西住みほ「赤ちゃんできちゃった....」 (28)

男「えっ!?マジで?」

みほ「うん.....ほら妊娠検査薬で陽性が出てね」

みほ「君としかそういうことしてないし....間違いなく君の子だよ」

みほ「責任取ってくれるよね?」

男「いや.....中絶してくれない?俺たちまだ高校生だしさ」

みほ「えっ.....私は産みたいよ 君と私の子供だもん」

みほ「お腹の子に罪はないもん....」

男「えっととりあえずすこし考えさせてくれない?」

みほ「突然だもんね...わかったよ」

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男「沙織ー」抱き

沙織「やだもー突然会いたいって言ったと思ったら抱きついてきてどうしたの?」なでなで

男「結構どうでもいいことなんだけどさ」

男「ちょっとめんどくさいことになって」

沙織「またお金?困った事があったら彼女の私になんでも言ってね」

男「いやお金は大丈夫」

沙織「私からも話があるんだけどいいかな?」

男「なに?」

沙織「君のね 赤ちゃんが出来ちゃって」

沙織「だからね このまま二人で学校をやめて慎ましくも仲良く夫婦生活を送りたいなぁって思うんだけど」

男「えっ....いや俺高校ぐらいは卒業したいし...そんなの絶対的うまくいかないってだからとりあえず中絶してくれない?」

沙織「そんな無責任なこと....君がゴムつけたくないって言うから出来ちゃったのに」

男「だって沙織をもっと感じたかったから...」

沙織「そんなこと言うならちゃんと責任とって幸せにしてよ!!」

男「わかった....一日考える時間をくれ!そしたらちゃんとするから」

沙織「わかった 一日だけだよ」

男「うん」

麻子「あのな....お前の赤ちゃんが出来た」

男「えっ!?」

麻子「私の両親は幼い頃に亡くなっただろ?」

麻子「すごく寂しかった....だからこの子にはそんな気持ちにならないようにいっぱい愛してやろうな」

男「お、おう....」

麻子「私たちが高校生の間はおばあが面倒見てくれるから安心してくれ ただ高校を卒業したら就職してもらうことになるが」

麻子「それぐらいの甲斐性は見せてくれるよな?」

男「ごめん 一日一人で考えさせてくれないか」

麻子「わかった 突然のことだしな」

優花里「男殿!!」

男「なに?いま俺忙しいんだけど」

優花里「荒れてます~そんな男殿に朗報です」

優花里「男殿の子を授かりました」

男「おろせよ」

優花里「えっいやちょっと顔が怖いんですけど」

男「まだ高校生なのに育てられるわけないだろ」

優花里「えっでも....」

男「だって俺とお前ってセフレだろ 別に付き合ってるわけじゃないし本当に俺の子かもわからないし」

優花里「そんなわけないじゃないですか...私は貴方としか」

男「とにかく一日考える時間をくれ」

優花里「はい.....」

華「あら男さん今にも死にそうな顔してどうしたんですか?」

男「えっと....今とっても不幸な気分なんだよ」

男「俺が一体何したって言うんだよ....」

華「なにか不幸が?」

男「まぁそんなとこ」

華「それでは私がいい報告をして気分を晴れやかにさせましょう」

男「なに?今相当ブルーだけど宝くじ当たったから1億くれるレベルじゃないと晴れやかにはならないぜ」

華「当たったのは宝くじじゃなくて貴方の精子です」

男「はっ?え?どういうこと?」

華「妊娠しました」

華「すぐに貴方には五十鈴家に婿に来てもらいます」

男「えっとごめん 一日考える時間を貰ってもいいかな?」

華「いいですよ」

男ハウス

男「ど、どうしよう......」

男「やっぱり誰か一人選ばないとダメだよな...」

男「誰を選んでも血の海になりそうだけど」

男「誰のルートに行くべきか」

男「ルート選択 誰を選ぶか 多数決で決めるしかない!」
1 西住みほ
2 武部沙織
3 冷泉麻子
4 秋山優花里
5五十鈴華

>>10まで多数決

4

翌日

男「もしもし....」

優花里「はい.....」

男「昨日はごめん...付き合ってないとか言って...」

優花里「いや本当の事ですし なし崩しに身体の関係をもってズルズル続けてしまった私にも非はありますから」

優花里「いつか男殿が本気で好きになってくれるかもって....思って....」

