ことり「イベントって何するの？」

にこ　「ばかねっ！　ソフマップでイベントといえば水着撮影イベントに決まってるじゃない！」

ことほのまきりん「エー！」

海未　「み、水着で撮影なんて破廉恥です！　ソフマップは無しです！！」

希　　「まあまあ、写真撮られるだけでワシワシされちゃうわけやないし。
　　　　ちょっとしたインタビューの時間も有るらしいからライブの宣伝にもなるんよ」

海未　「それでもっ」

にこ　「ソフマップイベントといえばグラビアアイドルの登竜門よ！ この好機を逃す手はないわ！」

真姫　「私たちはスクールアイドルであって、グラビアアイドルじゃないでしょー」クルクル

絵里　「まあ全員が出る必要は無いから、私が代表で出ておくわ。
　　　　みんなは心配しないでライブの準備を進めて」

穂乃果「絵里ちゃんだったらグラビアでも通用するよね！」

花陽　「ちょっといいですか？」

花陽のメガネが光った。

花陽　「そのソフマップは長方形ですか？　それとも正方形ですか？」

みんな「？？？」

凛　　「かよちん、いきなりどうしたの？　ソフマップは電器屋さんにゃ」

花陽　「通じませんでしたか。では質問を変えます。
　　　　イベントはアミューズメント館で行われますか？　それともモバイル館ですか？」

希　　「えーと、うちらがお願いしに行ったのはモバイル館の方やったね」

花陽　「モバイル館。ということは正方形のソフマップですね」

にこ　「それがどうしたのよ…… ハッ！　私としたことが見落としてたわ」

穂乃果「どういうこと？」

花陽　「ソフマップのグラドル撮影イベントの会場は主に、
　　　　アミューズメント館とモバイル館の２箇所で行われているんです」

絵里　「さ、さすが花陽、詳しいわね。
　　　　それで、そのアミューズメント館とモバイル館では何か違うのかしら？」

花陽　「大違いです！！」ドン！

絵里　「ヒッ！　ごめんなさい!」

真姫　「相変わらずアイドルのことになると人格変わるわね…」

凛　　「凛はこっちのかよちんも好きにゃー」

花陽　「アミューズメント館、通称”長方形ソフマップ”は売れるグラドルだけが出演を許されるんです。
　　　　つまり容姿端麗でスタイルも良い、世間一般が認識しているグラドルのイメージです」

穂乃果「何が長方形なの？」

花陽　「撮影時の背景のソフマップロゴが長方形なんです」

穂乃果「へぇー」

花陽　「もう一方のモバイル館の背景は正方形です。
　　　　その通称”正方形ソフマップ”では、売れるかどうかわからない、
　　　　いや、どちらかというと売れないグラドルの巣窟なんです

真姫　「売れないのにグラドルになれるの？」

花陽　「今はアイドル戦国時代。売れないグラドルは沢山います。
　　　　また、自費でDVDを出せば誰でも自称グラドルになれます」

絵里　「ま、まあ私たちはアマチュアだからどっちでも問題無いんじゃない？
　　　　DVD売るわけじゃ無いし」

花陽　「問題大有りです！！」バン！

絵里　「ヒィ！」

花陽　「はっきり言います。　
　　　　絵里ちゃんは、正方形には場違いなんです」

絵里　「がーん」

穂乃果「えーなんでー？　絵里ちゃんが一番グラドルっぽいじゃん」

花陽　「だからです。長方形と正方形では評価基準が違うんです」

穂乃果「評価基準？」

花陽　「はい。長方形ではいわゆるグラドルとして良いルックス、良いボデー、
　　　　つまりオトコノコを元気にさせる魅力が評価されます」

海未　「！！　は、花陽なんて破廉恥なことを」クラクラ

ことり「海未ちゃん！　しっかりして！」

花陽　「一方、正方形では怖いもの見たさというか、ユニークさが評価されるんです」

凛　　「ユニークってどういうことにゃ？」

花陽　「痩せすぎているとか、太っているとか、不安になるルックスとか、
　　　　正方形ではそういうことが”ソフマップらしい”と評価されるんです」

真姫　「評価って誰にされるの？　お客さん？」

にこ　「ネット民よ。
　　　　ソフマップ撮影会の写真はウェブメディアに掲載され、
　　　　それがネット掲示板で議論され、さらにまとめサイトに転載される。
　　　　とんでもない大人数の目にさらされて評価されるってワケ」

