テストスレ (1000)

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「で、怪我してるらしくてな、居場所が分かるかもって言うからここまで連れてきたんだ」

青年「本当か!君、あの子はどこに居るんだい?」



元気娘「……」



元気娘「はい!実は私、眼鏡娘ちゃんと今日お祭りに行く約束をしてたんです。待ち合わせ場所は東側の麓なんですけど…」

元気娘「私と彼女、とっても仲良かったので、もしかしたら私を探してそっちに行っているのかなって」

青年「東側か。あまり人手を割いていなかったな」

青年「…よし、西側の人員を東側にも向かわせるよう伝えてくれ」

「おうよ!」タッタッ

青年「君も、わざわざご苦労様。そんな身体で疲れたろう。ここでおじいさんと居るといい」

元気娘「…いえ、私も行きます」

青年「申し出は有難いが、彼におぶってもらって来たくらいだ、段差登るのも難しいんだろう?」

元気娘「ちょっとふらつくだけで歩けはします!この辺りに隠れてるかもしれませんので、探してみます」

青年「そうかい?なら俺も付いていくよ」

元気娘「いえいえ!本当に近くを見て回るだけですから!私だけで平気ですよ!」

元気娘「見つけたら大声出して知らせられるくらいの距離にいますから!」

青年「……分かった。無理はしないようにね」

元気娘「はい!」

老人「……」


ーーー山頂 神社境内ーーー

老人「それでは、まだ見つかっていないのですかな?」


青年「はい。西側で目撃されてから総出で探しているんですけどね…もう山を離れたのではと言い出す人もいます」

老人「……藪の中に隠れているのやもしれません。もう少し丁寧に捜索するように伝えてもらえませぬか?」

青年「分かりました」

老人「すまんのう……わしがこんな老体でなければ共に探しに出るのじゃが…」

青年「いいんですよ。ここで情報のハブをしてくれるだけで十分助かってますから」

老人「そうかね」

老人「……あの子は必ず滅さねばならん」

青年「えぇ」





「おい!おーい!」トットットッ





老人「?」

青年「石階段の方から…?…ってあんた、その子はなんだ?まさか怪我でもさせたんじゃ…」

「そんなわけないだろうが。この子がな、下の方で右往左往してたから何してるのか訊いてみたら、なんと探してる子の同級生なんだと!」

老人「ほう」

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