪」クチュクチュ

侑「ふぁ、ぁ…」

せつ菜「パンツが邪魔なので脱がしますね♪」スルスル

侑「うん…」ハァハァ

せつ菜「侑さんのトロ顔素敵ですっ♪」クチュクチュ

侑「えへ…。ぁん…♪」

せつ菜「ここも一緒にさわると気持ちいいの知ってましたか?」クニクニ

侑「クリ、トリス…?」

せつ菜「たとえばこんな風に♪」クチュクチュクリクリ

侑「んひゃぁ…」ビクン

せつ菜「どうです?」クチュクチュクニクニ

侑「き、気持ちいい…」トロン

せつ菜「ふふ。もっと気持ちよくなってもらいますよ♪」クチュクチュクニクニ

侑「もっと…。ん、ぁぁ…」

せつ菜「というか、皮剥けてるんですね♪」クリクリ

侑「歩夢が剥いてくれたの…」トロン

せつ菜「…侑さん♪」ズイ

侑「ふぇ?」スッ

せつ菜「ん、ちゅぅ…♪」チュッ

侑「んむ…!」チュ

せつ菜「ちゅ、ちゅむ…♪」ニュプ

侑「ん…」

せつ菜「ちゅぷ、ちゅ♪」クリクリ

侑「…っ!」ビクッ

せつ菜「ちゅる、む…♪」クチュクチュ

侑「んちゅ、ん…」

せつ菜「じゅる、ちゅ…」クチュクチュ

侑「ちゅぷ、んぅ…」

せつ菜「んー♪」クチュクチュクリクリ

侑「…っ。ん、む…」ビク

せつ菜「ちゅく、ちゅぅ♪」クチュクチュクニクニ

侑「~~っ」ビクビク

せつ菜「…ぷはぁ♪」タラァ

侑「ぷは…。はぁ、ぁ…」トローン

せつ菜「これで2回目ですね♪」ニコ

侑「はぁ、はぁ…」トロン

せつ菜「侑さんってイキやすい体質なんですか?」

侑「し、知らない…」ハァハァ

せつ菜「それか、私たちの相性がいいのかもしれません♪」チュッ

侑「ん…♪」チュ

せつ菜「侑さん大好きですっ♪」チュッチュッ

侑「えへへ♪」トローン

せつ菜「ふふ♪」クチュ

侑「んっ。も、もういいよ…。疲れちゃった…」

せつ菜「なに言ってるんですか?まだこれからですよ?」

侑「え…。2回もイッたしさすがに…」

せつ菜「時間の許す限り、侑さんにはイッてもらいますね♪」クチュクチュ

侑「そんな…。ぁ、ふぁ…」ビクッ

せつ菜「侑さんのえっちな姿、もっと私に見せてください♪♪」クチュクチュクリクリ

侑「やめっ、ひゃ…。もうイキたくないぃぃ~~////」ビクビクッ

せつ菜「――ごめんなさい…」

侑「ごめんなさいじゃないよね。私は何回もやめてって言ったのに…」

せつ菜「わ、私が悪いのでしょうか?侑さんがかわいすぎるのがいけないのでは…?」

侑「ん?」ニコ

せつ菜「本当に申し訳ありませんでした!!」バッ

侑「はぁ…。せつ菜ちゃんが暴走するのはいつものことだけどさ、今回はやりすぎだよ…」

せつ菜「はい…」

侑「精液とか色々な汁を掃除するのに20分近くかかったし、おまけにもう7時だよ?」

せつ菜「私の門限は8時なので大丈夫です!」

侑「せつ菜ちゃんの門限とか聞いてないから」

せつ菜「す、すみません…!」

侑「匂い、ちゃんと消えたかなぁ…」

せつ菜「綺麗に拭き取ったので、多分問題ないかと…」

侑「もしバレたら出禁だからね?」

せつ菜「はい…」

侑「まったく…」ハァ

せつ菜「侑さん…?」

侑「なに?」

せつ菜「お、怒ってますか…?」

侑「…別に。これで怒ってるんだったら、生徒会室の件ですでに縁を切ってるよ」

侑「それに、私も気持ちよかったしさ♪」ニコ

せつ菜「侑さん…!」パァ

侑「だけど、やりすぎはよくない。次は怒るからね!」コツン

せつ菜「あぅ…」

――駅前

侑「ここでお別れだね」

せつ菜「あの、本当に送っていかなくても…」

侑「大丈夫だって。せつ菜ちゃんも門限ヤバいでしょ?」

せつ菜「まあ、はい…」

侑「じゃ、またね。あとで連絡ちょーだい♪」スッ

せつ菜「ゆ、侑さん!」

侑「?」チラ

せつ菜「あ、その…」

せつ菜「今日はすみませんでした…」ペコッ

侑「私は怒ってないってば。だから謝らないでほしいな」

侑「…元はと言えば、私にも責任はあるもんね♪」

せつ菜「私とまたデートしてくれますか…?」

侑「もちろん。今度は漫画喫茶じゃなくて、お家デートにしない?」

せつ菜「お家デート、ですか?」

侑「だって、お家のほうがえっちなことしやすいでしょ?」ヒソ

せつ菜「なっ////」カァァ

侑「真っ赤になった~♪」ツンッ

せつ菜「か、からかわないでくださいっ////」

侑「あはは。それじゃ、また明日ね?」

せつ菜「はい////」

侑「ちゅ♪」チュッ

せつ菜「んむ!?////」チュ

侑「バイバイのキス♪」ニコ

せつ菜「侑さん…////」ドキドキ

――侑の部屋

侑「ふぅ…」ボフ

侑(今日も疲れたぁ…。でも、これで4人とのデートが終わったね…)

