RPK-9 vs RIM-174 (14)

トコトコ

「突然のオフ……さりとてやることはなし」

「みんなも……まぁ仕方がないか」

「おや?」





「こんな街中にカフェか……」

「素敵な出会いがあるといいな」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1569121916

「で、だったのですよ」

「あははっ、それは大変だったんですね」

カランカラン

「あ」

『いらっしゃいませ!』

「やぁ……こっちいいかい?」

「あ、はい。お好きな御席へどうぞ」

(うわ……すごい美人さんですね。モデルさんでしょうか?)

(ん……どこかで見たような。とりあえず)

コトッ

「いらっしゃいませ。ご注文はお決まりでしょうか?」

「そうだね……」





白瀬咲耶「じゃあ、君を」キラッ

槙原志保「はい?」

安部菜々(何を口説いているんでしょうか…………)

元モデルのアイドルと、元ウェイトレスのアイドルお話(中心)になります

こちら、モバマス側が全員彼氏持ち等、独自の設定がありますので、よろしくお願いいたします

咲耶「へぇ……君もアイドルをやっているんだ」

志保「はい、ですので先ほどの件は……」

咲耶「いや、何。すまなかった。では改めて注文の方はいいかな?」

志保「はい、承りますね」



菜々(よかった……向こうもアイドルだったんですね)





咲耶「で、テイクアウトに君を」

志保「まってちがう」

菜々(ダメでした!!)

――コーヒーのオーダーが入りました

菜々「志保ちゃんも大変ですね」

志保「あはは……まぁ、Pさんからのスカウトからしてああいった感じでしたから……」

「とりあえず……うーん、すっきり目がいいかな?」

菜々「コーヒーですか?」

志保「はい。おそらく散歩がてらの入店だと思いますので……あと、軽い甘目の一口菓子もサービスしないと」

菜々「……なんだかんだで、志保ちゃんもプロですからね」

志保「はいっ!」





志保「でもお持ち帰りはPさん専用ですけどねっ」

菜々「ナナもですよ」キャハッ

志保「お待たせしました。レギュラーコーヒーになります」カチャ

咲耶「ありがとう……いい香りだね」

ズッ

「……うん。好みの味だ。ますます気に入ったよ」

志保「ありがとうございます」ペコッ

咲耶「私も……人に入れてあげることもあるが、ここまではなかなか……」

「支障がなければ少しアドバイスをもらえないかな?」

志保「そういうことでしたら喜んで!」

………………
…………
……



咲耶「なるほど……ドリップを変えるだけでそんなにも」

志保「あと、コーヒー豆から準備する時は、必ず挽きたてを」

咲耶「わかったよ。君のアドバイスはありがたく受けとさせていただくよ」

志保「頑張ってくださいね……やっぱり、ユニットの皆さんに出すのですか?」

咲耶「あぁ……いや、それもあるが」





「まぁ、これは内緒かな」

志保(男だ……)

菜々(男の影ですね……)

咲耶「じゃあ、長いこと申し訳ない」

志保「いえいえ、またわからないことがありましたら、気軽にどうぞ」

咲耶「じゃあ、会計……おや、ここはプリンや焼き菓子等もあるんだね」

志保「はい、お店で手作りしてます!」

咲耶「じゃあ、みんなのおみやげにプリンを5つ……いや、6つお願いしようかな」

志保「はい、ありがとうございます」

咲耶「ふふっ、みんなの喜ぶ姿が目に浮かぶよ」

志保「仲がいいんですね」

咲耶「あぁ」





「今まで出会った中で、最高の人ばかりさ」

カランカラン

『ありがとうございました!』





咲耶「ふふっ、たまには自分へのご褒美もいいかな?」

「さて、みんなが喜ぶ顔を見ようとするか」







「……もちろん、彼にも喜んでもらうから」

――後日

『ではL'Anticaの皆さんでした!』

菜々「あれ?あの時の……」

モバP(以下P)「ん?あぁ、283さんとこの……何、知り合い?」

菜々「いえ、この間……この背の高い……たしか咲耶さんがカフェにいらして」

P「なるほどな」

『では最近食べたスイーツでおいしかったのは何でしょうか?』

『それはプリンたい!』

菜々「っ!?」

『あの……すごくおいしかったです』

『でもー、さくやんってば、お店を教えてくれないんだよー!』

『けちー』

『ははっ、人の隠れ家をわざわざ教えるわけにはいかないさ』





菜々「……ふふっ」



「明日、志保ちゃんにおしえてあげないとねっ☆」キャハッ



おわり

おまけ

恋鐘「咲耶の秘密のプリンの出所を探るばい!」

摩美々「どくせんはんたーい!」

結華「おー!」

霧子「あ、あの……やっぱりこっそりとは……」

恋鐘「霧子……咲耶は一人でおいしいプリンを食べて、その先を教えない。つまり!」

結華「男の影がするーっ!」

摩美々「するー」

恋鐘「そうたい!そして卑しい咲耶を懲らしめるだけばい!」

霧子「ふぇぇ……」

恋鐘「そうと決まったらさっそく出発するたい!」

咲耶「~♪」



結華「さくやん発見だよ!」コソコソ

恋鐘「よーし、追跡するばい!」コソコソ

摩美々「ごーごー!」コソコソ

霧子「ふぇぇ……咲耶ちゃんごめんなさい……」コソコソ







咲耶「……バレていないとでも思っているのだろうか」

「まぁ、今日は……」

……………………
………………
…………
……

結華「結構遠くまで来たね」

恋鐘「なんの、まだまだいくたい!」

摩美々「でもー、つかれたー」

霧子「ちょ、ちょっと休めないかな?」

結華「あ、見て見て!さくやんがお店へ入るよ!!」

恋鐘「よっしゃー!突撃するたい!」

摩美々「おー」



ダダダダダッ





霧子「えっと…………」



「ラビット…ハウス?」

おしまい(?)

うさぎ亭でおいしいシュークリームを食べさせてもよかったですが、あえて変化球をば……

にしても、咲耶の狙いはチノ?ココア?それともティッピー?



では、読んでくださった方へビクトリアプティングを

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