花陽　「そうです。ソフマップ撮影イベントは年間１０００回以上開催され、
　　　　今や我が国の文化の一つと言って良いほどに定着しています。」

ことり「すごいんだね…」
　
花陽　「文化には作法というものがあります。
　　　　絵里ちゃんが正方形に出るのはあまりに無粋なんです！」

にこ　「プロ野球選手が草野球に加わるようなもんよ。しらけるでしょ？」

絵里　「たしかに…」

花陽　「多くのアイドルファンに”μ’sは無粋”と思われると、
　　　　音乃木やスクールアイドル全体のイメージダウンになってしまいます。」

穂乃果「じゃあどうすれば……　撮影会を断る？」

希　　「でも、ソフマップモバイル館はSUNNY DAY SONGを歌うステージの真ん前だから
　　　　飾り付けはしたいよね」

みんな「……」

花陽　「明日。みんな水着を持ってきてください」

みんな「えっ？」

花陽　「私が審査します」

花陽のメガネが光った。

帰り道
二年生

海未　「絶対無理です！！」

穂乃果「まあまあ海未ちゃん。まだ誰が出るか決まってないし」

ことり「私は出ても良いかな。夏祭り水着コンテストにも出たし」

穂乃果「お！　ことりちゃんすっかり自信つけたねぇ」

海未　「破廉恥です！！」

穂乃果「私、このライブを絶対に成功させたい。
　　　　その為なら撮影会でもなんでもしたい。でも花陽ちゃんの合格もらえるかな？」

ことり「ユニークって、合格基準がよくわからないよね」

穂乃果「うん。でも今は花陽ちゃんに任せるしか無いよ」

ことり「うん」

海未　「ライブを成功させたいのは私も同じ想いですが…」

海未　（みんなのハートをONにするぞ！　ハローソフマップワールド！！）

海未　「あわわわわ」

ことり「どうしたの海未ちゃん？」

穂乃果「海未ちゃんまた妄想してたでしょ？」

海未　「してません！」

翌日
部室の隣の部屋
μ’sメンバーが水着に着替えて集まっていた。

花陽　「みなさん。集まったようですね。ちゃんと水着に着替えて」

希　　「みんな無難に夏色の時のビキニやね」

穂乃果「あれ？　海未ちゃんだけスクール水着だよ」

海未　「撮影会に出るつもりは無いので、一応着ただけです！」

花陽　「ほほう。これはこれで」キラン

海未　「ひっ、な、なんですか花陽。その目は」

凛　　「かよちーん。この青い模様のつい立ては何かにゃ？」

花陽　「それは本番を想定したソフマップの背景です」

絵里　「これがそうなの？　確かに正方形の模様ね」

にこ　「この背景の前ではアイドルの実力が試されるのよ」

ことり「え、どういうこと？」

花陽　「背景が格子状なので、撮影した写真をフォトショップ等で輪郭修正すると
　　　　すぐにバレるんです。
　　　　また、みんな知ってる背景なので写真の露光量や彩度を後から修正してもわかるんです。
　　　　つまりごまかしがきかないんです」

