侍「修行とかアッホくさいでホンマ」
侍「>>2や」
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神殺し
侍「せや! 神殺しや! メール欄にもいつもサ・ガって書き込んどるしやれるやろ!!」
侍「おい神ィ! 殺させろや」
>>4「ファッ!?」
クレーマー「なんで俺を殺す!?」
侍「お前は神様なんやろ? お客様は神様なんやろ? お?」
侍「強うなりたいねん 去ねや」抜刀
クレーマー「ふざけるな! お客様は神様なんだぞ! てめえじゃ話しにならねえ店長呼んでこい!!」
侍「それは店側の心構えやろがァァーッ!!」バサー
クレーマー「ぐぇあ」ネギトロ
侍「"買ってもらっとる"そして"売ってもらっとる"の心構えを忘れちゃあかんで」
侍「尊敬し合うことで和が生まれるんや」
侍「和の心を手に入れたワイはまた一つ強くなった」
侍「次や 頭のおかしい奴は抜かして安価↓ァ!」
便所神「やあみんな トイレの神様だよ」
便所神「ちゃんとトイレ掃除してる? 水回りの掃除は運気も良くなるよ 会社のトイレとかも余裕があったらちゃんと綺麗にしてあげてね」
侍「見つけたでェ便器の神ィ」
便所神「やあお侍さん トイレの神様だよ」
侍「こんにちは! 死ね!」ヒュン
便所神「やあ危ない 死なないよ」ガキン
侍「便器でガードやと」
便器神「結構頑丈に出来ているんだよ 金隠しの曲面構造は刃も滑らせるしね」
便所神「それにトイレは喧嘩の場所としてもよくできているんだよ」ガシッ
侍「ぅげえ!」ドガッ
便所神「ます人目につきにくい 寂れた公園なんかは使おうとする人も少ないんだよ」ドゴ
便所神「狭い 逃がす心配がないよ」バキ
便所神「便器は頑丈だよ 掴まえて打ち付けるとすごく効くよ」ガン
侍「ぶげぁ」
便器神「そして終わったら手を洗える 素晴らしい場所なんだよ」じゃー
便所神「人間のクズのクレーマーと社会の必需品を司る僕では格が違う 挑む相手を間違えたね」つハンカチ
便所神「みんなもトイレを大切に使ってね 約束だよ」
侍「(ど どうすればええんや……今回のこのままではやられる……)」安価↓
侍「あの ちょごめん」
侍「ちょ途中なんやけどトイレええか?」
便所神「勿論いいよ 綺麗に使ってね」
侍「じゃ失礼して」スッ
便所神「なんでこっちにお尻を」
侍「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!!)」
便所神「うわあああああああああああああああああああああああ!?!?」
便所神「酷いよ! 酷いよぶちまけるなんて! ホースで流さなきゃ……!」ジョバー
侍「今や! コンセントにスマホの充電器繋いで――」カチッ
便所神「何を!?」
侍「雷の呼吸 捌の型」
侍「盗電感電!!」ビリッ
便所神「ぐわあああああああああああああああ」
侍「トイレはみんなの場所や マナーを守って正しく使わなあかん」
侍「綺麗に使えば次の人が気持ちよく使える 気持ちよく使えれば大事にしようという気持ちが自然と芽生えて倣おうとする」
侍「自分の番で汚くしようとは思わなくなる……言ってしまえば恥の文化やが 物を大事にすることは人を大事にすることにも繋がる尊いことや」
侍「ワイも刀の手入れしっかりしとかなあかんな」
侍「物を大事にする心を手に入れたワイはさらに強くなった 次や!↓」
侍「中国は今あれやからなァ 香港どうなるんやろ……」
関羽「イギリスの卑怯な手に端を発する"香港人"としての意識が問題の根であるが故 そう簡単に鎮火する事態ではなかろうな」
関羽「して この関羽雲長に何の用か?」
侍「神様を殺して回っとる 強うなりたいんでな」
侍「死んでもらうで」ヒュン
関羽「フン」ヒュバ
侍「!? 刀がッ――」パキン
関羽「冷艶鋸の錆とするまでもない 弱い 小さい 卑しい」
関羽「武の欠片も無い方法でかの便所の神を騙し討って神殺しとは笑わせる」
関羽「何故拙者が商売の神と奉られているかが分かるか」
侍「知るかアホ! 武神とか言われとった脳筋がなんで銭勘定の神様になっとんねん!」
関羽「で あろうな」
関羽「出直すがいい 斬るに値せぬ」クル
侍「な なんやと……逃げるんかコラァ! 殺してワイの経験値になれや!」
関羽「己に足らぬものを補って来い 武人とまではいかずとも」
