男「今日から俺は」 (25)
男(俺は男、昨日まではごくごく普通に過ごしていた普通の少年だったのだが・・・)
男(明日から転校先の学校で突っ張る予定の中学三年だ)
男(そして俺は今からこの平凡すぎる『見てくれ』を変えるため、美容室へ行く!)
男(今までの退屈なおぼっちゃん生活とはオサラバだ!)
男(さてどーんな髪型にしてもらおうかな~)
男(やはりパツキンは外せねーよな~)
男(なにせ目立つのが突っ張るための前提条件だかんなー」
母「なーにぶつくさ言ってんの、早く荷物整理して明日の準備しなさい」
母「明日は登校初日なんだから」
男「わ、わかってるって!」
男「ってか、俺これから髪切りに行くからさ」
母「でももうすぐ夕飯できるわよ?」
男「すぐ帰るよ」
母「気をつけてね」
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遅れましたが>>1です
スレタイで絶対あの漫画を想像した方いると思いますが、
ネタだけ頂いてパロったオリssです(今日から俺は!!本編とは一切関係ありません)
>>1は初心者なので駄文&展開が支離死滅になる可能性がありますが、ご了承ください
書き溜めは少ししかしてないです
では投下
-美容室-
美容師「今日はどうなさいますか?」
男「こんなかんじでお願いします!」サッ
つ 桜木花○(初期)の写真
美容師「こ、これですか・・・?」
男「はい」
美容師「か、かしこまりました・・・」
男「あ!髪型がこれでいいですけど、色は金に染めてください!」
美容師(完全にチンピラじゃねーか)
男「じゃ、たのんます」
美容師「あの、本当にいいんですか?」
男「男に二言はありません!男だけに」
美容師「かしこまりました」(うまくねぇよ)
シャキシャキシャキ
~一時間後~
美容師「いかがですか?」キラーン
男「おおおおおおお!完璧っすよ!!」
ありがとうございました~
男「ふふふ、PERFECT!!!」
男「これでこれからの俺の学校生活はバラ色に染まる・・・!」
男「女の子からはモテモテになること必至!周りからの見る目も変わる!」
男「ははははははははははははは!!」
この時俺は思いもしなかった・・・
小さいときからヤンキー漫画&ドラマに影響されまくった末の思春期特有の
この安易な馬鹿丸出しの発想が、俺の人生を大きく変えてしまうことを・・・
翌日
-普通野中学・3年A組-
女教師「はーいみんな席ついて~!」
女教師「えー今日は転校生を紹介します」
女子生徒1「へ~どんな人かな?」
女子生徒2「超絶イケメンだったらいいな~」
女子生徒3「まだ男子って決まったわけじゃないでしょ~?気が早いってw」
女教師「はーい入ってきてー」
ガラガラガシャッ!!
一同「!?」
男「・・・」ドンッ!
生徒「」
女教師「今日から新しくこのクラスの仲間になる男くんよ」
男「・・・うっす」
男子生徒1(うわ~金髪じゃん!)ヒソヒソ
男子生徒(リーゼントだし、しかも短ラン・・・)ヒソヒソ
女子生徒1(こわーい・・・)ヒソヒソ
女子生徒2(いまどきあんな人いるんだー・・・)ヒソヒソ
女子生徒3(完全に時代錯誤でしょ)ヒソヒソ
男「・・・・・・」
男(やばい、俺生まれてくる時代間違えたかも)
とりあえず、今日はここまでにしておきます
続きは明日の昼ごろ書こうと思います
自分勝手ながら、なにとぞ忙しいもので
予定通りに書けるかどうかわかりませんが、
どうか生暖かく見守っていただければありがたいです
それでは
それでは予定通り投下します↓
キーンコーンカーンコーン
ざわざわざわ
男「・・・・・・」
男(空気がきつい・・・)
男「・・・・・・」
男(で、でででもまあ、よく考えたらあれが普通の反応だよな!)
男(朝っぱらからいきなりこんなコワモテの転校生来たら驚くわなw)
男(うんうんしゃーないしゃーない)
男(ちと出鼻挫かれた感はあるが・・・この先はうまくいくだろ)
男(なにせまだ始まったばっかだかんな)
男(女の子たちともこれから打ち解けていきゃあいい)
男(見た目はコワモテのツッパリヤンキー、しかしその実態は、思いやり義理深く人情に熱い男!)
男(そういうギャップをアピールすりゃ女なんてイチコロよ!)
男(待ってろよ!俺の青春!)
男「ふふふふふ」
隣の生徒「ひいいっ!」ビクッ
男「ふああ~」
男「ねみぃ・・・」ウトウト
ヒソヒソ
男「ん?」←地獄耳
男子生徒1「なぁなぁ、あの不良転校生、あんなナリしてる割には『普通』じゃね?」
男「!!」
女子生徒1「そうよねぇ?授業もちゃんと出てるし、まあ登校初日ってのもあるんだろうけど」
男子生徒2「馬鹿言え、真の不良ならそんなの関係ないだろ」
男子生徒3「案外普通のやつなのかもな」
男子生徒4「いつの時代だよあいつの格好・・・ププッw」
男(な、ナリヤン・・・!)
男(ち、ちがう!俺は!!)
男(・・・)
男(そ、そうだぜ!これじゃ前の俺と何も変わらないじゃねぇか!)
男(俺はもう変わったんだ!)