侑(長かったような、短かったような…)

侑(本当に楽しい4日間だったな…)

ガチャ

侑「?」チラ

歩夢「侑ちゃん♪」ヒョコ

侑「歩夢…。どうしたの?」

歩夢「今日も泊まりに来ちゃった♪」スタスタ

侑「ふーん…」

歩夢「失礼しまーす♪」ボフ

歩夢「えい♪」ムギュ

侑「わっ」

歩夢「今日のデート、どこに行ってきたの?」ギュー

侑「今日は漫画喫茶に行ってきたよ~」

歩夢「へー。漫画喫茶かぁ~」

歩夢「楽しかった?どんな漫画読んだの?」

侑「…漫画はあまり読まなかった、かな?」

歩夢「どういうこと?」

侑「…ほら、漫画喫茶って個室じゃん?」

歩夢「うん」

侑「そんな場所でせつ菜ちゃんと2人きりでいたら、ね?」

歩夢「ま、まさか…。せつ菜ちゃんとえっちを…!?」

侑「いや、えっちはしてないって!フェラとかだけ!」

歩夢「それでも充分アウトでしょ…。天井空いてるし、音も聞こえるよね?すぐに店員さん飛んで来なかった?」

侑「鍵つきの防音個室だったからさ~」

歩夢「あー。そんな部屋があるんだ…」

侑「私も初めて入ったけど、かなり快適だったよ♪」

歩夢「おぉ…」

侑「それにしても、気持ちよかったな~」

歩夢「気持ちよかった?」

侑「せつ菜ちゃんにね…」ピコン♪

侑「…LINE?こんな時間に誰だろ?」ゴソ

歩夢「せ、せつ菜ちゃんになにされたの?気になるんだけど…」

侑「LINEの確認したら教えてあげる♪」カチッ

歩夢「むぅ…」

侑「おー。かすみちゃんからだ♪」

歩夢「私も見ていい?」

侑「いいよ~」スッ

歩夢「ありがとう♪」ズイ

かすみ:侑先輩、おやすみなさい♪

かすみ:写真

歩夢「おやすみのLINEかぁ。…写真?」

侑「璃奈ちゃんとの2ショットだね~」

歩夢「今日お泊まりしたんだ。やっぱり仲良いんだね♪」

侑「ねー♪」スッスッ

侑:2人ともおやすみなさい

侑:璃奈ちゃんのベッドは広いから、2人で仲良く寝るといいよ!

