【ペルソナ5】屋根裏ゴミ「強制少子化奉仕法?」 (27)

■序章『開始』

ある喫茶店の女が5人集まった。五人は同じ男の女性関係を調べていた。

杏「…」

貞代「…」

真「…」

妙「…」

春「」


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貞代「えっ…とつまり情報整理すると…」

真「誰も付き合っていないみたいですね…」

真「他に6人ぐらい女の子の知り合いがいるけどみたいですけど」

杏「みんな可愛い娘ばっか」

妙「ふーん、これだけちょっかいだしといて、誰も抱いてないんだ」

杏「はい、その…夜の方までは、してなかったみたいです」

春「童貞の分際で、女たらしなんだ」

妙「あのモルモット君、草食だから」

春「嬉しいよな…悲しいような…」

杏「うーん」

貞代「でも、このままじゃまずいわね」

真「彼…手を出してくれないのよ」

杏「優しくしてくれるのはいいけど……」

妙「女の魅力が無いのかしら?」

杏「もう、こうなったら逃げられないような、既成事実があればいいのに」

真「でも、それやったら犯罪よね?」

貞代「…」

TV「…というわけで『本日強制少子化奉仕法』が可決されました。来月からの施行となります」

全員「!!」

貞代「こ、これよ!」

■一章『監禁・杏』

~一ヶ月後~
屋根裏ゴミ「ん?なんだこれ?」

>一枚の封筒を開く。
>するとそこには一枚の素っ気ない手紙が送付されていた。 

『屋根裏 ゴミ様 あなたは民法XX条の「強制少子化奉仕法」に基づいて少子化奉仕員に任命されました。 敬具 』


>強制少子化奉仕法2XXX年。日本は少子化の歯止めが効かず、遂には1パーセントを下回る有様まで低下した。
>さらに、少子化の影響で既存の貞操観念は崩れ、男が性に消極的で女が性に積極的になり痴漢やレイプなどの被害も逆転してしまった。
>また、時同じくして男性のみがかかる病が、大流行し、少なくとも社会生活及び経済活動に男性が参加することが困難となってしまった。それを危惧した政府は、優秀で健康な若い男性に複数の女性に強制的に性の奉仕をする法令を施行した。

屋根裏「な、なんだこれ…」

杏「良かったね。屋根裏ゴミ」

真「そうね。嬉しい事じゃない」

春「沢山の女性に奉仕できるなんて、素晴らしいことだわ」

貞代「私達みんなで、役所に報告したかいがあったわね」

妙「ふふ…覚悟はいい?」

屋根裏「なっ…!お前たち」

屋根裏「どうしてここに?」

杏「メール、来てさ」

春「あなたが選ばれたって」

真「だから、私達が一番速くあなたの童貞を奪おうって事にしたの…」

貞代「みんなで喫茶店の近くで張っていたのよ」

貞代「他の女は排除したから…」

真「先生達……じゃあ、お願いします」

貞代「分かった」

妙「順番だからね」

>二人は1階に降りていく。

杏「あの二人は、他の女の人が来たら止めてくれるんだ」

春「安心して子作りしようね」

屋根裏「待て…!そんな事、できるか!」

春「あれ?いいの?正当な理由が無く拒否したら逮捕だよ」

杏「しかも、多額の罰則金…払えるの?」

屋根裏「う…」

杏「ね…だから…」

春「大丈夫だから……屋根ゴミくんは寝ているだけでいいから…ね」

屋根裏「待て!俺はお前たちと付き合ってないだろ?」

屋根裏「待て!俺はお前たちと付き合ってないだろ?」

真「そんな固い事を言わないでよ」

春「そうだよ。ちょっと目を瞑ってして、赤ちゃんを作るだけだよ」

双葉「もう…観念しろ!」

杏「順番ね」



子作りをしようと聞いて不思議と違和感を覚えなかった。
私はなんとなく彼とそうなると思っていた。

真も春もそう思っていた。一緒にいる時、もう家族みたいに生活してるもんね。

みんな旅行に行った時も裸を見られてもなんとも思わなかった。

あっ!でも逆に彼の体はドキドキした。引き締まって、ウエストがきゅって、逞しい感じ。
正直、私に言い寄る男の人のモデルは多かったけど彼のほうが何倍も魅力。優しくて、カッコイイし、頭がいい。も~なんか欠点ないの?