穂乃果「怖いよう」

にこ　「私たちはまだ若いから良いけど、歳をとったアイドルがこの前に立つのは
　　　　本当に勇気が要るの。肌の荒さもシワも隠すことができないからね」

希　　「まさに戦場やね」

絵里　「こっちの鐘は何？」

花陽　「それはオーディション合否を伝える為の鐘です」

穂乃果「のど自慢で見たことある！」

にこ　「なんだかコントみたいになってきたわね」

花陽　「はい。それではみなさん。これよりソフマップ撮影会オーディションを行います」

みんな「はーい」

真姫　「マッタク、なんでこんなことしてるのよー」クルクル

花陽　「まずはエントリーNo.1 高坂穂乃果さん。
　　　　つい立ての前でポーズをとってください」

穂乃果「はいっ」

花陽　「手元のデータでは身長157cm、スリーサイズはB78 W58 H82と」

穂乃果「ううっ　緊張するよう」

ことり「ほのかちゃんかわいい」ウットリ

花陽　「はい。不合格です」カーン

穂乃果「えー！なんでー」

花陽　「あなたは普通にかわいいアイドルです。正方形には場違いです。
　　　　太ったままだったらワンチャン有ったのですが」

穂乃果「けなされてるのか褒められてるのかわからないよー」ぶー

花陽　「次。エントリーNo.2 綾瀬絵里さん」

絵里　「はい」

穂乃果「わー。絵里ちゃんやっぱりスタイルいいよう」

花陽　「身長162cm、B88 W60 H84。不合格です」カーン

絵里　「あらら」

穂乃果「ぶー。なんで絵里ちゃんじゃダメなの？」

花陽　「昨日も言いましたが、絵里ちゃんは普通にグラドルでやっていけるボデーです。
　　　　正方形のステージに立つのにふさわしくありません。
　　　　賢くない表情をすれば少しは正方形にふさわしい残念な絵面を作れたかもしれませんが」

ことり「厳しいね」

花陽　「次！　NO.3 南ことりさん」

ことり「は、はい！」

花陽　「身長159cm、B80 W58 H80」

希　　「ことりちゃん結構胸あるねぇ」

にこ　「希、コメントがおっさんよ」

花陽　「不合格です」カーン

ことり「エー、ハナヨチャァン」ウルウル

花陽　「ルックスが微妙だったらその髪型が痛々しく見えて正方形っぽくなるのですが、
　　　　ことりちゃんはカワイイので許されてしまいます。カワイイは正義です」

ことり「ざーんねーん」

花陽　「次。No.4園田海未さん」

海未　「わ、私は絶対に出ませんからね」

穂乃果「海未ちゃん、ファイトだよっ！！」

花陽　「身長159cm、B76 W58 H80。ふむふむ」

海未　「は、早く不合格にしてくださいっ」

穂乃果「とか言って海未ちゃん、しっかりポーズとってるじゃない」

ことり「こっそり練習してたりして」

海未　「し、してません！」

花陽　「不合格です」カーン　

海未　「え？　そ、そうですか…」

希　　「なんか海未ちゃん残念そうやね」

海未　「ち、ちがいます！　私は今、心の底から安堵しています！」

花陽　（これを機に海未ちゃんの露出願望を開発しようかと思いましたが、
　　　　やはり海未ちゃんは正方形に場違いな美少女です。
　　　　開発は次の機会にしましょう。うふふふ）

凛　　「かよちん楽しそうにゃ」

花陽　「オホン。どんどん行きます。次、エントリーNo.5 星空凛さん」

凛　　「はーい！」

花陽　「凛ちゃんは身長155cm、B75 W59 H80」

凛　　「かよちん、やっぱり凛はグラビア撮影なんて向いてないよ。　胸無いし…」

花陽　「合格です」キンコンカンコンキンコンカンコンキーンコーンカーン

凛　　「えー！」

穂乃果「花陽ちゃん！　凛ちゃんと仲良しだからってひいきしたでしょ！」

花陽　「していません。私はアイドルに関しては私情をはさみませんので」

穂乃果「じゃあなんで合格なの？」

花陽　「私は昨日、過去3年分のソフマップ撮影会に関する掲示板を見直しました」

ことり「すごい熱意」

花陽　「そのデータから、正方形ソフマップで評価される属性を三つ特定しました」

絵里　「どんな属性が評価されるの？」

花陽　「一つ目は、貧相なボデーです」

凛　　「ひ、ひんそー？」

花陽　「はい。ガリガリに痩せていて見ていて不安になるカラダ。
　　　　胸が無いのに面積の小さい水着を着る滑稽さ。
　　　　その水着すらサイズが合っていなくて隙間が空いているだらしなさ。
　　　　そういった痛々しさが正方形では評価されています」