侑「よし…」スッ

歩夢「璃奈ちゃんのベッドってそんなに広いの?」

侑「私のベッドと比べるとかなり広いかな~。2人で寝てもスペースに余裕があったし♪」

歩夢「私は狭いほうが好きだよ?侑ちゃんと抱き合いながら寝れるもん♪」ニコッ

侑「そっか♪」ナデナデ

歩夢「うん♪」ギュー

侑「歩夢はかわいいなぁ♪」ナデナデ

歩夢「えへへ♪…あ、そうだ!」バッ

侑「わっ!?」ビクッ

歩夢「さっきの続きを話して!せつ菜ちゃんになにされたの!?」

侑「んー。歩夢にしてもらったときみたいに、指でアソコをさわってもらったよ?」

歩夢「なっ…!」

侑「今日だけでたくさんイカされちゃった。せつ菜ちゃんも歩夢と同じくらい上手でびっくりしたよ~」

歩夢「な、何回イッたの…?」

侑「5回か6回かな?」

歩夢「そんなに…!」

侑「おかげでヘトヘトだよ。初めて腰が抜けたし…」

歩夢「私はまだ2回しかイカせてないのに…」

歩夢「というか、お昼にあんな偉そうに言っておいて、自分は侑ちゃんにえっちなことをしてるなんて…!!」

侑「ま、まあまあ。落ちついて…」サスサス

歩夢「…どっちが気持ちよかった?」チラ

侑「え?」

歩夢「私とせつ菜ちゃん、どっちにされたほうが気持ちよかった!?」バッ

侑「え、え~…」

侑「どっちも気持ちよかったから決められないよ…」

歩夢「そういうのいいから答えて!!」

侑「だからさ…」

歩夢「答えるまで寝かさないからね!?」

侑「そんなぁ…」

歩夢「侑ちゃん!!」

侑「…」

侑「…せつ菜ちゃんのほうが気持ちよかった、かも」ボソ

歩夢「…!」ガーン

侑「び、微妙にね?」

歩夢「…ふーん。それが侑ちゃんの答えなんだ?」

侑「な、なんか怒ってない?」

歩夢「怒ってないよぉ。この笑顔を見て?」ニコ

侑「目が笑ってないです…」

歩夢「ふふ。私がいないと生きていけない体にしてあげるね?」サワ

侑「もうなってるけど…」

歩夢「へ?」ピタ

侑「何年一緒にいると思ってるの?…歩夢がいない生活なんて、私には耐えられないよ」

歩夢「侑ちゃん…」パァ

侑「だから、これからも私と一緒にいてくれる?」

歩夢「…うん。ずっと一緒にいようね♪」ムギュッ

侑「ありがとう、歩夢♪」ナデナデ

歩夢「侑ちゃん大好きぃ♪」ギュー

侑「嬉しいな~♪」ナデナデ

歩夢「えへへ♪」ギュー

侑(あれ?さっきまで怒ってたのに…)チラ

歩夢「大好き…♪」ギュー

侑(…なんとかなったっぽい?)ナデナデ

歩夢「侑ちゃん♪」ギュー

侑「んー?」ナデナデ

歩夢「今日も抱き合いながら寝よー♪」ギュゥ

侑「あ~…」

歩夢「…侑ちゃん?」パッ

侑「その、今日は1人で寝たいな」

歩夢「え…。私と寝たくないの…?」

侑「そういうわけじゃないよ。…1人で考えたいことがあるからさ」

歩夢「悩みがあるなら相談に乗るよ?」

侑「歩夢には相談できない。これは私1人で決めないといけないことだから」

歩夢「なにそれ…?」

侑「…今日で4人とのデートが終わったでしょ?誰が好きなのか、もう少しで決まりそうなんだよね…」

歩夢「…!」

歩夢「そ、それ本当?」

侑「…うん。だから…」

歩夢「…わかった。今日は自分の部屋に戻るよ」スク

侑「ごめんね」

歩夢「ううん。…期待していいの?」

侑「…」ニコ

歩夢「…まだ早いよね。おやすみなさい♪」ガチャ

侑「…おやすみ、歩夢」

歩夢「…」スッ

歩夢「…ねぇ、侑ちゃん?」チラ

侑「…?」

歩夢「侑ちゃんを1番好きなのは私だから。覚えといて♪」バタン

侑「…歩夢…」

――翌朝・侑の部屋

歩夢「侑ちゃん起きて。朝だよ~」ユサユサ

侑「ん…」モゾ

侑「ふわぁ…」

歩夢「おはよう♪」ニコ

侑「…おはよ」グシ

歩夢「わ、少しクマができてるね。寝るの遅かったの?」

侑「みんなのことを考えてたら、なかなか寝つけなくて…」

歩夢「私もあまり寝れなかったんだ~♪」

侑「それにしては元気そうに見えるけど…」

歩夢「だって、今日で侑ちゃんの恋人が決まるかもしれないんだよ?こんなに嬉しい日なんてないもん♪」

侑「そっか…」

歩夢「ふふ。それで、決まったのかな?」

侑「…」

歩夢「侑ちゃん?」

侑「…」コク

歩夢「おぉ…!」パァ

歩夢「だ、誰?私?上原さん?歩夢ちゃん!?」

侑「…まだぼーっとしてるから、顔洗ってくるね」モゾ

歩夢「え?あ、はい♪」スッ

侑「…ありがと」ギュ

歩夢「ううん♪」ニコ

侑「…」ジー

歩夢「…?どうしたの?私の顔を見つめ」チュ

侑「ん…」チュ

侑「ぷは…」スッ

歩夢「…」ポカン

侑「行こ?」グイ

歩夢「え、え…?」

侑「歩夢?」

歩夢「な、なんでキスしたの…?」

侑「…歩夢とキスしたかったから。ダメ?」

歩夢「ダメじゃないです////」カァ

侑「よかった」ニコ

歩夢「はぅ!////」ドキッ

侑「…行こう?」グイ

歩夢「う、うん////」ギュゥ

――部室

侑「おはようございまーす」ガチャ

歩夢「おはようございます♪」

かすみ「侑先輩~!待ってましたよ~!!」ガバッ

侑「わっ」ギュ

歩夢「…かすみちゃん。侑ちゃんが怪我したらどうするの?」

かすみ「えへへ。侑先輩の匂いだ~♪」ムギュー

侑「私だからね~」ナデナデ

歩夢「聞いてないし…」ハァ

璃奈「おはよう」ギュッ

侑「璃奈ちゃんも?」ナデナデ

璃奈「侑さんの匂い…」ギュー

かすみ「侑先輩~。昨日の部活は地獄でしたよ~」ギュー

侑「どうして?」ナデナデ

璃奈「侑先輩分が足りないってずっと喚いてた」ギュー

