マリ「どーも、お義父さんw」ゲンドウ「!?」 (26)

シンエヴァのネタがあるので注意してください

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シンジ「ちょっ、マリさん!いきなり恥ずかしいよ!」



マリ「おー?照れちゃってこのこの~可愛いんだから~!」



シンジ「あははっ、くすぐったいよ、あはははは!」



ゲンドウ「……ど、どういうことだ……シンジ……」



マリ「またまたぁ、ほんとは分かってるでしょゲンドウくん……いや、お義父さん!」



ゲンドウ「お前にお義父さんと呼ばれる筋合いはない!!」



マリ「ありゃ、マジギレだにゃ」



シンジ「そう怒らないでよ父さん、僕はマリさんと……」



ゲンドウ「いかん、考え直せシンジ!その女が一体何歳か知っているのか!?」



シンジ「え?16歳でしょ?」



マリ「うん」



ゲンドウ「ぬけぬけと……!」



冬月「落ち着け碇。脳が零れてしまうぞ」

ゲンドウ「お前も何か言え、冬月。教え子だろう」



冬月「すまんな碇。私は彼等を後押しする側だ」



ゲンドウ「!? どういうことだ冬月!?」



冬月「ユイくんの意志だ。ユイくんは、息子をマリくんに任せると言っていた。将来の伴侶にとな」



ゲンドウ「馬鹿な……ユイがそんなことを言うはずはない……!」



冬月「だが事実だ」



ゲンドウ「うわぁああああ!!!!」



マリ「あーあ、壊れちゃった。じゃ、あとは任せたよん、冬月センセ」



冬月「私の教え子は手の掛かる者ばかりだな……」



マリ「さ、いこいこシンジくん」



シンジ「え、あ、うん。……あの、父さん」



ゲンドウ「うぅ……」



シンジ「僕もちゃんと幸せになるよ、マリさんと一緒に」



ゲンドウ「いやアレはやめておけ!シンジ、おい、待て!」



冬月「……行ってしまったな」



ゲンドウ「なんということだ……私の愛する息子が、まさかアラフォーの毒牙に掛かるとは……」



冬月「アラフィフではないか?」



ゲンドウ「なお悪いわ!」



冬月「碇、脳を拾え。挙式スピーチの原稿を書くぞ」



ゲンドウ「うわぁぁぁぁぁ!!」



冬月「やれやれ……」

シンジ「ねぇマリさん」



マリ「んー?」



シンジ「父さん、あまり喜んでくれなかったね……なんでだろう」



マリ「キミのお父上はシャイボーイだからさ、本心とは逆の反応をしちゃったわけだよ。間違いない」



シンジ「そっか!そうだよね」



マリ「そーそー。んふふ、どんどんポジティブになってくねぇシンジくん。良い傾向だにゃー」



シンジ「そ、そうかな。だとしたらマリさんのおかげだよ」



マリ「おっ、おぉ……なんか照れる……ほんとに成長したなぁもぉ!!」



綾波「シャイボーイって、なに?」



マリ「うわびっくりした!しかもツーテンポ遅い!」



シンジ「綾波、こんにちは」



綾波「こんにちは碇くん。シャイボーイって、なに?」



シンジ「奥ゆかしい男の人……かな?」



綾波「碇くんみたいな人?」



シンジ「ぅえっ!?」



マリ「あらー、言われちゃってるねぇ」



綾波「ふっ……」



マリ「うわっ、黒い笑み」



綾波「これが……ほくそ笑む……」



マリ「変な事ばかり吸収してるにゃぁ……」



綾波「それと碇くん。どうして眼鏡の人と一緒にいるの?」



マリ「め、眼鏡の人て」



シンジ「挨拶周りだよ。マリさんと一緒になりました、ってお世話になったみんなに報告してるんだ」



綾波「一緒?」



マリ「ムフフな関係ってことだよん」



綾波「ムフフ?」



マリ「あれ、にゃんにゃんな関係と言ったら分かるかにゃ?」



綾波「にゃんにゃん……? 猫…………交尾?」



マリ「大正解!お見事!」



シンジ「な、何言ってるんだよ二人とも!僕とマリさんはまだ……」



マリ「まーまー、近いうちにそうなるんだから。ね?シンジくん」