……

一つ、あった。女たらしだってこと。他の女にも手を出しまくり、怪盗団のことって言い訳して、他の女とデートしてたの、知ってるんだから!
でも、エッチはしていないみたい。ふーん、童貞なんだ。なら許してあげる。
私が最初だよ。

真も春も双葉にも了解は得た。

それから私は彼を犯した。
嫌がる彼を、無理矢理手篭めにして、無理矢理入れた。
そうする観念したように、私の言うことを聞くようになった。
凄い可愛い。大型犬みたい。

そうしたら、他のみんなが「ズルい、ズルい」の大合唱。ごめん、悪かった。
ちゃんと、みんなの手伝いもするって…。
そうやって、彼を輪姦し始めた。

そうして、真が「彼が上になってほしい」って言ったから、彼を上にしてあげた。
私と春が、横で彼を支えて上げて、動いた。
最初はぎこちない彼がどんどん乗り気になっていった。
真が感じているようでエロい……。

そんな感じでみんなの初体験と彼の童貞喪失は終わった。

■二章『調教・妙』
私達は夫婦になった。といっても普通の夫婦ではない。私の他に8人の嫁が居る。
優秀な男は、多くの妻を愛さなくてはならない。政府はそう迫った。男たちも混乱もあったが、概ね好意的に受け止められている。

一方で、中には律儀に一夫一妻という前時代の制度を守ろうとするカップルもいる。
そういうカップルは、近所や仕事場で白い目で見られ、時には差別や罵倒の対象となるとニュースになっていた。
理由は倫理的な部分と、どうやら現代の男性のみにかかる奇病が原因らしい。

性交すると著しく、倦怠感に襲われ、他の事に手が回らない。その為、性交の義務を果たすと、男性は仕事や学業を行えず、辞めるしかなかった。

男性数が居なくなると、自然と女性が台頭してくる。逆に、男性は仕事場で居場所が少なくなった。また、性行為の仕事もあるため、多くが主夫となった。こういった事例に対して、柔軟かつ対応する必要がある。

そうして、この状態で男性の権利は縮小して、女性の権利は多く拡大した。有能な人材は政府、企業、役所、病院など多くで女性が活躍するようになった。
私も昔の知り合いから病院や医療機関の協力要請が来て、対応している。

産婦人科のところで主に対応して、出産や産科の研究も進み、母子共に無害かつ安全な治療で、早期に出産による休職のブランクを少なくすることに成功した。これって公私混同かしら?

彼を犯そうとみんなが集まった。
彼の知り合いの女たち。女の子達は恋人だと思っているみたいだけど彼はそうじゃないみたい。だから、そんな女の敵をみんなで輪姦した。

9人もいるのに元気だね。 本当に悪い子だね、君。
まだまだ、遊びたいみたい。
一本いっとく?これ、お仕置きだから…

彼との性活が始まって数ヶ月。残念ながらまだ、妊娠してない。当たり前だ。そう簡単に妊娠したら、少子化なんて起きやしない。

それに彼が、非協力的だからである。彼はどうやら既に犯されているが、それでも貞操を守りたいようだ。このような屈辱的な性交を嫌がり抵抗する。私達も説得や努力をしたが、彼はタフだ。そういう所がカッコイイ。けど、どうやら実力行使が必要…かな?

どう女たらしくん?
そう良かった、これから君は忙しくなるんだから体調には気をつけて
大切な体なんだからね……。
何…本当に子供を作るのかって?

まあ、それしか無いわね。いくらなんでも急すぎけど、今の所の最善策ね。

まさか、怖気づいたの?散々、あの子達と避妊もしないでした癖に

怒ってる?
ふふふ、君はこれぐらいの責任があるんだから。言い訳は通用しないから

うん…いい。
私たち体の相性がいいわ。お似合いなのかもね

彼は毎日やっている。男の人というのは便利ね。女と違って、毎日性交ができる。
これなら早く妊娠できそう。それに精子も凄い元気。若いわね。本当それにしても社会の論調が変わってきた。

今までは男性の復活を第一に掲げていたのに、今は女性の働き手のインフレが最優先。過激な党は、男性の性犯罪やDVなどの例を出して、男の居ない世界を正当化しているみたい。無論、私達は大反対。この一見性奴隷のような環境も、彼を思っていてからの処置。