かすみ「わ、喚いてないもん!」

歩夢「床に座りこんでたよね。もう動けません~って♪」

かすみ「うぐ…」

侑「…昨日はごめんね?」ナデナデ

かすみ「…も、もっと撫でてくれたら許してあげますっ!」ギュッ

侑「わかった♪」ナデナデ

かすみ「えへへ♪」ギュー

璃奈「私も撫でて」ギュー

侑「はいはい♪」ナデナデ

璃奈「はふ…」

かすみ「侑先輩に撫でてもらうと気持ちいいです~♪」ギュー

璃奈「ねー」ギュー

侑「2人ともかわいいな~♪」ナデナデ

歩夢「私もあとで撫でてね?」

侑「もちろん♪」ナデナデ

歩夢「やった♪」

かすみ「歩夢先輩、どうしたんですか?」

歩夢「へ?」

璃奈「いつもは恨めしそうに見てくるのに、今日は普通」

歩夢「恨めし……んん。今日の朝、侑ちゃんにキスされたからかな?」

かすみ「おはようのキスですか?」

璃奈「自分からキスしてって言ったんでしょ?」

歩夢「違うよ~。侑ちゃんからしてくれたの♪」

かすみ「そうなんですか?」チラ

侑「うん。歩夢の顔を見てたら、キスしたくなっちゃって♪」ナデナデ

歩夢「もぉ、侑ちゃんってばぁ♪」テレテレ

璃奈「羨ましい…」

かすみ「か、かすみんだって、侑先輩からたくさんしてもらってますし!」

璃奈「私も。だから自慢にもならないよ」

歩夢「さっき羨ましいって言ってたよね!?」

璃奈「…侑さんにキスされるのは羨ましい。私もまたしてほしいな」チラ

侑「いいよ~♪…ん、ちゅ♪」チュッ

璃奈「ん…」チュ

侑「ぷは…♪」スッ

かすみ「かすみんにもお願いします♪」スッ

侑「ちゅ♪」チュッ

かすみ「ん…♪」チュ

侑「ぷは。歩夢もする?」

歩夢「うん♪」スタスタ

かすみ「歩夢先輩は朝にしたんでしょう?」

璃奈「そーだそーだ」

歩夢「侑ちゃんとは何回もキスしたいんだもん♪」スッ

かすみ「まあ、それはわかりますけど…」

璃奈「私もいっぱいキスしたい」

侑「私もみんなとしたいな♪…ん♪」チュッ

歩夢「…♪」チュ

侑「やっぱりみんなとキスするのは楽しいね♪」ニコ

かすみ「かすみんもです♪」ギュー

璃奈「私も」ギュー

歩夢「侑ちゃん大好き♪」

侑「私も好きだよ~♪」

かすみ「あ、歩夢先輩のことが好き!?」バッ

璃奈「…かすみちゃん、落ち着いて。侑さんの好きはラブではなくライク」

かすみ「…だ、だよね~!あ~、びっくりした~!!」

歩夢「…ふふん。それはどうかな?」

璃奈「なにそのドヤ顔」

かすみ「ま、まさか歩夢先輩、侑先輩から告白を…!?」

歩夢「…いや、告白はまだされてないよ」

かすみ「なーんだ…」ホッ

璃奈「…」ホッ

歩夢「まだされてないけど、これからされるんだよ♪」

かすみ「えぇ!?」

璃奈「お、おお落ち着いて。きっと歩夢さんのハッタリ…」

歩夢「…侑ちゃん、そろそろ話してくれるよね?」チラ

侑「なにを?」

歩夢「…部室に着いたら話してくれるんじゃなかったの?ほら、好きな人が決まったんでしょ?」

侑「あ~…」

かすみ「き、決まったんですか!?」

侑「…まあ」

璃奈「どうして早く教えてくれなかったの?」

侑「その、なかなか言い出すタイミングがなくて…」

歩夢「そ、それで、誰が好きなの…?」

かすみ「かすみんですよね?」

璃奈「…」ドキドキ

侑「…そういえば、昨日のお泊まり会どうだった?」

かすみ「楽しかったですよ~!りな子ってば、いつもはかすみんに毒舌吐くくせに、昨日は優しくて~」

璃奈「…そんなことない。デタラメ言わないで」

かすみ「かすみんにそんなこと言っていいのかな~?もう泊まってあげないよ?」

璃奈「う…。また泊まりに来てほしい…」

かすみ「さっさと素直になればいいのに♪」

璃奈「屈辱的…」

かすみ「なんとでも言えば~♪」

侑「あはは。微笑ましいね♪」

歩夢「うんう……って、誤魔化されないよ!?」

侑「うぐ…」

歩夢「2人とも!今はお泊まり会の話をしてる場合じゃないでしょ!?」

かすみ「…はっ!?うっかり流されるところでした…!」

璃奈「危なかった…」

侑「もう少しだったのに…」

歩夢「どうして話してくれないの…?私たちのことなんて、好きじゃないの…?」

かすみ「侑先輩…」

璃奈「そうなの…?」

侑「ち、違うよ。せつ菜ちゃんが来てから話そうと思って…」

歩夢「…たしかに、4人が揃ったほうがいいよね」

かすみ「ですね。せつ菜先輩だけ仲間外れはかわいそうですし♪」

璃奈「うんうん」

侑「…」ホッ

侑「せつ菜ちゃんが来るまでまだ時間かかりそうだし、私はお手洗いにでも…」

せつ菜「おはようございます!」ガチャ

侑「せつ菜ちゃん!?」バッ

せつ菜「あ、侑さん。昨日はありがとうございました!」

侑「…ううん。私も楽しかったよ♪」

せつ菜「よかったです。今度は侑さんの家に…」

歩夢「せつ菜ちゃん!」

せつ菜「はい?」

かすみ「せつ菜先輩、ナイスです!」

せつ菜「え、え?」

璃奈「今日のせつ菜さんは本当に空気が読める」

せつ菜「い、一体なんですか!?」

せつ菜「ゆ、侑さん!説明してください!」

侑「あー、えっと…」

歩夢「侑ちゃん、好きな人が決まったんだって♪」

せつ菜「そうなんですか!?」

侑「…まあ、うん」

かすみ「せつ菜先輩が来たら好きな人を教えてくれる約束だったんです♪」

璃奈「そしたら、すぐにせつ菜さんが来た。ナイスタイミング」

せつ菜「おぉ…!」

歩夢「侑ちゃん、4人揃ったよ。話してくれるよね?」

侑「…」

侑(さすがにもう言い逃れはできないか…)