シンジ「マ、マリさん……」



綾波「……二人を見てると、ムカムカする……これが……腹立たしい」



マリ「でへへ。ごめ〜ん」



綾波「チッ」



マリ「舌打ち!?」

マリ「かーっ、冷たい!そう思わんかねシンジくん!」



シンジ「綾波のああいう反応、新鮮だな……」



マリ「キミってばほんとこの子達に甘いね!」



綾波「ふふ」



おばさん「おーい、レイちゃーん!」



綾波「あ……私、そろそろ戻るから」



シンジ「うん、また」



綾波「今度は碇くんだけで来て」



マリ「こ、こいつぅ……」



綾波「あ、それと。5番目の人が、あっちの方でスイカ作ってる」



シンジ「カヲル君が?」



綾波「口を開けば碇くんの話しかしないの。とても鬱陶しいから行ってあげて」



シンジ「もちろんだよ。ありがとう、綾波」



綾波「ううん、それじゃ。眼鏡の人も、それじゃ」



マリ「ん、ばーい」

シンジ「……ほっ」



マリ「にゃにゃ?」



シンジ「綾波が楽しそうで良かった」



マリ「かなり充実してるって感じ。みんなと仲良くなってるみたいだね」



シンジ「うん……僕、それが凄く嬉しいんだ」



マリ「妬けちゃうにゃぁ〜」



シンジ「あはは」



マリ「あのねぇシンジくん。冗談抜きで本当に妬いてるんですけどぉ」



シンジ「機嫌直してよ。僕に出来ることなら何でもするから」



マリ「おっ、言ったな〜!もう撤回させないからね、絶対なんでもさせちゃおっと!」



シンジ「お手柔らかに……」



マリ「しっかし渚カヲルか。私、アイツ苦手だにゃ」



シンジ「マリさんにも苦手な人とかいるんだ」



マリ「そりゃいるよ。ああいうタイプは特にね」 



シンジ「へぇ……僕は好きだけどな、カヲル君」



マリ「やべ、シンジくん盗られないように気を付けなきゃ」



カヲル「農薬はいいね。スイカを潤してくれる。リリンの生み出した文化の極みだよ」



加持「うちのは無農薬ですよ、元司令」



カヲル「ハハッ、冗談だよリョウちゃん」



シンジ「おーい、カヲルくーーん!!」



カヲル「ハッ!!!この声は……シンジ君!?」



シンジ「カヲル君!」



カヲル「シンジ君!」



マリ「ワンコ君!」



カヲル「キミちょっと席を外してくれないかな?」



マリ「いきなり会うなりなんだコラァ!」



シンジ「ははっ」



マリ「笑い事じゃにゃいよマイダーリン!?」



加持「こりゃまた、賑やかだなぁ……」

シンジ「しゃくしゃく……うん、美味しい!」



マリ「悔しいけど確かに美味いわこりゃ」



シンジ「このスイカ、カヲル君が作ったの?」



カヲル「そうだとも。こうして君に食べてもらう日を夢見ていたんだ」



加持「こういうの、案外向いていたのかもしれませんね」



カヲル「ふふふ。汗水垂らして命を愛でるのも悪くないと思えるよ」



シンジ「カヲル君、加持さんと同じくらい麦わら帽子が似合うなぁ」



カヲル「そうかい?君に褒められればなんだって嬉しいよ」



加持「麦わら帽子なら、シンジ君もよく似合うと思うぞ。どれ、久々に畑仕事をやってもらえるかな」



シンジ「わわっ、えっ、草むしりですか!?これから!?」



加持「まぁまぁ。偶には土に触れるのも良いぞ、少年」



シンジ「か、加持さ〜ん……」



マリ「あらら、攫われちゃった」



カヲル「慌てふためくシンジ君も可愛いね。そして麦わら帽子もよく似合う」



マリ「それは否定しないけどさ」


カヲル「……………」



マリ「…………」



マリ「……えっ、何?凝視しないでくれる?」



カヲル「…………フッ。まさか君とはね。いや、君だからこそか」



マリ「と言うと?」



カヲル「彼を幸せにするのは僕だと思っていた。僕が彼を幸せにしたかった。けれど……君だったんだね」



マリ「ま、ね。僭越ながら精一杯、頑張る所存だよん」



カヲル「ああ、頼んだよ。ようやくなんだ。彼もそろそろ、幸せにならなきゃいけないからね」