彼が有益な人物だと認めればいい。

彼ならできる、だって私達の最愛の夫ですもの

■三章『受容・冴』

男性達が、法への反対運動が加熱している。この法律は人権違反であり、男性への権利の迫害である…。というのが、彼らの主張である。

そういう人たちに、女達は容赦しなかった。危険な思想を持つとして、再教育センターに連行された。

そこには人間の尊厳への停止と、女性への奉仕を徹底的に教育されている。
真達が作ったマニュアルが生きているようだ。

真「お姉ちゃんどうだった?」

冴「詳しく話すわ」

冴「そう、政府に協力しないのは一種のテロ行為だって、めちゃくちゃよ」

真「ふーん、そうなんだ」

真「ところで、お姉ちゃん」
真「お姉ちゃんも彼のお嫁さんにならない?」

冴「え?」

真「お姉ちゃん、彼のことが好きでしょ?なら、彼の子供を作らない?」

冴「こ、子供って…まだ付き合っても…」

冴「こういうのは順序が大事よ」

真「お姉ちゃん…」

杏「冴さん…」

春「冴さん、もうそう時代じゃないです」

双葉「好きな男がいるなら、とっとヤって、子作りする!そういう時代だ」

冴「で、でも、そんな…」

真「ダメかな?社会的にも優位になるし、仕事もよくなると思うの」

真「なにより私、可愛い甥か姪が欲しい。それが彼の子供なら最高だわ」

冴「…」

冴「これが…普通なのね…」

杏「それで…冴さんも…しますか?」

冴「う、うん……」

冴「正直、魅力的な男性だし…出世のチャンスでもあるわ」

冴「まあ、あなた達の夫だからね…」

冴「無理だって言われても仕方ないわ」

春「そんなことはないですよ」

春「確かに彼を利用しようとする人は多くいますけど」

春「冴さんなら純粋に彼を愛してくれますから」

真「そうよ、お姉ちゃんの気持ちも分ってる」

双葉「問題なしだ」

冴「そう、ありがとう…」

冴「それで?詳しいルールは?」

杏「ルールっていうか?決まりですけど…」

春「彼のスケジュールは、今朝昼晩3日間のシフト制で、私達9人の嫁達で回しているんですけど…」

杏「体調が悪いとか妊娠とかの時に…彼のお世話を変わって貰うんです」

冴「世話…まあ、そうよね…」

真「お姉ちゃんは私の代わりってことで…」
冴「え?」

真「うん…おめでた」

冴「本当?良かったじゃない」

真「うん、ありがとう。だから、お姉ちゃんも彼のお世話お願いね」






冴「……分かったわ」


冴「え?これは?」
そこには想像を絶する物がいた。数年ぶりに会う彼はやつれていて、生傷だらけだった。
それでいて肌は清潔に保たれ、無駄毛も無かった。彼の格好は異常だった。

彼の鍛えた体が映える。全裸で、両足と両腕に鎖、そして、首輪をつけられていた。口には口かせを付けられ、目はうつろだった

冴(凶暴な動物ですらこんな真似はしない)

腕を見ると注射痕も多かった。職業柄こういう所に目が行く。人の形をした何か、そう目に映った。

杏「まあこういうことです」

冴「こんなの監禁じゃない!」

春「いえ、教育です」

春「女性を守るための」

冴「……?」

真「お姉ちゃんは、政府の中枢にいないから、分からないけど…」

真「彼って、結構危ない位置にいるの」

双葉「もう、何年も女中心の世界に、なっただろ」

双葉「もうそれでいいって、言う層も増えてったんだ」

杏「まあ、主にレイプとか差別とかの問題で」

真「だから、。彼を強行的に処分しようって案もあったの」

冴「そ、そんな…」

双葉「もちろん、私達は大反対」

春「だから私達は、中立派と組むことにしたの」

冴「中立?」

杏「男性への復活は合意だけど、女性優位の社会にする……という一味です」

春「最初は懐疑的だったけど…」

春「彼女たちに彼の様子を見せたら、納得してくれました」

春「元々、彼…このシフトに反対でしたから」

真「ちょっと、お仕置きしちゃった」

冴「そ、そんな!それは犯罪よ!」

杏「…」

双葉「…」

春「…」

真「…」

春「分かっています。でもこうするしか彼を守れません」

杏「彼を愛しているから、束縛するんです」

真「分かってお姉ちゃん」

冴「…」

冴「ふぅ…どうやらお世辞にも首脳部はとんでもないわね」

冴「分かったわ。今は、あなた達に従うわ」

真「ありがとう!お姉ちゃん!」

冴「でも、彼の安全が第一よ」

春「もちろん」

双葉「当たり前だ」

杏「守ってみせる」

真「絶対にね」

冴「………分かったわ。でも、彼と話させて」

春「分かりました。二人きりにしますね。」

屋根ゴミの口かせを外して、私は二人きりになった。

どう?元気にしてる?
そう、やっぱり大変みたいね。
でも、あなたも悪いのよ。あなたが、みんなをたぶらかすから、いけないの。
これは罰よ。
私は彼の口を塞ぐ。ん…いいじゃない。
ちゃんと歯も磨いてるのね。