侑「…わかったよ。約束だから話さないとね」

――屋上

侑「ふー。風が気持ちいいね…」

かすみ「ですね♪」

璃奈「というか、なんで屋上なの?」

歩夢「部室でもよかったのに…」

せつ菜「他のみなさんが来るかもしれないからじゃないですか?」

璃奈「なるほど」

侑「それもあるけど、ここが始まりの場所だから…」

歩夢「始まりの場所?」

侑「…覚えてる?あの日、かすみちゃんに呼び出されたよね。相談があるって」

かすみ「…はい。もちろん覚えてますよ♪」

侑「本当にびっくりしたよ。いきなりおちんちんを見せられたからさ」

かすみ「え、えへへ。言葉で説明するよりも、見せたほうが早いと思ったので…」テレッ

侑「そのあと、休み時間に璃奈ちゃんに呼ばれて…」

璃奈「初めてしてもらったフェラはすごく気持ちよかった」

侑「…お昼休みにせつ菜ちゃんに呼び出されたときは、色々あったよね。ここでは言わないけどさ」

せつ菜「は、反省してます…」

侑「私は怒ってないよ。安心して♪」

せつ菜「侑さん…」パァ

歩夢「…ちょっと待って。なにがあったの?」

かすみ「気になります!」

璃奈「教えて」

侑「私とせつ菜ちゃんだけの秘密。ね?」

せつ菜「ありがとうございます…!」

侑「うん♪」ニコ

歩夢「え~…」

かすみ「むぅ…」

璃奈「なにがあったんだろう…」

侑「あはは。…歩夢の部屋でもフェラをしたよね。覚えてる?」

歩夢「忘れられないよ。初めて経験したあの気持ちよさは…♪」モジ

侑「それから、銭湯に行ったり、みんなでごはんを食べたり、お出かけしたり…」

侑「たった数日で、本当に色々なことがあったよね」

かすみ「そうですね♪」

歩夢「あんな大人数でのお泊まりは滅多にしないから楽しかったな~」

璃奈「うんうん。またみんなでお泊まり会したい」

せつ菜「ですね!侑さんの家でのお泊まりは楽しかったです!」

侑「…私もまたみんなとお泊まりしたいな♪」

歩夢「そ、それで、侑ちゃん…」

侑「…わかってる。前置きが長くなってごめんね」

かすみ「…みなさん。恨みっこなしですよ?」

璃奈「わかってる」ドキドキ

せつ菜「もちろんです。もし私以外が恋人になったとしても、ちゃんと祝福します…!」

歩夢「…うん。多分」ボソ

侑「…ごめんなさい!」バッ

歩夢「…え?」ポカン

かすみ「な、なぜ謝るんですか?」

璃奈「謝るってことは…」

せつ菜「わ、私たちみんな、振られたってことですか…?」

侑「いや、違…」

歩夢「そんな…!」

かすみ「ゆ、侑先輩!?」

璃奈「…好きな人が決まったんじゃなかったの?」

せつ菜「そうですよ!全員を振るなんてあんまりです!せめて私とお付き合いしてください!!」

歩夢「ダメ!侑ちゃんと付き合うのは私なんだから!!」

かすみ「かすみんです!!」

璃奈「私!」

侑「みんな落ち着いて!私は振ったなんて一言も言ってないでしょ!?」

歩夢「でも、ごめんなさいって!」

かすみ「謝るってことは、かすみんたちと付き合えないんでしょう!?」

侑「違うよ!私が謝ったのは、選べなかったからなの!」

璃奈「え?」

せつ菜「選べなかった…?」

侑「…昨日、ずっと考えてた。私は誰が好きなんだろうって」

侑「ずっと考えて、考えて考えて…、選べなかった…」

侑「…だって、私はみんなが好きだから。好きだって、気づいたから」

歩夢「みんなが好き、って…」

かすみ「かすみんも、りな子も、歩夢先輩も、せつ菜先輩も…。4人とも好きなんですか?」

侑「…」コク

璃奈「私のこと、好きなの?」

侑「…うん」

せつ菜「つまり、4人と付き合うってことですか…?」

侑「…できるなら、私はみんなと付き合いたい。みんな同じくらい好きで、大切な人だから…」

侑「私には1人だけなんて選べない…。ごめんなさい…」

歩夢「侑ちゃん…」

かすみ「…本気、なんですね?」

侑「うん…」

かすみ「…わかりました。4股なんて最低ですけど、かすみんは侑先輩とお付き合いしたいので、特別に許可します」

かすみ「それに、ここにいるみなさんとなら仲良くできるでしょうし♪」

侑「かすみちゃん…」

璃奈「もう1度聞くけど、本当に私が好きなの?」

侑「…私は璃奈ちゃんが好きだよ。みんな好き…」

