黛冬優子『十八歳未満は購入する事が出来ません』 (17)

これはシャニマスssです

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冬優子「正座」

P「はい」

P(家に着いてドアを開け、俺は正座をさせられ……自発的にした)

P(日常生活において自発的に土下座が出来る人間なんて、なかなかいないのではないだろうか)

P玄関の先には同棲相手の黛冬優子。とっても可愛く、素直で、素敵な女の子である黛冬優子。愛しの恋人黛冬優子)

P(そして、積み上げられた俺の秘蔵AV)

冬優子「……これ、何?」

P「DVDって言うんだよ。最近の若者はBlu-rayしか知らないかもしれないが、かつてこの日本には……はい、AVです」

冬優子「まず最初に言うべき事は?」

P「ごめんなさい」

冬優子「……やけに素直ね」

P「自分と比べてか?」

冬優子「は?」

P「大変ごめんなさい」

P(俺は大人だから勝ち目のない戦いは挑まないのだ。はい、ほんと反省しています)


P「……言い訳をさせて下さい」

冬優子「ふんっ、どーせ誰かに預かっておいてって頼まれたとか言うつもりでしょ?」

P「…………さ、流石冬優子だな。俺の事をよく分かってくれてる……愛してるぞ」

冬優子「…………」

P「待て、取り敢えず積み上げられた俺の幸福の上で振りかぶってる鉄アレイを下ろすんだ。そんな物家になかっただろ」

冬優子「断ったのにプレゼントされたのよ」

P「凄い、多分鉄アレイプレゼントした人物特定出来た」



P「取り敢えず玄関を閉めさせてくれ。さっき後ろを通ったお隣さんが一瞬立ち止まった後クスクス笑って電話掛けてたから」

冬優子「……何処に隠してあったか、あんたなら良く分かってるわよね?」

P「俺のベッドの下だ」

冬優子「ふゆの部屋の押入れの一番上よ」

P「……だって、そこなら絶対探されないと思ったし……」

冬優子「分かる?あんたと同棲始めた頃の事思い出そうとして押入れ開けたら出て来たのコレだった時の気持ち」

P「ワクワクっす!」

冬優子「次は無いわ」

P「誠心誠意謝罪させてくれ」



冬優子「このAV、どうするつもり?」

P「捨てる、捨てます」

冬優子「そ、なら今割っても良いわよね?」

P「それは良くない、物は大切にだぞ」

冬優子「……捨ててくれないの?」

P「……ちなみにその、捨てなかった場合は……」

冬優子「あんたが選んで良いわよ」

P「じゃあAV捨てな」

冬優子「かわりにあんたを捨てるけど」

P「AV捨てます、はい」






P(……さて、この窮地をどの様にして切り抜けよう。もう不可能だろうけど、それを可能にするのがプロデューサーだ)

P「冬優子、これはサプリメントみたいなものなんだよ」

冬優子「は?」

P(目が怖い。けれどここで怯んで臆して退いてしまえば、間違いなくこのAVは捨てられてしまう。)

P(こいつらは苦難を共に乗り越えて来た相棒なんだ。絶対守り抜いてみせる)

P「定期的に摂取する事で健康になる効果が」

冬優子「……ショックだったんだから、ほんとに……」

P「ごめんなさい」

P(再び土下座した)




冬優子「ねぇ、なんで観るの?」

P「それはえっと……冬優子と付き合うより前に買って、捨てるタイミングがなかっ」

冬優子「リリース日、ふゆと付き合って半年後よ」

P「……ごめん」

冬優子「だから!なんで観るのかって聞いてるのよ!」

P「なんでって……」

冬優子「巨乳モノを!!」

P「キレてんのそこ?」




冬優子「ふゆじゃあんたを満足させられてないんだ、って……不安になるじゃない……」

P「違うんだ、冬優子」

冬優子「ぐずっ……な゛に゛がよぉ……」

P「ほら、毎日健康的で美味しいご飯食べてると、たまにジャンクな家系ラーメンとか食べたくなるだろ?」

冬優子「なにが硬め濃いめ多めよぉ……」

P「そりゃナニだろ」



冬優子「……ツンデレモノはどこ?!黒髪清楚系もツインテも無かったわよ!」

P「そりゃそれは冬優子がいるから」

冬優子「あー言ったあー言っちゃった!!つまりそれ以外の属性はふゆじゃ満足出来てないって事じゃない!!」

P「じゃあ逆に冬優子お前セーラー服着てくれんのか?インタビューやってくれんのか?!」

冬優子「やってやるわよこんちくしょう!それであんたは満足なわけ?!」

P「いや別に冬優子と一緒にいられたら満足だけど!!」

冬優子「えっ……あ、その……急にそういう事言うのズルいわよ……」

P「……急に照れるなよ……俺まで恥ずかしくなるだろ」

冬優子「で、じゃあなんでAV観てんの」

P「Take2行ってみよう」




P「……ん?冬優子お前インタビューとか付き合ってくれんの?」

冬優子「えっ?さ、さっきのは勢いよ。売り言葉に買い言葉って言うか……」

P「じゃあ冬優子、こうしよう。セーラー服着てインタビューとかやってくれたら俺はこのAVを捨てる」

冬優子「そうね、その条件なら…………は?」

P(押し切れなかったか)

P「分かった、インタビューまでで良い。セーラー服はいいから」

冬優子「でもふゆ巨乳じゃないわよ」

P「巨乳が好きなんじゃなくてパッケージに写ってる女性が好みだったんだ」

冬優子「それ余計に最低」

P「しまった、誘導尋問は卑怯だぞ」





冬優子「で、もうバカらしくなったからさっさと終わらせるけど。あんたこれ捨てるの?」

P「………………………」

冬優子「……悩まないで即答しなさいよぉ……ばかぁ……!」

P「捨てる!!」

P俺は鉄アレイをAVの塔に叩き付けた)

P(さらばバベル……願わくばまたいずれ、何処かの中古ショップで巡り会える事を)



冬優子「……言うべき事は?」

P「ごめんなさい」

冬優子「今後は?」

P「絶対買いません、観ません」

冬優子「一番愛してるのは?」

P「冬優子。冬優子だけだ」

冬優子「ならよし」

P「やったぜ」

冬優子「……で、次。この雑誌なんだけど」

P(しばらく俺は、土下座を解除出来そうにはなかった)


以上です
お付き合い、ありがとうございました

以前書いたものです、よろしければ是非
黛冬優子の逃避行
黛冬優子の逃避行 - SSまとめ速報
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