マリ「……だにゃー」



カヲル「以前のシンジ君なら、これから先上手くやっていけるだろうかと、不安で堪らなくなっていたかもしれない」



マリ「でも、ちゃんと成長してる。誰かの想いをちゃんと受け取れる人に」



カヲル「ああ、そうだね」



マリ「私が見守ってくよ。シンジくんの隣でさ」


シンジ「ふぅ、くたびれちゃった」



加持「お疲れさん。スイカ食べるかい」



シンジ「さっき食べたばかりですよ」



加持「ははは」



シンジ「でも良いです。久々で、僕も楽しかったですから」



加持「そいつは良かった」



マリ「おつー、シンジくん。ほいタオル」



シンジ「ありがとうマリさん」



加持「おっ、気が利くレディだ。これは良い奥さんになるぞ」



マリ「良い事言うじゃん!良かったねぇシンジくん!」



シンジ「あはは、撫で回さないでよぉ」



加持「シンジ君、こりゃ尻に敷かれるなぁ……」



マリ「経験者は語るってやつかね?」



加持「耳が痛い話だよ」


シンジ「さてと。加持さん、僕らはそろそろ」



加持「なんだ、もう行くのかい。もう少し待てば、ミサトやウチの息子が帰って来るのに」



シンジ「それは残念ですけど、アスカ達にも会いに行かなきゃいけませんから。ミサトさんとリョウジ君に、よろしく伝えておいてください」



加持「了解したよ」



シンジ「……それじゃあね、カヲル君。逢えて嬉しかった」



カヲル「今日はありがとう、シンジ君。そして君もね」



マリ「ん」



カヲル「僕はいつでもシンジ君の幸せを願っているよ。辛いことがあればいつでも相談に乗るからね」



シンジ「うん、ありがとう」



カヲル「また逢おう、シンジ君」


シンジ「ねぇ、マリさん」



マリ「ん?どしたどした」



シンジ「カヲル君と少しは仲良くなれた?」



マリ「いんや、別に」



シンジ「えー!僕が草むしりしてる間、仲良く話してるように見えたのに」



マリ「君の話をしてただけ。共通の話題、それしかないし」



シンジ「ぼ、僕の話?なんだか恥ずかしいな……」



マリ「陰口とかじゃないから安心しなよ」



シンジ「はは、まさか!マリさんとカヲル君に限ってそんな心配しないってば。あ、そういえばアスカ達の場所、聞いておけば良かったね」



マリ「歩いてれば見つかるって。さっきも、その前もそうだったじゃん?」



シンジ「それもそっか」



マリ「ところでシンジくん、何か忘れてない?」



シンジ「へ?なんだろ」



マリ「こんにゃろ、さっき約束したばっかなのに!なんだぁ、抱き締めれば思い出すのかオォン!?」



シンジ「わわっ、マリさっ、息ができな……っ!」



マリ「なんでもするって言ったじゃん!私の言うことなんでも~!」



シンジ「あ、お、思い出した!ちゃんと思い出したよぉ!」



マリ「そいつぁ結構!そしてたった今命令を思い付いた!それはね~!」



アスカ「うわ……アンタら何してんの」



マリ「おろ?おーっす、姫」


アスカ「道端でイチャコラとまぁ……ちったぁ人の目を気にしなさい」



マリ「いやはや、失敬失敬」



シンジ「あ、アスカ!」



アスカ「どっから顔出して話しかけてんのよ変態!」



シンジ「ご、ごめん……」



マリ「すけべだなぁシンジくんは」



シンジ「マリさんが言わないでよ!」



アスカ「はぁ……んで、今日は何?」



シンジ「みんなに会って廻ってるんだ。アスカとケンスケにも会っておこうと思って。ケンスケは?」



アスカ「ケンケンはどんな日でも6時起床。とっくに働きに行ってるわ」



シンジ「アスカは何してるの?」



アスカ「私は歩いてる」



マリ「プーじゃん!」



アスカ「うっさいわよコネメガネ!」


アスカ「まぁでも、まさかアンタらがくっつくとはね。そんな素振りあったかしら」



マリ「実はあったんだー。ね、シンジくん」



シンジ「え、そうなの?」