関羽「一端の破落戸にまでなれば そうさな 拙者の前に立つことくらいはさせてやろう」
関羽「その時は望み通り斬り捨ててくれる さらばだ」
侍「クソッ! クソッ! コケにされて得物までスクラップにされた!」
侍「これじゃ神を殺せん……まずは武器をなんとかせなあかん」
侍「何が足らんもんやクソ髭がァ 見とれよ!↓」
侍『そしてワイはワイに合う伝説の刀を探す旅に出た』
侍『ある時は京都へ――』
侍「えらいキテレツな刀があるって聞いたで 寄越せや!」
神社の人「帰ってください」
ニート「飛天御剣流 龍槌閃!」ドゴ
侍「げぶァ」
ニート「真打の試し切りに丁度良かったでござる」
侍『またある時はイングランドへ――』
侍「なんやこの剣抜けへんやないか 大方観光用に作った偽物……」
パツキンの女の子「抜けた」すこーん
侍「寄越せや嬢ちゃん!!」
王様「エクス……カリバァアーーー!!!」ビィィーム
侍「ジャンヌゥゥーーー!!!」ジュッ
侍『またまたある時は下の世界へも――』
侍「こいつがオリハルコンや! おら受け取りや!」
刀鍛冶「おっしゃ出来たァ! 王者の剣だ持ってけェ!」
侍「フン ワイに相応しい名前の剣やな」装備不可
侍「は?」
刀鍛冶「勇者じゃなきゃ装備できねーぞ」
勇者「あの お金払うからいい? キメラの翼もつけるから」
侍「」
侍『不死が蔓延る地にも行った――』
侍「おらァバックスタブゥゥーーッッ!!」グシャァァッ
武人「アッーーーーー!!!!」ジャキン
侍「そのご自慢の蒼い剣いただくでェ 早速試し切りや!」
邪神「なにそれ? 知らないそんなん」
No.3「ああ それは偽物だな」
白竜「光ってない」
醜い獣「光の糸見たことある?」
侍「畜生が!!」ポーイ
侍「数多の旅を経て ついにワイは見つけた!」
侍「これがワイの真なる得物や!!↓」
ザッ――
関羽「ふむ 久しいな小物」
侍「ほざけ ナメた口きいてられんのも今のうちやで関羽」
侍「見ぃや! こいつがワイの剣や!」
関羽「それは? 何の変哲も無い刀に見えるが」
侍「"著作剣"や……ま文化的蛮族のシナチョン共には縁遠い代モンやろな」ザクッ
関羽「(地面を切った?)」
侍「どや? 分かるか? ワイの行動が」
関羽「軽視するべきではないと考えている」
侍「この行いに意味があると思うんか?」地面ガリー
侍「これも?」葉っぱスパー
関羽「(得体が知れぬ……速攻で斬るべきか)」ブン
侍「おっとォ! 青龍偃月刀やな?」ギリィ
関羽「止めたか」
侍「止めたなァ!」
侍「"申告する"それはワイのや! 著作権侵害やで!!」
関羽「!? 突然重くッ――!」
侍「ワイの著作剣は斬った物の権利を有するんや! その青龍刀はワイのやでェ 何勝手に使っとんじゃボケェ!」
侍「そいつを使った技もお見通しや さっさと降参して首を差し出すんやな」
関羽「成程 では鬼牙龍月刀や獣神化は通用しないというわけか」
侍「無双乱舞もや」
関羽「フン 小癪な……なんだ!?」ガクッ
侍「そしてこの場の著作権もワイのモンになっとる 地形から何まで自由自在や」
侍「頭ェ垂れろや お前の髭も商標登録したる」
関羽「万事休すか」
関羽「では これならどうかな?↓」
侍「何!? なんで主人公やあらへんのに安価使っとんねん!?」
侍「な なんや!?」
カッ バリバリバリバリバリバリ
法務部「召喚に従い参上した 貴方が我々の依頼人か?」
関羽「発言の記録と資料がこれだ 頼む」
法務部「ふむ ふむふむ」
侍「任天堂法務部やと? この鉄火場にそないなホワイトカラー呼び込んでどうするっちゅーねん」
侍「お前らもワイのもんや! 来い青龍刀!!」
法務部「異議を申し立てます まず先だっての"お前の髭も商標登録してやる"という発言についてですが――」異議あり!
侍「関羽が何百年前の人物だと思っとんねん パブリック・ドメインやろが! おんなじ名前で巨乳のガングロねーちゃんまでおるんやぞ!!」
法務部「これは"公の秩序又は善良の風俗を害するおそれがある商標は登録できない"とある商標法4条1項7号に触れます」
侍「どこがや!?」
法務部「権利を有することにより様々なものを操るという能力を殺人に使うための登録です これは公序良俗を乱すと見なすのに十分な判断材料と考えます」
侍「ん ん んなもん 前例が無いやろ!」
法務部「過去の判例と照らし合わせれば――」くらえ!