璃奈「…ありがとう。嬉しい」ニコッ

侑「…!」

かすみ「り、りな子の笑顔、初めて見た…」

璃奈「…え?今、笑ってた?」

侑「すごい笑顔だったよ!ここまで満面の笑みは私も初めて見たかも…」

せつ菜「これが璃奈さんの笑顔…!」

歩夢「…」

璃奈「…侑さんに好きって言われて、すごく嬉しかったから笑顔になったんだと思う」

璃奈「正直に言うと、これまでの人生で1番嬉しかった」

侑「じゃあ…」

璃奈「よろしくお願いします」ペコ

侑「璃奈ちゃん、ありがとう…!」ギュッ

璃奈「…えへへ」ギュ

かすみ「…かすみんには無しですか?」ジー

侑「かすみちゃんも!」ギュッ

かすみ「…好きって言ってください」

侑「好きだよ、かすみちゃん…!」ギュゥ

かすみ「かすみんも好きですっ。これでようやく両想いになれましたね♪」ギュー

侑「うん…!」ギュー

璃奈「…♪」ギュゥ

せつ菜「むむ…」

せつ菜「…侑さん。私を忘れていませんか?」

侑「…忘れてないよ。それで、せつ菜ちゃんは…」パッ

せつ菜「私は…」

かすみ「侑先輩。せつ菜先輩は面倒な人ですから、色々な条件をつけてきますよ。きっと」

璃奈「たしかに」

せつ菜「失礼なこと言わないでください!私は面倒な人ではありません!!」

侑「あ、あはは…」

せつ菜「…!」ハッ

せつ菜「…こほん。私は、侑さんが好きです」

せつ菜「…侑さんも私を好きだと言ってくれました。とても嬉しかったです。これからは恋人としてよろしくお願いします!」ペコ

侑「せつ菜ちゃん…」パァ

せつ菜「恋人になった記念として、「好きだよ、せつ菜」と言ってからディープキスをしてくだい!!」

かすみ「ほら、出ましたよ」

璃奈「やっぱり面倒な人だった」

せつ菜「あなたたちだって「好き」って言わせてたじゃないですか!!私だけ言われる筋合いはありません!!」

侑「…えっと、キスはあとでいい?」

せつ菜「…わかりました。なら、好きと言ってください」

侑「…」スッ

せつ菜「…」ドキドキ

侑「せつ菜ちゃん、好きだよ♪」ニコ

せつ菜「…っ!」ドキッ

せつ菜「…わ…」

侑「…わ?」

せつ菜「私も大好きです~っ!!」ガバッ

侑「せつ菜ちゃん…!」ギュッ

かすみ「むぅ…。少し妬けちゃいます」

璃奈「しかたないよ。侑さんと付き合うってことは、それを覚悟しないと」

かすみ「わかってるよぉ~」

せつ菜「侑さん♪」ギュゥ

侑「…♪」ナデナデ

かすみ「…侑先輩。歩夢先輩がさっきから下を向いてるんですけど」ヒソ

侑「…!」バッ

せつ菜「ぁ…」シュン

璃奈「またあとで撫でてもらえばいい。それよりも…」

せつ菜「はい…」チラ

歩夢「…」

侑「歩夢…」

歩夢「…」スッ

せつ菜「歩夢さんの様子が…」

璃奈「いつもと雰囲気が違う…」

侑「歩夢…。歩夢がよかったら、私と…」

歩夢「…侑ちゃんって優柔不断なときがあるよね」

侑「え?」ピタ

歩夢「今だって、選べないからみんなと付き合おうとしてる」

歩夢「そんなので本当に幸せになれると思ってるの?」

侑「…頑張るよ。私なりに幸せにしてみせる」

かすみ「侑先輩♪」ギュ

璃奈「嬉しい…♪」

せつ菜「絶対に幸せにしてくださいね♪」

侑「うん。約束する」

歩夢「…」

侑「歩夢も、絶対に幸せにしてみせるから!」

歩夢「…!」

侑「だから、私と付き合ってくださいっ!」バッ

歩夢「…」

歩夢「…」ポロ

かすみ「ゆ、侑先輩!」トントン

侑「…?」チラ

歩夢「…」ポロポロ

侑「あ、歩夢…?」

歩夢「…まだ言いたいことがたくさんあったのに、今ので全部吹き飛んじゃった…」ポロポロ

歩夢「侑ちゃんは最低だよ…。4人と付き合いたいなんて…」ポロポロ

歩夢「そんなの、許されることじゃない…。4股なんて…」ポロポロ

侑「…ごめんなさい」

歩夢「だから…」ポロポロ

歩夢「だから、私が支えてあげないとね…。もし侑ちゃんが1人になったらかわいそうだもん…」ポロポロ

侑「歩夢…」

歩夢「…侑ちゃん。幼馴染みとして、恋人として、これからも一緒にいてくださいっ」ポロポロ

侑「歩夢っ!」ギュッ

歩夢「うぅ、ぐす…。わ、私のこと、幸せにしなかったら、絶対に許さないんだからぁ…」ギュゥゥ

侑「うんっ。絶対に幸せにするから!」ギュゥゥ

