ガンガンガン！

男「うわあ！」

有田「こ、コラー……」

上田「ボケてねえよ、本気で怖がってるんだろうが、かわいそうに」

有田「そこはさあ、はーい今行きます、でしょ！そしたらこっちもコラー！って言えるんだから」

上田「要求しすぎなんだよ」

有田「でもねえ、このままじゃドアを破られるのも時間の問題なんで」

上田「そうだな、よし、いっちょ片付けてくるか」

有田「そうですね」

上田「じゃあお前俺たちが戻ってくるまで絶対に外出んなよー勝手に外出たら謹慎だかんなー」カツカツカツ

外

化け物「グルルルルルル」

有田「うわあ居ますね」

上田「そりゃいるだろうが」

有田「じゃあやっつけちゃいますか」

上田「あのな、お前はそう簡単に言うけどいつも戦ってんのは俺じゃろがい！」

有田「いやいや僕も貢献してますよ」

上田「ほう、じゃあ言ってみろよお前は何してんだよ」

有田「パワプロとか」

上田「ほらね！」

化け物「ギシャアアアアアアア」

有田「コラー！」バギィッ

有田「いいよ、今のいいよ！話してる最中に飛びかかって来られるとこっちも殴りやすいよ、ラジオネーム化け物」

上田「どこを褒めてんだ」

有田「じゃあ僕はこれで」

上田「帰すかあああああああああああ！」

有田「いやどうしたんですか上田さん急に大きい声出して」

上田「あと29体俺一人で倒せってか！」

有田「あれ、もしかして上田さんビビってます？」

上田「え？」

有田「いや僕としては上田さんってもっとこう男気のある男だと……」

上田「ちょっと待てい」

有田「どうしました？僕も手伝うんでさっさと片付けちゃいましょうよ」

上田「あのなあ、俺男気出されっと弱いのよ」

有田「おお！？」

上田「見てろよお前、この程度の奴ら俺がケツ出しゃ終いよ」

有田「上田さん、ケ、ケツ出すんですか？」

上田「おうよ」脱ぎっ

有田「あちゃー上田さんにケツ出させちゃったかー」

上田「螺旋！」ブリュブリュブリュブリュ

有田「出たー！螺旋！知らない人のために説明しておくとまずは屁をこいて竜巻を起こし、その竜巻に乗って上田さんの糞が敵を一網打尽にするという！」

上田「誰に説明してんだよ！」ブリュブリュブリュブリュ

有田「いやいつ見ても汚いなあ」

化け物「ウギャアアアアアアアア」

上田「ま、こんなもんよ」

有田「あ、上田さん一体撃ち漏らしてますよ」

上田「ほんとだ」

有田「へへっ、お前も螺旋食らうか？」

上田「マジで長渕さんに怒られるぞお前」

化け物「ガルルルル……ギシャアアアアアアア！」

上田「てーい！」グシャッ

有田「あ、死んだ……いや数の割にあっけなかったですね」

上田「でもまあ楽し……かった……よね？」

有田「そうですね」

上田「じゃあアイツのとこ戻るか」

男「ありがとうございました！ありがとうございました！」ドゲザー

有田「いやお礼なんて構わんよ～」

上田「それ俺んだろ！……いや待て俺も構わんよなんてほとんど言ったことないからな！？」

有田「というわけでね、最近物騒だから夜はあまり出歩かないように。僕からは以上！」

男「あ、あの……あの化け物は一体……」

有田「いや俺たちもよくわかんなくて困ってんのよー」

上田「最近多発してる失踪事件と関係があるとは思ってんだけどね」

男「なるほど……それと、あの……お二人ってもしかして……くりぃむしちゅーさんですか？」

上田「なあラジオネーム男よ。そのことに関して黙っておく訳にいかないか。口をつぐむわけにはいかないか」

男「は、はい、すみませんでした……」

上田「じゃあ俺先行ってっかんな！」

男「あの！待ってください！せめて何かお礼をさせてください！！」

上田「気持ちはありがたいけどお礼とかは受け取れないのよ～」

有田「なんでですか、お礼されておけばいいじゃないですか」

上田「俺今日イズムあんのよ～」

有田「あー、じゃあしょうがないですね」

男「そんな……助けて頂いたのに」

上田「じゃあ俺先行ってっかんな！」

男「上田さん……」

上田「あったかくして寝ろよ～」

有田「あ、じゃあ俺もこれで」