橘ありす誕生日ＳＳです

短いですがよろしくお願いいたします

ありす「せっかく……待っていたのに……」

桃華「まぁまぁ、これからPちゃまのように忙しい方と付き合われると、どうしてもこのような日も来ますわよ」

ありす「……それは覚悟していたのですが」

千枝「私も、Pさんと一緒になって色々ありましたからね……」

ありす「千枝さんが一番色々ありそうなのは重々承知ですから……」



ありす「でも……久しぶりに橘流いちご料理を作ったのに……」

桃華「それはもういいですわ……」ｹﾞﾌﾟ

千枝「頑張りました……」ｹﾞﾌﾟ

桃華「でも何故、誕生日はいちご料理なんですの？」

千枝「あ、桃華さん……」



ありす「聞きたいですか！！」ｽﾞｲｯ

桃華「え、えっと……」ｺﾝﾜｸ



ありす「あれは、私がまだプロデューサーさんと付き合い始めて間もない頃……」



千枝（……長いですよ）

桃華（し、知りませんでしたわ……）

………………
…………
……

ﾊﾟｸﾊﾟｸｯ

ｶﾀｯ

ありす『ど、どうでしたか……今日のいちごパスタは？』

モバP（以下P）『いや……前に食べた時より遥かにうまくなってる』



P『これも愛のなせる技かな？』ｲｹﾎﾞ

ありす『あ、あっ！愛っ！？』(///)



ありす『そんな（ﾋﾞｼｯ）なんで（ﾍﾞｼｯ）こんな時に（ｶﾞｼｯ）あんなことを（ｹﾞｼｯ）』(///)

P『痛い痛いっ！』

ありす『もう……責任取ってもらいますよ』

P『責任って……こうか？』

ﾁｭｯ

ありす『あ……んくっ』

ありす『んっ、んふぅ……』ﾁｭｸﾁｭｸ

ありす『んっ――んふぅ……くぅ！んちゅ、ふぅ』ﾆｭﾁｭﾇﾁｭ



ありす『んぱぁ……ふぁ、ぷ、プロデューサーさん？』

P『ありす、すまん。でも……もう我慢できない……』

P『好きだ……ありす』

ありす『あ……その……私も』





『好きですから、いいですよ……最後まで、抱いてください』

………………
…………
……

ありす「で、その夜のPさんの寝顔ったら」(///)

桃華「ありすさん。Pちゃま呼びになってますわよ」

ありす「あっ……でも……今日までですから」

千枝「そうだね……桃華さんもさっきにしちゃってるし」

千枝「私も……来年にはちゃんと」



桃華「千枝さんなら問題ありませんわ」

千枝「ありがとう、桃華さん」

ｶﾞﾁｬ

P「よぅ、ありす。待たせたな」

ありす「何が『よぅ』ですか！……待たせ過ぎです」

P「……途中で法律が変わってさらに二年待たないといけなくなったからな」

ありす「じゃ、行きましょうか」

P「印鑑は持ったか？」

ありす「大丈夫ですよ。それよりマスコミ用の例の文。添削しておきましたから」





桃華「ふふっ、お二人とも既に熟年のカップルですわね」

千枝「ありすさん、四年どころか六年待ちましたからね」



「じゃあ声をかけますか」

「はいっ」



二人「ありすさん、プロデューサーさん、婚約おめでとう！！」

ｸﾙｯ



ありす「はいっ！絶対に幸せになりますからっ！」

……………………
………………
…………

ありす「といって、早10数年。もう私の顔なんて飽きたんでしょうか……」

娘「ママー？」

ありす「ん？どうしたの？」

娘「今日、パパ遅いねー」

ありす「最近、毎日遅いですから……よかったら、先に食べましょうか」

娘「うぅん、パパを待つのー」

ありす「あらあら……ふふっ、この子ったら」

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

ｶﾞﾁｬ

P「ただいまーっ」

娘「あーっ、パパだー！」ﾄﾃﾄﾃ

ありす「あらあら、振られちゃったかしら」

「こんにちはー」

「お邪魔しますわ」

ありす「え？この声は……」



桃華「お久しぶりですわ、ありすさん」

千枝「私は、よく会いますけどね」

ありす「あ……久しぶりですね」

P「いや、久々に会ってな……誕生日だからって伝えると祝いたいって」

ありす「……そうなんですか。わざわざありがとうございます」

桃華「いえいえ」

千枝「今日はありすさんと娘ちゃんの二人の誕生日ですからね」

桃華「それとも、夫婦の時間が欲しかったんですの？」

ありす「ふふっ……そんなこと」



ありす「ありますけどね」

娘「わー、ママが雌の顔だー」

ありす「こ、こら！誰ですか！？そんなことを教えたのは！！」



ｱﾊﾊｰ



HAPPY BIRTHDAY ARISU TACHIBANA