歩夢「侑ちゃぁん…」ギュー

侑「歩夢…っ」ギュゥ

歩夢「好き、大好きっ!」ギュゥゥ

侑「私も大好きだよ…!」ギュー

かすみ「…あの、かすみんたちのこと忘れてません?」

璃奈「私たちも幸せにしてくれるんだよね?」

せつ菜「幼馴染みだからって、歩夢さんだけひいきしないでください!平等に扱うべきです!」

侑「あ…!」バッ

侑「こ、これは違うんだよ!歩夢があまりにも泣きじゃくるから…!」アセアセ

歩夢「侑ちゃん…。もっとぎゅーってして!」ギュッ

侑「歩夢~…」

かすみ「とりあえず、歩夢先輩を泣き止ませたほうがいいんじゃないですか?」

璃奈「ハンカチ持ってる?貸すよ?」

せつ菜「私のも貸します!」

侑「いや、自分のを使うから大丈夫。ありがとね」ゴソ

歩夢「ぐす、ひっく…」ギュゥ

侑「…歩夢。ハンカチで涙拭いて?」スッ

歩夢「うぅ…」スッ

歩夢「…あ、このハンカチ…」

侑「歩夢が私の誕生日にプレゼントしてくれたやつだよ♪」

歩夢「まだ使ってくれてたんだ…」

侑「当然でしょ?私の大切な宝物だもん♪」

歩夢「侑、ちゃ…」ウルウル

侑「あれ?」

歩夢「うぇぇぇぇ…」ポロポロ

侑「な、なんでまた泣き出したの!?」

かすみ「あーあ。嬉し泣きですね~」

璃奈「私も侑さんにあんなこと言われたら、泣くかも」

せつ菜「歩夢さんが羨ましいです…!」

侑「ちょ、みんなも泣き止ますの手伝ってよ!」アセアセ

歩夢「侑ちゃぁ、大好きぃぃ…!!」ポロポロ

侑「私も大好きだから泣き止んで~!!」

歩夢「――お騒がせしました…」

侑「もう大丈夫?」ナデナデ

歩夢「うん…」

かすみ「歩夢先輩もあんなに泣くんですね~」

璃奈「かすみちゃんだけかと思ってた」

かすみ「かすみんはあんな大泣きしないし!」

せつ菜「ともあれ、泣き止んでくれてよかったです!」

侑「本当にね…。歩夢、泣きすぎだよ…」

歩夢「…侑ちゃんが私のあげたハンカチを宝物って言うから、嬉しすぎて涙が止まらなかったの!」

侑「わ、私のせい?」

かすみ「そうですね♪」

璃奈「私も同じ立場だったら絶対に泣いてた」

せつ菜「私もです♪」

侑「理不尽すぎる…」

歩夢「というか、これで私たちは恋人になったの?」

侑「なったのかな…?」

かすみ「はい!かすみんたちは恋人です!」

璃奈「恋人としてよろしくね」

せつ菜「よろしくお願いします、侑さん!」

侑「よ、よろしくお願いしますっ!」ペコリ

歩夢「侑ちゃんと恋人かぁ。なんか夢みたい…♪」

かすみ「かすみんもです♪」

璃奈「私も」

せつ菜「…こ、これは私の夢なのでは?誰が私のほっぺを引っ張ってください!!」

璃奈「はい」グニーッ

せつ菜「いひゃい!いひゃいです!!そんなにひっぱらにゃいでください!!」

璃奈「自分が引っ張ってって言ったのに…」パッ

せつ菜「うぅ…」ヒリヒリ

かすみ「念のため聞きますけど、どうでした?」

せつ菜「痛いので夢じゃないです…」ヒリヒリ

歩夢「よかった~♪」

侑「…やりすぎないようにね?」

璃奈「うん」

かすみ「では改めて、侑先輩と恋人になった記念に、みなさんでデートに行きませんか?」

せつ菜「デート!ぜひ行きましょう!!」

歩夢「おー♪」

璃奈「おー」

侑「おー♪放課後が楽しみだね♪」

かすみ「今からですけど?」

侑「今から!?」

かすみ「なぜ驚いてるんですか?」

侑「だ、だって、今からって…」

歩夢「放課後からのデートだと時間が足りないもんね~」

璃奈「うんうん」

せつ菜「…今回は見て見ぬふりをしますね♪」

侑「生徒会長がなに言ってるの!?止めてよ!」

せつ菜「私は生徒会長ではありません!優木せつ菜です!!」

侑「同じだから!」

せつ菜「私だってデートしたいんです~!!」ジタバタ

侑「昨日したじゃん!地団駄踏まないで!!」

かすみ「…侑先輩はかすみんたちと授業、どちらが大切なんですか?」

侑「うぐ…!」

歩夢「侑ちゃん…。私たちよりも授業を取るの…?」

璃奈「侑さん…」

せつ菜「侑さん!」

かすみ「侑先輩…!」

侑「う~…」

侑「…わかったよ。みんなのほうが大切だもん。今日は学校をサボってデートに行く!!」

歩夢・せつ菜・かすみ・璃奈「いえーい♪」タッチ

侑「ハイタッチしてるし…」

