そして、この世界にもラブライブは存在していた。

凛「いよいよ、始まるね」

花陽「うん。そうだね、凛ちゃん」

司会者「さあ、選手の入場です」

穂乃果「海未ちゃん。正々堂々と勝負しようね」

海未「望むところです。穂乃果」

ワー ワー

ルビィ「まさか、あの二人がこんなに早く観れるなんてね」

花丸「そんなに凄い試合なの？」

ルビィ「凄いなんてもんじゃないよ。あの二人はμ'sの門下生で幼馴染なんだよ！」

花丸「そうなんだ。なんだかワクワクしてきたずら」


海未「穂乃果。あなたと戦う事をどれだけ楽しみにしていたか」

穂乃果「それは私も同じだよ」

海未「手を抜いたりしたら承知しませんから」

両者構える。

海未「いきますっ！！」

先手を打ったのは海未。一気に間合いを詰めてパンチを繰り出す。

バチィ

穂乃果「わっと」

海未「やはり防ぎますか。なら、だぁぁぁぁぁ」

次々と連打を撃つ海未。

穂乃果「くっ」

海未「どうしました。あなたの力はそんなものなのですか？」

穂乃果「くぅ…」

善子「これは勝負あったわね」

花丸「善子ちゃん！？」

善子「ヨハネ」

ルビィ「どういう事なの？善子ちゃん」

善子「園田海未は天才と言われてるのよ？」

ダイヤ「確かに。善子さんの言う事も一理あります」

善子「だからヨハネ」

ルビィ「お姉ちゃん！」

ダイヤ「園田海未さんはあのエリーチカに次ぐ天才との評判ですから。いくらあの高坂穂乃果さんでも…」

海未「でやぁぁぁぁ」

穂乃果「くっ…うっ…」

真姫「まさか、こんなに一方的とはね。流石は海未だわ。天才と言われるだけはあるわね」

ことり「それは違うよ」

真姫「え？」

ことり「海未ちゃんは天才なんかじゃない」

海未「だぁぁぁぁぁ」

ことり「海未ちゃんはこれまで。ただ、ひたすらに努力をして来たの。私は知ってる。むしろ、天才は…」