真姫　「つまり凛は胸が無いから合格したってこと？」

花陽　「そのとおりです」

凛　　「理不尽にゃ。ひどすぎるにゃ」えーん

花陽　「アイドルは非情だよ、凛ちゃん」

真姫　「これ、スカートよりトラウマになるんじゃない？」

にこ　「そ、それでどうするの？　凛が合格したからオーディションは終わり？」

花陽　「オーディションは全員行います。
　　　　合格者が複数出た場合はその中からソフマップに進めるチャンピオンを決めます」

希　　「これも、のど自慢方式やね」

花陽　「次、NO.6西木野真姫さんお願いします」

真姫　「もー。まだやるのー」

花陽　「真姫ちゃんは、身長161cm、B78 W56 H83cm、彼氏いない歴17年、と」

真姫　「ちょっと！余計な情報加えないでよ！」

ことり「まきちゃんのおしり大きい！」

希　　「おしりもワシワシしたくなるねぇ」

花陽　「不合格です」カーン

真姫　「ふぅ、やっと終わったわ」

ことり「えー、なんでー」

花陽　「真姫ちゃんも普通に長方形でやっていける逸材です。
　　　　特におしりが素晴らしい。
　　　　実は真姫ちゃんはμ'sの中で一番ウエストが細いのでおしりが映えるんです。
　　　　アイドル界ではおしりに特化したグラドルもいます」

凛　　「凛も初期はキュッと上がったおしりがチャームポイントだったのに、
　　　　まきちゃんと比べられたらただのひんそーにゃ…」

にこ　「ふんっ。ちょっとおしりが大きいくらいで調子に乗ってんじゃ無いわよ」

真姫　「そんなおしりおしり言わないでよ。気にしてるんだからっ」

花陽　「次はエントリーNo.7東條希さん」

希　　「やっとウチの出番やね」

穂乃果「大きい…」

絵里　「希また大きくなったんじゃない？」

花陽　「東條希さん、身長159cm、B90 W60 H82」

海未　（身長は私と同じなのに！　何食べてるのかしら？）

希　　「うふふ、焼肉のおかげかな」

海未　（心を…読まれた？）

花陽　「希さん、合格です」キンコンカンコンキンコンカンコンキーンコーンカーン

希　　「やったー」

絵里　「ちょっと！　私はダメだったのになんで希は合格なの？」

花陽　「正方形で評価される二つ目の属性。それは恵体です。
　　　　アイドル界で恵体と言えばふくよかなボデーを意味します。
　　　　もっと言うと、ちょっとお[ピザ]の領域に入ったカラダがマニアックと言われ、
　　　　正方形では評価されるのです」

真姫　「倒錯した世界ね。イミワカンナイ」

穂乃果「確かに希ちゃん包容力が有るというか、大きいよねぇ。
　　　　なんか初期のスリーサイズより大きく見えるよ」

希　　「絶賛成長真っ最中やからね」ピース

花陽　「次、エントリーNo.8小泉花陽」

穂乃果「え？　花陽ちゃんもオーディションするの？」

花陽　「当然です」

凛　　「よーし、お返しにかよちんを審査するにゃ！」

ことり「えーと、花陽ちゃんは身長156cm、B82 W60 H83cmだね」

穂乃果「花陽ちゃんは希ちゃん、絵里ちゃんに続いて三番目の大きさなんだよね」

絵里　「一年生なのにこのカラダ。末恐ろしいわね」

にこ　「くっ」

海未　「あら、花陽。ちょっとおなかがぽっこりしていませんか？」

花陽　「そうです。今朝GOHAN-YAでメガ盛を食べてきました」

ことり「ええっ！なんてことをっ」

穂乃果「せっかくダイエットしたのに元に戻っちゃうよー」

花陽　「それが狙いです。
　　　　先ほども言ったように、正方形ソフマップでは恵体が評価されます。
　　　　さらに、おなかがぽっこりして水着が食い込むようなだらしなさは加点されます。
　　　　小泉花陽、合格です」キンコンカンコンキンコンカンコンキーンコーンカーン