マリ「オイオーイ!」



シンジ「あはは、冗談冗談」



マリ「一丁前に!」



シンジ「ごめんってば」



アスカ「……今のアンタら二人、ぶっちゃけうざいけど……ま、明るいに越したことはないわね」



マリ「んふふ、そりゃそーだ」



アスカ「シンジも多少マシになったじゃない」



シンジ「うん。自覚がないわけじゃない」




アスカ「そこは自覚あるって断言しなさいよ、馬鹿ね」


村人「あら、アスカさん。こんにちは」



アスカ「んあっ!?あ、こんにちは」



村人「今日はお友達と一緒なの?」



アスカ「と、友達というか、腐れ縁みたいなもんで……別にそんな……」



シンジ「僕ら、アスカの昔からの友人です」



マリ「にゃー」



アスカ「んなぁ!?」



村人「あら、やっぱりそうなのね。アスカさん、優しいものね。それじゃ私はこれで」



アスカ「あ、ま、また! ………ふぅ」



シンジ「……」



マリ「……」



アスカ「……」



アスカ「……な、何よ!ニヤニヤしてんじゃないわよコラァ!」

ーーーー



マリ「だっはっはっ!もうちょっとまともに受け答えしてよー姫!笑いそうになっちゃったにゃー!」


アスカ「思いっきり笑ってんじゃない!あーもう、ほんっとムカつく!!」


シンジ「良かった……ちゃんとここに馴染んでるんだね、アスカ」


アスカ「ケンケンに迷惑かけるから、仕方なくよ!処世術ってやつよ!」


シンジ「あのアスカの口から処世術という言葉が出るなんて……」


マリ「成長したなぁ……」


アスカ「一転してしんみりするなぁっ!」


シンジ「だって、あのアスカだよ」


マリ「ほんとほんと。いやぁ、帰り際に良いモノ見せてもらった……クフフッ」


アスカ「……はぁぁぁぁぁ。まぁいいわ、寛大な心で許したげる。私も大人になったんだし、アンタらはガキの見た目のまんまだし。……もう行くの?」


シンジ「行くよ」


マリ「今度こそお達者で、姫」


アスカ「アンタらもね。このバカップルが」


マリ「褒めてる?」


アスカ「褒めてる」


マリ「ふふっ、ありがと!アスカ!」


アスカ「じゃあね、マリ。そしてシンジも」


シンジ「うん。さよなら、アスカ」


マリ「シンジくん、手を繋ごう」


シンジ「うん、マリさん」


マリ「さてさて。行くか!」


シンジ「うん、そうだね」


マリ「はぁ~、しっかし君も私も、よく頑張ったにゃあ」


シンジ「うん、凄く頑張った」


マリ「君も、すっかり自分を肯定できるようになった。それはとても重要なこと。生きていくうえで、必要不可欠なモノなんだから。もう失くしちゃダメだからね」


シンジ「分かってるさ」


マリ「ま、もし失くしても私が見つけてあげる。私はいつでも君の味方だから」


シンジ「ありがとう、マリさん。僕も同じ気持ちだよ」


マリ「……えっ?」


シンジ「マリさんが辛い時は僕が支える。互いを思いやって、助け合う。それが僕の望んだ世界だから……って言っても、マリさんなら、そんな心配、余計なお世話かな」


マリ「…………ううん、すっごく嬉しいよ。ありがとう、シンジくん……頼りにしてる」


マリ「そだ!命令決めたのに、まだ聞いてもらってなかったにゃ」


シンジ「なんでも言うことを聞く、ってやつ? まだ有効だったの?」


マリ「あったりまえだばかちん! いい? よーく聞きなさい」




マリ「これからもずっと、私のそばにいて。いつまでも、ずっとこの手を握っていて」




シンジ「……はは。わざわざ口に出すまでもないことじゃないか」


マリ「わざわざ言わなきゃいけないこともある!それで……返答は?」


シンジ「マリさんのそばにいるよ。ずっとそばにいる」


マリ「……ふふっ、よろしい!それじゃ行こう!」


シンジ「うん、マリさん!」



終わりです。読んでくださった方ありがとうございました。

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