男「うん....」

優花里「初めて会った時のこと覚えてます?」

男「ごめん 覚えてない....」

優花里「クラスで浮いていた私に声をかけてくれたんですよ?
あの時した戦車の話は絶対に忘れません....」

優花里「もしかしたらその時から貴方に惹かれていたのかも知れません」

男「そっか、俺もよく考えたんだ.....聞いてくれるか?」

優花里「はい....」

男「結婚しよう....責任は全部取るから」

優花里「私でいいんですか?」

男「うん やっぱり一緒にいて楽しいのは優花里だし...」

優花里「嬉しいです....」

男「よかった....ちょっとやらなきゃいけないことがあるからまた連絡するね 必ず生きて帰るから」

みほ「責任とってくれる気になったの?」

男「いやそうじゃなくて別れて欲しい」

みほ「えっ.....」

男「別に好きな奴が出来て....そのそいつも妊娠しちゃってさ」

みほ「なんで....あんなに好きだって言ってくれたのに」

みほ「それに妊娠って....私とお腹の子はどうなるの?」

男「ごめん おろして欲しい」

みほ「嫌!それだけは絶対に嫌!絶対に産むから!」

男「産んだって不幸になるだけだよ」

みほ「そうしたのは君でしょ!?なんでそんなに無責任なの?」

男「だって俺は妊娠してくれなんて頼んでないし」

みほ「なに言ってるの?」

男「妊娠してくれなんて俺は頼んでない!!」

みほ「私は遊びだったの?」

男「そうだよ....」

みほ「帰って.....」

男「えっ?」

みほ「帰ってよ!!」

・・・・・・・・

みほ「男君がくれたボコ....」

男「ほら今日みほ誕生日だろ?これあげる」

みほ「きっと....男君は悪い女に騙されてるんだ....私が救ってあげないと」

沙織「どう?1日だったけど?」

沙織「まぁもう赤ちゃんもいるから結婚するしかないよね」

男「あのさ....一晩考えたんだけど下ろしてくれない?」

沙織「やだもーそんな無責任なこと言うわけないし冗談だよね」

男「本気だよ...別に好きな女の子が出来てその子が妊娠したから沙織とは結婚できない」

沙織「妊娠って....じゃあ私と付き合いながらその子と付き合ってて二股かけてたってこと?」

男「うん.....(5股だけど黙っておこう)」

沙織「最低....あんたを殺しても私も死んでやる!」

沙織「絶対許さない」包丁装備

男「キレすぎだって少し落ち着けよ」

沙織「許さない.....」

男「これはやばそうだ...逃げよう!」

・・・・・・・・

沙織「なんでこんなことになっちゃったんだろう....」

沙織「ちょっと前まであんなに幸せだったのに」

男「沙織の作ってくれるご飯は本当に美味しいよ いい嫁さんになるな!」

沙織「やだもーそんなに褒めないでよ」

男「あとさ....今月お金なくて1万円貸してくれない?」

沙織「もー今回だけだよ?」

・・・・・・・・

沙織「でも絶対に許さないから....復讐してやるもん...」

麻子「気持ちは決まったか?」

男「えっとその赤ちゃんのことだけどおろしてくれない?」

麻子「はっ?お前なに言ってるんだ? 私はこの子に不幸な思いはさせたくないと言ったはずだろ?」

男「ほらやっぱり産まれてもお父さんいないのは辛いだろ」

麻子「お前がいるじゃないか」

男「俺さ.....他に好きな子がいてさ...そのその子も妊娠してて...幸せにしてやりたいんだ」

麻子「私はどうなるんだ?」

男「えっとわかんない」

麻子「なんだそれ....私はどうしたら...」

男「だからおろした方がいいよ」

麻子「お前は最悪だ....悪魔だ」

男「ごめん....帰るわ」

・・・・・・・

麻子「あんな奴の子供なんて!!」包丁装備

麻子「出来ない....子供に罪はないからな....」

華「五十鈴家に来る準備は出来ましたか?」

男「いや行かない」

華「それはどういうことですか?」

男「下ろしてくれ....他に好きな人がいるんだ」

華「随分と無責任なこと言いますね」

男「俺は別に妊娠してくれなんて頼んでないし....」

華「アナタ 人として最低ですよ」

男「華の方から言い寄ってきたんだから俺に責任なんてねぇよ」

男「一回やったくらいで彼女ヅラするなよ」

華「あなたの言い分はわかりました」

華「夜道に気をつけてくださいね」

男「じゃあ俺帰るから」