男(ナリヤンなんかじゃねぇ!!いっぱしのヤンキーになったんだ!)
男(よし・・・!)
男「せんせぇっ!!!」ガタッ!
数学教師「!!?」ビクッ
数学教師「な、なんだね・・・!?」
男「・・・」
ざわざわ・・・ひそひそ・・・
男「おれぁ、授業退屈すぎんで、フケます!!」
男「あと男子生徒4!てめぇいつかシメる!!」
4「!?」ビクッ
シュタッガラガラビシャンッ!←猛ダッシュ
男子生徒「はやっ!?」
女子生徒「そしてわざわざちゃんと宣告した!?」
男子生徒4「ガクガクガク」
数学教師「」
-校門前-
男「はぁはぁはぁはぁ・・・!」
男「やっっっっっべ~~~~~~!!超緊張した~!!」
男「人生初だぜ授業ボイコットなんてよぉ!!」
男「それに元来の丁寧な性格のせいか、なぜか逃げる前に断り入れちまったし」
男「ま、いいか」
男「ナニワトモアレ、これで俺は晴れてヤンキーデビューを果たしたってわけだ!」
男「ふふふふ!どうだバッキャロー!!!おれぁ生まれ変わったんだよ!」ビッ
凸←なぜか学校に指を立てる
男「ふぅ・・・さぁてこれからどうすっかな?」
男「家帰るっつーのもなんかなぁ」
男「そうだ!ゲーセンだ!」
男「サボりの定番スポットっていやぁ、やっぱゲーセンだよな!漫画でもあったし」
男「よしゲーセンに行くぞ!!」
-ゲームセンター-
男「なんのゲームすっかなー」
男「ん、お!こりゃ最近人気の太鼓の名人ってやつじゃねーか」
男「少し腕試ししてみるか」チャリン
男「難易度は鬼でいいか」ドン
さぁ、始まるドン
ドンドコドコドコドンドコドン!
フルコンボだどん!
男「ざっとこんなもんよ!」
男「次はなんのゲームを・・・」
男「おお!これだこれ!ゲーセンきたらこれやんなきゃ話んなんねぇよな!」
男「対戦格闘ゲーム!」
男「一度やってみたかったんだよなぁ」
男「早速プレイするぜ!」チャリン
バシバシドカッ!
男「んぬ、意外と難しいなこれ・・・」
バシバシバシッ
男「だいぶコツがつかめてきた!」
バシバシバシッ
ピロリロリーン WINER
男「おっしゃ!」
男「もう一回やるか!」
~1時間後~
ギャラリー「おおおおおおお!」
対戦相手「ちっ!こいつやりやがる!」
バシバシドカッ
ピロリロリーン! WINER
\おおおおおおおおおおおおお!/
男「へっ!ざっとこんなもんよ」
対戦相手「くっそ!強すぎる・・・」
ギャラリー「すげーな」
ギャラリー「今日やり始めたばっかでここまで上達するとは・・・」
男(もともとゲームセンスは半端じゃねーからな俺は)ドヤッ
男「お?また次の挑戦者か」
男(おいおい、この俺は今日一日でここのチャンピオンにのし上がった実力者だぜ)
男(そんな俺に挑もうなんてよくまぁ無駄な」ピロリロリーン YOU LOSE!!
男「!!?」(なん・・・だと・・・?)
\おおおおおおおおお/
男「ま、まあ猿も木から落ちるってゆーしな!あはは!」
男「次は決めてやる」
バシバシドカッ YOU LOSE!
男「な!?つ、次だ次!」
YOU LOSE YOU LOSE YOU LOSE YOU LOSE Y(ry
男「」
男「そ、そんな馬鹿な!」
ギャラリー「おい、見たか!?あのあんちゃんに連勝したやつがいるぜ!」
ギャラリー「まじか!?あのめちゃつえー兄ちゃんをか!」
ギャラリー「どんなやつなんだよ?その対戦相手は」
男(く、くそおおおおおお!)
男「誰だてめぇは!?」ダダッ
ナリヤン「・・・あ?」キッ
男「う!?」
ナリヤン「・・・」
男(こいつか、俺に勝ちやがった相手は・・・)
男(それにしてもなんだこいつ・・・すげー目つきわりぃ・・・!)
男(や、やばいな・・・こりゃ喧嘩売るのやめといたほうがいいかな・・・)
ナリヤン「・・・」
ナリヤン(うわ・・・超柄悪いよこの人・・・絶対ヤンキーだよ・・・どうしよ・・・)
ナリヤン(行きつけのこのゲーセンの得意ゲーやりってたらこの対戦相手糞よえーなーとか思いながら調子乗って連勝したのが間違いだった)
ナリヤン(なんかいつもの癖で呼びかけられたときあ?とか言っちゃったよ・・・しかもよりによってヤンキーに)
ナリヤン(やばいやばいやばいめちゃくちゃ睨んでる・・・!)
男「・・・・・・」
男(・・・いや、ここはビシッと決めとかねーと)
男(い、いや、なんて言えばいんだ!?)
男(こいつはただ単にゲームやって俺に勝っただけだ・・・何も悪くはない・・・)
男(俺がこいつより弱かっただけの話だ・・・)
男(それをこいつに当り散らすってのか!?)
男(それじゃただの三下のチンピラじゃねぇか・・・!)
男(だが、とりあえずなんか言わなきゃな・・・)
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