蘭「毛利さんちの今日のごはん」 (22)
~毛利探偵事務所~
蘭「ただいま~」
小五郎「おう、腹減ったから早くメシにしてくれよ~」
蘭「はいはい、コナン君は?」
小五郎「さーな、どっかで事件に巻き込まれてんじゃねーの?」
蘭「ふーん…そう」
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蘭「さーて、今日はカレーにしましょうか」
蘭「ルー余ってたからしら…」
ガチャ
コナン「ただいまー」
蘭「お帰りコナン君、遅かったわね」
コナン「うん、ちょっと事件に巻き込まれちゃって…」
蘭「そう、もうご飯だから手洗ってきなさい」
コナン「はーい!」
~数十分後~
蘭子「ご飯できたわよ~」
小五郎「おお!今日はカレーか!」
コナン「美味しそうだね!」
蘭「それじゃ…」
3人「いただきまーす!」
小五郎「美味いな今日のカレー」
コナン「蘭姉ちゃんスパイス変えた?」
蘭「うん、よくわかったわね」
コナン(オメーの料理が毎日食べられる…これだけでも幸せだぜ…)
蘭(フフッ、2人共子供みたいにガツガツ食べちゃって…)
蘭(新一がウチに泊まりに来た時を思い出すな…)
蘭(あの時はお母さんが料理を…)
蘭(・・・・・)
蘭(うん、これ以上は思いださないでおこう)
~数日後~
蘭(今日はコナン君の友達が泊りに来る日ね)
蘭(いつもは博士の家なんだけど、発明で爆発しちゃって博士も入院しちゃったみたい)
蘭(大人数だから唐揚げにしましょうか、スーパーで買ってこなきゃ)
~スーパー~
蘭「あれ?」
小林「あっ、コナン君の…」
蘭「こんにちは」
小林「はい、こんにちは」
蘭「夕飯の買い物ですか?」
小林「はい、実は今夜白鳥警部がウチに夕食を食べに来るんですよ」
蘭「あら…」
小林「彼は「小林先生の料理なら何だって構いませんよ」って言ってくれましたが、ちょっと不安で…」
蘭「大丈夫ですよ、心を込めて作れば」
小林「そ、そうですよね!頑張ってみます!」
蘭「はい、応援してますよ」
小林「ありがとうございます」
蘭「さて、買い物買い物っと…」
~数時間後~
蘭「みんなー!ご飯できたわよー!」
歩美「はーい!」
元太「おお!唐揚げだ!」
光彦「美味しそうですね!」
灰原「・・・・・」
コナン「あれ?おじさんは?」
蘭「仕事で泊まり込みだって、それじゃ…」
全員「いただきますーす!」
元太「うめー!」ムシャムシャ
歩美「美味しいよ蘭お姉さん!」
蘭「そう?ありがとう」
光彦「秘伝のタレでも使っているんですか?」
蘭「うん、まぁね」
灰原「・・・・・」モグモグ
蘭「哀ちゃん、美味しい?」
灰原「ええ、とても美味しいわよ」ニコ
蘭「そう、よかった」
灰原「あら、吉田さん口にマヨネーズついてるわよ」
歩美「えへへ、哀ちゃんありがとう」
蘭(哀ちゃんさいしょはとっつき辛いと思ったけど、結構いい子じゃない)
元太「うめー!」ガツガツ
コナン「おい元太!俺の皿の奴まで食うなよ!」
蘭「!」
グシャッ!!!
光彦「え!?」
元太「り、リンゴが…」
コナン「握力だけでグシャグシャに…」
蘭「元太君、ちゃんとみんなで分け合って食べないとダメよ?」ニコ
元太「は、はい…」
~数日後~
蘭(今日は園子に頼まれて料理を教えることになったわ)
園子「というわけで頼むわ蘭!真さんが今度の試合勝つようにお弁当を作りたいのよ!」
蘭「はいはい、で何作るの?」
園子「もちろん、ゲン担ぎでトンカツよ!」
蘭「わかった、じゃあ始めよっか」
蘭「…で、こうするとカラっと揚がるのよ」
園子「さすが蘭ね!旦那持ちはやっぱ違うわ!」ニヤニヤ
蘭「そ、それは関係ないでしょ///」
園子「とにかく助かったわ!待っててね真さん!」
京極「すみません、自分今食事制限中なので…」
園子「あ、そう…」
蘭(その夜、園子は泣きながらカツを頬張ったとか)
~数日後 スーパー~
蘭(今日は久々にお母さんがウチに来るし、張り切ってご飯作らなきゃ!)
蘭「あら?あれは…」
ウォッカ「アニキー!ダイコンはこれでいいですかい?」
ジン「ああ、これはいい大根だ、お前も目利きができるようになったじゃねぇか」
ウォッカ「へへへ、アニキのお陰ですぜ!これで明日からの長期任務の弁当はバッチリですぜ!」
ジン「ああ、カップ麺で済ませると栄養が偏っちまうからな」
蘭(怖そうな人達だけど、会話はほのぼのしてるわね…)
~毛利探偵事務所~
ガチャ
蘭「あら?鍵が開いてる…まだお父さんもコナン君も帰ってくるには早いのに…」
蘭「何だか怪しい気配が…」
泥棒「へへへ、冷蔵庫にたんまり美味いもんが入ってるじゃねーか!」ゴソゴソ
蘭「ちょっと貴方、何してるんですか!」
泥棒「やべぇ、この家のもんか!?だが女1人か…」
泥棒「そこをどきやがれえええええええええええええ!!!!!」バッ
蘭「・・・・・」スッ
ドカバキグシャ
千葉「それじゃ連れて行きますね、蘭さん」
蘭「はい、お疲れ様です」
泥棒「うう…」ボロッ
千葉「ほら、行くぞ」
泥棒「俺も昔は料理屋をやってたんだが、潰れちまって明日の食う分もねぇ…だからつい…」
蘭「だからって他人の食べ物を盗って言いわけじゃありません!」
泥棒「ああ、そうだな嬢ちゃん、罪を償ったらまた頑張ってみるよ…」
蘭「はい、頑張ってください」
千葉「ハァ…」
蘭「どうしたんですか?」
千葉「いや、今日は交通課の女の子と食事に行く約束だったんだ」
蘭「それは…ごめんなさい」
千葉「いいんだよ、これも仕事だからね」
蘭「でもその分、次のデートの時は彼女に尽くしてあげてくださいね!」
千葉「いや、別にデートって訳じゃ///」
蘭「その後お母さんたちがやってきて、ご飯を作ろうとしたら…」
英理「蘭、私も手伝うわ」
蘭「え?でも…」
英理「大丈夫よ、私だってこれでも腕上げたんだから」
蘭「そう?じゃあ…」
蘭(この後、泡を吹いて倒れるコナン君とお父さんが病院に運ばれたのは、別の話です)
~おわり~
これで終わりです
毛利探偵事務所の3人がほのぼのしてるのが好きです
たまには平和米花町もいいよね
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