あんこうチーム ライングループ

沙織「彼氏に振られちゃった....」

沙織「二股かけられてて本命の女の子が妊娠したから別れたいって言われた」

沙織「私だって妊娠してるのに....」

華「沙織さんもですか?私も似たような男の人に捨てられてしまって私のお腹にも赤ちゃんがいるんですが....」

麻子「奇遇だな 私もだ そして妊娠もしている」

みほ「私も....」

沙織「みんなシングルマザーってこと?」

沙織「男くんの馬鹿....」

麻子「男ってあの男か?」

沙織「えっと知ってるの?」

麻子「知ってるも何も私を捨てたのはそいつだぞ」

沙織「えっ!?」

華「私を捨てたのもその人ですよ」

みほ「私も....」

沙織「あいつなにしてるのよ.....」

・・・・・・・・・

優花里「男さん.....」

優花里「そんな....皆さん妊娠してるなんて」

優花里「このまま一緒になっていいんでしょうか」

優花里「皆さんとどんな顔して会えば....」

優花里「私は皆さんを選ぶか男殿を選ぶか....」

優花里「どうしたら.....」

優花里「お腹の子だって....」

優花里「>>23

選択肢 1.それでも男と一緒になる
2.男を突き放す

1

優花里「やっぱり私は男殿が好きです」

優花里「皆さんには悪いですが」

・・・・・・・・

男「その後 俺と優花里の父さんと母さんに挨拶に行って」

男「ボコボコにされたけどなんとか許してもらって」

男「今は優花里と二人で学校を辞めて秋山理髪店で働いている」

男「4人からはあれから連絡もないし多分自分たちでなんとかしたんだろう....今考えると少し申し訳ない」

・・・・・・・・・

みほ「優花里さんだったんだ......」

・・・・・・・・・

2ヶ月後

優花里「ついつい買いすぎてしまいました 晩御飯の食材」

優花里「最初は料理なんて全然出来なかったけど男殿が喜んでくれるからどんどんハマってしまいました」

優花里「この長い階段を降りないと帰れないのはちょっと面倒ですね」

ドンつ!!

優花里「えっ?」

みほ「優花里さんが悪いんだよ....」

秋山理髪店

黒服「この店を脱税の疑いで営業停止にする!」

男「えっ!?」

淳五郎「なにかの間違いです!!」

華「これで少しは不幸になってくれますかね?」

病室

男「店が潰れちゃってさ.....」

男「今お義父さんとお義母さんが警察とかにかけあってるけどどうなるかは......」

優花里「そうですか....赤ちゃんも流産してしまいました....」

優花里「なんで私たちだけ....こんな目に」

男「本当にな....なんでこんなことになったか皆目見当もつかないよ....」

男「メールだ...麻子から!?」

麻子「窓の外を見ろ」

男「えっ?」

麻子「・・・・・・・・・」ニヤッ

窓を開けると麻子がこちらを憎悪を含んだ顔でこちらを見つめながら落ちて行った

優花里「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

男「うわぁ....」



優花里「潮風が気持ちいいですね」

男「ああ....」

・・・・・・・・・

男「あれから4年がたった....麻子の死は自殺で処理された
あとお義父さんとお義母さんは謎の失踪をとげた」

男「クマの着ぐるみに拉致されたとかされないとか色々な情報が入ってきたけど真相は闇の中だった」

男「優花里とは小さいアパートの一室を借りて金は無くても仲良く暮らしている そしてまた優花里の妊娠が判明した」

・・・・・・・・・

優花里「潮風はあまり良くないのでそろそろ帰りませんか?」

男「俺はもう少しいるよ 早めに帰るから先戻ってて」

優花里「わかりました」

・・・・・・・・・

男「色々あったな....」

沙織「・・・・・・・」サクッ

男「えっ.......」

沙織「絶対許さないって言ったでしょ」

男「沙織......」

沙織「私はもっと痛いし苦しかったんだよ」サクッ

男「ごめん....」

沙織「謝るなら最初からそんなことしないで!」サクッ

男「・・・・・・・・」

沙織「あっ......ああ!!」

・・・・・・・・

優花里「お父さん遅いですね」お腹なでなで

バットエンド

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