いいわ、あなたの子供…産んであげる。
私は服を脱いだ。

■四章『屈服・かすみ』
女性の国となってからはや数年…。先輩は多く子供を残している。私もオリンピックで活躍して、その後引退。私は指導者として、仕事も始めました。

そして、数年が経ち、お金も貯まりました。なので、仕事もほどほどに先輩の遺伝子を買うことに決めた。私は指導者として、教える楽しさや、育てる楽しさを知った。
新体操だけじゃない。人生の楽しさを、教えることも知った。コーチというのは教えるだけでなく、教わる物だ、と言うのは本当だった。そうして、自然と子供が欲しいと思った。私の遺伝子を継ぐ、それがどれだけ素晴らしいことだろう。それに、「かすみ」の気持ちも受け継ぎたい。
そうして、もう一つ。先輩の遺伝子も継ぎたい。先輩はかっこよくて、頭が良くて、度胸があって、運動神経もいい、危険な臭いがしていてドキドキする。

何より優しい。

私を常に見守っていた人だ。正直、凄い魅力的な人だ。だから先輩の子供を授かるなら嬉しいことはない。
先輩は現在高巻先輩達の管理にある。基本的に妻以外の外部の女性が他の女性と交わることは禁止されているが、一部謝礼等で認められる。こんな時代だ。優秀な男性の子供が欲しがるのは当然だ。私も貯金をして、先輩達にお願いした。
すると笑って許可してくれた。

杏「すみれちゃんならいいよ。彼、すみれちゃんのこと気にしてたから」

驚いた。高校卒業してから全く合わず、片思いをこじらせていただけなのに私を気にかけていたなんて

双葉「すみれがオリンピックに出て、とても喜んでいたんだぞ」

嬉しかった。
先輩が私のことを気にかけてくれ。

私は早速部屋に入る
…………
先輩…
以前と変わらない、顔立ちちょっと歳が経ったけど、渋さが増した高校生の時より魅力的になってます。

でも、やっぱり、拘束されてますね。
まあ、当然です。先輩は稀代の悪党ですから、これぐらいの拘束するのが正解です。

それに、あれだけ女性をたぶらかしたんですから、これぐらいの罰は当然ですね。
先輩…起きてください。
私です。すみれです。
……はい、ありがとうございます。おかげで、オリンピックはいい成績を収めました。
それで次の目標を立てました。
先輩です
先輩の子供が欲しいです。だから、あなたを犯します。

……驚きましたか?でも当然ですよね?私はアスリート、欲しいものには貪欲なんです。






■終章『幸福・春』
この異常な世界になってもう何年。少しづつだけど、ワクチンの治療もできるようになって、男性も活動状態も、維持できるようになっていった。
「男性保護法」という物も可決され、今以上に大切に保護されることになった。

一方で、反抗的、もしくは、反社会性を持つ男性の場合は、センターに送られて、徹底的な教育と指導が、行われるようになった。

その効果は絶大で、性被害やDVなど男性の犯罪はほぼ0%になった。
これも彼と私達の愛のおかげだ。

さて、私達は…順調にみんな妊娠して、子供が生まれた。みんな健康で問題も無い。彼の子供は私達が把握しているだけで22人。
その内に3人の男の子が産まれた。

この子もパパみたいないい子になって欲しい。現在、みんなは子育てに大忙し、でも、案外みんな頑張っているから大丈夫。仲間がいると違うのかな?

ママ友仲間はみんな仲良し。嫉妬とかあるのかと思ったけど、みんなは彼のことが好きで、大切に思っている。利害は一致しているからかしら?

仕事は順調。妊娠中、産後も効率を選べる仕事にして貰ったから平気。国からも補助金も多いし

あなたのおかげね。

あなたの繁殖率の高さで多くの子供を作れて、男性への良いモデルになったわ。
これで世界は救われるわ。

ところで、最近あの子も落ち着いて面倒がかからなくなったし、そろそろ二人目どうかな?
お願いね。ダーリン

おわり

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