海未　「そこまでアイドルに賭けていたとは…
　　　　その心意気や良し、です」

凛　　「凛はこっちのおなかも好きにゃー」むにむに

花陽　「キャッ、もう凛ちゃんてばー。
　　　　オホン。さて、最後はエントリーNo.9 矢澤にこさん」

にこ　「んー、にこにーはー、長方形向きだからー、今回は不合格かなー？」

花陽　「身長154cm、B74 W57 H79。合格です」
　　　　キンコンカンコンキンコンカンコンキーンコーンカーン

にこ　「ぬあんでよ！」

花陽　「にこちゃんも貧相枠です。
　　　　特にこの寸胴はソフマップ的にポイント高いです」

凛　　「にこちゃんも仲間にゃー」

にこ　「ぐぬぬ」

花陽　「さて、これで全員の審査が終了しました。
　　　　合格したのは凛ちゃん、希ちゃん、私、にこちゃんです」

希　　「この中から一人が夢のソフマップの舞台に立てるわけやね」

凛　　「いつの間に夢になってるにゃ」

花陽　「それでは結果発表です。
　　　　今週のチャンピオンは……希ちゃんです！」

希　　「やったー」

みんな「おおー」パチパチパチパチ

花陽　「ふくよかさとお[ピザ]の絶妙なバランス。
　　　　まさに正方形向けのボデーです。
　　　　悔しいですが私ごときが及ぶところではありませんでした」

希　　「ウチにまかしとき！」

絵里　「希、悪いけど頼むわね」

真姫　「やっと終わった。早く帰りましょー」

花陽　「ことりちゃん、希ちゃんの撮影会用衣装を頼めますか？」

ことり「うん、もちろん。どんなのが良い？」

花陽　「このデザインでお願いします」ペラッ

ことり「どれどれ、あれ？　サイズはこれで良いの？」

花陽　「それでお願いします。あ、ヒールも衣装の一部ですのでお忘れなく。
　　　　慣れてない子だとヒールを用意せずに裸足で出てくる子もいますので」

ことり「わかった。まかせて」

花陽　「希ちゃんは本番まで私とポーズの練習です。
　　　　あと、当日はニーハイを履いてこないでください。跡がつきますので。」

希　　「はーい」

凛　　「かよちんすごい！　プロデューサーにゃ」

穂乃果「じゃあ他のみんなはライブの準備をしよう！」

みんな「はーい」

そして、ソフマップでの撮影イベントは無事終了。
約束通り、ソフマップの建物に飾り付けをする許可は得られた。

その翌週
アイドル研究部部室
μ’sのメンバーが集まっていた。

穂乃果「希ちゃん、ソフマップお疲れ様！」

絵里　「希のおかげで飾り付けの許可ももらえたわ」

希　　「ええんよ。　ウチも楽しかったし」

花陽　「ありました。　これが希ちゃんの撮影イベントの記事です」カチャカチャ

絵里　「なになに、
　　　　現役スクールアイドル驚異のスピリテュアルボディー！
　　　　希パワーたっぷり注入！？」

希　　「煽る見出しやね」

海未　「な、なんて破廉恥な！　聞こえません聞こえません！」

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ラブライブ優勝のスクールアイドルμ’sから、東條希さんがアキバライブ告知イベントを
ソフマップAKIBA①号館　サブカル・モバイル館で開催した。

