悪魔召喚

厨二娘「開けッ魔界の扉ッッ！！」random summon

ﾊﾞﾘﾊﾞﾘﾊﾞﾘﾊﾞﾘﾊﾞﾘﾊﾞﾘﾊﾞﾘﾊﾞﾘ

『ﾇｩｩｩﾝ……』

厨二娘「来た！　来たわ！　我が使い魔となるのだ悪魔【安価下】よ！」

母「っせーっつってんだろ」

厨二娘「ｱｯﾊｲ」

厨二娘「って誰だ貴様ッ」

早耶「こんにちはぁ 召喚に応じて参上しましたぁ」

早耶「あなたが私のプロデューサーさんですかぁ？　若ぁい」

厨二娘「プロデューサーではない マスターと呼べ悪魔！　」

早耶「ひどぉい 早耶は悪魔じゃないですよぉ ア・イ・ド・ル！」

厨二娘「ただのアイドルが魔方陣から出てくるわけないだろう」

早耶「まほうじん？」

母「おいうるせーぞコラ とっとと【安価下】してこい」

厨二娘「ｱｯﾊｲ」

早耶「お母さんですかぁ？　こんにちはぁ」

母「あらこんにちはー お友達？　ゆっくりしていってね！」

厨二娘「ふぅっ ふぅっ ぅぐぅ足痛いぃ……」ｽｯｸｽｯｸ

早耶「なんでスクワットぉ？」

母「毎日のメニューよ このキチガイ娘はほっとくとすぐ部屋こもってアホやり始めるから」ｽｯｸｽｯｸｽｯｸｽｯｸ

母「私の日課でもあるわ 美容は一日にしてならず！」

早耶「すごぉい 立派な心がけですねぇ！　早耶もやりますぅ！」ｽｯｸｽｯｸ

厨二娘「ぐぞぉ……わ 我は堕天使の……」ｽｯｸ……ｽｯｸ……

母「てめーは私の股から生まれた人間なんだよボケ なにが堕天使じゃ さっさと健全な趣味に目覚めろ」

早耶「(でもなんで夜中にやるのかなぁ)」

母「終わったら風呂入って寝なさい 明日は【安価下】よ！」

厨二娘「鬼ぃ！」

【翌日 写真屋】


写真屋「はーい撮りますよー……えーと」

厨二娘「くくっ……その幼稚な機械で我が姿を捉えようなど笑止千万」

厨二娘「この魔眼の封印が解かれた時――」

母「眼帯取れ 服着替えろ ポーズやめろ 顔ちゃんとしろ あんまざけてっとまたイわすぞタコ」

厨二娘「ひぃ！」ﾋﾞｼｨ

早耶「えぇと なんで写真撮るんですかぁ？」

母「そりゃ【安価下】よ」

早耶「！？」
厨二娘「！？」

母「最近のは額縁も色々あるのねえ同じ黒でも」

写真屋「こちらのはどうでしょう」

母「あらいーじゃない」

厨二娘「ちょちょちょっちょっちょっと待ってお母さん」

母「なによそんなテンパっちゃって どうかしたの？」

厨二娘「いや遺影ってわた……我が魂はこの通り肉体に封ぜられ存在している！　何故に遺影！？」

母「【安価下】だから」

早耶「！？！？」
厨二娘「！？！？」

母「一々リアクション取ってんじゃないわよ」

早耶「そ それってプロデューサーちゃんを売っちゃうってことですかぁ？」

母「ちがわい モデル用よ葬儀関係のカタログとかの」

母「丁度欲しいってとこがあったから小金稼ぎってだけ ロクに外出てないから死人みたいだし顔」

厨二娘「フン この世の理から外れし求道を往く我が崇高なる試みをこの愚物は理解できんのだ」

厨二娘「現にこうして成果が出ているにもかかァッ！？」

母「誰が愚物じゃボケナスコラ 親に向かってその口の聞き方はなんだ頭割るぞ」ぐりぐりぐりぐりぐりぐり

厨二娘「いたいお母さんいたい！」

早耶「あのぅ その辺でぇ……」

母「娘が付き合わせちゃってごめんなさいねぇ また遊んであげて」

厨二娘「くそぉ信じてない……かくなる上は【安価下】だぁ！！」

早耶「プロデュースって……早耶はもうアイドルなんですけどぉ」

厨二娘「知らん」検索
厨二娘「マジで知らん 出てこない どこの地下ドルだ」

早耶「こっちの世界ではそっかぁ……」

母「こっちの世界ではって……あなたも電波友だちだったの」

早耶「違いますよぉ！」

厨二娘「まぁ任せておけ策はある」【安価下】