証拠品『過去の判例』
「商標自体が公序良俗に反するものでなくても、出願の経緯や目的に著しく社会的妥当性を欠くものがあり、その登録を認めることが商標法の予定する秩序に反するような場合には、商標法4条1項7号に該当する。」
(東京高裁 平成14年(行ケ)第616号 平成15年5月8日判決)
(知財高裁 平成17年(行ケ)第10349号 平成18年9月20日判決)
侍「そ そんなバカな!」ズシュゥゥッ
サイバンチョ「……どうやら 結論が出たようですな」首を振る
カン!
サイバンチョ「侍さんの著作権侵害の訴えを棄却します」
サイバンチョ「以後 著作剣の使用による権利獲得は無効とします では本日はこれにて閉廷!」
ワァァァァ……!!(紙吹雪)
サイバンチョ「また 以後当スレ内外で適当にネット上から拾ってきたこれらの法律要素に対して突っ込むことは厳に禁ずるものとします!」カン! カン!
侍「ワ ワイの著作剣が力を失っていくゥ……!!」シュゥゥゥ
関羽「勝負あったな……やはり斬るまでもなかった」
侍「くそォ……くそォ……ここまでやっても勝てへんのか……!」
関羽「拙者が話したことを覚えているか? 何故商売の神とされたか」
侍「……覚えとる……そして知っとる 刀を探す旅の途中で知った」
侍「あんたは"義"に篤い男やった……商売に肝要と考えられたそいつを持っとるから それを司る神様にお誂え向きやったんや」
侍「だから……」
関羽「義とは正道 歩むべき道」
関羽「強くなるに限らず 物事を高めることに近道などない」
侍「う ううう……くそ 分かっとる 分かっとった…………義を見てせざるは勇なきなり……」
侍「……ワ ワイのような努力を欠く人間は弱いまんまだって言うんやろ! 分かっとるわ! 分かっとるわクソ! あんたみたいな超人には分からんやろうな!!」
関羽「けったいな力はともあれ刀自体は拙者の一合にも耐える業物であった それを探し手に入れるのは並大抵の苦労ではなかっただろう」
関羽「そして業物であるだけでは防げぬ 旅の中でお主の技もまた磨かれていた」
侍「……!」
関羽「逸る気を静め 楽をしようとする感情に負けるな さすればお主はきっと大成しよう」
関羽「精進せよ 神殺しの侍」
便所神「いやあ 一時はどうなるかと思ったけど復活できてよかったよ」
便所神「祠がトイレだからどこででも復活できてラッキーだよね さてコンビニでご飯買ってこよう」
カンコーン
侍「らっしゃーせー」
便所神「からあげくん一つ……ってあれ 君はお侍さん!」
侍「ん? ゲッ トイレの神様やんけ!」
便所神「ここが職場だったの? びっくりしたよ」
侍「こないだ入ったんや 月謝稼がんとあかんから……」
便所神「へえ 神殺しはやめたんだ?」
侍「やめやめ! 人間コツコツが一番やで 身の丈にあった行いせんとな」ピッ
侍「ここのトイレもちゃんと綺麗に掃除しとるでェ 金回りが良くなるっちゅーからな」
便所神「そうだよ ご利益あるよー ふふふ」
便所神「ん 月謝? 剣術道場とか?」
侍「ちゃうで 剣術はもうそこそこの腕前んなっとるから一端お休みしとるんや」
侍「なんたって音に聞こえた関羽雲長の槍を防いだんやからなワイは!」
便所神「ふーん じゃあ?」
侍「今は法律を学んどるんや! 目指すは弁護士!!」
侍「愛刀ごとギッタギタにされて法律のことちょっと調べたんや! 弁護士ってのは口の回らん連中に口喧嘩吹っ掛けてたんまり金貰うボロい仕事なんやで!!」
侍「法律の穴を熟知すればワイの著作剣は再び輝きだす! 文武両道の剣術弁護士が目標や!」
侍「今度こそ何が相手やろうが楽ゥに勝てるでェ……! 世界のツワモノがワイに商標登録されるのを待っとるんや!! ガハハハ!!」
便所神「そ そうなんだ……」
侍「関羽のクソ髭にもそのうちまた挑んだるわ! んでワイの馬にしたところをあんたにも見せて――」カタカタ ッターン
バイトのおばちゃん「ちょっとお侍さん 二重打ちじゃないの?」
侍「えっ」
おばちゃん「もうちょっと気を付けてよォー! ほッんと困るのよねェそれ 今あたしが気付いてよかったわァーほんともうほッんと感謝しなさいよマジでちゃんと覚えといてよそれ! 後で報告すんのよ!!」
侍「アッハイ」
便所神「(まあ 努力はしてるみたいだしいいのかなこれはこれで)」
END
なんやこのオチ アホか
安価取ってくれた人ありがとうな
寝るわ
あとりゅうくんは死ね
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