μ’sでも最大の胸を誇る東條さんはμ’sの母親役。
そんな東條さんにアキバライブの内容を聞いた。

ーー今回はどんなライブなんですか？

東條さん　勝ち負けを競わない、スクールアイドルみんなの為のライブなんです。
　　　　　A-RISEを含むスクールアイドルが日本中から参加してくれています。

ーー見所は？

東條さん　SUNNY DAY SONG という歌をみんなで歌います。
　　　　　足でウェーブするところが見所です。

ーー大変だったところは？

東條さん　今が準備で一番大変です。
　　　　　みんなで協力して衣装を作ったり、アキバを飾りつけしたりしてます。
　　　　　楽しいライブになるのでみんな参加してくださいね。

スクールアイドルの為のライブはこのソフマップモバイル館も面している
アキバの大通りにて開催される。

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穂乃果「希ちゃんすごい！　ちゃんと受け答えして告知もしてる！」

希　　「せやろ？」

ことり「希ちゃんの水着の写真も沢山載ってるよ」

真姫　「ノリノリね」

凛　　「希ちゃんもグラドルの仲間入りにゃ」

にこ　「ふんっ。やるわね、希」

花陽　「大事なのはここからです。
　　　　この記事を元に、掲示板上で評価が下されるんです。
　　　　あ、スレを見つけました」カチャカチャ

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２：　名無しさん
　　２げっと

３：　名無しさん
　　これはたまらん

４：　名無しさん
　　こんなのソフマップじゃない

５：　名無しさん
　　ソフマップどうした？

６：　名無しさん
　　ソフマップじゃ下の下

７：　名無しさん
　　これほんとに正方形？

８：　名無しさん
　　良い感じの肉感

９：　名無しさん
　　これはノーチェンジ

１０：　名無しさん
　　おれたちのソフマップはもういないんだ

１１：　名無しさん
　　この水着と振り向きポーズはあのレジェンドを意識してる？

１２：　名無しさん
　　ソフマップ的には失格

１３：　名無しさん
　　こんなソフマップは嫌だ

１４：　名無しさん
　　エッッッッッッ

１５：　名無しさん
　　ソフマップである必要がない

１６：　名無しさん
　　ふぅ

１７：　名無しさん
　　グラビア的には１００点だが
　　ソフマップ的には０点

１８：　名無しさん
　　このデストロイヤーのマスクみたいなシワシワの水着は評価する

１９：　名無しさん
　　ソフマップとは何か？（哲学）

20：　名無しさん
　　ママー

2１：　名無しさん
　　土下座余裕

2２：　名無しさん
　　これは長方形だろう

2３：　名無しさん
　　マニアックな体

2４：　名無しさん
　　これはドム

2５：　名無しさん
　　俺のジャイアンドバズを（ry

2６：　名無しさん
　　けしからん

……

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絵里　「……これらのコメントはほめられてるの？」

花陽　「グラビア的には絶賛ですが、ソフマップ的には非難されています。
　　　　すみません。私の力不足でした」

にこ　「ひねくれたコメントばっかりだけど、お約束だから気にしちゃだめよ」

真姫　「やっぱり倒錯した世界ね。イミワカンナイ」

ことり「なんであのわざとサイズを緩くした白い水着が評価されてるの？」

花陽　「あれは伝説のソフマップグラドルへのオマージュなんです」

希　　「あの振り向きポーズもそうなんよね？」

穂乃果「ねえ、このノーチェンジってコメントはどういう意味？」

凛　　「友情ノーチェンジのことかにゃ？」

穂乃果「あ、そうか！　μ’sのファンなんだね！」

希　　「うふふ。
　　　　まあソフマップ的には不合格をもらっちゃったけどそんなにしらけた感じじゃないし、
　　　　ライブの告知もできたから成功ちゃうん？」

花陽　「そうですね。最悪の事態は回避されました」

穂乃果「希ちゃんありがとう！」

絵里　「希、おつかれさま」

凛　　「さすが希ちゃんにゃー！」

穂乃果「よーし、ライブまであと少し、全力で準備して最高のライブにしよう！」

みんな「おー！」

完……？

ことり「あれ？　ねえ花陽ちゃん、この記事開いてくれる？」

花陽　「これですか？
　　　　奇跡の４０代！　美魔女理事長大胆水着でグラビアデビュー！」カチッ

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某学校の理事長をされている美魔女のアルパカさんが1st DVD「美魔女式れんあい塾」を
リリース。発売イベントをソフマップAKIBA①号館　サブカル・モバイル館で開催した。