かすみ「ふふ。そうと決まれば、早速行きますよ!」

歩夢「だね。侑ちゃんの気が変わらないうちに!」

璃奈「おー」

せつ菜「どこに行くか楽しみです!」

侑「はは…。もうどうにでもなれ~」

かすみ「侑先輩はどこに行きたいですか?」

侑「私はどこでもいいよ。みんなはどこ行きたい?」

璃奈「ゲームセンター」

せつ菜「いいですね!また行きたいです!」

歩夢「この前行けなかったから賛成♪」

かすみ「かすみんも賛成でーす♪」

侑「じゃあ、ゲームセンターに決定♪」

歩夢・せつ菜・かすみ・璃奈「おー!」

侑「まずは部室にバッグを取りに行かないとね~」

かすみ「そうでした!」

璃奈「そういえば、朝練はどうなったんだろう?」

せつ菜「残りのみなさんでやってると思いますけど…」

歩夢「んー。…あっ!?」

侑・せつ菜・かすみ・璃奈「…!?」ビクッ

侑「ど、どうしたの?歩夢?」

かすみ「急に大声出さないでくださいよ~」

璃奈「びっくりした」

せつ菜「心臓に悪いのでやめてください!」

歩夢「ごめんなさ……じゃなくて、アレはどうするの!?」

侑「アレ…?」

歩夢「えっちだよ!侑ちゃんと恋人になった人が初めてを貰えるんでしょ?私たち4人が恋人になったけど…」

侑「あぁ…」

かすみ「そ、そういえば…!」

璃奈「そんな約束もしてたね…」

せつ菜「恋人になれたのが嬉しくて、すっかり忘れてました…」

侑「私もすっかり忘れてたよ…」

歩夢「ど、どうするの?」

侑「…どうしよっか?」

かすみ「しかたありません。ここはかすみんが引き受けましょう!」

せつ菜「ダメです!侑さんの初めては私のモノです!!」

璃奈「私も侑さんの初めてが欲しい」

歩夢「私だって欲しいよ!!」

かすみ「このままだと、前と同じように決まりませんね…」

せつ菜「…ここはやはり、原点回帰で侑さんに選んでもらいますか?」

歩夢「でも侑ちゃんは…」チラ

侑「私には選べないよ。みんな大好きで大切な人だもん」

璃奈「大好きで大切な人…♪」

かすみ「えへへ♪」テレッ

歩夢「照れてる場合じゃないよ。どうするか考えないと♪」

せつ菜「歩夢さんも嬉しそうな顔してますけどね♪」

歩夢「せつ菜ちゃんだって♪」

かすみ「どうしましょうか…」

璃奈「うーん」

歩夢「恋人の中で1番を選んでもらうとかは?」

せつ菜「それいいですね!」

侑「みんな1番だから決められないってば。…それより、やっぱりこの方法しかないと思うんだけど」

かすみ「なにか思いついたんですか!?」

璃奈「聞かせて」

侑「じゃんけんで決めよう!」

歩夢・せつ菜・かすみ・璃奈「それはダメ(です)!!」

侑「え~」

おしまい

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

昔書いたやつです。よければこちらもどうぞ

曜「浮気がバレそうだよーそろぉ…」

『機械人形(殺人鬼)から
身を守る』恐怖、再び。


加藤純一(うんこちゃん) Youtubelive
冬のホラーゲーム枠

[PS4,NS,XB1,Steam(PC),Android,IOS]

『ファイブナイツ
アット・フレディーズ(フナフ2)』
(PC/2014) 第1夜

『Five Nights At Freddy's2をやる人』
(20:59~放送開始)

https://youtu.be/I0YpAsq2I5k

加藤純一(うんこちゃん) Youtubelive
顔出し雑談枠『ちょっと雑談するわ』
(19:52~放送開始)


https://youtu.be/s8AI1po3ALs

加藤純一(うんこちゃん) Youtubelive
Switch版:ソロ『Among US』
→『3D人狼殺』
(23:35~放送開始)


https://youtu.be/yJyl0kvctcs

『ピザラ人狼 冬の陣 2021(第1部)』
(20:00~放送開始)

https://youtu.be/xa-ktzUVJio

『朝までピザラ人狼』(第2部)
(0:00~放送開始)

https://youtu.be/6NEJLnflzqY

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