ーーなぜ今、グラビアデビューされたのですか？

アルパカさん　もういい歳なんですが、
　　　　　　　せっかくお声をかけて頂いたので挑戦しちゃいました（ハート）

ーーDVDのみどころは？

アルパカさん　やっぱり学校でのシーンですね。イケない理事長を演じてます。

ーー若さを保つ秘訣はなんでしょうか？

アルパカさん　若い子に囲まれて生活することでしょうか。若さを吸い取ってます（笑）


2nd DVDも構想中のアルパカさん。
アキバで行われるスクールアイドルの為のライブにも乱入予定とのこと。
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ことり「これ、うちのお母さんだ」

真姫　「ヴエェ！　イミワカンナイ！」

絵里　「ウソ！　あ！　本当だ！　ハラショー…….」

にこ　「キワドイ水着ね……」

海未　「理事長が、なんて破廉恥な！」

凛　　「でもカラダがすごくシェイプアップされてるにゃ！」

希　　「これが理事長のやりたいこと……？」

穂乃果「すごいよことりちゃん！　お母さんがグラドルなんて！
　　　　ママライブ！だよ！」

ことり「もう、お母さん何やってるの…… 恥ずかしい……」

花陽　「掲示板のスレッドも立ってます」カチャカチャ

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２：　名無しさん
　　２げっと

３：　名無しさん
　　これぞソフマップ

４：　名無しさん
　　正直いける

５：　名無しさん
　　無茶しやがって

６：　名無しさん
　　絶妙な枯れ具合

７：　名無しさん
　　怖いもの見たさで開いてしまった

８：　名無しさん
　　ソフマップ攻めとるな

９：　名無しさん
　　正方形らしい

１０：　名無しさん
　　おはD

１１：　名無しさん
　　うっ　ふぅ

１２：　名無しさん
　　ソフマップ力が上がってきたな

１３：　名無しさん
　　ママァ！　ママァ！

１４：　名無しさん
　　すごくいい

１５：　名無しさん
　　会社にいたらモテる

１６：　名無しさん
　　歳は首にあらわれる

１７：　名無しさん
　　これはノーチェンジ

１８：　名無しさん
　　こういうのでいいんだよ

１９：　名無しさん
　　がんばってる

２０：　名無しさん
　　これは僕たちの奇跡

２１：　名無しさん
　　ソフマップはこうでなくちゃいかん

２２：　名無しさん
　　イイヨーイイヨー

２３：　名無しさん
　　これぞソフマップクオリティ

……
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にこ　「大絶賛されているわ」

真姫　「そうなの？」

花陽　「ソフマップらしい、とは最大級の賛辞です」

希　　「ウチよりもスレが伸びてる。　悔しいけど完敗や」

花陽　「正方形ソフマップで評価される三つ目の属性。それは年齢です。
　　　　正直グラビアをやるには年を取りすぎているボデーの痛々しさが評価されるんです」

ことり「もう恥ずかしくて学校行けないよぅー」シクシク

希　　「でもことりちゃんも隠れて伝説のアキバメイドとして活動してるやん？
　　　　そういうところが親子で似てるんやない？」

ことり「そうかなぁ」

にこ　「結局理事長に全部持ってかれたわね」

絵里　「私たちが卒業した後、代わりに理事長にスクールアイドル加入してもらえば？」

穂乃果「いいねぇ！」

ことり「本当やめて、無理」

みんな　アハハハハ


ことり「くすん、ひっく」

海未　「あ、泣いているのですか？　ことり」

絵里　「ごめんことり、からかいすぎちゃった」